JPH11207091A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
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- JPH11207091A JPH11207091A JP10033762A JP3376298A JPH11207091A JP H11207091 A JPH11207091 A JP H11207091A JP 10033762 A JP10033762 A JP 10033762A JP 3376298 A JP3376298 A JP 3376298A JP H11207091 A JPH11207091 A JP H11207091A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F39/00—Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00
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- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F37/00—Details specific to washing machines covered by groups D06F21/00 - D06F25/00
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低水位でも高いリント捕集効率を維持する。
【解決手段】 洗濯脱水槽３底部に揚水開口２２、中央
付近に噴出開口２３を設けた循環水路を洗濯脱水槽３側
壁内側に配設する。そして、水路壁３１の途中に設けた
取水開口３３に連通するフィルタ室４５をフィルタカバ
ーと水路壁３１との間に形成し、そこに捕集袋５２を備
えるリントフィルタを着脱自在に設ける。パルセータ５
が回転すると、裏羽根５ｂのポンプ作用により外槽２底
部から吸い上げられた水が揚水開口２２へと送り込まれ
る。その水は水路３６中を上昇し、その一部はフィルタ
室４５に分岐され、捕集袋５２を通過する際に糸屑等が
捕集される。残りの水は水路３６中を更に上昇し、噴出
開口２３を介して洗濯脱水槽３内へ噴き出し、洗濯物の
上下方向の水流の形成に寄与する。
付近に噴出開口２３を設けた循環水路を洗濯脱水槽３側
壁内側に配設する。そして、水路壁３１の途中に設けた
取水開口３３に連通するフィルタ室４５をフィルタカバ
ーと水路壁３１との間に形成し、そこに捕集袋５２を備
えるリントフィルタを着脱自在に設ける。パルセータ５
が回転すると、裏羽根５ｂのポンプ作用により外槽２底
部から吸い上げられた水が揚水開口２２へと送り込まれ
る。その水は水路３６中を上昇し、その一部はフィルタ
室４５に分岐され、捕集袋５２を通過する際に糸屑等が
捕集される。残りの水は水路３６中を更に上昇し、噴出
開口２３を介して洗濯脱水槽３内へ噴き出し、洗濯物の
上下方向の水流の形成に寄与する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機に関し、更に
詳しくは、外槽内に回転自在に洗濯脱水槽を配設した一
槽式の洗濯機に関する。
詳しくは、外槽内に回転自在に洗濯脱水槽を配設した一
槽式の洗濯機に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は、特開平８−６６５８９号公報等
に記載の、従来の全自動洗濯機の要部の構成を示す側面
断面図である。この洗濯機では、外槽２内に洗濯脱水槽
３が回転軸４により軸支されている。洗濯脱水槽３の側
壁内側には垂直方向に延伸する循環水路１７が配設さ
れ、該循環水路１７の下端に揚水開口１８、上端のバラ
ンスリング１６直下に放水開口１９が設けられている。
該放水開口１９の出口には、ネット状のリントフィルタ
２０が着脱自在に取り付けられている。
に記載の、従来の全自動洗濯機の要部の構成を示す側面
断面図である。この洗濯機では、外槽２内に洗濯脱水槽
３が回転軸４により軸支されている。洗濯脱水槽３の側
壁内側には垂直方向に延伸する循環水路１７が配設さ
れ、該循環水路１７の下端に揚水開口１８、上端のバラ
ンスリング１６直下に放水開口１９が設けられている。
該放水開口１９の出口には、ネット状のリントフィルタ
２０が着脱自在に取り付けられている。
【０００３】洗濯脱水槽３底部のパルセータ５が回転す
ると、その裏面に放射状に形成されている裏羽根５ｂの
ポンプ作用により、洗濯脱水槽３底壁と外槽２底壁との
間隙にあった水が通水口２４を介して吸い上げられる。
この水は揚水開口１８に送り込まれ、循環水路１７内を
上昇して放水開口１９から洗濯脱水槽３内に吐き出され
る。この水に混入している糸屑等のゴミは、リントフィ
ルタ２０に捕集される。一方、洗濯脱水槽３内に吐き出
された水は、洗濯脱水槽３側壁に多数穿孔されている通
水孔３ａを介して外槽２側へ流れ出て循環する。
ると、その裏面に放射状に形成されている裏羽根５ｂの
ポンプ作用により、洗濯脱水槽３底壁と外槽２底壁との
間隙にあった水が通水口２４を介して吸い上げられる。
この水は揚水開口１８に送り込まれ、循環水路１７内を
上昇して放水開口１９から洗濯脱水槽３内に吐き出され
る。この水に混入している糸屑等のゴミは、リントフィ
ルタ２０に捕集される。一方、洗濯脱水槽３内に吐き出
された水は、洗濯脱水槽３側壁に多数穿孔されている通
水孔３ａを介して外槽２側へ流れ出て循環する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の洗濯機で
は、洗いやすすぎのための水位が比較的高い（例えば図
６中の水位Ｈの位置）場合、循環水路１７を介して多量
の水が持ち上げられる。このため、洗濯水に混入してい
るゴミをリントフィルタ２０により効率的に回収するこ
とができる。ところが、洗濯物の量が少なく水位が低い
位置に設定される（例えば図６中の水位Ｌの位置）場合
には、裏羽根５ｂによるポンプ作用が弱まり、充分高い
水圧をもって揚水開口１８に水を送り込むことができな
くなる。すると、循環水路１７を上昇する水の量が減少
し、リントフィルタ２０によるゴミの捕集効率が低下し
てしまう。
は、洗いやすすぎのための水位が比較的高い（例えば図
６中の水位Ｈの位置）場合、循環水路１７を介して多量
の水が持ち上げられる。このため、洗濯水に混入してい
るゴミをリントフィルタ２０により効率的に回収するこ
とができる。ところが、洗濯物の量が少なく水位が低い
位置に設定される（例えば図６中の水位Ｌの位置）場合
には、裏羽根５ｂによるポンプ作用が弱まり、充分高い
水圧をもって揚水開口１８に水を送り込むことができな
くなる。すると、循環水路１７を上昇する水の量が減少
し、リントフィルタ２０によるゴミの捕集効率が低下し
てしまう。
【０００５】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その主たる目的は、洗濯物の量が
少なく低い水位でもって洗い又はすすぎが行なわれる場
合でも、高いリント捕集効率を維持することができる洗
濯機を提供することにある。
成されたものであり、その主たる目的は、洗濯物の量が
少なく低い水位でもって洗い又はすすぎが行なわれる場
合でも、高いリント捕集効率を維持することができる洗
濯機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段、及び、発明の実施の形
態】上記課題を解決するために成された本発明は、外槽
内に洗濯脱水槽を配設し、該洗濯脱水槽底部に設けた回
転翼を回転させ、該回転翼の下面に形成した裏羽根のポ
ンプ作用により該回転翼直下の洗濯脱水槽と外槽との間
の水を吸い上げて該洗濯脱水槽に循環させる洗濯機にお
いて、前記回転翼の外側に入口開口を有し、該入口開口
に連通して洗濯脱水槽側壁内側に沿って上方に延伸し、
洗濯脱水槽内の標準的な洗濯水位よりも低い位置に出口
開口を設けた循環水路と、該循環水路の入口開口に送り
込まれる水を分岐し、該水に混入している浮遊固形物を
除去するリント捕集部とを備えることを特徴としてい
る。なお、ここで標準的な洗濯水位とは、洗濯物の量に
応じて複数段階に設定される洗い又はすすぎのための洗
濯水位の中で中程度の位置に設定された水位を指す。
態】上記課題を解決するために成された本発明は、外槽
内に洗濯脱水槽を配設し、該洗濯脱水槽底部に設けた回
転翼を回転させ、該回転翼の下面に形成した裏羽根のポ
ンプ作用により該回転翼直下の洗濯脱水槽と外槽との間
の水を吸い上げて該洗濯脱水槽に循環させる洗濯機にお
いて、前記回転翼の外側に入口開口を有し、該入口開口
に連通して洗濯脱水槽側壁内側に沿って上方に延伸し、
洗濯脱水槽内の標準的な洗濯水位よりも低い位置に出口
開口を設けた循環水路と、該循環水路の入口開口に送り
込まれる水を分岐し、該水に混入している浮遊固形物を
除去するリント捕集部とを備えることを特徴としてい
る。なお、ここで標準的な洗濯水位とは、洗濯物の量に
応じて複数段階に設定される洗い又はすすぎのための洗
濯水位の中で中程度の位置に設定された水位を指す。
【０００７】本発明に係る洗濯機では、洗い又はすすぎ
行程時に回転翼が回転されると、該回転翼の裏羽根のポ
ンプ作用により吸い上げられた水が回転翼の下面外周側
へと送られ、循環水路の入口開口に送り込まれる。この
水は循環水路内を上昇し、出口開口から洗濯脱水槽内に
噴出する。また、その水の一部は分岐されてリント捕集
部へと至り、糸屑等の固形浮遊物が除去される。
行程時に回転翼が回転されると、該回転翼の裏羽根のポ
ンプ作用により吸い上げられた水が回転翼の下面外周側
へと送られ、循環水路の入口開口に送り込まれる。この
水は循環水路内を上昇し、出口開口から洗濯脱水槽内に
噴出する。また、その水の一部は分岐されてリント捕集
部へと至り、糸屑等の固形浮遊物が除去される。
【０００８】上記循環水路の入口開口と出口開口との高
低差は上記従来の洗濯機に備えられた循環水路と比べて
小さいため、循環水路内に水を押し上げるために要する
圧力は小さくて済む。従って、洗濯脱水槽内の水位が比
較的低い場合でも、循環水路を通って洗濯脱水槽に循環
する水の量は殆ど減少しない。そのため、リント捕集部
を通過する水量も水位の影響を殆ど受けず、常に効率的
に糸屑等のゴミを捕集することができる。
低差は上記従来の洗濯機に備えられた循環水路と比べて
小さいため、循環水路内に水を押し上げるために要する
圧力は小さくて済む。従って、洗濯脱水槽内の水位が比
較的低い場合でも、循環水路を通って洗濯脱水槽に循環
する水の量は殆ど減少しない。そのため、リント捕集部
を通過する水量も水位の影響を殆ど受けず、常に効率的
に糸屑等のゴミを捕集することができる。
【０００９】また、標準的な洗濯水位以上の水が洗濯脱
水槽に溜められた状態では、循環水路の出口開口より噴
出した多量の水が直接洗濯物に当たり該洗濯物を通過す
るので、洗い行程時には汚れ落ちがよく、すすぎ行程時
には洗濯物に含まれる洗濯液が洗濯物から吐出され易く
なる。また、水中で直接水流を生じさせるので、洗濯物
の量が多く上下に回転しにくい場合でも、上下方向の強
い水流によって洗濯物の上下の入替が促進される。
水槽に溜められた状態では、循環水路の出口開口より噴
出した多量の水が直接洗濯物に当たり該洗濯物を通過す
るので、洗い行程時には汚れ落ちがよく、すすぎ行程時
には洗濯物に含まれる洗濯液が洗濯物から吐出され易く
なる。また、水中で直接水流を生じさせるので、洗濯物
の量が多く上下に回転しにくい場合でも、上下方向の強
