JPH07289785A - 脱水洗濯機 - Google Patents
脱水洗濯機Info
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- JPH07289785A JPH07289785A JP6082839A JP8283994A JPH07289785A JP H07289785 A JPH07289785 A JP H07289785A JP 6082839 A JP6082839 A JP 6082839A JP 8283994 A JP8283994 A JP 8283994A JP H07289785 A JPH07289785 A JP H07289785A
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Landscapes
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】洗濯槽内で発生した布屑を効率良く捕集する。
【構成】回転翼１０と洗濯槽９の間の隙間及び外槽３の
底部から循環ポンプ１２により洗濯水を吸い込んで布屑
捕集フィルタ１６に循環させて布屑を捕集することによ
り、発生した布屑を効率良く捕集するようにした。
底部から循環ポンプ１２により洗濯水を吸い込んで布屑
捕集フィルタ１６に循環させて布屑を捕集することによ
り、発生した布屑を効率良く捕集するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は脱水洗濯機に係り、特
に、洗濯水中に浮遊する布屑や糸屑（以下、布屑とい
う）を捕集する布屑捕集手段の捕集性能向上に関する。
に、洗濯水中に浮遊する布屑や糸屑（以下、布屑とい
う）を捕集する布屑捕集手段の捕集性能向上に関する。
【０００２】
【従来の技術】布屑捕集手段を備えた全自動洗濯機は、
例えば実開昭５９−１７１６８４号公報に開示されてい
るように、回転翼の裏側に一体的に形成した裏羽根によ
るポンプ作用により、外槽の底部の洗濯水を吸い込んで
布屑捕集ネットに送り込むことにより該布屑捕集ネット
により該洗濯水中に含まれる布屑を捕集するようにして
いる。
例えば実開昭５９−１７１６８４号公報に開示されてい
るように、回転翼の裏側に一体的に形成した裏羽根によ
るポンプ作用により、外槽の底部の洗濯水を吸い込んで
布屑捕集ネットに送り込むことにより該布屑捕集ネット
により該洗濯水中に含まれる布屑を捕集するようにして
いる。
【０００３】回転翼は洗濯槽の底壁中央部に形成した凹
部を塞ぐように設置されて該凹部をポンプ室として区画
し、該凹部の底壁に形成した吸込孔から外槽底部の洗濯
水を吸い込み、凹部側壁に形成した吐出孔から洗濯槽胴
体部に形成した導水路を通して該導水路の先端（洗濯槽
の胴体上部）に設置した布屑捕集ネットに送り込む構成
である。
部を塞ぐように設置されて該凹部をポンプ室として区画
し、該凹部の底壁に形成した吸込孔から外槽底部の洗濯
水を吸い込み、凹部側壁に形成した吐出孔から洗濯槽胴
体部に形成した導水路を通して該導水路の先端（洗濯槽
の胴体上部）に設置した布屑捕集ネットに送り込む構成
である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような布屑捕集手
段によって洗濯水中の布屑を効率良く捕集するために
は、洗濯槽内で発生した糸屑が効率良く外槽底部に移動
すること、ポンプ室で加圧された洗濯水が効率良く布屑
捕集ネットに送り込まれて漏れなく該布屑捕集ネットを
循環することが望ましい。
段によって洗濯水中の布屑を効率良く捕集するために
は、洗濯槽内で発生した糸屑が効率良く外槽底部に移動
すること、ポンプ室で加圧された洗濯水が効率良く布屑
捕集ネットに送り込まれて漏れなく該布屑捕集ネットを
循環することが望ましい。
【０００５】しかしながら、従来の全自動洗濯機では、
洗濯槽内で発生した布屑を外槽底部に効率良く導くため
の工夫に欠けており、また、布屑が沈殿する洗濯槽底部
の洗濯水を効率良く布屑捕集ネットに循環させるための
工夫に欠けている。
洗濯槽内で発生した布屑を外槽底部に効率良く導くため
の工夫に欠けており、また、布屑が沈殿する洗濯槽底部
