JP5272580B2 - 印刷装置、及び、印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置、及び、印刷方法に関する。
インクジェット式のプリンタの中には、用紙サイズがA2以上の大判のものを用いるタイプがある。このような大判のインクジェットプリンタにおいては、単票紙以外に、いわゆるロール紙が利用されることが多い。なお以下において、用紙が巻回されたいわゆるロール紙をロール体とし、ロール体から引き出される部分を用紙とする。
ロール体からの用紙の引き出しは、現状、紙送りモータ(PFモータ)により搬送ローラを回転駆動させることによってなされている。PFモータは、PID制御によって制御駆動させられる。
このようなロール体を用いるプリンタとしては、特許文献1に示すものがある。また、PID制御を行うプリンタとしては、特許文献2〜4に示すものがある。
特開2007−290866号公報 特開2006−240212号公報 特開2003−79177号公報 特開2003−48351号公報
ところで、搬送ローラは、通常、プリンタ本体に装着されたロール体から、用紙が供給される方向に一定距離だけ離れて設定されているので、ロール体から引き出された用紙が、ロール体と搬送ローラとの間で弛むことがある。
例えば印刷を開始するとき、ユーザは、プリンタ本体に装着されたロール体から用紙を引き出し、PFモータや搬送ローラ等からなる紙送り機構にセットする作業を行うが、その際、ロール体と紙送り機構との間で、用紙が弛んでしまうことがある。また用紙を紙送り機構にセットした後において、用紙の頭出しのために用紙がバックフィードされる(即ち巻き戻しされる)ことがあるが、そのときにおいても、用紙が弛むことがある。
弛んだ状態の用紙に対して印刷処理が行われると、印刷画像が乱れ画質が劣化する。そこで通常、ユーザは、このような弛みを適宜確認し、用紙が弛んでいると判断した場合には、例えば用紙の弛み分が巻き取られるようにロール体を手で回転させる。
このように、ロール体を用いるプリンタでは、ユーザが、手作業で、用紙の弛みを取る必要があり、手間がかかるという問題がある。また弛みを見逃したり、弛みを十分に解除できなかったとき、印刷画像が乱れてしまうこともある。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、用紙などの媒体の弛みを適切に解除することができる印刷装置及び印刷方法を提供しよう、とするものである。
前記目的を達成するための主たる発明は、
媒体が巻回されているロール体を回転させるための駆動力を与える第1モータと、
前記媒体の供給方向に沿って前記ロール体よりも下流側に設けられる搬送駆動ローラであって前記媒体を搬送させるための搬送駆動ローラを駆動させる駆動力を与える第2モータと、
前記ロール体と前記搬送駆動ローラとの間に生じた前記媒体の弛みを、前記第1モータ及び前記第2モータの少なくともいずれか一方を駆動させて解消する制御部と、
を備え
前記媒体が前記供給方向とは反対方向に所定量逆搬送されるときにおいて、前記制御部は、
前記搬送駆動ローラによって前記供給方向とは反対方向に前記媒体が搬送されるように前記第2モータを駆動させ、該第2モータの駆動から所定時間経過後であって該第2モータの駆動中に、前記ロール体によって前記供給方向とは反対方向に前記媒体が搬送されるように前記第1モータの駆動を開始させ、
前記ロール体の回転による前記媒体の搬送速度が前記搬送駆動ローラの回転による前記媒体の搬送速度よりも速くなるように前記第1モータ及び前記第2モータを制御し、
前記媒体の弛みが解消したか否かを判定し、前記媒体の弛みが解消したと判定したとき、前記第1モータの駆動制御を終了し、
前記所定時間は、前記ロール体による前記所定量の逆搬送と前記搬送駆動ローラによる前記所定量の逆搬送とが同時に終了するように求められることを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
媒体が巻回されているロール体を回転させるための駆動力を与える第1モータと、
前記媒体の供給方向に沿って前記ロール体よりも下流側に設けられる搬送駆動ローラであって前記媒体を搬送させるための搬送駆動ローラを駆動させる駆動力を与える第2モータと、
前記ロール体と前記搬送駆動ローラとの間に生じた前記媒体の弛みを、前記第1モータ及び前記第2モータの少なくともいずれか一方を駆動させて解消する制御部と、
を備える印刷装置。
このようにすることで、ロール体と搬送駆動ローラとの間に生じた媒体の弛みを適切に解消することができる。
かかる印刷装置であって、前記制御部は、前記媒体を前記供給方向に搬送するための回転方向とは反対方向に前記ロール体を回転させる駆動力を与えるように前記第1モータの駆動を制御するとともに、前記媒体の弛みが解消したか否かを判定し、前記媒体の弛みが解消したと判定したとき、前記第1モータの駆動制御を終了することが望ましい。
このようにすることで、供給方向とは反対方向にロール体を回転させ、媒体の弛みを解消させることができる。
また、前記制御部は、前記第1モータに対するPID制御における制御値と、前記媒体を所定の速度で搬送する場合のPID制御における制御値とに基づいて、前記媒体の弛みが解消したか否かを判定することが望ましい。
このようにすることで、制御値に基づいて媒体の弛みが解消したか否かを判定し、適切に媒体の弛みを解消することができる。
また、前記制御部は、前記第1モータに対するPID制御における比例要素、積分要素、及び微分要素から出力される制御値の合計値と、前記ロール体と前記搬送ローラとの間に所定の張力が与えられた状態で前記媒体を所定の速度で搬送する場合のPID制御における制御値である閾値とに基づいて、前記媒体の弛みが解消したか否かを判定するとともに、前記合計値と前記閾値とを比較し、前記合計値が前記閾値を超える場合には、前記合計値を前記閾値に変更する補正を行って前記第1モータを制御することとしてもよい。
このようにすることで、PID制御における各要素から出力される制御値の合計値が閾値を超える場合には合計値を閾値に変更する補正を行って、必要以上の張力を媒体に与えないようにすることができる。
また、前記制御部は、前記第1モータに対するPID制御における積分要素から出力される制御値と、前記ロール体と前記搬送ローラとの間に所定の張力が与えられた状態で前記媒体が所定の速度で搬送される場合のPID制御における制御値である閾値とに基づいて、前記媒体の弛みが解消したか否かを判定するとともに、前記制御値と前記閾値とを比較し、前記制御値が前記閾値を超える場合には、前記制御値を前記閾値に変更する補正を行って前記第1モータを制御することとしてもよい。
このようにすることで、PID制御における積分要素から出力される制御値が閾値を超える場合には制御値を閾値に変更する補正を行って、必要以上の張力を媒体に与えないようにすることができる。
また、前記制御部は、前記媒体を前記供給方向に搬送するための回転の向きに前記搬送駆動ローラを回転させる駆動力を与えるように、前記第2モータの駆動を制御するとともに、前記媒体を介して前記ロール体が引っ張られることによる前記第1モータの動きを検出し、該第1モータの動き量に基づいて前記媒体の弛みが解消したか否かを判定することとしてもよい。
このようにすることで、ロール体が引っ張られることによる第1モータの動き量に基づいて、媒体の弛みが解消したか否かを適切に判定することができる。
また、前記搬送駆動ローラによって前記媒体を前記供給方向とは反対方向に搬送させるときにおいて、前記制御部は、前記搬送駆動ローラによって前記供給方向とは反対方向に前記媒体が搬送されるように前記第2モータを駆動させてから所定時間経過後であって該第2モータの駆動中に、前記ロール体によって前記供給方向とは反対方向に前記媒体が搬送されるように前記第1モータの駆動を開始させることとしてもよい。
