JP4906692B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
このようなブレーキ装置において、前記液路切り替え手段と液圧発生手段とを一体のユニットとして有するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
そこでこの発明は、バイワイヤ式の車両用ブレーキ装置及びこれを備えた鞍乗り型車両において、液路切り替え手段及び液圧発生手段のユニット化による小型化を図ると共にレイアウト自由度の向上を図ることを目的とする。
また、液圧発生手段及び液路切り替え手段が互いに着脱可能な結合部をそれぞれ有し、該各結合部を介して液圧発生手段及び液路切り替え手段が互いに一体化されることで、各結合部を直接結合したり中間部材を介在させる等により、液圧発生手段及び液路切り替え手段の一ユニットとしての形状変更が可能となり、レイアウト自由度を向上させて複数車種間での共用化を容易にできる。
第二圧カセンサ36は、バイパス配管32を介してストロークシミュレータ28内の圧力を検出するもので、制御部13に導線36Aを介して接続される。
第三圧カセンサ52は、シリンダ本体73内の液圧を検出するもので、制御部13に導線52Aを介して接続される。
なお、後輪ブレーキ装置12においても、前輪ブレーキ装置11と同様の液路切り替え部49Rが構成され、かつ該液路切り替え部49Rと制御部13の制御基板13Rとを主にコントロールユニット50Rが構成される。
一方、ブレーキペダル22の操作時には、後マスターシリンダ82が発生する液圧すなわち後輪ブレーキ装置12側の第二圧カセンサ36が検出する液圧に基づき、前ディスクブレーキ42による前輪102の制動が後輪111の制動に連動してなされる。
パワーユニット46は、左右ピボットフレーム108間において、電動モータ60及び液圧シリンダ67の各軸線C1,C2をその上側がやや後側に位置するように上下方向に対してやや傾斜させた状態に配置される。以下、上記車載状態での向きを基準にパワーユニット46の説明を行う。
一方、パワーユニット46の結合部78は、液圧シリンダ67の左側面(左右内側の面、コントロールユニット50R側の面)から左方に突設されるもので、前記結合部77に後方から重なる(すなわち前記厚さ方向Tと直交する)壁状とされ、例えば液圧シリンダ67のシリンダ本体73と一体形成される。
また、コントロールユニット50R及びパワーユニット46を一体に結合した状態で、電動モータ60及び液圧シリンダ67の各軸線C1,C2は前記厚さ方向Tと略直交し、かつ電動モータ60及び液圧シリンダ67はコントロールユニット50Rにおける前記厚さ方向Tでの幅H内に収まるように配置される(図8参照)。なお、前記「厚さ方向Tと略直交する」とは、電動モータ60及び液圧シリンダ67が前記幅H内に収まる範囲内で90°±αを含む概念である。
中央支持ステー87は、車体左右中心面CS近傍において上下に延在する帯状をなし、その下部は前記上下一対のボルト79により例えばコントロールユニット50Rの結合部77の前面に一体的に結合(共締め)され、中央支持ステー87の上端部は前記アッパクロスメンバ119の前面にボルト87aにより一体的に結合される。
これら各支持ステー87,88を介して、コントロールユニット50R及びパワーユニット46が車体フレーム105に支持される。
なお、前述したスイングアーム式リアサスペンション110の構造上、左右ピボットフレーム108間には比較的大型の部品であるコントロールユニット50R及びパワーユニット46をも配置し易く、かつ自動二輪車101のマスの集中も図られる。
連通管95は、液圧シリンダ67の連通ポート67aから斜め下左方に向けて延び、液路切り替え部49Rの下面高さにおいて斜め後左方に屈曲して、液路切り替え部49Rの下面左側に設けた連通ポート69aに至る。連通管95における液路切り替え部49R側のジョイント95bは、前記連通ポート69aに前記厚さ方向Tと直交するボルト96bにより取り付けられる。
この場合、例えば前記ボルト79を取り外して各結合部77,78同士を分離させてこれらの間にカラーやブラケット等を介設することで、コントロールユニット50R及びパワーユニット46間の相対位置をずらし、ユニット全体の形状を配置空間に合わせて変更することが可能であり、変則的な配置スペースであってもこれを有効利用してコントロールユニット50R及びパワーユニット46を車載することが可能である。
また、パワーユニット46及びコントロールユニット50Rが互いに着脱可能な結合部77,78をそれぞれ有し、該各結合部77,78を介してパワーユニット46及びコントロールユニット50Rが互いに一体化されることで、各結合部77,78を直接結合したり中間部材を介在させる等により、パワーユニット46及びコントロールユニット50Rの一ユニットとしての形状変更が可能となり、レイアウト自由度を向上させて複数車種間での共用化を容易にできる。
また、パワーユニット46及びコントロールユニット50Rが互いに着脱可能な結合部77,78をそれぞれ有し、該各結合部77,78を介してパワーユニット46及びコントロールユニット50Rが互いに一体化されることで、各結合部77,78を直接結合したり中間部材を介在させる等により、パワーユニット46及びコントロールユニット50Rの一ユニットとしての形状変更が可能となり、レイアウト自由度を向上させて複数車種間での共用化を容易にできる。
さらに、パワーユニット46及びコントロールユニット50Rが車体フレーム105の左右ピボットフレーム108間に左右に並んで配置されることで、パワーユニット46及びコントロールユニット50Rを目立たなくすると共にマスの集中を図ることができる。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、三輪又は四輪の鞍乗り型車両にも適用できることはもちろん、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
25,82 前後マスターシリンダ(ブレーキ操作手段)
31,43,47 電磁バルブ(切り替え弁)
46 パワーユニット(液圧発生手段)
50F,50R コントロールユニット(液路切り替え手段)
T 厚さ方向
H 幅
56,92 前後ブレーキキャリパ(車輪制動手段)
60 電動モータ(モータ)
C1 回転軸線
60a 回転軸
67 液圧シリンダ
C2 ストローク軸線
74 ピストン
67a,69a 連通ポート(接続口)
77,78 結合部
87 中央支持ステー(車体取り付け部材)
95 連通管(液圧管)
101 自動二輪車(鞍乗り型車両)
102,111 前後輪(車輪)
105 車体フレーム(車体)
106 ヘッドパイプ
107 メインフレーム
108 ピボットフレーム
Claims (6)
- 運転者の操作により液圧を発生するブレーキ操作手段(25,82)と、液圧の供給により車輪(102,111)の回転を制動する車輪制動手段(56,92)と、前記ブレーキ操作手段(25,82)の作動により別途液圧を発生する液圧発生手段(46)と、前記ブレーキ操作手段(25,82)、液圧発生手段(46)及び車輪制動手段(56,92)の間の液圧経路を切り替える液路切り替え手段(50F,50R)とを備え、
前記液圧発生手段(46)及び液路切り替え手段(50F,50R)は、互いに着脱可能な結合部(77,78)をそれぞれ有し、該各結合部(77,78)を介して、前記液圧発生手段(46)及び液路切り替え手段(50F,50R)が互いに一体化される車両用ブレーキ装置(10)を備えた鞍乗り型車両(101)において、
ヘッドパイプ(106)から後方に延びる左右一対のメインフレーム(107)と、該左右メインフレーム(107)の後端部に下方に向けて連なる左右一対のピボットフレーム(108)とを備え、
前記液圧発生手段(46)及び液路切り替え手段(50F,50R)は、前記左右ピボットフレーム(108)の間に左右に並んで配置されると共に、側面視で前記液圧発生手段(46)及び液路切り替え手段(50F,50R)の少なくとも一部が互いに重なるように配置され、
前記液圧発生手段(46)は、回転軸(60a)を有するモータ(60)と、該モータ(60)の回転力によりピストン(74)をストロークさせて液圧を発生させる液圧シリンダ(67)とを有してなり、
前記モータ(60)の軸方向は、扁平な箱体状をなす前記液路切り替え手段(50F,50R)の厚さ方向(T)と直交するように配置され、かつ車両上下方向を向くように配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記左右ピボットフレーム(108)にスイングアーム(112)を支持するピボット軸(113)と、該ピボット軸(113)よりも上方で前記左右ピボットフレーム(108)間に渡るアッパクロスメンバ(119)とを備え、
前記液圧発生手段(46)及び液路切り替え手段(50F,50R)は、側面視で前記ピボット軸(113)の上方かつ前記アッパクロスメンバ(119)の下方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。 - 前記液圧シリンダ(67)のストローク軸線(C2)及びモータ(60)の回転軸線(C1)が互いに平行に配置され、前記液圧シリンダ(67)及びモータ(60)が前記液路切り替え手段(50F,50R)の厚さ方向(T)の幅(H)内に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
- 前記液路切り替え手段(50F,50R)は、液圧経路を切り替える棒状の複数の切り替え弁(31,43,47)を有し、該各切り替え弁(31,43,47)は、扁平な箱体状をなす前記液路切り替え手段(50F,50R)の厚さ方向(T)に沿うように配置されることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の鞍乗り型車両。
- 前記液圧発生手段(46)及び液路切り替え手段(50F,50R)の各接続口(67a,69a)に接続されてこれらの間を液圧伝達可能に連通する液圧管(95)を備え、該液圧管(95)が扁平な箱体状をなす前記液路切り替え手段(50F,50R)の厚さ方向(T)の幅(H)内に配置されることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の鞍乗り型車両。
- 前記液圧発生手段(46)及び液路切り替え手段(50F,50R)は、前記各結合部(77,78)において車体取り付け部材(87)に一体的に取り付けられることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の鞍乗り型車両。
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