の洗濯水を効率良く布屑捕集ネットに循環させるための
工夫に欠けている。
【０００６】従って、本発明の目的は、洗濯槽内で発生
した布屑を効率良く捕集する布屑捕集手段を提供するこ
とにある。
した布屑を効率良く捕集する布屑捕集手段を提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、外槽と、この
外槽内に配設されて脱水槽を兼ねる脱水孔付きの洗濯槽
と、この洗濯槽の底部中央に設けられた回転翼と、この
回転翼及び／または洗濯槽を回転させる駆動装置と、前
記外槽底部の洗濯水を布屑捕集部に循環させて該洗濯水
中に含まれる布屑を捕集する布屑捕集手段を備えた洗濯
機において、前記布屑捕集手段に、前記洗濯槽の底部に
前記回転翼の下側部と外槽底部から洗濯水を吸い込む循
環ポンプを設けたことを特徴とし、具体的には、前記循
環ポンプに、前記洗濯槽の底壁に形成された底壁凹部と
該底壁凹部に嵌合したケ−シングにより区画されたポン
プ室と、前記回転翼を回転させる駆動軸に駆動されて前
記ポンプ室内で回転する羽根車を設けたことを特徴と
し、前記ケ−シングに、前記駆動軸を貫通させると共に
前記回転翼の下側部の洗濯水を吸い込む吸込口を設けた
ことを特徴とし、前記羽根車に、円板状基体の両面に突
出した羽根を設けたことを特徴とし、あるいは、前記循
環ポンプに、前記洗濯槽の底壁に形成された底壁凹部と
該底壁凹部に嵌合したケ−シングにより区画されたポン
プ室と、前記回転翼を回転させる第１の駆動軸に駆動さ
れて前記ポンプ室内で回転する羽根車と、前記第１の駆
動軸を貫通させると共に前記回転翼の下側部の洗濯水を
吸い込むように前記ケ−シングに形成された吸込口と、
前記洗濯槽を回転させる第２の駆動軸が結合された底壁
凹部の該結合部に外槽底部の洗濯水を吸い込むように形
成された吸込口とを設けたことを特徴とする。
外槽内に配設されて脱水槽を兼ねる脱水孔付きの洗濯槽
と、この洗濯槽の底部中央に設けられた回転翼と、この
回転翼及び／または洗濯槽を回転させる駆動装置と、前
記外槽底部の洗濯水を布屑捕集部に循環させて該洗濯水
中に含まれる布屑を捕集する布屑捕集手段を備えた洗濯
機において、前記布屑捕集手段に、前記洗濯槽の底部に
前記回転翼の下側部と外槽底部から洗濯水を吸い込む循
環ポンプを設けたことを特徴とし、具体的には、前記循
環ポンプに、前記洗濯槽の底壁に形成された底壁凹部と
該底壁凹部に嵌合したケ−シングにより区画されたポン
プ室と、前記回転翼を回転させる駆動軸に駆動されて前
記ポンプ室内で回転する羽根車を設けたことを特徴と
し、前記ケ−シングに、前記駆動軸を貫通させると共に
前記回転翼の下側部の洗濯水を吸い込む吸込口を設けた
ことを特徴とし、前記羽根車に、円板状基体の両面に突
出した羽根を設けたことを特徴とし、あるいは、前記循
環ポンプに、前記洗濯槽の底壁に形成された底壁凹部と
該底壁凹部に嵌合したケ−シングにより区画されたポン
プ室と、前記回転翼を回転させる第１の駆動軸に駆動さ
れて前記ポンプ室内で回転する羽根車と、前記第１の駆
動軸を貫通させると共に前記回転翼の下側部の洗濯水を
吸い込むように前記ケ−シングに形成された吸込口と、
前記洗濯槽を回転させる第２の駆動軸が結合された底壁
凹部の該結合部に外槽底部の洗濯水を吸い込むように形
成された吸込口とを設けたことを特徴とする。
【０００８】
【作用】布屑の多くは、回転翼が洗濯物に機械的に作用
することにより発生し、該回転翼により形成される水流
に乗って移動しながら、一部は洗濯槽の底部に沈殿し、
一部は洗濯槽の脱水孔から洗濯槽外に排出されて外槽の
底部に到達する。布屑捕集手段は、該外槽底部の洗濯水
を循環ポンプにより布屑捕集部に循環させて該洗濯水中
に含まれる布屑を捕集するが、回転翼の下側の隙間から
も洗濯水も吸い込んで循環させるので、発生した布屑を
効率良く捕集することができる。
することにより発生し、該回転翼により形成される水流
に乗って移動しながら、一部は洗濯槽の底部に沈殿し、
一部は洗濯槽の脱水孔から洗濯槽外に排出されて外槽の
底部に到達する。布屑捕集手段は、該外槽底部の洗濯水
を循環ポンプにより布屑捕集部に循環させて該洗濯水中
に含まれる布屑を捕集するが、回転翼の下側の隙間から
も洗濯水も吸い込んで循環させるので、発生した布屑を
効率良く捕集することができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００１０】図１及び図２は本発明になる全自動洗濯機
の一実施例を示しており、図１は縦断側面図、図２は洗
濯水循環水路を示す要部横断平面図である。
の一実施例を示しており、図１は縦断側面図、図２は洗
濯水循環水路を示す要部横断平面図である。
【００１１】図１において、外装は、外枠１とその上縁
部に開閉自在に蝶設された蓋２等により構成される。水
受け槽である外槽３はその上縁部に槽カバー３ａを備
え、前記外枠１の上部四隅から緩衝部材４ａを介して吊
り棒４ｂで該外枠１内に吊り下げ状態に支持され、洗い
工程での洗い水及び濯ぎ工程での濯ぎ水（以下、洗濯水
という）を収容する。
部に開閉自在に蝶設された蓋２等により構成される。水
受け槽である外槽３はその上縁部に槽カバー３ａを備
え、前記外枠１の上部四隅から緩衝部材４ａを介して吊
り棒４ｂで該外枠１内に吊り下げ状態に支持され、洗い
工程での洗い水及び濯ぎ工程での濯ぎ水（以下、洗濯水
という）を収容する。
【００１２】外槽３の底壁外側に設置される駆動部ベー
ス５に取り付けられた駆動モータ６は、歯車減速機構と
クラッチ機構を組み合わせた伝動装置７とベルト８によ
って連結され、該伝動装置７の同心２重出力軸７ａ，７
ｂは前記外槽３の底壁を水密状態に貫通して該外槽３内
に突出する。伝動装置７は、洗い工程及び濯ぎ工程では
外側出力軸７ｂを静止状態に維持したままで内側出力軸
７ａを１００〜１５０ｒｐｍの低速度で正逆回転させ、
脱水工程では内外出力軸７ａ，７ｂを一緒にした状態で
７００〜１０００ｒｐｍに高速度回転させる。
ス５に取り付けられた駆動モータ６は、歯車減速機構と
クラッチ機構を組み合わせた伝動装置７とベルト８によ
って連結され、該伝動装置７の同心２重出力軸７ａ，７
ｂは前記外槽３の底壁を水密状態に貫通して該外槽３内
に突出する。伝動装置７は、洗い工程及び濯ぎ工程では
外側出力軸７ｂを静止状態に維持したままで内側出力軸
７ａを１００〜１５０ｒｐｍの低速度で正逆回転させ、
脱水工程では内外出力軸７ａ，７ｂを一緒にした状態で
７００〜１０００ｒｐｍに高速度回転させる。
【００１３】洗濯槽９は底壁部９ａと胴体部９ｂを主体
にして構成され、底壁部９ａの中央部には布屑捕集用の
循環ポンプ１２を構成するための底壁凹部９ｃが形成さ
れ、胴体部９ｂの上縁部にはバランサ９ｄが搭載されて
いる。この洗濯槽９の底壁凹部９ｃの外面には前記外側
出力軸７ｂに結合されるハブ１１が接合されて螺子やリ
ベット等により一体的に結合される。そして、この洗濯
槽９は、底壁凹部９ｃとハブ１１を貫通するように形成
された吸込口９ｆ，１１ａと、胴体部９ｂの全周面に均
一に分布して形成された脱水兼布屑排出孔９ｅを備え
る。
にして構成され、底壁部９ａの中央部には布屑捕集用の
循環ポンプ１２を構成するための底壁凹部９ｃが形成さ
れ、胴体部９ｂの上縁部にはバランサ９ｄが搭載されて
いる。この洗濯槽９の底壁凹部９ｃの外面には前記外側
出力軸７ｂに結合されるハブ１１が接合されて螺子やリ
ベット等により一体的に結合される。そして、この洗濯
槽９は、底壁凹部９ｃとハブ１１を貫通するように形成
された吸込口９ｆ，１１ａと、胴体部９ｂの全周面に均
一に分布して形成された脱水兼布屑排出孔９ｅを備え
る。
【００１４】内側出力軸７ａの軸端に結合される回転翼
１０の下側において、前記底壁凹部９ｃを塞いでポンプ
室形成空間を区画するように該底壁凹部９ｃにケ−シン
グ１４が嵌入される。このケ−シング１４は、隔離壁１
４ａと、前記内側出力軸７ａを貫通させると共に回転翼
１０の下側の空間から洗濯水を吸い込む吸込口１４ｂ
と、底壁凹部９ｃに嵌入する円筒部１４ｃと、加圧され
た洗濯水を吐出する吐出口１４ｄとを備え、前記洗濯槽
６の底壁凹部９ｃに伏せた形で嵌入されて該底壁凹部９
ｃ内にポンプ室を形成する。羽根車１３は円板状基体１
３ａの両面に羽根１３ｂ，１３ｃを突設した構造であ
り、前記内側出力軸７ａの途中に固着されて前記ポンプ
室内で回転し、前記吸込口９ｆ，１１ａ，１５ｂから吸
い込んだ洗濯水を加圧して吐出口１４ｄから導水路１３
ａに送り出す。
１０の下側において、前記底壁凹部９ｃを塞いでポンプ
室形成空間を区画するように該底壁凹部９ｃにケ−シン
グ１４が嵌入される。このケ−シング１４は、隔離壁１
４ａと、前記内側出力軸７ａを貫通させると共に回転翼
１０の下側の空間から洗濯水を吸い込む吸込口１４ｂ
と、底壁凹部９ｃに嵌入する円筒部１４ｃと、加圧され
た洗濯水を吐出する吐出口１４ｄとを備え、前記洗濯槽
６の底壁凹部９ｃに伏せた形で嵌入されて該底壁凹部９
ｃ内にポンプ室を形成する。羽根車１３は円板状基体１
３ａの両面に羽根１３ｂ，１３ｃを突設した構造であ
り、前記内側出力軸７ａの途中に固着されて前記ポンプ
室内で回転し、前記吸込口９ｆ，１１ａ，１５ｂから吸
い込んだ洗濯水を加圧して吐出口１４ｄから導水路１３
ａに送り出す。
【００１５】前記ケ−シング１４の吐出口１４ｄから洗
濯槽９の内壁面に沿ってこれに密着させて胴体部９ｂの
上縁部まで立ち上げた隔壁板１５により洗濯槽９との間
に導水路１５ａを形成し、その上端部に形成した流出口
１５ｂに細かい網目の布製の袋状の布屑捕集フィルタ１
６が着脱自在に設置される。
濯槽９の内壁面に沿ってこれに密着させて胴体部９ｂの
上縁部まで立ち上げた隔壁板１５により洗濯槽９との間
に導水路１５ａを形成し、その上端部に形成した流出口
１５ｂに細かい網目の布製の袋状の布屑捕集フィルタ１
６が着脱自在に設置される。
【００１６】なお、外槽３の底壁に形成した排水口３ｂ
は排水電磁弁１７を介して排水ホース１８に接続して排
水系を構成し、また、内外出力軸７ａ，７ｂへの動力伝
達態様を切り換えるための前記伝動装置７内のクラッチ
機構の断続操作はソレノイドコイル１９によって行うよ
うにされる。また、給水系については従来の全自動洗濯
機と同様であるので図示説明を省略し、前記駆動モータ
６の運転制御，給排水系の制御及び伝動装置７を操作す
るソレノイドコイル１８の制御を行う制御装置について
も同様であるので図示説明を省略する。
は排水電磁弁１７を介して排水ホース１８に接続して排
水系を構成し、また、内外出力軸７ａ，７ｂへの動力伝
達態様を切り換えるための前記伝動装置７内のクラッチ
機構の断続操作はソレノイドコイル１９によって行うよ
うにされる。また、給水系については従来の全自動洗濯
機と同様であるので図示説明を省略し、前記駆動モータ
６の運転制御，給排水系の制御及び伝動装置７を操作す
るソレノイドコイル１８の制御を行う制御装置について
も同様であるので図示説明を省略する。
【００１７】以上の構成において、洗い工程または濯ぎ
工程では外槽３内に所定の水位の洗濯水が保持され、洗
濯槽９を静止状態にしたままで回転翼１０を１００〜１
５０ｒｐｍの低速度で正回転及び逆回転を短周期で繰り
返すように駆動モータ６によって駆動される。このと
き、回転翼１０の回転方向は駆動モータ６の回転方向に
よって決定され、伝動装置７は駆動モータ６の回転を減
速して内側出力軸７ａにのみ伝達することにより回転翼
１０を低速回転させるように機能する。
工程では外槽３内に所定の水位の洗濯水が保持され、洗
濯槽９を静止状態にしたままで回転翼１０を１００〜１
５０ｒｐｍの低速度で正回転及び逆回転を短周期で繰り
返すように駆動モータ６によって駆動される。このと
き、回転翼１０の回転方向は駆動モータ６の回転方向に
よって決定され、伝動装置７は駆動モータ６の回転を減
速して内側出力軸７ａにのみ伝達することにより回転翼
１０を低速回転させるように機能する。
【００１８】この洗い工程または濯ぎ工程において、洗
濯物は回転翼１０の回転によって撹拌され、擦られなが
ら洗われまたは濯がれる。そして、この洗い工程または
濯ぎ工程で発生した布屑は、洗濯水に混入して該洗濯水
と共に移動する。
濯物は回転翼１０の回転によって撹拌され、擦られなが
ら洗われまたは濯がれる。そして、この洗い工程または
濯ぎ工程で発生した布屑は、洗濯水に混入して該洗濯水
と共に移動する。
【００１９】この洗濯水は、洗濯槽９内では、回転翼１
０の回転によって該回転翼１０が位置する洗濯槽９の下
部領域を外側に向かって放射状に移動するように付勢さ
れ、胴体部９ｂの下部領域に衝突して該胴体部９ｂの内
面に沿って上昇するように転向する。
０の回転によって該回転翼１０が位置する洗濯槽９の下
部領域を外側に向かって放射状に移動するように付勢さ
れ、胴体部９ｂの下部領域に衝突して該胴体部９ｂの内
面に沿って上昇するように転向する。
【００２０】回転翼１０を回転させるために内側出力軸
７ａが回転すると、循環ポンプ１２の羽根車１３が回転
し、その羽根１３ａ，１３ｂによるポンプ作用によって
ポンプ室内の洗濯水が加圧されて吐出口１４ｄから導水
路１５ａに吐出され、該導水路１５ａを上昇して流出口
１５ｂから布屑捕集フィルタ１６に流出し、ここで布屑
が捕集されて洗濯槽９内に戻る。そして、ポンプ室には
吸込口９ｆ，１１ａを通して外槽３の底部の洗濯水が布
屑と共に吸い込まれ、該底部には脱水兼布屑排出孔９ｅ
を通して洗濯槽９内の布屑を含んだ洗濯水が流れ込む。
７ａが回転すると、循環ポンプ１２の羽根車１３が回転
し、その羽根１３ａ，１３ｂによるポンプ作用によって
ポンプ室内の洗濯水が加圧されて吐出口１４ｄから導水
路１５ａに吐出され、該導水路１５ａを上昇して流出口
１５ｂから布屑捕集フィルタ１６に流出し、ここで布屑
が捕集されて洗濯槽９内に戻る。そして、ポンプ室には
吸込口９ｆ，１１ａを通して外槽３の底部の洗濯水が布
屑と共に吸い込まれ、該底部には脱水兼布屑排出孔９ｅ
を通して洗濯槽９内の布屑を含んだ洗濯水が流れ込む。
【００２１】一般の洗濯機では、回転翼１０の外周縁と
洗濯槽９の底壁９ａの間には製造誤差や経年変化による
両者の接触を避けるために比較的大きな間隙が形成され
ており、回転翼１０の底面の回転によるポンプ作用で洗
濯水が噴出して洗濯槽９の底壁に沈殿している布屑を拡
散させる問題がある。しかし、この実施例では、前記循
環ポンプ１２は、吸込口１４ｂからも洗濯水を吸い込む
ように作用するので、回転翼１０の下側部の隙間には洗
濯槽９の底部に位置する洗濯水が吸い込まれるようにな
り、該洗濯槽９の底部に沈殿した布屑の拡散を防止する
と共にポンプ室に吸い込んで導水路１５ａに送り出すこ
とができる。
洗濯槽９の底壁９ａの間には製造誤差や経年変化による
両者の接触を避けるために比較的大きな間隙が形成され
ており、回転翼１０の底面の回転によるポンプ作用で洗
濯水が噴出して洗濯槽９の底壁に沈殿している布屑を拡
散させる問題がある。しかし、この実施例では、前記循
環ポンプ１２は、吸込口１４ｂからも洗濯水を吸い込む
ように作用するので、回転翼１０の下側部の隙間には洗
濯槽９の底部に位置する洗濯水が吸い込まれるようにな
り、該洗濯槽９の底部に沈殿した布屑の拡散を防止する
と共にポンプ室に吸い込んで導水路１５ａに送り出すこ
とができる。
【００２２】このような洗濯水循環において、循環ポン
プ１２の羽根車１３における円板状基体１３ａは、羽根
１３ｂが吸込口１４ｂから洗濯水を吸い込み、羽根１３
ｃが吸込口９ｆ，１１ａから洗濯水を吸い込むように作
用するのを支援し、洗濯水循環流の偏りを防止する。
プ１２の羽根車１３における円板状基体１３ａは、羽根
１３ｂが吸込口１４ｂから洗濯水を吸い込み、羽根１３
ｃが吸込口９ｆ，１１ａから洗濯水を吸い込むように作
用するのを支援し、洗濯水循環流の偏りを防止する。
【００２３】洗い工程及び濯ぎ工程後の脱水工程では、
排水電磁弁１７を開いて外槽３内の洗濯水を排水するこ
とにより、洗濯槽９内の洗濯水も孔９ｅ，１４ｂ，９
ｆ，１１ａを通して槽外に排水される。そして、ソレノ
イドコイル１９により伝動装置７を切換えて駆動モータ
６の回転を内外出力軸７ａ，７ｂに高速に伝達すること
により洗濯槽９と回転翼１０を一体的に高速回転させ
る。これにより、洗濯物に含まれる洗濯水は遠心脱水さ
れる。
排水電磁弁１７を開いて外槽３内の洗濯水を排水するこ
とにより、洗濯槽９内の洗濯水も孔９ｅ，１４ｂ，９
ｆ，１１ａを通して槽外に排水される。そして、ソレノ
イドコイル１９により伝動装置７を切換えて駆動モータ
６の回転を内外出力軸７ａ，７ｂに高速に伝達すること
により洗濯槽９と回転翼１０を一体的に高速回転させ
る。これにより、洗濯物に含まれる洗濯水は遠心脱水さ
れる。
【００２４】
【発明の効果】布屑の多くは、回転翼が洗濯物に機械的
に作用することにより発生し、該回転翼により形成され
る水流に乗って移動しながら洗濯槽の脱水兼布屑排出孔
を通して洗濯槽外に排出されて外槽の底部に到達し、あ
るいは洗濯槽の底部に沈殿する。布屑捕集手段における
