JP6465352B2 - サイドカーテンエアバッグの固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、サイドカーテンエアバッグの固定構造に関するものである。
車両のルーフ側部には、サイドカーテンエアバッグ(以下、単にカーテンエアバッグという)やグラブレール等の種々の内装部品が取り付けられる。カーテンエアバッグは、衝撃の入力時にカーテン状に展開する袋体と、袋体を保持するとともに、袋体の展開をガイドするプロテクタと、ルーフ側部に配設されたバッグ取付座にカーテンエアバッグを固定するバッグブラケットと、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。
一方、グラブレールは、車幅方向の内側に向けて膨出するアーチ状とされ、その両端部がルーフ側部から車幅方向の内側に向けて突出する一対のグラブレール取付座に各別に取り付けられる。
特開2008−179223号公報
ところで、車両のルーフ側部には、上述したように種々の内装部品が取り付けられるため、各取付座のレイアウトに制約が生じる。例えば一対のグラブレール取付座間にバッグ取付座が設定されると、カーテンエアバッグのバッグブラケットをバッグ取付座に取り付ける際に、プロテクタとグラブレール取付座とが干渉する場合がある。この場合には、プロテクタとグラブレール取付座とが干渉した状態で、バッグブラケットをバッグ取付座に向けて無理やり押し込む必要があり、作業性が悪いという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、作業性の向上を図ることができるサイドカーテンエアバッグの固定構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、車両(例えば、実施形態における車両2)のルーフ側部(例えば、実施形態におけるルーフ側部3)から車幅方向の内側に向けて突出するとともに、車両前後方向に間隔をあけて配設され、グラブレールが取り付けられる一対のグラブレール取付座(例えば、実施形態におけるグラブレール取付座23)と、前記ルーフ側部に取り付けられるとともに、衝撃の入力時に前記ルーフ側部からカーテン状に展開する袋体(例えば、実施形態における袋体42)を有するサイドカーテンエアバッグ(例えば、実施形態におけるサイドカーテンエアバッグ1)と、を備え、前記サイドカーテンエアバッグは、前記袋体を保持するとともに、前記袋体の展開をガイドするプロテクタ(例えば、実施形態におけるプロテクタ43)と、前記ルーフ側部のうち前記一対のグラブレール取付座間に位置するバッグ取付座(例えば、実施形態におけるバッグ取付座22)に固定され、前記サイドカーテンエアバッグを前記ルーフ側部に取り付けるためのバッグブラケット(例えば、実施形態におけるバッグブラケット45A)と、を備え、前記プロテクタのうち、前記一対のグラブレール取付座間に位置する部分であって、車両前後方向における前記バッグブラケットの両側に位置する部分には、第1切欠き部(例えば、実施形態における切欠き部71)が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明では、前記プロテクタには、前記袋体を前記プロテクタとともに束ねるテープ(例えば、実施形態におけるテープ62)を保持する第2切欠き部(例えば、実施形態におけるテープ固定部64)が前記第1切欠き部の延在方向に沿って形成され、前記第1切欠き部における延在方向の長さが前記第2切欠き部よりも長くなっていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明では、前記第1切欠き部は、前記プロテクタのうち、車両前後方向における前記グラブレール取付座寄りに形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明では、前記第1切欠き部は、下方に向けて開口していることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、バッグブラケットをバッグ取付座に取り付けるには、サイドカーテンエアバッグをバッグ取付座に向けて移動させる。すると、プロテクタがグラブレール取付座に干渉してグラブレール取付座に対するサイドカーテンエアバッグのバッグ取付座側への移動が規制される。この状態で、サイドカーテンエアバッグをバッグ取付座に向けて押し込むと、プロテクタの第1切欠き部に応力が集中することで、プロテクタが第1切欠き部を起点に弾性変形する。これにより、プロテクタのうち、グラブレール取付座間に位置する部分がグラブレール取付座を支点にして袋体とともにバッグ取付座側に向けて押し込まれ、バッグブラケットをバッグ取付座に取り付けることができる。
このように、プロテクタとグラブレール取付座とが干渉した状態からプロテクタをバッグ取付座側に押し込む際、プロテクタが弾性変形し易くなるので、バッグブラケットとバッグ取付座との組付時における作業性を向上させることができる。
請求項2に記載した発明によれば、第1切欠き部の延在方向における長さが第2切欠き部よりも長くなっているので、プロテクタをバッグ取付座側に押し込む際に第1切欠き部に応力が集中し易くなる。これにより、プロテクタがより弾性変形し易くなるので、作業性の更なる向上を図ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、第1切欠き部がグラブレール取付座寄りに形成されているので、プロテクタのうち車両前後方向における第1切欠き部間に位置する部分の長さを確保し、プロテクタの弾性変形量を確保できる。これにより、作業性の更なる向上を図ることができる。
請求項4に記載した発明によれば、第1切欠き部が下方に向けて開口しているため、バッグブラケットをバッグ取付座に取り付ける際、プロテクタを上方に向けて押し上げることで、プロテクタが上方に向けて弾性変形し易くなる。これにより、作業性の更なる向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る車両に取り付けられたカーテンエアバッグを車幅方向の内側から見た側面図である。 図1のX部を車幅方向の内側から見た斜視図である。 図1のX部を車幅方向の外側から見た側面図である。 カーテンエアバッグの取付方法を説明するための説明図であって、図2に相当する斜視図である。 カーテンエアバッグの取付方法を説明するための説明図であって、図2に相当する斜視図である。 カーテンエアバッグの取付方法を説明するための説明図であって、図2に相当する斜視図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明における前後上下左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印UPは上方、矢印FRは前方をそれぞれ示している。なお、本実施形態のサイドカーテンエアバッグ(以下、単にカーテンエアバッグという)の固定構造は、車幅方向の両側でそれぞれ同様の構成であるため、以下の説明では車幅方向の一方側におけるカーテンエアバッグの固定構造について説明する。
図1は車両2に取り付けられたカーテンエアバッグ1を車幅方向の内側から見た側面図である。
図1に示すように、カーテンエアバッグの固定構造は、車両2のルーフ側部3に取り付けられるカーテンエアバッグ1と、ルーフ側部3に図示しないグラブレールを取り付けるグラブレールブラケット6a,6bと、を備えている。なお、本実施形態において、ルーフ側部3はフロントピラー11からルーフサイドレール12を経てリアピラー13に至る部分であって、前後方向に沿って延在している。なお、符号14はセンターピラーであって、ルーフサイドレール12における前後方向の中央部から下方に向けて延設されている。また、ルーフ側部3の下方であって、センターピラー14に対して前方にはフロントドア開口部15が画成され、センターピラー14に対して後方にはリヤドア開口部16が画成されている。
グラブレールブラケット6a,6bは、ルーフ側部3において、前後方向における上述した各ドア開口部15,16に対応する部分にそれぞれ設けられている。なお、以下の説明では、各グラブレールブラケット6a,6bのうち、リヤドア開口部16に対応する部分に設けられたグラブレールブラケット6bについて説明する。
図2は図1のX部を車幅方向の内側から見た斜視図であり、図3は図1のX部を車幅方向の外側から見た側面図である。なお、図3では上述したルーフサイドレール12の図示を省略している。
図2、図3に示すように、グラブレールブラケット6bは、例えば長尺の金属板がプレス成形されてなり、その長手方向を前後方向に沿わせた状態でルーフ側部3(ルーフサイドレール12)に取り付けられている。グラブレールブラケット6bは、前後方向の両端部に位置してルーフサイドレール12に固定される一対の車体取付座21と、各車体取付座21間に位置するバッグ取付座22と、各車体取付座21及びバッグ取付座22間それぞれに位置する一対のグラブレール取付座23と、を備えている。
バッグ取付座22は、カーテンエアバッグ1を取り付けるものであって、ルーフサイドレール12に対して車幅方向の内側に間隔をあけた状態で、ルーフサイドレール12に沿って前後方向に延在している。バッグ取付座22には、カーテンエアバッグ1の後述するバッグブラケット45Aが係止される一対の係止孔25が形成されている。また、バッグ取付座22のうち、前後方向における各係止孔25間に位置する部分には、バッグブラケット45Aをバッグ取付座22に固定するための図示しないボルトが挿通される挿通孔26が形成されている。
各グラブレール取付座23は、上方から見た平面視で車幅方向の内側に向けて凸のC字状を呈し、各車体取付座21及びバッグ取付座22間をそれぞれ架け渡している。具体的に、グラブレール取付座23は、バッグ取付座22よりも車幅方向の内側に位置する取付部31と、取付部31における前後方向の両端部から車幅方向の外側に向けて屈曲された一対の屈曲片32,33と、を備えている。
取付部31は、ルーフサイドレール12に対して車幅方向の内側に間隔をあけて配置されている。取付部31には、グラブレールが取り付けられる取付孔34が形成されている。なお、グラブレールは、例えば車幅方向の内側に向けて膨出するアーチ状とされ、その両端部が取付孔34内に各別に取り付けられる。
屈曲片32,33のうち、前後方向の外側(車体取付座21側)に位置する屈曲片32は、その車幅方向の外側端部が車体取付座21における前後方向の内側(バッグ取付座22側)の端部に連設されている。
一方、前後方向の内側に位置する屈曲片33は、その車幅方向の外側端部がバッグ取付座22に連設されている。なお、図示の例において、屈曲片32,33は、車幅方向の内側に向かうに従い下方に向けて延在している。
図1に示すように、カーテンエアバッグ1は、高圧ガスを発生させるインフレータ41と、インフレータ41で発生した高圧ガスが導入されて展開する袋体42と、袋体42を保持するとともに、袋体42の展開をガイドするプロテクタ43と、を備えている。
袋体42は、ロール折りやジグザグ折り等によって折り畳まれた状態でルーフ側部3に沿って前後方向に延設されている。袋体42は、側突時等において車両2に衝撃が入力されたときに、ルーフ側部3から下方に向けてカーテン状に展開して乗員を保護する。また、袋体42には、カーテンエアバッグ1をルーフ側部3に取り付けるためのバッグブラケット45が前後方向に間隔をあけて複数取り付けられている。
バッグブラケット45は、例えば金属等がプレス成形等により屈曲形成されたものであって、ルーフ側部3に直接、又は上述したグラブレールブラケット6bのバッグ取付座22を介してルーフ側部3に間接的に取り付けられている。なお、以下の説明では、各バッグブラケット45のうち、バッグ取付座22に取り付けられるバッグブラケット45Aについて説明する。
図2に示すように、バッグブラケット45Aは、袋体42に取り付けられた取付基部51と、取付基部51から上方に突設された取付タブ52と、取付タブ52における前後方向の両端部から車幅方向の外側に向けて屈曲された一対のフック部53と、を有している。
取付基部51は、袋体42に形成された図示しない連結部を介して袋体42に連結されている。
取付タブ52において、バッグ取付座22の上述した挿通孔26と車幅方向で重なる位置には、図示しないボルトが挿通される挿通孔55が形成されている。バッグブラケット45Aは、バッグ取付座22及び取付タブ52の挿通孔26,55内に挿通されるボルトに図示しないナットを螺着することで、バッグ取付座22に固定される。
フック部53は、取付タブ52から片持ち状に延在している。フック部53の先端部には、基端部に対して上下方向に拡幅された拡幅部56(図3参照)が形成されている。フック部53は、バッグ取付座22の係止孔25内にそれぞれ挿入されることで、拡幅部56がバッグ取付座22に係止される。
