JP5067240B2 - 遅延制御装置 - Google Patents

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本発明は、オーディオ信号を出力する技術に関する。
近年、プラズマディスプレイやマイクロミラープロジェクタなどの大型ディスプレイ装置が実用化されている。このような大型ディスプレイは、入力されたビデオ信号に対して種々の処理を行う必要があるため、ビデオ信号が入力されてから映像がディスプレイに表示されるまでに時間的な遅れが生じる場合がある。一方、オーディオ信号の処理に伴う時間遅れはそれほど大きくなく、そのため、映像と音声をそのまま再生すると、映像の遅れが大きいために映像と音声がずれてしまうという問題があった。そこで、オーディオ信号を遅延させることによって映像と音声を同期再生する技術が種々提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
特開2005−341256号公報 特開2007−221421号公報 特開2007−274409号公報
また、映像と音声を同期再生するために、オーディオ信号のディレイ時間を利用者が手動で調整する機能を備えたオーディオ機器が提案されている。このようなオーディオ機器において、利用者が、実際にディスプレイに表示される映像と実際にスピーカから放音される音声とを聴取しつつオーディオ信号のディレイ時間を調整するものもある。しかしながら、オーディオ信号を再生している最中にディレイ時間を変更すると、図8に示すように、ディレイ時間が変更された時刻t11において、再生されるオーディオ波形に時間的な連続性のない不連続点が生じる。そのため、オーディオ信号を再生している最中にディレイ時間を変更するとこの不連続点がブチブチといったノイズとして聴こえ、利用者が耳障りに感じる場合がある。特にマルチチャンネル環境の場合、同じタイミングで全てのスピーカからパルス状の音(ノイズ)がでるため、利用者が感じる不快感は特に顕著なものとなる。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、オーディオ信号を遅延させて出力するオーディオ機器において、オーディオ信号のディレイ時間を変更した場合におけるノイズの発生を軽減することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、オーディオ信号が入力される入力端子と、前記入力端子に入力されたオーディオ信号を指示されたディレイ時間だけ遅延させて出力する遅延手段と、利用者によって操作される操作手段から出力される信号であって、前記ディレイ時間を変更する旨を示す信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出手段によって前記信号が検出されたときに、前記遅延手段が出力するオーディオ信号に対してフェードアウト処理を施すフェードアウト手段と、前記信号検出手段によって検出された信号に応じたディレイ時間を前記遅延手段に指示するディレイ時間変更手段と、前記フェードアウト手段によってフェードアウト処理を施されたオーディオ信号の出力レベルが予め定められた閾値を下回った後に、前記ディレイ時間変更手段により指示されたディレイ時間だけ前記遅延手段により遅延されて出力されたオーディオ信号に対してフェードイン処理を施すフェードイン手段とを具備することを特徴とする遅延制御装置を提供する。
本発明の好ましい態様において、前記フェードアウト手段は、前記信号検出手段によって予め定められた時間内に予め定められた数以上の信号が検出された場合には、該予め定められた時間内において最後に検出した信号以外の信号を無視してもよい。
本発明によれば、オーディオ信号のディレイ時間を変更した場合におけるノイズの発生を軽減することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
<A:構成>
本発明は、AVレシーバやホームシアター向け商品などの各種AV装置に適用することができるが、ここでは、DSP(Digital Signal Processor)等でデジタル処理を施した後にアンプで増幅を行う、いわゆるAVアンプに適用した実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるAVアンプ1の全体構成を示すブロック図である。
