JP5053759B2 - ソケット端子 - Google Patents

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Description

本発明は、外ばね形式のソケット端子に関する。
動力電線のような大容量の電線の接続部分に設けられるコネクタ端子の一例として、ピン端子とソケット端子とからなるものが挙げられ、さらにソケット端子には、内部にルーバが嵌着されたルーバ形式のものと、外ばね形式のものとが知られている。
この外ばね形式のソケット端子は、電線の端末に接続される電線接続部の前方に、相手のピン端子の丸ピンが嵌合されるスリーブ部が連設され、同スリーブ部に外ばねリングが嵌着された構造である。より具体的には、スリーブ部は、開口縁から切り込まれたスリットが複数本所定角度間隔を開けて形成されることで、スリットの間に同数のフィンガが片持ち状に形成された構造となっており、外ばねリングの弾力でスリーブ部が窄められ、内部に挿通された丸ピンの外周にフィンガが弾性的に押し付けられることで、両端子間の電気的接続が取られるようになっている。この種の外ばね形式のソケット端子は、特許文献1に記載されている。
特開平10−270110号公報
ところで上記した外ばねリングは、無端状すなわちO型が理想的ではあるが、スリーブ部に外嵌することが難しいという事情がある。そのため、弾性を有する帯材(板ばね)を端縁同士を突き合わせるように円形に回曲してなる、いわゆるC型のものが一般に使用される。しかしながらこのC型のものは、帯材の端縁同士の間にやむを得ず隙間ができるため、スリーブ部に外嵌されてばね力(弾縮力)を作用させる場合に、上記の隙間の位置と対応した箇所ではばね力が作用せず、言い換えると、スリーブ部(フィンガ)と丸ピンとの間の接触面積・接触圧力、ひいては接触抵抗値が周方向において不均一となる。
このことは、C型の外ばねリングを用いる限りはある程度避けられないが、従来のものでは、C型の外ばねリングがスリーブ部に単に外嵌されているだけであって回動姿勢が定まらないため、製品(ソケット端子)ごとに、接触面積・接触圧力が不足することに起因して接触抵抗値が大きくなる箇所にばらつきができ、品質が安定しないという問題があった。また、外ばねリングの軸方向の位置が変わった場合も、接触圧力等にばらつきが出る。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、外ばね形式のソケット端子において品質を安定させるところにある。
請求項1の発明は、相手のピン端子と嵌合接続されるソケット端子であって、前記ピン端子の丸ピンが挿入可能で、かつ複数のスリットが所定角度間隔を開けて開口縁から切り込み形成されて前記各スリットの間に同数のフィンガが片持ち状に形成されることにより縮径可能なスリーブ部と、弾性を有する帯材を端縁同士を突き合わせるように円形に回曲した形状で、前記スリーブ部の外周に嵌合されることにより同スリーブ部を縮径付勢するC型の外ばねリングとを備えたものにおいて、前記スリーブ部と前記外ばねリングとの間には、この外ばねリングが前記スリーブ部の軸線回りに回動することと、前記スリーブ部の軸線方向に沿って移動することとを規制する規制手段が設けられ、かつ、前記外ばねリングの側縁には所定の周方向の長さ範囲にわたって拡幅部が張り出し形成されるとともに、前記スリーブ部の外周面には、前記外ばねリングの両側縁間を挟持する一対の突起が、前記拡幅部の長さに等しい周方向の間隔を開けて二組形成されていることにより、前記規制手段が構成されているところに特徴を有する。
上記構成によれば、C型の外ばねリングは、スリーブ部の軸線方向に配された一対の突起で、幅方向の両側縁が挟持されることにより、スリーブ部の軸線方向に沿った移動が規制され、スリーブ部の周方向において対向した各組の突起で、拡幅部の長さ方向の両端が挟持されることにより、スリーブ部の軸線回りの回動が規制される。
C型の外ばねリングである限りは、端縁間の隙間部分と対応してスリーブ部に対してばね力が不足する部分が存在するが、外ばねリングが一定の回動姿勢で位置決めされて装着されるから、ばね力が不足する部分を特定の位置に持って来る等の、設計者の意図した装着構造を常に取ることができる。言い換えると、各製品(ソケット端子)について、外ばねリングの装着姿勢と装着位置が同じにできるから、すべての製品にわたってばらつきのない一定の品質を確保することができる。
請求項2の発明は、相手のピン端子と嵌合接続されるソケット端子であって、前記ピン端子の丸ピンが挿入可能で、かつ複数のスリットが所定角度間隔を開けて開口縁から切り込み形成されて前記各スリットの間に同数のフィンガが片持ち状に形成されることにより縮径可能なスリーブ部と、弾性を有する帯材を端縁同士を突き合わせるように円形に回曲した形状で、前記スリーブ部の外周に嵌合されることにより同スリーブ部を縮径付勢するC型の外ばねリングとを備えたものにおいて、前記スリーブ部と前記外ばねリングとの間には、この外ばねリングが前記スリーブ部の軸線回りに回動することと、前記スリーブ部の軸線方向に沿って移動することとを規制する規制手段が設けられており、前記スリーブ部はその横断面が線対称形状をなすように形成されているとともに、前記外ばねリングは、前記スリーブ部の外周の所定位置において、同スリーブ部の前記線対称軸について線対称をなす回動姿勢で嵌合され、かつ、前記外ばねリングの両端縁以外における側縁には、この外ばねリングの周方向に沿って突出しかつ突出端が径方向の内側に曲げられた一対の規制片が、線対称をなして張り出し形成され、各規制片の突出端がそれぞれ、前記スリーブ部における所定のフィンガの側面に当接可能となっているとともに、前記フィンガの前記側面における前記規制片が当接する位置の軸方向の両側には、前記規制片の突出端の幅方向の移動を規制する突部が形成されているところに特徴を有する。
この構成では、外ばねリングは、スリーブ部の軸線方向に配された一対の突起で、幅方向の両側縁が挟持されることにより、スリーブ部の軸線方向に沿った移動が規制され、スリーブ部の周方向において対向した各組の突起で、拡幅部の長さ方向の両端が挟持されることにより、スリーブ部の軸線回りの回動が規制される。
