JP5211789B2 - 通信端末、通信端末における転送処理方法、及び通信端末における無線タグの存在確認制御方法 - Google Patents
通信端末、通信端末における転送処理方法、及び通信端末における無線タグの存在確認制御方法 Download PDFInfo
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Description
(1)着信時にユーザが不在の場合、無駄な着信報知動作により周囲の人に不快感を与えないようにする(例えば、特許文献1を参照)。
(2)携帯電話機等の移動体通信端末における動作モード等の設定をその使用状況に応じて自動的に変更する(例えば、特許文献2を参照)。
(3)携帯電話機の使用者が近くにいない場合には、電話機能に制限をかけて不正使用を防止する(例えば、特許文献3を参照)。
(4)認証入力の手間を省き、簡単なシステムで携帯電話機の利用者認証を可能とする(例えば、特許文献4を参照)。
(5)携帯端末装置と無線通信ユニットの距離が認証可能距離より短い警告距離になった時点で、使用者に対し所定の警告を行うことで、セキュリティを確保する(例えば、特許文献5を参照)。
携帯電話機は常に携帯していれば、その所有者が着信状態を確認し、通話、保留等の操作が可能である。しかし、オフィス等では、携帯電話機をデスクの上に置いたままで、あるいはカバンの中に入れたままで、所有者が席を離れることがあり、緊急または重要な要件の着信があってもタイムリーに受話操作ができない場合がある。
本実施形態では、携帯電話機の所有者aがその携帯電話機を携帯していなくても、社員証のようなIDカード等を携帯しておくことで、電話を所有者aの知人bの携帯電話機に転送するシステムを提供する。所有者aがIDカードを携帯していれば、そのIDカードの周りにある知人bの携帯電話機に電話が転送され、発信者cは所有者aに連絡を取ることができる。
あれば、携帯電話機101は、通常の着信動作を行う。
(1)発信者は、携帯電話機201から受信者の携帯電話機101に電話をかける。
(2)携帯電話機101は、受信者の無線タグ102に対して検出信号を送信し、通信可能範囲211内に無線タグ102が存在するか否かをチェックする。そして、無線タグ102からの応答信号を受信しないため、通信可能範囲211内に無線タグ102が存在しないと判断する。
(3)携帯電話機101は、無線タグ不在を示す情報を携帯電話機201に送信する。
(4)携帯電話機101は、転送先として登録されている携帯電話機202に、無線タグ102の検知を依頼する。
(5)携帯電話機202は、無線タグ102に対して検出信号を送信し、通信可能範囲212内に無線タグ102が存在するか否かをチェックする。
(6)携帯電話機202は、無線タグ102からの応答信号を受信し、通信可能範囲212内に無線タグ102が存在すると判断する。
(7)携帯電話機202は、無線タグ存在を示す情報を携帯電話機101に送信する。
(8)携帯電話機101は、携帯電話機202に、発信者からの電話の転送可否を問い合わせる。
(9)携帯電話機202は、受信者の知人である所有者に対して転送可否を問い合わせ、その所有者は、転送可であれば受話操作を行う。
(10)受信者は、知人の携帯電話機202を用いて発信者と通話する。
・グループ:携帯電話機の所有者をメンバとするグループを表す。転送先をグループ単位で設定することができる。
・グループ優先順位:グループ間の優先順位を表す。複数のグループが転送先として設定されている場合、グループ優先順位に従って転送先が選択される。
・グループ内優先順位:グループ内のメンバ間の優先順位を表す。グループ内では、グループ内優先順位に従って転送先が選択される。
・登録名:メンバのメンバ名を表す。
・転送先電話番号:メンバの転送先電話番号を表す。
・画面表示名:画面に表示されるメンバ名を表す。各種メッセージを表示する際に用いられる。
・転送機能:ONは、メンバが転送先として設定されていることを表し、OFFは、メンバが転送先として設定されていないことを表す。基本的にはグループ毎にON/OFFが設定されるが、グループ内の特定のメンバをOFFに設定して、転送先から除外することも可能である。この例では、グループAおよびBのメンバが転送先として設定されている。
転送先優先順位 グループ優先順位 グループ内優先順位 登録名
1 1 1 a
2 1 2 b
3 1 3 c
4 2 1 d
5 2 2 e
6 2 3 f
7 2 4 g
図5は、通常モードの着信動作のフローチャートである。発信者からの着信があると、携帯電話機101は、無線タグ検出部306を起動して、無線タグ102の識別情報に基づく無線タグ検知動作を行い(ステップ501)、無線タグ102が検知されたか否かをチェックする(ステップ502)。そして、無線タグ102が検知されれば、通常の着信動作を行う(ステップ503)。受信者は、受話操作を行って、携帯電話機101により発信者と通話する。
ステップ602において無線タグ102が検知されなければ、携帯電話機101は、制御変数Nを1に設定し(ステップ604)、転送先電話番号テーブルを参照して、転送先
