JP2024082802A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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雅博 金重
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Abstract

Figure 2024082802000001
【課題】ブレーキ配管の保護性能を確保しつつ、車両の美観性の低下が抑制された鞍乗り型車両を提供する。
【解決手段】自動二輪車1は、前輪2を軸支するフロントフォーク21を有し、前輪2を操舵可能に支持する操舵ユニット20と、操舵ユニット20を支持するヘッドパイプ11、およびヘッドパイプ11から後方に延びるメインフレーム12を有する車体フレーム10と、側面視でメインフレーム12の下方に配置され、シリンダヘッド33bを有するエンジン31と、フロントフォーク21およびシリンダヘッド33bの間に配置されたラジエータ41と、ラジエータ41およびエンジン31を接続し、側面視でシリンダヘッド33bの上方を通るラジエータホース56と、メインフレーム12とラジエータホース56との間に配置されるブレーキ配管75と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関するものである。
従来、ブレーキ操作子のマスターシリンダとABSモジュレータとを接続するブレーキ配管、およびABSモジュレータと前輪用ブレーキ装置のキャリパーとを接続するブレーキ配管を備えた鞍乗り型車両がある。この種の車両において、ABSモジュレータがエンジンのシリンダの後方に配置された場合には、ブレーキ配管がエンジンのシリンダの周辺に配策される。例えば、下記特許文献1には、ヘッドパイプから後方へ延びるメインフレームの車幅方向内側に、2つの前輪ブレーキ配管が配策された構成が開示されている。
特開2014-69670号公報
しかしながら、エンジンの大型化に伴いメインフレームの内側にブレーキ配管を配策するスペースを確保できない場合がある。この場合においても、ブレーキ配管が車両外観上に露出するので、ブレーキ配管の保護性能、および車両の美観性を確保する必要がある。したがって、従来の鞍乗り型車両においては、ブレーキ配管の配策に改善の余地がある。
そこで本発明は、ブレーキ配管の保護性能を確保しつつ、車両の美観性の低下が抑制された鞍乗り型車両を提供するものである。
本発明の第1の態様に係る鞍乗り型車両は、前輪(2)を軸支するフロントフォーク(21)を有し、前記前輪(2)を操舵可能に支持する操舵ユニット(20)と、前記操舵ユニット(20)を支持するヘッドパイプ(11)、および前記ヘッドパイプ(11)から後方に延びるメインフレーム(12)を有する車体フレーム(10)と、側面視で前記メインフレーム(12)の下方に配置され、シリンダヘッド(33b)を有するエンジン(31)と、前記フロントフォーク(21)および前記シリンダヘッド(33b)の間に配置されたラジエータ(41)と、前記ラジエータ(41)および前記エンジン(31)を接続し、側面視で前記シリンダヘッド(33b)の上方を通るラジエータホース(56)と、前記メインフレーム(12)と前記ラジエータホース(56)との間に配置されるブレーキ配管(75)と、を備える。
第1の態様によれば、ブレーキ配管がメインフレームおよびラジエータホースに挟まれるように配置されるので、ブレーキ配管を目立ちにくくすることができる。特にブレーキ配管をメインフレームおよびラジエータホースに沿うように配置することで、棒状の部材の配置の統一感が高まり、ブレーキ配管をより一層目立ちにくくすることができる。しかも、ブレーキ配管がメインフレームおよびラジエータホースに覆われるので、ブレーキ配管の保護性能を確保することできる。したがって、ブレーキ配管の保護性能を確保しつつ、車両の美観性の低下を抑制できる。
本発明の第2の態様に係る鞍乗り型車両は、上記第1の態様に係る鞍乗り型車両において、運転者が操作するクラッチ操作子に接続されたクラッチケーブル(37)をさらに備え、前記ブレーキ配管(75)は、側面視で前記クラッチケーブル(37)と重なっていてもよい。
第2の態様によれば、棒状のブレーキ配管およびクラッチケーブルが互いに重なるように配置されることで、棒状の部材の配置の統一感が高まり、ブレーキ配管をより一層目立ちにくくすることができる。
本発明の第3の態様に係る鞍乗り型車両は、上記第2の態様に係る鞍乗り型車両において、前記ブレーキ配管(75)は、前記クラッチケーブル(37)よりも車幅方向の内側に配置されていてもよい。
第3の態様によれば、比較的見栄えのいいクラッチケーブルによってブレーキ配管が覆われるので、ブレーキ配管をより一層目立ちにくくすることができるとともに、ブレーキ配管をクラッチケーブルによって保護することができる。
本発明の第4の態様に係る鞍乗り型車両は、上記第2の態様または第3の態様に係る鞍乗り型車両において、前記クラッチケーブル(37)は、前記ラジエータホース(56)に固定された部材(59)にクランプされていてもよい。
