JP5199652B2 - ハイブリッド車およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関と、車軸に連結された駆動軸に接続されると共に該駆動軸の回転とは独立して回転可能に前記内燃機関の出力軸に接続され電力と動力の入出力により前記出力軸と前記駆動軸とにトルクを入出力可能な電力動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機とを備えるハイブリッド車およびその制御方法に関する。
従来、この種のハイブリッド車としては、エンジンの間欠運転が可能なハイブリッド車において、エンジンの始動と運転の停止の判定をヒステリシスをもって行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド車では、エンジンが運転停止している状態でエンジン要求パワーがエンジン始動判定値を上回ったときにエンジンを始動し、エンジンが運転されている状態でエンジン要求パワーがエンジン始動判定値よりも小さいエンジン停止判定値を下回ったときにエンジンの運転を停止している。
特開2005−42561号公報
上述したハイブリッド車では、エンジンの始動と運転の停止の判定に用いるヒステリシス(エンジン始動判定値とエンジン停止判定値との差)を大きく設定すると、エンジンの始動と運転の停止とが頻繁に生じるのを抑制することができるもののエンジン要求パワーによってはエンジンの運転が効率の低い運転ポイントで継続される場合が生じ、車両全体のエネルギ効率の低下を招く。一方、ヒステリシスを小さく設定すると、エンジンの運転が効率の低い運転ポイントで長時間に亘って継続される状態は回避することができるもののエンジン要求パワーの変化に対してエンジンの停止と運転の停止とが比較的頻繁に生じてしまう。
本発明のハイブリッド車およびその制御方法は、内燃機関の始動と運転の停止とが頻繁に生じるのを抑制すると共に車両のエネルギ効率をより向上させることを主目的とする。
本発明のハイブリッド車およびその制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド車は、
内燃機関と、
車軸に連結された駆動軸に接続されると共に該駆動軸の回転とは独立して回転可能に前記内燃機関の出力軸に接続され、電力と動力の入出力により前記出力軸と前記駆動軸とにトルクを入出力可能な電力動力入出力手段と、
前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、
前記駆動軸に要求される要求トルクを設定する要求トルク設定手段と、
ヒステリシスをもって前記内燃機関の運転と運転停止とを判定する運転停止判定手段と、
運転停止している内燃機関が始動したときには該内燃機関が次に運転停止されるまで該始動からの経過時間が長いほど小さくなる傾向に前記ヒステリシスを設定するヒステリシス設定手段と、
前記内燃機関の運転と判定されたときには該内燃機関の運転を伴って前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう該内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の運転停止と判定されたときには該内燃機関を運転停止すると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明のハイブリッド車では、駆動軸に要求される要求トルクを設定し、ヒステリシスをもって内燃機関の運転と運転停止とを判定し、運転停止している内燃機関が始動したときにはその内燃機関が次に運転停止されるまで始動からの経過時間が長いほど小さくなる傾向にヒステリシスを設定し、内燃機関の運転と判定されたときには内燃機関の運転を伴って要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御し内燃機関の運転停止と判定されたときには内燃機関を運転停止すると共に要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。したがって、内燃機関の始動と運転停止とが頻繁に生じるのを抑制すると共に内燃機関の運転が継続されることに起因する車両のエネルギ効率の低下を抑制することができる。
こうした本発明のハイブリッド車において、前記ヒステリシス設定手段は、運転している内燃機関が運転停止したときには該内燃機関が次に始動されるまで該運転停止からの経過時間が長いほど小さくなる傾向に前記ヒステリシスを設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、より確実に内燃機関の始動と運転停止とが頻繁に生じるのを抑制すると共に内燃機関の運転が継続されることに起因する車両のエネルギ効率の低下を抑制することができる。
また、本発明のハイブリッド車において、前記ヒステリシス設定手段は、前記経過時間が長くなるほど徐々に小さくなるよう前記ヒステリシスを設定する手段であるものとすることもできる。
さらに、本発明のハイブリッド車において、前記設定された要求トルクに基づいて車両に要求される要求パワーを設定する要求パワー設定手段を備え、前記運転停止判定手段は、前記設定された要求パワーに基づいて前記ヒステリシスをもって前記内燃機関の運転と運転停止とを判定する手段であり、前記制御手段は、前記内燃機関の運転と判定されたときには該内燃機関から前記設定された要求パワーが出力されると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう該内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の運転停止と判定されたときには該内燃機関を運転停止すると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、車両に要求される要求パワーに基づいて内燃機関の運転と運転停止とを判定することができる。この態様の本発明のハイブリッド車において、前記運転停止判定手段は、前記内燃機関が運転停止中に前記設定された要求パワーが第1の閾値以上となったときに該内燃機関の運転と判定し、前記内燃機関が運転中に前記設定された要求パワーが前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値未満となったときに該内燃機関の運転停止と判定する手段であり、前記ヒステリシス設定手段は、前記第1の閾値および/または前記第2の閾値を設定する手段であるものとすることもできる。
