JP5263280B2 - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、噴射に伴い変化する燃料圧力を燃圧センサで検出可能な燃料噴射システムに適用された、燃料噴射制御装置に関する。
特許文献1,2,3には、コモンレール(蓄圧容器)の下流側部分における燃料圧力を検出する燃圧センサを備え、燃料噴射に伴い生じる燃料圧力の変化を燃圧波形として検出する燃料噴射システムが開示されている。具体的には、燃圧波形に現れる燃圧降下開始の変曲点を検出し、その変曲点が出現する時期に基づき実噴射開始時期を検出する。そして、燃料噴射弁に指令した噴射開始時期から実噴射開始時期までの遅れ時間tdを学習し、学習した遅れ時間tdに基づいて、内燃機関の運転状態に応じた要求噴射開始時期となるように噴射開始時期の指令信号を設定する。これによれば、要求噴射開始時期となるように高精度で制御することを図ることができる。
特開2008−144749号公報 特開2009−74535号公報 特開2010−223185号公報
図9(a)は、1燃焼サイクル中に複数回噴射する多段噴射を実施する場合における噴射率の時間変化を示す図であり、要求される噴射状態(噴射段数、噴射量、噴射開始時期等)における噴射間のインターバルTintが短くなってくると(図9(b)参照)、複数回に分ける筈の噴射が1回でまとめて噴射されることが懸念されるようになる(図9(c)中の点線参照)。そして、このように1回でまとめて噴射されると、気筒内での燃焼状態が所望する状態とは大きく異なってしまい、排気エミッション悪化や出力トルク変動等の不具合を招く。
特に、遅れ時間tdの学習が初期段階でありその学習値が初期値のままになっている場合には、実噴射開始時期や実噴射終了時期が所望時期からずれることに起因して、実インターバルが要求インターバルよりも短くなる可能性が高くなり、1回でまとめて噴射されるといった上記懸念が顕著となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数回に分ける筈の噴射が1回でまとめて噴射されることの回避を図った燃料噴射制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明では、蓄圧容器で蓄圧した燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記蓄圧容器の吐出口から前記燃料噴射弁の噴孔に至るまでの燃料通路に配置され、前記燃料通路内の燃料圧力を検出する燃圧センサと、を備えた燃料噴射システムに適用されることを前提とする。
そして、内燃機関の運転状態に基づき設定される要求噴射状態に基づき、噴射開始時期及び噴射終了時期を指令する噴射指令信号を設定し、設定した前記噴射指令信号を前記燃料噴射弁へ出力する噴射指令手段と、前記燃圧センサの検出値に基づき、噴射に伴い生じた燃料圧力の変化を燃圧波形として検出する燃圧波形検出手段と、検出した前記燃圧波形に基づき、多段噴射時の噴射間のインターバルが所定時間未満又はゼロであるインターバル不足であるか否かを判定する判定手段と、前記インターバル不足と判定された場合に、前記要求噴射状態に対応した噴射指令信号を、インターバルが長くなるよう補正する補正手段と、を備えることを特徴とする。
上記発明によれば、燃圧波形に基づきインターバル不足と判定された場合には、要求噴射状態に対応した噴射指令信号を、インターバルが長くなるよう補正する。この補正を実施すれば、内燃機関の運転状態に基づき設定される要求噴射状態にかかるインターバル(要求インターバル)よりも実インターバルが長くなることも有り得るが、複数回に分ける筈の噴射が1回でまとめて噴射されることは回避できる。そして、上述の如く実インターバルが長くなったとしても、1回でまとめて噴射される場合に比べれば、燃焼状態が所望する状態から大きく異なってくることはない。要するに上記発明は、1回でまとめて噴射されることの回避を最優先して、強制的にインターバル不足を回避させるものである。以上により、上記発明によれば、複数回に分ける筈の噴射が1回でまとめて噴射されることによる排気エミッションの悪化抑制や出力トルク変動抑制を図ることができる。
請求項2記載の発明では、検出した前記燃圧波形のうち、噴射率が降下することに伴い燃圧が上昇する部分の波形を上昇波形とした場合において、前記上昇波形の圧力が所定圧力にまで上昇しなかった場合に、前記判定手段はインターバル不足であると判定することを特徴とする。
燃料噴射弁の閉弁作動を開始して噴射率を降下させていくと燃圧は上昇していく。一方、燃料噴射弁の開弁作動を開始して噴射率を上昇させていくと燃圧は降下していく。したがって、燃圧波形のうち上昇する部分の波形(上昇波形)や降下する部分の波形(降下波形)に基づけば、実噴射開始時期や実噴射終了時期を解析できる。そして、その解析結果に基づき実インターバルを算出すれば、インターバル不足であるか否かを判定できる。しかし、上記解析や実インターバルの算出に要する処理負荷が大きい。
この問題の解決を図ったのが上記発明であり、噴射率を降下させている最中であって噴射率がゼロになる前に次回の噴射を開始させると(つまりインターバルがゼロであると)、燃圧波形は、上昇している最中に次回噴射開始に伴い降下を開始する波形になる。つまり、上昇波形において所定圧力にまで上昇する前に、次回噴射開始に伴う降下波形が現れる波形になる。この点を鑑みた上記発明では、上昇波形が所定圧力にまで上昇しなかった場合にインターバル不足であると判定するので、上述した解析や実インターバルの算出を要することなくインターバル不足を判定でき、その判定に要する処理負荷を軽減できる。
請求項3記載の発明では、検出した前記燃圧波形のうち、噴射率が上昇することに伴い燃圧が降下を開始する前の部分の波形を基準波形とした場合において、前記基準波形に基づき算出された基準圧力に応じて、前記所定圧力を可変設定することを特徴とする。
例えば、燃圧降下開始時点での圧力が低ければ上昇波形の値も全体的に低くなる。この点を鑑みた上記発明では、基準波形に基づき算出された基準圧力に応じて、インターバル不足の判定に用いる前記所定圧力を可変設定するので、その判定精度を向上できる。
ちなみに、燃料ポンプから蓄圧容器へ燃料を圧送する期間と燃料噴射期間とが重複した場合には、ポンプによる燃料圧送による燃圧上昇の成分が燃圧波形に重畳することとなる。そこで、そのポンプ圧送による燃圧上昇成分が差し引かれた燃圧波形に基づき、上述の如くインターバル不足の判定を実施すれば、その判定精度をより一層向上できる。
請求項4記載の発明では、前記補正手段は、前記インターバル不足と判定された場合には、インターバルが所定の規定時間となるよう噴射指令信号を補正し、前記補正を実施した上でインターバル不足が解消したと判定された場合には、その解消判定が為される毎に前記規定時間を短くして補正を継続させることを特徴とする。
ここで、インターバル不足と判定された場合には直ちにインターバルを確保させるように補正して、1回でまとめて噴射される状況を迅速に解消することが望ましい。その一方で、インターバル不足が解消した場合には、補正を直ぐに止めてしまうとその途端にインターバル不足が再発することが懸念される。この点を鑑みた上記発明によれば、インターバル不足と判定された場合には、インターバルが所定の規定時間となるよう噴射指令信号を補正するので、1回でまとめて噴射される状況を迅速に解消できる。その一方で、補正を実施した上でインターバル不足が解消した場合には、その解消判定が為される毎に前記規定時間を短くして補正を継続させるので、インターバル不足再発のおそれを軽減できる。
請求項5記載の発明では、検出した前記燃圧波形に基づき、その燃圧波形に対応する噴射率波形を特定するのに要する噴射率パラメータを算出する噴射率パラメータ算出手段と、算出した前記噴射率パラメータを学習する噴射率パラメータ学習手段と、を備え、前記要求噴射状態に対応する前記噴射指令信号を、学習した前記噴射率パラメータに基づき設定することを特徴とする。
上記発明によれば、燃圧波形から算出される噴射率パラメータを学習し、その学習値に基づき噴射指令信号を設定するので、実際の噴射状態に基づき噴射指令信号がフィードバック制御されることとなる。そして、このようなフィードバック制御に用いる学習が進行していけば、実インターバルが要求インターバルよりも短くなるおそれが解消されていくので、インターバル不足に陥るおそれを抑制できる。
そして、先述したように、本発明にかかる補正を実施している期間中は要求インターバルよりも実インターバルが長くなることも有り得るが、その補正の実施期間中に上記学習が進行して、要求噴射状態に対応する噴射指令信号が適切な値(実インターバルを要求インターバルにできる値)になっていくことが期待できる。つまり、学習が十分に進行するまでのフェールセーフとして前記補正を機能させることができるようになる。
ちなみに、上記発明にかかる学習を実施しなくても、補正手段による補正を実施すればインターバル不足は解消できる。但し、解消判定後に再びインターバル不足になり補正が再実施されるといった、インターバル不足とその解消を繰り返す状況に陥ることが懸念される。これに対し上記発明による学習を実施すれば、その懸念は解消される。
請求項6記載の発明では、前記補正手段は、前記要求噴射状態に対応した噴射指令信号による噴射期間が変わらないように、噴射開始時期及び噴射終了時期を同じ時間だけ遅角又は進角させて前記補正を実施することを特徴とする。
ここで、噴射開始時期及び噴射終了時期のいずれか一方だけを進角又は遅角補正しても、インターバル不足を解消できる。しかしこのように補正した場合には、要求噴射状態に対応した噴射指令信号による噴射期間とは異なる噴射期間となってしまうので、補正により噴射量を変化させることになる。すると、補正した噴射による燃焼状態が、要求噴射状態による燃焼状態から大きく異なってくることが懸念される。この点を鑑みた上記発明では、要求噴射状態に対応した噴射指令信号(補正前の指令)による噴射期間(噴射量)が変わらないように、噴射開始時期及び噴射終了時期を同じ時間だけ遅角又は進角させて補正を実施するので、上記懸念を解消できる。
請求項7記載の発明では、前記補正手段が、多段噴射のうちn段目の噴射とn+1段目の噴射とのインターバルを長くするよう補正する場合において、n段目の噴射にかかる噴射開始時期及び噴射終了時期を所定量だけ進角させてインターバルを長くするよう補正する場合には、n−1段目の噴射にかかる噴射開始時期及び噴射終了時期も前記所定量だけ進角させ、n+1段目の噴射にかかる噴射開始時期及び噴射終了時期を所定量だけ遅角させてインターバルを長くするよう補正する場合には、n+2段目の噴射にかかる噴射開始時期及び噴射終了時期も前記所定量だけ遅角させることを特徴とする。なお、上記「n」は正の整数である。
上記発明では要するに、n段目の噴射を進角補正する場合にはn−1段目の噴射も同じ両(所定量)だけ進角補正する。そのため、n段目とn+1段目とのインターバル不足を解消すべくn段目を進角補正することに起因した、n段目とn−1段目とのインターバル不足を回避できる。また、上記発明では、n+1段目の噴射を遅角補正する場合にはn+2段目の噴射も同じ両(所定量)だけ遅角補正する。そのため、n段目とn+1段目とのインターバル不足を解消すべくn+1段目を遅角補正することに起因した、n+1段目とn+2段目とのインターバル不足を回避できる。
本発明の一実施形態にかかる燃料噴射制御装置が適用される、燃料噴射システムの概略を示す図である。 噴射指令信号に対応する噴射率、燃圧、微分値の変化を示す図である。 噴射率パラメータの学習、噴射指令信号の設定、補正等の概要を示すブロック図である。 噴射率パラメータの算出手順を示すフローチャートである。 噴射時燃圧波形Wa、非噴射時燃圧波形Wu、噴射波形Wbを示す図である。 本発明の一実施形態において、インターバル不足の判定及び噴射指令信号の補正を実施する手順を示すフローチャートである。 図6の補正処理により進角補正する例を示す図である。 図6の補正処理により遅角補正する例を示す図である。 噴射間のインターバルが短くなってくると、複数回に分ける筈の噴射が1回でまとめて噴射されてしまう状況を説明する図である。
以下、本発明に係る燃料噴射制御装置を具体化した一実施形態を、図面に基づいて説明する。本実施形態の燃料噴射制御装置は、車両用のエンジン(内燃機関)に搭載されたものであり、当該エンジンには、複数の気筒#1〜#4について高圧燃料を噴射して圧縮自着火燃焼させるディーゼルエンジンを想定している。
図1は、上記エンジンの各気筒に搭載された燃料噴射弁10、各々の燃料噴射弁10に搭載された燃圧センサ20、及び車両に搭載された電子制御装置であるECU30等を示す模式図である。
先ず、燃料噴射弁10を含むエンジンの燃料噴射システムについて説明する。燃料タンク40内の燃料は、燃料ポンプ41によりコモンレール42(蓄圧容器)に圧送されて蓄圧され、各気筒の燃料噴射弁10(#1〜#4)へ分配供給される。複数の燃料噴射弁10(#1〜#4)は、予め設定された順番で燃料の噴射を順次行う。なお、燃料ポンプ41にはプランジャポンプが用いられているため、プランジャの往復動に同期して燃料は圧送される。
燃料噴射弁10は、以下に説明するボデー11、ニードル形状の弁体12及びアクチュエータ13等を備えて構成されている。ボデー11は、内部に高圧通路11aを形成するとともに、燃料を噴射する噴孔11bを形成する。弁体12は、ボデー11内に収容されて噴孔11bを開閉する。
ボデー11内には弁体12に背圧を付与する背圧室11cが形成されており、高圧通路11a及び低圧通路11dは背圧室11cと接続されている。高圧通路11a及び低圧通路11dと背圧室11cとの連通状態は制御弁14により切り替えられており、電磁コイルやピエゾ素子等のアクチュエータ13へ通電して制御弁14を図1の下方へ押し下げ作動させると、背圧室11cは低圧通路11dと連通して背圧室11c内の燃料圧力は低下する。その結果、弁体12へ付与される背圧力が低下して弁体12はリフトアップ(開弁作動)する。一方、アクチュエータ13への通電をオフして制御弁14を図1の上方へ作動させると、背圧室11cは高圧通路11aと連通して背圧室11c内の燃料圧力は上昇する。その結果、弁体12へ付与される背圧力が上昇して弁体12はリフトダウン(閉弁作動)する。
したがって、ECU30がアクチュエータ13への通電を制御することで、弁体12の開閉作動が制御される。これにより、コモンレール42から高圧通路11aへ供給された高圧燃料は、弁体12の開閉作動に応じて噴孔11bから噴射される。
燃圧センサ20は、以下に説明するステム21(起歪体)、圧力センサ素子22及びモールドIC23等を備えて構成されている。ステム21はボデー11に取り付けられており、ステム21に形成されたダイヤフラム部21aが高圧通路11aを流通する高圧燃料の圧力を受けて弾性変形する。圧力センサ素子22はダイヤフラム部21aに取り付けられており、ダイヤフラム部21aで生じた弾性変形量に応じて圧力検出信号を出力する。
モールドIC23は、圧力センサ素子22から出力された圧力検出信号を増幅する増幅回路や、圧力検出信号を送信する送信回路等の電子部品を樹脂モールドして形成されており、ステム21とともに燃料噴射弁10に搭載されている。ボデー11上部にはコネクタ15が設けられており、コネクタ15に接続されたハーネス16(信号線)により、モールドIC23及びアクチュエータ13とECU30とはそれぞれ電気接続される。そして、増幅された圧力検出信号はECU30に送信されて、ECU30が有する受信回路により受信される。この送受信にかかる通信処理は、各気筒の燃圧センサ20毎に実施される。
ECU30は、アクセルペダルの操作量やエンジン負荷、エンジン回転速度NE等に基づき要求噴射状態(例えば噴射段数、噴射開始時期、噴射終了時期、噴射量等)を算出する。例えば、エンジン負荷及びエンジン回転速度に対応する最適噴射状態を噴射状態マップにして記憶させておく。そして、現状のエンジン負荷及びエンジン回転速度に基づき、噴射状態マップを参照して要求噴射状態を算出する。そして、算出した要求噴射状態に対応する噴射指令信号t1、t2、Tq(図2(a)参照)を、後に詳述する噴射率パラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmaxに基づき設定し、燃料噴射弁10へ出力することで燃料噴射弁10の作動を制御する。なお、噴射指令信号のパルスオン時期t1により噴射開始が指令され、パルスオフ時期t2により噴射終了が指令され、パルスオン期間Tqにより噴射期間(噴射量に相当)が指令される。
ここで、噴孔11bの磨耗や目詰まり等、燃料噴射弁10の経年劣化に起因して、噴射指令信号に対する実際の噴射状態は変化していく。そこで、燃圧センサ20の検出値に基づき、噴射に伴い生じた燃料圧力の変化を燃圧波形(図2(c)参照)として検出し、検出した燃圧波形に基づき燃料の噴射率変化を表した噴射率波形(図2(b)参照)を演算して噴射状態を検出する。そして、検出した噴射率波形(噴射状態)を特定する噴射率パラメータRα,Rβ,Rmaxを学習するとともに、噴射指令信号(パルスオン時期t1、パルスオフ時期t2及びパルスオン期間Tq)と噴射状態との相関関係を特定する噴射率パラメータtd,teを学習する。具体的には、図2(b)に例示する噴射開始遅れ時間td、噴射終了遅れ時間te、噴射率上昇傾きRα、噴射率下降傾きRβ、最大噴射率Rmax等を学習する。
図3は、これら噴射率パラメータの学習及び噴射指令信号の設定等の概要を示すブロック図であり、ECU30により機能する各手段31,32,33,34について以下に説明する。噴射率パラメータ算出手段31(噴射状態解析手段)は、燃圧センサ20により検出された燃圧波形に基づき噴射率パラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmaxを算出する。
学習手段32は、算出した噴射率パラメータをECU30のメモリに記憶更新して学習する。なお、噴射率パラメータは、その時の供給燃圧(コモンレール42内の圧力)に応じて異なる値となるため、供給燃圧又は後述する基準圧力Pbaseと関連付けて学習させることが望ましい。また、最大噴射率Rmaxを除く他の噴射率パラメータについては、噴射量とも関連付けて学習させることが望ましい。図3の例では、燃圧に対応する噴射率パラメータの値を噴射率パラメータマップMに記憶させている。
設定手段33は、現状の燃圧に対応する噴射率パラメータ(学習値)を、噴射率パラメータマップMから取得する。そして、取得した噴射率パラメータに基づき、要求噴射状態に対応する噴射指令信号t1、t2、Tqを設定する。そして、このように設定した噴射指令信号にしたがって燃料噴射弁10を作動させた時の燃圧波形を燃圧センサ20で検出し、検出した燃圧波形に基づき噴射率パラメータ算出手段31は噴射率パラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmaxを算出する。
要するに、噴射指令信号に対する実際の噴射状態(つまり噴射率パラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmax)を検出して学習し、その学習値に基づき、要求噴射状態に対応する噴射指令信号を設定する。そのため、実際の噴射状態に基づき噴射指令信号がフィードバック制御されることとなり、先述した経年劣化が進行しても、実噴射状態が要求噴射状態に一致するよう燃料噴射状態を高精度で制御できる。
但し、設定手段33で設定した噴射指令信号に基づき燃料噴射弁10の作動を制御した結果、多段噴射にかかる噴射間のインターバルがゼロ、或いは所定時間未満となるインターバル不足に陥っている場合がある。この場合には設定手段33で設定した噴射指令信号を、インターバルが長くなるように補正手段34が補正する。インターバル不足の判定手法及び補正の詳細については、後に詳述する。
次に、検出した燃圧波形(図2(c)参照)から噴射率パラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmax(図2(b)参照)を算出する手順について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図4に示す処理は、ECU30が有するマイクロコンピュータにより、燃料の噴射を1回実施する毎に実行される。なお、前記燃圧波形とは、所定のサンプリング周期で取得した、燃圧センサ20による複数の検出値の集合である。
先ず、図4に示すステップS10において、噴射率パラメータの算出に用いる燃圧波形であって、以下に説明する噴射波形Wb(補正後燃圧波形)を算出する。なお、以下の説明では、燃料噴射弁10から燃料を噴射させている気筒を噴射気筒(表気筒)、この噴射気筒が燃料を噴射しているときに燃料噴射させていない気筒を非噴射気筒(裏気筒)とし、かつ、噴射気筒に対応する燃圧センサ20を噴射時燃圧センサ、非噴射気筒に対応する燃圧センサ20を非噴射時燃圧センサと呼ぶ。
噴射時燃圧センサにより検出された燃圧波形である噴射時燃圧波形Wa(図5(a)参照)は、噴射による影響のみを表しているわけではなく、以下に例示する噴射以外の影響で生じた波形成分をも含んでいる。すなわち、燃料タンク40の燃料をコモンレール42へ圧送する燃料ポンプ41がプランジャポンプの如く間欠的に燃料を圧送するものである場合には、燃料噴射中にポンプ圧送が行われると、そのポンプ圧送期間中における噴射時燃圧波形Waは全体的に圧力が高くなった波形となる。つまり、噴射時燃圧波形Wa(図5(a)参照)には、噴射による燃圧変化を表した燃圧波形である噴射波形Wb(図5(c)参照)と、ポンプ圧送による燃圧上昇を表した燃圧波形(図5(b)中の実線Wu参照)とが含まれていると言える。
また、このようなポンプ圧送が燃料噴射中に行われなかった場合であっても、燃料を噴射した直後は、その噴射分だけ噴射システム内全体の燃圧が低下する。そのため、噴射時燃圧波形Waは全体的に圧力が低くなった波形となる。つまり、噴射時燃圧波形Waには、噴射による燃圧変化を表した噴射波形Wbの成分と、噴射システム内全体の燃圧低下を表した燃圧波形(図5(b)中の点線Wu’参照)の成分とが含まれていると言える。
そこで図4のステップS10では、非噴射気筒センサにより検出される非噴射時燃圧波形Wu(Wu’)はコモンレール内の燃圧(噴射システム内全体の燃圧)の変化を表していることに着目し、噴射気筒センサにより検出された噴射時燃圧波形Waから、非噴射気筒センサによる非噴射時燃圧波形Wu(Wu’)を差し引いて噴射波形Wbを演算している。なお、図2(c)に示す燃圧波形は噴射波形Wbである。
