JP5534152B2 - メールシステム、端末およびメール送信方法 - Google Patents

メールシステム、端末およびメール送信方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動体通信ネットワークを介してメールを送受信する携帯端末用メールシステム、端末およびメール送信方法に関する。
昨今、携帯電話に代表される移動体通信システムは、電子メールおよびショートメールの送受信機能を備えている。また、移動体通信システムのサービス提供エリアは、益々拡充されている。
しかし、電波環境が悪く通信が不可能なエリアは、現在でも少なくない。
また、基地局の故障や破損、長時間停電、通信ネットワークの不具合など、所定エリアで通信が不可能となる事がある。当該基地局等の使用不能状態に陥る要因は、災害やプログラム問題など多岐にわたる。大規模災害など、長時間にわたる通信不能状態となりやすい要因もある。また、例えば、大規模災害時の避難所など、基地局の同時通話数などを超えて輻輳問題が発生して、通信不能状態が長時間にわたり発生することもある。
上記通信不能状態のエリアでは、電子メールおよびショートメールの送信ができない。
電子メールおよびショートメールの送信に関する技術は、例えば特許文献1および2に記載されている。
特許文献1には、無線通信が不可能であったならば、送信に失敗した情報(電子メールやショートメールなど)を蓄積し、無線通信が可能となったときに、自動的に再送信する携帯電話機が記載されている。また、特許文献1に記載された携帯電話機は、1件の送信時毎に、再送信機能を使用するか否かの選択が可能となっている。
特許文献2には、送信待機期限を設定可能とし、設定された送信待機期限を超えるまでに通信環境が回復しなければ、再送信を取りやめる再送信機能を有する携帯端末が記載されている。
特開2001−077939号公報 特開2004−248159号公報
特許文献1および特許文献2に記載された電子メール等の再送信技術は、携帯電話の通信環境が通信可能な環境に回復することをもって再送処理を行なっている。換言すれば、通信環境が通信不能状態である間は、電子メール等の送信(再送)を行なえない。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、携帯端末の通信不能状態が続く場合でも、電子メール等を送信相手に送ることが可能なより良いメールシステムおよびその方法を提供することを目的とする。
本発明に係るメールシステムの一態様は、メールの送受信処理を行うサーバと、所望内容のメールの送信に使用できる移動体通信規格に基づく第1の通信手段と 該第1の通信手段と異なる通信規格である第2の通信手段とを備えて、メールの送信機能を有する第1の端末と、前記第2の通信手段と通信可能であり、前記サーバと通信可能である第2の端末とを備え、前記第1の端末は、前記第2の通信手段を使用して、前記第2の端末に作成されたメールの内容が含まれる共有メールを送信する共有メール送信手段を備え、前記共有メール送信手段による共有メールの送信後に前記第1の通信手段を使用して前記サーバと通信可能となった場合に、送信を所望した前記メールを再送信せずに、前記第2の端末に対して送信した前記共有メールを前記第1の通信手段を使用して前記サーバに送信し、前記第2の端末は、前記共有メール送信手段から受信した共有メールを、前記サーバに送信する共有メール転送手段を備え、受信した共有メールを転送し、前記サーバは、受信した共有メールを識別し、前記第1の端末の送信を所望した内容を、前記メールの宛先に送信するメール送信手段を備え、前記第1の端末および前記第2の端末からそれぞれのタイミングで受信する同一内容の共有メールを識別した際に、最初の受信時に前記メールの内容を宛先に送信する一方、次回以後の前記共有メールの受信時には宛先に送信しないことを特徴とする。
また、本発明に係るメールシステムの一態様は、メールの送受信処理を行うサーバと、所望内容のメールの送信に使用できる移動体通信規格に基づく第1の通信手段と 該第1の通信手段と異なる通信規格である第2の通信手段とを備えて、メールの送信機能を有する第1の端末と、前記第2の通信手段と通信可能であり、前記サーバと通信可能である複数の第2の端末とを備え、前記第1の端末は、前記第2の通信手段を使用して、前記第2の端末に作成されたメールの内容が含まれる共有メールを送信する共有メール送信手段を備え、該共有メールを送信する際に送信するメール内容に秘匿性を持たせるように、前記メールの内容を分割した複数の共有メールを作成して、複数の共有メールを夫々別の第2の端末に配分して送信し、前記複数の第2の端末は、前記共有メール送信手段から受信した共有メールを、前記サーバに送信する共有メール転送手段を備え、受信した共有メールを転送し、前記サーバは、受信した前記複数の共有メールを識別し、前記第1の端末の送信を所望した内容を復元してから、前記メールの宛先に送信するメール送信手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る移動体通信におけるメール送信方法の一態様は、所望内容のメールの送信に使用できる移動体通信規格に基づく第1の通信手段と 該前記第1の通信手段と異なる通信規格である第2の通信手段とを備えて、メールの送信機能を有する第1の端末は、前記第2の通信手段を使用して、第2の端末に作成されたメールの内容が含まれる共有メールを送信すると共に、前記共有メールの送信後に前記第1の通信手段により通信可能となった場合に、送信を所望した前記メールを再送信せずに、前記第2の端末に対して送信した前記共有メールを前記第1の通信手段を使用してメールの送受信処理を行うサーバに送信し、前記第2の通信手段と通信可能であり、前記サーバと通信可能である前記第2の端末は、受信した共有メールを、前記サーバに送信し、前記サーバは、前記第1の端末および前記第2の端末からそれぞれのタイミングで受信した同一内容の共有メールを識別して、最初の受信時に前記メールの内容を宛先に送信する一方、次回以後の前記共有メールの受信時には宛先に送信しないことを特徴とする。
