JP5511824B2 - 環状アミドキシムまたは環状アミドラゾン基を有する新規なオキサゾリジノン誘導体及びこれを含む医薬組成物 - Google Patents

環状アミドキシムまたは環状アミドラゾン基を有する新規なオキサゾリジノン誘導体及びこれを含む医薬組成物 Download PDF

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Description

本発明は、下記化学式1で表される新しいオキサゾリジノン誘導体、特に、環状アミドキシムまたは環状アミドラゾン基を含む新規なオキサゾリジノン誘導体に関する。
[化学式1]
また、本発明は、化学式1で表される新規なオキサゾリジノン誘導体、そのプロドラッグ、その水和物、その溶媒和物、その異性体及びその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する抗生剤用医薬組成物に関する。
ペニシリンの発見以来、世界の多くの製薬業界では細菌による感染に対抗するβ-ラクタム系抗生剤を始め、スルホンアミド、テトラサイクリン、アミノグリコシド、マクロライド、キノロン、及びグリコペプチドなど、数多い抗生剤が開発してきたが、一方では、抗生剤の誤用及び乱用によって新しい耐性菌または多薬剤(multidrug)耐性菌が絶えず出現しているため、世界的に深刻な問題となっており、国際微生物学会では抗生剤耐性の発達により、近い将来には現在用いられている如何なる抗生剤にも反応しない新しい耐性菌が猖獗することもあり得るという懸念の声が大きい。
一般的に、細菌性病原体はグラム−陽性またはグラム−陰性細菌に分類されることができる。特に、グラム陽性細菌、例えばブドウ球菌、腸球菌、連鎖状球菌及び抗酸菌は、一度生じると病院環境から根絶しにくく、治療も難しい耐性菌株の発生のため、非常に重要である。このような耐性菌株としては、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、メチシリン−耐性凝固酵素−陰性ブドウ球菌(MRCNS、methicillin−resistant coagulase−negative Staphylococci)、ペニシリン耐性肺炎連鎖球菌(penicillin−resistant Streptococcus pneumoniae)及び多重−耐性腸球菌(multiple−resistant Enterococcus faecium)などがある。
前記耐性グラム陽性細菌に対する治療用として、臨床的に効果的な主要抗生剤としてはグリコペプチドの一種であるバンコマイシンが知られている。しかし、バンコマイシンは各種毒性と関連しているだけでなく、1990年代にバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)が出現した以後、バンコマイシン及びその他のグリコペプチド系抗生剤に対する耐性菌が出現している。
また、H.インフルエンザ(Haemophilus influenzae)及びM.カタラーリス(Moraxella catarrhalis)を始め、特定のグラム陰性菌株によって発生する上部呼吸道感染の治療に用いられるβ−ラクタム、キノロン及びマクロライドのような抗菌剤に対してQRSAのような耐性菌株の出現により、新しい構造の誘導体に関する研究が持続的に行われている状況である。
従って、根本的に上述のような抗生剤耐性菌による問題を解決するために、新しい化学的構造と抗菌機作を持った抗生剤の開発が非常に至急な実情であり、このような認識から登場した新しい化学構造の抗生剤が、オキサゾリジノン系化合物である。オキサゾリジノン系抗生剤は、デュポン(Du Pont)社によって1984年初めて報告された後(ヨーロッパ特許公開第127,902号)、多くの製薬会社によって多様なオキサゾリジノン誘導体が報告されている。
これらオキサゾリジノン誘導体は、発酵産物ではなく、経口投与が可能な新しい合成抗生剤であり、現在臨床で用いられる既存の抗生剤とは全く相違する化学的骨格を有しており、タンパク質合成の一番初期段階を抑制することによってメチシリン−耐性黄色ブドウ球菌(MRSA、methicillin−resistant Staphylococcus aureus)、メチシリン−耐性表皮ブドウ球菌(MRSE、methicillin−resistant Staphylococus epidermidis)、キノロン−耐性ブドウ球菌(QRSA、quinolone−resistant Staphylococcus aureus)、バンコマイシン−耐性腸球菌(VRE、vanconycin−resistant Enterococci)及び多剤−耐性ヒト型結核菌(MDRTB、multidrug−resistant Mycobacterium tuberculosis)のように既存の抗生剤に対して耐性を有する菌株、特にグラム陽性菌に対して高い抗菌力を示す特徴を有していると知られている。
オキサゾリジノン環を含むこれらオキサゾリジノン(oxazolidinone)化合物の公知された例としては、一つまたは二つの置換基を有した3−フェニル−2−オキサゾリジノン誘導体が米国特許第4,948,801号、第4,461,773号、第4,340,606号、第4,476,136号、第4,250,318号、第4,128,654号に記載されており、下記化学式Aで表される3−[(モノ置換された)フェニル]−2−オキサゾリジノン誘導体がヨーロッパ特許EP0312000,J.Med.Chem.32,1673(1989),J.Med.Chem.33,2569(1990),Tetrahedron.45,123(1989)などに言及されている。
[化学式A]
また、Pharmacia&Upjohn社では、下記化学式B及び化学式Cのオキサゾリジノン誘導体を合成し(国際特許出願WO93/23384、WO95/14684、WO95/07271)、化学式Bの化合物は最初のオキサゾリジノン系抗生剤である「リネゾリド」であり、米国食品医薬品局(FDA、Food and Drug Administration)の許可を得て「ザイボックス(Zyvox)」という商品名で経口投与及び注射剤として発売された。しかし、従来の合成されたオキサゾリジノン化合物は、幅広い抗菌スペクトラムを有しておらず、毒性があるだけでなく、生体内(in vivo)でその治療効果が減少するという短所を有しており、ザイボックスの場合、水に対する溶解度が約3mg/mlであり、十分ではないため、注射剤としては制限的な方法でのみ用いることができる。
[化学式B]
[化学式C]
また、WO93/09103には、フェニル基の4位にピリジンを含んだチアゾール、インドール、オキサゾール、キノールなどのような複素環を有するフェニルオキサゾリジノン誘導体が開示されているが、複素環の置換基が単純なアルキル基またはアミノ基に過ぎず、薬効もあまり優れていないと知られている。
前記問題点を解決するために、WO01/94342では、フェニル基の4位に多様なピリジンまたはフェニル誘導体を有するフェニルオキサゾリジノン誘導体を合成し、前記合成された化合物の抗菌力を測定した結果、その抗菌スペクトラムが幅広く、抗菌効果も優れるということを確認した。しかし、オキサゾリジノンフェニル基の4位に多様なピリジン誘導体を有するオキサゾリジノン化合物は、ザイボックスよりその抗菌スペクトラムが幅広く、抗菌効果も優れるが、殆どが水に対する溶解度が30μg/ml以下であるため注射剤としては開発が不可能である。
また、化学式Dで表されたTR−700とTR−701は、東亜製薬で開発し、最近Trius Therapeuticsに技術が輸出されて臨床第1相試験に進入したプロドラッグ形態の化合物で、最近もっとも注目を集めている化合物の一つである。TR−701化合物は、TR−700のプロドラッグであり、問題となっていた溶解度の問題を解決し、リネゾリドより優れた抗菌力を示している。しかし、この化合物はリネゾリドより強い毒性(細胞毒性、MAOプロフィール、骨髄抑制など)を有しているため、多くの限界があると予想される。
[化学式D]
上述したように、優れた抗菌効果と満足な溶解度を有し、毒性が低い化合物は、まだ見出していない。
そこで、本発明者らは、既存の抗生剤より優れた抗菌力を有し、経口投与及び注射剤としての開発を容易にする高い溶解度を有する抗生剤を開発するために、新規なオキサゾリジノン誘導体を合成し、本発明による新規なオキサゾリジノン誘導体は、抗菌効果が優れ、抗菌スペクトラムが顕著に向上されたことを確認し、本発明を完成した。
特に、本発明の化合物のような環状アミドキシムや環状アミドラゾン化合物は、まだ研究されていない新しい構造を有する。環形態ではないアミドキシムやアミドラゾンを用いた場合は比較的多く知られているが、本発明のように環形態の環状アミドキシムや環状アミドラゾン化合物はあまり知られていない。このように環形態にすることにより、吸収度を大きく改善することができ、適正な塩基度を有することにより塩の形態を形成することができるため、水に対する溶解度を大きく増加させることができた。このような水に対する溶解度の増加により、プロドラッグの形態を取らなくても注射剤を製造することができ、毒性も大きく表れないことを確認した。
従って、本発明の目的は、新規なオキサゾリジノン誘導体、特に環状アミドキシムや環状アミドラゾン基を導入して、溶解度を増加させた新規なオキサゾリジノン化合物及びその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、新規なオキサゾリジノン誘導体、そのプロドラッグ、その水和物、その溶媒和物、その異性体及びその薬学的に許容される塩を有効成分として含む抗生剤用医薬組成物を提供することにある。
本発明による新規なオキサゾリジノン誘導体は、院内感染肺炎、社会感染肺炎、複雑性皮膚及び皮膚組織感染症、単純性皮膚及び皮膚組織感染症、抗生剤耐性菌株、特にVRE(バンコマイシン−耐性腸球菌)あるいはリネゾリド耐性エンテロコッカス‐フェカーリスによる敗血症などの感染、病源菌にグラム(−)菌が含まれた場合の併用療法などの治療剤として用いられることができる。
本発明は、下記化学式1で表される新規なオキサゾリジノン誘導体、特に環状アミドキシムまたは環状アミドラゾン基を有する新規なオキサゾリジノン化合物に関する。また、本発明は、下記化学式1の新規なオキサゾリジノン誘導体、そのプロドラッグ、その水和物、その溶媒和物、その異性体及びその薬学的に許容される塩を有効成分として含む抗生剤用医薬組成物に関する。
[化学式1]
(前記式中、Rは水素、(C−C)アルキル、または(C−C)シクロアルキルであり;
Yは−O−または−N(R)−であり;
は水素、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、−(CHOC(=O)R11、−(CHC(=O)R12、−(CHC(=S)R12または−SO13であり、前記Rのアルキルは(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、ハロゲン、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルキル(C−C)アルキニル、ヒドロキシ、(C−C)シクロアルキル及びシアノからなる群から選ばれた一つ以上の置換基によってさらに置換され得;
11乃至R13は互いに独立的に、水素、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、アミノ、(C−C)シクロアルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニルまたは(C−C)アルキルカルボニルであり、前記R11乃至R13のアルキル、アルコキシまたはアミノはハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)アルキルカルボニルオキシ及びヒドロキシ(C−C)アルキルから選ばれた一つ以上の置換基によってさらに置換され得;
mは0〜2の整数であり;
及びXは互いに独立的に、水素またはフッ素であり;
Pは−O−または−NH−であるか、または下記構造の5員の芳香族複素環であり;

Qは水素、−C(=O)R、−C(=S)R、−C(=O)NRまたは−C(=S)NRであるか、または下記構造から選ばれる5員の芳香族複素環であり;

及びRは互いに独立的に、水素、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)シクロアルキル、(C−C)アルケニルまたは(C−C)アルキニルであり;
及びRは互いに独立的に、水素、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキルまたは(C−C)アルケニルであり;
は水素、ハロゲン、(C−C)アルキルまたは(C−C)シクロアルキルであり;
前記R乃至Rのアルキルは、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、(C−C)アルキルカルボニルオキシ及びアミノからなる群から選ばれた一つ以上の置換基によってさらに置換され得る。)
本明細書において用いられる用語「アルキル」は、直鎖及び分枝状の構造を含む。例えば、(C−C)アルキルは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル及びヘキシルなど、全ての可能な位置及び幾何異性体を含む。
(C−C)シクロアルキルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロプロピルメチルなど、全ての環形態の可能な位置及び幾何異性体を含む。
(C−C)アルケニルの例としては、ビニル、プロペニル、1−及び2−ブテニル、ペンテニルなど、全ての可能な位置及び幾何異性体を含み、(C−C)アルキニルの例としては、アセチレニル、プロパギル、1−プロピニル、2−ペンチニルなど、全ての可能な位置及び幾何異性体を含む。
本発明によるオキサゾリジノン誘導体は、下記化学式2または3で表されることができる。
[化学式2]
[化学式3]
(前記化学式2または3中、R、X、X、P、Qは、前記化学式1での定義と同一である。)
より好ましくは、本発明によるオキサゾリジノン誘導体は、下記化学式4乃至化学式9から選ばれる化合物を含む。
[化学式4]
[化学式5]
[化学式6]
[化学式7]
[化学式8]
[化学式9]
(前記化学式4乃至9中、Rは水素、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、−(CHOC(=O)R11、−(CHC(=O)R12、−(CHC(=S)R12または−SO13であり、前記Rのアルキルは(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、ハロゲン、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルキル(C−C)アルキニル、ヒドロキシ、(C−C)シクロアルキル及びシアノからなる群から選ばれた一つ以上の置換基によってさらに置換され得;
11乃至R13は互いに独立的に、水素、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、アミノ、(C−C)シクロアルキルまたは(C−C)アルキルカルボニルであり、前記R11乃至R13のアルキル、アルコキシまたはアミノはハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)アルキルカルボニルオキシ及びヒドロキシ(C−C)アルキルから選ばれた一つ以上の置換基によってさらに置換され得;
mは0〜2の整数であり;
Pは−O−または−NH−であるか、または下記構造の5員の芳香族複素環であり;

Qは水素、−C(=O)R、−C(=S)R、−C(=O)NRまたは−C(=S)NRであるか、または下記構造から選ばれる5員の芳香族複素環であり;

及びRは互いに独立的に、水素、(C−C)アルキルまたは(C−C)アルコキシであり;
及びRは互いに独立的に、水素または(C−C)アルキルであり;
前記R乃至Rのアルキルは、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、(C−C)アルキルカルボニルオキシ及びアミノからなる群から選ばれた一つ以上の置換基によってさらに置換され得る。)
本発明による新規なオキサゾリジノン誘導体は、下記の化合物で例示されることができるが、下記の化合物が本発明を限定するものではない。







本発明による新規なオキサゾリジノン誘導体は、環状アミドキシムまたは環状アミドラゾン基を有することにより、生体内の吸収を増進させたり、溶解度を増加させるために、プロドラッグ、水和物、溶媒和物、異性体及び薬学的に許容される塩の形態に製造して用いることができるため、前記のプロドラッグ、水和物、溶媒和物、異性体及び薬学的に許容される塩も本発明の範囲に属する。
本発明による新規なオキサゾリジノン誘導体は薬学的に許容される塩の形態で用いることができ、薬学的に許容される塩は薬学的に許容可能な遊離酸(free acid)によって形成された酸付加塩を含む。酸付加塩は、例えば、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、塩酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩及び、(より好ましくない)臭化水素酸塩を含む。また、塩酸、リン酸及び硫酸とともに形成された塩が適する。また、適する塩は、塩基性塩、例えば、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウム;アルカリ土類金属塩、例えば、カルシウムまたはマグネシウム;有機アミン塩、例えば、トリエチルアミン、モルホリン、N−メチルピペリジン、N−エチルピペリジン、プロカイン、ジベンジルアミン、N、N−ジベンジルエチルアミン、トリス−(2−ヒドロキシエチル)アミン、N−メチル−D−グルタミン及びリシンのようなアミノ酸である。その塩は、対応する陽イオンまたは陰イオンの荷電基の数及び原子価に応じて一つ以上の陽イオンまたは陰イオンを含み得る。好ましい製薬上許容される塩はナトリウム塩である。しかし、製造する間の塩の離脱を容易にするために、製薬上許容可否によって選ばれた溶媒に対してあまり可溶性ではない塩が好ましい。
本発明のオキサゾリジノン誘導体は、溶媒和された形態、例えば水和された形態及び非溶媒和の形態で存在することができ、本発明によるオキサゾリジノン誘導体化合物の溶媒和物は製薬活性を有する全ての溶媒和された形態を含む。
本発明のオキサゾリジノン誘導体は、人間または動物の体内で分解され、本発明の化合物を提供するプロドラッグの形態で投与されることができる。プロドラッグは親化合物の物理的及び(または)薬理学的プロファイルを変更または改善するために用いられることができ、親化合物にプロドラッグを形成することができる適正な基または置換体を導入することによって形成されることができる。プロドラッグの例としては、本発明による化合物の生体内で加水分解が可能であるエステル及びその製薬上許容される塩を含む。
プロドラッグの多様な形態は当業界で公知されており、例えば:
a)文献[Design of Prodrugs、edited by H. Bundgaard、(Elsevier、1985)及びMethods in Enzymology、Vol.42、P.309−396、edited by K.Widder、et al.(Academic Press、1985)];
b)文献[A Textbook of Drug Design and Development、edited by Krogsgaard−Larsen and H.Bundgaard、Chapter 5「Design and Application of Prodrugs」、by H.Bundgaard P.113−191(1991)];
c)文献[H.Bundgaard、Advanced Drug Delivery Reviews、8、1−38(1992)];
d)文献[H.Bundgaard、et al.、Journal of Pharmaceutical Sciences、77、285(1988)];及び
e)文献[N.Kakeya、et al.、Chem Pharm Bull、32、692(1984)]
などの文献を参照することができる。
本発明によるプロドラッグの例としては、下記のような化合物が挙げられる。
前記例のように、ヒドロキシル基にホスホン酸やアセチル基を結合して吸収された後には活性を有する形態に戻るようにする形態にしたり、アミノ酸を結合したり炭酸の形態にする方法などが可能である。このようなプロドラッグは、溶解度が比較的低い場合や吸収度が低い場合に主に用いられ、プロドラッグを用いる場合、溶解度及び吸収度が増加するだけでなく、ADME(absorption、distribution、metabolism、excretion)とPKプロファイルが向上される。
本発明の化合物はオキサゾリジノン環のC−5位置にキラル中心を有する。本発明によるオキサゾリジノン誘導体化合物の好ましい部分立体異性体は化学式1の通りであり、化学式1bのようなエピマーに比べて有利なMAOプロファイルを示す。
<化学式1b>
オキサゾリジノンキラル中心上のエピマーの任意の混合物が用いられる場合、鏡像異性体を単独で用いる場合と製薬上活性を有する同一の効果を得るためには、部分立体異性体の比率を考慮してその使用量を調節することができる。
また、本発明の一部化合物はその置換体の種類によって相違するキラル中心を有することができ、抗菌活性を有する全ての光学及び部分立体異性体及びラセミ体混合物も本発明の範囲に含むことに理解される。光学活性形態の製造法(例えば、再結晶化技術、キラル合成、酵素による分解(resolution)、生体変換またはクロマトグラフィー分離によるラセミ体の分離)及び抗菌活性の測定法などは当業界において公知されている。
本発明で化学式1の化合物またはその塩は、互変異性体化(tautomer)現象を示すことができるため、たとえ本明細書内の化学式または反応式が一つの可能性のある互変異性体形態のみを表しているとしても、本発明は抗菌活性を有する任意の互変異性体の形態を含み、単純に化学式または反応式内に用いられた一つの互変異性体形態のみに限られるものではない。
本発明の特定化合物は、また、同質異像(polymorphism)を示すことができ、抗菌活性を有する任意の同質異像化合物も全て本発明に含まれる。
本発明による新規なオキサゾリジノン誘導体化合物は、その置換体の種類によって公知の多様な方法で製造されることができ、例えば、下記反応式1乃至6で例示された方法によって製造されることができる。下記反応式1乃至6で提示された製造方法は例示にすぎず、特定の置換体により、当業者によって容易に変形することができるため、下記反応式1乃至6で例示された方法が本発明によるオキサゾリジノン化合物の製造方法を限定するものではなく、他に言及しないかぎり、反応式の置換体の定義は前記化学式1での定義と同一である。
