JP5464920B2 - 閉口維持機能付包装用箱 - Google Patents

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Description

この発明は、箱体側面に設けられた開封用破断線を切断して開封し、閉口状態を維持可能な閉口維持機能付包装用箱に関する。
従来、商品を収容した包装用箱には、紙や合成樹脂で作られたブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片で組み立てられたものがある。このような包装用箱は、互いに連接され筒状に組み立てられる4つの側面と、上方の開口を閉鎖する上蓋片と、下方の開口を閉鎖する底面が一体に設けられている。また、このような包装用箱の側面に開封用破断線が設けられたものがあり、開封用破断線を切断して開口部を形成し、この開口部から収容されている商品を容易に取り出すことができるようにしている。また、開封用破断線の一部を切り残し、切断した包装用箱の一部を蓋部として開口部の縁部に連結するものもある。
このような開口部の縁部に連結する蓋部は、一度開封すると包装用箱の連結する部分に折り目ができて開口した状態となり、内容物が残った時などにも蓋部を十分に閉口することができなかった。従来この問題点を解決するために、蓋部の仮止め機能用の部材を、紙面積を広げて付け加えたり、別部材を組み込んだりして仮止めするものがあった。
その他に蓋部を仮止めするものとして、特許文献1に開示された繋止蓋付き包装箱がある。この繋止蓋付き包装箱は、正面部と背面部、左右側面部、天面部、底面部との六面部から構成される箱体で、前記正面部の幅方向に第一開封ミシン線が設けられ、背面部には第一開封ミシン線の高さ位置より天面部寄りに位置する折線が設けられ、前記左右側面の幅方向に第一開封ミシン線と背面部の折線とに繋がる斜めの第二開封ミシン線が設けられている。そして、この第一開封ミシン線と第二開封ミシン線を分断することで開閉可能な蓋部が形成され、前記蓋部の正面下端または蓋部の一方の側面部に切り欠きによるロック片が設けられたものである。
特開2001−192022号公報
上記背景技術の場合、蓋部を開けた後、蓋部を手で戻して側面に係止しなければならず、操作が面倒であった。さらに、片方の手に取出した商品を持っている場合等においては、特に操作しづらいものであった。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、側面に開封用破断線が設けられて開封しやすいものであり、開封用破断線により側面の一部が分割されて連続する蓋部が、閉鎖して閉口状態を維持することができる閉口機能付包装用箱を提供することを目的とする。
本発明は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片からなり、この箱体形成片には、互いに平行に連接された側面と、前記側面同士を糊付けする糊付片と、筒状に組み立てられた前記側面の開口を閉じる上蓋片と、前記側面のうち1つの側面に形成され前記側面の連接方向に沿う蓋部折曲線と、その他の前記側面に形成され前記蓋部折曲線と連続して筒状に組み立てられた前記側面を一周する開封用破断線が設けられ、前記開封用破断線を切断すると前記上蓋片と前記側面の前記開封用破断線よりも上方の部分からなる蓋部が形成され、前記蓋部折曲線を折り曲げて、蓋部を押し上げて開封する包装用箱であって、前記蓋部折曲線が設けられている前記側面と隣接する前記箱体形成片の他部分との境界に各々折罫線が設けられ、前記折罫線は前記箱体形成片の組立状態で稜線となり、いずれかの前記折罫線の途中には前記稜線を面取りした凹面部が形成され、前記蓋部折曲線が設けられている前記側面には、前記凹面部が形成されたことにより前記箱体形成片の組立状態で外側に膨らむ力が作用し、前記蓋部に対して閉じ状態を維持する抵抗力が生じるようにした閉口維持機能付包装用箱である。前記凹面部は、前記稜線の両側へ膨らむ一対の凹面部折曲線で囲まれて形成されているものである。
前記蓋部折曲線は、円弧状の切断線が複数個所定間隔をあけて連続して設けられ、前記切断線は膨出する方向が前記蓋部折曲線の延出方向に対して交差する方向に膨出し、隣接する切断線どうしは、互いに反対側に交互に向いているものである。この切断線は、前記蓋部が閉じたときに、箱体形成片の厚み方向に端面がずれて摩擦力で係止され、前記蓋部の閉口状態を確実に維持する。前記切断線どうしの間に、前記蓋部折曲線の延出方向に沿う折罫線が設けられてもよい。
前記凹面部は、前記側面とその両側の側面との間の折罫線で作られる稜線であって、前記蓋部折曲線と直交する稜線上に設けられている。また、前記凹面部は、前記側面と前記上蓋片の間の折罫線で作られる稜線上に設けられているものである。
前記凹面部は前記蓋部折曲線に設けられ、前記蓋部が開いたときに前記蓋部折曲線が折り曲げられて作られる稜線上に設けられるものである。また、前記凹面部は、前記1つの稜線に複数個が設けられていても良い。
本発明の閉口維持機能付包装用箱は、側面に開封用破断線が設けられて開封しやすいものであり、蓋部折曲線を有する側面は、外側に膨らんで蓋部折曲線が曲げにくくなり、蓋部の閉口状態を維持することができる。この力に抗して前記蓋部折曲線を折り曲げて蓋部を開いたときは、蓋部に閉口する力が生じ手を離せば自然と閉口状態とすることができ、操作が簡単である。そして、この閉口維持機能付包装用箱に被収容物が残ったときには、再封可能であり不用意に開いて外に内容物が散らかることがなく、便利である。
この発明の第一実施形態の閉口維持機能付包装用箱の閉口状態を示す斜視図である。 この発明の第一実施形態の閉口維持機能付包装用箱の開口状態を示す斜視図である。 この発明の第一実施形態の閉口維持機能付包装用箱の閉口する操作を示す斜視図である。 この発明の第一実施形態の閉口維持機能付包装用箱の未開封の状態を示す斜視図である。 この発明の第一実施形態の閉口維持機能付包装用箱の展開図である。 この発明の第一実施形態の閉口維持機能付包装用箱の折り畳み状態を示す正面図である。 この発明の第一実施形態の閉口維持機能付包装用箱の変形例の展開図である。 この発明の第二実施形態の閉口維持機能付包装用箱の展開図である。 この発明の第三実施形態の閉口維持機能付包装用箱の展開図である。 この発明の第四実施形態の閉口維持機能付包装用箱の展開図である。 この発明の第五実施形態の閉口維持機能付包装用箱の展開図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図6この発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の閉口維持機能付包装用箱10は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片12を組み立てて設けられている。
図5は箱体形成片12を表面から見た展開図であり、箱体形成片12は、側面14,16,18,20が互いに平行に連接して形成されている。側面14,16,18,20は、連接している幅方向は同じ長さであり、連接方向の長さは側面14,18が長くて互いにほぼ等しく、側面16,20は短くて互いにほぼ等しい。さらに側面14の側縁部には、開口機能付包装用箱10の組み立て状態で側面20の裏面に糊付けされる糊付片22が設けられている。糊付片22、側面14,16,18,20は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。
側面14において、側面どうしの連接方向に対して直角な方向の一端部には、内側上蓋片32が、折罫線34で区切られて設けられている。側面14には、折罫線34に近い位置に、折罫線34に対してほぼ平行な蓋部折曲線36が設けられている。蓋部折曲線36は、円弧状の切断線36aが複数個所定間隔をあけて連続することにより形成されている。円弧状の切断線36aは膨出する方向が蓋部折曲線36の延出方向に対して交差する方向に膨出し、隣接する切断線36aどうしは、互いに反対側に交互に向いている。糊付片22との境目に設けられている折罫線24は、箱体形成片12を組み立てた状態で稜線となり、折罫線24の途中には、稜線を面取りした凹面部38が形成されている。凹面部38は、折罫線34に近い位置に設けられ、凹面部38の内側には折罫線24が設けられておらず中断されている。凹面部38は、折罫線24の両脇に、糊付片22または側面14へ膨らむ一対の円弧状の凹面部折曲線40で囲まれて形成されている。側面14の、折罫線34と反対側の端部には、内側底蓋片42が折罫線44で区切られて設けられている。
側面16の、側面14の折罫線34に隣接する端部には、台形状のフラップ46が折罫線48で区切られて設けられている。側面16の、折罫線48と反対側の端部には、台形状のフラップ50が折罫線52で区切られて設けられている。そして、側面16には、側面14の蓋部折曲線36に連続する開封用破断線54が設けられている。開封用破断線54は、折罫線26の蓋部折曲線36に連続する位置から始まり、折罫線28に達するとともに、開封用破断線54は折罫線28に近づくほどフラップ46から離れる方向へ傾斜して設けられている。
側面18の、側面16の折罫線48に隣接する端部には、内側上蓋片32とほぼ同じ大きさの矩形の外側上蓋片56が折罫線58で区切られて設けられている。側面18の折罫線58と反対側の端部には、内側底蓋片42とほぼ同じ大きさの矩形の外側底蓋片60が折罫線62で区切られて設けられている。さらに、側面18には、側面16の開封用破断線54に連続する開封用破断線64が設けられている。開封用破断線64は、折罫線28の開封用破断線54に連続する位置から始まり折罫線30に達し、開封用破断線64は折罫線58に対してほぼ平行に設けられている。
側面20の、側面18の折罫線58に隣接する端部には、台形状のフラップ66が折罫線68で区切られて設けられている。側面20の、折罫線68と反対側の端部には、台形状のフラップ70が折罫線72で区切られて設けられている。そして、側面20には、開封用破断線64に連続する開封用破断線74が設けられている。開封用破断線74は、折罫線30の開封用破断線64に連続する位置から始まり折罫線30と反対側の側縁部20aに達し、開封用破断線74は側縁部20aに近づくほどフラップ66に近づく方向へ傾斜している。つまり開封用破断線54と対称形となっている。側縁部20aには、箱体形成片12を組み立てた状態で凹面部38に対向する位置に、凹面部折曲線40に沿う形状の切欠部76が形成されている。
糊付片22には、側面14の蓋部折曲線36に連続する開封用破断線78が設けられている。開封用破断線78は、折罫線24の蓋部折曲線36に連続する位置から始まり折罫線24と反対側の側縁部22aに達し、開封用破断線78は側縁部22aに近づくほど内側上蓋片32から離れる方向へ傾斜して設けられている。
次に、この実施形態の閉口維持機能付包装用箱10の組立方法の一例について説明する。なお、ここでは図5が閉口維持機能付包装用箱10の箱体形成片12の表面を見たものであり箱体形成片12の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、折罫線26を正折りして糊付片22の表面に糊80を塗布する。次に、折罫線30を正折りして側面20の裏面が糊80により糊付片22の表面に糊付けされ、図6に示す折り畳み状態となり、この状態で出荷される。次に商品を収容し包装する工場において、折罫線24,26,28,30を各々90°に正折りして四角形の箱体にする。このとき、一対の凹面部折曲線40も90度より大きな角度に正折りされ、一対の凹面部折曲線40の内側の凹面部38は、折罫線24が正折りされて作られた稜線を面取りするように位置する。次に、内側底蓋片42の表面に糊82を塗布し、折罫線52,72でフラップ50,70を90°に正折りし、その後折罫線44で内側底蓋片42を90°に正折りし、さらに折罫線62で外側底蓋片60を90°に正折りして外側底蓋片60の裏面が糊82により内側底蓋片42の表面に糊付けされ、底部が形成される。
この後、組み立てられた箱体の中に商品を入れ、内側上蓋片32の表面に糊84を塗布し、折罫線48,68でフラップ46,66を90°に正折りし、その後折罫線34で内側上蓋片32を90°に正折りし、さらに折罫線58で外側上蓋片56を90°に正折りして外側上蓋片56の裏面が糊84により内側上蓋片32の表面に糊付けされ、上面が形成される。閉口維持機能付包装用箱10は、組み立て状態で側面14が、凹面部38の影響によりわずかに外側に膨らんでいる。凹面部38には側面20が重ねられるが、側面20の切欠部76が対面し、側面20で覆われることがなく露出する。なお、箱体形成片12を組み立てる順番はこれ以外でもよく、適宜変更可能である。
次に、この実施形態の開口機能付包装用箱10の開封方法について説明する。側面18の開封用破断線64の下側または上側のいずれかの位置を指で押し込み、側面18を変形させて開封用破断線64を切断する。切断した開封用破断線64の上縁部を指で上方に移動させると、開封用破断線54,74,78が切断されて、側面16,18,20、糊付片22が分割され、開封される。閉口維持機能付包装用箱10は分割されて、内側上蓋片32と外側上蓋片56と、側面16,18,20の分割された上部分が蓋部86となり、側面14の蓋部折曲線36を逆折りして開く。側面14は、凹面部38の影響によりわずかに外側に膨らんでいるため、蓋部折曲線36が逆折りしにくいものとなる。側面14が外側に膨らむ力に抗して蓋部折曲線36を逆折りして蓋部86を開いたときは、蓋部86を閉じる方向の力が生じるものである。また、蓋部折曲線36を逆折りすると、切断線36aの上側と下側の両側縁部が移動して互いに離れる。
蓋部86を閉じるときは、図3に示すように側面14の両脇の折罫線24,26を挟んで保持し、指で折罫線24の凹面部38を押し込む。すると、側面14に外側に膨らむ力が強くかかり、蓋部折曲線36は逆折りが復元されて平坦になり、蓋部86は元の位置にもどり閉口する。蓋部折曲線36の逆折りが復元されて平坦になると、切断線36aの上側と下側の両側の側縁部が互いに嵌合され、ブランクシートの厚みである端面どうしが摩擦で係止される。なお、凹面部38を指で押さなくても、蓋部86を閉める方向に少し押すだけでも自動的に閉じる。そして、側面14が外側に膨らんでいるため、蓋部86には常に閉口した状態を維持する力が加えられる。
この実施形態の閉口維持機能付包装用箱10によれば、以下のような作用効果を奏する。まず、簡単な構造で蓋部86を閉口させた状態で維持し、収容された商品が残ったときには、確実に再封することができる。各側面16,18,20には開封用破断線54,64,74が設けられ、容易に開封することができる。そして、この閉口維持機能付包装用箱10は、側面14が外側に膨らんで蓋部折曲線36を逆折りしにくいものとなり、蓋部86の閉口を維持することができる。また、側面14が外側に膨らむ力に抗して蓋部折曲線36を折り曲げて蓋部86を開いたときは、蓋部86を閉じる力が生じ手を離せば自然と閉じ、閉口操作が容易であり、凹面部38を押すと、よりすばやく閉めることができる。さらに、確実に蓋部86の閉口状態を維持するため、商品の使い残しを再封することが可能であり、便利である。閉口維持機能付包装用箱10は未開封の状態で開口部や凹凸がないため、仕上がりの体裁を損なうことがなく、すっきりとした外観となる。また、輸送時にコンパクトで便利であり、また箱強度が維持されているため破損を抑えることができる。
なお、この実施形態の閉口維持機能付包装用箱10は、図7に示すように蓋部折曲線36の切断線36aどうしの間に、蓋部折曲線36の延出方向に沿う折罫線37が設けられてもよい。これにより、弱い力でも蓋部86を開けることができる。
次にこの発明の第二実施形態について、図8に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の閉口維持機能付包装用箱88は、側面14の折罫線34に近い位置に、折罫線34に対してほぼ平行な蓋部折曲線90が設けられている。蓋部折曲線90は直線であり、折り曲げやすいように切断線が4か所に設けられている。
この実施形態の閉口維持機能付包装用箱88の組立方法と開封方法は、前記実施形態と同様であり、同様の効果を有している。蓋部折曲線90が直線であり、構造がシンプルとなり、外観がすっきりとするため、側面14に自由なデザインの印刷等をすることができる。
次にこの発明の第三実施形態について、図9に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の閉口維持機能付包装用箱92は、側面14の折罫線34に近い位置に、折罫線34に対してほぼ平行な蓋部折曲線94が設けられている。蓋部折曲線94は直線であり、蓋部折曲線94の中心には凹面部96が設けられている。凹面部96は、蓋部折曲線94の両脇に膨らむ円弧状の一対の凹面部折曲線98で囲まれて形成されている。蓋部折曲線94と凹面部折曲線98には、折り曲げやすいように切断線が部分的に設けられている。
この実施形態の閉口維持機能付包装用箱92の組立方法と開封方法は、前記実施形態と同様であり、同様の効果を有している。蓋部折曲線90に凹面部96が設けられているため、蓋部折曲線90を逆折りして稜線となった時に蓋部86を閉じる力が働き、確実に閉口状態を維持することができる。
次にこの発明の第四実施形態について、図10に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の閉口維持機能付包装用箱100は、側面14と内側上蓋片32の間に位置する折罫線34に、凹面部102が2つ設けられている。凹面部102は、折罫線34の両脇に膨らむ円弧状の一対の凹面部折曲線104で囲まれて形成されている。外側上蓋片56には、折罫線58と反対側の端面に、凹面部102に対向する切欠部105が形成されている。
この実施形態の閉口維持機能付包装用箱100の組立方法と開封方法は、前記実施形態と同様であり、同様の効果を有している。折罫線34に凹面部102が2つ設けられているため、側面14が確実に外側に膨出し、蓋部折曲線36を逆折りしにくくする力が働き、確実に閉口状態を維持することができる。
次にこの発明の第五実施形態について、図11に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の閉口維持機能付包装用箱106は、側面14と内側上蓋片32の間に位置する折罫線34の中心に、凹面部108が1つ設けられている。凹面部108は、折罫線34に沿って長細く形成され、折罫線34の両脇に膨らむ円弧状の一対の凹面部折曲線110で囲まれて形成されている。外側上蓋片56には、折罫線58と反対側の端面に、凹面部108に対向する切欠部112が形成されている。
この実施形態の閉口維持機能付包装用箱100の組立方法と開封方法は、前記実施形態と同様であり、同様の効果を有している。折罫線34に長細くて面積が大きい凹面部108が設けられているため、側面14が確実に外側に膨出し、蓋部折曲線36を逆折りしにくくする力が確実に働き、確実に閉口状態を維持することができる。
なお、この発明の閉口維持機能付包装用箱は、上記各実施形態に限定されるものではなく、各部材の形状は、自由に変更可能である。箱体の形状は収容される商品に合わせて変更可能であり、底部の構造は、ワンタッチで組み立てられるもの等でもよい。蓋部折曲線の切断線の形状も、蓋部折曲線に沿って折り曲げ可能なものであれば自由に変更することができる。
10 閉口維持機能付包装用箱
12 箱体形成片
14,16,18,20 側面
22 糊付片
24,30,34 折罫線
32 内側上蓋片
36 蓋部折曲線
36a 切断線
38 凹面部
40 凹面部折曲線
54,64,74 開封用破断線
56 外側上蓋片
76 切欠部
86 蓋部

Claims (6)

  1. 一枚の箱体形成片からなり、この箱体形成片には、互いに平行に連接された側面と、前記側面同士を糊付けする糊付片と、筒状に組み立てられた前記側面の開口を閉じる上蓋片と、前記側面のうち1つの側面に形成され前記側面の連接方向に沿う蓋部折曲線と、その他の前記側面に形成され前記蓋部折曲線と連続して筒状に組み立てられた前記側面を一周する開封用破断線が設けられ、前記開封用破断線を切断すると前記上蓋片と前記側面の前記開封用破断線よりも上方の部分からなる蓋部が形成され、前記蓋部折曲線を折り曲げて、蓋部を押し上げて開封する包装用箱において、
    前記蓋部折曲線が設けられている前記側面と隣接する前記箱体形成片の他部分との境界に各々折罫線が設けられ、前記折罫線は前記箱体形成片の組立状態で稜線となり、いずれかの前記折罫線の途中には前記稜線を面取りした凹面部が形成され、前記蓋部折曲線が設けられている前記側面には、前記凹面部が形成されたことにより前記箱体形成片の組立状態で外側に膨らむ力が作用し、前記蓋部に対して閉じ状態を維持する抵抗力が生じることを特徴とする閉口維持機能付包装用箱。
  2. 前記凹面部は、前記稜線の両側へ膨らむ一対の凹面部折曲線で囲まれて形成されている請求項1記載の閉口維持機能付包装用箱。
  3. 前記蓋部折曲線は、円弧状の切断線が複数個所定間隔をあけて連続して設けられ、前記切断線は膨出する方向が前記蓋部折曲線の延出方向に対して交差する方向に膨出し、隣接する切断線どうしは、互いに反対側に交互に向いている請求項1記載の閉口維持機能付包装用箱。
  4. 前記凹面部は、前記側面とその両側の側面との間の折罫線で作られる稜線であって、前記蓋部折曲線と直交する稜線上に設けられている請求項1記載の閉口維持機能付包装用箱。
  5. 前記凹面部は、前記側面と前記上蓋片の間の折罫線で作られる稜線上に設けられている請求項1記載の閉口維持機能付包装用箱。
  6. 前記凹面部は前記蓋部折曲線に設けられ、前記蓋部が開いたときに前記蓋部折曲線が折り曲げられて作られる稜線上に設けられる請求項1記載の閉口維持機能付包装用箱。
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