続くステップS11では、噴射波形Wbのうち、噴射開始に伴い燃圧が降下を開始するまでの期間に対応する部分の波形である基準波形に基づき、その基準波形の平均燃圧を基準圧力Pbaseとして算出する。例えば、噴射開始指令時期t1から所定時間が経過するまでの期間TAに対応する部分を、基準波形として設定すればよい。或いは、降下波形の微分値(図2(d)参照)に基づき変曲点P1を算出し、噴射開始指令時期t1から変曲点P1より所定時間前までの期間に相当する部分を基準波形として設定すればよい。
続くステップS12では、噴射波形Wbのうち、噴射率増大に伴い燃圧が降下していく期間に対応する部分の波形である降下波形に基づき、その降下波形の近似直線Lαを算出する。例えば、噴射開始指令時期t1から所定時間が経過した時点からの所定期間TBに対応する部分を、降下波形として設定すればよい。或いは、降下波形の微分値(図2(d)参照)に基づき変曲点P1,P2を算出し、これら変曲点P1,P2の間に相当する部分を降下波形として設定すればよい。そして、降下波形を構成する複数の燃圧検出値(サンプリング値)から、最小二乗法により近似直線Lαを算出すればよい。或いは、降下波形のうち微分値(図2(d)参照)が最小となる時点における接線を、近似直線Lαとして算出すればよい。
続くステップS13では、噴射波形Wbのうち、噴射率減少に伴い燃圧が上昇していく期間に対応する部分の波形である上昇波形に基づき、その上昇波形の近似直線Lβを算出する。例えば、噴射終了指令時期t2から所定時間が経過した時点からの所定期間TCに対応する部分を、上昇波形として設定すればよい。或いは、上昇波形の微分値(図2(d)参照)に基づき変曲点P3,P5を算出し、これら変曲点P3,P5の間に相当する部分を上昇波形として設定すればよい。そして、上昇波形を構成する複数の燃圧検出値(サンプリング値)から、最小二乗法により近似直線Lβを算出すればよい。或いは、上昇波形のうち微分値(図2(d)参照)が最大となる時点における接線を、近似直線Lβとして算出すればよい。
続くステップS14では、基準圧力Pbaseに基づき基準値Bα,Bβを算出する。例えば、基準圧力Pbaseより所定量だけ低い値を基準値Bα,Bβとして算出すればよい。なお、両基準値Bα,Bβを同じ値に設定する必要はない。また、前記所定量は基準圧力Pbaseの値や燃料温度等に応じて可変設定してもよい。
続くステップS15では、近似直線Lαのうち基準値Bαとなる時期(LαとBαの交点時期LBα)を算出する。この交点時期LBαと噴射開始時期R1とは相関が高いことに着目し、交点時期LBαに基づき噴射開始時期R1を算出する。例えば、交点時期LBαよりも所定の遅れ時間Cαだけ前の時期を噴射開始時期R1として算出すればよい。
続くステップS16では、近似直線Lβのうち基準値Bβとなる時期(LβとBβの交点時期LBβ)を算出する。この交点時期LBβと噴射終了時期R4とは相関が高いことに着目し、交点時期LBβに基づき噴射終了時期R4を算出する。例えば、交点時期LBβよりも所定の遅れ時間Cβだけ前の時期を噴射終了時期R4として算出すればよい。なお、上記遅れ時間Cα,Cβは、基準圧力Pbaseの値や燃料温度等に応じて可変設定してもよい。
続くステップS17では、近似直線Lαの傾きと噴射率増加の傾きとは相関が高いことに着目し、図2(b)に示す噴射率波形のうち噴射増加を示す直線Rαの傾きを、近似直線Lαの傾きに基づき算出する。例えば、Lαの傾きに所定の係数を掛けてRαの傾きを算出すればよい。なお、ステップS15で算出した噴射開始時期R1と当該ステップS17で算出したRαの傾きに基づき、噴射指令信号に対する噴射率波形の上昇部分を表した直線Rαを特定することができる。
さらにステップS17では、近似直線Lβの傾きと噴射率減少の傾きとは相関が高いことに着目し、噴射率波形のうち噴射減少を示す直線Rβの傾きを、近似直線Lβの傾きに基づき算出する。例えば、Lβの傾きに所定の係数を掛けてRβの傾きを算出すればよい。なお、ステップS16で算出した噴射終了時期R4と当該ステップS17で算出したRβの傾きに基づき、噴射指令信号に対する噴射率波形の降下部分を表した直線Rβを特定することができる。なお、上記所定の係数は、基準圧力Pbaseの値や燃料温度等に応じて可変設定してもよい。
続くステップS18では、ステップS17で算出した噴射率波形の直線Rα,Rβに基づき、噴射終了を指令したことに伴い弁体12がリフトダウンを開始する時期(閉弁作動開始時期R23)を算出する。具体的には、両直線Rα,Rβの交点を算出し、その交点時期を閉弁作動開始時期R23として算出する。
続くステップS19では、ステップS15で算出した噴射開始時期R1の噴射開始指令時期t1に対する遅れ時間(噴射開始遅れ時間td)を算出する。また、ステップS18で算出した閉弁作動開始時期R23の噴射終了指令時期t2に対する遅れ時間(噴射終了遅れ時間te)を算出する。なお、噴射終了遅れ時間teとは、噴射終了を指令した時期t2から、制御弁14の作動を開始する時期までの遅れ時間のことである。要するにこれらの遅れ時間td,teは、噴射指令信号に対する噴射率変化の応答遅れを表すパラメータであり、他にも、噴射開始指令時期t1から最大噴射率到達時期R2までの遅れ時間、噴射終了指令時期t2から噴射率低下開始R3までの遅れ時間、噴射終了指令時期t2から噴射終了時期R4までの遅れ時間等が挙げられる。
続くステップS20では、噴射波形Wbの最大落込量ΔPと最大噴射率Rmaxとは相関が高いことに着目し、噴射波形Wbから最大落込量ΔPを算出し、算出した最大落込量ΔPに基づき最大噴射率Rmaxを算出する。例えば、ΔPに所定の係数を掛けてRmaxを算出すればよい。なお、上記所定の係数は、基準圧力Pbaseの値や燃料温度等に応じて可変設定してもよい。
以上により、図4の処理によれば、噴射波形Wbから噴射率パラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmaxを算出することができる。そして、これらの噴射率パラメータtd,te,Rα,Rβ,Rmaxに基づき、噴射指令信号(図2(a)参照)に対応した噴射率波形(図2(b)参照)を算出することができる。なお、このように算出した噴射率波形の面積(図2(b)中の網点ハッチ参照)は噴射量に相当するので、噴射率パラメータに基づき噴射量を算出することもできる。ちなみに、噴射指令期間Tqが十分に長く、最大噴射率に達した以降も開弁状態を継続させる場合においては、噴射率波形は図2(b)に示すように台形となる。一方、最大噴射率に達する前に閉弁作動を開始させるような小噴射の場合には、噴射率波形は三角形となる。
次に、先述したインターバル不足の判定、及び補正手段34による補正の手順について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、図6の処理は、ECU30が備えるマイコンにより、噴射が為される毎に繰り返し実行される。
先ず、図6に示すステップS30(燃圧波形検出手段)において、図4のステップS10で算出した噴射波形Wbを取得する。続くステップS31(判定手段)では、取得した噴射波形Wbに基づき、次回の噴射とのインターバルが所定時間未満であるインターバル不足であるか否かを判定する。
図2(c)中の点線に示すように、インターバル不足の場合には、n段目噴射の上昇波形にn+1段目噴射の降下波形(近似直線Lαの算出に用いた部分)が重畳する。つまり、n段目噴射の上昇波形中にn+1段目噴射の変曲点P1が現れて降下を開始する。その結果、n段目噴射の上昇波形の圧力は所定圧力Pthに達することなく、n+1段目噴射の降下が開始される。この点に着目した本実施形態では、噴射波形Wbのうち近似直線Lβの算出に用いた部分(上昇波形)の圧力が、所定圧力Pth(図2(c)参照)に達していなかった場合に、次回噴射とのインターバル不足であると判定する。
なお、上記判定に用いた所定圧力Pthは、先述した基準圧力Pbaseから所定量だけ減算した値に設定される。つまり、所定圧力Pthは基準波形に基づき可変設定される。
インターバル不足(S31:NO)と判定された場合には、次のステップS32に進み、後述する補正量を規定時間に設定する。この規定時間は、予め決めておいた固定値であり、ステップS31の判定でインターバル不足が解消されるように設定された値である。
続くステップS33では、設定した補正量に基づき、インターバル不足の対象となった噴射に対する噴射指令信号の噴射開始指令時期t1と噴射終了指令時期t2を、同じ量だけ進角又は遅角させるよう補正する。
図7は多段噴射時の噴射率の時間変化を示す図であり、図7(a)に示すようにn段目の噴射とn+1段目の噴射とのインターバルが不足していると判定された場合には、n段目噴射にかかる噴射終了指令時期t2とn+1段目噴射にかかる噴射開始指令時期t1との間隔が、予め設定しておいた所定の規定時間(補正量)となるように、n段目噴射の噴射終了指令時期t2を補正する。この規定時間は、インターバル不足が解消される程度に最低限の長さに設定されている。そのため、インターバル不足を招いたn段目噴射の噴射終了指令時期t2は強制的に進角側へ補正されることとなり、n段目噴射とn+1段目噴射とのインターバルが確保されるように強制操作されることとなる(図7(b)参照)。
なお、このようにn段目噴射にかかる噴射終了指令時期t2を進角補正した場合には、その補正量と同じだけn段目噴射にかかる噴射開始指令時期t1も進角補正する。これにより、n段目噴射の噴射量(噴射指令期間Tq)は補正されないようになる。
また、n−1段目の噴射が存在する場合には(nは正の整数)、n段目噴射に対する上記進角補正の実施に伴い、n−1段目噴射に対しても進角補正を実施する。具体的には、n−1段目噴射にかかる噴射開始指令時期t1及び噴射終了指令時期t2を、n段目噴射の補正にかかる進角補正量と同じだけ進角させる(図7(c)参照)。これにより、補正後のn段目噴射とn−1段目噴射とがインターバル不足に陥ることの回避を図る。
但し、n−1段目噴射にかかる噴射指令信号を補正しなくても、補正後のn段目噴射とn−1段目噴射とがインターバル不足に陥らない場合もあるので、上述したn−1段目噴射の補正は必須ではない。ちなみに、n−1段目噴射の補正を実施しなかったことに伴い補正後のn段目噴射とn−1段目噴射とがインターバル不足に陥った場合には、その事後処理として、ステップS31にてn段目噴射とn−1段目噴射とがインターバル不足と判定され、ステップS33にてn−1段目噴射が補正されることとなる。
図7の例では、n段目噴射とn+1段目噴射とのインターバル不足を解消すべくn段目噴射を進角補正しているが、図8に例示するように、n+1段目噴射を遅角補正するようにしてもよい。すなわち、n段目噴射とn+1段目噴射とのインターバルが不足している場合に(図8(a)参照)、n段目噴射にかかる噴射終了指令時期t2とn+1段目噴射にかかる噴射開始指令時期t1との間隔が前記規定時間(補正量)となるように、n+1段目噴射の噴射開始指令時期t1を遅角補正する(図8(b)参照)。
なお、このようにn+1段目噴射にかかる噴射開始指令時期t1を遅角補正した場合には、その補正量と同じだけn+1段目噴射の噴射終了指令時期t2も遅角補正する。これにより、n+2段目噴射の噴射量(噴射指令期間Tq)は補正されないようになる。
また、n+2段目の噴射が存在する場合には(nは正の整数)、n+1段目噴射に対する上記遅角補正の実施に伴い、n−1段目噴射に対しても遅角補正を実施する。具体的には、n+2段目噴射にかかる噴射開始指令時期t1及び噴射終了指令時期t2を、n+1段目噴射の補正にかかる遅角補正量と同じだけ遅角させる(図8(c)参照)。これにより、補正後のn+1段目噴射とn+2段目噴射とがインターバル不足に陥ることの回避を図る。
但し、n+2段目噴射にかかる噴射指令信号を補正しなくても、補正後のn+1段目噴射とn+2段目噴射とがインターバル不足に陥らない場合もあるので、上述したn+2段目噴射の補正は必須ではない。
また、図7に記載のn段目噴射の進角補正と、図8に記載のn+1段目噴射の遅角補正とを同時に実施してもよい。すなわち、n段目噴射にかかる噴射終了指令時期t2とn+1段目噴射にかかる噴射開始指令時期t1との間隔が、予め設定しておいた所定の規定時間(補正量)となるように、n段目噴射の噴射終了指令時期t2を進角補正するとともに、n+1段目噴射の噴射開始指令時期t1を遅角補正する。
図6のステップS31においてインターバル不足が解消されたと判定された場合には(S31:YES)、次のステップS34に進み、ステップS31の判定で用いられた燃圧波形Wbは、補正が実施された噴射によるものであるか否かを判定する。換言すれば、補正を実施した上でインターバル不足が解消されているのか否かを判定する。
補正実施中であると判定された場合には(S34:YES)、続くステップS35において、ステップS33にて用いた補正量を所定量だけ減算して短くする。これによれば、例えば、初めにインターバル不足と判定されると、規定時間のインターバルに対応した噴射指令信号に補正するが、この補正によりインターバル不足が解消されても直ぐに補正を止めることはせず、進角補正量又は遅角補正量を徐々に減らしていくこととなる。なお、ステップS34での減算により補正量がゼロになった時点で、ステップS33による補正は終了する。
以上により、本実施形態によれば以下の効果が得られるようになる。
(1)インターバル不足と判定された場合には、次回の噴射ではインターバルを長くするよう噴射指令信号を補正するので、複数回に分ける筈の噴射が、図9(c)中の点線の如く1回でまとめて噴射されることが継続することを回避できる。よって、排気エミッションの著しい悪化やエンジン出力トルクの変動を抑制できる。また、意図した量よりも多量の燃料を1回で噴射することが継続して為されることを回避できるので、内燃機関の温度が上限を超えて高温になることを未然に回避できる。
(2)上昇波形の圧力が所定圧力Pthにまで上昇するか否かに基づきインターバル不足を判定する。そのため、n回目噴射の噴射終了時期R4及びn+1回目噴射の噴射開始時期R1の解析結果に基づき実インターバルを算出してインターバル不足を判定する場合に比べ、判定に要するECU30のマイコンの処理負荷を軽減できる。
(3)インターバル不足の判定に用いる所定圧力Pthを、基準圧力Pbase(基準波形)に基づき可変設定する。また、噴射時燃圧波形Waから非噴射時燃圧波形Wuを差し引いて得られた噴射波形Wbに基づきインターバル不足を判定する。これらによれば、インターバル不足の判定精度を向上できる。
(4)補正を実施した上でインターバル不足が解消している場合には、その解消判定が為される毎に補正量を短くして補正を継続させるので、インターバル不足再発のおそれを軽減できる。
(5)噴射開始遅れ時間td及び噴射終了遅れ時間te(噴射率パラメータ)を学習し、その学習値に基づき噴射指令信号を設定するので、前記補正を実施している期間(ステップS35の減算により補正量がゼロになって補正が終了するまでの期間)中に学習が進行して高精度でインターバルを制御できるようになることが期待できる。よって、補正が終了した後に、インターバル不足が再発して補正と解消を繰り返すといった事態を回避できる。
(6)ステップS33で補正するにあたり、噴射開始指令時期t1と噴射終了指令時期t2を同じ量だけ進角又は遅角補正するので、噴射量が変わらないように補正する。そのため、要求噴射状態による燃焼状態(要求燃焼状態)が補正により変化することを抑制できる。
(7)ステップS33で補正するにあたり、インターバル不足と判定された噴射のみならず、その噴射の直前又は直後の噴射も同じ量だけ進角又は遅角補正するので、インターバル不足の対象となっている噴射を補正することに伴い、その対象となっていない噴射がインターバル不足になってしまうことを回避できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・ここで、多段噴射のうち最も噴射量が多く設定されている噴射をメイン噴射とした場合において、メイン噴射の噴射時期は、他の噴射の噴射時期に比べて噴射状態に与える影響が大きい。そこで、メイン噴射がインターバル不足の対象となっている場合には、メイン噴射の前又は後の噴射を補正して、メイン噴射は補正させないようにすることが望ましい。これによれば、要求噴射状態による燃焼状態(要求燃焼状態)が補正により変化することを抑制できる。
例えば、図7(a)及び図8(a)の場合には、図8(b)(c)の如くメイン噴射(n+1段目噴射)を補正させるよりも、図7(b)(c)の如くメイン噴射は補正させずにパイロット噴射(n段目噴射)を補正することが望ましい。
・ところで、弁体12とボデー11との摺動部分に異物が噛み込んで、噴射終了を指令しているにも拘わらず完全に閉弁できずに噴射が継続されるといった噴射異常に陥る場合がある。すると、図6のステップS31においてインターバル不足と誤判定することが懸念される。
そこで、上述した噴射異常とインターバル不足とを判別できるようにするために、噴射終了を指令してから所定時間以内に次の噴射の開始が指令されたことを条件として、ステップS31による判定を実施すれば、上記誤判定の懸念を解消できる。
・図6のステップS31では、上昇波形がPthに達したか否かに基づきインターバル不足を判定しているが、図4の処理で算出された噴射終了時期R4及び噴射開始時期R1に基づき実インターバルを算出し、その実インターバルが所定時間Tth未満である場合に(図9(b)参照)、インターバル不足と判定するようにしてもよい。
・図1に示す上記実施形態では、燃圧センサ20を燃料噴射弁10に搭載しているが、本発明にかかる燃圧センサはコモンレール42の吐出口42aから噴孔11bに至るまでの燃料供給経路内の燃圧を検出するよう配置された燃圧センサであればよい。よって、例えばコモンレール42と燃料噴射弁10とを接続する高圧配管42bに燃圧センサを搭載してもよい。つまり、コモンレール42及び燃料噴射弁10を接続する高圧配管42bと、ボデー11内の高圧通路11aとが「燃料通路」に相当する。
10…燃料噴射弁、20…燃圧センサ、31…噴射率パラメータ算出手段、32…学習手段、33…設定手段(噴射指令手段)、42…コモンレール(蓄圧容器)、S30…燃圧波形検出手段、S31…判定手段、Pth…所定圧力、Pbase…基準圧力、S33…補正手段。

Claims (7)

  1. 蓄圧容器で蓄圧した燃料を噴射する燃料噴射弁と、
    前記蓄圧容器の吐出口から前記燃料噴射弁の噴孔に至るまでの燃料通路に配置され、前記燃料通路内の燃料圧力を検出する燃圧センサと、
    を備えた燃料噴射システムに適用され、
    内燃機関の運転状態に基づき設定される要求噴射状態に基づき、噴射開始時期及び噴射終了時期を指令する噴射指令信号を設定し、設定した前記噴射指令信号を前記燃料噴射弁へ出力する噴射指令手段と、
    前記燃圧センサの検出値に基づき、噴射に伴い生じた燃料圧力の変化を燃圧波形として検出する燃圧波形検出手段と、
    検出した前記燃圧波形に基づき、多段噴射時の噴射間のインターバルが所定時間未満又はゼロであるインターバル不足であるか否かを判定する判定手段と、
    前記インターバル不足と判定された場合に、前記要求噴射状態に対応した噴射指令信号を、インターバルが長くなるよう補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  2. 検出した前記燃圧波形のうち、噴射率が降下することに伴い燃圧が上昇する部分の波形を上昇波形とした場合において、前記上昇波形の圧力が所定圧力にまで上昇しなかった場合に、前記判定手段はインターバル不足であると判定することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射制御装置。
  3. 検出した前記燃圧波形のうち、噴射率が上昇することに伴い燃圧が降下を開始する前の部分の波形を基準波形とした場合において、前記基準波形に基づき算出された基準圧力に応じて、前記所定圧力を可変設定することを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射制御装置。
  4. 前記補正手段は、
    前記インターバル不足と判定された場合には、インターバルが所定の規定時間となるよう噴射指令信号を補正し、
    前記補正を実施した上でインターバル不足が解消したと判定された場合には、その解消判定が為される毎に前記規定時間を短くして補正を継続させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料噴射制御装置。
  5. 検出した前記燃圧波形に基づき、その燃圧波形に対応する噴射率波形を特定するのに要する噴射率パラメータを算出する噴射率パラメータ算出手段と、
    算出した前記噴射率パラメータを学習する噴射率パラメータ学習手段と、
    を備え、
    前記要求噴射状態に対応する前記噴射指令信号を、学習した前記噴射率パラメータに基づき設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の燃料噴射制御装置。
  6. 前記補正手段は、前記要求噴射状態に対応した噴射指令信号による噴射期間が変わらないように、噴射開始時期及び噴射終了時期を同じ時間だけ遅角又は進角させて前記補正を実施することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の燃料噴射制御装置。
  7. 前記補正手段が、多段噴射のうちn段目の噴射とn+1段目の噴射とのインターバルを長くするよう補正する場合において、
    n段目の噴射にかかる噴射開始時期及び噴射終了時期を所定量だけ進角させてインターバルを長くするよう補正する場合には、n−1段目の噴射にかかる噴射開始時期及び噴射終了時期も前記所定量だけ進角させ、
    n+1段目の噴射にかかる噴射開始時期及び噴射終了時期を所定量だけ遅角させてインターバルを長くするよう補正する場合には、n+2段目の噴射にかかる噴射開始時期及び噴射終了時期も前記所定量だけ遅角させることを特徴とする請求項6に記載の燃料噴射制御装置。
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