JP5434641B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、シートクッションの車両フロアに対する着座高さ位置を調整可能なリフター機構を備えた車両用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートクッションの車両フロアに対する着座高さ位置を調整可能なリフター機構を備えた構成が知られている。ここで、下記特許文献1には、上記したリフター機構の具体的な構成が開示されている。この開示では、シートクッションが車両フロアに対してリンクを介して連結されており、リンクを起倒回転させる操作によってシートクッションの車両フロアに対する着座高さ位置が調整操作されるようになっている。
詳しくは、上記したリンクを回転させる操作は、シートクッションの側部に設けられた操作部材の回転操作によって行われ、同操作により操作部材とリンクとの間に形成された噛合歯同士の噛合位置が変化して、リンクが回転方向に送られるようになっている。また、上記した車両用シートには、上記したリンクを起立回転させる方向に附勢するバネ部材が設けられており、このバネ部材の附勢力によって、シートクッションを重力方向とは反対側に持ち上げるための操作力が軽減されて、シートクッションを上下動させる各操作力のバランスがとられている。
しかし、上記開示の従来技術では、バネ部材が、単にリンクに起立回転方向への附勢力をかけるだけの機能しか果たさない構成となっている。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、リフター機構をリフトアップさせる方向に附勢するバネ部材に、他の追加機能を持たせられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、シートクッションの車両フロアに対する着座高さ位置を調整可能なリフター機構を備えた車両用シートである。シートクッションは、リフター機構を構成する第1の部材が第2の部材に対して上下移動する動きによって車両フロア上からリフトアップされたり車両フロア上にリフトダウンされたりするようになっている。第2の部材には、回転操作によって第1の部材に回転動力を伝達して第1の部材を上下移動させるリフターレバーが、第2の部材に回転軸が回転可能に軸連結された状態となって設けられている。更に、第2の部材と第1の部材との間には、第1の部材をシートクッションをリフトアップさせる作動方向に附勢するバネ部材が設けられている。バネ部材は、その一端が第2の部材に掛着されて他端が第1の部材に掛着されており、これら一端と他端との間の部位にコイル状に巻かれた巻き部が形成された捩りバネとして構成されており、捩りバネの巻き部内にリフターレバーの回転軸が挿通されて回転軸が巻き部によって軸支された構成となっている。
先ず、第1の発明は、シートクッションの車両フロアに対する着座高さ位置を調整可能なリフター機構を備えた車両用シートである。シートクッションは、リフター機構を構成する第1の部材が第2の部材に対して上下移動する動きによって車両フロア上からリフトアップされたり車両フロア上にリフトダウンされたりするようになっている。第2の部材には、回転操作によって第1の部材に回転動力を伝達して第1の部材を上下移動させるリフターレバーが、第2の部材に回転軸が回転可能に軸連結された状態となって設けられている。更に、第2の部材と第1の部材との間には、第1の部材をシートクッションをリフトアップさせる作動方向に附勢するバネ部材が設けられている。バネ部材は、その一端が第2の部材に掛着されて他端が第1の部材に掛着されており、これら一端と他端との間の部位にコイル状に巻かれた巻き部が形成された捩りバネとして構成されており、捩りバネの巻き部内にリフターレバーの回転軸が挿通されて回転軸が巻き部によって軸支された構成となっている。
