JP5182477B2 - 非水系二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、非水系電解質を用いる二次電池に関し、特に負極にSiOxよりなる負極材料を用いる非水系二次電池に関する。
近年、携帯電話、ノート型パソコンに代表される小型携帯機器用の電源、家庭用分散型蓄電システム、電気自動車などに関連して、各種の高エネルギー密度電池の開発が精力的に行われている。特に、黒鉛を負極材料に用いたリチウムイオン電池は、高エネルギー密度を有すること、金属リチウムを負極として用いるリチウム二次電池に比べて、安全性、サイクル特性などの信頼性が優れることなどの理由により、小型携帯機器用の電源として、その市場が飛躍的に拡大している。
リチウムイオン電池は、正極としてLiCoO2、LiMn24などに代表されるリチウム含有遷移金属酸化物を用い、負極として黒鉛に代表される炭素系材料を用いている。現在、リチウムイオン電池のより一層の高容量化が進められているが、正極酸化物及び負極炭素系材料の改良による高容量化は、ほぼ限界である500Wh/lに達したため、過度な活物質充填率の向上、セパレータの薄型化、充電電圧の高電圧化等により無理な高容量化を進めざるを得ない状況にある。この結果、リチウムイオン電池の特徴である安全性を脅かすこととなり、500Wh/lを超える電池は市販されているものの安全性が懸念される。
リチウムイオン電池において、従来の材料系での高容量化が限界に達した今、高エネルギー密度化に向け、信頼性、安全性を有し、高エネルギー密度化が可能な新たな材料系が希求されている。
負極材料においては、高容量材料として、黒鉛の理論容量であるC6Li(372mAh/g)を超える炭素材料、1000mAh/gを超えるリチウム吸蔵能を有するポリアセン系有機半導体に代表される多環芳香族系縮合ポリマー等が開発されている。また、別の方向性としてSi、SnとLiの合金系材料、Si、Sn等をベースとした酸化物系材料も高容量材料として注目されている。これら材料の中で合金系材料は、最も高い質量あたりの容量が期待されているが、充放電の繰り返しにおける材料自身の微粉化問題を本質的に有することから、実用化へのハードルは高い。一方、合金に比べ体積膨収が少ない酸化物系材料は、容量においては合金材料に比べ劣るものの、例えば、特許文献1(特開2006−62949号公報)に記載されているSi−C−O複合材料は、容量が900mAh/gと黒鉛系材料の3倍程度と大きな値を示し、かつ、50サイクル後容量も初期の95%程度と良好なサイクル特性が得られている。
一方、リチウムイオン電池あるいはキャパシタなどの蓄電デバイスにおいて、活物質にあらかじめリチウムイオンを担持させること(以下、プリドープと呼ぶ)により、蓄電デバイスの高容量化、高電圧化する技術が注目されている。プリドープは古くから実用化されている技術であり、例えば、非特許文献1(矢田静邦,工業材料,Vol.40,No.5,32(1992))、特許文献2(特開平3−233860号公報)には、リチウムを負極活物質であるポリアセン系骨格構造を含有する不溶不融性基体にプリドープさせた、高電圧かつ高容量な蓄電デバイスが開示されている。プリドープ法に関しては、あらかじめリチウムを担持させた電極を用いて蓄電デバイスに組み込む方法、リチウム金属などを電極成形時に混合する方法などが知られているが、簡便かつ実用的なプリドープ法に関しては、活物質を含有する電極にリチウム金属箔を接触させる方法があり、実際、コイン型電池で実用化されている。
また、特許文献3(国際公開第98/33227号パンフレット)には、貫通孔を備えた集電体上に電極層を形成し、電池内に配置されたリチウム金属と負極を短絡することにより、リチウムイオンが集電体の貫通孔を通過し、すべての負極にプリドープする技術も開示されており、電極が巻回構造、積層構造をとる円筒型、角型電池等に有効な技術である。
上記のように酸化物系材料、特にSi系酸化物は質量あたりのリチウム吸蔵能は高く、電池の高エネルギー密度化において有望な材料であるが、リチウム吸蔵時に体積変化が炭素材料に比べて大きいことから、サイクル特性を確保するためには、バインダー量を増加するなどの必要があった。
特開2006−62949号公報 特開平3−233860号公報 国際公開第98/33227号パンフレット 矢田静邦,工業材料,Vol.40,No.5,32(1992)
