JP4952182B2 - 走査型露光装置、マイクロデバイスの製造方法、走査露光方法、及びマスク - Google Patents

走査型露光装置、マイクロデバイスの製造方法、走査露光方法、及びマスク Download PDF

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Description

本発明は、第1の物体(マスク、レチクル等)の像を第2の物体(基板等)上に投影露光する走査型露光装置、走査露光方法、該走査型露光装置又は該走査露光方法を用いたマイクロデバイスの製造方法、及び該走査型露光装置に用いられるマスクに関するものである。
例えば半導体素子又は液晶表示素子等を製造する際に、マスク(レチクル、フォトマスク等)のパターンを投影光学系を介してレジストが塗布されたプレート(ガラスプレート又は半導体ウエハ等)上に投影する投影露光装置が使用されている。従来はステップ・アンド・リピート方式でプレート上の各ショット領域にそれぞれレチクルのパターンを一括露光する投影露光装置(ステッパ)が多用されていた。近年、1つの大きな投影光学系を使用する代わりに、等倍の倍率を有する小さな複数の部分投影光学系を走査方向に沿って所定間隔で複数列に配置し、マスク及びプレートを走査させつつ各部分投影光学系でそれぞれマスクのパターンをプレート上に露光するステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置が提案されている。
上述のステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置においては、反射プリズム、凹面鏡及び各レンズを備えて構成される反射屈折光学系により中間像を一度形成し、更にもう一段の反射屈折光学系によりマスク上のパターンをプレート上に正立正像等倍にて露光している。
近年、プレートが益々大型化し、2m角を越えるプレートが使用されるようになってきている。ここで、上述のステップ・アンド・スキャン方式の露光装置を用いて大型のプレート上に露光を行う場合、部分投影光学系が等倍の倍率を有するため、マスクも大型化する。マスクのコストは、マスク基板の平面性を維持する必要もあり、大型化すればするほど高くなる。また、通常のTFT部を形成するためには、4〜5層分のマスクが必要とされており多大なコストを要していた。従って、投影光学系の倍率を拡大倍率とすることで、マスクの大きさを小さくした投影露光装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−265848号公報
しかしながら、上述の投影露光装置の投影光学系においては、マルチレンズ系全体で、拡大倍率をなすように各投影光学系が配置されている。即ち、各投影光学系で投影されるスキャン方向の位置を倍率分だけずらすように各投影光学系が配置してある。従って、たとえば投影倍率を1.25倍とし、投影光学系のマスク側の視野の間隔を200mmとした場合には、投影光学系のマスク側の視野の間隔に対して、投影光学系のプレート側の像野の間隔を1.25倍の250mmにする必要がある。しかしながら、投影光学系のマスク側の視野の間隔と投影光学系のプレート側の像野の間隔を数十mmを超えて異ならせることは、レンズ設計上の自由度が狭めることになり、また、投影光学系の製造コストの増加にもつながる。
本発明の課題は、拡大の投影倍率を有する安価な投影光学系を搭載した走査型露光装置、走査露光方法、該走査型露光装置又は該走査露光方法を用いたマイクロデバイスの製造方法、及び該走査型露光装置に用いられるマスクを提供することである。
この発明の走査型露光装置は、第1物体に形成されたパターンの像を、第2物体を第1方向に移動させつつ該第2物体に露光する走査型露光装置であって、前記第1方向と直交する第2方向に相互に間隔を置いて配置されるとともに前記第1方向に相互に所定量ずれて配置された第1列パターン部及び第2列パターン部を有する前記第1物体を保持し、該第1物体を前記第2物体に対して前記第1方向に相対移動させるステージ装置と、前記第1方向に移動される前記第1物体の前記第1列パターン部の拡大像を前記第2物体に投影する第1投影光学系と、前記第1投影光学系に対して前記第1方向及び前記第2方向に間隔を置いて配置され、前記第1方向に移動される前記第1物体の前記第2列パターン部の拡大像を前記第2物体に投影する第2投影光学系とを備え、前記所定量は、前記第1投影光学系の視野と前記第2投影光学系の視野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系の像野と前記第2投影光学系の像野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の投影倍率とに対応して設定されていることを特徴とする。
また、この発明の走査型露光装置は、第1物体と第2物体とを第1方向に移動させて、前記第1物体が有するパターンの像を前記第2物体に露光する走査型露光装置であって、前記第1物体における視野内の前記パターンの拡大像を前記第2物体における像野内に形成する第1投影光学系と、前記第1投影光学系に対して前記第1方向及び該第1方向と直交する第2方向に間隔を置いて配置され、前記第1物体における視野内の前記パターンの拡大像を前記第2物体における像野内に形成する第2投影光学系とを備え、前記パターンは、前記第1投影光学系に対応して配置される第1列パターン部と、前記第2投影光学系に対応して配置されるとともに前記第1列パターン部に対して前記第1方向に所定量ずれて配置される第2列パターン部とを含み、前記所定量は、前記第1投影光学系の視野と前記第2投影光学系の視野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系の像野と前記第2投影光学系の像野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の投影倍率とに対応して設定されていることを特徴とする。
また、この発明のマイクロデバイスの製造方法は、この発明の走査型露光装置を用いて、第1物体が有するパターンの像を第2物体に露光する露光工程と、前記露光工程により露光された前記第2物体を現像する現像工程とを含むことを特徴とする。
また、この発明の走査露光方法は、第1物体が有するパターンの像を、第2物体を第1方向に移動させつつ該第2物体に露光する走査露光方法であって、前記第1方向と直交する第2方向に相互に間隔を置いて配置されるとともに前記第1方向に相互に所定量ずれて配置された第1列パターン部及び第2列パターン部を有する前記第1物体を前記第2物体に対して前記第1方向に相対移動させることと、前記第1方向に移動される前記第1物体の前記第1列パターン部の拡大像を第1投影光学系によって前記第2物体に投影することと、前記第1方向に移動される前記第1物体の前記第2列パターン部の拡大像を、前記第1投影光学系に対して前記第1方向及び前記第2方向に間隔を置いて配置された第2投影光学系によって前記第2物体に投影することとを含み、前記所定量は、前記第1投影光学系の視野と前記第2投影光学系の視野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系の像野と前記第2投影光学系の像野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の投影倍率とに対応して設定されていることを特徴とする。