この第1の発明によれば、リフターレバーを回転操作することにより、このリフターレバーからの回転動力の伝達を受けて第1の部材が上下移動し、シートクッションが車両フロア上からリフトアップされたり車両フロア上にリフトダウンされたりする。このとき、リフターレバーの回転軸と第1の部材との間には、互いが動力伝達の作用を及ぼし合う関係となっていることにより、リフターレバーの回転軸が第1の部材から引き離されようとする反発力が発生する。しかし、この反発力は、第1の部材と第2の部材とにそれぞれ一端と他端とが掛着されたバネ部材(捩りバネ)に形成された巻き部内にリフターレバーの回転軸が通された構成となっていることにより、バネ部材を介して支持されるようになる。このように、リフター機構をリフトアップさせる方向に附勢するバネ部材に、リフターレバーの回転軸を軸支するという他の追加機能を持たせられるようにすることができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、バネ部材の一端は、第2の部材に形成された長孔内に始端部側から終端部側へと捩り込みによって通されることにより、長孔の終端部位置に係止されて保持されるものとされている。長孔の形状は、その始端部側から終端部側へと向かう経路の途中部分が、一旦、バネ部材の一端を窄ませる方向へと案内した後に、この窄ませた状態を解除させながら終端部位置へと導く鉤状に湾曲した形状として形成されており、長孔の終端部位置において、バネ部材の一端がその附勢による始端部側への戻り方向への移動が係止されるようになっている。
この第2の発明によれば、バネ部材の一端は、第2の部材に形成された鉤状に湾曲した長孔内に始端部側から終端部側へと捩り込みによって通されることにより、その経路の途中部分において、一旦、窄まされる方向に案内されて、その後にその窄まされた状態が解除されながら終端部位置へと導かれる。これにより、バネ部材の一端は、長孔の終端部位置において、その一旦窄まされた後に復元した状態により、その附勢による長孔の始端部側への戻り方向への移動が係止された状態となって長孔の終端部位置にて保持される。このように、バネ部材の一端を捩り込んだ状態にして第2の部材に掛着させる構成を、第2の部材に湾曲した形状の長孔を形成した簡易な構成によって得ることができる。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シート1の構成について、図1〜図3を用いて説明する。本実施例の車両用シート1は、図1に示すように、シートクッション3の車両フロア(図示省略)に対する着座高さ位置を調整可能なリフター機構10を備えた構成となっている。ここで、リフター機構10は、シートクッション3のアウター側となる図示左方側の側部に設けられたリフターレバー15を引き上げたり押し下げたりする操作によって、シートクッション3の着座高さ位置をリフトアップさせたりリフトダウンさせたりすることのできる作動構造を備えたものとなっている。
以下、上記したリフター機構10の具体的な構成について、車両用シート1の構成と共に説明していく。ここで、車両用シート1は、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3とを有し、シートバック2は、その左右両サイドの下端部が、それぞれ、回転止め可能な回転軸装置として機能するリクライニング装置4,4を介して、シートクッション3の左右両サイドの後端部と連結されている。
上記したシートバック2は、その内部の骨格構造が、逆U字状に組まれたバックフレーム2Fによって構成されたものとなっている。ここで、バックフレーム2Fは、その左右両サイド部の骨格構造が、互いに対向配置された左右一対の縦長状の鋼板部材より成るサイドフレーム2Fa,2Faによって構成されており、その上部の骨格構造が、上記した両サイドフレーム2Fa,2Faの上端部同士を繋ぐように逆U字状に曲げられた鋼管部材より成るアッパフレーム2Fcによって構成されている。
そして、上記した両サイドフレーム2Fa,2Faの上端部とアッパフレーム2Fcの各側の端部とが互いに溶接により強固に一体的に剛結合されることにより、バックフレーム2Fが逆U字状の剛体枠となって強固に一体的に構成されている。そして、上記したバックフレーム2Fは、その両サイドフレーム2Fa,2Faの下端部が、それぞれ上記したリクライニング装置4,4を介して、シートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3Fの左右両側のサイドフレーム3Fa,3Faの後端部と連結されている。
