JP5327547B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、端子金具を抜け止めするためのリテーナを備えたコネクタに関する。
例えば、ハウジングに挿入した端子金具をリテーナによって抜け止めするコネクタとして特許文献1に記載のものが知られている。このコネクタは、ハウジング内の幅方向に隔壁で仕切られて形成されている複数の端子収容室に、それぞれ後方から端子金具を挿入させ、各端子収容室に連通してハウジングの外壁に開口されたリテーナ装着開口にリテーナを差し込んでリテーナに設けられた係止突部を端子金具の段差部等に係止させることで、端子金具の抜き取り方向への移動を規制するようになっている。リテーナの縁部にはリテーナを脱着する際に抜き治具を挿入するための治具挿入開口が形成されている。治具挿入開口は複数の端子収容室に跨って形成されており、治具挿入開口とリテーナ装着開口との間には、組付誤差によって僅かな隙間が生じている。
特開2008−243692号公報 特開2007−115614号公報
ところで、上記構成のコネクタは、潤滑油等の油中で使用される場合があるのだが、この油中には鉄粉等の異物が浮遊しており、この異物が治具挿入開口とリテーナ装着開口との間の隙間から端子収容室内に混入することが容易に起こり得る。治具挿入開口による隙間は複数の端子収容室に跨って生じていることから、この隙間において混入した異物が複数の端子金具間に亘って付着することで短絡が生じる虞があった。また、端子収容室を仕切る隔壁と直線状の断面を有するリテーナとの間に隙間が生じた場合には、端子金具間の沿面距離が直線状となって短いことから、上記と同様に端子収容室内に混入した異物が端子金具間に亘ることによる短絡が生じやすい。これらの問題を解決する手段の一例としては、特許文献2に記載のものが知られている。
特許文献2に記載のコネクタは、一つの治具挿入開口が一つの端子金具を収容する一つの端子収容室まで連通し、この治具挿入開口が連通する端子収容室とは別の端子収容室との間を塞ぐ塞ぎ部を備えている。このような構成によれば、治具挿入開口が連通する端子収容室と別の端子収容室との間に異物が跨って付着することによる短絡の発生を抑制することは可能であるが、治具挿入開口が一つの端子収容室に連通していることで、異物が容易に混入し端子収容室内に蓄積され、ひいては隔壁とリテーナとの隙間を介して端子金具間の短絡が生じる可能性がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、異物混入による端子金具間の短絡を防止することを目的とする。
本発明は、隔壁により隔てられた複数の端子収容室を横並びにして備えると共に外壁部に前記端子収容室の並列方向に沿った面に各端子収容室に連通して形成されたリテーナ装着開口を有するコネクタハウジングと、前記各端子収容室に収容される複数の端子金具と、前記リテーナ装着開口を塞ぐように前記コネクタハウジングに着脱可能に装着されると共に前記端子金具に係合することでその端子金具の前記端子収容室からの抜脱を阻止する端子係止部を有するリテーナと、前記リテーナ装着開口の開口縁部から隣接する側面にかけて形成される切欠部と、を備えたコネクタにおいて、前記コネクタハウジングに装着されたリテーナと前記切欠部とに囲まれ前記リテーナ装着開口を形成した面に隣接する側面に形成された開口部は前記リテーナの抜き治具を挿入するための治具挿入開口とされ、前記リテーナには前記治具挿入開口に対して前記端子収容室内側に位置し前記治具挿入開口から前記端子収容室内への流路を塞ぐ遮壁部が設けられていることに特徴を有する。
このような構成によれば、リテーナの抜き治具を挿入するための治具挿入開口をリテーナ装着開口が設けられた面に直交する隣接面に設けることで、少なくとも、一つの治具挿入開口が複数の端子収容室に跨ることがないから、治具挿入開口部位において、異物が複数の端子収容室間に亘って付着することを防止することができる。さらに、治具挿入開口の端子収容室側に治具挿入開口から端子収容室内への流路を塞ぐ遮壁部をリテーナに設けているから、治具挿入開口から端子収容室内へ異物が進入すること自体を防止でき、多量の異物が端子収容室内に蓄積されてひいては端子金具間に異物が跨ることによる短絡を未然に防止することができる。
前記リテーナは、前記リテーナ装着開口に係止するための複数の係止片を有し、前記遮壁部は、前記端子金具の挿入方向に沿う方向に沿って並列する一対の前記係止片の間に配され、前記遮壁部の突設高さは、前記係止片の突設高さと同等であることが望ましい。治具挿入開口から端子収容室内への流路は、遮壁部により塞がれる。しかしながら、リテーナ装着開口とリテーナとの間に組付誤差によって僅かな隙間が生じるのは避けられず、遮壁部によって治具挿入開口を完全に塞ぐことは困難である。このような事情のもとで、リテーナ装着開口と遮壁部との間に生じた隙間から進入する異物が端子収容室内まで達することをできるだけ防止するためには、治具挿入開口から端子収容室内までの距離を少しでも長く確保すればよい。そこで本発明では、遮壁部の突設高さを係止片の突設高さと同等とすることが好ましいとした。
前記治具挿入開口は、前記リテーナの両端部に対応して対をなして設けられていてもよい。このような構成によれば、対をなす2つの治具挿入開口にそれぞれ抜き治具を挿入することで挟みこむようにして容易に外すことが可能である。
前記コネクタハウジングの前記隔壁は前記リテーナに当接可能な高さに形成され、前記リテーナには前記隔壁の先端を嵌入させる嵌合部が形成されていることが望ましい。端子金具間に亘って異物が付着することによる短絡は、治具挿入開口部位だけでなく、各端子収容室を隔てる隔壁とリテーナとの隙間においても起こりうる。これを防止するために、隔壁がリテーナに当接可能な高さに形成され、その隔壁の先端がリテーナの嵌合部に嵌入される構成としている。これにより、例え隔壁とリテーナ間に隙間が生じたとしても端子金具間の沿面距離を長く確保することで異物による端子金具間の短絡を防止することができる。
前記端子金具は先端側に角筒部を有する雌端子金具であって、前記リテーナ装着開口における前記隔壁は、前記隔壁の底部からの突出端縁が前記コネクタハウジングの前記リテーナ装着開口が形成された外面に面一となる高さを有すると共に後端部が前記雌端子金具の前記角筒部の後端よりも後方まで延びる前方隔壁部と、その前方隔壁部の後方に連なる中間隔壁部とを備え、前記リテーナの前縁部には前記前方隔壁部を受け入れる嵌合溝が形成され、前記リテーナの前記端子収容室側の面には前記中間隔壁部の突出端を嵌入させる前記嵌合部が形成されていることが望ましい。このように前方隔壁部の後端部が角筒部の後端よりも後方に位置するように後方に延長させた形状とすれば、隣接する雌端子金具の各角筒部間の隔壁部を介した沿面距離を長く確保することができ、絶縁性能を向上させることが可能となる。
本発明によれば、異物混入による端子金具間の短絡を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るコネクタの上面図 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図 コネクタの側面図 コネクタの正面図 図5のC−C断面図 図5のD−D断面図 本発明の一実施形態に係るコネクタハウジングの斜視図 本発明の一実施形態に係るリテーナの斜視図 リテーナのキャビティ側平面図 リテーナの前方側面図 リテーナの遮壁部側側面図
<一実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図12によって説明する。本実施形態におけるコネクタ10は、図1に示すようにブロック状をなす合成樹脂製のコネクタハウジング11に、リテーナ30と図示しない雌端子金具25(端子金具に相当する)とを備えて構成されている。以下、図1の上側を後側、下側を前側、コネクタ10のリテーナ30装着面を上面、左右方向を幅方向として説明する。
コネクタハウジング11には、その前後方向に貫通し、幅方向に並列する2つのキャビティ12(端子収容室に相当する)が形成されている(図2,図6及び図8参照)。2つのキャビティ12は、下面壁から後述するリテーナ30に向かって垂直に立設する隔壁13によって仕切られている。隔壁13は、コネクタハウジング11の前部においてその上面壁に連なるよう形成された前方隔壁部13Aと、その後方において上面が後述するリテーナ装着開口15によって開放され、リテーナ30の嵌合溝部34(嵌合部に相当する)に嵌入する中間隔壁部13Bとを備える。なお、リテーナ装着開口15の後方においては、隔壁13は前方隔壁部13Aと同様にコネクタハウジング11の上面壁に連なるように形成されている。各キャビティ12内には、図6に示すようにその下面壁に沿って前方へ片持ち状に延出するランス14が一体形成されている。
雌端子金具25は、角筒部26の後端から後方へ電線圧着部27を延出させた周知形態のものであって、角筒部26内には図示しない弾性接触片が設けられ、電線圧着部27には電線28が固着されている。雌端子金具25は、コネクタハウジング11の後方からキャビティ12内に挿入され、正規挿入位置においてランス14に係止されることで、抜止め状態とされる。雌端子金具25に接続された電線28はコネクタハウジング11の後方へ導出されている。
コネクタハウジング11の上面にはリテーナ装着開口15が開口している。リテーナ装着開口15において、隔壁13の前方隔壁部13Aは、図8に示すようにリテーナ装着開口15の前方の開口縁から後方に突出して形成されており、このリテーナ装着開口15内に突出した部分は突壁部13Cとされている。前方隔壁部13Aの後端部即ち突壁部13Cの後端部は図7に示すように雌端子金具25の角筒部26の後端よりも十分に後方に位置するようにしてあり、これにより2つの雌端子金具25の各角筒部26間の沿面距離が十分な絶縁性能が得られる程度に長く設定されている。リテーナ装着開口15の内周縁部には、図3に示すように、後述するリテーナ30の前方係止片32Aが係止される一対の前方係止部15Aと、リテーナ30の後方係止片32Bが係止される一対の後方係止部15Bが設けられている。この係止部15A,15Bはキャビティ12の内壁を兼ねており、リテーナ装着開口15は2つのキャビティ12に連通している。
リテーナ装着開口15の開口縁部のうち左右両端部からそれぞれ隣接するコネクタハウジング11の側壁にかけては、溝状の切欠部16が一対形成されている(図1及び図2参照)。切欠部16の上面側はリテーナ30がリテーナ装着開口15に装着されると同時に、リテーナ30の両側部に延出する引掛け突部31Aにより塞がれる。リテーナ30によって塞がれなかった切欠部16の残りの下側部分は、図2及び図4に示すようにコネクタハウジング11の側壁を左右方向に貫通する治具挿入開口20とされている。この治具挿入開口20には図2に二点差線で示したような抜き治具50が挿入され、治具挿入開口20の上側壁を構成している引掛け突部31Aを上方へと押し上げることでリテーナ30をリテーナ装着開口15から外すことが可能とされている。
リテーナ30は、合成樹脂製であって、図9ないし図12に示すように、リテーナ装着開口15を塞ぐブロック状の本体部31と、リテーナ装着開口15の係止部15A,15Bに係止する係止片32A,32Bと、治具挿入開口を塞ぐ遮壁部33とを一体形成したものである。具体的に説明すると、本体部31の幅方向両側部において前後方向の略中央となる位置からは各々外側に向かって延出する引掛け突部31Aが一対設けられており、切欠部16に上方から嵌合可能とされている。図9に示すように、本体部31の幅方向の略中央位置において、前縁部は凹状の突壁凹部31Bとされ、リテーナ装着開口15の突壁部13Cに嵌め合わされる。突壁凹部31Bの後方には、前後方向に沿って嵌合溝部34が形成されており、前述のコネクタハウジング11に設けられた中間隔壁部13Bの突出端が嵌入される。嵌合溝部34の左右両側にはそれぞれキャビティ12に挿入された雌端子金具25の電線圧着部27上部に嵌め込まれる、凹凸状の端子係止部35が設けられている。
本体部31の幅方向両側部において引掛け突部31Aよりも内側の位置には、係止片32及び遮壁部33がそれぞれ対をなして立設されている。係止片32は本体部31の前側に位置する左右一対の前方係止片32Aと、後側に位置する左右一対の後方係止片32Bからなり、各々が対応するリテーナ装着開口15のそれぞれ対をなす前方係止部15A、後方係止部15Bに係止される。
リテーナ30の幅方向において同じ側に位置する前方係止片32Aと後方係止片32Bとの間には、それぞれ遮壁部33が形成されている。遮壁部33は、平板状の延出片であって、延出高さはリテーナ30がリテーナ装着開口15に装着された際に、コネクタハウジング11の下面壁に近接する長さとされている。また、コネクタハウジング11に装着された状態において遮壁部33は治具挿入開口20の周縁部をキャビティ12側から覆うように配され、治具挿入開口20はコネクタハウジング11の側壁の厚さ分、抜き治具50の挿入代は確保されているものの、キャビティ12等コネクタハウジング11内部と治具挿入開口20との間は遮壁部33によって遮断された状態にある。
続いて、本実施形態における作用について説明する。
まず、雌端子金具25が正規位置に挿入された状態でリテーナ30を係止位置まで押し込むとリテーナ30の係止片32A,32Bはそれぞれリテーナ30の前後方向内側に向かって撓み変形した後に弾性復帰して係止部15A,15Bに係止されて、リテーナ装着開口15に装着される。リテーナ30がリテーナ装着開口15に装着された状態において、コネクタハウジング11の隔壁13のうち中間隔壁部13Bは嵌合溝部34に、突壁部13Cは突壁凹部31Bに嵌入される。加えてキャビティ12に挿入された雌端子金具25には端子係止部35が角筒部26の後方に近接して位置することで、雌端子金具25はランス14に加えてリテーナ30によってキャビティ12内に二重係止された状態となっている。さらに、切欠部16には引掛け突部31Aが嵌合され、コネクタハウジング11の左右両側壁に対をなす治具挿入開口20が形成される。遮壁部33は、治具挿入開口20を有するコネクタハウジング11の内周壁に沿って内側に配されることとなり、治具挿入開口20はこの遮壁部33によってキャビティ12への流路が塞がれた状態をなしている。
次に、リテーナ装着開口15に装着されたリテーナ30を取り外すには、図2に示すように治具挿入開口20に抜き治具50を挿入する。治具挿入開口20に挿入した抜き治具50により本体部31から延出された引掛け突部31Aを下側から押し上げることで、リテーナ30が撓み変形して係止部15A,15Bに対する係止片32A,32Bの係止が解除され、リテーナ装着開口15からリテーナ30を取り外すことができる。
以上説明したように本実施形態によれば、治具挿入開口20はコネクタハウジング11の両側部に設けられており、治具挿入開口20とキャビティ12とはリテーナ30の遮壁部33により塞がれた構成をなしている。このような構成によれば、抜き治具50によるリテーナ30の取り外し手段として治具挿入開口20を確保しつつ、治具挿入開口20からキャビティ12へ異物が進入することを阻止することができる。具体的には、治具挿入開口20にはコネクタハウジング11の内周壁側からその周縁部に沿って遮壁部33が配され、キャビティ12側への流路は塞がれる。たとえ、治具挿入開口20と遮壁部33との間に僅かな隙間が形成されたとしても、その隙間の延長距離は遮壁部33の突出長さ分に略相当するから、従来の例えば、治具挿入開口がキャビティ内に直接に連通していた場合と比較すると、治具挿入開口20からキャビティ12内へ異物は遙かに侵入しにくくなり、キャビティ12内への異物の侵入に起因する雌端子金具25間の短絡を未然に防止することができる。
また、各キャビティ12を仕切る隔壁13をリテーナ30に当接する高さに形成することで、キャビティ12間を連通する空間を極力少なくし、異物がキャビティ12間に亘って付着する可能性を低減している。これに加えて、さらに隔壁13の中間隔壁部13Bをリテーナ30の嵌合溝部34に嵌入させてリテーナ30を装着状態とすることで、中間隔壁部13Bと嵌合溝部34との間に生じた隙間を介した雌端子金具25間の沿面距離を、従来の例えば凹凸形状が何もない直線状の隙間を介する場合と比較して長く確保することができる。
なお、雌端子金具25のうち、角筒部26は他の部位と比較してその上下方向の高さが高いため、隣接する雌端子金具25の角筒部26間の沿面距離が短くなりがちであるという事情があるが、本実施形態では、リテーナ装着開口15の前縁に突壁部13Cを形成しているから、上述の沿面距離を十分に長くして絶縁性能を向上させることができる。
また、治具挿入開口20をリテーナ30の両端部に対応して一対設けることで、リテーナ30を抜き治具50によって挟みこむようにしてリテーナ装着開口15から取り外すことができるから、リテーナ30の取り外し作業を容易にすることが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記一実施形態において、治具挿入開口20は、コネクタハウジング11の幅方向両側部に一対設けられていたが、これに限られず、どちらか一方に形成されていてもよい。治具挿入開口20の数を減らすことで、治具挿入開口20からの異物混入の可能性をさらに低減することができる。
(2)上記一実施形態において、切欠部16はリテーナ装着開口15の幅方向両端部の前後方向略中央部の一部に設けられていたが、これに限られず、リテーナ装着開口15の幅方向両端部の全域に亘って切欠部16が形成されていてもよい。このような構成とすれば、リテーナ30の本体部31に引掛け突部31Aを形成する必要がなくなり(本体部31全体を幅方向両側にそれぞれ延長すればよい)、リテーナ30及びコネクタハウジング11の成形を容易なものとすることができる。
(3)上記実施形態では、遮壁部33をキャビティ12の内壁に全域で略密着する状態となる形状としたが、これに限らず、遮壁部33のうち治具挿入開口20に連なる部分に、治具挿入方向に凹となりキャビティ12には連通しない凹部を形成してもよい。一例としては、遮壁部33に治具挿入開口20に連通する凹状の溝を設け、その溝のうちコネクタハウジング11の下面壁側に嵌合する凸形状をコネクタハウジング11に設ける。このような構成によれば、遮壁部33に溝を設けることで抜き治具50の挿入方向の奥行きを確保し、抜き治具50の引掛り代を大きく確保することができる。なお、コネクタハウジング11の下面壁側の溝はコネクタハウジング11に設けた凸形状によって塞がれるから、このような形状によっても治具挿入開口20からキャビティ12へと連なる流路は遮断することができる。
10…コネクタ
11…コネクタハウジング
12…キャビティ(端子収容室)
13…隔壁
13A…前方隔壁部
13B…中間隔壁部
13C…突壁部
15…リテーナ装着開口
15A…前方係止部
15B…後方係止部
16…切欠部
20…治具挿入開口
25…雌端子金具(端子金具)
26…角筒部
30…リテーナ
31…本体部
31A…引掛け突部
31B…突壁凹部
32…係止片
33…遮壁部
34…嵌合溝部(嵌合部)
35…端子係止部
50…抜き治具

Claims (6)

  1. 隔壁により隔てられた複数の端子収容室を横並びにして備えると共に外壁部に前記端子収容室の並列方向に沿った面に各端子収容室に連通して形成されたリテーナ装着開口を有するコネクタハウジングと、
    前記各端子収容室に収容される複数の端子金具と、
    前記リテーナ装着開口を塞ぐように前記コネクタハウジングに着脱可能に装着されると共に前記端子金具に係合することでその端子金具の前記端子収容室からの抜脱を阻止する端子係止部を有するリテーナと、
    前記リテーナ装着開口の開口縁部から隣接する側面にかけて形成される切欠部と、を備えたコネクタにおいて、
    前記コネクタハウジングに装着されたリテーナと前記切欠部とに囲まれ前記リテーナ装着開口を形成した面に隣接する側面に形成された開口部は前記リテーナの抜き治具を挿入するための治具挿入開口とされ、前記リテーナには前記治具挿入開口に対して前記端子収容室内側に位置し前記治具挿入開口から前記端子収容室内への流路を妨げる遮壁部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記リテーナは、前記リテーナ装着開口に係止するための複数の係止片を有し、
    前記遮壁部は、前記端子金具の挿入方向に沿う方向に沿って並列する一対の前記係止片の間に配され、
    前記遮壁部の突設高さは、前記係止片の突設高さと同等であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記治具挿入開口は、前記リテーナの両端部に対応して対をなして設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記コネクタハウジングの前記隔壁は前記リテーナに当接可能な高さに形成され、前記リテーナには前記隔壁の底部からの突出端を嵌入させる嵌合部が形成されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記端子金具は先端側に角筒部を有する雌端子金具であって、前記リテーナ装着開口における前記隔壁は、前記隔壁の底部からの突出端縁が前記コネクタハウジングの前記リテーナ装着開口が形成された外面に面一となる高さを有すると共に後端部が前記雌端子金具の前記角筒部の後端よりも後方まで延びる前方隔壁部と、その前方隔壁部の後方に連なる中間隔壁部とを備え、前記リテーナの前縁部には前記前方隔壁部を受け入れる嵌合溝が形成され、前記リテーナの前記端子収容室側の面には前記中間隔壁部の突出端を嵌入させる嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
  6. 前記リテーナのうち前記端子収容室の並列方向の両端部には、前記切欠部の前記リテーナ装着開口が形成された面側を塞ぐようにして嵌合する引掛け突部が突設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のコネクタ。
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