JP5380804B2 - オーディオ信号出力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オーディオ信号を出力する技術に関する。
AVアンプやAVレシーバなどのAV装置は、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ、CD(Compact Disk)プレーヤなどの各種の再生機器や録音再生装置を接続して、DVD−Video、CD、DVD−Audio、SACD(Super Audio CD)、Video−CDなど多数のメディアを再生することができる。このようなAV装置において、特許文献1では、ユーザが予め設定した機能やパラメータを1回のキー操作で呼び出すようにした機器制御方法が提案されている。この方法によれば、リモコン送信機で操作した入力切換、サラウンドモード切換、グラフィックイコライザの周波数特性の調整、電子ボリウムの音量調整などの各設定内容を記憶し、所定のキー操作により該記憶内容を読み出して各パラメータを読み出された内容に設定することができる。
また、近年では、5.1chや11.2ch等の複数チャネルによるサラウンド機能を備えたAV装置において、複数ゾーン(部屋)に個別のソースを出力する装置が提案されている。このような装置によれば、例えば、シアタールームだけで使うなら9.1chサラウンドを用い、リビングルームと書斎など2箇所の場合なら5.1ch+2ch+2chといった構成で用いることができる。
特開2002−142278号公報
ところで、上述のような複数チャネルによるサラウンド機能を備えたAV装置を複数ゾーンで用いる場合において、スピーカを設置した複数のゾーンで同じソースを出力したい場合がある。このような場合、従来の装置においては、ゾーン毎に入力ソースの選択や設定を行う必要があり、その作業は煩雑であった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数チャネルによるサラウンド機能を備えた装置において、簡単な操作で、複数のゾーンに同じソースを出力することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の好適な態様であるオーディオ信号出力装置は、入力される信号に対して所定の処理を行いNチャネルの出力信号を出力する処理手段と、前記処理手段が出力するNチャネルの出力信号が各々供給されるメインゾーン用の複数の出力端子と、前記処理手段が処理を行ったNチャネルの出力信号をMチャネル(M<N)にダウンミックスするミキシング手段と、前記ミキシング手段の出力信号とそれ以外の入力信号の中からいずれかを選択して出力する選択手段と、前記選択手段の出力信号が供給されるサブゾーン用の出力端子と、前記入力信号のうちのいずれを前記サブゾーン用の出力端子に供給するかを示す設定データを記憶する記憶手段と、所定の第1の命令信号が供給されると前記選択手段に前記ミキシング手段の出力信号を選択させる一方、前記第1の命令信号が供給される前の状態に戻す命令である所定の第2の命令信号が供給されると、前記記憶手段に記憶された設定データを参照して前記入力信号の中からいずれかを前記選択手段に選択させる制御手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明の他の好適な態様であるオーディオ信号出力装置は、入力される信号に対して所定の処理を行いNチャネルの出力信号を出力する処理手段と、前記処理手段が出力する出力信号を増幅するメインゾーン用アンプと、前記処理手段が出力するNチャネルの出力信号をMチャネル(M<N)にダウンミックスするミキシング手段と、前記ミキシング手段の出力信号とそれ以外の入力信号の中からいずれかを選択して出力する選択手段と、前記選択手段の出力信号を増幅するサブゾーン用アンプと、前記入力信号のうちのいずれを前記サブゾーン用アンプに供給するかを示す設定データを記憶する記憶手段と、所定の第1の命令信号が供給されると前記選択手段に前記ミキシング手段の出力信号を選択させる一方、前記第1の命令信号が供給される前の状態に戻す命令である所定の第2の命令信号が供給されると、前記記憶手段に記憶された設定データを参照して前記入力信号の中からいずれかを前記選択手段に選択させる制御手段とを具備することを特徴とする。
また、上述の態様において、前記選択手段は複数設けられ、前記制御手段によって共通に制御されるようにしてもよい。
また、上述の態様において、複数のソースから出力される信号の中から一つを選択して、前記処理手段の入力信号とするソース選択手段を具備してもよい。
また、上述の態様において、複数のソースから出力される信号の中から一つを選択して、前記ミキシング手段の入力信号とする第2のソース選択手段を具備してもよい。
また、上述の態様において、前記処理手段が行う所定の処理は、入力信号に音場特性を付与する音場処理および入力信号に所定のデコードを行うデコード処理の少なくともいずれか一方を含んでもよい。
また、上述の態様において、前記ミキシング手段の出力信号に音場特性を付与する音場処理を行う後処理手段を具備し、前記選択手段は、前記後処理手段の出力信号とそれ以外の入力信号の中からいずれかを選択して出力してもよい。
