JP5625466B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は洗濯機に関し、更に詳しくは、外槽内に回転自在に洗濯兼脱水槽を配設した洗濯機に関する。
従来、この種の洗濯機では、外槽2に内設した洗濯兼脱水槽3の側壁内側に垂直方向に延伸する循環水路120を配設し、循環水路120の上端に吐水開口140を設け、その吐出開口出口にネット状のリントフィルタ150を着脱自在に取り付ける構成としている。
洗濯兼脱水槽3に水を溜めた状態で底部に設けた回転翼5を回転すると、その裏面に放射状に形成されている裏羽根502のポンプ作用により、洗濯兼脱水槽3の底壁と外槽2の底壁との間隙にあった水が回転翼5の直下に開口している通水口200を通して吸い上げられ、循環水路120の下端開口130に送り込まれる。この水は循環水路120内を上昇して吐水開口140から洗濯兼脱水槽3内に吐き出され、この際に、その水の中に混入している糸屑等の異物がリントフィルタ150に捕集される。
特開平7−255992号公報
しかしながら、従来の洗濯機では洗濯容量が少ない場合には必要な洗濯水量による洗濯が選択されるため 洗濯物の量が少なく洗濯兼脱水槽内で洗濯水位が低い位置に設定される場合には、回転翼の裏羽根によるポンプ作用が弱まり、循環水路上端の吐水開口まで充分に水を上昇させることができなくなるため、リントフィルタを通過する水の量が減少し、異物の捕集効率が低下してしまう。
本発明はこれらの課題を解決するために成されたものであり、その主たる目的は、洗濯水位の高低に拘わらず、異物を効率的に捕集することができる洗濯機を提供することにある。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、外槽内に回転自在に配設された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽底部に回転自在に設けられ、その下面に裏羽根を形成して成る回転翼とを備え、この回転翼を回転させて裏羽根のポンプ作用により回転翼直下の洗濯兼脱水槽底壁の通水口を通して水を吸い上げて前記洗濯兼脱水槽に循環させる洗濯機において、前記回転翼の外周側に設けた下部開口に連通して洗濯兼脱水槽側壁内面に沿って上方に延伸した循環水路の上部開口に異物捕集用の第1のフィルタを備えた第1の循環水路と、前記回転翼の外周側に設けた下部開口に連通して洗濯兼脱水槽側壁内面に沿って上方に延伸し、前記第1の循環水路の上部開口よりも低い位置に吐出口を設けるともに前記吐出口の下方に第2のフィルタを設けた第2の循環水路とを備えたことを特徴としている。
これにより、洗濯水位が低めに設定される場合であっても十分な水圧をもって水を通過させることができ、糸屑等の異物捕集効率が低下することを防止できる。
本発明に係る洗濯機によれば、洗濯水位が低めに設定される場合であっても十分な水圧をもって水を吐出循環させることができ、糸屑等の異物捕集効率が低下することを防止できる。
また、洗濯水位が低めに設定される場合であっても十分な水圧をもって水を吐出循環させることができるので、投入された洗濯用洗剤を短時間で確実に溶解することもでき、設定された回転翼の運転時間にて洗浄性能を向上させることができる。
本発明の実施の形態1の洗濯機の全体構成を示す側面断面図 第2の循環水路を洗濯槽の内周側(第2の循環水路の正面側)から見た立体図 第2の循環水路をその背面側から見た立体図 従来の洗濯機の全体構成を示す側面断面図
第1の発明は、外槽内に回転自在に配設された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽底部に回転自在に設けられ、その下面に裏羽根を形成して成る回転翼とを備え、この回転翼を回転させて裏羽根のポンプ作用により回転翼直下の洗濯兼脱水槽底壁の通水口を通して水を吸い上げて前記洗濯兼脱水槽に循環させる洗濯機において、前記回転翼の外周側に設けた下部開口に連通して洗濯兼脱水槽側壁内面に沿って上方に延伸した循環水路の上部開口に異物捕集用の第1のフィルタを備えた第1の循環水路と、前記回転翼の外周側に設けた下部開口に連通して洗濯兼脱水槽側壁内面に沿って上方に延伸し、前記第1の循環水路の上部開口よりも低い位置に吐出口を設けるともに前記吐出口の下方に第2のフィルタを設けた第2の循環水路とを備えたことにより、洗濯水位が低めに設定される場合であっても十分な水圧をもって水を吐出循環させることができ、糸屑等の異物捕集効率が低下することもない。