この発明のマスクは、感光基板を第1方向に移動させつつ、第1投影光学系と該第1投影光学系に対して前記第1方向及び該第1方向と直交する第2方向に間隔を置いて配置された第2投影光学系とを介して前記感光基板にパターン像を露光する走査型露光装置に用いられるマスクであって、前記第1投影光学系の視野に対応して配置され、該第1投影光学系によって前記感光基板に拡大像が投影される第1列パターン部と、前記第2投影光学系の視野に対応して配置され、該第2投影光学系によって前記感光基板に拡大像が投影される第2列パターン部とを有し、前記第1列パターン部及び前記第2列パターン部は、前記第2方向に相互に間隔を置いて配置されるとともに、前記第1方向に相互に所定量ずれて配置され、前記所定量は、前記第1投影光学系の視野と前記第2投影光学系の視野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系の像野と前記第2投影光学系の像野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の投影倍率とに対応して設定されていることを特徴とする。
この発明の走査型露光装置によれば、投影光学系が拡大倍率を有するため、大型のプレートに対してマスクのパターンを転写する場合においてもマスクの大型化を避けることができる。また、投影光学系が拡大倍率を有するにもかかわらず、第1投影光学系及び第2投影光学系の視野の中心同士の走査方向における間隔に対して、第1投影光学系及び第2投影光学系による像野の中心同士の走査方向における間隔を広げる必要がないため、投影光学系の設計自由度が大きくなり、製造コストを低下させることができる。
また、この発明のマイクロデバイスの製造方法によれば、マスクの大型化を避けつつ大型の基板を用いてマイクロデバイスの製造を行うことができるため、低コストでマイクロデバイスの製造を行うことができる。
また、この発明のマスクによれば、大型のプレートに対してマスクのパターンを転写する場合においてもマスクの大型化を避けることができるため、マスクの製造コストを低下させることができる。
以下、図面を参照して、この発明の第1の実施の形態について説明する。この実施の形態においては、マスク(第1物体)Mのパターンの一部を感光基板としての外径が500mmよりも大きいプレート(第2物体)Pに対して部分的に投影する複数の反射屈折型の投影光学系PL1〜PL7からなる投影光学系装置PLに対してマスクMとプレートPとを走査方向に同期移動させてマスクMに形成されたパターンの像をプレートP上に走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型投影露光装置を例に挙げて説明する。ここで外形が、500mmよりも大きいとは、一辺若しくは対角線が500mmよりも大きいことをいう。
図1は、この実施の形態にかかる走査型投影露光装置の全体の概略構成を示す斜視図である。この実施の形態にかかる走査型投影露光装置は、例えば超高圧水銀ランプ光源からなる光源を備えている。光源より射出した光束は楕円鏡2及びダイクロイックミラー3により反射され、コリメートレンズ4に入射する。即ち、楕円鏡2の反射膜及びダイクロイックミラー3の反射膜によりg線(波長436nm)、h線(波長405nm)及びi線(波長365nm)の光を含む波長域の光が取り出され、g、h、i線の光を含む波長域の光がコリメートレンズ4に入射する。また、g、h、i線の光を含む波長域の光は、光源が楕円鏡2の第1焦点位置に配置されているため、楕円鏡2の第2焦点位置に光源像を形成する。楕円鏡2の第2焦点位置に形成された光源像からの発散光束は、コリメートレンズ4により平行光となり、所定の露光波長域の光束のみを透過させる波長選択フィルタ5を透過する。
波長選択フィルタ5を通過した光束は、減光フィルタ6を通過し、集光レンズ7によりライトガイドファイバ8の入射口8aに集光される。ここで、ライトガイドファイバ8は、例えば多数のファイバ素線をランダムに束ねて構成されたランダムライトガイドファイバであって、入射口8aと7つの射出口(以下、射出口8b,8c,8d,8e,8f,8g,8hという。)を備えている。ライトガイドファイバ8の入射口8aに入射した光束は、ライトガイドファイバ8の内部を伝播した後、7つの射出口8b〜8hより分割されて射出し、マスクMを部分的に照明する7つの部分照明光学系(以下、部分照明光学系IL1,IL2,IL3,IL4,IL5,IL6,IL7という。)にそれぞれ入射する。
ライトガイドファイバ8の射出口8bから射出した光束は、部分照明光学系IL1に入射し、射出口8bの近傍に配置されているコリメートレンズにより平行光にされ、コリメートレンズにより集光された光束は、オプティカルインテグレータであるフライアイレンズに入射する。フライアイレンズの後側焦点面に形成された多数の二次光源からの光束は、コンデンサーレンズによりマスクMをほぼ均一に照明する。なお、部分照明光学系IL2〜IL7は、部分照明光学系IL1と同一の構成を有し、各部分照明光学系IL2〜IL7のコンデンサーレンズによりマスクMをほぼ均一に照明する。
マスクMの照明領域、即ち部分照明光学系IL1に対応する照明領域からの光は、各照明領域に対応するように配列されマスクMのパターンの一部の像をプレートP上にそれぞれ投影する7つの投影光学系(以下、投影光学系PL1,PL2,PL3,PL4,PL5,PL6,PL7という。)のうち、投影光学系PL1に入射する。投影光学系PL1を透過した光は、プレートP上にマスクMのパターン像を結像する。なお、部分照明光学系IL2〜IL7に対応する照明領域からの光は、各照明領域に対応するように配置され、マスクMのパターンの一部の像をプレートP上に投影する投影光学系PL2〜PL7に入射する。それぞれの投影光学系PL2〜PL7を透過した光は、プレートP上にマスクMのパターン像をそれぞれ結像する。
ここで、マスクMはマスクホルダー(図示せず)にて固定されており、マスクステージ(図示せず)に載置されている。また、マスクステージにはレーザ干渉計(図示せず)が配置されており、マスクステージレーザ干渉計はマスクステージの位置を計測及び制御する。また、プレートPはプレートホルダー(図示せず)にて固定されており、プレートステージ(図示せず)に載置されている。また、プレートステージには移動鏡50が設けられている。移動鏡50には、図示していないプレートステージレーザ干渉計から射出されるレーザ光が入反射する。その入反射されたレーザ光の干渉に基づいてプレートステージの位置は計測及び制御されている。
上述の部分照明光学系IL1、IL3、IL5、IL7は、走査方向と直交する方向に所定間隔をもって第1列として走査方向の後方側に配置されており、部分照明光学系IL1、IL3、IL5、IL7に対応して設けられている投影光学系PL1、PL3、PL5、PL7も同様に走査方向と直交する方向に所定間隔をもって第1列として走査方向の後方側に配置されている。また、部分照明光学系IL2、IL4、IL6は、走査方向と直交する方向に所定間隔をもって第2列として走査方向の前方側に配置されており、部分照明光学系IL2、IL4、IL6に対応して設けられている投影光学系PL2、PL4、PL6も同様に走査方向と直交する方向に所定間隔をもって第2列として走査方向の前方側に配置されている。第1列の投影光学系と第2列の投影光学系との間には、プレートPの位置合わせを行うために、オフアクシスのアライメント系52や、マスクMやプレートPのフォーカスを合わせるために、オートフォーカス系54が配置されている。
図2は、投影光学系PL1の構成を示す図である。なお、投影光学系PL2〜PL7は、投影光学系PL1と同一の構成を有する。投影光学系PL1は、マスクM上における視野内の拡大像をプレートP上の像野内に形成する投影光学系である。即ち、マスクMの中間像を形成するほぼ等倍の投影倍率を有する第1結像光学系PL11と、中間像とプレートPとを光学的に共役にする拡大の投影倍率を有する第2結像光学系PL12とを備える。
第1結像光学系PL11は、マスクMと中間像との間の光路中に配置される凹面反射鏡CCM11と、マスクMと凹面反射鏡CCM11との間の光路中に配置される光学特性調整機構ADと、光学特性調整機構ADと凹面反射鏡CCM11との間の光路中に光学特性調整機構ADから−Z軸方向に進行する光を−X軸方向に反射するようにマスクM面に対して45°の角度で斜設され光路を偏向する第1光路偏向面FM11と、第1光路偏向面FM11と凹面反射鏡CCM11との間の光路中に配置される少なくとも1枚のレンズにより構成される第1主レンズ群ML11と、第1主レンズ群ML11と中間像との間の光路中に第1主レンズ群ML11からX軸方向に進行する光を−Z軸方向に反射するようにマスクM面に対して45°の角度で斜設され光路を偏向する第2光路偏向面FM12とを備えている。なお、凹面反射鏡CCM11(瞳位置)の近傍には、開口絞りASが設けられている。
ここで光学特性調整機構ADは、平行平板L1,L2,L3,L4を含み、第1主レンズ群ML11は、両凸レンズL5、凹面反射鏡CCM11側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6、両凸レンズL7、両凹レンズL8、凹面反射鏡CCM11側に凸面を向けた正メニスカスレンズL9により構成されている。
第2結像光学系PL12は、中間像とプレートPとの間の光路中に配置される凹面反射鏡CCM12と、中間像と凹面反射鏡CCM12との間の光路中に配置される拡大に寄与する第1レンズ群G11と、第1レンズ群G11と凹面反射鏡CCM12との間の光路中に第1レンズ群G11から−Z軸方向に進行する光を−X軸方向に反射するようにマスクM面に対して45°の角度で斜設され光路を偏向する第3光路偏向面FM13と、第3光路偏向面FM13と凹面反射鏡CCM12との間の光路中に配置される第2主レンズ群L12と、第2主レンズ群L12とプレートPとの間の光路中に第2主レンズ群L12からX軸方向に進行する光を−Z軸方向に反射するようにマスクM面に対して45°の角度で斜設され光路を偏向する第4光路偏向面FM14と、第4光路偏向面FM14とプレートPとの間の光路中に配置される拡大に寄与する第2レンズ群G12とを備えている。
ここで第2結像光学系PL12の第1レンズ群G11は、第3光路偏向面FM13側に凸面を向けた正メニスカスレンズL10、第3光路偏向面FM13側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11、第3光路偏向面FM13側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12により構成されている。また、第2主レンズ群ML12は、両凸レンズL13、第3光路偏向面FM13側に凹面を向けた負メニスカスレンズL14、第3光路偏向面FM13側に凹面を向けた負メニスカスレンズL15により構成されている。また、第2レンズ群G12は、第4光路偏向面FM14側に凹面を向けた負メニスカスレンズL16、第4光路偏向面FM14側に凸面を向けた負メニスカスレンズL17、両凸レンズL18により構成されている。
図3は、投影光学装置PLの投影光学系PL1とPL2とを非走査方向(Y軸方向)から視た図である。投影光学系PL1及び投影光学系PL2の視野の中心同士の走査方向(X軸方向)における間隔をDmとし、投影光学系PL1及び第2投影光学系PL2による像野の中心同士の走査方向(X軸方向)における間隔をDpとし、投影光学系PL1及び投影光学系PL2のそれぞれの投影倍率をβとするとき、Dp<Dm×|β|(但し、|β|>1)を満たしている。
図4は、この実施の形態に係る走査型露光装置で用いられるマスクの構成を示す図である。なお、図4においては、走査方向の後方側(−X軸方向)に3つの投影光学系(以下、後方側投影光学系という。)を非走査方向に沿って所定間隔で配置し、走査方向の前方側(X軸方向)に2つの投影光学系(以下、前方側投影光学系という。)を非走査方向に沿って所定間隔で配置し、正立正像を形成する投影光学装置を備える走査型露光装置に用いられるマスクを示す。
図4に示すようにマスクMは、非走査方向(Y軸方向)に沿って配置された第1列パターン部M10及び第2列パターン部M20を備えている。ここで第1列パターン部M10の全体領域と第2列パターン部M20の全体領域とは、走査方向(X軸方向)において所定量だけずれて配置されている。
ここで第1列パターン部M10には、投影光学装置の後方側投影光学系の視野が位置決めされ、第2列パターン部M20には、投影光学装置の前方側投影光学系の視野が位置決めされる。このマスクMにおいては、後方側投影光学系と前方側投影光学系の視野の中心同士の走査方向における間隔をDmとし、後方側投影光学系及び前方側投影光学系による像野の中心同士の走査方向における間隔をDpとし、後方側影光学系及び前方側投影光学系のそれぞれの投影倍率をβとするとき、所定量は、
(Dm×|β|−Dp)÷|β|
である。
このマスクMのパターンをプレートP上に転写露光する場合には、後方側投影光学を用いてマスクM上の第1列パターン部M10をプレートP上の第1パターン転写領域P10(図5参照)に転写露光し、前方側投影光学系を用いてマスクM上の第2列パターン部M20をプレートP上の第2パターン転写領域P20に転写露光する。図5に、このマスクMのパターンをこの実施の形態にかかる走査型露光装置を用いてプレートP上に転写露光した状態を示す。この走査型露光装置においては、投影光学装置が拡大の投影倍率を有するため、マスクM上においては、非走査方向に所定の間隔を置いて形成されている第1列パターン部M10と第2列パターン部M20とが、プレートP上においては、第1パターン転写領域P10と第2パターン転写領域P20の非走査方向が一部重畳して転写露光される。なお、この場合には照明視野を台形状にする等して、第1パターン転写領域P10と第2パターン転写領域P20の非走査方向の重畳部を見えにくくすることが好ましい。この場合には、視野絞りを照明系内に設置することが望ましい。
また、この実施の形態にかかる走査型露光装置の投影光学装置は、拡大の投影倍率を有するが、後方側投影光学系と前方側投影光学系の像野の中心同士の走査方向(X軸方向)における間隔を、後方側投影光学系と前方側投影光学系の視野の中心同士の走査方向(X軸方向)における間隔に拡大の投影倍率を乗じた距離よりも小さくしている。しかしながら、後方側投影光学系の視野が位置決めされる第1列パターン部M10の走査方向における位置と、投影光学装置の前方側投影光学系の視野が位置決めされる第2列パターン部M20の走査方向における位置とを拡大の投影倍率に応じた距離だけ走査方向にずらして配置することにより、プレート上においては、第1パターン転写領域P10と第2パターン転写領域P20の走査方向の端部の位置が一致するように転写露光される。
従って、この走査型露光装置によれば、大型のプレートに対してマスクのパターンを転写する場合においても第1列パターン部と第2列パターン部とをずらして配置した距離だけマスクの走査方向の長さを長くするだけで、それ以上のマスクの大型化を避けることができる。また、投影光学系が拡大倍率を有するにもかかわらず、後方側投影光学系及び前方側投影光学系の視野の中心同士の走査方向における間隔に対して、後方側投影光学系及び前方側投影光学系による像野の中心同士の走査方向における間隔を広げる必要がないため、投影光学系の設計自由度が大きくなり、製造コストを低下させることができる。
