JP5268514B2 - キャニスタ保持構造 - Google Patents

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Description

本発明は,キャニスタ保持構造に関するものである。より詳しくは,ガソリンエンジンを搭載した車両において,燃料タンクとエンジンとの間に設けてガソリン燃料の蒸散を防ぐためのキャニスタを,車体に保持するための構造に関するものである。
キャニスタの中には,円筒形状をなし,該円筒形状の軸線方向に対して直交する方向に指向性を備えたものがある。すなわち,軸線回りに関して,ある決められた姿勢で取り付けられる必要性を有したものがある。例えば,特許文献1に記載のキャニスタは,大気取り入れ口(42)がケース中心線(C)の下方でケース最下端に位置するように,横置き状態で(前記軸線が地上面に対して鉛直方向以外の方向を向くように)車体に取り付ける必要がある。
一方,このようなキャニスタを取り付ける車種が異なった場合,取付箇所(例えば取付面)も異なることが多い。このような場合において,車種ごとにキャニスタを用意することはコストアップにつながるので望ましくない。
そこで,特許文献1記載のキャニスタ保持構造は,円筒部の周囲に90度間隔で3個の固定部(32,35,36)を設けることで,取付面が底面,側面,天井面のいずれとなった場合でも,同一のキャニスタを取り付けることができるようにしていた。
実公平04−042515号公報
上述した従来のキャニスタ保持構造では,円筒部の周囲に大きな固定部(32,35,36)が設けられていたため,キャニスタを小型化しようとすると,複数の固定部を設けることが困難になる,逆に言えば,複数の固定部を設けようとすればキャニスタは大型化せざるを得ない,という課題があった。
また,キャニスタ取付の自由度を向上させるためには,固定部の個数を増やして様々な角度で取り付けられるようにすることが望まれるが,従来のキャニスタ保持構造では,固定部が大きいため,その個数を増やすことが困難であり,結果として,取付の自由度を向上させることが困難であるという課題もあった。
本発明の目的は,上記課題を解決し,キャニスタの小型化を図ることができると同時に取付の自由度も向上させることのできるキャニスタ保持構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明のキャニスタ保持構造は,円筒形状をなし,該円筒形状の軸線方向に対して直交する方向に指向性を備えるキャニスタを,前記軸線が地上面に対して鉛直方向以外の方向を向く姿勢で車体に取り付けるキャニスタ保持構造であって,
前記キャニスタの円筒部周囲を囲う環状部と,車体に固定される固定部とを有する保持部材を用いてキャニスタを保持するとともに,前記環状部とキャニスタとにキャニスタを所定位置で位置決めする位置決め手段を設け,該位置決め手段を,キャニスタの円筒部周囲に設けられた凸部と,該凸部に係合可能な,前記保持部材の環状部に設けられた複数の穴とで構成し、
前記キャニスタは、車体への取付姿勢が該キャニスタの側面に表示されるマークによって判断されるキャニスタとし、前記位置決め手段は、前記キャニスタを前記側面で判断される姿勢に位置決めし、かつ前記複数の穴を選択的に前記凸部と係合させることを特徴とする。
このキャニスタ保持構造によると,キャニスタの円筒部周囲に設けられた凸部に対し,保持部材の環状部に設けられた複数の穴を選択的に係合させることで,キャニスタを所定位置に位置決めすることができ,保持部材の固定部を車体に固定することで,キャニスタを車体に対して所定の姿勢で取り付けることができる。
そして,このキャニスタ保持構造によると,位置決め手段が,キャニスタの円筒部周囲に設けられた凸部と,該凸部に係合可能な,前記保持部材の環状部に設けられた複数の穴とで構成されるため,凸部の小サイズ化が可能であるとともに,環状部に設ける穴の個数を多くすることが可能となる。
したがって,このキャニスタ保持構造によれば,キャニスタの小型化を図ることができると同時に取付の自由度も向上させることができる。
また,上記目的を達成するための本発明のキャニスタ保持構造は,前記位置決め手段を,キャニスタの円筒部周囲に設けられた複数の凹部と,該凹部に係合可能な,前記保持部材の環状部に設けられた凸部とで構成し
前記キャニスタは、車体への取付姿勢が該キャニスタの側面に表示されるマークによって判断されるキャニスタとし、前記位置決め手段は、前記キャニスタを前記側面で判断される姿勢に位置決めし、かつ前記凹部を選択的に前記凸部と係合させることを特徴とする。
このキャニスタ保持構造によると,キャニスタの円筒部周囲に設けられた複数の凹部に対し,保持部材の環状部に設けられた凸部を選択的に係合させることで,キャニスタを所定位置に位置決めすることができ,保持部材の固定部を車体に固定することで,キャニスタを車体に対して所定の姿勢で取り付けることができる。
そして,このキャニスタ保持構造によると,位置決め手段が,キャニスタの円筒部周囲に設けられた複数の凹部と,該凹部に係合可能な,前記保持部材の環状部に設けられた凸部とで構成されるため,凸部(したがって凹部)の小サイズ化が可能であるとともに,キャニスタの円筒部周囲に設ける凹部の個数を多くすることが可能となる。
したがって,このキャニスタ保持構造によれば,キャニスタの小型化を図ることができると同時に取付の自由度も向上させることができる。
望ましくは,前記キャニスタの円筒部周囲に拡径部を設けてこの拡径部に前記凹部を設けるとともに,前記保持部材の環状部には,該環状部に設けられた前記凸部が前記凹部に係合した際に,前記拡径部の軸線方向における端面部に係合して前記キャニスタと保持部材との前記軸線方向における相対移動を規制するストッパ部を設ける。
このように構成すると,上記位置決め手段をなす凹部を設ける拡径部と環状部以外に別途,キャニスタと保持部材との前記軸線方向における相対移動を規制するための規制手段が不要となる。
したがって,部品点数の増加を招くことなく,キャニスタと保持部材との軸線方向における相対移動を規制することができる。
さらに望ましくは,前記拡径部は,前記キャニスタ円筒部の軸線方向中央部分に設けるとともに,前記凹部は前記拡径部における軸線方向両端部分に設け,前記円筒部の周面を軸線方向に関して略半分覆う保持部材を一対,軸線方向両側から前記円筒部に対して装着する。
このように構成すると,上記位置決め手段をなす凹部を設ける拡径部と環状部以外に別途,キャニスタと保持部材との前記軸線方向における相対移動を規制するための規制手段が不要になると同時に,環状部にてキャニスタの円筒部周面を保護することができる。
また望ましくは,前記凸部(キャニスタまたは環状部に設けた凸部)は,周方向において単一の凸部とする。
このように構成すると,凸部を設けたキャニスタまたは環状部の形状を簡素にできる。
あるいは前記凸部は,周方向において複数設ける。
このように構成すると,キャニスタを所定位置に位置決めするための係合箇所がキャニスタの円筒部周囲において複数箇所となるため,キャニスタを強固に固定・位置決めできる。また,振動に対するキャニスタのガタつきも抑えることができる。
また望ましくは,前記キャニスタの軸線方向端部には,配管が接続される曲がり管からなるジョイントを回転自在に設ける。
このように構成すると,ジョイントに接続される配管の方向に応じてジョイントを回転させることができる。
したがって,配管方向が異なる車種ごとに,曲がり管からなるジョイントの,その曲がり方向が異なるキャニスタを用意する必要もなくなるため,汎用性が一層向上する。
また望ましくは,前記ジョイントには,前記キャニスタに設けられた貫通孔に接続されるフランジ部を設け,前記キャニスタには,前記フランジ部を貫通孔に密接させるようにフランジ部に係合するリテーナと,このリテーナを保持固定するリテーナ保持部とを設ける。
このように構成すると,前記ジョイントをキャニスタに対して簡単な構造で回転自在に接続することができる。
また望ましくは,前記ジョイントに配管を連結し,この配管を車体に固定することで前記ジョイントを回転方向に関して位置決めする。
このようにすると,ジョイントを固定するための特別な部材が不要となる。
また望ましくは、前記キャニスタは、前記車体に搭載された燃料タンクの下方において前記車体に取り付けるとともに、前記キャニスタと燃料タンクとを接続する配管を、キャニスタから上方へ向けて取り付ける。
以下,本発明に係るキャニスタ保持構造の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るキャニスタ保持構造の一実施の形態を適用した車両の一例である自動二輪車の部分透視側面図,図2は図1における部分省略II矢視図である。
図1に示すように,この自動二輪車10は,車体フレーム11を備えている。
車体フレーム11は,車両の前端部に設けたヘッドパイプ12と,このヘッドパイプ12から後方に延設したメインフレーム13と,ヘッドパイプ12から斜め下方に延設した左右一対のダウンフレーム14と,ダウンフレーム14の後端とメインフレーム13の後端および左右一対のシートレール15とを連結する左右一対のリヤフレーム16とを備えている。
左右一対のリヤフレーム16,16にピポット軸17が取付けられており,このピポット軸17を中心に,リヤフォーク18が上下スイング可能に取付けられている。このリヤフォーク18の後部と前記シートレール15とを,左右一対のリヤクッションユニット19が連結している。