また、本発明に係る移動体通信におけるメール送信方法の一態様は、所望内容のメールの送信に使用できる移動体通信規格に基づく第1の通信手段と 該前記第1の通信手段と異なる通信規格である第2の通信手段とを備えて、メールの送信機能を有する第1の端末は、前記第2の通信手段を使用して、複数の第2の端末に作成されたメールの内容が含まれる共有メールを送信する際に送信するメール内容に秘匿性を持たせるように、前記メールの内容を分割した複数の共有メールを作成して、複数の共有メールを夫々別の第2の端末に配分して送信し、メールの送受信処理を行うサーバと通信可能なった前記夫々別の第2の端末は、受信した共有メールを、前記サーバに転送し、前記サーバは、受信した前記複数の共有メールを識別し、前記第1の端末の送信を所望した内容を復元してから、前記メールの宛先に送信することを特徴とする。
本発明によれば、携帯端末の通信不能状態が続く場合でも、電子メール等を送信相手に送ることが可能であるより良いメールシステムおよびその方法を提供できる。
実施の形態のメールシステムにおけるメールに関する通信の流れを概略的に示した説明図である。 実施の形態における携帯端末100の構成を示すブロック図である。 実施の形態における携帯端末200の構成を示すブロック図である。 実施の形態におけるサーバ400の構成を示すブロック図である。 本実施の形態の通信の流れを示すシーケンス図である。 実施例の移動体通信システムの概略的構成を示すブロック図である。 実施例の移動体通信システムの動作を示すシーケンス図である。 移動体通信システムにおける共有メールに関する通信の流れを概略的に示した説明図である。
本発明の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。なお、本発明と関係の薄い部分の説明に関しては、記載を簡略化又は省略する。また、以下の説明では、電子メールやショートメールなどを含めて、メールと記載して説明する。
図1は、実施の形態のメールシステムにおけるメールに関する通信の流れを概略的に示した説明図である。図1において、携帯端末100は、メールの送信機能を備え、所望の宛先(アドレス)に対して、所望の内容のメールを送信する送信元となる情報処理端末である。
携帯端末200は、携帯端末100と後述する第2の通信規格を用いて通信可能であり、メールの送受信処理を行うサーバ400と通信可能である情報処理端末である。
基地局300は、既存の移動体通信ネットワークに属する基地局であり、各端末と移動体通信方式に基づき通信を行なえる。なお、コアネットワークに属する交換機やゲートウェイ等の通信処理については、説明を省略する。
サーバ400は、携帯端末100のメールサーバとして機能するサーバである。
図2は、実施の形態における携帯端末100の構成を示すブロック図である。
携帯端末100は、演算処理や制御を司る制御部110と、移動体通信規格(第1の通信規格)に基づく通信、即ち、基地局300を介する通信を行なう通信部120(第1の通信手段)と、移動体通信規格と異なる通信規格(第2の通信規格)を用いて他の端末と通信を行なう第2の通信部130(第2の通信手段)を備える。
図3は、実施の形態における携帯端末200の構成を示すブロック図である。
携帯端末200は、演算処理や制御を司る制御部210と、移動体通信規格(第1の通信規格)に基づく通信、即ち、基地局300を介する通信を行なう通信部220と、移動体通信規格と異なる通信規格(第2の通信規格)を用いて他の端末と通信を行なう第2の通信部230を備える。第2の通信部230は、携帯端末100の第2の通信部130と同一の通信規格の通信を行う通信部である。
また、携帯端末200は、キーパット等の入力部240、表示画面等の出力部250を備え、記憶部260に記録されているプログラムに基づいて制御部210を各種手段として動作させる。
また、携帯端末200は、携帯端末100から受信した共有メールを、サーバ400に送信(転送)する共有メール転送手段を備える。
上記手段は、記憶部260に上記動作を行なわせるアプリケーションプログラムを記録して、所定のタイミングで制御部110を動作させるようにしても良いし、当該端末のメール機能を構成するプログラムに統合的に入れて制御部210を動作させるようにしてもよい。
なお、携帯端末200に係る一般的な処理動作については、記載を省略する。
図4は、実施の形態におけるサーバ400の構成を示すブロック図である。
サーバ400は、制御部、ROM、RAM、入力部、出力部、ネットワークインタフェース、補助記憶装置410がバスで接続され、構成される。
補助記憶装置410には、オペレーティングシステム、メールサーバプログラムを始め、制御部を各種手段として機能させる共有メール識別プログラム411、メール代理送信プログラム412、共有メールデータベース413など、様々なプログラムやデータが格納され、必要に応じて使用される。
サーバ400は、携帯端末200から共有メールを受信した場合、受信したメールを識別し、携帯端末100が送信を所望した内容を、メールの宛先に送信するメール送信手段を備える。メール送信手段は、共有メール識別プログラム411に基づいて機能する共有メール識別手段と、メール代理送信プログラム412に基づいて機能する共有メールのデータから宛先へメールを送信する代理メール送信手段とから成る。共有メールデータベース413は、受信した共有メールを一元的に管理するデータベースであり、受信した共有メールや送信したメールの履歴を管理する。
ここで、メールの宛先とは、携帯端末100が送信を所望したメールの宛先を指す。例示すれば、携帯端末100によって入力された電子メールアドレス(ドメイン:IPアドレス)に基づき定まるメールサーバや、入力された電子メールアドレスが自ら管理するアドレスであれば、その宛先の端末を指す。
なお、メールの宛先は、適用するメールの種類によって定まり、上記電子メールの例に限定するものではない。
また、サーバ400は、既存のメールサーバに機能的に付加しても良いし、他のサーバとして設けても良い。
上記構成により、本実施の形態のメールシステムは、概略図5の様に動作する。
図5は、本実施の形態の通信の流れを示すシーケンス図である。
携帯端末100の制御部110は、通信部120を使用して所望のメールを送信できないことを検出する(ステップS01)。
携帯端末100は、共有メール送信手段を動作させ、送信を望むメールの内容や宛先が含まれる共有メールを作成し、第2の通信部130を使用して、近傍に通信可能に存在する携帯端末200に対して、作成した共有メールを送信する(ステップS02)。
