JP5506153B2 - 基板検査装置 - Google Patents

基板検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5506153B2
JP5506153B2 JP2007334039A JP2007334039A JP5506153B2 JP 5506153 B2 JP5506153 B2 JP 5506153B2 JP 2007334039 A JP2007334039 A JP 2007334039A JP 2007334039 A JP2007334039 A JP 2007334039A JP 5506153 B2 JP5506153 B2 JP 5506153B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
contact
unit
substrate
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007334039A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009156676A (ja
Inventor
典靖 清田
守 塚本
保雄 菅
Original Assignee
株式会社ユニオンアロー・テクノロジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニオンアロー・テクノロジー filed Critical 株式会社ユニオンアロー・テクノロジー
Priority to JP2007334039A priority Critical patent/JP5506153B2/ja
Priority to TW097142999A priority patent/TWI431279B/zh
Priority to KR1020080124819A priority patent/KR101500523B1/ko
Publication of JP2009156676A publication Critical patent/JP2009156676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5506153B2 publication Critical patent/JP5506153B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2886Features relating to contacting the IC under test, e.g. probe heads; chucks
    • G01R31/2887Features relating to contacting the IC under test, e.g. probe heads; chucks involving moving the probe head or the IC under test; docking stations
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06733Geometry aspects
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2893Handling, conveying or loading, e.g. belts, boats, vacuum fingers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

本発明は基板検査装置に係り、特に、基板に設けられるパターンの導通または非導通についてプローブを用いて検査する基板検査装置に関する。
例えば、液晶基板、フラットディスプレイ基板、回路基板、半導体基板等のように、配線パターンが設けられる基板について、そのパターンが正しく形成されているかどうかを検査することが行なわれる。その検査は、外観によって行われる他に、適当なプローブを用いて、基板上のパターンの電気的導通または非導通について電気的に検査することが行なわれる。そのような電気的検査を行なう装置は、基板検査装置と呼ばれている。
電気的検査のために用いられるプローブとしては、パターンに非接触で電気信号を供給し、あるいは電気信号を検出する非接触型プローブが用いられることもあるが、多くは、接触型プローブが用いられている。接触型プローブの場合は、基板上のパターンに所定の接触圧で直接接触するため、摩耗等の問題が生じることがある。
例えば、特許文献1には、基板の導通・絶縁について2本のプローブの間に電圧を加え、流れる電流から基板のパターン抵抗を検査する基板検査機においてプローブの劣化を検出する構成が述べられている。ここでは、基板検査機にプローブ短絡板を設け、測定対象基板の検査を行なう前に2本のプローブをプローブ短絡板に下降し、そのときの抵抗値をプローブ良否判定抵抗値と比較し、所定の抵抗値よりも大きい場合に警告を出力することが開示されている。
また、特許文献2には、接触型のプローブの先端が摩耗等で交換が必要となったときに、交換容易な構成のコンタクトプローブ装置が開示されている。ここでは、プローブ案内機構に設けられた位置決めピンによってプリント基板とプローブユニットが位置決めされ、1本の取付用ネジでプローブユニットがプローブ案内機構に取り付けられるので、この1本の取付用ネジを緩めることで、プローブユニットを容易に交換できると述べられている。
特開平6−331681号公報 特開2006−330006号公報
特許文献1においては、接触型のプローブに摩耗等で接触抵抗値が大きくなると警報を出力し、交換の必要性を知らせる。また、特許文献2においては、交換が容易な較正の接触型プローブが述べられている。
このように、従来技術においては、適当な手段によって接触型プローブの交換時期を知り、これによって作業者がプローブ交換を行っている。このように、基板検査装置におけるプローブ交換は、必要なときに作業者によって行われているので、装置によっては、頻繁に交換作業を行う必要があり、また、プローブを交換すると、その接触位置等を調整する必要があり、さらに作業負荷が増大する。
本発明の目的は、プローブ交換の負荷を軽減する基板検査装置を提供することである。また、他の目的は、プローブの交換頻度を低減できる基板検査装置を提供することである。また、他の目的は、プローブの寿命延長を可能とする基板検査装置を提供することである。以下の手段は、上記目的の少なくとも1つに貢献する。
本発明に係る基板検査装置は、基板に設けられるパターンの導通または非導通についてプローブを用いて検査する基板検査装置であって、接触型プローブを先端に有するプローブアセンブリと、プローブアセンブリを着脱可能に保持するプローブユニットと、プローブユニットを任意の3次元位置に移動駆動するアクチュエータと、未使用のプローブアセンブリを配置する未使用プローブ領域と、使用済みプローブアセンブリを配置できる使用済みプローブ領域とを有する交換用トレイと、プローブユニットの接触型プローブの先端高さを較正するためのプレートであって、表面に導体部を有する高さ基準プレートと、制御部と、を備え、接触型プローブは、基板に設けられる複数のパターンについて連続的に走査して検査する際の走査方向に沿って、基板表面に対し、予め定めた所定の傾斜角度を有する傾斜プローブであって、さらに、プローブユニットの接触型プローブの先端形状を撮像するための撮像手段と、接触型プローブの先端の接触位置を補正するためのプレートであって、接触型プローブの走査方向に直交する方向に延伸して配置される導体パターン部を有する接触位置基準プレートと、を備え、制御部は、アクチュエータに対し、プローブユニットを交換のために交換用トレイの使用済みプローブ領域に移動させるトレイ往路移動処理手段と、プローブユニットに対し、プローブアセンブリを取り外し、交換用トレイの使用済みプローブ領域に配置させる取り外し処理手段と、アクチュエータに対し、プローブアセンブリが取り外されたプローブユニットを交換用トレイの未使用プローブ領域に移動させるトレイ内移動処理手段と、プローブユニットに対し、交換用トレイの未使用プローブ領域に配置される未使用のプローブアセンブリを取り付けて保持させる取り付け処理手段と、アクチュエータに対し、プローブアセンブリが交換された交換済みプローブユニットの接触型プローブの先端を高さ基準プレートの導体部に向かって移動させる高さ較正移動処理手段と、接触型プローブと導体部との間の電気的接触を検知し、そのときのアクチュエータの高さ位置をプローブユニットの接触基準高さとして設定する高さ較正手段と、アクチュエータに対し、高さ較正が終わったプローブユニットをもとの検査位置に戻すトレイ復路移動処理手段と、アクチュエータに対し、プローブユニットの接触基準高さに高さ位置を設定させる高さ設定処理手段と、高さ設定処理が行われた状態で、撮像手段が撮像したプローブユニットの接触型プローブの先端形状の位置と、予め定めた基準位置との比較に基づいて、プローブユニットの接触型プローブの走査方向に垂直な方向の先端位置のずれを較正する先端位置ずれ較正手段と、アクチュエータに対し、先端位置ずれ較正が行われた状態で、プローブユニットの接触型プローブの先端を接触位置基準プレートの導体パターンの延伸方向に直交する方向に移動させる先端較正移動処理と、接触型プローブと導体パターンとの間の電気的接触を検知し、そのときのアクチュエータの走査方向に沿った位置をプローブユニットの接触基準位置として設定する接触位置較正手段と、を有することを特徴とする。

また、本発明に係る基板検査装置において、プローブユニットは、本体部と、本体部に対しプローブアセンブリの上面側持して移動可能なホルダ部であって、本体部に対しプローブアセンブリを押し付ける方向に移動してプローブアセンブリを固定保持し、本体部からプローブアセンブリを解放する方向に移動してプローブアセンブリを取り外し可能状態にするホルダ部と、を有することが好ましい。