第4の態様によれば、メインフレームおよびラジエータホースの間にクラッチケーブルを確実に保持し、上記作用効果を奏することができる。
本発明の第5の態様に係る鞍乗り型車両は、上記第2の態様から第4の態様のいずれかの態様に係る鞍乗り型車両において、前記クラッチケーブル(37)は、前記ラジエータホース(56)に対する外側にクランプされていてもよい。
第5の態様によれば、クラッチケーブルがメインフレームと干渉することを抑制できるとともに、クラッチケーブルよりも内側にブレーキ配管を配策するスペースを確保できる。
本発明の第6の態様に係る鞍乗り型車両は、上記第2の態様から第5の態様のいずれかの態様に係る鞍乗り型車両において、前記ブレーキ配管(75)は、前記クラッチケーブル(37)がクランプされた位置の後方で前記メインフレーム(12)にクランプされていてもよい。
第6の態様によれば、クラッチケーブルの固定点に近接する位置でブレーキ配管を固定できるので、ブレーキ配管およびクラッチケーブルの干渉を抑制できる。
本発明の第7の態様に係る鞍乗り型車両は、上記第1の態様から第6の態様のいずれかの態様に係る鞍乗り型車両において、前記ブレーキ配管(75)を固定するクリップ(99A)をさらに備え、前記クリップ(99A)は、前記メインフレーム(12)に形成された貫通孔(12e)に挿通されていてもよい。
第7の態様によれば、メインフレームにクリップを直接固定できるので、クリップ以外の部材を用いることなく、軽量かつ確実にブレーキ配管を固定できる。
本発明によれば、ブレーキ配管の保護性能を確保しつつ、車両の美観性の低下が抑制された鞍乗り型車両を提供することができる。
実施形態の自動二輪車を示す右側面図である。 実施形態の自動二輪車の前部を拡大して示す右側面図である。 実施形態の車体フレームおよびパワーユニットそれぞれの一部を示す側面図である。 図3に示す車体フレームおよびパワーユニットそれぞれの一部を示す平面図である。 図2のV-V線における断面図である。 車体フレームおよびブレーキ配管を示す右側面図である。 クラッチケーブルやブレーキ配管、ラジエータホース等を示す平面図である。 図7のVIII-VIII線における断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。また、以下の説明における前後上下左右等の方向は、以下に説明する車両における方向と同一とする。すなわち、上下方向は鉛直方向と一致し、左右方向は車幅方向と一致する。また、以下の説明に用いる図中において、矢印UPは上方、矢印FRは前方、矢印LHは左方をそれぞれ示している。
図1は、実施形態の自動二輪車を示す右側面図である。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車1は、鞍乗り型車両の一例である。自動二輪車1は、車体フレーム10と、前輪2を操舵可能に支持する操舵ユニット20と、原動機であるパワーユニット30と、パワーユニット30を冷却する冷却装置40と、ブレーキ装置60と、を備える。
車体フレーム10は、ヘッドパイプ11と、左右一対のメインフレーム12と、左右一対のピボットフレーム13と、左右一対のダウンフレーム14と、を備え、これらが溶接等によって一体に接合されている。ヘッドパイプ11は、車体フレーム10の前端に設けられている。ヘッドパイプ11は、操舵ユニット20を支持する。メインフレーム12は、ヘッドパイプ11から左右に分岐して、下方かつ後方へ延びている。ピボットフレーム13は、各メインフレーム12の後端部から下方に延びている。ピボットフレーム13は、後輪3を軸支するスイングアーム4を上下揺動可能に支持している。ダウンフレーム14は、側面視でメインフレーム12の下方に配置されている。ダウンフレーム14は、各メインフレーム12の前部から下方かつ後方へ、メインフレーム12よりも急峻に延びている。ただし、ダウンフレーム14は、ヘッドパイプ11に結合し、ヘッドパイプ11から下方かつ後方へ延びていてもよい。
図2は、実施形態の自動二輪車の前部を拡大して示す右側面図である。なお図2では、便宜上一部の部材を取り外した状態を示している。図3は、実施形態の車体フレームおよびパワーユニットそれぞれの一部を示す側面図である。
図2および図3に示すように、各メインフレーム12の前部は、車幅方向外側から見た側面視でヘッドパイプ11に向けて上下に分岐している。具体的には、各メインフレーム12は、分岐部12aと、分岐部12aから前上方に延びてヘッドパイプ11の上部に結合する前上部12bと、分岐部12aから前下方に延びてヘッドパイプ11の下部に結合する前下部12cと、を備える。前下部12cには、ダウンフレーム14が結合している。なおメインフレーム12のうち分岐部12aから後方の部分を後部12dと称する。後部12dは、側面視で前上部12bと略平行に、分岐部12aから下方かつ後方に延びている。左右一対のメインフレーム12それぞれにおける分岐部12aから後部12dにわたる部分は、燃料タンク5を車幅方向の外側から挟むように配置されている。
図3に示すように、各ダウンフレーム14には、前ガセット16および後ガセット17が結合している。前ガセット16は、ダウンフレーム14の前方で、ダウンフレーム14の上端部およびメインフレーム12の前下部12cの前半部に結合している。後ガセット17は、ダウンフレーム14の後方で、ダウンフレーム14の上端部およびメインフレーム12の前下部12cの後半部に結合している。