図1に示すように、インフレータ41は、円筒状を呈し、ルーフ側部3における前後方向の中央部(図示の例ではセンターピラー14よりも後方に位置する部分)に取り付けられている。インフレータ41は、図示しないガス供給部が袋体42のガス導入部57に接続されている。
図2、図3に示すように、プロテクタ43は、樹脂材料等からなるとともに、車幅方向に沿う横断面視で下方に向けて開口する半円状を呈している。プロテクタ43は、軸方向がルーフ側部3に沿って延設されるとともに、その内側に上述した袋体42が下方から収容されている。プロテクタ43のうち、前後方向で上述したバッグブラケット45Aと同等に位置する部分には、バッグブラケット45Aをプロテクタ43の外部に引き出す引出孔61が形成されている。
プロテクタ43には、プロテクタ43と袋体42とを結束するテープ62が設けられている。テープ62は、プロテクタ43及び袋体42に巻回されるとともに、前後方向に間隔をあけて複数設けられている。これにより、袋体42は、折り畳まれた状態でプロテクタ43内に保持されている。なお、グラブレールブラケット6bの周囲において、テープ62は、プロテクタ43のうちグラブレール取付座23に対して前後方向の外側や、引出孔61の後方に位置する部分に設けられている。
プロテクタ43のうち、前後方向で上述したテープ62が設けられた部分には、プロテクタ43に対するテープ62の位置決めを行うテープ固定部(第2切欠き部)64が形成されている。テープ固定部64は、車幅方向に沿う横断面視においてプロテクタ43の周方向の両端部に一対で形成されている。具体的に、テープ固定部64は、プロテクタ43の周方向に沿って延びる切欠きであって、プロテクタ43における周方向の両端縁で下方に向けて開口している。テープ固定部64は、前後方向における幅がテープ62よりも広くなっており、その内側にテープ62の一部を収容している。
ここで、プロテクタ43のうち、各グラブレール取付座23間に位置する部分であって、バッグブラケット45Aに対して前後方向の両側に位置する部分には、プロテクタ43の弾性変形の起点となる切欠き部(第1切欠き部)71がそれぞれ形成されている。各切欠き部71は、車幅方向に沿う横断面視でプロテクタ43の周方向の両端部に一対ずつ形成されている。各切欠き部71は、プロテクタ43の周方向(延在方向)に沿ってテープ固定部64と平行に延びるとともに、プロテクタ43における周方向の両端縁で下方に向けて開口している。
本実施形態において、切欠き部71は、上述したテープ固定部64と前後方向における幅が同等とされるとともに、プロテクタ43の周方向における長さがテープ固定部64よりも長くなっている。なお、各切欠き部71のうち、車幅方向の内側に位置する切欠き部71は、車幅方向の外側に位置する切欠き部71よりもプロテクタ43の周方向における長さが長くなっている。
切欠き部71は、前後方向におけるバッグブラケット45A及び各グラブレール取付座23間に位置する部分のうち、グラブレール取付座23寄りに位置している。この場合、切欠き部71における前後方向の外側端縁は、グラブレール取付座23の屈曲片33よりも前後方向の内側に位置していることが好ましい。但し、切欠き部71において、少なくとも前後方向の内側端縁がグラブレール取付座23の屈曲片33よりも前後方向の内側に位置していれば、例えば屈曲片33を前後方向に跨るように切欠き部71を形成しても構わない。
また、図2に示すように、プロテクタ43のうち、前後方向で上述した各グラブレール取付座23間であって、車幅方向の内側に位置する端部には、凹部72が形成されている。凹部72は、各切欠き部71のうち、車幅方向の内側に位置する切欠き部71間を架け渡すとともに、下方に向けて開口している。
次に、上述したカーテンエアバッグ1の取付方法について説明する。図4〜図6は、カーテンエアバッグ1の取付方法を説明するための説明図であって、図2に相当する斜視図である。なお、以下の説明では、バッグブラケット45Aをバッグ取付座22に取り付ける場合について説明する。