ヘッドパイプ12には,フロントフォーク20が操舵自在に取り付けられており,このフロントフォーク20の下端に前輪21が回転自在に取付けられている。フロントフォーク20の上部に,操舵用ハンドル22が取付けてある。
ダウンフレーム14上にはガソリンエンジン(以下単にエンジンという)23が搭載されている。
リヤフォーク18の後端部には,後輪24が回動自在に取付けてある。
後輪24に設けた従動スプロケット24sと,エンジン23の出力軸に設けた駆動スプロケット23sとの間にチェーン25が巻き回されていて,エンジン23でチェーン25を介して後輪24を駆動する。
メインフレーム13上に燃料タンク26が搭載されており,この燃料タンク26に収容されたガソリンが給油系(図示せず)を通じてエンジン23に供給される。
エンジン23の後方には吸気系27が配置され,この吸気系27を通じてエンジンに空気が供給される。吸気系27の上流端にはエアクリーナ27cが設けられており,このエアクリーナ27cを通ることで塵埃が除去された空気がエンジン23に供給される。
燃料タンク26とエンジン23との間には,ガソリン燃料の蒸散を防ぐためのキャニスタ40が設けられている。この実施の形態におけるキャニスタ40は燃料タンク26とエンジン23の吸気系27をなすエアクリーナ27cとの間に設けてある。
燃料タンク26内には,燃料タンク26内の蒸発燃料を含んだ空気を燃料タンク26外に排気するための排気管26aが設けられており,この排気管26aが配管31でキャニスタ40の吸入口に接続されている。また,キャニスタ40の排出口は配管32でエアクリーナ27cに接続されている。
キャニスタ40の内部構造自体は公知の構造となっている。キャニスタ40は,円筒形状をなし,該円筒形状の軸線方向に対して直交する方向に指向性を備えている。すなわち,キャニスタ40は,その取付方向に関して指向性を備えている。
図3はキャニスタ40の保持構造を示す図で,(a)は部分省略正面図,(b)は部分省略側面図である。図4は,キャニスタ40本体を示す図で(a)は正面図,(b)は側面図,(c)は図(b)の平面図である。
図3に示すキャニスタ40の保持構造は,円筒形状をなすキャニスタ40を,該円筒形状の軸線40aが地上面S(図1参照)に対して鉛直方向以外の方向を向くように車体に取り付けるための保持構造であり,キャニスタ40の円筒部41の周囲を囲う環状部61と,車体に固定される固定部63とを有する保持部材60を用いてキャニスタ40を保持するとともに,前記環状部61とキャニスタ40とにキャニスタ40を所定位置で位置決めする位置決め手段を設け,該位置決め手段を,キャニスタ40の円筒部41の周囲に設けられた凸部42と,該凸部42に係合可能な,前記保持部材60の環状部61に設けられた複数の穴62とで構成してある。
キャニスタ40は,円筒状ケース40cの内部40iに活性炭(図示せず)を収容した公知の内部構造を有するもので,図3(a)に示すケース側面43に表示された「UP」マークの矢印が上方を向く姿勢で車体に取り付けられるべきキャニスタである。
図4に示すように,この実施の形態では,凸部42は,キャニスタ40の円筒部41の前後左右に1個ずつ,計4個設けてある。
図3に示すように,キャニスタ40の軸線方向端部(前後面)43には,それぞれジョイント44,45がリテーナ46によって,キャニスタ40の軸線方向回りに回転可能に取り付けられている。
図5はジョイントを示す図で,(a)は正面図,(b)は側面図である。
図6はリテーナを示す図で(a)は正面図,(b)は側面図である。
ジョイント44,45は同一部材であるので,特に必要がない限り,一方のジョイント45を代表させて説明する。
ジョイント45は,曲がり管からなるジョイントであり,キャニスタ40の軸線方向に延びる第1管部45aと,この第1管部45aから直交方向に延びる第2管部45bとを有している。第1管部45aにはフランジ部45fが一体に設けられている。
リテーナ46は,正面視コ字形をなす弾性変形可能な材料(例えば金属製バネ部材,プラスチック製バネ部材等)からなる部材であり,摘み部46aと,この摘み部46aから一体に垂下された一対の脚部46bとを有している。脚部46bの先端にはフック部46cが形成されている。
一方,図3,図4に示すように,キャニスタ40の側面(前後面)43には,それぞれジョイント44,45の取付部47,47が設けられている。
取付部47は,前記ジョイント45における第1管部45aの先端部45cが回転可能に挿入される貫通孔47aと,ジョイント45のフランジ部45fを回転可能に受ける受け部47bと,前記リテーナ46を保持固定するリテーナ保持部47cとを有している。
