JP4884856B2 - 開閉部材制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は開閉部材制御装置に係り、特に開閉部材による異物の挟み込みを検出可能な開閉部材制御装置に関する。
従来、車両のパワーウインドウ装置やサンルーフ装置等の開閉部材を開閉駆動する装置では、開閉部材による異物の挟み込み検出時に自動反転制御を行っている。このような装置では、挟み込み検出処理において異物の挟み込みによって生じる変動(駆動モータ回転数や変動率の変動,開閉部材の移動速度の変動等)を算出し、この変動が所定のしきい値を超えた場合に挟み込みが生じたと判定している。
例えば、パワーウインドウ装置を例にとると、車両停止時にはウインドウガラスには自重や摺動抵抗以外の負荷は掛からないが、車両走行時には振動によって外的負荷(外乱)が掛かる。そして、この外的負荷によって挟み込み時と同様の変動が生じる場合がある。これにより、車両走行時にウインドウガラスを閉動作させている途中で、挟み込みを誤検出して反転動作してしまうという問題があった。
特許文献1に記載の車両用開閉体制御装置では、走行時には自動反転制御を禁止するため、車両走行時に挟み込みの誤検出によってウインドウガラスが反転動作することを回避することができる。
また、特許文献2に記載のウインドウ開閉制御装置では、悪路走行時には、大きな外乱が掛かるため、しきい値を通常の値よりも大きくして挟み込みの誤検出を防止している。
すなわち、車両走行中に突起部に乗り上げたり段差部を通過したりするときには、ウインドウガラスに作用する慣性の影響により、駆動モータに負荷が掛かり、モータ回転数やその変動率に変動が生じる。
そして、悪路走行時には周期的に大きな外乱が加わるが、通常は、まずウインドウガラスを閉める方向(すなわち閉動作時にモータを加速させる方向)に外乱が加わり、これに引き続いてウインドウガラスを開ける方向(すなわち閉動作時にモータを減速させる方向)に外乱が加わり、以後これを繰り返すように外乱が継続することが知られている。
このため、特許文献2では、モータを加速させる方向に大きな外乱が加わったときには、悪路走行とみなして、しきい値を大きく設定して検出感度を下げ、引き続いて加わるモータを減速させる方向の大きな外乱によって、挟み込みを誤検出しないように構成している。
特開平8−184257号公報(第3−5頁、図3) 特開平10−169310号公報(第3−6頁、図5−図6)
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、車両走行時に挟み込みの誤検出は生じないものの、自動反転制御が禁止されるため異物を挟み込んでしまうおそれがあった。
また、特許文献2に記載の技術では、悪路走行による大きな外乱発生時には、誤検出を防止することができるものの、整地走行時に生じる小さな外乱によって挟み込みを誤検出してしまうという問題があった。また、このような小さな外乱によって誤検出しないようにしきい値を設定した場合には、停止中の挟み込み荷重が大きくなってしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、挟み込み荷重を必要以上に大きくすることなく、車両走行時に生じる通常の小さな外乱や、特に悪路走行時に生じる大きな外乱によって挟み込みを誤検出してしまうことを防止することができる開閉部材制御装置を提供することにある。
前記課題は、本発明の開閉部材制御装置によれば、車両に設けられた開閉部材を開閉駆動する駆動手段と、該駆動手段によって開閉駆動される開閉部材の移動を検出する移動検出手段と、前記移動検出手段によって検出された移動の変動度合を算出し、該変動度合が所定のしきい値に達した場合に前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出手段と、を備えた開閉部材制御装置であって、車両の走行速度を検出する車速検出手段と、前記しきい値を設定するしきい値設定手段と、前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことを前記変動度合に基づいて検出する外乱検出手段と、を備え、前記車速検出手段が前記車両の前記走行速度を検出する工程、前記外乱検出手段が前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことを検出する工程、前記しきい値設定手段が前記しきい値を設定する工程の順に、各工程が所定時間毎に繰り返し行われ、前記外乱検出手段は、前記変動度合が正の外乱しきい値に達したか否かを判定することにより、前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことを検出し、前記開閉部材が閉方向に増速しているときの前記変動度合を正とし、前記開閉部材が閉方向に対して減速しているときの前記変動度合を負としたときに、前記正の外乱しきい値は、正側に設定され、前記しきい値は、負側に設定され、前記しきい値設定手段は、前記車速検出手段によって車両停止状態時であると判定された場合には、前記しきい値を第1のしきい値に設定し、前記車速検出手段によって車両走行中であると判定された場合であって、かつ、前記外乱検出手段によって前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことが検出されなかった場合には、前記しきい値を前記第1のしきい値よりも挟み込みの検知感度が鈍い第2のしきい値に設定し、前記車速検出手段によって車両走行中であると判定された場合であって、かつ、前記外乱検出手段によって前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことが検出された場合には、前記しきい値を前記第2のしきい値よりもさらに挟み込みの検知感度が鈍い第3のしきい値に設定し、前記しきい値を該第3のしきい値に設定した後に前記車速検出手段によって車両走行中であると判定され、かつ、前記外乱検出手段によって前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことが検出されなくなった場合には、前記しきい値を前記第3のしきい値から前記第2のしきい値に設定し直すことにより解決される。
このように本発明では、車速検出手段によって車両走行中と判定された場合、挟み込みしきい値は車両停止状態時よりも検出感度が鈍く設定される。これにより、車両停止状態時のしきい値を低く設定して挟み込み荷重を低く抑えることができると共に、車両走行中にはしきい値を高く設定して挟み込みの誤検出を防止することができる。
さらに、外乱検出手段が開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことを検出することよって、車両が悪路走行中であることを判定している。悪路走行時においても、しきい値は設定されるので、異物の挟み込みを検出することが可能であり、このしきい値は、通常走行中のしきい値よりもさらに検出感度が鈍く設定される。これにより、悪路走行中に挟み込みを誤検出してしまうことなく、開閉部材を開閉動作させることができる。
以上のように、車速検出手段による検出結果又は外乱検出手段による検出結果に応じて、しきい値が設定されるので、状況に応じて適切なしきい値が設定される。特に、第3のしきい値に設定されるのが、走行中かつ閉方向への所定以上の負荷が掛かった場合、例えば、悪路走行時となっており、第3のしきい値に設定した後に悪路走行が終了して整地路走行に移行した際には第2のしきい値に設定し直され、外乱の度合に応じてしきい値が切り替わるように構成されている。
なお、悪路走行時には、通常、変動度合が一旦正側に振れてから負側に振れ、以後これを繰り返すという特性を利用して、外乱検出手段が、変動度合が正の外乱しきい値に達したか否かを判定することにより、開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことを検出することとなっている。
また、前記しきい値設定手段は、前記しきい値を前記外乱検出手段の検出結果に応じて、前記第3のしきい値に設定すると好適である。このように設定すると、外乱検出手段の検出結果に応じて、悪路走行と判定されたときに確実にしきい値を第3のしきい値に設定しておくことができる。これにより、悪路走行中であるにもかかわらず、しきい値が第1のしきい値や第2のしきい値に設定されることによって、挟み込みを誤検出してしまうことを防止することができる
本発明の開閉部材制御装置によれば、車両停止中,車両走行中および悪路走行中に応じて、挟み込みを検出するためのしきい値を異ならせて設定したので、異物挟み込み時に異物に掛かる挟み込み荷重を必要以上に大きくすることなく、車両停止中,車両走行中および悪路走行中において、外乱に基づく挟み込みの誤検出が発生してしまうことを防止することができる。さらに、車速検出手段による検出結果又は外乱検出手段による検出結果に応じて、しきい値が設定されるので、状況に応じて適切なしきい値が設定される。特に、第3のしきい値に設定されるのが、走行中かつ閉方向への所定以上の負荷が掛かった場合、例えば、悪路走行時となっており、第3のしきい値に設定した後に悪路走行が終了して整地路走行に移行した際には第2のしきい値に設定し直され、外乱の度合に応じてしきい値が切り替わるように構成されている。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する構成、手順等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
図1〜図4は本発明の一実施形態に係るものであり、図1はパワーウインドウ装置の説明図、図2は図1のパワーウインドウ装置の電気構成図、図3は回転変動量の時間変化を表すグラフ、図4は挟み込み検出判定の処理フローである。
以下に本発明をパワーウインドウ装置に適用した一実施形態について説明する。
図1に本例のパワーウインドウ装置1(以下、「装置1」という)の説明図、図2にその電気構成図を示す。本例のパワーウインドウ装置1は、車両のドア10に配設される移動部材としてのウインドウガラス11をモータ20の回転駆動により昇降(開閉)作動させるものである。パワーウインドウ装置1は、ウインドウガラス11を開閉駆動する駆動手段2と、駆動手段2の作動を制御するための制御手段3と、乗員が作動を指令するための操作スイッチ4と、車両の走行速度を検出するための車速センサ6を主要構成要素としている。
本例では、ウインドウガラス11は不図示のレールに沿って上方の全閉位置と下方の全開位置との間を昇降動作する。
本例の駆動手段2は、ドア10に固定された減速機構を有するモータ20と、モータ20に駆動される扇形状のギヤ21aを備えた昇降アーム21と、昇降アーム21とクロスして枢支される従動アーム22と、ドア10に固定された固定チャンネル23およびウインドウガラス11と一体のガラス側チャンネル24とを主要構成要素としている。
本例のモータ20は、制御手段3から電力供給を受けることにより、回転子の巻線に通電され、これにより回転子とマグネットを有する固定子との間で磁気吸引作用が生じて回転子が正逆回転するように構成されている。本例の駆動手段2では、モータ20の回動に応じて昇降アーム21および従動アーム22が揺動すると、これらの各端部がチャンネル23,24により摺動規制を受け、Xリンクとして駆動し、ウインドウガラス11を昇降作動させる。
本例のモータ20には、回転検出装置27が一体に備えられている。回転検出装置27は、モータ20の回転と同期したパルス信号(回転速度信号)を制御手段3へ出力するものである。本例の回転検出装置27は、モータ20の出力軸と共に回動するマグネットの磁気変化を複数のホール素子で検出するように構成されている。すなわち、パルス信号は、ウインドウガラス11の所定移動量毎もしくはモータ20の所定回転角毎に出力される。これにより、回転検出装置27は、モータ20の回転速度に略比例するウインドウガラス11の移動に応じた信号を出力可能である。そして、回転検出装置27からのパルス信号によって、制御手段3はウインドウガラス11の移動速度(またはこれに比例するモータ20の回転速度)を算出している。本例では、回転検出装置27と制御手段3によって移動検出手段が構成されている。
なお、本例では、回転検出装置27にホール素子を用いたものを採用しているが、これに限らず、モータ20の回転速度を検出することができれば、エンコーダを採用してもよい。また、本例では、ウインドウガラス11の移動に応じたモータ20の出力軸の回転速度を検出するために、モータ20に回転検出装置27を一体に設けているが、これに限らず、公知の手段によってウインドウガラス11の移動速度を直接的に検出するようにしてもよい。
本例の制御手段3は、コントローラ31と、駆動回路32から構成されている。コントローラ31,駆動回路32には、車両に搭載されるバッテリ5から作動に必要な電力が供給される。
本例のコントローラ31は、CPU、ROM,RAM等のメモリ、入力回路、出力回路等を備えるマイクロコンピュータで構成されている。CPUは、メモリ、入力回路及び出力回路とバスを介して互いに接続されている。なお、これに限らず、コントローラ31をDSPやゲートアレイで構成してもよい。
コントローラ31は、通常時、操作スイッチ4からの操作信号に基づいて駆動回路32を介してモータ20を正逆回転させて、ウインドウガラス11を開閉動作させる。また、コントローラ31は、回転検出装置27からパルス信号を受け取り、このパルス信号に基づいてウインドウガラス11の上端部と窓枠との間における異物の挟み込みの検出が可能となっている。異物の挟み込みが検出された場合には、コントローラ31は、駆動回路32を介してモータ20を開方向へ回転させて、ウインドウガラス11を開駆動する。
本例の駆動回路32は、FETを有するICによって構成されており、コントローラ31からの入力信号に基づいて、モータ20への電力供給の極性を切換えている。すなわち、駆動回路32は、コントローラ31から正回転指令信号を受けたときは、モータ20を正回転方向に回転させるようにモータ20へ電力を供給し、コントローラ31から逆回転指令信号を受けたときは、モータ20を逆回転方向に回転させるようにモータ20へ電力を供給する。なお、駆動回路32は、リレー回路を用いて極性を切換えるように構成してもよい。また、駆動回路32がコントローラ31内に組み込まれた構成であってもよい。
コントローラ31は、入力されるパルス信号からパルス信号の立上がり部,立下がり部(パルスエッジ)を検出し、このパルスエッジの間隔(周期)に基づいてモータ20の回転速度(回転周期)を算出すると共に、各パルス信号の位相差に基づいてモータ20の回転方向を検出する。つまり、コントローラ31は、モータ20の回転速度(回転周期)に基づいてウインドウガラス11の移動速度を間接的に算出し、モータ20の回転方向に基づいてウインドウガラス11の移動方向を特定している。また、コントローラ31は、パルスエッジをカウントしている。このパルスカウント値は、ウインドウガラス11の開閉動作に伴って加減算される。コントローラ31は、このパルスカウント値の大きさによってウインドウガラス11の開閉位置を特定する。
また、コントローラ31は、パルス信号ごとに回転速度を算出すると共に、前回のパルス信号に対応する回転速度と現在のパルス信号に対応する回転速度との差分を算出して、回転速度の変動量Aを算出している。つまり、パルス間隔が長くなっているとき(閉方向に対して減速しているとき)は、変動量Aは負の値となる。なお、処理精度および安定化を図るために、数パルス信号をグループ化して、グループ単位で回転速度および変動量Aを算出してもよい。
本例の操作スイッチ4は、2段階操作可能な揺動型スイッチ等で構成され、開スイッチ,閉スイッチ及びオートスイッチを有している。この操作スイッチ4を乗員が操作することにより、コントローラ31へウインドウガラス11を開閉動作させるための指令信号が出力される。
具体的には、操作スイッチ4は、一端側へ1段階操作されると開スイッチがオンされ、ウインドウガラス11を通常開動作(すなわち操作している間だけ開動作)させるための通常開指令信号をコントローラ31へ出力する。また、操作スイッチ4は、他端側へ1段階操作されると閉スイッチがオンされ、ウインドウガラス11を通常閉動作(すなわち操作している間だけ閉動作)させるための通常閉指令信号をコントローラ31へ出力する。
また、操作スイッチ4は、一端側へ2段階操作されると開スイッチ及びオートスイッチが共にオンされ、ウインドウガラス11をオート開動作(すなわち操作を止めても全開位置まで開動作)させるためのオート開指令信号をコントローラ31へ出力する。また、操作スイッチ4は、他端側へ2段階操作されると閉スイッチ及びオートスイッチが共にオンされ、ウインドウガラス11をオート閉動作(すなわち操作を止めても全閉位置まで閉動作)させるためのオート閉指令信号をコントローラ31へ出力する。
コントローラ31は、操作スイッチ4から通常開指令信号を受けている間中(操作スイッチ4が操作されている間中)、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を通常開動作させる。一方、コントローラ31は、操作スイッチ4から通常閉指令信号を受けている間中(操作スイッチ4が操作されている間中)、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を通常閉動作させる。
