JP5403360B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に関し、内部に収容されたプリント基板の基板端子に対して、電気部品の端子が挿抜されるようになっている電気接続箱に関する。
従来から、自動車の電気配線の効率化やメンテナンス性の向上を目的として、ジャンクションボックス等の電気接続箱が用いられている。この電気接続箱の内部には、内部回路を構成するプリント基板等が収容されており、一端側がプリント基板の導電路に半田付けされた複数の基板端子の他端側が、電気接続箱のケースに設けられた電気部品装着部における挿通孔を通じて外部に突出されている。そして、電気部品装着部に対して、電線端末に設けられたコネクタやヒューズ、リレー等の電気部品が装着されることで、それら電気部品の端子が基板端子と接続されるようになっている。
ところで、電気部品装着部に対して電気部品を抜き挿しする際には、基板端子と電気部品の端子との摩擦抵抗により、基板端子の半田付け部に対して大きな外力が加わることとなる。そこで、例えば特開2007−259590号公報(特許文献1)に示される如く、基板端子を合成樹脂製の台座等の保持具に装着保持すると共に、該保持具をプリント基板と電気接続箱のケースとの間で挟持することで、電気部品挿抜時の外力が半田付け部に直接及ぼされることを回避する構造が採用されている。
ところが、このような従来構造の電気接続箱では、保持具という別部品が必要となることから部品点数が増加すると共に、コネクタ等の種類毎に特定の保持具を形成する必要があり、製造効率の悪化、コストの増大を招いていた。また、保持具がプリント基板上に載置されることから、プリント基板の使用領域が制限されるという問題もあった。
特に、近年の車載電装品の増加に伴い、電気接続箱の高密度化、小型化への要求は増加の一途であり、プリント基板の有効活用を目的として、台座等で保持することなく直接プリント基板上に突設された基板端子の採用が増えている。このような直立ちの基板端子については、電気部品の引き抜き時の負荷が直接及ぼされることから、有効な対応策が望まれていた。
特開2007−259590号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、電気部品挿抜時にかかる基板端子への負荷を少ない部品点数で緩和しつつ、プリント基板の有効活用を実現することができる、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、プリント基板に対して絶縁板を挟んで回路体が積層されていると共に、前記プリント基板における前記回路体の積層側の面に基板端子が突設されており、それらプリント基板と回路体を収容するケースに形成された電気部品装着部の挿通孔を通じて前記基板端子がケース外部に突出されている電気接続箱において、前記基板端子の基端部分に前記プリント基板の表面に重ね合わされる係止部が形成されている一方、前記絶縁板において前記係止部を押さえる押圧部が一体形成されており、且つ、前記基板端子において、前記係止部を挟んだ端子長さ方向両側に、前記プリント基板の表面上に立ち上がる接続部と該プリント基板の導電路に半田付けされた半田付部とが形成されており、前記押圧部が前記半田付部から離隔して設けられており、更に、前記プリント基板において、前記基板端子の複数が整列配設されている一方、前記絶縁板における前記ケースの前記電気部品装着部に対応する位置に開口窓が形成されていると共に、前記複数の基板端子の前記各係止部に重ね合わされる前記押圧部が、前記開口窓の対向縁部間に跨がって直線的に延びる桟構造をもって一体形成されていることを、特徴とする。
第一の態様によれば、コネクタ等の電気部品の引き抜き時には、絶縁板に一体形成された押圧部が基板端子の係止部をプリント基板側へ押圧することから、電気部品装着時の引き抜き荷重が絶縁板に分散されて、基板端子の半田付け部に及ぼされる負荷が緩和される。
特に、押圧部は基板端子の係止部に重ね合わされるのみで、プリント基板上にはみ出して載置されることがない。従って、プリント基板の実装面の使用領域を制限することなく、電気部品引き抜き時にかかる基板端子の半田付け部への負荷を確実に軽減することができる。
また、プリント基板上に積層される他回路との間に配設される絶縁板を巧く利用して押圧部が形成されていることから、部品点数の削減が図られる。なお、プリント基板に対して絶縁板を挟んで積層される回路体としては、プリント基板やバスバー回路、単芯線回路等、任意の回路体が採用され得る。
本発明の第一の態様によれば、半田付部が押圧部に覆われることなく露出されていることから、半田付部の目視確認が容易となる。
また、本発明の第一の態様によれば、開口窓の対向縁部間に跨って押圧部が設けられることにより、押圧部の延出方向両端が開口窓の周縁部に接続されて押圧部の剛性が保持されている。これにより、押圧部の変形を防止して、電気部品挿抜時の基板端子への荷重を十分な強度を持って保持することができる。特に、基板側端子が全て基板直立端子で構成される場合に有利に採用可能である。
本発明の第二の態様は、第一の態様に記載のものにおいて、前記開口窓の周縁部から延び出して前記押圧部に連接された補強部が、前記押圧部と共に前記絶縁板に一体形成されているようにしたものである。
本発明の第の態様は、プリント基板に対して絶縁板を挟んで回路体が積層されていると共に、前記プリント基板における前記回路体の積層側の面に基板端子が突設されており、それらプリント基板と回路体を収容するケースに形成された電気部品装着部の挿通孔を通じて前記基板端子がケース外部に突出されている電気接続箱において、前記基板端子の基端部分に前記プリント基板の表面に重ね合わされる係止部が形成されている一方、前記絶縁板において前記係止部を押さえる押圧部が一体形成されており、且つ、前記絶縁板における前記ケースの前記電気部品装着部に対応する位置に開口窓が形成されており、該開口窓の周縁部から該開口窓内に延び出して前記押圧部が形成されている一方、前記開口窓の周縁部の他の部分から延び出して前記押圧部に連接された補強部が、前記押圧部と共に前記絶縁板に一体形成されていることを、特徴とする。
の態様によれば、押圧部が延び出す開口窓の周縁部とは別の周縁部から延び出す補強部を一体成形することで、押圧部の剛性が保持されて、基板端子の変形を安定して阻止することができる。
本発明の第四の態様は、第三の態様に記載のものにおいて、前記基板端子において、前記係止部を挟んだ端子長さ方向両側に、前記プリント基板の表面上に立ち上がる接続部と該プリント基板の導電路に半田付けされた半田付部とが形成されており、前記押圧部が前記半田付部から離隔した位置に設けられているようにしたものである。
本発明の第五の態様は、第一〜第四の何れかの態様に記載のものにおいて、前記ケースにおける前記電気部品装着部の周縁部分が前記絶縁板に重ね合わされているようにしたものである。
第五の態様によれば、絶縁板によりプリント基板上で電気部品装着部の周縁部分が支持されていることから、電気部品挿入時の押し込み力が絶縁板に分散されて、基板端子の半田付部に及ぼされる負荷が緩和される。
本発明の第六の態様は、第一〜第五の何れかの態様に記載のものにおいて、前記基板端子において前記プリント基板の表面上に立ち上がる接続部の外周面に対して、前記押圧部が隙間を隔てて設けられているようにしたものである。
第六の態様によれば、半田付け時や使用時の熱により、押圧部が熱膨張で変形した場合でも、押圧部の基板端子への当接を防止することができる。これにより、押圧部の接触により基板端子の捻れ等が発生する不具合を回避することが可能となる。
本発明によれば、プリント基板に重ね合わされる基板端子の係止部を、絶縁板に一体形成された押圧部で押えるようにした。これにより、電気部品装着部に装着されたコネクタ等の電気部品を電気部品装着部から引き抜く際にかかる基板端子への負荷を少ない部品点数で緩和しつつ、プリント基板を有効に活用することが出来る。
本発明の一実施形態としての電気接続箱を示す分解斜視図。 図1に示した電気接続箱の平面図。 図2におけるIII−III方向の要部拡大断面図。 図1に示した電気接続箱を構成するプリント基板の斜視図。 図4に示したプリント基板に絶縁板が載置された状態の斜視図。 図5における要部を拡大して示す平面図。 図5における要部を拡大して示す平面図。 図5における要部を拡大して示す平面図。 図5における要部を拡大して示す平面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜3には、本発明の一実施形態としての電気接続箱10が示されている。電気接続箱10は、アッパーケース11aとロアケース11bを組み合わせて構成されたケース11を備えている。ケース11の内部には、プリント基板としての第一プリント基板12と、第一プリント基板12に載置された絶縁板14と、絶縁板14に載置された回路体としての第二プリント基板16が、それぞれ重ね合わされた状態で収容されている。なお、以下の説明において、上下方向とは、原則として、図1や図3の上下方向をいうものとする。また、図1および図3では、アッパーケース11aが下方側に位置すると共に、ロアケース11bが上方側に位置する状態で示されている。
より詳細には、第一プリント基板12は、図3に示すように絶縁基材20の表面に導電路21が形成された構成とされており、図4に示すように、複数の雄端子23が装着保持された台座コネクタ22やリレー24等の電気部品が実装されている。なお、図4では導電路21の図示を省略している。
また、第一プリント基板12には、端子用台座等で保持されずに第一プリント基板12に対して直接装着される、所謂直立ちの基板端子26も複数設けられている。これらの複数の基板端子26は、それぞれ、銅合金等の導電性金属プレートをプレス打ち抜き加工することにより形成されており、矩形平板形状で長手方向の中間部分にクランク状の係止部28が設けられた形状とされている(図3参照)。そして、係止部28を挟んで長手方向一方側に相手側との接続部30が、他方側に半田付部32が設けられている。
このような基板端子26は、係止部28が第一プリント基板12の表面に重ね合わされた状態で、第一プリント基板12に装着される。この状態で、半田付部32は、第一プリント基板12に形成されたスルーホール34に挿通されており、接続部30は、第一プリント基板12の表面から略垂直に立ち上がっている。そして、半田付部32が第一プリント基板12の裏面に形成された導電路21に設けられているランド36に対して半田付けされることにより、基板端子26が第一プリント基板12に固定されるようになっている。
図5に、このような第一プリント基板12の裏面側に載置される絶縁板14を示す。絶縁板14は、合成樹脂から形成されており、全体として厚肉の矩形平板形状を呈している。絶縁板14には、第二プリント基板16が載置される基板支持部38が設けられており、基板支持部38の厚さ寸法が、他の部分に比して大きくされている。
絶縁板14の基板支持部38には、略一定の矩形断面形状でもって絶縁板14を厚さ方向に貫通する複数の部品収容孔40が設けられている。そして、絶縁板14が第一プリント基板12上に載置された状態で、これら部品収容孔40には、第一プリント基板12に実装された台座コネクタ22やリレー24が収容されるようになっている。
絶縁板14における、基板支持部38の周縁部分(第二プリント基板16に覆われない部位)には、複数の開口窓42a〜d,44a〜b,46a〜bが、略矩形断面で厚さ方向に貫通形成されている。これら複数の開口窓42a〜d,44a〜b,46a〜bは、ロアケース11bに設けられた後述するコネクタ収容部92a〜hに対応する位置に設けられている。そして、絶縁板14が第一プリント基板12上に載置された状態で、開口窓42a〜dには、第一プリント基板12に突設された台座コネクタ22が挿通配置されている一方、開口窓44a〜bには、第一プリント基板12に突設された台座コネクタ22および基板端子26がそれぞれ挿通配置されている。また、開口窓46a〜bには、第一プリント基板12に突設された基板端子26のみが複数挿通配置されている。
特に、基板端子26が挿通配置されている開口窓44a〜bおよび開口窓46a〜bには、開口窓44,46の周縁部から窓内に向かって延び出す押圧部48,50,52が一体形成されている。以下、直立ちの基板端子26の係止部28に押圧される押圧部48,50,52の具体的形状について、詳細に説明する。
図6には、第一プリント基板12に載置された絶縁板14における開口窓44aが上面視にて拡大して示されている。開口窓44aの略中央部分には、台座コネクタ22が収容されており、二列に配置された雄端子23の整列方向が開口窓44aの長手方向(図6の上下方向)と平行になるように配置されている。そして、開口窓44aの長手方向において、台座コネクタ22を挟んだ両側には、基板端子26がそれぞれ二つずつ突設されており、各基板端子26の幅方向が開口窓44aの長手方向と平行となるように一列に整列配置されている。
開口窓44aの長手方向で対向する一対の側面58a,58bには、開口窓44aの内方に向かって略一定の矩形断面形状でストレートに延びる押圧部48a,48bがそれぞれ設けられている。各押圧部48a,48bは、台座コネクタ22の近くまで延び出しており、それぞれ二つの基板端子26に跨って延びている。各押圧部48a,48bの上端面は、絶縁板14の表面と略面一とされて滑らかに接続されている一方、各押圧部48a,48bの下端面は、絶縁板14の裏面よりも上方に位置している。
このような構造とされた押圧部48a,48bは、何れも図3に示す押圧部48bのように、その下端面が基板端子26に設けられた係止部28に重ね合わされており、基板端子26の係止部28を押えている。この状態で、押圧部48a,48bの側面が、各基板端子26の接続部30の外周面に対して隙間を隔てて対向している。これにより、押圧部48a,48bが熱膨張しても、各基板端子26への当接が回避されるようになっている。
また、開口窓44aの周縁部には、押圧部48a,48bの延出方向と直交する方向で、周縁部の他の部分から開口窓44a内へ延び出して、押圧部48a,48bと連結される補強部64a,64bが一体形成されている。
各補強部64a,64bは、開口窓44bの内周面において開口窓44aの短辺方向(図6の左右方向)で対向する一対の側面58c,58dの一方(側面58c)から他方(側面58d)へ向かって略一定の矩形断面形状でストレートに延びている。そして補強部64a,64bは、それぞれ基板端子26,26の間において、押圧部48a,48bと連結されている。これにより、開口窓44aの側面58a,58bから延び出す長尺の押圧部48a,48bの剛性が確保されるようになっている。
補強部64aの上端面は、押圧部48aや絶縁板14の上端面と面一とされて滑らかに連続されており、補強部64bの上端面は、押圧部48bや絶縁板14の上端面と面一とされて滑らかに連続されている。また、図面では明示されていないが、補強部64aの下端面は、押圧部48aの下端面と面一とされて滑らかに接続されており、補強部64bの下端面は、押圧部48bの下端面と面一とされて滑らかに接続されている。
次に、図7には、第一プリント基板12に載置された絶縁板14における開口窓44bが上面視にて拡大して示されている。開口窓44bの略中央部分には、台座コネクタ22が収容されており、二列に配置された雄端子23の整列方向が開口窓44bの長手方向(図7の上下方向)と平行になるように配置されている。そして、開口窓44bの長手方向において、台座コネクタ22の一方の側(図7中上側)には二つの基板端子26がその幅方向が開口窓44bの長手方向と平行となるように整列されて、開口窓44bの短辺方向(図7の左右方向)に適当な間隔をあけて、開口窓44bの長辺方向で同じ位置に設けられている。一方、台座コネクタ22の他方の側(図7中下側)には一方の側と対応する位置に二つの端子が突設されており、その一方が(図7中右側)基板端子26によって構成されており、他方が後述するバスバー用絶縁板86に支持されたバスバー端子87によって構成されている。
開口窓44aと同様、開口窓44bの長手方向で対向する一対の側面62a,62bには、開口窓44bの内方に向かってそれぞれ略一定の矩形断面形状でストレートに延びる押圧部50a,50b,50cがそれぞれ設けられている。各押圧部50a,50b,50cは、それぞれ基板端子26を係止部28上を越えて台座コネクタ22の近くまで延び出している。各押圧部50a,50b,50cの上端面は、絶縁板14の表面と略面一とされて滑らかに連続されている一方、各押圧部50a,50b,50cの下端面は、絶縁板14の裏面よりも上方に位置している。
このような構造とされた押圧部50a〜50cは、何れも図3に示す押圧部48bと同様に、その下端面が各基板端子26に設けられた係止部28に重ね合わされており、各基板端子26の係止部28を押えている。そして、各押圧部50a〜50cの側面は、各基板端子26の接続部30の外周面に対して隙間を隔てて対向している。
なお、各押圧部50a〜50cは、開口窓44aに設けられた押圧部48a,48bに比して、開口窓44bの側面62a,62bからの延出長さが小さく抑えられていることから、補強部による補強はされていない。
次に、図8および図9には、第一プリント基板12に載置された絶縁板14における開口窓46a,46bがそれぞれ上面視にて拡大して示されている。なお、開口窓46aと開口窓46bは、それぞれ挿通される基板端子26の数が異なるのみで基本的な構造は互いに同様とされていることから、以下、開口窓46aについて詳述し、開口窓46bについては、同様の図番を付すことによりその説明を省略する。
開口窓46aには、複数の基板端子26が挿通配置されている。これら複数の基板端子26は、開口窓46aの長手方向(図8の上下方向)に延びる二つの列に配置されており、各基板端子26は、その幅方向が開口窓46aの長手方向に平行になるように整列されている。
また、開口窓46aには、開口窓46aの長辺方向で対向する縁部間に跨って延びる桟状の押圧部52a,52bが二つ設けられている。各押圧部52a,52bは、開口窓46aの内周面において開口窓46aの長辺方向で対向する一対の側面68a,68b間を略一定の矩形断面形状でストレートに延びる形状とされている。各押圧部52a,52bの上端面は、絶縁板14の表面と面一とされて絶縁板14の表面と滑らかに連続されている。
押圧部52aの下端面は、絶縁板14の裏面よりも上方に位置しており、図3に示す押圧部48bと同様に、一方の列を形成する各基板端子26に設けられた係止部28に重ね合わせられている。これにより、押圧部52aが一方の列を形成する各基板端子26に設けられた係止部28を押えている。
押圧部52bの下端面は、絶縁板14の裏面よりも表面側に位置しており、図3に示す押圧部48bと同様に、他方の列を形成する各基板端子26に設けられた係止部28に重ね合わせられている。これにより、押圧部52bが他方の列を形成する各基板端子26に設けられた係止部28を押えている。
また、図3に示す押圧部48bと同様に、押圧部52a,52bは、それらの下端面が重ね合わされた係止部28から上方に突出する各基板端子26の接続部30から隙間を隔てて配設されている。
このような構造とされた絶縁板14の基板支持部38には、第二プリント基板16が載置されている。第二プリント基板16は、絶縁基材78の表裏少なくとも一方の面上に図示しない導電路が形成された構造とされており、台座コネクタ80が実装されている。
上述の如く絶縁板14と第二プリント基板16が積層配置された第一プリント基板12は、ケース11に収容されている。即ち、ロアケース11bが第二プリント基板16側から、アッパーケース11aが第一プリント基板12側からそれぞれ重ね合わされて、各開口周縁部で互いに突き合わされて相互に固定されている。これにより、ケース11の内部に絶縁板14と第二プリント基板16が積層配置された第一プリント基板12が収容配置された電気接続箱10が構成されている。
なお、図3に示すように、第一プリント基板12とアッパーケース11aの間には、第一プリント基板12や第二プリント基板16等への電源供給回路を形成するバスバー85が組み付けられたバスバー用絶縁板86が積層配置されている。バスバー85の端縁部に設けられたバスバー端子87の一つは、第一プリント基板12に形成された貫通孔88を通じて第一プリント基板12の裏面から突出している(図4参照)。
また、ロアケース11bには、外面から突出する周壁を備えた電気部品装着部としてのコネクタ収容部90,92が複数設けられている。コネクタ収容部90a〜cは、第二プリント基板16に装着された台座コネクタ80と対応する位置に設けられている。コネクタ収容部92a〜hは、絶縁板14に開口形成された開口窓42,44,46と対応する位置に設けられている。
各コネクタ収容部90a〜cの底壁には、端子挿通孔94が形成されており、該端子挿通孔94を通じて、台座コネクタ80に設けられた雄端子96がケース11の外側へ向かって突出している。各コネクタ収容部92a〜hの底壁には、端子挿通孔98が形成されており、該端子挿通孔98を通じて、台座コネクタ22に設けられた雄端子23や基板端子26がケース11の外側へ向かって突出している。
また、図3に示されているように、開口窓44aと対応する位置に設けられたコネクタ収容部92eの底壁は、絶縁板14における開口窓44aの周縁部に対して全周に亘って重ね合わせられている。なお、図示はしていないが、開口窓44b,46a,46bと対応する位置に設けられたコネクタ収容部92d,92g,92hについても、コネクタ収容部92eと同様に、その底壁が絶縁板14における開口窓44b,46a,46bの周縁部に対して全周に亘って重ね合わせられている。
このようなコネクタ収容部90,92に対して、図示しない外部電線の端末に設けられた外部コネクタが差し込まれるようになっている。これにより、コネクタ収容部90内に突設された雄端子96や、コネクタ収容部92内に突設された雄端子23や基板端子26に対して、外部電線が接続されるようになっている。
上述の如き電気接続箱10においては、基板端子26に設けられた係止部28に対して押圧部48,50,52が重ね合わせられているから、コネクタ収容部92d,92e,92g,92hに差し込まれた外部コネクタを引き抜く際に基板端子26に及ぼされる引抜荷重が絶縁板14に分散される。これにより、外部コネクタをコネクタ収容部92d,92e,92g,92hから引き抜く際に基板端子26の半田付け部分に及ぼされる負荷を緩和することが出来る。その結果、基板端子26の半田付け部分にクラックが発生する等の不具合の発生を防ぐことが可能となる。
基板端子26の係止部28に重ね合わされた押圧部48,50,52に対してコネクタ収容部92d,92e,92g,92hの底壁が重ね合わされているから、押圧部48,50,52の剛性を大きくすることが出来る。それ故、外部コネクタをコネクタ収容部92d,92e,92g,92hから引き抜く際に基板端子26の半田付け部分に及ぼされる負荷を更に緩和することが可能となる。
押圧部48,50,52が第一プリント基板12上に大きくはみ出して載置されている訳ではないので、第一プリント基板12の使用領域を制限することがなく、第一プリント基板12を有効に利用することが出来る。
第一プリント基板12上に、第二プリント基板16等の別の回路体を載置するために必要とされる絶縁板14を巧く利用して押圧部48,50,52を形成したので、直立ちの基板端子26に及ぼされる負荷を緩和するための部品を別途設ける必要がなくなる。
コネクタ収容部92d,92e,92g,92hの底壁が絶縁板14に形成された開口窓44a,44b,46a,46bの周縁部に重ね合わせられているので、外部コネクタをコネクタ収容部92d,92e,92g,92hに差し込む際の差込荷重が絶縁板14に分散される。これにより、外部コネクタをコネクタ収容部92d,92e,92g,92hに差し込む際に基板端子26の半田付け部分に及ぼされる負荷を緩和することが出来る。
押圧部48,50,52が係止部28の延出方向中間部分に重ね合わせられているので、基板端子26の半田付部32が押圧部48,50,52で覆われていない。それ故、基板端子26の半田付け部分を確認することが容易になる。
基板端子26の接続部30と押圧部48,50,52の間に隙間が形成されているので、半田付けや使用に際して発生する熱で押圧部48,50,52が変形しても、押圧部48,50,52の接続部30への接触を回避することが出来る。その結果、押圧部48,50,52の接続部30への接触に起因する基板端子26の捻れ等の不具合の発生を防止することが可能となる。
押圧部48aに対して補強部64aが連接されていると共に、押圧部48bに対して補強部64bが連接されているから、各押圧部48a,48bの剛性を大きくすることが出来る。それ故、外部コネクタをコネクタ収容部92eから引き抜く際に基板端子26の半田付け部分に及ぼされる負荷を更に緩和することが可能となる。
押圧部52a,52bが開口窓46a,46bの長辺方向で対向する縁部間に跨って延びているので、押圧部52a,52bの剛性を大きくすることが出来る。それ故、外部コネクタをコネクタ収容部92g,92hから引き抜く際に基板端子26の半田付け部分に及ぼされる負荷を更に緩和することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、押圧部は、前記実施形態のように、係止部に対して最初から接触している必要はない。引抜荷重が作用して基板端子が変形したり変位したりする際に、押圧部が係止部に接触するようにしても良い。この場合でも、押圧部が係止部と接触することにより、基板端子がそれ以上変形したり変位したりするのを防ぐことが出来る。
開口窓46a,46b内に設けられた押圧部52a,52bに補強部を連接することも、勿論、可能である。
10:電気接続箱,11:ケース,12:第一プリント基板(プリント基板),14:絶縁板,16:第二プリント基板(回路体),26:基板端子,28:係止部,30:接続部,32:半田付部,44:開口窓,46:開口窓,48:押圧部,50:押圧部,52:押圧部,54:押圧部,64:補強部,92:コネクタ収容部(電気部品装着部)

Claims (6)

  1. プリント基板に対して絶縁板を挟んで回路体が積層されていると共に、前記プリント基板における前記回路体の積層側の面に基板端子が突設されており、それらプリント基板と回路体を収容するケースに形成された電気部品装着部の挿通孔を通じて前記基板端子がケース外部に突出されている電気接続箱において、
    前記基板端子の基端部分に前記プリント基板の表面に重ね合わされる係止部が形成されている一方、前記絶縁板において前記係止部を押さえる押圧部が一体形成されており、且つ、
    前記基板端子において、前記係止部を挟んだ端子長さ方向両側に、前記プリント基板の表面上に立ち上がる接続部と該プリント基板の導電路に半田付けされた半田付部とが形成されており、前記押圧部が前記半田付部から離隔して設けられており、更に、
    前記プリント基板において、前記基板端子の複数が整列配設されている一方、前記絶縁板における前記ケースの前記電気部品装着部に対応する位置に開口窓が形成されていると共に、前記複数の基板端子の前記各係止部に重ね合わされる前記押圧部が、前記開口窓の対向縁部間に跨がって直線的に延びる桟構造をもって一体形成されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記開口窓の周縁部から延び出して前記押圧部に連接された補強部が、前記押圧部と共に前記絶縁板に一体形成されている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. プリント基板に対して絶縁板を挟んで回路体が積層されていると共に、前記プリント基板における前記回路体の積層側の面に基板端子が突設されており、それらプリント基板と回路体を収容するケースに形成された電気部品装着部の挿通孔を通じて前記基板端子がケース外部に突出されている電気接続箱において、
    前記基板端子の基端部分に前記プリント基板の表面に重ね合わされる係止部が形成されている一方、前記絶縁板において前記係止部を押さえる押圧部が一体形成されており、且つ、
    前記絶縁板における前記ケースの前記電気部品装着部に対応する位置に開口窓が形成されており、該開口窓の周縁部から該開口窓内に延び出して前記押圧部が形成されている一方、前記開口窓の周縁部の他の部分から延び出して前記押圧部に連接された補強部が、前記押圧部と共に前記絶縁板に一体形成されていることを特徴とする電気接続箱。
  4. 前記基板端子において、前記係止部を挟んだ端子長さ方向両側に、前記プリント基板の表面上に立ち上がる接続部と該プリント基板の導電路に半田付けされた半田付部とが形成されており、前記押圧部が前記半田付部から離隔して設けられている請求項に記載の電気接続箱。
  5. 前記ケースにおける前記電気部品装着部の周縁部分が前記絶縁板に重ね合わされている請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱。
  6. 前記基板端子において前記プリント基板の表面上に立ち上がる接続部の外周面に対して、前記押圧部が隙間を隔てて設けられている請求項1〜5の何れか1項に記載の電気接続箱。
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