また、洗濯水位が低めに設定される場合であっても十分な水圧をもって水を吐出循環させることができるので、投入された洗濯用洗剤を短時間で確実に溶解することもでき、設定された回転翼の運転時間にて洗浄性能を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、第2の循環水路は、洗濯兼脱水槽内方に開口し第2のフィルタを装着するフィルタ室を設け、前記フィルタ室の両側に水路を有し、前記水路は前記下開口から吐出口に連通するように構成するとともに、前記フィルタ室は前記水路側面側に通水口を設け、前記第2のフィルタの下端が前記通水口よりも低い位置になるように構成したことにより、洗浄時やすすぎ時に回転翼を正転から反転させる場合、回転翼の停止時間が発生するが、この停止時に洗濯水が吐出口や第2のフィルタから循環水路内に逆流しても、第2のフィルタに捕獲された糸屑等が循環水路内に逆流して洗濯兼脱水槽内に再流出してしまうことを防止できる。
第3の発明は、第2の発明において、第2のフィルタは、第2の循環水路のフィルタ室から洗濯兼脱水槽内に吐き出される水流に対して、洗濯兼脱水槽内方に突出するように設けたことにより、洗浄時やすすぎ時に回転翼を正転から反転させる場合、回転翼の停止時間が発生するが、この停止時に洗濯水が吐出口や第2のフィルタから循環水路内に逆流しても、第2のフィルタの糸屑捕獲面を逆流する流れに対して正対しにくくなり、第2のフィルタに捕獲された糸屑等が循環水路内に逆流して洗濯兼脱水槽内に再流出してしまうことを防止できる。
第4の発明は、第2または第3の発明において、水路は、通水口と対向する位置に突状部を設けて流路断面積を狭小に構成したことにより、吐出口から洗濯兼脱水槽への吐出水圧を確保すると共に、第2のフィルタへの水量も確保することができる。また、洗濯水が吐出口から循環水路内に逆流した場合でも、第2のフィルタへ勢いよく流れ込むので、糸屑等の異物捕集効率が低下することもない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるわけではない。また、従来の洗濯機と共通するところは図面の符号を共通とし、説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態における洗濯機の全体構成を示す側面断面図、図2はこの洗濯機の第2の循環水路を洗濯槽の内周側(第2の循環水路の正面側)から見た立体図である。図3は第2の循環水路をその背面側から見た立体図である。
外箱1の内部には外槽2が複数の吊棒(図示しない)により釣支されており、これにより外槽2の振動が外箱1に伝わることを防止している。外槽2内部には、周囲に多数の通水孔を有する洗濯兼脱水槽(以下、単に「洗濯槽」と称す)3が、その底壁に設けられた回転軸4を中心に回転自在に軸支されている。
洗濯槽3の底部には回転翼5が回転自在に設けられ、外槽2の下面に取り付けられたモータ6の回転動力がモータプーリ7、ベルト8、主プーリ9及び動力切換機構10を介して洗濯槽3及び回転翼5へ伝達される。動力切換機構10は、遠心脱水時には洗濯槽3と回転翼5とが一体となって回転し、それ以外のときには回転翼5のみが回転するように駆動軸の連結を機械的に切り換える。なお、洗濯槽3及び回転翼5をダイレクトドライブ方式により回転駆動する構成としてもよい。
洗濯槽3の上端部には遠心脱水時に振動を抑制するためのバランサー11が固着されており、洗濯槽3の側壁内側には、その底部からバランサー11直下まで略垂直方向に延伸する第1の循環水路12が形成されている。この第1の循環水路12は下端に揚水口13が開口し、上端の開口した放水口14には着脱自在にリントフィルタが装着されて第1のフィルタ部15を形成している。
一方、洗濯槽3の他の側壁内側には、その底部から中央(中段)付近まで略垂直方向に延伸する第2の循環水路17が形成されている。
図2、図3に示すとおり、この第2の循環水路17は、洗濯槽側壁との間に水路を形成するように洗濯槽3に装着され、下端に揚水口18を有し、洗濯槽3の内方側に向いた側壁部に吐出口開口19が形成された主部材20と、洗濯槽3内方に開口し略箱形状をなす第2のフィルタ部25を設置するフィルタ室21を設け、フィルタ室21の両側に対向するように、かつ前記揚水口18から前記吐出口開口19に連通するように水路22a、22bを構成するとともに、前記フィルタ室21の水路22a、22b側には通水口23a、23bを設け、前記水路22a、22b には該通水口23a、23bと対向する位置に突状部24a、24bを設け流路断面積が通水口23a、23b近傍にて狭小となるように構成している。