また、上記したシートクッション3の内部の骨格構造は、シートクッション3の後方側に開口したU字状のクッションフレーム3Fによって構成されている。このクッションフレーム3Fは、その左右両サイド部の骨格構造が、互いに対向配置された左右一対の前後方向に長尺な鋼板部材より成るサイドフレーム3Fa,3Faによって構成されており、その前部の骨格構造が、これら両サイドフレーム3Fa,3Faの前端部同士を繋ぐ横長状の鋼板部材より成るフロントフレーム3Fcによって構成されている。
そして、これら両サイドフレーム3Fa,3Faの前端部とフロントフレーム3Fcの各側の端部とが互いに溶接により強固に一体的に剛結合されることにより、クッションフレーム3Fが後方側に開口したU字状の剛体枠となって強固に一体的に構成されている。そして、上記したクッションフレーム3Fは、その両サイドフレーム3Fa,3Faが、それぞれ図示しない車両フロアに対して、スライダ装置5とリフター機構10とを介して連結されている。
上記したスライダ装置5は、車両フロア上に固定設置された車両前後方向に長尺な形状に形成された左右一対のロアレール5A,5Aと、これらロアレール5A,5Aに対して車両前後方向にスライド移動可能な状態となるように組み付けられた左右一対のアッパレール5B,5Bとを有し、各側のアッパレール5B,5B上に設けられた図示しないスライドロック機構をロック状態と解除状態とに切換え操作することによって、各アッパレール5B,5Bのロアレール5A,5Aに対するスライド移動をロックした状態としたり許容した状態としたりすることができるようになっている。
また、リフター機構10は、上記したクッションフレーム3Fの各側のサイドフレーム3Fa,3Faの前部とアッパレール5B,5Bの前部とをそれぞれ回転可能にリンク連結する左右一対のフロントリンク11,11と、各サイドフレーム3Fa,3Faの後部とアッパレール5B,5Bの後部とをそれぞれ回転可能にリンク連結する左右一対のリアリンク12,12とを有した四節リンク機構によって構成されており、これらの協働した起倒回転運動によって、シートクッション3の車両フロアに対する着座高さ位置をリフトアップさせたりリフトダウンさせたりする構成となっている。
ここで、上記した各リアリンク12,12は、それらのサイドフレーム3Fa,3Faと連結される側の各端部が、鋼管製の連結ロッド13によって互いに一体的に連結された状態とされており、図3に示すように、連結ロッド13の各側の端部が連結ピン13A,13Aによって各側のサイドフレーム3Fa,3Faに回転可能に軸連結されることによって、各側のサイドフレーム3Fa,3Faに対して回転可能に軸連結された状態とされている。
上記したリフター機構10を起倒回転させる操作は、シートクッション3のアウター側の側部に設けられたリフターレバー15の操作によって行われる。ここで、リフターレバー15は、図2〜図3に示すように、シートクッション3のアウター側のサイドフレーム3Faに軸連結されたブレーキユニット14に連結されて設けられており、ブレーキユニット14の出力軸となる回転軸14Aを中心に上方側に引き上げたり下方側に押し下げたりするレバー操作が行えるようになっている。ここで、上記したアウター側のサイドフレーム3Faが本発明の第2の部材に相当し、アウター側のリアリンク12が本発明の第1の部材に相当する。
上記したリフターレバー15は、常時は附勢によってその操作前の初期位置となる中立位置に保持されており、これを上下に動かす操作によって、回転軸14Aをその操作した方向に回転操作して、操作から手を離すことによって、ブレーキユニット14内部のブレーキ機構によって回転軸14Aの回転位置を保持したまま、リフターレバー15のみが附勢によって中立位置に戻される構成となっている。
上記したブレーキユニット14の回転軸14Aは、シートクッション3のアウター側のサイドフレーム3Faに形成された貫通孔3Fa1内に差し込まれて、同サイドフレーム3Faに対して回転可能に軸支された状態となって設けられている。そして、この回転軸14Aには、ピニオンギア14Bが圧入固定されて一体的に連結されており、ピニオンギア14Bは、アウター側のリアリンク12に形成されたギア部12Bに噛合した状態となって設けられている。これにより、回転軸14Aは、上記したリフターレバー15を上下動させる操作によって回転操作されることにより、ピニオンギア14Bを同方向に回転させて、ギア部12Bをその回転方向に送り移動させて、リアリンク12を車両フロア上から起こし上げたり車両フロア上に倒し込んだりするように操作するようになっている。