循環ポンプは、回転翼と洗濯槽９の間の隙間及び外槽底
部から洗濯水を吸い込んで布屑捕集部に循環させて捕集
するので、発生した布屑を効率良く捕集することができ
る効果が得られる。
に作用することにより発生し、該回転翼により形成され
る水流に乗って移動しながら洗濯槽の脱水兼布屑排出孔
を通して洗濯槽外に排出されて外槽の底部に到達し、あ
るいは洗濯槽の底部に沈殿する。布屑捕集手段における
循環ポンプは、回転翼と洗濯槽９の間の隙間及び外槽底
部から洗濯水を吸い込んで布屑捕集部に循環させて捕集
するので、発生した布屑を効率良く捕集することができ
る効果が得られる。
【図１】本発明になる全自動洗濯機の縦断側面図であ
る。
る。
【図２】図１に示した全自動洗濯機における洗濯水循環
水路を示す要部横断平面図である。
水路を示す要部横断平面図である。
３…外槽、６…駆動モータ、７…伝動装置、９…洗濯
槽、９ｂ…胴体部、９ｃ…底壁凹部、９ｅ…脱水兼布屑
排出孔、９ｆ，１１ａ…吸込口、１０…回転翼、１２…
循環ポンプ、１３…羽根車、１４…ケ−シング、１４ｂ
…吸込口、１５ａ…導水路、１６…布屑捕集フィル
タ、。
槽、９ｂ…胴体部、９ｃ…底壁凹部、９ｅ…脱水兼布屑
排出孔、９ｆ，１１ａ…吸込口、１０…回転翼、１２…
循環ポンプ、１３…羽根車、１４…ケ−シング、１４ｂ
…吸込口、１５ａ…導水路、１６…布屑捕集フィル
タ、。
フロントページの続き (72)発明者 大林 史朗 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 冨樫 充行 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 福沢 宗一 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内
Claims (5)
- 【請求項１】外槽と、この外槽内に配設されて脱水槽を
兼ねる脱水孔付きの洗濯槽と、この洗濯槽の底部中央に
設けられた回転翼と、この回転翼及び／または洗濯槽を
回転させる駆動装置と、前記外槽底部の洗濯水を布屑捕
集部に循環させて該洗濯水中に含まれる布屑を捕集する
布屑捕集手段を備えた洗濯機において、 前記布屑捕集手段は、前記洗濯槽の底部に前記回転翼の
下側部と外槽底部から洗濯水を吸い込む循環ポンプを備
えたことを特徴とする脱水洗濯機。 - 【請求項２】請求項１において、前記循環ポンプは、前
記洗濯槽の底壁に形成された底壁凹部と該底壁凹部に嵌
合したケ−シングにより区画されたポンプ室と、前記回
転翼を回転させる駆動軸に駆動されて前記ポンプ室内で
回転する羽根車を備えたことを特徴とする脱水洗濯機。 - 【請求項３】請求項２において、前記ケ−シングは、前
記駆動軸を貫通させると共に前記回転翼の下側部の洗濯
水を吸い込む吸込口を備えたことを特徴とする脱水洗濯
機。 - 【請求項４】請求項２において、前記羽根車は、円板状
基体の両面に突出した羽根を備えたことを特徴とする脱
水洗濯機。 - 【請求項５】請求項１において、前記循環ポンプは、前
記洗濯槽の底壁に形成された底壁凹部と該底壁凹部に嵌
合したケ−シングにより区画されたポンプ室と、前記回
転翼を回転させる第１の駆動軸に駆動されて前記ポンプ
室内で回転する羽根車と、前記第１の駆動軸を貫通させ
ると共に前記回転翼の下側部の洗濯水を吸い込むように
前記ケ−シングに形成された吸込口と、前記洗濯槽を回
転させる第２の駆動軸が結合された底壁凹部の該結合部
に外槽底部の洗濯水を吸い込むように形成された吸込口
とを備えたことを特徴とする脱水洗濯機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6082839A JP3031405B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 脱水洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6082839A JP3031405B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 脱水洗濯機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07289785A true JPH07289785A (ja) | 1995-11-07 |
| JP3031405B2 JP3031405B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=13785573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6082839A Expired - Fee Related JP3031405B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 脱水洗濯機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3031405B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010022871A (ja) * | 2007-07-03 | 2010-02-04 | Panasonic Corp | 洗濯機 |
| JP5274703B1 (ja) * | 2012-10-26 | 2013-08-28 | ハイアールアジアインターナショナル株式会社 | 洗濯機 |
| CN109863265A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-06-07 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗衣机 |
| WO2020124746A1 (zh) * | 2018-12-18 | 2020-06-25 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗衣机 |
| WO2021184959A1 (zh) * | 2020-03-19 | 2021-09-23 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗衣机 |
-
1994
- 1994-04-21 JP JP6082839A patent/JP3031405B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010022871A (ja) * | 2007-07-03 | 2010-02-04 | Panasonic Corp | 洗濯機 |
| JP5274703B1 (ja) * | 2012-10-26 | 2013-08-28 | ハイアールアジアインターナショナル株式会社 | 洗濯機 |
| CN109863265A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-06-07 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗衣机 |
| WO2020124746A1 (zh) * | 2018-12-18 | 2020-06-25 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗衣机 |
| WO2021184959A1 (zh) * | 2020-03-19 | 2021-09-23 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗衣机 |
| CN115315553A (zh) * | 2020-03-19 | 2022-11-08 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗衣机 |
| CN115315553B (zh) * | 2020-03-19 | 2024-02-13 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗衣机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3031405B2 (ja) | 2000-04-10 |
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