また、上述の態様において、前記選択手段を複数具備し、操作手段から供給される信号に応じて、各選択手段が出力すべき出力信号があるか否かを前記選択手段毎に判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて、前記各選択手段に対応するサブゾーンへの出力のオンオフ制御を行うサブゾーン出力オンオフ制御手段とを具備してもよい。
また、上述の態様において、複数の前記選択手段のそれぞれについて、予め定められたモードを選択するか否かを前記選択手段毎に判定するモード判定手段を具備し、前記制御手段は、前記モード判定手段によって前記予め定められたモードを選択すると判定された選択手段に前記ミキシング手段の出力信号を選択させる一方、前記モード判定手段によって前記予め定められたモードを選択しないと判定された選択手段に前記それ以外の入力信号を選択させてもよい。
また、上述の態様において、前記設定データは、複数の前記サブゾーンの各々について、各サブゾーンに割り当てる出力端子を示す情報を含み、利用者によって操作される操作手段から供給される信号に応じた設定データを前記記憶手段に記憶させる設定手段を具備してもよい。
また、上述の態様において、前記設定データは、複数の前記サブゾーンの各々について、各サブゾーンに割り当てるサブゾーン用アンプを示す情報を含み、利用者によって操作される操作手段から供給される信号に応じた設定データを前記記憶手段に記憶させる設定手段を具備してもよい。
本発明によれば、複数チャネルによるサラウンド機能を備えた装置において、簡単な操作で複数のゾーンに同じソースを出力することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。
<A:構成>
本発明は、AVアンプやホームシアター向け商品などの各種AV装置に適用することができるが、ここでは、AVレシーバ(チューナ付きのAVアンプ)に適用した実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるAVレシーバ1の全体構成を示すブロック図である。図において、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、ROM又は記憶部12に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することによりAVレシーバ1の各部を制御する。記憶部12は、制御部11によって実行されるコンピュータプログラムやその実行時に使用されるデータを記憶するための記憶手段であり、例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)である。表示部13は、LEDパネルや液晶パネルなどの表示パネルを備え、制御部11による制御の下に各種の画像を表示する。操作部14は、テンキー等の各種キーを備え、AVレシーバ1の操作者による操作に応じた信号を制御部11に出力する。なお、この実施形態では、表示部13と操作部14とがAVレシーバ1に含まれている場合について説明するが、表示部13や操作部14がAVレシーバ1に外付けされる形式であってもよい。
AVレシーバ1は、出力端子71,72,…81の11個の出力端子と、メインゾーン用のプリアウト端子82,83,…,92と、サブゾーン用のプリアウト端子93,94,95とを備えている。出力端子71,72,…81はそれぞれ、スピーカが接続されるようになっている。出力端子71,72,…81に接続された各スピーカへオーディオ信号が出力されることにより、スピーカが設置されたゾーン(部屋)にオーディオ信号の表す楽音や音声が発生されるようになっている。
ここで、AVレシーバ1の利用態様について、図2及び図3を参照しつつ説明する。図2及び図3は、AVレシーバ1に接続されるスピーカの設置態様の一例を示す図である。図2において、メインゾーンZ1は、AVレシーバ1の利用者がAVレシーバ1を主に使用する部屋、例えばリビングルームである。このメインゾーンZ1には、センタスピーカ301、フロントスピーカ(L)302、フロントスピーカ(R)303、サブウーファー(L)304、サブウーファー(R)305、サラウンドスピーカ(L)306、サラウンドスピーカ(R)307、サラウンドバックスピーカ(L)308、サラウンドバックスピーカ(R)309、プレセンススピーカ(L)310、プレセンススピーカ(R)311、リアプレセンススピーカ(L)312、リアプレセンススピーカ(R)313の11個のスピーカおよび2つのサブウーファーの合計13個のスピーカが設置されている。
AVレシーバ1は、オーディオ信号のチャネル毎に、そのチャネルに対応する出力端子へそのチャネルのオーディオ信号を出力する。メインゾーンに設置された各スピーカは、供給されるオーディオ信号に応じた音を各チャネル毎に放音し、これにより、メインゾーンZ1において、11.2chのサラウンドが実現される。
次に、図3に示す例において、メインゾーンZ1には、センタスピーカ301、フロントスピーカ(L)302、フロントスピーカ(R)303、サラウンドスピーカ(L)306、サラウンドスピーカ(R)307の5個のスピーカおよび2個のサブウーファー320,321が設置されている。また、メインゾーンZ1以外に、ゾーンZ2、ゾーンZ3、ゾーンZ4の3つのゾーン(部屋)が設けられている。ゾーンZ2には、スピーカ322とスピーカ323との2つのスピーカが設置されている。ゾーンZ3には、スピーカ324とスピーカ325との2つのスピーカが設置されており、ゾーンZ4には、スピーカ326とスピーカ327との2つのスピーカが設置されている。各ゾーンZ2,Z3,Z4に設置されたスピーカは、AVレシーバ1の出力端子に接続され、AVレシーバ1の利用者は、メインゾーンZ1以外のゾーンZ2、ゾーンZ3、ゾーンZ4のそれぞれでAVレシーバ1を用いて楽音や音声を楽しむことができるようになっている。
図1の説明に戻る。記憶部12は、図示のように、ゾーン設定データ記憶領域121を有している。ゾーン設定データ記憶領域121には、各ゾーンの設定内容を示すゾーン設定データがゾーン毎に記憶される。
図4は、ゾーン設定データの内容の一例を示す図である。図示のように、ゾーン設定データは、「ゾーンID」と「ゾーン名称」と「入力ソース」と「音量」と「トーンコントロール設定」と「音響設定」と「出力端子」と「ゾーンON/OFF状態」との各項目が互いに関連付けて記憶されている。これらの項目のうち、「ゾーンID」の項目には、ゾーンを識別する識別情報が記憶される。「ゾーン名称」の項目には、「リビング」や「キッチン」といった、ゾーンの名称を示すデータが記憶される。「入力ソース」の項目には、「DVD」や「CD」といった、電源オン時に選択される入力ソースの種別を示すデータが記憶される。「音量」の項目には、電源オン時に設定される音量を示すデータが記憶される。「トーンコントロール」の項目には、画像のトーンスケールを調整するための調整値を示すデータが記憶される。「音響設定」の項目には、音場付加処理、エフェクト処理等の各種の音響処理の設定内容を示すデータが記憶される。「出力端子」の項目には、各ゾーンに割り当てる出力端子を示す識別情報が記憶される。「ゾーンON/OFF状態」の項目には、各ゾーンのON(出力あり)/OFF(出力なし)状態を示すデータが記憶される。このゾーン設定データは、AVレシーバ1の利用者が、操作部14を用いて変更できるようになっている。操作部14は、操作された内容に応じた操作信号を制御部11へ出力する。制御部11は、操作部14から供給される信号に基づいて、ゾーン設定データをゾーン設定データ記憶領域121に記憶する。なお、この実施形態では、メインゾーンZ1,ゾーンZ2,ゾーンZ3,ゾーンZ4の4つのゾーンを用いる場合(図3に示す利用態様の場合)について説明するが、ゾーンの数はこれに限定されるものではなく、これより多くても少なくてもよい。
図1の説明に戻る。AVレシーバ1は、デジタル入力端子21,22,23と、アナログ入力端子24,25,…,35とを有している。デジタル入力端子21は、デジタルオーディオ信号が入力される光デジタル音声端子であり、デジタル入力端子22は、デジタルオーディオ信号が入力される同軸デジタル音声端子である。また、デジタル入力端子23は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)入力端子である。デジタル入力端子23に入力されたデジタルオーディオ信号は、HDMIリピータ44を経由してスイッチ回路43又はメインゾーンセレクタ45へ供給される。メインゾーンセレクタ45は、複数のデジタル入力端子21,22,23に入力される信号の中から一つを選択して、メインゾーンへの信号(DSP(Digital Signal Processor)47への入力信号)とする選択手段である。入力端子38は、インターネット等の通信ネットワークを介してオーディオ信号を受信する及びUSBオーディオの入力端子である。ネットワークI/F41は、入力端子38に入力されるオーディオ信号をネットワーク用DAC(Ditigal to Analog Converter)42又はスイッチ回路43に供給する。ネットワーク用DAC42は、ネットワークI/F41から供給されるデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換するコンバータである。
アナログ入力端子24は収音するマイクロホンから供給されるアナログオーディオ信号が入力される入力端子であり、アナログ入力端子25〜35はそれぞれ、CD、CD−R、DVD、MD/TAPEなどのアナログオーディオ信号が入力される入力端子である。チューナ36は、FM放送やAM放送などの電波を受信する受信器であり、チューナ37は、HD−RADIOの電波を受信する受信器である。インプットセレクタ54は、電源オン時には記憶部12に記憶されたゾーン設定データに基づき、それ以後は操作部14の操作に基づいて、アナログ入力端子24〜35、チューナ36,37から供給されるオーディオ信号のうちのいずれかを選択し、選択したアナログオーディオ信号をメインゾーン用ADC57又はスイッチ回路50へ供給する。メインゾーン用ADCは、インプットセレクタ54から供給されるアナログオーディオ信号をデジタルオーディオ信号に変換し、DIR(Digital Interface Receiver)46へ供給する。
DIR46は、メインゾーンセレクタ45から供給されるオーディオ信号をスイッチ回路43へ供給するとともに、メインゾーン用ADC57から供給されるデジタルオーディオ信号をスイッチ回路43へ供給する。スイッチ回路43には、DIR46、HDMIリピータ44、ネットワークI/F41からのデジタルオーディオ信号が供給される。スイッチ回路43は、供給されるデジタルオーディオ信号のいずれをメインゾーンに割り当てるかを、記憶部12に記憶されたゾーン設定データを参照して特定し、特定したオーディオ信号を、DSP47へ供給する。
DSP47は、音場付加処理、各種デコード処理、およびスピーカ調整及び環境補正等の各種信号処理を行うデジタル音声信号処理部である。DSP47は、入力信号に音場特性を付与する音場処理及び入力信号に所定のデコードを行うデコード処理を施す。DSP47は、予め劇場やホールで実測した音場データに基づいた音場処理を行うとともに、ドルビーデジタルやAAC等のデコード処理を行う。なお、この実施形態では、DSP47は音場処理とデコード処理とを行う構成としたが、いずれか一方の処理を行うようにしてもよい。また、DSP47は、これらの処理に限らず、例えば各種の音響効果を付与する処理を行うようにしてもよい。
DSP47は、信号処理を施したNチャネル(Nは2以上の自然数)のデジタルオーディオ信号をメインゾーン用DAC48に供給する。なお、チャネル数Nは、操作部14を操作することによって適宜設定されるが、この動作例の場合は6に設定されている(5.1チャネル対応)。このDSP47は、Nチャネルのデジタルオーディオ信号をMチャネル(M<N;Mは自然数)にダウンミックスするミキシング機能を備えている。この場合のMの値は操作部14を操作することによって適宜設定されるが、この動作例はMは2に設定されている(2chステレオに対応)。ミキシング機能によってダウンミックスされたデジタルオーディオ信号はサブゾーン用DAC49によってアナログ信号に変換されて、スイッチ回路51,52,53に供給される。
メインゾーン用DAC48は、DSP47から供給されるデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換し、スイッチ回路50に供給する。スイッチ回路50は、どの出力端子に対してどの入力端子に入力されたオーディオ信号を供給するかを切り換える切換手段として機能する。スイッチ回路50は、操作部14の操作に基づいて、メインゾーン用DAC48から供給されるオーディオ信号又はインプットセレクタ54から供給されるオーディオ信号のいずれかをメインゾーン用ボリューム部55に供給する。メインゾーン用ボリューム調整部55は、オーディオ信号の音量を操作部14の操作に基づいて調整し、スイッチ回路56又はメインゾーン用のプリアウト端子82,83,…92へへ出力する。
ゾーンセレクタ58は、アナログ入力端子24〜35,チューナ36,37のうちのどの入力端子から供給されるオーディオ信号をゾーンZ2,ゾーンZ3,ゾーンZ4に供給するかを、記憶部12に記憶されたゾーン設定データを参照して特定し、各スイッチ回路51,52,53のそれぞれのゾーンに対応するオーディオ信号を、各スイッチ回路51,52,53のそれぞれに供給する。
スイッチ回路51,52,53は、ダウンミキシング処理が施されたオーディオ信号(サブゾーン用DAC49から供給されるオーディオ信号)と、それ以外の信号(ネットワーク用DAC42からのオーディオ信号及びゾーンセレクタ58からのオーディオ信号)の中からいずれかを選択して出力する選択手段である。なお、この実施形態では、ダウンミキシング処理が施されたオーディオ信号以外の信号として、2種類のオーディオ信号(ネットワーク用DAC42からのオーディオ信号とゾーンセレクタ58からのオーディオ信号)が入力される構成となっているが、それ以外の信号として入力されるオーディオ信号は2に限らず、これより多くても少なくてもよい。
スイッチ回路51,52,53はそれぞれ、ゾーンZ2,ゾーンZ3,ゾーンZ4のそれぞれに対応して設けられ、制御部11によって共通に制御される。なお、この実施形態では、3つのスイッチ回路(選択手段)を備える構成となっているが、選択手段の数はこれに限らず、ゾーンに対応して設けられる構成であればよい。スイッチ回路51は、記憶部12に記憶されたゾーン2に対応するゾーン設定データに応じて、サブゾーン用DAC49、ネットワーク用DAC42、ゾーンセレクタ58から供給されるオーディ信号のうちのいずれかをゾーン2用ボリューム調整部59へ供給する。スイッチ回路52,53も、スイッチ回路51と同様に、記憶部12に記憶されたゾーン設定データに応じて、サブゾーン用DAC49、ネットワーク用DAC42、ゾーンセレクタ58から供給されるオーディオ信号のうちのいずかをゾーン3用ボリューム調整部60,ゾーン4用ボリューム調整部61へそれぞれ供給する。
ゾーン2用ボリューム調整部59は、スイッチ回路51から供給されるオーディオ信号のボリュームを調整し、ゾーンセレクタ62又はプリアウト端子93,94,95に出力する。ゾーン3用ボリューム調整部60,ゾーン4用ボリューム調整部61も、ゾーン2用ボリューム調整部59と同様に、スイッチ回路52,スイッチ回路53のそれぞれから供給されるオーディオ信号の音量を調整し、ゾーンセレクタ62又はプリアウト端子93,94,95に出力する。ゾーンセレクタ62は、記憶部12に記憶されたゾーン設定データを参照して、ゾーン2用ボリューム調整部59、ゾーン3用ボリューム調整部60、ゾーン4用ボリューム調整部61のそれぞれから供給されるオーディオ信号を、パワーアンプ631〜641のうちの各ゾーンに対応するパワーアンプへ出力する。パワーアンプ631〜641には、スピーカが接続されており、パワーアンプ631〜641から出力されるオーディオ信号は、スピーカへと供給される。スピーカはパワーアンプ631〜641から供給されるオーディオ信号に応じた強度で放音する。
<B:動作>
次に、この実施形態の動作について説明する。以下の説明では、(1)メインゾーンZ1でAVレシーバ1を11.2chで利用する場合、すなわち、11個のメインアンプを全てメインゾーンZ1で利用する場合と、(2)メインゾーンZ1で5.1chで利用し、ゾーンZ2、ゾーンZ3、ゾーンZ4の3つの部屋でそれぞれ2chステレオで個別に利用する場合、すなわち、メインゾーンZ1で5個のメインアンプを利用し、ゾーンZ2〜Z4でそれぞれ2個のメインアンプを利用する場合(利用するメインアンプはこの場合も全部で11個)について説明する。また、特に(2)の場合にあっては、(3)メインゾーンZ1、ゾーンZ2、ゾーンZ3、ゾーンZ4の4つのゾーンで同じ入力ソースを流す場合、の3つの場合におけるそれぞれの動作例について説明する。
<B−1:メインゾーン11.2ch利用動作>
まず、メインゾーンZ1でAVレシーバ1を11.2chで利用する場合の動作の一例について、図2を参照しつつ説明する。まず、AVレシーバ1の利用者は、操作部14を用いて、オーディオ信号を再生するための操作を行う。操作部14は、操作された内容に応じた操作信号を制御部11へ出力し、制御部11は、操作部14から供給される信号に基づいて、各種の入力端子に入力されるオーディオ信号を、メインゾーンZ1に設置された各スピーカへ出力する。なお、2つのサブウーファーSWには、端子からプリアンプ部の出力信号が直接供給され、サブウーファーのエンクロージャー内に設けられた内蔵アンプによって増幅される。これにより、メインゾーンZ1では、11.2chのサラウンドが実現される。
ここで、この動作の一例として、デジタル入力端子23に接続された他の機器から供給されるオーディオ信号を再生する場合の動作を説明する。この場合は、記憶部12のゾーン設定データは、「メインゾーン」と「HDMI」とが対応付けられて記憶されている。デジタル入力端子23に入力されたデジタルオーディオ信号は、HDMIリピータ44を経由してスイッチ回路43へ供給される。スイッチ回路43では、記憶部12に記憶されたゾーン設定データに基づいて、DSP47へ供給するオーディオ信号を切り換える。この動作例では、デジタル入力端子23とメインゾーンとが対応付けられているから、スイッチ回路43は、デジタル入力端子23から供給されるオーディオ信号をDSP47へ供給する。DSP47は、記憶部12に記憶されたゾーン設定データに含まれる、メインゾーンZ1に対応する音響設定に従って、音場付加、エフェクト効果付与等の各種の音響処理を施し、音響処理を施したデジタルオーディオ信号をメインゾーン用DAC48へ供給する。
メインゾーン用DAC48は、DSP47から供給されるデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換し、変換したアナログオーディオ信号をスイッチ回路50へ供給する。スイッチ回路50は、記憶部12に記憶されているゾーン設定データに基づいて、メインゾーン用ボリューム調整部55に供給するオーディオ信号を切り換える。この動作例においては、メインゾーンZ1とデジタル入力端子23とが対応付けられたゾーン設定データがゾーン設定データ記憶領域121に記憶されているから、スイッチ回路50は、デジタル入力端子23に入力されたオーディオ信号、すなわちメインゾーン用DAC48から供給されるオーディオ信号を、メインゾーン用ボリューム調整部55に供給する。
メインゾーン用ボリューム調整部55は、スイッチ回路50から供給されるオーディオ信号の音量を調整し、スイッチ回路56へ供給する。スイッチ回路56は、記憶部12に記憶されたゾーン設定データに基づいて、メインゾーンに対応するパワーアンプへオーディオ信号を出力する。この動作例では、11種類のオーディオ信号が、それぞれパワーアンプ631,632,…641へ供給される。パワーアンプ631,632,…641はそれぞれ、スイッチ回路56から供給されるオーディオ信号を増幅し、増幅したオーディオ信号を各パワーアンプが接続されたスピーカへ出力する。このようにして、メインゾーンZ1に設置された各スピーカからは、各スピーカに供給されるオーディオ信号に応じた強度で放音される。
<B−2:ゾーン別個別再生動作>
次に、ゾーン毎に個別のソースを再生する場合の動作の一例について、図3を参照しつつ以下に説明する。まず、AVレシーバ1の利用者は、操作部14を用いて、各ゾーンと出力端子との対応関係を設定するための操作を行う。図4に示す例においては、利用者は、出力端子82,83をゾーンZ2に割り当てるとともに、出力端子71,72をゾーンZ3に割り当て、出力端子80,81をゾーンZ4に割り当てるための操作を行う。操作部14は、操作された内容に応じた操作信号を制御部11へ出力し、制御部11は、操作部14から供給される信号に応じて、ゾーン設定データを記憶部12のゾーン設定データ記憶領域121記憶する。また、利用者は、操作部14を操作して、各ゾーンと入力ソースとの対応関係を設定するための操作を行う。操作部14は操作された内容に応じた操作信号を制御部11へ出力し、制御部11は、操作部14から供給される信号に基づいてゾーンと入力ソースとの対応関係を示すゾーン設定データをゾーン設定データ記憶領域121に記憶する。