具体的には、リフターレバー15を上方側に引き上げるように操作することにより、上記したアウター側のリアリンク12が前方側へ起こし上げられるように回転操作され、リフターレバー15を下方側に押し下げるように操作することにより、リアリンク12が後方側へ倒し込まれるように回転操作されるようになっている。そして、このアウター側のリアリンク12がリフターレバー15によって起倒回転操作されることにより、インナー側のリアリンク12も一体的となって同方向に起倒回転操作され、併せて、両フロントリンク11,11も協働して同方向に起倒回転操作されるようになっている。
そして、上記した上下動させたリフターレバー15から手を離すことにより、ブレーキユニット14内部のブレーキ機構の作動によって、回転軸14Aの回転位置が保持され、この保持力によって、各リンクの回転姿勢が保持されて、シートクッション3がそのリフトアップされた、又はリフトダウンされた着座高さ位置にて保持されることとなる。ところで、図1に戻って、上記したリフターレバー15を上下動させるための操作力は、リフター機構10にかかるシートクッション3や着座乗員の自重の作用により、シートクッション3をリフトアップさせる引き上げ方向の操作力の方が、シートクッション3をリフトダウンさせる押し下げ方向の操作力よりも重くなるようになっている。
そこで、上記したリフター機構10には、上記した各側のリアリンク12,12を前方側へと起こし上げる回転方向に附勢して、シートクッション3をリフトアップさせるための操作力を軽減させることのできる捩りバネS(図示右方側の捩りバネは図示省略)が掛着されている。ここで、捩りバネSが本発明のバネ部材に相当する。具体的には、上記した各捩りバネS(図示右方側の捩りバネは図示省略)は、各側のリアリンク12,12とクッションフレーム3Fの各側のサイドフレーム3Fa,3Faとの間に掛着されており、各リアリンク12,12を各サイドフレーム3Fa,3Faに対して回転附勢するようになっている。
このうち、前述したリフターレバー15の配されたアウター側のリアリンク12とサイドフレーム3Faとの間に掛着された捩りバネSは、その一端S1がサイドフレーム3Faに掛着されて固定され、他端S2がリアリンク12に掛着されて固定されており、その一端S1と他端S2との間の部位にコイル状に巻かれた巻き部S3が形成されていて、この巻き部S3が、前述したリフターレバー15と共に回転する回転軸14Aに挿通されて巻装された状態となって設けられている。
これにより、上記した回転軸14Aが、捩りバネSの巻き部S3内に挿通された状態として、巻き部S3によって弾性支持されており、捩りバネSのバネ附勢力によってリアリンク12の回転軸(連結ピン13A)との間にかけられる軸間反発力が抑えられた状態とされている。ところで、上記した捩りバネSは、次のようにしてアウター側のリアリンク12とサイドフレーム3Faとにそれぞれ掛着されている。
すなわち、先ず、図2に示すように、上記した捩りバネSのリアリンク12に掛着される側となる他端S2は、その端部がクランク状に折り曲げられた形に形成されており、リアリンク12に貫通して形成された貫通孔12A内とサイドフレーム3Faに貫通して形成された縦長状の円弧形状に形成された長孔3Fa3内とにそれぞれ貫通して挿通されて、その長孔3Fa3内に挿通された先の端部の折り曲げられた先の部分に転動体となるローラーRが装着されて、同ローラーRがサイドフレーム3Faの外側の板面に凹み形成されたガイド溝3Fa4内にセットされてガイド溝3Fa4内を転動することができる状態となって組み付けられている。
これにより、捩りバネSの他端S2は、リアリンク12に掛着されて固定された状態として、リアリンク12の起倒回転に伴ってサイドフレーム3Faの長孔3Fa3内を移動することができるようになっており、同移動に伴ってローラーRがサイドフレーム3Faのガイド溝3Fa4上を転動しながら移動することで、捩りバネSの他端S2がリアリンク12の起倒回転に伴ってサイドフレーム3Faに対して接触摩擦が少ない状態で移動することができるようになっている。