また、本発明に係る基板検査装置において、接触型プローブは、基板に設けられる複数のパターンについて連続的に走査して検査する際の走査方向に沿って、基板表面に対し、予め定めた所定の傾斜角度を有する傾斜プローブであって、さらに、プローブユニットの接触型プローブの先端形状を撮像するための撮像手段と、接触型プローブの先端の接触位置を補正するためのプレートであって、接触型プローブの走査方向に直交する方向に延伸して配置される導体パターン部を有する接触位置基準プレートと、を備え、制御部は、アクチュエータに対し、プローブユニットの接触基準高さに高さ位置を設定させる高さ設定処理手段と、高さ設定処理が行われた状態で、撮像手段が撮像したプローブユニットの接触型プローブの先端形状の位置と、予め定めた基準位置との比較に基づいて、プローブユニットの接触型プローブの走査方向に垂直な方向の先端位置のずれを較正する先端位置ずれ較正手段と、アクチュエータに対し、先端位置ずれ較正が行われた状態で、プローブユニットの接触型プローブの先端を接触位置基準プレートの導体パターンの延伸方向に直交する方向に移動させる先端較正移動処理と、接触型プローブと導体パターンとの間の電気的接触を検知し、そのときのアクチュエータの走査方向に沿った位置をプローブユニットの接触基準位置として設定する接触位置較正手段と、を有することが好ましい。
また、本発明に係る基板検査装置において、プローブユニットは、基板に設けられる複数のパターンについて連続的に走査して検査する際の第1走査方向に沿って、基板表面に対し、予め定めた所定の傾斜角度を有する接触型プローブを含む第1プローブアセンブリと、第1走査方向とは反対方向の走査方向である第2走査方向に沿って、基板表面に対し、予め定めた所定の傾斜角度を有する接触型プローブを含む第2プローブアセンブリと、を有することが好ましい。
また、本発明に係る基板検査装置において、プローブユニットの接触型プローブの先端に近接して配置され、接触型プローブの先端と検査対象の基板の表面との間の間隔を検出するギャップセンサを備え、制御部は、アクチュエータに対し、ギャップセンサの検出結果に応じて、プローブユニットの高さ位置を接触基準高さに追従させる高さ追従処理手段を有することが好ましい。
上記構成により、基板検査装置は、接触型プローブを先端に有するプローブアセンブリを着脱可能に保持するプローブユニットを有する。そして、未使用のプローブアセンブリを配置する未使用プローブ領域と、使用済みプローブアセンブリを配置できる使用済みプローブ領域とを有する交換用トレイが備えられる。ここで、プローブユニットを交換のために交換用トレイの使用済みプローブ領域に移動させ、プローブアセンブリを取り外して交換用トレイの使用済みプローブ領域に配置させ、プローブアセンブリが取り外されたプローブユニットを交換用トレイの未使用プローブ領域に移動させ、そのプローブユニットに未使用プローブアセンブリを取り付けて保持させ、プローブアセンブリが交換された交換済みプローブユニットをもとの検査位置に戻す。これらは制御部の制御の下でアクチュエータ等を用いて行われるので、プローブ交換の負荷を軽減することができる。
また、基板検査装置において、プローブユニットは、本体部と、本体部に対しプローブアセンブリの上面側持して移動可能なホルダ部を有し、本体部に対しプローブアセンブリを押し付ける方向にホルダ部を移動させてプローブアセンブリを固定保持し、本体部からプローブアセンブリを解放する方向にホルダ部を移動させてプローブアセンブリを取り外し可能状態にする。したがって、プローブユニットは、接触型プローブを先端に有するプローブアセンブリを着脱可能に保持することができる。
また、基板検査装置において、プローブユニットの接触型プローブの先端高さを較正するために、表面に導体部を有する高さ基準プレートを備える。そして、プローブユニットの接触型プローブの先端を高さ基準プレートの導体部に向かって移動させ、接触型プローブと導体部との間の電気的接触を検知し、そのときのアクチュエータの高さ位置をプローブユニットの接触基準高さとして設定する。このように、プローブ高さを適切なものとして、不適切なプローブ高さのための摩耗等を抑制し、プローブの寿命延長を図ることができる。
また、基板検査装置において、接触型プローブは、基板に対し連続的に走査して検査する際の走査方向に沿って傾斜する傾斜プローブである場合に、接触型プローブの先端形状を撮像するための撮像手段と、接触型プローブの先端の接触位置を補正するための接触位置基準プレートとを備える。そして、プローブユニットの高さ位置が接触基準高さに設定された状態で、撮像手段の撮像結果に基づいて、接触型プローブの走査方向に垂直な方向の先端位置のずれを較正し、接触型プローブの先端を接触位置基準プレートの導体パターンの延伸方向に直交する方向に移動させて接触型プローブと導体パターンとの間の電気的接触を検知し、そのときのアクチュエータの走査方向に沿った位置をプローブユニットの接触基準位置として設定する。このように、プローブ位置を適切なものとして、不適切なプローブ位置のための摩耗等を抑制し、プローブの寿命延長を図ることができる。
また、基板検査装置において、プローブユニットは、第1走査方向に沿って所定の傾斜角度で傾斜する第1プローブアセンブリと、第1走査方向とは反対方向の走査方向である第2走査方向に沿って所定の傾斜角度で傾斜する第2プローブアセンブリとを有する。したがって、基板検査の走査を第1走査方向と第2走査方向と交互に切り換えることができ、いわゆる往復走査、あるいは双方向走査ができる。そして、第1走査方向の測定には第1プローブが用いられ、第2走査方向の測定には第2プローブが用いられる。このように、双方向走査において、第1プローブアセンブリと第2プローブアセンブリが交互に用いられるので、各プローブアセンブリの使用頻度が半分となり、これによりプローブの交換頻度を低減できる。
また、基板検査装置において、接触型プローブの先端と検査対象の基板の表面との間の間隔を検出するギャップセンサを備え、ギャップセンサの検出結果に応じて、プローブユニットの高さ位置を接触基準高さに追従させる。例えば、基板のうねり等の影響を受けることが少なくなり、例えば接触圧について余裕を持って高めに設定する必要性が減少する。これによって、不適切な接触圧のための摩耗等を抑制し、プローブの寿命延長を図ることができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下では、測定対象の基板として、配線パターンを有する液晶表示装置用のガラス基板を説明するが、これ以外でも、パターンの導通、非導通を検査する必要のある基板であればよい。例えば、半導体ウェーファ、回路基板等であってもよい。また、パターンの導通、非導通を測定するプローブとして、パターンの一方端において接触型プローブを用い、他方端において非接触型プローブを用いるものとして説明するが、少なくとも接触型プローブを1つ用いるものであればよい。例えば、上記の例で、他方端においても接触型プローブを用いるものとしてもよい。また、3端子以上の測定の場合でも、少なくとも1端子が接触型プローブを用いるものであればよい。
また、以下では、プローブアセンブリとして先端に針状プローブが固定されたものとして説明するが、これは説明のための一例であって、これ以外の構造であっても接触型プローブを有するプローブアセンブリであればよい。例えば、プローブが弾性を有するスプリングプローブ、ワイヤプローブ等であってもよい。また、いわゆるカンチレバー式プローブである片持梁形のプローブアセンブリであってもよい。また、複数のプローブが1つのユニットに取り付けられている構造であってもよい。
また、以下では、プローブユニットの移動駆動について、XY方向の移動のためのアクチュエータとしてリニアモータを説明し、Z方向の移動のためのアクチュエータとしてリードスクリュー型モータを説明するが、これは説明のための一例である。したがって、一般的に用いられる移動駆動用アクチュエータをいずれの方向の移動のために用いるものとしてもよい。上記のリニアモータ、リードスクリュー型モータの他に、ボイスコイルモータ、可動線輪型モータ等を用いてもよい。また、案内機構としてガイド溝を用いるものとして説明するが、勿論、ガイドレール等の他の案内機構を用いるものとしてもよい。
図1は、基板検査装置10の構成を示す平面図である。基板検査装置10は、基板に設けられるパターンの導通または非導通についてプローブを用いて検査する機能を有する装置であり、基板上のパターンに対しプローブを相対的に走査させる機構と、パターンの導通、非導通を評価する測定機能とを有する。そして、ここでは特に、摩耗等で交換が必要となったプローブを自動的に交換する機能を有する。なお、図1には、基板検査装置10の構成要素ではないが、配線パターン6を有する液晶表示装置用のガラス製の基板8が示されている。基板8は、1枚が搭載されている様子が示されているが、後述するように、この1枚の基板8に複数の検査対象ブロックが含まれていてもよく、また、複数枚の基板8が搭載されるものとしてもよい。また、図1には、X方向とY方向がそれぞれ示されている。
基板検査装置10は、測定対象物であるガラス製の基板8を保持する本体ステージ12、本体ステージ12の左右端近傍にY方向に延伸して設けられるガイド溝14,16、ガイド溝14,16に案内されて本体ステージ12上をY方向に移動可能なガントリ20、ガントリ20の上面にX方向に延伸して設けられるガイド溝22,23、ガイド溝22に案内されてガントリ20上をX方向に移動可能なプローブステージ24、ガイド溝23に案内されてガントリ20上をX方向に移動可能なセンサステージ25を含んで構成される。
また、基板検査装置10は、さらに、配線パターン6の検査のために、ガントリ20の一方端側に設けられる非接触型センサプローブ26と、プローブステージ24に搭載されるプローブユニットセット30とを含む。
また、基板検査装置10は、プローブユニットセット30に含まれるプローブアセンブリを交換するための交換用トレイ60を含んで構成される。さらに、プローブアセンブリの高さ、位置を較正するためのものとして、高さ基準部70、プローブ撮像カメラ80、接触位置基準部90を含んで構成される。交換用トレイ60、高さ基準部70、プローブ撮像カメラ80、接触位置基準部90は、本体ステージ12上に配置される。
また、基板検査装置10は、非接触型センサプローブ26とプローブユニットセット30とをそれぞれ独立に基板8に対しXYZの方向に移動させるために複数のアクチュエータを含んで構成される。そしてこれらのアクチュエータの駆動のためのアクチュエータ駆動部110を備える。また、配線パターンの導通、非導通を評価する測定機能として、基板評価部112を備える。
さらに、基板検査装置10は、これらの各要素を全体として制御する制御部120を含む。制御部120は、基板検査モジュール122と、ここでは特に、プローブユニットセット30について位置決め等を較正し、必要なときに自動的にプローブを交換するための処理を行うメンテナンスモジュール124とを含む。
