JP5091687B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に種々の処理を行う基板処理装置に関する。
従来より、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
基板処理装置においては、例えばスピンチャックにより保持された基板が水平姿勢で回転される。そして、回転する基板の表面または裏面に洗浄液が供給されることにより、基板の洗浄処理が行われる。このような洗浄処理を行う基板処理装置の一例として、特許文献1の回転式基板処理装置を説明する。
図14は、特許文献1の基板処理装置の構成を示す模式図である。この回転式基板処理装置は、回転保持部(メカ式スピンチャック)901を備える。回転保持部901は、円形板状の回転部材902を有する。回転部材902は、下方に設けられるモータ903から上方に延びるシャフト904の上端部に水平に固定されている。回転部材902の上面には基板Wを水平姿勢で保持する複数の保持ピン906が設けられている。
上記モータ903のシャフト904は、中空体により構成され、その内部に基板Wの裏面を洗浄するためのバックリンスノズル907が挿入されている。このバックリンスノズル907は、回転部材902の略中央部を貫通して基板Wの裏面側に突出するように設けられている。
バックリンスノズル907の上端には鉛直上方に洗浄液を吐出する第1の吐出口971が形成されている。バックリンスノズル907の上端近傍の周壁部には側方に洗浄液を吐出する第2の吐出口972が形成されている。
基板Wの裏面洗浄処理時には、回転部材902上の複数の保持ピン906により基板Wの外周端部が保持される。この状態でモータ903が動作することにより、基板Wが回転する。そして、バックリンスノズル907から基板Wの裏面に洗浄液が供給される。
バックリンスノズル907の第1の吐出口971から吐出される洗浄液は、遠心力により基板Wの中心部から基板Wの裏面に沿って外方に流れる。これにより、基板Wの裏面全体が洗浄される。
特開平10−137664号公報
基板Wの洗浄処理後には、洗浄処理が施された当該基板Wの表面に気体を供給して乾燥処理を行う場合がある。この場合、基板Wの表面が迅速かつ確実に乾燥される。
特許文献1の回転式基板処理装置において、基板Wの裏面に洗浄液に加えて気体を供給する場合、シャフト904の内部に気体供給用ノズルを設ける必要がある。
しかしながら、実際には、シャフト904の内部に新たに気体供給用ノズルを設けると、シャフト904が大径化するとともに、モータ903が大型化する。その結果、基板処理装置全体が大型化する。
特許文献1の回転式基板処理装置において、基板Wの回転中心からずれた箇所に洗浄液が供給されると、その洗浄液は遠心力により基板Wの回転中心を通ることなく外方に流れる。この場合、基板Wの回転中心には洗浄液が供給されない。
したがって、基板Wの裏面全体に洗浄液を供給するためには、基板Wの回転中心に洗浄液を精度よく吐出する必要がある。そのため、複数のノズルをシャフト904内に設ける場合には、各ノズルの加工精度およびシャフト904内部での各ノズルの位置精度を十分に向上させる必要がある。しかしながら、実際には複数のノズルをシャフト904内に精度よく取り付ける作業は困難性を伴うので、製造コストが増大する。
本発明の目的は、複数種類の流体を精度よく基板に供給することができるとともに製造が容易でかつ小型化が可能な基板処理装置を提供することである。
(1)本発明に係る基板処理装置は、基板の上面に所定の処理を行う基板処理装置であって、鉛直方向に延びる中空の回転軸を有する回転駆動装置と、回転駆動装置の下側に設けられ、回転軸とともに回転するように回転軸に取り付けられかつ中央部に開口を有する回転部材と、回転部材の下側に設けられ、基板の上面が回転部材に対向する状態で基板の外周端部を保持する複数の保持部材と、複数の保持部材により保持される基板の上面に第1の流体および第2の流体を供給する流体供給機構とを備え、流体供給機構は、回転駆動装置の回転軸内および回転部材の開口に挿通され、回転軸の内周面との間に一定の隙間を形成するように回転駆動装置に支持された金属製の外管と、外管内の中心部に挿入されるとともに基板の上面に対向する端部に吐出口を有し、吐出口から第1の流体を基板に供給するための樹脂製の第1の内管と、第1の内管の外周面と外管の内周面とに接するように外管内の第1の内管の周囲に挿入されるとともに基板の上面に対向する端部に吐出口を有し、吐出口から第2の流体を基板に供給するための樹脂製の複数の第2の内管とを含むものである。
この基板処理装置においては、回転部材の下側に設けられた複数の保持部材により基板の上面が回転部材に対向する状態で基板の外周端部が保持される。回転部材は、回転駆動装置の下側で回転駆動装置の回転軸に取り付けられている。これにより、回転駆動装置により回転軸とともに回転部材が回転され、複数の保持部材により保持された基板が回転する。
回転駆動装置の回転軸内および回転部材の開口には、流体供給機構の金属製の外管が挿通されている。外管は、回転軸の内周面との間に一定の隙間が形成されるように回転駆動装置に支持されている。金属製の外管は、高い剛性を有するので、回転軸が回転する場合においても、外管と回転軸の内周面との間の隙間が一定に保たれる。
外管内には、第1の内管および複数の第2の内管が挿入されている。回転する基板の上面には、第1の内管の端部の吐出口から第1の流体が供給され、または、複数の第2の内管の端部の吐出口から第2の流体が供給される。これにより、基板の処理が行われる。
外管の内部においては、中心部に第1の内管が挿入されている。また、第1の内管の外周面と外管の内周面とに接するように複数の第2の内管が挿入されている。これにより、第1の内管が複数の第2の内管により外管内の中心部に自動的にかつ精度よく位置決めされる。また、複数の第2の内管が第1の内管の外周面および外管の内周面により自動的かつ精度よく位置決めされる。それにより、基板の上面の中心部に第1の流体および第2の流体を精度よく供給することができる。
また、外管が回転駆動装置に支持されているので、回転駆動装置が振動した場合でも、回転軸と外管との位置関係が保持される。それにより、外管が回転軸に接触することが確実に防止される。
さらに、樹脂製の第1の内管および第2の内管は可撓性を有するので、外管内に第1の内管および複数の第2の内管を容易に挿入することができる。また、第1の内管および複数の第2の内管が外管内に挿入されているので、流体供給機構がコンパクトになる。したがって、基板処理装置の小型化が可能である。
加えて、第1の内管および複数の第2の内管が挿入された外管を回転駆動装置に取り付けることにより流体供給機構を容易に基板処理装置に組み付けることができる。したがって、基板処理装置を容易に製造することが可能となる。
(2)基板処理装置は、回転軸が鉛直方向に延びるように回転駆動装置を支持する支持部材をさらに備え、外管はフランジ部を有し、フランジ部が支持部材に固定されてもよい。
この場合、回転駆動装置が支持部材により支持され、外管のフランジ部が支持部材に固定される。それにより、外管がフランジ部および支持部材を介して回転駆動装置に確実に固定される。また、外管のフランジ部を支持部材に取り付けることにより、流体供給機構を回転駆動装置に容易に固定することができる。したがって、基板処理装置の製造がさらに容易となる。
(3)外管は、基板の上面に対向する開口端を有し、第1の内管および複数の第2の内管の端部が、外管の開口端から突出してもよい。
これにより、第1の内管および第2の内管の吐出口から基板に供給される第1の流体および第2の流体が金属製の外管に付着することが防止される。それにより、外管に付着した第1または第2の流体が基板の上面に落下して基板に金属汚染が発生することが防止される。
(4)第1の流体は気体であり、第2の流体は処理液であってもよい。
この場合、複数の第2の内管の吐出口から回転する基板の上面に処理液を供給することができるので、基板に多量の処理液を迅速に供給することが可能となる。それにより、基板の処理時間を短縮することができる。
また、回転する基板の上面に気体を供給することにより、基板の上面に付着する処理液を迅速に取り除き、十分かつ確実に基板を乾燥することができる。
ここで、第1の内管は外管内の中心部に位置し、外管は回転軸の内周面との間に一定の隙間が形成されるように回転駆動装置に支持されている。これにより、第1の内管の吐出口は、複数の保持部材により保持される基板の回転中心に対向する。そのため、気体が第1の内管から確実に基板の回転中心に供給される。それにより、第1の内管から基板の回転中心に気体を供給することにより、基板の上面上に存在する処理液を確実に基板の外方へ吹き飛ばすことができる。
(5)第1の内管の内径は、複数の第2の内管の各々の内径よりも大きくてもよい。
この場合、第1の内管から基板に十分な量の第1の流体を供給することができる。
(6)基板処理装置は、複数の保持部材により保持される基板の下面を洗浄するための洗浄具と、複数の保持部材により保持される基板の下面に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とをさらに備えてもよい。
(7)複数の保持部材は、基板の外周端部に当接して基板を保持する基板保持状態と基板の外周端部から離間する基板解放状態とに切替可能に回転部材に設けられ、基板処理装置は、複数の保持部材を基板保持状態と基板解放状態とに切り替える保持部材切替手段と、洗浄具を移動させる洗浄具移動手段とをさらに備え、複数の保持部材の各々は、回転駆動装置による回転軸の回転に伴い基板の外周端部に沿った第1の領域および第2の領域を通って回転軸の中心を通る軸の周りで回転し、保持部材切替手段は、回転軸の回転中に複数の保持部材のうち第1の領域に位置する保持部材を基板保持状態にするとともに複数の保持部材のうち第2の領域に位置する保持部材を基板解放状態にし、洗浄具移動手段は、第1の領域に位置する保持部材が基板保持状態にあるとともに第2の領域に位置する保持部材が基板解放状態にあるときに洗浄具が複数の保持部材により保持される基板の外周端部に接触するように洗浄具を第2の領域に移動させてもよい。
本発明によれば、複数種類の流体を精度よく基板に供給することができるとともに製造が容易でかつ小型化が可能な基板処理装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る基板処理装置について図面を参照しつつ説明する。以下の説明において、基板とは、半導体基板、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板等をいう。
(1)基板処理装置の構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。なお、図1ならびに後述する図2〜図4には、位置関係を明確にするために互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印を付している。X方向およびY方向は水平面内で互いに直交し、Z方向は鉛直方向に相当する。なお、各方向において矢印が向かう方向を+方向、その反対の方向を−方向とする。また、Z方向を中心とする回転方向をθ方向としている。
図1に示すように、基板処理装置500は、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロック13、レジストカバー膜除去ブロック14およびインターフェースブロック15を含む。また、インターフェースブロック15に隣接するように露光装置16が配置される。露光装置16においては、液浸法により基板Wに露光処理が行われる。
以下、インデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロック13、レジストカバー膜除去ブロック14およびインターフェースブロック15の各々を処理ブロックと呼ぶ。
インデクサブロック9は、各処理ブロックの動作を制御するメインコントローラ(制御部)30、複数のキャリア載置台40およびインデクサロボットIRを含む。インデクサロボットIRには、基板Wを受け渡すためのハンドIRHが設けられる。
反射防止膜用処理ブロック10は、反射防止膜用熱処理部100,101、反射防止膜用塗布処理部50および第1のセンターロボットCR1を含む。反射防止膜用塗布処理部50は、第1のセンターロボットCR1を挟んで反射防止膜用熱処理部100,101に対向して設けられる。第1のセンターロボットCR1には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH1,CRH2が上下に設けられる。
インデクサブロック9と反射防止膜用処理ブロック10との間には、雰囲気遮断用の隔壁17が設けられる。この隔壁17には、インデクサブロック9と反射防止膜用処理ブロック10との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS1,PASS2が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS1は、基板Wをインデクサブロック9から反射防止膜用処理ブロック10へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS2は、基板Wを反射防止膜用処理ブロック10からインデクサブロック9へ搬送する際に用いられる。
また、基板載置部PASS1,PASS2には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示せず)が設けられている。それにより、基板載置部PASS1,PASS2において基板Wが載置されているか否かの判定を行うことが可能となる。また、基板載置部PASS1,PASS2には、固定設置された複数本の支持ピンが設けられている。なお、上記の光学式のセンサおよび支持ピンは、後述する基板載置部PASS3〜PASS13にも同様に設けられる。
レジスト膜用処理ブロック11は、レジスト膜用熱処理部110,111、レジスト膜用塗布処理部60および第2のセンターロボットCR2を含む。レジスト膜用塗布処理部60は、第2のセンターロボットCR2を挟んでレジスト膜用熱処理部110,111に対向して設けられる。第2のセンターロボットCR2には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH3,CRH4が上下に設けられる。
反射防止膜用処理ブロック10とレジスト膜用処理ブロック11との間には、雰囲気遮断用の隔壁18が設けられる。この隔壁18には、反射防止膜用処理ブロック10とレジスト膜用処理ブロック11との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS3,PASS4が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS3は、基板Wを反射防止膜用処理ブロック10からレジスト膜用処理ブロック11へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS4は、基板Wをレジスト膜用処理ブロック11から反射防止膜用処理ブロック10へ搬送する際に用いられる。
現像処理ブロック12は、現像用熱処理部120,121、現像処理部70および第3のセンターロボットCR3を含む。現像処理部70は、第3のセンターロボットCR3を挟んで現像用熱処理部120,121に対向して設けられる。第3のセンターロボットCR3には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH5,CRH6が上下に設けられる。
レジスト膜用処理ブロック11と現像処理ブロック12との間には、雰囲気遮断用の隔壁19が設けられる。この隔壁19には、レジスト膜用処理ブロック11と現像処理ブロック12との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS5,PASS6が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS5は、基板Wをレジスト膜用処理ブロック11から現像処理ブロック12へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS6は、基板Wを現像処理ブロック12からレジスト膜用処理ブロック11へ搬送する際に用いられる。
レジストカバー膜用処理ブロック13は、レジストカバー膜用熱処理部130,131、レジストカバー膜用塗布処理部80および第4のセンターロボットCR4を含む。レジストカバー膜用塗布処理部80は、第4のセンターロボットCR4を挟んでレジストカバー膜用熱処理部130,131に対向して設けられる。第4のセンターロボットCR4には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH7,CRH8が上下に設けられる。
現像処理ブロック12とレジストカバー膜用処理ブロック13との間には、雰囲気遮断用の隔壁20が設けられる。この隔壁20には、現像処理ブロック12とレジストカバー膜用処理ブロック13との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS7,PASS8が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS7は、基板Wを現像処理ブロック12からレジストカバー膜用処理ブロック13へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS8は、基板Wをレジストカバー膜用処理ブロック13から現像処理ブロック12へ搬送する際に用いられる。
レジストカバー膜除去ブロック14は、露光後ベーク用熱処理部140,141、レジストカバー膜除去用処理部90および第5のセンターロボットCR5を含む。露光後ベーク用熱処理部141はインターフェースブロック15に隣接し、後述するように、基板載置部PASS11,PASS12を備える。レジストカバー膜除去用処理部90は、第5のセンターロボットCR5を挟んで露光後ベーク用熱処理部140,141に対向して設けられる。第5のセンターロボットCR5には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH9,CRH10が上下に設けられる。
レジストカバー膜用処理ブロック13とレジストカバー膜除去ブロック14との間には、雰囲気遮断用の隔壁21が設けられる。この隔壁21には、レジストカバー膜用処理ブロック13とレジストカバー膜除去ブロック14との間で基板Wの受け渡しを行うための基板載置部PASS9,PASS10が上下に近接して設けられる。上側の基板載置部PASS9は、基板Wをレジストカバー膜用処理ブロック13からレジストカバー膜除去ブロック14へ搬送する際に用いられ、下側の基板載置部PASS10は、基板Wをレジストカバー膜除去ブロック14からレジストカバー膜用処理ブロック13へ搬送する際に用いられる。
インターフェースブロック15は、送りバッファ部SBF、洗浄/乾燥処理ユニットSD1、第6のセンターロボットCR6、エッジ露光部EEW、戻りバッファ部RBF、載置兼冷却ユニットPASS−CP(以下、P−CPと略記する)、基板載置部PASS13、インターフェース用搬送機構IFRおよび洗浄/乾燥処理ユニットSD2を含む。洗浄/乾燥処理ユニットSD1は、露光処理前の基板Wの洗浄および乾燥処理を行い、洗浄/乾燥処理ユニットSD2は、露光処理後の基板Wの洗浄および乾燥処理を行う。洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の詳細は後述する。
また、第6のセンターロボットCR6には、基板Wを受け渡すためのハンドCRH11,CRH12(図4参照)が上下に設けられ、インターフェース用搬送機構IFRには、基板Wを受け渡すためのハンドH1,H2(図4参照)が上下に設けられる。インターフェースブロック15の詳細については後述する。
本実施の形態に係る基板処理装置500においては、Y方向に沿ってインデクサブロック9、反射防止膜用処理ブロック10、レジスト膜用処理ブロック11、現像処理ブロック12、レジストカバー膜用処理ブロック13、レジストカバー膜除去ブロック14およびインターフェースブロック15が順に並設されている。
図2は図1の基板処理装置500の一方の側面図であり、図3は図1の基板処理装置500の他方の側面図である。なお、図2においては、基板処理装置500の+X側に設けられるものを主に示し、図3においては、基板処理装置500の−X側に設けられるものを主に示している。
まず、図2を用いて、基板処理装置500の+X側の構成について説明する。図2に示すように、反射防止膜用処理ブロック10の反射防止膜用塗布処理部50(図1参照)には、3個の塗布ユニットBARCが上下に積層配置されている。各塗布ユニットBARCは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック51およびスピンチャック51上に保持された基板Wに反射防止膜の塗布液を供給する供給ノズル52を備える。
レジスト膜用処理ブロック11のレジスト膜用塗布処理部60(図1参照)には、3個の塗布ユニットRESが上下に積層配置されている。各塗布ユニットRESは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック61およびスピンチャック61上に保持された基板Wにレジスト膜の塗布液を供給する供給ノズル62を備える。
現像処理ブロック12の現像処理部70には、5個の現像処理ユニットDEVが上下に積層配置されている。各現像処理ユニットDEVは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック71およびスピンチャック71上に保持された基板Wに現像液を供給する供給ノズル72を備える。
レジストカバー膜用処理ブロック13のレジストカバー膜用塗布処理部80(図1参照)には、3個の塗布ユニットCOVが上下に積層配置されている。各塗布ユニットCOVは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック81およびスピンチャック81上に保持された基板Wにレジストカバー膜の塗布液を供給する供給ノズル82を備える。レジストカバー膜の塗布液としては、レジストおよび水との親和力が低い材料(レジストおよび水との反応性が低い材料)を用いることができる。例えば、フッ素樹脂である。塗布ユニットCOVは、基板Wを回転させながら基板W上に塗布液を塗布することにより、基板W上に形成されたレジスト膜上にレジストカバー膜を形成する。
レジストカバー膜除去ブロック14のレジストカバー膜除去用処理部90(図1参照)には、3個の除去ユニットREMが上下に積層配置されている。各除去ユニットREMは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック91およびスピンチャック91上に保持された基板Wに剥離液(例えばフッ素樹脂)を供給する供給ノズル92を備える。除去ユニットREMは、基板Wを回転させながら基板W上に剥離液を塗布することにより、基板W上に形成されたレジストカバー膜を除去する。
なお、除去ユニットREMにおけるレジストカバー膜の除去方法は上記の例に限定されない。例えば、基板Wの上方においてスリットノズルを移動させつつ基板W上に剥離液を供給することによりレジストカバー膜を除去してもよい。
インターフェースブロック15内の+X側には、エッジ露光部EEWおよび3個の洗浄/乾燥処理ユニットSD2が上下に積層配置される。各エッジ露光部EEWは、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転するスピンチャック98およびスピンチャック98上に保持された基板Wの周縁を露光する光照射器99を備える。
次に、図3を用いて、基板処理装置500の−X側の構成について説明する。図3に示すように、反射防止膜用処理ブロック10の反射防止膜用熱処理部100,101には、2個の加熱ユニット(ホットプレート)HPおよび2個の冷却ユニット(クーリングプレート)CPがそれぞれ積層配置される。また、反射防止膜用熱処理部100,101には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジスト膜用処理ブロック11のレジスト膜用熱処理部110,111には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPがそれぞれ積層配置される。また、レジスト膜用熱処理部110,111には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
現像処理ブロック12の現像用熱処理部120,121には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPがそれぞれ積層配置される。また、現像用熱処理部120,121には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジストカバー膜用処理ブロック13のレジストカバー膜用熱処理部130,131には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPがそれぞれ積層配置される。また、レジストカバー膜用熱処理部130,131には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
レジストカバー膜除去ブロック14の露光後ベーク用熱処理部140には、2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPが上下に積層配置され、露光後ベーク用熱処理部141には2個の加熱ユニットHP、2個の冷却ユニットCPおよび基板載置部PASS11,PASS12が上下に積層配置される。また、露光後ベーク用熱処理部140,141には、最上部に加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPの温度を制御するローカルコントローラLCが各々配置される。
次に、図4を用いてインターフェースブロック15について詳細に説明する。
図4は、インターフェースブロック15を露光装置16側から見た概略側面図である。図4に示すように、インターフェースブロック15内において、−X側には、送りバッファ部SBFおよび3個の洗浄/乾燥処理ユニットSD1が積層配置される。また、インターフェースブロック15内において、+X側の上部には、エッジ露光部EEWが配置される。
エッジ露光部EEWの下方において、インターフェースブロック15内の略中央部には、戻りバッファ部RBF、2個の載置兼冷却ユニットP−CPおよび基板載置部PASS13が上下に積層配置される。エッジ露光部EEWの下方において、インターフェースブロック15内の+X側には、3個の洗浄/乾燥処理ユニットSD2が上下に積層配置される。
また、インターフェースブロック15内の下部には、第6のセンターロボットCR6およびインターフェース用搬送機構IFRが設けられている。第6のセンターロボットCR6は、送りバッファ部SBFおよび洗浄/乾燥処理ユニットSD1と、エッジ露光部EEW、戻りバッファ部RBF、載置兼冷却ユニットP−CPおよび基板載置部PASS13との間で上下動可能かつ回動可能に設けられている。インターフェース用搬送機構IFRは、戻りバッファ部RBF、載置兼冷却ユニットP−CPおよび基板載置部PASS13と、洗浄/乾燥処理ユニットSD2との間で上下動可能かつ回動可能に設けられている。
(2)基板処理装置の動作
次に、本実施の形態に係る基板処理装置500の動作について図1〜図4を参照しながら説明する。
(2−1)インデクサブロック〜レジストカバー膜除去ブロックの動作
まず、インデクサブロック9〜レジストカバー膜除去ブロック14の動作について簡単に説明する。
インデクサブロック9のキャリア載置台40の上には、複数枚の基板Wを多段に収納するキャリアCが搬入される。インデクサロボットIRは、ハンドIRHを用いてキャリアC内に収納された未処理の基板Wを取り出す。その後、インデクサロボットIRは±X方向に移動しつつ±θ方向に回転移動し、未処理の基板Wを基板載置部PASS1に載置する。
本実施の形態においては、キャリアCとしてFOUP(front opening unified pod)を採用しているが、これに限定されず、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを外気に曝すOC(open cassette)等を用いてもよい。
さらに、インデクサロボットIR、第1〜第6のセンターロボットCR1〜CR6およびインターフェース用搬送機構IFRには、それぞれ基板Wに対して直線的にスライドさせてハンドの進退動作を行う直動型搬送ロボットを用いているが、これに限定されず、関節を動かすことにより直線的にハンドの進退動作を行う多関節型搬送ロボットを用いてもよい。
基板載置部PASS1に載置された未処理の基板Wは、反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1により受け取られる。第1のセンターロボットCR1は、その基板Wを反射防止膜用熱処理部100,101に搬入する。
その後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用熱処理部100,101から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを反射防止膜用塗布処理部50に搬入する。この反射防止膜用塗布処理部50では、露光時に発生する低在波やハレーションを減少させるために、塗布ユニットBARCにより基板W上に反射防止膜が塗布形成される。
次に、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用塗布処理部50から塗布処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを反射防止膜用熱処理部100,101に搬入する。その後、第1のセンターロボットCR1は、反射防止膜用熱処理部100,101から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS3に載置する。
基板載置部PASS3に載置された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2により受け取られる。第2のセンターロボットCR2は、その基板Wをレジスト膜用熱処理部110,111に搬入する。
その後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用熱処理部110,111から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wをレジスト膜用塗布処理部60に搬入する。このレジスト膜用塗布処理部60では、塗布ユニットRESにより反射防止膜が塗布形成された基板W上にレジスト膜が塗布形成される。
次に、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用塗布処理部60から塗布処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wをレジスト膜用熱処理部110,111に搬入する。その後、第2のセンターロボットCR2は、レジスト膜用熱処理部110,111から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS5に載置する。
基板載置部PASS5に載置された基板Wは、現像処理ブロック12の第3のセンターロボットCR3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、その基板Wを基板載置部PASS7に載置する。
基板載置部PASS7に載置された基板Wは、レジストカバー膜用処理ブロック13の第4のセンターロボットCR4により受け取られる。第4のセンターロボットCR4は、その基板Wをレジストカバー膜用塗布処理部80に搬入する。このレジストカバー膜用塗布処理部80では、塗布ユニットCOVによりレジスト膜が塗布形成された基板W上にレジストカバー膜が塗布形成される。レジストカバー膜が形成されることにより、露光装置16において基板Wが液体と接触しても、レジスト膜が液体と接触することが防止され、レジストの成分が液体中に溶出することが防止される。
次に、第4のセンターロボットCR4は、レジストカバー膜用塗布処理部80から塗布処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wをレジストカバー膜用熱処理部130,131に搬入する。その後、第4のセンターロボットCR4は、レジストカバー膜用熱処理部130,131から熱処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS9に載置する。
基板載置部PASS9に載置された基板Wは、レジストカバー膜除去ブロック14の第5のセンターロボットCR5により受け取られる。第5のセンターロボットCR5は、その基板Wを基板載置部PASS11に載置する。
基板載置部PASS11に載置された基板Wは、インターフェースブロック15の第6のセンターロボットCR6により受け取られ、後述するように、インターフェースブロック15および露光装置16において所定の処理が施される。インターフェースブロック15および露光装置16において基板Wに所定の処理が施された後、その基板Wは、第6のセンターロボットCR6によりレジストカバー膜除去ブロック14の露光後ベーク用熱処理部141に搬入される。
露光後ベーク用熱処理部141においては、基板Wに対して露光後ベーク(PEB)が行われる。その後、第6のセンターロボットCR6は、露光後ベーク用熱処理部141から基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS12に載置する。
なお、本実施の形態においては露光後ベーク用熱処理部141により露光後ベークを行っているが、露光後ベーク用熱処理部140により露光後ベークを行ってもよい。
基板載置部PASS12に載置された基板Wは、レジストカバー膜除去ブロック14の第5のセンターロボットCR5により受け取られる。第5のセンターロボットCR5は、その基板Wをレジストカバー膜除去用処理部90に搬入する。レジストカバー膜除去用処理部90においては、レジストカバー膜が除去される。
次に、第5のセンターロボットCR5は、レジストカバー膜除去用処理部90から処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS10に載置する。
基板載置部PASS10に載置された基板Wは、レジストカバー膜用処理ブロック13の第4のセンターロボットCR4により基板載置部PASS8に載置される。
基板載置部PASS8に載置された基板Wは、現像処理ブロック12の第3のセンターロボットCR3により受け取られる。第3のセンターロボットCR3は、その基板Wを現像処理部70に搬入する。現像処理部70においては、露光された基板Wに対して現像処理が施される。
次に、第3のセンターロボットCR3は、現像処理部70から現像処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを現像用熱処理部120,121に搬入する。その後、第3のセンターロボットCR3は、現像用熱処理部120,121から熱処理後の基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS6に載置する。
基板載置部PASS6に載置された基板Wは、レジスト膜用処理ブロック11の第2のセンターロボットCR2により基板載置部PASS4に載置される。基板載置部PASS4に載置された基板Wは反射防止膜用処理ブロック10の第1のセンターロボットCR1により基板載置部PASS2に載置される。
基板載置部PASS2に載置された基板Wは、インデクサブロック9のインデクサロボットIRによりキャリアC内に収納される。これにより、基板処理装置500における基板Wの各処理が終了する。
(2−2)インターフェースブロックの動作
次に、インターフェースブロック15の動作について詳細に説明する。
上述したように、インデクサブロック9に搬入された基板Wは、所定の処理を施された後、レジストカバー膜除去ブロック14(図1)の基板載置部PASS11に載置される。
基板載置部PASS11に載置された基板Wは、インターフェースブロック15の第6のセンターロボットCR6により受け取られる。第6のセンターロボットCR6は、その基板Wをエッジ露光部EEW(図4)に搬入する。このエッジ露光部EEWにおいては、基板Wの周縁部に露光処理が施される。
次に、第6のセンターロボットCR6は、エッジ露光部EEWからエッジ露光済みの基板Wを取り出し、その基板Wを複数の洗浄/乾燥処理ユニットSD1のいずれかに搬入する。洗浄/乾燥処理ユニットSD1においては、上述したように露光処理前の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
ここで、露光装置16による露光処理の時間は、通常、他の処理工程および搬送工程よりも長い。その結果、露光装置16が後の基板Wの受け入れをできない場合が多い。この場合、基板Wは送りバッファ部SBF(図4)に一時的に収納保管される。本実施の形態では、第6のセンターロボットCR6は、洗浄/乾燥処理ユニットSD1から洗浄および乾燥処理済みの基板Wを取り出し、その基板Wを送りバッファ部SBFに搬送する。
次に、第6のセンターロボットCR6は、送りバッファ部SBFに収納保管されている基板Wを取り出し、その基板Wを載置兼冷却ユニットP−CPに搬入する。載置兼冷却ユニットP−CPに搬入された基板Wは、露光装置16内と同じ温度(例えば、23℃)に維持される。
なお、露光装置16が十分な処理速度を有する場合には、送りバッファ部SBFに基板Wを収納保管せずに、洗浄/乾燥処理ユニットSD1から載置兼冷却ユニットP−CPに基板Wを搬送してもよい。
続いて、載置兼冷却ユニットP−CPで上記所定温度に維持された基板Wが、インターフェース用搬送機構IFRの上側のハンドH1(図4)により受け取られ、露光装置16内の基板搬入部16a(図1)に搬入される。
露光装置16において露光処理が施された基板Wは、インターフェース用搬送機構IFRの下側のハンドH2(図4)により基板搬出部16b(図1)から搬出される。インターフェース用搬送機構IFRは、ハンドH2により、その基板Wを洗浄/乾燥処理ユニットSD2のいずれかに搬入する。洗浄/乾燥処理ユニットSD2においては、上述したように露光処理後の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
洗浄/乾燥処理ユニットSD2において洗浄および乾燥処理が施された基板Wは、インターフェース用搬送機構IFRのハンドH1(図4)により取り出される。インターフェース用搬送機構IFRは、ハンドH1により、その基板Wを基板載置部PASS13に載置する。
基板載置部PASS13に載置された基板Wは、第6のセンターロボットCR6により受け取られる。第6のセンターロボットCR6は、その基板Wをレジストカバー膜除去ブロック14(図1)の露光後ベーク用熱処理部141に搬送する。
なお、除去ユニットREM(図2)の故障等により、レジストカバー膜除去ブロック14が一時的に基板Wの受け入れをできないときは、戻りバッファ部RBFに露光処理後の基板Wを一時的に収納保管することができる。
ここで、本実施の形態においては、第6のセンターロボットCR6は、基板載置部PASS11(図1)、エッジ露光部EEW、洗浄/乾燥処理ユニットSD1、送りバッファ部SBF、載置兼冷却ユニットP−CP、基板載置部PASS13および露光後ベーク用熱処理部141の間で基板Wを搬送するが、この一連の動作を短時間(例えば、24秒)で行うことができる。
また、インターフェース用搬送機構IFRは、載置兼冷却ユニットP−CP、露光装置16、洗浄/乾燥処理ユニットSD2および基板載置部PASS13の間で基板Wを搬送するが、この一連の動作を短時間(例えば、24秒)で行うことができる。
これらの結果、スループットを確実に向上させることができる。
(3)洗浄/乾燥処理ユニット
次に、洗浄/乾燥処理ユニットSD1について図面を用いて詳細に説明する。図5および図6は、洗浄/乾燥処理ユニットSD1の構成を示す側面図および概略平面図である。なお、図6には、洗浄/乾燥処理ユニットSD1の一部の構成要素が模式的に示される。洗浄/乾燥処理ユニットSD2は、洗浄/乾燥処理ユニットSD1と同様の構成を有する。
なお、本実施の形態において、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2は、図示しない筐体を備え、その筐体の内部に以下の構成要素が設けられる。
図5および図6に示すように、洗浄/乾燥処理ユニットSD1は、基板Wを水平に保持して回転させるスピンチャック600を備える。スピンチャック600は、スピンモータ200、回転軸210、円板状のスピンプレート520、プレート支持部材510、マグネットプレート614a,614bおよび複数のチャックピン615を含む。
洗浄/乾燥処理ユニットSD1の上部にスピンモータ200が設けられている。スピンモータ200は、モータ支持部材200sによって支持されている。モータ支持部材200sは、鉛直方向に延びる貫通孔200hを有し、モータ固定部290に取り付けられている。モータ固定部290は、図示しない洗浄/乾燥処理ユニットSD1の筐体に取り付けられている。
スピンモータ200の内部から下方に延びるように円筒形状を有する回転軸210が設けられている。回転軸210はスピンモータ200の出力軸として機能し、約20mmの内径を有する。
回転軸210の下端部にはプレート支持部材510が取り付けられている。後述するように、プレート支持部材510は円筒形状を有する。プレート支持部材510によりスピンプレート520が水平に支持されている。スピンモータ200によって回転軸210が回転することにより、プレート支持部材510とともにスピンプレート520が鉛直軸の周りで回転する。
モータ支持部材200sの貫通孔200h、スピンモータ200の回転軸210の内部、およびプレート支持部材510の内部には、流体供給管400が挿通されている。流体供給管400を通して、スピンチャック600により保持される基板W上に洗浄液および気体を供給することができる。流体供給管400およびその周辺部材の構造の詳細は後述する。
スピンプレート520の周縁部には、複数(本例では5つ)のチャックピン615が回転軸210に関して等角度間隔で設けられている。チャックピン615の個数は、5つ以上であることが望ましい。その理由については後述する。
各チャックピン615は、軸部615a、ピン支持部615b、保持部615cおよびマグネット616を含む。スピンプレート520を貫通するように軸部615aが設けられ、軸部615aの下端部に水平方向に延びるピン支持部615bが接続されている。ピン支持部615bの先端部から下方に突出するように保持部615cが設けられている。また、スピンプレート520の上面側において、軸部615aの上端部にマグネット616が取り付けられている。
各チャックピン615は、軸部615aを中心に鉛直軸の周りで回転可能であり、保持部615cが基板Wの外周端部に当接する閉状態と、保持部615cが基板Wの外周端部から離間する開状態とに切替可能である。なお、本例では、マグネット616のN極が内側にある場合に各チャックピン615が閉状態となり、マグネット616のS極が内側にある場合に各チャックピン615が開状態となる。
スピンプレート520の上方には、回転軸210を中心とする周方向に沿ってマグネットプレート614a,614bが配置される。マグネットプレート614a,614bは、外側にS極を有し、内側にN極を有する。マグネットプレート614a,614bは、マグネット昇降機構617a,617bによってそれぞれ独立に昇降し、チャックピン615のマグネット616よりも高い上方位置とチャックピン615のマグネット616とほぼ等しい高さの下方位置との間で移動する。
マグネットプレート614a,614bの昇降により、各チャックピン615が開状態と閉状態とに切り替えられる。マグネットプレート614a,614bおよびチャックピン615の動作の詳細については後述する。
スピンチャック600の外方には、基板Wから飛散する洗浄液を受け止めるためのガード618が設けられている。ガード618は、スピンチャック600の回転軸210に関して回転対称な形状を有する。また、ガード618は、ガード昇降機構618aにより昇降する。ガード618により受け止められた洗浄液は、図示しない排液装置または回収装置により排液または回収される。
ガード618の外方には、3つ以上(本例では3つ)の基板受け渡し機構620がスピンチャック600の回転軸210を中心として等角度間隔で配置されている。各基板受け渡し機構620は、昇降回転駆動部621、回転軸622、アーム623および保持ピン624を含む。昇降回転駆動部621から上方に延びるように回転軸622が設けられ、回転軸622の上端部から水平方向に延びるようにアーム623が連結されている。アーム623の先端部に、基板Wの外周端部を保持するための保持ピン624が設けられている。
昇降回転駆動部621により、回転軸622が昇降動作および回転動作を行う。それにより、保持ピン624が水平方向および上下方向に移動する。
また、洗浄/乾燥処理ユニットSD1の下部には、スピンチャック600により保持される基板Wの外周端部および裏面を洗浄するための洗浄ブラシ630が設けられている。洗浄ブラシ630は略円柱形状を有し、外周面には断面V字状の溝635が形成されている。洗浄ブラシ630はブラシ保持部材631により保持されている。ブラシ保持部材631がブラシ移動機構632によって駆動されことにより、洗浄ブラシ630が水平方向および鉛直方向に移動する。
洗浄ブラシ630の近傍におけるブラシ保持部材631の部分には洗浄ノズル633が取り付けられている。洗浄ノズル633には洗浄液が供給される液供給管(図示せず)が接続されている。洗浄ノズル633の吐出口は洗浄ブラシ630周辺に向けられており、吐出口から洗浄ブラシ630周辺に向けて洗浄液が吐出される。なお、本例では洗浄水として例えば純水が用いられる。
(4)流体供給管の詳細
図5の流体供給管400およびその周辺部材の構造の詳細を図7および図8を参照しつつ説明する。図7は主として図5の流体供給管400の構造を示す縦断面図である。図8(a)は図5の流体供給管400の先端部近傍の構造を示す拡大縦断面図であり、図8(b)は図8(a)の矢印YAから見た流体供給管400の先端部の平面図である。
上述のように、流体供給管400は、モータ支持部材200s、スピンモータ200、回転軸210およびプレート支持部材510に挿通されている。
図7に示すように、流体供給管400は、モータ支持部材200sの上方で湾曲し、水平方向に延びている。以下の説明において、鉛直方向に延びる直管部の端部を先端部と呼び、水平方向に延びる直管部の端部を後端部と呼ぶ。
流体供給管400において、鉛直方向に延びる直管部の湾曲部近傍には、第1フランジFR1が一体形成されている。また、後端部には第2フランジFR2が一体形成されている。
第1フランジFR1がモータ支持部材200sに固定され、第2フランジFR2が管固定部280に固定される。管固定部280は、図示しない洗浄/乾燥処理ユニットSD1の筐体に取り付けられる。
これにより、流体供給管400は、管固定部280、モータ支持部材200sおよびモータ固定部290により、洗浄/乾燥処理ユニットSD1の筐体に固定される。
上述のように、スピンモータ200は、モータ支持部材200sにより支持されている。これにより、流体供給管400がモータ支持部材200sに取り付けられることにより、スピンモータ200が動作する場合でも、流体供給管400とスピンモータ200との位置関係が保たれる。したがって、流体供給管400に位置ずれが発生することが防止される。
図8(a)および図8(b)に示すように、流体供給管400は、ガイド管410の内部に1本の気体供給管420および複数本(本例では6本)の洗浄液供給管430が収容された構造を有する。気体供給管420は基板Wに気体(本例ではNガス)を供給するために用いられる。洗浄液供給管430は基板Wに洗浄液(本例では純水)を供給するために用いられる。
本実施の形態において、ガイド管410はステンレス鋼からなり、約18mmの外径を有する。気体供給管420および洗浄液供給管430はPTFE(四フッ化エチレン樹脂)およびPFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体)等のフッ素樹脂からなり、それぞれ約6mmおよび約5mmの外径を有する。
ガイド管410の内部において、1本の気体供給管420は、6本の洗浄液供給管430に取り囲まれた状態で、その軸心がガイド管410の軸心に沿うように配置される。ここで、ガイド管410の内径は、気体供給管420の外径と洗浄液供給管430の外径を2倍した値との合計にほぼ等しい。この場合、複数の洗浄液供給管430は、それぞれ気体供給管420の外周面およびガイド管410の内周面に当接する。
この場合、流体供給管400の製造時に、1本の気体供給管420および6本の洗浄液供給管430をガイド管410に挿入することにより、ガイド管410内部の中心部に気体供給管420が容易かつ正確に位置決めされる。
図8(a)に示すように、洗浄液供給管430および気体供給管420の先端部は、ガイド管410の先端部から突出している。これにより、例えば洗浄液供給管430から基板Wに洗浄液が供給される際に、洗浄液供給管430から吐出された洗浄液がガイド管410に付着することが防止される。それにより、金属製のガイド管410に付着した洗浄液が基板Wの表面に落下して基板Wに金属汚染(メタルコンタミネーション)が発生することが防止される。
流体供給管400の先端部の周辺部材について説明する。上述のように、本例では、回転軸210は約20mmの内径を有し、ガイド管410は約18mmの外径を有する。これにより、流体供給管400が図7のモータ支持部材200sおよび管固定部280に取り付けられた状態で、回転軸210とガイド管410との間に約1mmのギャップGAが形成される。
流体供給管400の先端部近傍において、回転軸210には、略円筒形状を有するプレート支持部材510が取り付けられている。プレート支持部材510の内周面510hは、軸心に沿って階段状に形成されている。
プレート支持部材510を回転軸210に取り付ける際には、プレート支持部材510の内周面510hと回転軸210の外周面との間の隙間に円筒形状のパッド固定片512を嵌め込み、パッド固定片512をプレート支持部材510のねじ受け部511にネジ止めする。これにより、プレート支持部材510が回転軸210の先端部に確実に固定される。
プレート支持部材510の下端部近傍には、フランジ510Fが形成されている。フランジ510Fとスピンプレート520とがネジ止めされることにより、スピンプレート520が回転軸210に固定される。
図7に戻り、流体供給管400の後端部には、上述のように第2フランジFR2が形成されている。そして、第2フランジFR2は管固定部280に固定される。
ここで、流体供給管400の後端部近傍には、1本の気体供給管420および6本の洗浄液供給管430を互いに固定するとともにガイド管410に固定する供給管固定部490が設けられる。
供給管固定部490においては、例えば気体供給管420および洗浄液供給管430が互いに融着加工または接着剤により固定される。また、気体供給管420および洗浄液供給管430は粘着シート等を用いてガイド管410に固定される。
供給管固定部490によりガイド管410、気体供給管420および洗浄液供給管430の位置関係が固定される。これにより、流体供給管400の先端部近傍における各供給管430,420の位置精度が向上する。
ガイド管410内部に挿入される1本の気体供給管420および6本の洗浄液供給管430は、それぞれガイド管410の後端部から外部に延びている。ガイド管410の後端部から延びる気体供給管420の後端部は、図示しない気体供給装置に接続される。また、ガイド管410の後端部から延びる洗浄液供給管430の後端部は、図示しない洗浄液供給装置に接続される。
気体供給装置から気体供給管420にNガスが供給されることにより、基板WにNガスが供給される。また、洗浄液供給装置から洗浄液供給管430に純水が供給されることにより、基板Wに純水が供給される。
(5)基板の保持動作
スピンチャック600による基板Wの保持動作について説明する。図9および図10は、スピンチャック600による基板Wの保持動作を説明するための図である。
まず、図9(a)に示すように、ガード618がチャックピン615よりも低い位置に移動する。そして、複数の基板受け渡し機構620(図5)の保持ピン624がガード618の上方を通ってスピンプレート520の下方に移動する。複数の保持ピン624上に第6のセンターロボットCR6(図1)により基板Wが載置される。
このとき、マグネットプレート614a,614bは上方位置にある。この場合、マグネットプレート614a,614bの磁力線Bは、チャックピン615のマグネット616の高さにおいて内側から外側に向かう。それにより、各チャックピン615のマグネット616のS極が内側に吸引される。したがって、各チャックピン615は開状態となる。
続いて、図9(b)に示すように、複数の保持ピン624が基板Wを保持した状態で上昇する。これにより、基板Wが複数のチャックピン615の保持部615cの間に移動する。
続いて、図10(c)に示すように、マグネットプレート614a,614bが下方位置に移動する。この場合、各チャックピン615のマグネット616のN極が内側に吸引される。それにより、各チャックピン615が閉状態となり、各チャックピン615の保持部615cによって基板Wの外周端部が保持される。なお、各チャックピン615は、隣接する保持ピン624間で基板Wの外周端部を保持する。そのため、チャックピン615と保持ピン624とは互いに干渉しない。その後、複数の保持ピン624がガード618の外方に移動する。
続いて、図10(d)に示すように、ガード618がチャックピン615により保持される基板Wを取り囲む高さに移動する。そして、基板Wの洗浄処理および乾燥処理が順に行われる。
(6)洗浄処理および乾燥処理
洗浄/乾燥処理ユニットSD1においては、洗浄処理として基板Wの表面(上面)を洗浄する表面洗浄処理、基板の裏面(下面)を洗浄する裏面洗浄処理、および基板Wの外周端部(ベベル部)を洗浄するベベル洗浄処理が行われ、その後、基板Wの乾燥処理が行われる。
図11は基板Wの表面洗浄処理および裏面洗浄処理について説明するための側面図であり、図12は基板Wのベベル洗浄処理について説明するための側面図および平面図である。
基板Wの表面洗浄処理時には、図11(a)に示すように、スピンチャック600により基板Wが回転する状態で、流体供給管400を通して基板Wの表面に純水DIWが供給される。純水DIWは遠心力によって基板Wの表面の全体に広がり、外方に飛散する。これにより、基板Wの表面に付着する塵埃等が洗い流される。また、基板W上のレジストカバー膜の成分の一部が純水DIW中に溶出し、洗い流される。
基板Wの裏面洗浄処理時には、図11(b)に示すように、スピンチャック600により基板Wが回転する状態で、洗浄ブラシ630が基板Wの下方に移動する。そして、洗浄ブラシ630の上面と基板Wの裏面とが接触する状態で、洗浄ブラシ630が基板Wの中心部下方と周縁部下方との間で移動する。基板Wと洗浄ブラシ630との接触部分には、洗浄ノズル633から純水が供給される。これにより、基板Wの裏面の全体が洗浄ブラシ630により洗浄され、基板Wの裏面に付着する汚染物が取り除かれる。
基板Wのベベル洗浄処理時には、図12(a)および図12(b)に示すように、マグネットプレート614aが下方位置に配置され、マグネットプレート614bが上方位置に配置される。その状態で、スピンチャック600により基板Wが回転する。
この場合、マグネットプレート614aの外方領域R1(図12(b)参照)においては各チャックピン615が閉状態となり、マグネットプレート614bの外方領域R2(図12(b)参照)においては各チャックピン615が開状態となる。すなわち、各チャックピン615の保持部615cは、マグネットプレート614aの外方領域R1を通過する際に基板Wの外周端部に接触した状態で維持され、マグネットプレート614bの外方領域R2を通過する際に基板Wの外周端部から離間する。
本例では、5つのチャックピン615のうちの少なくとも4つのチャックピン615がマグネットプレート614aの外方領域R1に位置する。この場合、少なくとも4つのチャックピン615により基板Wが保持される。それにより、基板Wの安定性が確保される。
その状態で、洗浄ブラシ630が、外方領域R2においてチャックピン615の保持部615cと基板Wの外周端部との間に移動する。そして、洗浄ブラシ630の溝635が、基板Wの外周端部に押し当てられる。洗浄ブラシ630と基板Wとの接触部分には、洗浄ノズル633(図5)から純水が供給される。これにより、基板Wの外周端部の全体が洗浄され、基板Wの外周端部に付着する汚染物が取り除かれる。
なお、ベベル洗浄処理時に図5の液体供給管400を通して基板Wの表面に純水を供給してもよい。その場合、ベベル洗浄処理と表面洗浄処理とを同時に行うことができる。また、基板Wの裏面を洗浄する裏面洗浄ブラシを洗浄ブラシ630と別個に設け、ベベル洗浄処理時に裏面洗浄ブラシを基板Wの裏面に接触させてもよい。その場合、ベベル洗浄処理と裏面洗浄処理とを同時に行うことができる。あるいは、ベベル洗浄処理、表面洗浄処理および裏面洗浄処理を同時に行ってもよい。
上記の表面洗浄処理、裏面洗浄処理およびベベル洗浄処理の後には、基板Wの乾燥処理が行われる。この場合、マグネットプレート614a,614bが下方位置に配置され、全てのチャックピン615により基板Wが保持される。その状態で、スピンチャック600により基板Wが高速で回転する。それにより、基板Wに付着する純水が振り切られ、基板Wが乾燥する。
ここで、上述のように、図5の洗浄/乾燥処理ユニットSD1においては、流体供給管400から基板Wの表面に純水を供給することが可能であるとともに、Nガスを供給することが可能である。
そこで、上記の洗浄/乾燥処理ユニットSD1においては、以下のように基板Wの表面の洗浄処理および乾燥処理を行ってもよい。
図13は、図5の洗浄/乾燥処理ユニットSD1による基板W表面の洗浄処理および乾燥処理の一例を示す図である。
ここで、本例では、図7の洗浄液供給管430が、リンス液を供給可能な図示しない洗浄液供給装置に接続されているものとする。なお、本例において、リンス液とは、例えば純水または露光装置16において液浸法による露光処理に用いられる液浸液をいう。
図11(a)の例で説明したように、初めにスピンチャック600により基板Wが回転する状態で、流体供給管400を通して基板Wの表面にリンス液を供給する。この場合、リンス液は遠心力によって基板Wの表面の全体に広がり、外方に飛散する。これにより、基板Wの表面全体がリンス液により洗い流される。
その後、基板Wの回転速度を低下させる。これにより、基板Wの回転により振り切られるリンス液の量が減少し、図13(a)に示すように、基板Wの表面全体にリンス液RINの液層Lが形成される。なお、基板Wの回転を停止させて基板Wの表面全体に液層Lを形成してもよい。
その後、図13(b)に示すように、流体供給管400からNガスを吐出させる。これにより、図13(c)に示すように、基板Wの中心部のリンス液RINが基板Wの周縁部に移動し、基板Wの周縁部のみに液層Lが存在する状態になる。
次に、基板Wの回転数を上昇させることにより、基板W上の液層Lに大きな遠心力が作用する。それにより、基板W上の液層Lを確実に取り除くことができる。
(7)実施の形態の効果
上記のように、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2においては、スピンプレート520に設けられた複数のチャックピン615により基板Wの外周端部が保持される。スピンプレート520は、プレート支持部材510を介して回転軸210に取り付けられている。これにより、スピンモータ200により回転軸210とともにプレート支持部材510が回転され、プレート支持部材510上の複数のチャックピン615により保持された基板Wが回転する。
スピンモータ200の回転軸210内およびプレート支持部材510の内部には、流体供給管400のステンレス製のガイド管410が挿通されている。ガイド管410は、回転軸210の内周面との間にギャップGAが形成されるようにスピンモータ200を支持するモータ支持部材200sに支持されている。ステンレス製のガイド管410は、高い剛性を有するので、回転軸210が回転する場合においても、ガイド管410と回転軸210の内周面との間のギャップGAが一定に保たれる。
ガイド管410内部には、気体供給管420および複数の洗浄液供給管430が挿入されている。回転する基板Wの表面には、複数の洗浄液供給管430の先端部の吐出口から洗浄液(純水)が供給される。また、回転する基板Wの表面には、気体供給管420の先端部の吐出口から気体(Nガス)が供給される。これにより、基板Wの処理が行われる。
ガイド管410の内部においては、中心部に気体供給管420が挿入されている。また、気体供給管420の外周面とガイド管410の内周面とに接するように複数の洗浄液供給管430が挿入されている。これにより、気体供給管420が複数の洗浄液供給管430によりガイド管410内の中心部に自動的にかつ精度よく位置決めされる。また、複数の洗浄液供給管430が気体供給管420の外周面およびガイド管410の内周面により自動的かつ精度よく位置決めされる。それにより、基板Wの表面の中心部に気体および洗浄液を精度よく供給することができる。
また、ガイド管410がスピンモータ200に支持されているので、スピンモータ200が振動した場合でも、回転軸210とガイド管410との位置関係が保持される。それにより、ガイド管410が回転軸210に接触することが確実に防止される。
さらに、樹脂製の気体供給管420および洗浄液供給管430は可撓性を有するので、ガイド管410内に気体供給管420および洗浄液供給管430を容易に挿入することができる。また、気体供給管420および複数の洗浄液供給管430がガイド管410内に挿入されているので、流体供給管400がコンパクトになる。したがって、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の小型化が可能である。
加えて、気体供給管420および洗浄液供給管430が挿入されたガイド管410をスピンモータ200に取り付けることにより流体供給管400を容易に洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2に組み付けることができる。したがって、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2を容易に製造することが可能となる。
この場合、スピンモータ200がモータ支持部材200sにより支持され、ガイド管410の第1フランジFR1がモータ支持部材200sに固定される。それにより、ガイド管410が第1フランジFR1およびモータ支持部材200sを介してスピンモータ200に確実に固定される。また、ガイド管410の第1フランジFR1をモータ支持部材200sに取り付けることにより、流体供給管400をスピンモータ200に容易に固定することができる。したがって、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の製造がさらに容易となる。
また、ガイド管410と、ガイド管410の内部に設けられる複数の供給管420,430とが、供給管固定部490により固定される。これにより、流体供給管400を洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2に取り付ける際に、ガイド管410の内部で、気体供給管420および洗浄液供給管430の位置関係がずれることが防止される。
さらに、気体供給管420および複数の洗浄液供給管430の先端部が、ガイド管410の先端部から突出している。これにより、洗浄液供給管430の先端部の吐出口から基板Wに供給される洗浄液がステンレス製のガイド管410に付着することが防止される。それにより、ガイド管410に付着した洗浄液が基板Wの表面に落下して基板Wに金属汚染が発生することが防止される。
上述のように、複数の洗浄液供給管430から回転する基板Wの表面に洗浄液を供給することができるので、基板Wに多量の洗浄液を迅速に供給することが可能となる。それにより、基板Wの処理時間を短縮することができる。
特に、基板Wの表面に洗浄液を供給して液層L(図13)を形成する場合、複数の洗浄液供給管430から十分な量の洗浄液を基板Wの表面上に供給することができる。それにより、洗浄処理の時間を短縮することができる。
また、回転する基板Wの表面に気体供給管420から気体を供給することにより、基板Wの表面に付着する洗浄液を迅速に取り除き、十分かつ確実に基板Wを乾燥することができる。
ここで、気体供給管420はガイド管410内の中心部に位置し、ガイド管410は回転軸210の内周面との間に一定のギャップGAが形成されるようにモータ支持部材200sに支持されている。これにより、気体供給管420の先端部は、基板Wの回転中心に対向する。そのため、基板Wへの気体の供給時には、気体が気体供給管420から確実に基板Wの回転中心に供給される。それにより、気体供給管420から基板Wの回転中心に気体を供給することにより、基板Wの表面上に存在する洗浄液を確実に基板Wの外方へ吹き飛ばすことができる。
本実施の形態では、気体供給管420の内径は、複数の洗浄液供給管430の各々の内径よりも大きい。これにより、気体供給管420から基板Wに十分な量の気体を供給することができる。
特に、本実施の形態では、洗浄/乾燥処理ユニットSD1において、露光処理前の基板Wの洗浄処理が行われる。それにより、露光装置16内の汚染を防止することができ、露光パターンの寸法不良および形状不良が発生することを防止することができる。
また、基板Wの表面洗浄処理時に、基板W上のレジストカバー膜の成分の一部が洗浄液中に溶出し、洗い流される。そのため、露光装置16において基板W上に液体が供給された際に、その液体中にレジストカバー膜の成分が溶出することが防止される。
さらに、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2では、外方領域R1に位置するチャックピン615の保持部615cで基板Wの外周端部を保持して基板Wを回転させながら、外方領域R2に位置するチャックピン615の保持部615cを基板Wの外周端部から離間させることにより、洗浄ブラシ630により基板Wの外周端部を洗浄することができる。この場合、基板Wの裏面を真空吸着により保持する吸着式のスピンチャックを用いる場合と異なり、基板Wの裏面に吸着痕等を形成することなく、基板Wの外周端部を十分に清浄にすることができる。
また、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2では、スピンチャック600が基板Wの上方に位置するので、洗浄ブラシ630による基板Wの裏面の洗浄が可能となり、基板Wの裏面に付着する汚染物を確実に取り除くことができる。また、塗布ユニットRES等の他のユニットにおいて、吸着式のスピンチャックにより基板Wの裏面に吸着痕が形成された場合でも、その吸着痕を露光処理前に確実に取り除くことができる。これにより、露光装置内の汚染、および基板Wの裏面の凹凸に起因するデフォーカスの発生を確実に防止することができる。
また、洗浄/乾燥処理ユニットSD2においては、露光処理後の基板Wの洗浄処理が行われる。この場合、露光処理時に液体が付着した基板Wに雰囲気中の塵埃等が付着しても、その付着物を取り除くことができる。それにより、基板Wの処理不良をより確実に防止することができる。また、露光処理後の基板Wが清浄に維持されることにより、現像欠陥の発生を防止することができる。
(8)変形例
(8−1)
流体供給管400は、基板Wの表面(上面)に限らず、基板Wの裏面(下面)を洗浄するために用いることもできる。この場合、例えば図14のシャフト904に流体供給管400を挿通し、流体供給管400をモータ903とともに固定することにより、基板Wの裏面に洗浄液および気体を供給することが可能となり、上記と同様の効果を得ることができる。
(8−2)
上記実施の形態に係る洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2は、薬液を用いて基板を洗浄する薬液洗浄装置としても用いることができる。
ここで、薬液を用いた基板の表面の洗浄処理および乾燥処理の例について説明する。
本例では、図7の洗浄液供給管430が、薬液およびリンス液を供給可能な図示しない洗浄液供給装置に接続されているものとする。なお、本例において薬液とは、例えばBHF(バッファードフッ酸)、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸、過酸化水素水もしくはアンモニア等の水溶液、またはそれらの混合溶液をいう。また、リンス液とは、例えば純水、炭酸水、オゾン水、磁気水、還元水(水素水)もしくはイオン水、またはIPA(イソプロピルアルコール)等の有機溶剤をいう。
まず、スピンチャック600により基板Wが回転する状態で、流体供給管400を通して基板Wの表面に薬液を供給する。この場合、薬液は遠心力によって基板Wの表面の全体に広がり、外方に飛散する。これにより、基板Wの表面全体が薬液により洗い流される。
所定時間経過後、基板Wへの薬液の供給を停止し、流体供給管400から基板Wにリンス液を供給する。これにより、基板W上の薬液が洗い流される。
その後、基板Wの回転速度を低下させる。これにより、基板Wの回転により振り切られるリンス液の量が減少し、基板Wの表面全体にリンス液RINの液層Lが形成される(図13(a)参照)。なお、基板Wの回転を停止させて基板Wの表面全体に液層Lを形成してもよい。
その後、流体供給管400からNガスを吐出させる(図13(b)参照)。これにより、基板Wの中心部のリンス液RINが基板Wの周縁部に移動し、基板Wの周縁部のみに液層Lが存在する状態になる(図13(c)参照)。
次に、基板Wの回転数を上昇させることにより、基板W上の液層Lに大きな遠心力が作用する。それにより、基板W上の液層Lを確実に取り除くことができる。
(8−3)
上記では、流体供給管400のガイド管410がステンレス鋼により形成される旨を説明したが、ガイド管410を形成する材料としては、ステンレス鋼の他、鉄、銅、青銅、黄銅、アルミニウム、銀、または金等の強靭な金属材料を用いることができる。
また、気体供給管420および洗浄液供給管430がフッ素樹脂により形成される旨を説明したが、気体供給管420および洗浄液供給管430を形成する材料としては、フッ素樹脂の他PVC(ポリ塩化ビニル)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)またはPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等のフレキシブル性を有する樹脂材料を用いることもできる。
(8−4)
流体供給管400は洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2に設けられているが、流体供給管400を含む構成は、塗布ユニットBARC,RES,COV、現像処理ユニットDEV、除去ユニットREMに適用することができる。
例えば、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2と同様の構成を有する現像処理ユニットDEVにおいては、例えば次のように現像処理が行われる。
初めに、基板Wが回転しない状態、または基板Wが低い回転数で回転する状態で、洗浄液供給管430を通して基板W上に現像液を供給する。これにより、基板Wの表面上に現像液の液層が形成される。
所定時間経過後、基板Wを高い回転数で回転させるとともに気体供給管420から気体を供給する。これにより、基板Wの表面上に形成された現像液の液層を確実に除去される。それにより、現像処理が終了する。
さらにその後、現像液が除去された基板Wを洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2と同じ構成を有する処理ユニットに搬入し、現像処理後の基板Wの表面に洗浄処理および乾燥処理を行ってもよい。
現像処理ユニットDEVにおいては、次のように現像処理および乾燥処理を行ってもよい。
初めに、洗浄液供給管430から基板Wに現像液を供給し、基板W上に現像液の液層を形成する。所定期間経過後、洗浄液供給管430から基板Wにリンス液を供給して基板W上の現像液をリンス液で置換する。これにより、現像処理が確実に停止する。このとき、基板Wを回転させることにより、基板W上に形成される現像液の液層を除去してもよい。
その後、基板Wへのリンス液の供給を停止し、基板Wを高い回転数で回転させる。また、リンス液の供給を停止するとともに、気体供給管420から基板Wに気体を供給する。これにより、基板Wの表面に付着するリンス液が気体供給管420から供給される気体により確実に除去され、基板Wが十分に乾燥する。
(8−5)
洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2、塗布ユニットBARC,RES,COV、現像処理ユニットDEV、除去ユニットREM、加熱ユニットHP、冷却ユニットCPおよび載置兼冷却ユニットP−CPの個数は、各処理ブロックの処理速度に合わせて適宜変更してもよい。
また、上記第1の実施の形態では、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2がインターフェースブロック15内に配置されるが、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の少なくとも一方が図1に示すレジストカバー膜除去ブロック14内に配置されてもよい。あるいは、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2の少なくとも一方を含む洗浄/乾燥処理ブロックを図1に示すレジストカバー膜除去ブロック14とインターフェースブロック15との間に設けてもよい。
また、上記実施の形態では、液浸法により基板Wの露光処理を行う露光装置16を基板処理装置500の外部装置として設ける場合について説明したが、これに限定されず、液体を用いずに基板Wの露光処理を行う露光装置を基板処理装置500の外部装置として設けてもよい。
(8−6)
上記では、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2を基板処理装置500に設ける場合について説明したが、これに限らず、洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2を他の基板処理装置に設けてもよく、または洗浄/乾燥処理ユニットSD1,SD2を単独で用いてもよい。
(9)請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、スピンモータ200が回転駆動装置の例であり、プレート支持部材510およびスピンプレート520が回転部材の例であり、プレート支持部材510の内周面510hが開口の例であり、チャックピン615が複数の保持部材の例である。
また、流体供給管400が流体供給機構の例であり、ガイド管410が外管の例であり、気体供給管420が第1の内管の例であり、洗浄液供給管430が第2の内管の例である。
さらに、モータ固定部290が支持部材の例であり、第1フランジFR1がフランジ部の例であり、ギャップGAが一定の隙間の例である。また、洗浄ブラシ630が洗浄具の例であり、洗浄ノズル633が洗浄液供給手段の例であり、複数のチャックピン615の閉状態が基板保持状態の例であり、複数のチャックピン615の開状態が基板解放状態の例であり、マグネットプレート614a,614bおよびマグネット昇降機構617a,617bが保持部材切替手段の例であり、ブラシ保持部材631およびブラシ移動機構632が洗浄具移動手段の例であり、外方領域R1が第1の領域の例であり、外方領域R2が第2の領域の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、種々の基板の処理に有効に利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 図1の基板処理装置の一方の側面図である。 図1の基板処理装置の他方の側面図である。 インターフェースブロックを露光装置側から見た概略側面図である。 洗浄/乾燥処理ユニットの構成を示す側面図である。 洗浄/乾燥処理ユニットの構成を示す側面図である。 主として図5の流体供給管の構造を示す縦断面図である。 (a)は図5の流体供給管の先端部近傍の構造を示す拡大縦断面図であり、(b)は図8(a)の矢印YAから見た流体供給管の先端部の平面図である。 スピンチャックによる基板の保持動作を説明するための図である。 スピンチャックによる基板の保持動作を説明するための図である。 基板の表面洗浄処理および裏面洗浄処理について説明するための側面図である。 基板のベベル洗浄処理について説明するための側面図および平面図である。 図5の洗浄/乾燥処理ユニットによる基板表面の洗浄処理および乾燥処理の一例を示す図である。 特許文献1の基板処理装置の構成を示す模式図である。
符号の説明
200 スピンモータ
210 回転軸
290 モータ固定部
400 流体供給管
410 ガイド管
420 気体供給管
430 洗浄液供給管
490 供給管固定部
500 基板処理装置
510 プレート支持部材
510h 内周面
520 スピンプレート
615 チャックピン
FR1 第1フランジ
GA ギャップ

Claims (7)

  1. 基板の上面に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    鉛直方向に延びる中空の回転軸を有する回転駆動装置と、
    前記回転駆動装置の下側に設けられ、前記回転軸とともに回転するように前記回転軸に取り付けられかつ中央部に開口を有する回転部材と、
    前記回転部材の下側に設けられ、基板の上面が前記回転部材に対向する状態で基板の外周端部を保持する複数の保持部材と、
    前記複数の保持部材により保持される基板の前記上面に第1の流体および第2の流体を供給する流体供給機構とを備え、
    前記流体供給機構は、
    前記回転駆動装置の前記回転軸内および前記回転部材の前記開口に挿通され、前記回転軸の内周面との間に一定の隙間を形成するように前記回転駆動装置に支持された金属製の外管と、
    前記外管内の中心部に挿入されるとともに基板の前記上面に対向する端部に吐出口を有し、前記吐出口から前記第1の流体を基板に供給するための樹脂製の第1の内管と、
    前記第1の内管の外周面と前記外管の内周面とに接するように前記外管内の前記第1の内管の周囲に挿入されるとともに基板の前記上面に対向する端部に吐出口を有し、前記吐出口から前記第2の流体を基板に供給するための樹脂製の複数の第2の内管とを含むことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記回転軸が鉛直方向に延びるように前記回転駆動装置を支持する支持部材をさらに備え、
    前記外管はフランジ部を有し、前記フランジ部が前記支持部材に固定されたことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記外管は、基板の前記上面に対向する開口端を有し、
    前記第1の内管および前記複数の第2の内管の端部が、前記外管の前記開口端から突出することを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記第1の流体は気体であり、
    前記第2の流体は処理液であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記第1の内管の内径は、前記複数の第2の内管の各々の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 前記複数の保持部材により保持される基板の下面を洗浄するための洗浄具と、
    前記複数の保持部材により保持される基板の下面に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 前記複数の保持部材は、基板の外周端部に当接して基板を保持する基板保持状態と基板の外周端部から離間する基板解放状態とに切替可能に前記回転部材に設けられ、
    前記複数の保持部材を前記基板保持状態と前記基板解放状態とに切り替える保持部材切替手段と、
    前記洗浄具を移動させる洗浄具移動手段とをさらに備え、
    前記複数の保持部材の各々は、前記回転駆動装置による前記回転軸の回転に伴い基板の外周端部に沿った第1の領域および第2の領域を通って前記回転軸の中心を通る軸の周りで回転し、
    前記保持部材切替手段は、前記回転軸の回転中に前記複数の保持部材のうち前記第1の領域に位置する保持部材を前記基板保持状態にするとともに前記複数の保持部材のうち前記第2の領域に位置する保持部材を前記基板解放状態にし、
    前記洗浄具移動手段は、前記第1の領域に位置する保持部材が前記基板保持状態にあるとともに前記第2の領域に位置する保持部材が前記基板解放状態にあるときに前記洗浄具が前記複数の保持部材により保持される基板の外周端部に接触するように前記洗浄具を前記第2の領域に移動させることを特徴とする請求項6記載の基板処理装置。
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