まず、図4に示すように、バッグブラケット45Aとバッグ取付座22とを前後方向で位置合わせした後、プロテクタ43を上方に向けた状態でカーテンエアバッグ1を上方に向けて持ち上げる。すると、プロテクタ43がグラブレール取付座23の屈曲片32,33に下方から突き当たることで、グラブレールブラケット6bに対するカーテンエアバッグ1の上方移動が規制される。
続いて、図5に示すように、例えばカーテンエアバッグ1とバッグ取付座22とを把持してカーテンエアバッグ1を上方(組付方向)に押し上げる。すると、プロテクタ43の切欠き部71に応力が集中することで、プロテクタ43が切欠き部71を起点に弾性変形する。これにより、プロテクタ43のうち、グラブレール取付座23間に位置する部分(以下、中央部分という)がグラブレール取付座23を支点にして袋体42とともに上方に向けて押し上げられる(図5中の矢印参照)。
そして、図6に示すように、バッグブラケット45Aのフック部53(拡幅部56)がバッグ取付座22の係止孔25と上下方向で同等となる位置までプロテクタ43を押し上げた後、プロテクタ43を車幅方向の外側に向けて押し込む(図6中の矢印参照)。これにより、バッグブラケット45Aのフック部53が、バッグ取付座22の係止孔25内に挿入される。
その後、図2に示すように、カーテンエアバッグ1の押し上げを解除すると、プロテクタ43が復元変形することで、プロテクタ43の中央部分が袋体42とともに下方に移動する。これにより、フック部53の拡幅部56が係止孔25内に係止され、バッグブラケット45Aがバッグ取付座22に仮固定される。なお、仮固定の状態において、バッグブラケット45A及びバッグ取付座22の挿通孔26,55同士が車幅方向で重なり合う。
そして、バッグブラケット45A及びバッグ取付座22の挿通孔26,55内にボルトを挿通した後、ボルトにナットを螺着する。これにより、バッグブラケット45Aがバッグ取付座22に固定される。
このように、本実施形態では、プロテクタ43のうち、バッグ取付座22における前後方向の両側に位置する部分に切欠き部71が形成された構成とした。
この構成によれば、バッグブラケット45Aの取付時において、プロテクタ43とグラブレール取付座23とが干渉した状態からプロテクタ43を押し上げた際、プロテクタ43が切欠き部71を起点に弾性変形し易くなる。これにより、バッグブラケット45Aとバッグ取付座22との組付時における作業性を向上させることができる。
しかも、切欠き部71におけるプロテクタ43の周方向の長さがテープ固定部64よりも長くなっているので、プロテクタ43を押し上げた際に切欠き部71に応力が集中し易くなり、プロテクタ43がより弾性変形し易くなる。これにより、作業性の更なる向上を図ることができる。
さらに、本実施形態では、切欠き部71がグラブレール取付座23寄りに位置しているため、プロテクタ43(中央部分)のうち前後方向における切欠き部71間に位置する部分の長さを確保し、プロテクタ43の弾性変形量を確保できる。これにより、作業性の更なる向上を図ることができる。
また、切欠き部71が下方に向けて開口しているため、プロテクタ43を上方に向けて押し上げる際にプロテクタ43が上方に向けて弾性変形し易くなる。これにより、作業性の更なる向上を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、上述した実施形態で挙げた構成等はほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、切欠き部71が下方で開口する構成について説明したが、これに限らず、プロテクタ43の弾性変形時の起点になるような構成であれば構わない。
上述した実施形態では、車幅方向に沿う横断面視において、プロテクタ43の周方向の両端部に切欠き部71を一対で形成した場合について説明したが、これに限られない。 上述した実施形態では、グラブレール取付座23寄りに位置する部分に切欠き部71が形成された場合について説明したが、これに限らず、バッグ取付座22側に切欠き部71を形成しても構わない。
また、バッグ取付座22に対して前後方向の両側に位置する部分に前後方向に間隔をあけて複数ずつ切欠き部71を形成しても構わない。
上述した実施形態では、プロテクタ43が半円形状を呈する構成について説明したが、これに限らず、袋体42を保持するとともに、袋体42の展開をガイドする構成であれば構わない。
上述した実施形態では、バッグブラケット45Aがフック部53を介してバッグ取付座22に仮固定した後、バッグブラケット45A及びバッグ取付座22同士をボルト及びナットで固定する構成について説明したが、これに限られない。バッグブラケット45A及びバッグ取付座22同士をボルト及びナットで直接固定する構成でもよく、またボルト及びナット以外の方法でバッグブラケット45A及びバッグ取付座22同士を固定しても構わない。
さらに、上述した実施形態では、ルーフ側部3のうち、ルーフサイドレール12に設けられたグラブレールブラケット6bに本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、ルーフ側部3の何れの位置であっても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、グラブレール取付座23とバッグ取付座22とがグラブレールブラケット6bとして一体に形成された構成について説明したが、これに限らず、グラブレール取付座23とバッグ取付座22とが別体であっても構わない。すなわち、グラブレール取付座23間にバッグ取付座22が配置されていれば構わない。
また、上述した実施形態では、バッグブラケット45Aをバッグ取付座22に取り付ける際、カーテンエアバッグ1を上方に向けて押し上げる構成について説明したが、これに限らず、車幅方向や下方に向けてカーテンエアバッグ1を押し込むことで、バッグブラケット45Aをバッグ取付座22に取り付ける構成でも構わない。この場合には、カーテンエアバッグ1を押し込む方向(組付方向)に沿って切欠き部71が延在していることが好ましい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…カーテンエアバッグ
2…車両
3…ルーフ側部
5…グラブレール
22…バッグ取付座
23…グラブレール取付座
42…袋体
43…プロテクタ
45A…バッグブラケット
62…テープ
64…テープ固定部(第2切欠き部)
71…切欠き部(第1切欠き部)

Claims (4)

  1. 車両のルーフ側部から車幅方向の内側に向けて突出するとともに、車両前後方向に間隔をあけて配設され、グラブレールが取り付けられる一対のグラブレール取付座と、
    前記ルーフ側部に取り付けられるとともに、衝撃の入力時に前記ルーフ側部からカーテン状に展開する袋体を有するサイドカーテンエアバッグと、を備え、
    前記サイドカーテンエアバッグは、
    前記袋体を保持するとともに、前記袋体の展開をガイドするプロテクタと、
    前記ルーフ側部のうち前記一対のグラブレール取付座間に位置するバッグ取付座に固定され、前記サイドカーテンエアバッグを前記ルーフ側部に取り付けるためのバッグブラケットと、を備え、
    前記プロテクタのうち、前記一対のグラブレール取付座間に位置する部分であって、車両前後方向における前記バッグブラケットの両側に位置する部分には、第1切欠き部が形成され、
    前記切欠き部は、前記バッグブラケットを前記バッグ取付座に取り付ける際に、前記プロテクタが前記一対のグラブレール取付座により移動が規制されて変形するように形成されている、ことを特徴とするサイドカーテンエアバッグの固定構造。
  2. 前記プロテクタには、前記袋体を前記プロテクタとともに束ねるテープを保持する第2切欠き部が前記第1切欠き部の延在方向に沿って形成され、
    前記第1切欠き部における延在方向の長さが前記第2切欠き部よりも長くなっていることを特徴とする請求項1記載のサイドカーテンエアバッグの固定構造。
  3. 前記第1切欠き部は、前記プロテクタのうち、車両前後方向における前記グラブレール取付座寄りに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のサイドカーテンエアバッグの固定構造。
  4. 前記第1切欠き部は、下方に向けて開口していることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のサイドカーテンエアバッグの固定構造。
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