また、本発明のハイブリッド車において、前記電力動力入出力手段は、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と前記車軸側との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段とを備える手段であるものとすることもできる。
本発明のハイブリッド車の制御方法は、
内燃機関と、車軸に連結された駆動軸に接続されると共に該駆動軸の回転とは独立して回転可能に前記内燃機関の出力軸に接続され電力と動力の入出力により前記出力軸と前記駆動軸とにトルクを入出力可能な電力動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機とを備えるハイブリッド車の制御方法であって、
(a)前記駆動軸に要求される要求トルクを設定し、
(b)ヒステリシスをもって前記内燃機関の運転と運転停止とを判定し、
(c)運転停止している内燃機関が始動したときには該内燃機関が次に運転停止されるまで該始動からの経過時間が長いほど小さくなる傾向に前記ヒステリシスを設定し、
(d)前記内燃機関の運転と判定されたときには該内燃機関の運転を伴って前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう該内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の運転停止と判定されたときには該内燃機関を運転停止すると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド車の制御方法によれば、駆動軸に要求される要求トルクを設定し、ヒステリシスをもって内燃機関の運転と運転停止とを判定し、運転停止している内燃機関が始動したときにはその内燃機関が次に運転停止されるまで始動からの経過時間が長いほど小さくなる傾向にヒステリシスを設定し、内燃機関の運転と判定されたときには内燃機関の運転を伴って要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御し内燃機関の運転停止と判定されたときには内燃機関を運転停止すると共に要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する。したがって、内燃機関の始動と運転停止とが頻繁に生じるのを抑制すると共に内燃機関の運転が継続されることに起因する車両のエネルギ効率の低下を抑制することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両の駆動系全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、演算した残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。図2に電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示し、図3にバッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、エンジン22の間欠運転に伴う動作について説明する。図4はハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,エンジン22の回転数Ne,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,バッテリ50の入出力制限Win,Woutなどの制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン22の回転数Neは図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいて演算されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されたモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて演算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。さらに、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ50の電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)とに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*と車両に要求される要求パワーPe*とを設定する(ステップS110)。要求トルクTr*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する要求トルクTr*を導出して設定するものとした。図5に要求トルク設定用マップの一例を示す。要求パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ50が要求する充放電要求パワーPb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じること(Nr=k・V)によって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ること(Nr=Nm2/Gr)によって求めることができる。
続いて、エンジン22が運転中であるか否かを判定し(ステップS120)、エンジン22が運転中のときには設定した要求パワーPe*がエンジン22を運転停止するための停止判定用閾値Pstop未満か否かを判定する(ステップS130)。ここで、停止判定用閾値Pstopは、後述する停止判定用閾値設定ルーチンによりエンジン22を比較的効率よく運転することができるパワー領域の下限値近傍の値として設定されたものを用いるものとした。
要求パワーPe*が停止判定用閾値Pstop以上のときには、エンジン22の運転を継続すべきと判断し、設定したエンジン22の要求パワーPe*に基づいてエンジン22を運転すべき運転ポイントとしての目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS140)。この設定は、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインと要求パワーPe*とに基づいて行なわれる。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図6に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
次に、エンジン22の目標回転数Ne*とモータMG2の回転数Nm2と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と入力したモータMG1の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1から出力すべきトルク指令Tm1*を計算する(ステップS150)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。エンジン22からパワーを出力している状態で走行しているときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図7に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1から出力されたトルクTm1がリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/ρ (1)
Tm1*=ρ・Te*/(1+ρ)+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt (2)
そして、要求トルクTr*にトルク指令Tm1*を動力分配統合機構30のギヤ比ρで除したものを加えてモータMG2から出力すべきトルクの仮の値である仮トルクTm2tmpを次式(3)により計算し(ステップS160)、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと設定したトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tm2min,Tm2maxを次式(4)および式(5)により計算すると共に(ステップS170)、設定した仮トルクTm2tmpを式(6)によりトルク制限Tm2min,Tm2maxで制限してモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する(ステップS180)。ここで、式(3)は、図7の共線図から容易に導くことができる。
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (3)
Tm2min=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 (4)
Tm2max=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 (5)
Tm2*=max(min(Tm2tmp,Tm2max),Tm2min) (6)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信し(ステップS190)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。こうした制御により、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内でエンジン22を効率よく運転して駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力して走行することができる。
ステップS130で要求パワーPe*が停止判定用閾値Pstop未満であると判定されたときには、エンジン22の運転を停止すべきと判断し、燃料噴射制御や点火制御を停止してエンジン22の運転を停止する制御信号をエンジンECU24に送信してエンジン22を停止すると共に(ステップS200)、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定する(ステップS210)。そして、要求トルクTr*を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したものをモータMG2から出力すべきトルクの仮の値である仮トルクTm2tmpとして設定し(ステップS220)、値0のトルク指令Tm1*を上述の式(4)および式(5)に代入してモータMG2のトルク制限Tm2min,Tm2maxを計算すると共に(ステップS230)、仮トルクTm2tmpを式(6)によりトルク制限Tm2min,Tm2maxで制限してモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS240)、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS250)、本ルーチンを終了する。こうした制御により、エンジン22の運転を停止し、モータMG2からバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力して走行することができる。
ステップS120でエンジン22が運転中ではない、即ちエンジン22が運転停止されていると判定されると、エンジン22の始動中か否か(ステップS260)、要求パワーPe*がエンジン22を始動するための始動判定用閾値Pstart以上であるか否か(ステップS270)、を判定する。ここで、始動判定用閾値Pstartとしては、エンジン22を比較的効率よく運転することができるパワー領域の下限値近傍の値を用いることができるが、頻繁なエンジン22の始動と運転停止とが生じないように上述したエンジン22を運転停止するための停止判定用閾値Pstopより大きな値を用いている。エンジン22の始動中ではなく、要求パワーPe*が始動判定用閾値Pstart未満のときには、エンジン22の運転停止状態を継続すべきと判断し、上述したステップS210〜S250の処理を実行する。
ステップS120でエンジン22が運転停止されていると判定され、ステップS260でエンジン22の始動中ではないと判定され、ステップS270で要求パワーPe*が始動判定用閾値Pstart以上と判定されたときには、エンジン22を始動すべきと判断し、始動時のトルクマップとエンジン22の始動開始からの経過時間tとに基づいてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定する。(ステップS280)。エンジン22の始動時にモータMG1のトルク指令Tm1*に設定するトルクマップの一例とエンジン22の回転数Neの変化の様子の一例とを図8に示す。実施例のトルクマップは、エンジン22の始動指示がなされた時間t11の直後からレート処理を用いて比較的大きなトルクをトルク指令Tm1*に設定してエンジン22の回転数Neを迅速に増加させる。エンジン22の回転数Neが共振回転数帯を通過したか共振回転数帯を通過するのに必要な時間以降の時間t12にエンジン22を安定して回転数Nref以上でモータリングすることができるトルクをトルク指令Tm1*に設定し、電力消費や駆動軸としてのリングギヤ軸32aにおける反力を小さくする。そして、エンジン22の回転数Neが回転数Nrefに至った時間t13からレート処理を用いてトルク指令Tm1*を値0とし、エンジン22の完爆が判定された時間t15から発電用のトルクをトルク指令Tm1*に設定する。ここで、回転数Nrefは、エンジン22の燃料噴射制御や点火制御を開始する回転数である。なお、いまエンジン22を始動するときを考えているから、モータMG1のトルク指令Tm1*にはレート処理に用いるレート値が設定されることになる。
こうしてモータMG1のトルク指令Tm1*を設定すると、要求トルクTr*にモータMG1のトルク指令Tm1*を動力分配統合機構30のギヤ比ρで除したものを加えてモータMG2から出力すべきトルクの仮の値である仮トルクTm2tmpを上述した式(3)により計算し(ステップS290)、上述した式(4)および式(5)を用いてモータMG2のトルク制限Tm2min,Tm2maxを計算すると共に(ステップS300)、仮トルクTm2tmpを上述の式(6)によりトルク制限Tm2min,Tm2maxで制限してモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し(ステップS310)、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する(ステップS320)。
そして、エンジン22の回転数Neが燃料噴射制御や点火制御を開始する回転数Nref以上に至っているか否かを判定する(ステップS330)。いま、エンジン22の始動開始時を考えているから、エンジン22の回転数Neは小さく、回転数Nrefには至っていない。このため、この判定では否定的な結論がなされ、燃料噴射制御や点火制御が開始されることなく本ルーチンを終了する。
エンジン22の始動が開始されると、ステップS260ではエンジン22の始動中であると判定されるから、上述したステップS280〜S320の処理が実行され、エンジン22の回転数Neが燃料噴射制御や点火制御を開始する回転数Nref以上に至るのを待って(ステップS330)、燃料噴射制御と点火制御とが開始されるよう制御信号をエンジンECU24に送信する(ステップS340)。こうした制御により、停止しているエンジン22を始動しながらモータMG2からバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で駆動軸としてのリングギヤ軸32aに要求トルクTr*を出力して走行することができる。エンジン22をモータリングしている状態で走行しているときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を図9に示す。
次に、上述したエンジン22を運転停止するための停止判定用閾値Pstopを設定する処理について説明する。図10は、実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により上述した駆動制御ルーチンと並行して実行される停止判定用閾値設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
停止判定用閾値設定ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、エンジン22が運転中であるか否かを判定し(ステップS400)、エンジン22が運転中でないと判定されたときにはフラグFの値を調べる(ステップS410)。エンジン22が運転中でなくフラグFが値1のときには、エンジン22が運転停止された直後と判断し、フラグFを値0に設定すると共に(ステップS420)、タイマTをリセットする(ステップS430)。タイマTをリセットした後やフラグFが値0のときには、停止判定用閾値Pstopに値P1を設定して(ステップS440)、本ルーチンを終了する。ここで、値P1は、要求パワーPe*の僅かな変化に対してエンジン22の始動と運転停止とが頻繁に生じないよう始動判定用閾値Pstartに対して十分に小さな値として定められている。
ステップS400でエンジン22が運転中であると判定されたときには、フラグFの値を調べ(ステップS450)、フラグFが値0のときには、エンジン22が始動した直後と判断し、フラグFを値1に設定すると共に(ステップS460)、タイマTをスタートする(ステップS470)。タイマTをスタートした後やステップS450でフラグFが値1と判定されたときには、タイマTの値と閾値Trefとを比較し(ステップS480)、タイマTが閾値Tref未満のときにはタイマTの値に基づいて停止判定用閾値Pstopを設定して(ステップS490)、本ルーチンを終了し、タイマTが閾値Tref以上のときには停止判定用閾値Pstopに値P2を設定して(ステップS500)、本ルーチンを終了する。ここで、エンジン22が運転中で且つタイマTの値が閾値Tref未満のときの停止判定用閾値Pstopとしては、タイマTの値と停止判定用閾値Pstopとの関係を予め求めてマップとしてROM74に記憶しておき、タイマTの値が与えられるとマップから対応する停止判定用閾値Pstopを導出して設定するものとした。このマップの一例を図11に示す。停止判定用閾値Pstopは、図示するように、エンジン22が始動した直後からタイマTの値が閾値Tref以上となるまではタイマTの値が大きくなるほど大きくなるよう設定、即ち始動判定用閾値Pstartに近づくようされる。上述したように、要求パワーPe*に対するエンジン22の始動と運転停止とがヒステリシスをもつよう始動判定用閾値Pstartと停止判定用閾値Pstopとを設定するから、要求パワーPe*の僅かな変化に対してエンジン22の始動と運転停止とが頻繁に生じない。しかしながら、こうしたヒステリシスは、要求パワーPe*によってはエンジン22の運転停止が行なわれずにエンジン22の運転が効率の悪い領域で継続させ、燃費の悪化を招いてしまう。そこで、エンジン22が始動した直後はヒステリシスを大きくとってエンジン22を運転停止し難くすることにより短時間のうちにエンジン22の始動と運転停止とが繰り返されないようにする一方、エンジン22が始動してから比較的長い時間が経過したときにはヒステリシスを小さくしてエンジン22を運転停止し易くすることによりエンジン22の運転が長時間に亘って効率の悪い領域で継続されることにより燃費が悪化しないようにしているのである。