図1に示すように、操舵ユニット20は、左右一対のフロントフォーク21と、一対のフロントフォーク21の上部の間に渡って設けられるトップブリッジ22およびボトムブリッジ23と、トップブリッジ22とボトムブリッジ23との間に渡って設けられたステアリングステム(不図示)と、を備える。ステアリングステムは、ヘッドパイプ11に挿通されて、車体フレーム10に回動可能に支持されている。トップブリッジ22は、ステアリングステムの上端に結合し、ステアリングステムとの結合部から車幅方向の両側に延出している。トップブリッジ22は、操向ハンドル25を支持している。ボトムブリッジ23は、ヘッドパイプ11を挟んでトップブリッジ22とは反対側でステアリングステムに結合し、ステアリングステムとの結合部から車幅方向の両側に延出している。
一対のフロントフォーク21は、左右対称に配置されている。各フロントフォーク21は、ステアリングステムと平行に配置され、前下がりに延びている。左側のフロントフォーク21は、トップブリッジ22およびボトムブリッジ23それぞれの左端部に結合し、ボトムブリッジ23よりも前下方に延びている。右側のフロントフォーク21は、トップブリッジ22およびボトムブリッジ23それぞれの右端部に結合し、ボトムブリッジ23よりも前下方に延びている。一対のフロントフォーク21の下端部は、前輪2を軸支している。一対のフロントフォーク21には、前輪2を覆うフロントフェンダ27が取り付けられている。
図2に示すように、パワーユニット30は、車体フレーム10に相対変位不能に支持されている。パワーユニット30は、側面視でメインフレーム12の下方、ピボットフレーム13の前方、かつダウンフレーム14の後方に配置されている。パワーユニット30は、エンジン31、変速機34およびクラッチ装置35を一体に備える。エンジン31は、パワーユニット30の前部に設けられている。変速機34は、パワーユニット30の後部に設けられている。クラッチ装置35は、変速機34の右側に配置されている。
エンジン31は、車幅方向に延在するクランクシャフトと、クランクシャフトを収容するクランクケース32と、クランクケース32から前上方に起立するシリンダ33と、を備える。シリンダ33は、クランクケース32に一体に結合されている。
シリンダ33は、燃料タンク5の下方に配置されている。シリンダ33は、クランクケース32から前上方に突出したシリンダブロック33aと、シリンダブロック33aに前上方から連結されたシリンダヘッド33bと、シリンダヘッド33bに前上方から連結されたシリンダヘッドカバー33cと、を備える。シリンダブロック33aの前部は、ダウンフレーム14に支持されている。シリンダブロック33a内には、ピストンが嵌装されている。ピストンは、シリンダヘッド33bとの間に燃焼室を形成する。ピストンは、コンロッドを介してクランクシャフトのクランクピンに連結される。ピストンの往復動は、コンロッドを介してクランクシャフトの回転動に変換される。シリンダヘッド33bは、吸気バルブや排気バルブ等を含む動弁機構を保持する。シリンダヘッドカバー33cは、動弁機構を前上方から覆っている。
クランクケース32の後部には、変速機34が収容されている。すなわちクランクケース32の後部は、変速機34を収容する変速機ケースを兼ねている。変速機ケースには、クラッチカバー36が結合されている。クラッチカバー36は、変速機ケースの右方に配置され、クランクケース32に結合されている。クラッチカバー36は、クランクケース32との間にクラッチ室を区画している。クラッチ室には、クラッチ装置35が配置されている。クラッチ装置35は、エンジン31のクランクシャフトと変速機34との間の動力伝達を断接させる多板式摩擦クラッチである。クラッチ装置35は、運転者によるクラッチ操作子であるクラッチレバーの操作により断接作動する。
クラッチ装置35には、クラッチケーブル37が接続されている。クラッチケーブル37は、クラッチ操作子とクラッチ装置35とを接続している。クラッチケーブル37は、操向ハンドル25の左ハンドルに取り付けられたクラッチレバーから、トップブリッジ22の前方空間を下方に延びた後、後方に屈曲してヘッドパイプ11と右側のフロントフォーク21との間を通っている。クラッチケーブル37は、ヘッドパイプ11とフロントフォーク21との間を通った後、側面視で右側のメインフレーム12の下方を延びている。クラッチケーブル37は、シリンダ33の上方で下方に屈曲してクラッチ装置35に接続している。クラッチケーブル37は、側面視でメインフレーム12の分岐部12aから後部12dにわたる部分の下方をメインフレーム12に沿って延びている。
ここで、冷却装置40等の説明に先立って、車体フレーム10とパワーユニット30との位置関係について説明する。
