JP6078023B2 - 電気機器ケース - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器ケースに関し、特に電気機器を支持する支持体と、支持体と共に電気機器を受容するカバーとを有する電気機器ケースに関するものである。
電子部品が実装された回路基板や電動機バッテリー等、自動車等の車両に搭載される電気機器を塵埃や水から保護するためにケース内に収容することがある。そのような電気機器ケースは、電気機器を支持する支持体とカバーとが別部材からなり、組み付けて使用することが一般的であり、自動車の走行時の振動によりがたつかないように組み付ける必要がある。例えば、支持体とカバーとの双方に、互いに相対的に嵌り合うスリット(切り込み)を設け、それぞれのスリット同士を切り込み方向に互いに挿入して嵌合状態にする構造がある(特許文献1参照)。
特許文献1の構造によれば、板材を折り曲げて形成された側壁を有する支持体及びカバーを形成し、各側壁の互いに直交する部分に所定長切り込んだスリットをそれぞれ設けている。スリット同士を嵌合させた状態では、一方の側壁の壁面に他方のスリットの端面(板厚部分)が当接することから、側壁の立ち上げ方向に直交する2方向に対するがたつきを抑制し得る。
実願平1−137531号
しかしながら、特許文献1の構造では、支持体とカバーとの組み付け方向がスリットの延在方向(側壁の立ち上げ方向)であり、上記2方向のがたつきを抑制し得るものの、スリットの延在方向(カバーの取り外し方向)には何等係合しないため、別途ボルト止め等が必要となり、組み付け作業が煩雑であるという問題がある。また、スリットを加工する対象となる支持体が金属製で、カバーが金属製の場合には、スリット同士を精度良く嵌合させるための加工がし難いという問題がある。
本発明は、以上の背景に鑑み、支持体とカバーとを組み付ける構造の電気機器ケースにおいて、がたつきを防止すると共に加工を容易にすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、電気機器(3)を支持する金属製の支持体(6)と、前記電気機器を覆うべく、前記支持体に対して互いに近づく向きに組み付けられる合成樹脂製のカバー(7)とを有する電気機器ケース(1)であって、前記支持体から前記カバーに向けて突出し、かつ係合凹部(11a)を有する突出片(11)と、前記カバーに設けられ、前記支持体と前記カバーとの組み付け状態で、前記突出片の一方の側に当接し、かつ前記係合凹部に嵌入するべき係合凸部(16a)を有する弾性係合片(16)と、前記カバーに設けられ、少なくとも前記突出片の近傍にて、前記一方の側に対向する他方の側から前記支持体の一部(6b)に当接する当接部(17)とを有し、前記組み付け状態においては、前記支持体と前記突出片とが前記当接部と前記弾性係合片との間に弾発的に挟持されるようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、互いに近づく向きに組み付けられる金属製支持体と合成樹脂製カバーとにおいて、支持体に、カバーに向けて突出し、かつ係合凹部を有する突出片を設け、カバーに、組み付け状態で突出片の一方の側に当接し、かつ係合凹部に嵌入する係合凸部を有する弾性係合片を設け、支持体とカバーとが組み付けられる。このようにして組み付けられるカバーに、弾性係合片が当接する突出片の一方の側に対向する他方の側から支持体の一部に当接する当接部を設け、組み付け状態において、当接部と弾性係合片との間に突出片を弾発的に挟持することから、支持体とカバーとの間のがたつきを防止することができる。また、当接部と弾性係合片とが弾性部材に形成されるので、それらの加工を容易に行うことができる。
また、前記突出片(11)が複数設けられ、それぞれに対応する前記弾性係合片(16)及び前記当接部(17)の少なくとも二つの組が、互いに異なる挟持方向とするとよい。
この構成によれば、弾性係合片及び当接部による挟持方向が互いに異なるように複数の弾性係合片及び当接部の組を設けることから、異なる方向の振動が生じても、それら異なる方向の振動に対して支持体とカバーとの間におけるがたつきを抑制し得る。
また、前記当接部(17)は、前記弾性係合片(16)の左右に一対設けられているとよい。
この構成によれば、突出片の一方の側に当接する弾性係合片に対して他方の側から当接して突出片を挟持する当接部を、弾性係合片の左右に一対設けたことから、弾性係合片及び当接部による突出片の挟持状態を安定化し得る。
また、前記カバーが、カバー本体から前記支持体側に向けて前記支持体の側方を覆う位置まで延出する周壁部(7b)を有し、前記当接部が、前記周壁部に設けられ、前記弾性係合片が、前記周壁部の延出端側に設けられた相対的に高強度の基部(12b)に前記支持体から離反する向きに突出形成され、前記基部が、前記当接部に前記支持体の一部(6b)を挟んで対峙するとよい。
この構成によれば、支持体の側方を覆う位置まで延出するようにカバーに設けられた周壁部の延出端側に、弾性係合片に対して相対的に高強度の基部を設け、その基部に弾性係合片を突出形成し、基部を当接部に対して支持体の一部を挟んで対峙させたことから、弾性係合片が何等かの原因により万が一破損しても、基部と当接部とにより支持体の一部を挟んだ状態が維持されるため、支持体とカバーとの外れを防止することができ、また振動の抑制効果も維持される。
また、前記当接部は、前記カバーの前記支持体への組み付け方向に対して後傾するテーパ面(17a)により前記支持体の一部に当接するとよい。
この構成によれば、当接部が、支持体への組み付け方向に対して後傾し、支持体の一部に当接するテーパ面を有することから、カバーの支持体への組み付けを容易に行うことができると共に、テーパ面により、当接部による支持体の一部に対する押圧力が増大し、より一層がたつきの無い組み付け状態にすることができる。
また、前記支持体を被取り付け部(2)に取り付けるためのステー(21)の近傍に前記突出片が設けられているとよい。
この構成によれば、被取り付け部としての車体にステーを介して支持体が取り付けられることにより、走行時の振動がステーを介して電気機器ケースに伝達されるため、ステーから離れた部位の振動が大きくなるが、ステーの近傍に突出片が設けられていることから、当接部と弾性係合片とによる突出片を挟持する部分の振動は相対的に小さく、より効果的にがたつきを抑制し得る。
このように本発明によれば、互いに近づく向きに組み付けられる金属製支持体と合成樹脂製カバーとにおいて、支持体に設けた突出片に設けた係合凹部に、カバーに設けた弾性係合片に設けられた係合凸部を嵌入して支持体とカバーとを組み付けると共に、弾性係合片が当接する突出片の一方の側に対向する他方の側から支持体の一部に当接する当接部を設け、組み付け状態において、当接部と弾性係合片との間に突出片を弾発的に挟持することから、支持体とカバーとの間のがたつきを防止することができる。また、当接部と弾性係合片とが弾性部材に形成されるので、それらの加工を容易に行うことができる。
本発明が適用された電気機器ケースの車体への取り付け状態を示す要部斜視図 (a)は電気機器ケースの図1における矢印IIa線方向から見た正面図、(b)は(a)の矢印IIb線方向から見た側面図 (a)は図2(a)の矢印IIIa線方向から見た要部拡大図、(b)は(a)の矢印IIIb線方向から見た要部拡大図 (a)は図3(a)のIVa−IVa線に沿って矢印方向に見た断面図、(b)は図3(a)のIVb−IVb線に沿って矢印方向に見た断面図 支持体とカバーとの組み付け要領を示す要部拡大斜視図 図3(a)の矢印VI線方向から見た要部拡大下面図 カバーの裏面を示す図
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用された電気機器ケース1の車体2への取り付け状態を示す要部斜視図である。電気機器ケース1は、例えばエンジン制御用のECU(Electric Control Unit)3を車体2の適所に取り付けるためのものであり、本図示例ではエンジンルーム4内でダンパハウジング5の近傍に配置されている。
図2(a)は、電気機器ケース1の図1における矢印IIa線方向から見た正面図であり、図2(b)は、図2(a)の矢印IIb線から見た側面図である。図に示されるように、電気機器ケース1は、電気機器としてのECU3を支持する支持体6と、ECU3を覆うように支持体6に組み付けられたカバー7とにより、矩形箱型に形成されている。支持体6は、金属製薄肉板材をプレス加工して形成され、ECU3をボルト止めにより支持するように例えば平面視でコ字形の底壁部6aと、支持体6の一部として、底壁部6aの外周部分で壁状に立ち上げられたフランジ6bとを有する。
カバー7は、合成樹脂材の成形品により形成され、支持体6の底壁部6aに対峙するカバー本体7aと、カバー本体7aの外周から支持体6側に向けて延出され、支持体6の側面を形成するフランジ6bの外面を覆う位置まで至るように形成された周壁部7bとを有する。
コ字形の支持体6の開放部分にはECU3のコネクタ3aが位置し、コネクタ3aは電気機器ケース1の外方に突出するようにされている。コネクタ3aには、電気機器ケース1の車体2への取り付け状態でワイヤハーネス(図示省略)が接続される。
このようにして構成された支持体6とカバー7との組み付け構造について以下に説明する。以下では、方向を用いた説明においては、図7に関する説明を除き、車体2への搭載状態ではなく、各図に矢印で示した方向に従って説明する。
図3〜図5に示されるように、フランジ6bには、コ字形の支持体6における3辺に相当する部分に、フランジ6bの上縁から舌片状に突出する突出片11がそれぞれ設けられている。突出片11の中央部には係合凹部としての矩形状の係合孔11aが形成されている。カバー7の周壁部7bには、突出片11に対応する位置で外方に箱型に膨出するように形成された膨出部12が設けられている。膨出部12には、突出片11が挿入する貫通孔12aが設けられている。
膨出部12の上側部分は、周壁部7bと略平行に延在する平行壁部13と、平行壁部13の延在方向(図3における左右方向)両端部と周壁部7bとを連結する両側壁部14とにより形成されている。これら周壁部7bと平行壁部13と両側壁部14とにより、膨出部12を上下方向に貫通する貫通孔12aが形成されている。
膨出部12の支持体6側である図3における下側部分には、フランジ6bのフランジ上面6eよりも下方に延出する基部12bが形成されている。基部12bは、膨出部12の上側部分の平行壁部13及び両側壁部14と結合され、かつ周壁部7bとも結合されていると共に、平行壁部13及び両側壁部14よりも外方に張り出すようにされ、膨出部12の上側部分よりも相対的に高強度に形成されている。
平行壁部13には、図3(a)における上端から基部12bに向けて切り込まれた一対のスリット15が設けられている。平行壁部13における一対のスリット15により切り離された中間部分により、基部12b側から長板状に突出する弾性係合片16が形成されている。図4(a)に示されるように、弾性係合片16には、組み付け状態で係合孔11aに没入して係合する係合凸部16aが形成されている。また、組み付け状態で弾性係合片16は、突出片11の一方の側である図における外側となる外面11bに当接する。
支持体6とカバー7とを組み付けるには、図5の矢印により示されるように、膨出部12の貫通孔12aに突出片11を挿入して行う。なお、係合凸部16aは突出片11の挿入方向に対向する側に傾斜面を有し、突出片11の挿入に伴って係合凸部16aが突出片11によりガイドされることにより弾性係合片16は突出端側を外方へ傾けるように弾性変形する。係合凸部16aが係合孔11aに至ると、弾性係合片16の弾性復元力により係合孔11aに係合凸部16aが嵌入する(図4(a))。係合凸部16aにおける支持体6側とは相反する側は弾性係合片16の突出方向に直交する肩部を有する形状に形成されており、これにより係合凸部16aと係合孔11aとはカバー7の支持体6からの離脱方向に対して係合し、支持体6にカバー7が組み付けられた状態が保持される。
図4及び図6に示されるように、基部12bにおける側壁部14に対応する部分には基部12bの下端から上方に切り込まれた所定幅のスリット22が設けられている。基部12bにおける周壁部7bとの連結部分には、スリット22の対向側面の一方を形成すると共に、組み付け状態でフランジ6bに当接するように周壁部7bから外方に突出する形状の当接部17が設けられている。
当接部17は、係合凸部16aと係合孔11aとの係合状態(支持体6とカバー7との組み付け状態)で、フランジ6bの内側(電気機器ケース1の内側)に当接するテーパ面17aを有する。これにより当接部17は、弾性係合片16による突出片11の一方の側(外面11b)に対向する他方の側となる突出片11の内面11c側から、支持体6の一部となるフランジ6bの内壁面6cに当接する(図4(b))。
テーパ面17aは、突出片11の貫通孔12aへの挿入方向に沿って外方に張り出すように形成されている。図6に示されるように、係合凸部16aと係合孔11aとの係合状態で、テーパ面17aの張り出し方向外端部がフランジ6bの内壁面6cより外方に位置するように(図の距離a)、テーパ面17aが形成されている。これにより、当接部17は、テーパ面17aの傾斜によりフランジ6bに対して外方に押し拡げる方向の押圧力をもって当接するようになる。また、当接部17は、弾性係合片16の左右に一対設けられており、弾性係合片16の弾性復元力による付勢方向に対して、弾性係合片16の両側方位置で相反する方向にフランジ6bを付勢することから、弾性係合片16と一対の当接部17とによりフランジ6bを安定して弾発的に挟持することができる。
本図示例では、突出片11と弾性係合片16とによる係合部が電気機器ケース1の正面視で三方となる3箇所(3辺)に配設されており、図2(a)に示されるように、弾性係合片16及び当接部17の組により構成されるロック部18a・18b・18cも電気機器ケース1の正面視における3辺に配設されている。これらロック部18a〜18cにより、支持体6の底壁部6aの主面(底面)に沿う2軸方向に対して支持体6とカバー7との間のがたつきが防止される。なお、図示例では電気機器ケース1の3辺となる3箇所に突出片11を当接部17と弾性係合片16とで挟持する構造を備えるロック部18a〜18cが配設されているが、支持体6のECU3の支持面(底壁部6aの底面)に沿う向きの振動に対するがたつき防止としては、2軸方向に対するがたつきを防止すればよいため、電気機器ケース1の正面視で二方となる2箇所(2辺)として例えばロック部18a及び18bを設けるようにしてもよい。このように弾性係合片16及び当接部17の少なくとも二つの組が、突出片11を挟持する方向が互いに異なる挟持方向となることにより、異なる方向の振動が生じても、それら異なる方向の振動に対して支持体6とカバー7との間におけるがたつきを抑制し得る。
このようにして、支持体6とカバー7とは、突出片11と弾性係合片16との係合により組み付け状態が確保され、支持体6の底壁部6aの底面に沿う2軸方向に対しては、弾性係合片16と当接部17とのフランジ6bに対する挟持状態により固定されるため、走行時等における異なる方向の振動が電気機器ケース1に伝達されても、その振動により支持体6とカバー7との間にがたつきが生じることが防止される。
また、電気機器ケース1は、図1に示されるように支持体6の2箇所から延出された2本のステー21を介して、被取り付け部としての車体2に取り付けられる。ステー21の一端部は支持体6にスポット溶接されてよく、ステー21の他端部は車体2にボルト止めされる。このようにステー21を介して車体2に取り付ける構造において、2本のステー21の支持体6への結合部を、図2(a)の二点鎖線で示されるように2軸の異なる方向のがたつきを防止するロック部18a・18b、すなわち各突出片11の近傍に設けている。
車体2からの振動はステー21を介して伝達されるため、支持体6において、ステー21が結合された位置から離れた位置の振動が大きくなる。それに対して、ステー21からの振動伝達部位となる位置にロック部18a・18bが設けられていることから、ロック部18a・18bの振動が小さく、より効果的にがたつきを抑制し得る。
また、図4(b)に示されるように、基部12bの下端はフランジ6bの上端に対して下方に所定長d延出しており、当接部17の下端もフランジ6bの上端に対して同じ長さdで下方に位置する。これにより、当接部17と、基部12bにおけるスリット22を介して当接部17と対峙する部分となる対向壁部25とがフランジ6bを挟んで対峙する。
このように当接部17と対向壁部25とによりスリット22が形成され、スリット22内にフランジ6bが位置していることから、例えば弾性係合片16が何等かの原因により万が一破損した場合でも支持体6とカバー7との間における組み付け状態を保持し得る。なお、図示例ではスリット22の幅がフランジ6bの肉厚に対して大きいが、組み付け性を確保しつつスリット22の幅をできるだけ狭めることにより、万が一の弾性係合片16の破損時においても、がたつき抑制効果を奏し得る。
図7はカバー7におけるカバー本体7aの裏面(内側)7dを示す図である。図に示されるように、裏面7dには、適所に複数本の止水リブ23が配設されている。電気機器ケース1はコネクタ3aが下側にならないように車体2に取り付けられるが、図示例においては図7における上側と左右両側とのいずれかを上に向けて取り付けることができる。止水リブ23は、その三通りのいずれの取り付け状態においてもカバー7内に侵入した水を下方に排水するために複数の箇所の適所で分断されており、その分断された部分により排水路24が形成されている。
図7における上方からカバー7内に侵入した水は止水リブ23によりガイドされ、排水路24を介して図の実線の矢印により示されるように排水される。なお、電気機器ケース1の取付け方向に応じて、カバー7における下側となる周壁部7bに排水孔(図視省略)を設け、その排水孔から外部へ排水する。また、図における右側を上にして取り付けた場合には図の破線の矢印に示されるように排水され、図における左側を上にした場合には図の二点鎖線の矢印に示されるように排水される。なお、矢印は方向を概略示すものであり、図視のように流れることを示すものではない。
以上、本発明を、その好適実施形態の実施例について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば図2においてステー21をロック部18a・18bの近傍に設けたが、ロック部18aに代えてロック部18cの近傍にステー21を設けてもよい。また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
1 電気機器ケース
2 車体(被取り付け部)
3 ECU(電気機器)
6 支持体
6b フランジ(支持体の一部)
7 カバー
7b 周壁部
11 突出片
11a 係合凹部
12b 基部
16 弾性係合片
16a 係合凸部
17 当接部
17a テーパ面
21 ステー

Claims (6)

  1. 電気機器を支持する金属製の支持体と、前記電気機器を覆うべく、前記支持体に対して互いに近づく向きに組み付けられる合成樹脂製のカバーとを有する電気機器ケースであって、
    前記支持体から前記カバーに向けて突出し、かつ係合凹部を有する突出片と、
    前記カバーに設けられ、前記支持体と前記カバーとの組み付け状態で、前記突出片の一方の側に当接し、かつ前記係合凹部に嵌入するべき係合凸部を有する弾性係合片と、
    前記カバーに設けられ、少なくとも前記突出片の近傍にて、前記一方の側に対向する他方の側から前記支持体の一部に当接する当接部とを有し、
    前記組み付け状態においては、前記支持体と前記突出片とが前記当接部と前記弾性係合片との間に弾発的に挟持されるようにしたことを特徴とする電気機器ケース。
  2. 前記突出片が複数設けられ、それぞれに対応する前記弾性係合片及び前記当接部の少なくとも二つの組が、互いに異なる挟持方向とすることを特徴とする請求項1に記載の電気機器ケース。
  3. 前記当接部は、前記弾性係合片の左右に一対設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気機器ケース。
  4. 前記カバーが、カバー本体から前記支持体側に向けて前記支持体の側方を覆う位置まで延出する周壁部を有し、
    前記当接部が、前記周壁部に設けられ、
    前記弾性係合片が、前記周壁部の延出端側に設けられた相対的に高強度の基部に前記支持体から離反する向きに突出形成され、
    前記基部が、前記当接部に前記支持体の一部を挟んで対峙することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電気機器ケース。
  5. 前記当接部は、前記カバーの前記支持体への組み付け方向に対して後傾するテーパ面により前記支持体の一部に当接することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電気機器ケース。
  6. 前記支持体を被取り付け部に取り付けるためのステーの近傍に前記突出片が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電気機器ケース。
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