JP5001064B2 - チャックテーブル機構 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物を切削する切削装置等の加工装置に装備され被加工物を保持するャックテーブル機構に関する。
例えば、半導体デバイス製造工程においては、略円板形状である半導体ウエーハの表面に格子状に形成されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって区画された多数の領域にIC、LSI等のデバイスを形成し、該デバイスが形成された各領域をストリートに沿って分割することにより個々のデバイスを製造している。半導体ウエーハを分割する分割装置としては一般にダイシング装置としての切削装置が用いられている。この切削装置は、被加工物を保持するチャックテーブルを備えたチャックテーブル機構と、該チャックテーブル機構のチャックテーブルに保持され被加工物を切削する切削ブレードを備えた切削手段とを具備している。上記チャックテーブル機構は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルを回転可能に支持する円筒状の支持部材とを具備し、該円筒状の支持部材に軸受を介してチャックテーブルの回転軸を回転可能に支持するように構成されている。(例えば下記特許文献1参照)
特開昭63−174841号公報
而して、上述したチャックテーブルの支持構造は、チャックテーブルを回転軸に軸受のインナーレースを装着し、円筒状の支持筒に軸受のアウターレースを装着する構成であるため、軸受のインナーレースとアウターレースを装着する装着部の加工精度が低いと、チャックテーブルの回転軸中心と軸受の回転中心が合致せず、チャックテーブルが歪んで回転するという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、チャックテーブルの回転軸中心と軸受の回転中心を合致して組み付けることができるャックテーブル機構を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持するチャックテーブル機構であって、
円筒状の固定支持部材と、該円筒状の固定支持部材の外周に軸受手段を介して回転可能に外嵌され上端にチャックテーブル支持部を備えた円筒状の回転支持部材とを具備し、
該軸受手段は、該円筒状の固定支持部材の外周面に形成されたV溝からなる第1の環状溝と、該円筒状の回転支持部材の内周面に該第1の環状溝と対向して形成されたV溝からなる第2の環状溝と、該第1の環状溝と該第2の環状溝間に配設された複数の鋼球とからなっている、
ことを特徴とするチャックテーブル機構が提供される。
た、上記回転支持部材の外周面には従動プーリが設けられ、上記チャックテーブル支持基台にはモータが配設されており、該モータの駆動軸に装着された駆動プーリと従動プーリとに無端ベルトが巻回されている。
本発明によるャックテーブル機構は以上のように構成され、円筒状の固定支持部材の外周に円筒状の回転支持部材を回転可能に支持する軸受手段が、円筒状の固定支持部材の外周面に形成されたV溝からなる第1の環状溝と、円筒状の回転支持部材の内周面に第1の環状溝と対向して形成されたV溝からなる第2の環状溝と、第1の環状溝と第2の環状溝間に配設された複数の鋼球とからなっているので、固定支持部材と回転支持部材とを組み立てた状態で両者の位置関係が精密に規定されるため、回転支持部材は軸受手段の回転中心を中心として回転することができる。
以下、本発明に従って構成されたチャックテーブルの支持機構およびチャックテーブル機構の好適な実施形態について、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたたチャックテーブルの支持機構およびチャックテーブル機構を装備した切削装置の斜視図が示されている。
図1に示された切削装置は、略直方体状の装置ハウジング1を具備している。この装置ハウジング1内には、図2に示す静止基台2と、該静止基台2上に配設され被加工物を保持するチャックテーブル機構3と、該チャックテーブル機構3を切削送り方向である矢印Xで示す方向に移動可能に支持するチャックテーブル移動機構4と、静止基台2に割り出し送り方向である矢印Yで示す方向(切削送り方向である矢印Xで示す方向に直交する方向)に移動可能に配設されたスピンドル支持機構5と、該スピンドル支持機構5に切り込み送り方向である矢印Zで示す方向に移動可能に配設された切削手段としてのスピンドルユニット6が配設されている。
上記チャックテーブル機構3について、図3および図4を参照して説明する。
図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、チャックテーブル支持基台30と、該チャックテーブル支持基台30の上面に配設されチャックテーブル支持機構31と、該チャックテーブル支持機構31に支持されるチャックテーブル35を具備している。上記チャックテーブル支持基台31は矩形状に形成され、その下面には2条の被案内溝301、301が形成されている。
上記チャックテーブル支持機構31は、固定支持部材32と、該固定支持部材32の外周に軸受手段33を介して回転可能に外嵌された回転支持部材34とを具備している。固定支持部材32は、図4に示すように円筒状に形成されており、その下端がチャックテーブル支持基台30の上面に固定されている。上記回転支持部材34も円筒状に形成されており、上記固定支持部材32に軸受手段33を介して回転可能に支持されている。軸受手段33は、固定支持部材32の外周面に形成された第1の環状溝331と、回転支持部材34の内周面に第1の環状溝331と対向して形成された第2の環状溝332と、第1の環状溝331と第2の環状溝332間に配設された複数の鋼球333とからなっている。なお、第1の環状溝331と第2の環状溝332は、V溝からなっていることが望ましい。ここで、第1の環状溝331と第2の環状溝332間に複数の鋼球333を配設する構成について図4を参照して説明する。上記回転支持部材34における第2の環状溝332が形成された外周の一部には、外周面から第2の環状溝332に連通する鋼球挿入穴334が形成されている。この鋼球挿入穴334を通して複数の鋼球333を挿入し、第1の環状溝331と第2の環状溝332間に複数の鋼球333を配設することができる。なお、鋼球挿入穴334の内周面には雌ネジが形成されており、上述したように鋼球挿入穴334を通して複数の鋼球333を挿入したら、鋼球挿入穴334にプラグ335を螺合する。このような鋼球333の挿入は、チャックテーブル支持機構31を構成する固定支持部材32と回転支持部材34とを組み立てる際に実施し、固定支持部材32と回転支持部材34とを組み立てた状態で、チャックテーブル支持機構31の固定支持部材32をチャックテーブル支持基台30に固定する。このように固定支持部材32に回転支持部材34を回転可能に支持する軸受手段33は、固定支持部材32の外周面に形成された第1の環状溝331と、回転支持部材34の内周面に第1の環状溝331と対向して形成された第2の環状溝332と、第1の環状溝331と第2の環状溝332間に配設された複数の鋼球333とからなっているので、固定支持部材32と回転支持部材34とを組み立てた状態で両者の位置関係が精密に規定されるため、回転支持部材34は軸受手段33の回転中心を中心として回転することができる。
上述したように構成されたチャックテーブル支持機構31の回転支持部材34の上端には環状のチャックテーブル支持部341が設けられており、該環状のチャックテーブル支持部341は固定支持部材32の上端より上方に突出するように構成されている。この環状のチャックテーブル支持部341の上面に、環状のセラミックス板36を介してチャックテーブル35が装着される。なお、上記環状のチャックテーブル支持部341の下面には回転支持部材34の回転角度を検出するためのロータリースケール37が装着されており、固定支持部材32の上端面にはロータリースケール37と対向する位置に読み取りヘッド370が配設されている。
チャックテーブル35は、円柱状の本体351と、該本体351の上面に配設され無数の吸引孔を備えたポーラスなセラミックス等からなる多孔性部材によって形成された吸着チャック352とからなっている。本体351は、ステンレス鋼等の金属材によって形成されており、その上面には円形の嵌合凹部351aが設けられている。この嵌合凹部351aには底面の外周部に吸着チャック352が載置される環状の載置棚351bが設けられている。そして、本体351の嵌合凹部351aに嵌合した吸着チャック352は、環状の載置棚351bに載置される。また、本体351には嵌合凹部351aに開口する吸引通路351cが設けられており、この吸引通路351cは、図示しない吸引手段に連通されている。従って、図示しない吸引手段が作動すると、吸引通路351cを通して嵌合凹部351aに負圧が作用し、この結果、無数の吸引孔を備えた吸着チャック352の上面である保持面に負圧が作用せしめられる。また、本体351の中間部には、図4に示すように環状の溝351dが形成されている。この環状の溝351d内には4個のクランプ353の基部が配設され、このクランプ353の基部が本体351に適宜の固定手段によって取付けられている。
図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、チャックテーブル35を支持するチャックテーブル支持機構31の回転支持部材34を回転するための回転駆動手段38を具備している。図示の実施形態における回転駆動手段38は、チャックテーブル支持基台30に配設されたパルスモータ381と、該パルスモータ381の駆動軸381aに装着された駆動プーリ382と、上記回転支持部材34の下端部外周に設けられた従動プーリ383と、駆動プーリ382と従動プーリ383に巻回された無端ベルト384とからなっている。このように構成された回転駆動手段38は、パルスモータ381を駆動することにより、駆動プーリ382、無端ベルト384、従動プーリ383を介してチャックテーブル35を支持する回転支持部材34を回転せしめる。このように回転駆動手段38はパルスモータ381が回転支持部材34と独立して配設されているので、パルスモータ381が作動により発熱しても回転支持部材34が熱膨張することがないため、チャックテーブル35の高さ位置を常に所定の位置に維持することができる。なお、図示の実施形態における回転駆動手段38はパルスモータ381の駆動力を回転支持部材34に伝達する動力伝達機構としてベルト機構を用いる例を示したが、動力伝達機構として歯車機構を用いてもよい。
また、図示の実施形態におけるチャックテーブル機構3は、チャックテーブル35の下側周囲を覆うカバーテーブル39を具備している。このカバーテーブル39は、チャックテーブル支持基台31の4隅に立設された4本の支持柱390によって支持されている。カバーテーブル39の中央部には開口391が形成されており、この開口391の周縁に上方に突出するフランジ部392が設けられている。このフランジ部392がチャックテーブルを構成する本体351の下端部に形成されたスカート部351eの内側に位置付けられる。
図2に戻って説明を続けると、上記チャックテーブル機構3を切削送り方向である矢印Xで示す切削送り方向に移動可能に支持するチャックテーブル移動機構4は、静止基台2上に矢印Xで示す方向に沿って平行に配設された一対の案内レール41、41と、上記チャックテーブル機構3を一対の案内レール41、41に沿って移動せしめる切削送り手段42とからなっている。一対の案内レール41、41には、上記チャックテーブル機構3を構成するチャックテーブル支持基台30の下面に設けられた2条の被案内溝301、301が摺動可能に嵌合せしめられる。上記切削送り手段42は、上記2本の案内レール41と41の間に平行に配設された雄ネジロッド421と、該雄ネジロッド421を回転駆動するためのサーボモータ422等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド421は、その一端が上記静止基台2に固定された軸受ブロック423に回転自在に支持されており、その他端が上記サーボモータ422の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド421は、上記チャックテーブル支持基台30の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された貫通雌ネジ穴に螺合されている。従って、サーボモータ422によって雄ネジロッド421を正転および逆転駆動することにより、チャックテーブル機構3は一対の案内レール41、41に沿って矢印Xで示す切削送り方向に移動せしめられる。
上記スピンドル支持機構5は、静止基台2上に矢印Yで示す割り出し送り方向に沿って平行に配設された一対の案内レール51、51と、該一対の案内レール51、51上に矢印Yで示す方向に移動可能に配設された可動支持基台52を具備している。この可動支持基台52は、一対の案内レール51、51上に移動可能に配設された移動支持部521と、該移動支持部521に取り付けられた装着部522とからなっている。移動支持部521の下面には一対の案内レール51、51と嵌合する2条の被案内溝521a、521aが形成されており、この被案内溝521a、521aを一対の案内レール51、51に嵌合することにより、可動支持基台52は一対の案内レール51、51に沿って移動可能に構成される。また、装着部522は、一側面に矢印Zで示す方向に延びる一対の案内レール522a、522aが平行に設けられている。
図示の実施形態におけるスピンドル支持機構5は、可動支持基台52を一対の案内レール51、51に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動させるための割り出し送り手段53を具備している。割り出し送り手段53は、上記一対の案内レール51、51の間に平行に配設された雄ネジロッド531と、該雄ねじロッド531を回転駆動するためのパルスモータ532等の駆動源を含んでいる。雄ネジロッド531は、その一端が上記静止基台2に固定された図示しない軸受ブロックに回転自在に支持されており、その他端が上記パルスモータ532の出力軸に伝動連結されている。なお、雄ネジロッド531は、可動支持基台52を構成する移動支持部531の中央部下面に突出して設けられた図示しない雌ネジブロックに形成された雌ネジ穴に螺合されている。このため、パルスモータ532によって雄ネジロッド531を正転および逆転駆動することにより、可動支持基台52は一対の案内レール51、51に沿って矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめられる。
図示の実施形態のおけるスピンドルユニット6は、ユニットホルダ61と、該ユニットホルダ61に取り付けられたスピンドルハウジング62と、該スピンドルハウジング62に回転可能に支持された回転スピンドル63を具備している。ユニットホルダ61は、上記装着部522に設けられた一対の案内レール522a、522aに摺動可能に嵌合する2条の被案内溝61a、61aが設けられており、この被案内溝61a、61aを一対の案内レール522a、522aに嵌合することにより、矢印Zで示す切り込み送り方向に移動可能に支持される。上記回転スピンドル63はスピンドルハウジング62の先端から突出して配設されており、この回転スピンドル63の先端部に切削ブレード64が装着されている。なお、切削ブレード64を装着した回転スピンドル63は、サーボモータ65等の駆動源によって回転駆動せしめられる。
図示の実施形態におけるスピンドルユニット6は、ホルダ61を一対の案内レール522a、522aに沿って矢印Zで示す切り込み送り方向に移動させるための切り込み送り手段66を具備している。切り込み送り手段66は、上記切削送り手段42および上記割り出し送り手段53と同様に一対の案内レール522a、522aの間に配設された雄ネジロッド(図示せず)と、該雄ネジロッドを回転駆動するためのパルスモータ662等の駆動源を含んでおり、パルスモータ662によって図示しない雄ネジロッドを正転および逆転駆動することにより、ユニットホルダ61とスピンドルハウジング62および回転スピンドル63を一対の案内レール522a、522aに沿って矢印Zで示す切り込み送り方向に移動せしめる。
なお、上記スピンドルユニット6を構成するスピンドルハウジング62の先端部には、チャックテーブル35に保持された被加工物の加工領域を撮像するための撮像手段67が配設されている。この撮像手段67は、顕微鏡等の光学系と撮像素子(CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。
図1に戻って説明すると、上記装置ハウジング1におけるカセット載置領域7aには、被加工物を収容するカセットを載置するカセット載置テーブル7が配設されている。このカセット載置テーブル7は、図示しない昇降手段によって上下方向に移動可能に構成されている。カセット載置テーブル7上には、被加工物としてのウエーハ10を収容するカセット8が載置される。カセット8に収容される被加工物としてのウエーハ10は、表面に格子状のストリートが形成されており、この格子状のストリートによって区画された複数の矩形領域にIC、LSI等のデバイスが形成されている。このように形成されたウエーハ10は、環状の支持フレーム11に装着された保護テープ12の表面に貼着された状態でカセット8に収容される。
また、図示の実施形態における切削装置は、カセット載置テーブル7上に載置されたカセット8に収容されているウエーハ10(環状のフレーム11に保護テープ12を介して支持されている状態)を仮置きテーブル13に搬出する搬出手段14と、仮置きテーブル13に搬出されたウエーハ10を上記チャックテーブル機構3のチャックテーブル35上に搬送する第1の搬送手段15と、チャックテーブル35上で切削加工されたウエーハ10を洗浄する洗浄手段16と、チャックテーブル35上で切削加工されたウエーハ10を洗浄手段16へ搬送する第2の搬送手段17を具備している。更に、図示の切削装置は、上記撮像手段67によって撮像された画像等を表示する表示手段18を具備している。
以上のように構成された切削装置の作動について、簡単に説明する。
カセット載置テーブル7上に載置されたカセット8の所定位置に収容されているウエーハ10(環状のフレーム11に保護テープ12を介して支持されている状態)は、図示しない昇降手段によってカセット載置テーブル7が上下動することにより搬出位置に位置付けられる。次に、搬出手段14が進退作動して搬出位置に位置付けられたウエーハ10を仮置きテーブル13上に搬出する。仮置きテーブル13に搬出されたウエーハ10は、第1の搬送手段15によって上記チャックテーブル機構3のチャックテーブル35上に搬送される。チャックテーブル35上にウエーハ10が載置されたならば、図示しない吸引手段が作動してウエーハ10をチャックテーブル35上に吸引保持する。また、ウエーハ10を保護テープ12を介して支持する支持フレーム11は、上記4個のクランプ353によって固定される。このようにしてウエーハ10を保持したチャックテーブル35は、撮像手段67の直下まで移動せしめられる。チャックテーブル35が撮像手段67の直下に位置付けられると、撮像手段67によってウエーハ10に形成されているストリートが検出され、スピンドルユニット5を割り出し方向である矢印Y方向に移動調節してストリートと切削ブレード64との精密位置合わせ作業が行われる(アライメント工程)。このとき、ウエーハ10に形成されたストリートが切削送り方向Xと平行になっていない場合には、チャックテーブル機構3の回転駆動手段38を構成するパルスモータ381を作動して、ストリートが切削送り方向Xと平行になるように位置付ける。
その後、切削ブレード64による切り込み送りの基準位置を定める。即ち、切削ブレード64を下降し、セラミック板36によって絶縁されたチャックテーブル35の本体351(ステンレス鋼等の金属材によって形成されている)と電気的接触した位置を基準位置を定める。このようにして、切削ブレード64による切り込み送りの基準位置を定めたならば、切り込み送り手段66のパルスモータ662を作動して切削ブレード64を矢印Zで示す方向に所定量切り込み送りするとともに、サーボモータ65を作動して切削ブレード64を所定の回転方向に20000〜40000rpmの回転速度で回転させつつ、ウエーハ10を吸引保持したチャックテーブル35を切削送り方向である矢印Xで示す方向に所定の切削送り速度で移動せしめる(切削工程)。この結果、チャックテーブル35上に保持されたウエーハ10は切削ブレード64により所定のストリートに沿って切断される。このようにして、ウエーハ10を所定のストリートに沿って切断したら、チャックテーブル35を矢印Yで示す方向にストリートの間隔だけ割り出し送りし、上記切断工程を実施する。そして、ウエーハ10の所定方向に延在するストリートの全てに沿って切断作業を実施したならば、チャックテーブル機構3の回転駆動手段38を構成するパルスモータ381を作動してチャックテーブル35を90度回転させる。このとき、回転支持部材34のチャックテーブル支持部341に装着されたロータリースケール37を固定支持部材32に装着された読み取りヘッド370によって読み取ることにより、チャックテーブル35の回転角度を検出しつつチャックテーブル35を90度回転させる。そして、ウエーハ10の所定方向と直交する方向に延在するストリートに沿って上記切削工程を実行することにより、ウエーハ10に格子状に形成された全てのストリートが切削されて個々のデバイスに分割される。なお、上述したようにチャックテーブル35を90度回転させる際に、チャックテーブル機構3の回転駆動手段38を構成するパルスモータ381を作動することによりパルスモータ381が発熱しても、パルスモータ381はチャックテーブル35を支持する回転支持部材34と独立して配設されているので、回転支持部材34が熱膨張することがない。従って、回転支持部材34によって支持されるチャックテーブル35の高さ位置が変位することがないので、切削ブレード64のウエーハに対する切り込み送り量は所定量に維持される。上記切削工程を実施することによって分割されたデバイスは、保護テープ12の作用によってバラバラにはならず、フレーム11に支持されたウエーハの状態が維持されている。
上述したようにウエーハ10に形成された全てのストリートに沿って切断工程実施したならば、ウエーハ10を保持したチャックテーブル35は最初にウエーハ10を吸引保持した位置に戻される。そして、ウエーハ10の吸引保持を解除する。次に、ウエーハ10は第2の搬送手段17によって洗浄手段16に搬送される。洗浄手段16に搬送されたウエーハ10は、ここで洗浄および乾燥される。このようにして洗浄および乾燥されたウエーハ10は、第1の搬送手段15によって仮置きテーブル13に搬出される。そして、ウエーハ10は、搬出手段14によってカセット8の所定位置に収納される。
本発明に従って構成されたチャックテーブル機構を装備した切削装置の斜視図。 図1に示す切削装置の要部斜視図。 図1に示す切削装置に装備されるチャックテーブル機構の分解斜視図。 図1に示す切削装置に装備されるチャックテーブル機構の断面図。
符号の説明
1:切削装置の装置ハウジング
2:静止基台
3:チャックテーブル機構
30:チャックテーブル支持基台
31:チャックテーブル支持機構
32:固定支持部材
33:軸受手段
34:回転支持部材
35:チャックテーブル
36:環状のセラミックス板
37:ロータリースケール
370:読み取りヘッド
38:回転駆動手段
381:パルスモータ
382:駆動プーリ
383:従動プーリ
384:無端ベルト
4:チャックテーブル移動機構
41:案内レール
42:切削送り手段
5:スピンドル支持機構
51:案内レール
52:可動支持基台
53:割り出し送り手段
6:スピンドルユニット
61:ユニットホルダ
62:スピンドルハウジング
63:回転スピンドル
64:切削ブレード
65:サーボモータ
66:切り込み送り手段
67:撮像手段
7:カセット載置テーブル
8:カセット
10:ウエーハ
11:環状の支持フレーム
12:保護テープ
13:仮置きテーブル
14:搬出手段
15:第1の搬送手段
16:洗浄手段
17:第2の搬送手段
18:表示手段

Claims (2)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルを備えたチャックテーブル機構であって、
    該チャックテーブルを支持するためのチャックテーブル支持基台と、該チャックテーブル支持基台の上面に配設された円筒状の固定支持部材と、該円筒状の固定支持部材の外周に軸受手段を介して回転可能に外嵌され上端に該チャックテーブルを支持する円筒状の回転支持部材とを具備し、
    該軸受手段は、該円筒状の固定支持部材の外周面に形成されたV溝からなる第1の環状溝と、該円筒状の回転支持部材の内周面に該第1の環状溝と対向して形成されたV溝からなる第2の環状溝と、該第1の環状溝と該第2の環状溝間に配設された複数の鋼球とからなっている、
    ことを特徴とするチャックテーブル機構。
  2. 該回転支持部材の外周面には従動プーリが設けられ、該チャックテーブル支持基台にはモータが配設されており、該モータの駆動軸に装着された駆動プーリと該従動プーリとに無端ベルトが巻回されている、請求項3又は4記載のチャックテーブル機構。
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