JP2011121336A - ドット記録システム、ドット記録方法、及び、コンピュータープログラム - Google Patents

ドット記録システム、ドット記録方法、及び、コンピュータープログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画質を過度に劣化させることなく、ドット記録のための色材使用量を削減することのできる技術を提供する。
【解決手段】N回(Nは2以上の整数)の前記主走査パスにより主走査ラインに対して前記ドット記録を完了する場合に、1回以上N回未満の主走査パスにおいてドット記録を行わない間引き処理を実行する。また、第1の主走査ラインに対してドット記録を行う主走査パスの順序を示す第1の主走査パス番号と、第1の主走査ラインに対して副走査方向に隣接する第2の主走査ラインに対してドット記録を行う主走査パスの順序を示す第2の主走査パス番号とが近くなるように間引く第1の処理と、第1の主走査パス番号と第2の主走査パス番号とが遠くなるように間引きく第2の処理とによって、間引き処理を行う。第1の処理の実行回数は、第2の処理の実行回数よりも多い。
【選択図】図6

Description

本発明は、色材を出力してドット記録を行う技術に関する。
色材を出力してドットにより記録(以下「ドット記録」とも呼ぶ)を行う代表的な装置は、インクジェットプリンターである。インクジェットプリンターでは、インクの使用量を出来る限り削減して、コストパフォーマンスを改善したいという要望がある。インク使用量を削減するために、インクドットを間引く方法が知られている(例えば特許文献1)。
しかし、単純にインクドットを間引く方法では、印刷濃度の低下などによる画質劣化が過度に大きいという問題があった。このような問題は、インクジェットプリンターに限らず、色材を出力してドットをドット記録媒体上に記録する色材出力装置に共通する問題であった。
特開2001−30522号公報
本発明は、画質を過度に劣化させることなく、ドット記録のための色材使用量を削減することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]副走査方向に配列された複数のノズルを有する色材出力ヘッドを主走査方向に移動させつつ前記複数のノズルから色材を出力してドット記録媒体上にドットを記録する主走査パスを複数回行い、かつ、複数の前記主走査パスの合間に前記色材出力ヘッドと前記ドット記録媒体との相対位置を前記副走査方向に移動させるドット記録システムであって、
前記複数の前記主走査パスは、前記複数のノズルのうち第1のノズルにより前記主走査方向に記録する複数のドットの間に、前記複数のノズルのうち前記第1のノズルとは異なるノズルによりドットを記録する主走査パスと、前記第1のノズルにより前記副走査方向に記録する複数のドットの間に、前記複数のノズルのうち前記第1のノズルとは異なるノズルによりドットを記録する主走査パスとを含み、
N回(Nは2以上の整数)の前記主走査パスにより第1の主走査ラインに対してドットの記録を完了する場合に、1回以上N回未満の前記主走査パスにおいてドットを記録する範囲を縮小する間引き処理を実行する間引き処理部を備え、
前記間引き処理部は、
前記第1の主走査ラインに対して、前記間引き処理の対象とならないドットの記録を行う前記主走査パスの順序を示す第1の主走査パス番号と、前記第1の主走査ラインに対して前記副走査方向に隣接する第2の主走査ラインに対して、前記間引き処理の対象とならないドットの記録を行う前記主走査パスの順序を示す第2の主走査パス番号とが近くなるように前記間引き処理を実行する第1の処理と、
前記第1の主走査パス番号と、前記第2の主走査パス番号とが遠くなるように前記間引き処理を実行する第2の処理と
により前記間引き処理を実行し、
前記第1の処理の実行回数は、前記第2の処理の実行回数以上である
ドット記録システム。
かかる構成のドット記録システムは、副走査方向に隣接する主走査ラインにおいて間引き処理の対象とならないドット記録を行う主走査パスの順序を示す主走査パス番号が、隣接する主走査ライン同士で近くなるように、各主走査ライン上において間引き処理を実行する第1の処理と、主走査パス番号が、隣接する主走査ライン同士で遠くなるように、各主走査ライン上において間引き処理を実行する第2の処理とにより、間引き処理を実行する。第1の処理によれば、間引き処理の対象とならないドットについて、隣接する主走査ラインを記録する主走査パスの間に累積される副走査送り誤差を低減することができる。その結果、画質を過度に劣化させることなく、間引きによって色材使用量を削減することが可能である。また、第2の処理によれば、第1の処理と異なる方法で間引き処理を実行するので、第1の処理に伴って色材の出力量が減少するノズルの位置が主走査ラインごとに変化する際の規則性を変化させて、間引き処理に伴い色材の出力量が減少するノズルの偏りを緩和することができる。その結果、特定のノズルの使用機会が極端に減少することを回避し、ノズルの詰まりを抑制することができる。以上から、ノズルの詰まりを抑制しつつ、色材使用量を削減することができる。しかも、第1の処理の実行回数は、第2の処理の実行回数以上であるから、第1の処理の効果を十分に奏することができ、画質が過度に劣化することがない。
なお、ドットを記録する範囲を縮小する間引き処理とは、ドットの記録を禁止してドットを間引く処理のほか、ドットサイズを縮小させる処理を含む。
[適用例2]前記間引き処理は、前記1回以上N回未満の主走査パスにおいてドットの記録を禁止する処理である適用例1記載のドット記録システム。
この構成によれば、第1の処理によって、隣接する主走査ラインを記録する主走査パスの間に累積される副走査送り誤差を低減することができる。その結果、画質を過度に劣化させることなく、間引きによって色材使用量を大きく削減することが可能である。また、第2の処理によって、第1の処理と異なる方法で間引き処理を実行するので、第1の処理に伴って色材を出力しなくなるノズルの位置が主走査ラインごとに変化する際の規則性を変化させて、間引き処理に伴い色材を出力しなくなるノズルの偏りを緩和することができる。
[適用例3]前記間引き処理部は、前記第1の主走査パス番号と前記第2の主走査パス番号との差分が最も小さくなるように前記第1の処理を実行する適用例2記載のドット記録システム。
この構成によれば、隣接する主走査ラインにおいてドット記録を実行する主走査パス番号の差分が最も小さくなるように第1の処理を実行するので、隣接する主走査ラインを記録する主走査パスの間に累積される副走査送り誤差を小さくすることができる。
[適用例4]前記間引き処理部は、前記第1の主走査ラインと前記第2の主走査ラインとに対して、前記第1の処理を実行する場合、前記第1の主走査パス番号と前記第2の主走査パス番号とが連続するように該第1の処理を実行する適用例2または適用例3記載のドット記録システム。
この構成によれば、第1の処理が実行された、隣接する2つの主走査ラインでは、主走査パス番号が連続するので、隣接する主走査ラインを記録する主走査パスの間に累積される副走査送り誤差を極めて小さくすることが可能である。
[適用例5]適用例2ないし適用例4のいずれか記載のドット記録システムであって、前記N=2であり、前記色材出力ヘッドとドット記録媒体との相対位置の移動は、前記複数の主走査パスの合間ごとに一定の距離を移動するものであり、前記間引き処理部は、前記第1の主走査ラインから前記第2の主走査ラインに向かう順序で、前記主走査ラインごとに前記間引き処理を実行する場合に、前記複数のノズルのノズル数のM倍(Mは1以上の整数)ごとの主走査ラインであって、該複数のノズルの配列において前記第1の主走査ラインから前記第2の主走査ラインに向かう側の最端部に配置されたノズルによりドットが記録されるべき主走査ラインに対してのみ、前記第2の処理を実行するドット記録システム。
この構成によれば、第2の処理が実行される主走査ラインでは、第1の主走査ラインから第2の主走査ラインに向かう側の最端部に配置されたノズルによりドットが記録される。そして、この主走査ラインから、次の第2の処理が実行される主走査ラインに向かって、第1の処理が実行されると、各々の主走査ラインにドットを記録するノズルは、最端部からその反対側に移行していき、次の第2の処理が実行される主走査ラインまでに、上述の最端部と反対側の端部まで移行することができる。したがって、間引き処理に伴い色材を出力しなくなるノズルの偏りを平準化することができる。
[適用例6]前記M=1である適用例5記載のドット記録システム。
この構成によれば、各々の主走査ラインにドットを形成するノズルが、第1の主走査ラインから第2の主走査ラインに向かう側の最端部から、それと反対側の端部まで移行する回数を多くすることができ、間引き処理に伴い色材を出力しなくなるノズルの偏りを平準化する効果を高めることができる。
[適用例7]前記間引き処理部は、予め定められた確率P(0<P<0.5)に基づいて、前記第2の処理を実行する主走査ラインを決定する適用例2または適用例3記載のドット記録システム。
この構成によれば、第2の処理を実行する主走査ラインが周期的に出現することを防ぐことができる。その結果、第2の処理を実行する主走査ラインを記録する主走査パスと、これと隣接する主走査ラインとを記録する主走査パスとの間の副走査送り誤差による画質の低下を視認しにくくすることができる。
[適用例8]前記確率Pは、前記複数のノズルのノズル数をS(Sは2以上の整数)、任意の正の整数をTとした場合に、P=1/S×1/Tの関係を満たす適用例7記載のドット記録システム。
この構成によれば、各々の主走査ラインにおいてドットを記録するノズルの発生パターンを適用例5に近づけることができ、間引き処理に伴い色材を出力しなくなるノズルの偏りを平準化することができる。
[適用例9]適用例2ないし適用例8のいずれか記載のドット記録システムであって、前記間引き処理部は、前記第1の主走査ラインから前記第2の主走査ラインに向かう順序で、前記主走査ラインごとに前記間引き処理を実行する場合に、前記第1の主走査パス番号に基づいて、前記第2の主走査パス番号を決める前記間引き処理を行うドット記録システム。
この構成によれば、単純なアルゴリズムに従って、隣接する主走査ラインにおいてドット記録を行う主走査パスの順序を示す主走査パス番号が、隣接する主走査ライン同士で可能な限り近くすることが可能である。
[適用例10]前記ドット記録システムは、インクジェットプリンターである適用例1ないし適用例9のいずれか記載のドット記録システム。
適用例2〜適用例9のドット記録システムは、インクジェットプリンターとしても好適に実現することができる。かかるインクジェットプリンターは、印刷画質の過度な劣化やノズルの詰まりを抑制しつつ、色材としてのインク使用量を削減することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、印刷方法および印刷装置、色材出力装置、印刷制御方法および印刷制御装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施例における印刷システム300の構成を示す説明図である。 第1実施例におけるドット記録方法を示す説明図である。 インクジェットプリンターで形成可能なインクドットの種類を示す説明図である。 比較例における間引き処理を示す説明図である。 第1実施例における間引き処理を示す説明図である。 第1実施例において間引き対象ドットを選択する方法の一例を示すフローチャートである。 第1実施例における間引き処理に基づくドット記録の様子を示す説明図である。 第1実施例における間引き処理の結果を、ノズル番号、パス番号別に整理した説明図である。 第2実施例において間引き対象ドットを選択する方法の一例を示すフローチャートである。 第3実施例におけるドット記録方法を示す説明図である。 第3実施例における間引き処理を示す説明図である。 第3実施例における間引き処理に基づくドット記録の様子を示す説明図である。 第3実施例における間引き処理の結果を、ノズル番号、パス番号別に整理した説明図である。
本発明の実施例について説明する。
A.第1実施例:
A−1.装置の構成:
図1は、本発明の一実施例における印刷システムの構成を示す説明図である。この印刷システム300は、画像処理装置としてのパーソナルコンピューター100と、パーソナルコンピューター100に接続されたプリンター200とを備えている。
パーソナルコンピューター100は、CPU110と、メモリー120と、入出力インターフェース(I/F)部130とを備えている。メモリー120は、印刷データ(ドットデータ)を格納するための出力バッファー32を有している。パーソナルコンピューター100には、アプリケーションプログラム10やプリンタードライバー20などの各種のコンピュータープログラムがインストールされている。アプリケーションプログラム10やプリンタードライバー20は、所定のオペレーティングシステム(図示せず)の下でCPU110により実行される。なお、プリンタードライバー20は、コンピューター100内にて機能しても良く、あるいは、プリンター200内にて機能してもよい。
アプリケーションプログラム10は、例えば画像編集機能を実現するためのプログラムである。ユーザーは、アプリケーションプログラム10の提供するユーザーインターフェースを介して、アプリケーションプログラム10により編集された画像を印刷する指示を与えることができる。アプリケーションプログラム10は、ユーザーより印刷の指示を受けると、プリンタードライバー20に印刷の対象となる画像データを出力する。なお、本実施例では、画像データはRGBデータとして出力される。
プリンタードライバー20は、アプリケーションプログラム10から出力された画像データに基づき印刷データを生成する機能を実現するためのプログラムである。ここで、印刷データは、プリンター200が解釈できる形式のデータであって、各種のコマンドデータとドットデータとを含む。コマンドデータは、プリンター200に特定の動作の実行を指示するためのデータである。ドットデータは、印刷される画像(印刷画像)を構成する画素(印刷画素)におけるドットの形成状態を表すデータであり、具体的には、各印刷画素にどの色の、どのサイズのドットを形成するか(あるいはドットを形成しないか)を示すデータである。ここで、「ドット」とは、プリンター200から出力されたインクが印刷媒体に着弾して形成される1つのインク領域をいう。
プリンタードライバー20は、アプリケーションプログラム10から出力された画像データを印刷データに変換する機能を有しており、解像度変換処理部21と、色変換処理部22と、ハーフトーン処理部23と、ラスターライズ処理部24と、間引き処理部25とを有している。
解像度変換処理部21は、アプリケーションプログラム10から出力された画像データの解像度をプリンター200の印刷解像度に一致するように変換する。色変換処理部22は、画像データの色変換処理を行う。本実施例で用いられるプリンター200は、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のインクを用いて印刷を行うプリンターである。そのため、色変換処理部22は、RGB値で表された画素値をCMYK値に変換する。ハーフトーン処理部23は、色変換後の画素値に関してハーフトーン処理を行ってドットデータを形成する。ハーフトーン処理としては、例えば誤差拡散法や、ディザマトリクスを用いたディザ法を利用することができる。なお、本実施例で用いられるプリンター200は、小ドットと中ドットと大ドットとの、3種類のサイズのドットを形成可能なプリンターである。但し、プリンター200としては、形成可能なインクドットのサイズは3種類に限られるものでなく、1種類以上のサイズのドットを形成できるものを利用することが可能である。ラスターライズ処理部24は、ハーフトーン処理で得られたドットデータを、プリンター200に転送すべき順序に並び替える。間引き処理部25は、ドットデータに対して、後述する間引き処理を実行する。間引き処理後のドットデータは、一旦出力バッファー32に格納され、入出力インターフェース部130を介してプリンター200に出力される。
本実施例のプリンター200は、印刷媒体にインクドットを形成して画像を印刷するインクジェットプリンターである。プリンター200は、CPU210と、メモリー220と、入出力インターフェース(I/F)部230と、CPU210からの指示に従って各種のユニットを制御するユニット制御回路240と、ヘッドユニット250と、キャリッジユニット260と、搬送ユニット270とを備えている。
ヘッドユニット250は、印刷媒体にインクを出力するための印刷ヘッド(図示せず)を有している。ヘッドユニット250は、各インク毎に複数のノズルを有しており、各ノズルから断続的にインクを出力する。このヘッドユニット250はキャリッジユニット260に搭載されており、キャリッジユニット260が所定の走査方向(主走査方向)に移動すると、ヘッドユニット250も主走査方向に移動する。ヘッドユニット250は、主走査方向に移動しつつ、ノズルからインクを断続的に出力することにより、主走査方向に沿ったドットラインを印刷媒体上に形成する。なお、本明細書において、主走査ラインを「ラスターライン」とも呼ぶ。
キャリッジユニット260は、ヘッドユニット250を主走査方向に往復移動させるための駆動装置である。キャリッジユニット260には、ヘッドユニット250の他、インクを収容するインクカートリッジも着脱可能に保持されている。搬送ユニット270は、印刷媒体を搬送することによって副走査を行うための駆動装置である。搬送ユニット270は、例えば、給紙ローラ、搬送モータ、搬送ローラ、プラテン、及び排紙ローラ(図示せず)などによって構成される。なお、印刷媒体の代わりに、印刷ヘッドを副走査方向に搬送してもよい。
A−2.ドット記録方法:
図2は、第1実施例におけるドット記録方法を示す説明図である。図2の左側には、ヘッドユニットに設けられているノズル列250nが示されている。このノズル列250nは、1種類のインク(例えば黒インク)を吐出するための10個のノズルを有している。他のインク用のノズル列は、図示が省略されている。実際のプリンターではインク1種類当たり数十〜数百個のノズルが設けられているが、ここでは図示の便宜上、少ないノズル数のノズル列が描かれている。個々のノズル位置に付された番号0〜9は、ノズルを識別する番号(ID)である。ノズルの副走査方向のピッチkは、例えば180dpiであり、印刷画素のピッチは例えば720dpiである。この場合に、ノズルピッチkは4[ドット]である。一般に、ピッチkは2以上の整数とすることが好ましい。
ノズル列250nは、主走査方向(図の左右方向)に沿って主走査が実行される途中において、印刷媒体上にドットを記録する。図2において、「パス」は主走査パスを意味している。主走査パスが1回行われるたびに、ノズル列250nは副走査方向(図の上下方向)に移動する。この例では、副走査送り量は、ノズルピッチkよりも1大きい5ドットの一定値であり、16回分の主走査パスにおけるノズル列250nの位置が示されている。なお、実際には、印刷媒体が9番ノズルから0番ノズルに向かう方向(図の上方向)に移動するが、ここでは図示の便宜上、ノズル列250nが0番ノズルから9番ノズルに向かう方向(図の下方向)に移動するものとして描かれている。本明細書では、0番ノズルから9番ノズルに向かう方向を「印刷方向」とも呼ぶ。また、ノズル列250nのうちの、印刷方向の最端部に位置する9番ノズルを「先行端ノズル」とも呼び、印刷方向と反対方向の最端部に位置する0番ノズルを「後行端ノズル」とも呼ぶ。
図2の右側に描かれた番号付きの丸印は、記録されるインクドットを示しており、丸の中の番号はノズル番号を示している。符号「L1」〜「L48」は、主走査ラインに付した連続番号である。例えば、主走査ラインL1上においては、8番ノズルと3番ノズルによって1画素ずつ交互にドット記録が行われる。図2の左側を参照すれば理解できるように、主走査ラインL1上の8番ノズルによるドット記録はパス1において実行され、3番ノズルによるドット記録はパス5において実行される。この例では、各主走査ライン上の全ドットの記録が2回の主走査パスによって完了する。換言すれば、各主走査ライン上の全ドットの記録が2個の異なるノズルによって実行される。本明細書において、N回の主走査により、各主走査ライン上のドット記録を実行する印刷を「Nパスのオーバーラップ印刷」と呼び、Nを「オーバーラップ数」と呼ぶ。なお、各主走査ラインの印刷を完了するために必要な主走査パスの回数Nは、2以上の任意の数に設定可能である。一般に、複数回の主走査パスで各ラスターラインの印刷を実行する理由は、印刷ヘッドの製造誤差や副走査送り誤差に起因してドットの記録位置が多少ずれる可能性があるため、異なる複数のノズルで1ラインを印刷してドットのずれを目立ちにくくすることによって、画質を向上させるためである。
本実施例においては、上述したノズルピッチkと副走査送り量との関係により、所定の主走査ラインにドットを記録するノズルと、当該主走査ラインに隣接する主走査ラインにドットを記録するノズルとは、副走査方向に沿ったノズルの並びにおいて隣り合う関係にある。例えば、ラインL2は、7番ノズルと2番ノズルとによりドットが記録されるが、ラインL3は、6番ノズルと1番ノズルとによりドットが記録される。7番ノズルと6番ノズル、2番ノズルと1番ノズルとは、それぞれ隣り合う関係にある。
図3(A),(B)は、インクジェットプリンターで形成可能なインクドットの種類を示す説明図である。このプリンターは、1印刷画素の領域に大ドットと中ドットと小ドットの3種類のドットを形成可能である。大ドットは、主にベタ領域や高濃度領域を印刷するために使用され、小ドットは主に低濃度領域を印刷するために使用される。例えば、ベタ領域は大ドットのみで印刷される場合が多く、ハイライト領域(極低濃度領域)は小ドットのみで印刷される場合が多い。中ドットは、中間的な濃度領域において、大ドットや小ドットよりも多く使用される。図3(B)は、大ドットを用いて3×5画素のベタ領域を印刷した様子を示している。1画素の範囲は破線で示されている。なお、1画素の形状は横長の長方形の場合もあり、また、正方形の場合もある。大ドットは、1画素の領域を完全に包含する広い領域に広がるドットであり、中央の大ドットは、その周囲の8個の大ドットのそれぞれとの間にかなり大きな重なりがある。また、通常は、主走査方向(図の左右方向)にヘッドが進行しながらインクが吐出されるので、印刷媒体上ではドットが左右に大きく広がる傾向にある。従って、インク量削減のためにドットを間引く場合、主走査方向に沿って1画素おきに間引くようにすれば、画質劣化があまり目立たないという利点がある。
図4(A)は、図2におけるドット記録方法の詳細を示している。ここでは、1つの枠が1画素を意味しており、1画素の枠内に、その画素におけるドット記録を実行する主走査パス番号とノズル番号とが示されている。なお、ここでは各主走査ライン上の4画素のみを図示しているが、これと同じパターンが水平方向に沿って多数回繰り返される。図4(B)は、本発明による間引き方法に対する比較例として、図4(A)の中の偶数列(主走査ライン上の偶数画素位置)のドットを間引いた例を示している。この比較例の間引き方法は、最も単純な間引き処理の例である。
図5は、第1実施例における間引き処理の内容を示している。第1実施例の間引き処理は、以下のような特徴を有している。
<特徴1>1列全部や1行全部を間引くことなく、主走査ラインの主走査パスに基づいて、各列や各行において、それぞれ一部のドットを間引く。
<特徴2>隣接する主走査ラインの間で、ドット記録を実行する主走査パス番号の差分がなるべく小さくなるように、各主走査ライン上でドット記録を実行する主走査パス番号を選択する。
<特徴3>一部の主走査ラインについて、特徴2の主走査パス番号の選択方法に代えて、隣接する主走査ラインの間で、ドット記録を実行する主走査パス番号の差分がなるべく大きくなるように、各主走査ライン上でドット記録を実行する主走査パス番号を選択する。ただし、特徴3に基づく主走査パス番号の選択数は、特徴2に基づく主走査パス番号の選択数よりも少なくする。
上記特徴1を採用する理由は、例えば、図4(B)のように、列全体を間引くようにすると、その列が白抜けとして目立ってしまい、過度の画質劣化が生じるためである。行(主走査ライン)全体を間引く場合も同様である。
上記特徴2を採用する理由は、隣接する主走査ラインにおけるドット記録を担当する主走査パスの間における副走査送り誤差を低減するためである。すなわち、通常は副走査送りのたびに送り誤差が発生するため、n回の副走査送りを間に挟んだ任意の2つの主走査パスの間には、n回分の副走査送り誤差が累積する。そこで、隣接する主走査ラインの間で、ドット記録を実行する主走査パス番号の差分が可能な限り小さくなるように、各主走査ライン上でドット記録を実行する主走査パス番号を選択すれば、これらの主走査ライン間の副走査送り誤差を低減することができる。この結果、隣接する主走査ラインにおけるインクの着弾位置のずれの累積が低減し、これに起因する画質劣化を低減することができる。
上記特徴3を採用する理由は、上記特徴2により、間引き処理によりインクの吐出が禁止されるノズル(以下、「不吐出ノズル」とも呼ぶ)の位置が主走査ラインごとに変化する際の規則性を変化させて、不吐出ノズルが一部のノズルに偏らないようにし、ノズルの詰まりを抑制するためである。長期間使用されない(インクを吐出しない)ノズルは、インクがノズルに固着して、詰まりを生じるおそれがある。このような詰まりが生じると、ノズルから所定量のインクを吐出させることで詰まりを解消させる、いわゆるクリーニング処理を行うこととなり、クリーニング処理のために吐出するインクが無駄になる。また、クリーニング処理によっても詰まりが解消しない場合には、印刷ヘッドを交換する必要が生じる場合もある。特徴3の構成により不吐出ノズルの偏りを抑制し、各々のノズルを満遍なく使用することにより、ノズルの詰まりを回避することができ、その結果、上述の問題を回避して、省資源に資することができるのである。なお、特徴3に基づく主走査パス番号の選択数は、特徴2に基づく主走査パス番号の選択数よりも少なくするのは、特徴2による効果を十分に発揮させるためである。
図6は、第1実施例の間引き処理において間引き対象ドットを選択する方法の一例を示すフローチャートである。この処理は、CPU110が、間引き処理部25(図1)の処理として実行する。この処理が開始されると、CPU110は、まず、印刷ヘッドのノズル数Zを取得する(ステップS400)。本実施例においては、ノズル数Zは、プリンター200のメモリー220に記憶されており、CPU110は、これをプリンター200から取得する。
ノズル数Zを取得すると、CPU110は、処理対象のラスターライン(主走査ライン)が、間引き対象領域の最初のラスターラインであるか否かを判断する(ステップS410)。間引き対象領域か否かは、予め設定された判断基準によって判定可能である。例えば、大ドットのみで印刷される黒ベタ領域のみを間引き対象領域としてもよい。
その結果、間引き対象領域の最初のラスターラインである場合には(ステップS410:YES)、CPU110は、そのラスターライン内の全ドット位置(画素位置)を参照して、最も小さい主走査パス番号Aを取得する(ステップS420)。図5の場合には、ラスターラインL1の全ドット位置のうちで最も小さい主走査パス番号Aは1である。主走査パス番号Aを取得すると、CPU110は、そのラスターラインL1内のドットのうち、主走査パス番号A(=1)で記録されるドット(図5参照)を間引く(ステップS430)。
一方、処理対象のラスターラインが最初のラスターラインでない場合には(ステップS410:NO)、CPU110は、当該ラスターラインの直前のラスターラインを参照して、その直前のラスターラインにおいて間引かれずに残っているドットの主走査パス番号B(以下、「直前ライン記録パス番号B」と呼ぶ)を取得する(ステップS440)。例えば、図5において、ラスターラインL2が処理対象となっている場合に、その直前のラスターラインL1において間引かれずに残っているドットの主走査パス番号Bは、5である。
主走査パス番号Bを取得すると、CPU110は、現在のラスターラインの全ドットを参照し、全ドットを記録するためのすべての主走査パス番号X1〜Xnを取得し(ステップS450)、これらの主走査パス番号X1〜Xnと、直前ライン記録パス番号Bとの差分をそれぞれ算出する(ステップS460)。差分を算出すると、CPU110は、現在の処理対象のラスターライン番号が、ステップS400で取得したノズル数Zの倍数であるか否かを判断する(ステップS470)。
その結果、ノズル数Zの倍数でなければ(ステップS470:NO)、CPU110は、ステップS460で算出した差分群{X1−B,・・・Xn−B}の絶対値の最小値を与える主走査パス番号Xiを取得する(ステップS480)。主走査パス番号Xiを取得すると、CPU110は、処理対象ラスターライン上のドットのうち、差分の絶対値が最小値を与える主走査パス番号Xi以外のパスで記録されるドットを間引く(ステップS490)。かかる間引き処理を「第1の処理」とも呼ぶ。図5の例において、例えば、ラスターラインL2が処理対象の場合には、B=5,X1=2,X2=6なので、Bとの差分の絶対値が最小値を与える主走査パス番号Xiは6である。従って、間引かれるドットは、主走査パス番号2のドットである。第1の処理は、1つのラスターラインに対してドットの記録を行う主走査パス番号と、これに隣り合うラスターラインに対してドットの記録を行う主走査パス番号とが近くなるように間引きを行う処理である。
一方、ノズル数Zの倍数であれば(ステップS470:YES)、CPU110は、ステップS460で算出した差分群{X1−B,・・・Xn−B}の絶対値の最大値を与える主走査パス番号Xjを取得する(ステップS500)。主走査パス番号Xjを取得すると、CPU110は、処理対象ラスターライン上のドットのうち、差分の絶対値が最大値を与える主走査パス番号Xj以外のパスで記録されるドットを間引く(ステップS510)。かかる間引き処理を「第2の処理」とも呼ぶ。図5の例において、例えば、ノズル数Zの倍数であるラスターラインL10が処理対象の場合には、ラスターラインL2が処理対象の場合には、B=9,X1=2,X2=6なので、Bとの差分の絶対値が最大値を与える主走査パス番号Xjは2である。従って、間引かれるドットは、主走査パス番号6のドットである。第2の処理は、1つのラスターラインに対してドットの記録を行う主走査パス番号と、これに隣り合うラスターラインに対してドットの記録を行う主走査パス番号とが遠くなるように間引きを行う処理である。
図2に示したドットの記録方法では、ノズル数Zは10であり、ラスターラインL10に9番ノズル(先行端ノズル)でドットを記録するように、ラスターライン番号を設定しているから、ラスターライン番号がノズル数Zの倍数となるラスターラインは、先行端ノズルでドットが記録されるべきラスターラインである。つまり、上記ステップS470〜S510では、ノズル数Zと等しいラスターラインごとに、先行端ノズル(ノズル番号9)によりドットが記録されるべきラスターラインに対して第2の処理を実行し、それ以外のラスターラインに対して第1の処理を実行することを意味している。図5の例では、先行端ノズルにより記録され、ノズル数Zに等しい間隔のラスターラインL10,L20,L30,L40に対して第2の処理が実行され、それ以外のラスターラインに対して第1の処理が実行されていることを示している。
このように、ステップS430,S490,S510において、1本のラスターライン上において間引かれるドットを決定すると、CPU110は、副走査方向の次のラスターラインを処理対象として選択する(ステップS520)。そして、CPU110は、上記の処理が最後のラスターラインについて完了するまで、上記ステップS440〜S520の処理を繰り返し実行する(ステップS530)。この結果、図5に示したように、上記特徴1〜3を有する間引き処理が実現される。
このように、第1実施例の間引き処理では、上記特徴1〜3を有するドット間引きを実行するので、画質を過度に劣化させることなくインク使用量を削減することが可能である。また、不吐出ノズルの偏りを緩和し、ノズルの詰まりを抑制することができる。
また、第1実施例の間引き処理は、オーバーラップ数N=2であり、印刷方向に沿って各ラスターラインの間引き処理を行うに際し、ノズル数Zと等しいラスターラインごとに、先行端ノズル(ノズル番号9)によりドットが記録されるべきラスターラインに対して第2の処理を実行し、それ以外のラスターラインに対して第1の処理を実行する。したがって、第2の処理が実行されるラスターラインでは、先行端ノズルによりドットが記録される。そして、このラスターラインから、次の第2の処理が実行されるラスターラインに向かって、各ラスターラインで第1の処理が実行されると、各々のラスターラインにドットを記録するノズルは、次の第2の処理が実行されるラスターラインまでに、後行端ノズルまで移行することができる。したがって、不吐出ノズルの偏りを平準化することができる。かかる構成により、第1の処理が実行された、隣接する2つのラスターラインでは、主走査パス番号が連続するので、隣接するラスターラインを記録するパスの間に累積される副走査送り誤差を極めて小さくすることが可能であり、印刷画質の劣化を抑制することができる。
さらに、本実施例における具体的な効果を、図7を用いて説明する。図7は、上述した間引き処理に基づくドット記録の様子を示す説明図である。ノズル列250nの主走査パスごとの位置関係は、上述した図2と同一である。図7では、上述した間引き処理により不吐出ノズルとして選択されたノズルを●印で表示している。図7の右側には、間引き処理の結果、記録されるインクドットを示している。例えば、図示するように、最初に第2の処理が行われるラスターラインL10から、次に第2の処理が行われる直前のラスターラインL19においては、ノズル番号9〜0の全てのノズルによって均等に、各々のラスターラインが記録されていることがわかる。ラスターラインL20〜L29,L30〜L39も同様である。このように、不吐出ノズルの偏りを良好に平準化することができるのである。
このように、全てのノズルを均等に使用できるのは、所定の主走査ラインにドットを記録するノズルと、当該主走査ラインに隣接する主走査ラインにドットを記録するノズルとが、副走査方向に沿ったノズルの並びにおいて隣り合う関係になるように、ノズル数ノズルピッチkと副走査送り量とが設定されているからである。また、かかる構成によれば、第2の処理の対象となるラスターライン間の全てのラスターライン、例えば、ラスターラインL10〜L19においては、隣り合うラスターラインは、いずれも連続する主走査パス番号により記録される。換言すれば、第1の処理が実行されるラスターラインL11〜L19同士は、当該ラスターラインにドットを記録する主走査パス番号が相互に連続している。第1の処理が実行される他のラスターラインにおいても同様である。したがって、隣接するラスターラインを記録するパスの間に累積される副走査送り誤差を極めて小さくすることが可能である。
第1実施例における間引き処理の結果を、ノズル番号、主走査パス番号別に整理して図8に示す。図8では、ノズル番号別及び主走査パス番号別に、各々のラスターラインで間引かれるドットを、白黒反転表示(黒地に白文字)で示している。この図からも、不吐出ノズルが良好に平準化されていることがかわる。
なお、図7に示した例では、第1の処理が実行されるラスターラインL4とL5とでは、主走査パス番号が連続していないが、上記ステップS430において、A以外の番号のドットを間引くこととすれば、つまり、ラスターラインL1において、ノズル3を不吐出ノズルとすれば、全ての第1の処理が実行されるラスターラインについて、当該ラスターラインにドットを記録する主走査パス番号が連続するように構成することも可能である。
また、第1実施例では、ノズル数Zと等しいラスターラインごとに、第2の処理を実行するものとしたが、ノズル数ZのM倍(Mは2以上の整数)と等しいラスターラインごとに、第2の処理を実行してもよい。こうしても、第2の処理を実行するラスターラインから印刷方向に10ライン目までのラスターラインにおいては、上述した効果を得ることができる。
B.第2実施例:
本発明の第2実施例について説明する。第2実施例においては、第2の処理を実行するラスターラインの位置の決定方法のみが第1実施例と異なり、印刷システム300の構成や走査パラメーターは第1実施例と同様である。図9は、第2実施例の間引き処理において間引き対象ドットを選択する方法の一例を示すフローチャートである。以下、図9において、第1実施例(図6)と同様のステップについては、図6と同一の符号を付して説明を省略し、第1実施例と異なる点についてのみ説明する。第2実施例としての間引き対象ドットを選択する方法では、ノズル数Zを取得すると(ステップS400)、CPU110は、ノズル数Zをもとに確率Pを算出する(ステップS600)。確率Pとは、処理対象ラスターの間引き処理を実行する際に、第1の処理及び第2の処理のうちの第2の処理を行う確率として設定する値である。確率Pは、印刷画質の劣化を抑制する観点から、0<P<0.5の範囲で設定することが望ましい。本実施例においては、確率P=1/Zとして算出するものとした。なお、確率Pは、P=1/Z×1/S(Sは2以上の整数)としてもよい。こうすれば、各々の主走査ラインにおいてドットを記録するノズルの発生パターンを、第1実施例の構成により得られる発生パターンに近づけることができ、間引き処理に伴い色材を出力しなくなるノズルの偏りを平準化することができる。ただし、確率Pは、ノズル数Zによらず、第2の処理を実行する割合の目標値としての所望の値であってもよい。
確率Pを算出すると、CPU110は、第1実施例で説明したステップS410〜S460の処理を行う。そして、CPU110は、値0〜1の範囲でランダムな数値Qを発生させる(ステップS610)。本実施例においては、線形帰還シフトレジスタを用いて生成した疑似乱数を数値Qとして用いることとした。
数値Qを発生させると、CPU110は、数値Qが確率Pよりも小さいか否かを判断する(ステップS620)。その結果、数値Qが確率P以上であれば(ステップS620:NO)、ステップS480を経て第1の処理を行う(ステップS490)。一方、数値Qが確率Pよりも小さければ(ステップS620:YES)、ステップS500を経て第2の処理を行う(ステップS510)。
かかる第2実施例の間引き処理では、上記特徴1〜3を有するドット間引きを実行するので、第1実施例と同様に、画質を過度に劣化させることなくインク使用量を削減することが可能である。また、不吐出ノズルの偏りを緩和し、ノズルの詰まりを抑制することができる。特に、この構成によれば、第2の処理を実行するラスターラインが周期的に出現することを防ぐことができる。その結果、第2の処理を実行するラスターラインを記録するパスと、これと隣接するラスターラインとを記録するパスとの間の副走査送り誤差による画質の低下を視認しにくくすることができる。
C.第3実施例:
本発明の第3実施例について説明する。第3実施例においては、ドットの記録方法、具体的には、ノズル数Zと副走査送り量のみが第1実施例と異なり、印刷システム300の構成や他の走査パラメーターは第1実施例と同様である。以下、第1実施例と異なる点について図10に示す。図10に示すドット記録方法において、ノズル数Zは、8個(ノズル番号0〜7)となっている。また、副走査送り量は、(5ドット,5ドット,5ドット,1ドット)というパターンが繰り返されている。このように、複数種類の副走査送り量を用いる副走査方法は、「変則送り」とも呼ばれている。一方、図2のように、一定の副走査送り量を用いる副走査方法は、「定則送り」とも呼ばれている。変則送りも、定則送りと同様に、印刷対象領域内のすべての画素位置においてドットを記録できるようにするための走査方法である。
図11は、第3実施例における間引き処理の内容を示す説明図である。図11では、主走査方向には2画素分のみ表示している。図11の間引き処理結果は、図6に示した処理フローに即して実行されたものである。ただし、上記ステップS430においては、A以外の番号のドットを間引くこととしている。図11に示す例では、図10に示したラスターラインL29〜L48についての間引き処理結果を示している。この例では、図6のステップS470に示したような、ノズル数Zの整数倍のラスターライン番号において第2の処理を行う態様とはしていないが、ラスターラインL29,L37,L45というように、ノズル数Z(ここではZ=8)に等しい主走査ラスターごとに第2の処理を行い、それ以外の主走査ラスターでは第1の処理を行っており、実質的には、図6の処理と同じである。
かかる第3実施例の間引き処理も、上記の特徴1〜3を有するので、定則送りの場合と同様に、画質を過度に劣化させることなくインク使用量を削減することが可能である。第3実施例の間引き処理に基づくドット記録の様子を図12に示す。この例では、第1実施例(図7参照)ほど平準化の程度は高くないが、ノズル番号0〜7のそれぞれにより、ドットが記録されていることがわかる。つまり、上記特徴3によって、不吐出ノズルの偏りが平準化されている。
また、一部のラスターライン、例えば、ラスターラインL29〜L36,L37〜L43においては、隣り合うラスターラインは、いずれも連続する主走査パス番号により記録されている。したがって、これらの範囲では、隣接するラスターラインを記録するパスの間に累積される副走査送り誤差を極めて小さくすることが可能である。
また、図11に示した画素ごとの間引き結果を、ノズル番号及び主走査パス番号別に整理して図13に示す。図示するように、変速送りの場合にも、全てのノズル0〜7において、ドット間引きが行われており、不吐出ノズルが良好に平準化されていることがかわる。
D.変形例:
上述の実施例の変形例について説明する。
D1.変形例1:
上述した実施形態の特徴1,2,3に加えて、以下のような特徴4,5の少なくとも一方を追加してもよい。
<特徴4>間引き処理は、大ドットのみによって印刷される領域において実行する。
<特徴5>間引かれるドットは、主走査方向に沿って1ドットおきに選択する。
上記特徴4は、中ドットや小ドットが用いられる領域では間引き処理を実行しないことを意味している。この理由は、大ドットでは、隣接ドット間での重なりが大きいので、一部の大ドットを間引いても過度の画質劣化を生じないからである。一方、中ドットは隣接ドット間の重なりが少なく、また、小ドットでは隣接ドット間で重なりがほとんど生じないので、ドット間引きを行うと、画質劣化が目立つ傾向にある。
上記特徴5を採用する理由は、図3に示したようにドットが主走査方向に広がる傾向にあるため、主走査方向に1ドットおきに間引くと、副走査方向に1ドットおきに間引く場合に比べて画質劣化が生じにくいからである。なお、パス数Nが3以上の場合には、連続したNドットのうちのQドット(QはNを2で除した商)を、非連続的な画素位置で間引くようにしてもよい。
なお、上記特徴5の代わりに、「間引かれるドットは、主走査方向に沿って各3ドット毎に1ドットの割合で選択する」という特徴5aを採用してもよい。この特徴5aは、例えば大ドットの重なりがそれほど大きくない場合に、1/3のドットを間引くことによって、過度の画質劣化を防止しつつインク量を削減できるという利点がある。これらの特徴5,5aは、「間引かれるドットは、主走査方向に沿って各Tドット毎にSドットの割合で選択する(Tは2以上の整数、Sは1以上T未満の整数)」という特徴5bに一般化することが可能である。このような特徴5bは、例えば、図6のステップS490において、主走査パス番号がXi以外のドットのうちの任意の数のドットを、変数Bとの差分の絶対値が大きい順に間引くことによって実現することができる。また、ステップS510において、主走査パス番号がXj以外のドットのうちの任意の数のドットを、変数Bとの差分の絶対値が小さい順に間引くことによって実現することができる。
D2.変形例2:
上述の実施形態では、パス数が2であるオーバーラップ印刷について説明したが、本発明は、パス数Nが2以外の任意のオーバーラップ印刷に適用可能である。2回のパスでドット記録が完了する主走査ラインと、3回のパスでドット記録が完了する主走査ラインが存在する場合には、例えば、2回のパスでドット記録が完了する主走査ラインではドット間引きを行わずに、3回のパスでドット記録が完了する主走査ラインにおいてドット間引きを行うようにしてもよい。なお、部分オーバーラップ印刷の方法は、例えば、特開2007−203717号公報や特開2007−055202号公報に開示されている。
D3.変形例3:
上述の実施形態においては、ドットの記録を禁止する間引き処理の構成について示したが、上述した種々の形態は、ドットサイズを縮小する間引き処理についても適用することができる。ドットサイズを縮小する具体的構成としては、例えば、大ドットを中ドットや小ドットに変更する構成や、中ドットを小ドットに変更する構成とすることができる。このようにすれば、上述した実施形態と同様の効果を奏するほか、画質の劣化を抑制する効果を高めることができる。
D4.変形例4:
上述の実施形態では、印刷ヘッドを主走査方向に移動させていたが、印刷ヘッドの代わりに印刷用紙を移動させるようにしてもよい。
D5.変形例5:
上述した実施形態では、間引き処理部25を、プリンタードライバー20の機能として実現する態様として示したが、プリンタードライバー20の後段に配置される追加処理モジュールの機能として実現してもよい。
D6.変形例6:
上述の実施形態では、インクジェットプリンターについて説明したが、本発明は、ファクシミリやコピー機などの他の画像記録装置にも適用可能である。また、本発明は、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材出力装置や、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料出力装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物出力装置などの他の色材出力装置にも適用可能である。なお、本明細書において「印刷ヘッド」とは、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材出力ヘッド、有機ELディスプレー、FED(電界放出ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料出力ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物出力ヘッド等に相当するものである。また、本発明における「印刷媒体」又は「ドット記録媒体」は、紙に限らず、ドットが形成される媒体を意味している。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した実施形態における本発明の構成要素のうち、独立クレームに記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略、または、組み合わせが可能である。また、本発明はこうした実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、印刷方法および印刷装置、色材出力装置、印刷制御方法および印刷制御装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
10…アプリケーションプログラム
20…プリンタードライバー
21…解像度変換処理部
22…色変換処理部
23…ハーフトーン処理部
24…ラスターライズ処理部
25…間引き処理部
32…出力バッファー
100…パーソナルコンピューター
110…CPU
120…メモリー
130…入出力インターフェース部
200…プリンター
210…CPU
220…メモリー
230…入出力インターフェース部
240…ユニット制御回路
250…ヘッドユニット
250n…ノズル列
260…キャリッジユニット
270…搬送ユニット
300…印刷システム

Claims (12)

  1. 副走査方向に配列された複数のノズルを有する色材出力ヘッドを主走査方向に移動させつつ前記複数のノズルから色材を出力してドット記録媒体上にドットを記録する主走査パスを複数回行い、かつ、複数の前記主走査パスの合間に前記色材出力ヘッドと前記ドット記録媒体との相対位置を前記副走査方向に移動させるドット記録システムであって、
    前記複数の前記主走査パスは、前記複数のノズルのうち第1のノズルにより前記主走査方向に記録する複数のドットの間に、前記複数のノズルのうち前記第1のノズルとは異なるノズルによりドットを記録する主走査パスと、前記第1のノズルにより前記副走査方向に記録する複数のドットの間に、前記複数のノズルのうち前記第1のノズルとは異なるノズルによりドットを記録する主走査パスとを含み、
    N回(Nは2以上の整数)の前記主走査パスにより第1の主走査ラインに対してドットの記録を完了する場合に、1回以上N回未満の前記主走査パスにおいてドットを記録する範囲を縮小する間引き処理を実行する間引き処理部を備え、
    前記間引き処理部は、
    前記第1の主走査ラインに対して、前記間引き処理の対象とならないドットの記録を行う前記主走査パスの順序を示す第1の主走査パス番号と、前記第1の主走査ラインに対して前記副走査方向に隣接する第2の主走査ラインに対して、前記間引き処理の対象とならないドットの記録を行う前記主走査パスの順序を示す第2の主走査パス番号とが近くなるように前記間引き処理を実行する第1の処理と、
    前記第1の主走査パス番号と、前記第2の主走査パス番号とが遠くなるように前記間引き処理を実行する第2の処理と
    により前記間引き処理を実行し、
    前記第1の処理の実行回数は、前記第2の処理の実行回数以上である
    ドット記録システム。
  2. 前記間引き処理は、前記1回以上N回未満の主走査パスにおいてドットの記録を禁止する処理である請求項1記載のドット記録システム。
  3. 前記間引き処理部は、前記第1の主走査パス番号と前記第2の主走査パス番号との差分が最も小さくなるように前記第1の処理を実行する請求項2記載のドット記録システム。
  4. 前記間引き処理部は、前記第1の主走査ラインと前記第2の主走査ラインとに対して前記第1の処理を実行する場合に、前記第1の主走査パス番号と前記第2の主走査パス番号とが連続するように該第1の処理を実行する請求項2または請求項3記載のドット記録システム。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれか記載のドット記録システムであって、
    前記N=2であり、
    前記色材出力ヘッドとドット記録媒体との相対位置の移動は、前記複数の主走査パスの合間ごとに一定の距離を移動するものであり、
    前記間引き処理部は、
    前記第1の主走査ラインから前記第2の主走査ラインに向かう順序で、前記主走査ラインごとに前記間引き処理を実行する場合に、
    前記複数のノズルのノズル数のM倍(Mは1以上の整数)ごとの主走査ラインであって、該複数のノズルの配列において前記第1の主走査ラインから前記第2の主走査ラインに向かう側の最端部に配置されたノズルによりドットが記録されるべき主走査ラインに対してのみ、前記第2の処理を実行する
    ドット記録システム。
  6. 前記M=1である請求項5記載のドット記録システム。
  7. 前記間引き処理部は、予め定められた確率P(0<P<0.5)に基づいて、前記第2の処理を実行する主走査ラインを決定する請求項2または請求項3記載のドット記録システム。
  8. 前記確率Pは、前記複数のノズルのノズル数をZ(Zは2以上の整数)、任意の正の整数をSとした場合に、P=1/Z×1/Sの関係を満たす請求項7記載のドット記録システム。
  9. 請求項2ないし請求項8のいずれか記載のドット記録システムであって、
    前記間引き処理部は、前記第1の主走査ラインから前記第2の主走査ラインに向かう順序で、前記主走査ラインごとに前記間引き処理を実行する場合に、前記第1の主走査パス番号に基づいて、前記第2の主走査パス番号を決める前記間引き処理を行うドット記録システム。
  10. 前記ドット記録システムは、インクジェットプリンターである請求項1ないし請求項9のいずれか記載のドット記録システム。
  11. 副走査方向に複数のノズルを有する色材出力ヘッドを主走査方向に移動させつつ前記複数のノズルから色材を出力ドット記録媒体上にドットを記録する主走査パスを複数回行い、かつ、複数の前記主走査パスの合間に前記色材出力ヘッドと前記ドット記録媒体との相対位置を前記副走査方向に移動させるドット記録方法であって、
    前記複数の前記主走査パスは、前記複数のノズルのうち第1のノズルにより前記主走査方向に記録する複数のドットの間に、前記複数のノズルのうち前記第1のノズルとは異なるノズルによりドットを記録する主走査パスと、前記第1のノズルにより前記副走査方向に記録する複数のドットの間に、前記複数のノズルのうち前記第1のノズルとは異なるノズルによりドットを記録する主走査パスとを含み、
    N回(Nは2以上の整数)の前記主走査パスにより第1の主走査ラインに対してドットの記録を完了する場合に、1回以上N回未満の前記主走査パスにおいてドットを記録する範囲を縮小する間引き処理を実行し、
    前記間引き処理において、
    前記第1の主走査ラインに対して、前記間引き処理の対象とならないドットの記録を行う前記主走査パスの順序を示す第1の主走査パス番号と、前記第1の主走査ラインに対して前記副走査方向に隣接する第2の主走査ラインに対して、前記間引き処理の対象とならないドットの記録を行う前記主走査パスの順序を示す第2の主走査パス番号とが近くなるように前記間引き処理を実行する第1の処理と、
    前記第1の主走査パス番号と、前記第2の主走査パス番号とが遠くなるように前記間引き処理を実行する第2の処理と
    により前記間引き処理を実行し、
    前記第1の処理の実行回数は、前記第2の処理の実行回数以上である
    ドット記録方法。
  12. 副走査方向に複数のノズルを有する色材出力ヘッドを主走査方向に移動させつつ前記複数のノズルから色材を出力してドット記録媒体上にドットを記録する主走査パスを複数回行い、かつ、複数の前記主走査パスの合間に前記色材出力ヘッドと前記ドット記録媒体との相対位置を前記副走査方向に移動させるドット記録装置を用いたドット記録を行うために、前記ドット記録装置に供給すべき印刷データをコンピューターに生成させるコンピュータープログラムであって、
    前記複数の前記主走査パスは、前記複数のノズルのうち第1のノズルにより前記主走査方向に記録する複数のドットの間に、前記複数のノズルのうち前記第1のノズルとは異なるノズルによりドットを記録する主走査パスと、前記第1のノズルにより前記副走査方向に記録する複数のドットの間に、前記複数のノズルのうち前記第1のノズルとは異なるノズルによりドットを記録する主走査パスとを含み、
    N回(Nは2以上の整数)の前記主走査パスにより主走査ラインに対してドットの記録を完了する場合に、1回以上N回未満の前記主走査パスにおいてドットを記録する範囲を縮小する間引き処理を実行し、
    前記間引き処理において、
    前記第1の主走査ラインに対して、前記間引き処理の対象とならないドットの記録を行う前記主走査パスの順序を示す第1の主走査パス番号と、前記第1の主走査ラインに対して前記副走査方向に隣接する第2の主走査ラインに対して、前記間引き処理の対象とならないドットの記録を行う前記主走査パスの順序を示す第2の主走査パス番号とが近くなるように前記間引き処理を実行する第1の処理と、
    前記第1の主走査パス番号と、前記第2の主走査パス番号とが遠くなるように前記間引き処理を実行する第2の処理と
    により前記間引き処理を実行する機能を、前記コンピューターに実現させ、
    前記第1の処理の実行回数は、前記第2の処理の実行回数以上である
    コンピュータープログラム。
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JP (1) JP2011121336A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016135577A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェット印刷方法およびインクジェットプリンター

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