JP4841464B2 - 圧入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧入装置に関する。詳しくは、コイル状の分割巻線部をフレームに圧入する圧入装置に関する。
従来より、ハイブリッド車には、モータが用いられる。このようなモータは、例えば、円筒状のモータケースと、このモータケースの内部に回転可能に保持された回転子と、を備える。
回転子は、永久磁石が内蔵された略円柱状のヨークと、このヨークの中心軸を通る棒状のシャフトと、を備える。また、モータケースには、極性を切り替え可能なステータが設けられている。このモータは、ヨークに内蔵された永久磁石とステータとの磁力による反発力を利用して、回転子を回転させる。
以上のステータは、円環状のフレームと、このフレーム上に配列されて複数のコイルが巻かれた分割巻線部と、を備える。このステータは、例えば、複数の分割巻線部を円環状に配列しておき、この状態で、圧入装置を用いて分割巻線部をフレームに圧入した後、樹脂でモールドすることで製造される。
この圧入装置としては、例えば、ターンテーブルをモータの出力軸に圧入する圧入装置がある(例えば、特許文献1参照)。この圧入装置によれば、ターンテーブルの圧入方向の位置ずれを防止できる。
特開2004−139650号公報
しかしながら、ステータでは、フレームに対する分割巻線部の端面の高さを揃える必要がある。分割巻線部の端面の高さが揃っていないと、樹脂でモールドする際に、樹脂が漏れたり、モールドの高さが一定にならなかったり、分割巻線部を構成する電線を確実にヒュージングできなかったりするためである。
この問題を解決するため、特許文献1に示された圧入装置を適用しても、分割巻線部のように、圧入する部材が複数である場合には、これら複数の部材の端面の高さを揃えることはできない。
本発明は、複数の分割巻線部を端面の高さが揃うようにフレームに圧入できる圧入装置を提供することを目的とする。
本発明の圧入装置は、環状に配列された複数のコイル状の分割巻線部を環状のフレームに圧入する圧入装置であって、前記複数の分割巻線部は、環状に配列された状態で前記フレーム上に載置され、当該フレームが載置されるパレットと、前記複数の分割巻線部に対向する押圧基準面を有する押圧部と、前記複数の分割巻線部を挟んで前記押圧部の押圧基準面の反対側に設けられたワークセット部と、前記複数の分割巻線部を挟んで前記押圧部の押圧基準面の反対側に設けられたフレームセット部と、前記ワークセット部に設けられ前記複数の分割巻線部を前記押圧部の押圧基準面に向かって付勢する付勢部と、前記フレームセット部を前記押圧部に向かって移動させることで、当該フレームセット部で前記フレームを前記パレットから引き離して、当該フレームを前記押圧部の押圧基準面に接近させて、前記フレーム上の複数の分割巻線部を前記フレームに圧入する押圧駆動部と、前記ワークセット部を昇降させる昇降駆動部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、まず、複数の分割巻線部を環状に配列された状態でフレーム上に配置し、このフレームをパレットに載置する。次に、押圧駆動部により、フレームセット部を押圧部に向かって移動させる。これにより、フレームをパレットから引き離して、このフレームを押圧部の押圧基準面に接近させる。押圧部とフレームとの間には分割巻線部が配置されているから、分割巻線部は、押圧部の押圧基準面で押圧されて、フレームに圧入される。
このとき、昇降駆動部によりワークセット部を昇降させて、ワークセット部に設けられた付勢部により、分割巻線部を押圧部の押圧基準面に向かって付勢しながら、分割巻線部をフレームに圧入する。
よって、分割巻線部を押圧基準面で押圧しても、この分割巻線部が押圧基準面から離れることはないので、分割巻線部の端面の高さを押圧基準面の高さで揃えることができる。
この場合、前記分割巻線部および前記フレームが前記パレットにセットされるワークセット装置と、前記パレットを前記ワークセット装置から前記フレームセット部上まで搬送する搬送部と、をさらに備えることが好ましい。
この発明によれば、まず、ワークセット装置において、分割巻線部およびフレームをパレットにセットする。その後、搬送部によりパレットをワークセット装置からフレームセット部上まで搬送する。次に、押圧駆動部でフレームセット部を駆動するとともに、昇降駆動部でワークセット部を駆動して、分割巻線部をフレームに圧入する。この分割巻線部をフレームに圧入する間に、ワークセット装置では、次の分割巻線部およびフレームをパレットにセットする。
したがって、分割巻線部をフレームに圧入する工程と、分割巻線部およびフレームをパレットにセットする工程と、を同時に行うことができるから、サイクルタイムを短縮できる。
本発明によれば、まず、複数の分割巻線部を環状に配列された状態でフレーム上に配置し、このフレームをパレットに載置する。次に、押圧駆動部により、フレームセット部を押圧部に向かって移動させる。これにより、フレームをパレットから引き離して、このフレームを押圧部の押圧基準面に接近させる。押圧部とフレームとの間には分割巻線部が配置されているから、分割巻線部は、押圧部の押圧基準面で押圧されて、フレームに圧入される。このとき、昇降駆動部によりワークセット部を昇降させて、ワークセット部に設けられた付勢部により、分割巻線部を押圧部の押圧基準面に向かって付勢しながら、分割巻線部をフレームに圧入する。よって、分割巻線部を押圧基準面で押圧しても、この分割巻線部が押圧基準面から離れることはないので、分割巻線部の端面の高さを押圧基準面の高さで揃えることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る圧入装置1により製造されるステータ10の平面図および断面図である。
このステータ10は、図示しない円筒状のモータケース内部に取り付けられる。また、このモータケース内部には、永久磁石を有する回転子が回転可能に保持されており、このモータによれば、ステータの極性を切り替えることで、永久磁石とステータとの磁力による反発力を利用して、回転子を回転させることができる。
以上のステータ10は、複数(ここでは18個)の円弧状の分割巻線部11と、これら分割巻線部11が円環状に並んだ状態で取り付けられる円環状のフレームとしての巻線フレーム12と、この巻線フレーム12が取り付けられる環状のステータフレーム13と、を備える。
巻線フレーム12は、円環状のフレーム本体121と、このフレーム本体121の内端縁に立設された壁部122と、を備える。
この壁部122の先端は、外側に向かって僅かに傾斜している。
分割巻線部11は、電磁鋼板が積層されて形成された芯部111と、この芯部111を覆うカバー部112と、このカバー部112の外周面に電線が巻き回されてコイル状に形成された巻線部113と、を備える。
カバー部112は、断面コの字形状であり、芯部111の下面を覆う下部114と、この下部114に立設されて芯部111の側面を覆う壁部115と、この壁部115の先端に設けられ芯部111の上面を覆う上部116と、を備える。
下部114の壁部115側は、露出しており、後述のワークセット部24の巻線当接部411が当接する。
上部116の壁部115側は、露出しており、後述のワーク押圧機構27の巻線押圧部53が当接する。
以上の分割巻線部11は、円環状に並べられ、この状態で、巻線フレーム12に上方から圧入される。
すると、分割巻線部11のカバー部112の壁部115は、巻線フレーム12の壁部122に摺動しながら下方に移動する。このとき、壁部122の先端が外側に向かって僅かに傾斜しているため、分割巻線部11の壁部115を、巻線フレーム12の壁部122に圧入しやすくなっている。
また、図示しないが、巻線フレーム12の壁部122には突起が設けられており、分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する際、この突起を基準とすることで、複数の分割巻線部11の位相を合わせることができるようになっている。
図3および図4は、圧入装置1の正面図および断面図である。
圧入装置1は、ワーク29を加工して上述のステータ10を製造するものであり、床面3上に設置される基部20およびワークセット装置21と、このワークセット装置21から基部20上に延びる搬送部としての搬送コンベア22と、基部20の上方に設けられた押圧部23と、押圧部23に対向して設けられたワークセット部24およびフレームセット部25と、この基部20の内部に設けられてワークセット部24を昇降させるワーク昇降機構26と、基部20の内部に設けられてフレームセット部25を昇降させる押圧駆動部としてのワーク押圧機構27と、を備える。
ワークセット装置21は、基部211と、この基部211上に設けられたワークセット基板212と、この基部211の内部に設けられてワークセット基板212を昇降する昇降駆動部213と、基部211の上方に設けられた安全扉214と、を備える。
搬送コンベア22は、ワークセット装置21の基部211上から基部20上にまで延びており、ワーク29をワークセット装置21の基部211上から基部20上に搬送する。
安全扉214は開閉可能であり、この安全扉214を開くことで、パレット28に手を伸ばすことができる。
ワークセット基板212は、外周に沿って複数の(18個の)凹部が形成されており、各凹部に1つの分割巻線部11を配置することで、分割巻線部11を円環状に配置できるようになっている。
図5は、圧入装置1の部分拡大断面図である。
上述のワーク29は、上述の分割巻線部11、巻線フレーム12、およびステータフレーム13からなり、パレット28にセットされた状態で取り扱われる。このパレット28は、ステータフレーム13がセットされて位置決めされるフレーム位置決め部281を備える。
パレット28のフレーム位置決め部281には、巻線フレーム12が取付けられたステータフレーム13がセットされており、巻線フレーム12には、分割巻線部11が円環状に配列された状態で載置されている。
押圧部23は、基部20から上方に延びるスライドガイド50(図3参照)と、このスライドガイド50の上端に設けられた基部51と、この基部51の下面に設けられた押圧基準部52と、基部51の下面から下方に延びる18個の巻線押圧部53と、を備える。
押圧基準部52の下面は、平滑な押圧基準面52Aとなっている。
巻線押圧部53の下端面は、押圧基準面52Aと同じ高さの平滑な押圧基準面53Aとなっている。巻線押圧部53の押圧基準面53Aは、パレット28にセットされた分割巻線部11に対向している。
また、押圧部23の基部51および押圧基準部52には、昇降ガイド部253が挿入される挿入穴54が形成されている。
ワークセット部24は、平板状であり、複数の分割巻線部11を挟んで押圧部23の押圧基準面53Aの反対側に設けられており、外周に沿って複数の(18個の)凹部241が形成されている。各凹部241には、1つの分割巻線部11が配置される。
各凹部241には、上方に向かって、つまり、巻線押圧部53の押圧基準面53Aに向かって、分割巻線部11を付勢する付勢部40が設けられている。
付勢部40は、ワークセット部24を上下に貫通して昇降可能なガイドバー41と、このガイドバー41を上方に付勢するコイルばね42と、を備える。
ガイドバー41の上端は、分割巻線部11の下面に当接する巻線当接部411となっている。巻線当接部411が下方に押圧されると、コイルばね42が収縮し、押圧力に抵抗して、巻線当接部411を上方に付勢する。
ガイドバー41の下端は、ワークセット部24の下面に係止可能であり、これにより、ガイドバー41の上方への移動が規制されている。
ワークセット部24には、上下に延びる円筒状のボールブッシュホルダ242が4つ設けられている。また、ワークセット部24の上面には、穴部243が形成されている。
ワーク昇降機構26は、ワークセット部24の下面中央に接続される昇降ピン261と、この昇降ピン261を昇降させる油圧式の昇降駆動部262と、を備える。
フレームセット部25は、複数の分割巻線部11を挟んで押圧部23の押圧基準面53Aの反対側に設けられる。このフレームセット部25は、可動ベース251と、可動ベース251に設けられて巻線フレーム12が当接されるフレーム当接部252と、可動ベース251に設けられてワークセット部24の昇降をガイドする4つの昇降ガイド部253と、可動ベース251に設けられてワークセット部24の最下位置を規定する昇降幅調整板材254と、可動ベース251に設けられてワークセット部24の最上位置を規定する昇降規制部255と、を備える。
昇降ガイド部253は、可動ベース251から上方に延びて、ワークセット部24のボールブッシュホルダ242に挿入される。これにより、ワークセット部24は、昇降ガイド部253に沿って円滑に昇降可能となっている。
昇降幅調整板材254は、可動ベース251上に敷設され、ワークセット部24の下面が当接可能となっている。この昇降幅調整板材254の厚みを調整することで、ワークセット部24の最下位置を調整できる。
昇降規制部255は、可動ベース251から上方に延びてワークセット部24を貫通し、穴部243の底面に係止可能となっており、これにより、ワークセット部24の上方への移動を規制し、ワークセット部24の最上位置を決定する。
以上の昇降幅調整板材254および昇降規制部255により、ワークセット部24の昇降幅dが規定される。
可動ベース251および昇降幅調整板材254の中央には、貫通孔256が形成されている。この貫通孔256には、ワーク昇降機構26の昇降ピン261が挿通される。
ワーク押圧機構27は、上述のスライドガイド50に沿って可動ベース301を上下に昇降させる。このワーク押圧機構27は、可動ベース301を上下に昇降させることで、フレームセット部25を押圧部23の押圧基準面53Aに向かって移動させる。
以上の圧入装置1を用いてワーク29を加工する手順について、図3および図4を参照しながら説明する。
ワークセット装置21において、昇降駆動部213によりワークセット基板212を上昇させる。次に、安全扉214を開いて、巻線フレーム12にステータフレーム13を取付けてパレット28上に載置し、ワークセット基板212を利用して、分割巻線部11を円環状に配列し状態で巻線フレーム12上に載置する。
続いて、安全扉214を閉じて、搬送コンベア22を駆動して、ワーク29をワークセット装置21からフレームセット部25上に搬送する。
続いて、ワーク昇降機構26およびワーク押圧機構27を駆動して、ワーク29を加工する。すなわち、分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する。同時に、ワークセット装置21では、次のワーク29をセットする。
その後、搬送コンベア22で、加工されたワーク29をフレームセット部25上から次工程に搬送するとともに、次のワーク29をフレームセット部25上に搬送する。
次に、圧入装置1で分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する手順について、図5、図6、および図7を参照しながら説明する。
搬送コンベア22によりパレット28がフレームセット部25上に搬送された状態では、図5に示すように、ワークセット部24は、フレームセット部25に対して最上位置に位置している。
ここで、分割巻線部11の高さ、つまり、分割巻線部11の下部114の下面から上部116の上面までの高さを、T1とする。これに対し、付勢部40の巻線当接部411の上面からワークセット部24の上面までの寸法を、T1よりもtだけ短いT2としておく。
次に、このワークセット部24とフレームセット部25との間隔を維持しつつ、ワーク昇降機構26およびワーク押圧機構27により、ワークセット部24およびフレームセット部25を上昇させる。
すると、フレームセット部25のフレーム当接部252は、パレット28上の巻線フレーム12に当接する。また、各分割巻線部11は、円環状に配列された状態で巻線フレーム12に載置されているため、ワークセット部24の凹部241に収容され、ワークセット部24の巻線当接部411は、各分割巻線部11の下面に当接する。
続いて、ワークセット部24およびフレームセット部25をさらに上昇させて、フレームセット部25で巻線フレーム12を支持して上昇させる。すると、巻線フレーム12はステータフレーム13に既に取り付けられているから、分割巻線部11、巻線フレーム12、ステータフレーム13が一体となって、パレット28から離れて上昇する。
この状態では、付勢部40の巻線当接部411は、分割巻線部11の下部114に当接し、ガイドバー41の下端は、ワークセット部24の下面に係止している。その結果、分割巻線部11の上部116の上面は、ワークセット部24の上面よりも、寸法tだけ高くなっている。
その後、図6に示すように、ワークセット部24およびフレームセット部25をさらに上昇させると、ワークセット部24の上面が押圧基準部52の押圧基準面52Aに当接するとともに、分割巻線部11の上面が巻線押圧部53の押圧基準面53Aに当接する。
分割巻線部11の上部116の上面は、ワークセット部24の上面よりも、寸法tだけ高くなっていたので、巻線押圧部53は、分割巻線部11を押圧して、ワークセット部24の巻線当接部411を寸法tだけ下降させることになる。これにより、ガイドバー41が寸法tだけ下降するから、コイルばね42が寸法tだけ収縮し、このコイルばね42の復元力により、分割巻線部11は、巻線押圧部53の押圧基準面53Aに付勢される。
続いて、図7に示すように、ワークセット部24が押圧基準部52に当接した状態を維持しながら、ワーク押圧機構27によりフレームセット部25をさらに上昇させて、ワークセット部24の下面にフレームセット部25の上面を当接させる。これにより、分割巻線部11は巻線フレーム12に圧入される。
このとき、分割巻線部11は巻線押圧部53の押圧基準面53Aに常時付勢されている。そのため、分割巻線部11が巻線フレーム12に圧入されても、分割巻線部11の上面の高さは、巻線押圧部53の押圧基準面53Aに等しくなる。
その後、ワークセット部24およびフレームセット部25を下降させると、分割巻線部11が巻線フレーム12に圧入されて完成したステータ10は、パレット28上に載置される。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)圧入装置1で分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する手順は、以下のようになる。まず、複数の分割巻線部11を環状に配列された状態で巻線フレーム12上に配置し、この巻線フレーム12をパレット28に載置する。次に、ワーク押圧機構27により、フレームセット部25を押圧部23に向かって移動させる。これにより、巻線フレーム12をパレット28から引き離して、この巻線フレーム12を押圧部23の押圧基準面に接近させる。押圧部23と巻線フレーム12との間には分割巻線部11が配置されているから、分割巻線部11は、押圧部23の押圧基準面53Aで押圧されて、巻線フレーム12に圧入される。
