JP5609023B2 - ドットデータ生成装置とドット記録装置およびドット記録方法、並びにコンピュータープログラム - Google Patents

ドットデータ生成装置とドット記録装置およびドット記録方法、並びにコンピュータープログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5609023B2
JP5609023B2 JP2009147341A JP2009147341A JP5609023B2 JP 5609023 B2 JP5609023 B2 JP 5609023B2 JP 2009147341 A JP2009147341 A JP 2009147341A JP 2009147341 A JP2009147341 A JP 2009147341A JP 5609023 B2 JP5609023 B2 JP 5609023B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dot
dots
scanning direction
recording
dot recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009147341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011000845A (ja
Inventor
敏樹 齋藤
敏樹 齋藤
宏紀 松岡
宏紀 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009147341A priority Critical patent/JP5609023B2/ja
Priority to US12/785,637 priority patent/US20100321428A1/en
Priority to CN2010102113773A priority patent/CN101927612A/zh
Publication of JP2011000845A publication Critical patent/JP2011000845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5609023B2 publication Critical patent/JP5609023B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/10Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers
    • G06K15/102Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers using ink jet print heads

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

本発明は、ドット記録媒体上にドットを記録する技術に関する。
インクなどの色材を出力してドット記録を行う代表的な装置は、インクジェットプリンターである。インクジェットプリンターでは、インクの使用量を出来る限り削減して、コストパフォーマンスを改善したいという要望がある。インク使用量を削減するために、インクドットを間引く方法が知られている(例えば特許文献1)。
しかし、単純にインクドットを間引く方法では、印刷濃度の低下などによる画質劣化が過度に大きいという問題があった。このような問題は、インクジェットプリンターに限らず、色材を出力してドットをドット記録媒体上に記録する色材出力装置に共通する問題であった。
特開2001−30522号公報
本発明は、画質を過度に劣化させることなく、ドット記録のための色材使用量を削減することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1:ドットデータ生成装置]
ドット記録装置により記録媒体に記録されるドットの記録位置を決定するドット記録データを生成するドットデータ生成装置であって、
副走査方向に複数のノズルを有する出力ヘッドを主走査方向へ移動させながら前記記録媒体に対してドットの記録を行う主走査パスと、前記記録媒体を前記副走査方向へ移動させる搬送とを繰り返し行い、前記記録媒体において前記主走査方向に沿ったラスタラインを前記副走査方向に多列形成する前記ドット記録装置に、前記ドット記録データを出力する出力部と、
前記ドット記録データに含まれるドットについて、前記ドットの記録を行わない間引き処理を実行する間引き処理部と、
を備え、
前記出力部は、
前記副走査方向に連続して並んだM列のラスタライン(Mは2以上の整数)において前記主走査方向にNドット数(Nは2以上の整数)で連続したドットが占めるドット記録領域におけるMxN個のドットをMxN回の前記主走査パスで記録するに先立って、前記ドット記録領域における前記副走査方向の一列に亘って、前記ドットの記録が行われる順が連続しないように、前記主走査パスにおける前記ドットの記録位置を設定して前記ドット記録データを出力し、
前記間引き処理部は、
前記ドット記録領域における前記MxN個のドットのうちの間引き対象となるドットのドット数を、間引きの割合に応じて規定し、該規定したドット数の前記間引き対象となるドットを、前記ドットの記録が行われる記録順序が連続した順の順番に倣って決定する
ことをその要旨とする。
上記構成を有するドットデータ生成装置は、M列のラスタラインにおいて主走査方向にNドット数で連続したMxN個のドットが占めるドット記録領域をドット記録データの構成単位とする。そして、このドット記録領域におけるMxN個のドットは、MxN回の主走査パスの主走査パスの順に記録媒体上に順次記録される。そして、上記構成を有するドットデータ生成装置では、ドット記録領域におけるMxN個のドットのうちの間引き対象となるドットを、間引きの割合に応じて決定して、その決定した間引き対象ドットについて、ドットの記録を行わない間引き処理を実行する。このため、間引かれるドットの分についてのノズル出力が低減され、ノズル出力に伴う色材の削減が可能となる。
その一方、上記構成を有するドットデータ生成装置では、ドット記録領域をMxN回の主走査パスで記録する場合、このドット記録領域においてドットの記録が行われる順が副走査方向の一列に亘って連続しないようにする。これにより、ドット記録領域では、副走査方向に隣接したラスタラインにおいて、ドットの記録が行われる順が連続するようにドットの記録位置を設定できる。よって、ドット間引きの対象外のドットは、MxN回の主走査パスを行う場合の主走査パスの回数を表すパス番号が隣接した主走査パスに対応したラスタライン上に残るので、隣接するラスタラインを記録する主走査パスの間に累積される副走査送り誤差を低減することができる。この結果、画質を過度に劣化させることなく、既述したように色材使用量を削減することが可能である。
また、上記したドットデータ生成装置では、間引き処理の実行に当たり、ドット記録領域におけるMxN個のドットのうちの間引き対象となるドットを、間引きの割合に応じて、前記ドットの記録が行われる順に決定する。このため、間引きの割合に応じた数のドットの間引きがドットの記録順序が連続したドットについて実行されるので、多様な間引き程度の間引きを実現でき、それぞれの程度の間引きを行った場合において、画質の過度の劣化抑制と色材使用量削減が可能となる。このように間引き対象ドットを決定する場合、ドット記録領域における前記ドットの記録が行われる順が最初のドットから順番に、または、前記ドット記録領域における前記ドットの記録が行われる順が最後のドットから順番に決定でき、簡便である。
また、前記間引き対象となるドットを前記ドットの記録が行われる順に決定した前記ドット記録領域を、前記主走査方向と前記副走査方向に繰り返して前記ドット記録データを構築し、該構築した前記ドット記録データを前記ドット記録装置に出力するようにできる。こうすれば、ドット記録データの入力を受けたドット記録装置において、画質の過度の劣化抑制と色材使用量削減が可能なドット記録を行うことができる。また、主走査方向においては、ドットの記録順序が同じのドット記録領域がドット記録データにおいて並ぶことになるので、間引き処理の対象となるドットの決定やドット記録データの構築に要する演算負荷を軽減でき、高速処理が可能となる。
本発明では、ドット記録装置として、以下の構成を採用した。
[適用例2:ドット記録装置]
副走査方向に複数のノズルを有する出力ヘッドを主走査方向へ移動させながら記録媒体に対してドットの記録を行う主走査パスと、前記記録媒体を前記副走査方向へ移動させる搬送とを繰り返し行い、前記記録媒体において前記主走査方向に沿ったラスタラインを前記副走査方向に多列形成するドット記録装置であって、
前記副走査方向に連続して並んだM列のラスタライン(Mは2以上の整数)において前記主走査方向にNドット数(Nは2以上の整数)で連続したドットが占めるドット記録領域におけるMxN個のドットトをMxN回の前記主走査パスで記録するに先立って、前記ドット記録領域における前記副走査方向の一列に亘って、前記ドットの記録が行われる順が連続しないように、前記主走査パスにおける前記ドットの記録位置を設定するドット記録設定部と、
前記ドット記録領域におけるドットについて、前記ドットの記録を行わない間引き処理を実行する間引き処理部と、
前記ドット記録設定部による前記ドット記録位置の設定と前記間引き処理部による前記間引き処理とがなされたドット記録データを生成するドットデータ生成部とを備え、
前記間引き処理部は、
前記ドット記録領域における前記MxN個のドットのうちの間引き対象となるドットのドット数を、間引きの割合に応じて規定し、該規定したドット数の前記間引き対象となるドットを、前記ドットの記録が行われる記録順序が連続した順の順番に倣って決定し、
前記ドットデータ生成部は、
前記間引き対象となるドットを前記順番に倣って決定した前記ドット記録領域を、前記主走査方向と前記副走査方向に繰り返して前記ドット記録データを構築する
ことをその要旨とする。
この場合、前記ドット記録装置を、インクジェットプリンターとすることができる。
本発明では、ドット記録方法として、以下の構成を採用した。
[適用例3:ドット記録方法]
副走査方向に複数のノズルを有する出力ヘッドを主走査方向へ移動させながら記録媒体に対してドットの記録を行う主走査パスと、前記記録媒体を前記副走査方向へ移動させる搬送とを繰り返し行い、前記記録媒体において前記主走査方向に沿ったラスタラインを前記副走査方向に多列形成するドット記録方法であって、
前記副走査方向に連続して並んだM列のラスタライン(Mは2以上の整数)において前記主走査方向にNドット数(Nは2以上の整数)で連続したドットが占めるドット記録領域におけるMxN個のドットをMxN回の前記主走査パスで記録するに先立って、前記ドット記録領域における前記副走査方向の一列に亘って、前記ドットの記録が行われる順が連続しないように、前記主走査パスにおける前記ドットの記録位置を設定し、
前記ドット記録領域における前記MxN個のドットのうちの間引き対象となるドットのドット数を、間引きの割合に応じて規定し、該規定したドット数の前記間引き対象となるドットを、前記ドットの記録が行われる記録順序が連続した順の順番に倣って決定し、
前記ドットの記録を行わない間引き処理を前記決定された間引き対象のドットについて実行し、
前記間引き対象となるドットを前記順番に倣って決定した前記ドット記録領域を、前記主走査方向と前記副走査方向に繰り返して前記ドット記録データを構築する
ことをその要旨とする。
また、本発明では、コンピュータープログラムとして、以下の構成を採用した。
[適用例4:コンピュータープログラム]
副走査方向に複数のノズルを有する出力ヘッドを主走査方向へ移動させながら記録媒体に対してドットの記録を行う主走査パスと、前記記録媒体を前記副走査方向へ移動させる搬送とを繰り返し行い、前記記録媒体において前記主走査方向に沿ったラスタラインを前記副走査方向に多列形成するドット記録装置を用いたドット記録を行うために、前記ドット記録装置に供給すべき前記ドット記録データをコンピューターに生成させるコンピュータープログラムであって、
前記副走査方向に連続して並んだM列のラスタライン(Mは2以上の整数)において前記主走査方向にNドット数(Nは2以上の整数)で連続したドットが占めるドット記録領域におけるMxN個のドットをMxN回の前記主走査パスで記録するに先立って、前記ドット記録領域における前記副走査方向の一列に亘って、前記ドットの記録が行われる順が連続しないように、前記主走査パスにおける前記ドットの記録位置を設定する機能と、
前記ドット記録領域における前記MxN個のドットのうちの間引き対象となるドットのドット数を、間引きの割合に応じて規定し、該規定したドット数の前記間引き対象となるドットを、前記ドットの記録が行われる記録順序が連続した順の順番に倣って決定する機能と、
前記ドットの記録を行わない間引き処理を前記決定された間引き対象のドットについて実行する機能と、
前記間引き対象となるドットを前記順番に倣って決定した前記ドット記録領域を、前記主走査方向と前記副走査方向に繰り返して前記ドット記録データを構築する機能とを、前記コンピューターに実現させる
ことをその要旨とする。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、印刷方法および印刷装置、色材出力装置、印刷制御方法および印刷制御装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータープログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施例における印刷システムの構成を示す説明図である。 実施例におけるドット記録方法を示す説明図である。 インクジェットプリンターで形成可能なインクドットの種類を示す説明図である。 図2におけるドット記録方法の詳細を主走査パスのパス番号とノズル番号に関連付けて示す説明図である。 ドット記録領域DTにおけるパス番号の並びの様子を示す説明図である。 本実施例における間引き処理の内容を示す説明図である。 間引きの程度を同じとした場合の比較例による間引きと本実施例の間引きとの相違を示す説明図である。 ドット記録領域DTごとの間引き処理対象ドットの決定とこれを経たドット記録データ化の一手法を示すフローチャートである。 図6相当図であり変形例1における間引き処理の内容を示す説明図である。 図9相当図であり変形例2における間引き処理の内容を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
A.装置の構成:
B.実施例:
C.変形例
A.装置の構成:
図1は本発明の一実施例における印刷システムの構成を示す説明図である。この印刷システム300は、画像処理装置としてのパーソナルコンピューター100と、パーソナルコンピューター100に接続されたプリンター200と、を備えている。
パーソナルコンピューター100は、CPU110と、メモリー120と、入出力インターフェース(I/F)部130と、間引き程度入力部140と、を備えている。メモリー120は、印刷データ(ドットデータ)を格納するための出力バッファー32を有している。間引き程度入力部140は、本実施例では後述するように4行x2列のドット群をドット構成単位としてのドット記録領域DTとして取り扱うことから、間引きの程度を1/8〜7/8の中から選択できるようになっている。この間引きの程度の選択は、ユーザーが行うが、画像品質維持の観点から、間引き程度は1/8〜6/8が常用範囲となる。7/8の間引きでは間引き程度が過度となる危惧があるからである。
パーソナルコンピューター100には、アプリケーションプログラム10やプリンタードライバー20などの各種のコンピュータープログラムがインストールされている。アプリケーションプログラム10やプリンタードライバー20は、所定のオペレーティングシステム(図示せず)の下でCPU110により実行される。なお、プリンタードライバー20は、パーソナルコンピューター100内にて機能しても良く、あるいは、プリンター200内にて機能してもよい。
アプリケーションプログラム10は、例えば画像編集機能を実現するためのプログラムである。ユーザーは、アプリケーションプログラム10の提供するユーザーインターフェースを介して、アプリケーションプログラム10により編集された画像を印刷する指示を与えることができる。アプリケーションプログラム10は、ユーザーより印刷の指示を受けると、プリンタードライバー20に印刷の対象となる画像データを出力する。なお、本実施例では、画像データはRGBデータとして出力される。
プリンタードライバー20は、アプリケーションプログラム10から出力された画像データに基づき印刷データを生成する機能を実現するためのプログラムである。ここで、印刷データは、プリンター200が解釈できる形式のデータであって、各種のコマンドデータとドットデータとを含む。コマンドデータは、プリンター200に特定の動作の実行を指示するためのデータである。ドットデータは、印刷される画像(印刷画像)を構成する画素(印刷画素)におけるドットの形成状態を表すデータであり、具体的には、各印刷画素にどの色のどのサイズのドットを形成するか(あるいはドットを形成しないか)を示すデータである。ここで、「ドット」とは、プリンター200から出力されたインクが印刷媒体に着弾して形成される1つのインク領域をいう。
プリンタードライバー20は、アプリケーションプログラム10から出力された画像データを印刷データに変換する機能を有しており、解像度変換処理部21と、色変換処理部22と、ハーフトーン処理部23と、ラスタライズ処理部24と、間引き処理部25とを有している。
解像度変換処理部21は、アプリケーションプログラム10から出力された画像データの解像度をプリンター200の印刷解像度に一致するように変換する。色変換処理部22は、画像データの色変換処理を行う。本実施例で用いられるプリンター200は、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のインクを用いて印刷を行うプリンターである。そのため、色変換処理部22は、RGB値で表された画素値をCMYK値に変換する。ハーフトーン処理部23は、色変換後の画素値に関してハーフトーン処理を行ってドットデータを形成する。ハーフトーン処理としては、例えば誤差拡散法や、ディザマトリクスを用いたディザ法を利用することができる。なお、本実施例で用いられるプリンター200は、小ドットと中ドットと大ドットとの、3種類のサイズのドットを形成可能なプリンターである。但し、プリンター200としては、形成可能なインクドットのサイズは3種類に限られるものでなく、1種類以上のサイズのドットを形成できるものを利用することが可能である。ラスタライズ処理部24は、ハーフトーン処理で得られたドットデータを、プリンター200に転送すべき順序に並び替える。間引き処理部25は、ドットデータに対して、後述する間引き処理を実行する。間引き処理後のドットデータは、一旦出力バッファー32に格納され、入出力インターフェース部130を介してプリンター200に出力される。
本実施例のプリンター200は、印刷媒体にインクドットを形成して画像を印刷するインクジェットプリンターである。プリンター200は、CPU210と、メモリー220と、入出力インターフェース(I/F)部230と、CPU210からの指示に従って各種のユニットを制御するユニット制御回路240と、ヘッドユニット250と、キャリッジユニット260と、搬送ユニット270と、を備えている。
ヘッドユニット250は、印刷媒体にインクを出力するための印刷ヘッド(図示せず)を有している。ヘッドユニット250は、各インク毎に複数のノズルを副走査方向に並べて有しており、各ノズルから断続的にインクを出力する。このヘッドユニット250はキャリッジユニット260に搭載されており、キャリッジユニット260が所定の走査方向(主走査方向)に移動すると、ヘッドユニット250も主走査方向に移動する。ヘッドユニット250は、主走査方向に移動しつつ、ノズルからインクを断続的に出力することにより、主走査方向に沿ったドットラインを印刷媒体上に形成する。なお、本明細書において、主走査ラインを「ラスタライン」とも呼ぶ。
キャリッジユニット260は、ヘッドユニット250を主走査方向に往復移動させるための駆動装置である。キャリッジユニット260には、ヘッドユニット250の他、インクを収容するインクカートリッジも着脱可能に保持されている。搬送ユニット270は、印刷媒体を搬送することによって副走査を行うための駆動装置である。搬送ユニット270は、例えば、給紙ローラ、搬送モータ、搬送ローラ、プラテン、及び排紙ローラ(図示せず)などによって構成される。なお、印刷媒体の代わりに、印刷ヘッドを副走査方向に搬送してもよい。
B.実施例:
図2は実施例におけるドット記録方法を示す説明図である。図2の左側には、ヘッドユニットに設けられているノズル列250nが示されている。このノズル列250nは、1種類のインク(例えば黒インク)を吐出するための10個のノズルを有している。他のインク用のノズル列は、図示が省略されている。実際のプリンターではインク1種類当たり数十〜数百個のノズルが設けられているが、ここでは図示の便宜上、少ないノズル数のノズル列が描かれている。個々のノズル位置に付された番号0〜9は、ノズルを識別する番号(ID)である。ノズルの副走査方向のピッチkは、例えば180dpiであり、印刷画素のピッチは例えば720dpiである。この場合に、ピッチkは4[ドット]である。一般に、ピッチkは2以上の整数である。ノズル列250nは、主走査方向(図の左右方向)に沿って主走査が実行される途中において、印刷媒体上にドットを記録する。図2において、「パス」は主走査パスを意味しており、その「パス」に付記された数字は、主走査パスの回数を表すパス番号である。主走査パスが1回行われるたびに、ノズル列250nは副走査方向(図の上下方向)に移動し、この移動後の主走査パスのパス番号は移動前のパス番号より値1インクリメントされることになる。この例では、副走査送り量は5ドットの一定値であり、16回分の主走査パスにおけるノズル列250nの位置が示されている。なお、実際には、印刷媒体が移動するが、ここでは図示の便宜上、ノズル列250nが移動するものとして描かれている。
図2の右側に描かれた番号付きの丸印は、記録されるインクドットを示しており、丸の中の番号はノズル番号を示している。符号「L1」〜「L48」は、主走査ラインに付した連続番号のライン番号である。例えば、主走査ラインL1上においては、8番ノズルと3番ノズルによって1画素ずつ交互にドット記録が行われる。図2の左側を参照すれば理解できるように、主走査ラインL1上の8番ノズルによるドット記録はパス番号1の際の主走査パスにおいて実行され、3番ノズルによるドット記録はパス番号5の際の主走査パスにおいて実行される。この例では、各主走査ライン上の全ドットの記録が2回の主走査パスによって完了する。換言すれば、各主走査ライン上の全ドットの記録が2個の異なるノズルによって実行される。このような印刷を「2パス印刷」と呼ぶ。また、本明細書において、N回の主走査により、N個のノズルを用いて各主走査ライン上のドット記録を実行する印刷を、「オーバーラップ印刷」と呼ぶ。なお、各主走査ラインの印刷を完了するために必要な主走査パスの回数Nは、2以上の任意の数に設定可能である。一般に、複数回の主走査パスで各ラスタラインの印刷を実行する理由は、印刷ヘッドの製造誤差や副走査送り誤差に起因してドットの記録位置が多少ずれる可能性があるため、異なる複数のノズルで1ラインを印刷してドットのずれを目立ちにくくすることによって、画質を向上させるためである。図2に示す符号「L1」〜「L48」は、副走査方向に並んだラスタラインの番号としても捉えることができる。
本実施例では、後述するように4行2列のドットが占めるドット記録領域DTをドット記録を行う構成単位として捉え、そのドット記録領域DTごとにドット記録順序とドットの記録位置を設定する。このドット記録領域DTには、8個のドットが4行2列に並んでいることから、連続した8回の主走査パス(パス番号と関連付ければ8個の連続したパス番号の主走査パス)と、その主走査パスごとの異なるノズルからのインクドットにより、ドット記録領域DTでのドット印刷が終了することになる。主走査パスが進むと、同じパス番号の主走査パスにおいて異なるノズルから同時にインクドットが可能となる。例えば、図2のパス番号8の際の主走査パスでは、ノズル番号が0〜9の全てのノズルからのインクドットが行われる。よって、それぞれのドット記録領域DTでは、8個の連続したパス番号の主走査パスにてドット記録が行われるものの、その連続した8個のパス番号の並びは、ドット記録領域DTの占める位置(即ち、主走査パスの進行)に応じて変わることになる。これらについては、後述する。
図3はインクジェットプリンターで形成可能なインクドットの種類を示す説明図である。このプリンターは、1印刷画素の領域に大ドットと中ドットと小ドットの3種類のドットを形成可能である。図3(A)は、これらドットを模式的に示しており、大ドットは、主にベタ領域や高濃度領域を印刷するために使用され、小ドットは主に低濃度領域を印刷するために使用される。例えば、ベタ領域は大ドットのみで印刷される場合が多く、ハイライト領域(極低濃度領域)は小ドットのみで印刷される場合が多い。中ドットは、中間的な濃度領域において、大ドットや小ドットよりも多く使用される。図3(B)は、大ドットを用いて3ラ5画素のベタ領域を印刷した様子を示している。1画素の範囲は破線で示されている。なお、1画素の形状は横長の長方形の場合もあり、また、正方形の場合もある。大ドットは、1画素の領域を完全に包含する広い領域に広がるドットであり、中央の大ドットは、その周囲の8個の大ドットのそれぞれとの間にかなり大きな重なりがある。また、通常は、主走査方向(図の左右方向)にヘッドが進行しながらインクが吐出されるので、印刷媒体上ではドットが左右に大きく広がる傾向にある。従って、インク量削減のためにドットを間引く場合、主走査方向に沿って1画素おきに間引くようにすれば、画質劣化があまり目立たないという利点がある。
図4は図2におけるドット記録方法の詳細を主走査パスのパス番号とノズル番号に関連付けて示す説明図、図5はドット記録領域DTにおけるパス番号の並びの様子を示す説明図である。
図4では、1つの枠で1画素(1ドット)を表しており、1画素の枠内に、図の左側には、その画素におけるドット記録を実行する主走査パスのパス番号とノズル番号とが示されている。図の右側には、その画素における主走査パスのパス番号のみが示されている。そして、既述したように4行2列のドットが占めるドット記録領域DTが主走査パス方向および副走査方向に続き、その様子が図5に示されている。この場合、図5では、主走査パスのパス番号が示されている。
ここで、ドット記録領域DTにおける主走査パスのパス番号とドット記録順序について説明する。図5に示すように、ドット記録領域DTを占める4x2個のドットのドット記録順序は、4行2列のドットの並びにおける各列間の推移において、斜めに位置するドットの間で記録順序が増えるようドット記録領域DTにおける主走査パスのパス番号と関連付けて設定される。例えば、主走査ライン数が少ない図5における左上のドット記録領域DTでは、そのドット記録領域DTのドットはパス番号1〜8の主走査パスにて記録され、ドット記録順序は、最先のパス番号1から2→3→4と斜めに位置するドットの間で増える順序となり、残りのドットについても5→6→7→8と斜めに位置するドットの間で増える順序となる。
主走査パスが進むと、既述したようにドット記録領域DTにおける主走査パスのパス番号は変わるので、図5に示すように、ドット記録順序は、そのドット記録領域DTにおける最先のパス番号5から6→7→8と斜めに位置するドットの間で増える順序となり、残りのドットについても9→10→11→12と斜めに位置するドットの間で増える順序となる。ところで、主走査パスが更に進んでくると、ドット記録領域DTにおけるパス番号はパス番号順に8個並ぶものの、最先のパス番号がドット記録領域DTの最上列と合致するとは限らない。この場合には、図5に示すように、最先のパス番号7が当てはまるドットから斜めにパス番号を8に増やしつつ、他のドットについては、パス番号9から上記したようにパス番号が増えるようドット記録順序が設定される。このように、ドット記録領域DTにおいては、4行2列のドットの並びの斜めに位置するドットの間で記録順序が増えるようにするので、ドット記録領域DTにおいては副走査方向の列ごとに各列に亘ってパス番号が連続しなくなり、ドットの記録が行われる順序(ドット記録順序)にあっても、ドット記録領域DTにおける副走査方向の列ごとに各列に亘って連続しないことになる。
このようにドット記録領域DTにおいては副走査方向の列ごとに各列に亘ってドット記録順序が連続しないことは、副走査方向の列において隣接するドットが連続した3以上の主走査パスにより形成されないドット記録順序となる。
図6は本実施例における間引き処理の内容を示す説明図、図7は間引きの程度を同じとした場合の比較例による間引きと本実施例の間引きとの相違を示す説明図である。図6(A)は、図4と同じであり、間引き処理を行わない場合のドットの記録の様子を示している。つまり、この図6(A)では、それぞれのドット記録領域DTにおいて、図中のパス番号の順にインクドットを行っているため、全てのドットについて記録がなされた様子が示されている。これに対し、図6(B)〜(H)では、本実施例の間引き処理によってなされたドット記録の様子が示されており、この間引き処理は、以下のような特徴を有している。
ドット記録領域DTにおける4x2個(8個)のドットの1以上のドットを間引くこととし、ドット記録領域DTにおいて2以上のドットについて間引く場合には、ドット記録順序が連続したドットについて間引く。
こうした間引き特徴でドット間引きがなされるので、ドット記録領域DTにおいて副走査方向に隣接した主走査ラインにおいては、ドット記録順序を示す主走査パスのパス番号が隣接する主走査ライン同士で連続するようにして、隣接する主走査ラインにおけるドット記録を担当する主走査パスの間における副走査送り誤差を低減できる。すなわち、通常は副走査送りのたびに送り誤差が発生するため、間引きの対象外のドット、即ちドット記録を行うドットは、その主走査パスのパス番号が離れると副走査方向で離れることになり、その離れた主走査パスの回数分だけ副走査送り誤差が累積する。そこで、ドット記録領域DTにおいて副走査方向に隣接する主走査ラインの間で、ドット記録を実行する主走査パスのパス番号を連続させて主走査パスごとの上記の誤差を小さくなるようにして、主走査ライン間の副走査送り誤差を低減することができる。この結果、ドット記録領域DTにおいて副走査方向に隣接する主走査ラインにおけるインクの着弾位置のずれの累積が低減し、これに起因する画質劣化を低減することができる。
また、上記した間引き特徴でドット間引きがなされるので、間引きの程度が4/8以下の場合では、1列全部や1行全部のドットが間引かれることはなくなる。ところが、図7において比較例(4/8間引き)での間引きの様子で示すように、列全体を間引く場合には、その列が白抜けとして目立ってしまい、過度の画質劣化が生じる。行(主走査ライン/ラスタライン)全体を間引く場合も同様である。本実施例では、上記したように、間引きの程度が4/8以下の場合では、ドット記録領域DTにおける1列全部や1行全部のドットが間引かれることはなくなり、画像劣化を抑制できる。なお、図7の比較例(4/8間引き)での間引きは、図4の中の偶数列(主走査ライン上の偶数画素位置)のドットを間引いた例であり、この比較例の間引き方法は、最も単純な間引き処理の例である。
このような実施例における間引き処理は、オーバーラップ印刷において過度の画質劣化を防止するための工夫がなされている。この意味で、この間引き処理を、「オーバーラップ考慮ドット間引き」とも呼ぶ。ドット記録領域DTを4行2列のドットとした本実施例では、図6(B)〜(H)に示す態様でこのオーバーラップ考慮ドット間引きが可能となる。
本実施例では、ドット記録領域DTが4行2列である都合上、1〜7までの間引きが可能であり、この間引き数により間引きの割合が定まる。図6(B)では、1ドットの間引きの態様を示している。この1ドット間引きでは、ドット記録領域DTにおける最先のパス番号の主走査パスにおいて間引きを行う例、即ち、ドット記録領域DTにおけるドット記録順序が最初のドットについての間引きを行う例が示されている。図6(C)〜(H)では、間引きドット数が2〜7まで順次増える間引きの態様を示しており、各間引きの態様では、間引かれるドットのドット記録順序がそれぞれ間引きドット数分だけ連続している。そして、図6(C)〜(G)に示す各間引きの態様では、副走査方向の列に亘ってドットが間引かれない状況下で、間引き対象外のドットは、それぞれのドット記録領域DTにおける副走査方向に隣接した主走査パスにおいてパス番号の並び順に着弾されてドット記録される。本実施例では、ドット記録領域DTでの上記したドット記録順序の設定とパス番号順でのドット間引きを行うことから、偶数列を一律に間引く比較例(図7参照)と同じ間引き程度(4/8間引き)はもとより、この比較例より大きな間引き程度(5/8〜6/8間引き)であっても、間引きされたドットが副走査方向に一列には並ばない。よって、本実施例では、間引かれたドットが副走査方向の列となって白く抜ける様なことがなく、過度の画質劣化を確実に抑制できる。
