JP5171483B2 - 平版印刷版の作製方法 - Google Patents
平版印刷版の作製方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5171483B2 JP5171483B2 JP2008221664A JP2008221664A JP5171483B2 JP 5171483 B2 JP5171483 B2 JP 5171483B2 JP 2008221664 A JP2008221664 A JP 2008221664A JP 2008221664 A JP2008221664 A JP 2008221664A JP 5171483 B2 JP5171483 B2 JP 5171483B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- printing plate
- lithographic printing
- acid
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/26—Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
- G03F7/30—Imagewise removal using liquid means
- G03F7/32—Liquid compositions therefor, e.g. developers
- G03F7/322—Aqueous alkaline compositions
Description
(2) (1)記載の平版印刷版の作製方法であって、少なくとも1つの擦り部材を回転させながら前記現像槽内の前記水溶液中で前記平版印刷版原板に接触させ、該平版印刷版原版の非画像部を除去する平版印刷版の作製方法。
(3) (2)記載の平版印刷版の作製方法であって、回転する前記擦り部材を接触させることによる前記平版印刷版原板の前記非画像部の除去動作が、該擦り部材と接触する該平版印刷版原板の部位が前記水溶液に触れてから2sec以上経過後になされる平版印刷版の作製方法。
(4) (3)記載の平版印刷版の作製方法であって、前記擦り部材を、前記現像槽における前記平版印刷版原版の搬送経路の中間より搬送方向下流に配置した平版印刷版の作製方法。
(5) (4)記載の平版印刷版の作製方法であって、前記平版印刷版原版の搬送経路の前記現像槽より搬送方向上流位置にある搬入ローラの近傍、及び前記現像槽より搬送方向下流位置にある搬出ローラの近傍で、前記外部タンク内の前記水溶液を前記平版印刷版原版にスプレーする平版印刷版の作製方法。
(6) (1)〜(5)のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、画像露光された前記平版印刷版原版を、加熱処理した後、前記現像槽に浸漬した状態で処理する平版印刷版の作製方法。
(7) (1)〜(6)のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、前記水溶液が、水溶性樹脂を含有する平版印刷版の作製方法。
(8) (1)〜(7)のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、前記低分子ヒドロキシカルボン酸イオンが、カルボン酸基を少なくとも2つ有するヒドロキシカルボン酸イオンである平版印刷版の作製方法。
(9) (1)〜(7)のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、前記低分子ヒドロキシカルボン酸イオンが、クエン酸イオン、酒石酸イオン、及びリンゴ酸イオンの群から選ばれる少なくとも1種である平版印刷版の作製方法。
(10) (1)〜(9)のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、前記pH緩衝剤が、炭酸イオン及び炭酸水素イオン、ホウ酸イオン、並びに水溶性のアミン化合物及びそのアミン化合物のイオンの群から選ばれる少なくとも1種である平版印刷版の作製方法。
(11) (1)〜(10)のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、前記増感色素が、下記一般式(1)〜(5)のいずれかで表される増感色素である平版印刷版の作製方法。
(式(1)中、Aは置換基を有してもよい芳香族環又はヘテロ環を表し、Xは酸素原子、硫黄原子、又はN−(R3)を表す。R1、R2、及びR3は、それぞれ独立に一価の非金属原子団を表し、AとR1、又はR2とR3はそれぞれ互いに結合して、脂肪族性又は芳香族性の環を形成してもよい。)
(式(2)中、AはS原子若しくはNR6を表し、R6は一価の非金属原子団を表し、Yは隣接するA及び隣接炭素原子と共同して色素の塩基性核を形成する非金属原子団を表し、X1、X2はそれぞれ独立に一価の非金属原子団を表し、X1、X2は互いに結合して色素の酸性核を形成してもよい。)
(式(3)中、=Zは、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、又は上記部分構造式(1´)で表されるアルキリデン基を表し、X1、X2は一般式(2)と同義であり、R7〜R12はそれぞれ独立に一価の非金属原子団を表す。)
(式(4)中、Ar3は置換基を有していてもよい芳香族基又はヘテロ芳香族基を表し、R13は一価の非金属原子団を表す。好ましいR13は芳香族基又はヘテロ芳香族基であって、Ar3とR13が互いに結合して環を形成してもよい。)
(式(5)中、X3、X4、R14〜R21はそれぞれ独立に一価の非金属原子団を表し、好ましいX3、X4はハメットの置換基定数が負の電子供与性基である。)
(12) (1)〜(11)のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、350nm〜450nmの波長のレーザー光で前記平版印刷版原版を画像露光する平版印刷版の作成方法。
(13) (1)〜(12)のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、前記バインダーポリマーが、側鎖に酸基を有する平版印刷版の作製方法。
(14) (1)〜(13)のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、前記平版印刷版原版が、前記画像記録層上に保護層を有する平版印刷版の作製方法。
本発明における平版印刷版原版について、その構成を順次説明する。
最初に、本発明で使用する平版印刷版原版の支持体について説明する。
支持体は、表面が親水性であれば如何なるものでも使用され得るが、寸度的に安定な板状物が好ましく、例えば、紙、プラスチック(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等)がラミネートされた紙、また、例えばアルミニウム(アルミニウム合金も含む。)、亜鉛、銅等のような金属またはその合金(例えばケイ素、銅、マンガン、マグネシウム、クロム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニッケルとの合金)の板、更に、例えば二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロース、酪酸酢酸セルロース、硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール等のようなプラスチックのフィルム、上記の如き金属または合金がラミネートもしくは蒸着された紙もしくはプラスチックフィルム等が挙げられる。これらの支持体のうち、アルミニウム板は寸度的に著しく安定であり、しかも安価であるので特に好ましい。更に、特公昭48−18327号公報に記載されているようなポリエチレンテレフタレートフィルム上にアルミニウムシートが結合された複合体シートも好ましい。通常その厚さは0.05mm〜1mm程度である。
砂目立て処理方法は、塩酸または硝酸電解液中で電気化学的に砂目立てする電気化学的砂目立て方法、およびアルミニウム表面を金属ワイヤーでひっかくワイヤーブラシグレイン法、研磨球と研磨剤でアルミニウム表面を砂目立てするボールグレイン法、ナイロンブラシと研磨剤で表面を砂目立てするブラシグレイン法のような機械的砂目立て法を用いることができ、上記砂目立て方法を単独あるいは組み合わせて用いることもできる。例えば、特開昭56−28893号公報には、機械的砂目立て、化学的エッチングおよび電解グレインを行う方法が記載されている。
具体的には、有用な表面粗さを作る方法は、塩酸または硝酸電解液中で化学的に砂目立てする電気化学的方法であり、適する電流密度は100C/dm2〜400C/dm2の範囲である。さらに具体的には、0.1〜50%の塩酸または硝酸を含む電解液中、温度20〜100℃、時間1秒〜30分、電流密度100C/dm2〜400C/dm2の条件で電解を行うことが好ましい。
好適に用いられるアルカリ剤は、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、アルミン酸ソーダ、メタケイ酸ソーダ、リン酸ソーダ、水酸化カリウム、水酸化リチウム等が挙げられ、濃度と温度の好ましい範囲はそれぞれ1〜50%、20〜100℃であり、アルミニウムの溶解量が5〜20g/m3となるような条件が好ましい。
エッチングの後、表面に残留する汚れ(スマット)を除去するために酸洗いが行われる。用いられる酸としては、硝酸、硫酸、リン酸、クロム酸、フッ酸、ホウフッ化水素酸等が挙げられる。特に電気化学的粗面化処理後のスマット除去処理方法としては、特開昭53−12739号公報に記載されているような50〜90℃の温度で15〜65質量%の硫酸と接触させる方法、および、特公昭48−28123号公報に記載されているアルカリエッチングする方法が好ましく挙げられる。
好ましいアルミニウム支持体の表面粗さ(Ra)は、0.3〜0.7μmである。
以上のようにして砂目立て処理されたアルミニウム支持体は、さらに陽極酸化処理を施してもよい。陽極酸化処理は、当該技術分野において従来から行われている方法で行うことができる。
具体的には、硫酸、リン酸、クロム酸、シュウ酸、スルファミン酸、ベンゼンスルフォン酸等あるいはこれらの二種以上を組み合わせて、水溶液または非水溶液中でアルミニウムに直流または交流を流すと、アルミニウム支持体表面に陽極酸化皮膜を形成することができる。
陽極酸化処理の条件は、使用される電解液によって種々変化するので一概に決定され得ないが、一般的には電解液の濃度が1〜80%、液温5〜70℃、電流密度0.5〜60アンペア/dm2、電圧1〜100V、電解時間10〜100秒の範囲が適当である。
これらの陽極酸化処理のうちでも特に英国特許第1,412,768号明細書に記載されている、硫酸中、高電流密度で陽極酸化する方法、および、米国特許第3,511,661号明細書に記載されているリン酸を電解浴として陽極酸化する方法が好ましい。
陽極酸化皮膜は1〜10g/m2であることが好ましい。1g/m2未満であると版に傷が入りやすく、10g/m2を超えると製造に多大な電力が必要となり経済的に不利である。好ましくは、1.5〜7g/m2であり、更に好ましくは、2〜5g/m2である。
具体的には、有機下塗り層に用いられる有機化合物としては例えば、カルボキシメチルセルロース、デキストリン、アラビアガム、2−アミノエチルホスホン酸等のアミノ基を有するホスホン酸類、置換基を有してもよいフェニルホスホン酸、ナフチルホスホン酸、アルキルホスホン酸、グリセロホスホン酸、ポリビニルホスホン酸、メチレンジホスホン酸およびエチレンジホスホン酸等の有機ホスホン酸、置換基を有してもよいフェニルリン酸、ナフチルリン酸、アルキルリン酸およびグリセロリン酸等の有機リン酸、置換基を有してもよいフェニルホスフィン酸、ナフチルホスフィン酸、アルキルホスフィン酸およびグリセロホスフィン酸等の有機ホスフィン酸、グリシンやβ−アラニン等のアミノ酸類、およびトリエタノールアミンの塩酸塩等のヒドロキシル基を有するアミンの塩酸塩等から選ばれる。これらは二種以上混合して用いてもよい。
これに用いる溶液は、アンモニア、トリエチルアミン、水酸化カリウム等の塩基性物質や、塩酸、リン酸等の酸性物質によりpHを調節することにより、pH1〜12の範囲で使用することもできる。また、平版印刷版原版の調子再現性改良のために、黄色染料を添加することもできる。
有機下塗り層の乾燥後の被覆量は、2〜200mg/m2が適当であり、好ましくは5〜100mg/m2である。被覆量が2mg/m2より少ないと十分な耐刷性が得られない場合がある。また、200mg/m2より大きくても同様である。
本発明で使用する平版印刷版原版の画像記録層(以下、感光層とも云う)は、基本成分として、(i)増感色素、(ii)光重合開始剤、(iii)エチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性化合物及び(iv)バインダーポリマーを含有する。
本発明で使用される増感色素は、吸収したレーザー光のエネルギーを光重合開始剤へエネルギー移動又は電子移動により伝達することが可能な色素である。
上記機能を有する増感色素であれば特に吸収波長は限定されず、露光に用いるレーザーの波長により適宜選択されるが、本発明では、特に、350nmから450nmの波長域に吸収極大を持つ増感色素が好ましく用いられる。この様な増感色素としては、例えば、下記一般式(2)に示されるメロシアニン色素類、下記一般式(3)で示されるジヒドロベンゾピラン類、ジヒドロクマリン類、下記一般式(4)で表される芳香族ケトン類、下記一般式(5)で表されるアントラセン類、等を挙げることができる。
具体例としては、ベンゾジチオール類(例えば、ベンゾジチオール、5−t−ブチルベンゾジチオール、5−メチルベンゾジチオール等)、ナフトジチオール類(例えば、ナフト[1,2]ジチオール、ナフト[2,1]ジチオール等)、ジチオール類(例えば、4,5−ジメチルジチオール類、4−フェニルジチオール類、4−メトキシカルボニルジチオール類、4,5−ジメトキシカルボニルジチオール類、4,5−ジトリフルオロメチルジチオール、4,5−ジシアノジチオール、4−メトキシカルボニルメチルジチオール、4−カルボキシメチルジチオール等)を挙げることができる。
R15〜R32は、各々独立に、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子を表す。但し、R15〜R24の少なくとも一つは、炭素数2以上のアルコキシ基を表す。
ここで、R1、R2およびR3は、各々独立に、ハロゲン原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいアラルキル基、−NR4R5基または−OR6基を表し、R4、R5およびR6は、各々独立に、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基または置換基を有してもよいアラルキル基を表し、k、mおよびnは、0または1〜5の整数を表す。
本発明で使用される重合開始剤としては、特許、文献等で公知である種々の光重合開始剤、あるいは2種以上の光重合開始剤の併用系(光重合開始系)を適宜選択して使用することができる。本発明においては単独で用いる光重合開始剤、2種以上の光重合開始剤を併用した系を総括して単に光重合開始剤という。
例えば400nm付近の光を光源として用いる場合、ベンジル、ベンゾイルエーテル、ミヒラーズケトン、アントラキノン、チオキサントン、アクリジン、フェナジン、ベンゾフェノン、ヘキサアリールビスイミダゾール化合物等が広く使用されている。
ヘキサアリールビスイミダゾール化合物は2種以上併用してもよい。
本発明使用されるエチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性化合物は、エチレン性不飽和二重結合基を少なくとも1個、好ましくは2個以上有する化合物の中から任意に選択することができる。例えばモノマー、プレポリマー、すなわち2量体、3量体およびオリゴマー、またはこれらの共重合体ならびにこれらの混合物等の化学的形態をもつものである。モノマーの例としては、不飽和カルボン酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸等)と脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド等が挙げられる。
イソクロトン酸エステルとしては、エチレングリコールジイソクロトネート、ペンタエリスリトールジイソクロトネート、ソルビトールテトライソクロトネート等がある。
ウレタン(メタ)アクリレート類としては、具体的には、NKオリゴ U−4HA、U−4H、U−6HA、U−6ELH、U−108A、U−1084A、U−200AX、U−122A、U−340A、U−324A、UA−100(新中村化学工業製)、UA−306H、AI−600、UA−101T、UA−101I、UA−306T、UA−306I(共栄社油脂製)、アートレジン UN−9200A、UN−3320HA、UN−3320HB、UN−3320HC、SH−380G、SH−500、SH−9832(根上工業製)、PLEX6661−O(独・Degussa社製)等を挙げることができる。
エチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性化合物の使用量は、感光層の全固形分に対して5〜90質量%の範囲が好ましく、より好ましくは20〜75質量%の範囲である。
本発明で使用するバインダーポリマーは、特に限定されることは無いが、弱アルカリ水溶液への溶解性・現像性の観点から酸基を有する有機重合体が好ましく、特にカルボン酸含有の有機重合体がさらに好ましい。この様な有機重合体としては、側鎖にカルボン酸基を有する付加重合体、例えば特開昭59−44615号、特公昭54−34327号、特公昭58−12577号、特公昭54−25957号、特開昭54−92723号、特開昭59−53836号、特開昭59−71048号に記載されているもの、すなわち、メタクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、クロトン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化マレイン酸共重合体等が挙げられる。
また、側鎖にカルボン酸基を有する酸性セルロース誘導体、ヒドロキシル基を有する付加重合体に環状酸無水物を付加させたものなどが挙げられる。
さらに、特公平7−120040号、特公平7−120041号、特公平7−120042号、特公平8−12424号、特開昭63−287944号、特開昭63−287947号、特開平1−271741号、特開平11−352691号に記載のポリウレタン樹脂も弱アルカリ水可溶または膨潤性バインダーとして有用である。
バインダーポリマーとしては、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ウレタン樹脂が好ましく用いられる。
1から18のアルキル基、炭素数5から20の脂環構造を有するアルキル基または炭素数6から20の芳香環を有する基を表す。
繰り返し単位(1)の具体例としては、以下の(1-1)〜(1−9)に示す構造が挙
げられるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下にポリウレタン樹脂の原料であるジイソシアネート化合物およびジオール化合物について説明する。
ジイソシアネート化合物としては、式(4)で表されるジイソシアネート化合物が挙げられる。
OCN−L−NCO (4)
ジイソシアネートの使用量は、ジオール化合物に対してモル比で好ましくは0.8〜1.2、より好ましくは0.9〜1.1である。ジイソシアネート化合物をジオール化合物に対して過剰に用い、ポリマー末端にイソシアネート基が残存するような場合には、ウレタン化反応終了後にアルコール類またはアミン類等で処理することにより、最終的にイソシアネート基が残存しない形で合成されることが好ましい。
b)ジイソシアネート化合物をジオール化合物過剰の条件下で反応させ得られたアルコール末端のウレタン化合物と、テトラカルボン酸二無水物とを反応させる方法。
架橋性基を有するジイソシアネート化合物としては、例えば、トリイソシアネート化合物と、架橋性基を有する単官能のアルコールまたは単官能のアミン化合物1当量とを付加反応させて得られる生成物がある。
トリイソシアネート化合物としては、例えば下記に示すものが挙げられるが、これに限定されるものではない。
ポリウレタン樹脂の側鎖に不飽和基を導入する方法としては、前述の方法の他に、ポリウレタン樹脂製造の原料として、側鎖に不飽和基を含有するジオール化合物を用いる方法も好適である。そのようなジオール化合物は、例えば、トリメチロールプロパンモノアリルエーテルのように市販されているものでもよいし、ハロゲン化ジオール化合物、トリオール化合物、アミノジオール化合物と、不飽和基を含有するカルボン酸、酸塩化物、イソシアネート、アルコール、アミン、チオール、ハロゲン化アルキル化合物との反応により容易に製造される化合物であってもよい。これら化合物の具体的な例として、下記に示す化合物が挙げられるが、これに限定されるものではない。
(式中、nは1以上の整数を表す。)
式(11)、(12)または(13)で示されるジオール化合物としては具体的には以下に示すものが含まれる。具体例中のnは2以上の整数である。
HO−L8−NH−CO−L9−CO−NH−L8−OH (19)
HO−L9−CO−NH−L8−OH (20)
HO−Ar2−(L16−Ar3)n−OH (21)
HO−Ar2−L16−OH (22)
式(21)または(22)で示されるジオール化合物としては具体的には以下に示すものが含まれる。
本発明におけるポリウレタン樹脂バインダーにおいて、さらに下記式(31)、(32)に示すアミノ基含有化合物を組み合わせてジイソシアネート化合物と反応させ、ウレア構造を形成してポリウレタン樹脂の構造に組み込んでもよい。
硬化皮膜の物性を改良するために、無機充填剤やジオクチルフタレート、ジメチルフタレート、トリクレジルホスフェート等の可塑剤等の添加剤を加えてもよい。これらの添加剤の添加量は、光重合型感光性組成物の全成分の10質量%以下が好ましい。
感光層を形成するための組成物には、塗布面質を向上するために界面活性剤を添加することができる。好適な界面活性剤としては、たとえばフッ素系ノニオン界面活性剤を挙げることができる。
本発明の平版印刷版原版において感光層の被覆量は、塗布乾燥後の質量で約0.1g/m2〜約10g/m2の範囲が好ましく、より好ましくは0.3〜5g/m2であり、更に好ましくは0.5〜3g/m2である。
前記感光層の上には、酸素の重合禁止作用を防止するために酸素遮断性の保護層(オーバーコート層)を設けることが好ましい。
保護層の塗布質量は0.5〜3.0g/m2の範囲が好ましい。0.5g/m2未満では感度が低下することがあり、3.0g/m2を超えると処理プロセスの負担が増大することがある。好ましくは、0.7〜2.5g/m2の範囲、より好ましくは1.0〜2.0g/m2の範囲である。
本発明において、特に好適な結果を得るためには、ポリビニルアルコールの加水分解度が95%以上のものを使用することが望ましい。
(酸変性ポリビニルアルコール)
酸変性ポリビニルアルコールとしては、酸基を適当量含有するビニルアルコール系重合体であれば特に制限は無い。特にスルホン酸基又はカルボキシル基を適当量含有するビニルアルコール系重合体が好ましく用いられ、前者をスルホン酸変性ポリビニルアルコール、後者をカルボン酸変性ポリビニルアルコールという。
酸変性ポリビニルアルコールは、酸基を有する単量体を酢酸ビニルと共に重合した後、酢酸ビニルの一部又は全てをケン化してビニルアルコールとする方法により合成することが好ましいが、ポリビニルアルコールのヒドロキシル基に酸基を有する化合物を結合させて合成することも可能である。
酸変性ポリビニルアルコールは適宜合成したものであっても良く、市販品であっても良い。
酸変性ポリビニルアルコールは、感光層の現像除去性の低下を抑制することができる。なかでも、ケン化度が91モル%以上のものが好ましい。
このような高ケン化度の酸変性ポリビニルアルコールの具体例としては、カルボキシ変性ポリビニルアルコールとして、例えば、株式会社クラレ製KL−118(ケン化度97モル%、平均重合度1800)、KM−618(ケン化度94モル%、平均重合度1800)、KM−118(ケン化度97モル%、平均重合度1800)、KM−106(ケン化度98.5モル%、平均重合度600)、日本合成化学工業株式会社製の、ゴーセナールT−330H(ケン化度99モル%、平均重合度1700)、ゴーセナールT−330(ケン化度96.5モル%、平均重合度1700)、ゴーセナールT−350(ケン化度94モル%、平均重合度1700)、ゴーセナールT−230(ケン化度96.5モル%、平均重合度1500)、ゴーセナールT−215(ケン化度96.5モル%、平均重合度1300)、ゴーセナールT−HS−1(ケン化度99モル%、平均重合度1300)、日本酢ビ・ポバール株式会社製の、AF−17(ケン化度96.5モル%、平均重合度1700)、AT−17(ケン化度93.5モル%、平均重合度1700)が挙げられる。
また、スルホン酸変性ポリビニルアルコールとして、例えば、株式会社クラレ製の、SK−5102(ケン化度98モル%、平均重合度200)、日本合成化学工業株式会社製の、ゴーセランCKS−50(ケン化度99モル%、平均重合度300)が挙げられる。
酸変性ポリビニルアルコールの変性度とは、酸変性ポリビニルアルコールの共重合体中に含まれる酸基を有するユニットのモル比を表す。酸変性ポリビニルアルコールの変性度は、0.1〜20モル%が好ましく、0.2〜5モル%がより好ましい。
A(B,C)2−5D4O10(OH,F,O)2
〔ただし、AはLi,K,Na,Ca,Mg,有機カチオンの何れか、B及びCはFe(II),Fe(III),Mn,Al,Mg,Vの何れかであり、DはSi又はAlである。〕で表される天然雲母、合成雲母等の雲母群、式3MgO・4SiO・H2Oで表されるタルク、テニオライト、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト、リン酸ジルコニウムなどが挙げられる。
上記天然雲母としては白雲母、ソーダ雲母、金雲母、黒雲母及び鱗雲母が挙げられる。また、合成雲母としては、フッ素金雲母KMg3(AlSi3O10)F2、カリ四ケイ素雲母KMg2.5Si4O10)F2等の非膨潤性雲母、及びNaテトラシリリックマイカNaMg2.5(Si4O10)F2、Na又はLiテニオライト(Na,Li)Mg2Li(Si4O10)F2、モンモリロナイト系のNa又はLiヘクトライト(Na,Li)1/8Mg2/5Li1/8(Si4O10)F2等の膨潤性雲母等が挙げられる。また合成スメクタイトも有用である。
層状化合物の粒子径は、その平均径が1〜20μm、好ましくは1〜10μm、特に好ましくは2〜5μmである。粒子径が1μmよりも小さいと酸素や水分の透過の抑制が不十分であり、効果を十分に発揮できない。また20μmよりも大きいと塗布液中での分散安定性が不十分であり、安定的な塗布を行うことができない問題が生じる。また、該粒子の平均の厚さは、0.1μm以下、好ましくは、0.05μm以下、特に好ましくは、0.01μm以下である。例えば、無機質の層状化合物のうち、代表的化合物である膨潤性合成雲母のサイズは厚さが1〜50nm、面サイズが1〜20μmである。
保護層中の無機質層状化合物の含有量は、保護層に使用されるバインダーの量に対し、質量比で5/1〜1/100であることが好ましい。より好ましくは2/1〜1/5である。複数種の無機質の層状化合物を併用した場合でも、これら無機質の層状化合物の合計量が上記の質量比であることが好ましい。
次に上述した平版印刷版原版を用いた平版印刷版の作製方法について、図面を参照して説明する。
平版印刷版原版を処理する水溶液(以下で、処理液あるいは現像液とも云う)に用いられる低分子ヒドロキシカルボン酸イオンは、分子量500以下の低分子化合物であって、低分子ヒドロキシカルボン酸イオンを現像液中に存在させるには、低分子ヒドロキシカルボン酸を現像液に加えて、その後pHを調整してもよいし、低分子ヒドロキシカルボン酸塩を現像液に加えてもよい。また、カルボン酸を二つ以上有する低分子ヒドロキシカルボン酸は、該水溶液中においては少なくとも1つがイオンになっていればよい。
ここでpH緩衝剤とは、アルカリ性の緩衝剤であり、例えば(a)炭酸イオン及び炭酸水素イオン、(b)ホウ酸イオン、(c)水溶性のアミン化合物及びそのアミン化合物のイオン、及びそれらの併用などが挙げられる。すなわち、例えば(a)炭酸イオン-炭酸水素イオンの組み合わせ、(b)ホウ酸イオン、又は(c)水溶性のアミン化合物-そのアミン化合物のイオンの組み合わせなどが、現像液においてpH緩衝作用を発揮し、現像液を長期間使用してもpHの変動を抑制でき、pHの変動による現像性低下、現像カス発生等を抑制できる。特に好ましくは、炭酸イオン及び炭酸水素イオンの組み合わせである。
式<2>中、R18、R19およびR20は、各々水素原子またはアルキル基を表す。但し、R18、R19およびR20のすべてが、水素原子であることはない。
式<1>で示される化合物において、総炭素数値が大きくなると疎水部分が大きくなり、水系の現像液への溶解が困難となる。この場合、有機溶剤、例えば、アルコール等の溶解助剤を添加することにより、良化はするが、総炭素数値が大きくなりすぎた場合、適正混合範囲内で界面活性剤を溶解することはできない場合がある。従って、R8〜R11の炭素数の総和は好ましくは、8〜25であり、より好ましくは11〜21である。
式<2>で示される化合物において、総炭素数値が大きくなると疎水部分が大きくなり、水系の現像液への溶解が困難となる。この場合、有機溶剤、例えば、アルコール等の溶解助剤を添加することにより、良化はするが、総炭素数値が大きくなりすぎた場合、適正混合範囲内で界面活性剤を溶解することはできない場合がある。従って、R18〜R20の炭素数の総和は好ましくは、8〜22であり、より好ましくは10〜20である。
水溶性樹脂は2種以上を併用することもできる。水溶性樹脂の処理液中における含有量は、0.1〜20質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜10質量%である。
なお、符号98は種々の必要な情報を視覚で知らせる表示装置であり、符号99は聴覚で知らせる警報装置である。
また、現像部6の出口にもゴムブレード62が搬出ローラ26に接触状態で配設され、実質的に気密に構成されており、乾燥部10内の空気が現像部6に流入しないようになっている。
したがって、現像部6はPS版4の通過時には空気が若干流入するものの、実質的に気密であり、空気がほとんど流入しない密閉型構成である。
加熱処理に用いられる加熱処理手段は、露光工程に用いられるプレートセッタおよび現像処理工程に使用される現像装置とお互いに接続されて、自動的に連続処理されることが好ましい。具体的にはプレートセッタと、現像装置がコンベアなどの運搬手段によって結合されている製版ラインが挙げられる。プレートセッタと現像装置の間に加熱処理手段が入っていても良く、加熱手段と現像装置は一体の装置となっていてもよい。
また、現像後の印刷版に対して、紫外線光などの活性光線で全面露光を行い、画像部の硬化促進を行ってもよい。全面露光時の光源としては、例えば、カーボンアーク灯、水銀灯、ガリウム灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、タングステンランプ、各種レーザー光などが挙げられる。十分な耐刷性を得るためには露光量としては少なくとも10mJ/cm2以上が好ましく、より好ましくは100mJ/cm2以上である。
全面露光時に同時に加熱を行ってもよく、加熱を行うことによりさらに耐刷性の向上が認められる。加熱装置としては、慣用の対流オーブン、IR照射装置、IRレーザー、マイクロ波装置、ウィスコンシンオーブン等を挙げることができる。このとき版面温度は30℃〜150℃であることが好ましく、より好ましくは、35〜130℃であり、さらに好ましくは、40〜120℃である。具体的には、特開2000-89478号公報に記載の方法を利用することができる。
また、耐刷性等の向上を目的として、現像後の印刷版を非常に強い条件で加熱することもできる。加熱温度は、通常200〜500℃の範囲である。温度が低いと十分な画像強化作用が得られず、高すぎる場合には支持体の劣化、画像部の熱分解といった問題を生じる恐れがある。
このようにして得られた平版印刷版はオフセット印刷機に掛けられ、多数枚の印刷に用いられる。
総面積2000m2の平版印刷版原版を約1ヶ月かけて図3(a)に示した自動現像装置で現像した。自動現像装置の主要な諸元は下記のとおりである。
外部タンクの容量 8リットル
(合計100リットル)
外部タンクと現像槽との間の液循環用ポンプ容量 毎分200cc
処理液 No. 1(pH9.7)
水 7965
炭酸カリウム 150
炭酸水素カリウム 80
エレミノールMON(47%水溶液) 745
(アニオン系界面活性剤 芳香族スルホン酸塩類)
第1燐酸アンモニウム 180
ヘキサメタリン酸ソーダ 180
クエン酸三ナトリウム 150
ヒドロキシアルキル化澱粉 550
(a)機械的粗面化処理
比重1.12の研磨剤(パミス)と水との懸濁液を研磨スラリー液としてアルミニウム板の表面に供給しながら、回転するローラ状ナイロンブラシにより機械的粗面化処理を行った。研磨剤の平均粒径は30μm、最大粒径は100μmであった。ナイロンブラシの材質は6・10ナイロン、毛長は45mm、毛の直径は0.3mmであった。ナイロンブラシはφ300mmのステンレス製の筒に穴をあけて密になるように植毛した。回転ブラシは3本使用した。ブラシ下部の2本の支持ローラ(φ200mm)の距離は300mmであった。ブラシローラはブラシを回転させる駆動モータの負荷が、ブラシローラをアルミニウム板に押さえつける前の負荷に対して7kWプラスになるまで押さえつけた。ブラシの回転方向はアルミニウム板の移動方向と同じであった。ブラシの回転数は200rpmであった。
上記で得られたアルミニウム板をカセイソーダ濃度2.6質量%、アルミニウムイオン濃度6.5質量%、温度70℃の水溶液を用いてスプレーによるエッチング処理を行い、アルミニウム板を10g/m2溶解した。その後、スプレーによる水洗を行った。
温度30℃の硝酸濃度1質量%水溶液(アルミニウムイオンを0.5質量%含む。)で、スプレーによるデスマット処理を行い、その後、スプレーで水洗した。デスマット処理に用いた硝酸水溶液は、硝酸水溶液中で交流を用いて電気化学的粗面化処理を行う工程の廃液を用いた。
60Hzの交流電圧を用いて連続的に電気化学的な粗面化処理を行った。このときの電解液は、硝酸10.5g/L水溶液(アルミニウムイオンを5g/L、アンモニウムイオンを0.007質量%含む。)、液温50℃であった。電流値がゼロからピークに達するまでの時間TPが0.8msec、duty比1:1、台形の矩形波交流を用いて、カーボン電極を対極として電気化学的な粗面化処理を行った。補助アノードにはフェライトを用いた。電解槽はラジアルセルタイプのものを使用した。電流密度は電流のピーク値で30A/dm2、電気量はアルミニウム板が陽極時の電気量の総和で220C/dm2であった。補助陽極には電源から流れる電流の5%を分流させた。その後、スプレーによる水洗を行った。
アルミニウム板をカセイソーダ濃度26質量%、アルミニウムイオン濃度6.5質量%の水溶液を用いてスプレーによるエッチング処理を32℃で行い、アルミニウム板を0.50g/m2溶解し、前段の交流を用いて電気化学的粗面化処理を行ったときに生成した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分を除去し、また、生成したピットのエッジ部分を溶解してエッジ部分を滑らかにした。その後、スプレーによる水洗を行った。
温度30℃の硫酸濃度15質量%水溶液(アルミニウムイオンを4.5質量%含む。)で、スプレーによるデスマット処理を行い、その後、スプレーで水洗した。デスマット処理に用いた硝酸水溶液は、硝酸水溶液中で交流を用いて電気化学的粗面化処理を行う工程の廃液を用いた。
60Hzの交流電圧を用いて連続的に電気化学的な粗面化処理を行った。このときの電解液は、塩酸5.0g/L水溶液(アルミニウムイオンを5g/L含む。)、温度35℃であった。電流値がゼロからピークに達するまでの時間TPが0.8msec、duty比1:1、台形の矩形波交流を用いて、カーボン電極を対極として電気化学的粗面化処理を行った。補助アノードにはフェライトを用いた。電解槽はラジアルセルタイプのものを使用した。
電流密度は電流のピーク値で25A/dm2、電気量はアルミニウム板が陽極時の電気量の総和で50C/dm2であった。その後、スプレーによる水洗を行った。
二段給電電解処理法の陽極酸化装置(第一及び第二電解部長各6m、第一及び第二給電部長各3m、第一及び第二給電極部長各2.4m)を用いて陽極酸化処理を行った。第一および第二電解部に供給した電解液としては、硫酸を用いた。電解液は、いずれも、硫酸濃度50g/L(アルミニウムイオンを0.5質量%含む。)、温度20℃であった。その後、スプレーによる水洗を行った。最終的な酸化皮膜量は2.7g/m2であった。
下記ポリマー(SP2) 0.3g
純水 60.0g
メタノール 939.7g
上記支持体の上にバーコーターを用いて下記組成の感光性組成物を塗布した後、90℃で1分間乾燥した。乾燥後の感光性組成物の質量は1.35g/m2であった。
なお、バインダーポリマーは、表1に示したPP−3を用いた。増感色素は具体例に示した(D40)を用いた。メルカプト基含有ヘテロ環化合物は、具体例に示したSH−8を用いた。
バインダーポリマー PP−3 1.87質量部
増感色素(D40) 0.13質量部
BIMD 0.46質量部
(黒金化成社製ヘキサアリールビスイミダゾール)
ε−フタロシアニン(F1)分散物(25%MEK分散液) 1.70質量部
メルカプト基含有ヘテロ環化合物 SH−8 0.34質量部
フッ素系ノニオン界面活性剤メガファックF−780F
(大日本インキ化学工業(株)製) 0.03質量部
クペロンAL(和光(株)社製)
トリクレジルホスフェート10%溶液 0.12質量部
メチルエチルケトン 27.0質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 26.7質量部
Novoperm Yellow H2G(Clariant(株)社製) 0.20質量部
この感光性層上に、下記組成からなる保護層用水溶液を乾燥塗布質量が2.5g/m2となるようにバーコーターで塗布し、120℃で1分間乾燥させた。
ゴーセランCKS−50(日本合成化学(株)製、ケン化度:99モル%、平均重合度:300、変性度:約0.4モル%)
1.80質量部
ポリビニルピロリドン 0.40質量部
EMALEX710(日本乳化剤(株)製ノニオン界面活性剤) 0.04質量部
パイオニンD230(竹本油脂(株)製界面活性剤) 0.05質量部
ルビスコールV64W(BASF社製) 0.06質量部
下記構造のスルホン酸基含有ポリマー13%水溶液 0.36質量部
純 水 36.0質量部
総面積2000m2の平版印刷版原版を約1ヶ月かけて図3(b)に示した自動現像装置で現像した。尚、平版印刷版原版は実施例1と同じものを使用した。
比較用処理液1(pH9.7)
水 9779.8
炭酸ナトリウム 130
炭酸水素ナトリウム 70
燐酸第一アンモニウム 20
2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3ジオール 0.1
2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン 0.1
(シリカ含有有機樹脂粒子の水分散物の作製)
(1)アートパールJ−7P水分散物の調製
分散安定性向上を目的として、ノニオン界面活性剤(日本エマルジョン(株)製、エマレックス710)を3.0重量部と雲母分散物(コープケミカル(株)MEB−3L 固形分濃度3.4%)を77.0重量部添加し、混合した。この水溶液に、シリカ複合架橋アクリル樹脂粒子(根上工業(株)製アートパールJ−7P、平均粒子径6.6μm)を20重量部加え、(株)日本精機製作所製エースホモジナイザーで、10,000rpmで、15分間分散し、アートパールJ−7P水分散物1を得た。なお、アートパールJ−7Pについて、TEM観察及び蛍光X線分析を行い、表面にシリカが存在していることを確認した。この水分散物は後述の保護層の塗布液に使用した。
厚さ0.30mm、幅1030mmのJIS A 1050アルミニウム板を用いて、以下に示す表面処理を行った。
表面処理は、以下の(a)〜(f)の各種処理を連続的に行った。なお、各処理及び水洗の後にはニップローラで液切りを行った。
(a)アルミニウム板を苛性ソーダ濃度26重量%、アルミニウムイオン濃度6.5重量%、70℃でエッチング処理を行い、アルミニウム板を5g/m2溶解した。その後水洗を行った。
(b)温度30℃の硝酸濃度1重量%水溶液(アルミニウムイオンを0.5重量%含む。)で、スプレーによるデスマット処理を行い、その後水洗した。
(c)60Hzの交流電圧を用いて連続的に電気化学的な粗面化処理を行った。この時の電解液は、硝酸1重量%水溶液(アルミニウムイオン0.5重量%、アンモニウムイオン0.007重量%含む)、温度30℃であった。交流電源は電流値がゼロからピークに達するまでの時間TPが2msec、duty比1:1、台形の矩形波交流を用いて、カーボン電極を対極として電気化学的な粗面化処理を行った。補助アノードにはフェライトを用いた。電流密度は電流のピーク値で25A/dm2、電気量はアルミニウム板が陽極時の電気量の総和で250C/cm2であった。補助陽極には電源から流れる電流の5%を分流させた。その後水洗を行った。
(d)アルミニウム板を苛性ソーダ濃度26重量%、アルミニウムイオン濃度6.5重量%でスプレーによるエッチング処理を35℃で行い、アルミニウム板を0.2g/m2溶解し、前段の交流を用いて電気化学的な粗面化を行ったときに生成した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分の除去と、生成したピットのエッジ部分を溶解し、エッジ部分を滑らかにした。その後水洗した。
(e)温度60℃の硫酸濃度25重量%水溶液(アルミニウムイオンを0.5重量%含む)で、スプレーによるデスマット処理を行い、その後スプレーによる水洗を行った。
(f)硫酸濃度170g/リットル(アルミニウムイオンを0.5重量%含む)、温度33℃、電流密度が5(A/dm2)で、50間陽極酸化処理を行った。その後水洗を行った。この時の陽極酸化皮膜重量が2.7g/m2であった。
このようにして得られたアルミニウム支持体の表面粗さRa(中心線平均粗さ)は0.27μm(測定機器;東京精密(株)製サーフコム、蝕針先端径2ミクロンメーター)であった。
〔中間層塗布液(1)〕
・下記の化合物(1) 0.017重量部
・メタノール 9.00重量部
・水 1.00重量部
画像形成層(感光層)塗布液(1)は下記感光液(1)及びマイクロカプセル液(1)を塗布直前に混合し、撹拌することにより得た。
(感光液(1))
・バインダーポリマー PP−3 0.162重量部
・下記重合開始剤(1) 0.100重量部
・下記赤外線吸収剤(1) 0.020重量部
・エチレン性不飽和化合物
アロニックスM315(東亞合成(株)製) 0.385重量部
(イソシアヌル酸のエチレンオキサイド3モル付加物のトリアクリレート)
・下記フッ素系界面活性剤(1) 0.044重量部
・クリスタルバイオレット(保土谷化学(株)製) 0.050重量部
・メチルエチルケトン 1.091重量部
・1−メトキシ−2−プロパノール 8.609重量部
・下記の通り合成したマイクロカプセル(1) 2.640重量部
・水 2.425重量部
油相成分として、トリメチロールプロパンとキシレンジイソシアナート付加体(三井田ケミカル(株)製、タケネートD−110N、75%酢酸エチル溶液)10重量部、アロニックスM−215(東亞合成(株)製;ビス(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート トルエン混合物)6.00重量部、及びパイオニンA−41C(竹本油脂(株)製)0.12重量部を酢酸エチル16.67重量部に溶解した。水相成分としてPVA−205の4重量%水溶液37.5重量部を調製した。油相成分及び水相成分を混合し、ホモジナイザーを用いて12,000rpmで10分間乳化した。得られた乳化物を、蒸留水25重量部に添加し、室温で30分撹拌後、40℃で2時間撹拌した。このようにして得られたマイクロカプセル液の固形分濃度を、15重量%になるように蒸留水を用いて希釈した。平均粒径は0.2μmであった。
・ポリビニルアルコール(6%水溶液) 2.24重量部
(CKS50、(株)日本合成化学製、ケン化度98.5%、重合度300)
・界面活性剤 2.15重量部
(日本エマルジョン(株)製、エマレックス710、1%水溶液)
・雲母分散液(3.4%水分散物) 3.75重量部
(コープケミカル(株)製、鱗状合成雲母(ソマシフMEB3L))
・前述アートパールJ−7P水分散物1 0.20重量部
・蒸留水 10.60重量部
総面積2000m2の平版印刷版原版を約1ヶ月かけて図3(b)に示した自動現像装置で現像した。尚、平版印刷版原版は実施例2と同じものを使用し、平版印刷版原版を現像処理する現像液は比較例1と同じものを使用した。
4 PS版(平版印刷版)
6 現像部
10 乾燥部
12 側板
14 挿入口
16 搬送ローラ(搬入ローラ)
18 ゴムブレード
20 現像槽
24 ブラシローラ(擦り部材)
26 スクイズローラ(搬出ローラ)
27 版検出センサ
36 ガイドローラ
38 串ローラ
40 排出口
46 通路
50 制御装置
51 制御ROM及びRAM
52 時間計測部
55 外部タンク
55´ 現像液貯留タンク
58 現像液
60 遮蔽蓋
62 ゴムブレード
71 現像液循環用ポンプ
73 電導度センサ
74 ポンプ
80 第1循環用配管
90 第2循環用配管
90´ 現像液補充用配管
98 表示装置
99 警報装置
Claims (14)
- 増感色素、重合開始剤、エチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性化合物、及びバインダーポリマーを含有する画像記録層が親水性支持体上に設けられた平版印刷版原版を画像露光し、
分子量500以下の低分子ヒドロキシカルボン酸イオン、pH緩衝剤、及び界面活性剤を含有するpH8.5〜10.8の水溶液を収容した現像槽と、該現像槽を含む処理パスラインの外に設けられた外部タンクとの間で、該現像槽内の液面レベルを一定に保つように前記水溶液を循環させながら、画像露光された前記平版印刷版原版を該現像槽に浸漬した状態で、前記平版印刷版原版を前記水溶液の1液で処理する平版印刷版の作製方法。 - 請求項1記載の平版印刷版の作製方法であって、
少なくとも1つの擦り部材を回転させながら前記現像槽内の前記水溶液中で前記平版印刷版原板に接触させ、該平版印刷版原版の非画像部を除去する平版印刷版の作製方法。 - 請求項2記載の平版印刷版の作製方法であって、
回転する前記擦り部材を接触させることによる前記平版印刷版原板の前記非画像部の除去動作が、該擦り部材と接触する該平版印刷版原板の部位が前記水溶液に触れてから2sec以上経過後になされる平版印刷版の作製方法。 - 請求項3記載の平版印刷版の作製方法であって、
前記擦り部材を、前記現像槽における前記平版印刷版原版の搬送経路の中間より搬送方向下流に配置した平版印刷版の作製方法。 - 請求項4記載の平版印刷版の作製方法であって、
前記平版印刷版原版の搬送経路の前記現像槽より搬送方向上流位置にある搬入ローラの近傍、及び前記現像槽より搬送方向下流位置にある搬出ローラの近傍で、前記外部タンク内の前記水溶液を前記平版印刷版原版にスプレーする平版印刷版の作製方法。 - 請求項1〜5のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、
画像露光された前記平版印刷版原版を、加熱処理した後、前記現像槽に浸漬した状態で処理する平版印刷版の作製方法。 - 請求項1〜6のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、
前記水溶液が、水溶性樹脂を含有する平版印刷版の作製方法。 - 請求項1〜7のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、
前記低分子ヒドロキシカルボン酸イオンが、カルボン酸基を少なくとも2つ有するヒドロキシカルボン酸イオンである平版印刷版の作製方法。 - 請求項1〜7のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、
前記低分子ヒドロキシカルボン酸イオンが、クエン酸イオン、酒石酸イオン、及びリンゴ酸イオンの群から選ばれる少なくとも1種である平版印刷版の作製方法。 - 請求項1〜9のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、
前記pH緩衝剤が、炭酸イオン及び炭酸水素イオン、ホウ酸イオン、並びに水溶性のアミン化合物及びそのアミン化合物のイオンの群から選ばれる少なくとも1種である平版印刷版の作製方法。 - 請求項1〜10のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、
前記増感色素が、下記一般式(1)〜(5)のいずれかで表される増感色素である平版印刷版の作製方法。
(式(1)中、Aは置換基を有してもよい芳香族環又はヘテロ環を表し、Xは酸素原子、硫黄原子、又はN−(R3)を表す。R1、R2、及びR3は、それぞれ独立に一価の非金属原子団を表し、AとR1、又はR2とR3はそれぞれ互いに結合して、脂肪族性又は芳香族性の環を形成してもよい。)
(式(2)中、AはS原子若しくはNR6を表し、R6は一価の非金属原子団を表し、Yは隣接するA及び隣接炭素原子と共同して色素の塩基性核を形成する非金属原子団を表し、X1、X2はそれぞれ独立に一価の非金属原子団を表し、X1、X2は互いに結合して色素の酸性核を形成してもよい。)
(式(3)中、=Zは、オキソ基、チオキソ基、イミノ基、又は上記部分構造式(1´)で表されるアルキリデン基を表し、X1、X2は一般式(2)と同義であり、R7〜R12はそれぞれ独立に一価の非金属原子団を表す。)
(式(4)中、Ar3は置換基を有していてもよい芳香族基又はヘテロ芳香族基を表し、R13は一価の非金属原子団を表す。Ar3とR13が互いに結合して環を形成してもよい。)
(式(5)中、X3、X4、R14〜R21はそれぞれ独立に一価の非金属原子団を表す。) - 請求項1〜11のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、
350nm〜450nmの波長のレーザー光で前記平版印刷版原版を画像露光する平版印刷版の作成方法。 - 請求項1〜12のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、
前記バインダーポリマーが、側鎖に酸基を有する平版印刷版の作製方法。 - 請求項1〜13のいずれか一項記載の平版印刷版の作製方法であって、
前記平版印刷版原版が、前記画像記録層上に保護層を有する平版印刷版の作製方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008221664A JP5171483B2 (ja) | 2008-08-29 | 2008-08-29 | 平版印刷版の作製方法 |
US12/549,593 US20100055615A1 (en) | 2008-08-29 | 2009-08-28 | Method of preparing lithographic printing plate |
EP09168883.8A EP2159640B1 (en) | 2008-08-29 | 2009-08-28 | Method of preparing lithographic printing plate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008221664A JP5171483B2 (ja) | 2008-08-29 | 2008-08-29 | 平版印刷版の作製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010054959A JP2010054959A (ja) | 2010-03-11 |
JP5171483B2 true JP5171483B2 (ja) | 2013-03-27 |
Family
ID=41127996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008221664A Expired - Fee Related JP5171483B2 (ja) | 2008-08-29 | 2008-08-29 | 平版印刷版の作製方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20100055615A1 (ja) |
EP (1) | EP2159640B1 (ja) |
JP (1) | JP5171483B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2009297598A1 (en) * | 2008-09-24 | 2010-04-01 | Fujifilm Corporation | Process for producing lithographic printing plate |
JP6681750B2 (ja) * | 2016-03-04 | 2020-04-15 | 東京応化工業株式会社 | 洗浄液及び洗浄方法 |
US20190079406A1 (en) * | 2016-03-16 | 2019-03-14 | Agfa Nv | Method for processing a lithographic printing plate |
Family Cites Families (93)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2850445A (en) | 1955-01-19 | 1958-09-02 | Oster Gerald | Photopolymerization |
DE1572136B1 (de) | 1965-06-03 | 1969-09-18 | Du Pont | Fotopolymerisierbares Gemisch |
JPS4420189B1 (ja) | 1965-06-03 | 1969-08-30 | ||
US3511661A (en) | 1966-07-01 | 1970-05-12 | Eastman Kodak Co | Lithographic printing plate |
JPS472528B1 (ja) | 1967-04-13 | 1972-01-24 | ||
DE2033769B2 (de) | 1969-07-11 | 1980-02-21 | Ppg Industries, Inc., Pittsburgh, Pa. (V.St.A.) | Bis-<2-acryloxyäthyl)hexahydrophthalat enthaltende Gemische und Herstellungsverfahren |
BE757124A (fr) | 1969-10-09 | 1971-04-06 | Kalle Ag | Plaques d'impression a plat composee de feuilles |
JPS4828123B1 (ja) | 1970-06-16 | 1973-08-29 | ||
DE2064080C3 (de) | 1970-12-28 | 1983-11-03 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Lichtempfindliches Gemisch |
JPS5120922B2 (ja) | 1971-10-07 | 1976-06-29 | ||
JPS5324989B2 (ja) | 1971-12-09 | 1978-07-24 | ||
BE794482A (fr) | 1972-01-25 | 1973-07-24 | Du Pont | Compositions photopolymerisables contenant des composes cis- alpha -dicarbonyliques cycliques et des sensibilisateurs choisis |
JPS5230490B2 (ja) | 1972-03-21 | 1977-08-09 | ||
DE2363806B2 (de) | 1973-12-21 | 1979-05-17 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Lichtempfindliches Gemisch |
JPS5311314B2 (ja) | 1974-09-25 | 1978-04-20 | ||
ZA757984B (en) | 1974-10-04 | 1976-12-29 | Dynachem Corp | Polymers for aqueous processed photoresists |
BR7700555A (pt) | 1976-02-02 | 1977-10-04 | Eastman Kodak Co | Composicao fotossensivel e respectivo elemento fotografic |
JPS5312739A (en) | 1976-07-22 | 1978-02-04 | Nippon Keikinzoku Sougou Kenki | Desmutting method in electrolytic roughing treatment for aluminum |
JPS5492723A (en) | 1977-12-30 | 1979-07-23 | Somar Mfg | Photosensitive material and use |
US4162162A (en) | 1978-05-08 | 1979-07-24 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Derivatives of aryl ketones and p-dialkyl-aminoarylaldehydes as visible sensitizers of photopolymerizable compositions |
JPS54151024A (en) | 1978-05-18 | 1979-11-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photopolymerizable composition |
JPS5628893A (en) | 1979-08-16 | 1981-03-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | Carrier for lithography plate and manufacture of said carrier |
US4252887A (en) | 1979-08-14 | 1981-02-24 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Dimers derived from unsymmetrical 2,4,5-triphenylimidazole compounds as photoinitiators |
US4459349A (en) | 1981-03-27 | 1984-07-10 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Photosensitive resin composition |
US4410621A (en) | 1981-04-03 | 1983-10-18 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Photosensitive resin containing a combination of diphenyl-imiazolyl dimer and a heterocyclic mercaptan |
JPS5815503A (ja) | 1981-07-20 | 1983-01-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光重合性組成物 |
JPS591504A (ja) | 1982-06-26 | 1984-01-06 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 光重合開始剤組成物 |
JPS5944615A (ja) | 1982-09-07 | 1984-03-13 | Furuno Electric Co Ltd | ジヤイロ装置 |
JPS5945303A (ja) | 1982-09-07 | 1984-03-14 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 高感度光開始剤組成物 |
JPS5953836A (ja) | 1982-09-21 | 1984-03-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性平版印刷版 |
JPS5956403A (ja) | 1982-09-27 | 1984-03-31 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 光重合性組成物 |
JPS5971048A (ja) | 1982-10-18 | 1984-04-21 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 光重合系感光性組成物 |
JPS59140203A (ja) | 1983-02-01 | 1984-08-11 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 高感度光開始剤組成物 |
JPS59189340A (ja) | 1983-04-13 | 1984-10-26 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 高感度光重合開始剤組成物 |
CA1270089A (en) | 1985-08-01 | 1990-06-05 | Masami Kawabata | Photopolymerizable composition |
US4622286A (en) | 1985-09-16 | 1986-11-11 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Photoimaging composition containing admixture of leuco dye and 2,4,5-triphenylimidazolyl dimer |
US4772541A (en) | 1985-11-20 | 1988-09-20 | The Mead Corporation | Photohardenable compositions containing a dye borate complex and photosensitive materials employing the same |
CA1284740C (en) | 1985-11-20 | 1991-06-11 | Peter Gottschalk | Photosensitive materials containing ionic dye compounds as initiators |
JPS62167253A (ja) | 1986-01-17 | 1987-07-23 | 昭和電工株式会社 | 電気比抵抗の高いSiC焼結体 |
JPH0611765B2 (ja) | 1986-01-28 | 1994-02-16 | 日本油脂株式会社 | 光重合開始剤組成物 |
JPS63121050A (ja) * | 1986-11-10 | 1988-05-25 | Konica Corp | 感光材料処理装置 |
JPH0699496B2 (ja) | 1987-01-16 | 1994-12-07 | 富士写真フイルム株式会社 | 光重合性組成物 |
JPH0699497B2 (ja) | 1987-04-16 | 1994-12-07 | 富士写真フイルム株式会社 | 光重合性組成物 |
JPS63287947A (ja) | 1987-05-21 | 1988-11-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性組成物 |
JPH07120040B2 (ja) | 1987-05-21 | 1995-12-20 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性組成物 |
JPS63287944A (ja) | 1987-05-21 | 1988-11-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性組成物 |
JPH07120041B2 (ja) | 1987-05-21 | 1995-12-20 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性組成物 |
JPH07120042B2 (ja) | 1987-05-21 | 1995-12-20 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性組成物 |
JPS6413142A (en) | 1987-07-06 | 1989-01-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photopolymerizable composition |
JPS6413144A (en) | 1987-07-06 | 1989-01-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photopolymerizable composition |
JPH089643B2 (ja) | 1987-07-06 | 1996-01-31 | 富士写真フイルム株式会社 | 光重合性組成物 |
JPS6413141A (en) | 1987-07-06 | 1989-01-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photopolymerizable composition |
JPH07120036B2 (ja) | 1987-07-06 | 1995-12-20 | 富士写真フイルム株式会社 | 光重合性組成物 |
JPS6413143A (en) | 1987-07-06 | 1989-01-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photopolymerizable composition |
JPS6417048A (en) | 1987-07-10 | 1989-01-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photopolymerizable composition |
JPH0812424B2 (ja) | 1987-11-19 | 1996-02-07 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性組成物 |
JPH01229003A (ja) | 1988-03-09 | 1989-09-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光重合性組成物 |
JPH01271741A (ja) | 1988-04-25 | 1989-10-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性組成物 |
US5262276A (en) | 1988-05-11 | 1993-11-16 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Light-sensitive compositions |
JP2547613B2 (ja) | 1988-05-27 | 1996-10-23 | 富士写真フイルム株式会社 | 光重合性組成物 |
JP2571113B2 (ja) | 1988-12-29 | 1997-01-16 | 富士写真フイルム株式会社 | 光重合性組成物 |
JP2631143B2 (ja) | 1989-03-16 | 1997-07-16 | 富士写真フイルム株式会社 | 光重合性組成物 |
JP2582903B2 (ja) | 1989-08-31 | 1997-02-19 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光材料処理装置 |
US5136322A (en) * | 1989-08-31 | 1992-08-04 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Light-sensitive material processing apparatus |
JPH0463447A (ja) | 1990-07-02 | 1992-02-28 | Sharp Corp | 印刷回路基板の電極構造 |
JPH0464128A (ja) | 1990-07-02 | 1992-02-28 | Hitachi Ltd | 画面制御命令合成方法 |
EP0602736B1 (en) * | 1992-12-17 | 1997-11-05 | Eastman Kodak Company | Aqueous developer for lithographic printing plates which exhibits reduced sludge formation |
JP2992418B2 (ja) | 1992-12-22 | 1999-12-20 | 富士写真フイルム株式会社 | ブラシローラ及び平版印刷版処理装置 |
JP3223222B2 (ja) | 1993-12-03 | 2001-10-29 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性印刷版 |
JPH10198044A (ja) | 1997-01-14 | 1998-07-31 | Mitsubishi Chem Corp | 感光性平版印刷版用現像装置及びモルトンローラー |
JP3784931B2 (ja) | 1997-08-13 | 2006-06-14 | コダックポリクロームグラフィックス株式会社 | 感光性平版印刷版の現像方法およびそれに用いる現像液 |
JP3907144B2 (ja) | 1998-04-09 | 2007-04-18 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の製造方法、レーザ走査露光用平版印刷版原版、および光重合性組成物 |
JP2000089478A (ja) | 1998-09-14 | 2000-03-31 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光重合性平版印刷版の製版方法 |
GB9826457D0 (en) * | 1998-12-03 | 1999-01-27 | Agfa Gevaert Ltd | Development of radiation sensitive compositions |
JP2001005193A (ja) | 1999-06-18 | 2001-01-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性平版印刷版の自動現像機 |
JP3924097B2 (ja) | 1999-08-30 | 2007-06-06 | 富士フイルム株式会社 | 感光材料処理装置 |
EP1586448B1 (en) * | 2002-03-06 | 2007-12-12 | Agfa Graphics N.V. | Method of developing a heat-sensitive lithographic printing plate precursor with a gum solution |
JP2003270775A (ja) | 2002-03-13 | 2003-09-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用原版及び平版印刷版の製版方法 |
JP2004219452A (ja) * | 2003-01-09 | 2004-08-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性平版印刷版用自動現像装置の現像補充方法 |
JP2005049466A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像形成方法及び現像液 |
JP2005134658A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像形成方法 |
ATE533089T1 (de) | 2004-05-19 | 2011-11-15 | Agfa Graphics Nv | Verfahren zur herstellung einer fotopolymer- druckplatte |
JP4499507B2 (ja) * | 2004-08-23 | 2010-07-07 | コダック株式会社 | 平版印刷版原版 |
US7507525B2 (en) * | 2005-05-10 | 2009-03-24 | Fujifilm Corporation | Polymerizable composition and lithographic printing plate precursor |
JP2007034215A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Fujifilm Corp | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
JP4815270B2 (ja) * | 2005-08-18 | 2011-11-16 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法及び作製装置 |
JP4911457B2 (ja) | 2005-12-02 | 2012-04-04 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法および平版印刷版原版 |
JP4820640B2 (ja) | 2005-12-20 | 2011-11-24 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版の作製方法 |
ATE526156T1 (de) * | 2006-06-02 | 2011-10-15 | Fujifilm Corp | Bildaufzeichnungsmaterial, flachdruckplattenvorläufer und flachdruckverfahren damit |
EP1868036B1 (en) | 2006-06-14 | 2010-09-22 | Eastman Kodak Company | Method for processing of photopolymer printing plates with overcoat |
JP2008233660A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Fujifilm Corp | 浸漬型平版印刷版用自動現像装置およびその方法 |
JP4940174B2 (ja) * | 2008-03-21 | 2012-05-30 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版用自動現像装置 |
JP2009229771A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Fujifilm Corp | 平版印刷版用自動現像方法 |
-
2008
- 2008-08-29 JP JP2008221664A patent/JP5171483B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-08-28 US US12/549,593 patent/US20100055615A1/en not_active Abandoned
- 2009-08-28 EP EP09168883.8A patent/EP2159640B1/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2159640A1 (en) | 2010-03-03 |
JP2010054959A (ja) | 2010-03-11 |
EP2159640B1 (en) | 2013-07-24 |
US20100055615A1 (en) | 2010-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5264427B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP4457034B2 (ja) | 感光性平版印刷版 | |
WO2010021364A1 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP5405141B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP5228631B2 (ja) | 平版印刷版現像用処理液及び平版印刷版の作製方法 | |
JP5171483B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP2009075426A (ja) | 感光性平版印刷版 | |
JP5422134B2 (ja) | 浸漬型平版印刷版用自動現像方法 | |
JP2010054955A (ja) | 平版印刷版原版の自動現像装置及び平版印刷版原版の処理方法 | |
JP5248203B2 (ja) | 平版印刷版現像用処理液及び平版印刷版の作製方法 | |
JP5661136B2 (ja) | 平版印刷版現像用処理液及び平版印刷版の作製方法 | |
JP2010054958A (ja) | 平版印刷版原版の自動現像装置及び平版印刷版原版の処理方法 | |
JP2010054956A (ja) | 平版印刷版原版の自動現像装置及び平版印刷版原版の処理方法 | |
JP5563141B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP2010054957A (ja) | 平版印刷版原版の自動現像装置及び平版印刷版原版の処理方法 | |
JP4711913B2 (ja) | 感光性平版印刷版用現像液及びそれを用いた感光性平版印刷版の製造方法 | |
JP2010085763A (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP4418766B2 (ja) | 感光性平版印刷版の製版方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110208 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120619 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20120622 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120815 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20120914 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20121004 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121127 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5171483 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |