JP5081289B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ミドル部に形成される溝の形状を改善することにより、耐偏摩耗性能を維持しつつ、排水性を向上させた空気入りタイヤに関する。
トレッド部に、複数のブロックを形成したブロックパターンの空気入りタイヤが知られている。近年では、この空気入りタイヤについて、さらなる排水性の向上が望まれている。排水性を高めるためには、トレッド部と路面との間の水膜、とりわけタイヤ赤道付近の水膜を接地端側にスムーズに排水させる必要がある。このような水膜をスムーズに排水させるために、例えば、タイヤ赤道側から接地端側に連なるミドル部の溝の幅及び/又は深さを大きくすること等が知られている。
しかしながら、上述の手法は、いずれもブロックの剛性低下を伴うため、耐偏摩耗性能が悪化し易いという問題があった。このように、排水性の向上とブロックの剛性の確保とは、二律背反の関係があり、これらを両立させることは困難であった。関連する技術として次のものがある。
特開2000−135904号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ミドル部に形成される溝の形状を改善することを基本として、ブロックの剛性を確保して耐偏摩耗性を維持しつつ、排水性を向上し得る空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド部に、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝と、該センター主溝の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝とを設けることにより、前記センター主溝間のセンター陸部、前記センター主溝と前記ショルダー主溝との間のミドル陸部、及び前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向外側をのびる一対のショルダー陸部が区分された空気入りタイヤであって、前記センター主溝は、タイヤ赤道側に凸となる向きに湾曲する円弧状部を含む円弧溝片をタイヤ周方向に連設することによりジグザグ状に形成され、しかも前記センター主溝のジグザグ振幅がトレッド接地幅の2〜5%であり、前記ミドル陸部には、前記円弧溝片の交差部からタイヤ周方向に対して12〜30°の角度で前記ショルダー主溝に向かってのびるミドル傾斜溝が設けられ、前記ミドル傾斜溝と前記センター主溝とが挟む陸部の先端角度が30〜75°であり、前記ミドル傾斜溝の溝幅は、接地端側に向かって漸減することを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記センター主溝は、前記円弧溝片の交差部かつタイヤ赤道側の溝縁がタイヤ周方向に直線状でのびる直線部を有する請求項1記載の空気入りタイヤである。
また請求項3記載の発明は、前記ショルダー主溝は、タイヤ赤道側に凸となる向きに湾曲する湾曲溝片をタイヤ周方向に連設することによりジグザグ状に形成され、かつ、前記湾曲溝片のジグザグ振幅は、前記円弧溝片のジグザグ振幅よりも大きい請求項1又は2に記載の空気入りタイヤである。
また請求項4記載の発明は、前記ショルダー陸部は、前記湾曲溝片のタイヤ周方向の一方側の端部からタイヤ周方向に対し2〜20°の角度かつ接地端を越えてのびるショルダーラグ溝と、前記湾曲溝片のタイヤ周方向の一方側の端部からタイヤ周方向に対し15〜55°の角度でかつ前記ショルダーラグ溝とは逆向きの傾斜で前記ショルダーラグ溝までのびるショルダー傾斜溝とが設けられる請求項3記載の空気入りタイヤである。
また請求項5記載の発明は、前記ショルダー傾斜溝の溝幅は、接地端側に向かって漸減する請求項4記載の空気入りタイヤである。
また請求項6記載の発明は、前記湾曲溝片のタイヤ周方向の長さは、前記円弧溝片のタイヤ周方向の長さよりも小さい請求項3乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項7記載の発明は、前記ミドル傾斜溝は、前記ショルダー主溝に接続されることにより、前記ミドル陸部は前記ショルダー主溝と前記センター主溝と前記ミドル傾斜溝とで区分されるミドルブロックがタイヤ周方向に隔設され、前記ミドルブロックは、前記ショルダー主溝と前記センター主溝の前記円弧溝片とを接続する第1ミドル副溝と、前記湾曲溝片と前記ミドル傾斜溝とを接続する第2ミドル副溝とにより、タイヤ赤道C側の第1ブロック、接地端Te側の第3ブロック、及び前記第1ブロックと第3ブロックと間の第2ブロックに区分され、しかも、前記第2ブロックは、一端が前記湾曲溝片のタイヤ赤道C側の頂部近傍にかつ他端が前記第1ミドル副溝に接続される第3ミドル副溝により、タイヤ赤道C側の第2内ブロックと、接地端Te側の第2外ブロックとに区分され、前記第2外ブロックの踏面の面積と前記第3ブロックの踏面の面積との差は、前記第2外ブロックまたは前記第3ブロックのいずれか小さいほうの踏面の面積の30%以内である請求項3乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項8記載の発明は、前記第1ブロックの踏面の面積は、前記第2内ブロック、第2外ブロック及び第3ブロックの踏面の各面積よりも大きい請求項7記載の空気入りタイヤである。
また請求項9記載の発明は、前記センター陸部には、前記円弧溝片から前記ミドル傾斜溝とは同じ向きに傾斜してのびかつタイヤ赤道Cに達することなく終端するセンタースロットが隔設される請求項1乃至8のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤでは、トレッド部に、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝と、該センター主溝の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝とを設けることにより、前記センター主溝間のセンター陸部、前記センター主溝と前記ショルダー主溝との間のミドル陸部、及び前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向外側をのびる一対のショルダー陸部が区分される。そして、センター主溝は、タイヤ赤道側に凸となる向きに湾曲する円弧状部を含む円弧溝片をタイヤ周方向に連設することによりジグザグ状に形成される。このようなセンター主溝は、路面と、トレッド部のタイヤ赤道付近との間の水膜を効率よく排出できる。とりわけ、センター主溝のジグザグ振幅がトレッド幅の2〜5%で形成されるため、センター陸部の陸部剛性を確保しつつ効率良く排水できる。
また、ミドル陸部には、前記円弧溝片の交差部からタイヤ周方向に対して12〜30°の角度で前記ショルダー主溝に向かってのびるミドル傾斜溝が設けられる。このようなミドル傾斜溝は、センター主溝の排水をタイヤの回転を利用してショルダー主溝に導き、排水性をさらに向上させ得る。また、このような角度でのびるミドル傾斜溝は、ミドル陸部の剛性を過度に低下させずに上述の排水機能を発揮しうる。従って、耐偏摩耗性や操縦安定性が維持される。
また、ミドル傾斜溝と前記センター主溝とが挟む陸部のミドル陸部の先端角度が30〜75°に形成される。このため、センター主溝の排水の一部が、さらにスムーズにセンター主溝のタイヤ回転方向の後着側及び/又はミドル傾斜溝へ排出されるとともに、ミドル傾斜溝と前記センター主溝とが挟む陸部の剛性低下を防止できる。従って、耐偏摩耗性や操縦安定性が維持されつつ、排水性が向上する。
また、ミドル傾斜溝の溝幅は、接地端側に向かって漸減する。このようなミドル傾斜溝は、接地端側に向かいミドル傾斜溝内の流水速度を上昇させるとともに、旋回時に接地圧が高くなるミドル陸部の軸方向外側の領域の横剛性を高める。従って、さらに耐偏摩耗性と排水性とをバランス良く維持する。
本発明の一実施形態の空気入りタイヤを示すトレッド部の展開図である。 図1のセンター陸部の拡大図である 図1のミドル陸部の拡大図である。 図1のショルダー陸部の拡大図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1に示されるように、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1は、例えば乗用車用タイヤとして好適に利用される。
本実施形態の空気入りタイヤ1のトレッド部2には、タイヤ赤道Cの両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝3と、そのセンター主溝3の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝4とが設けられる。これにより、本実施形態のトレッド部2には、前記センター主溝3、3間をのびる1本のセンター陸部5a、前記センター主溝3とショルダー主溝4との間をのびる一対のミドル陸部5b、及び前記ショルダー主溝4のタイヤ軸方向外側をのびる一対のショルダー陸部5cがそれぞれ区分される。なお、本実施形態のトレッドパターンは、タイヤ赤道C上の任意の点を中心としバリアブルピッチを除いて実質的に点対称のパターンで形成されている。
センター主溝3及びショルダー主溝4の溝幅(溝の長手方向と直角な溝幅とし、以下、他の溝幅についても同様とする。)W1、W2及び溝深さについては、慣例に従って種々定めることができる。しかしながら、前記溝幅W1、W2及び/又は溝深さが大きすぎると接地面積の減少や各陸部5a乃至5cの剛性が低下するおそれがあり、逆に小さすぎると、排水性が悪化するおそれがある。このため、センター主溝3及びショルダー主溝4の溝幅W1、W2は、例えば、トレッド接地幅TWの3.0〜8.0%が望ましい。また、センター主溝3及びショルダー主溝4の溝深さは、11.0〜15.0mmが望ましい。
また、センター主溝3及びショルダー主溝4の配設位置も特に限定されるものではないが、例えば、センター主溝3の中心線G1とタイヤ赤道Cとの間のタイヤ軸方向距離L1は、トレッド接地幅TWの好ましくは、7〜15%が望ましい。同様に、ショルダー主溝4の中心線G2と接地端Teとの間のタイヤ軸方向距離L2は、トレッド接地幅TWの好ましくは、15〜30%が望ましい。これにより、各陸部5a乃至5cの剛性がバランス良く確保され、操縦安定性や耐偏摩耗性を向上しうる。なお、本実施形態の中心線G1、G2は、波状の非直線で形成されており、各中心線G1、G2の振幅の中心で前記タイヤ軸方向距離L1、L2が特定される。
ここで、前記トレッド接地幅TWは、タイヤを正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した正規状態の空気入りタイヤ1に、正規荷重を負荷しかつキャンバー角0度で平面に接地させたときの接地端Te、Te間の距離とする。また、タイヤの各部の寸法等は、特に断りがない場合、前記正規状態での値とする。
また、前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めているリムであり、JATMAであれば"標準リム"、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"となる。
また、前記「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば"最高空気圧"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とし、タイヤが乗用車用の場合には180kPaとする。
また、前記「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば"最大負荷能力"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"とするが、タイヤが乗用車用の場合には前記各荷重の88%に相当する荷重とする。
図2に拡大して示されるように、前記センター主溝3は、タイヤ赤道C側に凸となる向き(タイヤ赤道Cよりも左側のトレッド半部分の例では右側)に湾曲する円弧状部7を含む円弧溝片6をタイヤ周方向に連ねてジグザグ状に形成される。即ち、センター主溝3は、円弧溝片6を繰り返し模様の最小構成単位として形成される。このような円弧溝片6は、センター陸部5aの剛性低下を防止しつつトレッド部2のタイヤ赤道Cの近傍と路面との間の水膜を効率よく排出できる。従って、直進安定性を損ねずに排水性が向上する。また、前記円弧溝片6は、ミドル陸部5bのタイヤ軸方向の剛性を高めるため、耐偏摩耗性を向上するのにも役立つ。
図2のタイヤ赤道Cよりも左側のトレッド半部分において、本実施形態の円弧溝片6は、前記円弧状部7と、前記円弧溝片6の交差部Kをなすタイヤ赤道C側の溝縁6aがタイヤ周方向に直線状でのびる直線部8とを含んで形成される。このような直線部8は、センター主溝3の排水をタイヤの回転を利用して、回転方向の後着側にスムーズに排出するのに役立つ。また、前記直線部8は、センター陸部5aのタイヤ周方向の剛性を確保するのに役立つため、耐偏摩耗性や操縦安定性を維持し得る。
また、センター主溝3のジグザグ振幅a1が、トレッド接地幅TWの2〜5%に形成される必要がある。前記ジグザグ振幅a1が、トレッド接地幅TWの2%未満であると、トレッド部2のタイヤ赤道C付近の水膜を効率よく排出できない。逆に、前記ジグザグ振幅a1が、トレッド接地幅TWの5%を超えると、センター陸部5aの剛性が過度に低下し、耐偏摩耗性や操縦安定性が悪化する。このような観点より、前記ジグザグ振幅a1は、好ましくはトレッド接地幅TWの2.5%以上4.5%以下が望ましい。なお、前記振幅a1は、センター主溝3の中心線G1の最もタイヤ軸方向の外側の点Poと最もタイヤ軸方向の内側の点Piとの間のタイヤ軸方向距離とする(以下、他の溝の振幅についても同様とする。)
また、前述の作用をより発揮させる観点より、センター主溝3のタイヤ周方向に対する角度(接線の角度)θ1は、好ましくは5°以上、より好ましくは15°以上が望ましく、また好ましくは40°以下、より好ましくは30°以下が望ましい。
図3に示されるように、ミドル陸部5bには、前記センター主溝3においてタイヤ周方向に隣り合う円弧溝片6同士が接続される交差部Kから、前記ショルダー主溝4に向かって該ショルダー主溝4までのびるミドル傾斜溝9が設けられる。このようなミドル傾斜溝9は、センター主溝3の排水の一部を、タイヤの回転を利用してショルダー主溝4に導くことができる。従って、排水性を向上させる。
また、ミドル傾斜溝9は、タイヤ周方向に対して12〜30°の角度θ2で形成される。前記角度θ2が30°を超えると、該ミドル傾斜溝9の排水抵抗が大きくなり、排水性が悪化する。逆に、前記角度θ2が12°未満であると、前記ミドル傾斜溝9と前記センター主溝3との間のミドル陸部5bの剛性が小さくなり、耐偏摩耗性や操縦安定性が悪化する。このような観点より、前記角度θ2は、好ましくは14°以上が望ましく、また、好ましくは28°以下が望ましい。
また、ミドル傾斜溝9とセンター主溝3とが挟むミドル陸部5bの先端角度α1は、30〜75°に形成される。前記先端角度α1が75°を超えると、センター主溝3の排水が、該センター主溝3のタイヤ回転方向の後着側及び/又はミドル傾斜溝9に流れ難くなるため、排水性が悪化する。逆に、先端角度α1が30°未満であると、ミドル陸部5bの剛性が低下し、耐偏摩耗性や操縦安定性が悪化する。このような観点より、前記先端角度α1は、好ましくは35°以上が望ましく、また、好ましくは70°以下が望ましい。なお、ミドル陸部5bの先端部分が、円弧状で形成されている場合は、タイヤ周方向の先端5b1から2mmの距離にあるミドル陸部5bの陸部縁(図示しない)の接線間の角度とする。
また、ミドル傾斜溝9の溝幅W3は、タイヤ赤道C側から接地端Te側に向かって漸減している。このようなミドル傾斜溝9は、タイヤ赤道C側から接地端Te側に向かって排水の流水速度を増加させる。従って、センター主溝3の排水が、接地端Te側にスムーズに排出され易くなる。また、このようなミドル傾斜溝9は、旋回時に接地圧が高くなりやすいミドル陸部5bのタイヤ軸方向外側の領域の剛性が相対的に高められる。従って、排水性と耐偏摩耗性とがバランス良く維持される。このような観点より、前記溝幅W3は、トレッド接地幅TWの好ましくは2.0%以上、より好ましくは2.5%以上が望ましく、また好ましくは4.0%以下、より好ましくは3.5%以下が望ましい。
同様の観点より、ミドル傾斜溝9の溝深さは、センター主溝3の溝深さの好ましくは50%以上、より好ましくは55%以上が望ましく、また好ましくは70%以下、より好ましくは65%以下が望ましい。なお、ミドル傾斜溝9の溝深さは、一定でも良いが、摩耗中期のミドル陸部5bの剛性を確保する観点より、ショルダー主溝4側へステップ状に漸減させる段差部9cが設けられても良い。段差部9cは、排水性とミドル陸部5bの剛性とをバランス良く確保する観点より、ミドル傾斜溝9のタイヤ周方向の長さL3の45〜55%の位置に設けられるのが望ましい。
また、本実施形態のミドル傾斜溝9のタイヤ軸方向の外側の溝縁9aと前記円弧溝片6のタイヤ軸方向の外側の溝縁6bとは、滑らかに接続されるのが望ましい。これにより、ミドル陸部5bの剛性が高く維持されるとともに、センター主溝3の円弧溝片6からスムーズにミドル傾斜溝9へと排水できる。
また、本実施形態のミドル傾斜溝9のタイヤ軸方向の外端は、ショルダー主溝4に接続されている。このようなミドル傾斜溝9は、センター主溝3の排水を、ショルダー主溝4を介して、接地端Te及び/又はタイヤ回転方向後着側へ排出でき、排水性がさらに向上する。
また、ミドル傾斜溝9が、ショルダー主溝4に接続されることにより、ミドル陸部5bは、ショルダー主溝4と前記センター主溝3とミドル傾斜溝9とで区分されるミドルブロック11がタイヤ周方向に隔設される。
また、図1及び図4に示されるように、ショルダー主溝4は、タイヤ赤道C側に凸となる向きに湾曲する湾曲溝片12をタイヤ周方向に連らねて形成される。即ち、ショルダー主溝4は、湾曲溝片12を繰り返し模様の最小構成単位としてジグザグ状に形成される。このようなショルダー主溝4は、トレッド部2のショルダー部と路面との間の水膜を効果的に取り込んで排水性を向上させる。
また、湾曲溝片12のジグザグ振幅a2は、円弧溝片6のジグザグ振幅a1よりも大きく形成されるのが望ましい。このような湾曲溝片12は、旋回時に相対的に大きな接地圧が作用するショルダー陸部5cのタイヤ軸方向の剛性を大きくする。従って、操縦安定性が向上するとともにショルダー陸部5cの肩落ち摩耗の発生が抑制される。なお、前記ジグザグ振幅a2が大きくなると、ミドル陸部5bの剛性が小さくなる傾向があるので、湾曲溝片12のジグザグ振幅a2は、トレッド接地幅TWの好ましくは3%以上、より好ましくは4%以上が望ましく、また好ましくは7%以下、より好ましくは6%以下が望ましい。
また、同様の観点より、ショルダー主溝4のタイヤ周方向に対する角度θ3は、好ましくは20°以上、より好ましくは30°以上が望ましく、また好ましくは60°以下、より好ましくは55°以下が望ましい。
また、図1に示されるように、湾曲溝片12のタイヤ周方向の長さL4は、センター主溝3の円弧溝片6のタイヤ周方向長さL5よりも小さく形成されるのが望ましい。即ち、ジグザグ振幅a2の大きな湾曲溝片12が、円弧溝片6よりも多数形成される。従って、本実施形態の空気入りタイヤ1は、ショルダー部において十分な排水性が得られる。
また、図4に示されるように、前記ショルダー陸部5cは、湾曲溝片12のタイヤ周方向の一方側の端部12aから接地端Teを越えてのびるショルダーラグ溝13がタイヤ周方向に隔設される。これにより、前記ショルダー陸部5cは、ショルダー主溝4と接地端Teとショルダーラグ溝13とで区分されるショルダーブロック14がタイヤ周方向にに隔設される。
前記ショルダーラグ溝13は、本実施形態では、湾曲溝片12の前記端部12aと滑らかに接続される。より詳しくは、本実施形態では、ショルダーラグ溝13のタイヤ周方向の一方側の溝縁13a(本例では下側)と湾曲溝片12のタイヤ軸方向の外側縁12bとが滑らかに接続されている。これにより、ショルダー主溝4からショルダーラグ溝13への排水抵抗を低減し、優れた排水性能が得られる。また、ショルダーブロック14のコーナ部の剛性が高く維持されるため、耐偏摩耗性に優れる。
ショルダーラグ溝13は、排水性能とショルダーブロック14のタイヤ周方向の剛性とをバランス良く確保する観点より、タイヤ軸方向に対する角度θ4が、好ましくは2°以上、より好ましくは6°以上が望ましく、また好ましくは20°以下、より好ましくは16°以下が望ましい。
また、ショルダーラグ溝13の溝幅W4は、排水性を向上させる観点より、接地端Te側に向かって漸増するのが望ましい。前記溝幅W4は、排水性とショルダーブロック14の剛性とをバランスさせる観点より、好ましくは5.0mm以上、より好ましくは6.0mm以上が望ましく、また好ましくは15.0mm以下、より好ましくは13.5mm以下が望ましい。同様に、ショルダーラグ溝13の溝深さは、好ましくは、ショルダー主溝4の溝深さの50%以上、より好ましくは55%以上が望ましく、また好ましくは70%以下、より好ましくは65%以下が望ましい。
また、ショルダー陸部5cには、前記ショルダー主溝4の湾曲溝片12のタイヤ周方向の一方側の端部12aから前記ショルダーラグ溝13とはタイヤ軸方向に対して逆向きの傾斜で該ショルダーラグ溝13までのびるショルダー傾斜溝15が設けられる。これにより、ショルダー主溝4内の排水は、ショルダー傾斜溝15を介してショルダーラグ溝13、ひいては接地端Teへとさらに効果的に排水できる。
また、ショルダーブロック14は、前記ショルダー傾斜溝15により、タイヤ軸方向の外側の外ショルダーブロック14aと、そのタイヤ軸方向の内ショルダーブロック14bとに区分される。
外ショルダーブロック14a及び内ショルダーブロック14bのブロック剛性を確保するとともに排水性を向上させる観点より、ショルダー傾斜溝15のタイヤ周方向に対する角度θ5は、好ましくは15°以上、より好ましくは20°以上が望ましく、また好ましくは55°以下、より好ましくは45°以下が望ましい。同様に、ショルダー傾斜溝15の溝幅W5は、トレッド接地幅TWの好ましくは1.5%以上、より好ましくは2.5%以上が望ましく、また好ましくは4.5%以下、より好ましくは3.5%以下が望ましい。さらに、ショルダー傾斜溝15の溝深さは、ショルダー主溝4の溝深さの、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上が望ましく、また好ましくは50%以下、より好ましくは40%以下が望ましい。
なお、ショルダー傾斜溝15は、その溝幅W5が一定であっても良いが、接地端Te側に向かって漸減するものでも良い。本実施形態のショルダー傾斜溝15は、局部的に溝幅W5が減少する縮小部15aを有している。このようショルダー傾斜溝15は、ショルダーブロック14の剛性を維持しつつ、接地端Te側への排水の流水速度を増加させて、排水性をさらに向上できる。
図1に示されるように、本実施形態では、ショルダー傾斜溝15と、湾曲溝片12と、ミドル傾斜溝9とが、略直線状に滑らかに接続される。即ち、実質的にミドル傾斜溝9が湾曲溝片12及びショルダー傾斜溝15を介してショルダーラグ溝13まで連続してのびるような接続態様となる。従って、センター主溝3の排水が、スムーズに接地端Teまで排出されるため、排水性をより一層向上させることができる。
図3に示されるように、前記ミドルブロック11には、一端がショルダー主溝4の湾曲溝片12のタイヤ赤道C側の頂部12cに接続されるとともに他端がセンター主溝3の円弧溝片6の交差部Kに接続される第1ミドル副溝16と、この第1ミドル副溝16とタイヤ周方向に位置ズレするとともに湾曲溝片12とミドル傾斜溝9とを接続する第2ミドル副溝17とが設けられる。これにより、前記ミドルブロック11は、タイヤ赤道C側に形成される第1ブロック18、接地端Te側に形成される第3ブロック20、及び該第1ブロック18と第3ブロック20との間の第2ブロック19の3つに区分されている。
第1ミドル副溝16は、その溝幅W6が一定でも良いが、接地端Te側に向かって局部的に溝幅W6が拡大する拡大部16aが設けられるのが望ましい。このようミドル副溝16は、第1ブロック18及び第2ブロック19の剛性を維持しつつ、接地端Te側の溝幅を大きく確保して、排水性を向上させる。
排水性の向上と第1乃至第3ブロック18乃至20の剛性の確保とをバランスさせるために、第1のミドル副溝の溝幅W6は、5〜10mmが望ましく、また、第2ミドル副溝17の溝幅W7は、1.5〜3.5mmが望ましい。同様に、第1ミドル副溝16の溝深さ及び第2ミドル副溝17の溝深さは、センター主溝3の溝深さの55〜65%が望ましい。なお、第1ミドル副溝16の溝深さは一定でも良いが、接地端Te側への排水をスムーズにする観点より、溝深さを接地端Te側へステップ状に漸増させる段差部16bが設けられても良い。
また、第2ブロック19は、一端が前記湾曲溝片12のタイヤ赤道C側の頂部近傍にかつ他端が前記第1ミドル副溝16に接続される第3ミドル副溝21により、タイヤ赤道C側の第2内ブロック19aと、接地端Te側の第2外ブロック19bとに区分されている。
第2ブロック19の剛性の確保と排水性の向上とをバランスさせるために、第3のミドル副溝21の溝幅W8は、2〜5mmが望ましく、また溝深さは、センター主溝3の溝深さの2%〜5%が望ましい。さらに、第3ミドル副溝のタイヤ周方向に対する角度θ6は、15〜35°が望ましい。
また、図3に示されるように、本実施形態では、第2外ブロック19bと第3ブロック20とのタイヤ軸方向の外側にショルダーラグ溝13が形成されるため、第2外ブロック19b及び第3ブロック20には、大きな接地圧が作用し易い。従って、タイヤ周方向に隣り合う第2外ブロック19bと第3ブロック20とは、耐偏摩耗性を向上させるため、その踏面の面積を略等しくするのが望ましい。より好ましくは、第2外ブロック19bの踏面の面積S2bと、前記第3ブロック20の踏面の面積S3との差は、第2外ブロック19b又は第3ブロック20のいずれか小さいほうの踏面の面積S2b、S3の好ましくは30%以下、より好ましくは15%以下であるのが望ましい。
また、本実施形態において、第1ブロック18は、ミドル傾斜溝9とセンター主溝3との間に形成された略三角形状をなす。一方、第2内ブロック19a、第2外ブロック19b及び第3ブロック20は、略矩形状をなす。このため、本実施形態のミドル陸部5bでは、第1ブロック18の剛性が最も小さくなり易く、該第1ブロック18に偏摩耗が生じ易い傾向がある。従って、この第1ブロック18の踏面の面積を相対的に大きくして、耐偏摩耗性を向上させる必要がある。このような観点より、第1ブロック18の踏面の面積S1は、第2内ブロック19aの踏面の面積S2a、第2外ブロック19bの踏面の面積S2b及び第3ブロック20の踏面の面積S3よりも大きく形成されるのが望ましい。
他方、第1ブロック18の踏面の面積S1が大きくなると、第2内ブロック19a、第2外ブロック19b及び第3ブロック20との剛性バランスが悪化し、耐偏摩耗性が低下するおそれがある。このような観点より、第2内ブロック19aの踏面の面積S2a、第2外ブロック19bの踏面の面積S2b及び第3ブロック20の踏面の面積S3は、第1ブロック18の踏面の面積S1の好ましくは40%以上、より好ましくは50%以上が望ましく、また好ましくは90%以下、より好ましくは80%以下が望ましい。
また、第1ブロック18には、第1ミドル副溝16からミドル傾斜溝9に向かってミドル傾斜溝9に接することなく終端するミドルラグ溝25が設けられる。このようなミドルラグ溝25は、第1ブロック18の剛性を緩和して、耐偏摩耗性を発揮させるのに役立つ。
さらに、本実施形態では、図1及び図3に示されるように、第1ミドル副溝16と、湾曲溝片12と、ショルダーラグ溝13とが滑らかに接続される。即ち、実質的に第1ミドル副溝16が湾曲溝片12を介してショルダーラグ溝13まで連続してのびるような接続態様となる。同様に、第2ミドル副溝17と、湾曲溝片12と、ショルダーラグ溝13とも滑らかに接続される。即ち、実質的に第2ミドル副溝17が湾曲溝片12を介してショルダーラグ溝13まで連続してのびるような接続態様となる。これらにより、センター主溝3及び/又はミドル傾斜溝9の排水が、より一層、スムーズに接地端Teに排出されるため、排水性がさらに向上する。
また、前記第1ミドル副溝16、湾曲溝片12、ショルダーラグ溝13で形成される排水経路及び第2ミドル副溝17、湾曲溝片12、ショルダーラグ溝13で形成される排水経路は、図1のタイヤ赤道Cの左側のトレッド部2の例では、左上がりに傾斜している。逆に、前記ミドル傾斜溝9、湾曲溝片12、ショルダー傾斜溝15で形成される排水経路は、この例では左下がりに傾斜している。従って、本実施形態の空気入りタイヤ1は、タイヤ回転方向によらず、大きな排水性を発揮できる。
また、図2に示されるように、センター陸部5aは、円弧溝片6から、前記ミドル傾斜溝9とは同じ向きに傾斜してのびかつタイヤ赤道Cに達することなく終端するセンタースロット22がタイヤ周方向に隔設されている。このようなセンタースロット22は、タイヤ赤道C側のトレッド部2と路面との間の水膜をさらに確実に排出できるため、排水性をより一層向上させ得る。特に、本実施形態のセンタースロット22は、その溝幅W9がセンター主溝3に向かって漸増するため、確実に上述の水膜を排出しうる。
また、センター陸部5aは、該センター陸部5aを横切る複数本のセンター横溝23が設けられる。該センター横溝23は、タイヤ軸方向に対して傾斜している。
また、センター陸部5aは、前記直線部8を斜めかつ一定幅で切り欠いた面取り部10が設けられるのが望ましい。このような面取り部10は、直進走行時に相対的に大きな接地圧が作用するタイヤ赤道C側の溝縁6aに生じる応力集中を緩和し、耐偏摩耗性を高めるのに役立つ。
また、図1に示されるように、本実施形態のセンター陸部5a、第3ブロック20及び内ショルダーブロック14bには、サイピング24が設けられるのが望ましい。このようなサイピング24は、サイピングの設けられるブロックの剛性を緩和して、耐偏摩耗性を発揮させるのに役立つ。なお、サイピング24の切り込み幅は、1.5〜3.5mm、深さは、センター主溝3の溝深さの20〜30%、タイヤ軸方向長さは、夫々のブロックのタイヤ軸方向の幅の40〜60%が望ましい。
以上、本発明の実施形態について、詳述したが、本発明は例示の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施しうるのは言うまでもない。
本発明の効果を確認するために、図1のパターンを有する空気入りタイヤ(サイズLT315/75R16 121S)が表1の仕様に基づき試作された。そして、それらについて、各種の性能が評価された。具体的な寸法は、次の通りである。なお、表1の仕様以外は、全て同一である。
<センター主溝>
溝幅W1/接地幅TW:3.5〜6.0%
溝深さ:12.8〜13.2mm
タイヤ周方向に対する角度θ1:15〜25°
配設位置L1/TW:8%
<ショルダー主溝>
溝幅W2/接地幅TW:3.0〜4.5%
溝深さ:12.8〜13.2mm
タイヤ周方向に対する角度θ3:25〜35°
配設位置L2/TW:18%
<ミドル傾斜溝>
溝幅W3:1.6〜3.6mm
溝深さ:3.0〜8.2mm
<ショルダーラグ溝>
溝幅W4:2.5〜6.5mm
溝深さ:7.2〜13.7mm
タイヤ軸方向に対する角度θ4:6.5〜14.0°
<ショルダー傾斜溝>
溝幅W5:1.3〜3.2mm
溝深さ:2.8〜5.2mm
タイヤ周方向に対する角度θ5:27〜38°
<その他>
湾曲溝片のタイヤ周方向の長さL4:21.0〜30.5mm
円弧溝片のタイヤ周方向の長さL5:43.0〜59.5mm
第1ブロックと第2内ブロックとの面積比S2a/S1:53%
第1ブロックと第3ブロックとの面積比S3/S1:58%
トレッド接地幅TW:242mm
また、テスト方法は次の通りである。
<操縦安定性>
試供タイヤを16×8.0のリムに装着し、排気量4800ccの四輪駆動車の全輪に装着し、内圧275kPa、縦荷重8.53kNでドライバーのみ乗車してタイヤテストコースのドライアスファルト路面を60km/hでレーンチェンジを繰り返した。このときの各テストタイヤの操縦安定性がドライバーの官能評価により5点法で評価された。数値が大きいほど、操縦安定性に優れていることを示す。
<排水性>
試供タイヤが上記の条件で上記テスト車両の全輪に装着され、ドライバーのみ乗車して水深が4〜6mmのウエットアスファルト路面で、60km/hでレーンチェンジを繰り返したときの操縦安定性がドライバーの官能評価により5点法で評価された。数値が大きいほど良好であることを示す。
<耐偏摩耗性能>
また、試供タイヤが上記の条件で上記テスト車両の全輪に装着され、公道を24000km走行後、肉眼により、ショルダー部の偏摩耗の有無や状態が確認された。偏摩耗の度合いに応じて5点法で評価された。数値が大きいほど良好であることを示す。
テストの結果等を表1に示す。
Figure 0005081289
Figure 0005081289
テストの結果、実施例のものは、比較例に比べて、排水性能を維持しつつ操縦安定性及び耐偏摩耗性が向上していることが確認できた。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 センター主溝
4 ショルダー主溝
5a センター陸部
5b ミドル陸部
5c ショルダー陸部
6 円弧溝片
7 円弧状部
9 ミドル傾斜溝
15b 第2傾斜部
18 ショルダー副溝
18a ショルダー副溝のタイヤ軸方向の外側の端部
18b ショルダー副溝のタイヤ軸方向の内側の端部
C タイヤ赤道
Te 接地端
TW トレッド接地幅

Claims (9)

  1. トレッド部に、タイヤ赤道の両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のセンター主溝と、該センター主溝の外側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝とを設けることにより、前記センター主溝間のセンター陸部、前記センター主溝と前記ショルダー主溝との間のミドル陸部、及び前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向外側をのびる一対のショルダー陸部が区分された空気入りタイヤであって、
    前記センター主溝は、タイヤ赤道側に凸となる向きに湾曲する円弧状部を含む円弧溝片をタイヤ周方向に連設することによりジグザグ状に形成され、しかも前記センター主溝のジグザグ振幅がトレッド接地幅の2〜5%であり、
    前記ミドル陸部には、前記円弧溝片の交差部からタイヤ周方向に対して12〜30°の角度で前記ショルダー主溝に向かってのびるミドル傾斜溝が設けられ、
    前記ミドル傾斜溝と前記センター主溝とが挟む陸部の先端角度が30〜75°であり、
    前記ミドル傾斜溝の溝幅は、接地端側に向かって漸減することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記センター主溝は、前記円弧溝片の交差部かつタイヤ赤道側の溝縁がタイヤ周方向に直線状でのびる直線部を有する請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ショルダー主溝は、タイヤ赤道側に凸となる向きに湾曲する湾曲溝片をタイヤ周方向に連設することによりジグザグ状に形成され、かつ、
    前記湾曲溝片のジグザグ振幅は、前記円弧溝片のジグザグ振幅よりも大きい請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ショルダー陸部は、前記湾曲溝片のタイヤ周方向の一方側の端部からタイヤ周方向に対し2〜20°の角度かつ接地端を越えてのびるショルダーラグ溝と、前記湾曲溝片のタイヤ周方向の一方側の端部からタイヤ周方向に対し15〜55°の角度でかつ前記ショルダーラグ溝とは逆向きの傾斜で前記ショルダーラグ溝までのびるショルダー傾斜溝とが設けられる請求項3記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ショルダー傾斜溝の溝幅は、接地端側に向かって漸減する請求項4記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記湾曲溝片のタイヤ周方向の長さは、前記円弧溝片のタイヤ周方向の長さよりも小さい請求項3乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記ミドル傾斜溝は、前記ショルダー主溝に接続されることにより、前記ミドル陸部は前記ショルダー主溝と前記センター主溝と前記ミドル傾斜溝とで区分されるミドルブロックがタイヤ周方向に隔設され、
    前記ミドルブロックは、前記ショルダー主溝と前記センター主溝の前記円弧溝片とを接続する第1ミドル副溝と、前記湾曲溝片と前記ミドル傾斜溝とを接続する第2ミドル副溝とにより、タイヤ赤道C側の第1ブロック、接地端Te側の第3ブロック、及び前記第1ブロックと第3ブロックと間の第2ブロックに区分され、
    しかも、前記第2ブロックは、一端が前記湾曲溝片のタイヤ赤道C側の頂部近傍にかつ他端が前記第1ミドル副溝に接続される第3ミドル副溝により、タイヤ赤道C側の第2内ブロックと、接地端Te側の第2外ブロックとに区分され、
    前記第2外ブロックの踏面の面積と前記第3ブロックの踏面の面積との差は、前記第2外ブロックまたは前記第3ブロックのいずれか小さいほうの踏面の面積の30%以内である請求項3乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記第1ブロックの踏面の面積は、前記第2内ブロック、第2外ブロック及び第3ブロックの踏面の各面積よりも大きい請求項7記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記センター陸部には、前記円弧溝片から前記ミドル傾斜溝とは同じ向きに傾斜してのびかつタイヤ赤道Cに達することなく終端するセンタースロットが隔設される請求項1乃至8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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