また、第1、第2のフィルタ部15、25にそれぞれ設けられたメッシュ状のリントフィルタは糸屑等を捕集するためのものである。
外槽2内に所定量の水が貯留された状態で回転翼5が回転駆動されると、回転翼5の上面に設けられている攪拌羽根501によりほぼ水平方向に回転する水流が洗濯槽3内に生じる。それと同時に、回転翼5の裏面に放射状に形成されている裏羽根502のポンプ作用により、洗濯槽3底面と外槽2底面との間にある水が通水部26を通して吸い上げられ、第1、第2の循環水路12、17を経由して揚水口13、18に勢いよく送り込まれる。
洗濯槽3の側壁に取り付けられ、該側壁との間に略垂直方向に延伸する断面偏平形状の水路(第1の循環水路12)を形成する第1水路壁部材30はバランサー11の直下まで延伸しており、その上端に放水口14が設けられている。第1のフィルタ部15は、放水口14に着脱自在に取り付けられている。第1の循環水路12内を上昇した水はその一部が第1のフィルタ部15のリントフィルタを通過して洗濯槽3内に噴出される。
例えば洗濯物の量が多く洗濯水位が高い場合(例えば図1中の水位H)には、第1の循環水路12内を上昇する水の圧力が高いため、第1のフィルタ部15から吐き出される。一方、洗濯物の量が少なく洗濯水位が低い場合(例えば図1中の水位L)には第1の循環水路12内を上昇する水の圧力が低いため、第1のフィルタ部15まで到達する水は少ない。
しかし、第2の循環水路17は第1の循環水路12よりも揚水口から放水口までの距離を短く設定してあるため、洗濯水位が低い場合であっても第2の循環水路17内には高い圧力でもって水が上昇する。第2のフィルタ部25を高い圧力でもって滞ることなく水が通過して洗濯槽3内に噴出する。その際に、異物がリントフィルタ33に捕集される。
第2のフィルタ部25は、洗濯槽3の側壁に取り付けられ該側壁との間に垂直方向に延伸する断面偏平形状の水路(第2の循環水路17)を形成する第2水路壁部材31の前面に着脱自在に取り付けられ、第2の水路壁部材31には洗濯槽側に開口し一体的に形成したフィルタ室21が設けられ、そのフィルタ室21内にフィルタフレーム40とリントフィルタ33で構成する第2のフィルタ部25を設置するように構成される。
また、フィルタフレーム40には、第2のフィルタ部25を設置した際にフィルタ室21内の通水口23a、23bに対応した位置に第2のフィルタ部25内に通水するための切り欠き部34をフィルタフレーム40の両サイドに設けている。
前記揚水口18から前記吐出口開口19に連通するように水路22a、22bを構成するとともに、前記フィルタ室21の水路22a、22b側には通水口23a、23bを設けるとともに、前記水路22a、22bには該通水口23a、23bに対向する位置に突状部24a、24bを設け水路22a、22bの流路断面積が通水口23a、23bにて狭小となるように構成している。このように構成することにより、吐出口開口19からの吐出水圧を確保すると共に、第2のフィルタ部25への水量も確保することができる。
この構成において、上述のように回転翼5の裏羽根502のポンプ作用により揚水口18を介して水路内を水が上昇すると、その水の一部は通水口23a、23bを介してフィルタ室21側へ入り込み、第2のフィルタ部25で浮遊異物が除去されて洗濯槽3内へ吐き出される。
このように、本実施の形態に係る洗濯機では、洗濯水位の高低に拘わらず、洗濯槽3内の水に含まれる異物を除去することができる。
また、あらゆる水位設定においても洗濯水を十分な水圧を持って吐出循環させることが可能となり、洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯用の洗剤を短時間で確実に溶解することができ、設定された回転翼の運転時間にて洗浄性能を向上させることができる。
このように、本実施の形態に係る洗濯機では、洗濯水位の高低に拘わらず、洗浄性能を確保するとともに洗濯槽3内の水に含まれる異物を除去することができる。
さらに、フィルタ室21内の側壁に設けられた通水口23a、23bは、第2のフィルタ部25のリントフィルタ33の最下端部より高い位置に設定し、循環水が第2のフィルタ部25に対して高位より流入するように構成している。