このようにすることで、媒体を供給方向とは反対方向に搬送する場合において、第2モータによる媒体の搬送が完了する前に第1モータによる該反対方向の搬送を開始するので、媒体の該反対方向への移動をより早く完了させることができるようになる。
また、前記搬送駆動ローラによって前記媒体を前記供給方向とは反対方向に搬送させるときにおいて、前記制御部は、前記第2モータの駆動制御の終了以降に前記第1モータの駆動制御を終了させることが望ましい。
このようにすることで、第2モータによる媒体の搬送の完了以降に第1モータによる媒体の搬送を完了させるので、ロール体と搬送駆動ローラとの間の媒体に弛みを生じさせないようにして、該反対方向の搬送を完了させることができる。
また、前記搬送駆動ローラによって前記媒体を前記供給方向とは反対方向に搬送させるときにおいて、前記制御部は、前記ロール体の回転による前記媒体の搬送速度が前記搬送駆動ローラの回転による前記媒体の搬送速度よりも速くなるように前記第1モータ及び前記第2モータを制御することが望ましい。
このようにすることで、ロール体と搬送駆動ローラとの間の媒体の弛みを取り除くようにして、供給方向とは反対方向の搬送を行うことができる。
また、前記所定時間は、前記搬送駆動ローラによる前記媒体の前記供給方向とは反対方向の搬送量と、前記ロール体の回転による前記媒体の搬送速度と、前記搬送駆動ローラの回転による前記媒体の搬送速度とに基づいて求められることが望ましい。
このようにすることで、ロール体と搬送駆動ローラとの間に生じた媒体の弛みを適切に解消することができる。
媒体が巻回されているロール体を回転させるための駆動力を与える第1モータと、
前記媒体の供給方向に沿って前記ロール体よりも下流側に設けられる搬送駆動ローラであって前記媒体を搬送させるための搬送駆動ローラを駆動させる駆動力を与える第2モータと、
前記ロール体と前記搬送駆動ローラとの間に生じた前記媒体の弛みを、前記第1モータ及び前記第2モータの少なくともいずれか一方を駆動させて解消する制御部と、
前記媒体に対して流体を噴射する流体噴射ヘッドと、
を備える流体噴射装置。
このようにすることで、ロール体と搬送駆動ローラとの間に生じた媒体の弛みを適切に解消することができる。
媒体が巻回されているロール体を回転させるための駆動力を与える第1モータと、
前記媒体の供給方向に沿って前記ロール体よりも下流側に設けられる搬送駆動ローラであって前記媒体を搬送させるための搬送駆動ローラを駆動させる駆動力を与える第2モータと、を備える印刷装置の印刷方法であって、
前記ロール体と前記搬送ローラとの間に生じた前記媒体の弛みを解消するために、前記第1モータ及び前記第2モータの少なくともいずれか一方を駆動させることと、
前記ロール体と前記搬送駆動ローラとの間に生じた前記媒体の弛みが解消したか否かを判定することと、
を含む印刷方法。
このようにすることで、ロール体と搬送駆動ローラとの間に生じた媒体の弛みを適切に解消することができる。
===実施形態===
以下、印刷装置としてのプリンタ10及び駆動制御方法について説明する。なお、本実施の形態のプリンタ10は、例えばJIS規格のA2以上のサイズを有する、サイズの大きな用紙を印刷するためのプリンタである。また、本実施の形態におけるプリンタは、インクジェット式のプリンタであるが、かかるインクジェット式プリンタは、インクを吐出して印刷可能な装置であれば、いかなる吐出方法を採用した装置でも良い。
また、以下の説明においては、下方側とは、プリンタ10が設置される側を指し、上方側とは、設置される側から離間する側を指す。また、用紙Pが供給される側を供給側(後端側)、用紙Pが排出される側を排紙側(手前側)として説明する。
図1は、本発実施形態にかかるプリンタ10の外観の構成例を示すブロック図である。図2は、図1のプリンタ10におけるDCモータを用いる駆動系と制御系の関係を示す図である。
この例の場合、プリンタ10は、一対の脚部11と、当該脚部11に支持される本体部20とを有している。脚部11には、支柱12が設けられていると共に、回転自在なキャスタ13がキャスタ支持部14に取り付けられている。
本体部20は、不図示のシャーシに支持される状態で、内部の各種機器が搭載されており、それらが外部ケース21によって覆われている。また、図2に示すように、本体部20には、DCモータを用いる駆動系として、ロール駆動機構30と、キャリッジ駆動機構40と、用紙搬送機構50とが設けられている。
ロール駆動機構30は、本体部20に存在するロール搭載部22に設けられている。ロール搭載部22は、図1に示すように、本体部20のうち、背面側かつ上方側に設けられていて、上述の外部ケース21を構成する一要素である開閉蓋23を開くことにより、その内部にロール体RPを搭載し、ロール駆動機構30によってロール体RPを回転駆動させることが可能となっている。
また、ロール体RPを回転させるためのロール駆動機構30は、図2及び図3に示すように、回転ホルダ31と、ギヤ輪列32と、ロールモータ33と、回転検出部34とを有している。なお図3は、回転ホルダ31と、ロールモータ33の外観の構成例を示す図である。
回転ホルダ31は、ロール体RPに設けられている中空孔RP1の両端側から挿入されるものであり、ロール体RPを両端側から支持すべく、一対設けられている。
第1モータとしてのロールモータ33は、一対の回転ホルダ31のうち、一端側に位置する回転ホルダ31aに対して、ギヤ輪列32を介して駆動力(回転力)を与えるものである。
回転検出部34は、本実施の形態ではロータリエンコーダを用いている。そのため、回転検出部34は、円盤状スケール34aと、ロータリセンサ34bとを具備している。円盤状スケール34aは、その周方向に沿って一定の間隔毎に、光を透過させる透光部と、光の透過を遮断する遮光部とを有している。また、ロータリセンサ34bは、不図示の発光素子と、同じく不図示の受光素子と、同じく不図示の信号処理回路を主要な構成要素としている。
なお、本実施の形態では、ロータリセンサ34bからの出力により、図4に示すような、互いに位相が90度異なるパルス信号(A相のENC信号,B相のENC信号)が制御部100に入力される。そのため、ロールモータ33が正転状態にあるのか、又は逆転状態にあるのかを、位相の進行/遅れによって検出可能となっている。
また、本体部20には、キャリッジ駆動機構40が設けられている。キャリッジ駆動機構40は、インク供給/噴射機構の構成要素の一部ともなるキャリッジ41と、キャリッジ軸42と、その他不図示のキャリッジモータ、ベルト等を具備している。
キャリッジ41は、各色のインク(流体に対応)を貯留するためのインクタンク43を具備していて、このインクタンク43には、図示しないチューブを介して、本体部20の前面側に固定的に設けられているインクカートリッジ(図示省略)からインクが供給可能となっている。また、図2に示すように、キャリッジ41の下面には、インク滴を吐出可能な印刷ヘッド44(流体噴射ヘッドに対応)が設けられている。印刷ヘッド44には、各インクに対応づけられた不図示のノズル列が設けられていて、このノズル列を構成するノズルには、不図示のピエゾ素子が配置されている。このピエゾ素子の作動により、インク通路の端部にあるノズルからインク滴を吐出することが可能となっている。
なお、これらキャリッジ41、インクタンク43、不図示のチューブ、インクカートリッジ、印刷ヘッド44によって、インク供給/噴射機構が構成されている。また、印刷ヘッド44は、ピエゾ素子を用いたピエゾ駆動方式に限られず、例えばインクをヒータで加熱し、発生する泡の力を利用するヒータ方式、磁歪素子を用いる磁歪方式、ミストを電界で制御するミスト方式等を採用しても良い。また、インクカートリッジ/インクタンク43に充填されるインクは、染料系インク/顔料系インク等、いずれの種類のインクを搭載しても良い。
図2、図5等に示すように、用紙搬送機構50は、搬送ローラ対51と、ギヤ輪列52と、PFモータ53と、回転検出部54とを有している。なお図5は、ロール体RPと搬送ローラ対51、印刷ヘッド44の位置関係を示す図である。
