JP5556564B2 - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、エンジンと、エンジンにキャリアが接続されると共に車軸にリングギヤが接続されたプラネタリギヤユニットと、プラネタリギヤユニットのサンギヤに接続された発電機と、車軸に接続された電動機と、を備え、発電機を備える発電機駆動部の温度が所定温度以上のときには、発電機駆動部の温度が高いほど小さくなる制限率を発電機目標トルクに乗じて制限発電機目標トルクを計算し、発電機回転速度が所定回転数未満のときに100%で発電機回転数が所定回転数以上のときに発電機回転速度が大きいほど小さくなる制限率をエンジン目標トルクに対して乗じて制限エンジン目標トルクを計算し、制限エンジン目標トルクでエンジンが運転されると共に制限発電機目標トルクで発電機が駆動されながら走行するようエンジンと発電機と電動機とを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、こうした制御により、発電機駆動部の過度の温度上昇や発電機回転速度の過度の上昇を抑制している。
特開2003−111206号公報
こうしたハイブリッド自動車では、一般に、発電機が高温かつ高回転高負荷領域で駆動されるときに発電機の磁石の減磁が生じやすい。このため、発電機駆動部の温度が所定温度以上に至ったときには、発電機の磁石の減磁を抑制するために、磁石の減磁が生じやすい領域で発電機が駆動されないよう発電機回転速度を制限することが考えられるが、この場合、発電機の上限回転速度をどのように定めるかが課題となる。
本発明のハイブリッド自動車は、発電機の温度上昇時に、発電機の上限回転数をより適正に設定することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な二次電池と、走行に要求される要求トルクを設定する要求トルク設定手段と、前記設定された要求トルクに基づくトルクによって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、を備えるハイブリッド自動車において、
前記制御手段は、前記発電機の温度が予め定められた所定温度以上のときには、前記内燃機関に吸入される空気の密度が小さいほど小さくなる傾向に前記内燃機関から出力可能な最大トルクとしての機関最大トルクを設定すると共に該設定した機関最大トルクが前記内燃機関から出力されるときに前記発電機の回転軸に作用するトルクを受け止めるために前記発電機から出力すべきトルクとしての最大対応トルクを設定し、該設定した最大対応トルクが前記発電機の回転子の永久磁石の減磁が想定される減磁領域外となる範囲で前記発電機の上限回転数を設定し、該設定した上限回転数以下の回転数で前記発電機が駆動されるよう制御する手段である、
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、発電機の温度が予め定められた所定温度以上のときには、内燃機関に吸入される空気の密度が小さいほど小さくなる傾向に内燃機関から出力可能な最大トルクとしての機関最大トルクを設定すると共に設定した機関最大トルクが内燃機関から出力されるときに発電機の回転軸に作用するトルクを受け止めるために発電機から出力すべきトルクとしての最大対応トルクを設定する。そして、設定した最大対応トルクが発電機の回転子の永久磁石の減磁が想定される減磁領域外となる範囲で発電機の上限回転数を設定し、設定した上限回転数以下の回転数で発電機が駆動されるよう制御する。これにより、発電機の温度が所定温度以上のときに、予め定められた所定回転数を上限回転数に設定するものに比して上限回転数をより適正に設定することができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される発電機高温時上限回転数設定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 機関最大トルク推定用マップの一例を示す説明図である。 仮上限回転数Nm1maxtmpを設定する様子を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料とするエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪63a,63bにデファレンシャルギヤ62を介して連結された駆動軸32にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば永久磁石が埋め込まれたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備える同期発電電動機として構成されてロータがプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば永久磁石が埋め込まれたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備える同期発電電動機として構成されてロータが駆動軸32に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ50と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット70と、を備える。
エンジンECU24は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26のクランク角を検出する図示しないクランクポジションセンサからのクランクポジションや、エンジン22の吸気管に取り付けられてエンジン22に吸入される空気の温度を検出する温度センサ23からの吸気温度Taなどが入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号(例えば、スロットルバルブの駆動モータや、燃料噴射弁,点火プラグ,可変バルブタイミング機構への駆動信号など)などが出力されている。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバーの操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速V,大気圧センサ89からの大気圧Paなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、ハイブリッド用電子制御ユニット70によって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。エンジン22を運転しながら走行するときには、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに応じて走行のために駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、要求トルクTr*に駆動軸32の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数Nm2や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrv*を計算する。次に、走行用パワーPdrv*からバッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて得られるバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じてエンジン22から出力すべきパワーとしての要求パワーPe*を計算し、エンジン22を効率よく運転することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)と要求パワーPe*とを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。そして、バッテリ50の蓄電割合SOCとバッテリ50の温度Tbとに基づいて定められるバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22から出力されてプラネタリギヤ30のサンギヤに作用するトルクを受け止めるためのトルク(フィードフォワード項)とエンジン22の回転数Neを目標回転数Ne*とするためのトルク(フィードバック項)との和としてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定すると共にモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介して駆動軸32に作用するトルクを要求トルクTr*から減じたトルクをモータMG2のトルク指令Tm2*として設定する。このときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を図2に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤの回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリアの回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2および駆動軸32の回転数であるリングギヤの回転数Nrを示す。また、「ρ」はプラネタリギヤ30のギヤ比を示す。さらに、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1から出力されたトルクTm1が駆動軸32に作用するトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2が駆動軸32に作用するトルクとを示す。以下、説明の都合上、トルクについては、回転数を図2中上方向に上昇させるトルクを正として説明する。こうして設定したエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを実行し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。
エンジン22の運転を停止した状態で走行するときには、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、アクセル開度Accと車速Vとに応じて駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にモータMG2のトルク指令Tm2*に要求トルクTr*を設定する。そして、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。
次に、モータMG1の温度がモータMG1のロータの永久磁石の減磁が生じやすい温度として定められた所定温度以上に至ったときのモータMG1の制御について説明する。一般に、モータMG1は、高温かつ高回転高負荷領域で駆動されると、永久磁石の減磁が生じやすい。このため、実施例では、モータMG1の温度が所定温度以上に至ったときには、減磁が生じやすい領域(以下、減磁領域という)でモータMG1が駆動されないようにモータMG1の回転数Nm1を制限するものとした。
図3は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される発電機高温時上限回転数設定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、モータMG1の温度が所定温度以上のときに所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。発電機高温時上限回転数設定処理ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、まず、大気圧センサ89からの大気圧Paや、吸気温度Taを入力し(ステップS100)、入力した大気圧Paや吸気温度Taに基づいてエンジン22から出力可能な最大トルクとしての機関最大トルクTemaxを推定する(ステップS110)。ここで、吸気温度Taは、温度センサ23により検出されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、機関最大トルクTemaxは、実施例では、大気圧Paと吸気温度Taと機関最大トルクTemaxとの関係を予め実験や解析などによって定めて機関最大トルク推定用マップとして定めておき、大気圧Paと吸気温度Taとが与えられるとマップから対応する機関最大トルクTemaxを導出して推定するものとした。機関最大トルク設定用マップの一例を図4に示す。機関最大トルクTemaxは、図示するように、大気圧Paが小さいほど小さくなり、吸気温度Taが高いほど小さくなる。これは、同一の回転数で同一のスロットル開度のときに、大気圧Paが小さく吸気温度Taが高いほどエンジン22に吸入される空気の密度(空気密度)が小さくなり、エンジン22から出力されるトルクが小さくなるためである。
続いて、エンジン22から機関最大トルクTemaxが出力されるときにプラネタリギヤ30のサンギヤ(モータMG1の回転軸)に作用するトルクを受け止めるためにモータMG1から出力すべきトルクとしての最大対応トルクTm1minを、機関最大トルクTemaxとプラネタリギヤ30のギヤ比ρとを用いて次式(1)により計算する(ステップS120)。式(1)は、上述の図2の共線図から容易に導くことができる。
Tm1min=-ρ・Temax/(1+ρ) (1)
こうして最大対応トルクTm1minを設定すると、設定した最大対応トルクTm1minを用いてモータMG1の上限回転数Nm1の仮の値としての仮上限回転数Nm1maxtmpを設定すると共に(ステップS130)、設定した仮上限回転数Nm1tmpと所定回転数Nm1setとのうち大きい方をモータMG1の上限回転数Nm1maxとして設定して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。ここで、所定回転数Nm1setは、減磁領域全体の最小回転数より若干小さな回転数を用いるものとした。また、仮上限回転数Nm1maxtmpを設定する様子を図5に示す。図5では、減磁領域や所定回転数Nm1setについても併せて示した。仮上限回転数Nm1maxtmpは、実施例では、最大対応トルクTm1minでモータMG1が駆動されるときでも、モータMG1の動作点(トルクTm1,回転数Nm1)が減磁領域外となる許容回転数範囲の上限値やその近傍の値(例えば、減磁領域のうち最大対応トルクTm1minにおける最小回転数よりも若干小さな回転数など)を定めるものとした。したがって、この仮上限回転数Nm1maxtmpには、所定回転数Nm1set以上の回転数が設定されることになる。モータMG1の温度が所定温度以上のときを考えると、固定値を上限回転数Nm1maxを設定する場合(比較例)、モータMG1の永久磁石の減磁を抑制するために、所定回転数Nm1setを上限回転数Nm1maxに設定する必要があるが、大気圧Paや吸気温度Taを考慮して上限回転数Nm1maxを設定する実施例では、大気圧Paや吸気温度Taに応じて上限回転数Nm1maxをより適正に設定することができる。特に、高地など大気圧Paが小さいときや、吸気温度Taが高いときには、機関最大トルクTemaxが小さくなって最大対応トルクTm1minが大きくなり(絶対値として小さくなり)、図5から分かるように、減磁領域外のモータMG1の許容回転数範囲が比較的広くなるため、比較的大きな回転数を上限回転数Nm1maxに設定することができる。そして、トルクTm1が最大対応トルクTm1min以上(トルクTm1の絶対値が最大対応トルクTm1minの絶対値以下)で回転数Nm1が上限回転数Nm1max以下となる範囲内でモータMG1が駆動されながら要求トルクTr*に基づくトルクによって走行するようエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してエンジン22とモータMG1,MG2とを制御することにより、所定回転数Nm1setを上限回転数Nm1maxに設定するものに比して、モータMG1の回転数Nm1の許容範囲の制限をより緩やかなものとしつつモータMG1のロータの永久磁石の減磁を抑制することが可能となる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、モータMG1の温度が所定温度以上のときには、大気圧Paと吸気温度Taとに基づいてエンジン22から出力可能な最大トルクとしての機関最大トルクTemaxを設定し、設定した機関最大トルクTemaxがエンジン22から出力されるときにプラネタリギヤ30のサンギヤに作用するトルクを受け止めるためにモータMG1から出力すべきトルクとしての最大対応トルクTm1minを設定し、設定した最大対応トルクTm1minでモータMG1を駆動するときでもモータMG1の動作点(トルクTm1,回転数Nm1)が減磁領域外となる範囲でモータMG1の仮上限回転数Nm1maxtmpを設定し、設定した仮上限回転数Nm1maxと所定回転数Nm1setとのうち大きい方をモータMG1の上限回転数Nm1maxに設定するから、所定回転数Nm1setを上限回転数Nm1maxに設定するものに比して上限回転数Nm1maxをより適正に設定することができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当し、プラネタリギヤ30が「遊星歯車機構」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「二次電池」に相当し、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸32に出力すべき要求トルクTr*を設定する処理が「要求トルク設定手段」に相当し、モータMG1の温度が所定温度以上のときには、大気圧Paと吸気温度Taとに基づいてエンジン22から出力可能な最大トルクとしての機関最大トルクTemaxを設定し、設定した機関最大トルクTemaxがエンジン22から出力されるときにプラネタリギヤ30のサンギヤに作用するトルクを受け止めるためにモータMG1から出力すべきトルクとしての最大対応トルクTm1minを設定し、設定した最大対応トルクTm1minでモータMG1を駆動するときでもモータMG1の動作点(トルクTm1,回転数Nm1)が減磁領域外となる範囲でモータMG1の仮上限回転数Nm1maxtmpを設定し、設定した仮上限回転数Nm1maxと所定回転数Nm1setとのうち大きい方をモータMG1の上限回転数Nm1maxに設定する図3の発電機高温時上限回転数設定処理ルーチンを実行すると共に、モータMG1が上限回転数Nm1max以下の回転数で回転しながら要求トルクTr*に基づくトルクによって走行するようエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してエンジンECU24やモータECU40に送信するハイブリッド用電子制御ユニット70と、受信した目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに基づいてエンジン22を制御するエンジンECU24と、受信したトルク指令Tm1*,Tm2*に基づいてモータMG1,MG2を制御するモータECU40と、が「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業に利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 温度センサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、32 駆動軸、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、50 バッテリ、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、80 イグニッションスイッチ、82 シフトポジションセンサ、84 アクセルペダルポジションセンサ、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 大気圧センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に3つの回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な二次電池と、走行に要求される要求トルクを設定する要求トルク設定手段と、前記設定された要求トルクに基づくトルクによって走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する制御手段と、を備えるハイブリッド自動車において、
    前記制御手段は、前記発電機の温度が予め定められた所定温度以上のときには、前記内燃機関に吸入される空気の密度が小さいほど小さくなる傾向に前記内燃機関から出力可能な最大トルクとしての機関最大トルクを設定すると共に該設定した機関最大トルクが前記内燃機関から出力されるときに前記発電機の回転軸に作用するトルクを受け止めるために前記機関最大トルクが小さいほど絶対値が小さくなる傾向に前記発電機から出力すべきトルクとしての最大対応トルクを設定し、該設定した最大対応トルクが前記発電機の回転子の永久磁石の減磁が想定される減磁領域外となる範囲で前記最大対応トルクの絶対値が小さいほど大きくなる傾向に前記発電機の上限回転数を設定し、該設定した上限回転数以下の回転数で前記発電機が駆動されるよう制御する手段である、
    ハイブリッド自動車。
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