JP6597120B2 - 電装部品の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は電装部品の取付構造に関する。
車両のインストルメントパネルには種々の電装部品が組み付けられている。
特許文献1、2には、電装部品のケースの左右両側に取着した左右一対のブラケットを介して電装部品をインストルメントパネルに組み付ける構造が開示されている。
特開2007−331675号公報 特開平10−129362号公報
上記従来構造では、左右一対のブラケットがケースの左右両側の側面の上下方向のほぼ全長にわたって延在する長さを有していることから、ブラケットが占有するスペースを大きく確保しなければならず、コンパクト化を図る上で改善の余地がある。
そこで、ブラケットを小型化することが考えられるが、単にブラケットを小型化しただけでは、電装部品の取り付け強度を確保する上で不利がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、ブラケットの占有スペースの削減を図りつつ電装部品の取付強度を確保する上で有利な電装部品の取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、発明は、厚さよりも大きい寸法の幅と長さを有する矩形板状のケースを有し、前記ケースの幅方向両側の側部端面の長手方向を上下方向に延在させてそれぞれブラケットを介してインストルメントパネルに取り付ける電装品の取付構造であって、前記各ブラケットは、前記側部端面に合されて取り付けられる側部用板部と、前記インストルメントパネルの取付け面に合されて取り付けられるインストルメントパネル用板部とを有し、前記側部用板部と前記インストルメントパネル用板部は、前記ケースの側部端面の長さよりも短い長さを有し、前記各ブラケットの前記側部用板部は、前記ケースの幅方向両側の前記側部端面において、前記ケースの厚さ方向の端部に位置する側面の2本の対角線のうちの1本の対角線が位置する前記ケースの一対の角部寄りに変位した箇所に取着され、前記ブラケットは、前記側部用板部と反対側に位置する前記インストルメントパネル用板部の縁部から前記側部用板部と同じ方向に延在する起立片を有し、前記各ブラケットの前記インストルメントパネル用板部がそれぞれ合され取り付けられる前記インストルメントパネルの一対のブラケット取り付け部は、それぞれ前記取付け面に加え、前記インストルメントパネル用板部の下端を支持する支持部と、前記起立片に係止可能で前記インストルメントパネル用板部の前記支持部を中心とした前記取付け面から離れる方向の揺動を規制する揺動規制部とを備えていることを特徴とする。
また、本発明は、前記一対のブラケット取り付け部のうちの一方のブラケット取り付け部の揺動規制部は、前記支持部の上方の前記インストルメントパネルの箇所から前記取付け面から離れる方向に沿って突設され第1傾斜面および第2傾斜面を有する第1の爪部を備え、前記一対のブラケット取り付け部のうちの他方のブラケット取り付け部の揺動規制部は、前記支持部の上方の前記インストルメントパネルの箇所から前記取付け面から離れる方向に沿って突設され第3傾斜面を有する第2の爪部を備え、前記第1傾斜面と前記第3傾斜面は、それぞれ互いに近づく方向に変位しつつ前記取付け面から離れる方向に沿って延在し、前記第2傾斜面は、前記第1傾斜面の端部に続き前記第3傾斜面に平行して前記取付け面から離れる方向に延在していることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1傾斜面と前記第3傾斜面との間隔は、前記第1傾斜面の前記第2傾斜面側の端部において最も狭いことを特徴とする。
発明によれば、ブラケットの側部用板部とインストルメントパネル用板部をケースの側部端面の長さよりも短い長さとすることでブラケットの占有スペースの削減を図る上で有利となる。
また、各ブラケットの側部用板部は、ケースの互いに対向する側部端面において、ケースの厚さ方向の端部に位置する側面の2本の対角線のうちの1本の対角線が位置するケースの一対の角部寄りに変位した箇所に取着されているため、電装部品の取付強度を確保する上で有利となる。
また、本発明によれば、揺動規制部により、電装部品の揺動が規制されるため、電装部品から手を離しても電装部品がインストルメントパネルに仮保持されて脱落しないので、電装部品の組付け作業の作業効率を高める上で有利となる。
また、本発明によれば、揺動規制部の構造の簡易化を図り、コストダウンを図る上で有利となる。また、電装部品の組付け作業の作業効率を高める上で有利となる。また、部品点数を増やすことがなく、揺動規制部の構造の簡易化を図り、コストダウンを図る上で有利となる。
