JP5358526B2 - 実装機 - Google Patents

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Description

この発明は、実装機に関し、特に、ウエハ部品を保持可能なウエハ保持テーブルを備えた実装機に関する。
従来、ウエハ部品を保持可能なウエハ保持テーブルを備えた実装機が知られている(たとえば、特許文献1および2参照)。
上記特許文献1には、フリップチップ(ウエハ部品)を保持し、XY方向に移動可能な保持テーブル(ウエハ保持テーブル)と、保持テーブルの下方に配置されるシート剥離機構(突上げ装置)と、フリップチップを吸着する取出ヘッド(取出装置)と、取出ヘッドからフリップチップを受け取って基板に実装するヘッドユニットとを備えた実装機が開示されている。上記特許文献1では、シート剥離機構および取出ヘッドのXY平面内での位置は固定であると考えられる。上記特許文献1では、保持テーブルからのフリップチップのピックアップ時には、保持テーブルをXY方向に移動することにより、ピックアップ対象のフリップチップをピックアップ位置(シート剥離機構および取出ヘッドの位置)に位置させ、ピックアップ動作を行っている。
また、上記特許文献2には、ウエハ部品を保持し、XY方向に移動可能な部品供給テーブル(ウエハ保持テーブル)と、ウエハ部品を吸着する部品取り込み部(取出装置)と、部品取り込み部からウエハ部品を受け取って基板に実装する実装部(ヘッドユニット)とを備えた実装機が開示されている。上記特許文献2でも、上記特許文献1と同様に、部品供給テーブルからのウエハ部品の取出時には、部品供給テーブルをXY方向に移動することにより、取出対象のウエハ部品を取出位置に位置させ、取出動作を行っている。
特許第4016982号公報 特開2004−103923号公報
しかしながら、上記特許文献1では、ウエハ保持テーブル(保持テーブル)を水平面内のXY方向に移動させてピックアップ対象のウエハ部品(フリップチップ)と取出装置(取出ヘッド)および突上げ装置(シート剥離機構)との位置合わせを行っているので、比較的平面積の大きいウエハ保持テーブルを水平面内でY方向だけでなくX方向にも移動可能に構成する分、装置がX方向に大きくなってしまうという問題点がある。
また、上記特許文献2においても、比較的平面積の大きいウエハ保持テーブル(部品供給テーブル)をXY方向に移動することにより、取出対象のウエハ部品を取出位置に位置させ、取出動作を行っているので、装置がX方向に大きくなってしまうという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、装置が水平面内のX方向に大きくなってしまうことを抑制することが可能な実装機を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による実装機は、基台と、ウエハ部品を保持可能に構成されているとともに、基台に対して水平面内のY方向に移動可能なウエハ保持テーブルと、ウエハ保持テーブルに保持されたウエハ部品を下方から突き上げる機構を有し、基台に対して水平面内でY方向に直交するX方向に少なくとも移動可能な突上げ装置と、突上げ装置により突き上げられたウエハ部品を吸着する機構を有し、基台に対して少なくともX方向に移動可能である取出装置と、取出装置からウエハ部品を受け取るとともに、ウエハ部品を基板に実装するヘッドユニットとを備え、突上げ装置および取出装置のいずれか一方がY方向に移動可能であるとともに、突上げ装置および取出装置のいずれか他方がY方向に固定されている。
この一の局面による実装機では、上記のように、基台に対して水平面内のY方向に移動可能なウエハ保持テーブルと、基台に対して水平面内でY方向に直交するX方向に少なくとも移動可能な突上げ装置と、基台に対して少なくともX方向に移動可能な取出装置とを設けることによって、ウエハ保持テーブルをX方向に移動させなくても、突上げ装置および取出装置をX方向に移動させることによって、取出対象の部品と突上げ装置および取出装置との位置合わせを行うことができる。これにより、比較的平面積の大きいウエハ保持テーブルをX方向に移動させる必要がないので、装置が水平面内のX方向に大きくなってしまうことを抑制することができる。また、突上げ装置および取出装置のいずれか一方がY方向に移動可能であるとともに、突上げ装置および取出装置のいずれか他方がY方向に固定されている。このように構成すれば、固定される側の装置を安価とすることができる。さらに、突上げ装置に対して取出装置を相対的に水平面内のY方向に移動可能に構成することになり、突上げ装置と取出装置とが固定されている場合と異なり、突上げ装置と取出装置との位置を微調整することができる。これにより、部品取出時における突上げ装置と取出装置との位置ずれを抑制することができるので、部品の吸着不良が生じるのを抑制することができる。
上記一の局面による実装機において、好ましくは、ウエハ保持テーブルに保持されたウエハ部品を撮像する機構を有し、基台に対して少なくともX方向に移動可能な撮像装置と、基台に対してY方向に移動可能な第1支持部材とをさらに備え、撮像装置および取出装置は、Y方向に移動可能な第1支持部材に対してX方向に移動可能に取り付けられていることにより、基台に対してX方向およびY方向に移動可能に構成され、突上げ装置は、基台に対してY方向に固定されている。このように構成すれば、1つの支持部材を用いて容易に撮像装置および取出装置をXY方向に移動させることができる。
上記一の局面による実装機において、好ましくは、ウエハ保持テーブルに保持されたウエハ部品を撮像する機構を有し、基台に対して少なくともX方向に移動可能な撮像装置をさらに備え、撮像装置は、ウエハ部品の取出装置からヘッドユニットへの受け渡しと並行して、または、ヘッドユニットによる基板へのウエハ部品の実装と並行して、ウエハ保持テーブルに保持された次に実装するウエハ部品を撮像するように構成されている。このように構成すれば、次のウエハ部品の撮像と、前の部品の実装またはウエハ部品の受け渡しとにかかる合計時間を短縮することができる。
上記一の局面による実装機において、好ましくは、ウエハ保持テーブルに保持されたウエハ部品を撮像する機構を有し、基台に対して少なくともX方向に移動可能な撮像装置と、基台に対して所定のレールに沿ってY方向に移動可能な第2支持部材とをさらに備え、取出装置は、Y方向に移動可能な第2支持部材に対してX方向に移動可能に取り付けられていることにより、基台に対してX方向およびY方向に移動可能に構成され、突上げ装置は、基台に対してY方向に固定されている。このように構成すれば、取出装置を撮像装置の位置から移動させることができるので、取出装置から実装ヘッドへの部品の受け渡し動作と、撮像装置による部品の撮像動作とを並行して行うことができる。
この場合、好ましくは、基台に対して所定のレールに沿ってY方向に移動可能な第3支持部材をさらに備え、撮像装置は、Y方向に移動可能な第3支持部材に対してX方向に移動可能に取り付けられていることにより、基台に対してX方向およびY方向に移動可能に構成されている。このように構成すれば、撮像装置と取出装置とを独立してX方向およびY方向に移動させることができるので、取出装置から実装ヘッドへの部品の受け渡し動作と、撮像装置による部品の撮像動作とをより確実且つ容易に並行して行うことができる。
上記一の局面による実装機において、好ましくは、X方向に延び、基板を搬送するコンベアをさらに備え、取出装置は、基台に対してX方向に移動可能にコンベアに取り付けられており、突上げ装置は、基台に対してX方向およびY方向に移動可能に構成されている。このように構成すれば、取出装置が固定的に設置されたコンベアに取り付けられているためにY方向に固定されている場合にも、突上げ装置をY方向に移動させることにより、取出動作を行うための突上げ装置と取出装置との位置合わせを行うことができる。
