JP6933884B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
従来より、洗濯機において、洗濯槽の底部から上部に延びる揚水路を設けるとともに、この揚水路上方の吐出口部分に、フィルタユニットを設けたものが供されている。この種の洗濯機では、洗濯槽の内底部に位置する撹拌体の裏側にポンプ羽根を設けており、当該ポンプ羽根のポンプ作用によって、洗濯槽内の水を、揚水路を通して洗濯槽内に戻す循環を行わしめる。このとき、循環する水に含まれる糸屑等は、上記フィルタユニットのフィルタで捕獲される(例えば特許文献1参照)。
特開2012−187183号公報
上記フィルタユニットは、そのフィルタカバーにおける下端の流入口から水が逆流するのを阻止するために逆止弁を備える。ところが、逆止弁が動作する前に、フィルタカバー内の水が逆流することがあり、係る逆流の阻止機能ひいてはフィルタによる捕獲機能が充分に発揮されていなかった。
そこで、簡単な構成で、効率良く糸屑等を捕獲することが可能な洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、洗濯槽と、前記洗濯槽の内底部に配置され、裏側に裏羽根を有する撹拌体と、前記撹拌体の回転に伴う前記裏羽根のポンプ作用により、前記洗濯槽内の水を、その槽壁の内側に沿って揚水する揚水路を形成する水路カバーと、前記水路カバーに設けられ、糸屑等を捕獲するためのフィルタを有するフィルタケースと、を具備し、前記フィルタケースは、揚水された水を内部に流入させる流入口を有する裏ケースと、前記裏ケースに組み合わされる表ケースであって、前記流入口から流入した水を、前記フィルタを通して前記洗濯槽内に流出させる流出口を有する表ケースと、を備える。前記表ケースは、前記流入口の上端よりも高い位置から前記流入口の下端よりも低い位置にかけて当該表ケースに設けられた前記フィルタを備え、前記裏ケースは、前記流入口の下側に位置し、前記槽壁と対向して離間する対向壁部と、前記流入口の上側に位置する上側壁部と、前記流入口の近傍に設けられたガイド部と、を備え、前記表ケースと前記裏ケースとの間に糸屑等を収容可能な内部空間であって、当該表ケースにおける前記フィルタと、当該裏ケースにおける前記上側壁部及び前記対向壁部と、で挟まれた内部空間として、前記流入口の上端よりも高い位置から前記流入口の下端よりも低い位置にわたる内部空間を設け、前記槽壁と前記対向壁部とで前記揚水路の一部を形成するとともに、その揚水路を通った水を前記ガイド部により前記流入口へ導くように構成し、前記流入口は、前記内部空間の上端部よりも下方あるいは当該内部空間の上下方向中間部に位置するように前記上側壁部と前記対向壁部との間で開口し、前記ガイド部は、前記上側壁部から前記槽壁側に向けて下方へ張り出すように設けられている
一実施形態の洗濯機におけるフィルタケース部分の拡大縦断側面図 洗濯機の内部構造を概略的に示す破断側面図 フィルタケースを取外した状態を洗濯槽の一部とともに示す斜視図 裏ケースをずらした状態で示すフィルタケースの裏面側からの拡大斜視図
以下、全自動式の脱水兼用洗濯機に適用した一実施形態につき、図面を参照して説明する。図2に示す洗濯機の外箱1は、箱本体1bに対して下部の基台1aと上部のトップカバー1cとを結合してなる。外箱1の内部には、水槽2が、四隅部に配設された支持軸3a及びスプリング3bからなる弾性吊持機構3(同図2で一隅部の吊持機構3のみ図示)により弾性支持されている。
水槽2は全体として有底円筒状をなし、その底部の下面側には、駆動装置4が設けられている。駆動装置4は、例えばアウターロータ形の直流ブラシレスモータ4aや、図示しないクラッチ機構等からなる。水槽2の底部には排水口5が設けられていて、排水口5から排水弁6及び排水ホース7を通じて機外に排水するようになっている。なお、排水口5には、水位検知用のエアトラップ8が設けられ、このエアトラップ8にエアチューブ9を介して図示しない水位センサが接続されている。また、図示しない洗濯機の制御装置は、水位センサによる検出水位に基づき、後述する所定の水位まで給水する給水動作を実行させる。
水槽2の上縁部には、リング状の槽カバー10が設けられ、前記トップカバー1cには、例えば二つ折りにて開閉可能な蓋11が設けられている。
