JP5286603B2 - 表装仕上げ建材 - Google Patents

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Description

本発明は、表装仕上げ建材に関し、詳しくは、建築物の内装仕上げ面などに施工される表装仕上げシートを用いて構成される表装仕上げ建材を対象にしている。
建築物の室内壁面における内装仕上げ技術として、石膏ボードなどからなる内装下地材の表面に、塩ビクロスあるいは壁紙などの表装仕上げシートを貼りつけて仕上げることが行われている。
表装仕上げシートとして、珪質頁岩などの調湿性に優れた材料が配合された塗材を塗工したり、シート材料そのものに調湿材料を配合したりしておく技術が提案されている。このようにして調湿機能を付与された表装仕上げシートは、施工空間の過剰な湿気を吸い取って保持したり、保持した水分を乾燥し過ぎた施工空間に放出したりすることで、湿度環境を一定に維持する調湿機能を果たす。調湿材料として、脱臭性やガス吸着性のある材料を使用すれば、施工空間の臭いを取り去ったり、VOC除去機能を果たしたりすることもできる。
例えば、特許文献1には、壁紙原紙の表面に、EVA樹脂、天然珪藻土、熱膨張型発泡剤などの混合物層を形成しておくことで、天然珪藻土が有する調湿機能や脱臭機能を良好に発揮させる技術が提案されている。
特許文献2には、脱臭性に優れた壁装材として、含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物を配合するとともに、粘土鉱物と大気とを連通する通気孔を有することで、粘土鉱物が有する、優れた脱臭機能を発揮させる技術が提案されている。
特開2001−336094号公報 特開平6−167085号公報
従来における調湿機能や脱臭機能を付与した表装仕上げシートの技術では、施工状態で、表装仕上げシートの表面が汚れ易かったり、汚れが拭き取り難かったりするという問題がある。
表装仕上げシートの表面には、微細な多孔質構造を有する調湿材料あるいは吸着材料が露出している。多孔質材料は、表面に微細な細孔や凹凸を有することで調湿性や脱臭性を発揮できる。この微細な細孔や凹凸に汚れが入り込むと、表面を拭いても、汚れが拭い出せないのである。例えば、コーヒーなどの飲み物やソースなどの液体調味料は、吸水性の高い多孔質材料の内部まで迅速に吸収されてしまう。多孔質材料は、吸液性に優れ、各種物質の吸着性も高い材料であるから、液体および液体に含まる固体成分が容易に吸収され吸着保持されてしまう。また、吸放湿性に優れるので、液体に含まれる水分だけが蒸発し、後に残った着色成分などは多孔質材料の細孔内部に閉じ込められ易い。そのため、一旦、付着あるいは吸収された汚れは、取り除くのが大変に困難である。
表面に多孔質材料が露出した表装仕上げシートは、表面を擦られたり物がぶつかったりすると傷が付き易いという問題もある。多孔質材料には脆い材料が多いとともに粉体状で配合された多孔質材料の微粉が削りとられてしまうことも起こり易い。
そのため、調湿機能を付与した表装仕上げシートは、施工後、長期間の使用に耐え難かったり、比較的短い間隔で取り替えあるいは貼り直しが必要になったりすることがある。
本発明の課題は、前記したような調湿機能を持たせた表装仕上げシートの技術において、調湿機能などを大きく損なうことなく、表面が汚れ難く、汚れが落ち易くするなどして、長期間にわたって良好な外観を維持できるようにすることである。
本発明にかかる表装仕上げ建材は、調湿機能を有する調湿建材ボードと、前記調湿建材ボードの表面に貼り付けられた表装仕上げシートとを備え、
前記表装仕上げシートは、建築物の表装面を構成する表装仕上げシートであって、基材シートと、前記基材シートの表面に配置され、珪藻泥岩、珪藻頁岩、アロフェン、シリカゲル、イモゴライト、セピオライト、ゼオライトおよび大谷石からなる群から選ばれる少なくとも一つの無機多孔質粉粒体と合成樹脂と粒径0.001〜1.0μmのコロイダルシリカおよび/またはアルミナゾルとを含む水性塗材の塗膜からなり、調湿性を有するとともに表面が透湿性かつ防水性である表装仕上げ層と、を備え、前記基材シートが透湿性を有する材料からなる、ことを特徴とする。
〔建築物の表装面〕
表装面は、一般住宅など種々の建築物において、室内の壁面、間仕切り面、天井面、床面、柱面など、建築構造の表面に露出する仕上げ面である。通常は建築物の内部における内装仕上げ面であるが、外装仕上げ面に適用する場合もある。
このような仕上げ面には、下地材が施工されていることが多い。
〔下地材〕
表装仕上げシートを施工する下地となる。建築物の躯体や柱、梁などの構造部材そのものであってもよいし、構造部材の表面を覆うパネル状の下地板などであってもよい。
下地材の材料は、通常の建築物における構造部材や下地材料と同様の材料が使用できる。具体的には、コンクリートや鋼材、セメント板、石膏ボード、繊維集積ボード、パーティクルボード、合板などが挙げられる。
下地材として、通気性や吸放湿性のある材料を用いることもできる。表装仕上げシートと組み合わせることで、壁面内部など建築構造の内部空間との間で通気性を持たせたり、湿気の出入りを図ったりすることができる。例えば、調湿石膏ボードなどが挙げられる。調湿性下地材を使用することで、表装仕上げ層の調湿機能と調湿性下地材の調湿機能とが相乗的に発揮される。調湿機能、特に吸放湿量と吸放湿速度が極めて高い表装仕上げシートを構成することができる。
〔基材シート〕
表装仕上げシートの基本となる構造である。
通常の表装仕上げシートと共通する材料や構造が適用できる。
基材シートの材料としては、表装仕上げ層の形成、支持が可能であればよい。具体的には、紙、不織布、編織布、合成樹脂シートなどが使用できる。複数の材料層を積層した積層シートも使用できる。
より具体的には、紙として、上質紙、グラシン紙、トレーシングペーパー、和紙、キャスト紙、コーテッド紙などの天然パルプ紙、含浸紙、ラミネート紙などが挙げられる。合成樹脂シートとして、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリオレフィン類(エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー等)、変性ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、ABS樹脂などが挙げられる。
基材シートが通気性あるいは透湿性を有する材料であれば、表装仕上げシートの表裏間に通気性あるいは透湿性を持たせることができる。表装仕上げシートを施工した壁面などの内部と室内空間との間で通気可能にしたり湿気のやり取りを可能にしたりする。室内空間の湿気を壁内空間に逃がすことができる。表装仕上げシートを通過する空気に対する調湿あるいは脱臭などの機能を高めることができる。これとは逆に、基材シートが非通気性あるいは非透湿性の材料であれば、壁面などの内部への湿気の浸入を遮断することができる。基材シートに通気性あるいは透湿性を付与するには、不織布や編織布などの繊維間の隙間や布目の空間を利用したり、連続気泡を有する樹脂シートや多孔質シートを利用したりできる。
基材シートの厚みは、材質や要求性能によっても異なるが、通常、0.2〜2.0mmに設定できる。
基材シートの背面に、接着剤層や粘着剤層を設けておけば、表装仕上げシートの施工が容易になる。接着剤層および粘着剤層には、通常の表装仕上げシートと同様の材料および構造が適用できる。再湿性接着剤や熱溶融接着剤なども使用できる。
〔表装仕上げ層〕
前記基材シートの表面に配置され、表面が透湿性かつ防水性であるとともに、調湿性を有する。すなわち、表装仕上げ層の表面から内部へと、湿気は通過し易いが、表面には防水性があり、水を吸って膨潤したり強度が低下したりすることがない。水などの液体や細かい粒状の固体などは、表面から内部まで容易には浸入できない。そして、内部に浸透した湿気を吸収保持したり、吸収保持した湿気を外部に放出したりする吸放湿作用による調湿機能を果たす。
表装仕上げ層は、表面が透湿性かつ防水性で、しかも、全体が調湿性を有する一つの層で構成することもできるし、基材シートに近い側に配置され調湿機能を果たす調湿層と、調湿層の表面に配置され、透湿性かつ防水性を有する透明被覆層との複層構造で構成することもできる。
〔調湿層〕
基材シートの表面に配置され、無機多孔質粉粒体が配合される。基本的には、通常の調湿壁や調湿建材の技術が適用できる。
<無機多孔質粉粒体>
表装仕上げ層において調湿機能を果たす材料である。
建築分野等で使用されている通常の調湿性の無機多孔質材料が使用できる。具体的には、珪藻泥岩、珪藻頁岩、アロフェン、シリカゲル、イモゴライト、セピオライト、ゼオライト、大谷石などが挙げられる。複数の材料を組み合わせることもできる。無機多孔質材料として、平均細孔径20〜200Å、比表面積20〜200m/gのものが、調湿能力が高く、脱臭機能やVOC除去機能なども発揮できて好ましい。
無機多孔質材料は、天然鉱物として産出したままのものであってもよいし、焼成したものでもよい。焼成することによって、色などの特性を安定させることができる。また、変成したものも使用できる。
無機多孔質材料は、粉粒体にして使用する。産出時から粉末であるものはそのまま使用でき、岩塊状であれば粉砕して使用することができる。無機多孔質粉粒体の粒径は、通常、2mm以下に設定できる。
<調湿層の材料配合>
調湿層に十分な調湿機能を付与するには、調湿層の全体に対して、無機多孔質粉粒体を、5〜80重量%の範囲で配合しておくことが望ましい。
無機多孔質粉粒体を必須とする以外は、通常の調湿層に配合されている材料を種々組み合わせることができる。調湿機能を高めるには、20重量%以上を配合しておくのが好ましい。耐汚れ性を高めるには、60重量%以下が好ましい。
<調湿塗材>
基材シートの表面に塗工し乾燥硬化させることで、調湿層を形成する。
基本的には、通常の建築用の調湿塗材と共通する材料や配合が使用できる。
調湿塗材の配合として、無機多孔質粉粒体5〜80重量%と有機バインダー5〜70重量%とを含むことができる。
有機バインダーによって、塗工性や塗膜性能を果たす。有機バインダーとして、後述する多孔質樹脂被膜層の合成樹脂材料が使用できる。通常の壁塗り用などの調湿塗材に配合されていた無機バインダーは、表装用仕上げシートの柔軟性を損なうので好ましくない。
天然繊維や合成繊維あるいは無機繊維からなる繊維材料を配合しておくことで、塗膜の強度や耐久性を向上させたり、表面質感に変化をつけたりすることができる。
その他、調湿塗材の配合材料には、着色剤や防腐剤、防カビ剤、消泡剤、分散剤、増粘剤、防蟻剤などを、必要に応じて適宜に組み合わせて使用することができる。微量放射線鉱物を配合しておくことで、調湿機能を高めたり、マイナスイオン放出機能を高めたりすることができる。
調湿塗材は、練状物あるいは液体の形態で基材シートに塗工する。
<調湿層の機能>
調湿層の機能である調湿性は、吸湿能力および放湿能力で評価できる。具体的には、吸湿量および放湿量のうち少ないほうの数値で評価する吸放湿量が50g/m・24h以上であることが望ましい。
調湿層の吸放湿量は、調湿層の厚みによっても異なる。乾燥後の膜厚を100〜2000μmの範囲に設定できる。この厚さ範囲で前記吸放湿量を達成できることが望ましい。
基材シートの存在によっても、調湿層の厚みが変更される。基材シートが調湿性を有している場合は、調湿層の調湿能力が比較的に小さくても良い場合がある。
調湿層は、調湿性に加えて、防臭性やVOC除去機能などの空気環境を改善する各種機能を備えておくことができる。
〔透明被覆層〕
調湿層の表面に配置され、透湿性および防水性を備える。
透湿性は、水蒸気透過性とも言え、気体状の水すなわち蒸気が透過する性質である。防水性は、表面に水が接触しても通過することができず、調湿層の材料が溶けたり変質したり膨潤したりせず本来の強度や耐久性などの特性を維持できる性質である。調湿層の各種機能を阻害しない程度に、液体である水は通過させ難い非透水性であることが望ましい。このような特性を備えた上で透明な層である。
透明被膜層の厚みは、使用する材料や要求性能によっても異なるが、通常、5〜100μmに設定できる。調湿層の保護機能や防水性を高めるには比較的に厚くしたほうがよく、透湿性を高めるには比較的に薄くしたほうがよい。薄すぎると、多孔質状の凹凸がある調湿層の表面を十分に覆うことができず、汚染防止などの機能が低下する。厚すぎると、通気性が阻害されるので、調湿層の調湿効果が損なわれるとともに、塗膜にクラックが入り易くなるという欠点も生じる。
透明被膜層の透湿性を評価する水蒸気透過度が、400g/m・24h以上になるものが好ましい。より好ましくは、水蒸気透過度1000g/m・24h以上である。表面硬度3B〜3Hのものが、表装仕上げ層の表面に傷が付いたり磨耗したりし難い。
透明被膜層として、多孔質樹脂被膜が使用できる。
<多孔質樹脂被膜>
多孔質樹脂被膜は、合成樹脂を基本的な膜形成材料とするが、通常の合成樹脂被膜のように緻密な膜ではなく、微細な孔が無数にあいた多孔質構造を有するものである。
このような多孔質構造によって、水蒸気透過性が優れると同時に防水性に優れていたり、非透水性を発揮したりすることができる。多孔質構造の細孔径や分布、細孔形状などによって、多孔質樹脂被膜の性状が違ってくる。
多孔質樹脂被膜を形成する材料として、合成樹脂が30〜60重量%配合された水性エマルジョンに、粒径0.001〜1.0μmの微細無機粒子が水性エマルジョン固形分の10〜200重量%の割合で配合された水性の透明塗材が使用できる。微細無機粒子の存在が、成膜時に、微細無機粒子の個所で部分的に隔離された状態の樹脂被膜が収縮硬化する作用を生じ、一様な樹脂被膜が形成されずに多孔質構造が構成されることになる。
合成樹脂として、アクリル樹脂、シラン系アクリル樹脂、アクリル−スチレン樹脂およびシラン系アクリル−スチレン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも一つの合成樹脂であって、ガラス転移点Tgが10℃以下である合成樹脂材料が使用できる。ガラス転移点が低いことで、塗工時の成膜性が良好になる。塗膜形成能力がない微細無機粒子を配合した透明塗材は、合成樹脂による成膜機能が重要になる。ガラス転移点が高すぎると、透明塗材の成膜性が悪くなる。常温で塗工硬化される透明塗材は、常温程度で十分な成膜性が発揮できる必要がある。透明塗材を加熱硬化させる場合は、その際の加熱温度で十分な成膜性が発揮できれば良い。
合成樹脂の形態は特に限定されない。例えば、独立した合成樹脂粒子の状態で供給することもできるが、通常は、合成樹脂の製造時点で、水性媒体に合成樹脂の粒子が分散された水性エマルジョンの形態で製造され、この水性エマルジョンの形態で、透明塗材の製造に供給することができる。
微細無機粒子として、コロイダルシリカや酸化チタンゾル、アルミナゾル、酸化鉄ゾルなどが挙げられる。粒径によっても異なるが、できるだけ透明性の高い材料が、透明被膜層の透明性を高められる。透明塗材への分散性や合成樹脂に対する付着性などに優れた材料が好ましい。前記材料の中で、コロイダルシリカは取扱い易く性能も優れている。
微細無機粒子の粒径が大き過ぎると、成膜時に樹脂粒子の表面に吸着し難く、樹脂被膜に目的の大きさや量で細孔を形成させることが難しくなる。粒径が小さ過ぎるものは製造が難しいとともに、透明塗材中に均一に分散させるのが難しくなる。前記粒径範囲の中で、さらに0.002〜0.1μmが好ましい。
透明塗材における微細無機粒子の配合量は、少な過ぎると目的の多孔質構造が形成され難く、透明被膜層の水蒸気透過性が悪くなる。微細無機粒子が多過ぎると、透明塗材の成膜性が低下し、透明被膜層の防水性が悪くなる。前記配合割合範囲の中で、微細無機粒子が水性エマルジョン固形分の15〜160重量%であることが、より好ましい。
透明塗材には、上記材料以外に、通常の塗材に配合される各種添加材料が配合される。具体的には、増粘剤や乳化剤、消泡剤などが挙げられる。
多孔質樹脂被膜を形成する透明塗材の製造技術として、特公平7−110906号公報に開示された技術が利用できる。クラリアントポリマー株式会社から入手できる商品名「モビニール8000シリーズ」が使用できる。
〔透湿防水・調湿兼用層〕
表面が透湿性かつ防水性で、しかも、全体が調湿性を有する単一の層である。
前記した調湿層の材料と透明被覆層の材料とを組み合わせることで構成できる。
具体的には、無機多孔質粉粒体と合成樹脂と粒径0.001〜1.0μmの微細無機粒子とを含む水性の塗材を塗工して形成された塗膜は、全体として調湿機能を有するとともに、表面は透湿性かつ防水性にすることができる。なお、当然のことながら、透湿防水・調湿兼用層は、透明にはならない。
使用する材料や配合は、前記した調湿層および透明被覆層の場合と共通する。調湿層の材料と透明被覆層の材料とを混合するだけでもよい。目的とする機能に合わせて、それぞれを別個の層として形成する場合と、一部の配合を変えることもできる。
例えば、表面の防水性および透湿性は十分に発揮できるようにすることで、調湿性については少し低くなっても、別の手段で補うことができる。具体的には、透湿・防水・調湿兼用層からなる表装仕上げ層の背面に、調湿機能を有する基材シートを配置すれば、調湿性を高めることができる。耐汚れ性を高めるには、透湿防水・調湿兼用層における無機多孔質粉粒体の配合量を、前記した調湿層における配合量範囲の中で、60重量%以下に設定しておくことが好ましい。
〔表装仕上げシート〕
前記した表装仕上げ層を有する以外は、通常の表装仕上げシートと同様の構造、形状、製造方法が適用できる。
予め製造あるいは準備された基材シートの表面に、通常の塗工技術を適用して、表装仕上げ層を形成すればよい。表装仕上げ層が、調湿層と透明被覆層とを有する場合は、それぞれの層を順次形成すればよい。
具体的には、以下の工程を組み合わせることができる。
基材シートの表面に無機多孔質粉粒体が配合された調湿層を形成する工程(a)。
含水率が20%以下である前記調湿層の表面に、透湿性および防水性を備えた透明被覆層になる透明塗材を塗工し乾燥硬化させる工程(b)。
工程(b)において、調湿層の含水率を20%以下に設定しておくことが重要である。
調湿層の含水率が高過ぎると、調湿層に含まれる水分によって、その上に塗工される透明塗材の塗膜が失透する問題が発生し易い。形成された透明被膜層の水蒸気透過性も低下する。含水率が十分に低く乾燥した状態であれば、透明塗材が良好に塗工でき、形成された透明被膜層の性能も良好に発揮できる。
調湿層の表面に透明塗材を塗工して透明被覆層を形成する手段として、通常の塗装技術が適用できる。例えば、コーティング(ナイフコーター、グラビアコ−ター、スクリーンコ−ター、ロールコ−ター、フレキソコーターなど)が採用できる。ブレードコ−ター、バーコ−ター、カーテンコ−ターも採用できる。塗布(ローラー、スプレー、刷毛、モップ、スポンジ、ウェスなどを使用)、デッピングなども採用できる。これらの方法で、透明塗材を塗工し乾燥させれば透明被覆層が形成できる。必要に応じて、エンボス加工を施すこともできる。エンボス加工の前に発泡処理や柄プリント加工を行うこともできる。
本発明にかかる表装仕上げ建材は、表面が透湿性かつ防水性であるとともに、調湿性を有する表装仕上げ層を備えていることにより、住宅の室内壁の内装仕上げなどに適用したときに、施工環境の湿度が高くなり過ぎたり乾燥し過ぎたりしないように適切に調湿できるとともに、表面に汚れがつき難く、ついた汚れも容易に拭き取るなどして除去することができる。
その結果、優れた外観性や表面性状を、長期間にわたって良好に維持することができる。表装仕上げシートの貼り換え期間を大幅に延長でき、建築物の維持管理に要するコストを低減できる。
また、表装仕上げシートは、通気性を有するため、吸音特性にも優れている。
図1、2は、一般住宅の室内壁面における内装仕上げに、表装仕上げシートSを施工した状態を示す。図1は本発明の参考例、図2は本発明の実施例を示す。図の左側が室内空間、右側が壁の内部構造になる。
〔表装仕上げシートS〕
基材シート10は、紙や不織布等の通気性を有するシート材料が使用される。
基材シート10の表面に、表装仕上げ層20が構成されている。表装仕上げ層20は、基材シート10に隣接する調湿層24、調湿層24の表面に配置された透明被覆層22からなる。
調湿層24は、珪質頁岩などの無機多孔質粉粒体が配合された塗壁材を、基材シート10に塗工し乾燥硬化させて形成される。形成された調湿層24の表面は、配合された形質頁岩などに特有の自然な質感や色を発現している。
透明被覆層22は、調湿層24が塗工形成されたあと、調湿層24の水分が十分に放出されて、含水率20%以下になったところで、合成樹脂配合の水性エマルジョンに微細無機粒子が配合された透明塗材を、塗装し乾燥硬化させることで形成される。透明被覆層22は透明であるため、表装仕上げ層20すなわち表装仕上げシートSの表面外観は、調湿層24の質感や色がそのまま発現した状態である。
〔内装仕上げ施工〕
図1において、表装仕上げシートSは、図示を省略した壁躯体や柱、枠材などの室内側表面に施工されている。内装下地材40として施工された石膏ボードや繊維質ボードなどの表面に、接着剤で貼り付けられる。
このような表装仕上げ施工が行われた室内空間において、湿度が過剰に高くなると、湿気は、表装仕上げシートSの表面に配置された表装仕上げ層20のうち、水蒸気透過性の高い透明被覆層22を通過して調湿層24に入り込み、調湿層24の無機多孔質粉粒体に吸収保持される。室内空間の湿度が下がり、居住者にとって快適な湿度になる。その後、室内空間が乾燥し過ぎると、調湿層24に吸収保持されていた水分が透明被覆層22を通過して室内空間に放出される。室内空間は適度な湿気を含む状態に戻り、居住者にとって快適な環境になる。また、珪質頁岩などを配合した調湿層24は、室内空間の臭いやVOCを吸着除去する機能やマイナスイオン放出機能などもあり、室内空間の環境改善を効果的に果たすこともできる。
室内空間で水を使ったり、調理や飲食を行ったりすると、表装仕上げシートSの表面に、水や調味料、果汁などが付着することがある。透明被覆層22の表面に付着した水などの液体は、透水性のない透明被覆層22を通過して調湿層24に入り込むことはできない。透明被覆層22の表面から、液体を拭き取れば、表装仕上げシートSの表面は元の綺麗な状態に戻る。埃などの微細な固体も、透明被覆層22を通過できず表面に留まるので、容易に拭き取ることができる。
また、表装仕上げシートSの表面に、珪質頁岩などで構成された調湿層24が露出していると、モノが当たったり引っ掻いたりしたときに傷が付いたり欠けたりし易いが、透明被覆層22で覆われていれば、少しの外力や摩擦程度では容易に損傷することはない。
その結果、表装仕上げシートSは、長期間にわたって良好な調湿機能および優れた外観性を維持することができる。
さらに、表装仕上げシートSは、透明被覆層22および調湿層24の何れもが微細な穴を有していて通気性がある。そのため、室内空間で発生する音を吸収する吸音特性にも優れたものとなる。
〔透湿防水・調湿兼用層〕
図2に示す実施形態は、透明被覆・調湿兼用層を備える表装仕上げシートSである。
前記実施形態と同様の基材シート10の表面に、表装仕上げ層20として、透湿防水・調湿兼用層26が形成されている。
透湿防水・調湿兼用層26となる塗材を、基材シート10の表面に塗工し、乾燥硬化させて形成される。塗材は、前記実施形態における透明塗材の材料と調湿層の材料とが配合されたものである。
透湿防水・調湿兼用層26は、不透明な無機多孔質粉粒体が配合されているので、全体としては透明ではなく不透明である。但し、透明塗材の材料である合成樹脂および微細無機粒子は実質的に透明性を示す。その結果、形成された状態の透湿防水・調湿兼用層26は、無機多孔質粉粒体に使用された珪質頁岩などが有する色や質感が発現する。
この実施形態でも、室内空間の過剰な湿気が透湿防水・調湿兼用層26に吸収保持されたり、透湿防水・調湿兼用層26から室内空間に水分が放出されたりして、室内空間の湿度環境を居住に適切な一定範囲に調湿することができる。
また、無機多孔質粉粒体の表面を合成樹脂と微細無機粒子とによって形成された透明な被膜が覆っている状態になるので、透湿防水・調湿兼用層26の表面に付着した水などの液体が透湿防水・調湿兼用層26の内部まで浸透することはない。透湿防水・調湿兼用層26の表面を拭き取るだけで、いつまでも、表装仕上げシートSの表面を美麗な状態に維持することができる。
この実施形態でも、透湿防水・調湿兼用層26は微細な穴を有することで通気性があり、吸音特性にも優れたものになる。
〔表装仕上げ建材〕
図3に示す実施形態は、表装仕上げシートSを用いて構成されたボード状の表装仕上げ建材を示す。
珪質頁岩などの無機調湿材が配合された石膏ボードからなる矩形板状の調湿建材ボード50の表面に、表装仕上げシートSが貼り付けられている。表装仕上げシートSの構造は、前記した図1または図2の構造を備えている。表装仕上げシートSの基材シート10が調湿建材ボード50に接着剤などで貼り付けられ、表装仕上げ層20の透明被覆層22または透湿防水・調湿兼用層26が、表装仕上げ建材の表面に露出する。
このような構造を備えた表装仕上げ建材は、建築物の室内壁面の内装仕上げ施工に使用される。内装下地材を施工した上で表装仕上げ建材を貼り付けてもよいし、表装仕上げ建材を、表装仕上げと内装下地の両方に兼用することもできる。
施工状態においては、室内壁面に施工された調湿建材ボード50の表面全体が、表装仕上げシートSで覆われた状態になる。
室内壁面で、表装仕上げシートSの調湿層24あるいは透湿防水・調湿兼用層26が調湿機能を果たすとともに、表装仕上げシートSの背面の調湿建材ボード50も湿気の吸収保持および放出の機能を発揮するので、調湿能力がさらに向上する。特に、室内空間に露出していて迅速に湿気が出入りできる表装仕上げシートSの調湿特性と、比較的に厚みがあって水分の保持容量が大きな調湿建材ボード50の調湿特性とが組み合わされることで、単独では発揮できない相乗的あるいは補完的で良好な調湿機能を発揮することが可能になる。
勿論、室内空間に面する表面には、透明被覆層22が存在するので、表面に付着した液体などが調湿建材ボード50の内部まで浸入することを防止できる。表面の液体を拭き取るだけで、元に美麗な状態に戻すことができる。調湿建材ボード50の吸音特性も向上する。
具体的に表装仕上げシートを製造し、その性能を評価した結果を示す。
〔使用材料〕
<基材シート>
通気性を有する不織布シートを用いた。
<調湿塗材>
配合:珪質頁岩(平均細孔径20〜200Å、比表面積20〜200m/g、平均粒径30μm)40重量%、シリカゲル10重量%、炭酸カルシウム30重量%、ビニロン繊維4.5重量%、アクリル樹脂15重量%、増粘剤0.5重量%、水50重量%。
上記材料を常法により十分に混合して調湿塗材を得た。
<透明塗材>
樹脂エマルジョン:アクリル樹脂粒子が水に分散された水性エマルジョンからなる汎用の樹脂エマルジョン製品(樹脂Tg=5℃)を用いた。
微細無機粒子:汎用のコロイダルシリカ(粒子径0.05μm)製品を用いた。
固形分比率で樹脂エマルジョン69重量%、微細無機粒子30重量%、アクリル系増粘剤1重量%を混合し、さらに、水を加えて固形分濃度が205になるようにして、透明塗材を調製した。
<透湿防水・調湿兼用塗材>
珪質頁岩(平均細孔径20〜200Å、比表面積20〜200m/g、平均粒径30μm)30重量%、シリカゲル10重量%、炭酸カルシウム20重量%、ビニロン繊維4.5重量%、前項で調製された透明塗材を固形分濃度換算で35重量%、増粘剤0.5重量%の割合で配合し十分に撹拌混合して、透湿防水・調湿兼用塗材を調製した。
〔表装仕上げシートの製造〕
参考例1:
基材シートにロールコ−ターで調湿塗材を塗布し、熱風乾燥路内で60℃、30分の乾燥処理を行って調湿層を形成した。調湿層の上に、透明塗材をスプレー塗装し、熱風乾燥路内で80℃、10分の乾燥処理を行って透明被覆層を形成した。
実施例
基材シートにロールコ−ターで透湿防水・調湿兼用塗材を塗布し、熱風乾燥路内で60℃、30分の乾燥処理を行って透湿防水・調湿兼用層を形成した。
〔表装仕上げ建材の製造〕
参考例2、実施例
汎用の調湿性石膏ボードの表面に、透明塗材を刷毛で塗布し、室温で1分間放置し、塗布表面が粘着性を発現した段階で、参考例1、実施例1の表装仕上げシートをそれぞれ押し当てて圧着し、調湿性石膏ボードと表装仕上げシートとが一体化された表装仕上げ建材を得た。
〔性能評価試験〕
<水蒸気透過量>
JIS−K7129に準じて、透明被膜層単独での水蒸気透過量を測定した。
<吸湿性>
各試験体の裏面および側面をアルミ箔で密封した。25℃、50%RHの環境で48時間保持したあと、25℃、90%RHで24時間保持したときの重量増加量を測定して、吸湿量(g/m・24h)を算出した。
<耐汚染性>
各試験体の表面に、コーヒー、日本茶、醤油、ソースなどの生活上で室内壁面に付着する可能性のある物質を含む汚れ液体を、スポイトで1cc滴下した。1分後に、水洗して、汚れ液体の除去状況を目視観察した。評価基準は以下のとおりである。
○:完全に除去できた。
△:かなり除去できたが、付着痕が明確に認められる。
×:全く除去できなかった。
<表面硬度>
常法にしたがって、鉛筆硬度を測定した。HBのほうがBよりも硬い。
以上に説明した各試験の結果を、下記表に示す。表中、水蒸気透過量の「>>1000」は、1000g/m2・24hを大きく超えることを意味する。
Figure 0005286603
Figure 0005286603

〔評価〕
(1) 実施例1の表装仕上げシートは、良好な吸湿性を有すると同時に、耐汚染性に優れていることが裏付けられた。
これに対し、比較例1の表装仕上げシートは、透明被覆層を有しないため、耐汚染性が劣るものとなった。
(2) 実施例の表装仕上げ建材は何れも、調湿性石膏ボードの吸湿性と表装仕上げシートの吸湿性とが相乗的に発揮され、非常に優れた吸湿性を発揮できる。勿論、表面の耐汚染性も良好である。
これに対し、比較例2の表装仕上げ建材は、基材シートとして透湿性のない通常の合成樹脂シートが使用されているため、実施例に比べて、吸湿性が大きく劣るものとなった。比較例2では、実質的に、透湿防水・調湿兼用層のみで吸湿機能を果たし、調湿性石膏ボードの調湿機能が全く働いていないことが判る。
本発明の表装仕上げ建材は、例えば、一般住宅の室内壁の内装仕上げ施工に適用でき、室内空間の居住に快適な湿度範囲に調湿する機能を良好に発揮できることに加えて、表面が汚れ難く、付いた汚れは除去し易く、長期間にわたって良好な外観品質を維持することができる。また、内装仕上げの吸音特性を向上させることもできる。
本発明の参考例となる実施形態を表す表装仕上げシートの施工状態の断面図 本発明の実施例となる実施形態を表す表装仕上げシートの施工状態の断面図 表装仕上げシートを用いた表装仕上げ建材の断面図
符号の説明
10 基材シート
20 表装仕上げ層
22 透明被覆層
24 調湿層
26 透湿防水・調湿兼用層
40 下地材
50 調湿建材ボード
S 表装仕上げシート

Claims (1)

  1. 調湿機能を有する調湿建材ボードと、前記調湿建材ボードの表面に貼り付けられた表装仕上げシートとを備え、
    前記表装仕上げシートは、建築物の表装面を構成する表装仕上げシートであって、
    基材シートと、
    前記基材シートの表面に配置され、珪藻泥岩、珪藻頁岩、アロフェン、シリカゲル、イモゴライト、セピオライト、ゼオライトおよび大谷石からなる群から選ばれる少なくとも一つの無機多孔質粉粒体と合成樹脂と粒径0.001〜1.0μmのコロイダルシリカおよび/またはアルミナゾルとを含む水性塗材の塗膜からなり、調湿性を有するとともに表面が透湿性かつ防水性である表装仕上げ層と、
    を備え、前記基材シートが透湿性を有する材料からなる、
    ことを特徴とする、表装仕上げ建材。
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