基板検査装置10における本体ステージ12は、検査対象である基板8を保持する平坦な基台である。図1には図示されていないが、本体ステージ12には、適当な基板搬入搬出装置が接続され、未検査の基板8が本体ステージ12に搬入され、検査済みの基板8が本体ステージ12から運び出される。搬入搬出には、例えば、基板8の両端の辺を真空技術で吸着支持するフォークアームを移動させる方法、機械的に基板8の両辺を載置支持するフォークアームを移動させる方法、気体圧を用いて基板8を浮上させ本体ステージ12の上を移動させる方法等を用いることができる。基板8は、本体ステージ12上において、機械的な位置決め技術、真空技術、静電保持技術等で、位置決めされて保持される。
ガイド溝14,16は、ガントリ20をY方向に移動させるときの案内機能を有し、ガントリ20の底面に設けられるガイド部材が入り込むことができる凹溝である。ガイド溝14,16は、本体ステージ12の上面において、左右の両端に近い箇所に、Y方向に沿って平行に設けられる。平行に走る2本のガイド溝14,16の間の間隔は、基板8のX方向の幅よりも大きく設定される。
ガントリ20は、ガイド溝14,16に案内され、本体ステージ12の上部をY方向に移動できる部材である。図2は、ガントリ20の周辺の詳細な斜視図である。ガントリ20の両端部、つまりガイド溝14,16に案内される部分は、リニアモータが設けられ、アクチュエータ駆動部110と接続される。
両端のリニアモータは、本体ステージ12側に設けられる永久磁石と協働してY方向の駆動力を発生するコイルを含んで構成することができる。リニアモータの底面には、上記のように、ガイド溝14,16に入り込むことができるガイド部材が設けられ、例えばボールベアリング等でガイド溝14,16と少ない摩擦力で接触する。各リニアモータはアクチュエータ駆動部110を介して制御部120と接続され、制御部120の制御の下で作動し、ガントリ20を+Y方向、あるいは−方向に移動駆動する。
両端のリニアモータを結び、X方向に延びる部分は、本体ステージ12の上部で基板8に接触しない高さに設けられるガントリ部である。ガントリ部の上面には、ガイド溝22,23が設けられる。図2においてガントリ部の右側に配置されるガイド溝22は、プローブステージ24をX方向に移動させるときの案内機能を有し、プローブステージ24の底面に設けられるガイド部材が入り込むことができる凹溝である。また、図2においてガントリ部の左側に配置されるガイド溝23は、センサステージ25をX方向に移動させるときの案内機能を有し、センサステージ25の底面に設けられるガイド部材が入り込むことができる凹溝である。
プローブステージ24は、プローブユニットセット30を搭載する部材で、リニアモータを内蔵し、ガントリ20側に設けられる永久磁石と協働してX方向の駆動力を発生するコイルを含んで構成することができる。リニアモータの底面には、上記のように、ガイド溝22に入り込むことができるガイド部材が設けられ、例えばボールベアリング等でガイド溝22と少ない摩擦力で接触する。センサステージ25は、非接触型センサプローブ26を搭載する部材で、プローブステージ24と同様の構成を有する。
また、ガントリ20の両端部の近くに、非接触型センサプローブ26と、プローブユニットセット30がそれぞれ配置される。図1、図2の例では、図上の左側、つまり−X側の端部に非接触型センサプローブ26が配置され、右側である+X側の端部に接触型のプローブを有するプローブユニットセット30が配置される。非接触型センサプローブ26と、プローブユニットセット30とは、基板8の上にX方向に延びて配置される配線パターン6の両端にそれぞれの検出部が位置するように、ガントリ20の両端部の近くに配置される。図1、図2の例では、一本の配線パターン6が示されているが、その右端部にプローブユニットセット30のプローブが接触し、左端部に非接触型センサプローブ26の検出部が配置される。
非接触型センサプローブ26は、上記のように、検査される配線パターン6の一方端にプローブユニットセット30のプローブが接触するとき、その配線パターン6の他方端に来るように配置される探触子である。非接触型センサプローブ26の検出信号は、適当な信号線によって基板評価部112に伝送される。
例えば、プローブユニットセット30のプローブから高周波信号が配線パターン6に供給されるとき、その高周波信号の有無を検出する機能を有する。この場合には、高周波信号が検出されると、その配線パターン6は、導通があると基板評価部112によって判断され、一方、高周波信号が検出されないと、その配線パターン6は、非導通であるとされる。かかる非接触型センサプローブ26としては、検出コイルを備えるものを用いることができる。
また、プローブユニットセット30のプローブから配線パターン6に直流信号が供給されるものとすることもできるが、この場合には、非接触型センサプローブ26としては、電界の有無を検出する機能を有するものを用いることができる。例えば、静電容量センサ等を用いることができる。
配線パターン6の導通、非導通を検出する探触子としては、接触型のものを用いることも、非接触型のものを用いることができるが、いずれも一長一短がある。接触型のものは、確実に配線パターン6に信号を供給でき、あるいは確実に配線パターン6から信号を得ることができる。しかし、一方で接触による摩耗があるので、探触子として寿命があり、その場合には新しい探触子に交換することが必要となる。非接触型のものは、摩耗等の恐れがなく、ほぼ永久的に使用することができる。しかし、一方で、非接触で配線パターン6に信号の出し入れをするので、配線パターン6の形状によっては、誤認識をする可能性がある。例えば、配線パターンが分岐し、あるいは局部的に短絡しているような場合に、接触型に比べると、誤認識をする可能性が高くなる。したがって、場合によって、使い分けをすることがよい。図1、図2の例では、信号供給側に接触型のプローブユニットセット30を用い、信号検出側に非接触型センサプローブ26を用いるものとしてある。
プローブユニットセット30は、接触型の探触子である。上記のように、ガントリ20はY方向に沿って、+Y方向と−Y方向に移動可能であるので、+Y方向に走査する場合に適したプローブユニットと−Y方向に走査する場合に適したプローブユニットとを含んで構成される。図3には、プローブユニットセット30が後述する交換用トレイ60とともに図示されている。なお、以下では図1、図2と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、以下では図1、図2の符号を用いて説明する。
図3に示されるように、プローブユニットセット30は、2つのプローブユニット32,33から構成される。プローブユニット32は、+Y方向の走査に用いられ、プローブユニット33は、−Y方向の走査に用いられる。プローブユニット32とプローブユニット33とは、Y方向に沿って一列に配置され、XZ平面に対し対称形である。これら2つのプローブユニット32,33の間の大きな相違は、ユニットセットとして配置されるとき、それぞれのプローブのXY平面に対する傾斜角度の方向が互いに逆であることである。
図3では、プローブユニット33の針状プローブ53のみが図に表れているが、この針状プローブ53は、YZ平面内で、−Y方向となす傾斜角度が鋭角である。プローブユニット32の先端部は図3には現れていないが、その針状プローブ52は図2に表されている。ここで示されるように、この針状プローブ52は、YZ平面内で、+Y方向となす傾斜角度が鋭角である。すなわち、+Y方向の走査に用いられるプローブユニット32は、YZ平面内で、+Y方向となす傾斜角度が鋭角である針状プローブ52を有し、−Y方向の走査に用いられるプローブユニット33は、YZ平面内で、−Y方向となす傾斜角度が鋭角である針状プローブ53を有する。鋭角の傾斜角度としては、例えば+45度から+80度程度、好ましくは+60度程度とすることができる。
針状プローブの傾斜角度の方向の相違を除けば、プローブユニット32,33は同様の構成を有するので、以下では、プローブユニット32に代表させて、その各要素について説明する。
プローブユニット32は、図3には表れていない針状プローブ52を有するプローブアセンブリ50を着脱自在に保持し、これをZ方向に移動して、針状プローブ52を配線パターン6に適切な接触状態で接触させる機能を有する装置である。
プローブユニット32は、プローブステージ24に取付板27を介して固定して取り付けられる取付部34と、取付部34に対しZ方向に移動可能な本体部36と、本体部36に取り付け固定されるエアシリンダであるホルダ駆動部38と、ホルダ駆動部38によってZ方向に移動駆動され、プローブアセンブリ50の上面側を支持するホルダ部40と、本体部36の一部であってプローブアセンブリ50の底面側を支持する支持板42と、本体部36をZ方向に移動駆動するアクチュエータであるリードスクリュー型モータ44と、図示されていないがエアシリンダであるホルダ駆動部38に駆動気体圧を供給する供給流路とを含んで構成される。
リードスクリュー型モータ44は、本体部36を取付部34に対しZ方向に移動駆動するZ方向アクチュエータである。本体部36は取付部34に対しZ方向移動可能に保持されており、リードスクリュー型モータ44は、その駆動軸の移動方向がZ方向とされ、駆動軸が本体部36と接続される。リードスクリュー型モータ44は、アクチュエータ駆動部110を介して制御部120の制御の下で作動する。
ホルダ駆動部38は、本体部36に取り付けられ、ホルダ部40をZ方向に移動駆動するアクチュエータであるが、リードスクリュー型モータ44と異なり、プローブアセンブリ50をZ方向に移動する機能は有しない。プローブアセンブリ50は、支持板42によって底面側が支持されているので、本体部36の一部である支持板42のZ方向移動に伴ってプローブアセンブリ50はZ方向に移動する。これに対し、ホルダ駆動部38によって移動駆動されるホルダ部40は、プローブアセンブリ50の上面側を支持するので、ホルダ部40の移動によってプローブアセンブリ50が支持板42の側に押し付けられるが、それ以上Z方向に移動するものではない。
かかるホルダ駆動部38は、上記のようにエアシリンダで構成することができる。すなわち、図示されていない供給流路からの加圧流体によって駆動軸をZ方向に突き出すことでホルダ部40を−Z方向に移動させ、加圧流体を開放することで適当な付勢手段を用いてホルダ部40を+Z方向に移動させることができる。エアシリンダに代えて電磁プランジャ等の手段を用いることもできる。ホルダ駆動部38も、適当な信号線でアクチュエータ駆動部110を介し制御部120に接続される。