携帯端末200は、携帯端末100からの共有メールを受信し、共有メール転送手段を動作させて移動体通信の通信部220を使用して、サーバ400に送信する(ステップS03)。このとき、共有メール転送手段は、移動体通信圏外であれば、送信を待機し、移動体通信圏内に移動を検出した後に、共有メールをサーバ400に送信する
サーバ400は、メール送信手段を用いて、受信した共有メールを識別し、携帯端末100の送信を所望した内容を、メールの宛先に送信する(ステップS04)。
このように動作させることによって、本実施の形態のメールシステムは、携帯端末100が移動体通信網に接続できなくても、電子メール等を送信相手に送ることが可能となる。
次に、第2の実施の形態のメールシステムを説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態のメールシステムに、多種の機能をもたせたものである。
第2の実施の形態では、携帯端末100の共有メール送信手段は、共有メールを送信後、通信部120を使用してサーバ400と通信可能となった場合に、送信を所望したメールを再送信せずに、通信部120を使用して、携帯端末200に対して送信した共有メールをサーバ400に送信する。
これは、特許文献1に記載されている再送技術のように、送れなかったメールをそのまま再送することを行なわずに、作成済みの共有メールを送信する。このとき、送信する共有メールには、共有メールの作成元から送信された共有メールであることを識別可能な情報を付する。
サーバ400の共有メール識別手段は、受信した共有メールが作成元(携帯端末100)から送信されたものであるか、共有先(携帯端末200)から送信されたものであるかを識別し、共有メールデータベース413に記録する。
サーバ400のメール代理送信手段は、共有メールを受信してメールを宛先に送信するときに、共有メールデータベース413を参照して、受信した共有メールが作成元からの共有メールであった場合に、作成元に対して、メールの送信結果(メールの送信時刻や、共有メールの作成からメールの送信までにかかった時間など)を通知する。当該通知は、電子メール形式でもよいし、サーバにメールが着信したことを端末に通知する技術を用いて通知してもよい。
また、サーバ400のメール代理送信手段は、共有メールを受信してメールを宛先に送信するときに、共有メールデータベース413を参照して、受信した共有メールが過去に受信した共有メールと同一であった場合に、当該共有メールの受信に伴うメールの送信を行なわない。サーバ400は、携帯端末100および携帯端末200からそれぞれのタイミングで受信する同一内容の共有メールを識別し、最初(初回)の受信時のみに携帯端末100の送信を所望した内容を、メールの宛先に送信する。
なお、上記説明では、共有メールを1台の携帯端末200に送信する形態を説明したが、携帯端末200を複数台、即ち、同一の共有メールを多数の経路で送信するようにしてもよい。このようにすれば、サーバ400への共有メールの到達率が向上する。また、携帯端末200から、別の携帯端末200へと共有メールを送信するようにしてもよい。
換言すれば、携帯端末100の制御部110は、共有メール送信手段によって、携帯端末に共有メールを送信する時に、同一の共有メールを複数台の携帯端末に対して送信するようにしてもよい。また、共有メールを送信する共有先の最大台数を制限する手段を設けてもよい。同様に、共有メールを送信する共有先の転送回数及び有効時間を制限する手段を設けてもよい。
また、携帯端末100の制御部110は、共有メールを送信先の携帯端末200と、共有メールの送信前にネゴシエーションを行うようにすることが望ましい。即ち、携帯端末200の共有メールの受け入れの可否や、各種設定状態、必要に応じて、使用する移動体通信網や、パケット通信の状態、現在位置、移動体通信網に対する在圏状況などの情報を確認する。移動体通信網に対する在圏状況とは、現在の在圏状況と、過去所定期間内に移動体通信網に在圏した率である。
携帯端末100および携帯端末200のメール共有に係る設定は、各使用者がアプリケーションなどを介して事前に設定しておくことが望ましい。なお、共有メールを実施する都度に設定する手段を設けても良い。これは、メールの送信時に、共有メールを使用するか否かを使用者自身が認知を望むか否かで行なえばよい。また、共有メールを受ける携帯端末200においても、携帯端末100から共有メールを送りたい旨の通知を受けた後に、共有メールを受け入れるか否かを設定できる手段を設けてもよい。
また、携帯端末100は、共有メールを携帯端末に送信するときに、第2の通信部130の通信可能圏内であり、且つ共有メールの送信に伴う対価の発生しない携帯端末に対して、共有メールを優先的に送信するようにしても良い。これは、共有メールを共有するための端末間通信を行うときに、第2の携帯端末の利用者が自身の端末が通信パケット制限の無い端末で有るか否かの設定を行なっておき、当該設定を携帯端末100で識別するようにすれば良い。また、一定量のパケット通信を行なった後、課金が定額となったことを携帯端末200が識別し、自動的に設定又は携帯端末100に通知するようにしても良い。
また、携帯端末100は、共有メールを携帯端末に送信するときに、第2の通信部130の通信可能圏内であり、且つ遠隔地に存在する携帯端末に対して、共有メールを優先的に送信するようにしても良い。このようにすれば、共有メールを送信する携帯端末が物理的に遠隔地に移動したことと同様となるので、移動体通信網に接続できる可能性が向上する。遠隔地に存在するか否かは、自端末と相手端末との位置情報から算出する。また、第2の通信部相互の通信電波強度から、通信可能であって、電波強度の弱い携帯端末を選択するようにしてもよい。また、同様の設定をされた第3の携帯端末と相互通信をおこなって、3端末相互の電波強度から遠隔地にある端末を求めてもよい。
また、携帯端末100は、共有メールを携帯端末に送信するときに、第2の通信部130の通信可能圏内であり、且つ別キャリア(オペレータ)の基地局を使用する携帯端末に対して、共有メールを優先的に送信するようにしても良い。このようにすれば、共有メールを送信する携帯端末が送信元となる携帯端末とほぼ同一の場所に存在したとしても、別キャリアの移動体通信網に在圏している可能性があり、共有メールをサーバ400に送信できる可能性が向上する。別キャリアの選択は、複数の共有メールを送信する場合には、それぞれ別のキャリアを選択するようにしてもよい。例えば、3G移動体通信規格のA社の通信網を使用している携帯端末は、A社の2G網、B社の3G網、C社のPHS網を使用する携帯端末にそれぞれ共有メールを送信する。