リテーナ保持部47cは,キャニスタ40の側面に一体的に形成された枠体であり,その上枠47dと下枠47eには,リテーナ46の脚部46bを挿通するためのスリット状の貫通穴47g(図4(c)参照)が設けられている。
ジョイント45は,その先端部45cおよびフランジ部45fを,取付部47の貫通孔47aおよび受け部47bに嵌め合わせた後,リテーナ46の脚部46bを,その先端のフック部46c同士の間隔を狭めるようにしてリテーナ保持部47cの貫通穴47g,47gに挿入し,フック部46cをリテーナ保持部47cの下枠47eに係合させることにより,キャニスタ40に対して回転可能に取り付けられる。
なお,リテーナ46の脚部46bをリテーナ保持部47cの貫通穴47g,47g挿入してフック部46cをリテーナ保持部47cの下枠47eに係合させると,脚部46b,46bがジョイント45のフランジ部45fに係合してジョイント45のキャニスタ40からの抜けが防止されるとともに,フランジ部45fが貫通孔47aに接続され,かつ密接する。
ジョイント44,45には,後述するように,配管31,32が接続される。
図3に示すように,保持部材60は,キャニスタ40の円筒部41の周囲を囲う環状部61と,車体に固定される固定部63とを有している。環状部61には,キャニスタ40を所定位置で位置決めするための,キャニスタ40の円筒部41の周囲に設けられた凸部42に係合可能な穴62が複数設けられている。
この実施の形態では,穴62は,環状部61に沿って30度ピッチで12個設けてある。
保持部材60は,金属製のバンドで構成することができる。
保持部材60による車体(図示のものはシートレール15であるので,以下,車体に符号15を付して説明することもある)へのキャニスタ40の取り付けは,例えば次のようにして行うことができる。
固定部63を車体15に固定したときにキャニスタ40が適正な姿勢となるように,環状部61上の穴62を選択してその穴62とキャニスタ40の凸部42とを係合させるようにして保持部材60をキャニスタ40に装着する。
その後,固定部63をボルト等の固定部材64で車体15に固定し,キャニスタ40を保持する。
図3において,保持部材60は1つのみ実線で描いてあるが,仮想線でも示すように,一対用いてキャニスタ40を保持することが望ましい(図1参照)。
なお,キャニスタ40に設ける凸部42は,周方向において単一とすることもできるし,2個以上とすることもできる。単一とした場合には,凸部42を設けるキャニスタ40の形状を簡素にできるという利点があるし,複数とした場合には,キャニスタ40を所定位置に位置決めするための係合箇所がキャニスタ40の円筒部41周囲において複数箇所となるため,キャニスタ40を強固に固定・位置決めして,振動に対するキャニスタ40のガタつきも抑えることができる。
この実施の形態では,キャニスタ40に設ける凸部42は,周方向において2個としてあるので,凸部42を3個以上設ける場合に比べてキャニスタ40の形状を簡素にできると同時に,凸部42を1個しか設けない場合に比べてキャニスタ40を強固に固定・位置決めして,振動に対するキャニスタ40のガタつきも抑えることができる。
図1に示すように,キャニスタ40の吸入口をなすジョイント44は,燃料タンク26内の蒸発燃料を含んだ空気を燃料タンク26外に排気するための排気管26aに配管(例えばホース)31で接続され,キャニスタ40の排出口をなすジョイント45は配管32でエアクリーナ27cに接続される。
この際,一方の配管31を固定具33で車体15に固定することで,一方のジョイント44の回転方向に関する位置決めがなされる。図示はしていないが,他方の配管32を固定具33と同様の固定具で車体15に固定することで,他方ののジョイント45の回転方向に関する位置決めを行うこともできる。
図7(a)(b)(c)はそれぞれ,以上のようなキャニスタ保持構造によるキャニスタ40の車体15に対する取付態様の例を示す図であり,図1における部分省略II矢視図に相当する図である。
図7(a)に示す取付態様は,取付部である車体フレーム11に対し,キャニスタ40を保持部材60で吊り下げた状態である。この態様は,車体フレーム11の側方に補機(例えばバッテリ)等の障害物28が配置されている場合に適した態様である。この点,図2に示した取付状態も同様である。
図7(b)に示す取付態様は,取付部である車体フレーム11に対し,キャニスタ40を保持部材60で片持ち状態で保持した態様である。この態様は,車体フレーム11の上方または下方に障害物28が配置されている場合に適した態様である。なお,図示の状態は車体フレーム11の下方に障害物28が配置されている場合を示しているが,上方に配置されている場合にもこの取付態様は有効である。
図7(c)に示す取付態様は,取付部である車体フレーム11に対し,キャニスタ40を保持部材60で斜め下方に保持した態様である。この態様は,車体フレーム11の上下左右に障害物28が配置されていて,斜め下方(または斜め上方)のスペースしか使えない場合に適した態様である。なお,図示の状態は車体フレーム11の上方左側と下方とに障害物28が配置されている場合を示しているが,上方と下方右側に障害物28が配置されている場合には,車体フレーム11の右斜め上方にキャニスタ40を保持することができる。この場合,車体フレーム11回りに関し図7(c)に示す状態と点対称状態となる。
なお,図7(a)(b)(c)は取付態様の代表例を示したが,この実施の態様では,保持部材60の環状部61に,穴62が30度ピッチで12個設けてあるので,その穴62に選択的に凸部42を係合させることで30度ピッチで取付状態を調整することができる。
以上のようなキャニスタ保持構造によれば次のような作用効果が得られる。
(a)キャニスタ40の円筒部41の周囲を囲う環状部61と,車体15に固定される固定部63とを有する保持部材60を用いてキャニスタ40を保持するとともに,前記環状部61とキャニスタ40とにキャニスタ40を所定位置で位置決めする位置決め手段を設け,該位置決め手段を,キャニスタ40の円筒部41の周囲に設けられた凸部42と,該凸部42に係合可能な,前記保持部材60の環状部61に設けられた複数の穴62とで構成してあるので,キャニスタ40の円筒部41周囲に設けられた凸部42に対し,保持部材60の環状部61に設けられた複数の穴62を選択的に係合させることで,キャニスタ40を所定位置に位置決めすることができ,保持部材60の固定部63を車体15に固定することで,キャニスタ40を車体に対して所定の姿勢で取り付けることができる。
そして,このキャニスタ保持構造によると,位置決め手段が,キャニスタ40の円筒部41周囲に設けられた凸部42と,該凸部42に係合可能な,前記保持部材60の環状部61に設けられた複数の穴62とで構成されるため,凸部42の小サイズ化が可能であるとともに,環状部61に設ける穴62の個数を多くすることが可能となる。
したがって,このキャニスタ保持構造によれば,キャニスタ40の小型化を図ることができると同時に取付の自由度も向上させることができる。
(b)キャニスタ40に設ける凸部42を,周方向において2個としてあるので,凸部42を3個以上設ける場合に比べてキャニスタ40の形状を簡素にできると同時に,凸部42を1個しか設けない場合に比べてキャニスタ40を強固に固定・位置決めして,振動に対するキャニスタのガタつきも抑えることができる。
(c)キャニスタ40の軸線方向端部には,配管31(または32)が接続される曲がり管からなるジョイント44(または45)を回転自在に設けてあるので,ジョイント44 (または45)に接続される配管31(または32)の方向に応じてジョイント44(ま たは45)を回転させることができる。
したがって,配管方向が異なる車種ごとに,曲がり管からなるジョイント44(または 45)の,その曲がり方向が異なるキャニスタを用意する必要もなくなるため,汎用性が一層向上する。
(d)ジョイント44(または45)には,キャニスタ40に設けられた貫通孔47aに接続されるフランジ部45fを設け,キャニスタ40には,フランジ部45fを貫通孔47aに密接させるようにフランジ部45fに係合するリテーナ46と,このリテーナ46を保持固定するリテーナ保持部47cとを設けたので,ジョイント44(または45)をキャニスタ40に対して簡単な構造で回転自在に接続することができる。
(e)ジョイント44(または45)に配管31(または32)を連結し,この配管31 (または32)を車体15に固定することでジョイント44(または45)を回転方向に関して位置決めしてあるので,ジョイント44(または45)を回転方向に関して固定するための特別な部材が不要となる。
<他の実施の形態>
図8はキャニスタの保持構造の他の実施の形態を示す図で,(a)は部分省略側面図(左側の保持部材60に関しては図(c)におけるa−a断面を示した図),(b)は図(a)における部分省略b−b断面図,(c)は図(a)の部分省略側面図である。図8において,上述した実施の形態と同一部分ないし相当する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態が上述した実施の形態と主に異なる点は,保持部材60の環状部61とキャニスタ40との位置決め手段を,キャニスタ40の円筒部41周囲に設けられた複数の凹部48と,該凹部48に係合可能な,前記保持部材の環状部61に設けられた凸部65とで構成した点にある。
この実施の形態によっても,上記(a)〜(e)の作用効果が得られる。
この実施の形態では,キャニスタ40の円筒部41周囲に拡径部41aを設けてこの拡径部41aに前記凹部48を設けるとともに,保持部材60の環状部61には,該環状部61に設けられた凸部65が前記凹部48に係合した際に,前記拡径部41aの軸線方向における端面部41bに係合してキャニスタ40と保持部材60との軸線方向(図8(a)において左右方向)における相対移動を規制するストッパ部66を設けてある。
このように構成すると,位置決め手段をなす凹部48を設ける拡径部41aと環状部61以外に別途,キャニスタ40と保持部材60との軸線方向における相対移動を規制するための規制手段が不要となる。
したがって,部品点数の増加を招くことなく,キャニスタ40と保持部材60との軸線方向における相対移動を規制することができる。
拡径部41aは,キャニスタ円筒部41の軸線方向中央部分に設けてあり,前記凹部48は拡径部41aにおける軸線方向両端部分に設けてある。すなわち,凹部48の軸線方向外端部48aは開放状態となっている。
したがって,保持部材60は,その凸部65を凹部48に嵌め合わせる(矢印X1方向へ挿入する)ようにして,キャニスタ40の円筒部41に対し軸線方向両側から矢印X1方向へ嵌め込むことでキャニスタ40へ装着することができる。その際,ストッパ部66が拡径部41aの端面部41bに当接するまで矢印X1方向へ移動させて装着する。
なお,キャニスタ40に設ける凹部48(または保持部材60に設ける凸部65)は,周方向において単一とすることもできるし,2個以上とすることもできる。単一とした場合には,凹部48を設けるキャニスタ40(または保持部材60)の形状を簡素にできるという利点があるし,複数とした場合には,キャニスタ40を所定位置に位置決めするための係合箇所がキャニスタ40の円筒部41周囲において複数箇所となるため,キャニスタ40を強固に固定・位置決めして,振動に対するキャニスタのガタつきも抑えることができる。
この実施の形態では,キャニスタ40に設ける凹部48と保持部材60に設ける凸部65とをいずれも周方向において30度ピッチで12個設けてある。したがって,キャニスタ40を強固に固定・位置決めして,振動に対するキャニスタ40のガタつきも抑えることができる。
保持部材60は,環状部61と固定部63とを合成樹脂で一体に構成することができる。
図9はキャニスタの保持構造のさらなる他の実施の形態を示す図で,(a)は部分省略側面図(左側の保持部材60に関しては図(b)におけるa−a断面を示した図),(b)は図(a)の部分省略側面図である。図9において,上述した実施の形態と同一部分ないし相当する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態が図8に示した実施の形態と異なる点は,保持部材60を,キャニスタ40の円筒部41の周面を軸線方向に関して略半分覆う構成とし,その保持部材60を一対,軸線方向両側からキャニスタ40の円筒部41に対して装着した点にあり,その他の点に変わりはない。
この実施の形態における保持部材60の環状部61は,ストッパ部66で段部が形成された円筒状となっており,その外端部には,キャニスタ40の側面43と当接するリング状の円板部67が形成されている。
この実施の形態によると,位置決め手段をなす凹部48を設ける拡径部41aと環状部60以外に別途,キャニスタ40と保持部材60との軸線方向における相対移動を規制するための規制手段が不要になると同時に,環状部61にてキャニスタ40の円筒部周面を保護することができる。
図10はリテーナおよびリテーナ保持部の変形例を示す図で,(a)はリテーナの正面図,(b)はリテーナの側面図,(c)はリテーナ保持部の正面図,(d)は同じく側断面図,(e)はジョイントおよびリテーナを取り付けた状態のリテーナ保持部の正面図,(f)は同じく側断面図である。図10において,上述した実施の形態と同一部材ないし同一部分,あるいは相当する部材ないし相当する部位には同一の符号を付してある。
図10に示すリテーナ46は,正面視コ字形をなす弾性変形可能な材料(例えば金属製バネ部材,プラスチック製バネ部材等)からなる部材であり,摘み部46aと,この摘み部46aから一体に垂下された一対の脚部46bとを有している。脚部46bの先端にはフック部は設けられていない。
一方,リテーナ保持部47cは,キャニスタ40の側面に一体的に形成された一対の掛け止め部47f,47fと,同じくキャニスタ40の側面に一体的に形成された抜け止め部47kとを有している。
掛け止め部47fは,基部47hのみがキャニスタ40の側面43に一体的に連結されていて,基部47h以外の部位とキャニスタ側面43との間には隙間Cが形成されている。したがって,掛け止め部47fは,この基部47hを中心にして図10(d)において矢印a,b方向に撓むことが可能である。
掛け止め部47fの基部47hには,リテーナ46の脚部46bの先端と係合可能な係止部47iが形成されており,掛け止め部47fの先端部には,リテーナ46の脚部46bの上部と係合可能な係止部47jが形成されている。
図10(e)(f)に示すように,ジョイント45は,その先端部45cおよびフランジ部45fを,取付部47の貫通孔47aおよび受け部47bに嵌め合わせた後,リテーナ46の脚部46bを,一対の掛け止め部47fを矢印a方向へ撓ませながら掛け止め部47f,47f間に挿入して,脚部46bの先端を掛け止め部47fの係止部47iに係合させつつ,リテーナ46の摘み部46aを掛け止め部47fの先端(上端)と抜け止め部47kとの間に落とし込むことにより,キャニスタ40に対して回転可能に取り付けられる。リテーナ46の摘み部46aを掛け止め部47fの上端と抜け止め部47kとの間に落とし込むと,掛け止め部47fは自身の弾性により,矢印b方向へ回動して図示の位置に復帰する。
なお,上記のようにしてリテーナ46の脚部46bをリテーナ保持部47cに装着すると,脚部46bが掛け止め部47fの係止部47i,47jに係合するとともに,摘み部46aが抜け止め部47kと当接することでリテーナ46のリテーナ保持部47cからの抜けが防止される。そして,係合脚部46b,46bがジョイント45のフランジ部45fに係合してジョイント45のキャニスタ40からの抜けが防止されるとともに,フランジ部45fが貫通孔47aに接続され,かつ密接する。
図11はキャニスタの保持構造のさらなる他の実施の形態を示す図で,(a)は部分省略正面図,(b)は部分省略側面図である。図12は,キャニスタ40本体を示す図で(a)は正面図,(b)は側面図,(c)は図(b)の平面図である。これらの図において,図3,図4に示した実施の形態と同一部分ないし相当する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態が図3,図4に示した実施の形態と異なる点は,ジョイント44,45をそれぞれ2つ設けた点にあり,その他の点に変わりはない。
この実施の形態によっても,上記(a)〜(e)の作用効果が得られる。
さらに,この実施の形態によれば,ジョイント44,45をそれぞれ2つ設けたことにより,キャニスタ40内における気体の流れを複合化することができる。すなわち,一方のジョイント44からキャニスタ40内に流入した気体は,キャニスタ40内で分かれて2つのジョイント45へと向かい,他方のジョイント44からキャニスタ40内に流入した気体も,キャニスタ40内で2つに分かれて2つのジョイント45へと向かって流れることとなる。
したがって,キャニスタ40の機能を効率よく利用することができる。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
本発明に係るキャニスタ保持構造の一実施の形態を適用した車両の一例である自動二輪車の部分透視側面図。 図1における部分省略II矢視図。 キャニスタの保持構造を示す図で,(a)は部分省略正面図,(b)は部分省略側面図。 キャニスタ本体を示す図で(a)は正面図,(b)は側面図,(c)は図(b)の平面図。 ジョイントを示す図で,(a)は正面図,(b)は側面図。 リテーナを示す図で(a)は正面図,(b)は側面図。 (a)(b)(c)はそれぞれ,キャニスタ保持構造によるキャニスタの車体に対する取付態様の例を示す図。 キャニスタの保持構造の他の実施の形態を示す図で,(a)は部分省略側面図,(b)は図(a)における部分省略b−b断面図,(c)は図(a)の部分省略側面図。 キャニスタの保持構造のさらなる他の実施の形態を示す図で,(a)は部分省略側面図,(b)は図(a)の部分省略側面図。 リテーナおよびリテーナ保持部の変形例を示す図で,(a)はリテーナの正面図,(b)は同じく側面図,(c)はリテーナ保持部の正面図,(d)は同じく側断面図,(e)はジョイントおよびリテーナを取り付けた状態のリテーナ保持部の正面図,(f)は同じく側断面図。 キャニスタの保持構造のさらなる他の実施の形態を示す図で,(a)は部分省略正面図,(b)は部分省略側面図。 上記実施の形態のキャニスタ本体を示す図で(a)は正面図,(b)は側面図,(c)は図(b)の平面図。
符号の説明
15 車体
31,32 配管
40 キャニスタ
41 円筒部
41a 拡径部
42 凸部(位置決め手段)
44,45 ジョイント
45f フランジ部
46 リテーナ
47a 貫通孔
47c リテーナ保持部
48 凹部(位置決め手段)
60 保持部材
61 環状部
62 穴(位置決め手段)
63 固定部
65 凸部(位置決め手段)
66 ストッパ部

Claims (10)

  1. 円筒形状をなし,該円筒形状の軸線方向に対して直交する方向に指向性を備えるキャニスタを,前記軸線が地上面に対して鉛直方向以外の方向を向く姿勢で車体に取り付けるキャニスタ保持構造であって,
    前記キャニスタの円筒部周囲を囲う環状部と,車体に固定される固定部とを有する保持部材を用いてキャニスタを保持するとともに,前記環状部とキャニスタとにキャニスタを所定位置で位置決めする位置決め手段を設け,該位置決め手段を,キャニスタの円筒部周囲に設けられた凸部と,該凸部に係合可能な,前記保持部材の環状部に設けられた複数の穴とで構成し、
    前記キャニスタは、車体への取付姿勢が該キャニスタの側面に表示されるマークによって判断されるキャニスタとし、前記位置決め手段は、前記キャニスタを前記側面で判断される姿勢に位置決めし、かつ前記複数の穴を選択的に前記凸部と係合させることを特徴とするキャニスタ保持構造。
  2. 円筒形状をなし,該円筒形状の軸線方向に対して直交する方向に指向性を備えるキャニスタを,前記軸線が地上面に対して鉛直方向以外の方向を向く姿勢で車体に取り付けるキャニスタ保持構造であって,
    前記キャニスタの円筒部周囲を囲う環状部と,車体に固定される固定部とを有する保持部材を用いてキャニスタを保持するとともに,前記環状部とキャニスタとにキャニスタを所定位置で位置決めする位置決め手段を設け,該位置決め手段を,キャニスタの円筒部周囲に設けられた複数の凹部と,該凹部に係合可能な,前記保持部材の環状部に設けられた凸部とで構成し、
    前記キャニスタは、車体への取付姿勢が該キャニスタの側面に表示されるマークによって判断されるキャニスタとし、前記位置決め手段は、前記キャニスタを前記側面で判断される姿勢に位置決めし、かつ前記凹部を選択的に前記凸部と係合させることを特徴とするキャニスタ保持構造。
  3. 前記キャニスタの円筒部周囲に拡径部を設けてこの拡径部に前記凹部を設けるとともに,前記保持部材の環状部には,該環状部に設けられた前記凸部が前記凹部に係合した際に,前記拡径部の軸線方向における端面部に係合して前記キャニスタと保持部材との前記軸線方向における相対移動を規制するストッパ部を設けたことを特徴とする請求項2記載のキャニスタ保持構造。
  4. 前記拡径部は,前記キャニスタ円筒部の軸線方向中央部分に設けるとともに,前記凹部は前記拡径部における軸線方向両端部分に設け,前記円筒部の周面を軸線方向に関して略半分覆う保持部材を一対,軸線方向両側から前記円筒部に対して装着したことを特徴とする請求項3記載のキャニスタ保持構造。
  5. 前記凸部は,周方向において単一の凸部としたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のキャニスタ保持構造。
  6. 前記凸部は,周方向において複数設けたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のキャニスタ保持構造。
  7. 前記キャニスタの軸線方向端部には,配管が接続される曲がり管からなるジョイントを回転自在に設けたことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のキャニスタ保持構造。
  8. 前記ジョイントには,前記キャニスタに設けられた貫通孔に接続されるフランジ部を設け,前記キャニスタには,前記フランジ部を貫通孔に密接させるようにフランジ部に係合するリテーナと,このリテーナを保持固定するリテーナ保持部とを設けたことを特徴とする請求項7記載のキャニスタ保持構造。
  9. 前記ジョイントに配管を連結し,この配管を車体に固定することで前記ジョイントを回転方向に関して位置決めすることを特徴とする請求項7または8記載のキャニスタ保持構造。
  10. 前記キャニスタは、前記車体に搭載された燃料タンクの下方において前記車体に取り付けるとともに、前記キャニスタと燃料タンクとを接続する配管を、キャニスタから上方へ向けて取り付けたことを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか一項に記載のキャニスタ保持構造。
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