い水流によって洗濯物の上下の入替が促進される。
【００１０】また、本発明に係る洗濯機では、回転翼の
外側に入口開口を有し、該入口開口に連通して洗濯脱水
槽側壁内側に沿って上方に延伸し、洗濯脱水槽内の最高
の洗濯水位よりも高い位置に出口開口を設けた第二の循
環水路を更に備える構成としてもよい。なお、ここで最
高の洗濯水位とは、上述のように複数段階に設定される
洗濯水位の中で最も高い位置の水位を指す。
外側に入口開口を有し、該入口開口に連通して洗濯脱水
槽側壁内側に沿って上方に延伸し、洗濯脱水槽内の最高
の洗濯水位よりも高い位置に出口開口を設けた第二の循
環水路を更に備える構成としてもよい。なお、ここで最
高の洗濯水位とは、上述のように複数段階に設定される
洗濯水位の中で最も高い位置の水位を指す。
【００１１】すなわち、従来の洗濯機に備えられている
ような第二の循環水路を追加して設ければ、水中での水
の噴出に加えて洗濯脱水槽の上方からも滝状に水が落下
される。このため、水面近傍に浮き上がった洗濯物に対
し直接的に水が当たり該洗濯物を通過するので、洗い行
程時には汚れ落ちがよく、すすぎ行程時には洗濯物に含
まれる洗濯液が洗濯物から吐出され易くなる。また、洗
濯物の上下の入替も更に促進される。なお、第二の循環
水路の出口開口にもリント捕集部を設けるようにすれ
ば、リントの捕集効率も更に向上する。
ような第二の循環水路を追加して設ければ、水中での水
の噴出に加えて洗濯脱水槽の上方からも滝状に水が落下
される。このため、水面近傍に浮き上がった洗濯物に対
し直接的に水が当たり該洗濯物を通過するので、洗い行
程時には汚れ落ちがよく、すすぎ行程時には洗濯物に含
まれる洗濯液が洗濯物から吐出され易くなる。また、洗
濯物の上下の入替も更に促進される。なお、第二の循環
水路の出口開口にもリント捕集部を設けるようにすれ
ば、リントの捕集効率も更に向上する。
【００１２】また、本発明に係る洗濯機では、リント捕
集部は、洗濯脱水槽側壁との間に循環水路を形成する水
路壁に水分岐用の取水開口を設け、該取水開口を介して
循環水路より取り込んだ水を着脱自在のネット状のリン
トフィルタに導入する構成とするとよい。この構成で
は、リントフィルタを通過してゴミが除去された水はそ
のまま洗濯脱水槽内に戻る。また、リントフィルタは取
り外しが可能であるので、使用者はリントフィルタの清
掃を容易に行なうことができる。
集部は、洗濯脱水槽側壁との間に循環水路を形成する水
路壁に水分岐用の取水開口を設け、該取水開口を介して
循環水路より取り込んだ水を着脱自在のネット状のリン
トフィルタに導入する構成とするとよい。この構成で
は、リントフィルタを通過してゴミが除去された水はそ
のまま洗濯脱水槽内に戻る。また、リントフィルタは取
り外しが可能であるので、使用者はリントフィルタの清
掃を容易に行なうことができる。
【００１３】また、前記取水開口の直上の水路壁を、対
向する洗濯脱水槽側壁との間隙を狭めるように水路側に
***させて***部を形成すると、循環水路中を上昇する
水が***部に接触し、その一部が確実に分岐されて取水
開口へスムーズに流れ込む。また、循環水路を断面偏平
形状とし、その断面の長手方向の一部を***部とする
と、同一断面内で***部から離れた箇所では該***部の
影響を受けずにスムーズに水が上昇する。このため、上
部開口から噴出する水の勢いが弱まることも回避でき
る。
向する洗濯脱水槽側壁との間隙を狭めるように水路側に
***させて***部を形成すると、循環水路中を上昇する
水が***部に接触し、その一部が確実に分岐されて取水
開口へスムーズに流れ込む。また、循環水路を断面偏平
形状とし、その断面の長手方向の一部を***部とする
と、同一断面内で***部から離れた箇所では該***部の
影響を受けずにスムーズに水が上昇する。このため、上
部開口から噴出する水の勢いが弱まることも回避でき
る。
【００１４】更に、水路壁との間に空間を形成するフィ
ルタカバーを水路壁に着脱自在に装着し、該空間内にリ
ントフィルタを着脱自在に取り付けるとともにフィルタ
カバーに通水孔を穿孔する構成とすれば、リントフィル
タがフィルタカバーにより保護され直接洗濯脱水槽内に
露出しないので、リントフィルタが洗濯物に巻き付いて
不所望に外れる又は破損することを防止できる。また、
フィルタカバーは着脱自在であるので、フィルタカバー
を取り外してリントフィルタを取り出して清掃すること
ができる。更に、循環水路とフィルタ室をなす上記空間
とが水路壁を隔てて隣接して配置されるので、省スペー
ス化を図ることができる。
ルタカバーを水路壁に着脱自在に装着し、該空間内にリ
ントフィルタを着脱自在に取り付けるとともにフィルタ
カバーに通水孔を穿孔する構成とすれば、リントフィル
タがフィルタカバーにより保護され直接洗濯脱水槽内に
露出しないので、リントフィルタが洗濯物に巻き付いて
不所望に外れる又は破損することを防止できる。また、
フィルタカバーは着脱自在であるので、フィルタカバー
を取り外してリントフィルタを取り出して清掃すること
ができる。更に、循環水路とフィルタ室をなす上記空間
とが水路壁を隔てて隣接して配置されるので、省スペー
ス化を図ることができる。
【００１５】また、リントフィルタは、フィルタカバー
に着脱自在に取り付けた後に該フィルタカバーと一体と
して水路壁又は洗濯脱水槽の側面に装着する構成とすれ
ば、フィルタカバーの取り外しと同時にリントフィルタ
が取り出せるので、リントフィルタの清掃が一層容易に
なる。
に着脱自在に取り付けた後に該フィルタカバーと一体と
して水路壁又は洗濯脱水槽の側面に装着する構成とすれ
ば、フィルタカバーの取り外しと同時にリントフィルタ
が取り出せるので、リントフィルタの清掃が一層容易に
なる。
【００１６】また、前記水路壁外面には前記***部側に
窪んだ凹所を形成する一方、前記フィルタカバー上部に
内側に窪んだ凹部を形成し、該凹部の水路壁側の突出箇
所を前記水路壁の凹所に嵌合又は遊嵌する構成とすれ
ば、使用者は該凹部に指を挿入して手前側に引くことに
より、フィルタカバーを容易に取り外すことができる。
また、フィルタカバーと水路壁との間の間隙を広げるこ
となしに、フィルタカバーの凹部の窪みを深くとること
ができる。このため結果的に、フィルタ室を薄型化する
ことができ、フィルタカバーの洗濯脱水槽内への突出を
小さくすることができる。これにより、洗濯物のフィル
タカバーへの引っ掛かりが少なくなる。
窪んだ凹所を形成する一方、前記フィルタカバー上部に
内側に窪んだ凹部を形成し、該凹部の水路壁側の突出箇
所を前記水路壁の凹所に嵌合又は遊嵌する構成とすれ
ば、使用者は該凹部に指を挿入して手前側に引くことに
より、フィルタカバーを容易に取り外すことができる。
また、フィルタカバーと水路壁との間の間隙を広げるこ
となしに、フィルタカバーの凹部の窪みを深くとること
ができる。このため結果的に、フィルタ室を薄型化する
ことができ、フィルタカバーの洗濯脱水槽内への突出を
小さくすることができる。これにより、洗濯物のフィル
タカバーへの引っ掛かりが少なくなる。
【００１７】
【発明の効果】本発明に係る洗濯機によれば、洗いやす
すぎのために設定される洗濯水位が低い場合でも、リン
ト捕集部に多量の水が循環する。このため、洗濯水位に
拘らず、高いリント捕集効率を維持することができる。
また、循環水路の出口開口から多量の水が勢いよく噴出
して洗濯物に当たり該洗濯物を通過するので、洗いやす
すぎ性能が向上する。更に、洗濯脱水槽内に上下方向に
も水流が発生し易くなるので、洗濯物の上下方向の入替
が促進されて洗いやすすぎむらも少なくなる。
すぎのために設定される洗濯水位が低い場合でも、リン
ト捕集部に多量の水が循環する。このため、洗濯水位に
拘らず、高いリント捕集効率を維持することができる。
また、循環水路の出口開口から多量の水が勢いよく噴出
して洗濯物に当たり該洗濯物を通過するので、洗いやす
すぎ性能が向上する。更に、洗濯脱水槽内に上下方向に
も水流が発生し易くなるので、洗濯物の上下方向の入替
が促進されて洗いやすすぎむらも少なくなる。
【００１８】
【実施例】以下、本発明に係る洗濯機の一実施例を図１
〜図５を参照して説明する。図１は本実施例の洗濯機の
全体構成を示す側面断面図、図２は図１中のＡ部（循環
水路２１）の詳細構造を示す拡大端面図、図３は短形循
環水路を構成する各部材の詳細構造を示す拡大断面図、
図４は図２中の短形循環水路２１をＢ方向から見た平面
図、図５は図３中の本体部材３０をＣ方向から見た平面
図である。
〜図５を参照して説明する。図１は本実施例の洗濯機の
全体構成を示す側面断面図、図２は図１中のＡ部（循環
水路２１）の詳細構造を示す拡大端面図、図３は短形循
環水路を構成する各部材の詳細構造を示す拡大断面図、
図４は図２中の短形循環水路２１をＢ方向から見た平面
図、図５は図３中の本体部材３０をＣ方向から見た平面
図である。
【００１９】まず、図１により本実施例の洗濯機の全体
構成を説明する。外箱１の内部には、外槽２が４本の吊
り棒（図示しない）により釣支されており、外槽２内に
は、周囲に多数の通水孔３ａを有する洗濯脱水槽３が、
その底壁に設けられた回転軸４を中心に回転自在に軸支
されている。洗濯脱水槽３底部にはパルセータ５が回転
自在に設けられ、外槽２の下面に取り付けられたモータ
６の回転動力がモータプーリ７、ベルト８、主プーリ９
及び動力切換機構１０を介して洗濯脱水槽３及びパルセ
ータ５へ伝達される。
構成を説明する。外箱１の内部には、外槽２が４本の吊
り棒（図示しない）により釣支されており、外槽２内に
は、周囲に多数の通水孔３ａを有する洗濯脱水槽３が、
その底壁に設けられた回転軸４を中心に回転自在に軸支
されている。洗濯脱水槽３底部にはパルセータ５が回転
自在に設けられ、外槽２の下面に取り付けられたモータ
６の回転動力がモータプーリ７、ベルト８、主プーリ９
及び動力切換機構１０を介して洗濯脱水槽３及びパルセ
ータ５へ伝達される。
【００２０】外箱１の上面後方には図示しない水道蛇口
に連結される給水管１１が配設され、給水バルブ１２を
介して洗剤ボックス等を備えた注水口１３へ接続されて
いる。一方、外槽２の底壁後方には排水管１４が連結さ
れ、排水バルブ１５を介して外部の排水口等へ接続され
ている。
に連結される給水管１１が配設され、給水バルブ１２を
介して洗剤ボックス等を備えた注水口１３へ接続されて
いる。一方、外槽２の底壁後方には排水管１４が連結さ
れ、排水バルブ１５を介して外部の排水口等へ接続され
ている。
【００２１】洗濯脱水槽３の上端部にはバランスリング
１６が取り付けられており、洗濯脱水槽３の側壁内側に
は、その底部からバランスリング１６の直下まで垂直方
向に延伸する長形循環水路１７が形成されている。長形
循環水路１７の下端部には揚水開口１８が、一方、上端
部には放水開口１９が設けられている。該放水開口１９
の出口には糸屑捕集用のリントフィルタ２０が着脱自在
に取り付けられている。また、洗濯脱水槽３の他の側壁
内側には、その底部から中央付近まで垂直方向に延伸す
る短形循環水路２１が形成されている。短形循環水路２
１の下端部には揚水開口２２が、一方、上端部には噴出
開口２３が設けられている。なお、図１では、長形循環
水路１７と短形循環水路２１は洗濯脱水槽３内の対向位
置に設けられているが、実際には、一個の長形循環水路
１７に対しそれぞれ反対方向に１２０°の回転位置に合
計二個の短形循環水路２１が配設されている。この短形
循環水路２１の構成については後で詳述する。
１６が取り付けられており、洗濯脱水槽３の側壁内側に
は、その底部からバランスリング１６の直下まで垂直方
向に延伸する長形循環水路１７が形成されている。長形
循環水路１７の下端部には揚水開口１８が、一方、上端
部には放水開口１９が設けられている。該放水開口１９
の出口には糸屑捕集用のリントフィルタ２０が着脱自在
に取り付けられている。また、洗濯脱水槽３の他の側壁
内側には、その底部から中央付近まで垂直方向に延伸す
る短形循環水路２１が形成されている。短形循環水路２
１の下端部には揚水開口２２が、一方、上端部には噴出
開口２３が設けられている。なお、図１では、長形循環
水路１７と短形循環水路２１は洗濯脱水槽３内の対向位
置に設けられているが、実際には、一個の長形循環水路
１７に対しそれぞれ反対方向に１２０°の回転位置に合
計二個の短形循環水路２１が配設されている。この短形
循環水路２１の構成については後で詳述する。
【００２２】洗濯脱水槽３底部のパルセータ５の上面に
は水を攪拌するための攪拌翼５ａが、また下面には裏羽
根５ｂがそれぞれ放射状に略等回転間隔に形成されてい
る。パルセータ５の外周縁端と洗濯脱水槽３内壁との隙
間はごく狭くなっており、また、パルセータ５の外周部
には上下に貫通する吐水開口５ｃが適宜の間隔で穿孔さ
れている。更に、パルセータ５直下の洗濯脱水槽３底壁
には、上下に貫通する通水口２４が設けられている。
は水を攪拌するための攪拌翼５ａが、また下面には裏羽
根５ｂがそれぞれ放射状に略等回転間隔に形成されてい
る。パルセータ５の外周縁端と洗濯脱水槽３内壁との隙
間はごく狭くなっており、また、パルセータ５の外周部
には上下に貫通する吐水開口５ｃが適宜の間隔で穿孔さ
れている。更に、パルセータ５直下の洗濯脱水槽３底壁
には、上下に貫通する通水口２４が設けられている。
【００２３】而して、例えば、外槽２内に水位Ｈの位置
まで水が溜められた状態でパルセータ５が回転駆動され
ると、パルセータ５下面と洗濯脱水槽３底壁との間隙を
ケーシングとして裏羽根５ｂによりポンプ作用が生じ
る。これにより、洗濯脱水槽３底壁と外槽２底壁との間
隙にある水が通水口２４を介して吸い上げられ、パルセ
ータ５の下面外周側へと送られる。この水はパルセータ
５の吐水開口５ｃを介して上方に噴出されるとともに、
高い圧力をもって長形及び短形循環水路１７、２１の揚
水開口１８、２２へとそれぞれ送り込まれる。
まで水が溜められた状態でパルセータ５が回転駆動され
ると、パルセータ５下面と洗濯脱水槽３底壁との間隙を
ケーシングとして裏羽根５ｂによりポンプ作用が生じ
る。これにより、洗濯脱水槽３底壁と外槽２底壁との間
隙にある水が通水口２４を介して吸い上げられ、パルセ
ータ５の下面外周側へと送られる。この水はパルセータ
５の吐水開口５ｃを介して上方に噴出されるとともに、
高い圧力をもって長形及び短形循環水路１７、２１の揚
水開口１８、２２へとそれぞれ送り込まれる。
【００２４】吐水開口５ｃから噴き上がる上昇水流はパ
ルセータ５の回転に伴って移動するから、洗濯脱水槽３
内の下方に沈んでいる洗濯物に下側から満遍なく水流が
当たる。一方、長形循環水路１７の揚水開口１８に送り
込まれた水は該循環水路１７中を上昇し、放水開口１９
から吐き出され洗濯脱水槽３内に落ちる。このため、洗
濯脱水槽３内の水面近傍に浮上している洗濯物に上方か
ら水が降りかかる。また、短形循環水路２１の揚水開口
２２に送り込まれた水は該循環水路２１中を上昇し、噴
出開口２３から洗濯脱水槽３内に勢いよく噴き出す。こ
のため、洗濯脱水槽３内で水平方向に回転している洗濯
物に側方から水が当たる。このように、洗濯脱水槽３内
のいずれの位置に在る洗濯物にも水が勢いよく当たり、
該水は洗濯物を通過する。そのため、洗い行程時には汚
れ落ちが促進され、またすすぎ行程時には洗濯物が吸い
込んでいる洗濯液の吐出が促進される。更には、洗濯脱
水槽３内に、攪拌翼５ａによる水平方向の水流のみなら
ず垂直方向に回転する水流が生じる。これにより、洗濯
物は上下に入れ替わり易くなり、洗いやすすぎのむらが
少なくなる。
ルセータ５の回転に伴って移動するから、洗濯脱水槽３
内の下方に沈んでいる洗濯物に下側から満遍なく水流が
当たる。一方、長形循環水路１７の揚水開口１８に送り
込まれた水は該循環水路１７中を上昇し、放水開口１９
から吐き出され洗濯脱水槽３内に落ちる。このため、洗
濯脱水槽３内の水面近傍に浮上している洗濯物に上方か
ら水が降りかかる。また、短形循環水路２１の揚水開口
２２に送り込まれた水は該循環水路２１中を上昇し、噴
出開口２３から洗濯脱水槽３内に勢いよく噴き出す。こ
のため、洗濯脱水槽３内で水平方向に回転している洗濯
物に側方から水が当たる。このように、洗濯脱水槽３内
のいずれの位置に在る洗濯物にも水が勢いよく当たり、
該水は洗濯物を通過する。そのため、洗い行程時には汚
れ落ちが促進され、またすすぎ行程時には洗濯物が吸い
込んでいる洗濯液の吐出が促進される。更には、洗濯脱
水槽３内に、攪拌翼５ａによる水平方向の水流のみなら
ず垂直方向に回転する水流が生じる。これにより、洗濯
物は上下に入れ替わり易くなり、洗いやすすぎのむらが
少なくなる。
【００２５】上記放水開口１９から水が放水されると
き、水はリントフィルタ２０を通過するので、該水に混
入している糸屑等のゴミはリントフィルタ２０に捕集さ
れる。しかしながら、長形循環水路１７の揚水開口１８
と放水開口１９との高低差は大きいため、放水開口１９
まで水を押し上げるには高い圧力をもって揚水開口１８
に水を送り込む必要がある。このため、例えば少量負荷
により比較的低い水位（例えば図１中の水位Ｌの位置）
でもって洗いやすすぎが実行されると、充分な圧力が得
られず放水開口１９から放水される水量が減少する。そ
の結果、リントフィルタ２０でのリントの捕集効率が大
幅に低下する。
き、水はリントフィルタ２０を通過するので、該水に混
入している糸屑等のゴミはリントフィルタ２０に捕集さ
れる。しかしながら、長形循環水路１７の揚水開口１８
と放水開口１９との高低差は大きいため、放水開口１９
まで水を押し上げるには高い圧力をもって揚水開口１８
に水を送り込む必要がある。このため、例えば少量負荷
により比較的低い水位（例えば図１中の水位Ｌの位置）
でもって洗いやすすぎが実行されると、充分な圧力が得
られず放水開口１９から放水される水量が減少する。そ
の結果、リントフィルタ２０でのリントの捕集効率が大
幅に低下する。
【００２６】そこで、本実施例の洗濯機では、以下のよ
うな構造により短形循環水路２１にもリントフィルタ５
０を付設している。すなわち、短形循環水路２１は、図
３に示すように、洗濯脱水槽３の側壁に取り付け、該側
壁との間に垂直方向に延伸する断面偏平形状の水路を形
成する本体部材３０（図３（ｃ）参照）と、該本体部材
３０の前面に装着し、該本体部材３０との間にフィルタ
室を形成するフィルタカバー４０と、該フィルタ室内部
に取り付けるリントフィルタ５０とから構成される。本
体部材３０及びフィルタカバー４０は、例えばポリプロ
ピレン樹脂等の樹脂材から構成するとよい。
うな構造により短形循環水路２１にもリントフィルタ５
０を付設している。すなわち、短形循環水路２１は、図
３に示すように、洗濯脱水槽３の側壁に取り付け、該側
壁との間に垂直方向に延伸する断面偏平形状の水路を形
成する本体部材３０（図３（ｃ）参照）と、該本体部材
３０の前面に装着し、該本体部材３０との間にフィルタ
室を形成するフィルタカバー４０と、該フィルタ室内部
に取り付けるリントフィルタ５０とから構成される。本
体部材３０及びフィルタカバー４０は、例えばポリプロ
ピレン樹脂等の樹脂材から構成するとよい。
【００２７】本体部材３０は、図３（ｃ）及び図５に示
すように、垂直方向に延伸する水路壁３１の一部が裏面
側（洗濯脱水槽３の側壁側）に膨出して凹所３２を形成
しており、該凹所３２直下の水路壁３１に水分岐用の取
水開口３３が設けられている。また、凹所３２直上の水
路壁３１は前方に大きく膨出して凸所３４を形成してお
り、その上部に水平方向に長く延伸する噴出開口２３が
形成されている。
すように、垂直方向に延伸する水路壁３１の一部が裏面
側（洗濯脱水槽３の側壁側）に膨出して凹所３２を形成
しており、該凹所３２直下の水路壁３１に水分岐用の取
水開口３３が設けられている。また、凹所３２直上の水
路壁３１は前方に大きく膨出して凸所３４を形成してお
り、その上部に水平方向に長く延伸する噴出開口２３が
形成されている。
【００２８】一方、フィルタカバー４０は、図３（ａ）
及び図４に示すように、下方に多数の通水孔４１が穿孔
されており、上部中央は上記凹所３２に対応して大きく
窪んでフック部４２を形成している。フック部４２の前
方はちょうど指が挿入できる程度の開口となっており、
フック部４２の上面に突出したツメ４３と凸所３４の下
縁端突起３５との係合により、フィルタカバー４０が本
体部材３０に固定されるようになっている。また、リン
トフィルタ５０は、図３（ｂ）に示すように、ポリプロ
ピレン樹脂等の樹脂材から成る環状の支持部材５１にナ
イロンネットから成る捕集袋５２が取り付けられてい
る。
及び図４に示すように、下方に多数の通水孔４１が穿孔
されており、上部中央は上記凹所３２に対応して大きく
窪んでフック部４２を形成している。フック部４２の前
方はちょうど指が挿入できる程度の開口となっており、
フック部４２の上面に突出したツメ４３と凸所３４の下
縁端突起３５との係合により、フィルタカバー４０が本
体部材３０に固定されるようになっている。また、リン
トフィルタ５０は、図３（ｂ）に示すように、ポリプロ
ピレン樹脂等の樹脂材から成る環状の支持部材５１にナ
イロンネットから成る捕集袋５２が取り付けられてい
る。
【００２９】上記フィルタカバー４０を本体部材３０に
装着する際には、まずフィルタカバー４０裏面の突起部
４４にリントフィルタ５０の支持部材５１を掛着した上
で、該フィルタカバー４０を本体部材３０に押し付け
る。すると、図２及び図４に示すように、フィルタカバ
ー４０は本体部材３０に嵌合して固定される。この状態
では、水路３６、フィルタ室４５ともに断面偏平形状を
有しているので、洗濯脱水槽３内周側への突出が小さ
く、洗濯物が引っ掛かる恐れは少ない。
装着する際には、まずフィルタカバー４０裏面の突起部
４４にリントフィルタ５０の支持部材５１を掛着した上
で、該フィルタカバー４０を本体部材３０に押し付け
る。すると、図２及び図４に示すように、フィルタカバ
ー４０は本体部材３０に嵌合して固定される。この状態
では、水路３６、フィルタ室４５ともに断面偏平形状を
有しているので、洗濯脱水槽３内周側への突出が小さ
く、洗濯物が引っ掛かる恐れは少ない。
【００３０】フィルタカバー４０を本体部材３０から取
り外す際には、フック部４２に指を入れて手前側（洗濯
脱水槽３内周側）に強く引くことにより、ツメ４３と下
縁端突起３５との係合が解除されてフィルタカバー４０
とリントフィルタ５０とが一体となって外れる。これに
より、リントフィルタ５０の清掃が容易に行なえる。
り外す際には、フック部４２に指を入れて手前側（洗濯
脱水槽３内周側）に強く引くことにより、ツメ４３と下
縁端突起３５との係合が解除されてフィルタカバー４０
とリントフィルタ５０とが一体となって外れる。これに
より、リントフィルタ５０の清掃が容易に行なえる。
【００３１】上記構成の本実施例の洗濯機では、パルセ
ータ５が回転されると裏羽根５ｂのポンプ作用により揚
水開口２２に水が送り込まれる。この水は、図２及び図
５中の矢印ｂ、ｃに示すように、水路壁３１と洗濯脱水
槽３の側壁との間に形成された水路３６中を上昇する。
凹所３２と洗濯脱水槽３側壁との間隙はその両側方及び
下方よりも狭まっているため、図５中の矢印ｂの位置近
傍を上昇した水は滞り、該水の一部は取水開口３３から
