JP5067242B2 - 遅延制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、オーディオ信号を遅延させて出力するオーディオ機器において、オーディオ信号のディレイ時間を変更した場合におけるノイズの発生を軽減することのできる技術を提供することを目的とする。
また、本発明は、オーディオ信号が入力される入力端子と、前記入力端子に入力されたオーディオ信号を、予め指示されたディレイ時間だけ遅延させて出力する第1の遅延手段と、利用者によって操作される操作手段から出力される信号であって、前記ディレイ時間を変更する旨を示す信号を検出する信号検出手段と、前記入力端子に入力されたオーディオ信号を、前記信号検出手段によって検出された信号に応じたディレイ時間だけ遅延させて出力する第2の遅延手段と、前記信号検出手段によって検出された信号に応じたディレイ時間を前記第2の遅延手段に指示するディレイ時間変更手段と、前記信号検出手段によって前記信号が検出されたときに、前記第1の遅延手段から出力されるオーディオ信号と前記第2の遅延手段から出力されるオーディオ信号とをクロスフェードにより切り替えて出力する出力切替手段とを具備し、前記出力切替手段は、前記第1の遅延手段におけるディレイ時間と前記第2の遅延手段におけるディレイ時間との差分に応じて、前記第1の遅延手段から出力されるオーディオ信号に対するフェードアウト処理及び前記第2の遅延手段から出力されるオーディオ信号に対するフェードイン処理の少なくともいずれか一方にかける時間を変更することを特徴とする遅延制御装置を提供する。
<A:構成>
本発明は、AVレシーバやホームシアター向け商品などの各種AV装置に適用することができるが、ここでは、DSP(Digital Signal Processor)等でデジタル処理を施した後にアンプで増幅を行う、いわゆるAVアンプに適用した実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態であるAVアンプ1の全体構成を示すブロック図である。図において、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、ROM又は記憶部12に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することによりAVアンプ1の各部を制御する。記憶部12は、制御部11によって実行されるコンピュータプログラムやその実行時に使用されるデータを記憶するための記憶手段であり、例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)である。この記憶部12には、オーディオ信号のディレイ時間を示すディレイ時間データが記憶されている。表示部13は、LEDパネルや液晶パネルなどの表示パネルを備え、制御部11による制御の下に各種の画像を表示する。操作部14は、テンキー等の各種キーを備え、AVアンプ1の利用者による操作に応じた信号を制御部11に出力する。利用者は、操作部14を用いて、オーディオ信号のディレイ時間を調節することができる。なお、この実施形態では、表示部13と操作部14とがAVアンプ1に含まれている場合について説明するが、表示部13や操作部14がAVアンプ1に外付けされる形式であってもよい。
次に、本実施形態の動作の一例について説明する。利用者は、DVDプレーヤ等の映像再生装置の操作部を用いて、映像及び音声を再生する旨の操作を行う。映像再生装置は、操作された内容に応じて、ビデオ信号を映像表示装置に出力するとともに、オーディオ信号をAVアンプ1に出力する。AVアンプ1にオーディオ信号が入力されると、入力されたオーディオ信号はオーディオセレクタ17を介してオーディオ信号処理部20に供給される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。
(1)上述の実施形態において、利用者がディレイ時間の切り替えを連続して行った場合には、最後の操作に対応する処理のみを行うようにしてもよい。すなわち、制御部11が、予め定められた時間内に予め定められた数以上のディレイ時間設定命令を検出した場合に、該予め定められた時間内において最後に検出した命令についてディレイ切替処理(クロスフェード処理)を行い、それ以外の命令を無視する(破棄する)ようにしてもよい。このようにすることで、オーディオ信号を再生しつつディレイ時間を切り替える場合であっても、放音される音声をより自然につなげることができる。
Claims (2)
- オーディオ信号が入力される入力端子と、
前記入力端子に入力されたオーディオ信号を、予め指示されたディレイ時間だけ遅延させて出力する第1の遅延手段と、
利用者によって操作される操作手段から出力される信号であって、前記ディレイ時間を変更する旨を示す信号を検出する信号検出手段と、
前記入力端子に入力されたオーディオ信号を、前記信号検出手段によって検出された信号に応じたディレイ時間だけ遅延させて出力する第2の遅延手段と、
前記信号検出手段によって検出された信号に応じたディレイ時間を前記第2の遅延手段に指示するディレイ時間変更手段と、
前記信号検出手段によって前記信号が検出されたときに、前記第1の遅延手段から出力されるオーディオ信号と前記第2の遅延手段から出力されるオーディオ信号とをクロスフェードにより切り替えて出力する出力切替手段と
を具備し、
前記出力切替手段は、前記信号検出手段によって予め定められた時間内に予め定められた数以上の信号が検出された場合には、該予め定められた時間内において最後に検出した信号以外の信号を無視する
ことを特徴とする遅延制御装置。 - オーディオ信号が入力される入力端子と、
前記入力端子に入力されたオーディオ信号を、予め指示されたディレイ時間だけ遅延させて出力する第1の遅延手段と、
利用者によって操作される操作手段から出力される信号であって、前記ディレイ時間を変更する旨を示す信号を検出する信号検出手段と、
前記入力端子に入力されたオーディオ信号を、前記信号検出手段によって検出された信号に応じたディレイ時間だけ遅延させて出力する第2の遅延手段と、
前記信号検出手段によって検出された信号に応じたディレイ時間を前記第2の遅延手段に指示するディレイ時間変更手段と、
前記信号検出手段によって前記信号が検出されたときに、前記第1の遅延手段から出力されるオーディオ信号と前記第2の遅延手段から出力されるオーディオ信号とをクロスフェードにより切り替えて出力する出力切替手段と
を具備し、
前記出力切替手段は、前記第1の遅延手段におけるディレイ時間と前記第2の遅延手段におけるディレイ時間との差分に応じて、前記第1の遅延手段から出力されるオーディオ信号に対するフェードアウト処理及び前記第2の遅延手段から出力されるオーディオ信号に対するフェードイン処理の少なくともいずれか一方にかける時間を変更する
ことを特徴とする遅延制御装置。
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JP2008090959A JP5067242B2 (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 遅延制御装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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