一方、捩りバネSのサイドフレーム3Faに掛着される側となる一端S1も、その端部がクランク状に折り曲げられた形に形成されており、サイドフレーム3Faに貫通して形成された長孔3Fa2の下端部(始端部3Fa2A)内に挿通されて、そこから、捩りバネSの一端S1を長孔3Fa2の上端部となる終端部3Fa2Bに向かって捩り込みながら移動させることにより、同終端部3Fa2Bに捩り込まれた状態となって係止されて、その長孔3Fa2内に挿通された先の端部の折り曲げられた形状によって長孔3Fa2から抜け外れない状態となって、サイドフレーム3Faに掛着された状態として固定されるようになっている。
ここで、上記した長孔3Fa2は、その捩りバネSの一端S1を挿通する下端側の始端部3Fa2Aから上端側の終端部3Fa2Bにかけての形状が、捩りバネSの一端S1を一旦内側(他端S2側へと寄せる方向側)へと窄ませる方向に撓み変形させるように移動案内した後に、この窄ませた状態を解除させながら(すなわち、外側へと復元させながら)、終端部3Fa2Bへと導く鉤状に湾曲した形状に形成されている。これにより、上記した捩りバネSの一端S1は、長孔3Fa2の終端部3Fa2Bの位置において、その附勢による始端部3Fa2A側への戻り方向への移動が、長孔3Fa2の内側に向かって湾曲した鉤形状によって係止された状態として、同終端部3Fa2Bの位置に捩り込まれた状態となって掛着された状態に保持されるようになっている。したがって、長孔3Fa2の終端部3Fa2Bの形状は、その下面が、捩りバネSの一端S1の下方側への移動を完全に阻止できるように、水平か、或いは、外側へと垂れ下がる方向に向いて形成されていることが好ましい。
このように、本実施例の車両用シート1によれば、リフターレバー15を回転操作することにより、このリフターレバー15からの回転動力の伝達を受けてリアリンク12が上下移動し、シートクッション3が車両フロア上からリフトアップされたり車両フロア上にリフトダウンされたりする。このとき、リフターレバー15の回転軸14Aとリアリンク12との間には、互いが動力伝達の作用を及ぼし合う関係となっていることにより、リフターレバー15の回転軸14Aがリアリンク12から引き離されようとする反発力(軸間反発力)が発生する。
しかし、この反発力は、リアリンク12とシートクッション3のアウター側のサイドフレーム3Faとにそれぞれ一端S1と他端S2とが掛着された捩りバネSに形成された巻き部S3内にリフターレバー15の回転軸14Aが通された構成となっていることにより、捩りバネSを介して支持されるようになる。このように、リフター機構10をリフトアップさせる方向に附勢する捩りバネSに、リフターレバー15の回転軸14Aを軸支するという他の追加機能を持たせられるようにすることができる。
また、捩りバネSの一端S1は、シートクッション3のサイドフレーム3Faに形成された鉤状に湾曲した形状の長孔3Fa2内に始端部3Fa2A側から終端部3Fa2B側へと捩り込みによって通されることにより、その経路の途中部分において、一旦、窄まされる方向に案内されて、その後にその窄まされた状態が解除されながら終端部3Fa2Bの位置へと導かれる。これにより、捩りバネSの一端S1は、長孔3Fa2の終端部3Fa2Bの位置において、その一旦窄まされた後に復元した状態により、その附勢による長孔3Fa2の始端部3Fa2A側への戻り方向への移動が係止された状態となって長孔3Fa2の終端部3Fa2Bの位置にて保持される。このように、捩りバネSの一端S1を捩り込んだ状態にしてサイドフレーム3Faに掛着させる構成を、サイドフレーム3Faに湾曲した形状の長孔3Fa2を形成した簡易な構成によって得ることができる。
以上、本発明の実施形態を一つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、上記実施例では、リフター機構10として、リアリンク12(第1の部材)がシートクッション3のサイドフレーム3Fa(第2の部材)に対して起倒回転することにより、シートクッション3の着座高さ位置をリフトアップさせたりリフトダウンさせたりするように構成されたものを例示したが、第1の部材が第2の部材に対して上下方向にスライドする運動によってシートクッション3の着座高さ位置を変化させる構成となっているものであってもよい。また、本発明のリフター機構は、第1の部材が上記とは異なる運動態様で第2の部材に対して運動することによってシートクッションの着座高さ位置を変化させる構成となっているものであってもよい。