水槽2の内部には、洗濯槽並びに脱水槽として機能する、洗濯槽12が回転可能に配設されている。洗濯槽12は、全体として有底円筒状をなし、その槽壁のうち周壁部となる胴部12aには、多数の脱水孔13が設けられている。洗濯槽12は、上端部に略リング状の回転バランサ14が設けられ、内底部に撹拌体15が配置されている。撹拌体15は、その上面側に、洗濯槽12内で洗濯水流を生成する放射状の水流生成羽根16が一体に設けられ、下面側に、後述するポンプ作用を有する放射状の裏羽根17が設けられている。なお、洗濯時には、洗濯槽12が制止した状態で前記駆動装置4のモータ4aにより撹拌体15のみが直接正逆両方向に交互に回転されて、前記の洗濯水流を生成する。一方、脱水時には、駆動装置4により洗濯槽12と撹拌体15が同期して一方向に高速回転され、洗濯槽12内の洗濯物を遠心脱水する。
そして、洗濯槽12の内面側には、その胴部12aに沿って上下方向へ延びる揚水路20が形成されている。揚水路20は、胴部12aの内面に対して、前記内底部の裏羽根17外周側から上部の回転バランサ14側にわたって、図3に示す所定幅Wの水路カバー21が被着されることにより、当該水路カバー21と胴部12aとで囲われるようにして形成される水路である。揚水路20の下端部は、撹拌体15と洗濯槽12下面とで画された裏羽根17側のポンプ室18に連通している。
水路カバー21は例えば合成樹脂製で、水路空間を形成すべく洗濯槽12の回転軸線12b側へ凸となる緩やかな円弧面状をなし、胴部12aにおける脱水孔13の無い部位に設けられている。図2、図3に示すように、水路カバー21の上端部には、洗剤投入部22が設けられている。洗剤投入部22は、その下部の枢支部22aにより開放位置と収納位置との間で回動可能に支持されており、図2、図3に示す収納位置では、図示しない係合爪により水路カバー21に対して保持される。
そして、水路カバー21の上下方向の中間部には、フィルタケース23が設けられている。以下、フィルタケース23とその取付け構造について、図1及び図4も参照しながら詳述する。なお、図4は、フィルタケース23の裏側つまり洗濯槽12の外周側からの拡大斜視図であって、説明の便宜上、フィルタケース23を構成する表ケース24と裏ケース30とを、その長手方向に若干ずらして示している。
即ち、表ケース24と裏ケース30は、例えば何れも合成樹脂製で、両者24,30が組み合わされた状態で内部空間S(図1参照)を有する矩形薄箱状をなす。このうち、表ケース24は、水路カバー21と面一になるように形成された表壁部24aと、図4に示すように表壁部24aの外周部にて裏側へ突設された左右の枠部24b,24c及び上枠部24dとを一体に有し、裏側と下側とが開放された略矩形の蓋状をなす。左右の枠部24b,24cは、その内側で裏ケース30を長手方向(図4の矢印100方向)へ案内可能に当該裏ケース30と摺接する。なお、図示は省略するが、左右の枠部24b,24cの内側に、矢印100方向に延びる凸条又は凹条の部分を夫々形成し、これに嵌り合うように裏ケース30の左右の枠部に凹条又は凸条の部分を夫々形成して、表ケース24と裏ケース30を当該部分でスライドさせるようにして組み合わせることができる。
また、表ケース24には、裏ケース30との組み合わせ状態を係止するための、係止手段が設けられている。具体的には、表ケース24における、左右の枠部24b,24cの下端部に夫々形成された係止孔26b,26c(図4で一方の孔26bのみ図示)は、裏ケース30の下端部を係止する。また、表ケース24の上枠部24dに形成された係止片26dは、裏ケース30の上部を係止する(図1、図4参照)。
表ケース24の表壁部24aは、水路カバー21と同様の緩やかな円弧面状をなすとともに、多数の通水口たる流出口25が、板厚方向に貫通するように形成されて格子状をなす。表壁部24aの裏側には、夫々の流出口25に臨むようにして、網目が密なネット27(図1ではネット27の一部のみ図示)がフィルタとして張設されている。また、表壁部24aの上部には、図1、図3に示すように裏側へ窪む手掛け部28と、可撓性を有する嵌合爪部29が形成されていて、フィルタケース23全体が後述の取付部40に装着される際に、嵌合爪部29で保持される。
他方、裏ケース30は、図4に示す裏壁部30a,30tと、その裏壁部30a,30tの外周部に形成された左右の枠部30b,30c及び上枠部30dとを一体に有し、下側が開放されている。詳細には、図1にも示すように、裏壁部30a,30tには、揚水路20を通じて揚水された水をフィルタケース23の内部空間Sに流入させる流入口31が形成されている。
裏ケース30の裏壁部30a,30tのうち、流入口31を挟んで上側に位置する裏壁部30aは上側壁部、下側に位置する裏壁部30tは対向壁部とされている。この場合、上側壁部30aと対向壁部30tは厳密には面一ではなく、上側壁部30aが対向壁部30tに対して表寄り(図1では左寄り)の位置にずれている。換言すれば、上側壁部30aと対向壁部30tは相互に平行であるが、それら壁部30a,30tの板厚方向にずれた段差状になっている。なお、図1の二点鎖線102は、対向壁部30tに対応させて、上側壁部30aとの段差を明確にするために付している。
図1に示すように、裏ケース30において、対向壁部30tは、洗濯槽12の胴部12aの槽壁(以下、槽壁12aと称す)と対向して離間しており、槽壁12aと対向壁部30tとで揚水路20の一部20aを形成する。
また、裏ケース30において、上側壁部30aの下端部には、前記内部空間Sの外側に張出すようにして、ガイド部としてのリブ(以下、ガイドリブ32と称す)が一体形成されている。ガイドリブ32は、流入口31近傍で、上記揚水路20aを遮るようにして左右の枠部30b,30cにわたって、つまり揚水路20aの幅方向の全域にわたって延設されている。ガイドリブ32は、上側壁部30a下端を基端として、当該リブ32の先端が槽壁12aに略当接する位置まで延びるとともに、当該基端から先端に向かうに従い漸次外側且つ揚水の上流側に向けて延在することで、流入口31側に傾斜している。これにより、図1の断面図において、ガイドリブ32と上側壁部30aとが同じ厚さ寸法を有して「へ」字状をなし、揚水路20aを通った水をガイドリブ32により流入口31へ導き易くしている。
図4に示すように、裏ケース30の左右の枠部30b,30cは、表ケース24の枠部24b,24cの内側に沿って上下方向に延びるように形成されている。裏ケース30の枠部30b,30cの下端部には、係止突起33b,33c(同図4で一方の突起33bのみ図示)が、前記係止孔26b,26cに対応するように対称的に形成されている。
こうして、表ケース24の枠部24b,24cに対し、裏ケース30の枠部30b,30cを図4の矢印100方向上側にスライド移動させることで、表ケース24と裏ケース30が組み合わさる。この組み合わせにより、表ケース24の係止孔26b,26cに裏ケース30の係止突起33b,33cが係止されるとともに、表ケース24の係止片26dに裏ケース30の上枠部30dが係止された状態となって、内部空間Sを有するフィルタケース23が構成される。
図3に示すように、前記水路カバー21には、上記したフィルタケース23の取付部40として、当該ケース23の外形形状に合わせた矩形状の開口40aが設けられている。開口40aは、例えば洗濯槽12における中水位L2(図2の二点鎖線参照)に合わせて、フィルタケース23の流入口31が位置するように、水路カバー21の上下方向における中間の部位に形成されている。なお、図2の二点鎖線で示す水位L1,L2は、洗濯槽12内に投入される洗濯物の容量に対応しており、例えば、係る定格容量の高負荷時(9kg)よりも少ない、低負荷時(3kg)における略1/3の低水位L1と、中負荷時(6kg)における略1/2の中水位L2とを表す。フィルタケース23用の開口40aは、こうした低水位L1から中水位L2の領域内に流入口31が位置するように形成すればよい。
図1、図3に示すように、フィルタケース23の取付部40は、水路カバー21に形成された、上記開口40aと、その周縁における嵌合凹部40b及び受け部40cとで構成される。嵌合凹部40bは、開口40a上縁に位置してフィルタケース23の嵌合爪部29に着脱可能に嵌合される凹部である。また、受け部40cは、フィルタケース23の下面部、特には図1に示すフィルタケース23の対向壁部30tまで受けるように、開口40a下縁から槽壁12a側へ張出す。このため、図1では受け部40cよりも右側で、フィルタケース23裏側(当該右側)の揚水路20aの入口20inを確保し、揚水路20aへ揚水される水が、受け部40cによってフィルタケース23の下面部に当たらない構成としている。
上記フィルタケース23は、前記の組み合わせ状態で、開口40aに合わせるようにして挿入しつつ受け部40cに載置し、嵌合爪部29を嵌合凹部40bに嵌合させれば、取付部40に対し着脱可能に装着される。他方、装着されたフィルタケース23は、手掛け部28に手指を掛けて引き上げるようにすれば、嵌合爪部29が撓んで、取付部40における嵌合が外れるため、そのままフィルタケース23を取外すことができる。また、取外したフィルタケース23は、表ケース24から裏ケース30をスライドさせるようにして引き離せば、係止孔26b,26cや係止片26dに係止されていた係止突起33b,33cや上枠部30dが外れる。これにより、フィルタケース23を容易に分解し、表ケース24のネット27に付着した糸屑等を除去することができる。