これにより、洗濯やすすぎ運転時の回転翼5の反転運転の停止時や排水時に、洗濯槽3内の水が吐出口開口19から入水して第2の循環水路17内を上方向から下方向に逆流してくる洗濯槽内の洗濯水が水路22a、22bを経由して通水口23a、23bから入水し、第2のフィルタ部25のリントフィルタ33に流れ込んで異物を捕集することができる。
また、洗濯やすすぎ運転時の反転運転の停止時や排水時に、第2のフィルタ部25を通して洗濯槽3内の洗濯水がフィルタ室21内に流れてくるが、通水口23a、23bは第2のフィルタ部25のリントフィルタ33の最下端部より高い位置に設定しているので、通水口23a、23bの下方位置のフィルタ室21内に貯留部32を構成している。
上述のように貯留部32を構成することと、且つ第2のフィルタ部25は洗濯槽内に突出するように略袋状とすることにより、洗濯やすすぎ運転時の回転翼5の反転運転の停止時や、排水時に洗濯水が洗濯槽内から第2の循環水路に流れる動きをする際に、第2のフィルタ部25の糸屑捕獲面を流れに対して正対しにくくすると共に通過流速を低減させる効果を得ることができ、フィルタが捕獲した糸屑を再び洗濯槽内に戻してしまうといった不具合を回避することが可能となり、洗濯水位の高低に拘わらず洗濯完了時に衣類に付着する糸屑を大幅に少なくすることができる。
また、フィルタフレーム40をフィルタ室21に着脱する構成として、フィルタフレーム40は下端に突出部42を有し、上端には略U字状をなす保持部41を形成し、保持部41には爪部43を併設し、略U字状部は樹脂の弾性を活かし保持部41は復元可能に変位することができる。
フィルタフレーム40をフィルタ室21に装着する際には、まず、フィルタフレーム40の下端に形成されている突起42を第2水路壁部材31に設けた穴部44に挿入し、突出部42を支点にフィルタフレーム40の保持部41に設けた爪部43がフィルタ室21の上端部に設けた係止孔45に嵌合するまで回動させる。これにより、保持部41の爪部43がフィルタ室21の上端部に設けた係止孔45に嵌合し、フィルタフレーム40は保持部41の爪部43と突出部42によりフィルタ室21に収納係着される。
フィルタフレーム40をフィルタ室21から取り外す際には、保持部41の上部を下に押しながら前方に倒す。すると、爪部43と係止孔45との係合が解除され、フィル
タフレーム40がリントフィルタと一体となって外れる。これにより、リントフィルタの清掃が容易に行える。
フィルタフレーム40に固着されるリントフィルタは、例えばポリエステル樹脂製繊維に抗菌剤処理を施したものである。
この構成において、捕獲されて糸屑は汚れや洗剤カスが多くの水分を含んだ状態で通気性も悪い洗濯槽内に放置されることによりフィルタにカビが発せしないようにすることができ、衛生的な洗濯機を提供するこができる。
なお、本実施の形態における洗濯機では、洗い又はすすぎ行程時に回転翼が回転されると、その下面の裏羽根のポンプ作用によって吸い上げられた水が回転翼の下面外周側へと送られ、第1及び第2の循環水路の揚水口から各循環水路内を上昇する。
第2の循環水路の揚水口と吐出口開口との高低差は、第1の循環水路の揚水口と放水口との高低差よりも小さいため、略同一の圧力でもって揚水口に送り込まれた水は第2の循環水路内において、より勢いよく上昇する。第2の循環水路の吐出口開口を第1の循環水路の放水口よりも低い位置に設けることにより、洗濯水位が低めに設定される場合でも十分な水圧でもって第2のフィルタに水を通過させることができ、糸屑等を捕獲することができる。
ところで、通常、洗浄やすすぎのために洗濯兼脱水槽に貯留される水の水位は洗濯物の量に応じて設定される。この設定水位が低い場合、高い位置にある第1の循環水路の放水口まで上昇する水の量は減少し、第1のフィルタの捕集効率が低下する。そこで、第1の循環水路の揚水口と放水口の間の位置に第2のフィルタを備え、この第2のフィルタは、吐出口開口と揚水口との間の位置に中間開口を設ける構造とする。
この構造によれば、洗濯兼脱水槽内の水位が比較的低い場合には、第2の循環水路内を上昇した水が第2のフィルタを通過して洗濯兼脱水槽内に吐き出されるので、この第2のフィルタにより異物を捕集することができる。
また、異物の捕集を効率的に行いつつ、回転翼を反転する際等、洗濯運転の停止時に捕獲したリントフィルタの糸屑を遊離させることのないようにさせるには、第2のフィルタは洗濯兼脱水槽内に突出させる形状とするものとし、第2のフィルタに流入し吐き出される洗濯水は該第2のフィルタより下位の通水口から流入することがないように設けられた構造としている。
また第2の循環水路は、洗濯兼脱水槽側壁との間に水路を形成するように該洗濯兼脱水槽に装着され、下端部に揚水口が、洗濯兼脱水槽内周側に向いた側壁部に吐出口開口が形成された主部材と、第2のフィルタを内装する略箱形状の部材であって、対向する二面に通水口を有し、前記主部材の吐出口開口の下方に着脱自在に設けられるフィルタ室と、を含んで成るものとしている。この構成によれば、第2のフィルタが着脱可能であるので、清掃や交換が容易に行える。
第2のフィルタを洗濯兼脱水槽内に突出して設けることにより、リントフィルタの糸屑等による目詰まり状態を目視にて使用者に容易にわからしめることもでき、適宜フィルタの掃除を進めることが可能となる。また、このリントフィルタは、抗菌処理を施した繊維にて構成することにより、捕獲した糸屑等によりカビが発生することを防止し、継続的に衛生的な洗濯を実現することができる。
また、ここで主部材が、フィルタフレームの厚みに応じて水路側に窪んだ凹所を形成して成るものとすれば、フィルタフレームと主部材に装着したときに、第2のフィルタ自体が前方に突出しないので、洗濯物の引掛かりを防止することもできる。
さらに、第2の循環水路は、洗濯兼脱水槽側壁との間に水路を形成するように該洗濯兼脱水槽に装着され、下端部に揚水口が、上端部に前記吐出口開口が、その間の洗濯兼脱水槽内周側に向いた側壁部に中間開口が形成された主部材と、該中間開口の前面に着脱自在に装着される第2のフィルタがリントフィルタを含んで成る構造とすることができる。
第2の循環水路に吐出口開口を設けることにより、あらゆる水位設定においても洗濯水を十分な水圧を持って吐出循環させることが可能となり、洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯用の洗剤を短時間で確実に溶解することができる。設定された回転翼の運転時間にて洗浄性能を向上させることもできる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯水位が低めに設定される場合であっても十分な水圧をもって水を吐出循環させることができ、糸屑等の異物捕集効率が低下しにくいので洗濯機分野で有用である。
2 外槽
3 洗濯兼脱水槽
5 回転翼
12 第1の循環水路
17 第2の循環水路
13、18 揚水口(下部開口)
14 放水口(上部開口)
15 第1のフィルタ部(第1のフィルタ)
19 吐出口開口(吐出口)
21 フィルタ室
22a、22b 水路
23a、23b 通水口
24a、24b 突状部
25 第2のフィルタ部(第2のフィルタ)
40 フィルタフレーム

Claims (2)

  1. 外槽内に回転自在に配設された洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽底部に回転自在に設けられ、その下面に裏羽根を形成して成る回転翼とを備え、この回転翼を回転させて裏羽根のポンプ作用により回転翼直下の洗濯兼脱水槽底壁の通水口を通して水を吸い上げて前記洗濯兼脱水槽に循環させる洗濯機において、前記回転翼の外周側に設けた下部開口に連通して洗濯兼脱水槽側壁内面に沿って上方に延伸した循環水路の上部開口に異物捕集用の第1のフィルタを備えた第1の循環水路と、前記回転翼の外周側に設けた下部開口に連通して洗濯兼脱水槽側壁内面に沿って上方に延伸し、前記第1の循環水路の上部開口よりも低い位置に吐出口を設けるともに前記吐出口の下方に第2のフィルタを設けた第2の循環水路とを備え、
    第2の循環水路は、洗濯兼脱水槽内方に開口し第2のフィルタを装着するフィルタ室を設け、前記フィルタ室の両側に水路を有し、前記水路は前記下部開口から吐出口に連通するように構成するとともに、前記フィルタ室は前記水路側面側に通水口を設け、前記第2のフィルタの下端が前記通水口よりも低い位置になるように構成し、
    前記第2のフィルタは、フィルタフレームとリントフィルタとで構成されており、
    前記フィルタフレームは、前記第2のフィルタを設置した際に前記フィルタ室内の通水口に対応した位置に前記第2のフィルタ内に通水するための切り欠き部が設けられたものであり、
    前記水路は、前記通水口と対向する位置に突状部を設けて流路断面積を狭小に構成したことを特徴とする洗濯機。
  2. 第2のフィルタは、第2の循環水路のフィルタ室から洗濯兼脱水槽内に吐き出される水流に対して、洗濯兼脱水槽内方に突出するように設けたことを特徴とする請求項に記載の洗濯機。
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