フィルタ室４５内へと流れ込む。一方、水路３６中の、
図５中の矢印ｃの位置近傍を上昇した水は、凹所３２の
影響を受けずに噴出開口２３に達し、洗濯脱水槽３内に
勢いよく噴き出す。このように、凹所３２を設けること
により、噴出開口２３からの水の噴出の勢いを殺ぐこと
なく、揚水開口２２に送り込まれた水の一部は確実にフ
ィルタ室４５に分岐される。
ータ５が回転されると裏羽根５ｂのポンプ作用により揚
水開口２２に水が送り込まれる。この水は、図２及び図
５中の矢印ｂ、ｃに示すように、水路壁３１と洗濯脱水
槽３の側壁との間に形成された水路３６中を上昇する。
凹所３２と洗濯脱水槽３側壁との間隙はその両側方及び
下方よりも狭まっているため、図５中の矢印ｂの位置近
傍を上昇した水は滞り、該水の一部は取水開口３３から
フィルタ室４５内へと流れ込む。一方、水路３６中の、
図５中の矢印ｃの位置近傍を上昇した水は、凹所３２の
影響を受けずに噴出開口２３に達し、洗濯脱水槽３内に
勢いよく噴き出す。このように、凹所３２を設けること
により、噴出開口２３からの水の噴出の勢いを殺ぐこと
なく、揚水開口２２に送り込まれた水の一部は確実にフ
ィルタ室４５に分岐される。
【００３２】上述のようにフィルタ室４５へと流れ込ん
だ水は、捕集袋５２を通過する際にゴミが除去され、通
水孔４１を介して洗濯脱水槽３内へと戻る。この短形循
環水路２１の揚水開口２２と噴出開口２３との高低差は
長形循環水路１７よりもかなり小さいため、たとえ洗い
やすすぎ行程時の水位が低く揚水開口２２に送り込まれ
る水の圧力が下がっても、充分な量の水が持ち上げられ
てリントフィルタ５０を通過する。このため、高いリン
ト捕集効率を達成することができる。
だ水は、捕集袋５２を通過する際にゴミが除去され、通
水孔４１を介して洗濯脱水槽３内へと戻る。この短形循
環水路２１の揚水開口２２と噴出開口２３との高低差は
長形循環水路１７よりもかなり小さいため、たとえ洗い
やすすぎ行程時の水位が低く揚水開口２２に送り込まれ
る水の圧力が下がっても、充分な量の水が持ち上げられ
てリントフィルタ５０を通過する。このため、高いリン
ト捕集効率を達成することができる。
【００３３】なお、上記実施例では、水を分岐する取水
開口３３を水路壁３１の途中に設けていたが、揚水開口
２２近傍に水分岐用の取水開口を設け、水路３６とは別
のリント捕集用水路を取水開口からフィルタ室４５まで
配設する構成としてもよい。
開口３３を水路壁３１の途中に設けていたが、揚水開口
２２近傍に水分岐用の取水開口を設け、水路３６とは別
のリント捕集用水路を取水開口からフィルタ室４５まで
配設する構成としてもよい。
【００３４】また、上記実施例は一例であって、本発明
の趣旨の範囲で適宜変更又は修正することができること
は明らかである。
の趣旨の範囲で適宜変更又は修正することができること
は明らかである。
【図１】 本発明の一実施例の洗濯機の全体構成を示す
側面断面図。
側面断面図。
【図２】 図１中のＡ部の詳細構造を示す拡大端面図。
【図３】 短形循環水路を構成する各部材の詳細構造を
示す拡大断面図。
示す拡大断面図。
【図４】 図２中の短形循環水路をＢ方向から見た平面
図。
図。
【図５】 図３（ｃ）の本体部材をＣ方向から見た平面
図。
図。
【図６】 従来の洗濯機の要部の構成を示す側面断面
図。
図。
２…外槽 ３…洗濯脱水槽 ４…回転軸 ５…パルセータ ５ａ…攪拌翼 ５ｂ…裏羽根 ５ｃ…吐水開口 １７…長形循環水路 １８、２２…揚水開口 １９…放水開口 ２１…短形循環水路 ２３…噴出開口 ２４…通水口 ３０…本体部材 ３１…水路壁 ３２…凹所 ３３…取水開口 ３４…凸所 ３５…下縁端突起 ４０…フィルタカバー ４１…通水孔 ４２…フック部 ４３…ツメ ４４…突起部 ４５…フィルタ室 ５０…リントフィルタ ５１…支持部材 ５２…捕集袋
Claims (7)
- 【請求項１】 外槽内に洗濯脱水槽を配設し、該洗濯脱
水槽底部に回転自在に設けた回転翼を回転させ、該回転
翼の下面に形成した裏羽根のポンプ作用により該回転翼
直下の洗濯脱水槽と外槽との間の水を吸い上げて該洗濯
脱水槽に循環させる洗濯機において、前記回転翼の外側
に入口開口を有し、該入口開口に連通して洗濯脱水槽側
壁内面に沿って上方に延伸し、洗濯脱水槽内の標準的な
洗濯水位よりも低い位置に出口開口を設けた循環水路
と、該循環水路の入口開口に送り込まれる水を分岐し、
該水に混入している浮遊固形物を除去するリント捕集部
とを備えることを特徴とする洗濯機。 - 【請求項２】 前記回転翼の外側に入口開口を有し、該
入口開口に連通して洗濯脱水槽側壁内面に沿って上方に
延伸し、洗濯脱水槽内の最高の洗濯水位よりも高い位置
に出口開口を設けた第二の循環水路を更に備えることを
特徴とする請求項１に記載の洗濯機。 - 【請求項３】 前記リント捕集部は、洗濯脱水槽側壁と
の間に前記循環水路を形成する水路壁に取水開口を設
け、該取水開口を介して循環水路より取り入れた水をネ
ット状のリントフィルタに導く構成とすることを特徴と
する請求項１又は２のいずれかに記載の洗濯機。 - 【請求項４】 前記取水開口の直上の水路壁を、対向す
る洗濯脱水槽側壁との間隙を狭めるように水路側に***
させて***部を形成することを特徴とする請求項３に記
載の洗濯機。 - 【請求項５】 前記水路壁との間に空間を形成するフィ
ルタカバーを該水路壁に着脱自在に固定し、該空間内に
前記リントフィルタを着脱自在に取り付けるとともに前
記フィルタカバーに通水孔を穿孔することを特徴とする
請求項４に記載の洗濯機。 - 【請求項６】 前記リントフィルタは、前記フィルタカ
バーに着脱自在に取り付けた後に該フィルタカバーと一
体として前記水路壁に装着することを特徴とする請求項
５に記載の洗濯機。 - 【請求項７】 前記水路壁外面には前記***部側に窪ん