次に、この発明の第2の実施の形態に係る走査型露光装置について説明する。この第2の実施の形態に係る走査型露光装置においては、投影光学装置を構成する投影光学系として、図6に示す投影光学系を7つ備える投影光学装置を用いる。その他の点においては、第1の実施の形態に係る走査型露光装置と同一である。
投影光学系PL20は、マスクM2における視野内の拡大像をプレートP2上の像野内に形成する投影光学系である。投影光学系PL20は、マスクM2とプレートP2との間の光路中に配置される凹面反射鏡CCM2と、マスクM2と凹面反射鏡CCM2との間の光路中に配置される拡大に寄与する第1レンズ群G21と、第1レンズ群G21と凹面反射鏡CCM2との間の光路中に第1レンズ群G21から−Z軸方向に進行する光をX軸方向に反射するようにマスクM2面に対して斜設され光路を偏向する第1光路偏向面FM21と、第1光路偏向面FM21と凹面反射鏡CCM2との間の光路中に配置される主レンズ群とML2、主レンズ群ML2とプレートP2の間の光路中に主レンズ群ML2から−X軸方向に進行する光を−Z軸方向に反射するようにマスクM2面に対して斜設され光路を偏向する第2光路偏向面FM22と、第2光路偏向面FM22とプレートP2との間の光路中に配置される拡大に寄与する第2レンズ群G23を備えており、マスクM2のパターンの倒立像をプレートP2上に形成する。
ここで第1レンズ群G21は、マスクM2に凹面を向けた正メニスカスレンズL20、マスクM2に凹面を向けた負メニスカスレンズL21、マスクM2に凹面を向けた正メニスカスレンズL22により構成されている。主レンズ群ML2は、両凸レンズL23、凹面反射鏡CCM2側に凸面を向けた負メニスカスレンズL24、凹面反射鏡CCM2側に凸面を向けた正メニスカスレンズL25により構成されている。第2レンズ群L22は、プレートP2側に凸面を向けた負メニスカスレンズL26、プレートP2側に凹面を向けた負メニスカスレンズL27、両凸レンズL28により構成されている。
この投影光学系PL20を備える投影光学装置は、投影光学系PL20を走査方向の前方側に配置されている前方側投影光学系とした場合には、前方側投影光学系PL20と図示しない走査方向の後方側に配置されている後方側影光学系の視野の中心同士の走査方向(X軸方向)における間隔をDm、前方側投影光学系PL20及び後方側投影光学系による像野の中心同士の走査方向(X軸方向)における間隔をDp、前方側投影光学系PL20及び後方側投影光学系のそれぞれの投影倍率をβとするとき、
Dp<Dm×|β|(但し、|β|>1)
を満たしている。
図7は、この実施の形態に係る走査型露光装置で用いられるマスクの構成を示す図である。なお、図7においては、3つの後方側投影光学系を非走査方向に沿って所定間隔で配置し、2つの前方側投影光学系を非走査方向に沿って所定間隔で配置し、倒立像を形成する投影光学装置を備える走査型露光装置に用いられるマスクを示す。
図7に示すようにマスクM2は、非走査方向(Y軸方向)に沿って配置された第1列パターン部M11及び第2列パターン部M21を備えている。ここで第1列パターン部M11の全体領域と第2列パターン部M21の全体領域とは、走査方向(X軸方向)において所定量だけずれて配置されている。
ここで第1列パターン部M11には、後方側投影光学系の視野が位置決めされ、第2列パターン部M21には、前方側投影光学系の視野が位置決めされる。このマスクM2においては、後方側投影光学系と前方側投影光学系の視野の中心同士の走査方向における間隔をDmとし、後方側投影光学系及び前方側投影光学系による像野の中心同士の走査方向における間隔をDpとし、後方側影光学系及び前方側投影光学系のそれぞれの投影倍率をβとするとき、所定量は、
(Dm×|β|−Dp)÷|β|
である。
このマスクM2のパターンをプレートP2上に転写露光する場合には、後方側投影光学系を用いてマスクM2上の第1列パターン部M11をプレートP2上の第1パターン転写領域P10に転写露光し、前方側投影光学系を用いてマスクM2上の第2列パターン部M21をプレートP2上の第2パターン転写領域P20に転写露光する。図5に、このマスクのパターンをこの実施の形態にかかる走査型露光装置を用いてプレート上に転写露光した状態を示す。
この走査型露光装置においては、マスクM2上において非走査方向に所定の間隔を置いて形成されている第1列パターン部M11と第2列パターン部M21とが、非走査方向に反転された状態で、プレートPに転写露光される。この場合に、投影光学装置が拡大の投影倍率を有するため、プレートP上においては、第1パターン転写領域P10と第2パターン転写領域P20の非走査方向が一部重畳して転写露光される。なお、この場合には、照明視野を台形状にする等して、第1パターン転写領域P10と第2パターン転写領域P20の非走査方向の重畳部を見えにくくすることが好ましい。この場合には、視野絞りを照明系内に配置することが望ましい。
また、この実施の形態にかかる走査型露光装置の投影光学装置は、拡大の投影倍率を有するが、後方側投影光学系と前方側投影光学系の像野の中心同士の走査方向(X軸方向)における間隔を、後方側投影光学系と前方側投影光学系の視野の中心同士の走査方向(X軸方向)における間隔に拡大の投影倍率を乗じた距離よりも小さくしている。しかしながら、後方側投影光学系の視野が位置決めされる第1列パターン部M11の走査方向における位置と、投影光学装置の前方側投影光学系の視野が位置決めされる第2列パターン部M21の走査方向における位置とを拡大の投影倍率に応じた距離だけ走査方向にずらして配置することにより、プレート上においては、第1パターン転写領域P10と第2パターン転写領域P20の走査方向の端部の位置が一致するように転写露光される。
従って、この走査型露光装置によれば、大型のプレートに対してマスクのパターンを転写する場合においても第1列パターン部と第2列パターン部とをずらして配置した距離だけマスクの走査方向の長さを長くするだけで、それ以上のマスクの大型化を避けることができる。また、投影光学系が拡大倍率を有するにもかかわらず、後方側投影光学系及び前方側投影光学系の視野の中心同士の走査方向における間隔に対して、後方側投影光学系及び前方側投影光学系による像野の中心同士の走査方向における間隔を広げる必要がないため、投影光学系の設計自由度が大きくなり、製造コストを低下させることができる。
なお、上述の第1の実施の形態において、ほぼ等倍の投影倍率を有する第1結像光学系PL11に、光学特性調整機構ADを構成する平行平板L1〜L4を備えているが、この平行平板L1〜L4の何れかを光軸に対して傾斜させることにより、光軸に対して像位置をシフトさせることができる。また、平行平板をクサビ状のペアガラスとし、ペアガラスをクサビ角に沿って移動させて、ガラス厚を変化させることにより、フォーカスや像面傾斜を調整することができる。更に、第1光路偏向面FM11及び第2光路偏向面FM12を備えるプリズムミラーを回転させることにより像の回転を調整することができる。第1結像光学系PL11は、ほぼ等倍の投影倍率を有するため、収差変化を発生させることなく像の回転位置を調整することができる。
また、第1の実施の形態における第1結像光学系PL11及び第1結像光学系PL12、第2の実施の形態における投影光学系PL20においては、主レンズ群を凹面反射鏡に向かう光と凹面反射鏡により反射された光が通過するように往復で使用することによってレンズ枚数を削減でき、かつ、レンズ像高成分で視野分離するための、光路偏向面を備えるプリズムミラーを有しているため、レンズを矩形状に切り出すようなことをせずに、後方側投影光学系及び前方側投影光学系の走査方向における間隔を小さくすることができる。
また、上述の第2の実施の形態の投影光学系P20においては、像調整機構を備えていないが、マスクM2と第1レンズ群G21の間、第1レンズ群G21と第1光路偏向面FM21との間、第2光路偏向面FM22と第2レンズ群G22との間、第2レンズ群G22とプレートP2との間などに配置することが可能である。像回転は第1及び第2光路偏向面を備えるプリズムを微小量回転させることにより可能であり、フォーカスの調整は、第1及び第2光路偏向面を備えるプリズムの主レンズ群LM2の方向への移動により可能であり、走査方向への像シフトは、マスクM2とプレートP2間の垂直方向(上下方向)に第1及び第2光路偏向面を備えるプリズムを移動させることにより可能とである。また、Y方向への像シフトと倍率調整は3枚の同曲率で構成されたレンズ群を上記スペースの何れかに配置し、この3枚の同曲率で構成されたレンズ群の中央部のレンズをマスクM2とプレートP2間の垂直方向(上下方向)に移動させることにより可能である。また、3枚のレンズを一体としてY方向に傾斜させることによってY方向の像位置を補正することも可能である。
また、上述の第1の実施の形態の走査型露光装置においては、等倍の投影倍率を有する第1結像光学系と拡大の投影倍率を有する結像光学系を備える投影光学装置を用いているが、2つの拡大の投影倍率を有する結像光学系を用いれば、投影光学装置全体の拡大倍率を更に大きくすることができ、マスクを大型化させることなく、大きなプレートへの露光を容易に行うことができる。
また、上述の第1の実施の形態においては、マスクMのパターンの中間像を形成する第1結像光学系PL11と、中間像とプレートとを光学的に共役にする第2結像光学系PL12を備えるため、像調整機構を容易に配置でき、視野絞りや開口絞りを所望の位置に配置することができる。
図9は、上述の実施の形態の正立正像を形成する投影光学装置を備える走査型露光装置に用いられるマスクを示す図である。図9に示すようにマスクM3は、非走査方向(Y軸方向)に奇数列パターン部M12と偶数列パターン部M22とを備えている。ここで、奇数列パターン部M12と偶数列パターン部M22とは、たとえば図9に示すように、非走査方向に図9の左から数えて、1番目、3番目、5番目のパターン部を奇数列パターン部M12とし、2番目、4番目のパターン部を偶数列パターン部M22とする。なお、奇数列パターン部M12と偶数列パターン部M22とは、それぞれ少なくとも1つのパターン部を有する構成であればよい。
奇数列パターン部M12と偶数列パターン部M22とのうち、隣接する少なくとも一対は非走査方向の端部に、同一のパターンを有する共通領域を形成している。ここで、共通領域は、隣接する一対の奇数列パターン部(M12)と偶数列パターン部(M22)との隣接する側にそれぞれ形成される。たとえば図9に示すように、共通領域M3a、M3b、M3c、M3dがそれぞれ形成されている。また、奇数列パターン部M12と偶数列パターン部M22とは、走査方向(X軸方向)に所定量{(Dm×|β|−Dp)÷|β|}ずれて配置されている。
図10は、上述の実施の形態の倒立像を形成する投影光学装置を備える走査型露光装置に用いられるマスクを示す図である。図10に示すようにマスクM4は、図9と同様に、非走査方向(Y軸方向)に奇数列パターン部M13と偶数列パターン部M23とを備えている。奇数列パターン部M13と偶数列パターン部M23とのうち、隣接する少なくとも一対は非走査方向の端部に、同一のパターンを有する共通領域を形成している。ここで、共通領域は、隣接する一対の奇数列パターン部M13と偶数列パターン部M23との隣接する側とは反対側にそれぞれ形成される。たとえば図10に示すように、共通領域M4a、M4b、M4c、M4dをそれぞれ形成している。また、奇数列パターン部M13と偶数列パターン部M23とは、走査方向(X軸方向)に、
所定量{(Dm×|β|−Dp)÷|β|}
ずれて配置されている。
なお、図9及び図10に示すマスクにおいて、奇数列パターン部と偶数列パターン部とが接している必要はなく、所定の距離離れていてもよい。奇数列パターン部と偶数列パターン部とのうち、隣接する少なくとも一対の共通領域は、重なり合って目的とする1つのパターンを形成するように、共通領域の全部又は一部が重畳して転写露光される。また、奇数列パターン部と偶数列パターン部とのうち、隣接する少なくとも一対の共通領域は、重なり合って目的とする1つのパターンを形成させるパターンであればよく、一対の共通領域に形成されるパターンが完全に同一である必要はない。たとえば、一対の共通領域のうち、奇数列パターン部の共通領域又は偶数列パターン部の共通領域のどちらか一方に、全く使用しない不要なパターンがあってもよい。
また、たとえば図9及び図10に示すように構成されるマスクを、本実施の形態に係る走査型露光装置に用いる場合、奇数列パターン部と偶数列パターン部とを走査方向にずらす所定量は、特に限定はされないが、36mm〜150mmであることが望ましい。投影光学系の拡大倍率が小さいと、奇数列パターン部と偶数列パターン部とを走査方向にずらす所定量が小さくなり、マスクのサイズを小さくできるが、露光領域の拡大はあまり望めない。一方で、投影光学系の拡大倍率が大きいと、ずらす所定量が大きくなり、マスクのサイズが大きくなる。この点を考慮して、本実施の形態に係る走査型露光装置の投影光学系の拡大倍率は、特に限定はされないが、1.25倍〜4倍程度が望ましい。
ここで、たとえば第1投影光学系と第2投影光学系とのマスク側の視野の間隔を200mmとした場合、第1投影光学系と第2投影光学系とのマスク側の視野の間隔に対して、第1投影光学系と第2投影光学系との像野の間隔は、投影光学系の拡大倍率が1.25倍で250mm、4倍で800mmにする必要がある。従って、マスク上の奇数列パターン部と偶数列パターン部とを走査方向にずらす所定量は、投影光学系の拡大倍率が1.25倍で40mm、4倍で150mmとなる。
また、たとえば第1投影光学系と第2投影光学系とのマスク側の視野の間隔を180mmとした場合、第1投影光学系と第2投影光学系とのマスク側の視野の間隔に対して、第1投影光学系と第2投影光学系との像野の間隔は、投影光学系の拡大倍率が1.25倍で225mm。4倍で720mmにする必要がある。従って、マスク上の奇数列パターン部と偶数列パターン部とを走査方向にずらす所定量は、投影光学系の拡大倍率が1.25倍で36mm、4倍で135mmとなる。
次に、上述の実施の形態に係る走査型露光装置で用いるマスクの製造方法を説明する。先ず、上述の実施の形態の正立正像を形成する投影光学装置を備える走査型露光装置に用いられるマスクの製造方法を説明する。図11に示すように、先ず、マスク上に形成する全パターンに対応するパターンデータを非走査方向である第1方向(Y方向)に分割する。即ち、パターンデータをM12(1),M22(2),M12(3),M22(4)、M12(5)の5つに分割する。
次に、図12に示すように、分割した少なくとも1つの領域の第1方向(Y方向)の端部に、共通領域に対応するパターンデータを付加し、描画データを作成する。即ち、図12に示すように、M12(1)とM22(2)の共通領域に、M3aのパターンデータを作成し、M22(2)とM12(3)の共通領域に、M3bのパターンデータを作成する。その他の共通領域にも、同様に、M3c,M3dのパターンデータを作成する。
次に、分割した各領域に対応する描画データに従って、EB露光装置などを用いて、マスク基板(ブランクス)上に、パターンを走査方向である第2方向に所定量ずらして描画する。これにより、図9に示すマスクを製造することができる。
次に、上述の実施の形態の倒立像を形成する投影光学装置を備える走査型露光装置に用いられるマスクの製造方法を説明する。図13に示すように、先ず、マスク上に形成する全パターンに対応するパターンデータを非走査方向である第1方向(Y方向)に分割する。即ち、パターンデータをM13(1),M23(2),M13(3),M23(4)、M13(5)の5つに分割する。
次に、図14に示すように、分割した少なくとも1つの領域の第1方向(Y方向)の端部に、共通領域に対応するパターンデータを付加し、描画データを作成する。即ち、図14に示すように、M13(1)とM23(2)の共通領域に、M4aのパターンデータを作成し、M23(2)とM13(3)の共通領域に、M4bのパターンデータを作成する。その他の共通領域にも、同様に、M4c,M4dのパターンデータを作成する。
次に、分割した各領域に対応する描画データに従って、EB露光装置などを用いて、マスク基板(ブランクス)上に、パターンを走査方向である第2方向に所定量ずらして描画する。これにより、図10に示すマスクを製造することができる。
なお、上述した図9及び図10に示すマスクの製造方法においては、全パターンに対応するパターンデータを分割し、その後に共通領域に対応するパターンデータを付加したが、隣接する少なくとも一対の奇数列パターン部と偶数列パターン部とに対応するパターンデータに共通領域を有する全パターンデータを分割し、分割したパターンデータに従って、EB露光装置などを用いて、マスク基板(ブランクス)上に、第2方向に所定量ずらして描画するようにしてもよい。
また、この実施の形態にかかる露光装置では、プレート(ガラス基板)上に所定のパターン(回路パターン、電極パターン等)を形成することによって、マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得ることもできる。以下、図8のフローチャートを参照して、このときの手法の一例につき説明する。図8において、パターン形成工程401では、この実施の形態にかかる走査型露光装置を用いてマスクのパターンを感光基板に転写露光する、所謂光リソグラフィ工程が実行される。この光リソグラフィ工程によって、感光性基板上には多数の電極等を含む所定パターンが形成される。その後、露光された基板は、現像工程、エッチング工程、レジスト剥離工程等の各工程を経ることによって、基板上に所定のパターンが形成され、次のカラーフィルタ形成工程402へ移行する。
次に、カラーフィルタ形成工程402では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配列されたり、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルタの組を複数水平走査線方向に配列されたりしたカラーフィルタを形成する。そして、カラーフィルタ形成工程402の後に、セル組み立て工程403が実行される。セル組み立て工程403では、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有する基板、およびカラーフィルタ形成工程402にて得られたカラーフィルタ等を用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。セル組み立て工程403では、例えば、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有する基板とカラーフィルタ形成工程402にて得られたカラーフィルタとの間に液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製造する。
その後、モジュール組み立て工程404にて、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素子の製造方法によれば、この実施の形態にかかる走査型露光装置を用いるため、低コストで液晶表示素子の製造を行うことができる。
なお、上述の実施形態では、投影光学系PL1、PL2、PL10、PL20として、反射屈折結像光学系を適用したが、これに限られることなく、例えば1本の直線状に延びた光軸に沿って配列された複数の屈折光学素子を備えた屈折結像光学系を適用することができる。このとき、屈折結像光学系の視野の中心と像野の中心とを一致させることが好ましい。このような屈折結像光学系としては、例えば米国特許第5,903,400号に開示される投影光学系を適用することができる。ここでは、当該米国特許第5,903,400号を参照して援用する。また、投影光学系PL1、PL2、PL10、PL20としては、反射結像光学系を適用しても良い。
以下に実施例1及び実施例2について説明するが、実施例1及び実施例2にかかる反射屈折光学系の構成は、図2、図6に示す第1、第2の実施の形態にかかる反射屈折光学系の構成とそれぞれ同一であるため、実施例1、実施例2にかかる反射屈折光学系の説明には、第1、第2の実施の形態にかかる反射屈折光学系の説明で用いた符号を用いる。また、実施例1、実施例2にかかる反射屈折光学系PL1、PL20の光学部材諸元を表1、表2に示す。表1、表2の光学部材諸元においては、第1カラムの面番号は物体側からの光線進行方向に沿った面の順序、第2カラムは各面の曲率半径(mm)、第3カラムの面間隔は光軸上の面間隔(mm)、第4カラムは、光学部材の有効半径、第5カラムは、光学部材の硝材のi線に対する屈折率、第6カラムは光学部材の硝材のh線に対する屈折率、第7カラムは光学部材の硝材のg線に対する屈折率をそれぞれ示している。
実施例1にかかる反射屈折光学系PL1の諸元の値を示す。
(諸元)
投影倍率: 1.2倍
(表1)
(光学部材諸元)
Figure 0004952182
実施例2にかかる反射屈折光学系PL20の諸元の値を示す。
(諸元)
投影倍率: 1.25倍
(表2)
(光学部材諸元)
Figure 0004952182
第1の実施の形態にかかる走査型露光装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態にかかる投影光学系の構成を示す図である。 第1の実施の形態にかかる投影光学系の構成を示す図である。 第1の実施の形態にかかる走査型露光装置で用いられるマスクの構成を示す図である。 第1の実施の形態にかかる走査型露光装置でマスクのパターンがプレート上に転写露光された状態を示す図である。 第2の実施の形態にかかる走査型露光装置が備える投影光学系の構成を示す図である。 第2の実施の形態にかかる走査型露光装置で用いられるマスクの構成を示す図である。 実施の形態に係るマイクロデバイスの製造方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係るマスク(正立正像用)の構成を示す図である。 実施の形態に係るマスク(倒立像用)の構成を示す図である。 実施の形態に係るマスク(正立正像用)の製造方法を説明するための図である。 実施の形態に係るマスク(正立正像用)の製造方法を説明するための図である。 実施の形態に係るマスク(倒立像用)の製造方法を説明するための図である。 実施の形態に係るマスク(倒立像用)の製造方法を説明するための図である。
符号の説明
PL…投影光学装置、PL1〜PL7…投影光学系、M、M2…マスク、M10、M11…第1列パターン部、M20、M21…第2列パターン部、P、P2…プレート、P10…第1パターン転写領域、P20…第2パターン転写領域。

Claims (27)

  1. 第1物体に形成されたパターンの像を、第2物体を第1方向に移動させつつ該第2物体に露光する走査型露光装置であって、
    前記第1方向と直交する第2方向に相互に間隔を置いて配置されるとともに前記第1方向に相互に所定量ずれて配置された第1列パターン部及び第2列パターン部を有する前記第1物体を保持し、該第1物体を前記第2物体に対して前記第1方向に相対移動させるステージ装置と、
    前記第1方向に移動される前記第1物体の前記第1列パターン部の拡大像を前記第2物体に投影する第1投影光学系と、
    前記第1投影光学系に対して前記第1方向及び前記第2方向に間隔を置いて配置され、前記第1方向に移動される前記第1物体の前記第2列パターン部の拡大像を前記第2物体に投影する第2投影光学系と、を備え、
    前記所定量は、前記第1投影光学系の視野と前記第2投影光学系の視野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系の像野と前記第2投影光学系の像野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の投影倍率と、に対応して設定されていることを特徴とする走査型露光装置。
  2. 第1物体と第2物体とを第1方向に移動させて、前記第1物体が有するパターンの像を前記第2物体に露光する走査型露光装置であって、
    前記第1物体における視野内の前記パターンの拡大像を前記第2物体における像野内に形成する第1投影光学系と、
    前記第1投影光学系に対して前記第1方向及び該第1方向と直交する第2方向に間隔を置いて配置され、前記第1物体における視野内の前記パターンの拡大像を前記第2物体における像野内に形成する第2投影光学系と、を備え、
    前記パターンは、前記第1投影光学系に対応して配置される第1列パターン部と、前記第2投影光学系に対応して配置されるとともに前記第1列パターン部に対して前記第1方向に所定量ずれて配置される第2列パターン部と、を含み、
    前記所定量は、前記第1投影光学系の視野と前記第2投影光学系の視野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系の像野と前記第2投影光学系の像野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の投影倍率と、に対応して設定されていることを特徴とする走査型露光装置。
  3. 前記第1投影光学系の視野と前記第2投影光学系の視野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔Dmと、前記第1投影光学系の像野と前記第2投影光学系の像野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔Dpと、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の投影倍率βとは、Dp<Dm×|β|且つ|β|>1を満足し、
    前記所定量は、(Dm×|β|−Dp)÷|β|に等しいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の走査型露光装置。
  4. 前記所定量は、前記第1物体と前記第2物体との前記第1方向への移動に対応して前記第1列パターン部の拡大像によって前記第2物体に形成される第1パターン転写領域と前記第2列パターン部の拡大像によって前記第2物体に形成される第2パターン転写領域との前記第1方向のそれぞれの端部位置が一致する大きさに設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の走査型露光装置。
  5. 前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系は、反射屈折光学系を備え、
    前記反射屈折光学系は、
    前記第1物体と前記第2物体との間の光路中に配置される第1凹面反射鏡と、
    前記第1物体と前記第1凹面反射鏡との間の光路中に配置されて光路を偏向する第1光
    路偏向面と、
    前記第1光路偏向面と前記第1凹面反射鏡との間の光路中に配置される第1主レンズ群と、
    前記第1主レンズ群と前記第2物体との間の光路中に配置されて、光路を偏向する第2光路偏向面とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の走査型露光装置。
  6. 前記第1投影光学系が投影する前記第1列パターン部の拡大像によって前記第2物体に形成される第1パターン転写領域と、前記第2投影光学系が投影する前記第2列パターン部の拡大像によって前記第2物体に形成される第2パターン転写領域とは、前記第2方向において一部重畳していることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の走査型露光装置。
  7. 前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系は、光学特性調整機構を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の走査型露光装置。
  8. 前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の各々は、前記第1物体の中間像を形成する第1結像光学系と、該中間像と前記第2物体とを光学的に共役にする第2結像光学系とを備え、
    前記光学特性調整機構は、少なくとも前記第1結像光学系の光路内に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の走査型露光装置。
  9. 前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の各々は、
    前記第1物体の中間像を形成する第1結像光学系と、
    前記中間像と前記第2物体とを光学的に共役にする第2結像光学系とを備え、
    前記第1結像光学系と前記第2結像光学系との一方の光学系はほぼ等倍の投影倍率を有し、他方の光学系は拡大の投影倍率を有し、
    前記光学特性調整機構は、前記ほぼ等倍の投影倍率を有する前記光学系の光路中に配置されることを特徴とする請求項7に記載の走査型露光装置。
  10. 前記第1結像光学系は、前記ほぼ等倍の投影倍率を有するとともに、前記第2結像光学系の前記第2物体側の開口数を決定するための開口絞りを備えることを特徴とする請求項9に記載の走査型露光装置。
  11. 前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系は、前記反射屈折光学系と異なる別の反射屈折光学系を備え、
    前記別の反射屈折光学系は、等倍の投影倍率を有し、且つ前記第1物体と前記第2物体との間の光路中に配置される第2凹面反射鏡と、前記第1物体と前記第2凹面反射鏡との間の光路中に配置されて光路を偏向する第3光路偏向面と、前記第3光路偏向面と前記第2凹面反射鏡との間の光路中に配置される第2主レンズ群と、前記第2主レンズ群と前記第2物体との間の光路中に配置されて光路を偏向する第4光路偏向面とを有することを特徴とする請求項5に記載の走査型露光装置。
  12. 前記第2物体は、外径が500mmよりも大きい感光基板であることを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか一項に記載の走査型露光装置。
  13. 請求項1乃至請求項12の何れか一項に記載の走査型露光装置を用いて、前記第1物体が有するパターンの像を前記第2物体に露光する露光工程と、
    前記露光工程により露光された前記第2物体を現像する現像工程と、
    を含むことを特徴とするマイクロデバイスの製造方法。
  14. 第1物体が有するパターンの像を、第2物体を第1方向に移動させつつ該第2物体に露光する走査露光方法であって、
    前記第1方向と直交する第2方向に相互に間隔を置いて配置されるとともに前記第1方向に相互に所定量ずれて配置された第1列パターン部及び第2列パターン部を有する前記第1物体を前記第2物体に対して前記第1方向に相対移動させることと、
    前記第1方向に移動される前記第1物体の前記第1列パターン部の拡大像を第1投影光学系によって前記第2物体に投影することと、
    前記第1方向に移動される前記第1物体の前記第2列パターン部の拡大像を、前記第1投影光学系に対して前記第1方向及び前記第2方向に間隔を置いて配置された第2投影光学系によって前記第2物体に投影することと、を含み、
    前記所定量は、前記第1投影光学系の視野と前記第2投影光学系の視野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系の像野と前記第2投影光学系の像野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の投影倍率と、に対応して設定されていることを特徴とする走査露光方法。
  15. 前記第1投影光学系の視野と前記第2投影光学系の視野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔Dmと、前記第1投影光学系の像野と前記第2投影光学系の像野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔Dpと、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の投影倍率βとは、Dp<Dm×|β|且つ|β|>1を満足し、
    前記所定量は、(Dm×|β|−Dp)÷|β|に等しいことを特徴とする請求項14に記載の走査露光方法。
  16. 前記所定量は、前記第1物体と前記第2物体との前記第1方向への移動に対応して前記第1列パターン部の拡大像によって前記第2物体に形成される第1パターン転写領域と前記第2列パターン部の拡大像によって前記第2物体に形成される第2パターン転写領域との前記第1方向のそれぞれの端部位置が一致する大きさに設定されていることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の走査露光方法。
  17. 前記第1投影光学系が投影する前記第1列パターン部の拡大像によって前記第2物体に形成される第1パターン転写領域と、前記第2投影光学系が投影する前記第2列パターン部の拡大像によって前記第2物体に形成される第2パターン転写領域とは、前記第1物体と前記第2物体との前記第1方向への一度の移動によって形成されることを特徴とする請求項14乃至請求項16の何れか一項に記載の走査露光方法。
  18. 前記第1投影光学系が投影する前記第1列パターン部の拡大像によって前記第2物体に形成される第1パターン転写領域と、前記第2投影光学系が投影する前記第2列パターン部の拡大像によって前記第2物体に形成される第2パターン転写領域とは、前記第2方向において一部重畳して露光されることを特徴とする請求項14乃至請求項17の何れか一項に記載の走査露光方法。
  19. 前記第2物体は、外径が500mmよりも大きい感光基板であることを特徴とする請求項14乃至請求項18の何れか一項に記載の走査露光方法。
  20. 請求項14乃至請求項19の何れか一項に記載の走査露光方法を用いて、前記第1物体が有するパターンの像を前記第2物体に露光する露光工程と、
    前記露光工程により露光された前記第2物体を現像する現像工程と、
    を含むことを特徴とするマイクロデバイスの製造方法。
  21. 感光基板を第1方向に移動させつつ、第1投影光学系と該第1投影光学系に対して前記第1方向及び該第1方向と直交する第2方向に間隔を置いて配置された第2投影光学系とを介して前記感光基板にパターン像を露光する走査型露光装置に用いられるマスクであって、
    前記第1投影光学系の視野に対応して配置され、該第1投影光学系によって前記感光基板に拡大像が投影される第1列パターン部と、
    前記第2投影光学系の視野に対応して配置され、該第2投影光学系によって前記感光基板に拡大像が投影される第2列パターン部と、を有し、
    前記第1列パターン部及び前記第2列パターン部は、前記第2方向に相互に間隔を置いて配置されるとともに、前記第1方向に相互に所定量ずれて配置され、
    前記所定量は、前記第1投影光学系の視野と前記第2投影光学系の視野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系の像野と前記第2投影光学系の像野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔と、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の投影倍率と、に対応して設定されていることを特徴とするマスク。
  22. 前記第1投影光学系の視野と前記第2投影光学系の視野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔Dmと、前記第1投影光学系の像野と前記第2投影光学系の像野との中心同士の前記第1方向に沿った間隔Dpと、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の投影倍率βとは、Dp<Dm×|β|且つ|β|>1を満足し、
    前記所定量は、(Dm×|β|−Dp)÷|β|に等しいことを特徴とする請求項21に記載のマスク。
  23. 前記所定量は、当該マスクと前記感光基板とが前記第1方向へ移動された状態で前記第1列パターン部の拡大像によって前記感光基板に形成される第1パターン転写領域と前記第2列パターン部の拡大像によって前記感光基板に形成される第2パターン転写領域との前記第1方向のそれぞれの端部位置が一致する大きさに設定されていることを特徴とする請求項21又は請求項22に記載のマスク。
  24. 前記所定量は、36mm〜150mmの範囲内であることを特徴とする請求項21乃至請求項23の何れか一項に記載のマスク。
  25. 前記第1列パターン部と前記第2列パターン部とのうち互いに隣接する少なくとも一対は、前記第1方向の端部に、同一のパターンを有する共通領域を有することを特徴とする請求項21乃至請求項24の何れか一項に記載のマスク。
  26. 前記共通領域は、互いに隣接する一対の前記第1列パターン部と前記第2列パターン部との隣接する側にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項25に記載のマスク。
  27. 前記共通領域は、互いに隣接する一対の前記第1列パターン部と前記第2列パターン部との隣接する側とは反対側にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項25に記載のマスク。
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