また、携帯端末100は、共有メールを携帯端末に送信するときに、第2の通信部130の通信可能圏内であり、移動体通信網に対する在圏状況の良い携帯端末に対して、共有メールを優先的に送信するようにしても良い。このようにすれば、共有メールをサーバ400に通知できる確率が向上する。
また、共有メールは、共有先の携帯端末からは、内容を識別できないようにすることが望ましい。そのため、メールの内容を携帯端末100において暗号化して共有メールに変換し、メールの内容が暗号化されている共有メールを送信先の携帯端末に送信する。サーバ400は、受信した共有メールを識別すると、携帯端末100の送信を所望した内容を復号して、メールの宛先に送信する。
また、携帯端末100は、送信を希望したメールを秘匿性を持たせるように分割して複数の共有メールを作成し、夫々別の第2の端末に配分して送信するようにしても良い。サーバ400は、受信した複数の共有メールを識別し、携帯端末100の送信を所望した内容を復元して、メールの宛先に送信する。このとき、分割した全ての内容がそろうまで、メールの送信を行なわない。受信した共有メールは、サーバの共有メールデータベース413に記録されて管理される。また、分割された同一内容を含む共有メールを、それぞれ複数の携帯端末に割振るようにしてもよい。例えば、メールの内容を3つに分割した場合、3種類ある同一の共有メールをそれぞれ3台の携帯端末に計9通送信し、サーバ側で、3種類の共有メールをそれぞれの携帯端末から受信した時点で、メールを復元し、宛先に送信する。
また、携帯端末100から、携帯端末200に対して共有メールを送信する手段として、IrDAやフェリカ機能も利用して手動でメールを共有するようにしてもよい。これは、携帯端末100が自動的に通信相手を検出出来なかった場合や、所望の相手に対して共有メールを預ける場合に有効である。なお、無線LANやBluetoothを使用する場合でも、手動で端末間通信を行う共有メールを共有する手段を有することが望ましい。
また、共有メールの共有先の携帯端末は、共有メールをサーバ400に対して送信すると、共有メールを削除するようにすることが望ましい。同様に、共有メールの共有先の携帯端末は、共有メールを受信してから所定時間保持すると本メールを削除するようにすることが望ましい。このようにすることで、メールシステムとしての秘匿性を向上できる。
なお、共有メールを多数の携帯端末が利用するようになると、例えば、故障の基地局の復帰時や、地下鉄車両のホームへの到着(基地局圏内への進入)などでの通信の集中が発生する。これに対しては、輻輳対策を講じることが求められる。
本メールシステムの輻輳対策としては、携帯端末200において、共有メールを受信後、サーバ400に対して共有メールを送信する前に、携帯端末100との通信が不能であることを検出し、不能であれば共有メールをサーバ400に対して送信するようにする。このようにすることで、送信元となる携帯端末100とほぼ同一位置に携帯端末200がいる間は、携帯端末200から共有メールを送信しないので、輻輳が発生しにくい。
また、携帯端末100から、携帯端末200に対して共有メールを複数送信する場合に、共有メールの送信を間欠的に行うことも輻輳対策として有効である。
なお、上記説明では、携帯端末100と携帯端末200とを、別々に説明したが、互いに両方の機能を備え、相互に共有メール送付先となれることが望ましい。
次に、本発明を説明するため、上記実施の形態の一部を抽出し、実施例として詳細に説明する。
実施例の移動体通信システムは、メール作成元の携帯端末1000、メール共有先の携帯端末2000、移動体通信システムの基地局3000、サーバ4000で構成される。本システムのそれぞれの構成要素を図6に示す。なお、図6に示す概略的構成は、上記実施の形態の手段の一部を抽出したものである。
以下では、共有メールに係る設定を行なえる携帯端末間で、携帯端末1000がメールの送信に失敗し、携帯端末2000を介してサーバ4000に共有メールを送信し、携帯端末1000の電波環境が改善した後に、自らも共有メールを送信して、メールの送信履歴を補完する動作例を示す。
<携帯端末1000:送信失敗メール作成元>
・端末・基地局間通信部1001:基地局3000との間で無線通信を行う。
・端末間通信部1002:無線LANやbluetoothなどの端末間で無線通信を行う。
・メール機能部1003:少なくともメールの作成と保存、メールの状態(送信済、送信失敗、共有中)の確認が行える。
・通信環境識別部1004:端末・基地局間通信部1001を介して通信できる環境にあるか確認が行なえる。
・送信失敗メール共有設定部1005:送信を失敗したメールを共有メールとして送信するか設定する。また、共有メールの送信数や、存続時間(生存時間)などの設定も行なう。
・共有情報添付部1006:送信失敗メールを共有する場合、本メールを作成した端末は、本メールが共有メールである事を識別するための情報を添付する。
・メールID添付部1007:送信失敗メールを共有する場合、本メールを作成した端末は、本メールへメールIDを添付する。当該IDはメールをユニークに識別が出来れば、どのような形式の情報でも良い。なお、サーバ4000に、メールIDのように新たに識別符号を添付するのでは無く、既存の情報を利用するようにしても良い。例えば、元メールの送付時間や、携帯端末1000からの初回の共有メールの送付時間、携帯端末ID、送付元メールアドレス、送付先メールアドレス、またこれらを複合して利用すれば良い。
・メール作成元情報添付部1008:送信失敗メールを共有する場合、本メールを作成した端末は、本メールに自身がメールの作成元である事を認識するための情報を添付する。
・共有メール送信部1009:共有メールを保有した状態で、通信可能な環境であることを認識すると、共有メールを送信する。なお、共有メールの送信数が1であれば、共有メールの送信が何れかの携帯端末に成功した時点で、何度も同じ共有メールを送信しない。他方、共有メールの送信数が複数であれば、設定数まで同じ共有メールを送信する。
・送信通知確認部1010:サーバ4000より共有メールの送付状況を含む情報を受信すると、メール機能に対して共有メールのステータス変更を通知する。即ち、利用者に提示されるメールの状態(結果)が、送信失敗の状態から送付済みの状態となり、送付された時間も表示される。なお、送信失敗と表示せずに共有中と表示するようにしてもよい。