上記のように、支持板42に対しホルダ部40が移動可能であるので、支持板42とホルダ部40とは、プローブアセンブリ50を着脱自在に保持する機能を有する。その意味で、このセットをプローブアセンブリ50のホルダと呼ぶこともできる。上記のように、支持板42は本体部36と一体であり、ホルダ部40は本体部36に対しZ方向に移動可能である。そして、ホルダ部40は、エアシリンダであるホルダ駆動部38によってZ方向に移動駆動される。したがって、ホルダ部40は、プローブアセンブリ50を支持板に押し付ける方向、すなわち−Z方向に移動するときは、プローブアセンブリ50を固定保持し、プローブアセンブリ50を解放する方向、すなわち+Z方向に移動するときは、プローブアセンブリ50を取り外し可能状態にする。
また、上記のように、支持板42は、本体部36と一体であり、本体部36は取付部34に対しZ方向に移動可能である。プローブアセンブリ50がホルダ部40と支持板42によってしっかり保持固定されているときは、プローブアセンブリ50は、リードスクリュー型モータ44の移動駆動によって、Z方向に移動する。つまり、プローブユニット32は、プローブアセンブリ50を着脱自在に保持する機能とともに、プローブアセンブリ50をしっかり固定保持する状態において、プローブアセンブリ50をZ方向に移動してZ方向の高さを設定することができる機能を有する。
したがって、プローブユニットセット30におけるプローブアセンブリ50,51は、ガントリ20の両端部のリニアモータによってY方向に移動駆動され、プローブステージ24のリニアモータによってX方向に移動駆動され、プローブユニット32,33のリードスクリュー型モータ44,45によってZ方向に移動駆動される。そして、プローブユニット32,33のホルダ駆動部38,39によって、プローブユニット32,33に対し、着脱自在に保持される。
再び図1に戻り、本体ステージ12に設けられる交換用トレイ60、高さ基準部70、プローブ撮像カメラ80、接触位置基準部90について、図3から図8を用いて説明する。以下では図1、図2、及びプローブユニットセットに関する図3の部分と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
交換用トレイ60、高さ基準部70、プローブ撮像カメラ80、接触位置基準部90は、基板検査装置10の基板検査の機能とは別に、プローブユニットセット30に関する交換と較正のために用いられるものである。そこで、これらは、本体ステージ12において、基板8を保持する領域の外、つまり、基板検査領域の外側の領域に配置される。ガントリ20が、プローブユニットセット30をこれらが配置される領域に移動させることができるように、ガイド溝14,16は、基板検査領域をカバーするよりも長い距離で、本体ステージ12の上に配置される。
交換用トレイ60は、本体ステージ12上に配置されるトレイで、未使用のプローブアセンブリが配置されているものであるが、また、交換用トレイは、プローブユニットセット30からプローブアセンブリを交換するときの作業領域でもある。図3の右側には、交換用トレイ60の構成が示されている。
交換用トレイ60は、台部62と、台部62上に設けられる2つの領域として、使用済みのプローブアセンブリ55を配置できる使用済みプローブ領域61と、未使用のプローブアセンブリ57を配置する未使用プローブ領域63とを有する。使用済みプローブ領域61も未使用プローブ領域63も、複数の載置台64が配置される。載置台64は、X方向に平行に配置された2本で一組をなし、この一組の載置台64によって、最大3つのプローブユニットを位置決めして載置することができる。位置決めのために、載置台64にそれぞれ3つの位置決めピン66が設けられる。この位置決めピン66に対応し、プローブアセンブリの底面には、位置決め穴が設けられている(後述の図17参照)。
上記の一組の載置台を載置台組と呼ぶことにすると、図3の例では、交換用トレイ60の使用済みプローブ領域61に2つの載置台組がX方向に平行に配置され、未使用プローブ領域63にも2つの載置台組がX方向に平行に配置されている。未使用プローブ領域63の2つの載置台組は、使用済みプローブ領域61の2つの載置台組と、X方向に沿って同軸に配置されている。すなわち、使用済みプローブ領域61の2つの載置台組を構成する4つの載置台64の長手方向の延長上に、未使用プローブ領域63の2つの載置台組を構成する4つの載置台64がその長手方向を一致させるようにして配置される。
このX方向に平行に配置される2つの載置台組のY方向に沿って測った配置間隔は、プローブユニットセット30を構成する2つのプローブユニット32,33のY方向に沿って測った配置間隔と同じに設定される。これにより、プローブユニットセット30を交換用トレイ60の位置に移動させたとき、2つのプローブユニット32,33を構成する2つのプローブアセンブリ50,51が、交換用トレイ60の2つの載置台組を構成する各載置台の上に来るようにできる。
このような配置を利用して、2つのプローブユニット32,33を構成する2つのプローブアセンブリ50,51を自動交換することができる。自動交換には、ガントリ20のY方向移動機能、プローブステージ24のX方向移動機能、プローブユニット32,33のZ方向移動機能、プローブユニット32,33のホルダ駆動部38,39のプローブアセンブリ着脱機能が用いられる。
自動交換は、次のような手順で行われる。すなわち、プローブアセンブリ50,51が摩耗等で交換が必要になったと判断されると、ガントリ20のY移動駆動によって、プローブユニットセット30を交換用トレイ60の使用済みプローブ領域61に移動させる。そして、上記のホルダ駆動部38の機能を用い、適当にプローブユニットセット30をX方向及びZ方向に移動させ、プローブアセンブリ50,51をプローブユニット32,33から取り外す。取り外されたプローブアセンブリは、使用済みのプローブアセンブリ55として、使用済みプローブ領域61の載置台組の上に置かれる。
そして、プローブアセンブリが取り外されたプローブユニットセット30は、未使用プローブ領域63に移動し、そこで上記のホルダ駆動部38の機能を用い、適当にプローブユニットセット30をX方向及びZ方向に移動させ、未使用のプローブアセンブリ56,57をプローブユニット32,33に取り付ける。さらに詳細な交換の手順については、制御部120のメンテナンスモジュール124の機能の説明のところで説明する。
次に、高さ基準部70、プローブ撮像カメラ80、接触位置基準部90について説明する。これらは、プローブユニット32,33を構成するプローブアセンブリ50,51が交換されたとき、あるいは使用が長期間に渡ったときに、プローブアセンブリ50,51の位置、特に針状プローブ52,53の位置を較正し、適切な状態とする機能を有する。なお、プローブユニットの針状プローブが関係するので、図3において針状プローブ53が図示されていたプローブユニット33を用いて説明するものとするが、勿論プローブユニット32についても同様の内容となる。
図4は、高さ基準部70においてプローブユニット33における針状プローブ53の高さが較正される様子を説明する図である。高さ基準部70は、上記のように、本体ステージ12の基板検査領域の外側に設けられ、プローブユニット33の針状プローブ53の先端高さを較正するためのものである。高さ基準部70は、台72の上に、表面に導体部を有する高さ基準プレート74を備える。ここで導体部は、予め接地等の定められた電位に接続されている。
針状プローブ53の高さを較正するには次の手順による。すなわち、ガントリ20のY方向移動機能、プローブステージ24のX方向移動機能によって、プローブユニット33が高さ基準部70の上方に移動される。そして、プローブユニット33のリードスクリュー型モータ45のZ方向移動機能によって、針状プローブ53が−Z方向に向かって所定の微小ステップで下ろされる。針状プローブ53の先端部が導体部に接触すると、基板評価部112は、針状プローブ53が導体部と電気的接触をしたことを検知する。この針状プローブ53と高さ基準プレート74の導体部との間の電気的接触が検知されたときのZ方向高さ位置、つまりリードスクリュー型モータ45のステップ位置が、プローブユニット33の接触基準高さとして設定される。この設定によって、針状プローブ53の高さが較正される。例えば、較正前に比べ、ΔZだけ高さ位置が異なっていれば、ΔZを較正値として、接触高さ位置が変更される。
図5は、プローブ撮像カメラ80においてプローブユニット33における針状プローブ53のX方向位置が較正される様子を説明する図である。プローブ撮像カメラ80は、上記のように、本体ステージ12の基板検査領域の外側に設けられ、プローブユニット33の針状プローブ53の先端位置、特にX方向位置を較正するためのものである。プローブ撮像カメラ80は、本体ステージ12の上に設けられ、撮像方向を上方とし、針状プローブ53を下方から撮像するように配置される。
図6は、プローブ撮像カメラ80の撮像画像82の例を示す図である。撮像画像82の中心に破線で示されている像84が、針状プローブ53が標準状態であるときを示す像である。実際に撮像された像86と、この標準状態の像84との差を求めることで、針状プローブ53の位置ずれを較正することができる。図6の例では、針状プローブ53は、標準状態に比べ、X方向にΔX、Y方向にΔYずれていることが分かる。なお、プローブ撮像カメラ80による位置ずれ較正を行う前に、図4で説明した高さ較正を行い、接触基準
高さにおいて、位置ずれ較正を行う必要がある。
プローブ撮像カメラ80によって、針状プローブ53のX方向位置ずれΔX、Y方向位置ずれΔYを得ることができるが、Y方向位置ずれは、針状プローブ53の傾斜方向に沿った位置ずれであるので、XY平面を撮像した撮像画像82では正確ではない。そこで、接触位置基準部90を用いて、針状プローブ53のY方向、すなわち、プローブユニットセット30が基板検査を行なうときの走査方向に沿った方向の位置ずれが正確に較正される。
図7は、接触位置基準部90においてプローブユニット33における針状プローブ53のY方向位置が較正される様子を説明する図である。図8は、その原理を説明する図である。接触位置基準部90は、上記のように、本体ステージ12の基板検査領域の外側に設けられ、プローブユニット33の針状プローブ53の先端位置のうち、特にY方向の位置を較正するためのものである。接触位置基準部90は、台92の上に接触位置基準プレート94が取り付けられている。そして、接触位置基準プレート94には、針状プローブ53の傾斜方向、つまりプローブユニット33の走査方向でもあるY方向に直交する方向に延伸する導体パターン部96が配置されている。ここで導体パターン部96は、予め接地等の定められた電位に接続されている。なお、接触位置基準プレート94の表面高さは、図4で説明した高さ基準部70の表面高さとの間の高さ差をパラメータとして有しているので、相互の基準の間の相対的高さ関係が保持されるようになっている。
針状プローブ53のY方向位置を較正するには次の手順による。最初に図4で説明した高さ較正を行い、次に図5で説明したX方向位置ずれ較正を行うことが好ましい。その後に、ガントリ20を移動駆動して、プローブユニット33を基板検査の走査方向であるY方向に移動させる。そして、針状プローブ53の先端部が導体パターン部96に交差して接触すると、基板評価部112は、針状プローブ53が導体パターン部96と電気的接触をしたことを検知する。そのときのY方向位置、つまりガントリ20のリニアモータのステップ位置が、プローブユニット33の接触基準位置として設定される。この設定によって、針状プローブ53のY方向位置が正確に較正される。
図8は、針状プローブ53が矢印方向に移動し、導体パターン部96に接触したときの様子を示す図である。接触部分98に注目すると、針状プローブ53が傾斜角度θを有するために、針状プローブ53を下方から見たときのY方向の先端位置と、実際に導体パターン部96に接触した先端位置との間にY方向の位置の差が生じていることが分かる。針状プローブ53を下方から見たときのY方向の先端位置は、図6で説明したY方向の先端位置である。したがって、接触位置基準部90を用いることで、傾斜角度を有する針状プローブ53の基板検査において、Y方向に走査する際に配線パターン6に接触するときの先端位置が正確に検出できる。なお、上記のように、傾斜角度θは、基板検査における走査方向と針状プローブ53とがなす角度で、鋭角に設定され、具体的には、傾斜角度θは+45度から+80度程度、好ましくは+60度程度が好ましい。
このように、高さ基準部70、プローブ撮像カメラ80、接触位置基準部90を用いることで、プローブユニットセット30を構成するプローブユニット32,33の針状プローブ52,53のZ方向位置、X方向位置、Y方向位置をそれぞれ正確に検知できる。これにより、例えば、プローブユニット32,33を交換したとき、あるいは長期間の使用の後において、針状プローブ52,53の位置の標準状態からのずれを求め、標準状態に対する較正を行うことができる。
基板検査においては、基板のうねり等によって、針状プローブと基板との間の接触状態が変化することが生じる。針状プローブの先端位置を基板のうねり等に追従させるために、ギャップセンサを用いることができる。以下では、図1から図8と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図9、図10は、プローブユニット33の針状プローブ53の先端に近接してギャップセンサユニット100を配置する例を示す図である。ギャップセンサユニット100は、プローブユニット33の本体部36に一体的に固定される取付部102と、ギャップセンサ104を含んで構成される。
ギャップセンサ104は、その検出部と基板8との間の間隔を検出するセンサで、例えば、静電容量型距離センサ、光の反射を利用する光学式距離センサ、超音波の反射を利用する超音波距離センサ等を用いることができる。ギャップセンサ104の検出データΔGは適当な信号線で制御部120に伝送され、予め定めた基準間隔と比較される。そして、ΔGが基準間隔に追従するように、プローブユニット33のリードスクリュー型モータ45に指令が出される。これによって、プローブユニット33が基板検査の走査中において、基板8のうねりに針状プローブ53の先端が追従し、針状プローブ53と基板8との接触状態が適切な状態に維持されることになる。
再び図1に戻り、アクチュエータ駆動部110、基板評価部112、制御部120を説明する。以下では、いままでの符号を用いて説明する。
アクチュエータ駆動部110は、ガントリ20のリニアモータ、プローブステージ24のリニアモータ、プローブユニット32,33のリードスクリュー型モータ44,45、ホルダ駆動部38,39に対する駆動信号等を生成する装置である。具体的には、モータ駆動回路、エアシリンダ制御弁駆動回路等で構成される。アクチュエータ駆動部110は制御部120の制御の下で動作する。
基板評価部112は、非接触型センサプローブ26の状態データ、プローブユニットセット30の状態データに基いて、検査されている配線パターン6等の導通、非導通を評価する機能を有する測定装置である。例えば、上記の例で、プローブユニットセット30から高周波信号を配線パターン6の一端側に供給し、配線パターン6の他端側で非接触型センサプローブ26によって高周波信号の有無を検出するものとするときは、高周波信号が検出されたときに配線パターン6は導通状態にあると評価し、高周波信号が検出されない場合には、配線パターン6は断線等の欠陥を有し非導通状態にあると評価する。
また、基板評価部112は、図4で説明した高さ基準の較正においては、プローブユニット33の針状プローブ53に適当な電圧を供給し、針状プローブ53を通して流れる電流を検出して、針状プローブ53と高さ基準部70の導体部との間の導通、非導通を判断する機能を有する。図7で説明した接触位置基準部90においても、同様にプローブユニット33の針状プローブ53に適当な電圧を供給し、針状プローブ53を通して流れる電流を検出して、針状プローブ53と接触位置基準部90の導体パターン部96との間の導通、非導通を判断する機能を有する。基板評価部112は、適当な信号線で制御部120と接続され、制御部120の制御の下で動作する。例えば、制御部120によるアクチュエータ駆動部110に対する指令と連動して動作する。
制御部120は、基板検査モジュール122と、メンテナンスモジュール124とを含む。基板検査モジュール122は、ガントリ20をY方向に連続移動させて、基板8上でX方向に延伸して配置される複数の配線パターン6の両端にそれぞれ非接触型センサユニット26とプローブユニットセット30を配置してY方向に走査させ、これらの検出結果等に基づいて各配線パターン6の導通、非導通を検査する機能を有する。また、メンテナンスモジュール124は、基板検査においてギャップセンサユニット100を用いて基板8のうねりに針状プローブ52,53の先端が追従するようにギャップセンサ104と基板8との間隔を基準間隔に維持する機能と、プローブアセンブリ50,51を必要な時期に交換する機能と、針状プローブ52,53の高さ、位置を較正する機能等を有する。
かかる制御部120は、コンピュータで構成することができ、上記機能は、ソフトウェアの実行によって実現することができる。具体的には、基板検査プログラム、メンテナンスプログラムを実行することで実現できる。かかる機能の一部をハードウェアで実現するものとしてもよい。
かかる構成の作用、特に制御部120の機能について、図11から図19を用いて詳細に説明する。以下では、図1から図10の符号を用いて説明する。図11は、基板検査に関する手順を示すフローチャートで、図12は、基板検査の様子を説明する概念図である。図13は双方向走査の例を説明する図である。図14は、メンテナンスに関する手順を示すフローチャートで、図15から図19は、プローブアセンブリの交換手順を説明する図である。最初に、基板検査に関する説明を行い、次にメンテナンスに関する説明を行う。
図11は、上記のように、基板検査に関する手順を示すフローチャートで、各手順の内容は、基板検査プログラムの各処理手順の内容に対応する。基板検査を行なうには、まず検査対象の基板8が基板検査装置10の本体ステージ12の所定の基板検査領域に搬入される(S10)。そして、ギャップセンサユニット100を用いて、ギャップセンサ104と基板8と間のギャップが自動調整され(S12)、基板8のうねりに針状プローブ52,53の先端部が追従する制御が行われる。これにより、基板8のうねり等を考慮して針状プローブ52,53の接触圧を過大に設定する必要がなくなり、過大接触圧による針状プローブ52,53の摩耗を抑制し、その寿命を延ばすことができる。
次に、ガントリ20を一方向に走査して、基板検査が行なわれる(S14)。一方向走査とは、+Y方向または−Y方向のいずれか一方の方向に走査することで、その逆方向の走査と区別するものである。この区別は、プローブユニットセット30が、互いに傾斜角度の異なる針状プローブ52,53を有する2つのプローブユニット32,33で構成するものとしたことによる。すなわち、図8で説明したように、走査方向に対する針状プローブの傾斜角度θは鋭角にすることがよく、その観点から、+Y方向の走査にはプローブユニット32を用い、−Y方向の走査にはプローブユニット33を用いることがよい。
このように、傾斜角度が異なる2つのプローブユニット32,33を準備することで、走査方向を双方向として、一方向走査のときに用いるプローブユニットと、他方向走査に用いるプローブユニットとを区別することができる。例えば、最初の基板8の検査において、+Y方向の走査としてプローブユニット32を用い、このときプローブユニット33は+Z方向に移動させ、基板8に接触しないようにする。次の基板8の検査においては、−Y方向の走査としてプローブユニット33を用い、このときプローブユニット32は+Z方向に移動させ、基板8に接触しないようにする。したがって、基板8の検査において、各プローブユニット32,33を交互に用いることができるので、針状プローブの摩耗を低減でき、その寿命を延ばすことができ、プローブアセンブリの交換頻度を低減できる。
図12は、+Y方向走査において、プローブユニット32を用いる様子を示す図である。ここでは、配線パターン6の一方端にプローブユニット32が接触し、基板評価部112から高周波信号が印加され、配線パターン6の他方端に配置される非接触型センサプローブ26によって高周波信号の有無が検出されて基板評価部112にその結果が伝送される様子が示されている。
再び図11に戻り、一方向走査検査が終わると、基板8が基板検査装置10から搬出される(S16)。そして、次に検査対象の基板8があるか否かが判断され(S18)、次基板8があるときは、基板搬入(S20)、ギャップ自動調整(S22)が行われる。これらの工程は、S10,S12で説明した内容と同じである。そして、上記で説明したように、S14とは逆方向の走査、すなわち他方向走査によって基板検査が行なわれる(S24)。その後、S16と同じ内容の基板搬出が行われ(S26)、再び次基板があるか否かが判断される(S28)。次基板があるときは、S10に戻り、S12を経て、また走査方向を逆にして、一方向走査によって基板検査が行なわれ、以下、上記で説明した処理が繰り返される。