次に、上記構成の作用を説明する。
洗濯に際して、洗濯槽12内に図示しない洗濯物と洗剤を投入する。洗剤を洗剤投入部22を通して投入した場合、その洗剤は、水路カバー21の内方においてフィルタケース23の左右に振り分けられるようにして洗濯槽12の内底部側へ向かう。つまり、洗剤は、揚水路20へ上から通されても、ガイドリブ32等によりフィルタケース23内へ直接的に浸入せず、又、揚水を利用して溶けやすくできる。
洗い運転を開始させると、洗濯槽12内には、前記水位センサによる検出水位に基づき、洗濯物量に応じた水位として例えば図2のL2の水位まで、水が供給される。その後、駆動装置4の駆動により、洗濯槽12が制止した状態で、撹拌体15が正逆両方向に交互に回転されて、洗濯槽12内に水流生成羽根16による前記洗濯水流が生成され、洗濯物の洗濯が行われる。
この場合、撹拌体15の回転に伴う裏羽根17のポンプ作用によって、洗濯槽12におけるポンプ室18内の水が揚水路20に向けて圧送される。これにより、図1、図2の矢印101,101aで示すように、揚水路20,20aを通じて揚水された水が、流入口31からフィルタケース23内へ流入する。詳細には、図1の揚水路20の下側から矢印101方向に揚水された水は、受け部40cによりフィルタケース23の下面部に当たることなく、フィルタケース23裏側の揚水路20aの入口20inを経由し、そのまま矢印101a方向に揚水されることに伴いガイドリブ32に導かれるようにして、流入口31からフィルタケース23内へ流入する。フィルタケース23内に流入した水は、流出口25から洗濯槽12内に吐出される際に、ネット27の網目を通ることで、その水中の糸屑その他の異物が当該ネット27で捕獲される。こうして、洗濯時には、裏羽根17による揚水路20に向けた圧送が繰返されることで、揚水路20を循環する水が、ネット27の網目を通って洗濯槽12内に吐出されることとなる。
以上説明したように、フィルタケース23において、裏ケース30は、流入口31の下側に位置し槽壁12aと対向して離間する対向壁部30tと、流入口31の近傍に設けられたガイド部としてのガイドリブ32と、を備え、槽壁12aと対向壁部30tとで揚水路20の一部20aを形成するとともに、その揚水路20aを通った水を前記ガイド部により流入口31へ導くように構成した。
これによれば、フィルタケース23の対向壁部30tと洗濯槽12の槽壁12aとの間に揚水路20の一部20aを形成する構成にあって、その揚水路20aとフィルタケース23の容量を確保しながらも、槽壁12aの厚さ方向におけるフィルタケース23の寸法の大型化を抑制することができる。また、フィルタケース23は、揚水路20aを通じて揚水された水を前記ガイド部により流入口31へ導くことができ、逆止弁をも不要とした簡単な構成で効率的に糸屑等を捕獲することができる。
前記ガイド部は、揚水路20aを遮るように設けたため、裏羽根17のポンプ作用により揚水された水を、より効率的に流入口31へ導くことができる。
前記ガイド部は、フィルタケース23の内部空間Sの外側に張出すように、裏ケース30に一体に設けたリブからなる。これによれば、裏ケース30やガイド部の厚さ寸法を小さくすることができるとともに、ガイド部が成形し易くなり、製造コストの低減も図ることが可能となる。
裏ケース30は、流入口31を挟んで上側に位置する前記リブが形成された上側壁部30aと、下側に位置する対向壁部30tとが、当該壁部30a,30tの板厚方向にずれた段差状になっている。このように、リブが形成された上側壁部30aと対向壁部30tとを前記板厚方向(図1では左方)にずらすことで、揚水された水がフィルタケース23内に、より流入し易い構成とすることができる。また、フィルタケース23の形状或いは糸屑等の捕獲に関して、無駄なデッドスペースを省くことができ、一層簡単な構成とすることができる。なお、本実施形態の如く、上記壁部30a、30tを相互に平行にすれば槽壁12aとの関係でも、より好ましい構成といえる。
本実施形態と異なり、中水位L2よりも上方にフィルタケースの流入口を設けた場合、洗濯物が少量で水位がL1であれば、当該流入口まで充分な揚水ができず、糸屑等の捕獲ができない虞がある。この点、本実施形態のフィルタケース23は、洗濯槽12における低水位L1から中水位L2の領域内に流入口31が位置するように設けた。これによれば、洗濯槽12内の水位が低くても、効率よく糸屑等の捕獲を行うことができる。
以上説明した洗濯機は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、例えばガイドリブ32に代えて、リブでないガイド部を設けることができる。この場合、具体的な図示は省略するが例えば、図1の上側壁部30aの板厚を、二点鎖線102の位置よりも槽壁12a側へ厚みを増すように設定し、その厚くした上側壁部の下面を、ガイドリブ32と同様に傾斜した傾斜面となるように形成する。このような上側壁部は、中空でも非中空でもよいが、その下面がガイド部をなすように厚みを増した構成にあるため、ガイドリブ32と同様の作用効果を奏する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものである。上記の例のガイド部は、揚水路を遮るように形成されていれば、槽壁12aに対して当接していても若干離間するように形成してもよい。また、例えば裏ケース30の係止突起33b,33cを枢支部分として、表ケース24の係止孔26b,26c部分で揺動可能に支持させるようにした、裏ケースと表ケースとの組み合わせでフィルタケースを構成してもよい。
更に、裏羽根のポンプ性能に応じて、洗濯槽12における低水位L1から中水位L2の領域以外の領域に流入口31が位置するようにフィルタケース23を配設してもよい。このように、上記実施形態は、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、12は洗濯槽、12aは槽璧、15は撹拌体、17は裏羽根、20,20aは揚水路、21は水路カバー、23はフィルタケース、24は表ケース、25は流出口、27はネット(フィルタ)、30は裏ケース、30aは上側壁部、30tは対向壁部、31は流入口、32はガイド部を示す。

Claims (5)

  1. 洗濯槽と、
    前記洗濯槽の内底部に配置され、裏側に裏羽根を有する撹拌体と、
    前記撹拌体の回転に伴う前記裏羽根のポンプ作用により、前記洗濯槽内の水を、その槽壁の内側に沿って揚水する揚水路を形成する水路カバーと、
    前記水路カバーに設けられ、糸屑等を捕獲するためのフィルタを有するフィルタケースと、を具備し、
    前記フィルタケースは、
    揚水された水を内部に流入させる流入口を有する裏ケースと、
    前記裏ケースに組み合わされる表ケースであって、前記流入口から流入した水を、前記フィルタを通して前記洗濯槽内に流出させる流出口を有する表ケースと、を備え、
    前記表ケースは、
    前記流入口の上端よりも高い位置から前記流入口の下端よりも低い位置にかけて当該表ケースに設けられた前記フィルタを備え、
    前記裏ケースは、
    前記流入口の下側に位置し、前記槽壁と対向して離間する対向壁部と、
    前記流入口の上側に位置する上側壁部と、
    前記流入口の近傍に設けられたガイド部と、を備え、
    前記表ケースと前記裏ケースとの間に糸屑等を収容可能な内部空間であって、当該表ケースにおける前記フィルタと、当該裏ケースにおける前記上側壁部及び前記対向壁部と、で挟まれた内部空間として、前記流入口の上端よりも高い位置から前記流入口の下端よりも低い位置にわたる内部空間を設け、
    前記槽壁と前記対向壁部とで前記揚水路の一部を形成するとともに、その揚水路を通った水を前記ガイド部により前記流入口へ導くように構成し、
    前記流入口は、前記内部空間の上端部よりも下方あるいは当該内部空間の上下方向中間部に位置するように前記上側壁部と前記対向壁部との間で開口し、前記ガイド部は、前記上側壁部から前記槽壁側に向けて下方へ張り出すように設けられている洗濯機。
  2. 前記ガイド部は、前記揚水路を遮るように設けた請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記ガイド部は、前記フィルタケースの前記内部空間の外側に張出すように、前記裏ケースに一体に設けたリブからなる請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 前記裏ケースは、前記流入口を挟んで上側に位置する前記リブが形成された上側壁部と、下側に位置する前記対向壁部とが、それら壁部の板厚方向にずれた段差状になっている請求項3記載の洗濯機。
  5. 前記水路カバーにおいて、前記フィルタケースは、前記洗濯槽における低水位から中水位の領域内に前記流入口が位置するように設けられており、当該水路カバー下端が低水位より低く、当該水路カバー上端が低水位より高く且つ最高水位より低い構成とされている請求項1〜4の何れか一項記載の洗濯機。
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