JP4900081B2 - ロータリ圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリ圧縮機に関し、特に、たとえば空気調和機や冷蔵庫などに用いられるロータリ圧縮機に関する。
従来のロータリ圧縮機としては、たとえば、特開平9−151888号公報(特許文献1)に記載されたものなどが挙げられる。特許文献1には、シリンダと、このシリンダの上下両端面を閉塞してシリンダ室(圧縮室)を形成する端板部材(上下両軸受部材)と、これら端板部材に軸支された電動要素のクランク軸の回転駆動により偏芯回転するピストンローラとを備え、このピストンローラの偏芯回転により吸気・圧縮された冷媒ガスを吐出ポートを介して高圧側に吐出させるようにしたロータリ圧縮機が記載されている。ここでは、端板部材とマフラカバー(蓋板)とにより、シリンダ室に連通するマフラ室が形成されている。
特開平9−151888号公報
特許文献1に記載のロータリ圧縮機では、シリンダ室から吐出された高温高圧の冷媒ガスは、端板部材とマフラカバーとによって形成されるマフラ室を通過するとき、シリンダ室における低温低圧の吸入室に重なる空間を通過することになる。この結果、低温低圧の吸入ガスが加熱され、容積効率が低下することになる。
ここで、マフラ室内に高温高圧の吐出ガスが進入しにくい淀み空間を設け、該淀み空間を、シリンダ室における吸入室に重なる領域に形成することで、低温低圧の吸入ガスが加熱されることを抑制し、容積効率の低下を抑制することができる。他方、ロータリ圧縮機の組立時やメンテナンス時において、外殻体の真空引き(空気抜き)を行なうに際し、淀み空間の空気が抜けないと、外殻体内に空気が残存し、ロータリ圧縮機の信頼性が低下するという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、容積効率の低下を抑制するとともに信頼性を向上させることが可能なロータリ圧縮機を提供することにある。
本発明に係るロータリ圧縮機は、外殻体と、外殻体内に設けられ、開口端を有するシリンダと、シリンダの開口端に取り付けられ、シリンダとともにシリンダ室を形成し、シリンダ室から冷媒ガスを吐出させる吐出口を有する端板部材と、端板部材に対してシリンダの反対側に取り付けられ、吐出口を介してシリンダ室と連通するマフラ室を端板部材とともに形成するマフラカバーと、シリンダ室内に突出するようにシリンダに支持されるブレードと、シリンダ室内に設けられ、ブレードとともにシリンダ室を冷媒ガスの吸入室と冷媒ガスの吐出室とに区画するとともにシリンダ室の中心軸のまわりを公転運動するローラとを備え、マフラ室内に設けられた障壁部により、マフラ室における他の部分と仕切られた淀み空間が端板部材上に形成され、淀み空間は、シリンダ室内に最も突出した状態のブレードの中心とシリンダ室の中心軸とを通る平面よりも、吸入室側に位置し、淀み空間と外殻体内における他の空間とを連通させる通路が形成される。
上記構成においては、障壁部により形成される淀み空間がマフラ室内に設けられているので、シリンダ室からマフラ室に吐出された高温高圧のガスは、障壁部に邪魔されて、淀み空間内に進入しにくくなる。ここで、淀み空間は、吸入室側に重なるように形成されているため、シリンダ室内に吸入された低温低圧の冷媒ガスと、マフラ室に吐出された高温高圧のガスとが、互いに重なる領域を通過しにくくなり、両者間の熱交換が抑制される。したがって、シリンダ室に吸入された冷媒ガスの加熱が抑制され、容積効率の低下が抑制される。他方、ロータリ圧縮機の組立時やメンテナンス時において、真空引きを行なうに際し、淀み空間の空気が抜けないと、外殻体内に空気が残存し、ロータリ圧縮機の信頼性が低下することが懸念される。ここで、淀み空間と外殻体内における他の空間とを連通させる通路が形成されることにより、真空引きの際に淀み空間内の空気が抜けやすくなり、外殻体内に空気が残存することが抑制される。この結果、ロータリ圧縮機の信頼性が向上する。このように、本発明に係るロータリ圧縮機によれば、容積効率の低下を抑制するとともに信頼性を向上させることが可能である。
