JP2013118087A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】隣り合う端子収容室に挿入された端子金具同士の間における電流のリークを抑制する。
【解決手段】コネクタは、複数の端子収容室11が並列して形成されたハウジング10と、後方から端子収容室11に挿入されて弾性変位可能なランス12の係止作用により抜止めされる端子金具15と、ハウジング10に前方から組み付けられるフロントリテーナ30と、ハウジング10に形成され、隣り合う端子収容室11同士を仕切るように配された隔壁部16L,16Rと、フロントリテーナ30に形成され、隣り合う端子収容室11の間に配される壁状部34L,34Rと、隔壁部16L,16Rに形成され、その前端側領域の厚さが薄くなるように切欠した形態であって、壁状部34L,34Rを嵌合させる逃がし部18L,18Rを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、フロントリテーナを備えたコネクタが開示されている。このコネクタは、複数の端子収容室が並列して形成されたハウジングと、後方から端子収容室に挿入されて弾性変位可能なランスの係止作用により抜止めされる端子金具と、ハウジングに対し前方から組み付けられるフロントリテーナとを備えている。ハウジングには、ランスの弾性変位を許容するための撓み空間が、ハウジングの前面に開放された形態で形成されている。フロントリテーナには、ランスが弾性変位して端子金具から外れるのを規制する手段として、撓み空間内に嵌入することでランスの弾性変位を規制する規制部が形成されている。
特許第3534239号公報
上記のコネクタでは、隣り合う端子収容室同士を仕切る隔壁が、フロントリテーナに形成されて端子収容室の前端側領域と対応する前側壁部と、ハウジングに一体に形成されて端子収容室の後端側領域と対応する後側壁部とを、前後方向(隣り合う端子収容室の並び方向と交差する方向)に並ぶように配置することによって構成されている。この隔壁は、後側壁部の前端面と前側壁部の後端面とを対向させた形態となっており、双方の端面の間には、隣り合う端子収容室間を最短経路で直接的に連通させるクリアランスが生じることになる。そのため、隣り合う端子収容室に挿入されている端子金具同士の間で、クリアランスを通って電流がリークすることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、隣り合う端子収容室に挿入された端子金具同士の間における電流のリークを抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数の端子収容室が並列して形成されたハウジングと、後方から前記端子収容室に挿入されて弾性変位可能なランスの係止作用により抜止めされる端子金具と、前記ハウジングに対し前方から組み付けられるフロントリテーナと、前記ハウジングに形成され、前記ランスの弾性変位を許容する撓み空間と、前記フロントリテーナに形成され、前記撓み空間内に嵌入することで前記ランスが弾性変位して前記端子金具から外れるのを規制する規制部と、前記ハウジングに形成され、隣り合う前記端子収容室同士を仕切るように配された隔壁部と、前記フロントリテーナに形成され、隣り合う前記端子収容室の間に配される壁状部と、前記隔壁部に形成され、前記隔壁部の前端側領域の厚さが薄くなるように切欠した形態であって、前記壁状部を嵌合させる逃がし部とを備えているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記逃がし部が、前記隔壁部の厚さ方向における略中央部分を溝状に切欠した形態であるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記逃がし部の内側面と前記壁状部の外側面のうちいずれか一方の前記側面には、他方の前記側面に対し前後方向に線接触するリブが形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記フロントリテーナが、4つの板状部で構成される方形枠部を有し、互いに略平行な2つの前記板状部が前記壁状部で連結されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