搬送ローラ対51は、搬送駆動ローラ51aと、搬送従動ローラ51bとを具備していて、これらの間で、ロール体RPから引き出される用紙P(ロール紙に対応)を挟持可能となっている。
また、第2モータとしてのPFモータ53は、搬送駆動ローラ51aに対して、ギヤ輪列52を介して駆動力(回転力)を与えるものである。
さらに、回転検出部54は、本実施の形態ではロータリエンコーダを用いていて、上述の回転検出部34と同様に、円盤状スケール54aと、ロータリセンサ54bとを具備し、図4に示すようなパルス信号を出力可能としている。
また、搬送ローラ対51よりも下流側(排紙側)には、プラテン55が設けられていて、用紙Pは当該プラテン55上をガイドさせられる。また、プラテン55には、印刷ヘッド44が対向するように配設されている。このプラテン55には、吸引孔55aが形成されている。一方、吸引孔55aは、吸引ファン56に連通可能に設けられていて、吸引ファン56が作動することによって、印刷ヘッド44側から吸引孔55aを介して空気が吸引される。それにより、プラテン55上に用紙Pが存在する場合には、当該用紙Pを吸引保持することが可能となっている。なお、プリンタ10は、その他、用紙Pの幅を検出する紙幅検出センサ等、その他の各種センサを備えている。
図6は、制御部100の機能的構成例を示すブロック図である。この制御部100には、ロータリセンサ34b,54b、不図示のリニアセンサ、不図示の紙幅検出センサ、不図示のギャップ検出センサ、プリンタ10の電源をオン/オフする電源スイッチ等の各出力信号が入力される。
図2に示すように、制御部100は、CPU101、ROM102、RAM103、PROM104、ASIC105、モータドライバ106等を具備していて、これらが例えばバス等の伝送路107を介して相互に接続されている。また、制御部100は、コンピュータCOMに接続されている。そして、これらのハードウエアと、ROM102やPROM104に記憶されているソフトウエア及び/又はデータの協働、又は特有の処理を行う回路や構成要素の追加等によって、図6に示すような、主制御部110と、PFモータ制御部111と、ロールモータ制御部112とが実現される。
制御部100のPFモータ制御部111は、搬送駆動ローラ51aが回転して用紙Pが供給方向に搬送されるように、PFモータ53の駆動を制御する。なお以下において、用紙Pを供給方向に搬送する際のPFモータ53の回転の向きを、正転方向と称する。
ロールモータ制御部112は、用紙Pの弛みが解消するように、ロール体RPが回転して用紙Pがロール体RPに巻き取られるように、ロールモータ33の駆動を制御する。なお以下において、ロール体RPが回転して用紙Pがロール体RPに巻き取られるように、ロールモータ33の駆動を制御する処理を、ロールモータ弛み解除処理Z1と称する。
また、用紙Pをロール体RPに巻き取る際のロールモータ33の回転は、正転方向とは反対向きの回転であり、以下において、その向きを、逆転方向と称する。
なお印刷を行うために、PFモータ53の駆動により用紙Pが供給方向に搬送されているとき、ロール体RPが用紙Pを介して引っ張られて回転するように、例えば、ロールモータ33は通電されず、PFモータ53に従動して正転方向に回転する。
主制御部110は、PFモータ制御部111及びロールモータ制御部112の動作を制御し、用紙Pを供給方向に搬送する処理やロールモータ弛み解除処理Z1を実行させる。
次に、PFモータ制御部111とロールモータ制御部112の構成について説明する。PFモータ制御部111は、PID演算部121を有して構成されている。
図7は、PID演算部121の構成例を示すブロック図である。この例の場合、PID演算部121は、位置演算部131、速度演算部132、第1減算部133、目標速度発生部134、第2減算部135、比例要素136、積分要素137、微分要素138、加算部139、PWM信号出力部140、及びタイマ141を具備している。
位置演算部131は、ロータリセンサ54bから入力される、矩形波である出力信号(図4参照)のエッジをカウントすることにより、用紙Pの送り量を算出する。
速度演算部132は、ロータリセンサ54bから入力される、矩形波である出力信号のエッジをカウントすると共に、カウントしたエッジとタイマ141で計測される時間(周期)に基づいて、用紙Pの送り速度を算出し、第2減算部135に供給する。
第1減算部133は、位置演算部131から出力される送り量(現在位置)に関する情報と、ROM102又はPROM104等のメモリから出力される目標位置(目標停止位置)に関する情報とに基づき、目標位置(目標停止位置)から現在位置を減算して位置偏差を算出する。
目標速度発生部134には、第1減算部133から出力される位置偏差に関する情報が入力される。そして、目標速度発生部134は、この位置偏差に応じた目標速度に関する情報を出力する。
第2減算部135は、目標速度から現在のPFモータ53の送り速度(現在速度)を減算して、速度偏差ΔVを算出し、比例要素136、積分要素137及び微分要素138にそれぞれ出力する。
比例要素136、積分要素137、及び微分要素138のそれぞれは、入力される速度偏差ΔVに基づいて、以下の式に基づいて、比例制御値QP、積分制御値QI、又は微分制御値QDを算出する。
QP(j)=ΔV(j)×Kp …(式1)
QI(j)=QI(j−1)+ΔV(j)×Ki …(式2)
QD(j)={ΔV(j)− ΔV(j−1)}×Kd …(式3)
ここで、jは、時間であり、Kpは比例ゲイン、Kiは積分ゲイン、Kdは微分ゲインである。
加算部139は、比例要素136、積分要素137、及び微分要素138から出力される比例制御値QP、積分制御値QI、及び微分制御値QDを加算し、その結果得られた合計値(以下、制御値Qpidと称する)をPWM信号出力部140に出力する。
PWM信号出力部140は、加算部139から供給される制御値Qpidを換算して得たDuty値のPWM信号を出力する。
タイマ141は、不図示のクロックからの信号を受信する。そして、例えば100μsec等のような、所定のPID演算周期が到来すると、そのPID演算周期ごとに、速度演算部132にタイマ信号を出力する。
モータドライバ106は、PWM信号出力部140から出力されたPWM信号に基づいて、PFモータ53をPWM制御にて、制御駆動する。
次にロールモータ制御部112の構成について説明する。ロールモータ制御部112は、図6に示すように、駆動制御部151及び弛み解除部152を有している。
駆動制御部151は、弛み解除部152の制御に従って、ロールモータ弛み解除処理Z1(即ち、ロール体RPが回転して用紙Pがロール体RPに巻き取られるように、ロールモータ33の駆動を制御する処理)を実行する。
図8は、駆動制御部151の構成例と、弛み解除部152との関係を示すブロック図である。この例の場合、駆動制御部151は、速度演算部161、タイマ162、目標速度発生部163、減算部164、比例要素165、積分要素166、微分要素167、加算部168、及びPWM信号出力部169を具備している。
速度演算部161は、ロータリセンサ34bから入力される、矩形波である出力信号のエッジをカウントすると共に、カウントしたエッジとタイマ162で計測される時間(周期)に基づいて、現在の、用紙Pの巻き取り送り速度を算出し、減算部164に供給する。
タイマ162は、不図示のクロックからの信号を受信する。そして、例えば100μsec等のような、所定のPID演算周期が到来すると、そのPID演算周期ごとに、速度演算部161にタイマ信号を出力する。
目標速度発生部163は、目標とする用紙Pの巻き取り速度を示す情報を出力する。
減算部164は、目標速度から現在の巻き取り送り速度(現在速度)を減算して、速度偏差ΔVを算出し、比例要素165、積分要素166、及び微分要素167にそれぞれ出力する。
比例要素165、積分要素166、及び微分要素167のそれぞれは、入力される速度偏差ΔVに基づいて、上述した(式1)、(式2)、又は(式3)に従って、比例制御値QP、積分制御値QI、又は微分制御値QDを算出する。
加算部168は、比例要素165、積分要素166、及び微分要素167から出力される比例制御値QP、積分制御値QI、微分制御値QDを加算し、その結果得られる制御値Qpidを、PWM信号出力部169に出力する。
PWM信号出力部169は、加算部168から供給される制御値Qpidを換算して得たDuty値のPWM信号を、モータドライバ106及び弛み解除部152に出力する。
モータドライバ106は、PWM信号出力部169からのPWM信号に基づいて、ロールモータ33をPWM制御にて、制御駆動する。
次に弛み解除部152について説明する。
弛み解除部152は、例えば、主制御部110からの指令に応じて、駆動制御部151を制御して、ロールモータ弛み解除処理Z1を開始させる。
弛み解除部152はまた、駆動制御部151のPWM信号出力部169から出力されるDuty値と、閾値Dyに基づいて、ロールモータ弛み解除処理Z1を終了させるタイミングを決定し、そのタイミングにおいて、ロールモータ弛み解除処理Z1を終了させる。
閾値Dyは、下記の式により求められる値である。
Dy=aveT×W
この式中、aveTは、所定の速度Vnでロール体RPを回転させるメジャメント動作(モータの負荷を知るために、モータを所定の回転速度で回転させたときのモータの出力値を測定)により得られた、その速度Vnでロールモータ33を駆動させるのに必要なメジャメント値である。
なおここでのメジャメント動作では、PFモータ53が駆動しない状態で、ロールモータ33が正転方向(即ちロール紙を弛ませる方向に)に回転駆動され、そのときの駆動制御部151のPID制御における、積分要素166から出力される制御値の平均値が、メジャメント値として算出される。
式中、Wは、値が1以上の係数である。
図9は、弛み解除部152の動作の流れを示すフローチャートである。このフローチャートを参照して、弛み解除部152の動作について説明する。
ステップS1において、ロールモータ制御部112の弛み解除部152は、主制御部110からのロールモータ弛み解除処理Z1実行の指令を入力する。例えばロール体RPが本体部20のロール搭載部22に装着されたとき、印刷条件が変更されたとき、又はユーザにより所定のボタンが押下されるなどの所定の操作がなされたとき、主制御部110は、それらを検知し、ロールモータ弛み解除処理Z1実行の指令を、ロールモータ制御部112に出力する。ロールモータ制御部112の弛み解除部152は、その指令を入力する。
このようにロールモータ弛み解除処理Z1実行の指令を入力すると、弛み解除部152は、ステップS2において、カウンタnの値を0に初期化する。
次に、ステップS3において、弛み解除部152は、駆動制御部151を制御して、ロールモータ弛み解除処理Z1を開始させる。
即ち駆動制御部151の各部(図8)が起動され、ロール体RPが回転して用紙Pがロール体RPに巻き取られるように、ロールモータ33の逆転方向の回転駆動が開始される。また弛み解除部152への、目標速度と現在速度との速度偏差ΔVに応じたDuty値の出力が開始される。
なおロールモータ弛み解除処理Z1が実行されているとき、PFモータ53は駆動しないため、搬送駆動ローラ51aは静止しており、用紙Pは、搬送ローラ対51により挟持されている。
次に、ステップS4において、弛み解除部152は、カウンタnの値が所定の値Nより大きいか否かを判定し、大きくないと判定した場合、ステップS5に進む。
ステップS5において、弛み解除部152は、駆動制御部151のPWM信号出力部169から入力されるDuty値と、閾値Dyを比較し、Duty値が閾値Dyより大きい(|Duty値|>閾値Dyである)か否かを判定する。即ちここでは、駆動制御部151のPWM信号出力部169から入力されるDuty値が、メジャメント値aveTのW倍の値より大きいか否かが判定される。
なお弛み解除部152は、所定のタイミング(例えばロール体RPがロール搭載部22に装着されたとき)で行われたメジャメント動作より得られたメジャメント値aveTと係数Wに基づいて、閾値Dyを予め算出し、それを既に保持しているものとする。
ステップS5で、|Duty値|>閾値Dyであると判定された場合、ステップS6に進み、弛み解除部152は、カウンタnの値を1だけインクリメントする。
ステップS5で、|Duty値|>閾値Dyではないと判定された場合、又はステップS6でカウンタnの値が1だけインクリメントされた場合、ステップS4に戻り、それ以降の処理が同様に実行される。
ステップS4で、カウンタnの値が所定の値Nより大きいと判定された場合、ステップS7に進み、弛み解除部152は、駆動制御部151を制御して、ロールモータ弛み解除処理Z1を終了させる。
以上のように弛み解除部152は動作し、用紙Pの弛みが解除される。
用紙Pの弛みが解除された状態で、ロール体RPへの巻き取りが行われると、用紙Pにテンション(張力)が付与されるようになる。また用紙Pにテンションが付与されると、巻き取り速度が減速傾向になるので、PID制御においては、ロールモータ33の駆動を加速するために(即ち目標速度になるために)、大きなDuty値が出力されるようになる。
従って大きなDuty値が所定の時間出力されたとき、用紙Pの弛みは解除されたものとすることができる。
以上のような原理から、駆動制御部151のPWM信号出力部169から出力されるDuty値が、所定の速度Vnでロールモータ33を駆動させるのに必要なメジャメント値aveTのW倍の値より大きいか否かを判定し(即ち大きなDuty値が出力されたか否かを判定し)(ステップS5)、その回数が所定の値Nより大きくなったとき(即ち大きなDuty値が所定時間出力されたとき)(ステップS6,S4)、用紙Pの弛み分は巻き取られ、弛みが解消したものとして、ロールモータ弛み解除処理Z1を終了するようにしたので(ステップS7)、用紙Pの弛みを適切に解除することができる。
図10は、制御部100の他の構成例を示すブロック図である。この制御部100には、図6のロールモータ制御部112に代えて、ロールモータ制御部201が設けられている。他の部分は、図6における場合と同様であるので、その説明は省略する。
ロールモータ制御部201には、図6のロールモータ制御部112の弛み解除部152に代えて、弛み解除部211が設けられている。
図11は、図10の駆動制御部151と、弛み解除部211との関係を示すブロック図である。
加算部168は、比例要素165、積分要素166、及び微分要素167のぞれぞれから出力される比例制御値QP、積分制御値QI、微分制御値QDを加算し、その結果得られる制御値Qpidを、弛み解除部211に出力する。
PWM信号出力部169には、弛み解除部211から供給される、制御値Qpid又は後述する閾値Dxが入力される。PWM信号出力部169は、弛み解除部211から供給された制御値Qpid又は閾値Dxを換算して得たDuty値のPWM信号を、モータドライバ106に出力する。
速度演算部161から減算部164は、図8に示した場合と同様に動作するので、その説明は省略する。
続いて、弛み解除部211について説明する。
弛み解除部211は、図6又は図8の弛み解除部152と同様に、主制御部110からの指令に応じて、駆動制御部151を制御し、ロールモータ弛み解除処理Z1を開始させる。
弛み解除部211はまた、後述するように、駆動制御部151の加算部168から入力される制御値Qpidと閾値Dxに基づいて、ロールモータ弛み解除処理Z1を終了させるタイミングを決定し、そのタイミングにおいて、ロールモータ弛み解除処理Z1を終了させる。
弛み解除部211はさらに、駆動制御部151の加算部168から入力される制御値Qpidと、閾値Dxとを比較し、その比較結果に基づいて、制御値Qpid又は閾値Dxを、駆動制御部151のPWM信号出力部169に供給する。
ここで閾値Dxは、あるテンションFが付与されている状態で用紙Pを速度Vnで搬送する場合のロールモータ33のDuty値である。閾値Dxは、(式4)に示すように、基本的には、テンションF(例えば、用紙Pに付与されても用紙Pが破れない所定の大きさのテンション)を用紙Pに付与するのに必要なDuty値であるDuty(f)と、ある速度Vnでロールモータ33を駆動させるのに必要なDuty値であるDuty(ro)の加算により求められる。
Dx=Duty(f)+Duty(ro)=F×r×Duty(max)/(Kt×E)+aVn+b …(式4)
(式4)中、rはロール体RPの半径、Duty(max)はDuty値の最大値、Ktはロールモータ33のモータ定数、Eはロールモータ33に供給される電源電圧値である。そして係数a,bは、以下に説明するようにして求められる。
ある速度Vnでロールモータ33を駆動させるのに必要なDuty値を求めるために、メジャメント動作が実行される。このメジャメント動作では、図12に示すように、低速側の速度VLと高速側の速度VHとでロール体RPが正転方向に回転駆動される。そして、低速側の速度VLでロールモータ33を駆動させるのに必要なメジャメント値ave TiLと、高速側の速度VHでロールモータ33を駆動させるのに必要なメジャメント値ave TiHがそれぞれ算出される。なお、メジャメント値ave TiLとメジャメント値ave TiHは、それぞれの速度でPID制御を行う場合における、駆動制御部151の積分要素166から出力される制御値の平均値である。
メジャメント値ave TiLとメジャメント値ave TiHが求められると、図12に示すような一次式の関係が成立することから、(式5)が成り立つとともに、係数a,bは、メジャメント動作で得られたメジャメント値ave TiLとメジャメント値ave TiHを用いて求められる((式6),(式7))。
Duty(ro)=aVn+b …(式5)
a=(ave TiH− ave TiL)/(VH− VL) …(式6)
b=ave TiH− (ave TiH− ave TiL)×VL/(VH− VL) …(式7)
係数a,bは、このようにして求められる。
なお(式4)は、以下に説明するようにして導かれる。
ある速度Vnでロールモータ33を駆動させ、そのときテンションFが用紙Pに与えられる場合を考える。そのとき、ロールモータ33を駆動させるのに必要な電流値Ioは、ロール体RPの半径をrとし、ロールモータ33を駆動させるのに必要なトルクをTroとし、モータ定数をKtとすると、以下の式により求められる。
Io=(F×r+Tro)/Kt …(式8)
ここで、テンションFが付与されている状態で用紙Pを速度Vnで搬送する場合のロールモータ33のDuty値である閾値Dx、電源電圧E、ロールモータ33の内部抵抗R、ロールモータ33の逆起電力定数Keから、以下の式が成り立つ。
Io=(E×Dx/Duty(max)− KeVn)/R …(式9)
また、ロールモータ33をある速度Vnで駆動させる場合に必要なトルクをTroとし、そのときのDuty値をDuty(ro)とすると、トルクTroは、以下の式のように、電流値I1とモータ定数の積から求められる。
Tro=Kt×I1=Kt×(E×Duty(ro)/Duty(max)− Ke×Vn)
…(式10)
(式8)と(式9)とは等しく、さらに(式8)のTroに(式10)を代入し、両辺を整理すると、以下のようになる。
(F×r/Kt)+(E×Duty(ro)/Duty(max)−Ke×Vn)/R
=(E×Dx/Duty(max)−Ke×Vn)/R
∴Dx=F×r×Duty(max)/(Kt×E)+Duty(ro) …(式11)
Duty(f)=F×r×Duty(max)/(Kt×E) …(式12)
また(式11)と(式5)から、結局は、閾値DxとしてのDuty値は、以下の式のようになる。
Dx=F×r×Duty(max)/(Kt×E)+aVn+b …(式4)
このようにして、(式4)が導かれる。
図13は、弛み解除部211の動作の流れを示すフローチャートである。このフローチャートを参照して、弛み解除部211の動作について説明する。
ステップS21からステップS24においては、図9のステップS1からステップS4における場合と基本的には同様の処理が実行されるので、その詳細な説明は省略するが、ステップS22では、カウンタnが値0に初期化されるとともに、変数Tが値0に初期化される。
ステップS25において、弛み解除部211は、駆動制御部151の加算部168から入力された制御値Qpidと、上述したように算出される閾値Dxとを比較し、制御値Qpidが閾値Dxより大きい(|Qpid|>Dxである)か否かを判定する。
なお弛み解除部211は、所定のタイミングで行われた上述したメジャメント動作により得られたメジャメント値ave TiL及びメジャメント値ave TiHから得られた係数a,b((式6)、(式7))に基づいて、閾値Dxを適宜算出し(式4)、それを保持しているものとする。
ステップS25で、|Qpid|>Dxではないと判定した場合、弛み解除部211は、ステップS26において、変数Tを値0とする。
次に、ステップS27において、弛み解除部211は、駆動制御部151の加算部168から入力される制御値Qpidを、そのままPWM信号出力部169に出力する。
ステップS25で、|Qpid|>Dxであると判定した場合、弛み解除部211は、ステップS28に進み、変数Tが値1である(変数T=1である)か否かを判定し、変数T=1ではないと判定した場合、ステップS29において、変数Tを値1とする。
次に、ステップS30において、弛み解除部211は、駆動制御部151の加算部168から入力された制御値Qpidに代えて、閾値Dxを、PWM信号出力部169に出力する。
ステップS28で、変数T=1であると判定された場合、ステップS31において、弛み解除部211は、カウンタnの値を1だけインクリメントし、ステップS32において、変数Tを値1とする。
その後、ステップS30に進み、弛み解除部211は、駆動制御部151の加算部168から入力された制御値Qpidに代えて、閾値Dxを、PWM信号出力部169に出力する。
ステップS27又はステップS30で、制御値Qpid又は閾値Dxを、PWM信号出力部169に出力すると、弛み解除部211は、ステップS24に戻り、それ以降の処理を同様に実行する。
ステップS24で、カウンタnの値が所定の値Nより大きいと判定された場合、ステップS33に進み、弛み解除部211は、駆動制御部151を制御して、ロールモータ弛み解除処理Z1を終了させる。
以上のように弛み解除部211は動作し、用紙Pの弛みが解除される。
用紙Pの弛みが解除された状態で、ロール体RPへの巻き取りが行われると、用紙Pにテンションが付与されるようになる。また用紙Pにテンションが付与されると、巻き取り速度が減速傾向になるので、PID制御においては、ロールモータ33の駆動を加速するために(即ち目標速度になるために)、大きなDuty値を得るための大きな制御値Qpid
が出力されるようになる。
従って大きな制御値Qpidが所定の時間出力されたとき、用紙Pの弛みは解除された
ものとすることができる。
以上のような原理から、駆動制御部151の加算部168から出力される制御値Qpidが、閾値Dxより大きいか否かを判定し(即ち大きな制御値Qpidが出力されたか否かを判定し)(ステップS25)、その回数が所定の値Nより大きくなったとき(即ち大きな制御値Qpidが所定時間出力されたとき)(ステップS24,S31)、用紙Pの弛み分は巻き取られ、弛みが解消したものとして、ロールモータ弛み解除処理Z1を終了するようにしたので(ステップS33)、用紙Pの弛みを適切に解除することができる。