このとき、ワーク昇降機構26によりワークセット部24を昇降させて、ワークセット部24に設けられた付勢部40により、分割巻線部11を押圧部23の押圧基準面53Aに向かって付勢しながら、分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する。
よって、分割巻線部11を押圧基準面53Aで押圧しても、この分割巻線部11が押圧基準面53Aから離れることはないので、分割巻線部11の端面の高さを押圧基準面53Aの高さで揃えることができる。
(2)圧入装置1を用いてワーク29を加工する手順は、以下のようになる。まず、ワークセット装置21において、分割巻線部11および巻線フレーム12をパレット28にセットする。その後、搬送コンベア22によりパレット28をワークセット装置21からフレームセット部25上まで搬送する。次に、ワーク押圧機構27でフレームセット部25を駆動するとともに、ワーク昇降機構26でワークセット部24を駆動して、分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する。この分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する間に、ワークセット装置21では、次の分割巻線部11および巻線フレーム12をパレット28にセットする。
したがって、分割巻線部11を巻線フレーム12に圧入する工程と、分割巻線部11および巻線フレーム12をパレット28にセットする工程と、を同時に行うことができるから、サイクルタイムを短縮できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態に係る圧入装置により製造されるステータの平面図である。 前記実施形態に係るステータの断面図である。 前記実施形態に係わる圧入装置の正面図である。 前記実施形態に係る圧入装置の断面図である。 前記実施形態に係る圧入装置の部分拡大断面図である。 前記実施形態に係る圧入装置で分割巻線部をフレームに圧入し始めた状態を示す部分拡大断面図である。 前記実施形態に係る圧入装置で分割巻線部をフレームに圧入した状態を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
1 圧入装置
11 分割巻線部
12 巻線フレーム(フレーム)
21 ワークセット装置
22 搬送コンベア(搬送部)
23 押圧部
24 ワークセット部
25 フレームセット部
27 ワーク押圧機構
28 パレット
40 付勢部
52A 押圧基準面
53A 押圧基準面
262 昇降駆動部

Claims (2)

  1. 環状に配列された複数のコイル状の分割巻線部を環状のフレームに圧入する圧入装置であって、
    前記複数の分割巻線部は、環状に配列された状態で前記フレーム上に載置され、当該フレームが載置されるパレットと、
    前記複数の分割巻線部に対向する押圧基準面を有する押圧部と、
    前記複数の分割巻線部を挟んで前記押圧部の押圧基準面の反対側に設けられたワークセット部と、
    前記複数の分割巻線部を挟んで前記押圧部の押圧基準面の反対側に設けられたフレームセット部と、
    前記ワークセット部に設けられ前記複数の分割巻線部を前記押圧部の押圧基準面に向かって付勢する付勢部と、
    前記フレームセット部を前記押圧部に向かって移動させることで、当該フレームセット部で前記フレームを前記パレットから引き離して、当該フレームを前記押圧部の押圧基準面に接近させて、前記フレーム上の複数の分割巻線部を前記フレームに圧入する押圧駆動部と、
    前記ワークセット部を昇降させる昇降駆動部と、を備えることを特徴とする圧入装置。
  2. 請求項1に記載の圧入装置において、
    前記分割巻線部および前記フレームが前記パレットにセットされるワークセット装置と、
    前記パレットを前記ワークセット装置から前記フレームセット部上まで搬送する搬送部と、
    をさらに備える圧入装置。
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