JPH08158739A - 車両用パワーウインドゥ装置 - Google Patents

車両用パワーウインドゥ装置

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Publication number
JPH08158739A
JPH08158739A JP6299219A JP29921994A JPH08158739A JP H08158739 A JPH08158739 A JP H08158739A JP 6299219 A JP6299219 A JP 6299219A JP 29921994 A JP29921994 A JP 29921994A JP H08158739 A JPH08158739 A JP H08158739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
motor
load
vehicle
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6299219A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichi Kusunoki
起一 楠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP6299219A priority Critical patent/JPH08158739A/ja
Publication of JPH08158739A publication Critical patent/JPH08158739A/ja
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  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の走行速度が変化し、これによりモータ
にかかる負荷が変動したとしても、窓への異物挟み込み
状態を適確に検出することができる車両用パワーウイン
ドゥ装置を提供する。 【構成】 車速センサ16で検出された車速を補正値発
生器17に供給して、補正値を生成し、該補正値に基づ
いて検出基準値補正器19でしきい値を補正し、この補
正されたしきい値を比較器13に供給し、比較器13に
おいて負荷変動検出器9で検出されたモータ3にかかる
負荷と比較し、モータ負荷が該補正されたしきい値より
大きい場合に、窓1に物などが挟み込まれたものと判断
し、タイマ14を介して窓強制開放装置8を作動し、モ
ータ3を窓1が開放する方向に一定時間回転して、窓1
を開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータを利用して車両
用窓を開閉する車両用パワーウインドゥ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータを利用して、自動車等の車両の窓
を開閉する車両用パワーウインドゥ装置は種々のものが
開発され、実用化されているが、このような車両用パワ
ーウインドゥ装置は車両用窓の内側の側部に設けられた
開閉スイッチを単に押すという操作だけで車両用窓を非
常に簡単に開閉することができるため、車両の走行の安
全性を向上することができる。
【0003】また、上述したように、開閉スイッチを単
に押すだけで窓の開閉を行うことができ、従来のように
比較的重いハンドルレバーを回転させる必要もないた
め、子供や老人等のように力の弱い者でも簡単に窓の開
閉を行うことができる。しかしながら、単に開閉スイッ
チを押すだけで窓を開閉し得るものであるため、誤って
開閉スイッチに触れて押してしまって、窓を閉じる動作
を行い、この閉じる場合に、窓に物などが挟まってしま
うことがある。
【0004】このように閉成中の車両用窓に物などが挟
み込まれてしまった場合、従来の装置では、車両用窓を
開閉駆動しているモータにかかる負荷を検出し、この負
荷が所定のしきい値を越えたということを検出すること
により窓に物などが挟み込まれたものと判断し、これに
より車両用窓を閉成しているモータを即座に停止させた
り、または車両用窓を一定距離開放するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の装置では、窓を開閉しているモータにかかる負荷を所
定のしきい値と比較し、負荷がしきい値を越えた場合
に、窓に物などが挟み込まれたことを検出しているが、
車両が高速度で走行している場合には、窓に風圧がかか
り、これにより窓の開閉時の摺動抵抗が変化するため、
モータにかかる負荷は車両の速度によって変化し、前記
しきい値が一定である場合には、窓に物などが挟み込ま
れたことを適確に検出することができないという問題が
ある。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、車両の走行速度が変化し、こ
れによりモータにかかる負荷が変動したとしても、窓へ
の異物挟み込み状態を適確に検出することができる車両
用パワーウインドゥ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の車両用パワーウインドゥ装置は、車両用窓
を開閉するためのモータと、該モータにかかる負荷を検
出する負荷検出手段と、該負荷検出手段で検出した前記
負荷を所定のしきい値と比較し、該比較結果に基づいて
車両用窓に異物が挟み込まれたか否かを判断する挟み込
み判断手段と、車両の速度を検出する速度検出手段と、
該速度検出手段で検出した車両の速度に基づいて前記し
きい値を補正する補正手段とを有することを要旨とす
る。
【0008】
【作用】本発明の車両用パワーウインドゥ装置では、車
両の速度に基づいてしきい値を補正し、モータにかかる
負荷をこの補正されたしきい値と比較し、この比較結果
に基づいて窓に異物が挟み込まれたか否かを判断してい
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0010】図1は、本発明の一実施例に係る車両用パ
ワーウインドゥ装置の構成を示すブロック図である。同
図に示す車両用パワーウインドゥ装置は、窓1を開閉す
るための窓開閉機構2を有し、該窓開閉機構2はモータ
3によって駆動される。該モータ3の一方の端子は負荷
変動検出器9、窓閉成駆動リレー4の切り替え接点のブ
レーク接点側、窓強制開放装置8のブレーク接点を介し
て窓閉成手動制御スイッチ6に接続され、またモータ3
の他方の端子は窓開放駆動リレー5の切り替え接点のブ
レーク接点側、窓強制開放装置8を介して窓開放手動制
御スイッチ7に接続されている。なお、前記窓閉成駆動
リレー4および窓開放駆動リレー5の両切り替え接点の
メーク接点側はバッテリ70に接続されている。
【0011】前記負荷変動検出器9は、モータ3にかか
る負荷を検出し、この検出した負荷を比較器13の一方
の入力に供給し、他方の入力に供給される検出基準値補
正器19からの補正されたしきい値と比較するようにな
っている。そして、負荷変動検出器9で検出したモータ
3にかかる負荷が検出基準値補正器19からの補正しき
い値より大きい場合には、モータ3に異物が挟み込まれ
たものと判断して、タイマ14を駆動し、該タイマ14
の出力信号が窓強制開放装置8のブレーク接点を開放
し、メーク接点を閉成し、これによりモータ3を所定距
離開放するように制御している。
【0012】すなわち、窓強制開放装置8においては、
タイマ14の出力信号によって窓強制開放装置8のブレ
ーク接点が開放することにより、窓閉成駆動リレー4は
オフ状態となって、該窓閉成駆動リレー4の切り替え接
点がブレーク接点側に接続され、これによりモータ3の
一方の端子が負荷変動検出器9、窓閉成駆動リレー4の
切り替え接点のブレーク接点側を介してアースに接続さ
れ、またタイマ14の出力信号によって窓強制開放装置
8のメーク接点が閉成することにより、窓開放駆動リレ
ー5が駆動され、該窓開放駆動リレー5の切り替え接点
がメーク接点側に接続され、これによりモータ3の他方
の端子が窓開放駆動リレー5の切り替え接点のメーク接
点側を介してバッテリ70に接続されることにより、モ
ータ3は窓1を開放する方向に回転し、これにより窓1
はタイマ14によって一定距離開放する。
【0013】前記検出基準値補正器19は、通常作動時
負荷変動基準値10を補正値発生器17からの補正値に
よって補正し、これにより補正された基準値、すなわち
補正されたしきい値を前記比較器13に供給するように
なっている。また、補正値発生器17は、車速センサ1
6によって検出された車両の速度信号を供給され、この
車速信号に基づいて補正値を生成し、この補正値を前記
検出基準値補正器19に供給し、これにより車速に基づ
いて補正されたしきい値を検出基準値補正器19から出
力するようになっている。
【0014】以上のように構成される車両用パワーウイ
ンドゥ装置において、例えば車両が走行していない場合
に、窓開放手動制御スイッチ7を操作すると、窓開放駆
動リレー5が駆動され、これにより該窓開放駆動リレー
5の切り替え接点がメーク接点側に接続され、モータ3
の他方の端子側にはバッテリ70の電圧が供給され、ま
たモータ3の一方の端子は負荷変動検出器9および窓閉
成駆動リレー4の切り替え接点のブレーク接点側を介し
てアースに接続されることによりモータ3は窓開閉機構
2を介して窓1を開放するように回転する。
【0015】また同様に、車両が走行していない状態に
おいて、窓閉成手動制御スイッチ6を操作すると、窓閉
成駆動リレー4が駆動され、これにより窓閉成駆動リレ
ー4の切り替え接点のメーク接点を介してバッテリ70
の電圧がモータ3の一方の端子に供給され、モータ3の
他方の端子は窓開放駆動リレー5の切り替え接点のブレ
ーク接点側を介してアースに接続されているため、モー
タ3は窓開閉機構2を介して窓1を閉成するように回転
する。
【0016】なお、この場合においてモータ3にかかる
負荷は、負荷変動検出器9で検出され、比較器13の一
方の入力に供給される。また、この場合、比較器13の
他方の入力には、検出基準値補正器19から通常時の所
定のしきい値が供給されているので、比較器13は、負
荷変動検出器9からの負荷を検出基準値補正器19から
の通常時の所定のしきい値と比較する。そして、この比
較器13における比較の結果、負荷変動検出器9からの
負荷が検出基準値補正器19からの通常時の所定のしき
い値よりも小さい場合には、窓1には物などが挟み込ま
れていないものと判断し、タイマ14を駆動することな
く、従って窓強制開放装置8を作動させることなく、そ
のまま窓1の閉成を行うことができる。
【0017】また、この閉成中において、窓1に物など
が挟み込まれた場合には、モータ3の負荷は増大するの
で、この増大した負荷は負荷変動検出器9で検出され、
比較器13の一方の入力に供給されて、通常時の所定の
しきい値と比較される。そして、この増大した負荷が該
しきい値より大きい場合には、比較器13はタイマ14
を駆動し、該タイマ14を介して窓強制開放装置8を所
定時間作動させる。窓強制開放装置8が作動すると、窓
強制開放装置8のブレーク接点が開放し、メーク接点が
閉成するので、上述した経路でモータ3に電圧が供給さ
れ、これによりモータ3は窓開閉機構2を介して窓1を
開放するように回転し、窓1はタイマ14によって決ま
る一定時間開放する方向に動作し、窓1に挟み込まれた
物などを即座に取り除くことができる。
【0018】更に、車両が走行している場合には、窓1
には風圧が作用するので、窓1の開閉時の摺動抵抗が増
大するため、通常時と同じような開閉動作でもモータ3
にかかる負荷は通常時に比べて増大するので、この増大
に合わせて前記しきい値が高くなるように補正すべく、