また、上記実施例では、捩りバネSの一端S1を掛着させるための長孔として、鉤状に湾曲した形に形成された長孔3Fa2を例示したが、長孔は、特に湾曲した形に形成されていなくても良く、ストレートに延びる形に形成されたものや、階段状に延びる形に形成されたものなど、捩りバネの一端を捩り込む方向に延びる形状となっているものであれば、その形は特に限定されない。但し、いずれの場合においても、捩りバネの一端を掛着させる終端部の形状が、捩りバネの一端の戻り方向への移動をより良く阻止できるように、水平方向を向いた形状や垂れ下がった形状に形成されていることが好ましい。
1 車両用シート
2 シートバック
2F バックフレーム
2Fa サイドフレーム
2Fc アッパフレーム
3 シートクッション
3F クッションフレーム
3Fa サイドフレーム(第2の部材)
3Fa1 貫通孔
3Fa2 長孔
3Fa2A 始端部
3Fa2B 終端部
3Fa3 長孔
3Fa4 ガイド溝
3Fc フロントフレーム
4 リクライニング装置
5 スライダ装置
5A ロアレール
5B アッパレール
10 リフター機構
11 フロントリンク
12 リアリンク(第1の部材)
12A 貫通孔
12B ギア部
13 連結ロッド
13A 連結ピン
14 ブレーキユニット
14A 回転軸
14B ピニオンギア
15 リフターレバー
S 捩りバネ(バネ部材)
S1 一端
S2 他端
S3 巻き部
R ローラー
2 シートバック
2F バックフレーム
2Fa サイドフレーム
2Fc アッパフレーム
3 シートクッション
3F クッションフレーム
3Fa サイドフレーム(第2の部材)
3Fa1 貫通孔
3Fa2 長孔
3Fa2A 始端部
3Fa2B 終端部
3Fa3 長孔
3Fa4 ガイド溝
3Fc フロントフレーム
4 リクライニング装置
5 スライダ装置
5A ロアレール
5B アッパレール
10 リフター機構
11 フロントリンク
12 リアリンク(第1の部材)
12A 貫通孔
12B ギア部
13 連結ロッド
13A 連結ピン
14 ブレーキユニット
14A 回転軸
14B ピニオンギア
15 リフターレバー
S 捩りバネ(バネ部材)
S1 一端
S2 他端
S3 巻き部
R ローラー
Claims (2)
- シートクッションの車両フロアに対する着座高さ位置を調整可能なリフター機構を備えた車両用シートであって、
前記シートクッションは前記リフター機構を構成する第1の部材が第2の部材に対して上下移動する動きによって車両フロア上からリフトアップされたり車両フロア上にリフトダウンされたりするようになっており、前記第2の部材には回転操作によって前記第1の部材に回転動力を伝達して該第1の部材を上下移動させるリフターレバーが前記第2の部材に回転軸が回転可能に軸連結された状態となって設けられており、更に、前記第2の部材と前記第1の部材との間には前記第1の部材を前記シートクッションをリフトアップさせる作動方向に附勢するバネ部材が設けられており、
該バネ部材はその一端が前記第2の部材に掛着され他端が前記第1の部材に掛着され、当該一端と他端との間の部位にコイル状に巻かれた巻き部が形成された捩りバネとして構成されており、該捩りバネの巻き部内に前記リフターレバーの回転軸が挿通されて該回転軸が前記巻き部によって軸支された構成となっていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートであって、
前記バネ部材の一端は前記第2の部材に形成された長孔内に始端部側から終端部側へと捩り込みによって通されることにより該長孔の終端部位置に係止されて保持されるものとされ、前記長孔の形状はその始端部側から終端部側へと向かう経路の途中部分が、一旦、前記バネ部材の一端を窄ませる方向へと案内した後に当該窄ませた状態を解除させながら前記終端部位置へと導く鉤状に湾曲した形状として形成されており、当該長孔の終端部位置において前記バネ部材の一端がその附勢による始端部側への戻り方向への移動が係止されるようになっていることを特徴とする車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010021922A JP5434641B2 (ja) | 2010-02-03 | 2010-02-03 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
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