JP5356803B2 - ウエーハの加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表面に複数のデバイスが形成されたデバイス領域と該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを有し該デバイス領域に対応する裏面が研削され円形の凹部が形成されたウエーハを加工するウエーハの加工装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイスを形成する。そして、半導体ウエーハをストリートに沿って切断することによりデバイスが形成された領域を分割して個々のデバイスを製造している。また、サファイヤ基板の表面に窒化ガリウム系化合物半導体等が積層された光デバイスウエーハもストリートに沿って切断することにより個々の発光ダイオード、レーザーダイオード等の光デバイスに分割され、電気機器に広く利用されている。
上述したように分割されるウエーハは、ストリートに沿って切断する前に裏面を研削またはエッチングによって所定の厚さに形成される。近年、電気機器の軽量化、小型化を達成するためにウエーハの厚さを100μm以下に形成することが要求されている。しかるに、ウエーハの厚さを100μm以下に形成すると破損し易くなり、ウエーハの搬送等の取り扱いが困難になるという問題がある。
上述した問題を解消するために、ウエーハの裏面におけるデバイス領域に対応する領域を研削して円形の凹部を形成することによりデバイス領域の厚さを所定厚さに形成するとともに、ウエーハの裏面における外周部を残存させて環状の補強部を形成することにより、剛性を有するウエーハを形成することができるウエーハの加工方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2007−103582号公報
ところで、ウエーハの外周には結晶方位を示すノッチ等の切り欠きが形成されており、デバイス領域に対応する裏面を研削する場合にノッチを研削しないように、ウエーハの中心からノッチと反対側に所定量オフセットした位置を中心として円形の凹部を形成している。
上述したようにデバイス領域に対応する裏面に円形の凹部が形成されたウエーハは、切削装置やレーザー加工装置等の加工装置に搬送され、個々のデバイスに分割される。
而して、デバイス領域に対応する裏面に円形の凹部が形成されたウエーハは加工装置のチャックテーブルに円形の凹部を嵌合してチャックテーブル上に保持するが、ウエーハの中心と円形凹部の中心がオフセットしていると、ウエーハ搬送手段によって搬送されたウエーハに形成された円形凹部をチャックテーブルと嵌合する位置に適正に位置付けることが困難であるという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、表面に複数のデバイスが形成されたデバイス領域と該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを有しデバイス領域に対応する裏面に円形の凹部が形成されたウエーハをチャックテーブルと嵌合する位置に適正に位置付けることができるウエーハの加工装置を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、表面に複数のデバイスが形成されたデバイス領域と該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを有し該デバイス領域に対応する裏面に円形の凹部が形成されたウエーハを加工するウエーハの加工装置であって、
ウエーハの裏面に形成された円形の凹部が嵌合するウエーハ保持部を有するチャックテーブルと、
該チャックテーブルに保持されたウエーハを加工する加工手段と、
該チャックテーブルを加工送り方向に移動せしめる加工送り手段と、
ウエーハの裏面を下側にしてウエーハを保持し該チャックテーブルに搬送するウエーハ搬送手段と、
該ウエーハ搬送手段による搬送経路に配設されウエーハの裏面に形成された円形凹部を撮像する撮像手段と、
該撮像手段からの画像信号に基づいてウエーハの裏面に形成された円形凹部の中心を求め、該円形凹部の中心と該チャックテーブルの中心を一致させるように該加工送り手段および該ウエーハ搬送手段を制御する制御手段と、を具備し、
該ウエーハ搬送手段は、該加工送り方向(X軸方向)と直交するY軸方向の搬送経路に沿ってウエーハを搬送するように構成されており、
該制御手段は、該撮像手段によって撮像されたウエーハの裏面に形成された円形凹部の内周縁の2点の座標値に基づいて円形凹部の中心の座標値を求め、該チャックテーブルの中心を円形凹部の中心のX座標値に位置付けるように該加工送り手段を制御するとともに、ウエーハの裏面に形成された円形凹部の中心を該チャックテーブルの中心のY座標値に位置付けるように該ウエーハ搬送手段を制御する、
ことを特徴とするウエーハの加工装置が提供される。
本発明によるウエーハの加工装置においては、ウエーハをチャックテーブルに搬送するウエーハ搬送手段による搬送経路にウエーハの裏面に形成された円形凹部を撮像する撮像手段を配設し、撮像手段によって撮像されたウエーハの裏面に形成された円形凹部の内周縁の2点の座標値に基づいて円形凹部の中心の座標値を求め、該チャックテーブルの中心を円形凹部の中心のX座標値に位置付けるように該加工送り手段を制御するとともに、ウエーハの裏面に形成された円形凹部の中心を該チャックテーブルの中心のY座標値に位置付けるように該ウエーハ搬送手段を制御するので、チャックテーブルの中心とウエーハの裏面に形成された円形凹部中心を一致させることができる。従って、ウエーハの裏面に形成された円形凹部をチャックテーブルのウエーハ保持部に確実に嵌合することができる。
以下、本発明に従って構成されたウエーハの加工装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して更に詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたウエーハの加工装置としての切削装置の斜視図が示されている。
図1に示された切削装置は、静止基台2と、該静止基台2に矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動可能に配設され被加工物を保持するチャックテーブル機構3と、静止基台2に上記矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)と直交する矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に移動可能に配設されたスピンドルユニット支持機構4と、該スピンドルユニット支持機構4に切り込み送り方向である矢印Zで示す切り込み送り方向(Z軸方向)に移動可能に配設された加工手段としてのスピンドルユニット5が配設されている。
上記チャックテーブル機構3は、静止基台2上にX軸方向に沿って平行に配設された一対の案内レール31、31と、該案内レール31、31上にX軸方向に移動可能に配設された支持基台32と、該支持基台32上に円筒部材33によって支持されたカバーテーブル34と、被加工物としてのウエーハを保持するチャックテーブル35を具備している。支持基台32の下面には一対の案内レール31、31と嵌合する被案内溝321、321が形成されており、この被案内溝321、321を一対の案内レール31、31に嵌合することにより、支持基台32は一対の案内レール31、31に沿って移動可能に配設される。
上記チャックテーブル35は、図2および図3に示すようにチャックテーブル本体351と、該チャックテーブル本体351の上面に配設され後述するウエーハの裏面に形成された円形凹部が嵌合するウエーハ保持部として機能する吸着チャック352を備えている。吸着チャック352は、多孔性材料から形成されており、その上面がチャックテーブル本体351の上面より高く段差をもって形成されている。なお、チャックテーブル本体351は図示しない吸引手段に連通する吸引通路351aが形成されており、図示しない吸引手段を作動することにより吸着チャック352に負圧が作用するようになっている。このように構成されたチャックテーブル35は、円筒部材33内に配設された図示しないパルスモータによって回転せしめられる。なお、チャックテーブル35には、後述する環状のフレームを固定するためのクランプ353が配設されている。
図1に戻って説明を続けると、上記チャックテーブル機構3は、チャックテーブル35を支持する支持基台32を矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)に移動せしめる加工送り手段36を具備している。加工送り手段36は、上記一対の案内レール31と31の間に平行に配設された雄ネジロッド361と、該雄ネジロッド361を回転駆動するためのパルスモータ362等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド361は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック363に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ362の出力軸に連結されている。なお、雄ネジロッド361は、支持基台32の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ362によって雄ネジロッド361を正転および逆転駆動することにより、支持基台32は案内レール31、31に沿ってX軸方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、上記チャックテーブル35の加工送り位置を検出するための加工送り位置検出手段37を備えている。加工送り位置検出手段37は、案内レール31に沿って配設されたリニアスケール371と、チャックテーブル35を支持する支持基台32に配設され支持基台32とともにリニアスケール371に沿って移動する読み取りヘッド372とからなっている。この加工送り位置検出手段37の読み取りヘッド372は、図示の実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、チャックテーブル35の加工送り位置を検出する。
図1を参照して説明を続けると、上記スピンドルユニット支持機構4は、静止基台2上に矢印Xで示す加工送り方向(X軸方向)と直交する矢印Yで示す割り出し送り方向(Y軸方向)に沿って平行に配設された一対の案内レール41、41と、該案内レール41、41上にY軸方向に移動可能に配設された可動支持基台42と、該可動支持基台42を案内レール41、41に沿ってY軸方向に移動せしめる割り出し送り手段43を具備している。可動支持基台42は、案内レール41、41上に移動可能に配設された移動支持部421と、該移動支持部421に取り付けられた装着部422とからなっている。移動支持部421の下面には案内レール41、41と嵌合する被案内溝421a、421aが形成されており、この被案内溝421a、421aを案内レール41、41に嵌合することにより、可動支持基台42は案内レール41、41に沿って移動可能に構成される。また、可動支持基台42の装着部422は、一側面に矢印Zで示す切り込み送り方向(Z軸方向:チャックテーブル35の保持面に対して垂直な方向)に延びる一対の案内レール422a、422aが平行に設けられている。
割り出し送り手段43は、上記一対の案内レール41、41の間に平行に配設された雄ネジロッド431と、該雄ネジロッド431を回転駆動するためのパルスモータ432等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド431は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ432の出力軸に連結されている。なお、雄ネジロッド431は、可動支持基台42を構成する移動支持部421の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。従って、パルスモータ432によって雄ネジロッド431を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台42は案内レール41、41に沿ってY軸方向に移動せしめられる。
図示の実施形態におけるスピンドル支持機構4は、可動支持基台42の割り出し送り位置を検出するための割り出し送り位置検出手段44を備えている。割り出し送り位置検出手段44は、案内レール41、41に沿って配設されたリニアスケール441と、可動支持基台42に配設されリニアスケール441に沿って移動する読み取りヘッド442とからなっている。この割り出し送り位置検出手段44の読み取りヘッド442は、図示の実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、可動支持基台42に配設される切削手段としてのスピンドルユニット5の割り出し送り位置を検出する。
図示の実施形態のおけるスピンドルユニット5は、ユニットホルダ51と、該ユニットホルダ51に取り付けられたスピンドルハウジング52と、該スピンドルハウジング52に回転可能に支持された回転スピンドル53を具備している。ユニットホルダ51は、上記可動支持基台42の装着部422に設けられた一対の案内レール422a、422aに摺動可能に嵌合する被案内溝51a、51aが設けられており、この被案内溝51a、51aを上記案内レール422a、422aに嵌合することにより、Z軸方向に移動可能に支持される。上記回転スピンドル53はスピンドルハウジング52の先端から突出して配設されており、この回転スピンドル53の先端部に切削ブレード54が装着されている。この切削ブレード54を装着した回転スピンドル53は、サーボモータ55等の駆動源によって回転駆動せしめられる。上記スピンドルハウジング52の先端部には、上記チャックテーブル35上に保持された被加工物を撮像し、上記切削ブレード54によって切削すべき領域を検出するための第1の撮像手段56を具備している。この第1の撮像手段56は、顕微鏡やCCDカメラ等の光学手段からなっており、撮像した画像信号を後述する制御手段に送る。
図示の実施形態におけるスピンドルユニット5は、ホルダ51を一対の案内レール422a、422aに沿ってZ軸方向に移動させるための切り込み送り手段57を具備している。切り込み送り手段57は、上記加工送り手段36および割り出し送り手段44と同様に案内レール422a、422aの間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ572等の駆動源を含んでおり、パルスモータ572によって図示しない雄ネジロッドを正転および逆転駆動することにより、ユニットホルダ51とスピンドルハウジング52および回転スピンドル53を案内レール422a、422aに沿ってZ軸方向に移動せしめる。
図1を参照して説明を続けると、静止基台2には被加工物支持台6が配設されている。この被加工物支持台6には、カセット載置領域6aと被加工物搬出領域6bが設けられている。カセット載置領域6aには、被加工物を収容するカセットを載置するカセット載置テーブル61が配設されている。このカセット載置テーブル61は、図示しない昇降手段によって上下方向に移動可能に構成されている。カセット載置テーブル61上には、被加工物としてのウエーハを収容するカセット62が載置される。なお、カセット62に収容されるウエーハについては、後で詳細に説明する。上記被加工物搬出領域6bには、カセット載置テーブル61上に載置されたカセット62から搬出されたウエーハを仮置きする仮置きテーブル63が配設されている。また、被加工物支持台6には、カセット載置テーブル61上に載置されたカセット62に収容されているウエーハを仮置きテーブル63上に搬出するウエーハ搬出手段64が配設されている。
ここで、上記カセット62に収容するウエーハについて、図4および図5を参照して説明する。
図4に示す半導体ウエーハ10は、例えば直径が200mmで厚さが350μmのシリコンウエーハからなっており、図4の(a)に示すように表面10aに複数のストリート101が格子状に形成されているとともに、該複数のストリート101によって区画された複数の領域にIC、LSI等のデバイス102が形成されている。このように構成された半導体ウエーハ10は、デバイス102が形成されているデバイス領域103と、該デバイス領域103を囲繞する外周余剰領域104を備えている。なお、半導体ウエーハ2の外周には、結晶方位を示す切り欠き10cが形成されている。また、図4の(b)に示すように半導体ウエーハ10の裏面10bには、デバイス領域103に対応する領域が所定の厚さ研削されて円形の凹部105が形成されている。従って、半導体ウエーハ10の裏面10bには、外周部に環状の補強部106が形成される。なお、円形の凹部105は、結晶方位を示す切り欠き10cを研削しないように中心Pが半導体ウエーハ10の中心P0からオフセットして形成されている。
上述したようにデバイス領域103に対応する裏面が所定の厚さ研削されて円形の凹部105が形成された半導体ウエーハ10は、図5に示すように環状のフレームFに装着されたダイシングテープTの表面に裏面10bが貼着される。このように、環状のフレームFに装着されたダイシングテープTに貼着された半導体ウエーハ10は、表面10aを上側にして上記カセット62に所定数収納される。
図1に戻って説明を続けると、図示の実施形態における切削装置は、上記仮置きテーブル63に搬出された半導体ウエーハ10(環状のフレームFに装着されたダイシングテープTに貼着された状態)を上記チャックテーブル35に搬送するウエーハ搬送手段7を具備している。ウエーハ搬送手段7は、上記被加工物支持台6とスピンドルユニット支持機構4との間に配設され、Y軸方向に間隔を置いて配設された2本の支持柱711,712と、該2本の支持柱711,712の上端を連結して水平に伸びる支持部材713とからなる案内手段71を具備している。この案内手段71を構成する支持部材713の側面には、Y軸方向に水平の延びる一対の案内レール714,714が配設されている。このように構成された案内手段71に、環状のフレームFに装着されたダイシングテープTに貼着されたウエーハを保持するウエーハ保持手段72が上記一対の案内レール714,714に沿って移動可能に装着される。ウエーハ保持手段72は、図6に示すように上記環状のフレームFを吸引保持する吸引保持手段721と、該吸引保持手段721を上下方向に移動せしめる載置手段722と、該載置手段722と連結し上記一対の案内レール714,714に摺動可能に配設された移動ブロック723とからなっている。上記吸引保持手段721は、図示しない吸引手段に接続された複数の吸引パッド721aを備えている。上記載置手段722は、吸引保持手段721を上下方向に移動するためのエアーピストン機構によって構成されている。上記移動ブロック723は、上記一対の案内レール714,714に嵌合する被案内溝723a、723aを備えており、この被案内溝723a、723aを案内レール714、714に嵌合することにより案内レール714、714に沿って移動可能に支持される。
図6を参照して説明を続けると、図示の実施形態におけるウエーハ搬送手段7は、上記移動ブロック723を一対の案内レール714,714に沿って移動せしめる移動手段73を具備している。移動手段73は、一対の案内レール714と714の間に平行に配設された雄ネジロッド731と、該雄ネジロッド731を回転駆動するためのパルスモータ732等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド731は、その一端が上記支持部材713に固定された軸受ブロック733に回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ732の出力軸に連結されている。なお、雄ネジロッド731は、移動ブロック723に形成された貫通雌ネジ穴723bに螺合されている。従って、パルスモータ732によって雄ネジロッド731を正転および逆転駆動することにより、移動ブロック723は一対の案内レール714,714に沿って移動せしめられる。
図示の実施形態におけるウエーハ搬送手段7は、上記ウエーハ保持手段72のY軸方向の移動位置(ウエーハ搬送手段7に保持されたウエーハのY軸方向の移動位置)を検出するためのウエーハ位置検出手段74を備えている。ウエーハ位置検出手段74は、案内レール714に沿って配設されたリニアスケール741と、移動ブロック723に配設され移動ブロック723とともにリニアスケール741に沿って移動する読み取りヘッド742とからなっている。このウエーハ位置検出手段74の読み取りヘッド742は、図示の実施形態においては1μm毎に1パルスのパルス信号を後述する制御手段に送る。そして後述する制御手段は、入力したパルス信号をカウントすることにより、ウエーハ保持手段72に保持されたウエーハのY軸方向の位置を検出する。
図1に戻って説明を続けると、図示の実施形態における切削装置は、上記ウエーハ搬送手段7によるウエーハの搬送経路において上記被加工物支持台6に配設された第2の撮像手段8を具備している。第2の撮像手段8は、可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、上記ウエーハ搬送手段7によって搬送される環状のフレームFに装着されたダイシングテープTに貼着された半導体ウエーハ10を裏面側から撮像し、撮像した画像信号を後述する制御手段に送る。
図示の実施形態における切削装置は、図7に示す制御手段20を具備している。制御手段20はコンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)201と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)202と、演算結果等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)203と、カウンター204と、入力インターフェース205および出力インターフェース206とを備えている。制御手段20の入力インターフェース205には、加工送り位置検出手段37の読み取りヘッド372、割り出し送り位置検出手段44の読み取りヘッド442、第1の撮像手段56、第2の撮像手段8等からの検出信号が入力される。そして、制御手段20の出力インターフェース206からは、加工送り手段36のパルスモータ362、割り出し送り手段43のパルスモータ432、スピンドルユニット5のサーボモータ55、切り込み送り手段57のパルスモータ572等に制御信号を出力する。
図示の実施形態におけるウエーハの加工装置としての切削装置は以上のように構成されており、以下その作用について説明する。
カセット載置テーブル61上に載置されたカセット62の所定位置に収容されている半導体ウエーハ10(環状のフレームFに保護テープTを介して支持されている状態)は、図示しない昇降手段によってカセット載置テーブル61が上下動することにより搬出位置に位置付けられる。次に、ウエーハ搬出手段64が進退作動して搬出位置に位置付けられた半導体ウエーハ10を仮置きテーブル63上に搬出する。半導体ウエーハ10を仮置きテーブル63に搬出したならば、ウエーハ搬送手段7のウエーハ保持手段72を構成する吸引保持手段721および載置手段722を作動し、吸引保持手段721の複数の吸引パッド721aによって半導体ウエーハ10をダイシングテープTを介して支持している環状のフレームFを吸引保持する。次に、ウエーハ搬送手段7の移動手段73を作動して、吸引保持手段721に保持された半導体ウエーハ10を第2の撮像手段8の上方である撮像位置に位置付ける。
ここで、チャックテーブル35と第2の撮像手段8の座標値について、図8を参照して説明する。
図8において、横軸はX座標を示し縦軸はY座標を示している。チャックテーブル35は、その中心P1がY1の位置に位置付けられ、X軸方向に移動可能に配設されている。一方、第2の撮像手段8は、(X2,Y3)座標値に配設されている。
上述したように半導体ウエーハ10を第2の撮像手段8の上方である撮像位置に位置付けたウエーハ搬送手段7は、半導体ウエーハ10の裏面10bに形成された円形の凹部105の内周縁105aの一点を図8において1点鎖線で示すように第2の撮像手段8の中心に位置付ける。次に、ウエーハ搬送手段7は、半導体ウエーハ10を図8において1点鎖線で示す位置からY軸方向に下方に移動し、半導体ウエーハ10の裏面10bに形成された円形の凹部105の内周縁105aの他の一点を図8において2点鎖線で示すように第2の撮像手段8の中心に位置付ける。このときのウエーハ搬送手段7の移動手段73による移動位置は、ウエーハ位置検出手段74の読み取りヘッド742からの信号に基づいて検出され制御手段20に送られている。制御手段20は、読み取りヘッド742からの検出信号をカウンター204によってカウントし、半導体ウエーハ10を1点座線で示す位置から2点座線で示す位置まで移動した移動量(L)を求め、この移動量(L)をランダムアクセスメモリ(RAM)203に格納する。
このようにして、半導体ウエーハ10の図8において1点座線で示す位置から2点座線で示す位置までの移動量(L)を求めたならば、制御手段20はウエーハ搬送手段7の吸引保持手段721に保持された半導体ウエーハ10の裏面10bに形成された円形の凹部105の中心Pの座標値を求める。この円形の凹部105の中心Pは、(Y3−(L/2))のY座標(Y2)上に位置する。一方、円形の凹部105の中心PのX座標値(X3)は、円形の凹部105の半径を(r)とすると、(X2+(√r2−(L/2)2)となる。従って、ウエーハ搬送手段7の吸引保持手段721に保持された半導体ウエーハ10の裏面10bに形成された円形の凹部105の中心PのX,Y座標値は、X(X3):(X2+(√r2−(L/2)2),Y(Y2):(Y3−(L/2)となる。
以上のようにして、ウエーハ搬送手段7の吸引保持手段721に保持された半導体ウエーハ10の裏面10bに形成された円形の凹部105の中心PのX,Y座標値X(X3):(X2+(√r2−(L/2)2),Y(Y2):(Y3−(L/2)を求めたならば、加工送り手段36を作動してチャックテーブル35を図8において1点鎖線で示す位置に移動し、その中心(P1)を半導体ウエーハ10の裏面10bに形成された円形の凹部105の中心PのX座標値(X3)に位置付ける。従って、チャックテーブル35の中心(P1)は、(X3,Y1)のX,Y座標値に位置付けられたことになる。次に、ウエーハ搬送手段7の移動手段73を作動して、吸引保持手段721に保持された半導体ウエーハ10の裏面10bに形成された円形の凹部105の中心PをY軸における(Y1)座標値に位置付ける。従って、吸引保持手段721に保持された半導体ウエーハ10の裏面10bに形成された円形の凹部105の中心(P)は、(X3,Y1)のX,Y座標値に位置付けられたことになり、チャックテーブル35の中心(P1)のX,Y座標値(X3,Y1)と一致する。この状態が、図9の(a)に示された状態である。次に、ウエーハ搬送手段7の載置手段722を作動して吸引保持手段721を下降することにより、図9の(b)に示ように半導体ウエーハ10の裏面10bに形成された円形の凹部105は、ダイシングテープTを介してチャックテーブル35の吸着チャック352に確実に嵌合する。なお、吸着チャック352の外径は、半導体ウエーハ10の裏面10bに形成された円形の凹部105の内径より数mm小さく形成されている。従って、円形の凹部105に沿ってダイシングテープTが貼着されていても円形の凹部105をダイシングテープTを介して吸着チャック352に嵌合することができる。
上述したように半導体ウエーハ10の裏面10bに形成された円形の凹部105をダイシングテープTを介してチャックテーブル35のウエーハ保持部として機能する吸着チャック352に嵌合したならば、図示しない吸引手段が作動して半導体ウエーハ10をチャックテーブル35上に吸引保持する。このようにしてチャックテーブル35上に半導体ウエーハ10を吸引保持したならば、吸引保持手段721の複数の吸引パッド721aによる環状のフレームFの吸引保持を解除する。そして、チャックテーブル35上に吸引保持半導体ウエーハ10をダイシングテープTを介して支持する支持フレームFは、上記クランプ353によって固定される。
上述したようにチャックテーブル35に半導体ウエーハ10を保持したならば、加工送り手段36を作動して、チャックテーブル35を第1の撮像手段56の直下に移動する。次に、第1の撮像手段56によって半導体ウエーハ10に形成されているストリート101が検出され、スピンドルユニット5を割り出し方向である矢印Y方向に移動調節してストリート101と切削ブレード54との精密位置合わせ作業が行われる(アライメント工程)。
その後、チャックテーブル35を切削ブレード54の下方である切削加工領域に移動し、切削ブレード54を所定方向に回転せしめるとともに、矢印Zで示す方向(Z軸方向)に所定量切り込み送りし、半導体ウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル35を切削送り方向である矢印Xで示す方向(X軸方向)に所定の切削送り速度で移動する。この結果、チャックテーブル35上に保持された半導体ウエーハ10は、切削ブレード54により所定のストリート101に沿って切断される(切削工程)。
以上、本発明を切削装置に適用した例を示したが、本発明はレーザー加工装置等の他の加工装置に適用することができる。
本発明に従って構成されたウエーハの加工装置としての切削装置の斜視図。 図1に示す切削装置に装備されるチャックテーブルの斜視図。 図2に示すチャックテーブルの正面図。 ウエーハとしての半導体ウエーハの斜視図。 図4に示す半導体ウエーハを環状のフレームに装着されたダイシングテープの表面に貼着した状態を示す断面図。 図1に示す切削装置に装備されるウエーハ搬送手段の斜視図。 図1に示す切削装置に装備される制御手段の構成ブロック図。 図1に示す切削装置に装備されるチャックテーブルとウエーハ搬送手段によって搬送される半導体ウエーハの座標値の関係を示す説明図。 ウエーハ搬送手段によって搬送される半導体ウエーハがチャックテーブルに搬送される状態を示す説明図。
符号の説明
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
35:チャックテーブル
36:加工送り手段
37:加工送り位置検出手段
4:スピンドルユニット支持機構
42:可動支持基台
43:割り出し送り手段
44:割り出し送り位置検出手段
5:スピンドルユニット
53:回転スピンドル53
54:切削ブレード
56:第1の撮像手段
57:切込み送り手段
6:被加工物支持台
61:カセット載置テーブル
62:カセット
63:仮置きテーブル
64:ウエーハ搬出手段
7:ウエーハ搬送手段
71:案内手段
72:ウエーハ保持手段
73:移動手段
74:ウエーハ位置検出手段
8:第2の撮像手段
10:半導体ウエーハ
20:制御手段

Claims (1)

  1. 表面に複数のデバイスが形成されたデバイス領域と該デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とを有し該デバイス領域に対応する裏面に円形の凹部が形成されたウエーハを加工するウエーハの加工装置であって、
    ウエーハの裏面に形成された円形の凹部が嵌合するウエーハ保持部を有するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持されたウエーハを加工する加工手段と、
    該チャックテーブルを加工送り方向に移動せしめる加工送り手段と、
    ウエーハの裏面を下側にしてウエーハを保持し該チャックテーブルに搬送するウエーハ搬送手段と、
    該ウエーハ搬送手段による搬送経路に配設されウエーハの裏面に形成された円形凹部を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段からの画像信号に基づいてウエーハの裏面に形成された円形凹部の中心を求め、該円形凹部の中心と該チャックテーブルの中心を一致させるように該加工送り手段および該ウエーハ搬送手段を制御する制御手段と、を具備し、
    該ウエーハ搬送手段は、該加工送り方向(X軸方向)と直交するY軸方向の搬送経路に沿ってウエーハを搬送するように構成されており、
    該制御手段は、該撮像手段によって撮像されたウエーハの裏面に形成された円形凹部の内周縁の2点の座標値に基づいて円形凹部の中心の座標値を求め、該チャックテーブルの中心を円形凹部の中心のX座標値に位置付けるように該加工送り手段を制御するとともに、ウエーハの裏面に形成された円形凹部の中心を該チャックテーブルの中心のY座標値に位置付けるように該ウエーハ搬送手段を制御する、
    ことを特徴とするウエーハの加工装置。
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