図において、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、ROM又は記憶部12に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することによりAVアンプ1の各部を制御する。記憶部12は、制御部11によって実行されるコンピュータプログラムやその実行時に使用されるデータを記憶するための記憶手段であり、例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)である。この記憶部12には、オーディオ信号のディレイ時間を示すディレイ時間データが記憶されている。表示部13は、LEDパネルや液晶パネルなどの表示パネルを備え、制御部11による制御の下に各種の画像を表示する。操作部14は、テンキー等の各種キーを備え、AVアンプ1の利用者による操作に応じた信号を制御部11に出力する。利用者は、操作部14を用いて、オーディオ信号のディレイ時間を調節することができる。なお、この実施形態では、表示部13と操作部14とがAVアンプ1に含まれている場合について説明するが、表示部13や操作部14がAVアンプ1に外付けされる形式であってもよい。
このAVアンプ1は、オーディオ信号が入力される複数のオーディオ入力端子15を備える。複数のオーディオ入力端子15は、オーディオセレクタ17によってそのいずれか一つが選択される。オーディオセレクタ17は、制御部11によって連動して切り替えられる。オーディオ入力端子15には、DVDプレーヤなどの映像再生装置(図示略)が接続される。オーディオセレクタ17で選択されたオーディオ信号は、オーディオ信号処理部20に入力される。なお、上述の映像再生装置には、PDP(プラズマディスプレイ)やDLP(マイクロミラー)ディスプレイ等の映像表示装置が接続され、映像再生装置から出力されるビデオ信号はこの映像表示装置に供給され、映像として表示される。
図2は、オーディオ信号処理部20の構成を示すブロック図である。図において、DIR(デジタル・インタフェース・レシーバ)201は、オーディオ信号の入力を制御するとともに、入力されたオーディオ信号の種別(PCM(Pulse Code Modulation)、DTS(Digital Theater System)、ドルビーなど)を検出する。検出されたオーディオ信号の種別は、制御部11に伝達される。デコーダ202は、入力されたオーディオ信号をPCM信号に変換する。遅延制御部203は、制御部11の制御の下、オーディオ信号の遅延処理やフェードアウト処理、フェードイン処理等を行う。制御部11は、操作部14から出力される信号に応じて、オーディオ信号のディレイ時間の変更を行うとともに、オーディオ信号のフェードアウト処理、フェードイン処理を制御する。
遅延処理部2031は、入力されたオーディオ信号を制御部11によって指示されたディレイ時間だけ遅延させて出力する。遅延処理部2031はバッファメモリを有し、入力されたオーディオ信号を一旦バッファメモリにバッファしてから出力する。バッファメモリにどれだけのオーディオ信号をバッファするかにより、オーディオ信号のディレイ時間が決定される。このAVアンプ1では、このバッファ量を制御することで、実際に表示される映像と実際に出力される音声の同期をとるようにしている。バッファ量は制御部11が決定して、遅延処理部2031に指示する。
ゲイン調節部2032は、制御部11の制御の下、遅延処理部2031から出力されるオーディオ信号の出力ゲインを調節する。特に、ゲイン調整部2032は、制御部11の制御の下、遅延処理部2031から出力されるオーディオ信号に対してフェードアウト処理を施すフェードアウト手段として機能する。また、ゲイン調整部2032は、フェードアウト処理を施されたオーディオ信号の出力レベルが予め定められた閾値を下回った後に、オーディオ信号に対してフェードイン処理を施すフェードイン手段として機能する。ゲイン調整部2032は、制御部11からフェードアウト処理やフェードイン処理を指示された場合に、指示されたフェードアウト処理やフェードイン処理を行う一方、制御部11からの指示がない場合には、遅延処理部2031から出力されるオーディオ信号をそのまま出力する。ゲイン調節部2032から出力されるオーディオ信号はポストプロセッサ204に供給される。ポストプロセッサ204は、オーディオ信号に対して残響等の効果を付与する。
図2では遅延制御部203をデコーダ202の後段に設ける構成としているが、遅延制御部203をデコーダ202の前段やDIR201の前段に設ける構成としてもよく、また、ポストプロセッサ204の後段に設ける構成としてもよい。また、オーディオ信号を遅延させるために用いるバッファメモリは、遅延処理部2031の内部メモリとして構成されていてもよく、また、デコーダ202等と共通のバッファメモリを用いるようにしてもよい。
