JP5337008B2 - 撓み噛合い式歯車装置、及びその外歯歯車の製造方法 - Google Patents

撓み噛合い式歯車装置、及びその外歯歯車の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、撓み噛合い式歯車装置、及びその外歯歯車の製造方法に関する。
特許文献1には、図7に示されるような撓み噛合い式歯車装置1が示されている。
この撓み噛合い式歯車装置1は、可撓性を有した筒形状の外歯歯車2と、外歯歯車2の歯数より多い歯数を有すると共に、外歯歯車2が撓みながら内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車3と、第1内歯歯車3に軸方向に並設され外歯歯車2と同数の歯数を有すると共に、外歯歯車2が同時に内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車4と、を備えている。
図8を合わせて参照して、第1内歯歯車3と外歯歯車2の第1歯部5(第1内歯歯車3との噛合部分)が噛合っており、第2内歯歯車4と外歯歯車2の第2歯部6(第2内歯歯車4との噛合部分)が噛合っている。第1歯部5と第2歯部6は、それぞれ第1、第2内歯歯車3、4から力F1、F2を受けている。力F1と力F2は、(第1歯部5と第2歯部6をそれぞれ異なる方向へ回転させようとする)反対向きの力である。第1歯部5と第2歯部6の境界部分7において、外歯歯車2の歯厚T2が、第1歯部5と第2歯部6の歯厚T1より薄く形成されている(T2<T1)。
実開平1−91151(第6図)
しかしながら、力F1、F2は、第1、第2歯部5、6をそれぞれ異なる方向に倒そうとするため、外歯歯車2の第1、第2歯部5、6の歯面が全体的に捩れてしまい、第1、第2歯部5、6と第1、第2内歯歯車3、4の間それぞれの一部のみが強く接触して(片当りが発生して)摩耗が生じ易い。
本発明では、上記の問題を解決するために、外歯歯車と内歯歯車の噛合い時の片当りによる歯面の摩耗を防止し、高耐久且つ長寿命な外歯歯車を備えた撓み噛合い式歯車装置を提供することを課題とする。
本発明は、可撓性を有した外歯歯車と、該外歯歯車の歯数より多い歯数を有すると共に、該外歯歯車が撓みながら内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に軸方向に並設され前記外歯歯車と同数の歯数を有すると共に、該外歯歯車が同時に内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、を備えた撓み噛合い式歯車装置において、前記外歯歯車が、前記第1または第2内歯歯車と内接噛合する歯部と、該歯部の内側において該歯部を支持する土台部と、を有しており、該土台部が軸方向に連続的に一体となって形成されていると共に、前記歯部の少なくとも歯先部分が、前記第1内歯歯車と噛合する部分と前記第2内歯歯車と噛合する部分とで、前記外歯歯車の全周に亘って軸方向に不連続であり、前記歯先部分が、前記第1内歯歯車と噛合する第1ころと、前記第2内歯歯車と噛合する第2ころと、で構成され、前記歯部が、該第1ころを支持する第1支持部と、該第2ころを支持する第2支持部を有しており、該第1支持部の該第2支持部側の軸方向端面を第1支持境界面、該第2支持部の該第1支持部側の軸方向端面を第2支持境界面としたときに、前記第1ころが、前記第2支持境界面を軸方向に超えて移動することができないとともに、前記第2ころが、前記第1支持境界面を軸方向に超えて移動することができない構成とすることにより、上記課題を解決した。
本発明は、外歯歯車の歯部の少なくとも歯先部分が、第1内歯歯車と噛合する部分と第2内歯歯車と噛合する部分とで、外歯歯車の全周に亘って軸方向に不連続である構成を採用している。該不連続の部分は、第1、第2内歯歯車とそれぞれ噛合する外歯歯車の歯面に生じる変形の影響を、軸方向に並設する(外歯歯車の)他方側に及び難くし、外歯歯車の第1内歯歯車と噛合する部分と第2内歯歯車と噛合する部分は、それぞれ円周方向に逆方向で、且つ軸方向と平行な状態のまま変形することができる。よって、本発明は、外歯歯車の歯面のねじれを防止することにより、これに伴って生じる外歯歯車と第1、第2内歯歯車の歯面の一部が局所的に接触する不安定な片当りを防止し、両歯車間に生じる摩耗を低減することができる。
また、本発明は、可撓性を有した外歯歯車と、該外歯歯車の歯数より多い歯数を有すると共に、該外歯歯車が撓みながら内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に軸方向に並設され前記外歯歯車と同数の歯数を有すると共に、該外歯歯車が同時に内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、を備え、該外歯歯車が、前記第1または第2内歯歯車と内接噛合する歯部を有しており、該歯部の少なくとも歯先部分が、前記第1内歯歯車と噛合する第1ころと、前記第2内歯歯車と噛合する第2ころと、で構成され、前記歯部が、該第1ころを支持する第1支持部と、該第2ころを支持する第2支持部を有しており、該第1支持部の該第2支持部側の軸方向端面を第1支持境界面、該第2支持部の該第1支持部側の軸方向端面を第2支持境界面としたときに、前記第1ころが、前記第2支持境界面を軸方向に超えて移動することができないとともに、前記第2ころが、前記第1支持境界面を軸方向に超えて移動することができない撓み噛合い式歯車装置の前記外歯歯車の製造方法であって、前記外歯歯車となる部材における少なくとも歯先に相当する部分を、前記第1内歯歯車に対応する第1歯先相当部と前記第2内歯歯車に対応する第2歯先相当部とに、前記外歯歯車の全周に亘って分割する不連続部分を形成する不連続部形成工程と、前記外歯歯車となる部材の外周部に、軸方向に同一の歯形を形成する歯形形成工程と、を有する製造方法と捉えることもできる。
本製造方法によれば、外歯歯車となる部材に対して、軸方向を通して同一の歯形を加工することができると共に、不連続の部分を容易に加工することができ、低コストで且つ高効率に外歯歯車を製造することができる。
本発明は、外歯歯車と内歯歯車の噛合い時の片当りによる歯面の摩耗を防止し、高耐久且つ長寿命な外歯歯車を備えた撓み噛合い式歯車装置を提供することができる。
本発明の比較例にかかる撓み噛合い式歯車装置の縦断面図 図1の矢示II部の拡大図 図1に示す撓み噛合い式歯車装置に組み込まれた外歯歯車の斜視図 本発明の実施形態の一例にかかる撓み噛合い式歯車装置の縦断面図 図4の矢示V部の拡大図 図4に示す撓み噛合い式歯車装置に組み込まれた外歯歯車の斜視図 従来の撓み噛合い式歯車装置の縦断面図 従来の撓み噛合い式歯車装置の外歯歯車の一部の斜視図
以下、図面に基づいて本発明の比較例を詳細に説明する。
図1は、本発明の比較例が適用された撓み噛合い式歯車装置G1の縦断面図である。また、図2は、図1の矢示II部の拡大図であり、図3は、撓み噛合い式歯車装置G1に組み込まれた外歯歯車104の斜視図である。
先ず、撓み噛合い式歯車装置G1の概略構成から説明する。
撓み噛合い式歯車装置G1は、起振体102と、起振体102の外周に配置され、可撓性を有した筒形状の外歯歯車104と、外歯歯車104の歯数より多い歯数を有すると共に、外歯歯車104が撓みながら内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車108と、第1内歯歯車108に軸方向に並設され外歯歯車104と同数の歯数を有すると共に、外歯歯車104が同時に内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車110と、を備えている。
起振体102の外周には、第1、第2起振体軸受114、116が配置されており、第1、第2起振体軸受114、116の外側には、外歯歯車104が配置されている。
起振体102は軸直角断面が楕円形(又は略楕円形)の形状であり、該起振体102は自身の外側に配置されている外歯歯車104を略楕円形に撓めている。起振体102は、軸受136、140により両持ち支持されているとともに、ボルト穴112に挿入されるボルト(図示略)により、図示せぬ駆動源側の部材に連結されている。
第1起振体軸受114は、後述する外歯歯車104の第1歯部(第1内歯歯車108と内接噛合する部分)104A1を支持する軸受であって、半径方向内側(起振体102側)から、(第2起振体軸受116と共通の)共通内輪118と、第1保持器120と、第1転動体122と、第1外輪124とから構成されている。第2起振体軸受116は、後述する外歯歯車104の第2歯部(第2内歯歯車110と内接噛合する部分)104A2を支持する軸受であって、共通内輪118と、第2保持器126と、第2転動体128と、第2外輪130とから構成とされている(図2参照)。
前記共通内輪118は、該起振体102と接して、該起振体102と一体で回転し、起振体102と同位相で偏心する。前記第1、第2保持器120、126は、円柱形状の第1、第2転動体122、128を、共通内輪118及び外輪124、130に沿って回転可能に保持している。
外歯歯車104の構成については、後に詳述する。
第1内歯歯車108は剛性体であり、外歯歯車104が撓みながら内接噛合している。また、第1内歯歯車108は、外歯歯車104の歯数よりも2i(iは1以上の正の整数)だけ多い歯数を有している。第1内歯歯車108は、第2入力側フランジ体139に一体的に形成されている。第2入力側フランジ体139は、ボルト穴132を介して図示せぬ固定部に固定されている。このため、第1内歯歯車108は、後述する外歯歯車104の第1歯部104A1と噛合することによって、起振体102の回転を減速する作用に寄与する。
なお、第2入力側フランジ体139は、第1入力側フランジ体138、ケーシング148と、ボルト141及びボルト穴132に挿入される図示せぬボルトにより、一体化(固定)されている。
第2内歯歯車110は、第1内歯歯車108に軸方向に並設され、第1内歯歯車108と同様に、剛性体であり、外歯歯車104が同時に内接噛合している。また、第2内歯歯車110は、外歯歯車104と同数の歯数を有している。つまり、第2内歯歯車110の歯数は、第1内歯歯車108の歯数よりも2iだけ少なくなっている。第2内歯歯車110は、第1出力側フランジ体142に一体的に形成されている。第1出力側フランジ体142は、自身とケーシング148の間に配置されたクロスローラ軸受146により回転自在に支持されている。また、第1出力側フランジ体142は、ボルト穴134を介して、第2出力側フランジ体144及び図示せぬ相手部材に取付けられている。このため、第1、第2出力側フランジ体142、144、相手部材は、一体的に回転する。
ここで、外歯歯車104の構成について説明する。
外歯歯車104は、起振体102の外周に(第1、第2起振体軸受114、116を介して)配置され、該起振体102の回転により撓み変形される可撓性を有した筒形状の歯車である。外歯歯車104は、略楕円形の起振体102により非円形に撓み変形されており、その長軸の部分で円形の第1、第2内歯歯車108、110と噛合している。
外歯歯車104は、筒状の土台部104Bと土台部104Bの外周に一体形成された歯部104Aから構成されている。
歯部104Aは、第1、第2内歯歯車108、110と内接噛合する第1、第2歯部104A1、104A2から構成されている。
第1、第2歯部104A1、104A2の歯先部分104T1、104T2は、第1歯先部分104T1(第1内歯歯車と噛合する部分)と第2歯先部分104T2(前記第2内歯歯車と噛合する部分)とで、溝部分104Cを介して外歯歯車104の全周に亘って軸方向に不連続である。
この溝部分104Cは、外歯歯車104の軸方向に所定の幅X1を有しており、外歯歯車104の第1、第2歯部104A1、104A2の第1、第2歯先部分104T1、104T2から第1、第2歯底104U1、104U2まで到達している。つまり、外歯歯車104は、該溝部分104Cにより、第1歯部104A1と第2歯部104A2とに分割・分離されている。
第1、第2内歯歯車108、110は、それぞれボルト穴132、134に挿入されるボルト(図示略)により、図示せぬ外部部材に連結されており、軸方向の移動が規制されている。
軸受136、140は、それぞれ第1入力側フランジ体138、第2出力側フランジ体144に組み込まれており、軸受136、140間の距離は、一定に保持されている。
外歯歯車104は、軸受136、140間に隙間を有して配置されており、軸方向に移動することができる。これは、製造上の誤差等によらず、外歯歯車104を該軸受136、140の間に組み付けることができるようにするとともに、外歯歯車104と軸受136、140が強く擦れて磨耗することを防止するためである。
この外歯歯車104の軸方向の移動幅(軸方向に固定状態にある第1、第2内歯歯車108、110に対する軸方向の相対移動幅)は、具体的には以下のように設定されている。即ち、第1内歯歯車108の第2内歯歯車110側の軸方向端面を第1境界面108A、第2内歯歯車110の第1内歯歯車108側の軸方向端面を第2境界面110Aとしたときに、外歯歯車104が、第1、第2内歯歯車108、110に対して、軸方向に移動したとしても、外歯歯車104の第1、第2歯部104A1、104A2の溝部分104Cが、第1境界面108Aまたは第2境界面110Aを軸方向に超えて移動できないようになっている。つまり、第1歯部104A1と第2内歯歯車110、第2歯部104A2と第1内歯歯車108が径方向に重ならないようになっている。この調整は、軸受136、140間の距離(言い換えれば、外歯歯車104と軸受136、140との間のすき間)、外歯歯車104の溝部分104Cの幅X1、第1境界面108Aと第2境界面110Aとの間の幅X2等の設定により行うことができる。
つまり、外歯歯車104の第1歯部104A1は、必ず第2内歯歯車110側の第2境界面110Aよりも第1内歯歯車108側で回転する。第2歯部104A2も、必ず第1内歯歯車108側の第1境界面108Aよりも第2内歯歯車110側で回転する。
これにより、外歯歯車104の第1歯部104A1が、第1内歯歯車108と第2内歯歯車110とに同時に噛合することが防止されると共に、第2歯部104A2が、第2内歯歯車110と第1内歯歯車108とに同時に噛合することが防止される。
一方、土台部104Bは、軸方向に連続的に一体となって形成されている。この比較例では、土台部104Bは、第1、第2起振体軸受114、116の外側で、且つ第1、第2歯部104A1、104A2の内側に配置されており、第1、第2歯部104A1、104A2を支持する可撓性を有した筒状部材である。
次に、撓み噛合い式歯車装置G1の作用について説明する。
図示せぬ駆動源側の部材の回転により、起振体102が回転すると、楕円形の長軸の回転位置に応じて、第1、第2起振体軸受114、116を介して、外歯歯車104の第1歯部104A1、第2歯部104A2が、同位相で撓み変形する。これにより、楕円形の長軸の回転移動に従って、外歯歯車104の第1歯部104A1と第1内歯歯車108の噛合位置が移動する。
ここで、起振体102が1回転すると、第1歯部104A1は第1内歯歯車108との歯数差だけ、回転位相がずれる。第1内歯歯車108による減速比は、((第1歯部104A1の歯数―第1内歯歯車108の歯数)/第1歯部104A1の歯数)で求めることができる。この比較例での具体的な数値による減速比は((100−102)/100=−1/50)となる。ここで、「−」は入出力が逆回転の関係となることを示している。
一方、第2歯部104A2も撓み変形はするが、該第2歯部104A2と第2内歯歯車110は共に歯数が同一であるので、第2歯部104A2と第2内歯歯車110とは互いに噛合する部分が移動することなく、常に同一の歯同士で、噛合することとなる。このため、第2歯部104A2の自転と同一の回転が、第2内歯歯車110から出力される。結果として、第2内歯歯車110からは起振体102の回転を(−1/50)に減速した回転を取り出すことができる。
ここで、外歯歯車104の作用について説明する。
比較例において、溝部分104Cは、外歯歯車104の軸方向に所定の幅X1を有しており、且つ、外歯歯車104の歯底104Uまで深く到達しているため、第1歯部104A1と第2歯部104A2間の空間が大きい。このため、第1、第2歯部104A1、104A2と第1、第2内歯歯車108、110のそれぞれの噛合により生じる変形の影響が相互に及び難く、第1、第2歯部104A1、104A2は、それぞれ円周方向に逆方向で、且つ軸方向と平行な状態のまま変形することができる。この結果、外歯歯車104の第1、第2歯部104A1、104A2の歯面がねじれることによって引き起こされる片当りが防止され、該歯面が摩耗するのを防止できる。
また、第1内歯歯車108の第2内歯歯車110側の軸方向端面を第1境界面108A、第2内歯歯車110の第1内歯歯車108側の軸方向端面を第2境界面110Aとしたときに、外歯歯車104と、第1、第2内歯歯車108、110が、相対的に軸方向に移動したとしても、第1、第2歯部104A1、104A2の溝部分104Cが、第1境界面108Aまたは第2境界面110Aを軸方向に超えて移動できないように各部の寸法が設定されている。このため、外歯歯車104の第1、第2歯部104A1、104A2のいずれかと、互いに回転速度が異なる第1、第2内歯歯車108、110の双方と、が同時に直接噛合しようとするのを防止でき、第1、第2歯部104A1、104A2、あるいは第1、第2内歯歯車108、110の特に、エッジ部が破損してしまうことを効果的に防止することができる。これにより、外歯歯車104と第1、第2内歯歯車108、110の良好な噛合関係(破損の恐れのない噛合関係)を長期間に渡って確保することができる。
更に、本比較例では、第1、第2起振体軸受114、116も、第1、第2保持器120、126、第1、第2転動体122、128、第1、第2外輪124、130が、それぞれ軸方向にそれぞれ1つずつ配置されている。これにより、第1、第2起振体軸受114、116は、それぞれ微妙に異なる動きを円滑に行うことができる。このため、第1、第2歯部104A1、104A2と第1、第2内歯歯車108、110の噛合による変形による影響は、それぞれ軸方向に並設されている第2、第1起振体軸受116、114に及ぼさない。この効果は、上述した溝部分104Cによる効果と相まって、間接的に第1歯部104A1と第2歯部104A2間に生じる異なる動きをより円滑にすることができる。
また、グリース等の潤滑剤が、溝部分104Cに溜り、適度に外歯歯車104の第1、第2歯部104A1、104A2と第1、第2内歯歯車108、110の噛合面に供給されるため、第1、第2歯部104A1、104A2と第1、第2内歯歯車108、110との噛合を更に滑らかにすることができる。
よって、本比較例は、外歯歯車104と第1、第2内歯歯車108、110の噛合い時の片当りによる各歯車104、108、110の歯面の摩耗を防止し、高耐久且つ長寿命な外歯歯車104を備えた撓み噛合い式歯車装置G1を提供することができる。
なお、撓み噛合い式歯車装置G1に係る外歯歯車104を実際に製造する場合には、外歯歯車104となる部材(円筒状の部材)における歯部(104A)を、第1内歯歯車108に対応する第1歯部(第1歯先相当部)(104A1)と第2内歯歯車110に対応する第2歯部(第2歯先相当部)(104A2)とに全周に亘って分割・分離するために、外歯歯車104となる部材の外周から溝部分(不連続部分)104Cを形成する不連続部形成工程と、外歯歯車104となる部材の外周部に、軸方向に同一の第1、第2歯部104A1、104A2の歯形を形成する歯形形成工程と、を有する製造方法を採用するとよい。この製造方法によれば、第1、第2歯部104A1、104A2を軸方向に不連続にし、第1、第2歯部104A1、104A2の一方の変形による影響を、第1、第2歯部104A1、104A2の他方に及ぼさないようにすることができるとともに、同一の歯形を外歯歯車104の第1、第2歯部104A1、104A2に対して、軸方向を通して一挙に加工し、低コストで且つ高効率に外歯歯車104を製造することができる。
なお、不連続部形成工程と歯形形成工程は、どちらの工程を先に行ってもよい。
次に、本発明の実施形態の一例について説明する。
図4は、本発明の実施形態例が適用された撓み噛合い式歯車装置G2の縦断面図である。また、図5は、図4における矢示V部の拡大図であり、図6は、撓み噛合い式歯車装置G2に組み込まれた外歯歯車204の斜視図である。
本実施形態においても、外歯歯車204は、歯部204Aと土台部204Bから構成されている。
歯部204Aの歯先部分は、第1内歯歯車208と噛合する第1ころ(ピン状部材)204D1と、第2内歯歯車210と噛合する第2ころ204D2とで構成とされ、外歯歯車204の全周に亘って不連続とされている。第1ころ204D1と第2ころ204D2の隙間(不連続の部分)204C1は、外歯歯車204の軸方向に所定の幅X3を有している。歯先部分が回転可能な第1、第2ころ204D1、204D2により構成されているので、外歯歯車204と第1、第2内歯歯車208、210の噛合をより滑らかにすることができる。
また、歯部204Aの歯先部分以外の部分は、第1、第2支持部204E1、204E2により構成されている。
より具体的には、第1支持部204E1は、第1ころ204D1を支持しており、第2支持部204E2は、第2ころ204D2を支持している。該第1、第2支持部204E1、204E2は、それぞれ第1、第2ころ204D1、204D2の曲率とほぼ同一の凹部の形状になっており、第1、第2ころ204D1、204D2が円滑に回転できるようになっている。第1支持部204E1、第2支持部204E2は軸方向に不連続になっている。
つまり、隙間204C1と、第1支持部204E1と第2支持部204E2の溝部分204C2が、不連続の部分204Cを形成している。本実施形態において、不連続の部分204Cは、外歯歯車204の歯部204Aの歯先204T1、204T2から歯底204U1、204U2まで到達している。
一方、土台部204Bは、軸方向に連続的に一体となって形成されており、第1、第2支持部204E1、204E2の内側において第1、第2支持部204E1、204E2と一体に形成されている。
第1、第2内歯歯車208、210は、それぞれボルト穴232、234に挿入されるボルト(図示略)により、図示せぬ外部部材に連結されており、軸方向の移動が規制されている。
軸受236、240は、それぞれ第1入力側フランジ体238、第2出力側フランジ体244に組み込まれており、軸受236、240の軸間距離は、一定に保持されている。
第1、第2ころ204D1、204D2は、軸受236、240間に隙間を有して配置されており、軸方向に移動することができる。これは、製造上の誤差等によらず、第1、第2ころ204D1、204D2(および土台部204B)を該軸受236、240の間に組み付けることができるようにするとともに、第1、第2ころ204D1、204D2(および土台部204B)と軸受236、240が強く擦れて磨耗することを防止するためである。
この第1、第2ころ204D1、204D2の軸方向の移動幅は、具体的には以下のように設定されている。即ち、第1支持部204E1の第2支持部204E2側の軸方向端面を第1支持境界面204F1、第2支持部204E2の第1支持部204E1側の軸方向端面を第2支持境界面204F2としたときに、第1ころ204D1が、第2支持境界面204F2を軸方向に超えて移動することができず、また、第2ころ204D2が第1支持境界面204F1を軸方向に超えて移動することができないようになっている。つまり、これにより、第1ころ204D1の第2ころ204D2側の軸方向端面が、第2支持境界面204F2に接触することを防止できる。第2ころ204D2についても同様に、第2ころ204D2の第1ころ204D1側の軸方向端面が、第1支持境界面204F1に接触することを防止できる。これにより、第1、第2ころ204D1、204D2が変形して片当りが発生するのを効果的に防止できる。この調整は、軸受236、240間の距離、第1、第2ころ204D1、204D2の長さ、第1、第2支持部204E1、204E2間の距離X4等を適宜設定することにより行われる。
更に、第1内歯歯車208の第2内歯歯車210側の軸方向端面を第1境界面208A、第2内歯歯車210の第1内歯歯車208側の軸方向端面を第2境界面210Aとしたときに、該第1、第2境界面208A、210Aは、(隙間204C1を中心として)前記第1、第2支持境界面204F1、204F2よりも軸方向外側にある。このため、本実施形態においても、該第1、第2ころ204D1、204D2(即ち、外歯歯車204)が、第1、第2内歯歯車208、210に対して、軸方向に移動したとしても、隙間(不連続部分)204C1が、第1境界面208Aまたは第2境界面210Aを軸方向に超えて移動できないようになっている。このため、外歯歯車204の第1、第2ころ204D1、204D2のいずれかと、互いに回転速度が異なる第1、第2内歯歯車208、210の双方と、が同時に直接噛合しようとするのを防止でき、第1、第2ころ204D1、204D2と、第1、第2内歯歯車208、210の特に、エッジ部が破損してしまうことを効果的に防止することができる。これにより、外歯歯車204(第1、第2ころ204D1、204D2)と第1、第2内歯歯車208、210の良好な噛合関係(破損の恐れのない噛合関係)を長期間に渡って確保することができる。
よって、本実施形態においても、外歯歯車204と第1、第2内歯歯車208、210の噛合い時の片当りによる各歯車204、208、210の歯面の摩耗を防止し、高耐久且つ長寿命な外歯歯車204を備えた撓み噛合い式歯車装置G2を提供することができる。
他の部材については、同一又は類似する機能を有するため、先の比較例と下2桁が同一の符号を図面上で付すに留め、重複説明を省略する。
お、ころを支持する支持部材は、土台部と別部材であってもよいし、土台部と一体であってもよい。
また、比較例において、不連続の部分は、外歯歯車の軸方向に幅の広い「溝」となっているが、例えば、極めて幅の狭いスリット等でもよく、実施形態のように「ころ」のような別部材で歯先部分を構成するときは、不連続の部分の軸方向の幅は「零」でもよい。
また、実施形態に記載されている構成部品・要素のうち、特に記載されていないものであっても、構成部品の寸法、材質、形状、その他相対配置などは特に特定的な断りがない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
104…外歯歯車
104A…(外歯歯車の)歯部
104A1…(歯部の)第1内歯歯車と噛合する部分
104A2…(歯部の)第2内歯歯車と噛合する部分
104B…(外歯歯車の)土台部
104T1、104T2…(外歯歯車の)歯先部分
108…第1内歯歯車
110…第2内歯歯車
G1…撓み噛合い式歯車装置

Claims (5)

  1. 可撓性を有した外歯歯車と、該外歯歯車の歯数より多い歯数を有すると共に、該外歯歯車が撓みながら内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に軸方向に並設され前記外歯歯車と同数の歯数を有すると共に、該外歯歯車が同時に内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、を備えた撓み噛合い式歯車装置において、
    前記外歯歯車が、前記第1または第2内歯歯車と内接噛合する歯部と、該歯部の内側において該歯部を支持する土台部と、を有しており、
    該土台部が軸方向に連続的に一体となって形成されていると共に、
    前記歯部の少なくとも歯先部分が、前記第1内歯歯車と噛合する部分と前記第2内歯歯車と噛合する部分とで、前記外歯歯車の全周に亘って軸方向に不連続であり、
    前記歯先部分が、前記第1内歯歯車と噛合する第1ころと、前記第2内歯歯車と噛合する第2ころと、で構成され、
    前記歯部が、該第1ころを支持する第1支持部と、該第2ころを支持する第2支持部を有しており、
    該第1支持部の該第2支持部側の軸方向端面を第1支持境界面、該第2支持部の該第1支持部側の軸方向端面を第2支持境界面としたときに、
    前記第1ころが、前記第2支持境界面を軸方向に超えて移動することができないとともに、前記第2ころが、前記第1支持境界面を軸方向に超えて移動することができない
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  2. 請求項1において、
    前記不連続の部分は、前記外歯歯車の前記歯部の歯先から歯底まで到達している
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記不連続の部分は、前記外歯歯車の軸方向に所定の幅を有している
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記第1内歯歯車の前記第2内歯歯車側の軸方向端面を第1境界面、該第2内歯歯車の該第1内歯歯車側の軸方向端面を第2境界面としたときに、
    前記外歯歯車と、前記第1または第2内歯歯車が、相対的に軸方向に移動したとしても、該外歯歯車の前記歯部の前記不連続の部分が、該第1または第2境界面を軸方向に超えて移動できない
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  5. 可撓性を有した外歯歯車と、該外歯歯車の歯数より多い歯数を有すると共に、該外歯歯車が撓みながら内接噛合する剛性を有した第1内歯歯車と、該第1内歯歯車に軸方向に並設され前記外歯歯車と同数の歯数を有すると共に、該外歯歯車が同時に内接噛合する剛性を有した第2内歯歯車と、を備え、該外歯歯車が、前記第1または第2内歯歯車と内接噛合する歯部を有しており、該歯部の少なくとも歯先部分が、前記第1内歯歯車と噛合する第1ころと、前記第2内歯歯車と噛合する第2ころと、で構成され、前記歯部が、該第1ころを支持する第1支持部と、該第2ころを支持する第2支持部を有しており、該第1支持部の該第2支持部側の軸方向端面を第1支持境界面、該第2支持部の該第1支持部側の軸方向端面を第2支持境界面としたときに、前記第1ころが、前記第2支持境界面を軸方向に超えて移動することができないとともに、前記第2ころが、前記第1支持境界面を軸方向に超えて移動することができない撓み噛合い式歯車装置の前記外歯歯車の製造方法であって、
    前記外歯歯車となる部材における少なくとも歯先に相当する部分を、前記第1内歯歯車に対応する第1歯先相当部と前記第2内歯歯車に対応する第2歯先相当部とに、前記外歯歯車の全周に亘って分割する不連続部分を形成する不連続部形成工程と、
    前記外歯歯車となる部材の外周部に、軸方向に同一の歯形を形成する歯形形成工程と、を有する
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置の外歯歯車の製造方法。
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