なお、ドット記録領域DTでのドットの間引きを行うに当たり、図6では、そのドット記録領域DTにおける最先のパス番号(図6ではパス番号1)を最初の間引き対象パス番号とし、このパス番号だけの間引き(1/8間引き)と、パス番号1〜2、パス番号1〜3、パス番号1〜4、パス番号1〜5、パス番号1〜6、パス番号1〜7の間引き(2/8〜7/8間引き)とした。このように最先のパス番号を最初の間引き対象パス番号とすることは、ドット記録領域DTにおけるドット記録順序が最初のドットを間引き対象ドットとすることでもあり、こうするのは、ドットの間引き数が4行2列のドット記録領域DTにおいて最大の7にまで簡便に対処するためである。つまり、間引きドットの数が決まれば、間引き対象ドットは、ドット記録領域DTにおけるドット記録順序が最初のドットから順番に簡便に定まる。最初の間引き対象ドットをドット記録領域DTにおけるドット記録順序が最後のドットとする場合も同様であり、この場合には、この最後のドットから順番に間引き対象ドットが簡便に定まる。
ドットの間引き数が6以下であれば、最初の間引き対象パス番号を最先のパス番号以外とできる。例えば、ドット間引き数が6であるならば、最初の間引きである1/8間引きをパス番号1或いはパス番号2のドットに対して行い、そのパス番号からドット間引き数が6となるまでパス番号を連続させればいい。ドット間引き数が5であるならば、最初の間引きである1/8間引きをパス番号1〜パス番号3のいずれかのドットに対して行い、そのパス番号からドット間引き数が5となるまでパス番号を連続させればいい。つまり、1ドットの間引きについては、その間引きを行うドットのパス番号は任意に設定可能であり、間引きドット数が増える場合には、その間引きドット数までパス番号が連続する範囲において、最初の間引き対象のパス番号を設定することが簡便である。
この他、間引き対象のパス番号の設定を次のようにすることもできる。ドット記録領域DTにおける最先のパス番号(図6ではパス番号1)から最後のパス番号(図6ではパス番号8)をループ状に並べた環状のパス番号列を想定し、最初の間引き対象パス番号を任意に設定する。次いで、その設定した任意のパス番号から、環状のパス番号列において間引きドット数まで連続するパス番号までの並びを間引き対象のパス番号の並びとできる。例えば、間引きドット数が4である場合、最初の間引き対象パス番号をパス番号6に設定すれば、このパス番号6から環状のパス番号列において間引きドット数4まで連続するパス番号までの並び、即ちパス番号6→パス番号7→パス番号8→パス番号1の並びを間引き対象のパス番号の並びとする。
次に、図6に示した間引きを達成する処理について説明する。図8はドット記録領域DTごとの間引き処理対象ドットの決定とこれを経たドット記録データ化の一手法を示すフローチャートである。この処理は、間引き処理部25(図1)によって実行される。ステップS100では、印刷対象としてプリンタードライバー20に出力された画像データの主走査・副走査方向のドットを4列2行のドット記録領域DTごとにドット記録順序付けを行う。この際のドット記録順序は、それぞれのドット記録領域DTに含まれるドットに対応した主走査パスのパス番号について、その最先のパス番号から図5で説明したように4行2列の並びにおいて斜めに記録順序が増えるよう設定される。この場合、ヘッドユニット250のそれぞれのノズル列250nのハード的な構成(図2参照)は予め定まっていることから、プリンタードライバー20に印刷対象として画像データが出力された時点で、当該画像データのドット構成は判明する。よって、その判明したドット構成に基づいて、予めドット記録領域DTごとにドット記録順序付けを行っておき、ステップS100ではその結果を読み出すようにしても良い。
続くステップ110では、間引き程度入力部140からドット記録領域DTごとのドットの間引き程度を間引き数Zとして取得する。既述したように、間引き程度入力部140はユーザーにて入力操作され、本実施例では、ドット記録領域DTが4行2列である都合上、1〜7までの間引き数Zが所得される。間引き数Zの取得に続いては、間引き処理による間引きドットが未決定のドット記録領域DTがあるか否かを判定する(ステップS120)。ここで否定判定すれば、全てのドット記録領域DTについての間引きドットの決定並びにこれを踏まえたドット記録順序設定が終了したことになるので、後述のステップS150に移行して本ルーチンを終了する。
その一方、ステップS120で肯定判定すれば、間引き処理による間引きドットが未決定のドット記録領域DTについて、間引き処理を実行するドットを決定する(ステップS130)。この間引き処理の実行対象となるドットは、ドット記録領域DTにおける主走査パスのパス番号の内で最先のパス番号pnsから、ステップS120で取得した間引き数Zに達するまでのパス番号(pns+(Z−1))のドットとなる。例えば、間引き数Z=1は1/8間引きであるので、図6の例では最先の主走査パスのパス番号1(pns=1)のドットが間引き対象ドットなる。このことをドット記録順序に関連付けて説明すれば、間引き対象ドットは、ドット記録領域DTにおけるドット記録順序が最初のドットとなる。
間引き数Zが2〜7と増えて行けば、図6(C)〜(H)に示すように、最先のパス番号1(pns=1)からpns+(Z−1)のパス番号までのドットが間引き処理の対象となる。このことをドット記録順序に関連付けて説明すれば、間引き対象ドットは、ドット記録領域DTにおけるドット記録順序が最初のドットから、ドット記録順序の順に間引き数Zだけ定まることになる。この場合、既述したように間引き数Z=1の時の間引き対象ドットのパス番号は、ドット記録領域DTでの最先のパス番号以外のパス番号のドットとすることもできる。なお、既述したように環状のパス番号列において間引き対象ドットのパス番号の並びとすることもできる。
こうしてユーザーの設定した間引き程度に応じた間引きドットをドット記録領域DTにおいて決定すると、上記した間引き処理の対象を次のドット記録領域DTに設定して(ステップS140、ステップS120からの処理を繰り返す。そして、ステップS120にて否定判定すれば、全てのドット記録領域DTについての間引きドットの決定並びにこれを踏まえたドット記録順序設定が終了したことになるので、間引き対象と決定済みのドットを含むドット記録領域DTを主走査・副走査方向に合わせてドット記録データとし(ステップS150)、本ルーチンを終了する。この結果、間引きドットの情報とドット記録順序を含むドット記録データに基づいたインクドットを行うことで、図6(B)〜(H)に示したように、上記の間引き特徴を有する間引き処理が実現され、画質を過度に劣化させることなくインク使用量を削減することが可能である。
また、図6から明らかなように、主走査方向においては、同じドット記録順序並びに同じ間引き処理ドットを含むドット記録領域DTが並ぶことになる。よって、上記したステップS120〜140の処理は、画像データにおける最先ラスター側で副走査方向に並んだドット記録領域DT、図5で言えば左側の列で副走査方向に並んだドット記録領域DTについて、副走査方向に沿って行えば足り、主走査方向に並んだドット記録領域DTについての間引き処理対象ドットの決定は並列処理可能である。よって、ステップS120〜140の処理の他、ステップS150でのドット記録データの構築に要する演算負荷を軽減でき、高速処理が可能となる。
C.変形例:
この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
