JP5606640B2 - 地図表示装置および地図表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、地図表示装置および地図表示方法に関し、特に、複数の情報描画画面を同時に表示面に表示する地図表示装置および地図表示方法に関するものである。
複数の地図描画画面を表示面に表示する地図表示方法として、例えば表示面を2つに分割し、それぞれの表示領域において、例えば車両の現在位置を中心とする地図描画画面を表示するものがあった(特許文献1参照)。ここで地図描画画面とは、地図表示に関連した描画オブジェクトを描画した画面のことである。描画オブジェクトとは、道路線、文字、地形、建物、アイコン、背景色(透明または半透明を含む)、付属する情報等を含み、表示面とは、地図描画画面を実際に表示するディスプレイのことである。地図描画画面は、表示面における所定の表示領域において、表示されることになる。
当該地図表示方法によれば、例えば、一方の表示領域において経路誘導に関する地図描画画面を表示し、他方の表示領域においては異なる縮尺で同様の経路誘導に関する地図描画画面を表示することにより、ユーザにとって有益な地図表示方法を実現することが可能であった。
特許文献1に示す地図表示方法では、左右の表示領域の境界を可変とする他、境界の移動にあわせて表示する地図をずらすことで、境界の移動の前後で中心に表示する内容を固定し、利便性を高めている。
特開2001−174271号公報
しかし、上記のような地図表示方法によって同時に表示された複数の地図描画画面では、それぞれの地図描画画面に表示された描画オブジェクト同士の関係性の把握が、必ずしも容易でないという問題があった。
例えば、車両の現在位置を示す地図描画画面同士において、一方を高速道路の地図描画画面、他方を一般道路の地図描画画面とするとき、また、一方を平面表示の地図描画画面、他方を立体表示の地図描画画面とするときでも、両表示領域に表示された地図描画画面における地図情報がどのように対応しているかを把握するには、ユーザが両表示領域を交互に見比べ、目印となる建物等を頼りに判断する必要があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、複数の情報描画画面を同時に表示する地図表示装置およびその方法であって、複数の情報描画画面における描画オブジェクト間の関係性の把握を容易にすることを可能とする地図表示装置およびその方法の提供を目的とする。
本発明の地図表示装置は、第1描画画面および第2描画画面を含む複数の描画画面を、少なくとも部分的に重ね表示可能な地図表示装置である。第1描画画面は、少なくとも1つの第1描画オブジェクトを表示し、第2描画画面は、少なくとも1つの第2描画オブジェクトを表示し、第1描画オブジェクトおよび第2描画オブジェクトは、地図情報に関する描画オブジェクトを含み、第1描画オブジェクトと第2描画オブジェクトは、互いに同一又は近傍の地理範囲の地図を表示するための描画オブジェクトであり、第1描画画面および第2描画画面は、同じまたは異なる大きさである。本発明の地図表示装置は、ユーザの描画画面表示に関する操作入力を受け付ける入力部と、入力部で受け付けたユーザの操作入力に応じて、第1描画画面と第2描画画面の所定の規則により定められた一部エリアとの重なり具合を制御し、第1描画画面と第2描画画面の一部エリアとの重なり部分では、第2描画オブジェクトが第1描画オブジェクトをマスクして表示部に出力する制御部とを備える。
また、本発明の地図表示方法は、第1描画画面および第2描画画面を含む複数の描画画面を、少なくとも部分的に重ねて表示する地図表示方法である。第1描画画面は、少なくとも1つの第1描画オブジェクトを表示し、第2描画画面は、少なくとも1つの第2描画オブジェクトを表示し、第1描画オブジェクトおよび第2描画オブジェクトは、地図情報に関する描画オブジェクトを含み、第1描画オブジェクトと第2描画オブジェクトは、互いに同一又は近傍の地理範囲の地図を表示するための描画オブジェクトであり、第1描画画面および第2描画画面は、同じまたは異なる大きさである。本発明の地図表示方法は、(a)入力部がユーザの描画画面表示に関する操作入力を受け付けるステップと、(b)表示部が複数の描画画面の描画画面表示を行うステップと、(c)制御部がステップ(b)に先立って、ステップ(a)において受け付けたユーザの操作入力に応じて、第1描画画面と第2描画画面の所定の規則により定められた一部エリアとの重なり具合を制御し、第1描画画面と第2描画画面の一部エリアとの重なり部分では、第2描画オブジェクトが第1描画オブジェクトをマスクするステップとを備える。
本発明の地図表示装置は、ユーザの描画画面表示に関する操作入力を受け付ける入力部と、入力部で受け付けたユーザの操作入力に応じて、第1描画画面と第2描画画面の一部エリアとの重なり具合を制御し、第1描画画面と第2描画画面の所定の規則により定められた一部エリアとの重なり部分では、第2描画オブジェクトが第1描画オブジェクトをマスクして表示部に出力する制御部とを備えるので、ユーザにとって使い勝手の良い地図表示を行う事ができる。
本発明の地図表示方法は、(a)入力部がユーザの描画画面表示に関する操作入力を受け付けるステップと、(b)表示部が複数の描画画面の描画画面表示を行うステップと、(c)制御部がステップ(b)に先立って、ステップ(a)において受け付けたユーザの操作入力に応じて、第1描画画面と第2描画画面の所定の規則により定められた一部エリアとの重なり具合を制御し、第1描画画面と第2描画画面の一部エリアとの重なり部分では、第2描画オブジェクトが第1描画オブジェクトをマスクするステップとを備えるので、ユーザにとって使い勝手の良い地図表示を行う事ができる。

この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
地図表示装置の概念的な全体構成を示す図である。 地図表示装置の制御部の概念的な構成を示す図である。 地図表示装置の動作を説明するフローチャートである。 地図表示装置の動作を説明するフローチャートである。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明するフローチャートである。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明するフローチャートである。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明するフローチャートである。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明するフローチャートである。 地図表示装置の動作を説明するフローチャートである。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明する図である。 地図表示装置の動作を説明する図である。
<実施の形態1>
<構成>
図1を参照し、実施の形態1にかかる地図表示装置の概念的な全体構成を説明する。なお、地図表示装置の用途は特に限定しないが、以下の実施の形態では、移動体としての車両に搭載されたカーナビゲーション装置を想定し、説明する。
図1に示すように、地図表示装置は、ユーザの画面表示に関する操作入力を受け付ける入力部及び複数の描画画面の画面表示を行う表示部を兼務する入力兼表示部1と、入力兼表示部1で受け付けたユーザの操作入力に応じて、地図描画画面の表示動作を制御する制御部4と、制御部4における動作制御の際に参照される描画オブジェクト等が格納された、第1情報格納部2および第2情報格納部3とを備える。
描画オブジェクトは、描画画面内に表示される、道路線、文字、地形、建物、アイコン、背景色(透明、または半透明であってもよい)、付属する情報等のオブジェクトである。描画オブジェクトに含まれる背景色(背景描画オブジェクト)としては、一様に色が塗られたものに限らず、グラデーションが施されたものや、描画画面内を部分的に塗るものであってもよい。
入力兼表示部1は、具体的には、例えばタッチパネル(タッチパネル付き表示装置)によって実現され、ユーザの表示面への接触(タッチ)を受け、表示面上におけるタッチ位置および動作等からユーザの意図を解析する。ユーザの意図として想定されるものには、表示されている地図に対する操作や、経路探索指示、内蔵されるオーディオ機器等に対する操作等がある。地図に対する操作とは、例えば縮尺の変更や、表示する地図上の位置の変更(スクロール)、現在位置周辺の情報検索、当該情報の比較等である。
第1情報格納部2および第2情報格納部3は、地図情報に関する描画オブジェクト等を格納する。具体的には、地形等を示す地図データ、当該地図上の位置に対応付けられた道路データ、建物データ(図形、形状)、背景色データ等を格納している。ここで建物データとは、建物自体の立体形状や、種別、名称等を示すデータである。なお、第1情報格納部2および第2情報格納部3に格納される情報は地図情報に関する描画オブジェクトに限られるものではなく、入力兼表示部1に表示するための他の描画オブジェクトを格納することができる。
第1情報格納部2および第2情報格納部3は、具体的には、例えばハードディスクドライブ、メモリーカード、DVD、またはブルーレイディスク等で実現される。
制御部4は、地図表示装置に備えられる各機能部を制御し、入力兼表示部1に地図描画画面等を表示させる。図1に示すように制御部4は、ユーザからの入力情報を解析することによって、地図描画画面の作成に必要となる、描画オブジェクトに関する抽出条件を形成する。例えば、制御部4が入力情報を解析して、ユーザの意図が「周辺の高速道路の情報の検索」であった場合に、現在位置周辺の一般道路の描画オブジェクトと、現在位置周辺の高速道路の描画オブジェクトとを抽出する条件を形成する。
さらに制御部4は、当該抽出条件に基づいて第1情報格納部2および第2情報格納部3から描画オブジェクトをそれぞれ抽出し、入力兼表示部1に所望の態様で表示させる。制御部4は、具体的にはコンピュータ(CPU)とそのプログラムで実現されるものである。
図2は、図1に示す地図表示装置の構成において、特に制御部4の概念的な構成を詳細に示したものである。
制御部4は、入力兼表示部1から入力された入力情報を解析する入力解析部401と、入力解析部401における解析結果に基づいて、第1情報描画部403および第2情報描画部405、合成描画部407を制御し、入力兼表示部1に地図描画画面等を表示させる全体制御部402と、第1情報格納部2に格納された描画オブジェクトである第1描画オブジェクトを抽出し、第1描画画面保持部404に、当該第1描画オブジェクトによる描画画面である第1描画画面を描画する第1情報描画部403と、第2情報格納部3において格納された描画オブジェクトである第2描画オブジェクトを抽出し、第2描画画面保持部406に、当該第2描画オブジェクトによる描画画面である第2描画画面を描画する第2情報描画部405と、第1描画画面を保持する第1描画画面保持部404と、第2描画画面を保持する第2描画画面保持部406と、第1描画画面と第2描画画面とを合成した合成描画画面を、合成描画画面保持部408に描画する合成描画部407と、合成描画部407で作成した合成描画画面を保持する合成描画画面保持部408とを備える。合成描画画面保持部408に保持された合成描画画面は、入力兼表示部1において表示される。
入力解析部401は、ユーザの意図による入力情報を解析する。すなわち、描画画面表示内容とユーザが表示面にタッチした位置や動作等の条件を解析し、ユーザの意図に沿う操作(機器操作等)を識別する。ここで、ユーザのタッチパネル操作には、従来からある単なるアイコンをタッチする単純タッチ操作(通常タッチ操作)と、動きのある「ジェスチャー操作」すなわち、後述の「引きずり操作」や「飛ばし操作」等がある。
全体制御部402では、当該解析結果に基づいて必要となる描画オブジェクトを特定し、第1情報描画部403に、第1情報格納部2から第1描画オブジェクトを抽出させ、第2情報描画部405に、第2情報格納部3から第2描画オブジェクトを抽出させる。
第1情報描画部403は、抽出した第1描画オブジェクトから第1描画画面を形成し、第1描画画面保持部404(メモリ部)に描画する。当該描画は、抽出された第1描画オブジェクトにおける地図データや道路データ、建物データ等を組み合わせて実現される。
第2情報描画部405は、抽出した第2描画オブジェクトから第2描画画面を形成し、第2描画画面保持部406(メモリ部)に描画する。当該描画は、抽出された第2描画オブジェクトにおける地図データや道路データ、建物データ等を組み合わせて実現される。
第1情報描画部403および第2情報描画部405では、例えば、車両の現在位置データや、経路探索動作によって得られた車両の目的地までの経路データ等の、装置内で生成された情報についても、それぞれで形成した地図描画画面(第1描画画面、第2描画画面)に付加して、対応する描画画面保持部に描画することができる。
さらに全体制御部402は、第1描画画面保持部404に保持された第1描画画面と第2描画画面保持部406に保持された第2描画画面とを合成描画部407で合成させ、合成描画画面保持部408(メモリ部)に描画させる。合成描画画面は、合成描画画面保持部408で保持された後、入力兼表示部1で表示される。
合成描画部407は、第1描画画面と第2描画画面とを、それぞれの描画内容を保持したまま、全部あるいは部分的に重なって表示されるように合成することにより、合成描画画面を作成する。第1描画画面と第2描画画面が重なって表示される部分では、重なりの上側に位置する描画画面の描画オブジェクトが下側の描画画面の描画オブジェクトをマスクするので、上側の描画オブジェクトのみが見える状態となる。しかし、描画画面同士の重なり具合を制御して重なりを解消すると、下側の描画画面の描画オブジェクトを見える状態にすることが可能である。なお、ここでいう「上下」とは、表示面の法線方向における上下であり、より手前側を「上」とするものであるが、実際には描画画面のデータを概念的に重ねているものである。
合成される第1描画画面および第2描画画面は、それぞれ第1注目点、第2注目点を有していても良い。
ここで第1注目点および第2注目点とは、ユーザが描画画面上で特に注目する点を指し、ユーザが第1描画画面と第2描画画面の双方を参照する際に比較対象とする点として主観的に定義される。例えば、車両の周辺地図における車両の現在位置や、目的地周辺地図における目的地の位置など、描画画面の作成目的となる点が該当し得る。
第1描画オブジェクトと第2描画オブジェクトは、所定の関連性を有していても良い。例えば、第1描画画面が所定の地理範囲の地図を表示し、第2描画画面が第1描画画面と同一または近傍の地理範囲の地図を表示する場合が、所定の関連性として挙げられる。また、第1描画画面が自車位置周辺を表示するのに対して、第2描画画面は目的地までの経路を表示するといった、移動経路上の関連性がある。また、同一車両の現在の走行路と過去の走行履歴といった時間的関連性がある。
地図描画画面を重ねる順序は、ユーザの意図に沿うように、例えば描画オブジェクトの組み合わせごとに決定することができる。このとき、実際の空間配置に倣った上下関係で表示すれば、把握がより容易になる。例えば、高架道路を表示する描画画面は、一般道路を表示する描画画面の上に重ねる。また、地上地図を表示する描画画面は、地中地図を表示する描画画面の上に重ねる。なお、重ねる順序は随時変更可能である。
<基本動作>
次に、実施の形態1にかかる地図表示装置の動作の概要について説明する。
本発明にかかる地図表示装置は、複数の地図描画画面を重ねて表示することが可能である。そして、ユーザ操作を反映して地図描画画面の重なり具合が更新されるので、ユーザは上側の地図描画画面における描画オブジェクトと、下側の地図描画画面における描画オブジェクトとを比較し、両者の関係性を容易に把握することが出来る。これらの動作に際して、制御部4の特に全体制御部402において各機能部の制御を行う。
以下の説明では、上に重ねられる地図描画画面の表示位置を更新する所定の操作の具体的方法として、スライド方法を用いる。スライド方法については以下に説明するが、描画画面の表示位置を連続的に移動する方法のことをいう。
地図表示装置の具体的な動作について、図3を参照しつつ説明する。
まずステップST10において、地図表示装置の電源を入れ、入力兼表示部1において初期画面を表示させる。初期画面は通常のタッチ操作を受け付ける通常表示モードとする。
次にステップST11において、入力兼表示部1で表示した初期画面にユーザが所定の操作を行い、スライド表示モードに遷移する。スライド表示モードとは、ユーザが入力兼表示部1に対するジェスチャー操作によって、上側の地図描画画面をスライドすることが可能なモードのことである。表示モードの変更は、例えばタッチ操作、ボタン操作、アイコン操作、ジェスチャー操作、音声入力等によって行う。
全体制御部402には、表示モードの種類を記憶するパラメータが格納されており、当該パラメータを参照することにより、スライド表示モードであるか否かを判断できる。例えば、パラメータの値が所定の閾値より大きいまたは小さいことをもって、スライド表示モードであるか否かを判断する。当該パラメータは、例えばアイコン操作や音声入力などのユーザ操作を通して設定されるものであっても良いし、予め設定した条件(車両状態や表示面における表示状態を含む)で自動的に変更されるものであってもよい。また入力兼表示部1の表示画面にアイコン等を表示し、スライド表示モードであるか否かをユーザが視認できるようにしても良い。
スライド表示モードに遷移したら、ステップST12において、スライド距離X0を0に設定する。
次にステップST13において、第1描画画面および第2描画画面を作成する。当該作成は、上記のようにユーザの入力情報に従って、第1情報描画部403および第2情報描画部405において行う。作成した第1描画画面は第1描画画面保持部404に、第2描画画面は第2描画画面保持部406に、それぞれ描画され保持される。
次にステップST14において、上に重ねられる地図描画画面の表示位置を更新するスライド操作が行われたか否かを検出する。入力解析部401がユーザの入力兼表示部1におけるジェスチャー操作を解析することにより、スライド操作を検出する。
次にステップST15において、スライド操作に基づいてスライド距離X0を更新する。
次にステップST16において、第1描画画面および第2描画画面において表示された描画オブジェクトを更新する。当該更新は、例えば車両の移動に伴って変動する表示内容の変動や、渋滞情報の変動など、時々刻々変化する情報に対応するものである。
次にステップST17において、スライド距離X0に従って、上に重ねられる地図描画画面の表示位置を決定し、第1描画画面と第2描画画面とから合成描画画面を作成する。そして、入力兼表示部1に合成描画画面を描画、すなわち表示する。詳細については後述する。
次にステップST18において、スライド表示モードを終了する所定の操作を入力解析部401が検出したか否かを全体制御部402が判断する。当該操作が検出された場合にはステップST19へ進み、当該操作が検出されない場合にはステップST14へ戻る。スライド表示モードの終了は、例えばタッチ操作、ボタン操作、アイコン操作、ジェスチャー操作、音声認識などによって行うことが出来る。
次にステップST19において、通常表示モードに遷移し、ステップST11に戻る。
<ボードスライド>
次に、合成描画部407が行うステップST17の詳細について、図4〜7を参照しつつ説明する。当該ステップでは合成描画画面の作成が行われるが、第1描画画面の全面に第2描画画面が重なった状態(全重ね状態)から、第2描画画面をボードスライドでスライドアウトする場合を説明する。ここで、ボードスライドとは、描画オブジェクトがスライドに連動してスライド方向に移動するスライド方式のことをいう。また、描画画面同士が重なった状態から、上側の描画画面が移動し、表示面外へ出て行く動作のことをスライドアウトといい、スライドアウトによって描画画面の全てが表示面外に出た状態を完全スライドアウトという。また、完全スライドアウトのことを、他方の描画画面と全く重ならなくなった状態であることに着目して全ずれ状態ともいう。
なお、本明細書では一貫して第2地図描画画面を上側、第1地図描画画面を下側として説明するが、逆であってもよい。
まず、図4のステップST411において、第1描画画面保持部404に保持された第1描画画面を合成描画画面保持部408に描画する。
次にステップST412において、スライド操作によって更新したスライド距離X0に従って、第2描画画面の第1描画画面に対する重なり位置を決定する。図5および図6に、描画画面に表示される描画オブジェクトの表示位置がそれぞれの異なる場合の、描画画面の合成方法を模式的に示す。
スライド距離X0が0である場合には、第1描画画面と第2描画画面とが完全に重なり、第2描画オブジェクトが第1描画オブジェクトを全てマスクする位置にする。注目点が設定されている場合には、第1描画画面における第1注目点と第2描画画面における第2注目点とが、表示面において重なって一致するような位置にしておくことが望ましい。すなわち、第1描画画面および第2描画画面において車両の周辺地図が示されている場合には、それぞれの描画画面における車両の現在位置が一致するような位置にすることが望ましい(この場合には、第1注目点と第2注目点の表示面上の位置が共通している)。
スライド距離X0が0以外に更新された場合には、ユーザが例えばジェスチャー操作において表示面にタッチした位置、動作に基づくスライド距離X0に応じて、第2描画画面の第1描画画面への重なり位置を決定する。
スライド距離X0を更新するユーザのジェスチャー操作には、引きずり操作、シャッター操作、飛ばし操作がある。
引きずり操作は、ユーザが表示面にタッチした指をタッチしたまま所定方向に移動させるジェスチャー操作により実現し、当該ジェスチャー操作に追随して描画画面が移動する。ユーザが引きずり操作を行うと、第2描画画面の第1描画画面に対する重なり位置を指の移動距離(図5および図6におけるスライド距離X0)だけ指の移動方向にずらす。右方向への引きずり操作の場合は、第1描画画面の左端から右方向にスライド距離X0だけ離れた位置を重なり開始位置と決定する。なお、引きずり操作により合成描画画面の作成を行うモードを引きずりモードと呼ぶ。
引きずりモードの引きずり操作によってスライドされた第2描画画面は、次のジェスチャー操作があるまではスライドされた位置に留まる。これに対して、ユーザが引きずり操作を行った後に指を表示面から離すと、引きずり操作前の重なり位置まで第2描画画面が戻るようにしても良い。この場合のスライド操作を、引きずり操作と区別してシャッター操作と呼び、シャッター操作により合成描画画面の作成を行うモードをシャッターモードと呼ぶ。
引きずりモードとシャッターモードのいずれのモードでスライド操作を行うかは、ユーザが予めアイコン等を選択して設定しても良いし、入力解析部401が表示面にタッチする指の本数や指圧の変化等を検出することによって区別しても良い。
飛ばし操作は、表示面にタッチした指でトランプを飛ばすような動作(はじくような動作)を行うことにより実現する。ユーザが飛ばし操作を行うと、第2描画画面の第1描画画面に対する重なり位置を、飛ばし操作に応じた距離だけ飛ばし操作の方向にずらす。右方向への引きずり操作の場合は、第1描画画面の左端から右方向にスライド距離X0だけ離れた位置を重なり開始位置と決定する。ここで、スライド距離X0(図5,6参照)は引きずりモードとは異なり時間と共に増加する量であるので、第2描画画面は右方向にスライドし、最終的には完全スライドアウトする。当該操作のように、所定のタッチ操作で指定した方向に上に重ねられる描画画面を移動させ、以降は所定の慣性に従って移動させる操作を飛ばし操作といい、当該操作を行うモードを飛ばしモードと呼ぶ。
飛ばしモードでは、例えば次の条件や組み合わせで飛ばし操作を判断する。(a)タッチパネルにタッチした後、表示面上のある方向へ所定の速度以上で指をすばやく動かした場合、(b)タッチパネルを押した後、表示面上のある方向へ予め定められた所定の速度以上で、押圧を下げて指をすばやく動かす場合、(c)タッチパネルにタッチした後、表示面上のある方向へ予め定められた所定の速度以上で指をすばやく動かし、指をタッチパネルからやや離す場合である(ただし、この場合には、3次元位置を認識するタッチパルが必要である)。
なお、条件(a)の飛ばし操作は、指の移動速度によって引きずり操作と区別される。また、(a)〜(c)における所定の速度として設定される速度は、それぞれの条件ごとに異なる速度であってよい。
次にステップST413において、ステップST412で決定した重なり位置、具体的には重なり開始位置に従って、第2描画画面を第1描画画面に重ねて描画(データを上書き)する。例えば、表示面の右側へスライドアウトする場合には、第2描画画面の左端が重なり開始位置に一致するように重ねて描画する。
第1描画画面に重なりきらない第2描画画面の領域(図5および図6のP2)は、表示面には表示しない。すなわち、第2描画画面が重ならないスライド距離X0の幅の第1描画画面の第1描画オブジェクトと、第2描画画面左端から幅D1分(右端からX0の幅を除いた分)の、第2描画画面の第2描画オブジェクト(図5および図6におけるP1)とが、表示面に表示されることになる。
上記のような合成描画画面の作成を順次行うことで、図7に示すボードスライドによるスライドアウトが可能となる。図7では、描画オブジェクトA、描画オブジェクトB、描画オブジェクトC、第1背景描画オブジェクトを描画した第1描画画面上に、描画オブジェクトa、描画オブジェクトb、描画オブジェクトc、第2背景描画オブジェクトを描画した第2描画画面を重ねている。仮に、第1描画画面における第1注目点を描画オブジェクトA、第2描画画面における第2注目点を描画オブジェクトaとする。第1背景描画オブジェクト及び第2背景描画オブジェクトは、例えば描画画面サイズと同一の大きさでクリーム色に塗られた長方形オブジェクトである。第2描画画面には第2背景描画オブジェクトの上に、描画オブジェクトa、描画オブジェクトb、描画オブジェクトcが描画される。
図7において、(1a)、(2a)、(3a)は、下側の第1描画画面と上側の第2描画画面とを側面方向から見た模式図であり、(1b)、(2b)、(3b)は、第1描画画面と第2描画画面とを上面方向から見た模式図である。
ユーザが指で入力兼表示部1にタッチし、タッチしたまま指を図における右方向に移動させていく(引きずり操作)。そうすると、上側の第2描画画面の重なり開始位置が順次更新されるので(1a→2a→3a、もしくは1b→2b→3b)、第2描画画面全体がボードに乗ってスライドしたように右側へ移動して表示される。すなわち、描画オブジェクトa,b,cが、ボードに乗っているように右側へ移動していく。
(1a)および(1b)の状態では、第1描画画面と第2描画画面とが完全に重なり、描画オブジェクトA,B,Cが第2背景描画オブジェクトにマスクされている。なお、第2描画画面が第1描画画面に対して小さい画面であるときは、第2描画画面の大きさ分の第1描画画面の領域上に、第2描画画面が重なっていればよい。
(2a)および(2b)の状態で、描画オブジェクトaおよび描画オブジェクトbは入力兼表示部1の表示面に表示されているが、一番右側の描画オブジェクトcは表示面から外れて表示されなくなる。一方で描画オブジェクトAは表示されているが、描画オブジェクトB,Cは第2背景描画オブジェクトにマスクされ非表示となる。注目点が設定されている場合には、第1注目点である描画オブジェクトAと、第2注目点である描画オブジェクトaとが近くに表示されるので、両描画オブジェクトの関係性の把握が容易となる(図6も参照)。またこのとき、上側の第2描画画面と下側の第1描画画面との相対位置関係は随時変化している。
(3a)および(3b)の状態では、上側の第2描画画面がさらに右へ移動し、描画オブジェクトbも入力兼表示部1の表示面から外れ、表示されなくなる。一方で描画オブジェクトAおよび描画オブジェクトBは表示されているが、描画オブジェクトCは第2背景描画オブジェクトにマスクされ非表示となる。またこのとき、上側の第2描画画面と下側の第1描画画面との相対位置関係は随時変化している。
次に図8〜10を参照して、ボードスライドによるスライドインを用いた合成描画画面の作成について説明する。この場合、初期状態で地図描画画面同士は全く重なっておらず(全ずれ状態)、第2描画画面が表示面外から移動してきて第1描画画面に徐々に重なり、最終的に全重ね状態となる。
まずステップST431において、第1描画画面保持部404に保持された第1描画画面を合成描画画面保持部408に描画する。
次にステップST432において、スライド操作によって更新したスライド距離X0に従って、第2描画画面の第1描画画面への重なり位置を決定する。図9,10に、描画画面に表示される描画オブジェクトの表示位置がそれぞれ異なる場合の、描画画面の合成方法を模式的に示す。
スライド距離X0が0である場合には、第2描画画面が完全に表示面外となるように重なり位置を決定する。
スライド距離X0が0以外に更新された場合には、ユーザのジェスチャー操作に基づくスライド距離X0に応じて、重なり位置を決定する。
注目点が設定されている場合には、スライド距離X0の更新によって、第1描画画面における第1注目点と第2描画画面における第2注目点とが近づいていくように、第2描画画面の第1描画画面への重なり位置が決定されることが望ましい。
次にステップST433において、重なり位置、具体的には重なり開始位置に従って、第2描画画面を重ねて描画する。例えば、表示面の左側からスライドインする場合には、第2描画画面の右端が重なり開始位置に一致するように重ねて描画する。
第1描画画面に重なりきらない部分(図9および図10におけるP1)は、表示面には表示されない。この状態においては、第2描画画面が重ならない幅D1の第1描画画面の第1描画オブジェクトと、第2描画画面右端からスライド距離X0分の、第2描画画面の第2描画オブジェクト(図9,10のP2)とが、表示面に表示されることになる。
次に図11〜13を参照して、ボードスライドによる右方向のスライドインについて説明する。この場合、第2描画画面が表示面外から右方向に移動してきて第1描画画面に重なる。
まずステップST441において、第1描画画面保持部404に保持された第1描画画面を合成描画画面保持部408に描画する。
次にステップST442において、スライド操作によって更新したスライド距離X0に従って、第2描画画面の第1描画画面への重なり位置を決定する。図12,13に、描画画面に表示される描画オブジェクトの表示位置がそれぞれ異なる場合の、描画画面の合成方法を模式的に示す。
スライド距離X0が0である場合には、第2描画画面が完全に表示面外となる位置に重なり位置を決定する。ただし、図9,10に示す場合とは逆側(右側)の表示面外である。
スライド距離X0が0以外に更新された場合には、当該更新に係るユーザのジェスチャー操作に基づくスライド距離X0に応じて、第2描画画面の第1描画画面への重なり位置を決定する。
次にステップST443において、重なり位置、具体的には重なり開始位置に従って、第2描画画面を第1描画画面に重ねて描画する。例えば、表示面の右側からスライドインする場合には、第2描画画面の左端が重なり開始位置に一致するように重ねて描画する。
第1描画画面に重なりきらない部分(図12,13におけるP2)は、表示面には表示されない。この状態では、第2描画画面が重ならない幅D1の第1描画画面の第1描画オブジェクトと、第2描画画面左端からスライド距離X0分の、第2描画画面の第2描画オブジェクト(図12,13におけるP1)とが、表示面に表示されることになる。但し、図9,10とは、左右の並びが入れ替わって表示されている。
以上ではボードスライドの動作について説明したが、スライドの方向やスライドする地図描画画面の動き方等に、様々なバリエーションが考えられる。
<カーテンスライド>
次に、カーテンスライドを用いた合成描画画面の作成(図3のステップST17)について図14〜16を参照しつつ説明する。ここで、カーテンスライドとは、描画オブジェクトの表示位置を固定しながら、表示領域を連続的に変動(増やすまたは減らす)するスライド方式のことをいう。特に、全重ね状態から上側の第2描画画面が表示面右方向にスライドアウトする場合を説明する。
なお、いずれのスライド方式で合成描画画面の作成を行うかは、ユーザのジェスチャー操作の態様で区別しても良いし、表示する地図の組み合わせに応じて予め設定しても良い。
まずステップST421において、第1描画画面保持部404に保持された第1描画画面を合成描画画面保持部408に描画する。
次にステップST422において、スライド操作によって更新したスライド距離X0に従って、第2描画画面の第1描画画面に対する重なり位置を決定する。
スライド距離X0が0である場合には、第1描画画面と第2描画画面とが完全に重なり、第2描画オブジェクトが第1描画オブジェクトを全てマスクするように重なり位置を、決定する。注目点が設定されている場合には、第1描画画面における第1注目点と第2描画画面における第2注目点とが、表示面において重なって一致するように重なり位置を決定することが望ましい。すなわち、第1描画画面および第2描画画面において車両の周辺地図が示されている場合には、それぞれの描画画面における車両の現在位置が一致するように重なり位置を決定することが望ましい。
スライド距離X0が0以外に更新された場合には、ユーザのジェスチャー操作に基づくスライド距離X0に応じて、第2描画画面の第1描画画面への重なり位置を決定する。
引きずりモードでは、ユーザが表示面にタッチし移動した距離(図15におけるスライド距離X0)をオフセットとして重なり開始位置を設定する。
シャッターモードでも同様に重なり開始位置を設定するが、シャッターモードの場合は、ユーザが表示面にタッチする操作を終了すると同時に、重なり位置を元に戻す。
飛ばしモードでは、時間とともに増加する量(図15におけるスライド距離X0が時間とともに増加する)をオフセットとして、第2描画画面の重なり開始位置を設定する。
次にステップST423において、重なり位置、具体的には重なり開始位置に従って、第2描画画面を第1描画画面に重ねて描画する。第2描画画面を表示面の右側へスライドアウトする場合には、第2描画画面の除去されていく左端が重なり開始位置に一致するように重ねて描画する。すなわち、第2描画画面の画面左端からスライド距離X0だけオフセットされた位置が、重なり開始位置に一致する。
第2描画画面のうち、第1描画画面上から除去された部分(図15のP1)は表示面に表示されない。この状態においては、第2描画画面が重ならないスライド距離X0の幅の第1描画画面の第1描画オブジェクトと、第2描画画面右端から幅D1分の、第2描画画面の第2描画オブジェクト(図15のP2)とが、表示面に表示されることになる。
上記のような合成描画画面の作成を順次行うことで、図16に示す動作(カーテンスライドによるスライドアウト)が可能となる。図16では、描画オブジェクトA、描画オブジェクトB、描画オブジェクトC、第1背景描画オブジェクトを描画した第1描画画面上に、描画オブジェクトa、描画オブジェクトb、描画オブジェクトc、第2背景描画オブジェクトを描画した第2描画画面を重ねている。仮に、第1描画画面における第1注目点を描画オブジェクトB、第2描画画面における第2注目点を描画オブジェクトbとする。第1背景描画オブジェクト及び第2背景描画オブジェクトは、例えば描画画面サイズと同一の大きさでクリーム色に塗られた長方形オブジェクトである。第2描画画面には第2背景描画オブジェクトの上に、描画オブジェクトa、描画オブジェクトb、描画オブジェクトcが描画される。
図16において、(1a)、(2a)、(3a)は、下側の第1描画画面と上側の第2描画画面とを、側面方向から見た模式図であり、(1b)、(2b)、(3b)は、第1描画画面と第2描画画面とを上面方向から見た模式図である。
ユーザが入力兼表示部1で図16の右方向に引きずり操作を行う。そうすると、上側の第2描画画面の重なり開始位置が順次更新され(1a→2a→3a、もしくは1b→2b→3b)、第2描画画面が描画オブジェクトの表示位置を維持しながら連続的に、カーテンを引くようにスライドされて表示される(カーテンスライド)。
(1a)および(1b)の状態では、第1描画画面と第2描画画面とが全重ね状態にあり、描画オブジェクトA、描画オブジェクトB、描画オブジェクトCがそれぞれ、第2背景描画オブジェクトにマスクされている。なお、第2描画画面が第1描画画面より小さい画面であるときは、第2描画画面の大きさ分の第1描画画面の領域上に、第2描画画面が重なっていればよい。
(2a)および(2b)の状態では、描画オブジェクトbおよび描画オブジェクトcは入力兼表示部1の表示面に表示されているが、一番左側の描画オブジェクトaは表示されない。一方で描画オブジェクトAは表示されているが、描画オブジェクトB,Cは第2背景描画オブジェクトにマスクされ非表示となる。またこのとき、上側の第2描画画面と下側の第1描画画面との相対位置関係は維持されている。すなわち、第1注目点と第2注目点とが、表示面上において常に一致している。
(3a)および(3b)の状態では、上側の第2描画画面がさらに右まで除去され、描画オブジェクトbも入力兼表示部1の表示面から除去され、表示されなくなる。一方で描画オブジェクトAおよび描画オブジェクトBは表示されているが、描画オブジェクトCは第2背景描画オブジェクトにマスクされ非表示となる。注目点が設定されている場合には、第2注目点である描画オブジェクトbが除去された位置に第1注目点である描画オブジェクトBが表示されることで、両描画オブジェクトの関係性の把握が容易となる(図15も参照)。またこのとき、上側の第2描画画面と下側の第1描画画面との相対位置関係は維持されている。
また、第2背景描画オブジェクトは単色のクリーム色として説明したが、図16において、描画オブジェクトa付近はクリーム色で、描画オブジェクトc付近はピンク色になるようにグラデーションがかかっている場合は、(1a)、(2a)、(3a)の描画背景色は、同一のピンクに近い色である。
以上に示したカーテンスライドでは、第2描画オブジェクトの表示位置を変更することなく第2描画画面をスライドすることによって、下側の第1描画画面が見える範囲を変化させるものである。ここではカーテンスライドで表示面右方向にスライドアウトする例を説明したが、スライド方向は左右上下といった一様な方向に限らず、ユーザのタッチ位置を中心として放射上にスライドが進行するものでも良い。また、スライド進行時に第2描画画面を点滅させたりフェード表示するなど、様々なバリエーションが考えられる。
また、以上に示したスライド方法は、ユーザが第2描画画面が表示されているエリアのどこをタッチ等して操作してもスライド操作できたが、スライド操作を受け付ける第2描画画面の表示範囲を限定しても良い。例えば、第2描画画面の表示範囲のうち、第1描画画面との境界の近傍領域のみをスライド操作を受け付ける領域としても良い。
また、アイコン等でスライド操作を受け付けるエリアを表示しても良い。この場合、引きずり操作、飛ばし操作、単なるタッチ操作による通常の操作遷移を並存して受けつけることが可能となり、使い勝手の良い装置を提供することができる。
また、上記の例では第2背景描画オブジェクトを描画画面と同一の大きさのクリーム色の矩形オブジェクトとした。しかし背景描画オブジェクトの形状は矩形に拘るものではなく、台形、楕円形、または穴あきオブジェクトであっても良い。また背景描画オブジェクトの色彩は淡色に拘るものではなく、グラデーションや模様を描くものであればデザインの良い表示を提供できる。
又、上記の例では第1描画オブジェクトおよび第2描画オブジェクトはそれぞれ第1情報格納部2、第2情報格納部3に格納されているとして説明したが、全体制御部402がソフトウェア処理により双方または一方の描画オブジェクトを生成しても良い。例えば、自車位置マークなどは全体制御部402がプログラムで生成しても良い。また、双方もしくは一方の背景描画オブジェクトを全体制御部402がソフトウェア処理で生成しても良い。
また、上記の例では矩形の描画オブジェクトである背景描画オブジェクトを描画画面にレンダリングする方法を説明したが、背景描画オブジェクトの生成方法はこの方法に拘るものではない。例えば、描画画面そのものが背景描画オブジェクトに相当する背景色を生成する機能を有する場合は、全体制御部402がソフトウェア処理によって第1描画画面保持部及び第2描画画面保持部の背景色を設定してよい。
また、ハードウェア構造もしくはソフトウェア処理上、第1描画画面および第2描画画面の背景色の設定を合成描画部407が入力して生成する場合は、全体制御部402がソフトウェア処理によって、それぞれの背景色を設定しても良い。
なお、本明細書における描画オブジェクトは、上記のようなソフトウェア処理によって最終的に入力兼表示部1に表示される表示物も含む概念である。
<部分スライド>
ここまでは主に第2描画画面全体をスライドすることについて説明したが、第2描画画面の一部のエリアを指定して指定エリアをスライドする、いわゆる部分スライドを行っても良い。部分スライド例を図17に示す。なお、以下にはボードスライドで部分スライドを行う場合について説明するが、他のスライド方法を用いても良い。
図17は、平面地図を表示する第1描画画面と、当該平面地図と同一の地理的範囲の立体地図を表示する第2描画画面の重ね表示例を示している。なお、第1描画画面の平面地図には、第2描画画面の立体地図よりも詳しいPOI情報を表示しても良い。
図17(a)では、第1描画画面の全面に第2描画画面が重ねられており(全重ね状態)、表示画面上には第2描画画面のみが表示されている。ここで、第2描画画面は交差点を基点として左上のエリアU1、右上のエリアU2、左下のエリアU3、右下のエリアU4と4つのエリアに分割されている。
ユーザがエリアU4にタッチし、右方向に引きずり操作を行うと、エリアU4だけがスライドエリアとして選択され、表示画面右方向にボードスライドされる。図17(b)は、エリアU4をスライド距離X0=dだけスライドさせた状態を示している。エリアU4のスライドに伴い、第2描画画面のエリアU4によって隠されていた第1描画画面Dが表示される。図17(c)は、さらにスライドが経過してエリアU4が完全スライドアウトした状態を示している。
このように、エリアU4を除去した領域で第1描画画面Dが表示される。第2描画画面をスライドすると、スライドされた描画画面の表示地点と同じ地点の平面地図を表示する第1描画画面が表示されるので、ユーザは両描画画面における地図情報間の関係性を把握しやすい。また、エリアU2はそのままにエリアU4だけを除去することにより、エリアU4の3次元建物表示によって隠されていたエリアU4に面するエリアU2の情報が見えるようになるので、ユーザの欲する情報を提示できるという効果を奏する。さらに、ユーザはエリアU1〜U4のうち任意のエリアをスライドさせることが出来るので、必要なエリアだけスライドさせることによってユーザの利便性は向上する。
以上の部分スライド動作を、図18のフローチャートに沿って説明する。地図表示装置が電源ONになると、入力兼表示部1に初期画面が表示される(ステップST20)。初期画面は通常のタッチ操作を受け付ける通常表示モードとする。
次にステップST21において、入力兼表示部1で表示した初期画面にユーザが所定の操作を行い、部分スライド表示モードに遷移する。部分スライド表示モードとは、ユーザが入力兼表示部1に対するジェスチャー操作によって、上側の地図描画画面の所定のエリアをスライド(部分スライド)することが可能なモードのことである。表示モードの変更は、例えばタッチ操作、ボタン操作、アイコン操作、ジェスチャー操作、音声入力等によって行う。
全体制御部402には、表示モードの種類を記憶するパラメータが格納されており、当該パラメータを参照することにより、部分スライド表示モードであるか否かを判断できる。例えば、パラメータの値が所定の閾値より大きいまたは小さいことをもって、部分スライド表示モードであるか否かを判断する。当該パラメータは、例えばアイコン操作や音声入力などのユーザ操作を通して設定されるものであっても良いし、予め設定した条件(車両状態や表示面における表示状態を含む)で自動的に変更されるものであってもよい。また入力兼表示部1の表示画面にアイコン等を表示し、部分スライド表示モードであるか否かをユーザが視認できるようにしても良い。
部分スライド表示モードに遷移したら、ステップST22においてスライド距離X0を0に設定する。
次にステップST23において、第1描画画面および第2描画画面を作成する。当該作成は、ユーザの入力情報に従い、第1情報描画部403および第2情報描画部405において行う。作成した第1描画画面は第1描画画面保持部404に、第2描画画面は第2描画画面保持部406に、それぞれ描画され保持される。なお、第2描画画面は所定の規則に従って複数のエリアに分割される。なお、図20に示すエリア分けは所定の規則の一例であり、主要交差点を基点とする道路5,6に沿って第2描画画面を4つのエリア(U1,U2,U3,U4)に分割している。
次にステップST24において、第2描画画面に対するスライド操作が行われたか否かを検出する。ここでは、入力解析部401がユーザの入力兼表示部1におけるジェスチャー操作を解析することにより、スライド操作を検出する。
ステップST24でスライド操作を検出した場合は、第2描画画面の各エリアのうち、ユーザがスライド操作の初めにタッチした位置を含むエリアをスライドエリアと設定する(ステップST25)。
次にステップST26において、スライド操作に基づきスライド距離X0を更新する。
次にステップST27において、第1描画画面および第2描画画面において表示される描画オブジェクトを更新する。当該更新は、例えば車両の移動に伴って変動する表示内容の変動や、渋滞情報の変動など、時々刻々変化する情報に対応するものである。
次にステップST28において、合成描画部407が、スライド距離X0に従い第1描画画面と第2描画画面から合成描画画面を作成する。そして、入力兼表示部1に合成描画画面を描画する。詳細については後述する。
次にステップST29において、部分スライド表示モードを終了する所定のユーザ操作を入力解析部401が検出したか否かを全体制御部402が判断する。当該操作が検出された場合にはステップST30へ進み、当該操作が検出されない場合にはステップST24へ戻る。部分スライド表示モードの終了は、例えばタッチ操作、ボタン操作、アイコン操作、ジェスチャー操作、音声認識などによって行うことが出来る。
その後、ステップST30において、通常表示モードに遷移し、ステップST21に戻る。
次に、合成描画部407における合成描画画面の作成動作(図18のステップST28)の詳細を図19のフローチャートに沿って説明する。まず、第1描画画面を合成描画画面保持部408に描画する(ステップST280)。
その後、スライド距離X0に従い、第2描画画面を更新する(ステップST281)。スライド距離X0=dである場合には、図21に示すように、スライドエリアをスライド方向にdだけシフトし、当該シフトにより生じる幅dの領域W(d)を透明表示とする。
次に、第2描画画面を、その左端を重なり開始位置と一致するようにして、第1描画画面に重ねて描画する(ステップST282)。図17の例によれば、第2描画画面の左端を第1描画画面の左端に重ね、スライドエリアを除いて両者が全重ね状態となるように描画する。しかし、第1描画画面の一部に第2描画画面を重ねる場合には、所定の重なり開始位置に第2描画画面の左端が一致するようにする。
第2描画画面では領域W(d)が透明表示されるので、実際の表示画面ではスライドエリアをスライドした領域で下側の第1描画画面が表示される。なお、シフトしたことにより入力兼表示部1の表示面からはみ出すスライドエリアの領域は表示画面に現れない。
<スライドエリアの指定方法>
図22は、ヘディングアップの誘導画面を表示する第2描画画面におけるスライドエリアの指定例を説明する図である。図22において、第1、第2描画画面は共にヘディングアップの誘導経路表示であり、第1描画画面が平面地図表示、第2描画画面が立体地図表示である。第2描画画面は第1描画画面の全体に重ねて表示され、両描画画面が表示する地理的範囲は同一である。
図22(a)では、交差点aで右折して地点dに向かう経路が第2描画画面(及び第1描画画面)に表示されている。ここで、経路a−dは立体形状の地物が重なって表示されるため把握しづらい。そこで、経路a−dを含む周辺範囲を表示する第2描画画面の領域をスライドエリアと設定してスライドさせることによって、平面地図表示の第1描画画面を表示し右折後の経路を把握し易くする。
例えば、全体制御部402は、交差点aまでの経路b−aと、交差点aを右折後の経路a−dと、第2描画画面の表示端b−c及びc−dに囲まれた領域をスライドエリアと設定する。さらに、経路a−dに重なって表示されている立体形状の地物もスライドエリアに含める。
ユーザがスライドエリアにタッチして右方向に引きずり操作を行うと、図22(b)に示すようにスライドエリアは右方向にスライドする。よって、図22(c)に示すように第1描画画面が表示され、右折後の経路a−dを明確に表示することが出来る。
図23は、ノースアップの誘導画面を表示する第2描画画面におけるスライドエリアの指定例を説明する図である。図23において、第1、第2描画画面は共にノースアップの誘導経路表示であり、第1描画画面が平面地図表示、第2描画画面が立体地図表示である。第2描画画面は第1描画画面の全体に重ねて表示され、両描画画面が表示する地理的範囲は同一である。
図23(a)に示すように、第2描画画面(及び第1描画画面)には、南下して交差点aで進行方向に向かって左折し、dに向かう経路が表示されている。ここで、経路a−dは立体形状の地物が重なって表示されるため把握しづらい。そこで、経路a−dを含む周辺範囲を表示する第2描画画面の領域をスライドエリアと設定してスライドさせることによって、平面地図表示の第1描画画面を表示し右折後の経路を把握し易くする。
例えば、交差点aを直進する場合の経路a−bと、交差点aを左折した場合の経路a−dと、第2描画画面の表示端b−c及びc−dに囲まれた領域をスライドエリアと設定する。さらに、経路a−dに重なって表示されている立体形状の地物もスライドエリアに含める。
そして、ユーザがスライドエリアにタッチして右方向に引きずり操作を行うと、図23(b)に示すようにスライドエリアを右方向にスライドさせる。よって、図23(c)に示すように第1描画画面が表示され、右折後の経路を明確に表示することが出来る。
図22,23の例では、経路に立体形状が重なって表示される状態を解消するという観点から一意にスライドエリアが定められたが、右左折する交差点を基点として第2描画画面を複数のエリアに分割した上で、ユーザが選択したエリアをスライドエリアとしてもよい。
道路や経路に沿ってエリア分割を行う場合、その分割数は道路や経路の形状によって異なる。例えば、画面上に交差点が表示されない場合は、直進道路(経路)を境界とする2つのエリアに分割することができる。また、交差点が表示されているが経路としては直進経路のみが表示されている場合には、交差点を基点として4つのエリアに分割しても良いし、直進経路を境界とする2つのエリアに分割しても良い。また、三叉路が表示されている場合は、三叉路に沿って3つのエリアに分割しても良い。
画面上に複数の道路が表示されている場合は、そのうち主要道路(例えば国道)を基点として複数のエリアに分割しても良い。また、主要道路が複数表示されている場合は、各主要道路を基点としてエリア分割を行っても良い。また、経路と経路以外の主要道路の双方が表示されている場合は、それぞれを基点としてエリア分割を行っても良い。
第2描画画面が経路を表示しない自車位置周辺地図表示であって、現在走行中の道路に係る複数の交差点が表示されている場合は、夫々の交差点を基点としてエリア分割を行っても良いし、現在の車両位置から最も近い交差点を基点としてエリア分割を行っても良い。あるいは、過去の走行履歴から仮の経路を推定し、仮の経路上で右左折する交差点を基点にエリア分割を行っても良い。
図22,23では道路(特に経路)に沿ってスライドエリアを設定する方法を示したが、路線や行政区分線に沿ってスライドエリアを設定しても良いし、図24に示すように、池などの曲線形状を有する水系に沿ってスライドエリアを設定しても良い。図24は、平面地図表示の第1描画画面の上に立体地図表示の第2描画画面を重ねた合成描画画面を示している。
図24(a)では、道路a−b、a−d、第2描画画面の外周b−e、d−f、水系の外周e−fに囲まれた領域をスライドエリアと設定する。そして、ユーザがスライドエリアにタッチして右方向に引きずり操作を行い、図24(b)に示すようにスライドエリアを右方向にスライドさせる。すると、図24(c)に示すように第1描画画面が表示され、右折後の経路を明確に表示することが出来る。
あるいは、図24において、スライドエリアを道路a−b、a−d、及び第2描画画面の外周b−c、c−dで囲まれた領域に設定した上で、立体表示されない水系はスライドする必要がないと判断して例外エリアに指定し、例外エリア以外のスライドエリアをスライドするようにしても良い。
また、図25に示すように、ユーザが指定した地点Aを含む所定範囲をスライドエリアとしても良い。この場合、図18のステップST23の第2描画画面作成時にエリア分割は行われない。図25では、ユーザが指定した地点Aを中心とする所定半径の円の内部をスライドエリアと定めているが、矩形やひし形など任意の形状でスライドエリアを定義しても良い。このようなスライドエリアの指定方法では、例えば、高架道路にタッチし、高架道路を中心とする所定半径のスライドエリアをスライドさせることによって、高架道路の下の一般道路を表示するという使い方が可能となる。
また、上記実施例では3D地図と平面地図の組みあわせ例を示したが、第2描画画面を現在の地図、第1描画画面を予め定められた過去の地図(たとえば市町村合併の前の地図)として、カーテンスライドすることにより、スライドエリアに旧地名が表示されるようにしても良い。この例では旧地名が確認されて使い勝手が良い、また第2描画画面は道路は現在の道路であるが地名だけ旧地名を表示するようにしても良い。
<変形例>
入力兼表示部1は、ユーザの入力情報を受け取る入力部と、受け取った入力情報や制御部4による動作制御に基づく地図描画画面を表示する表示部とが一体となった構成であるが、これらの機能を実現する構成が別々に備えられるものであってもよい。また、描画画面上に表示される描画オブジェクトは、地図表示に関するものに限らず、ユーザの要望に応じた様々な描画オブジェクトを表示することが可能である。
なお、本実施の形態のように入力兼表示部1をタッチパネルで実現し、ジェスチャー操作によって描画画面の重なりを変動させれば、容易に操作が可能である。従来の地図表示装置では、タッチパネルに表示された操作アイコンをタッチすることや、機械的なスイッチやダイアル操作によって画面操作が行われており、必ずしも使い勝手の良いユーザインタフェースではなかった。しかし、本発明のように、スマートフォン等の、タッチパネルを有する携帯端末で用いられているジェスチャー操作を採用することによって、使い勝手の良いユーザインタフェースを実現できる。
よって、例えば車両に搭載された地図表示装置のような、操作時間に限りがある環境下で使用される地図表示装置の画面操作に有効である。さらに、描画画面のスライド方向やスライド中の描画画面の表示効果に自由度を設けることによって、画面操作に娯楽的な要素を加えることが出来る。
また、入力兼表示部1は、通常のタッチパネルに限らず、静電容量検出型のタッチパネルを用いて、指の近接および接触を検知可能な3次元タッチパネルであってもよい。
上記の第1情報格納部2および第2情報格納部3は、図1に示すように別の記憶媒体であってもよいし、1つの記憶媒体に双方が含まれる場合であってもよい。また、外部に備えられた記憶媒体と通信することによって、地図情報等を取得する場合であってもよい。
また、本実施の形態ではスライド方法を用いて第2描画画面の一部エリアと第1描画画面との重なり具合を制御することを説明したが、スライド方法以外で重なり具合を制御しても良い。
また、第1、第2描画画面は、表示面全体にかかる大きさである必要はない。
図22や図23では、ユーザが第2描画画面のスライドエリアにタッチして引きずり操作を行うことにより、スライドエリアをスライドすると説明した。しかし、スライドエリアが一意に定まっている場合は、スライドエリア以外にタッチして引きずり操作を行った場合でも、スライドエリアをスライドさせてもよい。あるいは、スライドエリア以外の第2描画画面をタッチして引きずり操作を行った場合には、第2描画画面全体をスライドさせることとして、全体スライドと部分スライドを併用しても良い。
また、スライドエリアは第2描画画面の分割エリアのうちの一つのエリアに限らない。ユーザが第2描画画面の複数の箇所にタッチすることによって、複数のスライドエリアを指定しても良い。指定された複数のスライドエリアは、同時にスライドしても良いし、順番にスライドしても良い。
すなわち、図17の例によれば、エリアU4にタッチしてこれをスライドエリアと指定し、スライドさせた後、エリアU3にタッチしてこれをスライドエリアと指定し、スライドさせても良い。あるいは、2本の指で同時にエリアU3,U4をタッチすることにより両エリアをスライドエリアと指定し、そのまま2本の指で引きずり操作を行うことによって、同時にエリアU3,U4をスライドさせても良い。
また、スライドエリアのスライド方向下流に隣接する他の分割エリアが、スライドエリアのスライドに従動して共にスライドされても良い。
<効果>
本実施の形態の地図表示装置は、第1描画画面と第2描画画面を含む複数の描画画面を、少なくとも部分的に重ね表示可能な地図表示装置である。第1描画画面は少なくとも1つの第1描画オブジェクトを表示し、第2描画画面は少なくとも1つの第2描画オブジェクトを表示する。第1、第2描画オブジェクトの少なくとも一方は、地図情報に関する描画オブジェクトを含む。第1、第2描画画面は、同じまたは異なる大きさである。地図表示装置は、ユーザの描画画面表示に関する操作入力を受け付ける入力部と、入力部で受け付けたユーザの操作入力に応じて、第1、第2描画画面の重なり具合を制御し、第1描画画面と第2描画画面の一部エリアとの重なり部分では、第1、第2描画オブジェクトの一方が他方をマスクして表示部に出力する制御部4とを備える。よって、ユーザにとって使い勝手の良い地図表示を行う事ができる。
また、制御部4は、第2描画画面の一部エリアを第1描画画面に対してスライドさせることによって、第1描画画面と第2描画画面の一部エリアとの重なり具合を連続的に変化させるので、ユーザは両地図の関連性を把握し易い。
また、当該スライドは、描画画面上の描画オブジェクトが、描画画面のスライドに連動してスライド方向に移動するボードスライドと、表示部に表示される描画オブジェクトの位置が変化しないカーテンスライドとを含む。いずれのスライド方式によっても、地図の重なり具合が連続的に変化させることにより、ユーザは両地図の関連性を把握し易い。
また、入力部と表示部とが、タッチパネル付き表示装置の入力兼表示部1として一体に形成されることにより、ユーザの入力操作の利便性が向上する。
また、第1描画画面に対する重なり具合が制御される第2描画画面の一部エリアは、ユーザが指定したエリアである。ユーザは任意のエリアにおいて第2描画画面と第1描画画面のいずれを表示させるかを決定できるので、使い勝手の良い地図表示装置となる。
また、第2描画オブジェクトは地図情報に関する描画オブジェクトであり、第1描画画面に対する重なり具合が制御される第2描画画面の一部エリアは、ユーザが指定した地点を含み、道路、路線、水系、行政区分線、又は表示端によって区切られたエリアである。ユーザが表示を切り替えたい地点を指定することにより、指定した地点を含む所定のエリアが前記一部エリアとして決定されるので、使い勝手の良い地図表示装置となる。
また、本実施の形態の地図表示装置において、第2描画オブジェクトは地図表示に関する描画オブジェクトであり、第1描画画面に対する重なり具合が制御される第2描画画面の一部エリアは、ユーザが指定した地物を中心とする所定サイズかつ所定形状のエリアである。ユーザが表示を切り替えたい地点を指定することにより、指定した地点を含む所定のエリアが前記一部エリアとして決定されるので、使い勝手の良い地図表示装置となる。
また、本実施の形態の地図表示装置において、第1描画オブジェクトは平面地図の誘導経路に関する描画オブジェクトであり、第2情報は立体地図の誘導経路表示に関する描画オブジェクトであって、第1描画画面に対する重なり具合が制御される一部エリアは、誘導経路に重なって表示された地物を含むエリアである。ユーザは当該一部エリアをスライドすることによって、誘導経路に重なって表示されている地物を除去することが出来るので、使い勝手の良い地図表示装置となる。
また、制御部4は、第1描画画面に対する重なり具合が制御される第2描画画面の一部エリア内の所定の地物を重なり制御の対象から除外するので、使い勝手の良い地図表示装置となる。
本実施の形態の地図表示装置方法は、第1描画画面および第2描画画面を含む複数の描画画面を、少なくとも部分的に重ねて表示する地図表示方法である。第1描画画面は少なくとも1つの第1描画オブジェクトを表示し、第2描画画面は少なくとも1つの第2描画オブジェクトを表示し、第1描画オブジェクトと第2描画オブジェクトの少なくとも一方は地図情報に関する描画オブジェクトを含み、第1描画画面および第2描画画面は、同じまたは異なる大きさである。地図表示装置方法は、(a)ユーザの描画画面表示に関する操作入力を受け付けるステップと、(b)複数の描画画面を表示するステップと、(c)ステップ(b)に先立って、ステップ(a)において受け付けたユーザの操作入力に応じて、第1描画画面と第2描画画面の一部エリアとの重なり具合を制御し、当該重なり部分では、第2描画オブジェクトが第1描画オブジェクトをマスクするステップとを備える。よって、ユーザにとって使い勝手の良い地図表示を行う事ができる。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 入力兼表示部、2 第1情報格納部、3 第2情報格納部、4 制御部、401 入力解析部、402 全体制御部、403 第1情報描画部、404 第1描画画面保持部、405 第2情報描画部、406 第2描画画面保持部、407 合成描画部、408 合成描画画面保持部。

Claims (12)

  1. 第1描画画面および第2描画画面を含む複数の描画画面を、少なくとも部分的に重ね表示可能な地図表示装置において、
    前記第1描画画面は、少なくとも1つの第1描画オブジェクトを表示し、
    前記第2描画画面は、少なくとも1つの第2描画オブジェクトを表示し、
    前記第1描画オブジェクトおよび前記第2描画オブジェクトは、地図情報に関する描画オブジェクトを含み、
    前記第1描画オブジェクトと前記第2描画オブジェクトは、互いに同一又は近傍の地理範囲の地図を表示するための描画オブジェクトであり、
    前記第1描画画面および前記第2描画画面は、同じまたは異なる大きさであって、
    ユーザの描画画面表示に関する操作入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部で受け付けたユーザの操作入力に応じて、前記第1描画画面と前記第2描画画面の所定の規則により定められた一部エリアとの重なり具合を制御し、前記第1描画画面および前記第2描画画面の前記一部エリアとの重なり部分では、前記第2描画オブジェクトが前記第1描画オブジェクトをマスクして表示部に出力する制御部とを備えることを特徴とする、
    地図表示装置。
  2. 前記制御部は、前記第2描画画面の前記一部エリアを前記第1描画画面に対してスライドさせることによって、前記第1描画画面と前記第2描画画面の前記一部エリアとの重なり具合を連続的に変化させることを特徴とする、
    請求項1に記載の地図表示装置。
  3. 前記スライドは、
    前記描画画面上の前記描画オブジェクトが、前記描画画面のスライドに連動してスライド方向に移動するボードスライドと、
    前記表示部に表示される前記描画オブジェクトの位置が変化しないカーテンスライドとを含むことを特徴とする、
    請求項2に記載の地図表示装置。
  4. 前記入力部と前記表示部とが、タッチパネル付き表示装置として一体に形成されることを特徴とする、
    請求項1に記載の地図表示装置。
  5. 前記一部エリアは、ユーザが指定したエリアである、
    請求項2に記載の地図表示装置。
  6. 前記第2描画オブジェクトは地図情報に関する描画オブジェクトであって、
    前記一部エリアは、ユーザが指定した地点を含み、道路、路線、水系、行政区分線、又は表示端によって区切られたエリアである、
    請求項2に記載の地図表示装置。
  7. 前記第2描画オブジェクトは地図情報に関する描画オブジェクトであって、
    前記一部エリアは、ユーザが指定した地物を中心とする所定サイズかつ所定形状のエリアである、
    請求項2に記載の地図表示装置。
  8. 前記第1描画オブジェクトは平面地図の誘導経路表示に関する描画オブジェクトであり、
    前記第2描画オブジェクトは立体地図の誘導経路表示に関する描画オブジェクトであって、
    前記一部エリアは、誘導経路に重なって表示された地物を含むエリアである、
    請求項2に記載の地図表示装置。
  9. 前記制御部は、前記一部エリア内の所定の地物を前記重なり制御の対象から除外する、
    請求項2に記載の地図表示装置。
  10. 第1描画画面および第2描画画面を含む複数の描画画面を、少なくとも部分的に重ねて表示する地図表示方法であって、
    前記第1描画画面は、少なくとも1つの第1描画オブジェクトを表示し、
    前記第2描画画面は、少なくとも1つの第2描画オブジェクトを表示し、
    前記第1描画オブジェクトおよび前記第2描画オブジェクトは、地図情報に関する描画オブジェクトを含み、
    前記第1描画オブジェクトと前記第2描画オブジェクトは、互いに同一又は近傍の地理範囲の地図を表示するための描画オブジェクトであり、
    前記第1描画画面および前記第2描画画面は、同じまたは異なる大きさであって、
    (a)入力部がユーザの描画画面表示に関する操作入力を受け付けるステップと、
    (b)表示部が複数の前記描画画面の描画画面表示を行うステップと、
    (c)制御部が、前記ステップ(b)に先立って、前記ステップ(a)において受け付けたユーザの操作入力に応じて、前記第1描画画面と前記第2描画画面の所定の規則により定められた一部エリアとの重なり具合を制御し、前記第1描画画面と前記第2描画画面の前記一部エリアとの重なり部分では、前記第2描画オブジェクトが前記第1描画オブジェクトをマスクするステップとを備えることを特徴とする、
    地図表示方法
  11. 前記ステップ(c)は、前記制御部が前記第2描画画面の前記一部エリアを前記第1描画画面に対してスライドさせることによって、前記第1描画画面と前記第2描画画面の前記一部エリアとの重なり具合を連続的に変化させるステップである、
    請求項10に記載の地図表示方法。
  12. 前記スライドは、
    前記描画画面上の前記描画オブジェクトが、前記描画画面のスライドに連動してスライド方向に移動するボードスライドと、
    表示される前記描画オブジェクトの位置が変化しないカーテンスライドとを含むことを特徴とする、
    請求項11に記載の地図表示方法。
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