JP7236865B2 - 包装箱 - Google Patents
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Description
衝合線がL字状であれば、そのL字の縦部分(垂直部分)で左右方向の動きに抗し、同横部分(水平部分)で上下方向の動きに抗することができる。また、衝合線が上下方向に対して左又は右に傾斜したものであれば、その傾斜した衝合線のスリットロックによって上下方向及び左右方向の両方向の動きに抗することができる。
また、係止片は、その外周を区画する易破断線を他方のスリットの一端から下方に向かった後、他の端に連続する形状とすれば、蓋板を開ける際、その易破断線を介して係止片を胴部から切り離すことができる。この係止片の切り離しは、改ざんする際に生じやすい。
以上から、ミシン目や他方のスリットの両端に連続する易破断線は改ざん防止機能を発揮するものと言える。
側板14、14の一側縁にはフラップ片17、17がそれぞれ連接されており、折り目線rを介して内側に折り込んで前板12に沿わせる。また、前板12の先端縁には補強板18、貼付片19が連接されており、折り目線rを介して補強板18を内側に折り曲げると共に、貼付片19をミシン目r’を介し谷折りして底板11に貼付する。
側板14、14の他側縁には、中後片20、20がそれぞれ連接されており、この両中後片20は折り目線rを介して内側に折り込み、その先端の鍵状部21を噛み合わせることによって後板13の内側に沿って位置する。
係止片30は、底板11と前板12との連接線(折り目線r)から前板12の先端(上縁)に向かって鍵状の切り目(スリット)31が2個両側に形成されており、その両先端部に左右方向(横方向)円弧状の切り目(スリット)32が形成されている。その鍵状の切り目31は直線部31aと内側に45度傾斜した傾斜部31bとからなる。スリット32の両端部は外側上方に45度傾斜(図3において)した傾斜部32aとなっている。また、スリット32の中央には縦方向のスリット32bが形成されており、後述の指を掛けてこの係止片30を切り起こす際、その指掛けがし易いようになっている。
このスリット31、32で易破断線が形成され、底板11と前板12との折り目線rとこの易破断線に囲まれた前板部分が係止片30となる。易破断線のスリット31の数は2個に限らず、3個、4個等と任意である。
スリット41は、フラップ16の先端縁と差し込み片40の側縁との接続点より差し込み片40の側縁に少し入った(例えば、1mm程度)位置から形成するとともに、スリット41が少し隙間(例えば、0.5mm幅)を有するものとすると、係止片30のスリット(傾斜部)32aへの嵌め込みが容易であって噛み合いが確実となる。
この収納後、図1、図2に示すように、蓋板15を胴部10の開口を覆うように被せ、フラップ16の差し込み片40を前板12の係止片30のスリット32に差し込む。その差し込みが行われると、差し込み片40の両側のスリット41が係止片30のスリット32の両端の傾斜部32aに対応してスリットロックがなされる。
この開放状態において、図7(a)、(b)に示すように、係止片30を起こしてスリット31、32を介して前板12内に嵌め込むとともに、差し込み片40を水平方向に起こすと、スリット42で形成された円弧状突片40aがそのスリット42から突出状態となる。この作用に伴って、同図(c)、(d)に示すように、その差し込み片40を突片40aが前板12のスリット32に入り込むように前板12側に倒伏すると、その突片40aがスリット32を介して前板12の裏面に入り込んで前板12に係止して蓋板15の再閉止状態を維持する。
さらに、差し込み片40両側スリット41、41の内側端から蓋板15に向かうミシン目43が形成されて、差し込み片40を係止片30のスリット32から引き抜く際、そのミシン目43が裂かれやすいため、改ざんされたことをより確実に確認することができる。このミシン目43は上記実施形態の包装箱A1においても形成し得る(図3参照)。
この実施形態の包装箱A3は、蓋板15の開放時、係止片30を前板12(胴部10)から切り離すことができるため、開放されたことがはっきりと確認できる。
差し込み片40は、その突出方向の中程左右にスリット45が形成されており、そのスリット45は、側縁から内側に向く水平部45bとその水平部45bの先端から下方に向く垂直部45aとからなるL字状を呈している。このL字状スリット45と上記係止片30のL字状スリット35は同一形状をしている。
この収納後、図13に示すように、蓋板15を胴部10の開口を覆うように被せ、図16A→図16Bに示すように、フラップ16の差し込み片40を前板12の係止片30のスリット32に差し込む。その差し込みが行われると、差し込み片40の両側のスリット45が係止片30の両端のL字状スリット35に対応してスリットロックがなされる。
すなわち、差し込み片40の両側のスリット45と係止片30の両端L字状スリット35が共に、同じ大きさのL字状を有するものであるため、そのL字状を持って嵌り合ってスリットロックされる(図16B参照)。
この実施形態においても、包装箱A3のように、差し込み片40の両側のスリット45(垂直部45a)の内側端から蓋板15に向かうミシン目43を形成すれば、差し込み片40を係止片30のスリット32から引き抜く際、そのミシン目43が裂かれやすいため、改ざんされたことをより確実に確認することができる。
また、同スリットロックをなすL字状のスリット35、45の水平部35b、45bと垂直部35a、45aは直交しなくても、蓋板15の上下左右方向の動きを阻止し得れば、80度交差、45度交差等と任意である。
上記各実施形態において、前板12を後板、後板13を前板と考えて、同様な、係止片及び差し込み片を設ければ、この発明の構成とし得る。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 底板
12 前板
13 後板
14 側板
15 蓋板
16 フラップ
17 フラップ片
18 補強板
19、19’ 貼付片
20 中後片
30 係止片
31 スリット
31a スリットの直線部
31b 同傾斜部
32 差し込み片用差し込みスリット
35 係止片のL字状スリット
35a 同L字状スリットの垂直部
35b 同水平部
40 差し込み片
41 差し込み片の傾斜スリット
45 差し込み片のL字状スリット
45a 同L字状スリットの垂直部
45b 同水平部
A1、A2、A3、A4 包装箱
Claims (2)
- 前後板(12、13)と左右の側板(14、14)からなる四角筒状胴部(10)と、その胴部(10)の底面を塞ぐ底板(11)と、同胴部(10)の上面開口を塞ぐ蓋板(15)と、蓋板(15)の先端部に設けたフラップ(16)と、そのフラップ(16)の先端縁に設けた差し込み片(40)と、を有し、前記フラップ(16)を沿わせる胴部(10)の前後板(12、13)の一方に、前記差し込み片が胴部(10)表面から差し込まれる一方のスリット(32)を左右方向に形成するとともに、その一方のスリット(32)の両端から下方に向かって易破断線(31)を設けて前記一方のスリット(32)と易破断線(31)に囲まれた係止片(30)を形成し、
上記フラップ(16)と差し込み片(40)の連接両端部は、L字状の他方のスリット(45)が形成され、又は上下方向に対して左又は右に傾斜した他方のスリット(41)が形成されているとともに、上記胴部(10)の一方のスリット(32)の両端部(32a、32a、35、35)も前記他方のスリット(45、41)に対応して同様のL字状又は傾斜して形成されており、
上記差し込み片(40)が胴部(10)表面から上記一方のスリット(32)に差し込まれると、差し込み片(40)両端の他方のスリット(45、41)と係止片(30)の一方のスリット(32)の両端部(32a、32a、35、35)とは、その両スリットの長さ方向の切断面が衝合して嵌り合って、その両スリットの上記L字状又は傾斜した両端部において、胴部(10)と蓋板(15)への上下左右の両方向からの力に対して前記嵌り合いが抗力を発揮するようになっている包装箱。 - 上記他方のスリット(45、41)の両端から上記蓋板(15)の先端部側に向かってミシン目(43)を形成したことを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
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2019
- 2019-01-15 JP JP2019004476A patent/JP7236865B2/ja active Active
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