図12に、エンジン状態と始動判定用閾値Pstartと停止判定用閾値Pstopの時間変化の様子を示す。図示するように、エンジン22が運転停止している状態で要求パワーPe*が始動判定用閾値Pstart以上となると、エンジン22の始動処理を開始し(時刻t12)、エンジン22の始動処理が完了すると(時刻t22)、停止判定用閾値Pstopは始動判定用閾値Pstartに対して最もヒステリシスを大きくした値P1に設定される。これにより、エンジン22の始動直後では僅かな要求パワーPe*の変化に対してエンジン22は運転停止し難くなる。エンジン22の始動が完了すると、タイマTがスタートし、停止判定用閾値Pstopとしては、タイマTの値が大きくなるに従って徐々に大きくなり、タイマTの値が閾値Tref以上となると(時刻t23)、始動判定用閾値Pstartに対して最もヒステリシスを小さくした値P2に設定される。要求パワーPe*が停止判定用閾値Pstop未満となると(時刻t24)、エンジン22の停止処理を開始し、エンジン22の運転停止が行なわれる。このように、エンジン22が始動してから比較的長い時間が経過すると、エンジン22は運転停止し易くなるから、エンジン22が長時間に亘って効率の悪い領域で運転されることによる燃費の悪化を抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、要求パワーPe*がエンジン22を始動するための始動判定用閾値Pstart以上となってエンジン22を始動した直後ではエンジン22を運転停止するための停止判定用閾値Pstopに始動判定用閾値Pstartに対してヒステリシスを大きくした値P1を設定して要求パワーPe*の変化に対してエンジン22を運転停止し難くし、エンジン22を始動してからの時間経過と共に始動判定用閾値Pstartに対してヒステリシスが小さくなるよう停止判定用閾値Pstopを設定してエンジン22を運転停止し易くするから、頻繁にエンジン22の始動と運転停止とが生じないようにすると共にエンジン22の運転が効率の悪い領域で継続されることによる燃費の悪化を抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、図11に示すように、要求パワーPe*が始動判定用閾値Pstart以上となってエンジン22を始動したときに、その始動からの時間経過と共に直線的に値が大きくなるよう停止判定用閾値Pstopを設定するものとしたが、必ずしも直線的に値が大きくなるよう停止判定用閾値Pstopを設定する必要はなく、曲線的に値が大きくなるよう停止判定用閾値Pstopを設定するものとしてもよいし、段階的に値が大きくなるよう停止判定用閾値Pstopを設定するものとしてもよいし、タイマTが閾値Tref以上となったときに一度に値が大きくなるよう停止判定用閾値Pstopを設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、要求パワーPe*が始動判定用閾値Pstart以上となってエンジン22を始動したときに始動からの時間経過と共に始動判定用閾値Pstartに対してヒステリシスが小さくなるよう停止判定用閾値Pstopを設定するものとしたが、この停止判定用閾値Pstopの設定に加えて要求パワーPe*が停止判定用閾値Pstop未満となってエンジン22を運転停止したときに運転停止からの時間経過と共に停止判定用閾値Pstopに対してヒステリシスが小さくなるよう始動判定用閾値Pstartを設定するものとしてもよい。この場合、運転停止からの時間経過と共に直線的に値が小さくなるよう始動判定用閾値Pstartを設定するものとしてもよいし、曲線的に値が小さくなるよう始動判定用閾値Pstartを設定するものとしてもよいし、段階的に値が小さくなるよう始動判定用閾値Pstartを設定するものとしてもよいし、経過時間が所定時間以上となったときに一度に値が小さくなるよう始動判定用閾値Pstartを設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、要求パワーPe*に基づいてヒステリシスをもってエンジン22の始動と運転停止とを判定するものに適用するものとしたが、車速Vに基づいてヒステリシスをもってエンジン22の始動と運転停止とを判定するものに適用するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、減速ギヤ35を介して駆動軸としてのリングギヤ軸32aにモータMG2を取り付けるものとしたが、リングギヤ軸32aにモータMG2を直接取り付けるものとしてもよいし、減速ギヤ35に代えて2段変速や3段変速,4段変速などの変速機を介してリングギヤ軸32aにモータMG2を取り付けるものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図13の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図13における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図14の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG1と動力分配統合機構30との組み合わせが「電力動力入出力手段」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTr*を設定する図4の駆動制御ルーチンのステップS110を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「要求トルク設定手段」に相当し、エンジン22が運転中に要求パワーPe*と始動判定用閾値Pstartとを比較してエンジン22を運転停止するか否かを判定する図4の駆動制御ルーチンのステップS120,S130やエンジン22が運転停止中に要求パワーPe*と停止判定用閾値Pstopとを比較してエンジン22を始動するか否かを判定するステップS260,S270を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「運転停止判定手段」に相当し、停止判定用閾値Pstopを設定する図10の停止判定用閾値設定ルーチンを実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「ヒステリシス設定手段」に相当し、エンジン22を運転するときにはエンジン22から要求パワーPe*が出力されると共に要求トルクTr*がリングギヤ軸32aに出力されるようエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*とモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してエンジンECU24とモータECU40とに送信し、エンジン22を運転停止するときにはエンジン22を運転停止すると共に要求トルクTr*がリングギヤ軸32aに出力されるようトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してモータECU40に送信するハイブリッド用電子制御ユニット70とエンジン22を制御するエンジンECU24とトルク指令Tm1*,Tm2*に基づいてモータMG1,MG2を制御するモータECU40とが「制御手段」に相当する。また、要求トルクTr*とリングギヤ軸32aの回転数Nrとバッテリ50の充放電要求パワーPb*とに基づいてエンジン22に要求される要求パワーPe*を設定する図4の駆動制御ルーチンのステップS110を実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「要求パワー設定手段」に相当する。モータMG1が「発電機」に相当し、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当する。また、対ロータ電動機230も「電力動力入出力手段」に相当する。ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「電力動力入出力手段」としては、動力分配統合機構30とモータMG1とを組み合わせたものや対ロータ電動機230に限定されるものではなく、内燃機関の出力軸と車軸に連結された駆動軸とに接続され駆動軸側の反力を用いて電力と動力の入出力により内燃機関の出力軸にトルクを入出力可能なものであれば如何なるものとしても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動軸に動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「要求トルク設定手段」としては、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて要求トルクTr*を設定するものに限定されるものではなく、アクセル開度Accだけに基づいて要求トルクを設定するものや走行経路が予め設定されているものにあっては走行経路における走行位置に基づいて要求トルクを設定するものなど、駆動軸に要求される要求トルクを設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「運転停止判定手段」としては、エンジン22が運転中で要求パワーPe*が停止判定用閾値Pstop未満のときにエンジン22の運転停止を判定しエンジン22が運転停止中で要求パワーPe*が始動判定用閾値Pstart以上のときにエンジン22の始動を判定するものに限定されるものではなく、エンジンが運転中で車速が停止判定用閾値未満のときにエンジンの運転停止を判定しエンジンが運転停止中で車速が始動判定用閾値以上のときにエンジンの運転を判定するなど、ヒステリシスをもって内燃機関の運転と運転停止とを判定するものであれば如何なるものとしても構わない。「ヒステリシス設定手段」としては、エンジン22が始動したときからの経過時間(タイマT)が大きくなるほど値P1から値P2に向けて徐々に大きくなるよう停止判定用閾値Pstopを設定するものに限定されるものではなく、運転停止している内燃機関が始動したときには内燃機関が次に運転停止されるまで始動からの経過時間が長いほど小さくなる傾向にヒステリシスを設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70とエンジンECU24とモータECU40とからなる組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「制御手段」としては、エンジン22を運転するときにはエンジン22から要求パワーPe*が出力されると共に要求トルクTr*がリングギヤ軸32aに出力されるようエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*とモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してエンジン22とモータMG1,MG2とを制御しエンジン22を運転停止するときにはエンジン22を運転停止すると共に要求トルクTr*がリングギヤ軸32aに出力されるようトルク指令Tm1*,Tm2*を設定してモータMG1,MG2を制御するものに限定されるものではなく、内燃機関の運転と判定されたときには内燃機関の運転を伴って設定された要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御し、内燃機関の運転停止と判定されたときには内燃機関を運転停止すると共に設定された要求トルクに基づくトルクが駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御するものであれば如何なるものとしても構わない。「要求パワー設定手段」としては、要求トルクTr*とリングギヤ軸32aの回転数Nrとバッテリ50の充放電要求パワーPb*とに基づいてエンジン22に要求される要求パワーPe*を設定するものに限定されるものではなく、要求トルクに基づいて車両に要求される要求パワーを設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「発電機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの発電機としても構わない。「3軸式動力入出力手段」としては、上述の動力分配統合機構30に限定されるものではなく、ダブルピニオン式の遊星歯車機構を用いるものや複数の遊星歯車機構を組み合わせて4以上の軸に接続されるものやデファレンシャルギヤのように遊星歯車とは異なる作動作用を有するものなど、駆動軸と出力軸と発電機の回転軸との3軸に接続され3軸のうちのいずれかに軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力するものであれば如何なるものとしても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車産業に利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 バッテリ50における電池温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を示す説明図である。 エンジン22からパワーを出力している状態で走行しているときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 エンジン22の始動時にモータMG1のトルク指令Tm1*に設定するトルクマップの一例とエンジン22の回転数Neの変化の様子の一例とを示す説明図である。 エンジン22をモータリングしている状態で走行しているときの動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図の一例を示す説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される停止判定用閾値設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 停止判定用閾値設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン状態と始動判定用閾値Pstartと停止判定用閾値Pstopの時間変化の様子を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (6)

  1. 内燃機関と、
    車軸に連結された駆動軸に接続されると共に該駆動軸の回転とは独立して回転可能に前記内燃機関の出力軸に接続され、電力と動力の入出力により前記出力軸と前記駆動軸とにトルクを入出力可能な電力動力入出力手段と、
    前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、
    前記駆動軸に要求される要求トルクを設定する要求トルク設定手段と、
    ヒステリシスをもって前記内燃機関の運転と運転停止とを判定する運転停止判定手段と、
    運転停止している内燃機関が始動したときには該内燃機関が次に運転停止されるまで該始動からの経過時間が長くなるほど徐々に小さくなるよう前記ヒステリシスを設定するヒステリシス設定手段と、
    前記内燃機関の運転と判定されたときには該内燃機関の運転を伴って前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう該内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の運転停止と判定されたときには該内燃機関を運転停止すると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド車。
  2. 前記ヒステリシス設定手段は、運転している内燃機関が運転停止したときには該内燃機関が次に始動されるまで該運転停止からの経過時間が長いほど小さくなる傾向に前記ヒステリシスを設定する手段である請求項1記載のハイブリッド車。
  3. 請求項1または2記載のハイブリッド車であって、
    前記設定された要求トルクに基づいて車両に要求される要求パワーを設定する要求パワー設定手段を備え、
    前記運転停止判定手段は、前記設定された要求パワーに基づいて前記ヒステリシスをもって前記内燃機関の運転と運転停止とを判定する手段であり、
    前記制御手段は、前記内燃機関の運転と判定されたときには該内燃機関から前記設定された要求パワーが出力されると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう該内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の運転停止と判定されたときには該内燃機関を運転停止すると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する手段である
    ハイブリッド車。
  4. 請求項記載のハイブリッド車であって、
    前記運転停止判定手段は、前記内燃機関が運転停止中に前記設定された要求パワーが第1の閾値以上となったときに該内燃機関の運転と判定し、前記内燃機関が運転中に前記設定された要求パワーが前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値未満となったときに該内燃機関の運転停止と判定する手段であり、
    前記ヒステリシス設定手段は、前記第1の閾値および/または前記第2の閾値を設定する手段である
    ハイブリッド車。
  5. 前記電力動力入出力手段は、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と前記車軸側との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段とを備える手段である請求項1ないしいずれか1項に記載のハイブリッド車。
  6. 内燃機関と、車軸に連結された駆動軸に接続されると共に該駆動軸の回転とは独立して回転可能に前記内燃機関の出力軸に接続され電力と動力の入出力により前記出力軸と前記駆動軸とにトルクを入出力可能な電力動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機とを備えるハイブリッド車の制御方法であって、
    (a)前記駆動軸に要求される要求トルクを設定し、
    (b)ヒステリシスをもって前記内燃機関の運転と運転停止とを判定し、
    (c)運転停止している内燃機関が始動したときには該内燃機関が次に運転停止されるまで該始動からの経過時間が長くなるほど徐々に小さくなるよう前記ヒステリシスを設定し、
    (d)前記内燃機関の運転と判定されたときには該内燃機関の運転を伴って前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう該内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御し、前記内燃機関の運転停止と判定されたときには該内燃機関を運転停止すると共に前記設定された要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機とを制御する
    ハイブリッド車の制御方法。
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