JP5163751B2 - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリングに付与する付加摩擦トルクを制御するパワーステアリング装置に関する。
この種の技術が、例えば特許文献1に提案されている。特許文献1には、低速走行時にはステアリングの戻り特性を良好にし、高速走行時にはステアリングの収斂性を良好にするために、操舵角や車速に応じた摩擦トルクをステアリングに付与する技術が提案されている。
特開2002−104210号公報
しかしながら、上記したような摩擦トルクをステアリングに付与した場合、車両の後退時において、ステアリングの取り回し性が悪化してしまう場合があった。これは、後退時には、ステアリングの切り増しや切り戻しが多くなる傾向にあるからである。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、車両の後退時において、ステアリングの取り回し性を向上させることが可能なパワーステアリング装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、車両に搭載されるパワーステアリング装置であって、車両状態を表す情報に基づいて、ステアリングに付与すべき摩擦トルクを設定する摩擦トルク設定手段と、前記摩擦トルクに基づいて目標操舵角を設定する目標操舵角設定手段と、前記目標操舵角と実操舵角との偏差に基づいて、付加摩擦トルクを定め、ステアリングに前記付加摩擦トルクを付与する制御を行うトルク付与手段と、車両の後退時に、前記車両の前進時と比較して、前記付加摩擦トルクを小さな値に変更する付加摩擦トルク変更手段と、を備える。
上記のパワーステアリング装置は、実操舵角や目標操舵角などに基づいてステアリングに付与すべき付加摩擦トルクを設定し、当該付加摩擦トルクを付与する制御を行うために好適に利用される。付加摩擦トルク変更手段は、車両の後退時に、実操舵角や目標操舵角などより求められた付加摩擦トルクを変更する。具体的には、後退時に、前進時と比較して、付加摩擦トルクを小さな値に変更する。これにより、車両の後退時において、付加摩擦トルクを適切に減少させることができ、ステアリングの取り回し性を向上させることが可能となる。
上記のパワーステアリング装置の一態様では、前記付加摩擦トルク変更手段は、前記車両の後退時に、前記付加摩擦トルクを「0」にする。つまり、付加摩擦トルク変更手段は、車両の後退時に、付加摩擦トルクを付与する制御を停止することができる。
本実施形態に係るパワーステアリング装置が適用された操舵制御システムの概略構成図を示す。 摩擦トルクを求める方法の一例を示す。 付加摩擦トルクの特性の一例を示す。 付加摩擦トルクの特性を可視的なモデルで表すイメージ図である。 本実施形態における制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 操舵角センサ
4 操舵トルクセンサ
5 ピニオン
6 ステアリングラック
7 モータ
8 モータ回転角センサ
12 車輪
15 車速センサ
30 コントローラ
50 操舵制御システム
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[装置構成]
まず、本実施形態に係るパワーステアリング装置が適用されたシステム(以下、「操舵制御システム」と呼ぶ。)50の全体構成について説明する。図1は、操舵制御システム50の構成を示す概略図である。
操舵制御システム50は、主に、ステアリングホイール1と、ステアリングシャフト2と、操舵角センサ3と、操舵トルクセンサ4と、ピニオン5と、ステアリングラック6と、モータ7と、モータ回転角センサ8と、タイロッド10R、10Lと、ナックルアーム11R、11Lと、車輪(前輪)12FR、12FLと、車速センサ15と、コントローラ30と、を備える。なお、以下では、タイロッド10R、10L、ナックルアーム11R、11L、及び車輪12FR、12FLの符号の末尾に付した「R」、「L」は、これらを区別しないで用いる場合には、省略するものとする。
操舵制御システム50は、電動パワーステアリング(EPS:Electric Power Steering)システムによって構成される。具体的には、操舵制御システム50は、車両に搭載され、ステアリングホイール1の操作などに応じて車輪12F(転舵輪)を転舵させる制御を行うシステムである。
ステアリングホイール1は、運転者により車両を旋回等させるために操作される。ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト2を介して、ピニオン5に接続される。ステアリングシャフト2には、主に、操舵角センサ3及び操舵トルクセンサ4が設けられている。なお、以下では、ステアリングホイール1のことを単に「ステアリング」とも表記する。
ピニオン5は、ステアリングシャフト2の回転に応じて回転可能に構成され、ステアリングラック6は、ピニオン5の回転に応じて移動可能に構成されている。ステアリングラック6にはタイロッド10を介してナックルアーム11が連結されており、ナックルアーム11には車輪12Fが連結されている。この場合、ステアリングラック6によってタイロッド10及びナックルアーム11が動作されることにより、ナックルアーム11に連結された車輪12Fが転舵されることとなる。
モータ7は、例えば3相交流モータなどで構成され、ステアリングギヤボックス(不図示)内にステアリングラック6と同軸に設けられている。モータ7は、ステアリングラック6の移動をアシストするような力、若しくはステアリングラック6の移動を阻害するような力を付与することが可能に構成されている。具体的には、モータ7は、操舵感や操舵安定性などを向上させるために、運転者による操舵方向にアシストトルクを付与する。これに対して、モータ7は、保舵性能などを向上させるために、運転者による操舵方向と反対方向に付加摩擦トルクを付与する(つまり操舵反力を付与する)。モータ7は、コントローラ30から供給される制御信号S7によって制御される。
操舵制御システム50内に設けられた各種センサは、以下のように機能する。操舵角センサ3は、運転者によるステアリングホイール1の操作に対応する操舵角(実操舵角に対応する)を検出し、検出した操舵角に対応する検出信号S3をコントローラ30に供給する。操舵トルクセンサ4は、運転者によって入力された操舵トルクを検出し、検出した操舵トルクに対応する検出信号S4をコントローラ30に供給する。モータ回転角センサ8は、モータ7の回転角を検出し、検出した回転角に対応する検出信号S8をコントローラ30に供給する。車速センサ15は、車速を検出し(例えば車輪速度を検出する)、検出した車速に対応する検出信号S15をコントローラ30に供給する。
コントローラ30は、図示しないCPU、ROM、RAM、及びA/D変換器などを含んで構成される。コントローラ30は、上記した各種センサから供給される検出信号S3、S4、S8、S15などに基づいて、モータ7に制御信号S7を供給することで、モータ7に対する制御を行う。本実施形態では、コントローラ30は、モータ7からステアリングに対して付加摩擦トルクを付与させるための制御(以下、「摩擦付与制御」と呼ぶ。)を行う。このように、コントローラ30は、本発明におけるパワーステアリング装置として機能する。詳しくは、コントローラ30は、付加摩擦トルク変更手段として動作する。なお、コントローラ30は、車両内の制御を行うECU(Electronic Control Unit)により実現されても良い。
[摩擦付与制御の例]
次に、コントローラ30が行う摩擦付与制御の一例について説明する。まず、コントローラ30は、操舵角(以下、「θ」と表記する。)及び車速(以下、「V」と表記する。)に基づいて、ステアリングに付与すべき摩擦トルク(以下、「Tt」と表記する。)を求める。次に、コントローラ30は、操舵角θ及び摩擦トルクTtに基づいて目標操舵角(以下、「θt」と表記する。)を求める。次に、コントローラ30は、目標操舵角θtと操舵角θとの偏差(以下、「Δθ」と表記する。)に基づいて、付加摩擦トルク(以下、「Tc」と表記する。)を求める。即ち、コントローラ30は、目標操舵角θtなどに基づいて摩擦トルクTtを補正し、補正後の摩擦トルクを付加摩擦トルクTcとする。そして、コントローラ30は、このように求められた付加摩擦トルクTcがステアリングに付与されるように、モータ7に対する制御を行う。
ここで、図2乃至図4を参照して、摩擦付与制御を具体的に説明する。
図2は、摩擦トルクTtを求める方法の一例を示した図である。図2は、横軸に操舵角θを示し、縦軸に摩擦トルクTtを示している。より具体的には、図2は、車速Vに応じて、操舵角θに対して設定すべき摩擦トルクTtが規定されたマップに相当する。ここでは、一例として、高速域V2、中速域V1、及び低速域V0のそれぞれに対応するマップを示している。コントローラ30は、このようなマップを参照することで、現在の操舵角θ及び車速Vに対応する摩擦トルクTtを求める。
図2に示すマップによれば、同一の操舵角θの場合、車速が大きいほど、大きな値を有する摩擦トルクTtが設定されることとなる。これは、高速域V2や中速域V1では、直進安定性向上や、操舵保持時の保舵力低減・安定性向上を図る観点から、ある程度の摩擦トルクを発生することが好ましい一方、低速域V0では、摩擦トルクが大きいと運転者に違和感を与え、操舵感が悪化する場合があるからである。また、図2に示すマップによれば、車速が同一である又は同一の車速域にある場合、操舵角θが大きいほど、大きな値を有する摩擦トルクTtが設定されることとなる。これは、操舵角θが大きい場合は車輪の転舵角が大きくなるため、大きな横力が発生し易く、操舵保舵時の保舵力低減・安定性向上を図る観点から、より大きな摩擦トルクが必要となるからである。
次に、上記のように求められた摩擦トルクTtから、目標操舵角θtを求める方法について説明する。コントローラ30は、目標操舵角θtと操舵角θとの偏差Δθ(=θt−θ)、及び、摩擦トルクTt及びゲインKによって規定された偏差上限値Δ(=Tt/K)に基づいて、目標操舵角θtを求める。詳しくは、コントローラ30は、まず目標操舵角θtをθに初期化した後に(初期化済みであれば初期化しない)、偏差Δθ(=θt−θ)を求め、「Δθ>Δ」である場合には目標操舵角θtを「θt=θ+Δ」に変更し、「Δθ<−Δ」である場合には目標操舵角θtを「θt=θ−Δ」に変更し、「−Δ≦Δθ≦Δ」である場合には目標操舵角θtを変更しない。なお、ゲインKは、例えばステアリング系の剛性などを考慮して決定される値である。
次に、上記のように求められた目標操舵角θtから付加摩擦トルクTcを求める方法について説明する。コントローラ30は、目標操舵角θtより得られる偏差Δθ(=θt−θ)、及びゲインK(=Tt/Δ)から、付加摩擦トルクTcを求める。具体的には、コントローラ30は、「Tc=K・Δθ」、即ち「Tc=K(θt−θ)」より、付加摩擦トルクTcを求める。
図3は、付加摩擦トルクTcの特性の一例を示す図である。図3は、横軸に操舵角θを示し、縦軸に付加摩擦トルクTcを示している(左回りのトルクの方向を正とし、右回りのトルクの方向を負としている)。ここでは、摩擦トルクTtが「Tt1」の場合と「Tt2」の場合(Tt2<Tt1)とを一例として示している。例えば、車速が高速域V2若しくは中速域V1である場合における摩擦トルクTt1と、車速が低速域V0である場合における摩擦トルクTt2とを示している(図2参照)。また、図3では、「Tt1」及び「Tt2」のいずれの場合も、理解の容易化のため、便宜上、目標操舵角θtが同一で、操舵角θの変化に応じて変化しないものとする。なお、目標操舵角θtが変化した場合には、それに応じてグラフが新たな目標操舵角θtを中心として横軸方向に平行移動するだけである。
図3に示すように、偏差上限値Δは、「Δ=Tt/K」であることから、摩擦トルクTtが大きいほど大きくなる(例えば、「Tt1」の場合の偏差上限値Δ1は「Tt2」の場合の偏差上限値Δ2よりも大きい)。また、「−Δ≦Δθ≦Δ」の範囲では、目標操舵角θtが変更されずに維持され、「Tc=K・Δθ」、即ち「Tc=K(θt−θ)」より、付加摩擦トルクTcの大きさはΔθに比例して増加する。そして、「Δθ>Δ」及び「Δθ<−Δ」の範囲では、目標操舵角θtが上述したように変更されてΔθの大きさが一定となるので、「Tc=K・Δθ」、即ち「Tc=K(θt−θ)」より、付加摩擦トルクTcの大きさは摩擦トルクTtに応じた一定値となる。この場合、「−Δ≦Δθ≦Δ」の範囲では、ステアリングホイール1に付与されるべき摩擦トルクTtは、実際にはステアリングホイール1には付与されず、Δθの絶対値が偏差上限値Δ以上となって初めて、付加摩擦トルクTcの大きさが、ステアリングホイール1に付与されるべき摩擦トルクTtの大きさに設定されることとなる。「−Δ≦Δθ≦Δ」の範囲で摩擦トルクTtを付与しないのは、摩擦トルクが過敏に振動し易くなり、操舵感が悪化してしまうことを抑制するためである。
図4は、付加摩擦トルクTcの特性を可視的なモデルで表すイメージ図である。図4(A)は、「−Δ≦Δθ≦Δ」の範囲に相当するイメージ図である。この場合には、目標操舵角θtは変化せず、力T(例えば車輪への入力に起因して発生する外力)に対して釣り合うような力、即ちバネ定数K(=ゲインK)のバネが変位量(θt−θ)で変位したときの弾性力(=K・Δθ)が生成される。図4(B)は、「Δθ>Δ」及び「Δθ<−Δ」の範囲に相当するイメージ図である。この場合には、目標操舵角θtは力Tを受ける方向に変化し、力Tに対向する方向に一定の摩擦力Tt’(<力T)が生成される。なお、摩擦力Tt’は、摩擦力Ttを力に変換した値に相当する。
[本実施形態における制御方法]
次に、本実施形態において、コントローラ30が行う制御方法について説明する。本実施形態では、コントローラ30は、車両の後退時に、前述した方法によって決定された付加摩擦トルクを変更する。具体的には、コントローラ30は、車両の後退時において、前進時と比較して、付加摩擦トルクを小さな値に変更して摩擦付与制御を実行する。こうするのは、ステアリングの切り増しや切り戻しが多い(即ち修正操舵が多い)後退時において、ステアリングの取り回し性を向上させるためである。
具体的には、コントローラ30は、変速機におけるシフト位置を取得し、当該シフト位置に基づいて、車両が前進しているか或いは後退しているかを判定する。例えば、コントローラ30は、シフト位置が「Dレンジ」である場合には車両が前進していると判定し、シフト位置が「Rレンジ」である場合には車両が後退していると判定する。そして、コントローラ30は、車両の前進時には、通常の摩擦付与制御を実行する。つまり、前述した方法によって決定された付加摩擦トルクを変更せずに、当該付加摩擦トルクを付与する制御を行う。これに対して、コントローラ30は、車両の後退時には、前述した方法によって決定された付加摩擦トルクを小さな値に変更して摩擦付与制御を実行する。
1つの例では、コントローラ30は、車両の後退時に、予め定めた摩擦トルク(運転状態などに応じたトルクや、車両ごとの適合で決定されたトルクなど)まで付加摩擦トルクを減少させる制御を行うことができる。他の例では、コントローラ30は、車両の後退時に、付加摩擦トルクを「0」にまで減少させることができる。即ち、車両の後退時に、摩擦付与制御を停止することができる。なお、コントローラ30は、このような付加摩擦トルクの変更を、車両が後退し始める際に速やかに行う。
図5は、本実施形態における制御処理を示すフローチャートである。当該制御処理は、車両の後退時に、摩擦付与制御を停止するものである。なお、当該処理は、コントローラ30によって所定の周期で繰り返し実行される。
まず、ステップS101では、コントローラ30は、変速機におけるシフト位置を読み込む。そして、処理はステップS102に進む。ステップS102では、コントローラ30は、シフト位置が「Dレンジ」であるか否かを判定する。
シフト位置が「Dレンジ」である場合(ステップS102;Yes)、処理はステップS103に進む。この場合には、車両の前進時であるため、コントローラ30は、摩擦付与制御をオンにする(ステップS103)。つまり、前述した方法によって決定された付加摩擦トルクを変更せずに、当該付加摩擦トルクを付与する、通常の摩擦付与制御を行う。そして、処理は終了する。
これに対して、シフト位置が「Dレンジ」でない場合(ステップS102;No)、処理はステップS104に進む。ステップS104では、コントローラ30は、シフト位置が「Rレンジ」であるか否かを判定する。
シフト位置が「Rレンジ」である場合(ステップS104;Yes)、処理はステップS105に進む。この場合には、車両の後退時であるため、コントローラ30は、摩擦付与制御をオフにする(ステップS105)。つまり、付加摩擦トルクを「0」に設定する。そして、処理は終了する。一方、シフト位置が「Rレンジ」でない場合(ステップS104;No)、処理は終了する。この場合には、車両が前進も後退もしていないと言えるからである。
以上説明した実施形態によれば、車両の後退時において、付加摩擦トルクを適切に減少させることができ、ステアリングの取り回し性を向上させることが可能となる。
本発明は、ステアリングに対してトルクを付与することが可能に構成されたパワーステアリング装置を有する車両に利用することができる。

Claims (2)

  1. 車両に搭載されるパワーステアリング装置であって、
    車両状態を表す情報に基づいて、ステアリングに付与すべき摩擦トルクを設定する摩擦トルク設定手段と、
    前記摩擦トルクに基づいて目標操舵角を設定する目標操舵角設定手段と、
    前記目標操舵角と実操舵角との偏差に基づいて、付加摩擦トルクを定め、ステアリングに前記付加摩擦トルクを付与する制御を行うトルク付与手段と、
    車両の後退時に、前記車両の前進時と比較して、前記付加摩擦トルクを小さな値に変更する付加摩擦トルク変更手段と、
    を備えることを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 前記付加摩擦トルク変更手段は、前記車両の後退時に、前記付加摩擦トルクを「0」に
    する請求項1に記載のパワーステアリング装置。
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