双方向走査検査は、基板8に複数の検査対象ブロックがある場合に特に効果的である。図13は、1枚の基板8に、2行2列の合計4つの検査対象ブロックがあるときの基板検査様子を説明する図である。このような例は、マザーガラスと呼ばれる基板8を用いて、液晶パネル9を複数個取りするような場合である。図13の例では、左右2行の合計4つの液晶パネルのうち、まず、右側の列の液晶パネル9の配線パターン6を検査するように、ガントリ20上で、プローブユニットセット30と非接触型センサプローブ26のX方向位置が設定される。そして、ガントリ20は、図13において基板の最も下方の位置から上方の位置に向かって+Y方向に移動し、右側の列の2つの液晶パネル9についてそれぞれの配線パターン6の導通・非導通を検査する。この検査が一方向走査の検査に相当する。
ガントリ20が、図13において基板8の最も上方に達し、右側の液晶パネル9について全ての配線パターン6の検査が終了すると、その位置でプローブユニットセット30と非接触型センサプローブ26が−X方向に移動される。そして、左側の列の液晶パネル9の配線パターン6を検査する位置に設定される。そして、ガントリ20は、図13において基板の最も上方の位置から下方の位置に向かって−Y方向に移動し、左側の列の2つの液晶パネル9についてそれぞれの配線パターン6の導通・非導通を検査する。この検査が他方向走査の検査に相当する。こうして、1枚の基板8について双方向走査検査が行なわれた後、基板8の搬出が行われることになる。
次にメンテナンスに関する手順について説明する。図14は、上記のように、メンテナンスに関する手順を示すフローチャートで、各手順の内容は、メンテナンスプログラムの各処理手順の内容に対応する。メンテナンスは、基板検査が複数の基板に対して繰り返し行われて、針状プローブ52,53の状態が変化してきたときに行われる。その基準としては、検査された基板枚数、検査時間等を用いることができるが、接触型プローブの摩耗に関連付けるには、接触累積距離、すなわち走行距離を用いることが好ましい。
そこで、最初に、カウンタをn=1にセットする(S30)。このカウンタは、基板検査が進んで予め所定の走行距離L1に達するごとにカウント数がインクリメントするものである。そして、基板検査(S32)が行われると、走行距離が予め定めた基準値n×1を超えたか否かが判断される(S34)。なお、S32における基板検査の内容は、図11で説明した手順である。基準値n×1は、主に、プローブユニットセット30における位置関係の経時変化を考慮して設定される。また、針状プローブ52,53の材質、形状、接触圧、基板検査における走査速度等も考慮し、経験的、あるいは実験的に設定することができる。S34の判断を後述のS40の判断と区別して、第1走行距離判断と呼ぶことができる。
S34で判断が肯定されると、針状プローブ52,53の高さ調整と位置調整が行われる(S36,S38)。高さ調整は、図4で説明した内容のもので、位置調整は、図5から図8で説明した内容のものである。これらの工程は、上記で説明したように、制御部120の制御の下で、ガントリ20、プローブステージ24、リードスクリュー型モータ44,45、アクチュエータ駆動部110、基板評価部112の機能によって自動的に実行される。
これらによって、走行距離がL1を超えて、最初の標準状態から針状プローブ52,53の先端状態が変化したことを較正して初期状態に近い状態に復帰させることができる。これにより、針状プローブ52,53が不適切な状態のままで摩耗が進行すること等を抑制でき、その寿命を延ばすことができる。
S36,S38が行われた後に、カウンタを1つインクリメントする。すなわち、いままでのカウント数nをn+1に置き換える(S31)。そして、走行距離が基準値L2を超えたか否かが判断される(S40)。基準値L2は、S34における基準値L1よりも大きな値である。基準値L1は、針状プローブ52,53が摩耗して交換を必要としないが、高さ、位置が変化したことに基づくメンテナンスの必要性から設定されるので、軽度の摩耗に対処するように設定される。これに対し、基準値L2は、針状プローブ52,53の摩耗が進行し、高さ、位置の再調整では対処できないことに基づくメンテナンスの必要性から設定されるので、交換を必要とする摩耗に対処するように設定される。
したがって、nが小さいときは、通常S40の判断は否定され、S32に戻って基板検査(S32)が繰り返される。そして、S32に戻ってから再び走行距離がL1を超えるたか否かが判断される。例えば、n=2のときは、累積走行距離が2L1となったか否かが判断される。一般式でいえば、累積走行距離がn×L1を超えたか否かが判断される(S34)。S34で判断が肯定されると、上記のように再び高さ調整(S36)と位置調整(S38)が行われる。このように、S40で判断が肯定されるまで、何回でも基板検査(S32)、第1走行距離判断(S34)、高さ調整(S36)、位置調整(S38)が繰り返される。
S40で判断が肯定されると、プローブアセンブリの交換が実行される(S42)。プローブアセンブリの交換の詳細な手順について、図15から図19を用いて説明する。これらの図は、プローブユニット33においてプローブアセンブリを交換する場合の各手順における状態を示す図であり、プローブアセンブリの部分のみを抜き出して示されている。
図15は、基板検査段階の様子を示す図である。ここでは、基板8上の配線パターン6に針状プローブ53が傾斜角度θで接触し、矢印方向である−Y方向に走査される様子が示されている。この状態では、プローブアセンブリ51は、支持板43とホルダ部41とで、プローブユニット33の本体部37にしっかりと保持されている。
図16は、プローブアセンブリの交換のために、プローブアセンブリ51が上方、つまり本体ステージ12から離間する方向に引き上げられる様子を示す図である。この工程は、プローブユニット33のリードスクリュー型モータ45の機能によって、本体部37が
+Z方向に移動駆動されることで実行される。
次に、プローブユニット33が交換用トレイ60の位置に移動される。具体的には、ガントリ20のY方向移動と、プローブステージ24のX方向移動によって、交換用トレイ60の使用済みプローブ領域61の上方に、プローブユニット33が移動される。この処理は、プローブユニット33を交換用トレイ60に一旦移動させるものであるので、トレイ往路移動処理と呼ぶことができる。図17は移動後の様子を示す図である。ここでは、交換用トレイ60の載置台64の位置決めピン66に対応するものとして、プローブアセンブリ51の底面に設けられる位置決め穴58が示されている。
次に、プローブユニット33が下降し、プローブアセンブリ51が交換用トレイ60の載置台64の上に載せられる。このとき、ちょうど位置決めピン66と位置決め穴58とが合うようにされる。この様子が図18に示されている。ここで−Z方向の矢印は、プローブユニット33のリードスクリュー型モータ45の機能によって、本体部37がZ方向に移動駆動されることを示している。
そして、ここで、ホルダ部41が上方、つまり、プローブアセンブリ51の上面から離間する方向に移動される。この機能は、プローブユニット33のホルダ駆動部39がホルダ部41を+Z方向に移動駆動することで実行される。図18では、+Z方向の矢印でそのことが示されている。このことで、プローブアセンブリ51は、プローブユニット33から解放される。ここまでの処理は、プローブアセンブリ51を取り外すことを内容とするもので、プローブアセンブリ取り外し処理と呼ぶことができる。
そして、プローブステージ24を+X方向に移動させて、支持板43をプローブアセンブリ51から完全に分離することで、プローブアセンブリ51は、交換用トレイ60の使用済みプローブ領域61に残され、一方、プローブユニット33は、プローブアセンブリが搭載されていない状態となる。そして、支持板43が使用済みプローブ領域に残されたプローブアセンブリに干渉しない状態で、プローブユニット33が上方に引き上げられる。その状態が図19に示される。このようにして、プローブユニット33からプローブアセンブリが取り外され、交換用トレイ60の使用済みプローブ領域に使用済みプローブアセンブリとして置かれる。
このように、プローブアセンブリが取り外されたプローブユニット33に新しい未使用のプローブユニットを取り付けるには、そのプローブユニット33を交換用トレイ60の未使用プローブ領域63に移動させ、上記の工程を逆に遡るようにする。
すなわち、まず、プローブステージ24を−X方向に移動させて、プローブユニット33を交換用トレイ60の未使用プローブ領域63の上方に移動させる。この工程は、プローブユニット33を交換用トレイ60の内部で移動することを内容とするので、トレイ内移動工程と呼ぶことができる。移動後の状態は、ちょうど図19において、プローブアセンブリ51を未使用のプローブアセンブリ57と置き換えた状態と同様である。このときに、プローブユニット33の支持板43が、未使用プローブ領域63に配置される未使用のプローブアセンブリ57と干渉しない位置とする。
そして、プローブユニット33を下方、すなわち−Z方向に移動させ、ついでさらに−Z方向に移動させて、支持板43を未使用のプローブアセンブリ57の底面に配置されるようにする。その状態は、ちょうど図18において、プローブアセンブリ51を未使用のプローブアセンブリ57と置き換えた状態と同様である。
そして、支持板43を未使用のプローブユニットの底面に配置した状態で、ホルダ部41を−Z方向に移動させる。これにより、未使用のプローブアセンブリが、プローブユニット33にしっかりと保持される。そして、プローブユニット33を上方に、すなわち+Z方向に引き上げる。ここまでの処理は、未使用のプローブアセンブリを取り付けることを内容とするもので、プローブアセンブリ取り付け処理と呼ぶことができる。その状態は、ちょうど図17において、プローブアセンブリ51を未使用のプローブアセンブリ57と置き換えた状態と同様である。このようにして、プローブユニット33に未使用のプローブアセンブリ57が取り付けられ、プローブアセンブリの交換が完了する。
再び図14に戻り、プローブアセンブリの交換が終わると、プローブユニット33が高さ基準部70等の位置に移動され、針状プローブ52,53の高さ調整と位置調整が行われる(S36,S38)。これらの工程の内容は、走行距離がL1を超えたときに行われるものと同じであるので、詳細な説明を省略する。これらの処理を行うことで、新しく交換されたプローブアセンブリの高さ、位置が標準状態に較正される。なお、これらの処理も、制御部120の制御の下で、自動的に実行される。
そして、高さ調整、位置調整が終了すると、プローブステージ24のX方向移動駆動、ガントリ20のY方向移動駆動によって、プローブユニット33が基板8の上方に移動される。この処理は、交換用トレイ60、高さ基準部70等の基板検査領域の外から、基板検査領域にプローブユニット33を戻すことを内容とするので、交換用トレイ60に代表させて、トレイ復路移動処理と呼ぶことができる。この後、S30に戻って、カウンタがn=1にリセットされる。つまりここで、新しい検査状態に戻ったことになる。そして再び基板検査(S32)が開始され、必要に応じ、上記の処理が繰り返される。このようにして、メンテナンスが制御部120の制御の下で自動的に実行される。
本発明に係る実施の形態において基板検査装置の構成を示す平面図である。 本発明に係る実施の形態においてガントリの周辺の詳細な斜視図である。 本発明に係る実施の形態において、プローブユニットセットと交換用トレイを示す図である。 本発明に係る実施の形態の高さ基準部における較正の様子を説明する図である。 本発明に係る実施の形態のプローブ撮像カメラにおいて針状プローブについてX方向位置の較正の様子を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、プローブ撮像カメラの撮像画像の例を示す図である。 本発明に係る実施の形態の接触位置基準部において針状プローブについてY方向位置の較正の様子を説明する図である。 図7の原理的説明図である。 本発明に係る実施の形態において、プローブユニットの針状プローブの先端に近接してギャップセンサユニットを配置する例を示す斜視図である。 図9に対応する側面図である。 本発明に係る実施の形態において、基板検査に関する手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施の形態において、基板検査の様子を説明する概念図である。 本発明に係る実施の形態において、双方向走査の例を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、メンテナンスに関する手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施の形態において、プローブアセンブリの交換手順を説明するために、基板検査のときの状態を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、プローブアセンブリの交換手順を説明するために、プローブユニットを基板の上方に引き上げる様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、プローブアセンブリの交換手順を説明するために、プローブユニットを交換用トレイの上方に移動させた状態を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、プローブアセンブリの交換手順を説明するために、プローブアセンブリを取り外す様子を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、プローブアセンブリの交換手順を説明するために、プローブアセンブリが取り外された様子を示す図である。
符号の説明
6 配線パターン、8 基板、9 液晶パネル、10 基板検査装置、12 本体ステージ、14,16,22,23 ガイド溝、20 ガントリ、24 プローブステージ、25 センサステージ、27 取付板、26 非接触型センサプローブ、30 プローブユニットセット、32,33 プローブユニット、34,102 取付部、36,37 本体部、38,39 ホルダ駆動部、40,41 ホルダ部、42,43 支持板、44,45 リードスクリュー型モータ、50,51,55,56,57 プローブアセンブリ、52,53 針状プローブ、58 位置決め穴、60 交換用トレイ、61 使用済みプローブ領域、62 台部、63 未使用プローブ領域、64 載置台、66 位置決めピン、70 高さ基準部、72,92 台、74 高さ基準プレート、80 プローブ撮像カメラ、82 撮像画像、84,86 像、90 接触位置基準部、94 接触位置基準プレート、96 導体パターン部、98 接触部分、100 ギャップセンサユニット、104 ギャップセンサ、110 アクチュエータ駆動部、112 基板評価部、120 制御部、122 基板検査モジュール、124 メンテナンスモジュール。

Claims (4)

  1. 基板に設けられるパターンの導通または非導通についてプローブを用いて検査する基板検査装置であって、
    接触型プローブを先端に有するプローブアセンブリと、
    プローブアセンブリを着脱可能に保持するプローブユニットと、
    プローブユニットを任意の3次元位置に移動駆動するアクチュエータと、
    未使用のプローブアセンブリを配置する未使用プローブ領域と、使用済みプローブアセンブリを配置できる使用済みプローブ領域とを有する交換用トレイと、
    プローブユニットの接触型プローブの先端高さを較正するためのプレートであって、表面に導体部を有する高さ基準プレートと、
    制御部と、
    を備え、
    接触型プローブは、基板に設けられる複数のパターンについて連続的に走査して検査する際の走査方向に沿って、基板表面に対し、予め定めた所定の傾斜角度を有する傾斜プローブであって、さらに、
    プローブユニットの接触型プローブの先端形状を撮像するための撮像手段と、
    接触型プローブの先端の接触位置を補正するためのプレートであって、接触型プローブの走査方向に直交する方向に延伸して配置される導体パターン部を有する接触位置基準プレートと、
    を備え、
    制御部は、
    アクチュエータに対し、プローブユニットを交換のために交換用トレイの使用済みプローブ領域に移動させるトレイ往路移動処理手段と、
    プローブユニットに対し、プローブアセンブリを取り外し、交換用トレイの使用済みプローブ領域に配置させる取り外し処理手段と、
    アクチュエータに対し、プローブアセンブリが取り外されたプローブユニットを交換用トレイの未使用プローブ領域に移動させるトレイ内移動処理手段と、
    プローブユニットに対し、交換用トレイの未使用プローブ領域に配置される未使用のプローブアセンブリを取り付けて保持させる取り付け処理手段と、
    アクチュエータに対し、プローブアセンブリが交換された交換済みプローブユニットの接触型プローブの先端を高さ基準プレートの導体部に向かって移動させる高さ較正移動処理手段と、
    接触型プローブと導体部との間の電気的接触を検知し、そのときのアクチュエータの高さ位置をプローブユニットの接触基準高さとして設定する高さ較正手段と、
    アクチュエータに対し、高さ較正が終わったプローブユニットをもとの検査位置に戻すトレイ復路移動処理手段と、
    アクチュエータに対し、プローブユニットの接触基準高さに高さ位置を設定させる高さ設定処理手段と、
    高さ設定処理が行われた状態で、撮像手段が撮像したプローブユニットの接触型プローブの先端形状の位置と、予め定めた基準位置との比較に基づいて、プローブユニットの接触型プローブの走査方向に垂直な方向の先端位置のずれを較正する先端位置ずれ較正手段と、
    アクチュエータに対し、先端位置ずれ較正が行われた状態で、プローブユニットの接触型プローブの先端を接触位置基準プレートの導体パターンの延伸方向に直交する方向に移動させる先端較正移動処理と、
    接触型プローブと導体パターンとの間の電気的接触を検知し、そのときのアクチュエータの走査方向に沿った位置をプローブユニットの接触基準位置として設定する接触位置較正手段と、
    を有することを特徴とする基板検査装置。
  2. 請求項1に記載の基板検査装置において、
    プローブユニットは、
    本体部と、
    本体部に対しプローブアセンブリの上面側を支持して移動可能なホルダ部であって、本体部に対しプローブアセンブリを押し付ける方向に移動してプローブアセンブリを固定保持し、本体部からプローブアセンブリを解放する方向に移動してプローブアセンブリを取り外し可能状態にするホルダ部と、
    を有することを特徴とする基板検査装置。
  3. 請求項に記載の基板検査装置において、
    プローブユニットは、
    基板に設けられる複数のパターンについて連続的に走査して検査する際の第1走査方向に沿って、基板表面に対し、予め定めた所定の傾斜角度を有する接触型プローブを含む第1プローブアセンブリと、
    第1走査方向とは反対方向の走査方向である第2走査方向に沿って、基板表面に対し、予め定めた所定の傾斜角度を有する接触型プローブを含む第2プローブアセンブリと、
    を有することを特徴とする基板検査装置。
  4. 請求項1に記載の基板検査装置において、
    プローブユニットの接触型プローブの先端に近接して配置され、接触型プローブの先端と検査対象の基板の表面との間の間隔を検出するギャップセンサを備え、
    制御部は、
    アクチュエータに対し、ギャップセンサの検出結果に応じて、プローブユニットの高さ位置を接触基準高さに追従させる高さ追従処理手段を有することを特徴とする基板検査装置。
JP2007334039A 2007-12-26 2007-12-26 基板検査装置 Expired - Fee Related JP5506153B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007334039A JP5506153B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 基板検査装置
TW097142999A TWI431279B (zh) 2007-12-26 2008-11-07 基板檢查裝置
KR1020080124819A KR101500523B1 (ko) 2007-12-26 2008-12-09 기판 검사 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007334039A JP5506153B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 基板検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009156676A JP2009156676A (ja) 2009-07-16
JP5506153B2 true JP5506153B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=40960862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007334039A Expired - Fee Related JP5506153B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 基板検査装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5506153B2 (ja)
KR (1) KR101500523B1 (ja)
TW (1) TWI431279B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101795615B1 (ko) 2017-08-14 2017-11-09 주식회사 프로이천 디스플레이 패널의 에이징 테스트를 위한 프로브 블록

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5100419B2 (ja) * 2008-01-30 2012-12-19 オリンパス株式会社 検査システム
JP5463879B2 (ja) * 2009-11-30 2014-04-09 日本電産リード株式会社 基板検査装置
TWI503548B (zh) * 2010-01-08 2015-10-11 Photon Dynamics Inc 探針系統
TWI416144B (zh) * 2011-05-06 2013-11-21 Fu Lai Yao The method and device for detecting the touch point of the substrate line with the probe
JP2013024829A (ja) * 2011-07-26 2013-02-04 Seiko Epson Corp 電子部品搬送装置及び電子部品搬送方法
CN104236445B (zh) * 2013-06-06 2017-03-29 纬创资通股份有限公司 检测工具及利用检测工具检测内凹变形程度的检测方法
JP3194991U (ja) * 2013-06-30 2014-12-25 フォトン・ダイナミクス・インコーポレーテッド 改良した自動プローブ構成ステーション及びその運用方法
TWI669517B (zh) * 2015-08-31 2019-08-21 日商幸福日本股份有限公司 IC test system
KR101751801B1 (ko) * 2016-05-18 2017-06-29 한국기계연구원 기판 결함 검사 장치 및 이를 이용한 검사 방법
CN108398626A (zh) * 2018-02-05 2018-08-14 深圳市维圳泰科技有限公司 一种pcb板扫描测试装置
TWI670501B (zh) * 2018-07-18 2019-09-01 均豪精密工業股份有限公司 探針卡更換後機構位置之補正方法及其量測裝置
CN111328197B (zh) * 2018-12-14 2024-05-14 深南电路股份有限公司 一种拆解装置
JP7495232B2 (ja) * 2019-01-15 2024-06-04 日置電機株式会社 測定装置
US11204383B2 (en) * 2019-09-30 2021-12-21 Formfactor, Inc. Methods for maintaining gap spacing between an optical probe of a probe system and an optical device of a device under test, and probe systems that perform the methods
CN114184931A (zh) * 2021-11-08 2022-03-15 深圳橙子自动化有限公司 探针调整方法、装置、电子设备和存储介质
CN114088979A (zh) * 2021-12-20 2022-02-25 百及纳米科技(上海)有限公司 探针校准方法、表面测量方法以及探针控制设备

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0278970A (ja) * 1988-09-14 1990-03-19 Nippon Seiko Kk 導体パターンの導通検査機及び導通検査機におけるプローブの座標設定方法
JPH04120482A (ja) * 1990-09-11 1992-04-21 Tescon:Kk プローブ交換装置
US5469064A (en) * 1992-01-14 1995-11-21 Hewlett-Packard Company Electrical assembly testing using robotic positioning of probes
JPH10253716A (ja) * 1997-03-13 1998-09-25 Hitachi Ltd インサーキットテスタ
JP2000338151A (ja) * 1999-05-31 2000-12-08 Micro Craft Kk プリント配線基板用インピーダンス測定装置
JP4713763B2 (ja) * 2000-05-18 2011-06-29 株式会社アドバンテスト プローブの位置ずれ検出方法・プローブの位置決定方法・プローブの位置ずれ検出装置・プローブの位置決定装置
JP2001330626A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Micronics Japan Co Ltd プローブカード及びこれにアライメントマークを形成する方法
JP3569486B2 (ja) * 2000-07-14 2004-09-22 シャープ株式会社 検査用プローブ装置
JP2007071740A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Jeol Ltd マニピュレータを備える荷電粒子ビーム装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101795615B1 (ko) 2017-08-14 2017-11-09 주식회사 프로이천 디스플레이 패널의 에이징 테스트를 위한 프로브 블록

Also Published As

Publication number Publication date
TW200928374A (en) 2009-07-01
TWI431279B (zh) 2014-03-21
KR20090071383A (ko) 2009-07-01
KR101500523B1 (ko) 2015-03-09
JP2009156676A (ja) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5506153B2 (ja) 基板検査装置
US7486089B2 (en) Method for controlling parallelism between probe card and mounting table, storage medium storing inspection program, and inspection apparatus
JP4451416B2 (ja) プローブ先端の検出方法、アライメント方法及びこれらの方法を記録した記憶媒体、並びにプローブ装置
JP5295588B2 (ja) プローブカードの傾き調整方法、プローブカードの傾き検出方法及びプローブカードの傾き検出方法を記録したプログラム記録媒体
JP2018523825A (ja) 印刷された回路基板を検査するための並列検査装置用の位置決め装置、及び印刷された回路基板を検査するための並列検査装置
JP6273131B2 (ja) 検査装置、及び検査方法
KR101374529B1 (ko) 프로브 장치 및 프로브 장치의 프로브 카드 장착 방법
JPH1164426A (ja) プリント基板の検査装置およびプリント基板の検査 装置の組み立てキット
TWI427297B (zh) 基板檢查用之檢查治具
JP6348832B2 (ja) 部品実装装置、表面実装機、及び部品厚み検出方法
JP5244288B2 (ja) 検査装置
JPH0735808A (ja) コンタクトプローブ移動式回路基板両面検査装置
TWI416116B (zh) A probe unit and a test device using the same
US11221350B2 (en) Probe device for improving transfer accuracy of needle traces of probes and needle trace transcription method therefor
JP4546227B2 (ja) 膜厚抵抗測定装置
JP4212489B2 (ja) 回路基板検査用プロービング装置および回路基板検査装置
JP2009174926A (ja) セラミック配線基板用テスタ
JP7418142B2 (ja) 対基板作業機、および異物検出方法
KR101410991B1 (ko) 지그 장치
KR101000843B1 (ko) 비전 검사기능이 구비된 프로브카드의 검사장치
JP2004039752A (ja) プローブ装置
JP2000258125A (ja) 測定装置
JP2007271313A (ja) 基板検査装置
JPH10221058A (ja) ガラス基板の異物検査装置
JPH01286324A (ja) ウエハプローバ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20091015

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5506153

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees