JP5080895B2 - 自動二輪車用空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、カーカスコードとそのトッピングゴムとのマッチングを図り、操縦安定性と耐久性とを向上させた自動二輪車用空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤのカーカスコードとして、例えばナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエステル繊維などの有機繊維コードが広く採用されており、中でもレーヨン繊維コードは、引張弾性特性や熱寸法安定性などに優れるため、特に操縦安定性能が重要視される自動二輪車用タイヤにおいて多用されている。しかし、レーヨン繊維コードは、その製造工程において発生する廃液が環境に悪影響を与える傾向があり、又タイヤ製造時などにおけるレーヨン繊維コードの吸湿性管理が不十分であると、コードとゴムとの接着力が低下し、かつ荷重時伸度の増加を招くなど目的とする操縦安定性の向上が期待できなくなるという問題がある。
そこで下記の特許文献1には、このようなレーヨン繊維コードの諸問題を解決しながら、レーヨン繊維コードと同等若しくはそれ以上の操縦安定性を発揮しうるカーカスコードとして、例えばコード構造が800dtex/2、440dtex/2、又は220dtex/2の極細のアラミド繊維コードが提案されている。
前記アラミド繊維コードを極細で使用する理由は、タイヤの操縦安定性については、カーカスコードの伸び難くさと復元性とをバランスさせることが重要であるからであり、例えば1670dtex/2の一般的な太さのアラミド繊維コードは、1840dtex/2のレーヨン繊維コードよりも動的弾性率が大きく伸び難いものの、損失正接がレーヨン繊維コードよりも大であるため、コ−ドが一旦伸びた状態から荷重が除去されて元に復元する際のヒステリシスロスが大きくなる。そのためコードの復元性に劣り、操縦安定性を高めることを難しくしている。これに対して、前記提案された極細のアラミド繊維コードでは、その撚り係数Tを例えば1.0〜2.5の範囲に調整することで、コードの伸び性と復元性とのバランスを適正化させることが可能となり、レーヨン繊維コードを上回る優れた操縦安定性を発揮させうることができるのである。
特開平10−297211号公報
しかしながら、撚り係数Tが前記範囲のアラミド繊維コードでは、耐疲労性が不足し、耐久性を不充分なものとしている。特にレースに用いられる自動二輪車用タイヤでは、グリップ性を高めるために低内圧にて使用されるが、係る場合にはカーカスコードへの負担が大となるため、耐疲労性の不足はより顕著なものとなる。
そこで本発明は、フィラメント束の繊度を限定したアラミド繊維コードを使用するとともに、そのときのコードの撚り係数T、及びトッピングゴムの複素弾性率E*1を所定範囲に規制することを基本として、操縦安定性を高レベルで維持しながら、耐疲労性を高め、とりわけ低内圧走行時の耐久性を向上しうる自動二輪車用空気入りタイヤを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスを有するとともに、前記トレッド部のトレッド巾TWがタイヤ最大巾をなす自動二輪車用空気入りタイヤであって、
前記カーカスは、タイヤ周方向に対して75〜90°の角度で配列するカーカスコードの配列体をトッピングゴムで被覆した1枚以上のカーカスプライからなり、
前記カーカスコードは、下撚りしたフィラメント束の2本又は3本を、上撚りにて互いに撚り合わせた双撚り構造のアラミド繊維コードからなり、かつ各フィラメント束の繊度が220dtex、440dtex、又は800dtexであり、
前記アラミド繊維コードは、コードの総繊度Dが2400dtex以下であり、
次式(1)で示す前記アラミド繊維コードの撚り係数Tは、2.7〜3.4の範囲であり、
前記トッピングゴムは、複素弾性率E*1が3.7〜12.0Mpaの範囲、かつ、損失正接(tanδ1)が0.08〜0.17の範囲であることを特徴としている。
T=n×{√(D/ρ)}×10−3 −−−(1)
(但し、nはコード長さ10cm当たりの上撚り数(単位:回)、Dはコードの総繊度(単位:dtex)、ρはアラミド繊維の比重である。)
又請求項2の発明では、前記フィラメント束の繊度が220dtex又は440dtexであることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記アラミド繊維コードのコード長さ10cm当たりの上撚り数nは80回以上であることを特徴としている。
なお本明細書では、ゴムの複素弾性率、及び損失正接は、粘弾性スペクトロメーターを用い、温度70℃、周波数10Hz、初期伸張歪10%、動歪の振幅±2%の条件で測定した値である。
本発明は叙上の如く、フィラメント束の太さ(繊度)を220dtex、440dtex、又は800dtexとした細いアラミド繊維コードにおいて、フィラメント束の撚り係数Tを、2.7〜3.4の範囲と、前記特許文献1の撚り係数T(1.0〜2.5)よりも大に設定している。この撚り係数Tの増加により、コードの耐疲労性が高まり、低内圧走行時の耐久性を向上することができる。
しかしながら、前記撚り係数Tの増加は、逆に、コードの伸び性を高めてタイヤ剛性を低下させるため操縦安定性に不利を招く。そこで本発明では、カーカストッピングゴムの複素弾性率E*1を3.7MPa以上に規制することにより、前記コードの伸び性上昇に伴うタイヤ剛性の低下を抑制する。その結果、カーカス全体として、伸び性と復元性とのバランスが適正化され、操縦安定性を高レベルで維持することが可能となる。又トッピングゴムの複素弾性率の増加により、カーカスコードへの荷重負担および変形を減らすため、前記コード自体の耐疲労性の上昇との相乗作用によって、通常内圧走行時の耐久性だけでなく、低内圧走行時の耐久性も大幅に向上させることができる。
又前記アラミド繊維コードでは、フィラメント束の本数を3本に増やすことで、従来的な2本撚り構造の場合に比して、撚り係数Tが同じ場合にも高い撚り量をうることができ、コードのしなやかさを高めて耐疲労性を向上することができる
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤを示す断面図である。
図1に示すように、本例の空気入りタイヤ1は、自動二輪車用タイヤであって、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6を具える。なお前記カーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部には、本例ではバンド層7を設けている。前記トレッド部2は、本例では、タイヤ赤道Cからトレッド端Teに向かって凸円弧状に湾曲してのびるトレッド面2Sを有し、前記トレッド端Te、Te間の距離であるトレッド巾TWがタイヤ最大巾をなすことにより、大きなバンク角での旋回走行を可能としている。
前記カーカス6は、図2(A)に概念的に示すように、タイヤ周方向に対して75〜90°の角度で配列するカーカスコード10の配列体をトッピングゴム11で被覆した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間に跨るトロイド状のプライ本体部6aの両端に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを有する。又該プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外側に先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配置されている。
前記ビードエーペックスゴム8のビードベースラインBLからの半径方向高さh1は、前記トレッド端Teの半径方向高さheより小であり、好ましくは、その下限値を前記高さheの35%以上さらには40%以上、又上限値を70%以下さらには60%以下としている。本例では、前記プライ折返し部6bが、サイドウォール部3を通った後、前記プライ本体部6aとバンド層7との間に挟まれて終端するハイターンアップ構造をなす場合を例示しているが、バンド層7の外端よりも半径方向内側で終端させた構造でも良い。
又前記バンド層7は、バンドコードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回させた1枚以上、本例では1枚のバンドプライ7Aにより形成される。このバンドプライ7Aは、図3に示すように、1本のバンドコード14または複数本のバンドコード14の引き揃え体をトッピングゴム15中に埋設してなるテープ状の帯状プライ16を、タイヤ周方向に沿って螺旋巻することにより形成され、このとき前記バンドコード14とタイヤ周方向とのなす角度を5°以下に設定する。このようなバンドプライ7Aは、継ぎ目のない所謂ジョイントレス構造をなすため、タイヤのユニフォミティに優れかつトレッド部2への拘束力を高めてタガ効果を向上させる。なお前記バンドコードとしては、例えばナイロン、ポリエステル、レーヨン等の有機繊維コードが好適に使用できる。
そして本発明では、前記カーカスコード10として、図2(B)に例示するように、下撚りしたフィラメント束10Aの複数本を、上撚りにて互いに撚り合わせた双撚り構造のアラミド繊維コード13が採用される。このとき、前記フィラメント束10Aが太すぎると、撚り数を増やしてもしなやかさが不足し、耐疲労性を充分に向上させることが難しくなる。従って本発明では、前記フィラメント束10Aとして、繊度(太さ)を小とした、細いフィラメント束が使用される。又フィラメント束10Aの本数としては、コードの生産性や生産コストの観点から2本又は3本とされる。従って、アラミド繊維コード13として、具体的には220dtex/2、220dtex/3、440dtex/2、440dtex/3、800dtex/2、800dtex/3のコード構造のものが採用される。
なお図2(B)には、下撚りしたフィラメント束10Aの2本を、上撚りにて撚り合わせた2本撚り構造のものが例示されており、本例では下撚り数と上撚り数とを同一とした所謂バランス撚りのものを使用している。
このアラミド繊維コード13は、レーヨンと同様、耐熱性や熱寸法安定性は充分ではあるが、アラミド繊維の弾性率が高い分、耐疲労性に劣る。そこで、操縦安定性を高レベルで維持しながら、特に低内圧走行時の耐久性を充分に確保するために、次式(1)で示す撚り係数Tを、フィラメント束10Aの本数が2本のとき2.6〜3.4の範囲、3本のとき1.7〜3.4の範囲に規制するとともに、前記トッピングゴム11の複素弾性率E*1を、3.7〜12.0Mpaの範囲に規制している。式(1)中の「n」はコード長さ10cm当たりの上撚り数(単位:回)、「D」はコードの総繊度(単位:dtex)、ρはアラミド繊維の比重で約1.44である。
T=n×{√(D/ρ)}×10−3 −−−(1)
繊度が220dtex、440dtex、又は800dtexの細いフィラメント束10Aを用いた2本撚り構造のアラミド繊維コード13の場合、撚り係数Tを2.6以上に高めることにより、コードの耐疲労性が高まり、低内圧走行時の耐久性を向上することができる。しかし前記撚り係数Tの増加は、逆にコードの伸び性を高めてタイヤ剛性を低下させるため操縦安定性に不利を招く。しかしながら本発明では、カーカス6の前記トッピングゴム11の複素弾性率E*1を3.7MPa以上に規制することにより、コードの伸び性上昇に伴うタイヤ剛性の低下が抑制される。その結果、カーカス全体として、伸び性と復元性とのバランスが適正化され、操縦安定性を高レベルで維持することが可能となる。前記トッピングゴム11の複素弾性率E*1の増加により、カーカスコード10への荷重負担および変形を減らすため、前記撚り係数Tによるコード自体の耐疲労性の上昇との相乗作用によって、通常内圧走行時の耐久性に加え、低内圧走行時の耐久性をも大幅に向上させることができる。
なお前記2本撚り構造において、前記撚り係数Tが2.6を下回ると、コードの耐疲労性が不充分となって低内圧走行時の耐久性を充分に得ることができず、逆に3.4を超えると、アラミド繊維とはいえコードの伸びが過大となり、タイヤ剛性を低下させるため必要な操縦安定性を得ることができなくなる。又前記複素弾性率E*1が3.7MPaを下回ると、前記撚り係数Tの増加に伴うタイヤ剛性の低下を充分に抑制できず、操縦安定性を高レベルで維持することができなくなる。又カーカスコード10への荷重負担も増すため、耐久性の向上にも不利となる。逆に複素弾性率E*1が12.0MPaを超えると、タイヤ剛性が過大となって、乗り心地性を損ねるとともに、トッピングゴムの発熱性が高くなりトッピング工程での生産性が著しく悪化するという不利を招く。
このような観点から、2本撚り構造の場合、前記撚り係数Tの下限値は2.7以上であるのがさらに好ましく、又上限値は3.2以下であるのがさらに好ましい。又トッピングゴム11の複素弾性率E*1の下限値は4.2MPa以上であるのがさらに好ましく、又上限値は10.0MPa以下であるのがさらに好ましい。
他方、アラミド繊維コード13では、フィラメント束10Aの本数を3本に増やすことで、従来的な2本撚り構造の場合に比して、撚り係数Tが同じ場合にも高い撚り量をうることができ、その分、コードのしなやかさが高まり耐疲労性を向上することができる。従って、3本撚り構造の場合にも、2本撚り構造の場合と同様、トッピングゴム11とのマッチングにより、操縦安定性を高レベルで維持しながら、特に低内圧走行時の耐久性を充分に確保することができる。なお3本以上の多数撚り構造の場合、前記撚り係数Tの下限値を2.2以上とするのがさらに好ましく、又上限値を3.2以下とするのがさらに好ましい。
又本例では、アラミド繊維コードにおける伸びからの復元性の欠点を補うため、前記トッピングゴム11の損失正接(tanδ1)を0.17以下に規制している。これによりカーカス6全体としての伸びからの復元性を高めることができ、操縦安定性に有利となる。なお損失正接(tanδ1)が0.08未満と低すぎると、ゴムの耐引裂抵抗性などが減じて耐久性を低下する傾向を招く。このような観点から、トッピングゴム11の損失正接(tanδ1)の下限値は0.09以上がより好ましく、又上限値は0.15以下がより好ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す構造をなすタイヤサイズ190/50ZR17の自動二輪車用タイヤを表1の仕様で試作するとともに、各試供タイヤの、操縦安定性、通常内圧耐久性、及び低内圧耐久性をテストし、その結果を表1に記載した。表1に記載以外は同仕様である。
なお各タイヤとも、カーカスのプライ枚数は1枚、カーカスコード角度は90°である。又バンド層としてアラミド繊維コード(1670dtex/2)を螺旋巻きした1枚のバンドプライを用い、そのトッピングゴムの損失正接(tanδ2)を0.09としている。又撚り係数Tにおいて、レーヨンの比重は1.51、アラミドの比重は1.44で計算している。
(1)通常内圧耐久性;
リム(MT6.00×17)、内圧(290kPa)、荷重(4.84kN))、速度(65km/h)の条件にてドラム上を走行させ、タイヤに損傷が発生するまでの走行距離を、比較例1を100とする指数で評価した。指数の大きい方が良好である。
(2)低内圧耐久性;
リム(MT6.00×17)、内圧(100kPa)、荷重(4.84kN))、速度(65km/h)の条件にてドラム上を走行させ、タイヤに損傷が発生するまでの走行距離を、比較例1を100とする指数で評価した。指数の大きい方が良好である。
(3)操縦安定性;
タイヤを、リム(MT6.00×17)、内圧(290kPa)の条件で、大型自動二輪車(1000CC)の後輪に装着して、ドライアスファルトのタイヤテストコースを実車走行し、その時の操縦安定性をドライバーの官能評価により比較例1を3とする5点法で評価した。指数の大きい方が良好である。
Figure 0005080895
表1の如く、実施例のタイヤは、操縦安定性を高レベルで維持しながら、通常内圧耐久性及び低内圧耐久性を向上しているのが確認できる。
本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 (A)はカーカスプライを示す断面図、(B)はカーカスコード拡大して示す斜視図である。 バンド層の帯状プライを示す斜視図である。
符号の説明
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
10 カーカスコード
10A フィラメント束
11 トッピングゴム
13 アラミド繊維コード

Claims (3)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスを有するとともに、前記トレッド部のトレッド巾TWがタイヤ最大巾をなす自動二輪車用空気入りタイヤであって、
    前記カーカスは、タイヤ周方向に対して75〜90°の角度で配列するカーカスコードの配列体をトッピングゴムで被覆した1枚以上のカーカスプライからなり、
    前記カーカスコードは、下撚りしたフィラメント束の2本又は3本を、上撚りにて互いに撚り合わせた双撚り構造のアラミド繊維コードからなり、かつ各フィラメント束の繊度が220dtex、440dtex、又は800dtexであり、
    前記アラミド繊維コードは、コードの総繊度Dが2400dtex以下であり、
    次式(1)で示す前記アラミド繊維コードの撚り係数Tは、2.7〜3.4の範囲であり、
    前記トッピングゴムは、複素弾性率E*1が3.7〜12.0Mpaの範囲、かつ、損失正接(tanδ1)が0.08〜0.17の範囲であることを特徴とする自動二輪車用空気入りタイヤ。
    T=n×{√(D/ρ)}×10−3 −−−(1)
    (但し、nはコード長さ10cm当たりの上撚り数(単位:回)、Dはコードの総繊度(単位:dtex)、ρはアラミド繊維の比重である。)
  2. 前記フィラメント束の繊度が220dtex又は440dtexである請求項1記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
  3. 前記アラミド繊維コードのコード長さ10cm当たりの上撚り数nは80回以上である請求項2記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
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