JP4846607B2 - カーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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この発明は、折り畳み状態で車体の側部上壁に取り付けられ、衝突時等の衝撃の入力時に、車体側壁と乗員の間に展開して乗員を保護するカーテンエアバッグ装置に関するものである。
カーテンエアバッグ装置は、エアバッグ袋体が折り畳み状態でフロントピラーからルーフサイドレールに亙って収納され、衝撃の入力時に、インフレータから高圧ガスが噴き出してエアバッグ袋体が展開するようになっている。折り畳み状態のエアバッグ袋体は、断面略L字状やコ字状のバッグカバーによってガイドされ、その状態において車体の上壁にボルト結合等によって固定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−67860号公報
しかし、この従来のカーテンエアバッグ装置においては、バッグカバーとエアバッグ袋体の上端部が、バッグカバーの車室外方側にオフセットした位置で車体に結合されているため、車体に対するエアバッグ袋体の結合位置が車室内側からバッグカバーの背部側に奥まった位置となり、エアバッグ袋体の取付作業が難しくなる。
また、上記従来のカーテンエアバッグ装置の場合、エアバッグ袋体の上端部がバッグカバーの車室外方側にオフセットした位置で車体に結合されているため、展開時におけるエアバッグ袋体と車体の側壁部材の干渉を避けるための設計が難しくなるうえ、エアバッグ袋体の展開時に、バッグカバーの車室内方側の側壁を充分に開かせることが難しくなる。このため、バッグカバーの車室内方側の側壁を充分に開かせるために、バッグカバーの車室内方側の側壁をヒンジを介してカバー袋体部に結合する等、複雑な構造を採用しなければならなくなる。
そこでこの発明は、エアバッグ袋体の取り付けの容易化を図ることができるとともに、構造の複雑化等を招くことなくエアバッグ袋体の円滑な展開を得ることのできるカーテンエアバッグ装置を提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、衝撃の入力時に、高圧ガスの導入によって車体の側壁と乗員の間に展開されるエアバッグ袋体(例えば、後述の実施形態におけるエアバッグ袋体16)と、折り畳まれた前記エアバッグ袋体をガイドするバッグカバー(例えば、後述の実施形態におけるバッグカバー24)と、を備え、前記エアバッグ袋体の上部に固定片(例えば、後述の実施形態における固定片31)が延設され、この固定片が前記バッグカバーとともに車体の側部上壁に取り付けられたカーテンエアバッグ装置(例えば、後述の実施形態におけるカーテンエアバッグ装置20)において、前記バッグカバーを断面略コ字状に形成し、このバッグカバーを開口が略鉛直下方に向くように車体に取り付けるとともに、前記エアバッグ袋体の固定片を、前記バッグカバーのうちの、幅方向中央から車体内方側にオフセットした位置から外側に引き出し、車体の側部上壁に結合し、前記エアバッグ袋体を折り畳み状態で前記バッグカバー内に拘束する拘束手段(例えば、後述の実施形態におけるテープ34)を設けるとともに、前記バッグカバーの側壁の下端に切欠き(例えば、後述の実施形態における切欠き33)を形成し、この切欠きを介して前記拘束手段によってエアバッグ袋体を拘束するようにしたことを特徴とする。
これにより、エアバッグ袋体の上端がバッグカバーの車体内方側にオフセットした位置において車体の側部上壁に結合されるようになる。このため、エアバッグ袋体を車体に対して車室内側から取り付ける場合には、固定片の結合位置がバッグカバーの背部の手前側に位置されるようになる。また、エアバッグ袋体は、衝撃の入力時に、バッグカバーの側壁にガイドされてほぼ鉛直下方に展開するようになる。このとき、エアバッグ袋体の上端がバッグカバーの車体内方側にオフセットした位置で車体に固定されているため、エアバッグ袋体が車体の側壁部材と干渉しにくくなるとともに、エアバッグ袋体の展開初期の大きな力によってバッグカバーの車室内方の側壁が押し開かれるようになる。
また、拘束手段が切欠きを通してバッグカバーの側壁下端に渡されるため、エアバッグ袋体が拘束手段によって密着状態で拘束されるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカーテンエアバッグ装置において、前記切欠きを前記バッグカバーの車室内方の側壁にのみ形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のカーテンエアバッグ装置において、前記拘束手段(例えば、後述の実施形態における拘束片40)を、前記バッグカバーに一体に形成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置において、前記バッグカバーの車室外方の側壁(例えば、後述の実施形態における側壁128)に、前記拘束手段を構成する帯状の拘束片(例えば、後述の実施形態における拘束片40)を一体に形成するとともに、前記エアバッグ袋体の展開時に、前記拘束片の開放角度を略鉛直位置で規制する規制手段(例えば、後述の実施形態におけるストッパピン45)を設けたことを特徴とする。
これにより、エアバッグ袋体が展開するまではバッグカバーと一体の拘束片がバッグカバー内にエアバッグ袋体を拘束しており、この状態から衝撃の入力によってエアバッグ袋体が展開すると、エアバッグ袋体の展開する勢いによって拘束片が押し開かれる。このとき、拘束片は略鉛直位置に達すると、そこで規制手段によって開放角度を規制され、その状態でエアバッグ袋体の展開をガイドするようになる。
請求項1に記載の発明によれば、エアバッグ袋体の上端がバッグカバーの車体内方側にオフセットした位置で車体側壁の上部に結合されるため、車室内側からのエアバッグ袋体の取付作業が容易になるとともに、車体側壁と干渉し難い位置でエアバッグ袋体を略鉛直方向に展開させることが可能になる。したがって、この結果、生産性の向上を図ることが可能になるとともに、乗員に対する接触面積を大きくして乗員に対する保護効果をより高めることが可能になる。
また、この発明によれば、エアバッグ袋体の展開初期の大きな力によってバッグカバーの車室内方の側壁を容易に押し開くことができるため、構造の複雑化を招くことなくエアバッグ袋体を円滑に展開させることができる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、バッグカバーの側壁の下端に形成された切欠きを介して拘束手段によってエアバッグ袋体を密着状態で拘束することができるため、収納状態におけるエアバッグ袋体をより小型化することができるとともに、切欠きによってバッグカバーの軽量化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、バッグカバーの車室外方の側壁に切欠きを形成しないことから、エアバッグ袋体の車室外方側での滑りを良好にしてエアバッグ袋体の展開のさらなる円滑化を図ることができ、さらに、バッグカバーの車室内方の側壁に切欠きを形成したことで車室内方の側壁が軽量化されることから、エアバッグ袋体の展開時における車室内方の側壁の押し開きをさらに容易にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、拘束手段がバッグカバーに一体に形成されるため、部品点数の削減によって製造コストの低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、エアバッグ袋体の展開時に、拘束片がエアバッグ袋体の展開を略鉛直方向に案内するガイド部材として機能するため、部品点数の増加を招くことなくエアバッグ袋体の略鉛直方向の迅速な展開を得ることができる。そして、こうしてエアバッグ袋体の略鉛直方向の迅速な展開が得られることから、衝撃入力時における乗員に対する初期拘束能力を高めることができる。
以下、この発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、「上」,「下」は、車体に取り付けた状態における上と下を夫々意味し、また、図中矢印RIの向きは、車室内の向きを示すものとする。
最初に、図1〜図4に示す第1の実施形態について説明する。
図1は、車両10を右斜め後方から見た斜視図であり、車両10には、その車体11のルーフ12の両端部に、側部ドア13の上部の窓14の上縁を構成する左右一対のルーフサイドレール15が車両前後方向に延在するように設けられている。そして、この車体左右のルーフサイドレール15の車室内側にはこの発明にかかるカーテンエアバッグ装置20が取り付けられている。カーテンエアバッグ装置20は、車両衝突等の衝撃入力時に、車体側部の窓14に沿って下方に展開する車体前後方向に長尺なエアバッグ袋体16と、衝撃入力時に、エアバッグ袋体16に展開用の高圧ガスを噴射供給するインフレータ17と、を備えている。
図2は、図1のA−A断面に対応する断面図であり、同図中21は、センターピラー、22は、センターピラー21の裏面側(車室内側)を覆うピラーガーニッシュ、23は、車室内の天井部を覆うルーフライニングである。ピラーガーニッシュ22は、車室内側に露出する縦壁22aの上部に、車室外側方向に向かって屈曲する上部屈曲壁22bが延設されるとともに、縦壁22aの上端部にルーフライニング23の端末部が係止される係止部22cが突設されている。
カーテンエアバッグ装置20のエアバッグ袋体16は、ルーフライニング23の背部側において、金属や硬質樹脂等から成る複数のバッグカバー24とともにルーフサイドレール15やフロントピラー(図示せず)の上壁15a(側部上壁)に取り付けられている。
バッグカバー24は、図2,図3に示すように長手方向に連続する断面が略コ字状に形成され、その略コ字状断面の開口25が略鉛直下方を向くようにして車体に取り付けられている。即ち、バッグカバー24の略水平な天井壁26の車室内方と外方には、同長の側壁27,28が夫々鉛直下方に向いて延設され、両側壁27,28間に形成される開口25が車体の略鉛直下方に向いている。
このバッグカバー24の内側には、上下方向に略Z状に複数段折り畳まれたエアバッグ袋体16の長手方向の一部が鉛直下方に展開可能に収容されている。バッグカバー24の天井壁26には、バッグカバー24の長手方向に沿う長孔29が複数形成されるとともに、その各長孔29の車幅方向内方に隣接して略L字状のブラケット30が延設されている。各長孔29は、エアバッグ袋体16の上端部に延設された紐状の固定片31が挿入され、バッグカバー24の天井壁26の上方側に引き出される部分であり、天井壁26の幅方向中央(中心線C)から車体内方にオフセットした位置に形成されている。そして、天井壁26の各長孔29から引き出された固定片31は隣接する各ブラケット30の取付面に重合され、各ブラケット30とともにルーフサイドレール15やフロントピラーの上壁15aにボルト32によって結合されている。したがって、エアバッグ袋体16の上端部は、ブラケット30とともにバッグカバー24の幅方向中央から車体内方にオフセットした位置において車体側の上壁15に固定されている。なお、ブラケット30の取付面は車室内側に屈曲し、バッグカバー24を上壁15aに取り付ける場合に、バッグカバー24の本体部分に対して車室内側にオフセットした位置でボルト32の締結作業を行えるようになっている。
また、バッグカバー24の側壁27,28の各下端には、図3,図4に示すように切欠き33が形成され、バッグカバー24内に収容したエアバッグ袋体16を折り畳み状態のまま拘束するためのテープ34(拘束手段)がこの切欠き33を通してバッグカバー24の周囲に巻かれている。したがって、バッグカバー24内のエアバッグ袋体16は、切欠き33を通してバッグカバー24の側壁27,28の下端をバイパスするテープ34によって上方に押し上げられ、その状態において拘束されている。この切欠き33とテープ34による拘束部は、バッグカバー24の側壁27,28の長手方向の複数箇所に設けられている。
以上の構成において、車両が衝突等の衝撃を受けてインフレータ17が作動すると、インフレータ17からエアバッグ袋体16に高圧ガスが導入され、その結果、エアバッグ袋体16がテープ34を破ってバッグカバー24外に膨出し、ルーフライニング23の端末を押し開いて車室内に向かって展開する。
このとき、エアバッグ袋体16の上端の固定片31が、バッグカバー24の幅方向中央から車体内方側にオフセットした位置にある長孔29を通して車体の上壁15aに固定されているため、エアバッグ袋体16は、バッグカバー24の車体内方にオフセットした長孔29付近を中心として車幅方向にほぼ対称に膨らみ、長孔29に近接したバッグカバー24の側壁27はエアバッグ袋体16の展開初期に大きな力で車室内方方向に押し開かれる。このとき、固定片31近傍には膨張による大きな張力が作用するため、長孔29を通過する固定片31に対して略鉛直な方向にエアバッグ袋体16の膨張方向が規制され、この規制作用と、車外側側壁28による規制作用により、エアバッグ袋体16は図示のごとく略鉛直方向に展開する。そして、このときエアバッグ袋体16は、車体に取り付けられる固定片31がバッグカバー24の幅方向中央から車室内方にオフセットした位置から外部に引き出されているため、エアバッグ袋体16の膨張中心からピラーガーニッシュ22までの距離を充分に離間させてエアバッグ袋体16の展開時における干渉を無くすことができるとともに、展開初期にバッグカバー24の側壁27を大きく開いて車室内方向の充分な展開幅を確保することができる。
したがって、このカーテンエアバッグ装置20においては、エアバッグ袋体16を略鉛直方向に安定的に展開させて乗員に対する接触面積を大きくすることができる。
また、バッグカバー24の車室内方の側壁27を、展開初期のエアバッグ袋体16の大きな押圧力で比較的容易に押し開くことができるため、バッグカバー24に展開を容易にするためのヒンジ構造等を採用する必要がなく、その分製造コストの低減を図ることができる。
さらに、このカーテンエアバッグ装置20の場合、エアバッグ袋体16の上部の固定片31がバッグカバー24の幅方向中央から車体内方にオフセットした位置から外部に引き出されてブラケット30とともにボルト32によって結合されているため、車室内側からエアバッグ袋体16を車体に取り付けるときに、バッグカバー24の背部の手前側位置において比較的容易にボルト32の締結作業を行なうことができる。したがって、車体に対するカーテンエアバッグ装置20の取付作業が容易になり、生産効率が向上する。
また、このカーテンエアバッグ装置20では、バッグカバー24の側壁27,28の下端に切欠き33を形成し、この切欠き33を通してテープ34で折り畳み状態のエアバッグ袋体16を拘束するようになっているため、エアバッグ袋体16の展開時にバッグカバー24の充分な長さの側壁27,28によって確実なガイド機能を確保しつつ、折り畳み状態のエアバッグ袋体16をバッグカバー24の内側上方に押し上げて収納状態のエアバッグ袋体16を小型化することができる。さらに、側壁27,28に切欠き33を設けたことからバッグカバー24全体をより軽量化することができる。
なお、以上の実施形態においては、切欠き33をバッグカバー24の両側の側壁27,28に形成したが、切欠き33は車室内方の側壁27のみに形成するようにしても良い。この場合には、車室外方に切欠き33が形成されないことから、車室外方でのエアバッグ袋体16の滑りが良好になり、エアバッグ袋体16の展開がさらに円滑になる。
次に、図5〜図9に示す第2の実施形態について説明する。
この実施形態のカーテンエアバッグ装置120は、基本的な構成は第1の実施形態とほぼ同様であるが、折り畳み状態のエアバッグ袋体16をバッグカバー124内に拘束する拘束手段の構成が第1の実施形態のものと異なっている。
この実施形態の場合、図5に示すようにバッグカバー124の車室外方の側壁128の下端に略長方形状の拘束片40(拘束手段)が複数延設され、この拘束片40によって折り畳み状態のエアバッグ袋体16をバッグカバー124内で支持するようになっている。車室外方の側壁128には、各拘束片40を挟む両側に一対の切込み41,41が形成され、これらの切込み41の最深部を結ぶ部分が拘束片40の折り曲げ基端40aとなっている。そして、各拘束片40の先端部には、バッグカバー124の長手方向に沿って延出する長孔状の係止孔42が形成されている。
また、図6に示すようにバッグカバー124の車室内方の側壁127の下端には、各拘束片40を、折り曲げ基端40aを中心として折り曲げたときに拘束片40の先端部が受容される切欠き43が形成されている。そして、各切欠き43の長手方向略中央位置には、対応する拘束片40の係止孔42に嵌合される係止爪44が突設されている。この係止爪44は、図7に示すように先端部から付根部側に向かって車室外方にテーパ状に膨出する係止突起44aを有し、拘束片40の係止孔42がこの係止突起44aを超えて係止爪44に嵌合されることにより、抜け止めされるようになっている。
即ち、バッグカバー124は、図8(a)に示すように拘束片40を開いた状態において内部に折り畳み状態のエアバッグ袋体16が収容され、その後に、図8(b),(c)に順次示すように拘束片40を折り曲げ、拘束片40の先端の係止孔42を係止爪44に嵌合することによってエアバッグ袋体16をバッグカバー124内に拘束する。
また、バッグカバー124の車室外方の側壁128には、図9に示すように、各切込み41から拘束片40の背部側に突出するストッパピン45(規制手段)が設けられている。このストッパピン45は拘束片40の背部に当接することにより、拘束片40の開放角度を略鉛直位置で規制する。
この実施形態のカーテンエアバッグ装置120は、基本的に第1の実施形態と同様の効果を得ることができるが、バッグカバー124の側壁128に一体に形成された拘束片40によって折り畳み状態のエアバッグ袋体16をバッグカバー124内に保持させることができるため、部品点数の削減によって製造コストの低減を図ることが可能である。
また、バッグカバー124にエアバッグ袋体16を取り付ける場合には、拘束片40を折り曲げて拘束片40の先端の係止孔42を切欠き43内の係止爪44に嵌合するだけで良いため、作業が容易になり、生産効率が高まるという利点もある。
さらに、この実施形態のカーテンエアバッグ装置120においては、バッグカバー124の車室外方の側壁28にストッパピン45が設けられ、このストッパピン45によって拘束片40の開放角度が略鉛直位置で規制されるようになっているため、エアバッグ袋体16の展開時に、エアバッグ袋体16を拘束片40によって略鉛直方向に案内し、エアバッグ袋体16の略鉛直下方への迅速な展開を促すことができる。したがって、このカーテンエアバッグ装置120においては、衝撃入力時に乗員を迅速に初期拘束することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、エアバッグ袋体をZ状に折り畳んだが、エアバッグ袋体の折り畳み方はZ状に限らず、ロール状に折り畳むようにしても良い。
この発明の第1の実施形態を説明するための車両の斜視図。 同実施形態を示す図1のA−A断面に対応する断面図。 同実施形態を示すエアバッグ袋体とバッグカバーの斜視図。 同実施形態を示す図3のB−B断面に対応する断面図。 この発明の第2の実施形態を示すバッグカバーの車外側から見た側面図。 同実施形態のバッグカバーの車内側から見た側面図。 同実施形態のバッグカバーの斜視図。 同実施形態のエアバッグ袋体の収納を(a),(b),(c)で順に示す断面図。 同実施形態のバッグカバーの斜視図。
符号の説明
16…エアバッグ袋体
20,120…カーテンエアバッグ装置
24,124…バッグカバー
25…開口
27,28,127,128…側壁
31…固定片
33…切欠き
34…テープ(拘束手段)
40…拘束片(拘束手段)
43…切欠き
45…ストッパピン(規制手段)

Claims (4)

  1. 衝撃の入力時に、高圧ガスの導入によって車体の側壁と乗員の間に展開されるエアバッグ袋体と、折り畳まれた前記エアバッグ袋体をガイドするバッグカバーと、を備え、
    前記エアバッグ袋体の上部に固定片が延設され、この固定片が前記バッグカバーとともに車体の側部上壁に取り付けられたカーテンエアバッグ装置において、
    前記バッグカバーを断面略コ字状に形成し、
    このバッグカバーを開口が略鉛直下方に向くように車体に取り付けるとともに、
    前記エアバッグ袋体の固定片を、前記バッグカバーのうちの、幅方向中央から車体内方側にオフセットした位置から外側に引き出し、車体の側部上壁に結合し、
    前記エアバッグ袋体を折り畳み状態で前記バッグカバー内に拘束する拘束手段を設けるとともに、
    前記バッグカバーの側壁の下端に切欠きを形成し、
    この切欠きを介して前記拘束手段によってエアバッグ袋体を拘束することを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  2. 前記切欠きを前記バッグカバーの車室内方の側壁にのみ形成したことを特徴とする請求項1に記載のカーテンエアバッグ装置。
  3. 前記拘束手段を、前記バッグカバーに一体に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のカーテンエアバッグ装置。
  4. 前記バッグカバーの車室外方の側壁に、前記拘束手段を構成する帯状の拘束片を一体に形成するとともに、
    前記エアバッグ袋体の展開時に、前記拘束片の開放角度を略鉛直位置で規制する規制手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置。
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