次に、AVレシーバ1の利用者は、操作部14を用いて、オーディオ信号を再生するための操作を行う。操作部14は操作内容に応じて操作信号を出力し、制御部11は、操作部14から供給される信号に基づいて、各種の入力端子に入力されるオーディオ信号を、メインゾーンZ1,ゾーンZ2,サブゾーンZ3,サブゾーンZ4のそれぞれに設置された各スピーカへ出力する。各スピーカは、供給されるオーディオ信号に応じた強度で放音し、これにより、各ゾーンでは、それぞれ個別の入力ソースに応じた放音が行われる。具体的には、例えば、メインゾーンZ1ではDVDの入力ソースが放音され、ゾーンZ2ではCD入力のソースが放音され、部屋AではMDの入力ソースが放音され、といったように、各ゾーンに対応付けられた入力ソースが、各ゾーンのそれぞれで個別に放音される。
<B−3:パーティモード動作>
次に、メインゾーンZ1,ゾーンZ2,ゾーンZ3,ゾーンZ4の4つのゾーンで同じ入力ソースを再生する場合(以下「パーティモード」という)の動作の一例について説明する。上述のようにゾーン毎に個別の入力ソースを再生するAVレシーバ1において、複数のゾーンで同じソースを再生したい場合がある。具体的には、例えば、複数の部屋を用いてホームパーティを行う場合等において、複数の部屋で同じBGMを流したり、同じタイミングである楽曲を流したりといったことが容易にできれば好適である。この動作例においては、ゾーン毎で個別の入力ソースを再生するAVレシーバ1において、複数のゾーンで同じソースを再生する場合の動作例について説明する。
まず、AVレシーバ1の利用者は、操作部14を用いて、パーティモードを選択するための操作を行う。操作部14は操作された内容に応じた操作信号を制御部11へ出力し、制御部11は、操作部14から供給される信号に応じて、DSP47やスイッチ回路51,52,53等の制御を行う。
パーティモードが選択されている場合には、DSP47は、制御部11の制御の下、スイッチ回路43から供給されるオーディオ信号をメインゾーン用DAC48に供給するとともに、スイッチ回路43から供給されるオーディオ信号(すなわちメインゾーン用のオーディオ信号)を、そのチャネル数が各ゾーンに割り当てられた出力端子の数と一致するようにダウンミキシング処理を行い、ダウンミキシング処理を施したオーディオ信号をスイッチ回路51,52,53のそれぞれに供給する。また、制御部11は、パーティモードが選択された旨を示す信号が供給されると、スイッチ回路51,52,53に、サブゾーン用DAC49から供給されるオーディオ信号(すなわちダウンミックス処理が施されたオーディオ信号)を選択させる。スイッチ回路51,52,53は、制御部11の制御の下、サブゾーン用DAC49から供給されるオーディオ信号を選択し、ボリューム調整部59,60,61のそれぞれに供給する。すなわち、パーティモードが選択されている場合には、スイッチ回路51,52,53の各々は、ゾーンセレクタ58やネットワーク用DAC42等の他の回路からオーディオ信号が供給されている場合であっても、メインゾーン用のオーディオ信号、すなわちサブゾーン用DAC49から供給されるオーディオ信号を選択して、ゾーン2用ボリューム調整部59,ゾーン3用ボリューム調整部60,ゾーン4用ボリューム調整部61のそれぞれに供給する。
そのときに、例えばゾーンZ3がOFF(出力なし)の状態であれば、制御部11はゾーンZ3への出力をONにする。また、パーティモードが終了した場合には、制御部11はゾーンZ3への出力をOFFにする。このように、制御部11は、ゾーン設定データ記憶領域121に記憶されたゾーン設定データの「ゾーンON/OFF状態」の項目を参照して、出力すべき出力信号があるか否かをゾーン毎に判定し、各ゾーンへの出力のオンオフ制御を行う。各ゾーンへの出力のオンオフ制御としては、具体的には、例えば、スイッチ回路51,52,53が信号の出力のオンオフを制御するようにしてもよく、また、例えば、ゾーン2用ボリューム調整部59,ゾーン3用ボリューム調整部60,ゾーン4用ボリューム調整部61のそれぞれに、出力あり/なしを切り換えるスイッチ手段を設けて、ゾーンセレクタ62又はプリアウト出力端子93,94,95への信号の出力のオンオフを制御するようにしてもよい。また、例えば、ゾーン2用ボリューム調整部59,ゾーン3用ボリューム調整部60,ゾーン4用ボリューム調整部61のそれぞれが、出力をオフにする場合にはボリュームをゼロにするようにしてもよい。また、例えば、ゾーンセレクタ62が、各ゾーンに対応するパワーアンプへの信号の出力のオンオフを制御するようにしてもよい。また、例えば、各ゾーンに対応するパワーアンプに供給する電源のオンオフ制御を行うようにしてもよい。要するに、信号の出力のオンオフ制御をゾーン毎に行うものであればよい。
ゾーン2用ボリューム調整部59,ゾーン3用ボリューム調整部60,ゾーン4用ボリューム調整部61はそれぞれ、供給されるオーディオ信号のボリュームを調整し、ボリュームを調整したオーディオ信号をゾーンセレクタ62に供給する。各オーディオ信号はゾーンセレクタ62を経由してスイッチ回路56へ供給され、スイッチ回路56は、ゾーン設定データに基づいて、各オーディオ信号を各ゾーンに対応するパワーアンプに出力する。これにより、ゾーンZ2,ゾーンZ3,ゾーンZ4のそれぞれでは、メインゾーンZ1と同じソースの音が放音される。
ところで、メインゾーンに設置されたスピーカに供給するオーディオ信号をそのままサブゾーンに設置されたスピーカに供給しようとすると、メインゾーンのスピーカ数よりもサブゾーンのスピーカ数が少ない場合には、チャネルが欠損し、放音される楽音や音声が不自然になる虞がある。これに対しこの実施形態では、メインゾーン用のオーディオ信号が、DSP47によって各ゾーンに割り当てられた出力端子の数だけダウンミキシングされるから、これにより、チャネルが欠損して放音が不自然になるのを防ぐことができる。
また、この実施形態では、メインゾーン用のDSPで他のゾーンへのオーディオ信号のダウンミックス処理を行うので、メインゾーン用のDSPを他のゾーンの処理についても併用することができ、より簡易な構成でパーティモードを実現することができる。また、ダウンミックスの前又は後で、さらにサブゾーン用に音場処理やイコライザなどを追加でかけるようにしてもよい。
このようにこの実施形態によれば、複数のゾーンに個別のソースを提供することができるとともに、簡単な操作で、それら複数のゾーンに同じソースを出力することができる。
<C:変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)上述の実施形態では、AVレシーバ1は、パワーアンプ631,632,…641と、プリアウト端子82,83,…95との両方を備える構成であったが、これに限らず、プリアウト端子のみを備える構成であってもよく、また、パワーアンプのみを備える構成であってもよい。
(2)上述の実施形態では、パーティモードが選択された場合に、ゾーンZ2,ゾーンZ3,ゾーンZ4の全てのゾーンでメインゾーンと同じソースを採用する構成とした。これに代えて、パーティモードにおいてメインゾーンと同じソースを採用するか否かをゾーン毎に設定するようにしてもよい。この場合は、どのゾーンをパーティモードに帰属させるかを、利用者が操作部14を用いて設定し、制御部11は、操作部14からの信号に基づいて、どのゾーンをパーティモードに帰属させるかを示す設定データを記憶部12に所定の記憶領域に記憶させておく。この場合は、パーティモードが選択されると、AVレシーバ1は、記憶部12に記憶された設定データに基づいて、パーティモードに帰属するゾーンに対応する出力端子に対しては、メインゾーンと同一ソースのダウンミキシングされたオーディオ信号を出力する一方、それ以外のゾーンに対しては、パーティモード中であってもそれぞれ個別のソースを再生する。これにより、例えば、ゾーンZ3とゾーンZ4とをパーティモードに帰属される設定がされた場合には、パーティモード中においては、ゾーンZ3とゾーンZ4に設置されたスピーカからはメインゾーンと同一ソースの音が放音される一方、ゾーンZ2においてはメインゾーンと異なる個別のソースが再生される。
また、パーティモード中において、メインゾーンと同じ入力ソースを再生するか否かを、ゾーン毎に切り換える構成としてもよい。この場合は、各ゾーンに対応するスイッチ回路51,52,53が、制御部11の制御の下、操作部14からの操作信号に応じて選択するオーディオ信号を切り換えるようにすればよい。
また、上述の実施形態において、パーティモードが選択された場合に、AVレシーバ1の制御部11が、サブゾーンに対応するパワーアンプの電源をオンにするように制御するようにしてもよい。また、これに加えて、パーティモードが選択された場合に、各ゾーンに対応するボリューム調整部が、メインゾーンのボリュームに応じて各ゾーンのボリュームを調整するようにしてもよい。また、各ゾーンに映像出力が割り当てられている場合には、メインゾーンの映像出力を各ゾーンの映像出力とするように各ゾーンの映像出力を切り換えるようにしてもよい。
AVレシーバの全体構成の一例を示すブロック図である。 メインゾーンにおけるスピーカの配置態様の一例を示す図である。 メインゾーン及びサブゾーンにおけるスピーカの配置態様の一例を示す図である。 ゾーン設定データの内容の一例を示す図である。
符号の説明
1…AVレシーバ、11…制御部、12…記憶部、13…表示部、14…操作部、21,22,23…デジタル入力端子、24,25…アナログ入力端子、36,37…チューナ、38…ネットワークオーディオ及びUSBオーディオの入力端子、40…サブゾーン用DAC、41…ネットワークI/F、42…ネットワーク用DAC、43…スイッチ回路、44…HDMIリピータ、45…メインゾーンセレクタ、46…DIR、47…DSP、48…メインゾーン用DAC、49…サブゾーン用DAC、50,51,52,53…スイッチ回路、54…インプットセレクタ、55…メインゾーン用ボリューム調整部、56…スイッチ回路、57…メインゾーン用ADC、58…ゾーンセレクタ、59…ゾーン2用ボリューム調整部、60…ゾーン3用ボリューム調整部、61…ゾーン4用ボリューム調整部、62…ゾーンセレクタ、71,72,…,81…出力端子、82,83,…,95…プリアウト出力端子、121…ゾーン設定データ記憶領域、300…メインゾーン用スピーカ、631,632,641…パワーアンプ。

Claims (11)

  1. 入力される信号に対して所定の処理を行いNチャネルの出力信号を出力する処理手段と、
    前記処理手段が出力するNチャネルの出力信号が各々供給されるメインゾーン用の複数の出力端子と、
    前記処理手段が処理を行ったNチャネルの出力信号をMチャネル(M<N)にダウンミックスするミキシング手段と、
    前記ミキシング手段の出力信号とそれ以外の入力信号の中からいずれかを選択して出力する選択手段と、
    前記選択手段の出力信号が供給されるサブゾーン用の出力端子と、
    前記入力信号のうちのいずれを前記サブゾーン用の出力端子に供給するかを示す設定データを記憶する記憶手段と、
    所定の第1の命令信号が供給されると前記選択手段に前記ミキシング手段の出力信号を選択させる一方、前記第1の命令信号が供給される前の状態に戻す命令である所定の第2の命令信号が供給されると、前記記憶手段に記憶された設定データを参照して前記入力信号の中からいずれかを前記選択手段に選択させる制御手段と
    を具備することを特徴とするオーディオ信号出力装置。
  2. 入力される信号に対して所定の処理を行いNチャネルの出力信号を出力する処理手段と、
    前記処理手段が出力する出力信号を増幅するメインゾーン用アンプと、
    前記処理手段が出力するNチャネルの出力信号をMチャネル(M<N)にダウンミックスするミキシング手段と、
    前記ミキシング手段の出力信号とそれ以外の入力信号の中からいずれかを選択して出力する選択手段と、
    前記選択手段の出力信号を増幅するサブゾーン用アンプと、
    前記入力信号のうちのいずれを前記サブゾーン用アンプに供給するかを示す設定データを記憶する記憶手段と、
    所定の第1の命令信号が供給されると前記選択手段に前記ミキシング手段の出力信号を選択させる一方、前記第1の命令信号が供給される前の状態に戻す命令である所定の第2の命令信号が供給されると、前記記憶手段に記憶された設定データを参照して前記入力信号の中からいずれかを前記選択手段に選択させる制御手段と
    を具備することを特徴とするオーディオ信号出力装置。
  3. 前記選択手段は複数設けられ、前記制御手段によって共通に制御されることを特徴とする請求項1または2記載のオーディオ信号出力装置。
  4. 複数のソースから出力される信号の中から一つを選択して、前記処理手段の入力信号とするソース選択手段を具備することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のオーディオ信号出力装置。
  5. 複数のソースから出力される信号の中から一つを選択して、前記ミキシング手段の入力信号とする第2のソース選択手段を具備することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のオーディオ信号出力装置。
  6. 前記処理手段が行う所定の処理は、入力信号に音場特性を付与する音場処理および入力信号に所定のデコードを行うデコード処理の少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のオーディオ信号出力装置。
  7. 前記ミキシング手段の出力信号に音場特性を付与する音場処理を行う後処理手段
    を具備し、
    前記選択手段は、前記後処理手段の出力信号とそれ以外の入力信号の中からいずれかを選択して出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のオーディオ信号出力装置。
  8. 前記選択手段を複数具備し、
    操作手段から供給される信号に応じて、各選択手段が出力すべき出力信号があるか否かを前記選択手段毎に判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に応じて、前記各選択手段に対応するサブゾーンへの出力のオンオフ制御を行うサブゾーン出力オンオフ制御手段と
    を具備することを特徴とする請求項1または2に記載のオーディオ信号出力装置。
  9. 複数の前記選択手段のそれぞれについて、予め定められたモードを選択するか否かを前記選択手段毎に判定するモード判定手段
    を具備し、
    前記制御手段は、前記モード判定手段によって前記予め定められたモードを選択すると判定された選択手段に前記ミキシング手段の出力信号を選択させる一方、前記モード判定手段によって前記予め定められたモードを選択しないと判定された選択手段に前記それ以外の入力信号を選択させる
    ことを特徴とする請求項3に記載のオーディオ信号出力装置。
  10. 前記設定データは、複数の前記サブゾーンの各々について、各サブゾーンに割り当てる出力端子を示す情報を含み、
    利用者によって操作される操作手段から供給される信号に応じた設定データを前記記憶手段に記憶させる設定手段
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号出力装置
  11. 前記設定データは、複数の前記サブゾーンの各々について、各サブゾーンに割り当てるサブゾーン用アンプを示す情報を含み、
    利用者によって操作される操作手段から供給される信号に応じた設定データを前記記憶手段に記憶させる設定手段
    を具備することを特徴とする請求項2に記載のオーディオ信号出力装置
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