隣り合う端子収容室は、隔壁部と壁状部とによって区画されるのであるが、隔壁部と壁状部は、隔壁部の厚さ方向、つまり端子収容室の並列方向と同じ方向に重なり合う。したがって、隣り合う2つの端子収容室間の沿面距離は、隔壁部の厚さ寸法と、前後方向において隔壁部と壁状部とが重なる寸法とを合わせた長さとなる。本発明によれば、隣り合う2つの端子収容室間の沿面距離が隔壁部の厚さ寸法分だけである場合に比べると、沿面距離が長くなるので、隣り合う端子収容室間における電流のリークを効果的に抑制できる。
<請求項2の発明>
隣り合う2つの端子収容室間の沿面距離は、隔壁部の厚さ寸法と、前後方向において隔壁部と壁状部とが重なる寸法の2倍の寸法とを合わせた長さとなる。沿面距離が十分に長く確保されるので、隣り合う端子収容室間における電流のリークを、より効果的に抑制できる。
<請求項3の発明>
ハウジングに組み付けられたフロントリテーナは、リブが他方の側面に当接することにより、ハウジングに対して端子収容室の並列方向においてガタ詰めされる。また、リブは、前後方向、つまりフロントリテーナの組み付け方向と平行な方向に線接触するので、フロントリテーナを組み付ける際のリブと他方の側面との間の摩擦抵抗が低減される。
<請求項4の発明>
方形枠部を構成する略平行な2つの板状部が、壁状部で連結されることにより補強されるので、略平行な2つの板状部が接近・離間するように変形するのを防止できる。
実施形態1のコネクタの正面図 コネクタの側面図 コネクタの底面図 図1のA−A線断面図 全ての端子金具が正規挿入された状態をあらわす図1のB−B線断面図 一部の端子金具が半挿入である状態をあらわす図1のB−B線断面図 ハウジングの正面図 ハウジングの側面図 ハウジングの底面図 フロントリテーナの正面図 フロントリテーナの側面図 フロントリテーナの背面図 図10のC−C線断面図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1〜図13を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、合成樹脂製のハウジング10と、複数の端子金具15と、合成樹脂製のフロントリテーナ30とを組み付けて構成されている。
図7に示すように、ハウジング10内には、前後方向に貫通する6室の端子収容室11が形成されている。6室の端子収容室11は、上下2段に分かれて配置され、上段と下段の夫々において、3室の端子収容室11が左右方向に並列されている。図5〜7に示すように、各端子収容室11内には、その下面壁に沿って前方へ片持ち状に延出した形態のランス12が形成されている。ハウジング10には、ランス12が下方(端子金具15への係止を解除する方向)へ弾性変位するのを許容する手段として上下2つの撓み空間13,14が、ハウジング10の前端面に開放された形態で形成されている。上側の撓み空間13は、上段の3つのランス12と対応するように横長に形成されている。下側の撓み空間14は、上段の3つのランス12と対応するように横長に形成されているとともに、ハウジング10の下面に開放されている。
図5,6に示すように、各端子収容室11内には、後方から端子金具15が挿入されている。図6の下段に示すように、端子金具15を端子収容室11に挿入する過程(つまり、端子金具15が半挿入の状態)では、端子金具15の前端部がランス12と干渉するので、ランス12が撓み空間14内へ進出するように弾性変位する。そして、図5に示すように、端子金具15が端子収容室11内の正規位置まで深く挿入されると、ランス12が、撓み空間13,14の上方へ退避するように弾性復帰して端子金具15に係止し、このランス12の係止作用により、端子金具15が抜止め状態に保持される。
図4,7,9に示すように、ハウジング10内には、下段の3室の端子収容室11のうち左右に隣り合う2つの端子収容室11同士を仕切る手段として、左右2つの隔壁部16L,16Rが形成されている。隔壁部16L,16Rは、ハウジング10の前端から後端に亘って(ハウジング10の全長に亘って)形成されている。各隔壁部16L,16Rは、夫々、左右に間隔を空けた一対の壁構成部17L,17Rによって構成されている。各壁構成部17L,17Rは、撓み空間14の後端面から前方へ片持ち状に突出した形態である。
図4,7,9に示すように、1つの隔壁部16L,16Rを構成する一対の壁構成部17L,17Rの間の空間は、スリット状に切欠された逃がし部18L,18Rとなっている。逃がし部18L,18Rは、隔壁部16L,16Rの前端面(つまり、ハウジング10の前端面)に開放され、ハウジング10の正面側から見たときに、逃がし部18L,18Rは上下方向に細長い。また、図7に示すように、逃がし部18L,18Rの上下両端は、上側の撓み空間13と下側の撓み空間14に連通し、逃がし部18L,18Rの後端面は、撓み空間13,14の後端面に対して面一状に繋がっている。
図7に示すように、各隔壁部16L,16Rには、夫々、逃がし部18L,18Rの内側面19L,19R(本発明の構成要件である他方の側面)を凹ませた形態の溝部20L,20Rが形成されている。左側の溝部20Lは、左側の隔壁部16Lを構成する一対の壁構成部17L,17Rのうち、ハウジング10の正面に向かって左側の壁構成部17Lのみに形成されている。右側の溝部20Rも、右側の隔壁部16Rを構成する一対の壁構成部17L,17Rのうち、ハウジング10の正面に向かって左側の壁構成部17Lのみに形成されている。この左側の壁構成部17Lにおいて溝部20L,20Rの形成されている面は、逃がし部18L,18Rに臨む面である。溝部20L,20Rは、逃がし部18L,18R(壁構成部17L)の全長に亘って、前後方向(ハウジング10に対するフロントリテーナ30の組み付け方向と平行な方向)に直線状に延びている。溝部20L,20Rの長さ方向と直角な断面形状は、方形である。
図8に示すように、ハウジング10の左右両外側面には、前後方向に直線状に延びる細長いガイド部21が形成されている。同じく、ハウジング10の左右両外側面には、ロック突起22が形成されている。また、ハウジング10の左右両端部には、その前端縁を略方形に切欠した形態であって、ハウジング10の外側面と上側の撓み空間13とを連通させる切欠部23が形成されている。この切欠部23は、後述するフロントリテーナ30の中板部33の左右両端部との干渉を回避するための逃がし手段である。
図10〜13に示すように、フロントリテーナ30は、左右対称な一対の略方形をなす側板部31(本発明の構成要件である板状部)と、左右両側板部31と直角であって左右両側板部31の下端縁同士を繋ぐ略方形の底板部32(本発明の構成要件である板状部)と、底板部32と平行であって左右両側板部31の上下方向における中央部分同士を繋ぐ略方形の中板部33(本発明の構成要件である板状部)と、側板部31と平行な左右一対の略方形をなす壁状部34L,34Rとを一体に形成したものである。側板部31と底板部32と中板部33と壁状部34L,34Rは、いずれも、フロントリテーナ30の全長に亘って(フロントリテーナ30の前端から後端に亘って)形成されている。
図13に示すように、底板部32における後端側領域と、中板部33における後端側領域は、夫々、規制部35,36となっている。図5に示すように、フロントリテーナ30をハウジング10に組み付けた状態では、規制部35,36が、夫々、撓み空間13,14内に嵌入し、ランス12の下方(端子金具15から外れる方向)への弾性変位を規制する。このランス12の弾性変位を規制することで、端子金具15を確実に抜止め状態に保持する。
また、図6に示すように、半挿入状態に端子金具15が存在する場合には、その半挿入状態の端子金具15と干渉したランス12が撓み空間14内に進出するので、フロントリテーナ30をハウジング10に組み付ける途中で、下側の規制部36の後端が、撓み空間14に進出しているランス12の前端と干渉する。したがって、フロントリテーナ30はハウジング10に正しく組み付けることができない。つまり、フロントリテーナ30が正しくハウジング10に組み付けることができないときには、半挿入状態の端子金具15の存在を検出することができる。
図10,12,13に示すように、中板部33と、左右両側板部31のうち中板部33よりも下方の領域と、底板部32は、方形枠部37を構成している。したがって、左右両側板部31のうち中板部33よりも上方の領域は、方形枠部37の上方へ片持ち状に立ち上がった(突出した)形態となっている。方形枠部37(側板部31)の左右両内側面には、夫々、前後方向に細長く延びるガイド溝38が形成されている。フロントリテーナ30をハウジング10に組み付ける際には、ガイド溝38とガイド部21との嵌合により、フロントリテーナ30がハウジング10に対して正しい組み付け姿勢を維持することができる。
図11,13に示すように、左右両側板部31のうち方形枠部37よりも上方の領域には、ロック孔39が形成されている。フロントリテーナ30が正しくハウジング10に組み付けられると、図2に示すように、ロック孔39とロック突起22が嵌合することにより、フロントリテーナ30が組み付け状態にロックされる。フロントリテーナ30を組み付けた状態では、図1に示すように、方形枠部37が、3室の端子収容室11の前端側領域を包囲する。また、図3に示すように、底板部32は、ハウジング10内のうちハウジング10の下面に開放されている空間を閉塞する。
次に、壁状部34L,34Rについて説明する。図10,12に示すように、壁状部34L,34Rは、方形枠部37を構成する互いに平行な底板部32と中板部34とを連結した形態である。つまり、壁状部34L,34Rの上端縁は中板部33に対して直角に繋がり、壁状部34L,34Rの下端縁は底板部32に対して直角に繋がっている。壁状部34L,34Rの厚さは、ハウジング10の逃がし部18L,18Rの幅寸法と同じか、それよりも僅かに小さい寸法である。図10,12,13に示すように、各壁状部34L,34Rには、夫々、前後方向に直線状に延びるリブ41L,41Rが形成されている。リブ41L,41Rの長さ方向と直角な断面形状は、半円形である。リブ41L,41Rは、各壁状部34L,34Rの左右両外側面40L,40Rのうち、フロントリテーナ30を正面から見て左側の外側面40L(本発明の構成要件である一方の側面)のみに形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。フロントリテーナ30は、ハウジング10に対しその前方から組み付けられる。組み付けの過程では、フロントリテーナ30を正面から見て、壁状部34L,34Rの右側の外側面40R(リブ41L,41Rが形成されていない外側面)が、逃がし部18L,18Rの右側の内側面(右側の壁構成部17Rの左側面)に概ね面当たり状態で摺接するとともに、リブ41L,41Rの半円形の突出端が、溝部20L,20Rの内面に対して前後方向(フロントリテーナ30の組み付け方向と平行な方向)に線摺接する。これにより、フロントリテーナ30が、ハウジング10に対し、左右方向においてガタ付きを防止されるとともに位置決めされる。
そして、図4に示すように、フロントリテーナ30がハウジング10に正しく組み付けられた状態では、壁状部34L,34Rが、その前端から後端に亘って(全長に亘って)逃がし部18L,18R内に嵌入され、隣り合う端子収容室11の間に配される。そして、壁状部34L,34Rが嵌合される逃がし部18L,18Rは、隔壁部16L,16Rの前端側領域の厚さが薄くなるように切欠した形態である。この逃がし部18L,18Rの形態の技術的意義は、次の通りである。
ハウジング10の下段側において左右に隣り合う端子収容室11は、隔壁部16L,16Rと壁状部34L,34Rとによって区画されるのであるが、隔壁部16L,16Rと壁状部34L,34Rは、隔壁部16L,16Rの厚さ方向、つまり端子収容室11の並列方向と同じ方向(左右方向)に重なり合う。したがって、例えば隣り合う2つの端子収容室11の前端同士の間の沿面距離を考えた場合、隔壁部16L,16Rの厚さ寸法(つまり、2つの壁構成部17L,17Rの厚さ寸法と、1つの壁状部34L,34Rの厚さ寸法とを合わせた寸法)と、前後方向において隔壁部16L,16Rと壁状部34L,34Rとが重なる寸法とを合わせた長さとなる。
特に、本実施形態では、逃がし部18L,18Rが、隔壁部16L,16Rの厚さ方向における略中央部分を溝状に切欠した形態であるから、前後方向において隔壁部16L,16Rと壁状部34L,34Rとが重なる寸法は、右側の側面の分と左側の側面の分を合わせた2倍となる。したがって、本実施形態によれば、隣り合う2つの端子収容室11間の沿面距離が隔壁部16L,16Rの厚さ寸法分だけである場合に比べると、沿面距離が長くなっており、隣り合う端子収容室11間における電流のリークを効果的に抑制できる。
また、壁状部34L,34Rの外側面40Lには、逃がし部18L,18Rの内側面19L,19Rに対し前後方向に線接触するリブ41L,41Rが形成されている。この構成によれば、ハウジング10に組み付けられたフロントリテーナ30は、リブ41L,41Rが逃がし部18L,18Rの内側面19L,19Rに当接することにより、ハウジング10に対して端子収容室11の並列方向においてガタ詰めされる。また、リブ41L,41Rは、前後方向、つまりフロントリテーナ30の組み付け方向と平行な方向に線接触するので、フロントリテーナ30を組み付ける際のリブ41L,41Rと逃がし部18L,18Rの内側面との間の摩擦抵抗が低減される。
また、フロントリテーナ30の方形枠部37は、側板部31と底板部32と中板部33とで構成されるのであるが、互いに略平行な底板部32と中板部33が壁状部34L,34Rで連結されている。この構成によれば、底板部32と中板部33は、壁状部34L,34Rで連結されることにより補強されるので、互いに接近したり離間したりするような変形を生じる虞がない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、逃がし部を、隔壁部の厚さ方向における略中央部分を溝状に切欠した形態としたが、逃がし部を、隣り合う2つの端子収容室に直接臨む2つの側面部のうち一方の側面部のみを凹ませた形態としてもよく、また、逃がし部を、隣り合う2つの端子収容室に直接臨む2つの側面部を凹ませた形態とし、フロントリテーナに一対の壁状部を形成してもよい。
(2)上記実施形態では、フロントリテーナの方形枠部を壁状部で補強したが、壁状部は、方形枠部を構成する略平行な2つの板状部のうちいずれか一方の板状部のみに繋がった形態であってもよい。
(3)上記実施形態では、リブを、壁状部の2つの外側面のうち一方の外側面のみに形成したが、リブは壁状部の2つの外側面の両面に形成してもよい。
(4)上記実施形態では、リブを壁状部の外側面に形成したが、リブは、逃がし部の内側面に形成してもよい。この場合、リブは、逃がし部の2つの内側面のうち一方の内側面のみに形成してもよく、逃がし部の2つの内側面の両面に形成してもよい。
(5)上記実施形態では、リブの断面形状を略半円形としたが、リブの断面形状は、方形や三角形など、半円形以外の形状でもよい。
(6)上記実施形態では、逃がし部の溝部の断面形状を方形としたが、溝部の断面形状は、半円形や三角形など、方形以外の形状でもよい。
(7)上記実施形態では、逃がし部の内側面に、リブを嵌入させる溝部を形成したが、逃がし部の内側面に溝部を形成しない形態としてもよい。
(8)上記実施形態では、端子収容室の数を6室としたが、端子収容室の数は、5室以下でも、7室以上でもよい。
(9)上記実施形態では、複数の端子収容室を、2段に分けて並列配置したが、複数の端子収容室は、3段以上に分けて並列配置してもよく、複数段に分けずに一列に並列配置してもよい。
10…ハウジング
11…端子収容室
12…ランス
14…撓み空間
15…端子金具
16L,16R…隔壁部
18L,18R…逃がし部
19L,19R…内側面(他方の側面)
30…フロントリテーナ
31…側板部(板状部)
32…底板部(板状部)
33…中板部(板状部)
34L,34R…壁状部
36…規制部
37…方形枠部
40L…外側面(一方の側面)
41L,41R…リブ

Claims (4)

  1. 複数の端子収容室が並列して形成されたハウジングと、
    後方から前記端子収容室に挿入されて弾性変位可能なランスの係止作用により抜止めされる端子金具と、
    前記ハウジングに対し前方から組み付けられるフロントリテーナと、
    前記ハウジングに形成され、前記ランスの弾性変位を許容する撓み空間と、
    前記フロントリテーナに形成され、前記撓み空間内に嵌入することで前記ランスが弾性変位して前記端子金具から外れるのを規制する規制部と、
    前記ハウジングに形成され、隣り合う前記端子収容室同士を仕切るように配された隔壁部と、
    前記フロントリテーナに形成され、隣り合う前記端子収容室の間に配される壁状部と、
    前記隔壁部に形成され、前記隔壁部の前端側領域の厚さが薄くなるように切欠した形態であって、前記壁状部を嵌合させる逃がし部とを備えていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記逃がし部が、前記隔壁部の厚さ方向における略中央部分を溝状に切欠した形態であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記逃がし部の内側面と前記壁状部の外側面のうちいずれか一方の前記側面には、他方の前記側面に対し前後方向に線接触するリブが形成されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記フロントリテーナが、4つの板状部で構成される方形枠部を有し、
    互いに略平行な2つの前記板状部が前記壁状部で連結されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
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