ポストプロセッサ204によって効果を付与されたオーディオ信号は、次段のD/Aコンバータ21に出力される。D/Aコンバータ21によってアナログ信号に変換されたオーディオ信号は、アンプ22によって増幅され、スピーカ端子23を介してスピーカ(図示略)に出力される。アンプ22は電子ボリウムを内蔵しており、制御部11から入力されるボリウム制御信号に基づいてオーディオ信号の音量を制御する。
<B:動作>
次に、本実施形態の動作について説明する。利用者は、DVDプレーヤ等の映像再生装置の操作部を用いて、映像及び音声を再生する旨の操作を行う。映像再生装置は、操作された内容に応じて、ビデオ信号を映像表示装置に出力するとともに、オーディオ信号をAVアンプ1に出力する。AVアンプ1にオーディオ信号が入力されると、入力されたオーディオ信号はオーディオセレクタ17を介してオーディオ信号処理部20に供給される。制御部11は、記憶部12に記憶されたディレイ時間データの示すディレイ時間をオーディオ信号処理部20に指示する。オーディオ信号処理部20のデコーダ202は入力されたオーディオ信号に対してデコード処理を施して遅延処理部2031に出力する。遅延処理部2031は制御部11から指示されたディレイ時間だけオーディオ信号を遅延させる。なお、ディレイ時間データがオーディオ信号を遅延させない旨を示す場合には、遅延処理部2031はオーディオ信号を遅延させずにそのまま出力する。ゲイン調整部2032は、遅延処理部2031から出力されるオーディオ信号をそのままポストプロセッサ204に出力する。ポストプロセッサ204はオーディオ信号に対して残響効果付与処理等を実行し、D/Aコンバータ21に出力する。D/Aコンバータ21はデジタル形式のオーディオ信号をアナログ信号に変換する。アナログ信号に変換されたオーディオ信号はアンプ22によって増幅され、スピーカ端子23を介して外部接続されたスピーカに出力される。利用者は、映像表示装置に表示される映像とスピーカから放音される音とを視聴することで、映像再生装置によって再生される映像及び音声を楽しむことができる。
このとき、ビデオ信号の処理時間に起因して映像と音声との再生タイミングにずれが生じる場合がある。この場合に、利用者は、AVアンプ1の操作部14を用いて、オーディオ信号のディレイ時間を設定(変更)する操作を行うことができる。利用者が操作部14を用いてオーディオ信号のディレイ時間を設定する操作を行うと、AVアンプ1は、操作された内容に応じてオーディオ信号のディレイ時間を設定(変更)する。
図3は、AVアンプ1のディレイ時間設定処理の流れを示すフローチャートである。AVアンプ1の利用者によってディレイ時間を設定する旨の操作が行われると、操作部14は、操作された内容に応じた信号を出力する。制御部11は、操作部14から出力される、ディレイ時間を設定(変更)する旨を示す信号(以下「ディレイ時間設定命令」という)を検出するまで待機し(ステップS1;NO)、ディレイ時間設定命令が検出されたときに(ステップS1;YES)、遅延処理部2031から出力されるオーディオ信号がフェードアウトするようにゲイン調整部2032を制御する。ゲイン調整部2032は、制御部11の制御に応じて、遅延処理部2031から出力されるオーディオ信号がフェードアウトするように出力レベルを調整する(ステップS2)。
図4は、AVアンプ1から出力されるオーディオ信号の出力レベルの一例を示す図である。図4において、横軸は時刻を示し、縦軸はゲインを示す。図4に示す例においては、時刻t1においてディレイ時間設定命令が検出された場合に、ゲイン調整部2032は、時刻t1から時刻t2にかけてオーディオ信号がフェードアウトするようにゲインを変更する。図4に示す例では、ゲイン調整部2032は、時刻t1から時刻t2までの間で、オーディオ信号の出力レベルが変更前の値(以下「標準値」という)から予め定められた閾値a1まで出力レベルを下げる。閾値a1は標準値から−6dB〜20dB程度までに下げればよく、−10dB程度がより最適な閾値である。フェードアウトが弱いと減衰が足りなく切り替え時のノイズが残り、逆に下げすぎるとゲイン変化が強烈になりすぎて不連続感が出てしまう。
制御部11は、フェードアウト処理を施されたオーディオ信号の出力レベルが予め定められた閾値を下回った後に、検出したディレイ時間設定命令に応じたディレイ時間をオーディオ信号処理部20に指示する。オーディオ信号処理部20は、制御部11からの指示に応じてディレイ時間を切り替える(ステップS3)。図4に示す例においては、フェードアウト処理を終えた時刻t2において、オーディオ信号処理部20がディレイ時間の切り替えを行う。
また、制御部11は、ディレイ時間の切り替えが終わった後に、オーディオ信号がフェードインするようにゲイン調整部2032を制御する。ゲイン調整部2032は、制御部11の制御の下、遅延処理部2031から出力されるオーディオ信号がフェードインするように出力レベルを調整する(ステップS4)。図4に示す例においては、ゲイン調整部2032は、時刻t2から時刻t3の間にかけて出力ゲインを制御してフェードイン処理を行う。図4に示す例においては、ゲイン調整部2032は、時刻t2から時刻t3までの間で、オーディオ信号の出力レベルが閾値a1から標準値になるように出力レベルを上げる。
このように、AVアンプ1は、ディレイ時間の切り替え操作が行われた場合に、ディレイ時間を即座に切り替えるのではなく、ディレイ時間を切り替えるタイミングにあわせてオーディオ信号のフェードアウト処理、フェードイン処理を行う。このとき、ディレイ時間を切り替えるタイミングにおけるオーディオ信号の出力レベルは所定の閾値以下であるから、ディレイ時間の切り替えに起因して発生するノイズを軽減することができる。
図4において時刻t1から時刻t2になるまでの時間(同様に時刻t2から時刻t3までの時間)に関しては、長すぎると音量の変化が不自然になり、逆に短すぎると信号の不連続を新たに生じさせてしまう。視聴など実験的に試した結果、約100msが最適値となっている。
このように本実施形態では、ディレイ時間を切り替える際に、オーディオ信号の時間的な連続性のない不連続点におけるオーディオ信号の出力レベルを低くする。これにより、不連続点において発生するノイズを軽減することができ、利用者に与える不快感を軽減することができる。利用者がディレイ時間を連続して切り替える場合には、ディレイ時間を切り替えた数だけオーディオ信号に不連続点が発生する。そのため、従来の装置では、ディレイ時間を切り替えた数だけ、ブチブチといったノイズが発生し、利用者が感じる不快感はより顕著なものとなることがあった。これに対し本実施形態では、利用者がディレイ時間を連続して切り替えた場合であっても、利用者に与える不快感をより軽減することができる。
また、本実施形態では、ディレイ時間を切り替える際に完全ミュートをしないから、利用者は、スピーカから放音される音を聴取しつつディレイ時間を調整することができる。また、ディレイ時間を切り替える際にその前後でフェードアウト・フェードイン処理を行うから、ディレイ時間の切り替え前後で発生する音をより自然につなげることができ、これにより、ディレイ時間の調節作業において利用者が違和感を覚えるのを防ぐことができる。
<C:変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。
(1)上述の実施形態において、利用者がディレイ時間の切り替えを連続して行った場合には、最後の操作に対応する処理のみを行うようにしてもよい。すなわち、制御部11が、予め定められた時間内に予め定められた数以上のディレイ時間設定命令を検出した場合に、該予め定められた時間内において最後に検出した命令についてディレイ切り替え処理及びフェードアウト・フェードイン処理を行い、それ以外の命令を無視する(破棄する)ようにしてもよい。このようにすることで、オーディオ信号を再生しつつディレイ時間を切り替える場合であっても、放音される音声をより自然につなげることができる。
(2)上述の実施形態では、デコーダ202は入力されたオーディオ信号をPCM信号にデコードしたが、デコーダ202が行うデコード処理はこれに限らず、AVアンプ1の設計等に応じて適宜変更可能であり、入力されるオーディオ信号に応じた形式でオーディオ信号にデコード処理を施すようにすればよい。
(3)上述の実施形態では、AVアンプ1は、図4に示すように、フェードアウト処理を終えた後にディレイ時間を切り替えるようにしたが、ディレイ時間の切替タイミングはこれに限らず、例えば、フェードアウト処理を終える前(すなわちフェードアウト処理の途中)にディレイ時間の切り替えを行うようにしてもよく、また、例えば、フェードイン処理を開始した後(すなわちフェードイン処理の途中)にディレイ時間の切り替えを行うようにしてもよい。具体的には、例えば、図5に示すように、フェードアウト処理の途中の時刻t4において制御部11がディレイ時間の切り替え指示を遅延制御部203に行うようにしてもよく、また、フェードイン処理の途中の時刻t5において制御部11がディレイ時間の切り替え指示を遅延制御部203に行うようにしてもよい。要は、フェードアウト処理を施されたオーディオ信号の出力レベルが予め定められた閾値の許容範囲に達した後に、制御部11がディレイ時間設定命令に応じたディレイ時間を遅延制御部203に指示するようにすればよい。
(4)上述の実施形態では、AVアンプ1は、図4に示すように、オーディオ信号の出力レベルが直線的に変化するようにフェードアウト処理やフェードイン処理を行ったが、フェードアウト処理やフェードイン処理の態様はこれに限らず、例えば、図6の(a),(b)に例示するように、出力レベルを曲線的に変化させるようにフェードアウト処理やフェードイン処理を行うようにしてもよい。要は、オーディオ信号の出力レベルを所定のアルゴリズムに従って低下(又は増加)させるものであればどのような態様であってもよい。
また、図4に示す例では、フェードアウト処理に要する時間(時刻t1から時刻t2まで)とフェードイン処理に要する時間(時刻t2から時刻t3まで)が等しい場合について説明したが、これに限らず、フェードアウト処理に要する時間とフェードイン処理に要する時間とを異ならせてもよい。具体的には、例えば、図7に例示するように、フェードアウト処理に要する時間がフェードイン処理に要する時間よりも長くなるように、AVアンプ1がフェードアウト処理及びフェードイン処理を行うようにしてもよい。また、逆に、フェードアウト処理に要する時間がフェードイン処理に要する時間よりも短くなるように、AVアンプ1がフェードアウト処理及びフェードイン処理を行うようにしてもよい。
また、ディレイ時間の変更量に応じてフェードアウト処理(又はフェードイン処理)にかける時間を変更するようにしてもよい。具体的には、例えば、制御部11が、操作部14から出力される信号に応じてディレイ時間の変更量を算出し、算出した変更量が大きいほど、フェードアウト処理にかける時間を長くするようにしてもよい。
AVアンプの全体構成の一例を示すブロック図である。 オーディオ信号処理部の構成の一例を示すブロック図である。 AVアンプの処理の流れを示すフローチャートである。 AVアンプの処理の内容を説明するための図である。 AVアンプの処理の内容を説明するための図である。 AVアンプの処理の内容を説明するための図である。 AVアンプの処理の内容を説明するための図である。 ディレイ時間を変更した際のオーディオ信号の波形の一例を示す図である。
符号の説明
1…AVアンプ、11…制御部、12…記憶部、13…表示部、14…操作部、15…オーディオ入力端子、17…オーディオセレクタ、20…オーディオ信号処理部、21…D/Aコンバータ、22…アンプ、23…スピーカ端子、201…DIR、202…デコーダ、203…遅延制御部、204…ポストプロセッサ、2031…遅延処理部、2032…ゲイン調節部。

Claims (2)

  1. オーディオ信号が入力される入力端子と、
    前記入力端子に入力されたオーディオ信号を指示されたディレイ時間だけ遅延させて出力する遅延手段と、
    利用者によって操作される操作手段から出力される信号であって、前記ディレイ時間を変更する旨を示す信号を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段によって前記信号が検出されたときに、前記遅延手段が出力するオーディオ信号に対してフェードアウト処理を施すフェードアウト手段と、
    前記信号検出手段によって検出された信号に応じたディレイ時間を前記遅延手段に指示するディレイ時間変更手段と、
    前記フェードアウト手段によってフェードアウト処理を施されたオーディオ信号の出力レベルが予め定められた閾値を下回った後に、前記ディレイ時間変更手段により指示されたディレイ時間だけ前記遅延手段により遅延されて出力されたオーディオ信号に対してフェードイン処理を施すフェードイン手段と
    を具備することを特徴とする遅延制御装置。
  2. 前記フェードアウト手段は、前記信号検出手段によって予め定められた時間内に予め定められた数以上の前記信号が検出された場合には、該予め定められた時間内において最後に検出した信号以外の信号を無視する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遅延制御装置。
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