だ凹所を形成する一方、前記フィルタカバー上部に内側
に窪んだ凹部を形成し、該凹部の水路壁側の突出箇所を
前記水路壁の凹所に嵌合又は遊嵌する構成とすることを
特徴とする請求項５又は６に記載の洗濯機。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03376298A JP3439108B2 (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 洗濯機 |
| ARP990100325A AR018267A1 (es) | 1998-01-29 | 1999-01-27 | Maquina de lavar |
| KR1019990002800A KR19990068193A (ko) | 1998-01-29 | 1999-01-28 | 세탁기 |
| CN99101719A CN1093195C (zh) | 1998-01-29 | 1999-01-29 | 洗衣机 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03376298A JP3439108B2 (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 洗濯機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11207091A true JPH11207091A (ja) | 1999-08-03 |
| JP3439108B2 JP3439108B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=12395454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03376298A Expired - Fee Related JP3439108B2 (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 洗濯機 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3439108B2 (ja) |
| KR (1) | KR19990068193A (ja) |
| CN (1) | CN1093195C (ja) |
| AR (1) | AR018267A1 (ja) |
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| KR100492573B1 (ko) * | 1998-11-07 | 2005-09-07 | 엘지전자 주식회사 | 전자동세탁기의실밥채집장치 |
| US7926310B2 (en) * | 2007-03-06 | 2011-04-19 | Lg Electronics Inc. | Foreign materials filtering apparatus and washing machine having the same |
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| US8033144B2 (en) | 2007-03-06 | 2011-10-11 | Lg Electronics Inc. | Foreign materials filtering apparatus and washing machine having the same |
| CN102212956A (zh) * | 2011-06-03 | 2011-10-12 | 合肥荣事达洗衣设备制造有限公司 | 波轮式全自动洗衣机中组合滤网 |
| US8037721B2 (en) | 2007-03-06 | 2011-10-18 | Lg Electronics Inc. | Foreign materials filtering apparatus and washing machine having the same |
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| KR101392911B1 (ko) * | 2007-03-06 | 2014-05-12 | 엘지전자 주식회사 | 이물질 채집 장치 |
| WO2014146403A1 (zh) * | 2013-03-18 | 2014-09-25 | 海尔集团技术研发中心 | 洗衣控制方法和洗衣机 |
| JP2015139600A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | ハイアールアジア株式会社 | 部品および洗濯機 |
| JP2016137154A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | アクア株式会社 | 洗濯機 |
| CN112538713A (zh) * | 2019-09-20 | 2021-03-23 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 一种洗衣机波轮安装结构及洗衣机 |
| CN114901894A (zh) * | 2019-12-26 | 2022-08-12 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗衣机 |
| AU2019379474B2 (en) * | 2018-11-14 | 2023-04-27 | Lg Electronics Inc. | Laundry processing machine |
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