また以上のように、駆動制御部151の加算部168から出力される制御値Qpidが閾値Dx以下である場合は、制御値Qpidを、制御値Qpidが閾値Dxより大きい場合は、閾値Dxを、駆動制御部151のPWM信号出力部169にそれぞれ供給し(ステップS25,S27,S30)、閾値Dx以下の制御値がPWM信号出力部169に供給されるようにしたので(即ち制御値Qpidを閾値Dxに変更する補正を行うようにしたので)、速度Vnで用紙Pを巻き取る際に、用紙Pが破れるテンションFより大きいテンションが用紙Pに付与されることを防止することができる。即ち用紙Pが破れることなく用紙Pの弛み分をロール体RPに巻き取り、弛みを解除することができる。
なお以上においては、弛み解除部211は、比例制御値QP、積分制御値QI、及び微分制御値QDを加算して得られた制御値Qpidと、閾値Dxとを比較し、その比較結果に基づいてロールモータ弛み解除処理Z1を制御した。閾値Dxは、メジャメント動作で得られた積分要素166から出力される積分制御値QIの平均値であるメジャメント値ave TiLとメジャメント値ave TiHによって得られる値であるので、積分制御値QIと、閾値Dxを比較することもできる。
図14は、積分制御値QIと閾値Dxとの比較結果に基づいてロールモータ弛み解除処理Z1を制御する場合の駆動制御部151の構成例と、弛み解除部211との関係を示すブロック図である。
図14の駆動制御部151では、積分要素166からの積分制御値QIが、弛み解除部211に出力される。加算部168には、比例要素165及び微分要素167から出力される比例制御値QP及び微分制御値QDと、弛み解除部211から出力される積分制御値QI又は閾値Dxが入力される。
加算部168は、比例要素165及び微分要素167から出力された比例制御値QP及び微分制御値QDと、弛み解除部211から出力される積分制御値QI又は閾値Dxとを加算し、その結果得られた制御値Qpidを、PWM信号出力部169に出力する。
図15は、図14の弛み解除部211の動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS51からステップS54においては、図13のステップS21からステップS24における場合と同様の処理が実行されるので、その説明は省略する。
ステップS55において、弛み解除部211は、積分要素166から入力された積分制御値QIと、閾値Dxとを比較し、|QI|>Dxであるか否かを判定し、|QI|>Dxではないと判定した場合、ステップS56において、変数Tを値0とする。
次に、ステップS57において、弛み解除部211は、積分要素166から入力された積分制御値QIを、そのまま加算部168に出力する。即ちいまの場合加算部168は、比例要素165、弛み解除部211、及び微分要素167から出力される比例制御値QP、積分制御値QI、及び微分制御値QDを加算し、その加算結果により得られた制御値Qpidを、PWM信号出力部169に出力する。
ステップS55で、|QI|>Dxであると判定された場合、弛み解除部211は、ステップS58に進み、変数T=1であるか否かを判定し、変数T=1ではないと判定した場合、ステップS59において、変数Tを値1とする。
次に、ステップS60において、弛み解除部211は、積分要素166から入力される積分制御値QIに代えて、閾値Dxを、加算部168に出力する(即ち積分制御値QIを閾値Dxに変更する補正を行う)。即ちいまの場合加算部168は、比例要素165、弛み解除部211、及び微分要素167から出力された比例制御値QP、閾値Dx、及び微分制御値QDを加算し、その結果得られた制御値Qpidを、PWM信号出力部169に出力する。
ステップS61からステップS63においては、図13のステップS31からステップS33における場合と同様の処理が行われるので、その説明は省略する。
図16は、制御部100の他の構成例を示すブロック図である。この制御部100には、図6の制御部100のPFモータ制御部111に代えて、PFモータ制御部251が、ロールモータ制御部112に代えて、ロールモータ制御部252がそれぞれ設けられている。
PFモータ制御部251は、図6のPFモータ制御部111のPID演算部121と、弛み解除部261とを有する構成となっている。
なお図16のPID演算部121は、図6の場合と同様に、搬送駆動ローラ51aが回転して用紙Pが供給方向に搬送されるように、PFモータ53の正転方向の回転駆動を制御する。
このPID演算部121はまた、用紙Pの弛みを解消するために、用紙Pが供給方向に送られるにようにPFモータ53の正転方向の回転駆動を制御する。なお、以下において、用紙Pの弛みを解消するために、用紙Pが供給方向に送られるにようにPFモータ53の正転方向の回転駆動を制御する処理を、PFモータ弛み解除処理Z2と称する。
ロールモータ制御部252は、上述したロールモータ制御部112のように、用紙Pの弛みを取るためのロールモータ33の駆動制御は行わず、例えば用紙Pが供給方向に搬送される際のテンション制御のためにロールモータ33の駆動制御を行う。
即ち図6及び図10に示した実施の形態は、ロールモータ33を駆動制御することによって、用紙Pの弛みを解除しようとするものであったが、図16に示す実施の形態は、PFモータ53を駆動制御することによって用紙Pの弛みを解除しようとするものである。
図17は、PFモータ弛み解除処理Z2を行う場合のPFモータ制御部251の弛み解除部261の動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS81において、PFモータ制御部251の弛み解除部261は、主制御部110からPFモータ弛み解除処理Z2実行の指令の指令を入力すると、ステップS82において、このときのロールモータ33の回転位置(以下、初期回転位置Isと称する)を検出する。
このときロールモータ33は、ロール体RPが用紙Pを介して引っ張られて回転するように、例えば、通電されず、PFモータ53に従動して正転方向に回転可能の状態となっているが、PFモータ弛み解除処理Z2はまだ開始されず、PFモータ53が駆動していないので、ロールモータ33は静止状態にある。即ちここでは、ロールモータ33が静止しているときのロータリセンサ34bからの出力が取得される。
ステップS83において、弛み解除部261は、カウンタnの値を0に初期化する。
ステップS84において、弛み解除部261は、PID演算部121を制御して、PFモータ弛み解除処理Z2を開始させる。その結果、PID制御により、PFモータ53の正転方向の回転駆動が開始され、所定の速度での用紙Pの供給方向への送りが開始される。
ステップS85において、弛み解除部261は、ロールモータ33の現在の回転位置(以下、現在回転位置Inと称する)を検出する。具体的には、弛み解除部261は、ロータリセンサ34bの信号を参照して、ロールモータ33の現在回転位置Inを検出する。
ステップS86において、弛み解除部261は、ステップS85で検出した現在回転位置Inと、ステップS82で検出した初期回転位置Isとの差分(即ち回転量)を算出し、それが閾値Dzより大きい((In-Is)>閾値Dzである)か否かを判定し、(In-Is)>閾値Dzではないと判定した場合、ステップS85に戻り、それ以降の処理を同様に実行する。
ステップS86で、(In-Is)>閾値Dzであると判定した場合、弛み解除部261は、ステップS87において、PID演算部121を制御して、PFモータ弛み解除処理Z2を終了させる。
以上のように弛み解除部261は動作し、用紙Pの弛みが解除される。
用紙Pの弛みが解除された状態で、用紙Pの供給方向への紙送りが行われると、用紙Pを介してロール体RPが引っ張られて、ロールモータ33が回転する。
従って静止していたロールモータ33が、PFモータ53に従動して、一定量回転したとき、用紙Pの弛みが解除されたものとすることができる。
以上のような原理から、ロールモータ33が静止状態から一定量回転したとき(ステップS82,S85,S86)、弛みが解消したものとして、PFモータ弛み解除処理Z2を終了するようにしたので、用紙Pの弛みを適切に解除することができる。
<用紙Pのバックフィード>
プリンタにロール体がセットされる際、ロール体から用紙Pが引き出されプリンタ10にセットされる。このとき、引き出された用紙Pは、外部ケース21に入り、PFモータ51を通過し、さらにプラテン55の上方を通ってから、外部ケース21の外へと引き出されるようにして、ユーザによってセットされる。
しかしながら、このままの状態で印刷を開始させると、用紙Pの先端部が外部ケース21の外側にまで出ている状態で印刷を開始することになる。そうすると、ロール紙の先端部から印刷ヘッド44の下部までにいくらかの距離があることから、用紙Pの先端からヘッド44の下部までの間の用紙Pに画像を形成できない範囲が存在することとなる。そして、用紙Pに印刷できない無駄となる部分が生じてしまう。よって、無駄になってしまう用紙Pの部分を減らすために、用紙Pの先端部がプラテン55の下流側端部(図5において、プラテン55の左側端部)に位置する程度にまで、用紙PがPFローラの逆回転により供給方向とは反対方向に移動(バックフィード)させられる。
このようにPFローラの逆回転によりバックフィードを行うと、搬送ローラ対51とロール体RPとの間の用紙Pに弛みを生ずる。このとき、参考例として、搬送ローラ対51によるバックフィードを終了した後に、ロール体RPの用紙Pの巻き取り方向の回転を開始させ用紙Pの弛みを取り除き、バックフィード動作を完了させる。このとき、バックフィード動作の完了には、搬送ローラ対51による用紙Pのバックフィードに要する時間、及び、ロール体RPによる用紙Pの巻き取りに要する時間の合計時間が必要となる。そのため、バックフィード動作の完了までに多くの時間を要することとなっていた。
よって、ここでは、バックフィード動作の完了に要する時間を短縮するために、以下のような実施形態が用いられる。
本実施形態では、搬送ローラ対51による用紙Pのバックフィード速度Vpfがロール体RPによるバックフィード速度(巻き取り速度)Vrollよりも遅く設定される。また、搬送ローラ対51による用紙Pのバックフィードが終了する前にロール体RPによる用紙Pの巻き取り動作が開始される。このとき、搬送ローラ対51によるバックフィードの開始からウェイト時間wait後にロール体RPによる用紙Pの巻き取り動作が開始されるものとし、搬送ローラ対51によってバックフィードされる距離(バックフィード距離)をFdとすると、ウェイト時間waitは、
Wait=Fd/vpf−Fd/vroll
として表される。
例えば、搬送ローラ対51のバックフィード速度Vpfが3(inch/s)であり、ロール体RPのバックフィード速度Vrollが4(inch/s)であって、バックフィード距離Fdが13(inch)であるとする。そうすると、ウェイト時間waitは、上式により1.08(s)となる。尚、搬送ローラ対51が用紙Pをバックフィード距離だけ移動させるための時間は4.33(s)であり、ロール体RPが用紙Pをバックフィード距離だけ巻き取るための時間は3.25(s)である。
この場合、搬送ローラ対51によるバックフィードを開始した後、1.08(s)後にロール体RPによる用紙Pの巻き取りを開始する。そして、搬送ローラ対51によるバックフィード開始後4.30(s)後に、搬送ローラ対51及びロール体RPによるバックフィード動作を終了する。尚、本実施形態において、バックフィード動作完了後において、ロールモータの駆動制御は、上述のPID制御に移行する。
このようにすることで、本実施形態では、バックフィード動作を開始してから4.30(s)後にバックフィード動作を完了させることができる。これは、前述の参考例の方法である場合に、4.33(s)+3.25(s)=7.58(s)要していたことと比較すると、本実施形態を用いることでバックフィードに要する時間が短縮されたこととなる。
このようにして、搬送ローラ対51によってバックフィードが開始されてから所定のウェイト時間後にロール体RPによる巻き取り動作を開始させることで、短い時間でバックフィード動作を完了させることができる。また、上式に従って求められたウェイト時間を用いることで、搬送ローラ対51を駆動するPFモータ53とロール体RPを回転させるロールモータ33の駆動の終了タイミングをほぼ同時とし、さらに、両者のバックフィード距離を同じにして、搬送ローラ対51とロール体RPとの間の用紙に弛みを生じないようにすることができる。
尚、ロールモータ33の駆動の終了タイミングをPFモータ53の終了タイミングよりも若干遅くするようにしてもよい。このようにすることで、搬送ローラ対51とロール体RPとの間の用紙Pに弛みを生じないようにすることができる。
また、PFモータ53の駆動終了後において、前述のPID制御によるロールモータ33の制御を行うこととしてもよい。このようにすることで、搬送ローラ対51とロール体RPとの間の用紙Pに生ずる張力が大きくなりすぎないように制御して、用紙の破断を防止することができる。
また、ロール体RPの半径は一定ではなく、用紙Pの使用具合により変化している。このようなときにおいて、ロール体RPのバックフィード速度Vrollは、ロールモータ33の回転速度とロール体RPの半径を逐次センサなどによって検出することによって取得し、取得した回転速度と半径に基づいて得たバックフィード速度をVrollになるようにフィードバック制御することによって実現することができる。
尚、これまでの記載において、ロール体RPと搬送ローラ対51との間において用紙Pが「弛んでいる」とは、ロール体と搬送ローラとの間の用紙のいずれかの箇所において搬送方向の張力が生じていないような箇所が存在する場合をいう。また、言い換えると、「弛んでいる」とは、ロール体RPと搬送ローラ対51を図5のように横から見たときにおいて、用紙Pが直線状態を維持しており、曲線になっていない状態のことをいう。このような状態であると、ロール体RPと搬送ローラ対51との間のいずれかの場所において用紙Pに皺が生ずる箇所が存在することとなる。そこで、上述のような実施形態の手法を用いることによって、適切にロール体RPと搬送ローラ対51との間のいずれかの場所における用紙の皺を取り除くこととした。
以上、一実施形態について述べたが、本実施形態は、種々変形可能である。以下、それについて述べる。上述の実施の形態においては、モータ制御装置は、プリンタ10に設けられている場合について説明している。しかしながら、モータ制御装置は、プリンタ10に設ける場合には限られず、ロール体(ロール紙)を用いるファックス等に適用するようにしても良い。また、上述の実施の形態において、用紙Pをロール紙としているが、用紙P以外に、フィルム状の部材、樹脂製のシート、アルミ箔等を用いるようにしても良い。
また、制御部100は、上述の実施の形態のものには限られず、例えばASIC105のみでロールモータ33、PFモータ53の制御を司るように構成しても良く、また、これら以外に種々の周辺機器が組み込まれた1チップマイコン等を組み合わせて、制御部100を構成するようにしても良い。
さらに、上述の実施の形態では、制御部100におけるPID制御は、速度に関して行っているが、位置に関するPID制御を行うようにしても良い。また、ロールモータ33及びPFモータ53の制御は、PID制御には限られず、PI制御に本実施形態を適用するようにしても良い。
また、上述の実施の形態におけるプリンタ10は、スキャナ装置やコピー装置のような、複合的な機器の一部であっても良い。さらに、上述の実施の形態においては、インクジェット方式のプリンタ10に関して説明している。しかしながら、プリンタ10としては、流体を噴射可能なものであれば、インクジェット方式のプリンタには限られない。例えば、ジェルジェット方式のプリンタ、トナー方式のプリンタ、ドットインパクト方式のプリンタ等、種々のプリンタに対して、本実施形態を適用することが可能である。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
本実施形態に係るプリンタの構成を示す斜視図である。 図1のプリンタの概略構成を示す図である。 ロール体を保持する回転ホルダの構成を示す斜視図である。 ENC信号を示す図である。 ロール体と搬送ローラ対、印刷ヘッドの位置関係を示す図である。 制御部の構成の一例を示すブロック図である。 PID演算部の概略構成を示すブロック図である。 駆動制御部の構成の一例を示すブロック図である。 図8の弛み解除部の動作を説明するフローチャートである。 制御部の構成の他の例を示すブロック図である。 駆動制御部の構成の他の例を示すブロック図である。 メジャメント動作におけるDuty値と速度との関係を示す図である。 図11の弛み解除部の動作を説明するフローチャートである。 駆動制御部の構成の他の例を示すブロック図である。 図14の弛み解除部の動作を説明するフローチャートである。 制御部の構成の他の例を示すブロック図である。 図16の弛み解除部の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10…プリンタ、20…本体部、30…ロール駆動機構、
33…ロールモータ(第1モータに対応)、34,54…回転検出部、
34b,54b…リニアセンサ、40…キャリッジ駆動機構、
44…印刷ヘッド(流体噴射ヘッドに対応)、50…用紙搬送機構、
51…搬送ローラ対、53…PFモータ(第2モータに対応)、
100…制御部、110…主制御部、111…PFモータ制御部、
112…ロールモータ制御部、121 PID制御部、
151…駆動制御部、152…弛み解除部、
201…ロールモータ制御部、211…弛み解除部、
251…PFモータ制御部、252…ロールモータ制御部、
261…弛み解除部

Claims (7)

  1. 媒体が巻回されているロール体を回転させるための駆動力を与える第1モータと、
    前記媒体の供給方向に沿って前記ロール体よりも下流側に設けられる搬送駆動ローラであって前記媒体を搬送させるための搬送駆動ローラを駆動させる駆動力を与える第2モータと、
    前記ロール体と前記搬送駆動ローラとの間に生じた前記媒体の弛みを、前記第1モータ及び前記第2モータの少なくともいずれか一方を駆動させて解消する制御部と、
    を備え
    前記媒体が前記供給方向とは反対方向に所定量逆搬送されるときにおいて、前記制御部は、
    前記搬送駆動ローラによって前記供給方向とは反対方向に前記媒体が搬送されるように前記第2モータを駆動させ、該第2モータの駆動から所定時間経過後であって該第2モータの駆動中に、前記ロール体によって前記供給方向とは反対方向に前記媒体が搬送されるように前記第1モータの駆動を開始させ、
    前記ロール体の回転による前記媒体の搬送速度が前記搬送駆動ローラの回転による前記媒体の搬送速度よりも速くなるように前記第1モータ及び前記第2モータを制御し、
    前記媒体の弛みが解消したか否かを判定し、前記媒体の弛みが解消したと判定したとき、前記第1モータの駆動制御を終了し、
    前記所定時間は、前記ロール体による前記所定量の逆搬送と前記搬送駆動ローラによる前記所定量の逆搬送とが同時に終了するように求められることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、前記第1モータに対するPID制御における制御値と、前記媒体を所定の速度で搬送する場合のPID制御における制御値とに基づいて、前記媒体の弛みが解消したか否かを判定する、請求項に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記第1モータに対するPID制御における比例要素、積分要素、及び微分要素から出力される制御値の合計値と、前記ロール体と前記搬送ローラとの間に所定の張力が与えられた状態で前記媒体を所定の速度で搬送する場合のPID制御における制御値である閾値とに基づいて、前記媒体の弛みが解消したか否かを判定するとともに、
    前記合計値と前記閾値とを比較し、前記合計値が前記閾値を超える場合には、前記合計値を前記閾値に変更する補正を行って前記第1モータを制御する、請求項に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記第1モータに対するPID制御における積分要素から出力される制御値と、前記ロール体と前記搬送ローラとの間に所定の張力が与えられた状態で前記媒体が所定の速度で搬送される場合のPID制御における制御値である閾値とに基づいて、前記媒体の弛みが解消したか否かを判定するとともに、
    前記制御値と前記閾値とを比較し、前記制御値が前記閾値を超える場合には、前記制御値を前記閾値に変更する補正を行って前記第1モータを制御する、請求項に記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、前記媒体を前記供給方向に搬送するための回転の向きに前記搬送駆動ローラを回転させる駆動力を与えるように、前記第2モータの駆動を制御するとともに、
    前記媒体を介して前記ロール体が引っ張られることによる前記第1モータの動きを検出し、該第1モータの動き量に基づいて前記媒体の弛みが解消したか否かを判定する、請求項1に記載の印刷装置。
  6. 媒体が巻回されているロール体を回転させるための駆動力を与える第1モータと、
    前記媒体の供給方向に沿って前記ロール体よりも下流側に設けられる搬送駆動ローラであって前記媒体を搬送させるための搬送駆動ローラを駆動させる駆動力を与える第2モータと、
    前記ロール体と前記搬送駆動ローラとの間に生じた前記媒体の弛みを、前記第1モータ及び前記第2モータの少なくともいずれか一方を駆動させて解消する制御部と、
    前記媒体に対して流体を噴射する流体噴射ヘッドと、
    を備え
    前記媒体が前記供給方向とは反対方向に所定量逆搬送されるときにおいて、前記制御部は、
    前記搬送駆動ローラによって前記供給方向とは反対方向に前記媒体が搬送されるように前記第2モータを駆動させ、該第2モータの駆動から所定時間経過後であって該第2モータの駆動中に、前記ロール体によって前記供給方向とは反対方向に前記媒体が搬送されるように前記第1モータの駆動を開始させ、
    前記ロール体の回転による前記媒体の搬送速度が前記搬送駆動ローラの回転による前記媒体の搬送速度よりも速くなるように前記第1モータ及び前記第2モータを制御し、
    前記媒体の弛みが解消したか否かを判定し、前記媒体の弛みが解消したと判定したとき、前記第1モータの駆動制御を終了し、
    前記所定時間は、前記ロール体による前記所定量の逆搬送と前記搬送駆動ローラによる前記所定量の逆搬送とが同時に終了するように求められることを特徴とする印刷装置。
  7. 媒体が巻回されているロール体を回転させるための駆動力を与える第1モータと、
    前記媒体の供給方向に沿って前記ロール体よりも下流側に設けられる搬送駆動ローラであって前記媒体を搬送させるための搬送駆動ローラを駆動させる駆動力を与える第2モータと、を備える印刷装置の印刷方法であって、前記媒体が前記供給方向とは反対方向に所定量逆搬送されるときにおいて、
    前記搬送駆動ローラによって前記供給方向とは反対方向に前記媒体が搬送されるように前記第2モータを駆動させ、該第2モータの駆動から所定時間経過後であって該第2モータの駆動中に、前記ロール体によって前記供給方向とは反対方向に前記媒体が搬送されるように前記第1モータの駆動を開始させることと、
    前記ロール体の回転による前記媒体の搬送速度が前記搬送駆動ローラの回転による前記媒体の搬送速度よりも速くなるように前記第1モータ及び前記第2モータを制御することと、
    前記媒体の弛みが解消したか否かを判定し、前記媒体の弛みが解消したと判定したとき、前記第1モータの駆動制御を終了することと、
    を含み、前記所定時間は、前記ロール体による前記所定量の逆搬送と前記搬送駆動ローラによる前記所定量の逆搬送とが同時に終了するように求められることを特徴とする印刷方法。
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