請求項3の発明は、相手のピン端子と嵌合接続されるソケット端子であって、前記ピン端子の丸ピンが挿入可能で、かつ複数のスリットが所定角度間隔を開けて開口縁から切り込み形成されて前記各スリットの間に同数のフィンガが片持ち状に形成されることにより縮径可能なスリーブ部と、弾性を有する帯材を端縁同士を突き合わせるように円形に回曲した形状で、前記スリーブ部の外周に嵌合されることにより同スリーブ部を縮径付勢するC型の外ばねリングとを備えたものにおいて、前記スリーブ部と前記外ばねリングとの間には、この外ばねリングが前記スリーブ部の軸線回りに回動することと、前記スリーブ部の軸線方向に沿って移動することとを規制する規制手段が設けられており、前記スリーブ部はその横断面が線対称形状をなすように形成されているとともに、前記外ばねリングは、前記スリーブ部の外周の所定位置において、同スリーブ部の前記線対称軸について線対称をなす回動姿勢で嵌合され、かつ、前記外ばねリングの奥側の側縁の途中位置には、前記スリーブ部の外周面に形成された突起が嵌る凹部が形成されているとともに、前記スリーブ部の先端縁には、前記外ばねリングの手前の側縁に係止して前記突起との間で同外ばねリングの両側縁間を挟持するフランジが形成されているところに特徴を有する。
この構成では、外ばねリングは、線対称位置にある一対の規制片が、それぞれ所定のフィンガの側面に対して周方向の互いに逆向きに当接することにより、スリーブ部の軸線回りの回動が規制され、また各規制片の突出端が両側の突部により幅方向に移動するのが規制されることで、スリーブ部の軸線方向に沿った移動が規制される。
請求項4の発明は、相手のピン端子と嵌合接続されるソケット端子であって、前記ピン端子の丸ピンが挿入可能で、かつ複数のスリットが所定角度間隔を開けて開口縁から切り込み形成されて前記各スリットの間に同数のフィンガが片持ち状に形成されることにより縮径可能なスリーブ部と、弾性を有する帯材を端縁同士を突き合わせるように円形に回曲した形状で、前記スリーブ部の外周に嵌合されることにより同スリーブ部を縮径付勢するC型の外ばねリングとを備えたものにおいて、前記スリーブ部と前記外ばねリングとの間には、この外ばねリングが前記スリーブ部の軸線回りに回動することと、前記スリーブ部の軸線方向に沿って移動することとを規制する規制手段が設けられ、かつ、前記外ばねリングにおける互いに突き合わされる両端縁には、それぞれ内方に屈曲された屈曲部が形成される一方、前記スリーブ部の所定のスリットにおける対向した側縁には、前記屈曲部が嵌る嵌合溝が切り欠き形成されていることによって、前記規制手段が構成されており、また、前記嵌合溝が形成されたスリットの開口縁には、先開きとなったテーパ部が形成されているところに特徴を有する。
この構成では、外ばねリングは、フランジと突起とで幅方向の両側縁が挟持されることにより、スリーブ部の軸線方向に沿った移動が規制され、奥側の側縁に設けられた凹部に突起が嵌ることにより、スリーブ部の軸線回りの回動が規制される。
また、両屈曲部を所定のスリットのテーパ部に合わせた姿勢で、外ばねリングをスリーブ部に対して前方から外嵌すると、両屈曲部がテーパ部を通ってスリット内に押し込まれ、両屈曲部が嵌合溝に達したところで、両屈曲部が嵌合溝に弾性的に嵌り、外ばねリングがスリーブ部の外周に位置決めされて装着される。外ばねリングを、スリーブ部の前方から簡単に装着することができる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記スリーブ部はその横断面が線対称形状をなすように形成されているとともに、前記外ばねリングは、前記スリーブ部の外周の所定位置において、同スリーブ部の前記線対称軸について線対称をなす回動姿勢で嵌合されている。
C型の外ばねリングでは、互いに突き合わされる両端縁の間隔がある程度広くなると、スリーブ部に外嵌されてばね力(弾縮力)を作用させる場合、両端縁と両端縁の中間位置との3箇所で主にばね力が得られる。このようなC型の外ばねリングがスリーブ部に単に外嵌されているだけで回動姿勢が定まらないと、3箇所の各ばね力が複数あるフィンガのうちでどのフィンガに作用するか、さらには一のフィンガのうちで幅方向のどの位置に作用するかが定まらず、そのため各フィンガから丸ピンに作用する接触圧力が一定せず、品質が安定しないという問題がある。
そこで上記構成によれば、横断面が線対称形状をなすスリーブ部の外周の所定位置において、C型の外ばねリングが、スリーブ部の線対称軸について線対称をなす回動姿勢で嵌合され、その嵌合姿勢で保持される。そのため、ばね力が得られる3箇所をそれぞれ、特定のフィンガでなおかつ幅方向の特定位置に対応させることが可能となり、ひいては各フィンガから丸ピンに作用する接触圧力を常に一定とすることができる。外ばねリングの設計等によっては、各フィンガから得られる接触圧力を均一にすることも可能である。いずれにしても、フィンガから丸ピンに作用する接触圧力の作用形態を全ての製品について一定にでき、すなわち全ての製品にわたってばらつきのない一定の品質を確保することができる。
(2)前記外ばねリングが前記スリーブ部の軸線回りに回動することを規制する規制部において、前記外ばねリングでは、同規制部が、この外ばねリングの互いに突き合わされる両端縁以外の箇所に設けられている。
(3)前記外ばねリングが前記スリーブ部の軸線方向に沿って移動することを規制する規制部において、前記外ばねリングでは、同規制部が、この外ばねリングの互いに突き合わされる両端縁以外の箇所に設けられている。
上記両構成によれば、外ばねリングの両端縁と対応する位置から受ける接触圧力が変化することを抑制することができる。
(4)前記スリーブ部が、同幅をなす3枚のフィンガが等角度間隔を開けて配された形状である。
この構成では、特に外ばねリングから主に3箇所でばね力が得られる場合に、各ばね力を各フィンガに対して個別に作用させることが可能であり、すなわちばね力をより効率良く利用することができる。
本発明によれば、外ばね形式のソケット端子において品質を安定させることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4に基づいて説明する。この実施形態では、例えばハイブリッド車において、モータとインバータ装置との間に配線される動力電線に介設されたコネクタに適用した場合を例示している。
同コネクタは、図1に示すように、モータに接続された電線30Xの端末に設けられた雄コネクタ10と、インバータ装置に接続された電線30Yの端末に設けられた雌コネクタ40とから構成されている。なお以下では、各コネクタ10,40について、嵌合面側を前方として説明する。
先に雄コネクタ10について説明すると、雄コネクタ10は、雄ハウジング11内に3本のピン端子20を収容して構成されている。
雄ハウジング11は合成樹脂製であって、横長の長円形断面をなすブロック状に形成されており、前端の外周にはフランジ12が形成されている。雄ハウジング11内には、ピン端子20が挿入される前後方向を向いた3本のキャビティ14が、横方向に一定のピッチで並んで形成されている。
このピン端子20は、銅合金により鍛造等で形成され、さらに銀、錫等のメッキが施されている。ピン端子20は、円柱状の本体部21の前面に丸ピン22が同心に突設され、同丸ピン22の先端面は面取りされている。本体部21の後面の中心には、電線接続孔24が形成されているとともに、本体部21の前半側の外周面には、係止溝25が全周にわたって形成されている。
雄ハウジング11内のキャビティ14は基本的には円形孔であって、後端側(図1の左側)から順次に、大径の入口15、ピン端子20の本体部21が収容される収容室16、仕切壁17を挟んで、後記する相手の雌ハウジング41のタワー部43が嵌合される嵌合凹部18が形成されている。収容室16の底面にはランス19が形成されているとともに、仕切壁17には、ピン端子20の丸ピン22が挿通される挿通孔17Aが開口されている。
そして、ピン端子20の本体部21の電線接続孔24内に、電線30Xの端末の露出された芯線31が挿入され、その外周がかしめられることで圧着される。このような電線30Xの端末に接続されたピン端子20が、雄ハウジング11の対応するキャビティ14内に後面の入口15から挿入され、本体部21の前面段差部が仕切壁17に当たる正規位置まで挿入されたところで、ランス19が係止溝25に弾性的に係止することで抜け止めされ、このとき丸ピン22が、仕切壁17の挿通孔17Aを通って嵌合凹部18内に突出するようになっている。
なお、キャビティ14の入口15は、ホルダ33で抜け止めされた個別のゴム栓34によってシールされるとともに、フランジ12には、複数のボルト挿通孔12Aが所定の箇所に形成されている。
次に、雌コネクタ40を説明する。雌コネクタ40は、雌ハウジング41内に、上記の各ピン端子20と接続される3本のソケット端子50を収容して構成されている。
雌ハウジング41は同じく合成樹脂製であって、横長の長円形断面のブロック状をなすハウジング本体41Aを備え、同ハウジング本体41Aの前端の外周には、雄ハウジング11のフランジ12と突き合わされるフランジ42が形成され、同フランジ42には、雄ハウジング11側のフランジ12のボルト挿通孔12Aと整合するボルト挿通孔42Aが形成されている。
また、ハウジング本体41Aの前面には、雄ハウジング11の嵌合凹部18内にそれぞれ嵌合可能なほぼ円柱状をなす3本のタワー部43が、左右方向に並んで突設されている。雌ハウジング41の内部には、ハウジング本体41Aの後面から各タワー部43の前端に達する3本のキャビティ44が横方向に並んで形成されている。各キャビティ44内には、後記するソケット端子50が後方から挿入されるようになっており、キャビティ14の後端側に大径の入口45が形成されているとともに、ほぼ中央深さ位置の底面に、ランス49が形成されている。また、各キャビティ44の前壁46には、雄ハウジング11に収容されたピン端子20の丸ピン22が挿入される端子挿入口47が開口されている。
続いて、ソケット端子50を詳細に説明する。ソケット端子50は、図2に示すように、端子本体51と、外ばねリング65とから構成されている。
端子本体51は、銅合金製の板金をプレス加工して形成され、同様にさらに銀、錫等のメッキが施されており、オープン形式のバレル52の前側にスリーブ部53が連設された形状である。
スリーブ部53は、母材となる方形の平板を円筒形に回曲して形成されている。平板は詳細には、後縁における幅方向の中央部が、バレル52の底板52Aと繋がっているとともに、同平板を幅方向に3分割するような位置において、所定幅を有する2本のスリット54が前縁から後縁の少し手前の位置まで切り込み形成されている。そしてこの平板が、左右の端縁55を、上記のスリット54の幅と同じ間隔を開けて突き合わされるようにして、相手のピン端子20の丸ピン22がほぼ緊密に挿入可能な内径を持った円筒形に曲げ形成されている。
上記加工の結果、スリーブ部53は、全体としてはピン端子20の丸ピン22がほぼ緊密に挿入される円筒形をなし、かつ図示3本のスリット54が、120度間隔を開けて前縁から切り込まれる(1本のスリット54は全長にわたって切られている)ことにより、各スリット54の間に3枚の片持ち状のフィンガ56が設けられた形状となっている。
各フィンガ56における長さ方向の中央より少し前端に寄った位置には、幅方向の中央部において内面側に叩き出された接点部57が形成されているとともに、各フィンガ56の先端面の内縁には、テーパ状のガイド部58が形成されている。また、底面側のフィンガ56、すなわちバレル52の底板52Aと繋がったフィンガ56の基端側には、ランス19の係止孔59が開口されている(図1参照)。
一方、上記したスリーブ部53を弾性的に縮径付勢するべく同スリーブ部53の外周に嵌着される外ばねリング65が備えられている。この外ばねリング65は、ステンレス鋼板等の金属製の帯状をなす板ばね65A(図3参照)が、長さ方向の両端縁66同士を突き合わせるように円形に回曲された形状となっていて、無端状のO型に対して、C型の外ばねリング65と称される(以下、C型リング65という)。このC型リング65は、自然状態における内径寸法が、同自然状態におけるスリーブ部53の外径寸法よりも少し小さくなるように形成されている。したがって後記するように、C型リング65がスリーブ部53の外周に嵌合された場合に、そのばね力によって同スリーブ部53を縮径付勢し得るようになっている。
さて本実施形態では、上記したC型リング65を、スリーブ部53上の所定位置において一定の回動姿勢で装着し得る手段が講じられている。
そのためC型リング65側では、図3に示すように、母材となる板ばね65Aの両側縁67において、長さ方向の中央の所定領域(全長の約1/3)にわたり、所定幅の拡幅部68が側縁67に対して直角に張り出し形成されている。両拡幅部68は、板ばね65Aの回曲形成に伴い、図2に示すように、本体部分と整合した曲面形状となる。
一方、スリーブ部53側では、上側すなわち全長にわたるスリット54を挟んだ両側に配されたフィンガ56の外面に、前後一対ずつの突起60A,60Bが形成されている。より詳細には、上記の両フィンガ56には、幅方向の中央部でかつ接点部57の形成位置を挟んだ前後2位置において、一対の突起60A,60Bが、内面側からの切り起こしにより、互いに向き合った形態で突出形成されている。
ここで、各フィンガ56における前後の突起60A,60Bの対向面61の間隔が、C型リング65の両側縁67を挟持できる寸法となっている。また、各フィンガ56の前側の突起60A同士と、後側の突起60B同士における対向した側面62間の間隔が、C型リング65における拡幅部68の長さ方向の両端を挟持できる寸法となっている。
本実施形態のソケット端子50は、以下のようにして使用される。
ソケット端子50は、図2に示すように、端子本体51と、C型リング65とが別体として形成され、C型リング65が弾性的に開かれつつ、図2の矢線に示すように、スリーブ部53の外周に対して径方向の外側から嵌められる。より具体的には、図4に示すように、C型リング65の拡幅部68が、スリーブ部53上に配され4個の突起60A,60Bの内側に嵌った状態に装着され、C型リング65の復元弾力により、スリーブ部53(フィンガ56)が若干窄められた状態となる。
このときC型リング65は、その両側縁67が、各フィンガ56に設けられた前後一対の突起60A,60Bの間に挟持されることで、スリーブ部53の軸線方向に沿った移動が規制され、また拡幅部68の長さ方向の両端が、両フィンガ56の前側の突起60A同士と、後側の突起60B同士の間に挟持されることで、スリーブ部53の軸線回りの回動が規制される。
すなわちC型リング65は、スリーブ部53の外周における接点部57の形成位置を覆う所定位置において、突き合わせ端縁66間の隙間66Sが、バレル52の底板52Aと繋がった下側のフィンガ56における幅方向の中央部に来るような一定の回動姿勢を取って装着された状態となる。
そして、図1に参照して示すように、端子本体51のバレル52内に、インバータ装置側の電線30Yの端末の露出された芯線31が挿入され、同バレル52がかしめられて圧着される。このようにC型リング65が装着された状態で電線30Yの端末に接続されたソケット端子50が、雌ハウジング41の対応するキャビティ44内に後面の入口45から挿入され、スリーブ部53の先端が前壁46に当たる正規位置まで挿入されたところで、ランス49が底面の係止孔59に弾性的に係止することで抜け止めされて収容される。同様に、キャビティ44の入口45は、ホルダ33で抜け止めされた個別のゴム栓34によってシールされる。
このように、雌ハウジング41内にソケット端子50を収容してなる雌コネクタ40が、既述したように、雄ハウジング11内にピン端子20を収容した雄コネクタ10に対して嵌合される。具体的には、雌ハウジング41のタワー部43が、雄ハウジング11の嵌合凹部18内に嵌合され、両ハウジング11,41のフランジ12,42同士が突き当たったところで嵌合が停止される。
この間に、ピン端子20の丸ピン22が、タワー部43の前壁46の端子挿入口47を通ってキャビティ44内に進入し、同キャビティ44内に収容されている対応するソケット端子50のスリーブ部53内に前方から進入する。ピン端子20は、各フィンガ56の内面の接点部57に摺接して、フィンガ56並びにC型リング65を弾性的に若干開きつつ押し込まれ、上記のように両コネクタ10,40の嵌合動作が停止したときには、C型リング65の復元弾力を受けてスリーブ部53が窄められ、各フィンガ56の接点部57が丸ピン22の外周面に押し付けられることで、対応するピン端子20とソケット端子50間での電気的接続が取られる。
なお、両コネクタ10,40は、互いに突き当てられたフランジ12,42同士を、ボルト挿通孔12A,42Aに通したボルトとナットで締結することにより、正規の嵌合状態に保持される。また、両コネクタ10,40が嵌合状態に保持されたら、両側の電線30X,30Yと、嵌合された両コネクタ10,40の外側に、シールド用に編組線を被せておくとよい。
以上のように本実施形態のソケット端子50では、C型リング65をスリーブ部53の外周に嵌着するに当たり、スリーブ部53の軸線方向において接点部57の形成位置を覆う所定位置で、かつ突き合わせ端縁66間の隙間66Sが、バレル52と繋がった下側のフィンガ56における幅方向の中央部に来るような一定の回動姿勢を取って嵌着される。C型リング65である限りは、端縁66間の隙間66S部分と対応してスリーブ部53に対してばね力が不足する部分が存在するが、C型リング65が上記のように一定の回動姿勢で位置決めされるから、ばね力が不足する部分を特定の位置に持って来る装着構造が取れる。
この実施形態では、同ばね力が不足する部分が、下側のフィンガ56と対応するが、例えばC型リング65の両端縁66を予め少し内側に屈曲させておく等で同ばね力の不足を補うことにより、スリーブ部53に対して全周にわたってほぼ均一のばね力を作用させることができる。その結果、スリーブ部53における各フィンガ56の接点部57と、丸ピン22との間の接触面積・接触圧力をほぼ均一に大きく取ることができ、接触抵抗値が増大する箇所ができることを回避できる。
しかも、各製品(ソケット端子50)について、C型リング65の装着姿勢と装着位置が同じにできるから、すべての製品にわたってばらつきのない一定の品質を確保することができる。
また、C型リング65を位置決めする手段は、C型リング65に拡幅部68を形成する一方、2本のフィンガ56について前後一対ずつの突起60A,60Bを形成した構造であって、比較的簡単に対応することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図5及び図6によって説明する。この実施形態2のソケット端子70では、C型リング80を位置決めして装着する部分の構造に変更が加えられている。以下には、実施形態1との相違点を主に説明し、実施形態1と同一機能を有する部位については、同一符号を付すことで適宜に説明を簡略化若しくは省略する。
実施形態2の端子本体71も、銅合金製の板金をプレス加工して形成されている(銀、錫等のメッキ付き)。スリーブ部73は、同様に母材となる方形の平板を、両端縁75が突き合った状態で円形に回曲することで、ピン端子20の丸ピン21がほぼ緊密に挿入される円筒形に形成され、かつ同突き合わせ部分を含めて、120度の角度間隔を開けた3箇所において、比較的幅広のスリット74が、前縁から後縁の所定寸法手前の位置まで切り込み形成されることにより、各スリット74の間に3枚の片持ち状のフィンガ76が設けられた形状となっている。
この実施形態2のC型リング80は、実施形態1のC型リング65と比較すると、板ばねの両突き合わせ端縁81の間隔が、全周の1/6程度と大きく取られている。
位置決め構造については、C型リング80の両突き合わせ端縁81において、幅方向の中央部から、同C型リング80の1/3程度の幅の突片が形成され、同突片が内側に鈎形に屈曲されて屈曲部82が形成されている。一方、スリーブ部73側では、同スリーブ部73の突き合わせ部に入れられたスリット74の対向した側縁に、C型リング80の屈曲部82が嵌る嵌合溝77が切り欠き形成されている。同嵌合溝77の形成位置は、スリーブ部73の軸線方向において接点部57の形成位置と対応した位置である。
C型リング80を装着するに当たっては、スリーブ部73の先端側を窄める一方、C型リング80を両端縁81の屈曲部82を互いに接近させるように少し閉じ、両屈曲部82を嵌合溝77が形成されたスリット74に挿入しつつ、前方からスリーブ部73の外周に押し込まれる。両屈曲部82が嵌合溝77の位置に達すると、C型リング80が拡がりつつ屈曲部82が対応する嵌合溝77に弾性的に嵌り、装着が完了する。
装着状態では、C型リング80は、屈曲部82が嵌合溝77に嵌っていることで、スリーブ部73の軸線方向に沿った移動が規制され、屈曲部82が対応する嵌合溝77の溝底に係止することで、スリーブ部73の軸線回りの回動が規制される。
この実施形態2のC型リング80のように、両端縁81の間隔がある程度広いものでは、スリーブ部73に外嵌されてばね力(弾縮力)を作用させる場合、両端縁81と両端縁81の中間位置との3箇所で主にばね力が得られ、通常は両端縁81のばね力は同じで、中間位置ではそれより小さいばね力となる。
このようなC型リング80が、上記位置に装着されて保持されると、両端縁81のばね力は、上2枚のフィンガ76における隣り合った側縁(嵌合溝77が形成された側縁)側の位置に作用し、それよりも小さい両端縁81の中間位置のばね力は、残りの下側のフィンガ76における幅方向の中央に作用する。これにより、各フィンガ76から得られる接触圧力を均一にすることができる。
言い換えると、スリーブ部73における周方向における3分割した位置からほぼ均一の接触圧力が得られ、相手の丸ピン22との間で安定した接触圧力を得ることができる。しかも、各製品(ソケット端子70)について、C型リング80の装着姿勢と装着位置が同じにできるから、すべての製品にわたってばらつきのない一定の品質を確保することができる。
なお、図5の鎖線に示すように、嵌合溝77が形成されたスリット74の開口縁に、先開きとなったテーパ部79が形成された構造とすると、C型リング80をさほど閉じなくても、両屈曲部82をテーパ部79を通してスリット74内に導くことができる。C型リング80の装着作業をより簡単に行うことが可能となる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図7ないし図19によって説明する。
この実施形態3では、上記実施形態2と同様に、外ばねリングとして、両突き合わせ端縁の間隔が比較的大きく取られたC型リングを使用する場合を例示している。
ソケット端子100は、図7に示すように、端子本体101と、外ばねリングであるC型リング110とから構成されている。端子本体101は、銅合金製の板金をプレス加工して形成されており(銀、錫等のメッキ付き)、オープンバレル102の前側にスリーブ部103が連設されている。スリーブ部103は、図8ないし図10にも示すように、母材となる方形の平板を、両端縁104をほぼ突き合わせるように円形に回曲することによって、前記したピン端子20の丸ピン21がほぼ緊密に挿入可能で、かつ全体として先窄まりとなった円筒形に形成されている。ただし、前端側の所定長さ部分は等径とされている。それとともに、上記した突き合わせ部分を含めて、120度の角度間隔を開けた3箇所において、スリット105が、前縁から後縁の所定寸法手前の位置まで切り込み形成され、各スリット105の間に3枚の片持ち状のフィンガ106が設けられた形状となっている。
上記したスリット105は、図8に示すように、スリット105の全長のうちの1割足らずの前端部が狭い幅で、その後方の3割程度の長さ部分(等径部における後側の約3/4の領域)がそれよりも少し広い幅で、そこから奥端までが、さらに広い幅でかつ奥端に向けて次第に幅が広くなるように形成されている。このスリーブ部103におけるスリット105の幅が中程度の領域が、後記するC型リング110の嵌合領域107となっている。
ここで特筆すべきは、上記したスリーブ部103におけるC型リング110の嵌合領域107の横断面が、図10に示すように、上面側のスリット105の幅の中心と、下面側のフィンガ106の幅の中心とを結んだ線対称軸Xを挟んで、左右対称(線対称)とされている。
一方、上記したスリーブ部103における嵌合領域107には、C型リング110が嵌着されるようになっている。このC型リング110は、図11ないし図13にも示すように、嵌合領域107のほぼ全長に亘る幅を持ったステンレス鋼板等の金属製の帯状をなす板ばねが、長さ方向の両端縁111同士を突き合わせるように円形に回曲されて形成されている。より詳細には、両端縁111の間隔が、全周の1/6程度と大きく取られており、自然状態における内径寸法が、同じく自然状態におけるスリーブ部103の嵌合領域107の外径寸法よりも少し小さくなるように形成されている。
そして、このC型リング110も、図13に示すように、両端縁111間の隙間の中間位置と、板ばねの長さ方向の中間位置112とを結んだ線対称軸Yを挟んで、左右対称(線対称)とされている。
C型リング110の位置決め構造は、以下のようである。C型リング110の奥側の側縁における長さ方向の中央部からは支持部114が突出形成されており、この支持部114の先端から、左右一対の規制片115が、上記の線対称軸Yを挟んだ対称位置に形成されている。両規制片115は、C型リング110の周面形状に倣うような湾曲姿勢をなして、同C型リング110の中心付近まで立ち上がり形成されており、但し突出端側は、真直姿勢をなして径方向の内側に屈曲されている。屈曲の程度は、帯材の厚さの半分程度である。
後記するように、C型リング110がスリーブ部103の嵌合領域107に正規の回動姿勢で装着された際、図19に参照して示すように、左右の各規制片115の突出端は、上側の左右2枚のフィンガ106における各下側の側面106A(ほぼ水平面となる)のうち、嵌合領域107の直ぐ後方の位置に対向するようになっている。
そして、スリーブ部103側では、図9に示すように、上記した各フィンガ106の下側の側面106Aにおける規制片115が対向する位置に、同規制片115の突出端が進入可能な幅を持った凹部108が切り欠き形成されている。また、同側面106Aにおける凹部108の奥側には、逆にほぼ同じ幅を持った突部109が形成されている。
C型リング110の装着は、以下のようにして行われる。C型リング110は、両端縁111の間の隙間が上に来た姿勢とされ、かつその線対称軸Yをスリーブ部103の線対称軸Xと一致させた状態で、スリーブ部103の嵌合領域107に対して嵌合される。具体的には、まずC型リング110の両規制片115を設けた奥側の部分を、スリーブ部103の先端に対して両規制片115を弾性的に拡げつつ下方から嵌め、続いてスリーブ部103の先端側を窄めつつ、C型リング110を奥側に押し込む。
C型リング110の本体部分が嵌合領域107まで押し込まれると、両規制片115が嵌合領域107を越えることで内方に復元変形して、その突出端が対応するフィンガ106の側面106Aの凹部108に嵌り、同凹部108の奥側の側面(突部109の手前の側面)に当たることで押し込みが停止され、装着が完了する。
装着状態では、図14ないし図18に示すように、C型リング110の両端縁111は、上2枚の各フィンガ106における隣り合った側縁に寄った位置に対応し、両端縁111の中間位置112は、残りの下側のフィンガ106における幅方向の中央部に対応する。
そして、このように装着されたC型リング110は、図19に示すように、左右の規制片115の突出端が、上側の左右2枚のフィンガ106における各下側の側面106Aに設けられた凹部108の奥面に対向することによって、スリーブ部103の軸線回りの回動が規制され、また、同規制片115の突出端が、凹部108の両側面によって幅方向の移動が規制されることで、スリーブ部103の軸線方向に沿った移動が規制される。
この実施形態3のC型リング110のように、両端縁111の間隔がある程度広いものでは、既述したように、スリーブ部103に外嵌されてばね力(弾縮力)を作用させる場合、両端縁111と両端縁111の中間位置112との3箇所で主にばね力が得られ、通常は両端縁111のばね力は同じで、中間位置112ではそれより小さいばね力となる。
そして、このようなC型リング110が、スリーブ部103の嵌合領域107に対し、上記したように同スリーブ部103の線対称軸Xについて線対称をなす回動姿勢で装着されて保持されると、両端縁111のばね力は、上2枚のフィンガ106における隣り合った側縁に寄った位置に作用し、それよりも小さい両端縁111の中間位置112のばね力は、残りの下側のフィンガ106における幅方向の中央に作用する。これにより、各フィンガ106から得られる接触圧力をほぼ均一にすることができる。
言い換えると、スリーブ部103における周方向における3分割した位置からほぼ均一の接触圧力が得られ、相手の丸ピン22との間で安定した接触圧力を得ることができる。しかも、各製品(ソケット端子100)について、C型リング110の装着姿勢と装着位置が同じにできるから、すべての製品にわたってばらつきのない一定の品質を確保することができる。
また、C型リング110の移動規制を行う部位を、ばね力を主に作用させるところの、両端縁111と両端縁111の中間位置112とからは外れた位置に設定したから、同ばね力に基づく接触圧力が変化することを抑制することができる。
<実施形態4>
図20は、本発明の実施形態4を示す。この実施形態4のソケット端子120は、両突き合わせ端縁の間隔が比較的大きく取られたC型リングを使用している点で基本的な構造は上記実施形態3と同様であり、一方、C型リングを位置決めして装着する部分の構造に変更が加えられている。
実施形態4の端子本体121も、銅合金製の板金をプレス加工して形成されている(銀、錫等のメッキ付き)。スリーブ部123は、同様に母材となる方形の平板を、両端縁124が突き合った状態で円形に回曲することで、ピン端子20の丸ピン21がほぼ緊密に挿入される円筒形に形成され、かつ同突き合わせ部分を含めて、120度の角度間隔を開けた3箇所において、スリット125が、前縁から後縁の所定寸法手前の位置まで切り込み形成されることにより、各スリット125の間に3枚の片持ち状のフィンガ126が設けられた形状となっている。
このスリーブ部123の先端側に、C型リング130の嵌合領域127が設定され、この嵌合領域127の横断面は、同図の下面側のスリット125の幅の中心と、上面側のフィンガ126の幅の中心とを結んだ線対称軸を挟んで、左右対称(線対称)とされている。
C型リング130は、ステンレス鋼板等の金属製の帯状をなす板ばねが、長さ方向の両端縁同士を突き合わせるように円形に回曲されて形成され、同様に、両端縁の間隔が、全周の1/6程度と大きく取られ、自然状態における内径寸法が、同じく自然状態におけるスリーブ部123の外径寸法よりも少し小さくなるように形成されている。このC型リング130も、両端縁の間の隙間の中間位置と、板ばねの長さ方向の中間位置とを結んだ線対称軸を挟んで、左右対称(線対称)とされている。
C型リング130の位置決め構造については、各フィンガ126の先端部にフランジ128が形成されている。C型リング130では、奥側の側縁における長さ方向の中央の所定領域にわたり、拡幅部132が張り出し形成され、その拡幅部132の側縁におけるさらに中央部に、凹部133が切り欠き形成されている。また、同図の上側のフィンガ126の外周面における幅方向の中央部には、上記した凹部133に嵌る突起129が裏面からの叩き出しによって形成されている。なお、同突起129の前後方向の位置は、上記したフランジ128との間で、C型リング130の前側の側縁と、凹部133の奥縁との間をほぼ挟める位置となっている。
C型リング130の装着は、以下のようにして行われる。C型リング130は、両端縁の間の隙間が下に来た姿勢とされ、かつその線対称軸をスリーブ部123の線対称軸と一致させた状態で、スリーブ部123の先端側の嵌合領域127に嵌合される。具体的には、C型リング130が弾性的に開かれ、凹部133の位置を突起129に合わせつつスリーブ部123の嵌合領域127に対して上方から径方向に嵌められる。C型リング130はそののち弾性的に縮径し、スリーブ部123(フィンガ126)が若干窄められた状態で装着が完了する。
装着状態では、C型リング130の両端縁は、下2枚の各フィンガ126における隣り合った側縁に寄った位置に対応し、両端縁の中間位置は、残りの上側のフィンガ126における幅方向の中央部に対応する。
また、このように装着されたC型リング130は、フィンガ126の先端のフランジ128と、突起129とで、前後の側縁を挟まれることにより、スリーブ部123の軸線方向に沿った移動が規制され、突起129がC型リング130の奥側の側縁の凹部133に嵌っていることで、スリーブ部123の軸線回りの回動が規制される。
C型リング130が上記した回動姿勢で装着されると、両端縁のばね力は、下2枚のフィンガ126における隣り合った側縁に寄った位置に作用し、それよりも小さい両端縁の中間位置のばね力は、残りの上側のフィンガ126における幅方向の中央に作用する。これにより、各フィンガ126から得られる接触圧力をほぼ均一にすることができる。
同様に、スリーブ部123における周方向における3分割した位置からほぼ均一の接触圧力が得られ、相手の丸ピン22との間で安定した接触圧力を得ることができる。しかも、各製品(ソケット端子120)について、C型リング130の装着姿勢と装着位置が同じにできるから、すべての製品にわたってばらつきのない一定の品質を確保することができる。
また、C型リング130の移動規制を行う部位を、少なくとも両端縁からは外れた位置に設定しており、同位置のばね力に基づく接触圧力が変化することを抑制できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1において、C型リングに設けられた拡幅部は、必ずしも所定長さ領域の全長になくてもよく、周方向において所定間隔を開けた2箇所に分かれて張り出し形成されていてもよい
(2)実施形態1において、スリーブ部に設けられる突起の向きは、隣り合うフィンガの間で互いに向き合うようにし、同互いに向き合った一対の突起が前後二組設けられるようにしてもよい。
(3)同実施形態1では、C型リングの端縁間の隙間が、一のフィンガに対応する回動姿勢で装着される場合を例示したが、C型リングの隙間が、一のスリットに対応する等、他の回動姿勢で装着されるようにしてもよい。
(4)実施形態1に例示したC型リングの位置決め構造を、実施形態3あるいは実施形態4のソケット端子に適用することも可能である。
(5)実施形態1において、突起の形状等によっては、端子本体を鍛造、切削等で形成するようにしてもよい。また、実施形態2でも、嵌合溝の形状等によっては、同じく端子本体を鍛造、切削等で形成することも可能である。さらに、実施形態3,4についても、同じく端子本体を鍛造、切削等で形成するようにしてもよい。
(6)上記実施形態1,2では、フィンガの裏面に接点部を設けた場合を例示したが、接点部は除去してもよい。逆に実施形態3,4において、フィンガの裏面に接点部を設けるようにしてもよい。
(7)スリットすなわちフィンガの数は、上記各実施形態に例示した3本に限らず、2本または4本以上であってもよい。
(8)上記実施形態では、ワイヤ−ワイヤのコネクタに適用した場合を例示したが、雄雌いずれか一方のコネクタが機器のケースと一体的に設けられた機器直結型のものにも、本発明は同様に適用すること可能である。
本発明の実施形態1に係る雌雄のコネクタの嵌合状態を示す断面図 ソケット端子のC型リング装着前の斜視図 C型リングの母材の平面図 ソケット端子のC型リング装着後の斜視図 本発明の実施形態2に係るソケット端子のC型リング装着前の斜視図 ソケット端子のC型リング装着後の斜視図 実施形態3に係るソケット端子のC型リング装着前の斜視図 端子本体の平面図 同側面図 同正面図 C型リングの平面図 同側面図 同背面図 ソケット端子のC型リング装着後の斜視図 同下面側から見た斜視図 同平面図 同側面図 同正面図 図17のA−A線拡大断面図 実施形態4に係るソケット端子の部分斜視図
符号の説明
20…ピン端子
22…丸ピン
50…ソケット端子
51…端子本体
53…スリーブ部
54…スリット
56…フィンガ
60A,60B…突起(挟持部:規制手段)
65…C型リング(C型の外ばねリング)
65A…板ばね(帯材)
66S…隙間
67…側縁
68…拡幅部(被挟持部:規制部)
70…ソケット端子
71…端子本体
73…スリーブ部
74…スリット
76…フィンガ
77…嵌合溝(規制部)
79…テーパ部
80…C型リング
82…屈曲部(規制部)
100…ソケット端子
101…端子本体
103…スリーブ部
105…スリット
106…フィンガ
106A…(フィンガ106の)側面(規制手段)
107…嵌合領域
108…凹部(規制手段)
109…突部(規制手段)
110…C型リング
111…端縁
112…中間位置
115…規制片(規制部:規制手段)
120…ソケット端子
121…端子本体
123…スリーブ部
125…スリット
126…フィンガ
127…嵌合領域
128…フランジ(規制手段)
129…突起(規制手段)
130…C型リング
133…凹部(規制部:規制手段)
X:(スリーブ部103の)線対称軸
Y:(C型リング110の)線対称軸

Claims (8)

  1. 相手のピン端子と嵌合接続されるソケット端子であって、
    前記ピン端子の丸ピンが挿入可能で、かつ複数のスリットが所定角度間隔を開けて開口縁から切り込み形成されて前記各スリットの間に同数のフィンガが片持ち状に形成されることにより縮径可能なスリーブ部と、
    弾性を有する帯材を端縁同士を突き合わせるように円形に回曲した形状で、前記スリーブ部の外周に嵌合されることにより同スリーブ部を縮径付勢するC型の外ばねリングとを備えたものにおいて、
    前記スリーブ部と前記外ばねリングとの間には、この外ばねリングが前記スリーブ部の軸線回りに回動することと、前記スリーブ部の軸線方向に沿って移動することとを規制する規制手段が設けられ
    かつ、前記外ばねリングの側縁には所定の周方向の長さ範囲にわたって拡幅部が張り出し形成されるとともに、前記スリーブ部の外周面には、前記外ばねリングの両側縁間を挟持する一対の突起が、前記拡幅部の長さに等しい周方向の間隔を開けて二組形成されていることにより、前記規制手段が構成されていることを特徴とするソケット端子。
  2. 相手のピン端子と嵌合接続されるソケット端子であって、
    前記ピン端子の丸ピンが挿入可能で、かつ複数のスリットが所定角度間隔を開けて開口縁から切り込み形成されて前記各スリットの間に同数のフィンガが片持ち状に形成されることにより縮径可能なスリーブ部と、
    弾性を有する帯材を端縁同士を突き合わせるように円形に回曲した形状で、前記スリーブ部の外周に嵌合されることにより同スリーブ部を縮径付勢するC型の外ばねリングとを備えたものにおいて、
    前記スリーブ部と前記外ばねリングとの間には、この外ばねリングが前記スリーブ部の軸線回りに回動することと、前記スリーブ部の軸線方向に沿って移動することとを規制する規制手段が設けられており、
    前記スリーブ部はその横断面が線対称形状をなすように形成されているとともに、前記外ばねリングは、前記スリーブ部の外周の所定位置において、同スリーブ部の前記線対称軸について線対称をなす回動姿勢で嵌合され、
    かつ、前記外ばねリングの両端縁以外における側縁には、この外ばねリングの周方向に沿って突出しかつ突出端が径方向の内側に曲げられた一対の規制片が、線対称をなして張り出し形成され、各規制片の突出端がそれぞれ、前記スリーブ部における所定のフィンガの側面に当接可能となっているとともに、前記フィンガの前記側面における前記規制片が当接する位置の軸方向の両側には、前記規制片の突出端の幅方向の移動を規制する突部が形成されていることを特徴とするソケット端子。
  3. 相手のピン端子と嵌合接続されるソケット端子であって、
    前記ピン端子の丸ピンが挿入可能で、かつ複数のスリットが所定角度間隔を開けて開口縁から切り込み形成されて前記各スリットの間に同数のフィンガが片持ち状に形成されることにより縮径可能なスリーブ部と、
    弾性を有する帯材を端縁同士を突き合わせるように円形に回曲した形状で、前記スリーブ部の外周に嵌合されることにより同スリーブ部を縮径付勢するC型の外ばねリングとを備えたものにおいて、
    前記スリーブ部と前記外ばねリングとの間には、この外ばねリングが前記スリーブ部の軸線回りに回動することと、前記スリーブ部の軸線方向に沿って移動することとを規制する規制手段が設けられており、
    前記スリーブ部はその横断面が線対称形状をなすように形成されているとともに、前記外ばねリングは、前記スリーブ部の外周の所定位置において、同スリーブ部の前記線対称軸について線対称をなす回動姿勢で嵌合され、
    かつ、前記外ばねリングの奥側の側縁の途中位置には、前記スリーブ部の外周面に形成された突起が嵌る凹部が形成されているとともに、前記スリーブ部の先端縁には、前記外ばねリングの手前の側縁に係止して前記突起との間で同外ばねリングの両側縁間を挟持するフランジが形成されていることを特徴とするソケット端子。
  4. 相手のピン端子と嵌合接続されるソケット端子であって、
    前記ピン端子の丸ピンが挿入可能で、かつ複数のスリットが所定角度間隔を開けて開口縁から切り込み形成されて前記各スリットの間に同数のフィンガが片持ち状に形成されることにより縮径可能なスリーブ部と、
    弾性を有する帯材を端縁同士を突き合わせるように円形に回曲した形状で、前記スリーブ部の外周に嵌合されることにより同スリーブ部を縮径付勢するC型の外ばねリングとを備えたものにおいて、
    前記スリーブ部と前記外ばねリングとの間には、この外ばねリングが前記スリーブ部の軸線回りに回動することと、前記スリーブ部の軸線方向に沿って移動することとを規制する規制手段が設けられ、
    かつ、前記外ばねリングにおける互いに突き合わされる両端縁には、それぞれ内方に屈曲された屈曲部が形成される一方、前記スリーブ部の所定のスリットにおける対向した側縁には、前記屈曲部が嵌る嵌合溝が切り欠き形成されていることによって、前記規制手段が構成されており、
    また、前記嵌合溝が形成されたスリットの開口縁には、先開きとなったテーパ部が形成されていることを特徴とするソケット端子。
  5. 前記スリーブ部はその横断面が線対称形状をなすように形成されているとともに、前記外ばねリングは、前記スリーブ部の外周の所定位置において、同スリーブ部の前記線対称軸について線対称をなす回動姿勢で嵌合されていることを特徴とする請求項1または請求項4記載のソケット端子。
  6. 前記外ばねリングが前記スリーブ部の軸線回りに回動することを規制する規制部において、前記外ばねリングでは、同規制部が、この外ばねリングの互いに突き合わされる両端縁以外の箇所に設けられていることを特徴とする請求項5記載のソケット端子。
  7. 前記外ばねリングが前記スリーブ部の軸線方向に沿って移動することを規制する規制部において、前記外ばねリングでは、同規制部が、この外ばねリングの互いに突き合わされる両端縁以外の箇所に設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6記載のソケット端子。
  8. 前記スリーブ部が、同幅をなす3枚のフィンガが等角度間隔を開けて配された形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のソケット端子。
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