(A)は本実施の形態の電装部品の取付構造における電装部品を後方から見た図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図、(D)は(A)のD矢視図である。 (A)は本実施の形態の電装部品の取付構造におけるブラケットの側面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図である。 (A)は本実施の形態の電装部品の取付構造においてブラケットが取り付けられた電装部品を後方から見た図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC矢視図、(D)は(A)のD矢視図である。 本実施の形態の電装部品の取付構造においてブラケットが取り付けられた電装部品を後方から見た斜視図である。 本実施の形態の電装部品の取付構造において電装部品がブラケットを介してインストルメントパネルに取り付けられた状態を前方から見た図である。 本実施の形態の電装部品の取付構造を示す分解斜視図である。 電装部品の一方の側部端面がブラケットを介してインストルメントパネルの取付け面に取り付けられた状態を示す側面図であり、図6のX方向から見た状態を示す。 電装部品の一方の側部端面がブラケットを介してインストルメントパネルの取付け面に取り付けられた状態を示す斜視図である。 電装部品の他方の側部端面がブラケットを介してインストルメントパネルの取付け面に取り付けられた状態を示す斜視図である。 (A)はブラケット取り付け部を示す図、(B)はブラケットのインストルメントパネル用板部の揺動が揺動規制部で規制された状態を示す図であり、何れも図6のA方向から見た状態を示す。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態では、取り付ける電装部品がデジタル放送を受信するDAB(Digital Audio Broadcasting)チューナーである場合について説明するが、電装部品は種々の電子制御を司るECU、ECU以外の電子部品あるいは電子部品以外の部品など従来公知の様々な電装部品が適用可能である。
図1(A)から(D)に示すように、電装部品10は、矩形板状のケース12を備えている。
本実施の形態では、ケース12は、厚さよりも大きい寸法の幅と長さを有する矩形板状を呈している。
ケース12は、その厚さ方向で対向する前面1202および後面1204と、幅方向両側に位置する一対の側部端面1206、1208と、長さ方向両側に位置する上端面1210および下端面1212とを備えている。
側部端面1206、1208は、ケース12の長さ方向に細長の矩形状を呈している。
図5、図6に示すように、電装部品10は、前面1202を車両の前方に、後面1204を車両の後方にそれぞれ向けると共に、一対の側部端面1206、1208の長手方向を上下方向に延在させた状態で、2つのブラケット16を介してインストルメントパネル32に組み付けられている。
なお、図中、符号FRは車両前方、符号RRは車両後方、符号UPは車両上方、符号HLは車幅方向を示している。
図1(B)、(C)に示すように、一対の側部端面1206、1208には、複数の雌ねじが側部端面1206、1208の延在方向に間隔をおいて設けられている。
本実施の形態では、上端面1210から下端面1212に向かって第1、第2、第3の雌ねじ14A、14B、14Cがこれらの順番で形成され、第1の雌ねじ14Aと第2の雌ねじ14Bの間隔をL1、第2の雌ねじ14Bと第3の雌ねじ14Cとの間隔をL2としたとき、L1≠L2となっており、本実施の形態では、L1>L2となっている。
図2(A)から(C)に示すように、ブラケット16は、側部用板部18と、インストルメントパネル用板部20とを備えている。
側部用板部18とインストルメントパネル用板部20とは、ケース12の側部端面1206、1208の長さよりも短い長さを有して互いに交差し、本実施の形態では、直交している。
側部用板部18とインストルメントパネル用板部20との境の箇所には補強用リブ22が形成されている。
側部用板部18は、電装部品10の側部端面1206、1208に合されて取り付けられる部分であり、側部用板部18には、側部用板部18の延在方向に間隔をおいて第1、第2のねじ挿通孔24A、24Bが形成されている。
第1のねじ挿通孔24Aは側部用板部18の延在方向に延在する長孔で構成され、第2のねじ挿通孔24Bは円孔で構成されている。