なお、上記「淀み空間」は、必ずしもその全体が上述した「シリンダ室内に最も突出した状態のブレードの中心とシリンダ室の中心軸とを通る平面」よりも吸入室側に位置している必要はなく、当該平面よりも吸入室側に位置する部分を有していれば、上述の「吸入室側に位置」に該当する。
また、上記「通路」は、端板部材に形成される場合もあるし、マフラカバーに形成される場合もあるし、端板部材およびマフラカバーとは別の部材に形成される場合もある。
本発明に係るロータリ圧縮機では、上記通路は、マフラ室内に形成され、淀み空間とマフラ室における他の部分とを連通させる。
本発明に係るロータリ圧縮機によれば、淀み区間と外殻体内における他の空間とを連通させる通路を簡単な構造で形成することができる。
本発明に係るロータリ圧縮機では、上記通路は、淀み空間に対して吐出口から遠い側にのみ選択的に形成される。
1つの実施形態に係るロータリ圧縮機では、上記通路の通路断面積は、吐出口の断面積よりも小さい。
本発明に係るロータリ圧縮機によれば、真空引きの際には淀み空間からの空気の排出経路を確保しながら、ロータリ圧縮機の動作時には、吐出口から吐出された冷媒ガスが淀み空間内に流入することを抑制することができる。
本発明によれば、ロータリ圧縮機において、容積効率の低下を抑制するとともに信頼性を向上させることができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の構成を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るロータリ圧縮機を示す縦断面図である。図1を参照して、本実施の形態に係るロータリ圧縮機は、密閉容器10と、シリンダ20と、端板部材30,40,50と、マフラカバー60,70と、偏心ピン90と、ローラ100とを含んで構成される。
シリンダ20、端板部材30,40,50、マフラカバー60,70、偏心ピン90およびローラ100は、密閉容器10内に設けられ、圧縮要素を構成する。密閉容器10内における圧縮要素の上側には、モータ1が設けられる。
モータ1は、シャフト1Aと、ロータ1Bと、ステータ1Cとを含んで構成される。ロータ1Bは、たとえば積層された電磁鋼板からなるロータ本体と、このロータ本体に埋設された磁石とを有する。ステータ1Cは、たとえば積層された電磁鋼板からなるステータ本体と、このステータ本体に巻回されたコイルとを有する。モータ1は、上記コイルに電流を流して電磁力を発生させ、該電磁力によってロータ1Bをシャフト1Aとともに回転させ、シャフト1Aを介して上記圧縮要素を駆動する。
密閉容器10には、冷媒ガスを吸入する吸入管3が接続され、吸入管3にはアキュムレータ2が連結されている。すなわち、密閉容器10には、アキュムレータ2から吸入管3を介して冷媒ガスが吸入される。なお、密閉容器10内に導かれる冷媒ガスは、図1に示されるロータリ圧縮機とともに、冷凍システムを構成する凝縮器、膨張機構、蒸発器(いずれも図示せず)を制御することによって得られる。
図1に示されるロータリ圧縮機は、シリンダ20内で圧縮した高温高圧の吐出ガスを密閉容器10の内部に満たすように構成されている。当該ガスは、吐出管4から外部に吐出される。また、密閉容器10の底部には、潤滑油5が貯留されている。
密閉容器10内におけるモータ1の下側では、端板部材30(上側端板部材)、シリンダ21(上側シリンダ)、端板部材50(中間端板部材)、シリンダ22(下側シリンダ)および端板部材40(下側端板部材)が、シャフト1Aの回転軸に沿って上から下に上記の順で並ぶように配設されている。
端板部材30,50は、上側のシリンダ21の上下の開口端にそれぞれ取り付けられている。また、端板部材50,70は、下側のシリンダ22の上下の開口端にそれぞれ取り付けられている。
上側のシリンダ21および端板部材30,50によって、上側のシリンダ室21Aが形成される。また、下側のシリンダ21および端板部材50,70によって、下側のシリンダ室22Aが形成される。
上側の端板部材30は、円板状の本体部31と、本体部31の中央部から上方に突出するように設けられたボス部32とを有する。本体部31には、シリンダ室21Aに連通する吐出口(図示せず)が設けられている。
