JP5459610B2 - 電装部品の被水防止構造 - Google Patents

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Description

この発明は、電装部品の被水防止構造に係り、特に他部品に取り付ける電装部品への被水を防止する電装部品の被水防止構造に関する。
一般に、自動車等の車両には、数多くの電装部品が取り付けられ、この電装部品の取り付けにはブラケットを用いることがよく行われている。
ブラケットは、その電装部品に一体で成型されるものもあれば、別体となるものも存在する。電装部品とブラケットとが別体となる場合に、電装部品は、ブラケットを取り付けるための嵌合部を有している。
特開2004−179280号公報
特許文献1に係る制御用ケースは、電装部品の一種である樹脂製の制御用ケースに取り付けるブラケットに着目したものであり、制御用ケースの側面に一対の凸条と一対のガイド溝と係合凸部とを設け、これらを用いて制御用ケースヘのブラケットの固定を行うものである。
一方で、このブラケットは、鋼板よりプレスによって打抜かれて製造された金属製ブラケットである。この場合、ブラケットには、バリと呼ばれる打抜き片が周囲に形成される問題がある。バリを有するブラケットを制御用ケースのガイド溝に挿入した場合には、ブラケットが係合凸部を削ってしまい、発生した樹脂の削りかすがブラケットと制御用ケースとの間に入ることで、ブラケットが制御用ケースに確実に嵌合されない事態が発生するおそれがある。
このため、ブラケットのガイド溝に挿入する舌片部の先端を制御用ケースの側面から離れる方向に湾曲させた構造とし、ブラケットが係合凸部を削ることなく、制御用ケースヘの取り付けを完了させている。
ところが、従来、上記の特許文献1においては、制御用ケースを含む電装部品の取り付けには様々な場所があり、その中には電装部品への被水が懸念される取り付け場所も存在している。
電装部品が被水する原因は様々であるが、その―つとして、他部品としての車体パネルを伝わる水が、電装部品に取り付けられるブラケットやワイヤハーネスを介して電装部品に到達して内部の本体が被水するということがある。例えば、ブラケットの形状は、水の流れを極力阻害せず、また、水の受け皿となるような構造を避ける方法が採られている。
しかし、その対策を行うことにより、ブラケットの取り付け場所や、電装部品に取り付けるワイヤハーネスの配索に制約が発生してしまい、ブラケットの構造が複雑になるといった不都合があった。
そこで、この発明の目的は、ブラケットの構造を簡単にして、他部品からブラケットに伝わってきた水の電装部品への被水を防止する電装部品の被水防止構造を提供することにある。
この発明は、他部品に取り付ける電装部品とこの電装部品に取り付けられて該電装部品を前記他部品に固定するためのブラケットとを備えた電装部品の被水防止構造において、前記ブラケットには排水を行うための段部を設け、前記電装部品は、該電装部品の外側に突出し互いに平行に延設されて前記ブラケットの挿入をガイドする一対のガイド溝と前記ブラケットを所定位置に保持するための一対のフランジとからなる一対の嵌合部と、前記一対のガイド溝間に位置して外側に突出する係合部とを備え、前記ブラケットは、前記他部品に取り付けるための取付孔を有する取付面材を有し且つこの取付面材と前記係合部に係合する係合孔を有する係合面材とを一端で接続して構成されるとともに、前記一対のガイド溝の延設方向の一端から挿入されて前記一対のガイド溝に係合したまま前記係合孔が前記係合部に係合する構造を備え、前記段部は、前記取付面材に接続された前記係合面材の一端に沿って設けられ且つ前記ブラケットを前記他部品に取り付けた状態で前記係合面材の周辺部位よりも低い位置に存在し、前記ブラケットは、前記係合孔に接続されて長手方向に通したビードを有し、このビードは、前記取付面材から前記係合孔に向かって延びて設けられ、前記一対の嵌合部によって保持された前記ブラケットの係合面材の面よりも前記電装部品から離れる方向に凸形となる形状を有し、前記係合孔は、前記ビードの長手方向の先端側の端部に設けられ、前記係合孔の一部が前記係合部と係合するとともに前記係合孔から前記ブラケットを伝わってきた水を排出することを特徴とする。
この発明の電装部品の被水防止構造は、他部品からブラケットに伝わってきた水をブラケットの段部から排出させて電装部品への被水を防止できる。
また、段部はブラケットの剛性向上効果を有することから、ブラケットの剛性向上を図ることができる。
さらに、ブラケットを電装部品の車両上下方向側面のどちらに取り付けても、ブラケットに伝わってきた水を排水可能な構造を有するので、電装部品の車両上下方向側面に同一のブラケットを用いることができ、使用するブラケットの共通化ができる。また、ブラケットにはビードを設けることで、ブラケットに排水効果とブラケット自体の剛性向上効果とを持たせることができる。
また、ビードは、ブラケットを他部品に取り付けるための取付面材から延びて設けられている。ビードの端部は、係合面材に設けられた係合孔に接続されている。
ブラケットをビードが車両下方側に凸形となるように設けると、他部品から伝ってきた水をビードに集め、さらに、ビードの端部に位置する係合孔より排出でき、ブラケットを伝ってきた水を積極的に集めることが可能となるだけでなく、さらに、ビードに集まった水を係合孔からのみ排出できるので、決まった箇所から水を排出できる。
図1はブラケットを取り付けた電装部品の斜視図である。(実施例1) 図2はブラケットの斜視図である。(実施例1) 図3は電装部品の一部斜視図である。(実施例1) 図4は図1の矢印IVにおいて電装部品にブラケットを取り付ける際の一部斜視図である。(実施例1) 図5は上側側面のブラケットの段部に水が流れた際の一部斜視図である。(実施例1) 図6は図1の矢印VIにおいて下側側面のブラケットの段部に水が流れた際の一部斜視図である。(実施例1) 図7は図1の矢印VIIにおいてブラケットの段部に水が流れた際の一部斜視図である。(実施例1) 図8は窪部及び水抜き孔を設けたブラケットの構成図である。(実施例2) 図9は電装部品を水平方向に対して斜めにして車体パネルに取り付けた構成図である。(実施例3) 図10は段部に凸構造を設けたブラケットの斜視図である。(実施例4) 図11は段部に切欠部を設けたブラケットの斜視図である。(実施例4)
この発明は、ブラケットの構造を簡単にして、他部品からブラケットに伝わってきた水の電装部品への被水を防止する目的を、ブラケットに段差を設けて実現するものである。
図1〜図7は、この発明の実施例1を示すものである。
図1において、1は車両パネル、2は車両の電装部品である。この電装部品2は、例えば長方体からなる部品ケース3内に本体4を備え、他部品としての車体パネル1に取り付けられるものである。
電装部品2には、該電装部品2を車体パネル1に固定するためのブラケット5が取り付けられる。通常、電装部品2を車体パネル1にブラケット5を用いて取り付ける場合に、2つ以上のブラケット5を用いて取り付けることがよく行われる。そして、図1に示すように、電装部品2を上側側面と下側側面との2つのブラケット5・5で車体パネル1に固定する場合、このブラケット5・5は、電装部品2を挟んでその長手方向の各側面に取り付けられる。
図3に示すように、電装部品2は、該電装部品2の外側に突出し互いに平行に延設されてブラケット5の挿入をガイドするー対のガイド溝6・6とブラケット5を所定位置としての後述する係合部9に保持するための一対のフランジ7・7とからなるー対の嵌合部8・8と、一対のガイド溝6・6間に位置して外側に突出する係合部9とを備える。ー対の嵌合部8・8は、図4に示すように、一対の縦壁10・10を備えている。
図2に示すように、ブラケット5は、一般的な鋼板からプレス成型された所定幅の金属製のブラケットである。
このブラケット5は、車体パネル1に取り付けるための取付孔11を有する取付面材12を有し且つこの取付面材12と前記係合部9に係合する係合孔(開放部)13を有する係合面材(舌片部)14とを夫々一端の接続部15で接続してL字形状に構成される。
取付面材12は、取付孔11に車体パネル1に取り付けるためのナット16を取り付けている。
係合面材14には、取付面材12に向かって延びる所定幅Uの凸状のビード17が形成されている。
このブラケット5においては、係合面材14の取付面材12に向かってビード17が延設された方向を長手方向Xとし、また、この長手方向Xと係合面材14上の直交する方向を短手方向Yとし、さらに、係合面材14の板厚方向を垂直方向Zとする。なお、これら長手方向Xと短手方向Yと垂直方向Zとは、夫々直交する関係がある。
一方、係合面材14の先端の短手方向Yの中央部位には、取付面材12側に湾曲した湾曲部18が形成されている。また、この湾曲部18よりも取付面材12側の係合面材14上には、電装部品2の係合部9が係合する前記係合孔13が配置されている。係合部9は、ブラケット5の係合面材14を所定箇所に保持するものである。
このブラケット5は、電装部品2の一対のガイド溝6・6の延設方向の一端から挿入されて一対のガイド溝6・6に係合したまま係合孔13が電装部品2の係合部9に係合する構造を備えている。この場合、この電装部品2の係合部9には、ブラケット5の係合孔13の一部が係合する。
また、この係合孔13の取付面材12側の一端に接して取付面材12側の先端が存在する垂直方向には、ビード17が取付面材12に当接するように配置されている。そして、係合面材14は、電装部品2の係合部9に係合させる係合孔13をビード17の先端側に有する。つまり、ブラケット5は、係合孔13に接続されて長手方向Xに通したビード17を有する。このビード17は、電装部品2の一対の嵌合部8・8によって保持されたブラケット5の係合面材14の面よりも電装部品2から離れる方向に凸形となる形状を有している。
係合面材14は、短手方向Yの長さを2つ有し、その先端側が接続部15近傍に対して短い短手方向Yの長さとなっている。
この短手方向Yの長さは、係合孔13よりも取付面材12側で一般部位と同じ短手方向Yの長さとなる。その長手方向Xの位置では、ブラケット5の係合面部14の短手方向Yに一対のエッジ部19・19が段差として設けられている。
図4に示すように、この一対のエッジ部19・19は、ブラケット5の係合孔13を有する係合面材14に形成され、電装部品2への取り付け時に一対の嵌合部8・8の縦壁10・10に当接することで、ブラケット5の過剰な挿入を防止する。よって、ブラケット5の過剰な挿入を防止する構造を別途設ける必要がなく、一対の嵌合部8・8をより長く設けることができるので、電装部品2へのブラケット5の固定が強固となる。
係合面材14には、ビード17とは逆の垂直方向に凸となる所定幅Wの段部20が接続部15に沿って短手方向Yに設けられる。
この段部20とは、図2に示すように、一点鎖線A、Bによって挟まれた形状である。一点鎖線Aは、係合面部14がビード17とは逆の垂直方向に凸として変化し始める長手方向Xの位置を通る線である。一点鎖線Bは、取付面材12の延びる方向が略垂直方向から長手方向Xに変化し始める長手方向Xの位置を通る線である。
段部20は、排水を行うためのものであり、取付面材12に接続された係合面材14のー端に沿って設けられ且つブラケット5を他部品である車体パネル1に取り付けた状態で係合面材14の周辺部位よりも距離Dだけ低い位置に存在する。
これにより、車体パネル1からブラケット5に伝ってきた水を、電装部品2に被せることなく、段部20から排出させることができる。また、段部20は、排水効果とブラケット5の剛性向上効果とを有する。
次に、ブラケット5を取り付ける電装部品2について、さらに詳細に説明する。
図3に示すように、電装部品2の側面には、上述したように、外側に突出し互いに平行となるよう延設された一対の嵌合部8・8が形成されている。また、この一対の嵌合部8・8は、ブラケット5の挿入時のガイドの役目を果たす一対のガイド溝6・6と、ブラケット5を保持するための一対のフランジ7・7とを備える。
一対の互いのガイド溝6・6間の寸法は、挿入するブラケット5の短手方向Yの長さに合わせて設定されており、また、一対のフランジ7・7と電装部品2の側面との最短距離は、ブラケット5の板厚に合わせて設定される。これにより、一対の嵌合部8・8に取り付けたブラケット5の短手方向Y及び垂直方向Zへの移動は、規制される。
さらに、一対の嵌合部8・8間に位置して外側には、係合部9が突出して形成される。この係合部9は、底面形状が円形の円柱形状を有している。
この係合部9にブラケット5の係合孔13を係合することで、ブラケット5の電装部品2への挿入方向とは逆の方向への移動の規制をかけることができる。
さらに、図4に示すように、一対のエッジ部19・19を一対の嵌合部8・8の縦壁10・10に当接させることで、ブラケット5の電装部品2への挿入方向への移動の規制をかけることができる。
この結果、ブラケット5の長手方向Xの移動の規制がなされ、ブラケット5にガタつきが発生することなく、ブラケット5を電装部品2に固定できる。
次に、ブラケット5の電装部品2への取り付けについて説明する。
一対の嵌合部8・8の延設方向の一端よりブラケット5の係合面材14の先端を挿入し、ブラケット5を一対のガイド溝6・6に沿わせて取り付ける。
そして、湾曲部18は、係合部9を乗り越えてさらに挿入される。
その後、係合孔13と係合部9とが係合すると同時に、ブラケット5の一対のエッジ部19・19が一対の嵌合部8・8の縦壁10・10に当接され、電装部品2へのブラケット5の取り付けが完了する(図1参照)。
このとき、図4に示すように、ブラケット5の一対のエッジ部19・19は、一対の嵌合部8・8の縦壁10・10に当接している。
つまり、一対の嵌合部8・8は、ブラケット5の挿入方向をガイドする役目を持つ他、ブラケット5の該一対の嵌合部8・8への過剰な挿入を防ぐ役目をも有する。
この結果、ブラケット5の過剰な差し込みを防止する構造を別途用意する必要がなく、よって、一対の嵌合部8・8を延設方向に長く設けることができ、より電装部品2へのブラケット5の固定が強固になる。
次に、ブラケット5が取り付けられた電装部品2を他部品としての車体パネル1に配置した場合を考える。
車体パネル1には該車体パネル1を伝って水が上下方向の上流側から流れており、電装部品2の上下方向側面にはブラケット5が取り付けられ、且つ上下方向側面に取り付けたプラケット5の係合面材14が水平方向と平行となっている。
図5においては、電装部品2の上側側面に取り付けたブラケット5の周辺を示している。
図5に示すように、車体パネル1を伝ってきた水がブラケット5に伝わると(矢印で示す)、取付面材12上に垂れた水は、取付面材12を伝わって接続部15まで伝わり、段部20に落ちる。
ビード17が設けられている幅方向中央及びその両端の段部20は、電装部品2に差し込まれている係合面材14に対して下側に設けられているので、段部20に落ちた水は、電装部品2側に伝わることなく、下方に落ちる。
また、段部20の幅方向中央に設けられたビード17が、段部20上に落ちた水をこの段部20の両端側に排水するので、より効果的に車体パネル1を伝わってきた水をブラケット5から排水することが可能となっている。
図6、図7においては、電装部品2の下側側面に取り付けたブラケット5の周辺を示している。
ブラケット5は、電装部品2の上側側面に取り付けたものと同形状である。電装部品2の下側側面に取り付けたブラケット5は、上側側面に取り付けたブラケットに対して上下方向に反転させて取り付けられる。
すると、段部20が上側に凸の形状を取り、係合面材14の先端側の面は、段部20よりも下側に位置する。ビード17は、下側に凸の形状を取る。
即ち、電装部品2の上側側面に取り付けたブラケット5では、ビード17がブラケット5の短手方向Yに排水する効果を有する一方で、電装部品2の下側側面に取り付けたブラケット5では、ビード17が水を集める役目を有する。
また、ビード17の先端は開放しているので、ビード17に集められた水は、係合孔13から排水が可能である。
つまり、ブラケット5は、電装部品2の上下方向側面のどちらに取り付けても、排水可能な構造を有するので、電装部品2の車両上下側面に同一のブラケット5を用いることができ、使用するブラケット5の共通化ができる。また、ビード17は、排水効果とブラケット5の剛性向上効果とを有する。
この結果、ブラケット5を用いることで、車体パネル1を伝ってきた水を、電装部品2の本体4へ被水させることなく、段部20から排出させることができる。また、ブラケット5を上下反転させて取り付けても、ビード17がブラケット5からの排水を促す役目を有する。
なお、この実施例1では、段部20にもビード17を設けたが、段部20にはビード17を設けない構造とすることも可能である。この場合、段部20は、同一の平面で構成される。
図8は、この発明の実施例2を示すものである。
以下の実施例においては、上述の実施例1と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
この実施例2の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、ブラケット5の略水平面に窪部23を設け、この窪部23の内部に水抜き孔24を設けた。
これにより、ブラケット5を伝ってきた水を、水抜き孔24から容易に排水することができる。
図9は、この発明の実施例3を示すものである。
この実施例3の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、電装部品2を水平方向に対して斜めに取り付けた。
これにより、ブラケット5を伝ってきた水の排水効率を向上させることができる。このとき、ブラケット5を取り付ける上下側面内での下端に配置することで、段部20から排水された水が再び電装部品2に付着することを防止できる。一方、電装部品2には、一対の嵌合部8・8及び係合部9が存在する側面と直交する側面に複数のワイヤハーネス21を接続するための複数の接続コネクタ22が設けられており、これら接続コネクタ部22を有する面を下側に向けるよう傾けることで、電装部品2の接続コネクタ部22に直接垂れる水の被水を防止できる。同時に、電装部品2に接続したワイヤハーネス21が各々の接続コネクタ部22よりも下側に延びる配線方法をとることで、ブラケット5より排水した水がワイヤハーネス21に付着した場合でも、ワイヤハーネス21を伝う水が電装部品2や接続コネクタ部22へ被水することを防ぐことができる。
図10、図11は、この発明の実施例4を示すものである。
この実施例4の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、ブラケット5の段部20の短手方向Yの両端には、図10に示すように、凸構造25・25を追加したり、あるいは、図11に示すように、切欠部26・26を設けた。
この場合、凸構造25・25若しくは切欠部26・26は段部20の短手方向Yの両端よりも短手方向Y中央側に設けても良い。このような構造とすることで、ブラケット5を伝ってきた水を、凸構造25・25若しくは切欠部26・26から車両下側に落とすことができる。
これにより、段部20の水を凸構造25・25若しくは切欠部26・26を利用して流し、段部20からの排水を促すことができる
なお、この発明においては、上述の実施例に限定されず、種々応用改変が可能であることは勿論である。
例えば、水の流れを大きく阻害しないように、ブラケットを電装部品の必要箇所に取り付けたり、ブラケットの取付方向を変更したり、あるいは、ブラケットの形状を変更することも可能である。
この発明に係る電装部品の被水防止構造を、電装部品以外の部品にも適用可能である。
1 車両パネル
2 電装部品
5 ブラケット
6 ガイド溝
7 フランジ
8 嵌合部
9 係合部
10 縦壁
11 取付孔
12 取付面材
13 係合孔
14 係合面材
15 接続部
17 ビード
18 湾曲部
19 エッジ部
20 段部
21 ワイヤハーネス
22 接続コネクタ部

Claims (1)

  1. 他部品に取り付ける電装部品とこの電装部品に取り付けられて該電装部品を前記他部品に固定するためのブラケットとを備えた電装部品の被水防止構造において、
    前記ブラケットには排水を行うための段部を設け
    前記電装部品は、該電装部品の外側に突出し互いに平行に延設されて前記ブラケットの挿入をガイドする一対のガイド溝と前記ブラケットを所定位置に保持するための一対のフランジとからなる一対の嵌合部と、前記一対のガイド溝間に位置して外側に突出する係合部とを備え、
    前記ブラケットは、前記他部品に取り付けるための取付孔を有する取付面材を有し且つこの取付面材と前記係合部に係合する係合孔を有する係合面材とを一端で接続して構成されるとともに、前記一対のガイド溝の延設方向の一端から挿入されて前記一対のガイド溝に係合したまま前記係合孔が前記係合部に係合する構造を備え、
    前記段部は、前記取付面材に接続された前記係合面材の一端に沿って設けられ且つ前記ブラケットを前記他部品に取り付けた状態で前記係合面材の周辺部位よりも低い位置に存在し、
    前記ブラケットは、前記係合孔に接続されて長手方向に通したビードを有し、
    このビードは、前記取付面材から前記係合孔に向かって延びて設けられ、前記一対の嵌合部によって保持された前記ブラケットの係合面材の面よりも前記電装部品から離れる方向に凸形となる形状を有し、
    前記係合孔は、前記ビードの長手方向の先端側の端部に設けられ、
    前記係合孔の一部が前記係合部と係合するとともに前記係合孔から前記ブラケットを伝わってきた水を排出することを特徴とする電装部品の被水防止構造。
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