・暗号化部1011:送信失敗メールの内容(宛先やメール本文)を暗号化する。
<携帯端末2000:送信失敗メール共有先>
・端末・基地局間通信部2001:基地局と端末の間で無線通信を行う。
・端末間通信部2002:無線LANやbluetoothなどにより端末間で通信を行う。
・通信環境識別部2003:端末・基地局間通信部2001を介して通信できる環境にあるか確認を行なう。
・送信失敗メール共有受付設定部2004:自端末を送信失敗したメールの共有先として認めるか否かの設定を行う。また、当該設定と共に、第2の無線部を用いて共有メールを受け付ける概ねの距離を設定するようにしても良い。これは、第2の無線部の出力電力等の調整と共に、携帯端末1000での遠隔地に存在する端末の検出に用いる。例えば、Bluetoothを用いる端末は、その規格によって、最大伝送距離を数十mとできる。また、無線LANの最大伝送距離は百数十mを有する。他方、共有メールの受信側は、当該最大距離を採用する必要は無く、所望の距離を設定できればよい。また、この設定があることによって、携帯端末1000において、通信可能距離を調節しながら共有メールの送信先を検索することで、自らの端末から遠方にある携帯端末を検出できる。
・共有メール保存部2005:共有メールのデータ保存を行う。携帯端末2000の持ち主であっても、他の携帯端末から受信して保存されている共有メールの内容は、閲覧できない。
・メール共有先情報添付部2006:共有メールへ共有メールの共有先である事を識別するための情報を添付する。なお、当該情報は、作成元が共有メールへ添付しても、共有先で添付しても同じ効果を果たすため、どちらで行う様にしてもよい。
・共有メール送信部2007:共有メールを保有した状態で、通信可能な環境であることを認識すると、共有メールを送信する。なお、各種設定等に基づき、共有メールの送信が成功した時点で、何度も同じ共有メールを送信しない。
<基地局3000>
・端末・基地局間通信部3001:基地局と携帯端末の間で無線通信を行う。
・基地局・サーバ間通信部3002:基地局とサーバ間の通信を行う。
<サーバ4000>
・基地局・サーバ間通信部4001:基地局とサーバ間の通信を行う。
・共有情報識別部4002:受信したメールが共有メールであるか否かの識別を行う。
・検索・登録部4003:データベースに登録されたメールIDを含む情報の検索と、未登録のメールIDを含む情報の登録を行う。
・データベース保存部4004:少なくとも受信した共有メールのメールIDと送信時刻の情報を保存する。また、複数の共有メール全てについて、受信した時刻を保存しても良い。また、同じ共有メールを何回受信したかを登録しても良い。
・共有メールフィルタリング部4005:受信した共有メールのメールIDのデータベース登録の有無により、共有メールを送信先へ送付するか否かの決定を行う。
・作成元識別部4006:受信した共有メールの送付元が、共有メール作成元であるか共有先であるかの識別を行う。
・送信通知部4007:メール作成元に対して、共有メールが送付された時刻を通知する。
・復号部4008:暗号化されている共有メールを復号化する。
以下に実施例の動作および流れを図7に示す。
1.携帯端末100及び200の使用者は、メール送信を失敗した場合に、メールを端末間で共有するか否かを設定する。また、送信失敗したメールを共有する受け入れ先として認めるか否かを設定する(ステップS101,S201)。
2.サーバ400は、携帯端末より送付されてくる共有メールの、メールIDと、共有メールを送信した時刻をデータベースとして保持管理している。
3.携帯端末100は、メール送信に失敗したメール場合、送信に失敗したメールを共有メールとする設定であるか確認し、第2の通信部を介して周囲に端末間通信が可能な携帯端末の存在を検索する(ステップS102,S103)。このとき、送信する共有メールの個数や送信先の優先設定に基づき、共有メールを送信する携帯端末を順位付けする。
4.携帯端末200は、端末間通信によって共有メール設定の問合せをした携帯端末100に対して、自身が共有メール受け入れを認めているか否かや、他の設定情報を返答する(S202)。
5.携帯端末100は、メール共有先の携帯端末200を決定すると、送信を失敗したメールに、サーバ400で共有メールであることの識別に使用する情報と、サーバ400が個々のメールを送付先に送付済か否かを識別するための情報(メールID)を添付して、共有メールを作成する(ステップS104)。なお、送信するメールを暗号化する場合、この時点で、送信に失敗したメールの宛先や内容を、サーバ400のみが復号化可能な方式で暗号化し、暗号化後のデータに対して、各種情報を添付して共有メールを作成する。
6.携帯端末100は、共有メールを、共有先の携帯端末200に第2の通信手段を使用して送付する(ステップS105)。
7.携帯端末100は、共有メール作成元である事を識別するための情報を共有メールに添付して、共有メールを保存する(ステップS106)。
8.共有メール共有先の携帯端末200は、携帯端末100から第2の通信手段を介して共有メールを受信すると、共有メールに共有先である事を識別するための情報を添付して、共有メールを保存する(ステップS203)。
9.共有メール共有先の携帯端末200は、移動体通信方式を用いた端末・基地局間通信が可能な環境を検出すると、共有メールをサーバ400に対して送信する(ステップS204,S205)。
10.共有メール共有元の携帯端末100は、端末・基地局間通信が可能な環境へ移動するなどして、移動体通信方式を用いる通信が可能となったことを検出すると、共有メールをサーバ400に対して送信する(ステップS107,S108)。
11.サーバ400は、メールを受信すると、受信したメールが共有メールであるか否かを判定する(ステップS402)。
12.サーバ400は、メールが共有メールであると識別すると、共有メールに含まれているメールIDがデータベース保存部に登録されているか否かを検索する。データベースに対象のメールIDが存在しない場合、携帯端末200が共有メールを送信した時刻を示す時刻情報と共にメールIDと共有メールをデータベースに登録する(ステップS403)。なお、データベースに保存情報に、携帯端末100が携帯端末200に共有メールを送信した時刻を含めてもよい。また、共有メールに含まれる送信に失敗したメールが暗号化されている場合には、この時点で複合化処理を行う。
13.サーバ400は、データベースにメールIDが存在していなかった場合、共有メールを送信に失敗した元のメールの形態に復元し、復元したメールを宛先に送付する。データベースに該当するメールIDが存在した場合、サーバ400からはメールは送付されない(ステップS404)。なお、データベースに該当するメールIDが存在した場合とは、先に同一のメールが何れかの経路を通って宛先に送付されたことを示す。また、共有メールを送信に失敗した元のメールの形態に復元せずに、サーバ400から共有メールの仕組みを介して送信したことをメールの受信者が分かるようにメールの形態を修正しても良い。また、送信時刻から所定時間以内であれば通常のメールの形態とし、遅延時間が所定時間を超えた場合のみ、共有メールの仕組みを介して送信されたメールであることを受信者に通知するようにしても良い。
14.サーバ400は、共有メールの送付元が共有メールの作成元なのか、共有先なのかを判定する(ステップS405)。
15.サーバ400は、共有メールの送付元が共有メールの作成元であると識別した場合、共有メール送付元(携帯端末1000)へ、サーバ上に登録されているデータベースのメールIDに該当する時刻情報を通知する(ステップS406)。
16.共有メール作成元の携帯端末100は、サーバ400から通知される時刻情報から、送付先にメールが送付された時刻を取得し、保持している送信履歴を送信済みに修正する。
このように移動体通信システムを構築することで、例えば、携帯電話でメールを送信したい状態に於いて、通信状態の悪い場所でありかつ、人の往来がある程度ある環境で、メールの送信を行いたい者は、通信可能な環境へ移動しなくてもメールを送信できる。
換言すれば、通信状況の悪い環境にいる状態でメールを送信したい場合でも、近辺を行き来する携帯端末とメールを共有し、かつ共有先の端末が通信可能な環境へ移動することで、メール作成者は、通信状況の悪い環境に居ながらにしてメールを送信先へ届けることが可能となる。
この効果は、特に、メール送信を行いたい携帯端末が通信状態の悪い環境に居続けてもメールを相手に送信できる点で特に優れている。
また、別の例では、災害避難場所などの移動が困難な場所で、通信環境が悪い場合、メールを送信したい場合、利用者は、それぞれ各自で通信可能な場所まで移動する必要があったが、一人が代表してメールを預かり受け、通信環境の良い場所に移動して、全員のメールを送信することが可能となる。
換言すれば、メール送信が出来ない移動困難な被災地にいる複数人のメールを共有することで、体力のある者などが一人でも通信可能な環境へ移動することで、被災地で共有したメールを全て送信することができる。
図8は、別の実施例の移動体通信システムにおける共有メールの流れを概略的に例示した説明図である。
メール送信元となる携帯端末は、移動体通信網に接続不能であることを検出すると、予め設定されている共有メールの送信数を取得し、第2の通信手段を使用して通信可能な共有先となる候補の携帯端末を検出する。図8に示す様に、多数の候補があるときは、候補の中から設定に基づく順位付けを行い、共有メールの設定送信数に成るまで、共有メールを送信する。
また、送信元となる携帯端末は、複数の第2の通信手段がある場合、自端末の省電力設定に基づいて、何れを使用するか選択し、選択した第2の通信手段で通信可能である第2の端末に対して、共有メールを送信する。例えば、無線LANとBluetoothを備えた端末は、先にBluetoothを使用して、共有メールの送信を図り、その後に無線LANを使用して、共有メールの送信を図る。
また、送信元となる携帯端末は、共有メールのサーバへの到達可能性の設定に基づいて、第2の通信手段、及び共有メールを送信する数を選択し、選択に基づき共有メールを送信するようにしても良い。このとき、メール共有先となる端末と通信し、在圏状態や、使用キャリアなどの情報を用いる。
図8中では、設定に基づき、5台の共有先の端末に共有メールを送信している。また、5台中1台は、他キャリアの携帯端末を選択している。また、通信可能であり、遠隔地にいる端末を優先的に選択している。
共有メールを受け入れた携帯端末は、それぞれのタイミングで、サーバに対して、共有メールを送信する。
サーバは、順次受信する同一の共有メールを識別し、初回の受信時に、送信を所望されている内容のメールを、メールの宛先に送信する。また、メール送信元となる携帯端末からの共有メールを受信すると、送信通知を返信し、送信を所望していたメールが送信された時刻等を通知する。
以上説明したように、本発明を適用したメールシステムは、携帯端末の通信不能状態が続く場合でも、電子メール等を送信相手に送ることが可能であるメールシステムおよびその方法を提供できる。
また、本発明の具体的な構成は前述の実施の形態及び実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があってもこの発明に含まれる。
本発明は、メール機能を有する移動体通信システムに適用できる。また、移動体通信方式の異なる端末間であっても、共通の通信方式を用いて、相互に共有メールの共有先となりえる。
100 携帯端末
110 制御部
120 通信部
130 第2の通信部
140 入力部
150 出力部
160 記憶部
200 携帯端末
210 制御部
220 通信部
230 第2の通信部
240 入力部
250 出力部
260 記憶部
300 基地局
400 サーバ
410 補助記憶装置
411 共有メール識別プログラム
412 メール代理送信プログラム
413 共有メールデータベース
1000 携帯端末
1001 端末・基地局間通信部
1002 端末間通信部
1003 メール機能部
1004 通信環境識別部
1005 送信失敗メール共有設定部
1006 共有情報添付部
1007 メールID添付部
1008 メール作成元情報添付部
1009 共有メール送信部
1010 送信通知確認部
1011 暗号化部
2000 携帯端末
2001 端末・基地局間通信部
2002 端末間通信部
2003 通信環境識別部
2004 送信失敗メール共有受付設定部
2005 共有メール保存部
2006 メール共有先情報添付部
2007 共有メール送信部
3000 基地局
3001 端末・基地局間通信部
3002 基地局・サーバ間通信部
4000 サーバ
4001 基地局・サーバ間通信部
4002 共有情報識別部
4003 検索・登録部
4004 データベース保存部
4005 共有メールフィルタリング部
4006 作成元識別部
4007 送信通知部
4008 復号部

Claims (30)

  1. メールの送受信処理を行うサーバと、所望内容のメールの送信に使用できる移動体通信規格に基づく第1の通信手段と 第1の通信手段と異なる通信規格である第2の通信手段とを備え、メールの送信機能を有する第1の端末と、前記第2の通信手段と通信可能であり、前記サーバと通信可能である第2の端末とを備え、
    前記第1の端末は、前記第2の通信手段を使用して、前記第2の端末に作成されたメールの内容が含まれる共有メールを送信する共有メール送信手段を備え、前記共有メール送信手段による共有メールの送信後に前記第1の通信手段を使用して前記サーバと通信可能となった場合に、送信を所望した前記メールを再送信せずに、前記第2の端末に対して送信した前記共有メールを前記第1の通信手段を使用して前記サーバに送信し、
    前記第2の端末は、前記共有メール送信手段から受信した共有メールを、前記サーバに送信する共有メール転送手段を備え、受信した共有メールを転送し、
    前記サーバは、受信した共有メールを識別し、前記第1の端末の送信を所望した内容を、前記メールの宛先に送信するメール送信手段を備え、前記第1の端末および前記第2の端末からそれぞれのタイミングで受信する同一内容の共有メールを識別した際に、最初の受信時に前記メールの内容を宛先に送信する一方、次回以後の前記共有メールの受信時には宛先に送信しない
    ことを特徴とする移動体通信におけるメールシステム。
  2. メールの送受信処理を行うサーバと、所望内容のメールの送信に使用できる移動体通信規格に基づく第1の通信手段と 該第1の通信手段と異なる通信規格である第2の通信手段とを備えて、メールの送信機能を有する第1の端末と、前記第2の通信手段と通信可能であり、前記サーバと通信可能である複数の第2の端末とを備え、
    前記第1の端末は、前記第2の通信手段を使用して、前記第2の端末に作成されたメールの内容が含まれる共有メールを送信する共有メール送信手段を備え、該共有メールを送信する際に送信するメール内容に秘匿性を持たせるように、前記メールの内容を分割した複数の共有メールを作成して、複数の共有メールを夫々別の第2の端末に配分して送信し、
    前記複数の第2の端末は、前記共有メール送信手段から受信した共有メールを、前記サーバに送信する共有メール転送手段を備え、受信した共有メールを転送し、
    前記サーバは、受信した前記複数の共有メールを識別し、前記第1の端末の送信を所望した内容を復元してから、前記メールの宛先に送信するメール送信手段を備える
    ことを特徴とする移動体通信におけるメールシステム。
  3. 前記第1の端末は、前記第1の通信手段を使用して所望する前記メールの送信を試みて送信できなかったことを検出した際に、前記第2の通信手段を使用して、前記第2の端末に前記メールの内容が含まれる共有メールの送信を試みる処理に移行することを特徴とする請求項1又は2に記載のメールシステム。
  4. 前記サーバは、前記メールの宛先に送信するメールの態様を、共有メールの仕組みが用いられていることを認知可能とするか、通常のメール態様にするかを、前記第1の端末から前記共有メールが送信された時刻と前記メールの内容を宛て先に送信可能となった時刻から求まる遅延時間に基づいて、区分することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載のメールシステム。
  5. 前記サーバは、前記第1の端末から共有メールを受信した場合、前記メールの内容を宛先に送信した際の送信結果前記第1の端末に対して通知することを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載のメールシステム。
  6. 前記第1の端末は、共有メールを第2の端末に送信するときに、前記第2の通信手段の通信可能圏内にある複数の第2の端末内で共有メールの送信に伴い第2の端末のユーザが対価支払いの発生しない第2の端末に対して優先的に、共有メールを送信することを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載のメールシステム。
  7. 前記第1の端末は、共有メールを第2の端末に送信するときに、前記第2の通信手段の通信可能圏内にある複数の第2の端末内でより遠隔地に存在すると判断できた第2の端末に対して優先的に、共有メールを送信することを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載のメールシステム。
  8. 前記第1の端末は、共有メールを複数の第2の端末に送信するときに、前記第2の通信手段の通信可能圏内であり且つ別キャリアの基地局を使用する第2の端末をそれぞれ優先して含ませて、同一内容の共有メールを送信することを特徴とする請求項1ないし7の何れか一項に記載のメールシステム。
  9. 前記第1の端末は、共有メールを第2の端末に送信するときに、前記第2の通信手段の通信可能圏内にある複数の第2の端末内で移動体通信網に対する過去所定期間内の在圏確率より良い第2の端末に対して優先的に、共有メールを送信することを特徴とする請求項1ないし8の何れか一項に記載のメールシステム。
  10. 前記第1の端末は、共有メールを第2の端末に送信するときに、共有メールに含まれている 送信を希望したメールの内容を、前記サーバが復号可能に暗号化して送信し、
    前記サーバは、受信した共有メールを識別し、前記第1の端末の送信を所望した内容を復号して、前記メールの宛先に送信する
    ことを特徴とする請求項1ないし9の何れか一項に記載のメールシステム。
  11. 前記第2の端末は、共有メールを受け付ける条件の一つとして、第1の端末との距離を有することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載のメールシステム。
  12. 前記第2の端末は、共有メールの送信元である第1の端末と通信不能であることを共有メールの転送条件の一つと設定可能であり該送信条件に従って共有メールを前記サーバに対して送信することを特徴とする請求項1ないし11の何れか一項に記載のメールシステム。
  13. 前記第1の端末は、前記第2の通信手段として、複数の通信規格に基づいた通信手段を有し、共有メールを第2の端末に送信するときに、省電力設定に基づいて、前記第2の通信手段として用いる通信規格自動的に選択し、選択した通信規格の通信手段で通信可能である第2の端末に対して、共有メールを送信することを特徴とする請求項1ないし12の何れか一項に記載のメールシステム。
  14. 前記第1の端末は、共有メールを第2の端末に送信するときに、共有メールの前記サーバへの到達可能性の設定に基づいて、使用する前記第2の通信手段、及び共有メールを送信する第2の端末の数を自動的に選択し、選択に基づき共有メールを送信することを特徴とする請求項1ないし13の何れか一項に記載のメールシステム。
  15. 前記第1の端末は、同一内容の共有メールを複数の第2の端末に送信するときに、前記複数の第2の端末それぞれに対する同一内容の共有メールの送信を間欠的に行うことを特徴とする請求項1ないし14の何れか一項に記載のメールシステム。
  16. 請求項1ないし15の何れか一項に記載の第1の端末。
  17. 請求項11又は12に記載の第2の端末。


  18. 請求項1ないし15の何れか一項に記載の第1の端末と、請求項1ないし15の何れか一項に記載の第2の端末の両方の機能を有する端末。
  19. 請求項1ないし15の何れか一項に記載のサーバ。
  20. 所望内容のメールの送信に使用できる移動体通信規格に基づく第1の通信手段と 前記第1の通信手段と異なる通信規格である第2の通信手段とを備え、メールの送信機能を有する第1の端末は、前記第2の通信手段を使用して、第2の端末に作成されたメールの内容が含まれる共有メールを送信すると共に、前記共有メールの送信後に前記第1の通信手段により通信可能となった場合に、送信を所望した前記メールを再送信せずに、前記第2の端末に対して送信した前記共有メールを前記第1の通信手段を使用してメールの送受信処理を行うサーバに送信し、
    前記第2の通信手段と通信可能であり、前記サーバと通信可能である前記第2の端末は、受信した共有メールを、前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記第1の端末および前記第2の端末からそれぞれのタイミングで受信した同一内容の共有メールを識別し最初の受信時に前記メールの内容を宛先に送信する一方、次回以後の前記共有メールの受信時には宛先に送信しない
    ことを特徴とする移動体通信におけるメール送信方法。
  21. 所望内容のメールの送信に使用できる移動体通信規格に基づく第1の通信手段と 該前記第1の通信手段と異なる通信規格である第2の通信手段とを備えて、メールの送信機能を有する第1の端末は、前記第2の通信手段を使用して、複数の第2の端末に作成されたメールの内容が含まれる共有メールを送信する際に送信するメール内容に秘匿性を持たせるように、前記メールの内容を分割した複数の共有メールを作成して、複数の共有メールを夫々別の第2の端末に配分して送信し、
    メールの送受信処理を行うサーバと通信可能なった前記夫々別の第2の端末は、受信した共有メールを、前記サーバに転送し、
    前記サーバは、受信した前記複数の共有メールを識別し、前記第1の端末の送信を所望した内容を復元してから、前記メールの宛先に送信する
    ことを特徴とする移動体通信におけるメール送信方法。
  22. 前記第1の端末は、前記第1の通信手段を使用して所望する前記メールの送信を試みて送信できなかったことを検出した際に、前記第2の通信手段を使用して、前記第2の端末に前記メールの内容が含まれる共有メールの送信を試みる処理に移行することを特徴とする請求項20又は21に記載のメール送信方法。
  23. 前記サーバは、前記メールの宛先に送信するメールの態様を、共有メールの仕組みが用いられていることを認知可能とするか、通常のメール態様にするかを、前記第1の端末から前記共有メールが送信された時刻と前記メールの内容を宛て先に送信可能となった時刻から求まる遅延時間に基づいて、区分することを特徴とする請求項20ないし22の何れか一項に記載のメール送信方法。
  24. 前記サーバは、前記第1の端末から共有メールを受信した場合、前記メールの内容を宛先に送信した際の送信結果前記第1の端末に対して通知することを特徴とする請求項20ないし23の何れか一項に記載のメール送信方法。
  25. 前記第1の端末は、共有メールを第2の端末に送信するときに、前記第2の通信手段の通信可能圏内にある複数の第2の端末内で共有メールの送信に伴い第2の端末のユーザが対価支払いの発生しない第2の端末に対して優先的に、共有メールを送信することを特徴とする請求項20ないし24の何れか一項に記載のメール送信方法。
  26. 前記第1の端末は、共有メールを第2の端末に送信するときに、前記第2の通信手段の通信可能圏内にある複数の第2の端末内でより遠隔地に存在すると判断できた第2の端末に対して優先的に、共有メールを送信することを特徴とする請求項20ないし25の何れか一項に記載のメール送信方法。
  27. 前記第1の端末は、共有メールを複数の第2の端末に送信するときに、前記第2の通信手段の通信可能圏内であり且つ別キャリアの基地局を使用する第2の端末をそれぞれ優先して含ませて、同一内容の共有メールを送信することを特徴とする請求項20ないし26の何れか一項に記載のメール送信方法。
  28. 前記第2の端末は、共有メールの送信元である第1の端末と通信不能であることを共有メールの転送条件の一つと設定可能であり該送信条件に従って共有メールを前記サーバに対して送信することを特徴とする請求項20ないし27の何れか一項に記載のメール送信方法。
  29. 前記第1の端末は、共有メールを第2の端末に送信するときに、共有メールに含まれている 送信を希望したメールの内容を、前記サーバが復号可能に暗号化して送信することを特徴とする請求項20ないし28の何れか一項に記載のメール送信方法。
  30. 前記第1の端末は、前記第2の通信手段として、複数の通信規格に基づいた通信手段を有し、共有メールを第2の端末に送信するときに、省電力設定に基づいて、前記第2の通信手段として用いる通信規格を自動的に選択し、選択した通信規格の通信手段で通信可能である第2の端末に対して、共有メールを送信することを特徴とする請求項20ないし28の何れか一項に記載のメール送信方法。
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