本発明による前記化学式1のオキサゾリジノン誘導体化合物は、X、X、Y、P、Qによって夫々異なる方法で合成することができ、化学式1のX及びXのうち一つはふっ素原子(F)で、一つは水素原子(H)である場合において、代表的な合成方法を次の反応式1乃至5で表した。そして、X及びXが全て水素原子(H)であるか、またはふっ素原子(F)である場合は反応式6で表した。
化学式1のYが窒素原子(N−R)である環状アミドラゾン化合物でPがNHである場合の合成方法を下記反応式1と2で表し、Pが芳香族複素環であるトリアゾールである場合の合成方法を下記反応式3で表し、Pが酸素原子(O)である場合の例を反応式4で表した。また、Yが酸素原子(O)である環状アミドキシム化合物の合成方法を下記反応式5で表した。
下記反応式1で表したように、ジフルオロニトロベンゼンをエタノールアミンと反応させて化合物Iを合成し、アルコールとアミンを夫々TBS(t−butyldimethylsilyl)とBoc(tert−butyloxycarbonyloxy)で保護した後(化合物II)、ニトロ基をPd/Cを用いてアミンに還元させ(化合物III)、Cbz−Cl(Benzyl Chloroformate)を用いてcbz(Carboobenzoxy)基を結合して化合物IVを合成した。前記化合物IVを(R)−グリシジルブチレート((R)−glycidyl butyrate)とブチルリチウム(BuLi)で反応させて、キラル(chiral)化合物Vを合成した。前記化合物Vをさらに塩化メタンスルホニル(Ms−Cl)と反応させ(化合物VI)、さらにアジ化ナトリウム(NaN)と反応させて(化合物VII)、水素ガス下でPd/Cでアミンに作った後、さらにCbz−Clを用いてcbz基を結合して化合物VIIIを合成した。前記化合物VIIIを塩酸で処理して保護基bocとtbsを除去し(化合物IX)、さらに塩化メタンスルホニル(Ms−Cl)と反応させて化合物Xを合成した。前記化合物Xをヒドラジンと反応させ(化合物XI)、オルソギ酸メチルエステルと反応させて環状アミドラゾン化合物XIIを合成した。前記化合物XIIで保護基であるcbzを除去し(化合物XIII)、多様なQ基を導入することができ、また、ホルミル基を除去して多様なRを導入した。夫々の詳細な例は実施例に記載した。
<反応式1>
化学式1でQがカルボニル基がない芳香族複素環である場合は、下記の反応式2のように、反応式1で合成した化合物VIにまずP、Q基を導入する方法で合成した。その例として、アミノ−イソオキサゾールとの反応を下記反応式2で表した。化合物VIをbocでアミンが保護されたアミノ−イソオキサゾールと反応させて化合物XIVを合成し、塩酸で保護基bocとtbsを除去した後(化合物XV)、反応式1の同一の方法でメシル化(mesylation)し(化合物XVI)、ヒドラジンと反応させた後(化合物XVII)、オルソギ酸メチルエステルと反応させて環状アミドラゾン化合物を合成した。そして、ホルミル基を除去して多様なRを導入し、夫々の詳細な例は実施例に記載した。
<反応式2>
化学式1でPが芳香族複素環である場合は、下記反応式3で表したように、化学式1のQがHである場合と、Qが水素原子ではない異なる置換基である場合に分けて、1)と2で表した。まず、化学式1のQがHである場合は、反応式1で合成したアジド化合物VIIを2,5−ノルボルナジエン(Norbonadiene)と反応させてトリアゾール化合物XVIIIを合成した後、反応式2のように塩酸で保護基bocとtbsを除去した後(化合物XIX)、メシル化(mesylation)し(化合物XX)、ヒドラジンと反応させた後、オルソギ酸メチルエステルと反応させて環状アミドラゾン化合物を合成した。また、化学式1のQが水素原子ではない異なる置換基である場合は、2)の反応で表したように、ジクロロトシルヒドラゾン(dichlorotosylhydrazone)化合物XXIを合成した後、反応式1の化合物XIIIと反応させて得ることができる。そして、ホルミル基を除去して多様なRを導入し、夫々の詳細な例は実施例に記載した。
<反応式3>
化学式1でPが酸素原子(O)で、Qが水素原子(H)である場合は下記反応式4で表し、Pが酸素原子で、Qが芳香族複素環である場合は前記反応式2のような方法で合成することができる。化学式1でQがHである場合は、前記反応式1で合成した化合物Vのアルコール基をまずベンゾイルで保護した後(化合物XXII)、塩酸でbocとtbs保護基を除去し(化合物XXIII)、メシル化(mesylation)して(化合物XXIV)、ヒドラジンと反応させた(化合物XXV)。ヒドラジンとの反応で保護基のベンゾイル基が除去された化合物XXVが得られ、さらにオルソギ酸メチルエステルと反応させて環状アミドラゾン化合物を合成した。そして、ホルミル基を除去して多様なRを導入し、夫々の詳細な例は実施例に記載した。
<反応式4>
化学式1でYが酸素原子(O)である環状アミドキシム化合物の合成方法を下記反応式5で表した。化学式1でP−QがOHである場合と、そうではない場合との合成方法を1)と2)に区分して表した。
まず、P−QがOHではない場合は1)で表したように、反応式1で合成した化合物VIを前記反応式1乃至4で記述した方法で化学式1のPとQ基を導入して化合物XXVIを合成した後、塩酸で処理してbocとtbs保護基を除去して化合物XXVIIを合成した。前記化合物XXVIIをヒドロキシフタルイミドと光延(Mitsnobu)反応させて化合物XXVIIIを得て、さらにヒドラジンでフタルイミドを除去し、オルソギ酸メチルエステルと反応させて環状アミドキシム化合物が得られた。
次に、P−QがOHである場合は2)で表したように、アルコールにベンゾイルで保護された化合物XXIIIをヒドロキシフタルイミドと光延(Mitsnobu)反応させ(化合物XXIX)、さらにヒドラジンでフタルイミドを除去し、オルソギ酸メチルエステルと反応させて環状アミドキシム化合物を製造した後、さらにヒドラジンでベンゾイル基を除去して得ることができた。この過程で、化合物XXIXをヒドラジンと反応させてフタルイミドを除去する時、ベンゾイルまで除去された化合物も生成され、この化合物をオルソギ酸メチルエステルと反応させても環状アミドキシム化合物が得られた。
<反応式5>
化学式1のX及びXのうち一つはFで、一つはHである場合を前記反応式1乃至5で説明した。X及びXが全て水素原子であるか、または全てフッ素(F)原子である場合は、下記反応式6で表したように、反応式1で出発物質のみジフルオロニトロベンゼンの代わりに、4−フルオロニトロベンゼンあるいは3,4,5−トリフルオロニトロベンゼンを用いて、前記反応式1乃至5と同一の方法で合成することができた。
<反応式6>
本発明の組成物は、経口投与用に適する形態(例えば、錠剤、ロゼンジ、硬質または軟質カプセル剤、水性またはオイル状懸濁剤、乳剤、分散性散剤または顆粒剤、シロップ剤またはエリキシル剤)、局所用に適する形態(例えば、クリーム、軟膏、ゲル、水性またはオイル状溶剤または懸濁剤)、眼内投与用に適する形態、吸入投与用に適する形態(例えば、微細化散剤または液状エーロゾル)、注入投与用に適する形態(例えば、微細化散剤)または非経口投与用に適する形態(例えば、静脈内、皮下、舌下、または筋肉内注射用の水性またはオイル状無菌液、または肛門坐剤)であることができる。
本発明の化合物の他にも、本発明の製薬組成物は、その他の臨床的に有用な抗菌剤(例えば、β−ラクタム、マクロライド、キノロンまたはアミノグリコシド)及び/またはその他の抗炎症剤(例えば、抗真菌性トリアゾールまたはアンホテリシン)から選ばれた一つ以上の公知された薬物を含んでもよく(即ち、ともに製剤することによりなる)または、これら一つ以上の公知された薬物とともに投与することができる。これらは、治療効果を拡大させるために、カルバペネム、例えば、メロペネムまたはイミペネムを含むことができる。本発明の化合物はまた、グラム陰性細菌と抗生物質耐性菌に対して活性を増進させるために、殺菌性透過性増強タンパク質(BPI)生成物または流出ポンプ阻害剤とともに製剤するか、またはこれとともに投与することができる。
本発明の化合物は、ビタミン、例えば、ビタミンB、例えば、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12及び葉酸とともに製剤したり、これとともに投与することもできる。本発明の化合物は、シクロオキシゲナーゼ(COX)阻害剤、特にCOX−2阻害剤とともに製剤したり、これとともに投与することもできる。また、本発明の化合物をグラム−陽性細菌、グラム−陰性細菌に対して活性を有する抗菌剤とともに製剤したり、ともに投与することができる。
本発明の組成物は当該分野で広く公知されている通常の製薬賦形剤を用いて、通常の過程によって得ることができる。従って、経口投与用の組成物は、例えば、一つ以上の着色剤、甘味剤、着香剤及び/または防腐剤を含むことができる。静脈内投与される製薬組成物は、好ましくは(例えば、安定性を向上させるために)、適する殺菌剤、酸化防止剤または還元剤、または適する隔離剤を含むことができる。
経口投与用の組成物は、活性成分を不活性固形希釈剤、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたはカオリンと混合した軟質のゼラチンカプセル剤形態、または活性成分を水またはオイル、例えば、ピーナッツ油、液状パラフィンまたはオリーブ油と混合した軟質のゼラチンカプセル剤形態であることができる。
水性懸濁剤は一般的に、一つ以上の懸濁化剤、例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴム及びアカシアゴム;分散剤または湿潤剤、例えば、レシチン、またはアルキレンオキシドと脂肪酸との縮合生成物(例えば、ステアリン酸ポリオキシエチレン)、またはエチレンオキサイドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物、例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、またはエチレンオキサイドと脂肪酸及びヘキシトールから誘導された部分エステルとの縮合生成物、例えば、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレアート(polyoxyethylene sorbitol monooleate)、またはエチレンオキサイドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物、例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、またはエチレンオキサイドと脂肪酸及びヘキシトールから誘導された部分エステルとの縮合生成物、例えば、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレアート、またはエチレンオキサイドと脂肪酸及びヘキシトール無水物から誘導された部分エステルとの縮合生成物、例えば、ポリエチレンソルビタンモノオレアート(polyethylene sorbitan monooleate)とともに、微細化形態の活性成分を含む。水性懸濁剤は、一つ以上の防腐剤(例えば、エチルまたはプロピルP−ヒドロキシベンゾエート)、酸化防止剤(例えば、アスコルビン酸)、着色剤、着香剤、及び/または甘味剤(例えば、スクロース、サッカリンまたはアスパルテーム)を含むこともできる。
オイル状懸濁剤は、活性成分を植物性オイル(例えば、落花生油、オリーブ油、ゴマ油または椰子油)または鉱油(例えば、液状パラフィン)中に懸濁させることにより製型化することができる。オイル状懸濁剤は、増粘剤、例えば、蜜蝋、軟質パラフィンまたはセチルアルコールを含むこともできる。上述のような甘味剤及び着香剤を加えることにより、風味のよい経口投与用の製剤を提供することができる。これら組成物は、アスコルビン酸のような酸化防止剤を加えることにより保存することができる。
水を加えて水性懸濁剤を製造するための分散性散剤及び顆粒剤は、分散または湿潤剤、懸濁化剤及び一つ以上の防腐剤とともに活性成分を含む。適する分散または湿潤剤及び懸濁化剤は、上述した例示の通りである。甘味剤、着香剤及び着色剤のような付加の賦形剤が存在することもできる。
剤型についての追加情報は、下記文献を参照することができる[参照:Chapter 25.2 in Volume 5 of Comprehensive Medicinal Chemistry(Corwin Hansch;Chairman of Editorial Board)、Pergamon Press 1990]。
単一投与形態を生成するために一つ以上の賦形剤と配合される活性成分の量は、勿論、治療を受ける宿主と特定の投与経路によって多様であろう。例えば、人間に経口投与するための剤型は一般的に、50mg〜5gの活性成分化合物を適正量の賦形剤(組成物の総重量を基準に、約5〜98%であることができる)とともに含むことができる。投与単位形態は一般的に、約200mg〜2gの活性成分を含むことができる。投与経路及び投与レジメンについての追加情報は、下記文献を参照することができる[参照:Chapter 25.3 in Volume 5 of Comprehensive Medicinal Chemistry(Corwin Hansch; Chairman of Editorial Board)、Pergamon Press 1990]。
本発明の適する製薬組成物は、単位投与形態で経口投与するに適する形態、例えば、本発明の化合物を0.1mg〜1g、好ましくは100mg〜1g含む錠剤またはカプセル剤である。特に好ましくは、本発明の化合物を50mg〜800mg、特に100mg〜500mg含む錠剤またはカプセル剤である。
また、本発明の製薬組成物は、静脈内、皮下または筋肉内注射用に適する形態、例えば、本発明の化合物を0.1%w/v〜50%w/v(1mg/ml〜500mg/ml)含む注射剤である。
各患者に、例えば、本発明の化合物を1日0.1mg/kg〜20mg/kgずつ静脈内、皮下または筋肉内投与することができ、該当組成物を1日1回〜4回投与する。また、他の様態では、本発明の化合物を1日1mg/kg〜20mg/kgずつ投与する。静脈内、皮下及び筋肉内用量は、ボーラス注入することにより提供することができる。また、静脈内用量は一定期間に亘って連続的に注入することにより提供することができる。さらに、各患者に1日非経口用量と略等価の1日経口用量を投与することができ、該当組成物を1日1〜4回投与する。
本発明のオキサゾリジノン誘導体は、現在販売されているPharmacia&Upjohn社のリネゾリドに比べて、極めて低い濃度で既存の抗生剤に対して耐性を有する黄色ブドウ球菌とエンテロコッカス‐フェカーリスなどのグラム陽性菌及びヘモフィルス‐インフルエンゼ、モラクセラカタラーリスなどのグラム陰性菌に対して抗菌力を示し、特にリネゾリド耐性エンテロコッカス‐フェカーリスに対して優れた抗菌力を示す。
以下、本発明の理解を容易にするために、好ましい実施例及び試験例を提示する。しかし、下記の実施例及び試験例は本発明の理解をより容易にするために提供されるものにすぎず、下記実施例によって本発明の内容が限定されるものではない。
[製造例1]化合物Iの製造
3,4−ジフルオロニトロベンゼン(158g、0.99mol)をアセトニトリル(800mL)に溶かした後、エタノールアミン(117g、1.9mol)を入れて4時間還流撹拌した。前記反応物を室温に冷やした後、減圧濃縮してジエチルエーテル(diethylether)で固体化(trituration)した後、濾過して黄色の化合物I(199g、0.99mol、100%)を得た。
H NMR(400 MHz、chloroform−d)δ7.97(d、1H、J=8.8Hz)、7.87(dd、1H、J=11.6Hz、J=2.4Hz)、6.65(t、1H、J=8.8Hz)、5.10−4.87(bs、1H)、3.97−3.83(m、2H)、3.43−3.37(m、2H)。
[製造例2]化合物IIの製造
化合物I(100g、0.5mol)、TBS−Cl(t−butyldimethylsilyl chloride、97g、0.65mol)及びイミダゾール(51g、0.75mol)を0℃でジクロロメタン(700mL)に溶かした後、徐々に室温に上げて一晩撹拌した。前記反応物を減圧濃縮した後、エチルアセテートに溶かして0.5 N HClで洗浄し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽和水溶液(brine)で順に洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮し、アルコールにtbs基が付いた化合物を定量的に得た。この化合物をTHF(500mL)に溶かした後、1.2当量のBocOと0.1当量のDMAP(4−dimethylaminopyridine)を入れて3時間室温で撹拌した後、アンモニア水(30mL)を入れてさらに20分間撹拌して減圧濃縮した。濃縮液をさらにエチルアセテートに溶かした後、0.5N HCl、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽和水溶液(brine)で順に洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮し、化合物IIを定量的に得た。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 8.06−7.98(m、1H)、7.95(dd、1H、J=10.2Hz、J=2.4Hz)、7.57(t、1H、J=7.8Hz)、3.80(t、2H、J=5.4Hz)、3.73(t、2H、J=4.8Hz)、1.42(s、9H)、0.81(s、9H)、0.01(s、6H)。
[製造例3]化合物IIIの製造
化合物II(92g、0.22mol)をメタノール(600mL)に溶かした後、Pd/C(6g)を入れて水素風船下で4時間撹拌し、セライト(celite)を用いて濾過した後、減圧濃縮して無色のオイル化合物III(86g)を定量的に得た。
H NMR(400 MHz、chloroform−d)δ 6.99(t、1H、J=12.0Hz)、6.44−6.30(m、2H)、3.81−3.63(m、4H)、3.63−3.52(m、2H)、1.50(s、3H)、1.35(s、6H)、0.86(s、9H)、0.03(s、6H)。
[製造例4]化合物IVの製造
化合物III(86g、0.22mol)をジクロロメタン(300mL)に溶かした後、1N NaOH水溶液(300mL)を入れて撹拌しながら徐々にCbz−Cl(benzyl chloroformate、38mL、0.27mol)を滴下した。室温で1時間撹拌した後、有機層を分離して水で二回洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮して、黄色いオイル化合物IV(116g)を定量的に得た。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.44−7.32(m、6H)、7.18(t、1H、J=8.1Hz)、6.96(d、1H、J=8.4Hz)、6.84−6.66(bs、1H)、5.20(s、2H)、3.82−3.63(m、2H)、3.63−3.58(m、2H)、1.51(s、3H)、1.35(s、6H)、0.86(s、9H)、0.02(s、6H)。
[製造例5]化合物Vの製造
化合物IV(116g、0.22mol)をTHF(400mL)に溶かした後、N−ブチルリチウム(n−butyllithium、2.5M solution in n−Hexane)(90mL、0.23mol)を−78℃で徐々に滴下して20分間撹拌した。(R)−グリシジルブチレート((R)−Glycidyl butyrate、31.5mL、0.23mol)を入れた後、徐々に室温に上げて3時間撹拌し、塩化アンモニウム水溶液でPHを6程度に調節して減圧濃縮した。濃縮液を80%エチルアセテート/ヘキサンに溶かした後、水と塩化ナトリウム飽和水溶液(brine)で順に洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮した。この濃縮液を40%エチルアセテート/ヘキサン溶液でカラムクロマトグラフィーを用いて分離し、無色のオイル化合物V(45g、0.093mol、42%)を得た。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 7.50−7.48(m、1H)、7.30−7.28(m、1H)、7.17−7.16(m、1H)、4.74−4.70(m、1H)、4.03−4.02(m、1H)、3.98(m、2H)、3.75(m、3H)、3.65(m、2H)、1.51(s、3H)、1.36(s、6H)、0.85(s、9H)、0.02(s、6H)。
[製造例6]化合物VIの製造
化合物V(45g、0.093mol)をジクロロメタン(300mL)に溶かした後、トリエチルアミン(26mL、0.186mol)と塩化メタンスルホニル(MsCl、10.9mL、0.14mol)を0℃で順に徐々に滴下して20分間撹拌した。室温に上げた後、1時間撹拌して減圧濃縮した。濃縮液をエチルアセテートに溶かした後、0.5N HCl、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽和水溶液(brine)で順に洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮し、黄色いオイル化合物VI(50g、0.089mol、96%)を得た。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ 7.46(dd、1H、J=11.6Hz、J=2.4Hz)、7.29(m、1H)、7.13(m、1H)、4.94−4.88(m、1H)、4.50−4.39(m、2H)、4.12(m、1H)、3.92(m、1H)、3.72(m、2H)、3.64−3.62(m、2H)、3.08(s、3H)、1.49(s、3H)、1.34(s、6H)、0.83(s、9H)、0.00(s、6H)。
[製造例7]化合物VIIの製造
化合物VI(50g、0.089mol)をDMF(200mL)に溶かした後、NaN(7.16g、0.11mol)を入れて80℃で3時間撹拌した。室温に冷やした後、エチルアセテートで薄め、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽和水溶液(brine)で順に洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮し、無色のオイル性固体化合物VII(47g、0.089mol)を定量的に得た。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 7.48(dd、J=8.2Hz、J=1.4Hz)7.30(m、1H)、7.16(m、1H)、4.81−4.79(m、1H)、4.09−4.08(m、1H)、3.86(m、1H)、3.74(m、2H)、3.62−3.59(m、1H)、1.51(s、3H)、1.36(s、6H)、0.85(s、9H)、0.02(s、6H)。
[製造例8]化合物VIIIの製造
化合物VII(47g、0.089mol)をメタノール(400mL)に溶かした後、Pd/C(3.5g)を入れて水素風船下で4時間撹拌し、セライト(celite)を用いて濾過して減圧濃縮した。この濃縮液をジクロロメタン(130mL)に溶かした後、1N NaOH水溶液(130mL)を入れて撹拌しながら徐々にCbz−Cl(15.5mL、0.11mol)を滴下した。室温で2時間撹拌した後、有機層を分離して水と塩化ナトリウム飽和水溶液(brine)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させた後減圧濃縮し、20%エチルアセテート/ヘキサン溶液でカラムクロマトグラフィーを用いて分離し、淡黄色のオイル化合物VIII(50.5g、0.082mol、92%)を得た。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ 7.46−7.43(m、1H)、7.36−7.35(m、1H)、7.31(s、6H)、7.11(m、1H)、5.09(s、2H)、4.75(m、1H)、4.01(t、1H、J=8.4Hz)、3.76−3.50(m、1H)、1.49(s、3H)、1.34(s、6H)、0.83(s、9H)、0.01(s、6H)。
[製造例9]化合物IXの製造
化合物VIII(50.5g、0.082mol)をジクロロメタン(100mL)に溶かした後、ジオキサン中4N HCl溶液(130mL)を入れ、室温で3時間撹拌した後減圧濃縮し、白色固体の化合物IX(36g、0.082mol)を定量的に得た。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ 7.69(t、1H、J=6.0Hz)、7.44−7.40(m、1H)、7.32(s、6H)、7.09−7.07(m、1H)、6.88(t、1H、J=9.2Hz)、5.03(s、2H)、4.71−4.68(m、1H)、4.08−4.03(m、2H)、3.73−3.69(m、1H)、3.60−3.57(m、3H)、3.39−3.34(m、2H)、3.18−3.15(m、2H)。
[製造例10]化合物XIIの製造
化合物IX(36g、0.082mol)をジクロロメタン(300mL)に溶かした後、トリエチルアミン(34.5mL、0.245mol)と塩化メタンスルホニル(MsCl、9.5mL、0.123mol)を0℃で順に徐々に滴下して10分間撹拌した。室温に上げた後、2時間撹拌してジクロロメタンで薄めた後、水、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽和水溶液(brine)で順に洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮した。このように得られた固体をジエチルエーテル(diethylether)溶媒でさらに固体化(trituration)させて濾過し、白色固体の化合物X(30.5g、0.063mol、77%)を得た。
このように得られた化合物X(20g、0.042mol)をエタノール(100mL)に入れてヒドラジン一水和物(HNNH−HO、50mL)を添加して60℃で2時間撹拌した。この溶液を減圧濃縮し、オイル形態の化合物XI(17.4g、0.042mol)を得た。
このように得られた化合物XI(17.4g、0.042mol)を酢酸(200mL)に入れてオルソギ酸メチルエステル(trimethylorthoformate、100mL)を添加して8時間還流(reflux)させた。この溶液を減圧蒸溜した後、ジクロロメタンに溶かして、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽和水溶液(brine)で順に洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮した。この濃縮液を5%メタノール/ジクロロメタン溶液でカラムクロマトグラフィーを用いて分離し、白色固体の化合物XII(5.8g、0.013mol、31%)を得た。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.52(s、1H)、7.55−7.53(m、1H)、7.30−7.28(m、6H)、7.19−7.18(m、1H)、7.11−7.08(m、1H)、6.86(s、1H)、5.27(t、J=6Hz、1H)、5.08(s、2H)、4.77(m、1H)、4.03−4.00(m、1H)、3.97(t、J=4.8Hz、2H)、3.81−3.76(m、1H)、3.70(t、J=5.1Hz、2H)、3.65−3.60(m、1H)、3.59−3.54(m、1H)。
[製造例11]化合物XIIIの製造
化合物XII(5g、0.011mol)をメタノール(100mL)に溶かした後、Pd/C(0.5g)を入れて水素風船下で4時間撹拌した。セライト(celite)を用いて濾過した後減圧濃縮し、オイル性の固体化合物XIII(3.2g、0.010mol、91%)を得た。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ=8.43(s、1H)、7.65−7.63(m、1H)、7.40−7.36(m、2H)、7.12(s、1H)、4.65−4.62(m、1H)、4.09−4.06(m、1H)、3.89−3.86(m、1H)、3.85(t、J=5.1Hz、2H)、3.70(t、J=4.8Hz、2H)、2.88−2.85(m、1H)、2.82−2.79(m、1H)。
[製造例12]化合物XVの製造
Boc−3−アミノイソオキサゾール(1.22g、6.6mmol)をDMF(40mL)に溶かした後、50%NaH(0.32g、6.6mmol)を入れて30分間撹拌し、化合物VI(3.6g、6.6mmol)をDMF(10mL)に溶かした溶液を徐々に滴下し、80℃で4時間撹拌した。室温に冷やした後、エチルアセテートで薄め、水で二回洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮し、化合物XIV(4.16g、6.4mmol)を得た。
このように得られた化合物XIV(4.16g、6.4mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶かした後、ジオキサン中4N HCl溶液(20mL)を入れて室温で一晩撹拌した後、減圧濃縮してジエチルエーテル(diethylether)溶媒で固体化(trituration)させ、白色固体の化合物XV(2.2g、6.2mmol、94%)を得た。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ 8.39(d、J=2.2Hz、1H)、7.52(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.18(dd、J=8.4Hz、J=1.8Hz、1H)、7.10(t、J=9.3Hz、1H)、6.00(d、J=2.2Hz、1H)、4.86(m、1H)、4.11(t、J=9Hz、1H)、3.80−3.19(m、7H)。
[製造例13]化合物XIXの製造
化合物VII(0.613g、1.2mmol)をジオキサン(10mL)に溶かした後、2,5−ノルボルナジエン(Norbonadiene、0.6mL、6mmol)を入れて4時間還流撹拌した後、室温に冷やした。溶媒を減圧濃縮した後、ジクロロメタンに溶かし、水で洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥させて、トリアゾール化合物XVIIIを98%収率で得た後、製造例9と同一の方法で塩酸処理し、化合物XIX(0.35g、1.1mmol、92%)を得た。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ=8.18(s、1H)、7.77(s、1H)、7.39(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.09−7.00(m、2H)、5.11(m、1H)、4.82(d、J=4.8Hz、2H)、4.18(t、J=9.0Hz、1H)、3.84(m、1H)、3.59(t、J=6.0Hz、2H)、3.19(t、J=6.0Hz、2H)。
[製造例14]化合物XXVII−bの製造
化合物VI(12g、21mmol)をDMF(100mL)に溶かした後、NaN(1.65g、26mmol)を入れて80℃で3時間撹拌した。室温に冷やした後、エチルアセテート/ヘキサン(150mL/30mL)で薄め、蒸溜水(200mL)で3回洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮した後、30%エチルアセテート/ヘキサン溶液でカラムクロマトグラフィーを用いて分離し、化合物VII(9.6g、19mmol、89%)を得た。前記得られた化合物VII(9.6g、19mmol)をメタノール(120mL)に溶かしてPd/C(1g)を入れた後、水素ガス下で4時間撹拌してセライトを用いて濾過し、8.6gのアミン化合物を95%収率で得た。前記アミン化合物(8.6g)をジクロロメタン(120mL)に溶かした後、飽和NaHCO水溶液(40mL)を入れて0℃でチオホスゲン(thiophosgene、1.6mL、21mmol)を添加した後、2時間撹拌した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧蒸溜した後、メタノール(150mL)に溶かして一晩還流撹拌した後、減圧濃縮してカラムクロマトグラフィーを用いて化合物XXVI−b(2.6g、7.6mmol)を得た後、製造例9と同一の方法で塩酸処理し、化合物XXVII−bを定量的に得た。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.35(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、6.99−6.89(m、2H)、6.70(t、J=9.2Hz、1H)、4.93(m、1H)、4.10−3.91(m、6H)、3.88−3.78(m、3H)、3.32(t、J=5.2Hz、2H)。
[製造例15]化合物XXVII−aの製造
化合物VIから、チオホスゲンの代わりにAcOを用いて前記製造例14と同一の方法で化合物XXVII−aの塩酸塩(3.4g、9.8mmol、85 %)を得た。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ 7.69(t、1H、J=6.0Hz)、7.46(dd、1H、J=13.8Hz、J=2.4Hz)、7.41−7.26(m、5H)、7.18−7.11(m、1H)、7.00(t、1H、J=9.6Hz)、6.21−5.73(m、2H)、5.03(s、2H)、4.74−4.66(m、1H)、4.07(t、1H、J=9.0Hz)、3.76−3.70(m、1H)、3.60(t、2H、J=5.7Hz)、3.42−3.33(m、2H)、3.19(t、2H、J=5.7Hz)。
[製造例16]化合物XXVIII−aの製造
化合物XXV−aの塩酸塩(1.69g、4.86mmol)、ヒドロキシフタルイミド(0.83g、5.11mmol)、トリフェニルホスフィン(1.34g、5.11mmol)及びトリエチルアミン(0.7mL、4.87mmol)をTHF(20mL)に入れて撹拌しながらDIAD(Diisopropyl azodicarboxylate、1.15mL、5.84mmol)を徐々に滴下し、3時間室温で撹拌した。前記反応物を濾過した後、濾液を減圧濃縮してカラムクロマトグラフィーを用いて分離し、化合物XXVIII−a(1.49g、3.26mmol、88%)を得た。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ=7.86(m、2H)、7.76(m、2H)、7.38(dd J=8.8、1.6Hz、1H)、7.00(dd J=8.8、1.6Hz、1H)、6.69(t、J=6.0Hz、1H)、6.13(t、J=4.0Hz)、4.92(br s、1H)、4.75(m、1H)、4.42(t、J=3.6Hz、1H)、4.00(t、J=6Hz、1H)、3.70(m、2H)、3.60(m、1H)、3.50(br s、2H)、2.03(s、3H)
LCMS:C2221FNに対して457(M+H)。
[製造例17]化合物XXIIIの製造
化合物V(26g、0.053mol)をジクロロメタン(180mL)に溶かした後、DIPEA(diisopropylethylamine、13mL、0.079mol)と塩化ベンゾイル(Bz−Cl、7.4mL、0.064mol)を0℃で順に徐々に滴下して10分間撹拌した。室温に上げた後、少量のDMAPを入れて2時間撹拌した。この溶液を減圧濃縮してエチルアセテートに溶かし、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽和水溶液(brine)で順に洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮し、化合物XXII(31g、0.053mol)を定量的に得た後、製造例9と同一の方法で塩酸処理し、化合物XXIIIを定量的に得た。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ 7.88(d、J=7.8Hz、2H)、7.63(t、1H、J=7.2Hz)、7.46(t、2H、J=7.2Hz)、7.41(dd、1H、J=13.8Hz、J=2.4Hz)、7.11(d、1H、J=9.0Hz)、6.88(t、1H、J=9.0Hz)、5.02(m、1H)、4.54−4.45(m、2H)、4.16(t、1H、J=9.0Hz)、3.88(m、1H)、3.54(t、2H、J=6.0Hz)、3.13(t、2H、J=6.0Hz)。
前記製造例1乃至17で製造された中間体からの最終化合物の合成法を、下記実施例に示した。
[実施例1]化合物1の製造
前記製造例11で得られた化合物XIII(0.1g、0.31mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶かした後、DIPEA(0.1mL、0.6mmol)及びAcO(0.06mL、0.6mmol)を順に滴下し、2時間室温で撹拌した後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物1を得た(0.098g、0.27mmol、87%)。
H NMR(400 MHz、chloroform−d)δ=8.54(s、1H)、7.59(dd J=13.6、2.4Hz、1H)、7.20(dd、J=13.6、2.4Hz、1H)、7.13(t J=8.8、Hz、1H)、6.88(s、1H)、6.19(t、J=6.0Hz、1H)、4.81(m、1H)、4.05(t、J=8Hz、1H)、3.99(t、J=4.8Hz、2H)、3.80(dd、J=8.8、6.8Hz、1H)、3.73(t、J=4.8Hz、2H)、3.69(m、2H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1618FNに対して364(M+H
[実施例2]化合物2の製造
化合物1(0.7g、1.93mmol)、1,4−ジオキサンに溶かされた4N−塩酸(3mL、12mmol)、Pd/C(70mg)をTHF(20mL)に添加した後、水素ガス下で2時間撹拌し、前記反応物をセライトを用いて濾過して減圧濃縮し、白色固体の標題化合物2を得た(0.72g、1.93mmol、100%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=8.34−8.31(m、2H)、7.68(dd J=13.6、2.4Hz、1H)、7.56(t、J=8.8Hz、1H)、7.41(dd J=13.6、2.4Hz、1H)、4.76(m、1H)、4.15(t、J=8.8Hz、1H)、3.78(m、 、3H)、3.46(m、2H)、3.35(t、J=8.4Hz、2H)、1.83(s、3H)
LCMS:C1518FNに対して336(M+H
[実施例3]化合物3の製造
化合物2(0.11g、0.34mmol)をメタノール(3mL)に溶かした後、DIPEA(0.17mL、1mmol)、ジメチル硫酸(52mg、0.41mmol)を入れて6時間室温で撹拌した後、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物3を得た(29mg、0.083mmol、24%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.52(dd、1H、J=13.8Hz、J=2.4Hz)、7.18−7.62(m、1H)、7.10(t、1H、8.4Hz)、6.90(s、1H)、6.70(t、1H、J=6.0Hz)、4.82−4.75(m、1H)、4.04(t、1H、J=9.0Hz)、3.85(t、2H、J=4.8Hz)、3.82(t、1H、4.8Hz)、3.74−3.60(m、2H)、2.99(t、2H、J=4.8Hz)、2.79(s、3H)、2.02(s、3H)
LCMS:C1620F--Nに対して350(M+H
[実施例4]化合物4の製造
化合物2(0.21g、0.63mmol)をDMF(3mL)に溶かした後、DIPEA(0.17mL、1mmol)、臭化アリル(0.1g、0.8mmol)を入れて6時間室温で撹拌した後、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物4を得た(80mg、0.21mmol、33%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.51(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.15−7.09(m、2H)、6.92(s、1H)、6.18(br t、1H)、6.02(m、1H)、5.30−5.22(m、2H)、4.79(m、1H)、4.05(t、J=9Hz、1H)、3.82(t、J=4.8Hz、2H)、3.79−3.58(m、6H)、3.00(t、J=4.8Hz、2H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1822-1-Nに対して376(M+H
[実施例5]化合物5の製造
化合物2から臭化プロパルギル(Propargyl bromide)を用いて実施例4と同一の方法で標題化合物5を得た(34mg、0.091mmol、43%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.51(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.16−7.11(m、2H)、6.95(s、1H)、6.00(br t、1H)、4.79(m、1H)、4.04(t、J=9Hz、1H)、3.85(t、J=4.8Hz、2H)、3.82(d、J=2.4Hz、2H)、3.79−3.62(m、3H)、3.13(t、J=4.8Hz、2H)、2.31(t、J=2.4Hz、1H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1820F--Nに対して374(M+H
[実施例6]化合物6の製造
化合物2(30mg、0.08mmol)、DIPEA(66uL、0.40mmol)、ヨウ化エチル(ethyl iodide、20uL、0.24mmol)を0℃でジクロロメタン(2mL)に順に入れた後、8時間還流撹拌した。前記反応物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて黄色い泡の標題化合物6を得た(5mg、0.01mmol、13%)。
H NMR(400 MHz、chloroform−d)δ=7.57(dd J=15Hz、1H)、7.18(s、2H)、7.08(s、1H)、6.31(t、J=6.0Hz、1H)、4.83(m、1H)、4.07(t、J=8.0Hz、1H)、3.90(t、J=4.2Hz、2H)、3.83(dd、J=8.0、7.2Hz、1H)、3.74−3.65(m、2H)、3.12(t、J=5.4Hz、3H)、3.05(q、J=6.6Hz、2H)、2.06(s、3H)、1.31(t、J=6.6Hz、3H)
LCMS:C1722FNに対して364(M+H
[実施例7]化合物7の製造
化合物2(0.1g、0.3mmol)をDMF(3mL)に溶かした後、1当量のKCOと2当量のクロロアセトニトリルと触媒量のKIを入れて6時間80℃に加熱した後、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物7を得た(107mg、0.287mmol、96%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.40(dd、1H、J=13.2Hz、J=2.4Hz)、7.01(dd、1H、J=8.4Hz、J=1.2Hz)、6.69(t、1H、J=9.3Hz)、6.14(d、1H、J=5.4Hz)、4.78−4.72(m1H)、4.40(t、2H、J=5.4Hz)、4.00(t、1H、J=9.0Hz)、3.76−3.66(m、2H)、3.61(t、1H、J=6.0Hz)、3.55(t、2H、J=5.4Hz)、3.03(s、3H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1719FNに対して374(M+H
[実施例8]化合物8の製造
化合物2(0.1g、0.3mmol)をDMF(3mL)に溶かした後、1当量のKCOと2当量の1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタンを入れて6時間200℃に加熱した後、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物8を得た(11mg、0.026mmol、9%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.52(dd、1H、J=13.8Hz、J=2.4Hz)、7.18−7.07(m、2H)、6.86(s、1H)、6.32−6.24(m、1H)、4.90−4.76(m、1H)、4.04(t、J=8.7Hz)、3.84(t、2H、J=4.5Hz)、3.81−3.76(m、1H)、3.62−3.52(m、2H)、3.24(t、4.5Hz)、2.02(s、3H)
LCMS:C1719に対して418(M+H)。
[実施例9]化合物9の製造
化合物2(150mg、0.40mmol)、DIPEA(200uL、1.20mmol)、臭化シアン(cyanogen bromide、63mg、0.60mmol)を0℃でジクロロメタン(2mL)に順に入れた後、0.5時間撹拌した。前記反応物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物9を得た(25mg、0.07mmol、17%)。
H NMR(400 MHz、chloroform−d)δ=7.60(dd J=13.2、2.4Hz、1H)、7.20(dd、J=13.2、2.4Hz、1H)、7.13(t J=8.8、Hz、1H)、6.89(s、1H)、4.80(m、1H)、4.05(t、J=9.2Hz、1H)、3.85−3.61(m、2H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1617FNに対して361(M+H
[実施例10]化合物10の製造
化合物2(5mg、0.013mmol)、DIPEA(4uL、0.026mmol)、塩化アセチル(1.5uL、0.02mmol)を0℃でジクロロメタン(2mL)に順に入れた後、1.5時間撹拌した。前記反応物にジクロロメタン(30mL)を添加して飽和された重炭酸ナトリウム水溶液(15mL)で洗い、硫酸マグネシウムを用いて脱水させた後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物10を得た(2mg、0.004mmol、30%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ=7.57(dd J=13.2、2.4Hz、1H)、7.20(dd、J=9.6、2.4Hz、1H)、7.13(t J=9.6、Hz、1H)、6.85(s、1H)、6.03(t、J=6.0Hz、1H)、4.80(m、1H)、4.06(m、2H)、3.79(dd、J=9.0、6.6Hz、2H)、3.71(m、2H)、3.62(m、1H)2.03(s、3H)
LCMS:C1720FNに対して378(M+H
[実施例11]化合物11の製造
化合物2(30mg、0.08mmol)、PyBoP(105mg、0.20mmol)、シアノ酢酸(14mg、0.16mmol)、DIPEA(40uL、0.24mmol)を0℃でDMF(2mL)に順に入れた後、1.5時間室温で撹拌した。前記反応物にジクロロメタン(30mL)を添加して飽和された重炭酸ナトリウム水溶液で3回洗い、硫酸マグネシウムを用いて脱水させた後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物11を得た(5mg、0.01mmol、13%)。
H NMR(400 MHz、chloroform−d)δ=7.61(dd J=13.2、2.8Hz、1H)、7.25(dd、J=13.2、2.8Hz、1H)、7.13(t J=8.8、Hz、1H)、6.85(s、1H)、6.19(t、J=6.0Hz、1H)、4.81(m、1H)、4.07(m、2H)、3.85(m、3H)、3.75(t、J=6.0Hz、2H)、3.68(m、2H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1819FNに対して403(M+H
[実施例12]化合物12の製造
化合物2(200mg、0.54mmol)、PyBoP((1H−benzotriazole−1−yloxy)tripyrrolidinophosphonium hexafluorophosphate、700mg、1.34mmol)、グリコール酸(82mg、1.07mmol)、DIPEA(266uL、1.61mmol)を0℃でDMF(2mL)に順に入れた後、2時間室温で撹拌した。前記反応物にジクロロメタン(100mL)を添加して蒸溜水で3回洗い、硫酸マグネシウムを用いて脱水させた後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物12を得た(83mg、0.21mmol、39%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=8.25(t、J=6Hz、1H)、7.62(dd J=8.8、2.4Hz、1H)、7.37(t、J=8.8Hz、1H)、7.32(dd J=8.8、2.4Hz、1H)、7.07(t、J=2.0Hz、1H)、4.74(m、1H)、4.53(t、J=6.0Hz、1H)、4.32(d、J=6Hz、2H)、4.12(t、J=8.8Hz、1H)、3.89(t、J=4.6Hz、2H)、3.75−3.69(m、3H)、3.40(m、2H)、1.83(s、3H)
LCMS:C1720FNに対して394(M+H
[実施例13]化合物13の製造
化合物2(35mg、0.09mmol)、DIPEA(45uL、0.28mmol)、塩化シクロプロパンカルボニル(13uL、0.14mmol)を0℃でジクロロメタン(3mL)に順に入れた後、1時間室温で撹拌した。前記反応物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物13を得た(13mg、0.03mmol、33%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ=8.25(t、J=6Hz、1H)、7.6(d、J=13.8Hz、1H)、7.39(t、J=9.0Hz、1H)、7.32(d J=13.8Hz、1H)、7.10(m、1H)、4.75(m、1H)、4.12(t、J=9.0Hz、1H)、3.90(s、2H)、3.74(t、J=6.6Hz、1H)、3.70(s、2H)、3.42(t、J=5.4Hz、2H)、2.69(t、J=6.0Hz、1H)、1.83(s、3H)、0.85(d、J=6.0Hz、3H)
LCMS:C1922FNに対して404(M+H
[実施例14]化合物14の製造
化合物2(30mg、0.08mmol)、トリエチルアミン(23uL、0.16mmol)、イソシアン酸トリメチルシリル(63uL、0.40mmol)を0℃でジクロロメタン(3mL)に順に入れた後、2時間室温で撹拌した。前記反応物にジクロロメタン(30mL)を添加して飽和された重炭酸ナトリウム水溶液で2回洗い、硫酸マグネシウムを用いて脱水させた後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物14を得た(8mg、0.02mmol、26%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=8.26(t、J=6.0Hz、1H)、7.60(dd J=15.0、2.4Hz、1H)、7.37−7.30(m、2H)、6.96(d J=2.0Hz、1H)、6.32(s、2H)、4.74(m、1H)、4.12(t、J=8.8Hz、1H)、3.78−3.67(m、4H)、3.40−3.28(m、3H)、1.83(s、3H)
LCMS:C1619FNに対して379(M+H
[実施例15]化合物15の製造
化合物2(500mg、1.35mmol)とカルボニルジイミダゾール(437mg、2.7mmol)を反応させた後、エタノールアミンを用いて実施例6と同一の方法で標題化合物15を得た(25mg、0.059mmol、42%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.69(s、1H)、7.54(dd、1H、J=13.2Hz、J=2.4Hz)、7.16(dd、1H、J=9.0Hz、J=1.8Hz)、7.10−7.08(m、1H)、6.87(t、1H、J=6.0Hz)、6.78(s、1H)、6.72(t、1H、J=6.0Hz)、4.83−7.49(m、1H)、4.04(t、1H、J=9.0Hz)、3.95(t、2H、J=4.8Hz)、3.84−3.78(m、1H)、3.76(t、2H、J=5.4Hz)、3.72(t、2H、J=4.8Hz)、3.67(dd、2H、J=6.0Hz、J=4.8Hz)、2.03(s、3H)
LCMS:C1823FNに対して423(M+H
[実施例16]化合物16の製造
前記実施例2で得られた化合物2から、カルボニルジイミダゾールとジエタノールアミンを用いて実施例15と同一の方法で標題化合物16を得た(15mg、0.032mmol、25%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ 7.70−7.62(m、1H)、7.37−7.30(m、2H)、7.1(s、1H)、4.81−4.76(m、1H)、4.45−4.40(m、2H)、4.14(t、1H、J=9.0Hz)、4.01−3.94(m、2H)、3.82−3.78(m、4H)、3.55(d、2H、J=4.8Hz)、3.48−3.42(m、1H)、3.42−3.38(m、2H)、3.20−3.16(m、2H)、1.94(s、3H)、1.29(t、2H、J=7.2Hz)
LCMS:C2027FNに対して467(M+H
[実施例17]化合物17の製造
化合物2から、ジフルオロ酢酸を用いて実施例11と同一の方法で標題化合物17を得た(31mg、0.075mmol、88%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.61(dd、1H、J=13.2Hz、J=3.0Hz)、7.22(dd、1H、J=9.0Hz、J=2.4Hz)、7.14(t、1H、J=9.0Hz)、6.90(s、1H)、6.77(t、1H、J=53.4Hz)、6.04(t、1H、J=6.3Hz)、4.83−4.79(m、1H)、4.08(t、2H、J=4.8Hz)、4.05(t、1H、J=9.0Hz)、3.88−3.80(m、1H)、3.78(t、2H、J=4.8Hz)、3.75−3.69(m、1H)、3.69−3.60(m、1H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1718に対して414(M+H
[実施例18]化合物18の製造
化合物2(35mg、0.09mmol)、DIPEA(45uL、0.28mmol)、塩化メタンスルホニル(11uL、0.14mmol)を0℃でジクロロメタン(3mL)に順に入れた後、1時間室温で撹拌した。前記反応物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物18を得た(13mg、0.03mmol、33%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ=8.26(t、J=5.4Hz、2H)、7.61(d J=13.8Hz、1H)、7.43(t、J=9.6Hz、1H)、7.33(d J=9.6Hz、1H)、7.21(s、1H)、4.75(m、1H)、4.13(t、J=8.4Hz、1H)、3.84(s、1H)、3.74(t、J=8.4Hz、1H)、3.56(s、2H)、3.41(t、J=5.4Hz、2H)、2.98(s、3H)、1.83(s、3H)
LCMS:C1620FNSに対して414(M+H
[実施例19]化合物19の製造
化合物2(30mg、0.08mmol)、DIPEA(66uL、0.40mmol)、メチルイソチオシアニド(6uL、0.24mmol)を0℃でジクロロメタン(2mL)に順に入れた後、12時間撹拌した。前記反応物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物19を得た(17mg、0.03mmol、38%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ=7.78(s、1H)、7.58(dd J=13.2、2.4Hz、1H)、7.21(dd、J=13.2、2.4Hz、1H)、7.13(t J=8.4、Hz、1H)、6.86(s、1H)、5.96(t、J=6.0Hz、1H)、4.80(m、1H)、4.59(t、J=5.4Hz、2H)、4.05(t、J=7.5Hz、1H)、3.81−3.77(m、3H)、3.71(m、1H)、3.65m、1H)、3.20(d、J=4.8Hz、1H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1721FNSに対して409(M+H
[実施例20]化合物20の製造
化合物2(50mg、0.13mmol)、トリエチルアミン(55uL、0.39mmol)、塩化アミドスルホニル(amidosulfonyl chloride)(145uL、0.26mmol)を0℃でジクロロメタン(3mL)に順に入れた後、12時間室温で撹拌した。前記反応物にジクロロメタン(30mL)を添加して飽和された重炭酸ナトリウム水溶液で2回洗い、硫酸マグネシウムを用いて脱水させた後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物20を得た(5mg、0.01mmol、10%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=8.26(t、J=4.8Hz、1H)7.60(dd J=13.2、2.4Hz、1H)、7.42(t、J=8.8Hz、1H)、7.32(dd、J=13.2、2.4Hz、1H)、7.12(s、1H)、7.05(s、2H)、4.74(m、1H)、4.12(t、J=9.2Hz、1H)、3.81(t、J=5.2Hz、2H)、3.73(dd、J=9.2、6.4Hz、1H)、3.50−3.38(m、4H)、1.83(s、3H)
LCMS:C1519FNSに対して414(M+H
[実施例21]化合物21の製造
化合物2(50mg、0.13mmol)、トリエチルアミン(36uL、0.26mmol)、塩化ジメチルアミノスルホニル(16uL、0.15mmol)を0℃でDMF(1mL)に順に入れた後、12時間室温で撹拌した。前記反応物にジクロロメタン(30mL)を添加して飽和された重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で2回洗い、硫酸マグネシウムを用いて脱水させた後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物21を得た(6mg、0.01mmol、10%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=7.62(dd J=13.2、2.4Hz、1H)、7.19(dd、J=13.2、2.0Hz、1H)、7.12(t、J=8.8Hz、1H)、6.94(s、1H)、6.00(t、J=6.0Hz、1H)、4.80(m、1H)、4.05(t、J=8.8Hz、1H)、3.85(t、J=4.4Hz、2H)、3.79(dd、J=8.8、6.8Hz、1H)、3.71−3.60(m、4H)、3.03(s、6H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1723FNに対して443(M+H
[実施例22]化合物22の製造
化合物2から、実施例11と同一の方法で標題化合物22を得た(36mg、0.085mmol、78%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=8.26(t、J=6.0Hz、1H)、7.50(d、J=13.8Hz、1H)、7.37(t、J=9.0Hz、1H)、7.24(d J=9.0Hz、1H)、5.86(s、1H)、5.61(m、1H)、4.72(m、1H)、4.11(m、1H)、3.72(m、1H)、3.41−3.35(m、2H)、3.08(m、2H)、2.86(m、2H)、1.83(s、3H)、1.31(s、3H)、1.24(s、3H)
LCMS:C1924FNに対して422(M+H
[実施例23]化合物23の製造
化合物2(30mg、0.08mmol)、PyBoP(105mg、0.20mmol)、Boc−Gly−OH(28mg、0.16mmol)、DIPEA(40uL、0.24mmol)を0℃でDMF(2mL)に順に入れた後、1.5時間室温で撹拌した。前記反応物にジクロロメタン(30mL)を添加して蒸溜水(10mL)で3回洗い、硫酸マグネシウムを用いて脱水させた後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで分離し、1,4−ジオキサン(3mL)に溶かされた4N−塩酸を入れた後0.5時間撹拌した。前記反応物を減圧濃縮し、標題化合物23を得た(10mg、0.02mmol、29%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=8.29(t、J=6Hz、1H)、8.10(s、3H)、7.62(dd J=15.0、2.4Hz、1H)、7.40(t、J=8.8Hz、1H)、7.34(dd J=15.0、2.4Hz、1H)、7.20(s、1H)、4.74(m、1H)、4.13(t、J=8.8Hz、1H)、3.99−3.94(m、3H)、3.74(t、J=4.0Hz、2H)、3.42(t、J=4.8Hz、2H)、1.83(s、3H)
LCMS:C1721FNに対して393(M+H
[実施例24]化合物24の製造
化合物2から、ブロモ酢酸エチルを用いて実施例7と同一の方法で標題化合物24を得た(200mg、0.48mmol、34%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.50(dd、1H、J=13.8Hz、J=2.4Hz)、7.13(dd、1H、J=9.0Hz、J=2.4Hz)、7.10(t、1H、J=8.4Hz)、6.89(s、1H)、6.70(t、1H、J=6.0Hz)、4.82−4.79(m、1H)、4.25−4.21(m、2H)、4.04(t、1H、J=9.0Hz)、3.84(t、2H、J=4.2Hz)、3.82−3.80(m、1H)、3.77(s、2H)、3.66(t、2H、J=4.2Hz)、3.24(t、2H、J=4.2Hz)、2.02(s、3H)
LCMS:C1924FNに対して422(M+H
[実施例25]化合物25の製造
化合物24(100mg、0.24mmol)をメタノール(2mL)に溶かした後、0.5mLアンモニア水を入れ、密閉された反応容器で100℃で一晩撹拌した後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで分離して標題化合物25を得た(20mg、0.051mmol、21%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ 8.25(t、1H、J=5.6Hz)、7.56(d、1H、14.0Hz)、7.83−7.26(m、2H)、7.21−7.08(m、2H)、6.91(s、1H)、4.75−4.71(m、1H)、4.11(t、1H、J=9.0Hz)、3.82−3.69(m、3H)、3.50−3.40(m、2H)、3.31(s、2H)、3.03(t、2H、J=4.4Hz)、1.83(s、3H)
LCMS:C1721FNに対して393(M+H
[実施例26]化合物26の製造
化合物24(100mg、0.24mmol)をメタノール(20mL)に溶かした後、メタノール(20mL)に溶かしたヒドロキシルアミン溶液(2.4gのNHOH−HClに2.4gのKOHを入れて濾過して製造した溶液)を入れ、室温で一晩撹拌した後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで分離して標題化合物26を得た(22mg、0.054mmol、23%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ 8.30−8.20(m、1H)、7.35−7.25(m、1H)、7.10−7.00(m、1H)、6.87(s、1H)、5.33−5.28(m、1H)、4.71−7.64(m、1H)、4.11(t、2H、J=9.0Hz)、4.04(t、2H、J=8.4Hz)、3.17(s、2H)、2.91(t、2H、J=6.6Hz)、1.83(s、1H)
LCMS:C1721FNに対して409(M+H
[実施例27]化合物27の製造
前記実施例24で得られた化合物24(110mg、0.22mmol)をTHF(10mL)に溶かした後、2M LiBH溶液(0.2mL、0.4mmol)を入れて室温で3時間撹拌した。少量の水を添加した後、カラムクロマトグラフィーで分離して淡黄色固体の標題化合物27を得た(24mg、0.063mmol、29%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.54(dd、1H、J=13.8Hz、J=2.4Hz)、7.16(dd、1H、J=9.0Hz、J=2.4Hz)、7.12(t、1H、J=8.4Hz)、6.90(s、1H)、5.98(t、1H、J=6.0Hz)、4.87(m、1H)、4.05(t、1H、J=9.0Hz)、3.97(m、2H)、3.85(t、2H、J=4.2Hz)、3.82−3.6(m、3H)、3.07(t、2H、J=4.2Hz)、3.00(m、2H)、2.04(s、3H)
LCMS:C1722FNに対して380(M+H
[実施例28]化合物28の製造
化合物XXVIII−a(0.22g、0.49mmol)、ヒドラジン(一水和物、1mL)をメタノール(10mL)に溶かした後、2時間還流撹拌して減圧濃縮した後、オルソギ酸メチルエステル(5mL)、酢酸(5mL)を入れて4時間還流撹拌した。前記反応物を減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーで分離して白色固体の標題化合物28を得た(32mg、0.10mmol、20%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=8.25(t、J=6Hz、1H)、7.60(dd J=14.0、2.4Hz、1H)、7.46(s、1H)、7.38(t、J=8.8Hz、1H)、7.31(dd J=9.2、2.0Hz、1H)、4.74(m、1H)、4.12(t、J=9.2Hz、1H)、4.04(t、J=3.6Hz、2H)、3.75−3.67(m、3H)、3.41(t、J=5.6Hz、2H)、1.83(s、3H)
LCMS:C1517FNに対して337(M+H
[実施例29]化合物29の製造
化合物2(100mg、0.27mmol)をクロロホルム(3mL)に溶かした後、飽和されたNaHCO水溶液(3mL)を入れ、0℃でチオホスゲン(0.021mL)を入れて30分間撹拌した後、有機層を分離してアンモニア水(1mL)を添加した。この溶液をTHF(10mL)で希釈させた後、減圧蒸溜して溶媒を半分に減らし、さらにアンモニア水(2mL)を入れて室温で一晩撹拌した。この溶液を減圧蒸溜した後、エチルエーテルで固体化して白色固体の標題化合物29を得た(80mg、0.20mmol、74%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ 8.27(t、1H、J=4.8Hz)、7.98(s、1H)、7.62(dd、1H、 、J=13.8Hz、J=2.4Hz)、7.59−7.46(m、1H)、7.42(t、1H、J=9.0Hz)、7.34(d、1H、J=9.0Hz)、7.16(s、1H)、7.51−6.89(bs、2H)、4.79−4.69(m、1H)、4.37(t、2H、J=4.2Hz)、4.13(t、1H、J=9.6Hz)、3.79−3.70(m、3H)、3.42(t、2H、J=4.8Hz)、3.38−3.29(m、1H)、1.83(s、3H)
LCMS:C1619FNSに対して395(M+H
[実施例30]化合物30の製造
化合物2(100mg、0.27mmol)をクロロホルム(3mL)に溶かした後、飽和されたNaHCO水溶液(3mL)を入れ、0℃で0.021mLのチオホスゲンを入れて30分間撹拌した後、有機層を分離して減圧蒸溜し、メタノール(5mL)を添加して室温で一晩撹拌した。この溶液を減圧蒸溜し、カラムクロマトグラフィーで分離して白色固体の標題化合物30を得た(31mg、0.20mmol、74%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ 7.60(dd、1H、J=13.2Hz、J=1.2Hz)、7.25−7.18(m、1H)、7.16(t、1H、J=8.4Hz)、6.96(s、1H)、6.51(bs、1H)、4.86−4.79(m、1H)、4.64−4.54(m、2H)、4.19(s、3H)、4.06(t、1H、J=9.0Hz)、3.88−3.76(m、3H)、3.74−3.66(m、2H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1720FNSに対して410(M+H
[実施例31]化合物31の製造
化合物2から、メタノールの代わりにエタノールを用いて実施例30と同一の方法で標題化合物31を得た(26mg、0.061mmol、32%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ 7.60(d、J=12.0Hz)、7.24−7.18(m、1H)、7.15(t、1H、J=8.4Hz)、6.97(s、1H)、6.32(bs、1H)、4.88−4.76(m、1H)、4.75−4.64(m、2H)、4.64−4.53(m、2H)、4.06(t、1H、J=8.4Hz)、3.88−3.77(m、3H)、3.74−3.60(m、2H)、2.03(s、3H)、1.46(t、3H、J=6.6Hz)
LCMS:C1822FNSに対して424(M+H
[実施例32]化合物32の製造
化合物2から、メタノールの代わりにエチレングリコールを用いて実施例30と同一の方法で標題化合物32を得た(23mg、0.052mmol、22%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.62(dd、1H、J=12.6Hz、J=1.8Hz)、7.23−7.19(m、1H)、7.18(t、1H、9.0Hz)、7.06(s、1H)、6.42(t、1H、J=6.6Hz)、4.96−4.86(bs、1H)、4.86−4.77(m、1H)、4.65(t、2H、J=3.6Hz)、4.59(t、2H、J=4.8Hz)、4.07(t、1H、9.0Hz)、3.98−3.89(m、2H)、3.88−3.79(m、3H)、3.72−3.65(m、2H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1822FNSに対して440(M+H
[実施例33]化合物33の製造
化合物2から、メタノールの代わりにアミノエタノールを用いて実施例30と同一の方法で標題化合物33を得た(16mg、0.036mmol、35%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ 8.28(t、1H、J=5.4Hz)、7.67−7.58(m、1H)、7.43(t、1H、J=9.0Hz)、7.38−7.31(m、1H)、7.20(s、1H)、4.08(t、1H、J=5.4Hz)、4.78−4.70(m、1H)、4.39(t、2H、J=4.8Hz)、4.13(t、1H、J=9.0Hz)、3.81−3.75(m、2H)、3.58(t、2H、J=4.2Hz)、3.53(t、2H、J=5.7Hz)、3.42(t、2H、J=5.4Hz)、1.83(s、3H)
LCMS:C1823FNSに対して439(M+H
[実施例34]化合物34の製造
化合物2(50mg、0.13mmol)をエタノール(5mL)に溶かした後、DIPEA(0.03mL、0.2mmol)、NaF(7mg、0.17mmol)、ジチオ酢酸エチル(0.019mL、0.16mmol)を入れて室温で一晩撹拌した。この溶液を減圧蒸溜した後、カラムクロマトグラフィーで分離して白色固体の標題化合物34を得た(10mg、0.025mmol、19%)。
H NMR(600MHz、CDCl)δ=7.62(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.25−7.21(m、2H)、7.16(t、J=8.4Hz、1H)、6.94(s、1H)、5.93(br t、1H)、4.81(m、1H)、4.73(t、J=5.2Hz、2H)、4.06(t、J=8.8Hz、1H)、3.83−3.62(m、5H)、2.81(s、3H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1720FNSに対して394(M+H
[実施例35]化合物35の製造
前記実施例2で得られた化合物2から、カルボニルジイミダゾールとエタノールを用いて実施例6と同一の方法で標題化合物35を得た(35mg、0.086mmol、65%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.58−7.56(m、1H)、7.19−7.18(m、1H)、7.13−7.10(m、1H)、6.92(s、1H)、6.21(m、1H)、4.80(m、1H)、4.33−4.32(m、2H)、4.06−4.03(m、1H)、3.99(m、2H)、3.81−3.77(m、3H)、3.71−3.66(m、2H)、2.03(s、3H)、1.38(t、J=6.3Hz、3H)
LCMS:C1822FNに対して407(M+H
[実施例36]化合物36の製造
化合物2から、ピルビン酸を用いて実施例11と同一の方法で標題化合物36を得た(14mg、0.034mmol、74%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ 8.27(t、J=6.0Hz、1H)7.61(dd、J=13.2Hz、J=3.0Hz、1H)、7.40(t、J=9.0Hz、1H)、7.33(dd、J=9.0Hz、J=2.4Hz、1H)、7.18(s、1H)、4.74(m、1H)、4.13(t、J=9Hz、1H)、3.90(t、J=4.8Hz、2H)、3.77−3.72(m、3H)、3.42−3.30(m、2H)、2.33(s、3H)、1.83(s、3H)
LCMS:C1820FNに対して406(M+H
[実施例37]化合物37の製造
化合物2から、クロロアセトンを用いて実施例4と同一の方法で標題化合物37を得た(13mg、0.033mmol、65%)。
H NMR(600MHz、CDCl)δ=7.52(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.15(dd、J=8.4Hz、J=2.4Hz、1H)、7.11(t、J=8.4Hz、1H)、6.89(s、1H)、6.09(br t、1H)、4.79(m、1H)、4.04(t、J=9Hz、1H)、3.85(t、J=4.8Hz、2H)、3.79−3.62(m、5H)、3.12(t、J=4.8Hz、2H)、2.26(s、3H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1822FNに対して392(M+H
[実施例38]化合物38の製造
化合物37(7mg、0.018mmol)をジクロロメタン(2mL)に溶かした後、2M LiBH溶液を入れて室温で2時間撹拌した。少量の水を添加した後、カラムクロマトグラフィーで分離して白色固体の標題化合物38を得た(3.6mg、0.009mmol、50%)。
H NMR(600MHz、CDCl)δ=7.54(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.15(dd、J=8.4Hz、J=2.4Hz、1H)、7.11(t、J=8.4Hz、1H)、6.89(s、1H)、6.09(br t、1H)、4.79(m、1H)、4.04(t、J=9Hz、1H)、3.85(t、J=4.8Hz、2H)、3.79−3.62(m、5H)、3.12(t、J=4.8Hz、2H)、2.26(s、3H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1824FNに対して394(M+H
[実施例39]化合物39の製造
化合物2から、3−クロロ−2−メチルプロペンを用いて実施例4と同一の方法で標題化合物39を得た(15mg、0.039mmol、74%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.51(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.15−7.09(m、2H)、6.91(s、1H)、6.06(br t、1H)、4.97(s、1H)、4.93(s、1H)、4.79(m、1H)、4.04(t、J=9Hz、1H)、3.81(t、J=4.8Hz、2H)、3.78−3.61(m、3H)、3.48(s、2H)、2.94(t、J=4.8Hz、2H)、2.03(s、3H)、1.83(s、3H)
LCMS:C1924FNに対して390(M+H
[実施例40]化合物40の製造
化合物2から、2,3−ジクロロ−1−プロペンを用いて実施例4と同一の方法で標題化合物40を得た(11mg、0.027mmol、34%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.52(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.15−7.09(m、2H)、6.91(s、1H)、6.23(br t、1H)、5.49(s、1H)、5.42(s、1H)、4.79(m、1H)、4.04(t、J=9Hz、1H)、3.85(t、J=4.8Hz、2H)、3.79−3.62(m、5H)、3.08(t、J=4.8Hz、2H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1821ClFNに対して410(M+H
[実施例41]化合物41の製造
化合物2(228mg、0.68mmol)、シクロブタノン(0.076mL、1.02mmol)、NaBH(OAc)(187mg、0.88mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶かした後、酢酸(1mL)を添加して2時間室温で撹拌した。前記反応物をジクロロメタンで薄め、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽和水溶液(brine)で順に洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮し、白色固体の標題化合物41を得た(200mg、0.51mmol、75%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.51(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.15−7.09(m、2H)、6.95(s、1H)、6.09(br t、1H)、4.79(m、1H)、4.03(t、J=9Hz、1H)、3.82(t、J=4.8Hz、2H)、3.78−3.61(m、3H)、3.41(m、1H)、2.91(t、J=4.8Hz、2H)、2.21−2.11(m、4H)、2.03(s、3H)、1.81−1.72(m、2H)
LCMS:C1924FNに対して390(M+H
[実施例42]化合物42の製造
前記製造例11で得られた化合物XIIIから、前記実施例11と同一の方法で反応させて標題化合物42を得た(15mg、0.039mmol、79%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=8.64(t、J=5.6Hz、1H)、8.42(s、1H)、7.61(dd、J=14Hz、J=2.0Hz、1H)、7.38(t、J=8.8Hz、1H)、7.33(dd、J=8.8Hz、J=2.0Hz、1H)、7.12(s、1H)、4.78(m、1H)、4.14(t、J=9.2Hz、1H)、3.84(t、J=4.8Hz、2H)、3.75−3.47(m、7H)
LCMS:C1717FNに対して389(M+H
[実施例43]化合物43の製造
前記製造例11で得られた化合物XIII(190mg、0.6mmol)、カルボニルジイミダゾール(143mg、0.9mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶かした後、トリエチルアミン(0.25mL、1.8mmol)を添加して6時間室温で撹拌した。前記反応物の1/3を減圧蒸溜した後、ジクロロメタン(5mL)、エタノール(10mL)にさらに溶かして36時間室温で撹拌した。この溶液を蒸溜水で洗浄し、硫酸マグネシウムを用いて脱水させた後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて標題化合物43を得た(23mg、0.058mmol、29%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ=8.38(s、1H)、7.56(dd、J=14Hz、J=2.0Hz、1H)、7.45(br t、1H)、7.35−7.28(m、2H)、7.01(s、1H)、4.69(m、1H)、4.10(t、J=9.2Hz、1H)、3.95(q、J=6.6Hz、2H)、3.80−3.3(m、7H)、1.09(t、J=6.6Hz、3H)
LCMS:C1720FNに対して394(M+H
[実施例44]化合物44の製造
前記製造例11で得られた化合物XIII(190mg、0.6mmol)、カルボニルジイミダゾール(143mg、0.9mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶かした後、トリエチルアミン(0.25mL、1.8mmol)を添加して6時間室温で撹拌した。前記反応物の1/3を減圧蒸溜した後、THF(5mL)、エチルアミン(50mg)にさらに溶かして36時間室温で撹拌した後、2時間還流させた。この溶液を蒸溜水で洗浄し、硫酸マグネシウムを用いて脱水させた後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて標題化合物44を得た(35mg、0.089mmol、45%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.53(s、1H)、7.59(d、J=13Hz、1H)、7.19(d、J=9Hz、1H)、7.13(d、J=9Hz、1H)、6.88(s、1H)、5.75(br s、1H)、5.28(br s、1H)、4.81(m、1H)、4.04(t、J=8.2Hz、1H)、3.98−3.15(m、9H)、1.08(t、J=6.6Hz、3H)
LCMS:C1721FNに対して393(M+H
[実施例45]化合物45の製造
前記製造例11で得られた化合物XIIIを用いて、実施例11の方法でジフルオロ酢酸を用いて標題化合物45を得た(840mg、2.1mmol、95%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=9.18(t、J=5.6Hz、1H)、8.42(s、1H)、7.61(dd、J=14Hz、J=2.0Hz、1H)、7.38(t、J=8.8Hz、1H)、7.32(dd、J=8.8Hz、J=2.0Hz、1H)、7.12(s、1H)、6.26(t、J=53Hz、1H)4.82(m、1H)、4.16(t、J=8.8Hz、1H)、3.84(t、J=4.8Hz、2H)、3.80−3.53(m、5H)
LCMS:C1616に対して400(M+H
[実施例46]化合物46の製造
前記実施例45で得られた化合物45を用いて、実施例2の方法で標題化合物46を得た(750mg、1.8mmol、84%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ 9.17−9.30(m、1H)、8.43−8.28(m、1H)、7.679dd、1H、J=13.8Hz、J=2.4Hz)、7.61(t、1H、J=9.0Hz)、7.44−7.36(m、1H)、6.27(9t、1H、J=53.4Hz)、4.85−4.80(m、1H)、4.19(t、1H、J=9.0Hz)、3.81−3.75(m、2H)、3.38−3.32(m、2H)
LCMS:C1516に対して372(M+H
[実施例47]化合物47の製造
前記実施例46で得られた化合物46を用いて、実施例12の方法で標題化合物47を得た(16mg、0.037mmol、25%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.57(dd、1H、J=13.8Hz、J=2.4Hz)、7.21(dd、1H、J=9.0Hz、J=2.4Hz)、7.13(t、1H、J=9.0Hz)、6.96−6.90(m、1H)、6.86(s、1H)、5.94(t、1H、J=54.0Hz)、4.88−4.83(m、1H)、4.12(t、1H、J=9.0Hz)、4.06(t、2H、J=5.4Hz)、3.90−3.81(m、1H)、3.80−3.74(m、3H)、3.74−3.66(m、1H)、3.64(s、2H)
LCMS:C1718-3-Nに対して430(M+H
[実施例48]化合物48の製造
前記実施例46で得られた化合物46を用いて、実施例6の方法で標題化合物48を得た(16mg、0.04mmol、61%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.48(dd、1H、J=13.2Hz、J=2.4Hz)、7.23(t、1H、J=5.4Hz)、7.16−7.08(m、2H)、6.94(s、1H)、5.94(t、1H、J=54.0Hz)、4.86−4.82(m、1H)、4.10(t、1H、J=9.0Hz)、3.88−3.84(m、1H)、3.83(t、2H、J=4.8Hz)、3.78−3.73(m、1H)、3.73−3.64(m、1H)、3.02(t、2H、J=4.8Hz)、3.00−2.94(m、3H)、1.23(t、2H、7.2Hz)
LCMS:C1720F--Nに対して400(M+H
[実施例49]化合物49の製造
前記実施例46で得られた化合物46を用いて、実施例5の方法で標題化合物49を得た(15mg、0.037mmol、57%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 7.51(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.16−7.11(m、2H)、6.96(s、1H)、6.89(br t、1H)、5.94(t、J=54.0Hz、1H)、4.84(m、1H)、4.11(t、J=9.0Hz、1H)、3.89−3.64(m、7H)、3.13(t、J=4.8Hz、2H)、2.31(t、J=2.4Hz、1H)
LCMS:C1818-3-Nに対して410(M+H
[実施例50]化合物50の製造
前記実施例46で得られた化合物46を用いて、実施例7の方法で標題化合物50を得た(15mg、0.037mmol、68%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 7.53(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.17−7.13(m、2H)、7.01(br t、1H)、6.96(s、1H)、5.94(t、J=54.0Hz、1H)、4.85(m、1H)、4.11(t、J=9.0Hz、1H)、3.98(s、2H)3.89−3.66(m、5H)、3.15(t、J=4.8Hz、2H)
LCMS:C1717-3-Nに対して411(M+H
[実施例51]化合物51の製造
前記製造例11で得られた化合物XIIIを用いて、実施例11の方法でジクロロ酢酸を用いて標題化合物51を得た(155mg、0.36mmol、86%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=8.99(t、J=6.0Hz、1H)、8.42(s、1H)、7.61(d、J=12Hz、1H)、7.38(t、J=9.0Hz、1H)、7.31(d、J=9Hz、1H)、7.12(s、1H)、6.49(s、1H)、4.81(m、1H)、4.16(t、J=8.8Hz、1H)、3.84(t、J=4.8Hz、2H)、3.74−3.66(m、3H)、3.55(t、J=5.2Hz、2H)
LCMS:C1616Cl-2-FNに対して432(M+H
[実施例52]化合物52の製造
前記製造例11で得られた化合物XIIIを用いて、実施例11の方法でイソオキサゾール酸を用いて標題化合物52を得た(250mg、0.6mmol、92%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=9.32(t、J=5.6Hz、1H)、8.75(d、J=1.2Hz、1H)8.42(s、1H)、7.60(dd、J=14Hz、J=2.0Hz、1H)、7.38(t、J=8.8Hz、1H)、7.33(dd、J=8.8Hz、J=2.0Hz、1H)、7.11(d、J=1.2Hz、1H)、4.88(m、1H)、4.18(t、J=9.2Hz、1H)、3.88−3.82(m、3H)、3.69(t、J=5.2Hz、2H)、3.64(t、J=5.6Hz、2H)
LCMS:C1817-FNに対して417(M+H
[実施例53]化合物53の製造
前記製造例11で得られた化合物XIII(4.5g、14mmol)をジクロロメタン(75mL)に溶かした後、飽和NaHCO水溶液(75mL)を入れ、0℃でチオホスゲン(1.1mL、14mmol)を添加して1時間撹拌した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて減圧蒸溜した後、メタノール(120mL)に溶かして一晩還流撹拌させた後減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物53を得た(3.18g、8.05mmol、58%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.55(s、1H)、7.58(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.21(dd、J=9.0Hz、J=2.7Hz、1H)、7.13(t、J=8.4Hz、1H)、6.89(s、1H)、6.71(t、J=6.3Hz、1H)、4.93(m、1H)、4.13−4.08(m、2H)、4.05(m、1H)、4.01(s、3H)、3.99(t、J=5.0Hz、2H)、3.90(m、1H)、3.74(t、J=5.0Hz、2H)、
LCMS:C1618FNSに対して396(M+H
[実施例54]化合物54の製造
前記製造例11で得られた化合物XIIIから、前記実施例53と同一の方法でメタノールの代わりにエタノールを用いて反応させ、標題化合物54を得た(210mg、0.51mmol、65%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.54(s、1H)、7.58(dd、J=14Hz、J=2.8Hz、1H)、7.21(dd、J=14Hz、J=3.8Hz、1H)、7.13(t、J=8.4Hz、1H)、6.88(s、1H)、6.75(t、J=6.3Hz、1H)、4.96(m、1H)、4.54−4.44(m、2H)、4.09−4.02(m、3H)、3.98(t、J=4.8Hz、2H)、3.92(m、1H)、3.73(t、J=4.8Hz、2H)、1.31(t、J=7Hz、3H)
LCMS:C1720FNSに対して410(M+H
[実施例55]化合物55の製造
前記製造例11で得られた化合物XIIIから、前記実施例53と同一の方法でメタノールの代わりにイソプロパノールを用いて反応させ、標題化合物55を得た(52mg、0.12mmol、52%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.55(s、1H)、7.58(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.22(dd、J=9.0Hz、J=2.7Hz、1H)、7.13(t、J=8.4Hz、1H)、6.88(s、1H)、6.57(t、J=6.3Hz、1H)、5.54(m、1H)、4.93(m、1H)、4.12−4.06(m、2H)、4.02(m、1H)、3.99(t、J=4.8Hz、2H)、3.92(m、1H)、3.73(t、J=4.8Hz、2H)、1.32(d、J=6Hz、3H)、1.27(d、J=6Hz、3H)
LCMS:C1822FNSに対して424(M+H
[実施例56]化合物56の製造
前記製造例11で得られた化合物XIIIから、前記実施例53と同一の方法でメタノールの代わりにエチルアミンを用いて反応させ、標題化合物56を得た(36mg、0.088mmol、57%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.54(s、1H)、7.58(dd、1H、J=13.2Hz、J=2.4Hz)、7.20−7.19(m、1H)、7.13(t、1H、J=9.0Hz)、6.88(s、1H)、4.92−4.96(m、1H)、4.10−4.06(m、3H)、3.99(t、2H、J=4.8Hz)、1.44−1.43(m、2H)、1.21(t、3H、J=7.2Hz)
LCMS:C1721FNSに対して409(M+H
[実施例57]化合物57の製造
前記製造例14で得られた化合物XXVII−bから、前記製造例16と同一の方法で光延反応させた後、実施例28と同一の方法で反応させ、標題化合物57を得た(84mg、0.23mmol、31%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.25(s、1H)、7.62(dd、J=13Hz、J=2.0Hz、1H)、7.30(t、J=9Hz、1H)、7.24(dd、J=9Hz、J=2.0Hz、1H)、6.73(br t、1H)、4.94(m、1H)、4.21−4.04(m、4H)、4.01(s、3H)、3.90(t、J=4.8Hz、2H)、3.80(t、J=4.8Hz、2H)
LCMS:C1517FNSに対して369(M+H
[実施例58]化合物58の製造
前記実施例53で得られた化合物53(400mg、1.01mmol)をメタノール(20mL)に溶かした後、4N HClジオキサン溶液(2mL)を添加し、10%Pd/C(50mg)を入れて水素ガス下で2時間撹拌した後、セライトで濾過し、減圧蒸溜して白色固体の標題化合物58を定量的に得た。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.51(dd、J=14Hz、J=1.8Hz、1H)、7.16−7.10(m、2H)、6.89(s、1H)、6.78(br t、1H)、4.93(m、1H)、4.10−3.98(m、6H)、3.88−3.81(m、3H)、3.32(t、J=4.8Hz、2H)
LCMS:C1518FNSに対して368(M+H
[実施例59]化合物59の製造
前記実施例58で得られた化合物58(150mg、0.41mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶かした後、DIPEA(0.14mL、0.82mmol)を入れ、0℃で塩化アセトキシアセチル(0.066mL、0.61mmol)を入れて室温で6時間撹拌した後、減圧蒸溜して白色固体の標題化合物59を得た(31mg、0.066mmol、16%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 7.58(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.22−7.11(m、2H)、6.83(s、1H)、6.69(t、J=6.0Hz、1H)、5.08(s、2H)、4.96(m、1H)、4.10−3.89(m、9H)、3.74(t、J=4.8Hz、2H)、2.20(s、3H)
LCMS:C1922FNSに対して468(M+H
[実施例60]化合物60の製造
前記実施例58で得られた化合物58(0.013mg、0.035mmol)をDMF(2mL)に溶かした後、DIPEA(0.01mL、0.07mmol)、ヨードメタン(0.003mL、0.035mmol)を入れて室温で一晩撹拌した後、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物60を得た(3.1mg、0.0081mmol、23%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.52(dd、J=14Hz、J=2.0Hz、1H)、7.15(dd、J=9Hz、J=2.0Hz、1H)、7.11(t、J=9Hz、1H)、6.90(s、1H)、6.76(br t、1H)、4.94(m、1H)、4.10−3.85(m、7H)、3.82(t、J=4.8Hz、2H)、2.99(t、J=4.8Hz、2H)、2.79(s、3H)
LCMS:C1620FNSに対して382(M+H
[実施例61]化合物61の製造
前記実施例58で得られた化合物58から、前記実施例60と同一の方法でヨードメタンの代わりにヨードエタンを用いて反応させ、標題化合物61を得た(15mg、0.038mmol、45%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.51(dd、J=14Hz、J=1.8Hz、1H)、7.15(dd、J=8.4Hz、J=2.4Hz、1H)、7.11(m、1H)、6.92(s、1H)、6.77(br t、1H)、4.93(m、1H)、4.11−4.02(m、3H)、4.01(s、3H)、3.88−3.85(m、1H)、3.83(t、J=4.8Hz、2H)、3.02(t、J=4.8Hz、2H)、2.98−2.94(m、2H)、1.24(t、J=7.2Hz、3H)
LCMS:C1722FNSに対して396(M+H
[実施例62]化合物62の製造
前記実施例58で得られた化合物58から、前記実施例60と同一の方法でヨードメタンの代わりに臭化アリルを用いて反応させ、標題化合物62を得た(15mg、0.037mmol、67%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.51(dd、1H、J=13.2Hz、J=1.8Hz)、7.15(dd、1H、J=9.0Hz、J=2.4Hz)、7.11(t、1H、8.4Hz)、6.92(s、1H)、6.68(t、1H、J=6.0Hz)、6.08−5.96(m、1H)、5.29(dd、1H、J=10.2Hz、J=1.8Hz)、5.24(dd、1H、J=10.2Hz、J=1.8Hz)、4.98−4.88(m、1H)、4.12−4.04(m、2H)、4.02−3.98(m、1H)、4.01(s、3H)、3.86(dd、1H、J=9.6Hz、J=7.2Hz)、3.82(t、2H、J=4.2Hz)、3.58(d、2H、J=6.0Hz)、3.00(t、2H、J=4.8Hz)
LCMS:C1822FNSに対して408(M+H
[実施例63]化合物63の製造
前記実施例58で得られた化合物58から、前記実施例60と同一の方法でヨードメタンの代わりに臭化プロパルギルを用いて反応させ、標題化合物63を得た(36mg、0.089mmol、68%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.53(dd、1H、J=13.8Hz、J=2.4Hz)、7.16(dd、1H、J=9.0Hz、J=2.4Hz)、7.13(t、1H、8.4Hz)、6.96(s、1H)、6.69(t、1H、J=6.0Hz)、4.98−4.90(m、1H)、4.14−3.98(m、3H)、4.01(s、3H)、3.90−3.82(m、1H)、3.85(t、2H、J=6.6Hz)、3.83(d、2H、J=2.4Hz)、3.13(t、2H、J=5.4Hz)、2.31(t、1H、J=2.4Hz)
LCMS:C1820FNSに対して406(M+H
[実施例64]化合物64の製造
前記実施例58で得られた化合物58から、前記実施例60と同一の方法でヨードメタンの代わりに1−ブロモ−2−ブチンを用いて反応させ、標題化合物64を得た(16mg、0.038mmol、74%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 7.52(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.16(dd、J=9.0Hz、J=2.4Hz、1H)、7.12(t、8.4Hz、1H)、6.95(s、1H)、6.70(t、J=6.0Hz、1H)、4.94(m、1H)、4.13−3.75(m、11H)、3.12(t、J=5.4Hz、2H)、1.87(t、J=2.4Hz、3H)
LCMS:C1922FNSに対して420(M+H
[実施例65]化合物65の製造
前記実施例58で得られた化合物58から、前記実施例60と同一の方法でヨードメタンの代わりにブロモアセトニトリルを用いて反応させ、標題化合物65を得た(22mg、0.054mmol、64%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 7.56(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.17(dd、J=9.0Hz、J=2.4Hz、1H)、7.14(t、8.4Hz、1H)、6.96(s、1H)、6.68(t、J=6.0Hz、1H)、4.95(m、1H)、4.12−3.86(m、11H)、3.15(t、J=5.4Hz、2H)
LCMS:C1719FNSに対して407(M+H
[実施例66]化合物66の製造
前記実施例58で得られた化合物58から、前記実施例60と同一の方法でヨードメタンの代わりに2,3−ジクロロプロペンを用いて反応させ、標題化合物66を得た(15mg、0.034mmol、54%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 7.52(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.16(dd、J=9.0Hz、J=2.4Hz、1H)、7.11(t、8.4Hz、1H)、6.92(s、1H)、6.73(t、J=6.0Hz、1H)、5.49(s、1H)、5.42(s、1H)、4.94(m、1H)、4.12−3.84(m、9H)、3.72(s、2H)、3.08(t、J=5.4Hz、2H)
LCMS:C1821ClFNSに対して442(M+H
[実施例67]化合物67の製造
前記実施例58で得られた化合物58から、前記実施例41と同一の方法でシクロプロパンカルボキシアルデヒドを用いて反応させ、標題化合物67を得た(18mg、0.043mmol、84%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 7.51(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.18(dd、J=9.0Hz、J=2.4Hz、1H)、7.11(t、8.4Hz、1H)、7.01(t、J=6.0Hz、1H)、6.91(s、1H)、4.95(m、1H)、4.12−3.83(m、9H)、3.13(t、J=4.8Hz、2H)、2.82(d、J=7.2Hz、2H)、1.08(m、1H)、0.57(m、2H)、0.21(m、2H)
LCMS:C1924FNSに対して422(M+H
[実施例68]化合物68の製造
前記実施例58で得られた化合物58から、前記実施例41と同一の方法でシクロブタノンを用いて反応させ、標題化合物68を得た(19mg、0.045mmol、76%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 7.51(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.16−7.09(m、2H)、6.95(s、1H)、6.64(br t、1H)、4.94(m、1H)、4.11−3.98(m、6H)、3.87(m、1H)、3.82(t、J=4.8Hz、2H)、3.42(m、1H)、2.91(t、J=4.8Hz、2H)、2.23−2.12(m、4H)、1.81−1.73(m、2H)
LCMS:C1924FNSに対して422(M+H
[実施例69]化合物69の製造
前記実施例58で得られた化合物58から、前記実施例60と同一の方法でヨードメタンの代わりにブロモ酢酸エチルを用いて反応させ、標題化合物69を得た(24mg、0.053mmol、47%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.52(dd、1H、J=13.2Hz、J=1.8Hz)、7.15(dd、1H、J=9.0Hz、J=2.4Hz)、7.11(t、1H、8.4Hz)、6.91(s、1H)、6.83(t、1H、J=6.6Hz)、4.98−4.90(m、1H)、4.26−4.21(m、2H)、4.13−3.97(m、3H)、4.01(s、3H)、3.85(t、2H、J=4.2Hz3.78(s、2H)、3.24(t、2H、J=4.8Hz)、1.03(t、3H、J=7.2Hz)
LCMS:C1924FNSに対して454(M+H
[実施例70]化合物70の製造
前記実施例69で得られた化合物69(17mg、0.037mmol)をTHF(2mL)に溶かした後、2M LiBH溶液(1mL)を入れて室温で3時間撹拌した。少量の水を添加した後、カラムクロマトグラフィーで分離して白色固体の標題化合物70を得た(6.5mg、0.016mmol、43%)。
H NMR(600 MHz、chloroform−d)δ 7.53(dd、1H、J=13.2Hz、J=1.8Hz)、7.17(dd、1H、J=8.4Hz、J=2.4Hz)、7.12(t、1H、9.0Hz)、6.90(s、1H)、6.73(t、1H、J=6.0Hz)、4.98−4.90(m、1H)、4.18−4.04(m、2H)、4.04−3.98(m、1H)、4.01(s、3H)、3.96(t、2H、J=4.8Hz)、3.87(dd、1H、J=9.0Hz、J=7.2Hz)、3.84(t、2H、J=4.8Hz)、3.07(t、2H、J=4.8Hz)、3.00(t、2H、J=4.8Hz)
LCMS:C1722FNSに対して412(M+H
[実施例71]化合物71の製造
前記実施例58で得られた化合物58から、前記実施例60と同一の方法でヨードメタンの代わりに酢酸ブロモエチルを用いて反応させ、標題化合物71を得た(84mg、0.19mmol、76%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 7.51(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.16−7.07(m、2H)、6.91−6.89(m、2H)、4.95(m、1H)、4.40(t、J=5.4Hz、2H)4.13−3.86(m、7H)、3.83(t、J=4.8Hz、2H)、3.15(t、J=5.4Hz、2H)、3.09(t、J=4.8Hz、2H)、2.10(s、3H)
LCMS:C1924FNSに対して454(M+H
[実施例72]化合物72の製造
前記実施例58で得られた化合物58から、前記実施例53と同一の方法で反応させて標題化合物72を得た(54mg、0.12mmol、61%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ=9.56(t、J=6Hz、1H)、7.62(dd、J=14Hz、J=2.0Hz、1H)、7.43(t、J=9Hz、1H)、7.34(dd、J=9Hz、J=2.0Hz、1H)、7.17(s、1H)、4.92(m、1H)、4.41(br t、2H)、4.17(t、 、J=9Hz、1H)、3.99(s、3H)、3.88(s、3H)、3.85−3.76(m、5H)
LCMS:C1720FNに対して442(M+H
[実施例73]化合物73の製造
前記製造例11で得られた化合物XIII(223mg、0.69mmol)、NaF(38mg、1.3当量)をエタノール(10mL)に溶かした後、ジチオ酢酸エチル(0.1mL、1.2当量)を入れて室温で一晩撹拌した。減圧蒸溜の後、酢酸エチルに溶かして塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、カラムクロマトグラフィーを用いて白色固体の標題化合物73を得た(220mg、0.58mmol、84%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.52(s、1H)7.91(br t、1H)、7.56(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.17(dd、J=9.0Hz、J=2.7Hz、1H)、7.11(t、J=8.4Hz、1H)、6.87(s、1H)、4.98(m、1H)、4.28−4.24(m、1H)、4.12−4.07(m2H)、3.97(t、J=4.8Hz、2H)、3.86−3.84(m、1H)、3.71(t、J=4.8Hz、2H)、2.58(s、3H)
LCMS:C1618-FNSに対して380(M+H
[実施例74]化合物74の製造
前記実施例73で得られた化合物73(220mg、0.58mmol)をメタノール(10mL)に溶かした後、4M HClジオキサン溶液(1mL)を添加し、2時間室温で反応させた。減圧濃縮し、塩酸塩の形態の標題化合物74を定量的に240mg得た。
H NMR(400 MHz、 、DMSO−d)δ=10.5(br t、1H)、7.70(d、J=14Hz、1H)、7.61(t、J=8.8Hz、1H)、7.42(d、J=8.8Hz、1H)、5.00(m、1H)、4.20(m、1H)、3.94−3.78(m、5H)、3.62(br t、2H)、2.45(s、3H)
LCMS:C1518-FNSに対して352(M+H
[実施例75]化合物75の製造
前記実施例74で得られた化合物74を用いて、実施例7と同一の方法で反応させて標題化合物75を得た(35mg、0.090mmol、42%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.74(br t、1H)、7.55(dd、J=14Hz、J=1.8Hz、1H)、7.18−7.12(m、2H)、6.96(s、1H)、5.01(m、1H)、4.32(m、1H)、4.12−4.04(m、2H)、3.96(s、2H)、3.88−3.83(m、3H)、3.15(t、J=4.Hz、2H)、2.98−2.94(m、2H)、1.24(t、J=4.2Hz、2H)、2.61(s、3H)
LCMS:C1719-FNSに対して391(M+H
[実施例76]化合物76の製造
前記実施例74で得られた化合物74を用いて、実施例12と同一の方法で反応させて標題化合物76を得た(35mg、0.086mmol、36%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.80(m、1H)、7.56(dd、J=13Hz、J=2.4Hz)、7.19−7.17(m、1H)、7.13−7.10(m、1H)、5.00−4.96(m、1J)、4.48(d、J=4.2Hz、2H)、4.29−4.25(m、1H)、4.10−4.07(m、2H)、4.05(t、J=4.8Hz、2H)、3.86−3.83(m、1H)、3.74(t、J=4.8Hz、2H)、3.27(t、J=4.8Hz、1H)、2.58(s、3H)
LCMS:C1720FNSに対して410(M+H
[実施例77]化合物77の製造
前記製造例11で得られた化合物XIIIを用いて、参考文献Bioorg.Med.Chem.Lett.2006、16、3475−3478.のようにPhCHCHCHOC(S)CHFを用いて室温で一晩反応させ、標題化合物77を得た(350mg、0.84mmol、79%)。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ=8.55(s、1H)、8.48(br t、1H)、7.56(dd、J=14Hz、J=2.0Hz、1H)、7.20(dd、J=8.8Hz、J=2.0Hz、1H)、7.14(t、J=8.8Hz、1H)、6.89(s、1H)、6.22(t、J=56Hz、1H)、5.03(m、1H)、4.34(m、1H)、4.16(t、J=8.8Hz、1H)、4.06(m、1H)、3.99(t、J=4.8Hz、2H)、3.82−3.73(m、3H)
LCMS:C1616Sに対して416(M+H
[実施例78]化合物78の製造
前記実施例77で得られた化合物77を用いて、実施例74と同一の方法で反応させた後、実施例5のように反応させて標題化合物78を得た(26mg、0.061mmol、35%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.65(br t、1H)、7.49(dd、J=14Hz、J=2.0Hz、1H)、7.14−7.13(m、2H)、6.96(s、1H)、6.22(t、J=56Hz、1H)、5.03(m、1H)、4.34(m、1H)、4.15(t、J=8.8Hz、1H)、4.04(m、1H)、3.86−3.78(m、5H)、3.14(t、J=4.8Hz、2H)、2.31(t、J=1.8Hz、1H)、
LCMS:C1818Sに対して426(M+H
[実施例79]化合物79の製造
前記製造例6で得られた化合物VIを用いて、製造例12のboc−アミノイソオキサゾールの代わりにヒドロキシイソキサゾールを用いて製造例12と同一の方法で反応させた後、さらに製造例10と同一の方法で反応させ、標題化合物79を得た(53mg、0.14mmol、28%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=8.71(d、J=2Hz、1H)、8.42(s、1H)、7.65(dd、J=14Hz、J=2.0Hz、1H)、7.41−7.37(m、2H)、7.07(s、1H)、6.39(d、J=2Hz、1H)、5.10(m、1H)、4.81(m、1H)、4.49(m、1H)、4.21(t、J=9.2Hz、1H)、3.93(m、1H)、3.84(t、J=5.6Hz、2H)、3.70(t、J=4.8Hz、2H)
LCMS:C1716-FNに対して390(M+H
[実施例80]化合物80の製造
前記製造例6で得られた化合物VIを用いて、製造例12のboc−アミノイソオキサゾールの代わりにboc−アミノチアゾールを用いて製造例12と同一の方法で反応させた後、さらに製造例10と同一の方法で反応させ、標題化合物80を得た(26mg、0.064mmol、16%)。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ=8.55(s、1H)、7.57(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.21(dd、J=9.0Hz、J=2.7Hz、1H)、7.13−7.08(m、2H)、6.84(s、1H)、6.55(d、J=3.6Hz、1H)、5.34(br s、1H)、4.97(m、1H)、4.10(t、J=8.8Hz、1H)、3.99(t、J=5.4Hz、2H)、3.92−3.79(m、3H)、3.73(t、J=5.4Hz、2H)
LCMS:C1717-FNSに対して405(M+H
[実施例81]化合物81の製造
前記製造例13で得られた化合物XIXを用いて、製造例10と同一の方法で反応させて標題化合物81を得た(35mg、0.094mmol、25%)。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ=8.49(s、1H)、7.77(d、J=1Hz、1H)、7.71(s、1H)、7.41(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.08−7.04(m、2H)、6.84(d、J=1Hz、1H)、6.86(s、1H)、5.06(m、1H)、4.78(d、J=4Hz、2H)、4.14(t、J=8.8Hz、1H)、3.94−3.64(m、7H)
LCMS:C1616-FNに対して374(M+H
[実施例82]化合物82の製造
前記実施例81で得られた化合物81を用いて、実施例2と同一の方法で反応させて標題化合物82を得た(84mg、0.24mmol、73%)。
H NMR(400 MHz、DMSO−d)δ=8.37(s、1H)、8.19(s、1H)、7.77(s、1H)、7.64−7.56(m、2H)、7.35(dd、J=9.0Hz、J=2.4Hz、1H)、7.08−7.04(m、2H)、5.18(m、1H)、4.85(d、J=5.2Hz、2H)、4.27(t、J=9.2Hz、1H)、3.93(m、1H)、3.78(br t、2H)、3.35(br t、2H)
LCMS:C1516-FNに対して346(M+H
[実施例83]化合物83の製造
前記実施例82で得られた化合物82(62mg、0.16mmol)をメタノール(5mL)に溶かした後、4M HClジオキサン溶液(0.1mL)を添加し、ホルマリン(0.2mL)、Pd/C(6mg)を入れて水素ガス下で2時間室温で反応させた。セライトで濾過し、蒸溜水(10mL)に溶かした後、中和させてジクロロメタンで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥して減圧濃縮し、標題化合物83を得た(34mg、0.086mmol、54%)。
H NMR(400MHz、CDCl)δ=7.78(s、1H)、7.75(s、1H)、7.39−7.00(m、3H)、6.88(s、1H)、5.08(m、1H)、4.80(d、J=4.4Hz、2H)、4.15(t、J=9.2Hz、1H)、3.95(m、1H)、3.80(t、J=4.6Hz、2H)、2.98(t、J=4.6Hz、2H)2.79(s、3H)
LCMS:C1618-FNに対して360(M+H
[実施例84]化合物84の製造
前記実施例82で得られた化合物82を用いて、実施例5と同一の方法で反応させて標題化合物84を得た(26mg、0.068mmol、74%)。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ=7.79(s、1H)、7.76(s、1H)、7.39−7.03(m、3H)、6.94(s、1H)、5.08(m、1H)、4.80(d、J=3.6Hz、2H)、4.15(t、J=9.2Hz、1H)、3.95(m、1H)、3.84−3.82(m、4H)、3.12(br t、2H)、2.34(s、1H)
LCMS:C1818-FNに対して384(M+H
[実施例85]化合物85の製造
前記製造例12で得られた化合物XVを用いて、製造例10と同一の方法で反応させて標題化合物85を得た(81mg、0.21mmol、31%)。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ=8.49(s、1H)、8.02(d、J=2.0Hz、1H)、7.54(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.17(dd、J=9.0Hz、J=2.7Hz、1H)、7.08(t、J=8.4Hz、1H)、6.86(s、1H)、5.86(d、J=2.0Hz、1H)、4.93(m、1H)、4.06(t、J=8.8Hz、1H)、3.94(t、J=5.0Hz、2H)、3.87−3.57(m、5H)
LCMS:C1717-FNに対して389(M+H
[実施例86]化合物86の製造
前記実施例85で得られた化合物85を用いて、実施例2と同一の方法で反応させて標題化合物86を得た(35mg、0.097mmol、71%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ=8.40(s、1H)、8.30(s、1H)、7.70(d、J=13Hz、1H)、7.60(t、J=8.4Hz、1H)、7.41(d、J=8.4Hz、1H)、6.03(s、1H)、5.86(d、J=2.0Hz、1H)、4.92(m、1H)、4.20(t、J=7.8Hz、1H)、3.89−3.36(m、7H)
LCMS:C1617-FNに対して361(M+H
[実施例87]化合物87の製造
前記実施例86で得られた化合物86を用いて、実施例12と同一の方法で反応させて標題化合物87を得た(15mg、0.036mmol、35%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ=8.39(d、J=1.2Hz、1H)、7.62(dd、J=14Hz、J=2.4Hz、1H)、7.38−7.33(m、1H)、7.07(s、1H)、6.56(t、J=6Hz、1H)、6.00(d、J=1.2Hz、1H)、4.91−4.87(m、1H)、4.54−4.52(m、1H)、4.32(d、J=6.0Hz、2H)、4.18−4.15(m、1H)、3.89(t、J=4.8Hz、2H)、3.83−3.80(m、1H)、3.70(t、J=4.8Hz、2H)、3.46−3.43(m、2H)
LCMS:C1819-FNに対して419(M+H
[実施例88]化合物88の製造
前記実施例86で得られた化合物86を用いて、実施例59と同一の方法で反応させて標題化合物88を得た(210mg、0.46mmol、42%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.07(d、1H、J=1.8Hz)、7.58(dd、1H、J=13.2Hz、J=3.0Hz)、7.21(dd、1H J=8.4Hz、J=2.4Hz)、7.11(t、1H、J=8.4Hz)、6.82(s、1H)、5.88(d、1H、J=1.8Hz)、5.08(s、2H)、4.96−5.00(m、1H)、4.40(t、1H、J=6.6Hz)、4.09(t、1H、J=9.0Hz)、4.02(t、2H、J=4.8Hz)、3.77−3.78(m、1H)、3.74−3.76(m、1H)、3.66−3.62(m、1H)
LCMS:C2021-FNに対して461(M+H
[実施例89]化合物89の製造
前記実施例86で得られた化合物86を用いて、実施例3と同一の方法で反応させて標題化合物89を得た(36mg、0.096mmol、68%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 8.07(d、J=1.2Hz、1H)、7.51(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.15(dd、J=9.0Hz、J=2.4Hz、1H)、7.09(t、8.4Hz、1H)、6.89(s、1H)、5.87(d、J=1.2Hz1H)、4.97(m、1H)、4.42(t、J=6Hz、1H)、4.08(t、J=8.4Hz、1H)、3.87−3.60(m、5H)、2.98(t、J=4.8Hz、2H)、2.79(s、3H)
LCMS:C1719-FNに対して375(M+H
[実施例90]化合物90の製造
前記実施例86で得られた化合物86を用いて、実施例6と同一の方法で反応させて標題化合物90を得た(15mg、0.039mmol、45%)。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ=8.07(d、1H、J=1.6Hz)、7.51(dd、1H、J=13.6Hz、J=2.4Hz)、7.15(dd、1H、J=9.2Hz、J=2.4Hz)、7.09(t、1H、J=8.8Hz)、6.91(s、1H)、5.87(dd、1H、J=1.6Hz)、4.99−4.93(m、1H)、4.40(t、1H、J=6.4Hz)、4.07(t、1H、J=9.0Hz)、3.86−3.81(m、3H)、3.78−3.72(m、1H)、3.64(t、1H、J=3.2Hz)、3.62−3.58(m、1H)、3.01(t、2H、J=4.8Hz)、2.95(t、2H、J=7.07Hz)、1.23(t、3H、J=7.0Hz)
LCMS:C1821-FNに対して389(M+H
[実施例91]化合物91の製造
前記実施例86で得られた化合物86を用いて、実施例5と同一の方法で反応させて標題化合物91を得た(25mg、0.063mmol、64%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ 8.07(d、J=1.8Hz、1H)、7.53(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.16(dd、J=9.0Hz、J=2.4Hz、1H)、7.11(t、8.4Hz、1H)、6.95(s、1H)、5.87(d、J=1.8Hz1H)、4.96(m、1H)、4.35(t、J=6.6Hz、1H)、4.08(t、J=9Hz、1H)、3.87−3.60(m、7H)、3.13(t、J=4.8Hz、2H)、2.31(t、J=2.4Hz、1H)
LCMS:C1919-FNに対して399(M+H
[実施例92]化合物92の製造
前記製造例17で得られた化合物XXIIIを用いて、製造例10と同一の方法で反応させて標題化合物92を得た(240mg、0.75mmol、32%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.55(s、1H)、7.61(dd、J=13Hz、J=2.4Hz、1H)、7.25(dd、J=9.0Hz、J=2.7Hz、1H)、7.14(t、J=8.4Hz、1H)、6.90(s、1H)、4.79(m、1H)、4.04−3.99(m、5H)、3.79−3.73(m、3H)、2.58(br s、1H)
LCMS:C1415-FNに対して323(M+H
[実施例93]化合物93の製造
前記実施例92で得られた化合物92を用いて、実施例2と同一の方法で反応させて標題化合物93を得た(190mg、0.65mmol、74%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ=7.73(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.60(t、J=9Hz、1H)、7.45(dd、J=9.0Hz、J=2.4Hz、1H)、4.75(m、1H)、4.11(t、J=9.0Hz、1H)、3.88(m、1H)、3.78(t、J=4.8Hz、2H)、3.70−3.55(m、2H)、3.36(t、J=4.8Hz、2H)
LCMS:C1315-FNに対して295(M+H
[実施例94]化合物94の製造
前記実施例93で得られた化合物93(150mg、0.51mmol)をメタノール(5mL)に溶かした後、ホルムアルデヒド(37%水溶液、0.21mL、2.55mmol)、酢酸(0.03mL、0.51mmol)、NaBHCN(48mg、0.77mmol)を添加し、1時間室温で反応させた。この溶液を減圧蒸溜し、100mLのジクロロメタンに溶かした後、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウム飽和水溶液(brine)で順に洗い、無水硫酸ナトリウムを用いて脱水させて減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィーを用いて分離して標題化合物94を得た(71mg、0.23mmol、45%)。
H NMR(600 MHz、DMSO−d)δ=7.59(dd、J=13.8Hz、J=2.4Hz、1H)、7.33−7.30(m、2H)、6.84(s、1H)、5.23(t、J=5.4Hz、1H)、4.70(m、1H)、4.07(t、J=9.0Hz、1H)、3.82(m、1H)、3.71(t、J=4.8Hz、2H)、3.69−3.54(m、2H)、2.87(t、J=4.8Hz、2H)、2.61(s、3H)
LCMS:C1417-FNに対して309(M+H
[実施例95]化合物95の製造
前記反応式6で説明したように、4−フルオロニトロベンゼンを用いて化合物1と同一の方法で合成し、標題化合物95を得た(300mg、0.86mmol)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.56(s、1H)、7.55(m、2H)、7.11(s、1H)、7.07(m、2H)、6.00(br t、1H)、4.79(m、1H)、4.07(t、J=9.6Hz、1H)、4.02(t、J=4.8Hz、2H)、3.81(m、1H)、3.76(t、J=4.8Hz、2H)、3.72−3.61(m、2H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1619に対して346(M+H
[実施例96]化合物96の製造
前記実施例95で得られた化合物95を用いて,実施例3と同一の方法で反応させて標題化合物96を得た(42mg、0.13mmol、48%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.48(d、J=9.0Hz、2H)、7.22(s、1H)、7.02(d、J=9.0Hz、2H)、5.93(br t、1H)、4.77(m、1H)、4.05(t、J=9.6Hz、1H)、3.81(t、J=4.8Hz、2H)、3.79−3.58(m、3H)、3.01(t、J=4.8Hz、2H)、2.80(s、3H)、2.03(s、3H)
LCMS:C1621に対して332(M+H
[実施例97]化合物97の製造
前記反応式6で説明したように、4−フルオロニトロベンゼンを用いて化合物53と同一の方法で合成し、標題化合物97を得た(540mg、1.4mmol)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.56(s、1H)、7.55(d、J=9.0Hz、2H)、7.11(s、1H)、7.07(d、J=9.0Hz、2H)、6.69(br t、1H)、4.94(m、1H)、4.13−4.05(m、3H)、4.04−3.99(m、5H)、3.90(m、1H)、3.76(t、J=4.8Hz、2H)
LCMS:C1619Sに対して378(M+H
[実施例98]化合物98の製造
前記実施例97で得られた化合物97を用いて、実施例60と同一の方法で反応させて標題化合物98を得た(160mg、0.44mmol、62%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.48(d、J=9.0Hz、2H)、7.21(s、1H)、7.02(d、J=9.0Hz、2H)、6.69(br t、1H)、4.92(m、1H)、4.13−4.08(m、2H)、4.01−3.95(m、4H)、3.86(m、1H)、3.81(t、J=4.8Hz、2H)、3.01(t、J=4.8Hz、2H)、2.80(s、3H)
LCMS:C1621Sに対して364(M+H
[実施例99]化合物99の製造
前記反応式6で説明したように、4−フルオロニトロベンゼンを用いて化合物81と同一の方法で合成し、標題化合物99を得た(340mg、0.96mmol)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.55(s、1H)、7.80(d、J=1Hz、1H)、7.75(d、J=1Hz、1H)、7.40(d、J=9.0Hz、2H)、7.09(s、1H)、7.03(d、J=9.0Hz、2H)、5.08(m、1H)、4.81(d、J=4Hz、2H)、4.17(t、J=8.4Hz、1H)、4.00−3.97(m、4H)、3.73(t、J=4.8Hz、2H)
LCMS:C1617-Nに対して356(M+H
[実施例100]化合物100の製造
前記反応式6で説明したように、4−フルオロニトロベンゼンを用いて化合物85と同一の方法で合成し、標題化合物100を得た(280mg、0.76mmol)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.55(s、1H)、8.06(d、J=1.8Hz、1H)、7.54(d、J=9Hz、2H)、7.10(s、1H)、7.06(d、J=9Hz、2H)、5.89(d、J=1.8Hz、1H)、4.96(m、1H)、4.10(t、J=9Hz、1H)、3.99(t、J=4.8Hz、2H)、3.89(m、1H)、3.75−3.72(m、3H)、3.62(m、1H)
LCMS:C1718-Nに対して371(M+H
[実施例101]化合物101の製造
前記実施例100で得られた化合物100を用いて、実施例89と同一の方法で反応させて標題化合物101を得た(37mg、0.10mmol、68%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.07(s、1H)、7.48(d、J=9Hz、2H)、7.21(s、1H)、7.01(d、J=9Hz、2H)、5.87(s、1H)、4.95(m、1H)、4.40(br t、J=6Hz、1H)、4.09(t、J=9Hz、1H)、3.85(t、J=8.4Hz、1H)、3.80(t、J=4.8Hz、2H)、3.89(m、1H)、3.76−3.59(m、2H)、3.00(t、J=4.8Hz、2H)、2.80(s、3H)
LCMS:C1720-Nに対して357(M+H
[実施例102]化合物102の製造
前記反応式6で説明したように、4−フルオロニトロベンゼンを用いて製造例14と同一の方法で製造した化合物XXVII−cを用いて、実施例57と同一の方法で反応させ、標題化合物102を得た(24mg、0.069mmol、37%)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=7.56(s、1H)、7.54(d、J=9Hz、2H)、7.06(d、J=9Hz、2H)、6.67(br t、1H)、4.93(m、1H)、4.21(t、J=4.8Hz、2H)、4.13−4.07(m、3H)、4.01(s、3H)、3.88(t、J=9Hz、1H)、3.77(t、J=4.8Hz、2H)
LCMS:C1518-NSに対して351(M+H
[実施例103]化合物103の製造
前記反応式6で説明したように、3,4,5−トリフルオロニトロベンゼンを用いて化合物81と同一の方法で合成し、標題化合物103を得た(350mg、0.90mmol)。
H NMR(600 MHz、CDCl)δ=8.54(s、1H)、7.77(d、J=1Hz、1H)、7.75(d、J=1Hz、1H)、7.15(s、1H)、7.13(s、1H)、6.69(s、1H)、5.11(m、1H)、4.81(d、J=4Hz、2H)、4.15(t、J=8.8Hz、1H)、4.02−3.98(m、3H)、3.65(t、J=4.8Hz、2H)
LCMS:C1615-Fに対して392(M+H
[実施例104]化合物104の製造
前記実施例103で得られた化合物103を用いて、実施例83と同一の方法で反応させて標題化合物104を得た(23mg、0.061mmol、62%)。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ=7.79(s、1H)、7.74(s、1H)、7.11(s、1H)、7.09(s、1H)、6.65(s、1H)、5.11(m、1H)、4.81(d、J=4Hz、2H)、4.16(t、J=9Hz、1H)、3.95(m、1H)、3.73(t、J=4.8Hz、2H)、2.99(t、J=4.8Hz、2H)
LCMS:C1617-Fに対して378(M+H
[実施例105]化合物105の製造
前記反応式6で説明したように、3,4,5−トリフルオロニトロベンゼンを用いて化合物85と同一の方法で合成し、標題化合物105を得た(640mg、1.6mmol)。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ=8.54(s、1H)、8.08(d、J=1.6Hz、1H)、7.29(s、1H)、7.27(s、1H)、6.71(s、1H)、5.89(d、J=1.6Hz、1H)、4.99(m、1H)、4.54(t、J=6.4Hz、1H)、4.08(t、J=9Hz、1H)、4.00(t、J=4.8Hz、2H)、3.90−3.73(m、2H)、3.69−3.62(m、3H)
LCMS:C1716-Fに対して407(M+H
[実施例106]化合物106の製造
前記実施例105で得られた化合物105を用いて、実施例89と同一の方法で反応させて標題化合物106を得た(24mg、0.061mmol、74%)。
H NMR(400 MHz、CDCl)δ=8.06(d、J=1.6Hz、1H)、7.23(s、1H)、7.18(s、1H)、6.65(s、1H)、5.90(d、J=1.6Hz、1H)、4.99(m、1H)、4.92(t、J=6.4Hz、1H)、4.06(t、J=8.8Hz、1H)、3.89−3.61(m、5H)、3.00(t、J=4.8Hz、2H)
LCMS:C1718-Fに対して393(M+H
[試験例1]試験管内の抗菌活性の測定
前記実施例1乃至106で合成したオキサゾリジノン誘導体の抗菌力を確認するために、試験管内の活性検査を下記のような方法で行った。
本発明の実施例1乃至106のオキサゾリジノン誘導体の試験管内の抗菌活性は、分光測定による薬物非処理対照群の成長と比べて菌の成長を90%まで抑制できる抗生剤の最小濃度である90%抑制濃度(MIC90、ug/mL)を測定することにより評価した。MIC90はCLSI標準[参照:Clinical and Laboratory Standards Institute Document.(2000)Methods for Dilution Antimicrobial Susceptibility Test for Bacteria that Grow Aerobically−Fifth Edition:M7−A5.CLSI、Villanova、PA]に基づいたブロスマイクロ希釈法(Broth microdilution method)で測定した。
1)試験菌株
メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA、methicillin susceptible staphylococcus aureus)、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA、methicillin resistant staphylococcus aureus)、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE、Vancomycin resistant Enterococci)、バンコマイシン−リネゾリド耐性エンテロコッカス‐フェカーリス(VLRE、Vancomycin−Linezolid Resistant Enterococcus Faecalis)、ヘモフィルス‐インフルエンゼ(Haemophilus Influenzae)とモラクセラ(moraxella)など、総14個の菌株(S.aureus、S.aureusMR、S.epidermidis、S.epidermidisMR、E.faecalis、E.faecalisVanA、E.faecalisVanA LR、E.faeciumVanA、E.faecium、E.coli、P.aeruginosa、K.pneumoniae、H.influenzae、M.catarrhalis)を用いて抗菌力を測定し、そのうちもっとも重要な二つの菌株であるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA、methicillin resistant Staphylococcus aureus)とバンコマイシン−リネゾリド耐性エンテロコッカス‐フェカーリス(VLRE、Vancomycin−Linezolid Resistant Enterococcus faecalis)の結果を表1に示した。
2)試験物質の製剤
試験物質(実施例1乃至106で合成した本発明によるオキサゾリジノン誘導体化合物1乃至106)を10240ug/mLの濃度でDMSOに溶かした後、2倍(fold)ずつ希釈し、殺菌された3次蒸溜水で20倍(fold)希釈した。抗菌試験時の最終濃度は最高128ug/mL、最低0.0625ug/mLであり、賦形剤として用いられたDMSOの濃度は最終的に2.5%(V/V)であった。対照物質としてはPharmacia&Upjohn社のリネゾリド(化学式B)の化合物を用いて、抗菌活性を比較してその結果を下記表1に示した。
[化学式B]
前記表1に示したように、本発明のオキサゾリジノン誘導体は、対照物質であるリネゾリドに比べて、極めて低い濃度で既存抗生剤に対して耐性を有する黄色ブドウ球菌とエンテロコッカス‐フェカーリスなどのグラム陽性菌に対して強い抗菌力を示した。また、前記表1には示していないが、多様なグラム陽性菌に効果的であり、ヘモフィルス‐インフルエンゼのようなグラム陰性菌に効果的な場合もあった。特に、リネゾリド耐性エンテロコッカス‐フェカーリスに対して優れた抗菌力を示しており、最近出現し始め、今後大きい問題となる可能性があるリネゾリド耐性菌にも有用に用いられることができることが分かる。
従って、本発明のオキサゾリジノン誘導体は、グラム陽性菌に対する広範囲スペクトル(broad spectrum)を有する抗生剤として有用に用いられることができる。
[試験例2]水に対する溶解度(Aqueous solubility)の測定
本発明による化学式1のオキサゾリジノン誘導体の化合物のうち、代表的な化合物のメタンスルホン酸(MSA)塩の水に対する溶解度を測定して下記表2に示した。対照物質としては前記化学式Bに示したリネゾリドを用いた。
溶解度の測定はH NMRを用い、詳細な方法は次の通りである。まず、化合物のメタンスルホン酸塩100mgを0.5mLのDOに入れ、30分間強く振って飽和溶液に作った後、濾過して0.3mLを取る。これに、濃度を正確に分かっている参照化合物溶液(本試験ではDMSOをDOで希釈させた溶液を用いる)0.3mLを入れる。この溶液のH NMRスペクトルから、参照ピーク(DMSO)とサンプルピークの積分比を求める。参照溶液の濃度は分かっているため、積分比でサンプルのmol数を計算する。このように得られたmol数を用いて、1mLに飽和されることができるサンプルの溶解度を計算する。
前記表に示したように、化学式1の化合物は塩の形態に作ることができるため、水に対する溶解度が10%を越える。一方、対照物質であるリネゾリドは水に対する溶解度が0.3%に過ぎない。従って、本発明の化合物はリネゾリドに比べて、水に対する溶解度が最高50倍以上優れる。このような長所により、本発明の化合物は経口注射兼用剤として可能な抗生剤に開発することができるため、リネゾリドの欠点を克服することができ、また、MRSAだけでなく、リネゾリド耐性菌株にも効果的であるため、リネゾリドに代替可能な優れた抗生剤としての可能性を示している。
[試験例3]化合物の細胞毒性及びMAO(Monoamine Oxidase)阻害試験
1)MTT方法を用いた細胞毒性測定法
MTT方法は、哺乳動物の細胞生存と細胞増殖を定量する発色法である。生きている細胞のミトコンドリア膜に存在するコハク酸脱水素酵素(succinate dehydrogenase)がMTTを還元させて青色のホルマザン(formazan)反応物を生成する。この方法は細胞の呼吸を測定するものであり、生成されたホルマザンの量は培養液内に生きている細胞の数と比例的な関係を有する。本試験では米国のATCC社で購入したChinese Ovary Cell(CHO−K1)を用いた。継代培養中のCHO細胞をtrypsin−EDTA溶液で処理して培養容器で分離させた後、96 well microplateに5000個ずつシーディングした。37℃、5% COインキュベーターで24時間培養した後、前記実施例で合成した本発明によるオキサゾリジノン誘導体を7つの多様な濃度勾配で処理した。37℃、5% COインキュベーターでさらに48時間培養した後、5mg/mLのMTT溶液を15uLずつ入れ、37℃、5% COインキュベーターで2時間程度反応させた。2時間後、細胞培養培地を捨てて100uLのDMSO溶液を各wellに加えた。Microplateを30分撹拌した後、Spectramax plus 190 plate reader(Molecular Devices、USA)を用いて550nmでの吸光度を測定した。化合物を処理しない対照群に対する化合物処理群の吸光度の減少は、生きている細胞の減少を示し、化合物の細胞毒性程度を測定することができる。本発明による化合物のCC50値は多様な濃度勾配下での吸光度を対照群に対する百分率に換算した後、Erithacus Software社で購入したGraFit(version 5.0.12)統計処理プログラムを用いて細胞増殖を50%減少させる濃度で求めた。
2)MAO(Monoamine Oxidase)阻害
リネゾリドはモノアミン酸化酵素(monoamine oxidase)に対して非選択的、可逆的阻害剤として作用すると知られており、アドレナリン作用性(adrenergic)あるいはセロトニン作用性(serotonergic)薬物と作用する可能性がある。前記実施例で合成した本発明によるオキサゾリジノン誘導体のmonoamine oxiase(MAO)A型とB型に対する活性阻害を測定した。MAO−GLO assay kitを米国Promega社で購入し、MAO A型とB型酵素は米国Sigma−Aldrich社で購入した。MAO酵素が基質のアミン基(amine)に作用して生じたアルデヒド(aldehyde)反応物からルシフェリンメチルエステル(luciferin methyl ester)が生成される。これに、ルシフェリン検出試薬(luciferin detection reagent)を加えてMAO酵素反応を非活性させる。同一試薬に入っているエステル分解酵素(esterase)とルシフェリン分解酵素(luciferase)はルシフェリン(luciferin)を酸化させて光(light)を生成し、この発光を測定してMAO酵素の活性を測定した。発光はLEADseeker(Amershan Bioscience、Sweden)を用いて測定した。この際、本発明による化合物は3.9〜500uMの化合物存在下でMAO活性を測定した後、化合物を処理しない対照群の活性に対する阻害程度を比較した。対照物質としてはリネゾリド(Linezolid)を用いた。本発明による化学式1の化合物のMAOに対する阻害活性を測定する時、酵素活性を50%阻害する化学式1の化合物の濃度、即ち、IC50値(これは阻害定数Kiに係る)を測定して評価することができる。加水分解の相対速度(阻害されない対照群と比較)に対する化学式1の化合物の濃度のログをプロッティングした後、基質加水分解の速度を50%減少させる阻害剤の濃度を求めることができる。
本発明による化学式1の化合物のMAO阻害効果は、阻害定数Ki値を決めることにより測定した。
<数学式1>
Ki=IC50/{1+([S]/Km)}
前記式で、Kmはミカエリス‐メンテン(Michaelis−Menten)定数で、酵素反応の最大速度の1/2である時の基質の濃度を示し、IC50は基質加水分解の速度を50%減少させる阻害剤の濃度を示す。加水分解の相対速度(阻害されない対照群と比較)に対する化学式1の化合物の濃度のログをプロッティングした後、IC50濃度を求め、Erithacus Software社で購入したGraFit(version 5.0.12)統計処理プログラムを用いた。
本発明による化学式1のオキサゾリジノン誘導体化合物のうち、代表的な化合物の細胞毒性試験とMAO阻害試験の結果を下記表3に示した。
対照物質であるリネゾリドは相当なMAO阻害効果を示し、毒性または副作用の可能性が高い薬物であるため、MAO阻害効果がない化合物を見出すために多くの努力をしている。一般的にオキサゾリジノン系の化合物は、MAO阻害剤として用いられることができるほど強いMAO阻害効果を示す。しかし、MAO阻害剤が必要な人には治療効果を提供するが、抗生剤の用途として用いられる時には副作用あるいは毒性で表れる。従って、オキサゾリジノン系抗生剤は、MAO阻害効果を必ず測定し、この効果が少ないほど有利な化合物になる。
下記表3では、対照物質としてリネゾリドと前記化学式Dに示した東亜製薬で開発したTR−700を用いた。TR−701はTR−700のプロドラッグであるため、試験管内(in vitro)試験では実際薬効をもつTR−700を用いることが好ましい。
上記表に示したように、TR−700は相当な細胞毒性を示し、また強いMAO阻害効果を示している。しかし、本発明の化合物は殆ど細胞毒性の見地から安全であり、MAO阻害効果も1/10以下である。
このように、本発明の化合物は毒性が少なく、且つ高い溶解度及び高い抗菌力を有するため、次世代抗生剤としての可能性が非常に大きいといえる。
[発明の効果]
上述したように、本発明の新規なオキサゾリジノン誘導体は、MRSAを含む耐性菌に対する抗菌スペクトラムが広く、毒性が低く、対照物質であるリネゾリドに比べて、極めて低い濃度で既存抗生剤に対して耐性を有する黄色ブドウ球菌とエンテロコッカス‐フェカーリスなどに強い抗菌力を示し、特に、リネゾリド耐性エンテロコッカス‐フェカーリスに対して優れた抗菌力を示すため、次世代オキサゾリジノン系抗生剤として有用に用いられることができる。また、本発明の環状アミドキシムまたは環状アミドラゾン基を含むオキサゾリジノン誘導体は、既存の公知された化合物より水に対する溶解度が高いため、経口投与用あるいは注射剤としての開発が容易である。

Claims (7)

  1. 下記化学式1で表されるオキサゾリジノン誘導体、その水和物、その溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容される塩。
    [化学式1]
    (前記式中、
    は水素、(C−C)アルキル、または(C−C)シクロアルキルであり;
    Yは−O−または−N(R)−であり;
    は水素、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、−(CHOC(=O)R11、−(CHC(=O)R12、−(CHC(=S)R12または−SO13であり、前記Rのアルキルは(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、ハロゲン、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルキル(C−C)アルキニル、ヒドロキシ、(C−C)シクロアルキル及びシアノからなる群から選ばれた一または二つ以上の置換基によってさらに置換され得;
    11乃至R13は互いに独立的に、水素、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、アミノ、(C−C)シクロアルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニルまたは(C−C)アルキルカルボニルであり、前記R11乃至R13のアルキル、アルコキシまたはアミノはハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)アルキルカルボニルオキシ及びヒドロキシ(C−C)アルキルから選ばれた一または二つ以上の置換基によってさらに置換され得;
    mは0〜2の整数であり;
    及びXは互いに独立的に、水素またはフッ素であり;
    Pは−O−または−NH−であるか、または下記構造の5員の芳香族複素環であり;
    Qは水素、−C(=O)R、−C(=S)R、−C(=O)NRまたは−C(=S)NRであるか、または下記構造から選ばれる5員の芳香族複素環であり;
    及びRは互いに独立的に、水素、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)シクロアルキル、(C−C)アルケニルまたは(C−C)アルキニルであり;
    及びRは互いに独立的に、水素、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキルまたは(C−C)アルケニルであり;
    は水素、ハロゲン、(C−C)アルキルまたは(C−C)シクロアルキルであり;
    前記R乃至Rのアルキルは、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、(C−C)アルキルカルボニルオキシ及びアミノからなる群から選ばれた一または二つ以上の置換基によってさらに置換され得る。)
  2. 下記化学式2または3で表される請求項1に記載のオキサゾリジノン誘導体、その水和物、その溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容される塩。
    [化学式2]
    [化学式3]
    (前記化学式2または3中、R、X、X、P、Qは、請求項1での定義と同一である。)
  3. 下記化学式4乃至6で表される請求項2に記載のオキサゾリジノン誘導体、その水和物、その溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容される塩。
    [化学式4]
    [化学式5]
    [化学式6]
    (前記化学式4乃至6中、
    は水素、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、−(CHOC(=O)R11、−(CHC(=O)R12、−(CHC(=S)R12または−SO13であり、前記Rのアルキルは(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、ハロゲン、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルキル(C−C)アルキニル、ヒドロキシ、(C−C)シクロアルキル及びシアノからなる群から選ばれた一または二つ以上の置換基によってさらに置換され得;
    11乃至R13は互いに独立的に、水素、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、アミノ、(C−C)シクロアルキルまたは(C−C)アルキルカルボニルであり、前記R11乃至R13のアルキル、アルコキシまたはアミノはハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、(C−C)アルキル、(C−C)アルキルカルボニルオキシ及びヒドロキシ(C−C)アルキルから選ばれた一または二つ以上の置換基によってさらに置換され得;
    mは0〜2の整数であり;
    Pは−O−または−NH−であるか、または下記構造の5員の芳香族複素環であり;
    Qは水素、−C(=O)R、−C(=S)R、−C(=O)NRまたは−C(=S)NRであるか、または下記構造から選ばれる5員の芳香族複素環であり;
    及びRは互いに独立的に、水素、(C−C)アルキルまたは(C−C)アルコキシであり;
    及びRは互いに独立的に、水素または(C−C)アルキルであり;
    前記R乃至Rのアルキルは、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、(C−C)アルキルカルボニルオキシ及びアミノからなる群から選ばれた一または二つ以上の置換基によってさらに置換され得る。)
  4. 下記化学式7乃至9で表される請求項2に記載のオキサゾリジノン誘導体、その水和物、その溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容される塩。
    [化学式7]
    [化学式8]
    [化学式9]
    (前記化学式7乃至9中、
    Pは−O−または−NH−であるか、または下記構造の5員の芳香族複素環であり;
    Qは水素、−C(=O)R、−C(=S)R、−C(=O)NRまたは−C(=S)NRであるか、または下記構造から選ばれる5員の芳香族複素環であり;
    及びRは互いに独立的に、水素、(C−C)アルキルまたは(C−C)アルコキシであり;
    及びRは互いに独立的に、水素または(C−C)アルキルであり;
    前記R乃至Rのアルキルは、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、(C−C)アルキルカルボニルオキシ及びアミノからなる群から選ばれた一または二つ以上の置換基によってさらに置換され得る。)
  5. 下記化合物から選ばれることを特徴とする請求項3に記載のオキサゾリジノン誘導体、その水和物、その溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容される塩。
  6. 下記化合物から選ばれることを特徴とする請求項4に記載のオキサゾリジノン誘導体、その水和物、その溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容される塩。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のオキサゾリジノン誘導体、その水和物、その溶媒和物、またはそれらの薬学的に許容される塩を有効成分とする抗生剤用医薬組成物。
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