優先順位Nのメンバを転送先として選択する(ステップ605)。このとき、そのメンバの画面表示名を取得し、その画面表示名を含む無線タグ不在情報を発信者の携帯電話機201に送信する。携帯電話機201は、受信した画面表示名を含む下記のようなメッセージM1を画面表示する。携帯電話機101にも同じメッセージM1が画面表示される。
メッセージM1:「<画面表示名>へ転送中」
次に、携帯電話機101は、選択されたメンバの転送先電話番号を取得し、その電話番号の携帯電話機202に無線タグ102の識別情報を送信して、無線タグ検知を依頼する(ステップ606)。携帯電話機202は、無線タグ検出部を起動して、受信した識別情報に基づく無線タグ検知動作を行い、無線タグ102が検知されたか否かをチェックする(ステップ607)。このとき、携帯電話機201、101、および202は、それぞれ下記のようなメッセージM2、M3、およびM4を画面表示する。
メッセージM2:「<画面表示名>へ無線タグ確認依頼中」
メッセージM3:「<画面表示名>による無線タグ確認中」
メッセージM4:「受信電話機の無線タグを検索中」
そして、無線タグ102が検知されれば、携帯電話機202は、無線タグ存在情報を携帯電話機101に送信し、携帯電話機101は、携帯電話機202に転送可否を問い合わせる(ステップ608)。このとき、携帯電話機201および101は、下記のようなメッセージM5を画面表示する。
メッセージM5:「<画面表示名>により無線タグが確認できました。」
また、携帯電話機202は、下記のようなメッセージM6を画面表示し、携帯電話機202の所有者による操作をチェックする(ステップ609)。
メッセージM6:「<102所有者名>宛の転送電話を受話しますか?」
携帯電話機202の所有者は、転送電話を受話する場合は受話操作を行い、近くにいる携帯電話機101の所有者に電話を取り次ぐ。こうして、受信者は、携帯電話機202により発信者と通話することができる。一方、携帯電話機202の所有者が着信拒否の操作を行った場合、携帯電話機101は、転送先電話番号テーブルに基づく転送処理を終了する。
102 無線タグ
211、212 通信可能範囲
301 表示部
302 入力部
303 制御部
304 記憶部
305 通信部
306 無線タグ検出部
307、308、309 アンテナ
Claims (5)
- 通信端末において、
発信者端末からの発呼に応じて、通信可能範囲内に所定の識別情報が格納された無線タグが存在するか否かを判定する無線タグ検知手段と、
前記通信可能範囲内に前記無線タグが存在しないと判定した場合に、所定の転送先通信端末に前記所定の識別情報を送信して前記無線タグの検知依頼を行うとともに、前記発信者端末に前記無線タグの検知を依頼中であることを示す情報を送信する検知依頼手段と、
前記転送先通信端末から前記所定の識別情報を記憶した前記無線タグの存在を示す情報を受信すると、前記転送先通信端末に前記発信者端末からの発呼について転送を行う制御手段と、
を備える通信端末。 - 複数の転送先通信端末とそれぞれの転送先通信端末に転送する優先順位を記憶する優先順位記憶手段を更に有し、
前記制御手段は、優先順位の高い転送先通信端末を選択して前記検知依頼手段に通知し、
前記検知依頼手段は、通知された転送先通信端末に前記所定の識別情報を送信し、
該制御手段は、該転送先通信端末から該無線タグの存在を検出できなかったことを示す情報を受信すると、次に優先順位の高い転送先通信端末を選択して該検知依頼手段に通知し、
該検知依頼手段は、通知された転送先通信端末に前記所定の識別情報を送信することを特徴とする請求項1記載の通信端末。 - 他の通信端末から所定の識別情報を受信した場合に、該所定の識別情報を記憶した無線タグが存在するか否かを判定する無線タグ検知手段と、
前記無線タグ検知手段により前記無線タグが存在するか否かを確認中である旨を表示する表示手段と、
前記無線タグが存在すると判定すると、該無線タグの存在を示す情報を前記他の通信端末に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする通信端末。 - 発信者端末からの発呼に応じて、通信可能範囲内に所定の識別情報が格納された無線タグが存在するか否かを判定し、
前記通信可能範囲内に前記無線タグが存在しないと判定した場合に、所定の転送先通信端末に前記所定の識別情報を送信して前記無線タグの検知依頼を行うとともに、前記発信者端末に前記無線タグの検知を依頼中であることを示す情報を送信し、
前記転送先通信端末から前記所定の識別情報を記憶した前記無線タグの存在を示す情報を受信すると、前記転送先通信端末に前記発信者端末からの発呼について転送を行う、
ことを特徴とする通信端末における転送処理方法。 - 他の通信端末から所定の識別情報を受信した場合に、該所定の識別情報を記憶した無線タグが存在するか否かを判定するとともに、前記無線タグが存在するか否かを確認中である旨を表示部に表示し、
前記無線タグが存在すると判定すると、該無線タグの存在を示す情報を前記他の通信端末に送信する、
ことを特徴とする通信端末における無線タグの存在確認制御方法。
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