車速センサ16で車速を検出し、この検出した車速を補
正値発生器17に供給して、補正値を生成する。そし
て、この補正値を検出基準値補正器19に供給し、これ
により検出基準値補正器19において通常作動時負荷変
動基準値10からのしきい値を補正し、このように車速
に従って補正されたしきい値を検出基準値補正器19か
ら比較器13に供給する。
【0019】このような車両走行時に、例えば窓閉成手
動制御スイッチ6を操作すると、上述したようにモータ
3は窓開閉機構2を介して窓1を閉成するように動作す
るが、この場合には車両の走行による風圧により窓1の
摺動抵抗は増大しているので、モータ3にかかる負荷は
増大している。このように増大した負荷は負荷変動検出
器9で検出され、比較器13に供給される。比較器13
は、この増大したモータの負荷を検出基準値補正器19
からの車速に応じて補正されたしきい値と比較する。従
って、モータ3にかかる負荷が車両の走行によって増大
変化したとしても、補正されたしきい値により窓1に物
などが挟み込まれたものではないと適確に判断して、窓
1の閉成動作を適確に行うことができる。従って、例え
ば従来のように車両の高速走行によるモータ3にかかる
負荷の増大変化を窓に物などが挟み込まれたものと誤っ
て判断することがない。
【0020】また、この場合において、窓1に物などが
挟み込まれた場合には、車両の走行によるモータ負荷の
増大の上に挟み込みによるモータ負荷の増大が加えられ
るため、モータ負荷は更に増大し、前記車速で補正され
たしきい値以上に増大する。従って、比較器13は両者
の比較により物などの挟み込み状態を適確に検出し、こ
れによりタイマ14を介して窓強制開放装置8を一定時
間作動するので、モータ3は窓強制開放装置8により上
述したように窓1を一定時間開放する方向に回転し、物
などの挟み込み状態を解除することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車両の速度に基づいてしきい値を補正し、モータにかか
る負荷をこの補正されたしきい値と比較し、この比較結
果に基づいて窓に異物が挟み込まれたか否かを判断して
いるので、車両の走行速度に関わらず、窓の開閉を適確
に行うことができるとともに、また窓への異物の挟み込
み状態を適確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両用パワーウインド
ゥ装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 窓 2 窓開閉機構 3 モータ 6 窓閉成手動制御スイッチ 7 窓開放手動制御スイッチ 8 窓強制開放装置 9 負荷変動検出器 13 比較器 14 タイマ 16 車速センサ 17 補正値発生器 19 検出基準値補正器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用窓を開閉するためのモータと、 該モータにかかる負荷を検出する負荷検出手段と、 該負荷検出手段で検出した前記負荷を所定のしきい値と
    比較し、該比較結果に基づいて車両用窓に異物が挟み込
    まれたか否かを判断する挟み込み判断手段と、 車両の速度を検出する速度検出手段と、 該速度検出手段で検出した車両の速度に基づいて前記し
    きい値を補正する補正手段とを有することを特徴とする
    車両用パワーウインドゥ装置。
JP6299219A 1994-12-02 1994-12-02 車両用パワーウインドゥ装置 Pending JPH08158739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6299219A JPH08158739A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 車両用パワーウインドゥ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6299219A JPH08158739A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 車両用パワーウインドゥ装置

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JPH08158739A true JPH08158739A (ja) 1996-06-18

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ID=17869702

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6299219A Pending JPH08158739A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 車両用パワーウインドゥ装置

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JP (1) JPH08158739A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007040094A (ja) * 2005-06-28 2007-02-15 Asmo Co Ltd 開閉部材制御装置
JP2010229622A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Mitsuba Corp 車両用開閉体の制御装置
CN104653032A (zh) * 2014-12-30 2015-05-27 重庆集诚汽车电子有限责任公司 一种应用于汽车自动天窗的防夹方法及防夹控制器

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