上記一の局面による実装機において、好ましくは、X方向に延び、基板を搬送するコンベアをさらに備え、取出装置は、基台に対してY方向の所定の位置においてX方向に移動可能にコンベアに取り付けられており、突上げ装置は、Y方向の所定の位置において基台に対してX方向に移動可能に構成されており、取出装置と突上げ装置との相対的なY方向の位置は、手動で調整可能に構成されている。このように構成すれば、突上げ装置と取出装置とのY方向の位置が同一であるので、取出動作を行うための突上げ装置と取出装置との位置合わせを行う必要がない。また、時間経過などによって突上げ装置と取出装置とのY方向の位置がずれた場合には、同一となるように手動で調整することができる。
上記一の局面による実装機において、好ましくは、ヘッドユニットは、X方向およびY方向に移動可能な第1ヘッドユニットと、第1ヘッドユニットとは独立してX方向およびY方向に移動可能な第2ヘッドユニットとを含み、取出装置は、第1ヘッドユニットに対応する第1取出装置と、第2ヘッドユニットに対応する第2取出装置とを含む。このように構成すれば、2つのヘッドユニットと2つの取出装置とによって、ウエハ部品の受け渡し数を増加させることができるので、ウエハ部品の受け渡しにかかる時間を短縮することができる。
本発明の第1実施形態による実装機の全体構成(ウエハ保持テーブルが部品取出作業位置)を示す平面図である。 本発明の第1実施形態による実装機の全体構成(ウエハ保持テーブルがウエハ受取位置)を示す平面図である。 本発明の第1実施形態による実装機の全体構成を示す正面図である。 本発明の第1実施形態による実装機の主な構成要素を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による実装機のウエハ部品の受け渡し状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態による実装機のウエハ部品の受け渡し状態を示す正面図である。 本発明の第1実施形態による実装機の制御系を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による実装機の実装動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態の変形例による実装機の全体構成を示す平面図である。 本発明の第2実施形態による実装機の全体構成を示す平面図である。 本発明の第3実施形態による実装機の全体構成を示す平面図である。 本発明の第3実施形態による実装機のウエハ部品の受け渡し状態を示す側面図である。 本発明の第3実施形態の変形例による実装機のウエハ部品の受け渡し状態を示す側面図である。 本発明の第4実施形態による実装機の全体構成を示す平面図である。 本発明の第4実施形態による実装機のウエハ部品の受け渡し状態を示す側面図である。 本発明の第5実施形態による実装機のウエハ部品の受け渡し状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
以下、図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態による実装機100の構造について説明する。なお、方向関係を明確にするために図中には適宜XYZ直角座標軸を示している。X軸方向は水平面と平行な方向であり、Y軸方向は水平面上でX軸方向と直交する方向であり、Z軸方向はX軸、Y軸にそれぞれ直交する方向である。
実装機100は、ダイシングされたウエハWからベアチップを取り出してプリント基板P上に実装(装着)するとともに、部品供給装置160により供給されるパッケージ部品等をプリント基板P上に実装することが可能ないわゆる複合型の実装機である。
この実装機100は、図1および図2に示すように、基台1と、所定の実装作業位置にプリント基板Pを搬入および搬出するためのコンベア2と、チップ部品を供給するためのチップ部品供給部3とを備えている。また、図2および図4に示すように、実装機100は、プリント基板P上に部品(ベアチップまたはチップ部品)を実装するための実装部4と、ウエハ収納部170から引き出されたウエハWを支持するウエハ保持テーブル5と、ウエハ保持テーブル5に支持されたウエハWからベアチップを取り出して実装部4に受け渡す取出装置6と、取出装置6によるベアチップの取出時にそのベアチップを下方から突き上げる突上げ装置7と、取出装置6によるベアチップの取出動作の前にそのベアチップを撮像する部品位置認識用の移動可能なカメラ8とを含む。なお、ベアチップは、本発明の「ウエハ部品」の一例である。カメラ8は、本発明の「撮像装置」の一例である。
コンベア2は、プリント基板Pを搬送するX方向に延びるコンベア本体と、このコンベア本体上でプリント基板Pを持ち上げて位置決めする図示しない位置決め機構とを含む。コンベアは、図1の右側から左側に向かってプリント基板Pをほぼ水平姿勢でX軸方向に搬送し、所定の実装作業位置にプリント基板Pを位置決め固定する。第1実施形態では、コンベア2による搬送経路上であってX軸方向に所定間隔だけ離間する位置(図中のプリント基板Pの位置)がそれぞれ実装作業位置とされる。なお、以下の説明では、実装作業位置のうちプリント基板Pの搬送方向上流側の位置を第1作業位置S1と呼び、下流側の位置を第2作業位置S2と呼ぶ。
チップ部品供給部3は、実装機100の手前側の両端に設けられている。チップ部品供給部3は、トランジスタ、抵抗、コンデンサ等のチップ部品を供給するために設けられている。チップ部品供給部3には、例えばテープフィーダ161等の部品供給装置160がコンベア2に沿って並んで配置されている。各テープフィーダ161は、トランジスタ等のチップ部品を所定間隔で保持したテープが巻回されるリールと、リールを保持する保持部材と、リールからテープを引出しながらテープフィーダ先端の部品供給位置にチップ部品を送り出す部品送り機構等とを含む。テープフィーダ161はチップ部品供給部3に取り付けられた状態で、実装機100と連動してチップ部品の送り出し動作を行うように構成されている。すなわち、実装機100の実装部4により部品供給位置においてチップ部品をピックアップさせるとともに、このピックアップに伴い次のチップ部品を部品供給位置に繰り出すように構成されている。なお、チップ部品供給部3は、テープフィーダ161の代わりに、半導体パッケージ等の大型のパッケージ部品を載置したトレイ(図示せず)を設置することも可能である。この場合には、実装部4により当該トレイ上から直接パッケージ部品がピックアップされる。
実装部4は、ベアチップまたはチップ部品をプリント基板P上に実装するものであり、コンベア2の上方位置においてそれぞれ水平方向(XY方向)に移動することが可能な2つのヘッドユニット(第1ヘッドユニット41、第2ヘッドユニット42という)と、これらを個別に駆動する駆動手段とを含む。
第1ヘッドユニット41は、基台1上のうち主に第1作業位置S1を含む上流側の領域を可動領域としてこの領域内でのみ移動可能とされ、他方、第2ヘッドユニット42は、基台1上のうち主に第2作業位置S2を含む下流側の領域を可動領域としてこの領域内でのみ移動可能となっている。第1ヘッドユニット41(第2ヘッドユニット42)は、X軸方向に並ぶ2つの部品実装用ヘッド41aおよび1つのカメラ41b(2つの部品実装用ヘッド42aおよび1つのカメラ42b)を備えている。
第1ヘッドユニット41(第2ヘッドユニット42)は、テープフィーダ161によって供給されるチップ部品をこれら部品実装用ヘッド41a(42a)により吸着してプリント基板P上に実装するとともに、取出装置6によりウエハWから取り出されるベアチップを部品実装用ヘッド41a(42a)により吸着してプリント基板P上に実装する。これにより、トランジスタ、コンデンサ等のチップ部品とベアチップ(ベアチップ)との双方がプリント基板P上に実装される。また、第1ヘッドユニット41(第2ヘッドユニット42)は、プリント基板Pへの部品の実装に先立ってカメラ41b(42b)によりプリント基板Pに付されたフィデューシャルマーク(図示せず)を認識することにより、プリント基板Pの位置ずれが認識され、実装時に位置ずれ補正がされる。
図3に示すように、第1ヘッドユニット41および42の駆動手段は、第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42をそれぞれX軸方向に移動可能に支持する支持部材43および44と、実装機100の天井100aに設けられ、支持部材43および44を別個にY軸方向に移動可能に支持する固定レール45および46と、支持部材43および44に対して第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42をX軸方向に移動させるためのリニアモータからなる移動機構(図示せず)と、支持部材43および44をそれぞれ固定レール45および46に沿って別個にY軸方向に移動させるためのリニアモータからなる移動機構(図示せず)とを含む。
また、基台1上であって第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42のそれぞれの可動領域内には、部品認識用の固定カメラ9および10が設置されている。固定カメラ9および10は、例えばCCDやCMOS等の撮像素子を備えるカメラである。固定カメラ9および10は、第1ヘッドユニット41の部品実装用ヘッド41aおよび第2ヘッドユニット42の部品実装用ヘッド42aにより吸着されている部品を下側から撮像して、その画像信号を後述する制御装置11に出力するものである。
また、図1に示すように、実装機100の手前側の中央部には、ウエハWが収納されるウエハ収納部170を着脱可能に固定することが可能である。ここで、ウエハ収納部170は、図4に示すように、ダイシングされた複数枚のウエハWを収容するものである。このウエハ収納部170は、ウエハWが保持された略円環状のホルダWhを上下複数段に収容するラックと、このラックを昇降駆動する駆動手段とを含む。ウエハ収納部170は、ラックの昇降によって、所望のウエハWをウエハ保持テーブル5に対して出し入れ可能な所定の出し入れ高さ位置に配置する。また、ウエハ保持テーブル5は、ウエハWの出し入れ機構(図示せず)を備えている。この出し入れ機構は、ウエハ保持テーブル5に対して前後(Y方向)に移動可能に構成され、先端にホルダ把持機構を備えたアームである。出し入れ機構は、ウエハ保持テーブル5がウエハ受取位置(図2参照)に配置された状態で、出し入れ高さ位置に配置されたラック内のウエハW(ホルダWh)をウエハ収納部170からウエハ保持テーブル5上に引き出すとともに、ウエハ保持テーブル5上のウエハWをラック内に収容する(戻す)ことが可能に構成されている。
ウエハ収納部170に収容されている各ウエハWは、それぞれベアチップがフェイスアップ状態(回路形成面(プリント基板Pに対する実装面)が上向きの状態)となるようにフィルム状のウエハシート上に貼り着けられており、このウエハシートを介してホルダWhにより保持されている。
ウエハ保持テーブル5は、中央部に円形状の開口部を有しており、ウエハWを保持するホルダWhの開口部とウエハ保持テーブル5の開口部とが重なるようにホルダWhを保持可能である。これにより、ウエハ保持テーブル5にウエハW(ホルダWh)が保持された状態で、ウエハ保持テーブル5の下方から後述する突上げ装置7によりベアチップを突き上げることが可能である。
ウエハ保持テーブル5は、部品取出作業位置(図1参照)とウエハ受取位置(図2参照)との間で、基台1上をY方向に移動可能に構成されている。具体的には、ウエハ保持テーブル5は、基台1上にY軸方向に延びるように設けられた一対の固定レール51に移動可能に支持されており、所定の駆動手段によって固定レール51に沿って移動される。駆動手段は、固定レール51と平行に延びかつウエハ保持テーブル5のナット部分に螺合挿入されるボールねじ軸52と、ボールねじ軸52を回転駆動するための駆動モータ53とを含む。図3に示すように、ウエハ保持テーブル5は、コンベア2の下方位置を通って、所定の部品取出作業位置(図1参照)とウエハ収納部170近傍のウエハ受取位置(図2参照)との間を移動する。
突上げ装置7は、部品取出作業位置に配置されたウエハ保持テーブル5上のウエハWのうち、取出し対象となるベアチップをその下側から突き上げることにより、当該ベアチップをウエハシートから剥離させながら持ち上げるものである。
この突上げ装置7は、それぞれ突上げピン(図示せず)を内蔵する一対の小径の突上げロッド(第1突上げロッド71a、第2突上げロッド71bという)備えた突上げヘッド71と、これを基台1上においてX軸方向に移動可能に支持する固定レール72と、突上げヘッド71を固定レール72に沿って移動させるための駆動手段とを含む。この駆動手段は、固定レール72と平行に延びかつ突上げヘッド71に螺合挿入される図外のボールねじ軸とこれを回転駆動するための突上げヘッド駆動モータ(図示せず)とを含む。突上げ装置7をX方向に移動可能に構成することにより、Y方向にのみ移動可能なウエハ保持テーブル5上に支持されているウエハWに対し、突上げヘッド71が任意のベアチップを突き上げることが可能となっている。
突上げヘッド71の第1突上げロッド71aおよび第2突上げロッド71bは、上下方向に延び、それぞれ図示しないアクチュエータ(エアシリンダ等)により個別に昇降駆動される。つまり、ウエハ保持テーブル5の開口部の内側にこれら第1突上げロッド71aまたは第2突上げロッド71bが配置された状態で、第1突上げロッド71aまたは第2突上げロッド71bがウエハシートの下側のほぼ接触する位置まで上昇駆動され、その後所望のベアチップのXY方向位置に位置付けられた後、第1突上げロッド71aまたは第2突上げロッド71bから突上げピンが駆動モータ(図示せず)により上昇駆動されることによりベアチップを突き上げる。なお、第1突上げロッド71aおよび第2突上げロッド71bは、突上げ対象の部品の大きさなどに応じて突上げピンの太さなどを変更することが可能である。たとえば、異なる突上げピンを第1突上げロッド71aおよび第2突上げロッド71bに装着させておくことにより、部品の大きさなどにより第1突上げロッド71aまたは第2突上げロッド71bを使いわけて使用することが可能である。
第1突上げロッド71aおよび第2突上げロッド71bは、2段階の高さ位置に昇降駆動可能である。すなわち、ウエハ保持テーブル5を部品取出作業位置(図1参照)とウエハ収納部170近傍のウエハ受取位置(図2参照)との間で移動させる際に、ウエハ保持テーブル5との干渉を避けるための最下位置と、ウエハ保持テーブル5が部品取出作業位置(図1参照)に位置する状態で、ホルダWhの開口部内側においてウエハWの下面近傍に位置する突上げ待機位置との間で昇降駆動可能であり、突上げピンは、待機位置にある第1突上げロッド71aまたは第2突上げロッド71bに内蔵される位置とウエハ保持テーブル5の上面よりも上方に位置する部品突上げ位置との間で昇降駆動可能である。
取出装置6は、突上げ装置7により突き上げられたベアチップを吸着して第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42に受け渡すものである。
この取出装置6は、所定の駆動手段により部品取出作業位置の上方位置において水平方向(XY方向)に移動される。この駆動手段は、以下のような構成を有する。
すなわち、部品取出作業位置には、X軸方向に所定間隔を隔てて配置されかつY軸方向に互いに平行に延びる一対の高架の固定レール61と、両端をそれぞれ固定レール61上に移動可能に支持されたX軸方向に延びるフレーム部材62と、固定レール61に近接する位置に配置されてY軸方向に延び、かつフレーム部材62両端のナット部材(図示省略)にそれぞれ螺合挿入される一対のボールねじ軸63と、ボールねじ軸63を回転駆動する一対のフレーム駆動モータ64とが設けられている。
フレーム部材62には、その手前側に固定されてX軸方向に延びる第1レール(図示省略)と、後側に固定されてX軸方向に延びる第2レール(図示省略)とが設けられている。第1レールに取出装置6が移動可能に支持されており、第2レールにカメラ8がそれぞれ移動可能に支持されている。そして、フレーム部材62に、X軸方向に延びて取出装置6のナット部材(図示省略)に螺合挿入されるボールねじ軸(図示省略)と、このボールねじ軸を回転駆動する駆動モータ65と、X軸方向に延びてカメラ8のナット部材(図示省略)に螺合挿入されるボールねじ軸(図示省略)と、このボールねじ軸を回転駆動する駆動モータ66とが備えられている。すなわち、各フレーム駆動モータ64の作動によりフレーム部材62を固定レール61に沿って移動させ、このフレーム部材62の移動に伴い取出装置6およびカメラ8を一体的にY軸方向に移動させる。なお、フレーム部材62は、本発明の「第1支持部材」の一例である。
また、駆動モータ65の作動によりフレーム部材62のY方向手前側の位置で取出装置6をX軸方向に移動させるとともに、駆動モータ66の作動によりフレーム部材62のY方向の後側の位置でカメラ8をX軸方向に移動させる。これにより取出装置6およびカメラ8が部品取出作業位置の上方位置において水平方向(XY方向)にそれぞれ独立に移動可能となっている。
取出装置6のXY方向における可動領域と第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42のXY方向における可動領域とは一部重複している。これにより、後述するように取出装置6から第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42へのベアチップの受渡しが可能となっている。なお、図3に示すように、取出装置6、カメラ8および上記したこれらの駆動手段は、第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42およびこれらの駆動手段よりも下方に位置している。従って、取出装置6等の可動領域と第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42の各可動領域とは上記のように一部重複するが、取出装置6と第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42とが互いに干渉することは無い。
取出装置6は、一対のウエハヘッド(第1ウエハヘッド6a、第2ウエハヘッド6bと呼ぶ)を備えている。
第1ウエハヘッド6aおよび第2ウエハヘッド6bは、ドラム型のヘッドである。すなわち、第1ウエハヘッド6aおよび第2ウエハヘッド6bは、X軸方向と平行な軸線回りに回転が可能で、かつ上下方向への移動(昇降)が可能となるように、取出装置6のフレーム部材6cにそれぞれ昇降可能に支持されるブラケット部材6dと、ブラケット部材6dにX軸回りに回転可能に支持されるとともに、両ブラケット部材6dの内側に設けられる部品吸着用の一対のノズル6eとを有する。
第1ウエハヘッド6aの一対のノズル6eは、上下真逆の位置に設けられており、一方側のノズル6eが真下に向くときに他方側のノズル6eが真上を向くように設けられている。両ブラケット部材6dの外側にそれぞれ設けられた駆動モータ6f(図4、図6で図示、その他では図示せず)が回転駆動されることにより、一対のノズル6eの位置が交互に入れ替わる。また、図示しない駆動モータの駆動により、ブラケット部材6dがフレーム部材6cに対し昇降し、ノズル6eを含む第1ウエハヘッド6a全体が昇降する。第2ウエハヘッド6bも同様の構成である。なお、図6に示すように、第1ウエハヘッド6aおよび第2ウエハヘッド6bのノズル6e同士の間隔D1(X軸方向の間隔)は、第1ヘッドユニット41に搭載される部品実装用ヘッド41aの間隔D2および第2ヘッドユニット42に搭載される部品実装用ヘッド42aの間隔D2と同間隔とされている。これにより、2つのウエハヘッド(第1ウエハヘッド6aおよび第2ウエハヘッド6b)から第1ヘッドユニット41の2つの部品実装用ヘッド41aまたは第2ヘッドユニット42の2つの部品実装用ヘッド42aに対して、同時に2つのベアチップの受渡しが可能となっている。
カメラ8は、例えばCCDやCMOS等の撮像素子を備えるカメラである。カメラ8は、ウエハWからのベアチップの取り出しに先立ち、取り出し対象となるベアチップを撮像し、その画像信号を制御装置11に出力するものである。なお、取出装置6がヘッドユニットに部品を受け渡す時には、取出装置6はコンベア2に最も近接した位置(部品受け渡し位置Y1)に移動される。この時、図5に示すように、カメラ8のY方向の位置Y2と突上げ装置7のY方向の位置とが重なるように突上げ装置7のY方向の位置は決められている。これにより、部品の受け渡し動作と並行して次の部品の撮像を行った後、その次の部品の取出動作を行う際に、部品のヘッドユニットへの受け渡しから次の部品の取出しまでの取出装置6の移動量を最小限(位置Y1から位置Y2まで)にすることができる。
図7は、この実装機100の制御系をブロック図で示している。図7に示すように、この実装機100は、CPUや各種メモリ、HDD等からなる制御装置11を備えている。この制御装置11には、上記した各駆動モータ等(駆動モータ53、フレーム駆動モータ64、駆動モータ65、駆動モータ66、駆動モータ6f、その他の駆動モータ、さらに第1突上げロッド71a昇降用エアシリンダおよび第2突上げロッド71a昇降用エアシリンダへの空気回路における制御弁駆動ソレノイドを含む)、カメラ8、固定カメラ9および10等がそれぞれ電気的に接続されており、これにより各部の動作が制御装置11によって統括的に制御される。また、この制御装置11には、図外の入力装置が電気的に接続されており、オペレータによる各種情報がこの入力装置の操作に基づき入力されるとともに、各駆動モータに内蔵される図外のエンコーダ等の位置検出手段からの出力信号も入力される。
この制御装置11は、その機能要素として、上記各駆動モータの駆動や各制御弁の駆動ソレノイドを制御する軸制御部11aと、各カメラ(固定カメラ9および10、カメラ41b、42bなど)からの画像信号に所定の処理を施す画像処理部11bと、図外のセンサからの信号の入力および各種制御信号の出力等を制御するI/O処理部11cと、外部装置との通信を制御する通信制御部11dと、実装プログラム等の各種プログラムや各種データを記憶する記憶部11eと、これらを統括的に制御するとともに、各種の演算処理を実行する主演算部11fとを含んでいる。
そして、この制御装置11は、各駆動モータ等を予め定められたプログラムに基づいて制御することにより、コンベア2、ウエハ保持テーブル5、取出装置6、突上げ装置7、第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42等を制御する。これにより、ウエハ収納部170に対するウエハWの出し入れ、ウエハWからのベアチップの取り出しおよび第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42による部品の実装等の一連の動作(部品実装動作)を実行させる。
次に、図8を参照して、この制御装置11による部品実装動作の制御について説明する。
まず、ステップS1において、制御装置11は、コンベア2を制御することにより、プリント基板Pを実装機100内に搬入する。そして、ステップS2において、制御装置11は、コンベア2を制御することにより、プリント基板Pを第1作業位置S1および第2作業位置S2に配置した状態で固定する。
この後、ステップS3において、制御装置11は、ウエハ保持テーブル5を制御することによりウエハ収納部170からウエハWを引き出す。具体的には、駆動モータ53を駆動することによりウエハ保持テーブル5をウエハ受取位置(図2参照)に移動させる。そして、図示しない出し入れ機構によりウエハW(ホルダWh)をウエハ収納部170からウエハ保持テーブル5上に引き出す。そして、ステップS4において、引き出したウエハWをウエハ保持テーブル5に固定する。この後、ウエハ保持テーブル5を制御することにより、部品取出作業位置(図1参照)に配置する。
この際、制御装置11は、ウエハW内のベアチップのうち取り出し対象となるベアチップのY方向位置がX方向に移動可能な突上げヘッド71の第1突上げロッド71aの中心の突上げピン、および第2突上げロッド71bの中心の突上げピンのY方向位置に一致するようにウエハ保持テーブル5を移動させる。
ウエハWが部品取出作業位置に配置されると、ステップS5において、制御装置11は、カメラ8を制御することにより、取出し対象のベアチップの撮像を行う。具体的には、フレーム駆動モータ64を駆動することによりフレーム部材62をY軸方向に移動させるとともに、駆動モータ66を駆動することによりカメラ8をX軸方向に移動させる。これにより取り出し対象(吸着対象)となるベアチップの上方位置にカメラ8を配置する。そして、カメラ8にそのベアチップを撮像させる。制御装置11は、この画像データに基づいてベアチップの位置(位置ずれ)を求める。この場合、制御装置11は、必要に応じて複数のベアチップを一度に、又は連続してカメラ8に撮像させる。
次に、制御装置11は、カメラ8による撮像結果に基づき、突上げ装置7、取出装置6およびウエハ保持テーブル5を制御し、突上げヘッド71の突上げピンと、取出装置6のノズル6eと、取り出し対象となるベアチップとをXY平面上の同一位置に移動させる。具体的には、突上げヘッド71をX軸方向に移動させるとともに、駆動モータ53を駆動することによりウエハ保持テーブル5をY軸方向に移動させる。これにより突上げヘッド71の第1突上げロッド71aまたは第2突上げロッド71bを、中心の突上げピンが取り出し対象となるベアチップの下方位置となるように移動させる。また、フレーム駆動モータ64を駆動することによりフレーム部材62をY軸方向に移動させるとともに、駆動モータ65を駆動することにより取出装置6をX軸方向にそれぞれ移動させる。これにより第1ウエハヘッド6aまたは第2ウエハヘッド6bをベアチップの上方位置に移動させる。
そして、制御装置11は、部品の大きさなどに応じて第1突上げロッド71aまたは第2突上げロッド71bから突上げピンを上昇させる(駆動する)ことにより当該ベアチップをその下側から突き上げる。この際、突上げロッド71aまたは71bの先端面に負圧を発生させてベアチップが貼り付けられているウエハシートを吸着保持しがら、突上げロッド71aまたは71bの先端面中央部から突上げピンを突き上げる。その一方で、第1ウエハヘッド6aあるいは第2ウエハヘッド6bを下降させて、突上げられることによりウエハシートから剥がされたベアチップをノズル6eの先端部の負圧により吸着させる。これによりウエハWからのベアチップの取り出しを行う。以上のウエハWからのベアチップの取り出しは、第1ウエハヘッド6aおよび第2ウエハヘッド6bそれぞれについて実施され、各ノズル6eにそれぞれベアチップが吸着保持される。
次に、ステップS7において、制御装置11は、取出装置6からヘッドユニットへのベアチップの受け渡しを行う。具体的には、制御装置11は、取出装置6を制御することにより所定の部品受渡し位置(コンベア2に最も近接した位置)に取出装置6を移動させるとともに、実装部4を制御することにより第1ヘッドユニット41(又は第2ヘッドユニット42)を部品受渡し位置に移動させる。これにより部品受渡し位置において取出装置6と第1ヘッドユニット41(又は第2ヘッドユニット42)とを上下に配置する。
取出装置6および第1ヘッドユニット41(第2ヘッドユニット42)が部品受渡し位置に配置されるまでの移動中に、制御装置11は、第1ウエハヘッド6aおよび第2ウエハヘッド6bを回転させ、これにより各ノズル6eに吸着されているベアチップを反転(フェイスダウンの状態に反転)させた後、当該ベアチップを第1ヘッドユニット41の下降させた2つの部品実装用ヘッド41aまたは第2ヘッドユニット42の下降させた2つの部品実装用ヘッド42aにより吸着させる。これにより取出装置6から第1ヘッドユニット41(第2ヘッドユニット42)へのベアチップの受渡しを行う。
次に、ステップS8において、制御装置11は、第1ヘッドユニット41を固定カメラ9(第2ヘッドユニット42の場合は固定カメラ10)上方に移動させ、各部品実装用ヘッドに吸着されたベアチップを固定カメラに撮像させるとともに、その画像データに基づき各部品実装用ヘッドに対するベアチップの吸着ずれを演算する。
次に、ステップS9において、制御装置11は、第1ヘッドユニット41(第2ヘッドユニット42)のカメラ41b(42b)により、コンベア2に固定されているプリント基板Pに付されているフィデューシャルマーク(図示せず)を認識する。これにより、制御装置11はプリント基板Pのコンベア2に対する位置ずれを認識する。
そして、ステップS10において、制御装置11は、ベアチップの吸着ずれおよびプリント基板Pの位置ずれに基づいて第1ヘッドユニット41(第2ヘッドユニット42)をプリント基板P上方の補正した位置に移動させる。そして、所定の実装位置で部品実装用ヘッドを下降させることによりベアチップをプリント基板P上に実装する。
この後、ステップS11において、制御装置11は、全てのベアチップの実装が完了したか否かを判断する。実装対象のベアチップがまだ残っている場合には、ステップS5に戻り、実装動作を継続する。
また、全てのベアチップの実装が完了した場合には、ステップS12において、制御装置11は、コンベア2を制御することにより、プリント基板Pの固定を解除する。そして、ステップS13において、制御装置11は、コンベア2を制御することにより、プリント基板Pを実装機100外に搬出する。
以上、制御装置11による部品実装動作の制御について説明したが、このフローチャートに示す制御は、ベアチップのみを実装する場合の最も基本的な部品実装動作の制御例である。つまり、実際のプリント基板Pの生産時には、より効率的にプリント基板Pを生産すべく、制御装置11は、ウエハ保持テーブル5によるウエハWの出し入れ動作、取出装置6および突上げ装置7によるベアチップの取出動作、およびヘッドユニットの実装動作等の複数の動作の一部を並行して実行する。特に、第1実施形態では、取出装置6からヘッドユニットへのベアチップの受け渡しの際またはヘッドユニットによるベアチップのプリント基板Pへの実装の際に、次の実装部品のカメラ8による撮像を並行して行っている。さらに、複数のプリント基板Pに順次ベアチップを実装する場合には、ステップS13からステップS1に戻って次のプリント基板Pが搬入されてステップS2が実施されるが、ウエハ保持テーブル5上のウエハWにベアチップが残っている場合は、ステップS3およびS4はスキップされる。
第1実施形態では、上記のように、基台1に対してY方向に移動可能なウエハ保持テーブル5と、基台1に対してX方向に移動可能な突上げ装置7と、基台1に対してX方向に移動可能な取出装置6とを設けることによって、ウエハ保持テーブル5をX方向に移動させなくても、突上げ装置7および取出装置6をX方向に移動させることによって、取出対象のベアチップと突上げ装置7および取出装置6との位置合わせを行うことができる。これにより、突上げ装置7および取出装置6に対して比較的平面積の大きいウエハ保持テーブル5をX方向に移動させる必要がないので、装置がX方向に大きくなってしまうことを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、突上げ装置7に対して取出装置6を相対的にY方向に移動可能に構成することによって、突上げ装置7と取出装置6とが固定されている場合と異なり、突上げ装置7と取出装置6との位置を微調整することができる。これにより、部品取出時における突上げ装置7と取出装置6との位置ずれを抑制することができるので、部品の吸着不良が生じるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、ウエハ保持テーブル5をY方向に移動可能に構成し、かつ、カメラ8もY方向に移動可能に構成している。これにより、取出し対象のベアチップの撮像を行うためにカメラ8と取出し対象のベアチップとの位置合わせを行う際に、ウエハ保持テーブル5とカメラ8との両方を互いに近づき合うように移動させて位置合わせを行うことができる。これにより、ウエハ撮像カメラがY方向に固定されている場合のようにウエハ保持テーブル5のみを移動させてカメラ8と取出し対象のベアチップとの位置合わせを行う場合と比較して、短時間で位置合わせを行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、取出装置6をY方向に移動可能に構成しているとともに、突上げ装置7をY方向に固定している。このように構成することによって、取出装置6をY方向に移動させることによって、取出動作を行うための突上げ装置7と取出装置6との位置合わせを行うことができる。
また、突上げ装置7をY方向に固定することで、装置を安価にすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、カメラ8および取出装置6を、Y方向に移動可能なフレーム部材62に対してX方向に移動可能に取り付けることにより、基台1に対してXY方向に移動可能に構成している。このように構成することによって、1つのフレーム部材62を用いて容易にカメラ8および取出装置6をXY方向に移動させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ベアチップの取出装置6からヘッドユニットへの受け渡しと並行して、または、ヘッドユニットによるプリント基板Pへのベアチップの実装と並行して、ウエハ保持テーブル5に保持された次に実装するベアチップのカメラ8による撮像を行うことによって、次のウエハ部品の撮像と、前の部品の実装またはウエハ部品の受け渡しとにかかる合計時間を短縮することができる。
(第1実施形態の変形例)
上記第1実施形態では、第1作業位置S1および第2作業位置S2にそれぞれ対応する第1ヘッドユニット41および第2ヘッドユニット42を1つずつ設けた例について説明したが、図9に示す第1実施形態の変形例の実装機200のように、X方向に延びるフレーム部材201に移動可能に支持される1つのヘッドユニット202により、第1作業位置S1および第2作業位置S2を対応させてもよい。
また、上記第1実施形態では、取出装置6をY方向に移動可能に構成しているとともに、突上げ装置7をY方向に固定したが、取出装置6をY方向に固定し、突上げ装置7をY方向に移動可能に構成しても良い。これにより突上げ装置7をY方向に移動させることによって、取出動作を行うための突上げ装置7と取出装置6との位置合わせを行うことができ、取出装置6をY方向に固定することで、装置を安価にすることができる。さらに、取出装置6と突上げ装置7の両方をY方向に移動可能に構成しても良い。ウエハ保持テーブル5のY方向移動との多様な移動の仕方により効率を向上することができる。
(第2実施形態)
次に、図10を参照して、本発明の第2実施形態による実装機300について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、2つの取出装置を設けた例について説明する。
第2実施形態では、図10に示すように、取出装置が2つ(第1取出装置301および第2取出装置302)設けられている。第1取出装置301および第2取出装置302は、共に、フレーム部材62の手前側に固定されてX軸方向に延びる固定レールに移動可能に支持されている。
そして、フレーム部材62に、X軸方向に延びるボールねじ軸(図示省略)と、このボールねじ軸に螺合するとともに第1取出装置301に回転可能且つ軸方向に固定して取り付けられる第1のナット部材(図示省略)と、ボールねじ軸が貫通するとともに第1のナット部材を回転駆動し、且つ第1取出装置301に取り付けられる第1の中空モータ(図示省略)と、ボールねじ軸に螺合するとともに第2取出装置302に回転可能且つ軸方向に固定して取り付けられる第2のナット部材(図示省略)と、ボールねじ軸が貫通するとともに第2のナット部材を回転駆動し、且つ第2取出装置301に取り付けられる第2の中空モータ(図示省略)とが備えられている。すなわち、第1の中空モータの作動によりフレーム部材62の手前側の位置で第1取出装置301をX軸方向に移動させるとともに、第2の中空モータの作動によりフレーム部材62の手前側の位置で第2取出装置302をX軸方向に移動させる。これにより、第1取出装置301および第2取出装置302は、部品取出作業位置の上方位置において水平方向(XY方向)に移動可能となっている。
第1取出装置301は、第1ヘッドユニット41にベアチップを受け渡し、第2取出装置302は、第2ヘッドユニット42にベアチップを受け渡す。第2実施形態の実装機のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、上記のように、第1ヘッドユニット41に対応する第1取出装置301と、第2ヘッドユニット42に対応する第2取出装置302を設けることによって、2つのヘッドユニットと2つの取出装置とによって、ウエハ部品の受け渡し数を増加させることができるので、ウエハ部品の受け渡しにかかる時間を短縮することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図11を参照して、本発明の第3実施形態による実装機400について説明する。この第3実施形態では、上記第1実施形態と異なり、部品位置認識用のカメラ401と取出装置402とをY方向に独立して移動可能に構成した例について説明する。
第3実施形態では、図11および図12に示すように、カメラ401および取出装置402がそれぞれ別個のフレーム部材(フレーム部材403およびフレーム部材404)により支持されている。具体的には、Y軸方向に延びる一対の高架の固定レール61上に、X軸方向に延びるフレーム部材403と、X軸方向に延びるフレーム部材404とが移動可能に支持されている。また、一方の固定レール61に近接する位置に配置されてY軸方向に延び、かつフレーム部材403のナット部分にそれぞれ螺合挿入されるボールねじ軸405と、ボールねじ軸405を回転駆動するフレーム駆動モータ406と、他方の固定レール61に近接する位置に配置されてY軸方向に延び、かつフレーム部材404のナット部分にそれぞれ螺合挿入されるボールねじ軸407と、ボールねじ軸407を回転駆動するフレーム駆動モータ408とが設けられている。なお、ボールねじ軸405は、フレーム部材404とは螺合しておらず、ボールねじ軸407は、フレーム部材403とは螺合していない。これにより、フレーム駆動モータ406の駆動によりフレーム部材403のみをY方向に移動可能であり、フレーム駆動モータ408の駆動によりフレーム部材404のみをY方向に移動可能である。なお、フレーム部材403およびフレーム部材404は、それぞれ、本発明の「第3支持部材」および「第2支持部材」の一例である。カメラ401は、本発明の「撮像装置」の一例である。
そして、フレーム部材403に、X軸方向に延びてカメラ401に螺合挿入されるボールねじ軸(図示省略)と、このボールねじ軸を回転駆動する駆動モータ409とが備えられている。また、フレーム部材404に、X軸方向に延びて取出装置402に螺合挿入されるボールねじ軸(図示省略)と、このボールねじ軸を回転駆動する駆動モータ410とが備えられている。これによりカメラ401および取出装置402が部品取出作業位置の上方位置において独立して水平方向(XY方向)に移動可能となっている。
第3実施形態では、カメラ401によりベアチップを認識した後、取出装置402によりそのベアチップを取り出す際に、カメラ401をY方向に逃した後に取出装置402を取出し対象のベアチップ上に移動させる必要がある。第3実施形態の実装機400のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、カメラ401と取出装置402とを独立してXY方向に移動させることができるので、取出装置402からヘッドユニットへの部品の受け渡し動作と、カメラ401による部品の撮像動作とを容易に並行して行うことができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態の変形例)
第3実施形態では、カメラ401、フレーム部材403、取出装置402およびフレーム部材404の高さ位置が重なる例について説明したが、図13に示す第3実施形態の変形例のように、カメラ401およびフレーム部材403の高さ位置を取出装置402およびフレーム部材404の高さ位置と重ならないように配置してもよい。この場合、カメラ401でベアチップを認識した後、取出装置402によりそのベアチップを取り出す際に、カメラ401をY方向に逃さなくても取出装置402を取出し対象のベアチップ上に移動させることができる。さらに、フレーム部材403を基台1に固定し、カメラ401をY方向に固定することができるので、ボールねじ軸405およびフレーム駆動モータ406が不要となり、安価とすることができる。
(第4実施形態)
次に、図14および図15を参照して、本発明の第4実施形態による実装機500について説明する。この第4実施形態では、上記第3実施形態と異なり、取出装置501をY方向に固定するとともに、突上げ装置502をY方向に移動可能に構成した例について説明する。
第4実施形態では、図14および図15に示すように、部品位置認識用のカメラ503がXY方向に移動可能である一方、取出装置501はコンベア2に対してX方向に移動可能に取り付けられている。具体的には、Y軸方向に延びる一対の固定レール61上に移動可能に支持されてX軸方向に延びるフレーム部材504と、各固定レール61に近接する位置に配置されてY軸方向に延び、かつフレーム部材62のナット部分にそれぞれ螺合挿入される一対のボールねじ軸63と、これらボールねじ軸63を回転駆動する一対のフレーム駆動モータ64とが設けられている。そして、フレーム部材504に、X軸方向に延びてカメラ503に螺合挿入されるボールねじ軸(図示省略)と、このボールねじ軸を回転駆動する駆動モータ505とが備えられている。フレーム駆動モータ64および駆動モータ505の駆動により、カメラ503をXY方向に移動させることが可能である。なお、カメラ503は、本発明の「撮像装置」の一例である。
また、コンベア2の側面に、X軸方向に延びて取出装置501に螺合挿入されるボールねじ軸(図示省略)と、このボールねじ軸を回転駆動する駆動モータ(図示せず)とが備えられている。この構成により、取出装置501は、Y方向に固定で、X方向に移動可能となっている。
また、第4実施形態では、突上げ装置502は、基台1上においてXY方向に移動可能に構成されている。具体的には、図15に示すように、基台1上にY方向に延び、X方向に延び、フレーム部材506をY方向に移動可能に支持する固定レール507と、フレーム部材506を固定レール507に沿ってY方向に移動させるための駆動手段と、突上げ装置502をフレーム部材506においてX軸方向に移動可能に支持する固定レール(図示せず)と、突上げ装置502を固定レールに沿ってX方向に移動させるための駆動手段とを含む。これらの駆動手段は、固定レールと平行に延びかつフレーム部材または突上げヘッドに螺合挿入される図外のボールねじ軸と、これらを回転駆動するための突上げヘッド駆動モータ(図示せず)とを含む。
なお、第4実施形態の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第5実施形態)
次に、図16を参照して、本発明の第5実施形態による実装機について説明する。この第5実施形態では、上記第3実施形態と異なり、取出装置601および突上げ装置602をY方向に固定する例について説明する。
第5実施形態では、上記第4実施形態と同様に、取出装置601はコンベア2に取り付けられることにより、Y方向に固定(上記第1実施形態の位置Y1と同一の位置)でX方向に移動可能に構成されている。また、突上げ装置602は、取出装置601の下方(位置Y1)において基台1に取り付けられている。突上げ装置602は、上記第1実施形態と同様に、Y方向に固定でX方向に移動可能に構成されている。
また、第5実施形態では、取出装置601および突上げ装置602のY方向の位置の少なくとも一方を手動で微調整することが可能に構成されている。
第5実施形態では、上記のように、突上げ装置602と取出装置601とのY方向の位置が同一の位置に固定されているので、取出動作を行うための突上げ装置602と取出装置601との位置合わせを行う必要がない。また、時間経過などによって突上げ装置602と取出装置601とのY方向の位置がずれた場合には、同一となるように手動で調整することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第5実施形態では、突上げ装置を1つ設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、2つ設けてもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、取出装置を介してベアチップをヘッドユニットに吸着させた例を示したが、本発明はこれに限らず、ヘッドユニットのノズルをウエハ保持テーブル上のウエハWまでアクセス可能に構成することにより、ヘッドユニットが取出装置を介さずに直接ベアチップを吸着可能に構成してもよい。すなわち、ベアチップの種類に対応して取出装置を介してベアチップをフェイスダウン状態でヘッドユニットに吸着させて実装したり、取出装置を介さずに直接ベアチップをフェイスアップ状態で吸着させて実装したりする。
この場合、上記第1〜第5実施形態のようにヘッドユニットのY方向の可動範囲をコンベア2の近傍までにする場合には、突上げ装置をコンベア2の近傍に設置するか、または突上げ装置をコンベア2の近傍に移動可能なようにY方向に移動可能に構成する必要がある。また、第1実施形態などのように突上げ装置が部品取出作業位置でY方向に固定されている場合にも、ヘッドユニットのY方向の可動範囲を部品取出作業位置まで広げることにより、ヘッドユニットが取出装置を介さずに直接ベアチップを吸着することが可能となる。
また、上記第3実施形態およびその変形例では、フレーム部材403およびフレーム部材404を同一の固定レールに移動可能に支持させた例を示したが、本発明はこれに限らず、フレーム部材403およびフレーム部材404を別個の固定レールに移動可能に支持させてもよい。
また、上記第1実施形態では、図5に示したように、取出装置6がヘッドユニットに部品を受け渡す時に、カメラ8のY方向の位置Y2と突上げ装置7のY方向の位置とが重なるように突上げ装置7を配置(Y方向に固定)したが、本発明はこれに限られない。すなわち、部品の受け渡し時の取出装置のY方向の位置Y1と、その時のカメラ8のY方向の位置Y2との間に突上げ装置7を配置(Y方向に固定)してもよい。この場合、部品の受け渡し動作と並行して次の部品の撮像を行った後、その次の部品の取出動作を行う際に、取出装置とウエハ保持テーブル(取出し対象部品)とを互いに近づき合うようにY方向に移動させて突上げ装置の上方に位置合わせすることができる。これにより、部品のヘッドユニットへの受け渡しから次の部品の取出しまでの時間をさらに短縮することができる。なお、取出装置のY方向の移動速度とウエハ保持テーブルの移動速度とが等しいときは、突上げ装置を位置Y1と位置Y2との中間に配置(Y方向に固定)する。取出装置のY方向の移動速度がウエハ保持テーブルの移動速度よりも小さいときは、その速度差に応じて、突上げ装置を位置Y1と位置Y2との中間よりも位置Y1寄りとする。
また、上記第4実施形態および第5実施形態では、取出装置をコンベア2に固定した例について説明したが、本発明はこれに限らず、基台1などに固定されていてもよい。なお、部品の受取時のヘッドユニットのY方向の移動量を少なくするために、取出装置を固定するY方向の位置は、コンベア2の近傍が好ましい。
また、上記第1〜第5実施形態では、ウエハ保持テーブル、取出装置、突上げ装置、部品位置認識用のカメラなどをボールねじを用いて駆動した例を示したが、本発明はこれに限らず、リニアモータなど他の駆動機構を用いてもよい。また、ヘッドユニットについてはリニアモータを用いて駆動した例を示したが、本発明はこれに限らず、ボールねじを用いて駆動しても良い。
1 基台
2 コンベア
4 実装部
5 ウエハ保持テーブル
6、402、501、601、 取出装置
7、502、602 突上げ装置
8、401、503 カメラ(撮像装置)
41 第1ヘッドユニット(実装ヘッド)
42 第2ヘッドユニット(実装ヘッド)
62 フレーム部材(第1支持部材)
202 ヘッドユニット
403 フレーム部材(第2支持部材)
404 フレーム部材(第3支持部材)
301 第1取出装置(取出装置)
302 第2取出装置(取出装置)
100、200、300、400、500 実装機
P プリント基板(基板)

Claims (8)

  1. 基台と、
    ウエハ部品を保持可能に構成されているとともに、前記基台に対して水平面内のY方向に移動可能なウエハ保持テーブルと、
    前記ウエハ保持テーブルに保持されたウエハ部品を下方から突き上げる機構を有し、前記基台に対して水平面内で前記Y方向に直交するX方向に少なくとも移動可能な突上げ装置と、
    前記突上げ装置により突き上げられたウエハ部品を吸着する機構を有し、前記基台に対して少なくとも前記X方向に移動可能である取出装置と、
    前記取出装置から前記ウエハ部品を受け取るとともに、前記ウエハ部品を基板に実装するヘッドユニットとを備え
    前記突上げ装置および前記取出装置のいずれか一方がY方向に移動可能であるとともに、前記突上げ装置および前記取出装置のいずれか他方がY方向に固定されている、実装機
  2. 前記ウエハ保持テーブルに保持されたウエハ部品を撮像する機構を有し、前記基台に対して少なくとも前記X方向に移動可能な撮像装置と、
    前記基台に対して前記Y方向に移動可能な第1支持部材とをさらに備え、
    前記撮像装置および前記取出装置は、前記Y方向に移動可能な前記第1支持部材に対して前記X方向に移動可能に取り付けられていることにより、前記基台に対して前記X方向および前記Y方向に移動可能に構成され
    前記突上げ装置は、前記基台に対して前記Y方向に固定されている、請求項1に記載の実装機。
  3. 前記ウエハ保持テーブルに保持されたウエハ部品を撮像する機構を有し、前記基台に対して少なくとも前記X方向に移動可能な撮像装置をさらに備え、
    前記撮像装置は、前記ウエハ部品の前記取出装置から前記ヘッドユニットへの受け渡しと並行して、または、前記ヘッドユニットによる前記基板への前記ウエハ部品の実装と並行して、前記ウエハ保持テーブルに保持された次に実装する前記ウエハ部品を撮像するように構成されている、請求項1または2に記載の実装機。
  4. 前記ウエハ保持テーブルに保持されたウエハ部品を撮像する機構を有し、前記基台に対して少なくとも前記X方向に移動可能な撮像装置と、
    前記基台に対して所定のレールに沿って前記Y方向に移動可能な第2支持部材とをさらに備え、
    前記取出装置は、前記Y方向に移動可能な前記第2支持部材に対して前記X方向に移動可能に取り付けられていることにより、前記基台に対して前記X方向および前記Y方向に移動可能に構成され
    前記突上げ装置は、前記基台に対して前記Y方向に固定されている、請求項1に記載の実装機。
  5. 前記基台に対して前記所定のレールに沿って前記Y方向に移動可能な第3支持部材をさらに備え、
    前記撮像装置は、前記Y方向に移動可能な前記第3支持部材に対して前記X方向に移動可能に取り付けられていることにより、前記基台に対して前記X方向および前記Y方向に移動可能に構成されている、請求項に記載の実装機。
  6. 前記X方向に延び、基板を搬送するコンベアをさらに備え、
    前記取出装置は、前記基台に対して前記X方向に移動可能に前記コンベアに取り付けられており、
    前記突上げ装置は、前記基台に対して前記X方向および前記Y方向に移動可能に構成されている、請求項1に記載の実装機。
  7. 前記X方向に延び、基板を搬送するコンベアをさらに備え、
    前記取出装置は、前記基台に対して前記Y方向の所定の位置において前記X方向に移動可能に前記コンベアに取り付けられており、
    前記突上げ装置は、前記Y方向の所定の位置において前記基台に対して前記X方向に移動可能に構成されており、
    前記取出装置と前記突上げ装置との相対的な前記Y方向の位置は、手動で調整可能に構成されている、請求項1に記載の実装機。
  8. 前記ヘッドユニットは、前記X方向および前記Y方向に移動可能な第1ヘッドユニットと、前記第1ヘッドユニットとは独立して前記X方向および前記Y方向に移動可能な第2ヘッドユニットとを含み、
    前記取出装置は、前記第1ヘッドユニットに対応する第1取出装置と、前記第2ヘッドユニットに対応する第2取出装置とを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の実装機。
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