また、コントローラ31は、操作スイッチ4からオート開指令信号を受けると、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を全開位置までオート開動作させる。一方、コントローラ31は、操作スイッチ4からオート閉指令信号を受けると、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を全閉位置までオート閉動作させる。
本例の車速センサ6は、車両の走行速度を検出するように設けられたものであり、車両の走行速度に比例した周波数の速度パルスを発生してコントローラ31へ出力している。コントローラ31は、この速度パルスを検出して所定時間毎に車速Vを算出している。本発明では、車速センサ6とコントローラ31によって車速検出手段が構成されている。なお、車速センサ6の出力信号を車両ECUに出力させ、コントローラ31は車両ECUから通信線を介して車速信号を受け取るように構成してもよい。
コントローラ31は、ウインドウガラス11を閉動作(通常閉動作及びオート閉動作)させているとき、ウインドウガラス11による挟み込みの有無を監視している。すなわち、挟み込みが生じると、ウインドウガラス11の移動速度およびこれに関連してモータ20の回転速度が低下する(回転周期が長くなる)。このため本例のコントローラ31は、モータ20の回転速度の変動を常時監視している。
本例のコントローラ31では、この回転速度の変動度合が設定された挟み込みしきい値Tに達した場合に異物を挟み込んだと判定(挟み込みの検出)する。本例では、変動度合として回転速度の所定時間毎の変動量A(すなわち、回転速度の変化率または加速度)を算出し、この変動量Aとしきい値Tとを比較している。この変動量Aはウインドウガラス11の移動速度の変化率または加速度に間接的に相当する。本発明では、コントローラ31は挟み込み検出手段に相当する。
図3は、車両停止中,整地路走行中,悪路走行中における変動量Aの時間変化を表している。縦軸はモータ回転速度の変動量A,横軸は回転検出装置27からのパルス信号のカウント数(パルスカウント)を表している。縦軸の正側はウインドウガラス11が閉方向に増速されていることを表し、負側は閉方向に減速されていることを表す。すなわち、異物が挟み込まれたときには、ウインドウガラス11の移動速度が閉方向に対して減速されるので、変動量Aは負の値となる。
図3によれば、車両停止中は主に摺動抵抗によって変動量Aが小さな変動範囲内で変動することが分かる。整地路走行中は、路面からの振動がウインドウガラス11に作用することによって、変動量Aは停止中よりもわずかに大きな変動範囲内で変動する。また、悪路走行中は、路面から大きな振動がウインドウガラス11に伝わるため、変動量Aは整地路走行中よりもかなり大きな変動範囲内で変動する。
そして、挟み込みと判定した場合には、コントローラ31は、ウインドウガラス11にて挟持された異物を解放すべくモータ20を反転させ、ウインドウガラス11を所定量だけ開動作させるように制御する。なお、挟み込みと判定した場合に、モータ20の作動を停止してウインドウガラス11のそれ以上の閉動作を停止させて、ウインドウガラス11にて挟持した異物を解放可能とするように制御してもよい。
また、本例のコントローラ31は、しきい値Tを所定条件で変更するように構成されている。本例のコントローラ31は、しきい値設定手段に相当する。
具体的には、本例では、しきい値Tとして停止状態しきい値(第1のしきい値)T0,走行しきい値(第2のしきい値)T1,悪路走行しきい値(第3のしきい値)T2が設定されている(図3参照)。
停止状態しきい値T0は初期値として設定されており、車速Vが所定速度未満のときに用いられる。この停止状態しきい値T0は、上述の摺動抵抗等によって通常生じる小さな変動範囲に、挟み込みの誤検出を防ぐために所定のマージン分を付加して決定されている。
走行しきい値T1は、車速Vが所定値以上となり車両走行中と判定された場合に、しきい値Tに設定される。この走行しきい値T1は、上述の整地路走行によって通常生じる変動範囲に、所定のマージン分を付加して決定されている。
悪路走行しきい値T2は、車速Vが所定値以上であり、変動量Aが所定の正の外乱しきい値A0に達した場合に設定される。この悪路走行しきい値T2は、上述の悪路走行によって通常生じる変動範囲に、所定のマージン分を付加して決定されている。
悪路走行時は、上述のように変動量Aが大きな変動範囲で変動するが、通常、一旦正側に振れてから負側に振れ、以後これを繰り返すことが多い。本例では、このような特性を利用し、外乱検出手段としてのコントローラ31は、変動量Aが正の外乱しきい値A0に達したか否かを検出している。そして、変動量Aが正の外乱しきい値A0に達したときには、悪路走行しているものとみなし、しきい値Tを負側に大きな値に再設定することによって検出感度を鈍くして、挟み込みを誤検出しないように構成している。
停止状態しきい値T0,走行しきい値T1,悪路走行しきい値T2は、この順に負側に大きな値となっている(すなわち、挟み込みの検出感度が鈍くなる)。
次に、図4に基づいて、本例のコントローラ31による挟み込み判定の処理について説明する。コントローラ31は、この処理を所定時間毎に繰り返し行っている。
まず、コントローラ31は、ステップS1で、回転検出装置27からのパルス信号によって、ウインドウガラス11が上昇中であるか否かを判定する。
ウインドウガラス11が上昇中でない場合(ステップS1;No)は、そのまま処理を終了する。
一方、ウインドウガラス11が上昇中である場合(ステップS1;Yes)は、ステップS2で変動量Aを算出し、続いて、ステップS3で車速Vを算出する。ステップS3では、コントローラ31は、車速センサ6から受けた速度パルスのパルス間隔から車速Vを算出する。
ステップS4では、算出した車速Vから車両が走行中であるか否かを判定する。具体的には、算出した車速Vが所定の車速V0以上であるか否かを判定する。車速Vが車速V0以上の場合(ステップS4;Yes)は、車両走行中と判定してステップS6へ進む。一方、車速Vが車速V0未満の場合(ステップS4;No)は、車両は停止しているとみなして、ステップS5でしきい値Tを停止状態しきい値T0に設定した後、ステップS9へ進む。
ステップS6では、コントローラ31は、ステップS2で算出した変動量Aが所定の正の外乱しきい値A0以上であるか否かを判定する。
変動量Aが外乱しきい値A0以上である場合(ステップS6;Yes)は、すなわち変動量Aが加速方向に大きく変動していることであり、これは悪路走行によるものと判断できる。したがって、コントローラ31は、ステップS8でしきい値Tを悪路走行しきい値T2に設定しステップS9へ進む。なお、一旦、悪路走行と判定した場合には、コントローラ31は、所定時間継続してしきい値を悪路走行しきい値T2にラッチして、ステップS6から直接ステップS8へ移行するように構成してもよい。
一方、変動量Aが外乱しきい値A0未満である場合(ステップS6;No)は、ステップS7でしきい値Tを走行しきい値T1に設定しステップS9へ進む。
ステップS9では、設定されたしきい値Tと変動量Aを比較して異物の挟み込みが発生したか否かを判定している。変動量Aがしきい値Tに達している場合、すなわち変動量Aがしきい値Tと同じ値か負側に大きい値の場合に挟み込みと判定される。
コントローラ31は、変動量Aがしきい値Tに達している場合(ステップS9;Yes)に挟み込みが発生したと判定し、ステップS10で反転制御を行う。ステップS10では、反転制御処理フローへ移行して、コントローラ31は、ウインドウガラス11を途中位置まで開駆動するように制御する。
一方、変動量Aがしきい値Tに達していない場合(ステップS9;No)、コントローラ31は、挟み込みが発生していないと判定し、処理を終了する。
以上のように、本例の装置1では、走行中は停止中よりも挟み込みの検出感度を鈍く設定して、走行中の挟み込みの誤検出を防止している。また、整地路走行時の小さな外乱および悪路走行時の大きな外乱に合わせて、挟み込みのしきい値Tを異ならせて設定することができるので、整地路走行時および悪路走行時ともに挟み込みの誤検出によって、ウインドウガラス11が誤反転してしまうことを防止することができる。
また、このように状況に応じてしきい値Tを設定することにより、挟み込み検出時の挟み込み荷重を小さく抑えることと、挟み込みの誤検出を発生させないことを両立させることができる。
なお、上記実施形態では、停止状態しきい値T0,走行しきい値T1,悪路走行しきい値T2をそれぞれ一定値としたが、これに限らず、例えば、車速Vの大きさに応じて走行しきい値T1を段階的に変化させたり、検出された正の変動量Aの大きさに応じて悪路走行しきい値T2を段階的に変化させたりしてもよい。
また、上記実施形態では、車速Vが所定の車速V0未満で走行中と判定されていない場合は、しきい値Tが悪路走行しきい値T2に変更されることはないが、これに限らず、処理を簡略化するために、単に変動量Aが外乱しきい値A0に達した場合に、しきい値Tを悪路走行しきい値T2に変更設定してもよい。
また、上記実施形態において、しきい値Tが悪路走行しきい値T2に設定された後、所定の悪路走行しきい値設定時間が経過するまで、しきい値Tを悪路走行しきい値T2に保持する構成以外に、例えば、ウインドウガラス11の上昇動作がスイッチ操作等により停止されたり、ウインドウガラス11が全閉位置付近まで到達したりするまでしきい値Tを悪路走行しきい値T2に維持してもよい。
また、上記実施形態では、車両のパワーウインドウ装置1に本発明の開閉部材制御装置を適用した例を示したが、これに限らず、サンルーフ開閉装置やスライドドア開閉装置等の開閉部材を開閉駆動する装置全般に適用してもよい。
本発明の一実施形態に係るパワーウインドウ装置の説明図である。 図1のパワーウインドウ装置の電気構成図である。 回転変動量の時間変化を表すグラフである。 挟み込み検出判定の処理フローである。
符号の説明
1‥パワーウインドウ装置、2‥駆動手段、3‥制御手段、4‥操作スイッチ、
5‥バッテリ、6‥車速センサ、10‥ドア、11‥ウインドウガラス、
20‥モータ、21a‥ギヤ、21‥昇降アーム、22‥従動アーム、
23‥固定チャンネル、24‥ガラス側チャンネル、27‥回転検出装置、
31‥コントローラ、32‥駆動回路

Claims (2)

  1. 車両に設けられた開閉部材を開閉駆動する駆動手段と、該駆動手段によって開閉駆動される開閉部材の移動を検出する移動検出手段と、前記移動検出手段によって検出された移動の変動度合を算出し、該変動度合が所定のしきい値に達した場合に前記開閉部材による異物の挟み込みを検出する挟み込み検出手段と、を備えた開閉部材制御装置であって、
    車両の走行速度を検出する車速検出手段と、前記しきい値を設定するしきい値設定手段と、前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことを前記変動度合に基づいて検出する外乱検出手段と、を備え、
    前記車速検出手段が前記車両の前記走行速度を検出する工程、前記外乱検出手段が前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことを検出する工程、前記しきい値設定手段が前記しきい値を設定する工程の順に、各工程が所定時間毎に繰り返し行われ、
    前記外乱検出手段は、前記変動度合が正の外乱しきい値に達したか否かを判定することにより、前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことを検出し、
    前記開閉部材が閉方向に増速しているときの前記変動度合を正とし、前記開閉部材が閉方向に対して減速しているときの前記変動度合を負としたときに、前記正の外乱しきい値は、正側に設定され、前記しきい値は、負側に設定され、
    前記しきい値設定手段は、前記車速検出手段によって車両停止状態時であると判定された場合には、前記しきい値を第1のしきい値に設定し、前記車速検出手段によって車両走行中であると判定された場合であって、かつ、前記外乱検出手段によって前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことが検出されなかった場合には、前記しきい値を前記第1のしきい値よりも挟み込みの検知感度が鈍い第2のしきい値に設定し、前記車速検出手段によって車両走行中であると判定された場合であって、かつ、前記外乱検出手段によって前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことが検出された場合には、前記しきい値を前記第2のしきい値よりもさらに挟み込みの検知感度が鈍い第3のしきい値に設定し、前記しきい値を該第3のしきい値に設定した後に前記車速検出手段によって車両走行中であると判定され、かつ、前記外乱検出手段によって前記開閉部材に所定以上の閉方向の負荷が掛かったことが検出されなくなった場合には、前記しきい値を前記第3のしきい値から前記第2のしきい値に設定し直すことを特徴とする開閉部材制御装置。
  2. 前記しきい値設定手段は、前記しきい値を前記外乱検出手段の検出結果に応じて、前記第3のしきい値に設定することを特徴とする請求項1に記載の開閉部材制御装置。
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