4行2列のドット記録領域DTにおいて、主走査パスのパス番号とそのパス番号に対応したドットの並び、即ちパス番号順に対応したドット記録順序でのドットの並びは、図6で示したように、4行2列の並びにおいていずれも斜めに記録順序が増える場合の他、次のように変形することもできる。図9は図6相当図であり変形例1における間引き処理の内容を示す説明図である。
図9の変形例1では、4行2列のドット記録領域DTにおいて、副走査方向の各列ではドット記録順序に対応したパス番号がその列に亘って全て連続しないものの、一部において、即ち4行の半分の2行において連続する。具体的には、ドット記録領域DTでは、最先のパス番号2〜9の8回の主走査パスにて各ドットの記録が完了し、各ドットは、パス番号に対応してパス番号2〜9までの順序で記録され、1行〜2行の推移と2行〜3行の推移では既述した実施例と同様に斜めにパス番号(ドット記録順序)が増えるものの、3行1列と4行1列のドットの並びと3行2列と4行2列のドットの並びでは、パス番号(ドット記録順序)が連続している。この変形例1であっても、図9(B)〜(E)に示す最先のパス番号2だけの間引き(1/8間引き)からパス番号2〜6までの間引き(5/8間引き)までは、間引きされたドットが副走査方向に一列には並ばないようにした上で、副走査方向において隣接する主走査パスでの連続したドット記録を行うことができる。パス番号2〜7までの間引き(6/8間引き)とパス番号2〜8までの間引き(7/8間引き)という高い間引き程度での間引きにおいて、始めて副走査方向において隣接する二つの主走査パスでの連続したドット記録ができず、間引きされたドットが副走査方向に一列に並ぶに過ぎない。よって、この変形例1にあっても、大きな間引き程度までは、画質劣化の抑制とインク削減が可能であり、大きな間引き程度ではインク削減を優先できる。
C2.変形例2:
4行2列のドット記録領域DTにおけるドットの並びは次のように変形することもできる。図10は図9相当図であり変形例2における間引き処理の内容を示す説明図である。
図10の変形例2では、4行2列のドット記録領域DTにおいて、副走査方向の各列ではドット記録順序に対応したパス番号がその列に亘って全て連続しないものの、上記の変形例1と同様、4行の半分の2行において連続する。具体的には、ドット記録領域DTでは、パス番号3〜10の8回の主走査パスにて各ドットの記録が完了し、各ドットは、パス番号に対応してパス番号3〜10までの順序で記録され、1行〜2行の推移と3行〜4行の推移では既述した実施例と同様に斜めにパス番号(ドット記録順序)が増えるものの、2行1列と3行1列のドットの並びと2行2列と3行2列のドットの並びでは、パス番号(ドット記録順序)が連続している。この変形例2であっても、図10(B)〜(E)に示す最先のパス番号3だけの間引き(1/8間引き)からパス番号3〜8までの間引き(6/8間引き)までは、間引きされたドットが副走査方向に一列には並ばないようにした上で、副走査方向において隣接する主走査パスでの連続したドット記録を行うことができる。パス番号3〜9までの間引き(7/8間引き)という極めて高い間引き程度での間引きにおいて、始めて副走査方向において隣接する二つの主走査パスでの連続したドット記録ができず、間引きされたドットが副走査方向に一列に並ぶに過ぎない。よって、この変形例2にあっても、極めて大きな間引き程度までは、画質劣化の抑制とインク削減が可能であり、極めて大きな間引き程度ではインク削減を優先できる。
C3.変形例3:
オーバーラップ考慮ドット間引き処理の特徴としては、上述した間引き特徴に加えて、ドット記録領域DTごとの間引き処理を、ドット記録領域DTにおけるドットが大ドットのみによって構成される場合と中ドットや小ドットで構成される場合とで異なるようにすることもできる。例えば、ドット記録領域DTが大ドットのみである場合には、図6(B)〜(H)の1/8〜7/8間引きを実行可能とする一方、中ドットや小ドットで構成される場合には、間引きの程度を図6(B)〜(E)の1/8〜4/8間引きまでに制限する。
ドット記録領域DTの各ドットが大ドットであれば、図3で説明したように隣接ドット間での重なりが大きいので、大きな間引き程度でも、隣接ドット間の重なりが小さな中ドットや小ドットよりも間引きによる過度の画質劣化を生じ難い傾向がある。一方、中ドットは隣接ドット間の重なりが少なく、また、小ドットでは隣接ドット間で重なりがほとんど生じないので、間引きによる画質劣化が目立つ傾向にあるので、間引き程度を小さい側に制限する。例えば、ユーザーが間引き程度入力部140により5/8の間引き程度を設定入力した場合、大ドットで構成されるドット記録領域DTについては、その設定された5/8間引きを行うものの、中ドットや小ドットで構成されるドット記録領域DTについては、設定された5/8間引きより間引き程度の低い4/8間引きに制限する。このようにドットの大きさに応じて間引き程度を変えるようにすれば、画像データの全領域において大ドット、中ドットおよび小ドットが混在した場合でも、4行2列というドット記録領域DTごとでの適正な間引きの程度の設定(制限)により、画像劣化の抑制を図ることができる。
C4.変形例4:
上記実施例では、主走査の回数が2であるオーバーラップ印刷について説明したが、本発明は、主走査の回数が2以外の任意のオーバーラップ印刷に適用可能である。例えば、主走査の回数が3のオーバーラップ印刷であれば、ドット記録領域DTを4行3列のドットで構成されるようにして、このドット記録領域DTごとに既述した処理を行えばよい。また、副走査方向に連続して並んだラスタラインの列についても同様であり、ドット記録領域DTを3列のラスタライン、5列のラスタラインとして把握し、ドット記録領域DTを3行2列、5行2列の記録領域とすることもできる。
C5.変形例5:
上記実施例では、印刷ヘッドを主走査方向に移動させていたが、印刷ヘッドの代わりに印刷用紙を移動させるようにしてもよい。
C6.変形例6:
上記実施例では、インクジェットプリンターについて説明したが、本発明は、ファクシミリやコピー機などの他の画像記録装置にも適用可能である。また、本発明は、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材出力装置や、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料出力装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物出力装置などの他の色材出力装置にも適用可能である。なお、本明細書において「印刷ヘッド」とは、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材出力ヘッド、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料出力ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物出力ヘッド等に相当するものである。また、本発明における「印刷媒体」又は「ドット記録媒体」は、紙に限らず、ドットが形成される媒体を意味している。
10…アプリケーションプログラム
20…プリンタードライバー
21…解像度変換処理部
22…色変換処理部
23…ハーフトーン処理部
24…ラスタライズ処理部
25…間引き処理部
32…出力バッファー
100…パーソナルコンピューター
110…CPU
120…メモリー
130…入出力インターフェース部
140…間引き程度入力部
200…プリンター
210…CPU
220…メモリー
230…入出力インターフェース部
240…ユニット制御回路
250…ヘッドユニット
250n…ノズル列
260…キャリッジユニット
270…搬送ユニット
300…印刷システム
DT…ドット記録領域

Claims (7)

  1. ドット記録装置により記録媒体に記録されるドットの記録位置を決定するドット記録データを生成するドットデータ生成装置であって、
    副走査方向に複数のノズルを有する出力ヘッドを主走査方向へ移動させながら前記記録媒体に対してドットの記録を行う主走査パスと、前記記録媒体を前記副走査方向へ移動させる搬送とを繰り返し行い、前記記録媒体において前記主走査方向に沿ったラスタラインを前記副走査方向に多列形成する前記ドット記録装置に、前記ドット記録データを出力する出力部と、