図1、図3に示すように、第1、第2のねじ挿通孔24A、24Bは、間隔L1で設けられた第1、第2の雌ねじ14A、14Bに第1、第2のねじ挿通孔24A、24Bに挿通されたねじN1が螺合されると共に、間隔L2で設けられた第2、第3の雌ねじ14Cに第1、第2のねじ挿通孔24A、24Bに挿通されたねじN1が螺合されるように、第1のねじ挿通孔24Aと第2のねじ挿通孔24Bとの間隔および第1のねじ挿通孔24Aの長孔の長さが設定されている。
側部用板部18の縁部のうち第1のねじ挿通孔24A寄りの箇所に、インストルメントパネル用板部20と反対側に突出する係止片26が形成されている。
係止片26は、側部用板部18が電装部品10の側部端面1206、1208に合わされた際に、電装部品10の後面1204に係止し、側部端面1206、1208において電装部品10の厚さ方向における側部用板部18の位置決めを行なうためのものである。
インストルメントパネル用板部20は、後述するインストルメントパネル32の取付け面38に合されて取り付けられる部分である。
インストルメントパネル用板部20の延在方向の端部寄りの箇所に、図8、図9に示すように、インストルメントパネル用板部20を取付け面38に取り付けるためのねじN2が螺合される雌ねじ28が形成されている。
側部用板部18と反対側に位置するインストルメントパネル用板部20の縁部から側部用板部18と同じ方向に起立片30が屈曲形成されている。
図3、図4に示すように、2つのブラケット16のうち一方のブラケット16は、第2のねじ挿通孔24B、第1のねじ挿通孔24Aを、一方の側部端面1206の第1の雌ねじ14A、第2の雌ねじ14Aに対応させて側部用板部18が電装部品10の一方の側部端面1206に合わされ、第2のねじ挿通孔24B、第1のねじ挿通孔24Aを挿通したねじN1が第1の雌ねじ14A、第2の雌ねじ14Aに螺合することで電装部品10の一方の側部端面1206に取着される。
また、2つのブラケット16のうち他方のブラケット16は、第1のねじ挿通孔24A、第2のねじ挿通孔24Bを、他方の側部端面1208の第2の雌ねじ14B、第3の雌ねじ14Cに対応させて側部用板部18が電装部品10の他方の側部端面1208に合わされ、第1のねじ挿通孔24A、第2のねじ挿通孔24Bを挿通したねじN1が第2の雌ねじ14B、第3の雌ねじ14Cに螺合することで電装部品10の他方の側部端面1208に取着される。
したがって、図3(A)に示すように、各ブラケット16の側部用板部18は、ケース12の互いに対向する側部端面1206、1208において、ケース12の厚さ方向の端部に位置する側面(前面1202および後面1204)の2本の対角線Dのうちの1本の対角線Dが位置するケース12の一対の角部寄りに変位した箇所に取着されている。
図6に示すように、インストルメントパネル32には、電装部品10が収容され配置される配置スペース34が車両前方に開放状に形成されている。
配置スペース34の車幅方向両側には、一対のブラケット取り付け部36が設けられている。
一対のブラケット取り付け部36は、各ブラケット16のインストルメントパネル用板部20がそれぞれ合され取り付けられる箇所である。
各ブラケット取り付け部36は、取付け面38と、支持部40と、揺動規制部42とを含んで構成されている。
取付け面38は、ブラケット16のインストルメントパネル用板部20が合わされる箇所である。
本実施の形態では、一方のブラケット取り付け部36の取付け面38は、他方のブラケット取り付け部36の取付け面38よりも上方の箇所に設けられている。
各取付け面38には、ブラケット取り付け用のねじN2を挿通させるねじ挿通孔39が貫通形成されている。
図5、図6に示すように、支持部40は、インストルメントパネル用板部20の下端を下方から支持する部分であり、インストルメントパネル用板部20の下端が載置される箇所である。
一方のブラケット取り付け部36では、支持部40は取付け面38の下方に離れた箇所に位置し、他方のブラケット取り付け部36では、支持部40は取付け面38の下部に位置している。
一方のブラケット取り付け部36では、支持部40は、平面視した場合、取付け面38の車両後方箇所から車両前方箇所にわたって車両前後方向に延在している。
また、他方のブラケット取り付け部36では、支持部40は、平面視した場合、取付け面38から車両前方に延在している。
本実施の形態では、一方のブラケット取り付け部36の支持部40は、インストルメントパネル32に形成された壁部で構成され、他方のブラケット取り付け部36の支持部40は、インストルメントパネル32に形成されたリブで構成されている。
揺動規制部42は、起立片30に係止可能で、取付け面38と直交する方向で取付け面38から離れる方向のインストルメントパネル用板部20の支持部40を中心とした揺動を規制するものである。
一対のブラケット取り付け部36は、支持部40の上方のインストルメントパネル32の箇所から取付け面38から離れる方向に沿って突設された揺動変形可能な第1の爪部44、第2の爪部46をそれぞれ有し、揺動規制部42はそれら第1の爪部44、第2の爪部46を含んで構成されている。
各ブラケット取り付け部36において、第1の爪部44、第2の爪部46は支持部40の上方の箇所に位置している。
図6、図7、図8に示すように、一方のブラケット取り付け部36の第1の爪部44は、取付け面38と支持部40との間に位置し、図6、図9に示すように、他方のブラケット取り付け部36の爪部46は、支持部40および取付け面38の上方の箇所に位置している。
図8、図9に示すように、各ブラケット16の側部用板部18が電装部品10の側部端面1206、1208に取り付けられた状態で、各ブラケット16のインストルメントパネル用板部20は、電装部品10の側部端面1206、1208からそれぞれ車幅方向外側に突出している。
図10(A)に示すように、一対のブラケット取り付け部36の第1の爪部44、第2の爪部46は、それぞれ互いに近づく方向に変位しつつ取付け面38から離れる方向に沿って延在する第1傾斜面4402、第3傾斜面4602を有している。
一対のブラケット取り付け部36のうちの第1の爪部44の第1傾斜面4402の傾斜に沿った延在長さA1は、第2の爪部46の第3傾斜面4602の傾斜に沿った延在長さA2よりも短く形成されている。
さらに、第1の爪部44には、取付け面38から離れた第1傾斜面4402の端部に続き第3傾斜面4602に平行して取付け面38から離れるにつれて他方のブラケット取り付け部36から離れる方向に延在する第2傾斜面4404が設けられている。
第1傾斜面4402と離れた第2傾斜面4404の先端は、第2の爪部46の第3傾斜面4602の先端に比べて取付け面38から離れる方向に位置しており、言い換えると、車両前方に位置している。
言い換えると、一対のブラケット取り付け部36のうちの一方のブラケット取り付け部36の揺動規制部42は、支持部40の上方のインストルメントパネル32の箇所から取付け面38から離れる方向に沿って突設され第1傾斜面4402および第2傾斜面4404を有する第1の爪部44を備えている。
また、一対のブラケット取り付け部36のうちの他方のブラケット取り付け部36の揺動規制部42は、支持部40の上方のインストルメントパネル32の箇所から取付け面38から離れる方向に沿って突設され第3傾斜面4606を有する第2の爪部46を備えている。
図10(B)に示すように、第1の爪部44の第1傾斜面4402と第2傾斜面4404との境界部分4406と、この境界部分4406に対向する第2の爪部46の第3傾斜面部分4606との間隔W1は、各ブラケット16のインストルメントパネル用板部20の車幅方向外側の端部間W2よりも小さい寸法に設定されている。
言い換えると、第1傾斜面4402と第3傾斜面4602との間隔は、第1傾斜面4402の第2傾斜面4404側の端部において最も狭い。
揺動規制部42は、境界部分4406と第3傾斜面部分4606とを含んで構成されている。
次に、電装部品10のブラケット16を介したインストルメントパネル32への取り付けについて説明する。
前述したように、一方のブラケット16の側部用板部18を電装部品10の一方の側部端面1206に当て付け、2つのねじN1をそれぞれ第2、第1のねじ挿通孔24B、24Aを介して第1、第2の雌ねじ14A、14Bに螺合することでブラケット16の側部用板部18を電装部品10の一方の側部端面1206に取り付ける。
また、他方のブラケット16の側部用板部18を電装部品10の他方の側部端面1208に当て付け、2つのねじN1を第1、第2のねじ挿通孔24A、24Bを介して第2、第3の雌ねじ14B、14Cに螺合することでブラケット16の側部用板部18を電装部品10の他方の側部端面1208に取り付ける。
ブラケット16の電装部品10への取り付け時、図3に示すように、ブラケット16の係止片26を電装部品10の後面1204に係止させることで、ブラケット16の第1、第2のねじ挿通孔24A、24Bの電装部品10の第1、第2、第3の雌ねじ14A、14B、14Cに対する位置決めが簡単になされる。
ブラケット16を電装部品10に取り付けたならば、図6に示すように、電装部品10の前面1202を前方に、後面1204を後方に向けると共に、両側の側部端面1206、1208の長手方向を上下方向に延在させた状態で、電装部品10およびブラケット16をインストルメントパネル32の配置スペース34に向けて移動させる。
この際、図10(B)に示すように、各ブラケット16のインストルメントパネル用板部20の車幅方向外側の端部である起立片30を一対の両ブラケット取り付け部36の第1の爪部44、第2の爪部46の間に挿入する。
すると、まず、各ブラケット16の起立片30は、第1の爪部44の第2傾斜面4404と、第2の爪部46の第3傾斜面4602との間に挿入されるが、第2傾斜面4404が第3傾斜面4602と平行していることから、各ブラケット16の起立片30は円滑に第1の爪部44、第2の爪部46の間に挿入される。
さらに各ブラケット16を挿入していくと、第1の爪部44側のブラケット16の起立片30は、第1の爪部44の第2傾斜面4404に沿って移動し、境界部分4406を乗り越えて第1傾斜面4402側に移動する。
また、第2の爪部46側のブラケット16の起立片30は、第2の爪部46の第3傾斜面4602に沿って移動する。
ここで、第1の爪部44の境界部分4406と、この境界部分4406の部分に対向する第2の爪部46の第3傾斜面部分4606との間隔W1は、各ブラケット16のインストルメントパネル用板部20の車幅方向外側の端部間W2よりも小さい寸法に設定されている。
したがって、各ブラケット16の移動に伴い、それら第1の爪部44、第2の爪部46は、ブラケット16の起立片30に押圧されることで互いに離れる方向に変形し、ブラケット16の起立片30が第2傾斜面4404と第1傾斜面4402との境界部分4406を乗り越えた後、各ブラケット16の起立片30が一対のブラケット16の第1の爪部44、第2の爪部46に係止可能な状態となる。
そして、この状態で、電装部品10から手を離すと、各ブラケット16の下端がブラケット取り付け部36の各支持部40に下方から支持されるとともに、各ブラケット16の起立片30が一対のブラケット16の第1の爪部44、第2の爪部46に係止される。
これにより、取付け面38と直交する方向で取付け面38から離れる方向の支持部40を中心としたインストルメントパネル用板部20の揺動が規制され、電装部品10がインストルメントパネル32に仮保持される。
次に、各ブラケット16のインストルメントパネル用板部20をインストルメントパネル32の取付け面38に当て付けると共に、図7に示すように、インストルメントパネル32の後方からインストルメントパネル32の各ねじ挿通孔39に挿通したねじN2を、各ブラケット16の雌ねじ28に螺合して締結する。
これにより、図8、図9に示すように、電装部品10のブラケット16を介したインストルメントパネル32への取り付けがなされる。
本実施の形態によれば、ブラケット16の側部用板部18とインストルメントパネル用板部20をケース12の側部端面1206、1208の長さよりも短い長さとすることでブラケット16の占有スペースの削減を図る上で有利となる。
また、電装部品10の取付強度を確保する上で有利となる。
すなわち、各ブラケット16の側部用板部18は、ケース12の互いに対向する側部端面1206、1208において、ケース12の厚さ方向の端部に位置する側面(前面1202および後面1204)の2本の対角線Dのうちの1本の対角線Dが位置するケース12の一対の角部寄りに変位した箇所に取着されている。
そのため、各ブラケット16の側部用板部18が側部端面1206、1208の延在方向において同じ位置でケース12に取着されている場合に比較して、電装部品10に対して前後方向に振動や外力が加わったとしても電装部品10がケース12の幅方向に延在する軸線回りに揺動する現象を抑制する上で有利となる。
また、本実施の形態では、インストルメントパネル32の一対のブラケット取り付け部36は、それぞれ取付け面38に加え、インストルメントパネル用板部20の下端を下方から支持する支持部40と、支持部40を中心とした取付け面38と直交する方向で取付け面38から離れる方向のインストルメントパネル用板部20の揺動を規制する揺動規制部42とを備えている。
したがって、電装部品10のインストルメントパネル32への取り付け作業時、電装部品10の揺動が規制されるため、電装部品10から手を離しても電装部品10がインストルメントパネル32に仮保持されて脱落しないので、電装部品10の組付け作業の作業効率を高める上で有利となる。
また、本実施の形態では、揺動規制部42がインストルメントパネル32に一体成形された第1の爪部44、第2の爪部46を含んで構成されている。