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、エネルギー密度が高く、かつ、優れたサイクル特性を有する非水系二次電池を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、正極、負極及び非水系電解質を備えた非水系二次電池において、正極としてリチウムを電気化学的に吸蔵及び放出し得る材料を用い、負極としてSiOx(0.3≦x≦1.6)を主成分とする活物質粒子とバインダーで成形されたものを用い、かつ、充放電時に電極ユニットを3Kgf/cm2以上で加圧することにより、得られた非水系二次電池は、サイクル特性が著しく向上することを見出し、本発明を完成するに至った。なお、本発明において、正極、負極とは、それぞれ正極活物質層(即ち、正極活物質を含む正極合材層)、負極活物質層(即ち、負極活物質を含む負極合材層)を意味し、集電体は含まない。
従って、本発明は、下記非水系二次電池を提供する。
〔1〕 正極、負極及び非水系電解質を備えた円筒型非水系二次電池において、正極がリチウムを電気化学的に吸蔵及び放出し得る材料からなり、負極が、SiOx(0.3≦x≦1.6)からなる活物質を、ポリイミド系樹脂からなるバインダーで成形したものを含み、このバインダー量がSiOx(0.3≦x≦1.6)の質量に対し13質量%以下であり、上記活物質にリチウムをプリドーピングさせてなり、正極、負極、集電体及び非水系電解質より構成される電極巻回ユニットが、充電終了状態の巻回径の寸法に対して、円筒型電池電槽の内径が小さく、これにより充放電時に、電極巻回ユニットを3Kgf/cm2以上に加圧することを特徴とする、円筒型非水系二次電池。
〔2〕 正極、負極及び非水系電解質を備えた、角型、扁平型又は箱型の非水系二次電池において、正極がリチウムを電気化学的に吸蔵及び放出し得る材料からなり、負極が、SiOx(0.3≦x≦1.6)からなる活物質を、ポリイミド系樹脂からなるバインダーで成形したものを含み、このバインダー量がSiOx(0.3≦x≦1.6)の質量に対し13質量%以下であり、上記活物質にリチウムをプリドーピングさせてなり、正極、負極、集電体、ならびに正極、負極の間に介在する非水系電解質及びセパレータより構成される電極積層ユニット、この電極積層ユニットの層の外側に、電極積層ユニットの積層を挟む板を備え、充放電時に、前記板で挟みながら外部から電極積層ユニットの積層に対して3Kgf/cm2以上に加圧することを特徴とする、角型、扁平型又は箱型の非水系二次電池。
〔3〕 SiOx(0.3≦x≦1.6)が、表面に炭素材料をSiOxに対し1〜50質量%で複合させたものである〔1〕又は〔2〕記載の非水系二次電池。
上記構成によれば、サイクル特性に優れた非水系二次電池が得られ、特に、バインダーを結着強度の高いポリイミド系樹脂とし、更に、バインダー量を減少させた場合、電極ユニットを3Kgf/cm2以上で加圧した効果が大きい。また、SiOx(0.3≦x≦1.6)を主成分とする活物質粒子にリチウムをプリドーピングした場合、エネルギー密度の高い非水系二次電池が得られる。更に、円筒型電池は、角型、扁平型等の電池構造に比べ、圧力に対して強いことから、電極ユニットへの高い加圧力が得られ易い。
本発明の非水系二次電池は、エネルギー密度が高く、かつ、優れたサイクル特性が得られるという効果を奏する。
本発明による非水系二次電池は、正極、負極及び非水系電解質を備えた非水系二次電池において、正極がリチウムを電気化学的に吸蔵及び放出し得る材料からなり、負極がSiOx(0.3≦x≦1.6)を主成分とする活物質粒子をバインダーで成形したものを含む。
本発明において、負極はSiOx(0.3≦x≦1.6)を主成分とする活物質粒子とバインダーで成形されたものである。SiOxにおけるxは0.3≦x≦1.6であり、xが下限値未満の時、Si比率が高いため充放電時の体積変化が大きくなりすぎ、サイクル特性が低下する傾向にあり、xが上限値を超える場合、Si比率が低下し、本発明の目的であるエネルギー密度向上効果を得にくくなる。この観点から、xは特に0.7≦x≦1.2が好ましい。SiOxの製造法は特に限定されるものではないが、例えば、特開2002−260651号公報に記載の方法で製造可能であり、製造時にSiOxに炭素、窒素等を複合することも可能である(以下の説明において、SiOxと記載した場合、このように他元素を複合させたものも含む。)。
また、負極に含まれるSiOxには、サイクル特性を向上させる目的でSiOxの表面に炭素材料をSiOxに対し1〜50質量%で複合させたものを用いることもできる。炭素材料はSiOxに対し5〜30質量%が好ましく、5〜20質量%が特に好ましい。複合させる炭素量が1質量%未満では、当該SiOxを単独で負極活物質として用いた場合、負極膜の導電性が少なく、炭素複合の意味がなく、50質量%を超えると、炭素の割合が多くなりすぎ、負極容量が減少してしまい、本発明の目的であるエネルギー密度向上効果を得にくくなる場合がある。複合方法については特に限定するものではないが、CVD等の手法を用いることができる(以下の説明において、SiOxと記載した場合、このように炭素材料を複合させたものも含む。)。
本発明の負極は、例えば、平均粒径0.5〜30μm、特に1〜20μm程度の上記SiOx粉末を、バインダーと混合して例えば集電体上に成形することにより得られる。なお、この平均粒径は、レーザー光回折法による粒度分布測定における質量平均値D50(即ち、累積質量が50%となるときの粒子径又はメジアン径)として測定した値である。
本発明の負極の成形は、所望の非水系二次電池の形状、特性などを考慮しつつ、公知の方法により行うことができる。
成形に用いるバインダー樹脂は特に限定されるものではなく、具体的には、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリ四フッ化エチレンなどのフッ素系樹脂;フッ素ゴム、SBRなどのゴム系材料;ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン;アクリル樹脂;ポリイミド系樹脂等が例示されるが、特にポリイミド系樹脂を用いることで良好なサイクル特性が得られる。
負極成形混合物におけるバインダー配合量は、本発明のSiOxの種類、粒径、形状、充放電時におけるSiOxのSi原子に対するリチウム量等に応じて適宜決定すれば良いが、電極ユニットを加圧しない場合、結着強度の高い樹脂(例えば、ポリイミド系樹脂:結着強度を高めるために電極形成後180℃以上に加熱処理したもの等)を用いても、サイクル特性を考慮した場合、SiOxの質量に対し15%以上(炭素材料に比べ2〜3倍量)用いる必要があった。本発明では、充放電時に電極ユニットを3Kgf/cm2以上で加圧することにより、このバインダー配合量を低下させることも可能であり、バインダー量をSiOxの質量に対し13%以下とした場合においても良好なサイクル特性が得られる。好ましいバインダー量はSiOxの質量に対し3〜10%、特に5〜10%である。
また、本発明の負極に、必要に応じ、導電剤を添加することも可能である。本発明の負極に添加する導電剤の種類、量は特に限定されるものではなく、活物質の電子伝導性(炭素材料との複合の有無)、平均粒径、形状などにより適宜決定されるものであり、添加する場合、その量はSiOxの質量に対し1〜30%、特に1〜20%程度である。また、SiOx表面に炭素材料が複合されている場合などは導電剤を添加しなくてもよい。導電剤の種類としては、カーボンブラック、アセチレンブラック、黒鉛などの微粉状炭素材料、カーボン繊維や単層又は多層カーボンナノチューブ(例えば昭和電工(株)製のVGCF等)などの繊維状炭素材料や、銅、ニッケルなどの金属材料が例示される。
本発明において、上記負極成形混合物を集電体上に成形し、電極を形成するに際し、使用する集電体は特に限定されるものではないが、銅箔、ステンレス鋼箔、チタン箔などが挙げられる。更に、多孔性集電体である、例えば、エキスパンドメタル、メッシュ、パンチングメタルなどを用いることもできる。
本発明の負極を構成するSiOxに、リチウムをプリドーピングすることも可能であり、該プリドーピングにより、更にエネルギー密度の高い電池を得ることができる。プリドーピングとは、正負極間での通常の充放電前にSiOxにリチウムを吸蔵・担持させることである。SiOxへのリチウムのプリドーピングは、電極を形成した後に行うのが実用的である。
SiOxへのリチウムのプリドーピングの一例として、電極を形成した後、電気化学的に行う方法を具体的に説明する。この方法としては、電池組み立て前に、対極としてリチウム金属を用いる電気化学システムを組み立て、後述の非水系電解液中において、プリドーピングする方法、電解液を含浸した負極にリチウム金属を張り合わせる方法が挙げられる。また、電池組み立て後に、リチウムのプリドーピングを行うには、リチウム金属などのリチウム源と負極とを張り合わせる方法などにより電気的に接触させておき、電池内に電解液を注液することにより、リチウムをプリドーピングする方法があり、実用的には電池組み立て後にプリドーピングすることが好ましい。
一般に負極材料に対するプリドーピングは、不可逆容量を補償する目的、あるいは、正極にリチウムを含まない材料を用いる場合において充放電に必要なリチウムを負極に持たせることを目的としている。しかし、プリドーピング技術の適用に関しては、負極個々の特性(充放電電位、充放電に伴う内部抵抗変化)、目的とする電池特性に応じて検討されるべきものである。例えば、プリドーピング量についても、不可逆容量分だけプリドーピングすれば良いというものではなく、正極リチウム量、正極効率、負極特性(充放電電位、充放電に伴う内部抵抗変化)により異なるものである。
リチウムをプリドープしたSiOxを用いる場合、プリドープにより次の関係を満たす時、特に効果が大きい。すなわち、正極から放出され負極に吸蔵されるリチウムの負極Siに対する原子比をLpとし、負極へプリドーピングするリチウムの負極Siに対する原子比をLnとする時、0.3<Ln、かつ2.5<Ln+Lp<5.5とすることにより、エネルギー密度が高く、かつ、平均電圧、レート特性に優れた非水系二次電池を得ることができる。ここで、正極から放出され負極に吸蔵されるリチウムとは、正極に電気化学的に放出可能なリチウムを含む材料を用いる場合において初回充電量から算出されるリチウム量である。
負極へプリドーピングするリチウムの負極Siに対する原子比Lnは0.3<Lnであることが好ましい。正極に電気化学的に放出可能なリチウムを含む材料を用いる場合は、好ましくは0.8<Ln、更に好ましくは1.2<Lnである。また、正極に電気化学的に放出可能なリチウムを含まない材料を用いる場合は、好ましくは2.5<Ln、更に好ましくは3.5<Lnである。Lnの値が下限以下の場合、プリドープによる高エネルギー密度化、平均電圧の向上等の効果が得られない場合がある。
本発明において使用する正極(正極活物質)としては、リチウムを電気化学的に吸蔵及び放出し得る材料であれば特に限定されず、例えば、電気化学的に放出可能なリチウムを含むものとして、リチウム複合コバルト酸化物、リチウム複合ニッケル酸化物、リチウム複合マンガン酸化物、あるいはこれらの混合物、更にはこれら複合酸化物に異種金属元素を一種以上添加した系などを用いることができる。また、電気化学的に放出可能なリチウムを含まないものとして、マンガン、バナジウム、鉄などの金属酸化物、ジスルフィド系化合物、ポリアセン系物質、活性炭などを用いることも可能である。本発明の正極は、上記正極活物質を公知の方法で電極とすれば良く、例えば、バインダー樹脂を用い、集電体上に成形される。また、必要に応じ、導電剤を添加することも可能である。
本発明において、正極、負極の間に絶縁、電解液保持の目的でセパレータが配置される場合、このセパレータは特に限定されるものではなく、ポリエチレン微多孔膜、ポリプロピレン微多孔膜、あるいはポリエチレンとポリプロピレンの積層膜、セルロース、ガラス繊維、アラミド繊維、ポリアクリルニトリル繊維などからなる織布、あるいは不織布などがあり、その目的と状況に応じ、適宜決定することが可能である。
本発明において使用する非水系電解質としては、リチウム塩を含む非水系電解液、ポリマー電解質、ポリマーゲル電解質などの公知の非水系電解質を用いることが可能であり、正極材料の種類、負極材料の性状、充電電圧などの使用条件などに対応して、適宜決定される。リチウム塩を含む非水系電解液としては、例えば、LiPF6、LiBF4、LiClO4などのリチウム塩を、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジメトキシエタン、γ−ブチロラクトン、酢酸メチル、蟻酸メチルなどの1種又は2種以上からなる有機溶媒に溶解したものを用いることができる。また、電解液の濃度は、特に限定されるものではないが、一般的に0.5〜2mol/l程度が実用的である。電解液は、当然のことながら、水分が100ppm以下のものを用いることが好ましい。なお、本明細書で使用する「非水系電解質」という用語は、非水系電解液及び有機電解液を含む概念を意味するものであり、また、ゲル状及び固体の電解質を含む概念をも意味するものである。
本発明においては、上記正極、上記負極及び上記非水系電解液を備えた非水系二次電池において、充放電時に電極ユニットを3Kgf/cm2以上で加圧する。電極ユニットとは上記正極、負極と集電体及び正極、負極の間に介在する非水系電解質(セパレータ)より構成される。電極ユニットは巻回構造、積層構造などをとるが、この電極ユニットを充放電時に3Kgf/cm2以上で加圧する。加圧方法は特に限定するものではないが、実用的には円筒型電池において電極巻回ユニットの充電終了状態の巻回径の寸法に対して、円筒型電池電槽の内径を小さくすることにより、3Kgf/cm2以上の力をかけるように設計することも可能である。また、角型、扁平型電池、箱型電池等電槽自身が3Kgf/cm2の圧力に耐えられない場合は、直接電池を外部から3Kgf/cm2以上の力を印加しても良い。
本発明での電極ユニットの加圧は、SiOxを主成分とする負極の充電時における体積変化(厚み増加)を利用することが可能である。例えば、円筒型電池において、巻回された電極ユニットは充電によりその外径が大きくなるが、缶内径よりも大きくなろうとする場合、円筒缶により拘束され電極ユニットには圧力が加わることになる。0.3mm厚の円筒缶の場合、20Kgf/cm2の圧力でも変形はほとんどないことから、この原理を用いて電極ユニットを加圧するのが容易である。
本発明での電極ユニットは3Kgf/cm2以上で加圧され、好ましくは5Kgf/cm2以上であり、実用的には50Kgf/cm2以下である。加圧力が下限値未満の場合、サイクル特性が低下する、あるいは、多量のバインダー、導電剤等が必要となりエネルギー密度が低下する。
本発明の非水系二次電池の形状、大きさなどは特に限定されるものではなく、それぞれの用途に応じて、円筒型、角型、扁平型、箱型などの任意の形状及び寸法のものを選択すればよいが、円筒型電池は角型、扁平型等の電池構造に比べ圧力に対して強いことから、電極ユニットへの高い加圧力が得られ易い。
高容量材料であるSiOxを負極材料として用い、充放電時に電極ユニットを加圧する本発明の非水系二次電池は、例えば、携帯機器用分野において希求される電池の大幅な高エネルギー密度化に応えることができ、かつ、良好なサイクル特性を有する。
以下に実施例を示し、本発明の特徴とするところを更に明確化するが、本発明は下記の実施例により何ら限定されるものではない。
(SiOx負極の試作)
下記の物性を有するSiOx炭素複合体(信越化学工業製:KSC801)を用いて、負極を作製した。
SiOx:x=1.0
SiOxの炭素複合量:SiOxに対し5質量%
SiOx炭素複合体の粒径(D50%):7.0μm
バインダーにはポリイミド樹脂(宇部興産社製:U−ワニスA、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)溶液、固形分18.1質量%)を用いた。上記SiOxとバインダーを質量比で90:10(固形分量)の配合比にて混練し、NMPで粘度調整をしてスラリーを得た。集電体であるCu箔(厚み:18μm)に、該スラリーを塗布後乾燥して、厚み38μm、密度が1.00g/cm3の負極を得た。負極の電気伝導度は1.9×10-1S/cmであり、リチウムイオン電池用負極として十分な伝導度を有していた。また強度については、軸芯巻付け(4mmφ軸)及びアセトン浸漬に対しても剥れ・脱落等は見られず、以下の電気化学的評価に対し、十分な強度を持つことを確認した。
(SiOx負極を用いた非水系二次電池の試作及び評価)
Ni系正極材料であるLiNi0.8Co0.22を活物質とし、正極を作製した。正極活物質、アセチレンブラック(導電剤)、PVdF(バインダー)を92/4/4(質量比)にてNMP溶液中で混合し、正極合剤スラリーを得た。該スラリーをAl集電箔上(厚さ20μm)に塗工して乾燥後、プレスにより、密度3.05g/cm3、厚さ107μmの正極を得た。この正極単極の初期充放電特性は4.3V−2.7Vで175mAh/gの容量を有し、初期充放電効率は82%であった。
上記で作製した厚み38μmのSiOx電極(SiOx負極を集電体上に形成した電極)(200℃真空下、10時間乾燥)と上記Ni系正極(上記の厚さ107μmの正極を集電体上に形成した電極)(170℃真空下、10時間乾燥)を組み合わせて、非水系二次電池を試作した。なお、SiOxへのプリドーピングは、厚さ20μmのLi金属をSiOx電極上に貼り付け、セル組み立て後、電解液を注入し、60時間放置することにより電池内で実施した。
電極対向面積は1.4×2.0cm2とし、セパレータには厚さ25μmの多孔性ポリエチレンを介してSiOx電極(Li金属貼り付け)とNi系電極を対向させ、電解液としてエチレンカーボネートとメチルエチルカーボネートを3:7体積比で混合し、溶媒に1mol/lの濃度にLiPF6を溶解した溶液を含浸させた。60時間放置後、試作したセルの内1セルを解体したところ、リチウム金属は負極表面から消失しており、SiOx負極表面にリチウムを張り合わせることにより電池内で電気化学的に接触させ、リチウムをプリドーピングすることが、SiOxにおいて可能であることを確認した。この時の負極へプリドーピングしたリチウムの負極Siに対する原子比Lnは1.8であった。
上記で作製した電池を3mAの電流で4.3Vまで充電し、その後4.3Vの定電圧を印加する定電流定電圧充電を8時間行った。続いて、3mAの定電流で2.0V(負極電圧がリチウム電位に対し0.7V程度に相当)まで放電した。充電容量は18.0mAhであり、放電容量は14.9mAhであった。正極から放出され負極に吸蔵されるリチウムの負極Siに対する原子比Lpは2.7であり、Ln+Lp=4.5である。初期充放電効率は82.8%であり、正極の効率とほぼ等しくなり、負極SiOxに関してはプリドープにより、特性の優れるLi金属電位に対し、0.7Vまでの領域内で利用することが可能となった。
(サイクル試験評価)
上記で作製した電池(アルミラミネート外装)をラミネートセルの外側から板で挟みながら所定の荷重(重り)を加えることによって、外部から加圧することにより、電極ユニット(積層)に対し、1Kgf/cm2、6Kgf/cm2、9Kgf/cm2の圧力で加圧してサイクル特性を評価した。サイクル条件は、3mAの電流で4.3Vまで充電し、その後4.3Vの定電圧を印加する定電流定電圧充電を8時間行い、続いて、3mAの定電流で2.0Vまで放電を繰り返した。1Kgf/cm2の場合、10サイクル目で容量が初期に対し63%となったが、6Kgf/cm2、9Kgf/cm2では、それぞれ98.2%、97.7%となり、電極ユニットを加圧することにより、顕著な効果が得られた。

Claims (3)

  1. 正極、負極及び非水系電解質を備えた円筒型非水系二次電池において、正極がリチウムを電気化学的に吸蔵及び放出し得る材料からなり、負極が、SiOx(0.3≦x≦1.6)からなる活物質を、ポリイミド系樹脂からなるバインダーで成形したものを含み、このバインダー量がSiOx(0.3≦x≦1.6)の質量に対し13質量%以下であり、上記活物質にリチウムをプリドーピングさせてなり、正極、負極、集電体及び非水系電解質より構成される電極巻回ユニットが、充電終了状態の巻回径の寸法に対して、円筒型電池電槽の内径が小さく、これにより充放電時に、電極巻回ユニットを3Kgf/cm2以上に加圧することを特徴とする、円筒型非水系二次電池。
  2. 正極、負極及び非水系電解質を備えた、角型、扁平型又は箱型の非水系二次電池において、正極がリチウムを電気化学的に吸蔵及び放出し得る材料からなり、負極が、SiOx(0.3≦x≦1.6)からなる活物質を、ポリイミド系樹脂からなるバインダーで成形したものを含み、このバインダー量がSiOx(0.3≦x≦1.6)の質量に対し13質量%以下であり、上記活物質にリチウムをプリドーピングさせてなり、正極、負極、集電体、ならびに正極、負極の間に介在する非水系電解質及びセパレータより構成される電極積層ユニット、この電極積層ユニットの層の外側に、電極積層ユニットの積層を挟む板を備え、充放電時に、前記板で挟みながら外部から電極積層ユニットの積層に対して3Kgf/cm2以上に加圧することを特徴とする、角型、扁平型又は箱型の非水系二次電池。
  3. SiOx(0.3≦x≦1.6)が、表面に炭素材料をSiOxに対し1〜50質量%で複合させたものである請求項1又は2記載の非水系二次電池。
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