    前記ドット記録データに含まれるドットについて、前記ドットの記録を行わない間引き処理を実行する間引き処理部と、
    を備え、
    前記出力部は、
    前記副走査方向に連続して並んだM列のラスタライン(Mは2以上の整数)において前記主走査方向にNドット数(Nは2以上の整数)で連続したドットが占めるドット記録領域におけるMxN個のドットをMxN回の前記主走査パスで記録するに先立って、前記ドット記録領域における前記副走査方向の一列に亘って、前記ドットの記録が行われる順が連続しないように、前記主走査パスにおける前記ドットの記録位置を設定して前記ドット記録データを出力し、
    前記間引き処理部は、
    前記ドット記録領域における前記MxN個のドットのうちの間引き対象となるドットのドット数を、間引きの割合に応じて規定し、該規定したドット数の前記間引き対象となるドットを、前記ドットの記録が行われる記録順序が連続した順の順番に倣って決定する
    ドットデータ生成装置。
  2. 請求項1に記載のドットデータ生成装置であって、
    前記間引き処理部は、前記間引き対象となるドットを、前記ドット記録領域における前記ドットの記録が行われる順が最初のドットから、前記順番に倣って決定する
    ドットデータ生成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のドットデータ生成装置であって、
    前記間引き対象となるドットを前記順番に倣って決定した前記ドット記録領域を、前記主走査方向と前記副走査方向に繰り返して前記ドット記録データを構築し、該構築した前記ドット記録データを前記ドット記録装置に出力する
    ドットデータ生成装置。
  4. 副走査方向に複数のノズルを有する出力ヘッドを主走査方向へ移動させながら記録媒体に対してドットの記録を行う主走査パスと、前記記録媒体を前記副走査方向へ移動させる搬送とを繰り返し行い、前記記録媒体において前記主走査方向に沿ったラスタラインを前記副走査方向に多列形成するドット記録装置であって、
    前記副走査方向に連続して並んだM列のラスタライン(Mは2以上の整数)において前記主走査方向にNドット数(Nは2以上の整数)で連続したドットが占めるドット記録領域におけるMxN個のドットトをMxN回の前記主走査パスで記録するに先立って、前記ドット記録領域における前記副走査方向の一列に亘って、前記ドットの記録が行われる順が連続しないように、前記主走査パスにおける前記ドットの記録位置を設定するドット記録設定部と、
    前記ドット記録領域におけるドットについて、前記ドットの記録を行わない間引き処理を実行する間引き処理部と、
    前記ドット記録設定部による前記ドット記録位置の設定と前記間引き処理部による前記間引き処理とがなされたドット記録データを生成するドットデータ生成部とを備え、
    前記間引き処理部は、
    前記ドット記録領域における前記MxN個のドットのうちの間引き対象となるドットのドット数を、間引きの割合に応じて規定し、該規定したドット数の前記間引き対象となるドットを、前記ドットの記録が行われる記録順序が連続した順の順番に倣って決定し、
    前記ドットデータ生成部は、
    前記間引き対象となるドットを前記順番に倣って決定した前記ドット記録領域を、前記主走査方向と前記副走査方向に繰り返して前記ドット記録データを構築する
    ドット記録装置。
  5. 前記ドット記録装置は、インクジェットプリンターである、請求項4に記載のドット記録装置。
  6. 副走査方向に複数のノズルを有する出力ヘッドを主走査方向へ移動させながら記録媒体に対してドットの記録を行う主走査パスと、前記記録媒体を前記副走査方向へ移動させる搬送とを繰り返し行い、前記記録媒体において前記主走査方向に沿ったラスタラインを前記副走査方向に多列形成するドット記録方法であって、
    前記副走査方向に連続して並んだM列のラスタライン(Mは2以上の整数)において前記主走査方向にNドット数(Nは2以上の整数)で連続したドットが占めるドット記録領域におけるMxN個のドットをMxN回の前記主走査パスで記録するに先立って、前記ドット記録領域における前記副走査方向の一列に亘って、前記ドットの記録が行われる順が連続しないように、前記主走査パスにおける前記ドットの記録位置を設定し、
    前記ドット記録領域における前記MxN個のドットのうちの間引き対象となるドットのドット数を、間引きの割合に応じて規定し、該規定したドット数の前記間引き対象となるドットを、前記ドットの記録が行われる記録順序が連続した順の順番に倣って決定し、
    前記ドットの記録を行わない間引き処理を前記決定された間引き対象のドットについて実行し、
    前記間引き対象となるドットを前記順番に倣って決定した前記ドット記録領域を、前記主走査方向と前記副走査方向に繰り返して前記ドット記録データを構築する
    ドット記録方法。
  7. 副走査方向に複数のノズルを有する出力ヘッドを主走査方向へ移動させながら記録媒体に対してドットの記録を行う主走査パスと、前記記録媒体を前記副走査方向へ移動させる搬送とを繰り返し行い、前記記録媒体において前記主走査方向に沿ったラスタラインを前記副走査方向に多列形成するドット記録装置を用いたドット記録を行うために、前記ドット記録装置に供給すべき前記ドット記録データをコンピューターに生成させるコンピュータープログラムであって、
    前記副走査方向に連続して並んだM列のラスタライン(Mは2以上の整数)において前記主走査方向にNドット数(Nは2以上の整数)で連続したドットが占めるドット記録領域におけるMxN個のドットをMxN回の前記主走査パスで記録するに先立って、前記ドット記録領域における前記副走査方向の一列に亘って、前記ドットの記録が行われる順が連続しないように、前記主走査パスにおける前記ドットの記録位置を設定する機能と、
    前記ドット記録領域における前記MxN個のドットのうちの間引き対象となるドットのドット数を、間引きの割合に応じて規定し、該規定したドット数の前記間引き対象となるドットを、前記ドットの記録が行われる記録順序が連続した順の順番に倣って決定する機能と、
    前記ドットの記録を行わない間引き処理を前記決定された間引き対象のドットについて実行する機能と、
    前記間引き対象となるドットを前記順番に倣って決定した前記ドット記録領域を、前記主走査方向と前記副走査方向に繰り返して前記ドット記録データを構築する機能とを、前記コンピューターに実現させるコンピュータープログラム。
JP2009147341A 2009-06-22 2009-06-22 ドットデータ生成装置とドット記録装置およびドット記録方法、並びにコンピュータープログラム Expired - Fee Related JP5609023B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147341A JP5609023B2 (ja) 2009-06-22 2009-06-22 ドットデータ生成装置とドット記録装置およびドット記録方法、並びにコンピュータープログラム
US12/785,637 US20100321428A1 (en) 2009-06-22 2010-05-24 Dot recording device, dot recording method, and storage medium storing computer program
CN2010102113773A CN101927612A (zh) 2009-06-22 2010-06-22 点记录装置和方法以及记载有计算机程序的记录介质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147341A JP5609023B2 (ja) 2009-06-22 2009-06-22 ドットデータ生成装置とドット記録装置およびドット記録方法、並びにコンピュータープログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011000845A JP2011000845A (ja) 2011-01-06
JP5609023B2 true JP5609023B2 (ja) 2014-10-22

Family

ID=43353939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009147341A Expired - Fee Related JP5609023B2 (ja) 2009-06-22 2009-06-22 ドットデータ生成装置とドット記録装置およびドット記録方法、並びにコンピュータープログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100321428A1 (ja)
JP (1) JP5609023B2 (ja)
CN (1) CN101927612A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8988531B2 (en) 2010-07-08 2015-03-24 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for sub-picture based raster scanning coding order
JP5764976B2 (ja) * 2011-03-03 2015-08-19 セイコーエプソン株式会社 ドット形成位置調整装置、記録方法、設定方法、及び、記録プログラム
US8560719B2 (en) * 2011-09-14 2013-10-15 Mobitv, Inc. Fragment server directed device fragment caching
JP6127964B2 (ja) * 2013-12-26 2017-05-17 ソニー株式会社 信号切換装置および信号切換装置の動作制御方法
US9788078B2 (en) * 2014-03-25 2017-10-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Enhanced distortion signaling for MMT assets and ISOBMFF with improved MMT QoS descriptor having multiple QoE operating points
JP6565297B2 (ja) * 2015-04-22 2019-08-28 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および画像形成装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3229454B2 (ja) * 1992-10-16 2001-11-19 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JPH0811325A (ja) * 1994-06-30 1996-01-16 Nec Corp シリアル記録装置および記録方法
JPH11334055A (ja) * 1998-05-28 1999-12-07 Seiko Epson Corp 双方向印刷方法および装置
JP3775935B2 (ja) * 1999-01-19 2006-05-17 武藤工業株式会社 インクジェットプリンタにおけるドット削除方法
JP3223901B2 (ja) * 1999-01-25 2001-10-29 日本電気株式会社 インクジェット記録ヘッドの駆動方法及びその回路
JP2000225731A (ja) * 1999-02-09 2000-08-15 Funai Electric Co Ltd 画像データ処理装置、印字装置およびインクジェットプリンタ
US6783203B2 (en) * 2001-05-11 2004-08-31 Seiko Epson Corporation Printing with multiple pixels as unit of gradation reproduction
JP4470501B2 (ja) * 2004-01-22 2010-06-02 セイコーエプソン株式会社 プリンタのためのインク吐出量の較正
JP4285401B2 (ja) * 2004-11-30 2009-06-24 コニカミノルタエムジー株式会社 画像記録方法及びインクジェット記録装置
JP2010179576A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Seiko Epson Corp ドット記録システム、ドット記録方法、及び、コンピュータープログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN101927612A (zh) 2010-12-29
US20100321428A1 (en) 2010-12-23
JP2011000845A (ja) 2011-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5609023B2 (ja) ドットデータ生成装置とドット記録装置およびドット記録方法、並びにコンピュータープログラム
US8356882B2 (en) Dot printing system, dot printing method and computer program
JP2018036984A (ja) 画像処理装置、印刷装置、画像処理方法、およびプログラム
JP5263026B2 (ja) ドットデータ生成装置とドット記録装置およびドット記録方法、並びにコンピュータープログラム
JP6010989B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
WO2009116255A1 (ja) 画像記録装置
JP2006033006A (ja) 画像処理装置、及びドットデータ生成方法
US20030137556A1 (en) Draft printing with multiple same-hue ink nozzles
JP2019038229A (ja) 印刷装置および印刷制御装置
JP3729199B2 (ja) 印刷装置、印刷方法および記録媒体
JP4561049B2 (ja) 所定領域内に形成されるドット個数の情報に基づいて画像を印刷する印刷システム
JP2012192592A (ja) 印刷装置、印刷方法およびコンピュータープログラム
JP3829587B2 (ja) 同一色相のインクを吐出するノズルを同種のインクを吐出するノズルとして使用するドラフト印刷
JP5423918B2 (ja) ドット記録システム、ドット記録方法、及び、コンピュータープログラム
JP4456823B2 (ja) ドット形成有無の判断結果をグループ分けして記憶しながら画像を印刷する印刷装置、およびそのための印刷制御装置
JP5783948B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2011121336A (ja) ドット記録システム、ドット記録方法、及び、コンピュータープログラム
JP3596313B2 (ja) 印刷装置、印刷方法および記録媒体
JP4007179B2 (ja) 画像処理装置と印刷装置とで分担して画像処理を行いながら印刷する印刷システム
JP2004160863A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷システムおよび印刷制御プログラム
JP2010162755A (ja) ドット記録方法、液体噴射装置、及び、コンピュータプログラム
JP2000052543A (ja) ドット記録方法および装置、並びに、そのためのプログラムを記録した記録媒体
JP6035895B2 (ja) 印刷装置、印刷制御装置、印刷方法、およびコンピュータープログラム
JP5874182B2 (ja) 印刷装置、印刷方法およびコンピュータープログラム
JP6079376B2 (ja) 印刷装置、印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5609023

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees