JP5358333B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤにかかり、特には、ドライ路面を素早いコーナリング走行しつつ低速から高速にかけて加速する場合の操縦安定性を向上可能な空気入りタイヤに関する。
ドライ路面を素早くコーナリング走行し、かつ低速から高速にかけて加速する場合、タイヤには横方向の剛性の高さと前後方向の剛性のしなやかさが必要であるが、従来技術ではカーカス層全体の剛性アップを行うことでタイヤの剛性を高め、コーナリングの安定性を中心に高めてきた。
なお、ビードコアをタイヤ内側から外側へ折り返すカーカスの折り返し部をベルト端側へ延ばしてカーカス層の剛性を上げる構造としては、例えば、特許文献1,2に開示されているものがある。
特開2004−42755号公報 特開2007−168601号公報
しかしながら、タイヤ全体の剛性を高めると低速からの加速時にしなやかさが損なわれるため素早い加速が得られないという問題があった。
従来では、ラジアルタイヤにおいて、カーカスコードの延び方向をタイヤ赤道方向に近づける、即ち、タイヤ側部ではラジアル方向(タイヤ径方向)に延びているカーカスコードをタイヤ径方向に対して傾斜させることでタイヤ全体の剛性を高めており、この方法は、主に横方向の剛性を高める効果は得られるものの、同時に前後方向の剛性を引き上げることにも繋がり、素早い加速を得るという点ではマイナスとなっていた。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、前後方向のしなやかさを残しつつ、不足する横方向の剛性を高め、特に、ドライ路面を素早いコーナリング走行しつつ低速から高速にかけて加速する場合の操縦安定性を向上可能な空気入りタイヤを提供することが目的である。
請求項1の発明は、一対のビードコアと、一方の前記ビードコアから他方の前記ビードコアへトロイド状に跨り、幅方向端部分が前記ビードコアをタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ折り返される2枚のカーカスプライからなるカーカスと、一方の前記ビードコアから他方の前記ビードコアへ至る前記カーカスプライの本体部と、前記カーカスプライの折り返し部との間に配置され、前記ビードコアからタイヤ径方向外側へ向けて厚さを漸減させながら延びるビードフィラーと、前記カーカスのタイヤ径方向外側に配置されるベルトと、前記カーカスのタイヤ幅方向外側に配置され、少なくともビード部、及びサイドウォール部を形成するサイドゴム層と、前記サイドゴム層の内部で前記カーカスに沿って配置され、前記サイドゴム層よりも硬く、かつJIS ショアーA硬さが85〜97度の範囲内とされたゴムからなるサイド部補強層と、を備え、前記2枚のカーカスプライの幅方向端部分が前記本体部と前記ベルトとの間に配置されており、前記カーカスプライに含まれるカーカスコードのタイヤ径方向に対する傾斜角度が4〜10°の範囲内に設定されており、一方の前記カーカスプライの前記カーカスコードと、他方の前記カーカスプライの前記カーカスコードとが互いに交差しており、前記ビードフィラーと前記カーカスとの間には、前記ビードコアをタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ折り返される複数本の有機繊維コードを有するフリッパーが配置されており、前記フリッパーのタイヤ幅方向外側の端部は前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向外側に配置され、前記フリッパーのタイヤ幅方向内側の端部は前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向内側に配置されている
次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
請求項1に記載の空気入りタイヤのカーカスは、幅方向端部分がビードコアをタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ折り返される2枚のカーカスプライから構成され、その2枚のカーカスプライの幅方向端部分が本体部とベルトとの間に配置された所謂エンベロープ構造とされ、さらには、カーカスプライに含まれるカーカスコードのタイヤ径方向に対する傾斜角度が4〜10°の範囲内に設定されているため、前後方向のしなやかさを残しつつ、横方向の剛性を高めることができる。これにより、ドライ路面を素早いコーナリング走行しつつ低速から高速にかけて加速する場合の操縦安定性を向上することができる。
また、ビードフィラーとカーカスとの間に、フリッパーを配置したので、ビード部、タイヤサイドウォール部の剛性が従来タイヤよりも高くなり、タイヤサイド部とトレッド部との剛性バランスが向上し、タイヤクラウン部を高剛性としたことの効果が十分に発揮される。
なお、カーカスコードのタイヤ径方向に対する傾斜角度が4°未満では、横方向の剛性を高めることが出来なくなる。
一方、カーカスコードのタイヤ径方向に対する傾斜角度が10°を超えると、前後方向のしなやかさが得られなくなる。
また、請求項1に記載の空気入りタイヤでは、カーカスのタイヤ幅方向外側に、サイドゴム層よりも硬く、かつJIS ショアーA硬さが85〜97度の範囲内とされたゴムからなるサイド部補強層が配置されているので、スチールコードからなる補強層をカーカスのタイヤ幅方向外側に配置した場合にしばしば見られるカーカスの歪集中によるコード破断性を抑制すると同時に、前後方向のしなやかさを損なわずに横剛性を高めることが出来る。
以上説明したように請求項1に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、特に、ドライ路面を素早くコーナリング走行しつつ低速から高速にかけて加速する場合に必要な高い操縦安定性が得られる、という優れた効果を有する。
請求項2に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、加速性を引き上げることができる。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの断面図である。 ベルトコードの断面図である。 従来例に係る空気入りタイヤの断面図である。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ10を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ10は、一対のビード部12、一対にタイヤサイドウォール部14、両タイヤサイドウォール部14に連なるトレッド部16を有している。なお、図1は空気入りタイヤ10の左半分を図示しており、タイヤ赤道面CLを挟んで左右対称形状である。
ビード部12には、ビードコア18が埋設されており、本実施形態の空気入りタイヤ10は、一方のビードコア18から他方のビードコア18へトロイド状に跨る第1カーカスプライ20、及び第2カーカスプライ22からなるカーカス24を備えている。
(カーカス)
第1カーカスプライ20、及び第2カーカスプライ22は、何れも互いに平行に並べた複数本のナイロン、ポリエステル等の有機繊維からなるカーカスコード(図示せず)をゴムコーティングして構成されたものであって、タイヤ側部において、第1カーカスプライ20のカーカスコード、及び第2カーカスプライ22のカーカスコードは、タイヤ径方向(ラジアル方向)に対して互いに反対方向に小さな角度で傾斜している。したがって、第1カーカスプライ20のカーカスコードと第2カーカスプライ22のカーカスコードとは互いに交差している。
第1カーカスプライ20のカーカスコード、及び第2カーカスプライ22のカーカスコードのタイヤ径方向に対する傾斜角度は、従来一般のラジアルタイヤよりもタイヤ半径方向に対する角度が大きく設定されており、4〜10°の範囲内、好ましくは6〜10°の範囲内に設定されるものである。
第1カーカスプライ20、及び第2カーカスプライ22は、何れも幅方向端部分がビードコア18をタイヤ幅方向内側から外側へ向けて折り返されており、第1カーカスプライ20の折り返し部20B、及び第2カーカスプライ22の折り返し部22Bは、各々タイヤサイドウォール部14を介してベルト端内側まで延びている。
即ち、第1カーカスプライ20の端部20E、及び第2カーカスプライ22の端部22Eが、カーカス24のタイヤ径方向外側に配置される交差ベルト層26とカーカスプライ本体部22Aとの間に挟持され、折り返し部20Bの端部付近、及び折り返し部22Bの端部付近は、各々交差ベルト層26とオーバーラップしている(所謂、エンベロープ構造)。
なお、本実施形態では、第1カーカスプライ20の端部20Eが、第2カーカスプライ22の端部22Eよりもタイヤ赤道面CL側に配置されている。
(交差ベルト層)
本実施形態の交差ベルト層26は、第1ベルトプライ28、及び第2ベルトプライ30の2枚のベルトプライから構成されている。
第1ベルトプライ28、及び第2ベルトプライ30は、何れも複数本のスチールコードを互い平行に並べてゴムコーティングしたものである。
第1ベルトプライ28、及び第2ベルトプライ30には、図2に断面図で示すスチールコード32が用いられている。このスチールコード32は、1本のスチールフィラメント34からなるコア36と、コア36の周囲に配置された複数本のスチールフィラメント34からなるシース38を備え、シース38を構成している複数本のスチールフィラメント34が撚られ、かつ断面が略楕円形に形成されたものを用いることができる。
本実施形態のスチールコード32の構造は、1+6×0.280である。また、スチールコード32のコード径は、短径0.89mm、長径0.99mmである。なお、ここで示すスチールコード32の構造、コード径、スチールフィラメント34の径等は一例であり、適宜変更されるものである。
第1ベルトプライ28、及び第2ベルトプライ30におけるスチールコード32の打ち込み本数は、本実施形態では24本/50mmに設定されているが、本発明はこれに限らず適宜変更されるものである。
第1ベルトプライ28のスチールコード32、及び第2ベルトプライ30のスチールコード32は、タイヤ赤道面CLに対して互いに反対方向に傾斜している。なお、本実施形態の第1ベルトプライ28、及び第2ベルトプライ30のゲージは各々1.43mmであるが、本発明はこれに限らず適宜変更されるものである。
(ベルト補強層)
交差ベルト層26のタイヤ径方向外側には、交差ベルト層26の全体を覆う第1ベルト補強層40が配置されており、第1ベルト補強層40の端部付近には、第1ベルト補強層40の端部付近のみに対応した幅狭の第2ベルト補強層42が配置されている。
本実施形態の第1ベルト補強層40、及び第2ベルト補強層42は、実質的にタイヤ周方向に延在するポリエチレンタフタレートコード(以下PENコードという。)を含んで構成されており、例えば、互いに平行並べた複数本のPENコードをゴムコーティングしてなるリボン状ストリップをベルト外周面に螺旋状に巻回することで形成することができる。
本実施形態のPENコードは、構成が1100dtex/2であり、打ち込み数は50本/50mm、撚り数(回/10cm)は39×39である。また、本実施形態のベルト補強層40のゲージは0.90mmである。なお、PENコードの構成、打ち込み数、撚り数、また、ベルト補強層40のゲージは一例であり、本発明はこれに限らず適宜変更されるものである。
(トレッド部、ダイヤサイドウォール部)
第1ベルト補強層40、及び第2ベルト補強層42のタイヤ径方向外側には、トレッド部16を形成するトレッドゴム層44が配置されており、カーカス24のタイヤ軸方向外側には、ビード部12、及びダイヤサイドウォール部14の外側面を形成するサイドゴム層46が配置されている。
(ビードフィラー)
一方のビードコア18から他方のビードコア18へ至る第2カーカスプライ22の本体部22Aと折り返し部22Bとの間には、ビードコア18からタイヤ径方向外側へ向けて厚さを漸減させながら延びるビードフィラー48が配置されている。
ビードフィラー48は、サイドゴム層46を形成しているゴムよりも硬質のゴムから形成されている。
(フリッパー)
ビードフィラー48と第2カーカスプライ22との間には、ビードコア18をタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ折り返される複数本の高弾性の有機繊維コードを有する1層のフリッパー50が配置されている。
フリッパー50は、複数本の高弾性の有機繊維コードを並べてゴムコーティングしたものである。本実施形態のフリッパー50に用いられている有機繊維コードは、芳香族ポリアミドコードであり、タイヤ径方向に対する角度が40°〜55°の範囲内に設定されている。
なお、フリッパー50のタイヤ幅方向外側の端部50Eoはビードフィラー48のタイヤ径方向外側端48Eよりもタイヤ径方向外側に配置され、フリッパー50のタイヤ幅方向内側の端部50Eiはビードフィラー48のタイヤ径方向外側端48Eよりもタイヤ径方向内側に配置されている。
(サイド部補強層)
カーカス24のタイヤ幅方向外側には、ビード部12、及びサイドウォール部14の内部にサイド部補強層52がカーカス24に沿って配置されている。
サイド部補強層52は、サイドゴム層46を形成しているゴムよりも高弾性のゴムから形成され、そのJIS ショアーA硬さは、85〜97度の範囲内に設定されている。
(作用)
本実施形態の空気入りタイヤ10のカーカス24は、幅方向端部分がビードコア18をタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ折り返される第1カーカスプライ20、及び第2カーカスプライ22から構成され、それらの幅方向端部分がカーカスプライ本体部と交差ベルト層26との間に配置された所謂エンベロープ構造とされ、さらに、カーカスコードのタイヤ径方向に対する傾斜角度が4〜10°の範囲内に設定されているため、空気入りタイヤ10は、前後方向のしなやかさを残しつつ、高い横方向の剛性が得られ、ドライ路面を素早いコーナリング走行しつつ低速から高速にかけて加速する場合の操縦安定性を向上することができる。
さらに、本実施形態の空気入りタイヤ10は、カーカス24のタイヤ幅方向外側に硬いゴムからなるサイド部補強層52が配置されているので、前後方向のしなやかさを損なわずに横方向の剛性を向上させることができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ10は、2層撚り構造とされた複数本のスチールコード32を含んで構成された第1ベルトプライ28、及び第2ベルトプライ30からなる交差ベルト層26と、複数本のポリエチレンナフタレートコードを含む第1ベルト補強層40、及び第2ベルト補強層42とによってタイヤクラウン部が補強され、さらに、第1カーカスプライ20の折り返し部20B、及び第2カーカスプライ22の折り返し部22Bをベルト端内側まで延ばしてタイヤクラウン部に配置しているので、タイヤクラウン部の剛性が従来タイヤよりも高剛性となる。これにより、従来タイヤよりも急加速時、急減速時、及び急旋回時における接地性を向上することができ、従来タイヤよりも高い運動性能が得られる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ10は、タイヤ側部において第1カーカスプライ20、及び第2カーカスプライ22の各々のカーカスコードの傾斜角度を従来一般のラジアルタイヤよりも大きく設定し(タイヤ径方向に対して4〜10°の範囲内、好ましくは6〜10°の範囲内)て互いに交差させ、かつ各々のプライ端部をベルト端よりもタイヤ赤道面CL側へ配置し、さらに、ビードフィラー48と第2カーカスプライ22との間に、高弾性の芳香族ポリアミドコードを含むフリッパー50を配置したので、ビード部12、タイヤサイドウォール部14の剛性が従来タイヤよりも高くなり、タイヤサイド部とトレッド部との剛性バランスが向上し、タイヤクラウン部を高剛性としたことの効果が十分に発揮される。
したがって、本実施形態の空気入りタイヤ10は、急加速時、急減速時、及び急旋回を多用するレース用の車両に装着するのに好適である。
なお、本実施形態の空気入りタイヤ10では、第1ベルト補強層40、及び第2ベルト補強層42にポリエチレンナフタレートコードを用いたが、ポリエチレンナフタレートコードと同等の弾性率を有する他の有機繊維コードを用いても良い。
(試験例)
本発明の効果を確かめるために、従来例の空気入りタイヤ、比較例の空気入りタイヤ、及び本発明の適用された実施例の空気入りタイヤを用意し、応答性指数、トラクション指数、及びサーキットコース(ドライ路面)でのラップタイム(ベストタイム)の比較を行った。
実施例:図1に示す構造を有する上記本実施形態のタイヤ。
従来例:図3に示す構造を有するタイヤ。カーカスプライ2枚の内、1枚がエンベロープ構造。第1ベルト補強層40及び第2ベルト補強層42にはナイロンコード(構造:実施例と同じ。)を使用。フリッパーの代わりに、スチールコードからなるインサート54をビードフィラー48のタイヤ幅方向外側面に沿って配置。その他は実施例と同様の構造。
比較例1:カーカスコードの角度を3°(本発明の範囲外)に設定した以外は、実施例と同様の構造。
比較例2:カーカスコードの角度を11°(本発明の範囲外)に設定した以外は、実施例と同様の構造。
なお、タイヤサイズは何れも245/45ZR18である。
応答性指数:横剛性比(従来例を100とする)。指数の数値が大きいほど応答性に優れていることを表す。タイヤの横剛性(通常の静バネ試験。2種類の荷重で測定した平均値。)は、測定リム8.5JJ−18、内圧210kPa、測定荷重(垂直荷重:1回目3.19kN、2回目4.66kN)で計測した時の値である。
トラクション指数:前後剛性逆数比(従来例を100とする)。指数の数値が大きいほどトラクションに優れていることを表す。タイヤの前後剛性(通常の静バネ試験。2種類の荷重で測定した平均値。)は、測定リム8.5JJ−18、内圧210kPa、測定荷重(垂直荷重:1回目3.19kN、2回目4.66kN)で計測した時の値である。
Figure 0005358333
本発明の適用された実施例のタイヤは、応答性及びトラクション性能がバランス良く向上したことで、素早いコーナリング走行と低速から高速にかけて素早い加速が可能となり、タップタイムの短縮が実現した。
10 空気入りタイヤ
12 ビード部
14 タイヤサイドウォール部
16 トレッド部
18 ビードコア
20 第1カーカスプライ
20A 本体部
20B 折り返し部
22 第2カーカスプライ
22A 本体部
22B 折り返し部
24 カーカス
26 交差ベルト層
32 スチールコード
34 スチールフィラメント
36 コア
38 シース
40 第1ベルト補強層
42 第2ベルト補強層
50 フリッパー
52 サイド部補強層

Claims (1)

  1. 一対のビードコアと、
    一方の前記ビードコアから他方の前記ビードコアへトロイド状に跨り、幅方向端部分が前記ビードコアをタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ折り返される2枚のカーカスプライからなるカーカスと、
    一方の前記ビードコアから他方の前記ビードコアへ至る前記カーカスプライの本体部と、前記カーカスプライの折り返し部との間に配置され、前記ビードコアからタイヤ径方向外側へ向けて厚さを漸減させながら延びるビードフィラーと、
    前記カーカスのタイヤ径方向外側に配置されるベルトと、
    前記カーカスのタイヤ幅方向外側に配置され、少なくともビード部、及びサイドウォール部を形成するサイドゴム層と、
    前記サイドゴム層の内部で前記カーカスに沿って配置され、前記サイドゴム層よりも硬く、かつJIS ショアーA硬さが85〜97度の範囲内とされたゴムからなるサイド部補強層と、を備え、
    前記2枚のカーカスプライの幅方向端部分が前記本体部と前記ベルトとの間に配置されており、
    前記カーカスプライに含まれるカーカスコードのタイヤ径方向に対する傾斜角度が4〜10°の範囲内に設定されており、
    一方の前記カーカスプライの前記カーカスコードと、他方の前記カーカスプライの前記カーカスコードとが互いに交差しており、
    前記ビードフィラーと前記カーカスとの間には、前記ビードコアをタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側へ折り返される複数本の有機繊維コードを有するフリッパーが配置されており、
    前記フリッパーのタイヤ幅方向外側の端部は前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向外側に配置され、
    前記フリッパーのタイヤ幅方向内側の端部は前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向内側に配置されている、空気入りタイヤ。
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