したがって、揺動規制部42の構造の簡易化を図り、コストダウンを図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、一方のブラケット取り付け部36の第1の爪部44が、第1傾斜面4402と第2傾斜面4404を有し、他方のブラケット取り付け部36の第2の爪部46が第3傾斜面4602を有している。
したがって、各ブラケット16のインストルメントパネル用板部20の車幅方向外側の端部である起立片30を一対のブラケット取り付け部36の第1の爪部44、第2の爪部46の間に挿入する際に、各起立片30が第1傾斜面4402と第2傾斜面4404との間で円滑に移動できるため、電装部品10の組付け作業の作業効率を高める上で有利となる。
また、揺動規制部42が境界部分4406と第3傾斜面部分4606とを含んで構成された簡単な構造であるため、部品点数を増やすことがなく、揺動規制部42の構造の簡易化を図り、コストダウンを図る上で有利となる。
また、一方のブラケット取り付け部36の第2傾斜面4404の先端は、他方のブラケット取り付け部36の第3傾斜面4602の先端よりも、取付け面38から離れた箇所に位置しているので、第1の爪部44、第2の爪部46の間への電装部品10の挿入を円滑に行なう上で有利となる。
10 電装部品
12 ケース
1202 前面
1204 後面
1206、1208 側部端面
16 ブラケット
18 側部用板部
20 インストルメントパネル用板部
32 インストルメントパネル
36 ブラケット取り付け部
38 取付け面
40 支持部
42 揺動規制部
44 第1の爪部
4402 第1傾斜面
4404 第2傾斜面
4406 境界部分
46 第2の爪部
4602 第3傾斜面
4606 第3傾斜面部分
D 対角線
A1、A2 延在長さ
W1、W2 間隔

Claims (3)

  1. 厚さよりも大きい寸法の幅と長さを有する矩形板状のケースを有し、前記ケースの幅方向両側の側部端面の長手方向を上下方向に延在させてそれぞれブラケットを介してインストルメントパネルに取り付ける電装品の取付構造であって、
    前記各ブラケットは、前記側部端面に合されて取り付けられる側部用板部と、前記インストルメントパネルの取付け面に合されて取り付けられるインストルメントパネル用板部とを有し、
    前記側部用板部と前記インストルメントパネル用板部は、前記ケースの側部端面の長さよりも短い長さを有し、
    前記各ブラケットの前記側部用板部は、前記ケースの幅方向両側の前記側部端面において、前記ケースの厚さ方向の端部に位置する側面の2本の対角線のうちの1本の対角線が位置する前記ケースの一対の角部寄りに変位した箇所に取着され
    前記ブラケットは、前記側部用板部と反対側に位置する前記インストルメントパネル用板部の縁部から前記側部用板部と同じ方向に延在する起立片を有し、
    前記各ブラケットの前記インストルメントパネル用板部がそれぞれ合され取り付けられる前記インストルメントパネルの一対のブラケット取り付け部は、それぞれ前記取付け面に加え、前記インストルメントパネル用板部の下端を支持する支持部と、前記起立片に係止可能で前記インストルメントパネル用板部の前記支持部を中心とした前記取付け面から離れる方向の揺動を規制する揺動規制部とを備えている、
    ことを特徴とする電装部品の取付構造。
  2. 前記一対のブラケット取り付け部のうちの一方のブラケット取り付け部の揺動規制部は、前記支持部の上方の前記インストルメントパネルの箇所から前記取付け面から離れる方向に沿って突設され第1傾斜面および第2傾斜面を有する第1の爪部を備え、
    前記一対のブラケット取り付け部のうちの他方のブラケット取り付け部の揺動規制部は、前記支持部の上方の前記インストルメントパネルの箇所から前記取付け面から離れる方向に沿って突設され第3傾斜面を有する第2の爪部を備え、
    前記第1傾斜面と前記第3傾斜面は、それぞれ互いに近づく方向に変位しつつ前記取付け面から離れる方向に沿って延在し、
    前記第2傾斜面は、前記第1傾斜面の端部に続き前記第3傾斜面に平行して前記取付け面から離れる方向に延在している、
    ことを特徴とする請求項記載の電装部品の取付構造。
  3. 前記第1傾斜面と前記第3傾斜面との間隔は、前記第1傾斜面の前記第2傾斜面側の端部において最も狭い、
    ことを特徴とする請求項記載の電装部品の取付構造。
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