図4は、図3に示す車体フレームおよびパワーユニットそれぞれの一部を示す平面図である。図3および図4に示すように、メインフレーム12は、側面視でシリンダ33に重ならないように、かつ平面視でシリンダ33に重なるように配置されている。メインフレーム12は、平面視でシリンダ33よりも前方でヘッドパイプ11から左右に分岐している。メインフレーム12は、ヘッドパイプ11から車幅方向外側かつ後方に延びる過程で、シリンダヘッドカバー33cの車幅方向外側の端部を上方から跨いでいる。メインフレーム12の分岐部12aは、シリンダヘッドカバー33cの車幅方向外側の端部に重なっている。メインフレーム12は、分岐部12aから後方に向かうに従いシリンダ33から離れている。
図2に示すように、冷却装置40は、ラジエータ41と、ラジエータ41およびエンジン31に接続された配管部50と、を備える。
ラジエータ41は、ダウンフレーム14の前方に配置されている。ラジエータ41は、シリンダヘッド33bとフロントフォーク21との間に配置されている。ラジエータ41は、ダウンフレーム14に支持されている。ラジエータ41は、クロスフロー方式のラジエータ41である。ラジエータ41は、内部を流通する冷却水を放熱するラジエータコア(不図示)と、ラジエータコアの車幅方向の端部に隣接する第1タンク43および第2タンク(不図示)と、を備える。ラジエータ41は、ラジエータコアの受風面を前方に向けるように、僅かに前傾した姿勢で配置されている。図示しないが、ラジエータコアは、車両の車幅中心に交差するように配置され、正面視でエンジン31のシリンダ33に重なっている。ラジエータコアは、複数のチューブおよび放熱フィンを備える。チューブは、正面視で車幅方向に延びて第1タンク43の内部および第2タンクの内部を連通させる。
第1タンク43は、ラジエータコアの右端部に隣接し、ラジエータ41の右端に配置されている。第2タンクは、ラジエータコアの左端部に隣接し、ラジエータ41の左端に配置されている。第1タンク43および第2タンクは、側面視で長手方向を上下方向に沿わせた状態で、上端部が下端部よりも前方に位置するように前傾姿勢で配置されている。第1タンク43の上端には冷却水が流入する流入口45が形成され、第2タンクの下端には冷却水を排出する排出口46が形成されている。
配管部50は、第1タンク43とエンジン31とを接続する第1配管部51Aと、第2タンクとエンジン31とを接続する第2配管部51Bと、を備える。第1配管部51Aは、車両の車幅中心に対して右側に配置されている。第2配管部51Bは、車両の車幅中心に対して左側に配置されている。第2配管部51Bは、第2タンクの排出口46からエンジン31に向けて延びている。なお第2配管部51Bの詳細については説明を省略する。
第1配管部51Aは、ラジエータキャップ53が装着された中継パイプ52と、中継パイプ52とエンジン31とを接続するラジエータホース56と、中継パイプ52と第1タンク43の排出口とを接続する連結ホース57と、を備える。
中継パイプ52は、第1配管部51Aにおける最も高い位置に配置されている。中継パイプ52は、サイドカウル6(図1参照)によって車幅方向の外側から覆われている。中継パイプ52は、側面視で後ガセット17に重なるように配置され、後ガセット17に支持されている。中継パイプ52は、金属材料により形成されている。中継パイプ52には、補給チューブ54が接続されている。補給チューブ54は、ラジエータキャップ53内と図示しないリザーブタンク内とを連通させている。
ラジエータホース56は、中継パイプ52よりも軟質の材料により形成され、可撓性を有している。ラジエータホース56は、中継パイプ52から後下方に延び、側面視でシリンダ33の後方の位置で、エンジン31のクランクケース32に接続されている。ラジエータホース56の全体は、側面視でメインフレーム12の下方に配置されている。ラジエータホース56は、側面視でメインフレーム12の後部12dに最も近接してメインフレーム12と略平行に延在する平行部56aを有する。平行部56aは、メインフレーム12のうち側面視で燃料タンク5と重なる部分の下方に配置されている。平行部56aは、側面視でメインフレーム12に対して間隔をあけて配置されている。ラジエータホース56は、シリンダヘッド33bの上端の上方を側面視で前後方向に跨ぐように配置されている。ラジエータホース56は、側面視で平行部56aがシリンダ33の上端(シリンダヘッドカバー33c)に重なるように、シリンダヘッドカバー33cの車幅方向外側、かつ側面視でシリンダヘッド33bの上方を通っている。ラジエータホース56の全体は、側面視でクラッチケーブル37の下方に配置されている。
図5は、図2のV-V線における断面図である。
図2および図5に示すように、ラジエータホース56は、クラッチケーブル37を支持している。ラジエータホース56の平行部56aには、クラッチケーブル37をクランプする樹脂製のクランパ59が固定されている。クランパ59は、クラッチケーブル37をラジエータホース56に対して車幅方向の外側、かつ上方に保持している。具体的に、クランパ59は、平面視でクラッチケーブル37がラジエータホース56の平行部56aよりも車幅方向の外側に突出するように、ラジエータホース56の平行部56aの車幅方向外側かつ上方の位置にクラッチケーブル37を保持している(図5を併せて参照)。