本体部31に対してシリンダ21の反対側に位置するように、吐出弁(図示せず)が設けられている。この吐出弁は、端板部材30に設けられた吐出口を開閉する。また、本体部31には、上記吐出弁を覆うように、カップ状のマフラカバー60(第1マフラカバー)が取り付けられている。マフラカバー60は、ボルト等の固定部材によって、本体部31に固定されている。
マフラカバー60および端板部材30によって、マフラ室60A(第1マフラ室)が形成される。マフラ室60Aとシリンダ室21Aとは、上述した吐出口を介して連通されている。
下側の端板部材40は、円板状の本体部41と、本体部41の中央部から下方に突出するように設けられたボス部42とを有する。本体部41には、シリンダ室22Aに連通する吐出口(図1においては図示せず)が設けられている。
本体部41に対してシリンダ22の反対側に位置するように、吐出弁(図1においては図示せず)が設けられている。この吐出弁は、端板部材40に設けられた吐出口を開閉する。また、本体部41には、上記吐出弁を覆うように、平板状のマフラカバー70(第2マフラカバー)が取り付けられている。マフラカバー70は、ボルト等の固定部材によって、本体部41に固定されている。
マフラカバー70および端板部材40によって、マフラ室70A(第2マフラ室)が形成される。マフラ室70Aとシリンダ室22Aとは、端板部材40に設けられた吐出口を介して連通されている。
マフラカバー70と端板部材40との間に、仕切り部材71が設けられている。仕切り部材71および端板部材40によって、マフラ室70A内に冷媒ガスが進入しにくい淀み空間71Aが形成される。
マフラ室70Aとマフラ室60Aとは、端板部材40、シリンダ22、端板部材50、シリンダ21および端板部材30に形成された穴部(図示せず)を介して連通されている。また、マフラ室60Aとマフラカバー60の外側の空間とは、マフラカバー60に形成された穴部(図示せず)を介して連通されている。
シリンダ20、端板部材30,40,50、マフラカバー60,70および仕切り部材71は、ボルト等の固定部材によって、一体に固定されている。また、端板部材30は、溶接等によって、密閉容器10に固定されている。これにより、ロータリ圧縮機の圧縮要素が、密閉容器10に固定される。
シャフト1Aの一端部は、端板部材30,40に支持されている。すなわち、シャフト1Aは片持ち支持されている。シャフト1Aの一端部(支持端側)は、シリンダ室21A,22A内に進入している。
シャフト1Aには、上下の偏心ピン90(91,92)が取り付けられている。上側の偏心ピン91は、シリンダ室21A内に位置するように設けられている。また、下側の偏心ピン92は、シリンダ室22A内に位置するように設けられている。上下の偏心ピン90には、ローラ100(101,102)がそれぞれ嵌合されている。したがって、上側のローラ101は、シリンダ室21A内で公転運動し、下側のローラ102は、シリンダ室22A内で公転運動する。ローラ101,102の公転運動により、シリンダ室21A,22A内で冷媒ガスが圧縮されることになる。なお、上下の偏心ピン91,92は、シャフト1Aの回転軸に関して、互いに位相が180°ずれるように形成されている。
次に、図2を用いて、シリンダ22における圧縮作用について説明する。
図2に示すように、ローラ102とローラ102と一体に設けられたブレード112とによって、シリンダ室22Aが、吸入室212A(低圧室)と吐出室212B(高圧室)とに仕切られている。吸入室212Aには、吸入管3が連通し、吐出室212Bには、吐出口が連通する。ブレード112の両面には、2つの半円柱状のブッシュ112Aが密着している。ブッシュ112Aは、シリンダ22に保持されている。これにより、シリンダ室22Aがシールされる。なお、ブレード112とブッシュ112Aとの間、および、ブッシュ112Aとシリンダ22との間では、潤滑油5による潤滑が行なわれている。
偏心ピン92は、シャフト1Aの中心軸1A0に対して偏心しているため、シャフト1Aの回転に伴なって、偏心ピン92が偏心回転する。この結果、ローラ102は、シリンダ室22Aの内面に接しながら、公転運動する。ローラ102がシリンダ室22A内で公転運動するのに伴なって、ブレード112は、2つのブッシュ112Aに挟持されながら進退動する。以上の結果として、吸入管3から低圧の冷媒ガスが吸入室212Aに吸入され、吐出室212Bにおいて当該ガスが圧縮され、吐出口から高圧の冷媒ガスが吐出される。吐出口から吐出された冷媒ガスは、マフラ室70A,60Aを経由した後、マフラカバー60の外側に排出される。
図2では、ブレード112がシリンダ室22A内に最も突出した状態を示している。この状態で、吸入室212Aは、ブレード112の中心とシャフト1Aの中心軸1A0とを通る平面S2に対して図2中の左側(吸入管側)に位置し、吐出室212Bは、平面S2に対して図2中の右側(吐出口側)に位置する。
吸入管3から吸入室212Aに吸入された冷媒ガスは、低温低圧の状態にある。他方、吐出口からマフラ室70Aに吐出された冷媒ガスは、高温高圧の状態にある。シリンダ室22Aとマフラ室70Aとを仕切る端板部材40を介して、低温低圧の冷媒ガスと高温高圧の冷媒ガスとの間の熱交換が行なわれる。この熱交換により、シリンダ室22Aに吸入される冷媒ガスが加熱され、容積効率が低下することが懸念される。
図3は、端板部材40を示す図である。図3に示すように、端板部材40は、シリンダ室22Aと連通する吐出口40Aと、マフラ室70Aと連通する連通穴40Bと、ボルトが挿通されるボルト穴40Cとを有する。また、端板部材40には、吐出口40Aを開閉する吐出弁132が取り付けられる。吐出弁132は、固定部132Aにおいてボルトまたはリベットにより固定される。マフラ室70A内の冷媒ガスは、連通穴40Bを通じてマフラ室60Aに流入する。
図4は、仕切り部材71を示す図である。なお、図4および後述する図5では、図示および説明の便宜上、淀み空間71Aに相当する部分にハッチングを付して描いている。
図4に示すように、仕切り部材71は、平板状部材にプレス加工を施すことによって形成された部材であって、淀み空間71Aを形成するための膨らみと、吐出弁132が取り付けられる位置に設けられた開口71Bと、連通穴40Bと連通する連通穴71Cと、ボルト穴40Cと連通するボルト穴71Dとを有する。仕切り部材71には、淀み空間71Aの内部と外部とを連通させる通路711,712が形成されている。通路711,712は、たとえば、仕切り部材71に穴部を設けることで形成されるが、これに代えて、たとえば仕切り部材71に切り欠きを設けたり、仕切り部材71と端板部材40との間に隙間を設けることで形成されてもよい。すなわち、淀み空間71A内外を冷媒ガスが行き来できるような構造であれば、任意のものが適用可能である。また、図4の例では、通路711の通路断面積は、吐出口40Aの断面積よりも小さく形成され、かつ、通路712の通路断面積は、吐出口40Aの断面積よりも小さく形成されている。
図5は、仕切り部材71の変形例を示す図である。図5を参照して、本変形例においては、吐出口40Aに近い側の通路711が省略され、連通穴71Cに近い側の通路712のみが設けられている。
図6は、マフラカバー70を示す図である。図6に示すように、マフラカバー70は、平板状部材にプレス加工を施すことによって形成された部材であって、マフラ室70Aを形成するための膨らみと、ボルト穴40C,71Dと連通するボルト穴70Bとを有する。
図3〜図6に示されるボルト穴40C,71D,70Bにボルトを挿通することで、仕切り部材71およびマフラカバー70が端板部材40に固定される。これにより、吐出口40Aから高温高圧の冷媒ガスが流入するマフラ室70Aと、マフラ室70A内にあって高温高圧のガスが流入しにくい淀み空間71Aとが形成される。
図6に示すように、マフラ室70Aは、シャフト1Aの中心軸1A0の周りを全周にわたって取り囲むように形成されている。また、図1に示すように、淀み空間71Aは、マフラ室70Aの高さ方向(図1における上下方向)の一部に形成されている。淀み空間71Aを、マフラ室70Aの高さ方向の一部に形成することで、マフラ室70A内において冷媒ガスの流れが悪くなることを抑制して、過圧縮を低減することができる。
淀み空間71Aは、上記平面S2に対して吸入管3側に位置するように設けられている。すなわち、淀み空間71Aは、シリンダ室22Aにおける吸入室212A(図2参照)と重なる部分に位置する。このような淀み空間71Aが形成されることにより、マフラ室70Aに吐出された高温高圧の冷媒ガスがシリンダ室22Aにおける吸入室212Aに重なる部分を通過しにくくなって、マフラ室70A内の高温高圧ガスとシリンダ室22Aに吸入されたばかりの低温低圧ガスとの熱交換が抑制される。この結果、容積効率の低下が抑制される。
上記のように、マフラ室70A内に淀み空間71Aを形成することにより、シリンダ室22Aに吸入された冷媒ガスの加熱が抑制され、容積効率の低下が抑制される。他方、ロータリ圧縮機の組立時やメンテナンス時において、密閉容器10の真空引きを行なうに際し、淀み空間71A内の空気が抜けないと、密閉容器10内に空気が残存し、ロータリ圧縮機の信頼性が低下するという問題がある。
本実施の形態では、淀み空間71A内外を連通させる通路711,712が形成されることで、淀み空間71Aと密閉容器10内における他の空間とが連通し、真空引きの際に淀み空間71A内の空気が抜けやすくなり、密閉容器10内に空気が残存することが抑制される。この結果、ロータリ圧縮機の信頼性が向上する。
また、上記のように、通路711,712の通路断面積を吐出口40Aの断面積よりも小さく設定することで、真空引きの際には淀み空間71Aからの空気の排出経路を確保しながら、ロータリ圧縮機の動作時には、吐出口40Aから吐出された冷媒ガスが淀み空間71A内に流入することを抑制することができる。
また、図5の例のように、淀み空間71Aに対して吐出口40Aから遠い側にのみ通路712を形成することで、上記と同様に、ロータリ圧縮機の動作時に、吐出口40Aから吐出された冷媒ガスが淀み空間71A内に流入することを抑制することができる。
さらに、本実施の形態では、端板部材40上に膨らみを有する仕切り部材71を被せることによって淀み空間71Aを形成している。このようにすることで、端板部材40やマフラカバー70に複雑な加工を施すことなく、マフラ室70A内に淀み空間71Aを形成することができる。
図7,図8は、仕切り部材71の更なる変形例を示す図であり、図9は、図7,図8に示される仕切り部材71を端板部材40に取り付けた状態を示す縦断面図である。図7〜図9に示される仕切り部材71は、焼結または鋳造により一体成形されたものである。このような仕切り部材71であっても、図4,図5に示される仕切り部材71と同様に、通路711,712を形成して、密閉容器10内に空気が残存することを抑制することが可能である。
なお、上記の例では、通路711,712により淀み空間71Aとマフラ室70Aにおける他の部分とが連通されているが、通路711,712は、淀み空間71Aと密閉容器10内におけるマフラ室70A以外の空間とを連通するものであってもよい。
上述した内容について要約すると、以下のようになる。すなわち、本実施の形態に係るロータリ圧縮機は、「外殻体」としての密閉容器10と、密閉容器10内に設けられたシリンダ22と、シリンダ22に取り付けられ、シリンダ22とともにシリンダ室22Aを形成し、シリンダ室22Aから冷媒ガスを吐出させる吐出口40Aを有する端板部材40と、端板部材40に対してシリンダ22の反対側に取り付けられ、吐出口40Aを介してシリンダ室22Aと連通するマフラ室70Aを端板部材40とともに形成するマフラカバー70と、シリンダ室22A内に突出するようにシリンダ22に支持されるブレード112と、シリンダ室22A内に設けられ、ブレード112とともにシリンダ室22Aを冷媒ガスの吸入室212Aと冷媒ガスの吐出室212Bとに区画するとともにシリンダ室22Aの中心軸(シャフト1Aの中心軸1A0)のまわりを公転運動するローラ102とを備える。マフラ室70A内に設けられた「障壁部」としての仕切り部材71により、マフラ室70Aにおける他の部分と仕切られた淀み空間71Aが端板部材40上に形成される。淀み空間71Aは、シリンダ室22A内に最も突出した状態のブレード112の中心と中心軸1A0とを通る平面S2よりも、吸入室212A側に位置する。そして、淀み空間71Aとマフラ室70Aにおける他の部分とを連通させる通路711,712が形成されている。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係るロータリ圧縮機を示す縦断面図である。図10を参照して、本実施の形態に係るロータリ圧縮機は、実施の形態1に係るロータリ圧縮機の変形例であって、基本的には、実施の形態1と同様の構成を有する。
本実施の形態に係るロータリ圧縮機は、実施の形態1にない構成として、マフラカバー80を含んで構成される。マフラカバー80は、シリンダ20、端板部材30,40,50、マフラカバー60,70、偏心ピン90およびローラ100と同様に、密閉容器10内に設けられ、圧縮要素を構成する。
端板部材30の本体部31に対してシリンダ21の反対側に位置するように、吐出弁131が設けられている。吐出弁131は、吐出口30Aを開閉する。マフラ室60Aとシリンダ室21Aとは、吐出口30Aを介して連通されている。
マフラカバー60の上側(端板部材30の反対側)に、カップ状のマフラカバー80(第3マフラカバー)が取り付けられる。マフラカバー60,80によって、マフラ室80A(第3マフラ室)が形成される。
マフラ室60Aとマフラ室80Aとは、マフラカバー60に設けられた穴部(図10においては図示せず)を介して連通されている。また、マフラ室70Aとマフラ室80Aとは、端板部材40、シリンダ22、端板部材50、シリンダ21および端板部材30に形成された穴部(図示せず)を介して連通されている。また、マフラ室80Aとマフラカバー80の外側の空間とは、マフラカバー80に形成された穴部(図示せず)を介して連通されている。
シリンダ20、端板部材30,40,50およびマフラカバー60,70,80は、ボルト等の固定部材によって、一体に固定されている。また、端板部材30は、溶接等によって、密閉容器10に固定されている。これにより、ロータリ圧縮機の圧縮要素が、密閉容器10に固定される。
図11は、シリンダ21における圧縮作用について説明するための図である。図11を参照して、本実施の形態に係る圧縮作用についても、実施の形態1に係る圧縮作用と同様である。すなわち、吸入管3から低圧の冷媒ガスをシリンダ室21Aにおける吸入室211Aに吸入し、シリンダ室21Aにおける吐出室211B内において冷媒ガスを圧縮して高圧にし、この高圧の冷媒ガスを、マフラ室60A,80Aを経由させた後、マフラカバー80の外側に排出する。
図11では、2つのブッシュ111Aに挟持されたブレード111がシリンダ室21A内に最も突出した状態を示している。この状態で、吸入室211Aは、ブレード111の中心とシャフト1Aの中心軸1A0とを通る平面S1に対して図11中の右側(吸入管側)に位置し、吐出室211Bは、平面S1に対して図11中の左側(吐出口側)に位置する。
図12は、本実施の形態に係るロータリ圧縮機のマフラ室60A付近の横断面図である。なお、図12では、図示および説明の便宜上、後述する淀み空間61Aに相当する部分にハッチングを付し、さらに、マフラカバー60を省略して描いている。
図12に示すように、マフラ室60Aは、シャフト1Aの中心軸1A0の周りを全周にわたって取り囲むように形成されている。そして、マフラ室60A内に、高温高圧の冷媒ガスが進入しにくい淀み空間61Aが設けられている。淀み空間61Aは、2つの障壁部121の間に形成される。2つの障壁部121は、それぞれ、端板部材30と一体に形成され、端板部材30の上面から上方に突出するように形成される。また、障壁部121は、端板部材30の中央部に位置するボス部32から端板部材30の径方向外方に向かって延びるように形成されている。このようにすることで、障壁部121は、端板部材30を補強するリブとしても機能する。
障壁部121には、淀み空間61Aの内部と外部とを連通させる通路1211,1212が形成されている。通路1211,1212は、たとえば、障壁部121に穴部を設けることで形成されるが、これに代えて、たとえば障壁部121に切り欠きを設けたり、障壁部121とマフラカバー60との間に隙間を設けることで形成されてもよい。すなわち、淀み空間61A内外を冷媒ガスが行き来できるような構造であれば、任意のものが適用可能である。
淀み空間61Aは、上記平面S1に対して吸入管3側に位置するように設けられている。すなわち、淀み空間61Aは、シリンダ室21Aにおける吸入室211A(図11参照)と重なる部分に位置する。吐出口30Aからマフラ室60Aに吐出された高温高圧の冷媒ガスは、穴部60Bに向かって流れ、穴部60Bを通じてマフラ室60Aから流出する。ここで、上記のような淀み空間61Aが形成されることにより、高温高圧の冷媒ガスがシリンダ室21Aにおける吸入室211Aに重なる部分を通過しにくくなって、マフラ室60A内の高温高圧ガスとシリンダ室21Aに吸入されたばかりの低温低圧ガスとの熱交換が抑制される。この結果、容積効率の低下が抑制される。
図13は、マフラ室70A付近の横断面図である。なお、図13では、図示および説明の便宜上、淀み空間71Aに相当する部分にハッチングを付し、さらに、マフラカバー70を省略して描いている。
図13に示すように、端板部材40には、シリンダ室22Aからの冷媒ガスの吐出口を開閉する吐出弁132が取り付けられる。マフラ室70A内の冷媒ガスは、連通穴40Bを通じてマフラ室80Aに流入する。
下側のマフラ室70Aについても、上側のマフラ室60Aと同様に、シャフト1Aの中心軸1A0の周りを全周にわたって取り囲むように形成されている。さらに、下側のマフラ室70A内においても、淀み空間71Aは、2つの障壁部122の間に形成される。2つの障壁部122は、それぞれ、端板部材40と一体に形成され、端板部材40の下面から下方に突出するように形成される。また、障壁部122は、端板部材40の中央部に位置するボス部42から端板部材40の径方向外方に向かって延びるように形成されている。このようにすることで、障壁部122は、端板部材40を補強するリブとしても機能する。
障壁部122には、淀み空間61Aの内部と外部とを連通させる通路1221,1222が形成されている。通路1221,1222は、たとえば、障壁部122に穴部を設けることで形成されるが、これに代えて、たとえば障壁部122に切り欠きを設けたり、障壁部122とマフラカバー70との間に隙間を設けることで形成されてもよい。すなわち、淀み空間71A内外を冷媒ガスが行き来できるような構造であれば、任意のものが適用可能である。
淀み空間71Aは、上記平面S2に対して吸入管3側に位置するように設けられている。すなわち、淀み空間71Aは、シリンダ室22Aにおける吸入室212A(図11参照)と重なる部分に位置する。このような淀み空間71Aが形成されることにより、マフラ室70Aに吐出された高温高圧の冷媒ガスがシリンダ室22Aにおける吸入室212Aに重なる部分を通過しにくくなって、マフラ室70A内の高温高圧ガスとシリンダ室22Aに吸入されたばかりの低温低圧ガスとの熱交換が抑制される。この結果、容積効率の低下が抑制される。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、淀み空間61A,71Aと密閉容器10内における他の空間とを連通させることで、真空引きの際に淀み空間61A,71A内の空気が抜けやすくなり、密閉容器10内に空気が残存することが抑制される。この結果、ロータリ圧縮機の信頼性が向上する。
なお、図12,図13の例では、障壁部121,122を端板部材30,40から突出するように端板部材30,40と一体に設ける例について説明したが、障壁部121,122は、マフラカバー60,70から突出するようにマフラカバー60,70と一体に設けられてもよい。
なお、上述した実施の形態1,2では、2つのシリンダを備えたロータリ圧縮機について説明したが、本発明の思想は、シリンダが1つのロータリ圧縮機にも当然に適用可能である。
また、上述した実施の形態1,2では、ブレードとローラとが一体であるロータリ圧縮機について説明したが、本発明の思想は、ブレードとローラとが別体に形成されたロータリ圧縮機に対しても当然に適用可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に係るロータリ圧縮機を示す縦断面図である。 図1に示されるロータリ圧縮機における下部シリンダ室における圧縮作用を説明するための図である。 図1に示されるロータリ圧縮機における下部端板部材を示す図である。 図1に示されるロータリ圧縮機における淀み空間形成用の仕切り部材の一例を示す図である。 図1に示されるロータリ圧縮機における淀み空間形成用の仕切り部材の他の例を示す図である。 図1に示されるロータリ圧縮機における下部マフラカバーを示す図である。 図1に示されるロータリ圧縮機における淀み空間形成用の仕切り部材のさらに他の例を示す図である。 図1に示されるロータリ圧縮機における淀み空間形成用の仕切り部材のさらに他の例を示す図である。 図7,図8に示される仕切り部材を端板部材に取り付けた状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係るロータリ圧縮機を示す縦断面図である。 図10に示されるロータリ圧縮機における上部シリンダ室における圧縮作用を説明するための図である。 図10に示されるロータリ圧縮機における上部マフラ室付近の横断面図である。 図10に示されるロータリ圧縮機における下部マフラ室付近の横断面図である。
符号の説明
1 モータ、1A シャフト、1A0 中心軸、1B ロータ、1C ステータ、2 アキュムレータ、3 吸入管、4 吐出管、10 密閉容器、20,21,22 シリンダ、21A,22A シリンダ室、30,40,50 端板部材、30A,40A 吐出口、40B 連通穴、31,41 本体部、32,42 ボス部、60,70,80 マフラカバー、60A マフラ室、60B 穴部、61A 淀み空間、70A マフラ室、70B ボルト穴、71 仕切り部材、71A 淀み空間、71B 開口、71C 連通穴、71D ボルト穴、80A マフラ室、90,91,92 偏心ピン、100,101,102 ローラ、111,112 ブレード、111A,112A ブッシュ、121,122 障壁部、131,132 吐出弁、132A 固定部、211A,212A 吸入室、211B,212B 吐出室、711,712,1211,1212,1221,1222 通路。

Claims (2)

  1. 外殻体(10)と、
    前記外殻体(10)内に設けられ、開口端を有するシリンダ(21,22)と、
    前記シリンダ(21,22)の前記開口端に取り付けられ、前記シリンダ(21,22)とともにシリンダ室(21A,22A)を形成し、前記シリンダ室(21A,22A)から冷媒ガスを吐出させる吐出口(30A,40A)を有する端板部材(30,40)と、
    前記端板部材(30,40)に対して前記シリンダ(21,22)の反対側に取り付けられ、前記吐出口(30A,40A)を介して前記シリンダ室(21A,22A)と連通するマフラ室(60A,70A)を前記端板部材(30,40)とともに形成するマフラカバー(60,70)と、
    前記シリンダ室(21A,22A)内に突出するように前記シリンダ(21,22)に支持されるブレード(111,112)と、
    前記シリンダ室(21A,22A)内に設けられ、前記ブレード(111,112)とともに前記シリンダ室(21A,22A)を前記冷媒ガスの吸入室(211A,212A)と前記冷媒ガスの吐出室(211B,212B)とに区画するとともに前記シリンダ室(21A,22A)の中心軸(1A0)のまわりを公転運動するローラ(101,102)とを備え、
    前記マフラ室(60A,70A)内に設けられた障壁部(71,121,122)により、前記マフラ室(60A,70A)における他の部分と仕切られた淀み空間(61A,71A)が前記端板部材(30,40)上に形成され、
    前記淀み空間(61A,71A)は、前記シリンダ室(21A,22A)内に最も突出した状態の前記ブレード(111,112)の中心と前記シリンダ室(21A,22A)の中心軸とを通る平面(S1,S2)よりも、前記吸入室(211A,212A)側に位置し、
    前記淀み空間(61A,71A)と前記外殻体(10)内における他の空間とを連通させる通路(711,712,1211,1212,1221,1222)が形成され
    前記通路(711,712,1211,1212,1221,1222)は、前記マフラ室(60A,70A)内に形成され、前記淀み空間(61A,71A)と前記マフラ室(60A,70A)における他の部分とを連通させ、
    前記通路(711,712,1211,1212,1221,1222)は、前記淀み空間(61A,71A)に対して前記吐出口(30A,40A)から遠い側にのみ選択的に形成される、ロータリ圧縮機。
  2. 前記通路(711,712,1211,1212,1221,1222)の通路断面積は、前記吐出口(30A,40A)の断面積よりも小さい、請求項1に記載のロータリ圧縮機。
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