クラッチケーブル37は、側面視でメインフレーム12とラジエータホース56の平行部56aとの間でラジエータホース56に対して間隔をあけて配置されている。クラッチケーブル37は、メインフレーム12とラジエータホース56の平行部56aとの間で、平行部56aと略平行に延びている。このようにクラッチケーブル37のうちメインフレーム12とラジエータホース56の平行部56aとの間をメインフレーム12およびラジエータホース56と略平行に延在する部分は、車体カバー等のあらゆる部材によって覆われない位置に配置されている。
図2に示すように、連結ホース57は、中継パイプ52よりも軟質の材料により形成され、可撓性を有している。連結ホース57は、中継パイプ52から前下方に延びている。なお連結ホース57は省略されてもよい。すなわちラジエータホース56は、ラジエータ41およびエンジン31を接続していればよく、本実施形態のように中継パイプ52および連結ホース57を介して第1タンク43に接続していてもよいし、例えば中継パイプ52および連結ホース57を省略して第1タンク43の流入口45に直接接続していてもよい。
図1および図2に示すように、ブレーキ装置60は、運転者が操作するブレーキ操作子61と、前輪用の油圧式ディスクブレーキ65と、ブレーキ操作子61とディスクブレーキ65とを接続するブレーキ配管75と、ディスクブレーキ65の制動を制御するABS(Anti-lock Braking System)モジュレータ70と、を備える。なお本実施形態においてブレーキ装置60は、前輪用のブレーキ装置であるが、ABSモジュレータ70は後輪用のブレーキ装置と共用されている。
図2に示すように、ブレーキ操作子61は、操向ハンドル25の右ハンドルに取り付けられたブレーキレバー62と、ブレーキレバー62の操作によってブレーキ液圧(油圧)を発生させるマスターシリンダと、マスターシリンダに接続されたリザーバタンク64と、を備える。
図1に示すように、ディスクブレーキ65は、前輪2の左右両側に設けられている。なお、各図において一対のディスクブレーキ65のうち右側のディスクブレーキ65のみを図示している。ディスクブレーキ65は、前輪2に取り付けられたブレーキロータ66と、フロントフォーク21の下部に取り付けられたブレーキキャリパ67と、を備える。ブレーキキャリパ67は、ブレーキ配管75を通じて伝達されたブレーキ液圧によって、ブレーキパッドを介してブレーキロータ66を挟み込み、ブレーキロータ66と一体化した前輪2を制動する。
図2に示すように、ABSモジュレータ70は、前輪2のブレーキ装置60、および後輪3のブレーキ装置(不図示)の液圧を制御することで、前輪2および後輪3のロックを防止する制動力調整装置である。ABSモジュレータ70は、モータによって駆動されて液圧を調整するポンプや、ポンプに接続される液圧回路部、液圧回路部を切り替えるバルブ、モータを制御する電子制御部等を備える。
ABSモジュレータ70は、側面視で変速機34の上方かつシリンダ33の後方に配置されている。ABSモジュレータ70は、左右一対のメインフレーム12の間に配置されている。ABSモジュレータ70は、車両の車幅中心に対して右側にオフセットして配置されている。
図6は、車体フレームおよびブレーキ装置の一部を示す右側面図である。なお図6では、車体フレーム10およびABSモジュレータ70を仮想線で示している。
図2および図6に示すように、ブレーキ配管75は、上流側配管80と、下流側配管90と、を備える。上流側配管80は、ブレーキ操作子61のマスターシリンダとABSモジュレータ70とを連通させる。下流側配管90は、ABSモジュレータ70とブレーキキャリパ67(図1参照)とを連通させる。
上流側配管80は、ブレーキ操作子61のマスターシリンダからABSモジュレータ70に向けて延びる第1ブレーキホース81と、ABSモジュレータ70からブレーキ操作子61のマスターシリンダに向けて延びる第1ブレーキパイプ83と、第1ブレーキホース81および第1ブレーキパイプ83に接続された第1配管ジョイント85と、を備える。第1配管ジョイント85は、第1ブレーキホース81および第1ブレーキパイプ83を連通させる。第1配管ジョイント85は、車体フレーム10に支持されている。本実施形態では、第1配管ジョイント85は、側面視でメインフレーム12の前上部12bと前下部12cとの間に配置され、メインフレーム12の前下部12cに固定されている。
第1ブレーキホース81は、例えば合成樹脂や金属メッシュ等により形成され、可撓性を有している。第1ブレーキホース81は、ブレーキ操作子61のマスターシリンダに接続された一端部を有する。第1ブレーキホース81は、一端部からトップブリッジ22の前方空間を下方に延びた後、後方に屈曲してヘッドパイプ11と右側のフロントフォーク21との間を通り、第1配管ジョイント85まで延びている。
図4に示すように、第1ブレーキパイプ83は、金属管により形成され、予め定められた形状に形成されている。第1ブレーキパイプ83は、第1配管ジョイント85に接続された一端部を有する。第1ブレーキパイプ83は、一端部からメインフレーム12の車幅方向内側の空間に延びている。すなわち上流側配管80は、メインフレーム12の前上部12bおよび前下部12cとヘッドパイプ11との間の空間に挿通されている。第1ブレーキパイプ83は、全体として一端部からABSモジュレータ70に向けて、側面視で後下方に延びている。
第1ブレーキパイプ83は、第1配管ジョイント85からABSモジュレータ70に向けて延びる前部83fと、ABSモジュレータ70から第1配管ジョイント85に向けて延びる後部83rと、前部83fおよび後部83rを接続する中間部83mと、を備える。これら前部83f、中間部83mおよび後部83rは、連続する1本の金属管により形成されている。
中間部83mは、メインフレーム12の後部12dの下方空間をメインフレーム12と略平行に延びている。中間部83mは、メインフレーム12の後部12dとラジエータホース56の平行部56aとの間で、側面視でメインフレーム12およびラジエータホース56に対して間隔をあけて配置されている。中間部83mは、メインフレーム12の後部12dおよびラジエータホース56の平行部56aに沿うように延びている。中間部83mは、側面視でメインフレーム12の後部12dとラジエータホース56の平行部56aとの間でクラッチケーブル37と重なっている(図2参照)。
図7は、クラッチケーブルやブレーキ配管、ラジエータホース等を示す平面図である。なお図7では、車体フレームを仮想線で示している。
図7に示すように、中間部83mの少なくとも一部は、平面視でラジエータホース56に重なるように配置されている。中間部83mは、クラッチケーブル37よりも車幅方向の内側に配置され、クラッチケーブル37に車幅方向の外側から覆われている(図5を併せて参照)。
図6および図7に示すように、前部83fは、中間部83mの前端部に接続している。前部83fは、メインフレーム12の後部12dの下方空間に位置する中間部83mの前端部から、メインフレーム12よりも車幅方向内側の位置を延びている。前部83fは、メインフレーム12の分岐部12aの周辺を避けるように延び、第1配管ジョイント85に接続している。
後部83rは、中間部83mの後端部に接続している。後部83rは、メインフレーム12の後部12dの下方空間に位置する中間部83mの後端部から、平面視でメインフレーム12よりも車幅方向内側の位置を延び、中間部83mの後端部よりも後方かつ車幅方向の内側に位置するABSモジュレータ70に接続している。
図1、図2および図6に示すように、下流側配管90は、ABSモジュレータ70からブレーキキャリパ67に向けて延びる第2ブレーキパイプ91と、左右一対のブレーキキャリパ67からABSモジュレータ70に向けて延びる一対の第2ブレーキホース93と、第2ブレーキパイプ91のブレーキキャリパ67側の端部に接続された第2配管ジョイント96と、一対の第2ブレーキホース93のABSモジュレータ70側の端部に接続された第3配管ジョイント(不図示)と、第2配管ジョイント96および第3配管ジョイント(不図示)に接続された第3ブレーキホース94と、を備える。なお、各図において一対の第2ブレーキホース93のうち右側のディスクブレーキ65に接続された第2ブレーキホース93のみを図示している。
図6に示すように、第2配管ジョイント96は、第2ブレーキパイプ91および第3ブレーキホース94を連通させる。第2配管ジョイント96は、車体フレーム10に支持されている。本実施形態では、第2配管ジョイント96は、側面視でダウンフレーム14の前方に配置され、前ガセット16に固定されている。不図示の第3配管ジョイントは、図2に示す一対の第2ブレーキホース93および第3ブレーキホース94を連通させる。第3配管ジョイントは、操舵ユニット20に支持されている。本実施形態では、第3配管ジョイントは、左側のフロントフォーク21に固定されている。
図2および図6に示すように、第2ブレーキパイプ91は、第1ブレーキパイプ83と同様に、金属管により形成され、予め定められた形状に形成されている。第2ブレーキパイプ91は、ABSモジュレータ70から第2配管ジョイント96に向けて延びる後部91rと、第2配管ジョイント96からABSモジュレータ70に向けて延びる前部91fと、前部91fおよび後部91rを接続する中間部91mを備える。これら前部91f、中間部91mおよび後部91rは、連続する1本の金属管により形成されている。
中間部91mは、メインフレーム12の後部12dの下方空間をメインフレーム12と略平行に延びている。中間部91mは、平面視でメインフレーム12に重なっている(図7参照)。中間部91mは、メインフレーム12の後部12dとラジエータホース56の平行部56aとの間で、側面視でメインフレーム12およびラジエータホース56に対して間隔をあけて配置されている。中間部91mは、メインフレーム12の後部12dおよびラジエータホース56の平行部56aに沿うように延びている。中間部91mは、側面視でクラッチケーブル37に重なっている。中間部91mは、第1ブレーキパイプ83の中間部83mおよびクラッチケーブル37よりも車幅方向の内側に配置され、第1ブレーキパイプ83の中間部83mおよびクラッチケーブル37に車幅方向の外側から覆われている(図5を併せて参照)。
図6および図7に示すように、後部91rは、中間部91mの後端部に接続している。後部91rは、メインフレーム12の後部12dの下方空間に位置する中間部91mの後端部から、メインフレーム12よりも車幅方向内側の位置を延び、中間部91mの後端部よりも後方かつ車幅方向の内側に位置するABSモジュレータ70に接続している。
前部91fは、中間部91mの前端部に接続している。前部91fは、中間部91mの前端部から車幅方向内側かつ前方に延びた後、前下方に屈曲して後ガセット17およびダウンフレーム14の車幅方向内側の位置を延び、中間部91mの前端部よりも前方かつ下方に位置する第2配管ジョイント96に接続している。
図2に示すように、一対の第2ブレーキホース93および第3ブレーキホース94は、第1ブレーキホース81と同様に、例えば合成樹脂や金属メッシュ等により形成され、可撓性を有している。第2ブレーキホース93は、左右のブレーキキャリパ67(図1参照)に対応して1対1で設けられており、各ブレーキキャリパ67から延びて第3配管ジョイントに接続している。第3ブレーキホース94は、第3配管ジョイントに接続された一端部から、側面視でフロントフォーク21の後方、かつラジエータ41の前方を通って上方に延び、第2配管ジョイント96(図6参照)に接続している。
図6に示すように、第1ブレーキパイプ83および第2ブレーキパイプ91は、第1クリップ99Aによって車体フレーム10にクランプされている。第1クリップ99Aは、樹脂製である。第1クリップ99Aは、右側のメインフレーム12に固定されている。第1クリップ99Aは、クランパ59の後方で第1ブレーキパイプ83の中間部83mおよび第2ブレーキパイプ91の中間部91mを右側のメインフレーム12にクランプしている(図7を併せて参照)。
図8は、図7のVIII-VIII線における断面図である。
図8に示すように、第1クリップ99Aは、メインフレーム12に形成された貫通孔12eに直接挿通されることで、メインフレーム12に係止されている。第1クリップ99Aは、メインフレーム12の下方で第1ブレーキパイプ83および第2ブレーキパイプ91を車幅方向に並べて保持している。
図6に示すように、第1ブレーキパイプ83および第2ブレーキパイプ91は、第2クリップ99Bによって互いに束ねられている。第2クリップ99Bは、樹脂製である。第2クリップ99Bは、クランパ59(図2参照)の前方で第1ブレーキパイプ83の前部83fおよび第2ブレーキパイプ91の前部91fを束ねている。
以上に説明したように、本実施形態の自動二輪車1は、ラジエータ41およびエンジン31を接続し、側面視でシリンダヘッド33bの上方を通るラジエータホース56と、メインフレーム12とラジエータホース56との間に配置されるブレーキパイプ83,91と、を備える。この構成によれば、ブレーキパイプ83,91がメインフレーム12の後部12dおよびラジエータホース56の平行部56aに挟まれるように配置されるので、ブレーキパイプ83,91を目立ちにくくすることができる。特にブレーキパイプ83,91をメインフレーム12の後部12dおよびラジエータホース56の平行部56aに沿うように配置することで、棒状の部材(メインフレーム12、ラジエータホース56およびブレーキパイプ83,91)の配置の統一感が高まり、ブレーキパイプ83,91をより一層目立ちにくくすることができる。しかも、ブレーキパイプ83,91がメインフレーム12およびラジエータホース56に覆われるので、ブレーキパイプ83,91の保護性能を確保することできる。したがって、ブレーキパイプ83,91の保護性能を確保しつつ、および車両の美観性の低下を抑制できる。
ブレーキパイプ83,91は、側面視でクラッチケーブル37と重なっている。この構成によれば、棒状のブレーキパイプ83,91およびクラッチケーブル37が互いに重なるように配置されることで、棒状の部材の配置の統一感が高まり、ブレーキパイプ83,91をより一層目立ちにくくすることができる。
ブレーキパイプ83,91は、クラッチケーブル37よりも車幅方向の内側に配置されている。この構成によれば、比較的見栄えのいいクラッチケーブル37によってブレーキパイプ83,91が覆われるので、ブレーキパイプ83,91をより一層目立ちにくくすることができるとともに、ブレーキパイプ83,91をクラッチケーブル37によって保護することができる。
クラッチケーブル37は、ラジエータホース56に固定されたクランパ59にクランプされている。この構成によれば、メインフレーム12およびラジエータホース56の間にクラッチケーブル37を確実に保持し、上記作用効果を奏することができる。
クラッチケーブル37は、ラジエータホース56に対する車幅方向の外側にクランパ59によってクランプされている。この構成によれば、クラッチケーブル37がメインフレーム12と干渉することを抑制できるとともに、クラッチケーブル37よりも内側にブレーキパイプ83,91を配策するスペースを確保できる。
ブレーキパイプ83,91は、クラッチケーブル37がクランパ59の後方でメインフレーム12にクランプされている。この構成によれば、クラッチケーブル37の固定点に近接する位置でブレーキパイプ83,91を固定できるので、ブレーキパイプ83,91およびクラッチケーブル37の干渉を抑制できる。
ブレーキパイプ83,91をクランプする第1クリップ99Aは、メインフレーム12に形成された貫通孔12eに挿通されている。この構成によれば、メインフレーム12に第1クリップ99Aを直接固定できるので、第1クリップ99A以外の部材を用いることなく、軽量かつ確実にブレーキパイプ83,91を固定できる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、本発明は運転者が車体を跨いで乗車する鞍乗り型車両全般に適用することができる。すわなち、本発明は自動二輪車だけでなく自動三輪車に適用可能である。
また、上記実施形態では、金属製のブレーキパイプ83,91がメインフレーム12とラジエータホース56との間に配置されているが、この構成に限定されない。ブレーキパイプに代えて可撓性を有するブレーキホースがメインフレームとラジエータホースとの間に配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、前輪用のブレーキ装置60のブレーキ配管75がメインフレーム12とラジエータホース56との間に配置されているが、この構成に限定されない。後輪用のブレーキ装置のブレーキ配管がメインフレームとラジエータホースとの間に配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、上流側配管80および下流側配管90の両方がメインフレーム12とラジエータホース56との間に配置されているが、この構成に限定されない。上流側配管および下流側配管の一方のみがメインフレームとラジエータホースとの間に配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、ブレーキ配管75に隣接する冷却装置40の第1配管部51Aがエンジン31からラジエータ41に向かう冷却水の流路を形成しているが、この構成に限定されない。ブレーキ配管に隣接する冷却装置の配管部は、ラジエータからエンジンに向かう冷却水の流路を形成していてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…自動二輪車(鞍乗り型車両) 2…前輪 10…車体フレーム 11…ヘッドパイプ 12…メインフレーム 12e…貫通孔 20…操舵ユニット 21…フロントフォーク 31…エンジン 33…シリンダ 33b…シリンダヘッド 37…クラッチケーブル 41…ラジエータ 56…ラジエータホース 75…ブレーキ配管 99A…第1クリップ(クリップ)

Claims (7)

  1. 前輪(2)を軸支するフロントフォーク(21)を有し、前記前輪(2)を操舵可能に支持する操舵ユニット(20)と、
    前記操舵ユニット(20)を支持するヘッドパイプ(11)、および前記ヘッドパイプ(11)から後方に延びるメインフレーム(12)を有する車体フレーム(10)と、
    側面視で前記メインフレーム(12)の下方に配置され、シリンダヘッド(33b)を有するエンジン(31)と、
    前記フロントフォーク(21)および前記シリンダヘッド(33b)の間に配置されたラジエータ(41)と、
    前記ラジエータ(41)および前記エンジン(31)を接続し、側面視で前記シリンダヘッド(33b)の上方を通るラジエータホース(56)と、
    前記メインフレーム(12)と前記ラジエータホース(56)との間に配置されるブレーキ配管(75)と、
    を備える鞍乗り型車両。
  2. 運転者が操作するクラッチ操作子に接続されたクラッチケーブル(37)をさらに備え、
    前記ブレーキ配管(75)は、側面視で前記クラッチケーブル(37)と重なる、
    請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記ブレーキ配管(75)は、前記クラッチケーブル(37)よりも車幅方向の内側に配置されている、
    請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記クラッチケーブル(37)は、前記ラジエータホース(56)に固定された部材(59)にクランプされている、
    請求項2または請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記クラッチケーブル(37)は、前記ラジエータホース(56)に対する外側にクランプされている、
    請求項4に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記ブレーキ配管(75)は、前記クラッチケーブル(37)がクランプされた位置の後方で前記メインフレーム(12)にクランプされている、
    請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記ブレーキ配管(75)を固定するクリップ(99A)をさらに備え、
    前記クリップ(99A)は、前記メインフレーム(12)に形成された貫通孔(12e)に挿通されている、
    請求項1に記載の鞍乗り型車両。
JP2022196907A 2022-12-09 鞍乗り型車両 Pending JP2024082802A (ja)

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